JP2000165070A - 板状基体の収納ユニットおよび収納装置 - Google Patents

板状基体の収納ユニットおよび収納装置

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JP2000165070A
JP2000165070A JP10334689A JP33468998A JP2000165070A JP 2000165070 A JP2000165070 A JP 2000165070A JP 10334689 A JP10334689 A JP 10334689A JP 33468998 A JP33468998 A JP 33468998A JP 2000165070 A JP2000165070 A JP 2000165070A
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main body
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glass plate
substrate
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Michio Tanikai
道雄 谷貝
Masaru Umeda
優 梅田
Masayuki Tsujimura
正之 辻村
Masayuki Tsuda
昌之 都田
Masaki Kusuhara
昌樹 楠原
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WAKOMU DENSO KK
Watanabe Shoko KK
M Watanabe and Co Ltd
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WAKOMU DENSO KK
Watanabe Shoko KK
M Watanabe and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状基体を取り出すためのロボット装置を不
要にすることができ、しかも、ガラス板を非接触で取り
出すことを可能にする板状基体の運搬装置を提供する。 【解決手段】 板状基体を収納する運搬可能な本体部1
0と、本体部10の上面10Aに設けられると共に板状
基体を置くための窪み11を具備し、この窪み11の底
面11Eに置かれた板状基体を通すための通過部分(搬
出口11A)を窪み11に具備する保持部と、保持部の
底面11Eに置かれている板状基体を底面11Eから浮
上させるために、供給された気体を底面11Eから噴出
する複数の浮上用噴出部14と、浮上用噴出部14によ
って浮上している板状基体を通過部分に向けて押し出す
排出部(噴出孔16A)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板状基体の収納
ユニットおよび収納装置に係わり、より詳細には、板状
基体としてガラス板などの保管や運搬をする板状基体の
収納ユニットおよび収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板には、例えば、TFT型液晶デ
ィスプレイ用のものなど各種のものがある。このような
四角形状のガラス板は、通常、ガラスメーカで生産され
て、ユーザに運搬される。従来、ガラス板の運搬は次の
ようにして行われている。メーカ側は、ガラス板を送る
際に、合成樹脂製等のパッドをガラス板の間に置き、ガ
ラス板を積み重ねて、ガラス板の梱包をする。ガラス板
が積み重ねられた状態の梱包が、ユーザに向けて発送さ
れる。この場合、内部のガラス板の姿勢が板の厚みや強
度から選択されて、縦形、横形の何れかの輸送姿勢や梱
包形態が決められている。
【0003】ガラス板のユーザ側は、受け取った梱包を
開いて、パッドを除いて取り出したガラス板を棚台に置
く。棚台は、ガラス板を運ぶための専用運搬具である。
この後、ガラス板の処理および加工をするプロセス装置
が設置されている作業場所まで、棚台が移動される。棚
台が作業場所まで移動されると、棚台からプロセス装置
の搬入部までガラス板が移動される。ガラス板の移動
は、ロボット装置のロボットハンドによって行われる。
【0004】ロボットハンドは、棚台から順にガラス板
を吸着によって取り出し、ガラス板を回転し、搬入部の
搬送面に移動する。ロボットハンドは、ガラス板を移動
すると、このガラス板を搬送面に置く。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画面の大型化に伴っ
て、フラット・パネル・ディスプレイ(FPD)分野で
は、薄膜トランジスタ(TFT)用やプラズマディスプ
レイ・パネル(PDP)用として、次のような大型ガラ
ス板が使用されようとしている。つまり、薄膜トランジ
スタ用として、厚さ0.3〜1.1[mm]、平面寸法6
50×830[mm]以上のガラス板が試作され、プラズ
マディスプレイ・パネル用として、厚さ〜8[mm]、平
面寸法1000×1000[mm]以上のものが試作され
ている。
【0006】ロボットハンドでの支持または棚台の棚板
での両端支持によって、大型ガラス板が重力で大きく撓
む。この場合、薄板状の大型ガラス板では、100〜2
50[mm]の凹状の反りが発生し、厚板状の大型ガラス
板でも、20〜30[mm]の反りが生じる。
【0007】したがって、大型ガラス板に発生する撓み
を考慮して、棚台の棚板間隔、つまり、上下に配置され
るガラス板の間隔を大きく設定する必要が発生する。ま
た、ロボットハンドが棚台からガラス板を取り出す場
合、ガラス板が平面でないため、ロボットハンドによる
吸着が不完全になり、ガラス板の脱落が発生しやすくな
る。
【0008】棚台を使用しないで、輸送梱包の上面を直
接開き、ロボットハンドで垂直に引き出す方法がある。
しかし、引き出し時に、ガラス板の端部と梱包材の内壁
との擦れが、ガラス板に傷の発生する原因となる。ま
た、ガラス板が薄板状である場合、ガラス板に撓みが生
じて、ガラス板の引き出しが極めて困難になる。
【0009】また、積み重ねられたガラス板を置いた場
所に隣接して、ロボット装置を設置する必要がある。こ
のために、従来の運搬方式には、棚台を置くためのスペ
ースとは別に、ロボット装置を設置するためのスペース
と、ロボット装置がガラス板を棚台からプロセス装置へ
回転移送するためのスペースとを必要とする。
【0010】また、ロボット装置には、ロボットハンド
によってガラス板を吸着する機能と、ロボットハンドに
よってガラス板を180度に水平回転する機能とが必要
である。このために、従来の運搬方式では、使用される
ロボット装置の構造および制御が複雑になる。
【0011】さらに、ガラス板の取り出しの際に、ロボ
ット装置のロボットハンドがガラス板に吸着するので、
ガラス板を非接触で取り出すことができない。
【0012】この発明は、板状基体を取り出すためのロ
ボット装置を不要にすることができ、しかも、ガラス板
を非接触で取り出すことを可能にする板状基体の運搬装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の板状基体の運
