JP2000164554A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2000164554A
JP2000164554A JP10335133A JP33513398A JP2000164554A JP 2000164554 A JP2000164554 A JP 2000164554A JP 10335133 A JP10335133 A JP 10335133A JP 33513398 A JP33513398 A JP 33513398A JP 2000164554 A JP2000164554 A JP 2000164554A
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修治 長良
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液を基板処理温度に速やかに立ち上げる
とともに、基板処理温度に到達後には高精度の温度調節
を行うことができる基板処理装置を提供する。 【解決手段】 処理液を基板処理槽2に供給する温液管
7に、管内を流れる処理液を加熱するヒータ8を設け
る。前記ヒータ8の下流側を流れる処理液の温度を検出
する検出感度の高い第1温度検出器11と、検出感度の
低い第2温度検出器12とを設け、前記第1温度検出器
11によって検出された処理液温度T1が基板処理温度
WTの近傍に設定された急速昇温温度QT未満のときに
T1がWTあるいはQTになるようにT1に基づいてヒ
ータ8を制御し、T1がQT以上になったときに前記第
2温度検出器によって検出された処理液温度T2が基板
処理温度WTになるようにT2に基づいてヒータ8を制
御する温度制御部20を設ける。処理液には薬液のほ
か、純水を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、半導体基板や液晶
ガラス基板などの薄板状基板(以下、単に「基板」とい
う。)を処理液(純水を含む。)によって基板洗浄やエ
ッチング等の各種の基板処理を行う基板処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】基板処理槽内に複数枚の基板を収容し、
基板処理槽の底部から所定温度に調整された純水を基板
処理槽内へ供給し、基板処理槽の上部から純水をオーバ
ーフローさせつつ、基板処理槽の内部に形成される所定
温度の純水の上昇流によって基板を洗浄処理する基板処
理装置がある。このような基板処理装置の要部構成を図
9に示す。なお、図9では基板処理槽からオーバーフロ
ーした純水の排水処理部等は図示省略してある。
【0003】基板処理装置51には、複数枚の基板が収
容可能な基板処理槽52が設けられており、基板処理槽
52の底部より温水供給管53が開閉弁54を介して連
通接続されている。この温水供給管53は、温水供給部
55に連通接続されており、この温水供給部55によっ
て所定温度に加熱調整された純水が基板処理槽52に供
給される。
【0004】前記温水供給部55は、工場内に布設され
た純水供給ラインに設けられた純水取合口に連通接続さ
れた純水導入管56と、一端側が前記純水導入管56に
接続され、他端側が前記温水供給管53に連通接続され
た温水管57と、前記温水管57内を流れる純水を加熱
するヒータ58とが設けられている。前記温水管57に
は、前記ヒータ58の下流側にヒータ58により加熱さ
れた純水の温度を検出する温度検出器61が付設されて
いる。また、基板処理装置51には前記温度検出器61
によって検出された純水の温度が目標温度である基板処
理温度になるようにヒータ58を温度制御する温度調節
装置62が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記温度調節装置62
に接続される温度検出器61としては、K熱電対のよう
に検出感度の高いものや、白金抵抗体のように前記K熱
電対に比して検出感度の低いものがある。
【0006】前記検出感度の高いK熱電対を温度検出器
とし、温度調節装置62によって純水の温度が基板処理
温度になるように温度制御した場合の温度波形の典型例
を図10(A) に示す。この場合、図から明かなように、
純水が温調開始から目標温度である基板処理温度に到達
し安定するまでの立ち上がり時間は短く、応答性の良い
温調ができるが、立ち上がり後は目標温度での制御精度
が悪く、目標温度を中心として上下する凹凸状の温度波
形になる。
【0007】一方、検出感度の低い白金抵抗体を温度検
出器として温度制御した場合の温度波形の典型例を図1
0(B) に示す。この場合、図から明かなように、純水が
目標温度に安定するまでの立上り時間は長いが、目標温