搬装置は、板状基体を収納する運搬可能な本体部と、前
記本体部の上面に設けられると共に板状基体を置くため
の窪みを具備し、この窪みの底面に置かれた板状基体を
通すための通過部分を前記窪みに具備する保持部と、前
記保持部の底面に置かれている板状基体を前記底面から
浮上させるために、供給された気体を前記底面から噴出
する複数の浮上用噴出部と、前記浮上用噴出部によって
浮上している板状基体を、前記通過部分に向けて押し出
す排出部とを備えることを特徴とする。
【0014】この構成によれば、板状基体が本体部の保
持部の底面に置かれる。この後、板状基体の運搬や保管
が行われる。運搬や保管が終了すると、本体部に気体が
供給される。供給された気体が保持部の底面の各浮上用
噴出部から噴出する。これによって、板状基体が底面か
ら浮上する。さらに、浮上している板状基体は、排出部
によって通過部分に向けて押し出され、収納ユニットの
外部に排出される。
【0015】また、この発明は、板状基体を収納すると
共に、板状基体を処理するときに、収納している板状基
体を処理装置の搬入部に送り出す板状基体の収納装置に
おいて、請求項2または3に記載の収納ユニットが積み
重ねられている運搬具と、前記運搬具を置くことが可能
であり、置かれた前記運搬具を上下して、指定された前
記収納ユニットの位置を前記搬入部に合わせる昇降装置
と、前記昇降装置による位置合わせが終了すると、前記
搬入部に位置する前記収納ユニットに気体を供給する供
給装置とを備えることを特徴とする。
【0016】この構成によれば、多数の板状基体が運搬
具で運搬され、また、保管される。板状基体の運搬や保
管が終了すると、運搬具が昇降装置に置かれる。昇降装
置は、置かれた運搬具を上下して、指定された収納ユニ
ットを搬入部に位置合わせする。昇降装置による位置合
わせが終了すると、供給装置は、搬入部に位置する収納
ユニットに気体を供給する。これによって、板状基体が
運搬具から搬入部に向かって排出される。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態について
説明する。
【0018】[発明の実施の形態1]実施の形態1で
は、この発明による板状基体の収納ユニットについて述
べる。図1は、この発明の実施の形態1に係わる板状基
体の収納ユニットを示す斜視図である。図2は、図1の
平面図である。図3は、図1の背面図である。図4は、
図2のI−I断面を示す断面図である。図5は、図2の
II−II断面を示す断面図である。図6は、図2のI
II−III断面を示す断面図である。図7は、実施の
形態1によってガラス板を移動する様子を示す説明図で
ある。図8は、実施の形態1によってガラス板を移動す
る様子を示す説明図である。
【0019】実施の形態1の板状基体の収納ユニット
は、図1に示すように、板状基体(例えば、ガラス板)
を収納する運搬可能な本体部10と、本体部10の上面
10Aに設けられると共に板状基体を置くための窪み1
1を具備し、この窪み11の底面11Eに置かれた板状
基体を通すための通過部分(搬出口11A)を窪み11
に具備する保持部と、保持部の底面11Eに置かれてい
る板状基体を底面11Eから浮上させるために、供給さ
れた気体を底面11Eから噴出する複数の浮上用噴出部
14と、浮上用噴出部14によって浮上している板状基
体を通過部分に向けて押し出す排出部(噴出孔16A)
とを備えることを特徴とする。
【0020】実施の形態1による板状基体の収納ユニッ
ト(以下、単に収納ユニットと記す)について、以下で
は詳細に説明する。
【0021】図1に示すように、収納ユニット1は四角
形状の本体部10を備えている。本体部10の上面10
Aには、窪み11が設けられている。窪み11は、輸送
されるガラス板を置くためのものである。窪み11に置
かれるガラス板は、TFT型液晶ディスプレイ用のもの
であり、四角形状をしている。窪み11の1つの側壁が
取り除かれて、置かれたガラス板を取り出すための搬出
口11Aが通過部分として設けられている。窪み11と
搬出口11Aとによって、保持部が形成される。窪み1
1の1つの側壁が取り除かれているので、窪み11は、
3つの側壁11B〜11Dが平面状の底面11Eを囲む
ような形状をしている。
【0022】本体部10の内部には、図2に示すよう
に、本体部分12Aと供給路12Bとを備えた第1中空
部12が設けられている。本体部分12Aは、窪み11
の底面11Eおよび側壁11B,11Dと向かい合うよ
うに形成された空洞である。供給路12Bの形状がパイ
プ状であり、供給路12Bの一端が本体部分12Aに接
続されている。供給路12Bの他端がテーパー状に広げ
られて、本体部10の側壁10Bに接続されている。こ
れによって、本体部10の側壁10Bに開口が形成さ
れ、この開口が図3に示すように浮上用気体供給口12
Cである。
【0023】また、本体部10には、本体部分13Aと
2つの排出路13Bとを備えた第2中空部13が設けら
れている。本体部分13Aは、窪み11の側壁11Cと
向かい合うように形成された空洞である。
【0024】2つの排出路13Bが側壁11B,11D
の長手方向と平行に配置されている。排出路13Bは、
図4に示すように、本体部分12Aを仕切るように、本
体部分12A内に設けられている。排出路13Bの一端
の延長方向にある本体部分12Aの側壁に対して非接触
の状態で、各排出路13Bの一端が閉じられている。こ
の結果、排出路13Bで仕切られた状態にある本体部分
12A内を、気体が自由に流れることが可能になる。排
出路13Bの他端が本体部分13Aに接続されている。
【0025】本体部10の側壁10Bには、本体部分1
3Aに接続されている開口が設けられている。この開口
が排出用気体供給口13C(図3参照)である。
【0026】本体部10には、多数の浮上用の噴出部1
4が設けられている。噴出部14は、底面11Eに置か
れたガラス板を浮上させるためのものである。噴出部1
4の形状がパイプ状であり、噴出部14の一端が底面1
1Eに接続されている。これによって、底面11Eには
噴出孔14Aが形成される。噴出部14の他端が本体部
分12Aに接続されている。
【0027】噴出部14は、図5に示すように接続され
ている。つまり、パイプ状の噴出部14の長手方向が底
面11Eに対して直角になるように、噴出部14は、底
面11Eと本体部分12Aとの間に設けられている。こ
の結果、側壁10Bに形成された浮上用気体供給口12
Cに気体が供給されると、この気体は、本体部分12A
を流れて、各噴出部14から噴出される。噴出部14が
底面11Eに対して直角に接続されているので、噴出部
14からの気体は、底面11Eに対して直角方向に噴出
孔14Aから噴出される。噴出される気体によってガラ
ス板に加えられる力は、浮上専用としてガラス板に作用
することになる。
【0028】本体部10には、多数の排出用の噴出部1
5〜18(図4,5,6参照)が設けられている。噴出
部15〜18は、噴出部14によって浮上したガラス板
を、収納ユニット1の搬出口11Aから方向A(図2参
照)に排出するためのものである。
【0029】噴出部15,17(図4参照)は、浮上し
たガラス板が側壁11B,11Dに衝突することを防
ぐ。噴出部16(図5参照)は、浮上したガラス板が側
壁11Cに衝突することを防ぐと共に、ガラス板を方向
Aに排出する。
【0030】噴出部15,17の形状がパイプ状であり
(図4参照)、噴出部15,17の一端が側壁11B,
11Dにそれぞれ接続されている。これによって、側壁
11B,11Dには、噴出孔15A,17Aが形成され
る。噴出部15,17の他端が、第1中空部12の本体
部分12Aに接続されている。
【0031】同じように、噴出部16の形状がパイプ状
であり(図5,6参照)、噴出部16の一端が側壁11
Cに接続されている。これによって、側壁11Cには、
噴出孔16Aが形成される。噴出部16の他端が、第2
中空部13の本体部分13Aに接続されている。
【0032】パイプ状の噴出部15〜17の長手方向が
底面11Eに対して平行になるように、噴出部15,1
7は、側壁11B,11Dと本体部分12Aとの間に設
けられ、噴出部16は、側壁11Cと本体部分13Aと
の間に設けられている。
【0033】噴出部18は、浮上したガラス板を方向A
に排出する。噴出部18の形状がパイプ状であり(図6
参照)、噴出部18の一端が底面11Eに接続されてい
る。これによって、底面11Eには、噴出孔18Aが形
成される。噴出部18の他端が、第2中空部13の排出
路13Bに接続されている。パイプ状の噴出部18の長
手方向が、底面11Eに対して方向Aに傾斜するよう
に、底面11Eと排出路13Bとの間に噴出部18が接
続されている。
【0034】側壁10Bに形成された浮上用気体供給口
12Cに気体が供給されると、気体は、本体部分12A
を流れて、先に述べたように噴出部14から噴出すると
同時に、噴出部15,17から噴出する。噴出部15,
17が底面11Eに対して平行に設けられているので、
噴出孔15A,17Aからの気体が底面11Eに対して
平行に、かつ、底面11Eの中心に向かって噴出する。
【0035】側壁10Bに形成された排出用気体供給口
13Cに気体が供給されると、気体は、本体部分13A
を流れて、噴出部16,18から噴出する。噴出部16
が底面11Eに対して平行に設けられているので、噴出
孔16Aからの気体が底面11Eに対して平行に、か
つ、搬出口11Aに向かって噴出される。また、噴出部
18が底面11Eに対して傾斜して設けられているの
で、噴出孔18Aからの気体が底面11Eに対して傾斜
し、かつ、搬出口11Aに向かって噴出する。
【0036】次に、この実施の形態の使用方法について
説明する。
【0037】例えば、TFT型液晶ディスプレイ用のガ
ラス板を移動して、プロセス装置に供給する場合、図7
(a)に示すように、作業者が収納ユニット1の底面1
1Eにガラス板101を置く。この後、ガラス板101
が置かれた収納ユニット1を、作業者がプロセス装置の
搬入口へ移動する。
【0038】収納ユニット1の移動が終了すると、図7
(b)に示すように、作業者は、気体を供給する供給管
のテーパー状の先端111を収納ユニット1の浮上用気
体供給口12Cに差し込み、収納ユニット1に気体を供
給する。このとき使用する気体は、清浄なドライエア
ー、高純度窒素、他の不活性ガス等多種から選択でき
る。気体の供給によって、収納ユニット1の噴出孔14
A,15A,17Aから気体が噴出する。
【0039】噴出孔14Aから噴出される気体によっ
て、ガラス板101が底面11Eから浮上する。また、
噴出孔15A,17Aから噴出される気体によって、図
8に示すように、ガラス板101の中心101Aが底面
11Eの中心11Fと一致するように、ガラス板101
の位置が保たれる。なお、図8では、各噴出孔14A,
15A,17Aから噴出される気体を矢印で示してい
る。各噴出孔14A,15A,17Aからの気体によっ
て、ガラス板101は、底面11Eから浮上して、側壁
11B,11Dや底面11Eに対して非接触状態にな
る。
【0040】ガラス板101が浮上した後、図7(c)
に示すように、作業者は、気体を供給する供給管のテー
パー状の先端112を収納ユニット1の排出用気体供給
口13Cに直ちに差し込み、収納ユニット1に気体を供
給する。気体の供給によって、収納ユニット1の噴出孔
16A,18Aから気体が噴出する。気体の噴出によっ
て、浮上状態にあるガラス板101が搬出口11Aに向
かって、つまり、方向Aに移動する。この結果、ガラス
板101が収納ユニット1からプロセス装置に向かって
排出される。
【0041】こうして、実施の形態1によれば、ガラス
板の非接触状態を保ちながら、このガラス板を目的の装
置等に排出することができる。この結果、ガラス板が収
納ユニット1の側面11B〜11Dや底面11Eと擦れ
ることがないので、傷等がガラス板に発生することを防
ぐことができる。
【0042】また、窪み11の側壁11Cに設けた噴出
孔16Aからの気体と、底面11Eに設けた噴出孔18
Aからの気体とによって、排出用の力をガラス板101
に加える。したがって、ガラス板101が重くなって
も、ガラス板101を収納ユニット1から排出すること
ができる。
【0043】[発明の実施の形態2]実施の形態2で
は、この発明による収納ユニットについて述べる。図9
は、この発明の実施の形態2に係わる板状基体の収納ユ
ニットを示す平面図である。なお、図9では、先に説明
した図1〜6の収納ユニットと同一または同一と見なさ
れる構成要素には、それと同じ符号が付けられている。
【0044】図9に示すように、実施の形態2の収納ユ
ニット2は、実施の形態1の収納ユニット1から2つの
排出路13Bを省略したものである。そして、底面11
Eには、すべて本体部分12Aに接続された噴出部14
だけが設けられている。
【0045】この結果、実施の形態2による収納ユニッ
ト2は、比較的重量の軽いガラス板を保持および搬送す
る場合に最適である。また、実施の形態2によれば、例
えば、ドリル歯によって噴出孔14Aを底面11Eに形
成する場合、収納ユニット2の本体部10に対して直角
方向からの加工だけでよいので、本体部10に対する加
工を簡単にすることが可能である。
【0046】[発明の実施の形態3]実施の形態3で
は、この発明による収納ユニットについて述べる。図1
0は、この発明の実施の形態3に係わる板状基体の収納
ユニットを示す断面図である。図10に示すように、実
施の形態3の収納ユニット3では、実施の形態1,2で
用いられている本体部10の代わりに、本体部30が用
いられている。つまり、浮上用および排出用の噴出孔3
1を囲む周囲面32に比べて、他の面が低くなってい
る。
【0047】この収納ユニット3によれば、ガラス板1
01を置いたときに、ガラス板101の下面101B
と、本体部30の窪みの底面との接触面積を小さくする
ことができる。
【0048】[発明の実施の形態4]実施の形態4で
は、この発明による収納ユニットについて述べる。図1
1は、この発明の実施の形態4に係わる板状基体の収納
ユニットを示す斜視図である。図12は、図11の側面
図である。図13は、実施の形態4の使用状態を説明す