度に到達後の制御精度は良好で、目標温度に沿った滑ら
かなを温度波形になる。
【0008】しかし、従来の基板処理装置では、目標温
度への速い立ち上がりと高精度の温調を同時に行うこと
ができなかった。このため、温度制御の精度を重視する
と、目標温度への立上り時間が長くなり、基板処理装置
の稼働率の低下や純水排出量の増大を招来する。一方、
立上り時間の短縮を重視すると、温調精度が低下し、引
いては処理基板の品質や歩留りが低下するという問題が
ある。
【0009】このような問題は、上記のように基板処理
槽へ所定温度の純水を供給する場合に限らず、温度検出
器と温度調節器とによって薬液を目標温度である基板処
理温度になるように定値制御し、温度調整後の薬液を基
板処理部に供給して基板処理を行う種々の基板処理装置
においても同様である。
【0010】本発明はかかる問題に鑑みなされたもので
あり、基板処理部に供給された処理液(純水、薬液の両
者を含む。)によって基板処理を行う基板処理装置にお
いて、処理液を基板処理温度に速やかに立ち上げるとと
もに、基板処理温度に到達後には高精度の温度調節を行
うことができる基板処理装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明
は、所定温度に調整された処理液によって基板処理を行
う基板処理部と、前記基板処理部に連通接続され、所定
温度に調整された処理液を供給する温液管と、前記温液
管内を流れる処理液を所定温度に調整する温度調整手段
とが設けられた基板処理装置であって、前記温度調整手
段の下流側を流れる処理液の温度を検出する検出感度の
高い第1温度検出器と、前記温度調整手段の下流側を流
れる処理液の温度を検出する検出感度の低い第2温度検
出器と、前記第1温度検出器によって検出された処理液
の温度が基板処理を行う基板処理温度の近傍温度に設定
された急速昇温温度未満のときに前記処理液の温度が前
記基板処理温度あるいは前記急速昇温温度になるように
前記第1温度検出器によって検出された処理液の温度に
基づいて前記温度調整手段を制御し、前記処理液の温度
が前記急速昇温温度以上になったときに前記第2温度検
出器によって検出された処理液の温度が前記基板処理温
度になるように前記第2温度検出器によって検出された
処理液の温度に基づいて前記温度調整手段を制御する温
度制御部を備えたものである。なお、処理液とは、基板
処理に用いられる種々の液体をいい、エッチング等に用
いられる薬液のみならず、洗浄処理に用いられる純水を
も含む。
【0012】この基板処理装置によると、温度制御部に
よって、第1温度検出器によって検出された処理液の温
度が急速昇温温度未満のときには前記処理液の温度に基
づいて温度調整手段を制御し、一方前記処理液の温度が
急速昇温温度以上になったときには第2温度検出器によ
って検出された処理液の温度により温度調整手段を制御
するので、処理液の温度が急速昇温温度に到達するまで
は検出感度の高い第1温度検出器を用いて処理液を急速
昇温温度に速やかに昇温することができ、処理液の温度
が急速昇温温度に到達した後は検出感度の低い第2温度
検出器を用いて処理液が基板処理温度になるように高精
度の温度制御を行うことができる。このため、処理液を
基板処理温度へ速やかに立ち上げることができ、基板処
理装置の稼動率を向上させることができる。また、基板
処理温度への立ち上がり後は、基板処理温度に高精度に
温調された温度の処理液が得られるため、基板処理精度
の向上、引いては処理基板の品質や歩留りの向上を図る
ことができる。
【0013】請求項2にかかる発明は、所定温度に調整
された純水によって基板処理を行う基板処理部と、前記
基板処理部に連通接続され、所定温度に調整された純水
を供給する温液管と、前記温液管内を流れる純水を加熱
するヒータとが設けられた基板処理装置であって、前記
ヒータの下流側を流れる純水の温度を検出する検出感度
の高い第1温度検出器と、前記ヒータの下流側を流れる
純水の温度を検出する検出感度の低い第2温度検出器
と、前記第1温度検出器によって検出された純水の温度
が基板処理を行う基板処理温度あるいは前記基板処理温
度の近傍温度に設定された急速昇温温度になるように前
記ヒータを制御する第1ヒータ制御信号を出力する第1
温度調節器と、前記第2温度検出器によって検出された
純水の温度が前記基板処理温度になるように前記ヒータ
を制御する第2ヒータ制御信号を出力する第2温度調節
器と、前記第1温度検出器によって検出された純水の温
度が前記急速昇温温度未満のときに前記第1温度調節器
から出力された第1ヒータ制御信号に基づいて前記ヒー
タを制御し、前記純水の温度が前記急速昇温温度以上に
なったときに前記第2温度調節器から出力された第2ヒ