るための説明図である。
【0049】保持部の周辺に位置すると共に本体部40
の上面40Aに設けられた突出部分または窪み部分(例
えば、結合ピン41)で形成される第1嵌合部と、本体
部の下面に設けられ、第1嵌合部と同位置にかつ第1嵌
合部に嵌合する第2嵌合部とを備えることを特徴とす
る。
【0050】実施の形態4による板状基体の収納ユニッ
トについて、以下では詳細に説明する。
【0051】図11,12に示すように、実施の形態4
の収納ユニット4では、実施の形態1〜3で用いられて
いる本体部10,30の代わりに、本体部40が用いら
れている。なお、図11,12では、浮上用および排出
用噴出孔の図示を省略している。
【0052】本体部40の上面40Aの四隅に4つの結
合ピン41が互いに離れて設けられている。各結合ピン
41は、円筒形をして、上面40Aから突き出ている。
本体部40の下面40Cには、結合ピン41の取り付け
位置に対応する部分に凹部42がそれぞれ設けられてい
る。凹部42は、結合ピン41に嵌合する形状をしてい
る。つまり、凹部42は、円筒形をした窪みである。
【0053】このような収納ユニット4によれば、図1
3に示すように、作業者は、各本体部40の窪みにガラ
ス板101を置いた後、収納ユニット4を重ねる。この
とき、作業者が上段の収納ユニット4の凹部42に下段
の収納ユニット4の結合ピン41を挿入して、収納ユニ
ット4を積み重ねていく。
【0054】積み重ねられた収納ユニット4の運送に際
して、トラック運送等で振動が発生しても、結合ピン4
1と凹部42との嵌合によって、収納ユニット4が滑り
動くことを防ぐことができる。つまり、実施の形態4に
よって、収納ユニット4をまとめて運ぶことを可能にす
る。かつ、結合ピン41が上面40Aの四隅に設けられ
ているので、収納ユニット4が運送される場合、各収納
ユニット4のずれを防いで、積み重ねられた収納ユニッ
ト4を堅固にすることができる。
【0055】なお、最上段の収納ユニット4に対して、
必要に応じて蓋43を被せてもよい。蓋43は、収納ユ
ニット4と同じ形状の四角形である。蓋43の下面に
は、収納ユニット4の凹部42と同じ凹部43Aが設け
られている。蓋43によって、収納ユニット4の上側か
ら落ちてくる塵等がガラス板101に付着することを防
ぐことができる。
【0056】実施の形態4の変形例として、4つの結合
ピン41の中の少なくとも1つ、また、多くとも3つの
代わりに、図14(a)に示す半円柱状の結合ピンや、
図14(b)に示す円錐状の結合ピン、図14(c)に
示す4角柱状の変形結合ピンを用いる。円柱形状の結合
ピン41と異なる変形結合ピンには、各種の形状のもの
がある。また、本体部40の下面40Cには、図示を省
略しているが、変形結合ピンと嵌合する凹部を設ける。
【0057】このような、変形結合ピンとこのピンに嵌
合する凹部とを用いることにより、収納ユニットの重ね
合わせが一種類だけになるので、搬出口の向きをそろえ
ることができる。
【0058】[発明の実施の形態5]実施の形態5で
は、この発明による板状基体の収納装置について述べ
る。図15は、この発明の実施の形態5に係わる板状基
体の収納装置の構成を示す構成図である。図16は、実
施の形態5の供給装置の概略的な構成を示す構成図であ
る。図17は、実施の形態5の結合部を説明するための
説明図である。
【0059】実施の形態1〜4の収納ユニットが積み重
ねられている運搬具51と、運搬具51を置くことが可
能であり、置かれた運搬具51を上下して、指定された
収納ユニット51Aの高さ位置を搬入部200に合わせ
る昇降装置52と、昇降装置52による位置合わせが終
了すると、搬入部200に位置する収納ユニット51A
に気体を供給する供給装置53とを備えることを特徴と
する。
【0060】実施の形態5による板状基体の収納装置に
ついて、以下では詳細に説明する。
【0061】図15に示すように、実施の形態5の板状
基体の収納装置5(以下、単に収納装置5と記す)は、
運搬具51、昇降装置52および供給装置53を備えて
いる。
【0062】昇降装置52と供給装置53とは、台5A
上に設置されている。さらに、台5Aがガラス板の作業
場所に設置されている。作業場所には、ガラス板の処理
および加工をするプロセス装置が接近されて設置されて
いる。プロセス装置は、ガラス板を受け入れる搬入部2
00を備えている。そして、搬入部200は、ガラス板
を搬送面201に沿って方向Bに移動する。このとき、
ガラス板の移動が、気体の噴出でガラス板を浮上して運
ぶ浮上搬送や、コンベア等の機械的手段で運ぶ機械搬送
によって行われる。
【0063】運搬具51は、収納ユニット51Aを積み
重ねたものである。収納ユニット51Aは、実施の形態
1〜4の収納ユニット1〜4の中の1つである。運搬具
51の各収納ユニット51A内には、ガラス板が置かれ
ている。これらのガラス板は、ガラスメーカ側で各収納
ユニット51Aに積み込まれたものである。そして、運
搬具51がトラック等の運送手段によってユーザ側のプ
ロセス装置に運ばれて来る。また、場合によって、運搬
具51は、メーカ側やユーザ側で保管された後、プロセ
ス装置に運ばれることもある。
【0064】このように、運搬具51は、ガラス板の保
管や運送に用いられる。そして、保管や運送の後で、運
搬具51が昇降装置52に置かれる。
【0065】昇降装置52は、割出し上下機構である。
割出し上下機構は、あらかじめプロセス装置の搬入部2
00の手前に設置されている。昇降装置52は、テーブ
ル52Aと本体52Bとを備えている。テーブル52A
上には、運搬具51を置くことができる。本体52B
は、図示を省略しているアクチュエータおよび位置検出
器を内部に備えている。
【0066】アクチュエータは、空気圧でシャフト52
Cを上下方向に、つまり方向Cおよびその逆方向に動か
す。このような空気圧による駆動装置の他に、機械的な
駆動装置がある。その一例として、ボールねじを用いた
駆動装置がある。ボールねじは、ナットと棒状のねじと
の間に多数のボールが挿入された構造であり、精密な送
りを可能にする。
【0067】本体52Bは、アクチュエータによる1回
の移動によって、シャフト52Cの先端に取り付けられ
ているテーブル52Aを所定のピッチつまり収納ユニッ
ト51Aの厚みだけ移動する。このとき、位置検出器が
テーブル52Aの位置を検出し、本体52Bは、検出さ
れたテーブル位置に基づいて、アクチュエータを駆動す
る。この駆動によって、本体52Bは、あらかじめ設定
されたサイクル時間毎に、テーブル52Aを初期位置か
ら順に方向Cに降ろす。初期位置は、運搬具51の一番
下側の収納ユニット51Aの搬出口と、搬入部200の
搬送面201とが一致するように設定されている。もち
ろん、初期位置として任意の段の収納ユニット51Aを
選択することも可能である。
【0068】テーブル52Aの移動が終了した後、運搬
具51がテーブル52Aに置かれると、テーブル52A
は、信号線52Dを経由して、終了を示す終了信号を供
給装置53に、自動的に出力する。また、一番上側の収
納ユニット51Aを搬入部200に移動する作業が終了
すると、本体52Bは、次のサイクル時間でテーブル5
2Aを初期位置に戻し、先の一連の動作を繰り返す。
【0069】供給装置53は、図16に示すように、制
御部53A、供給部53B、電磁弁53Cおよび結合部
53Dを備えている。
【0070】制御部53Aは、信号線52Dから終了信
号を受け取ると、第1駆動信号を結合部53Dに送る。
第1駆動信号を出力した後、所定時間が経過すると、制
御部53Aは、第2駆動信号を供給部53Bに送る。ま
た、第2駆動信号を出力した後、所定の遅延時間が経過
すると、制御部53Aは、第3駆動信号を電磁弁53C
に送る。サイクル時間が終了するまで、制御部53A
は、第1駆動信号、第2駆動信号および第3駆動信号を
送り続ける。
【0071】結合部53Dは、駆動装置53D1と、図
17に示すように、結合器53D2,53D3とを備えて
いる。
【0072】駆動装置53D1は、制御部53Aから第
1駆動信号を受け取っている間だけ、結合器53D2
53D3を収納ユニット51Aに向けて、すなわち、方
向Dに移動させる。
【0073】結合器53D2および結合器53D3は、収
納ユニット51Aの浮上用気体供給口51A1および排
出用気体供給口51A2とそれぞれ向かい合うように配
置されている。結合器53D2および結合器53D3は、
駆動装置53D1によって方向Dに移動されると、浮上
用気体供給口51A1および排出用気体供給口51A2
それぞれ挿入される。結合器53D2および結合器53
3には、後述するように、配管53Eおよび配管53
Fから気体がそれぞれ流れ込む。そして、結合器53D
2および結合器53D3は、供給された気体を浮上用気体
供給口51A1および排出用気体供給口51A2にそれぞ
れ流す。
【0074】供給部53Bは、制御部53Aから第2駆
動信号を受け取ると、気体を配管53Eに流す。このと
き使用される気体は、清浄なドライエアー、高純度窒
素、他の不活性ガス等多種からあらかじめ選択される。
供給部53Bからの気体は、配管53Eを経由して、結
合器53D2と電磁弁53Cとに流れる。
【0075】電磁弁53Cは、制御部53Aからの第3
駆動信号によって動作する弁である。つまり、電磁弁5
3Cは、第3駆動信号を受け取ると開状態になり、供給
部53Bからの気体を配管53Fに流す。電磁弁53C
からの気体は、配管53Fを経由して、結合器53D3
に流れる。
【0076】次に、実施の形態5の動作について説明す
る。
【0077】運搬具51がガラス板の運搬や保管を行
う。ガラス板の運搬や保管が終了すると、運搬具51が
昇降装置52のテーブル52Aに置かれる。これによっ
て、本体52Bが終了信号を供給装置53に送る。
【0078】供給装置53の制御部53Aは、終了信号
を受け取ると、第1駆動信号を結合部53Dに送る。第
1駆動信号を受け取っている間だけ、結合部53Dの駆
動装置53D1が結合器53D2,53D3を収納ユニッ
ト51Aに向けて移動させる。結合器53D2および結
合器53D3が駆動装置53D1によって方向Dに移動さ
れると、浮上用気体供給口51A1および排出用気体供
給口51A2にそれぞれ挿入される。
【0079】結合器53D2および結合器53D3の挿入
がそれぞれ終了すると、つまり、第1駆動信号の出力
後、所定時間が経過すると、制御部53Aが第2駆動信
号を供給部53Bに送る。
【0080】供給部53Bは、第2駆動信号を受け取る
と、気体を配管53Eに流す。供給部53Bからの気体
が配管53Eを経由して結合器53D2と電磁弁53C
とに流れる。結合器53D2は、供給された気体を浮上
用気体供給口51A1に流す。これによって、収納ユニ
ット51A内のガラス板が浮上する。ガラス板が浮上す
ると、つまり、第2駆動信号の出力後、遅延時間が経過
すると、制御部53Aが第3駆動信号を電磁弁53Cに
送る。
【0081】第3駆動信号を受け取ると、電磁弁53C
が開状態になり、供給部53Bからの気体が配管53F
を経由して結合器53D3に流れる。結合器53D3は、
供給された気体を排出用気体供給口51A2に流す。こ
れによって、収納ユニット51A内の浮上しているガラ
ス板が、搬入部200の搬送面201に向けて排出され
る。
【0082】このようにして、実施の形態5によって、
複数の収納ユニット51Aを備える運搬具51が昇降装
置52に置かれると、運搬具51内のガラス板を順にプ
ロセス装置に自動的に排出することができる。
【0083】また、ガラス板を取り出すためのロボット
装置を不要にして、ガラス板を非接触で、つまり、ガラ
ス板の上面を吸着することなく、かつ、下面をこするこ
となく、ガラス板を排出することができる。さらに、ガ
ラス板を取り出すためのロボット装置が不要となる等の
設備投資の削減効果が非常に大きい。
【0084】また、ガラスメーカ側がクリーンルーム内
で収納容器である運搬具51に入れれば、運搬具51を
そのまま輸送荷姿梱包としてエンドユーザまで輸送する
ことが可能になる。エンドユーザ側では、受け取った運
搬具51を移し替えることなしに、運搬具51をプロセ
ス装置に直結することができる。ガラスメーカ側および
エンドユーザ側では、収納ユニット51Aを繰り返して
使用することができるので、ガラス板の輸送の合理化が
可能になる。
【0085】さらに、実施の形態5では、収納装置5か
らのガラス板の搬出について述べたが、逆に、ガラス板
を収納装置5に搬入して、収納装置5を保管装置として
使用することも可能である。この場合には、搬送されて
くるガラス板の補足ブレーキとして、排出用気体噴出孔
の気体噴出を使うことができる。
【0086】[発明の実施の形態6]実施の形態6で
は、この発明による収納装置について述べる。図18
は、この発明の実施の形態6に係わる板状基体の収納装
置の構成を示す構成図である。図19は、実施の形態6
の収納ユニットの平面図である。図20は、図19の斜
視図である。図21は、収納ユニットの部分断面図であ
る。図22は、コネクタを示す斜視図である。なお、図
18〜22では、先に説明した図1〜6の収納ユニット
と同一または同一と見なされる構成要素には、それと同
じ符号が付けられている。
【0087】図18に示すように、実施の形態6の収納
装置6は、運搬具61と昇降装置62とを備えている。
収納装置6の昇降装置62が台6A上に設置され、収納
装置6が実施の形態5と同様にプロセス装置の搬入部2
00に接近して設置されている。
【0088】運搬具61は、収納ユニット61Aを積み
重ねたものである。収納ユニット61Aは、実施の形態
1〜4の収納ユニットの第1中空部12および第2中空
部13を次のように変更したものである。つまり、実施
の形態1〜4の第1中空部12から浮上用気体供給口1
2Cを除き、第2中空部13から排出用気体供給口13
Cを除いた構造である。
【0089】さらに、図19に示すように、収納ユニッ
ト61Aでは、第1中空部12の本体部分12Aに接続
管61A1の一端が接続されている。なお、図19で
は、側壁11B〜11Dの噴出孔15A〜18Aの図示
を省略している。接続管61A 1は、パイプ状であり、
気体を流すためのものである。接続管61A1の他端が
第2中空部13の本体部分13Aに接続されている。こ
れによって、本体部分12Aからの気体が本体部分13
Aに流れる。
【0090】接続管61A1の途中には、電磁弁61A2
が取り付けられている。電磁弁61A2は、通常、閉状
態にあり、気体が接続管61A1に流れることを阻止す
る。電磁弁61A2は、第2制御信号を受け取った時点
から遅延時間後に動作する。つまり、電磁弁61A
2は、遅延時間だけ遅れて開状態になり、気体を接続管
61A1に流す。遅延時間の発生のために、電磁弁61
2は、抵抗とコンデンサとで第2制御信号を遅らせる
遅延回路を内部に備えている。
【0091】第2制御信号は、図20に示すように、コ
ネクタ61A3を経由して電磁弁61A2に加えられる。
コネクタ61A3は、図21に示すように、収納ユニッ
ト61Aの上下を貫通して設けられた円形の穴61A4
に挿入されている。コネクタ61A3は、図22に示す
ように、絶縁体で作られた円柱部601を備えている。
円柱部601には、共通電極610と選択電極621〜
631とが設けられている。そして、各収納ユニット6
1Aの電磁弁61A2には、選択電極621〜631の
中の1つと共通電極610とが接続されている。これら
2つの電極に加えられる各信号が第2制御信号である。
【0092】収納ユニット61Aの上面には、第1クイ
ックコネクタ61A5(図20参照)が設けられてい
る。第1クイックコネクタ61A5は、第1中空部12
の本体部分12Aに接続されている。第1クイックコネ
クタ61A5は、通常、閉じていて、本体部分12A内
の気体を外部に逃がさない。第2クイックコネクタ(図
示を省略)が第1クイックコネクタ61A5に挿入され
ると、第1クイックコネクタ61A5が開いて、本体部
分12Aの気体を外部に流す。図20では、図示が省略
されているが、第1クイックコネクタ61A5と向かい
合うように、第2クイックコネクタが収納ユニット61
Aの下面に設けられている。
【0093】収納ユニット61Aの上面には、実施の形
態4と同様に、2つの円筒形の結合ピン61A6が設け
られている。収納ユニット61Aの下面には、結合ピン
61A6と向かい合うように、かつ、結合ピン61A6
嵌合する凹部(図示を省略)が設けられている。
【0094】昇降装置62は、テーブル62Aと本体6
2Bとを備えている。テーブル62Aには、収納ユニッ
ト61Aの穴61A4、第2クイックコネクタおよび2
つの凹部と同じ位置に、コネクタ61A3、第1クイッ
クコネクタ61A5および2つの結合ピン61A6が設け
られている。これによって、運搬具61の収納ユニット
61Aの中で一番下側の収納ユニット61Aの穴61A
4、第2クイックコネクタおよび2つの凹部が、テーブ
ル62Aのコネクタ61A3、第1クイックコネクタ6
1A5および2つの結合ピン61A6とそれぞれ嵌合す
る。特に、穴61A4の内部では、2つのコネクタ61
3の共通電極610および選択電極621〜631が
接触によって互いに電気的に接続される。
【0095】本体62Bは、図示を省略しているが、実
施の形態5の昇降装置52と同じ割出し上下機構を内部
に備えている。さらに、本体62Bは、制御部62B1
と供給部62B2とを内部に備えている。割出し上下機
構によるテーブル62Aの移動が終了すると、制御部6
2B1は、供給部62B2に第1制御信号を送る。第1制
御信号を出力した後、所定時間が経過すると、制御部6
2B1は、信号線62B3を経由して、テーブル62Aの
コネクタ61A3に第2制御信号を送る。第2制御信号
は、搬入部200と向かい合っている収納ユニット61
Aを選択するための信号である。
【0096】供給部62B2は、制御部62B1から第1
制御信号を受け取ると、配管62B 4を経由して、テー
ブル62Aの第1クイックコネクタ61A5に気体を供
給する。使用される気体として、清浄なドライエアー、
高純度窒素、他の不活性ガス等多種からあらかじめ選択
することができる。
【0097】次に、実施の形態6の動作について述べ
る。
【0098】運搬具61が昇降装置62のテーブル62
Aに置かれると、制御部62B1が第1制御信号を供給
部62B2に送る。第1制御信号を受け取ると、供給部
62B2が配管62B4を経由して、テーブル62Aの第
1クイックコネクタ61A5に気体を流す。これによっ
て、収納ユニット61A内のガラス板が浮上する。
【0099】ガラス板が浮上すると、つまり、第1制御
信号の出力後から、遅延時間が経過すると、信号線62
3を経由して、制御部62B1が第2制御信号をコネク
タ61A3に送る。第2制御信号を受け取ると、この信
号が加えられた収納ユニット61Aの電磁弁61A2
開状態になり、第1中空部12の本体部分12Aからの
気体が電磁弁61A2を経由して第2中空部13の本体
部分13Aに流れる。これによって、収納ユニット61
A内の浮上しているガラス板が、搬入部200の搬送面
201に向けて排出される。
【0100】このようにして、実施の形態6によって、
複数の収納ユニット61Aを備える運搬具61が昇降装
置62に置かれると、運搬具61内のガラス板をプロセ
ス装置に自動的に排出することができる。また、ガラス
板を取り出すためのロボット装置を不要にして、ガラス
板を非接触で、つまり、ガラス板の上面を吸着すること
なく、かつ、下面をこすることなく、ガラス板を排出す
ることができる。この場合にも、初期位置として任意の
段の収納ユニット51Aを選択することが可能である。
【0101】[発明の実施の形態7]実施の形態7では、
この発明による収納装置に用いられる運搬具について述
べる。図23は、この発明の実施の形態7に係わる運搬
具を説明する説明図である。
【0102】実施の形態7の収納装置は、運搬具を外気
から遮断する密閉装置を備える。
【0103】実施の形態7の収納装置に用いられる運搬
具ついて、以下では詳細に説明する。図23に示すよう
に、実施の形態7では、実施の形態5の運搬具51の運
送や保管の際に、運搬具51に対して密閉具7が装着さ
れる。なお、運搬具51には、蓋51Bが被されてい
る。密閉具7は、台部分71、遮蔽板72,73および
コンテナケース74を備えている。
【0104】台部分71は、運搬具51を置くためのも
のであり、四角形状をしている。
【0105】遮蔽板72は、運搬具51の各収納ユニッ
ト51Aの搬出口51A1側を覆うものであり、遮蔽板
73は、収納ユニット51Aの浮上用気体供給口51A
2側を覆うものである。遮蔽板72,73によって、運
搬具51のすべての開口部分が覆われる。遮蔽板72,
73には、図示が省略されているが、遮蔽板72,73
の転倒を防ぐために遮蔽板72,73に挿入される棒状
の固定具が台部分71に設けられている。
【0106】コンテナケース74は、装着具74Aとカ
バー74Bとを備えている。装着具74Aは、台部分7
1と嵌合する四角形状であり、台部分71と密着するす
るものである。カバー74Bは、装着具74Aに取り付
けられた袋状のものであり、運搬具51を覆うような大
きさをしている。
【0107】このような構成の密閉具7は、次のように
して用いられる。運搬具51の運搬や保管をする場合、
クリーンな雰囲気の中で作業者が運搬具51を台部分7
1に載せる。この後、作業者がコンテナケース74の装
着具74Aを台部分71に装着する。これによって、コ
ンテナケース74内に局所清浄空間75が形成される。
この結果、運搬具51内の各ガラス板が外気と遮断さ
れ、外気の流れによって運ばれてくる塵等によるガラス
板の汚染を防ぐことができる。
【0108】[発明の実施の形態8]実施の形態8では、
この発明による収納ユニットについて述べる。図24
は、この発明の実施の形態8に係わる収納ユニットを説
明する説明図である。
【0109】図24に示すように、収納ユニット8は、
実施の形態1〜4の収納ユニットおよび実施の形態5〜
7の運搬具に用いられている収納ユニットの本体部の代
わりに、本体部80が用いられている。本体部80で
は、搬出口81Aと向かい合う窪み81の部分が半円形
状に加工されている。
【0110】これによって、半円形状の側壁81Bが形
成される。側壁81Bには、実施の形態1〜4と同じよ
うに、排出用噴出部が設けられている。同様にして、浮
上用噴出部だけ、または、浮上用噴出部と排出用噴出部
との両方が本体部80の底面81Cに設けられている。
なお、図24では、各噴出部とそれに伴う噴出孔の図示
を省略している。
【0111】これによって、収納対象が四角形状のガラ
ス板などに限定されることがなく、円形状の板状基体全
般、例えば、大型のシリコンウエハを収納ユニット8に
収納することが可能になる。さらに、板状基体の形状に
合わせて、本体部の側壁を加工すれば、任意形状の板状
基体を収納することも可能になる。
【0112】以上、実施の形態1〜8について説明した
が、この発明は、これらの実施の形態に限定されること
はない。例えば、実施の形態1〜4および実施の形態8
では、ガラス板を排出するために、気体の噴出を利用し
たが、特に、これに限定されることはない。例えば、機
械的な突き出し力によって、ガラス板を排出してもよ
い。
【0113】また、実施の形態7では、実施の形態5の
運搬具51に対して密閉具7を装着する場合について説
明したが、実施の形態6の運搬具61に対しても密閉具
7の装着が可能である。この場合には、遮蔽板73を省
くことができる。
【0114】実施の形態1〜7で用いられている本体部
10,30,40の代わりに、図25に示す本体部90
を用いてもよい。なお、図25では、噴出孔の図示を省
略している。本体部90では、浮上したガラス板との接
触を防ぐために、窪み91が設けられている。このよう
な本体部90を用いることによって、厚みの大きいガラ
ス板の収納が可能になる。
【0115】また、実施の形態4の結合ピンの配置、お
よび、実施の形態6のコネクタ61A3と第1クイック
コネクタ61A5と結合ピン61A6との配置が本体部の
上面の隅に限定されることがなく、上面の任意の所に配
置することが可能である。結合ピンの数も少なくとも1
つあればよい。
【0116】さらに、実施の形態1〜8では、収納ユニ
ットを積み重ねたときに、搬出口を覆い、かつ、ガラス
板の上下振動を押さえる形状のクッション材を挿入して
もよい。このようなクッション材は、気体を収納ユニッ
トに供給した際に、搬出口を覆っているので、最初に外
部に排出される。この後、ガラス板の排出が行われる。
【0117】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明は、板
状基体を収納する運搬可能な本体部と、本体部の上面に
設けられると共に板状基体を置くための窪みを具備し、
この窪みの底面に置かれた板状基体を通すための通過部
分を窪みに具備する保持部と、保持部の底面に置かれて
いる板状基体を底面から浮上させるために、供給された
気体を底面から噴出する複数の浮上用噴出部と、浮上用
噴出部によって浮上している板状基体を、通過部分に向
けて押し出す排出部とを備えることを特徴とする。
【0118】これによって、板状基体を保持部の窪みに
置くだけで、板状基体の保管や運送が可能になる。
【0119】また、収納ユニット内の板状基体を、例え
ばこの板状基体を処理する処理装置に送り出すときに、
本体部の浮上用噴出部に対する気体の供給によって、板
状基体を浮上させた状態で、つまり、板状基体の下面が
非接触状態を保って、撓みも振動もなく板状基体を処理
装置に送り出すことができる。この結果、板状基体の下
面が窪みの底面と接触しながら滑ることによって発生す
る傷や破損等を、確実に防ぐことができる。
【0120】また、この発明では、排出部が、保持部の
側壁から板状基体の側面に向けて、供給された気体を噴
出する複数の排出用噴出部で形成されることを特徴とす
る。これによって、収納ユニットに対する気体の供給だ
けで、板状基体の浮上と排出とを行うことができる。
【0121】また、この発明は、保持部の周辺に位置す
ると共に本体部の上面に設けられた突出部分または窪み
部分で形成される第1嵌合部と、本体部の下面に設けら
れ、第1嵌合部と同位置にかつ第1嵌合部に嵌合する第
2嵌合部とを備えることを特徴とする。これによって、
収納ユニットを積み重ねて運ぶとき、上段の収納ユニッ
トが下段の収納ユニットから滑って動くことを防ぐこと
ができる。
【0122】また、この発明は、請求項2または3に記
載の収納ユニットが積み重ねられている運搬具と、運搬
具を置くことが可能であり、置かれた運搬具を上下し
て、指定された収納ユニットの位置を搬入部に合わせる
昇降装置と、昇降装置による位置合わせが終了すると、
搬入部に位置する前記収納ユニットに気体を供給する供
給装置とを備えることを特徴とする。
【0123】これによって、板状基体の下面の非接触状
態を保ちながら、運搬具から処理装置の搬入部に板状基
体を排出することができる。この結果、処理装置に対す
る板状基体の排出の際に、この板状基体の汚染や破損を
防ぐことができる。
【0124】また、切断等の処理をしたガラス板をガラ
スメーカ側がクリーンルーム内で運搬具に入れれば、そ
の運搬具をそのまま輸送荷姿梱包としてエンドユーザま
で輸送することができる。エンドユーザ側では、受け取
った運搬具を移し替えることなしに、運搬具を昇降装置
に装着して、運搬具をプロセス装置に直結することがで
きる。
【0125】また、ガラスメーカ側およびエンドユーザ
側では、運搬具の収納ユニットを繰り返して使用するこ
とができるので、ガラス板の輸送の合理化が可能にな
り、ガラス板を取り出すためのロボット装置が不要とな
る等の設備投資の削減効果も非常に大きい。
【0126】また、この発明は、運搬具を外気から遮断
する密閉装置を備えている。これによって、運搬具の保
管や運搬の際に、外気の流れによって運ばれてくる塵等
が運搬具内のガラス板に付着することを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係わる板状基体の収
納ユニットを示す斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の背面図である。
【図4】図2のI−I断面を示す断面図である。
【図5】図2のII−II断面を示す断面図である。
【図6】図2のIII−III断面を示す断面図であ
る。
【図7】実施の形態1によってガラス板を移動する様子
を示す説明図である。
【図8】実施の形態1によってガラス板を移動する様子
を示す説明図である。
【図9】この発明の実施の形態2に係わる板状基体の収
納ユニットを示す平面図である。
【図10】この発明の実施の形態3に係わる板状基体の
収納ユニットを示す断面図である。
【図11】この発明の実施の形態4に係わる板状基体の
収納ユニットを示す斜視図である。
【図12】図11の側面図である。
【図13】実施の形態4の使用状態を説明するための説
明図である。
【図14】実施の形態4の変形例に用いられる結合ピン
を示す斜視図である。
【図15】この発明の実施の形態5に係わる板状基体の
収納装置の構成を示す構成図である。
【図16】実施の形態5の供給装置の概略的な構成を示
す構成図である。
【図17】実施の形態5の結合部を説明するための説明
図である。
【図18】この発明の実施の形態6に係わる板状基体の
収納装置の構成を示す構成図である。
【図19】実施の形態6の収納ユニットの平面図であ
る。
【図20】図19の斜視図である。
【図21】収納ユニットの部分断面図である。
【図22】コネクタを示す斜視図である。
【図23】この発明の実施の形態7に係わる運搬具を説
明する説明図である。
【図24】この発明の実施の形態8に係わる収納ユニッ
トを説明する説明図である。
【図25】本体部の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,8,51A,61A 収納ユニット 5,6 収納装置 7 密閉具 5A,6A 台 10,30,40,80,90 本体部 10A,40A 上面 10B,40B 側壁 11,81,91 窪み 11A,51A1,81A 搬出口 11B〜11D,81B 側壁 11E,81A 底面 11F,101A 中心 12 第1中空部 12A,13A 本体部分 12B 供給路 12C,51A1,51A2 浮上用気体供給口 13 第2中空部 13B 排出路 13C,51A2 排出用気体供給口 14,15〜18 噴出部 14A,15A〜18A,31 噴出孔 32 周囲面 40C,101B 下面 41,61A6 結合ピン 42,43A 凹部 43 蓋 51,61 運搬具 52,62 昇降装置 52A,62A テーブル 52B,62B 本体 52C シャフト 52D,62B3 信号線 53 供給装置 53A,62B1 制御部 53B,62B2 供給部 53C,61A2 電磁弁 53D 結合部 53D1 駆動装置 53D2,53D3 結合器 53E,53F,62B4 配管 61A1 接続管 61A3 コネクタ 61A4 穴 61A5 第1クイックコネクタ 601 円柱部 621〜631 選択電極 610 共通電極 51B 蓋 71 台部分 72,73 遮蔽板 74 コンテナケース 74A 装着具 74B カバー 75 局所清浄空間 101 ガラス板 101A 中心 111 先端 200 搬入部 201 搬送面 A〜D 方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 優 東京都中央区日本橋室町4丁目2番16号 株式会社渡邊商行内 (72)発明者 辻村 正之 埼玉県大里郡川本町田中568 株式会社ワ コム電創内 (72)発明者 都田 昌之 山形県米沢市東2丁目7の139 (72)発明者 楠原 昌樹 東京都中央区日本橋室町4丁目2番16号 株式会社渡邊商行内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状基体を収納する運搬可能な本体部
    と、 前記本体部の上面に設けられると共に板状基体を置くた
    めの窪みを具備し、この窪みの底面に置かれた板状基体
    を通すための通過部分を前記窪みに具備する保持部と、 前記保持部の底面に置かれている板状基体を前記底面か
    ら浮上させるために、供給された気体を前記底面から噴
    出する複数の浮上用噴出部と、 前記浮上用噴出部によって浮上している板状基体を、前
    記通過部分に向けて押し出す排出部とを備えることを特
    徴とする板状基体の収納ユニット。
  2. 【請求項2】 前記排出部が、前記保持部の側壁から板
    状基体の側面に向けて、供給された気体を噴出する複数
    の排出用噴出部で形成されることを特徴とする請求項1
    に記載の板状基体の収納ユニット。
  3. 【請求項3】 前記保持部の周辺に位置すると共に前記
    本体部の上面に設けられた突出部分または窪み部分で形
    成される第1嵌合部と、 前記本体部の下面に設けられ、前記第1嵌合部と同位置
    にかつ前記第1嵌合部に嵌合する第2嵌合部とを備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の板状基体の
    収納ユニット。
  4. 【請求項4】 板状基体を収納すると共に、板状基体を
    処理するときに、収納している板状基体を処理装置の搬
    入部に送り出す板状基体の収納装置において、 請求項2または3に記載の収納ユニットが積み重ねられ
    ている運搬具と、 前記運搬具を置くことが可能であり、置かれた前記運搬
    具を上下して、指定された前記収納ユニットの位置を前
    記搬入部に合わせる昇降装置と、 前記昇降装置による位置合わせが終了すると、前記搬入
    部に位置する前記収納ユニットに気体を供給する供給装
    置とを備えることを特徴とする板状基体の収納装置。
  5. 【請求項5】 前記運搬具を外気から遮断する密閉装置
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の板状基体の
    収納装置。
JP10334689A 1998-11-25 1998-11-25 板状基体の収納ユニットおよび収納装置 Pending JP2000165070A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6374512B1 (en) * 1998-07-21 2002-04-23 Applied Materials, Inc. Method for reducing contamination of a substrate in a substrate processing system
WO2006070999A1 (en) * 2004-12-30 2006-07-06 Z. Tec. Co. Ltd. Glass panel floating and conveying apparatus
KR100638577B1 (ko) * 2005-03-21 2006-10-27 지피에스코리아(주) 수평적재되는 박막디스플레이 패널용 포장대
WO2006115309A1 (en) * 2005-04-28 2006-11-02 Gps Korea Co., Ltd. Apparatus for horizontally packing thin film display panel

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