ータ制御信号に基づいて前記ヒータを制御する選択制御
部を備えたものである。
【0014】この基板処理装置によると、選択制御部に
よって、第1温度検出器によって検出された純水の温度
が急速昇温温度未満のときに第1温度調節器から出力さ
れた第1ヒータ制御信号によりヒータを制御し、一方前
記純水の温度が急速昇温温度以上になったときに前記第
2温度調節器から出力された第2ヒータ制御信号により
ヒータを制御するので、純水の温度が急速昇温温度に到
達するまでは検出感度の高い第1温度検出器を用いて純
水を急速昇温温度に速やかに昇温することができ、純水
の温度が急速昇温温度に到達した後は検出感度の低い第
2温度検出器を用いて純水が基板処理温度になるように
高精度の温度制御を行うことができる。このため、純水
を基板処理温度へ速やかに立ち上げることができ、基板
処理装置の稼動率を向上させることができるほか、立ち
上げまでの間に基板処理部から排出される高価な純水の
消費量を削減することができる。また、基板処理温度へ
の立ち上がり後は、基板処理温度に高精度に温調された
温度の純水が得られるため、基板処理精度の向上、引い
ては処理基板の品質や歩留りの向上を図ることができ
る。また、第1、第2温度検出器に対応してそれぞれ第
1、第2温度調節器を設けたので、各温度検出器の検出
信号形態に対応した最適な温度調節器を市場に供給され
ているものから任意に選択使用することができ、設備コ
ストの低減を図ることができる。
【0015】また、請求項3にかかる発明は、所定温度
に調整された純水によって基板処理を行う基板処理部
と、高温の純水が流れる高温水管と低温の純水が流れる
純水導入管とに連通接続され、前記高温の純水と低温の
純水とが合流混合した純水を前記基板処理部に供給する
温液管と、前記高温水管から前記温液管に流入する高温
の純水の流量と前記純水導入管から前記温液管に流入す
る低温の純水の流量との割合を調整する流量割合調整手
段とが設けられた基板処理装置であって、前記高温の純
水と低温の純水との混合後の純水の温度を検出する検出
感度の高い第1温度検出器と、前記高温の純水と低温の
純水との混合後の純水の温度を検出する検出感度の低い
第2温度検出器と、前記第1温度検出器によって検出さ
れた純水の温度が基板処理を行う基板処理温度あるいは
前記基板処理温度の近傍温度に設定された急速昇温温度
になるように前記流量割合調整手段を制御する第1流量
割合制御信号を出力する第1温度調節器と、前記第2温
度検出器によって検出された純水の温度が前記基板処理
温度になるように前記流量割合調整手段を制御する第2
流量割合制御信号を出力する第2温度調節器と、前記第
1温度検出器によって検出された純水の温度が前記急速
昇温温度未満のときに前記第1温度調節器から出力され
た第1流量割合制御信号に基づいて前記流量割合調整手
段を制御し、前記純水の温度が前記急速昇温温度以上に
なったときに前記第2温度調節器から出力された第2流
量割合制御信号に基づいて前記流量割合調整手段を制御
する選択制御部を備えたものである。
【0016】この基板処理装置によると、選択制御部に
よって、第1温度検出器によって検出された純水の温度
が急速昇温温度未満のときに第1温度調節器から出力さ
れた第1流量割合制御信号により流量割合調整手段を制
御し、一方前記純水の温度が急速昇温温度以上になった
ときに前記第2温度調節器から出力された第2流量割合
制御信号より流量割合調整手段を制御するので、純水の
温度が急速昇温温度に到達するまでは検出感度の高い第
1温度検出器を用いて純水を急速昇温温度に速やかに昇
温することができ、純水の温度が急速昇温温度に到達し
た後は検出感度の低い第2温度検出器を用いて純水が基
板処理温度になるように高精度の温度制御を行うことが
できる。このため、純水を基板処理温度へ速やかに立ち
上げることができ、基板処理装置の稼動率を向上させる
ことができるほか、立ち上げまでの間に基板処理部から
排出される高価な純水の消費量を削減することができ
る。また、基板処理温度への立ち上がり後は、基板処理
温度に高精度に温調された温度の純水が得られるため、
基板処理精度の向上、引いては処理基板の品質や歩留り
の向上を図ることができる。また、第1、第2温度検出
器に対応してそれぞれ第1、第2温度調節器を設けたの
で、各温度検出器の検出信号形態に対応した最適な温度
調節器を市場に供給されているものから任意に選択使用
することができ、設備コストの低減を図ることができ
る。
【0017】請求項4にかかる発明は、処理液中に基板
を浸漬して基板処理を行う基板処理部と、前記基板処理
部からオーバーフローした処理液を前記基板処理部に循
環させて供給する循環温液管と、該循環温液管内を流れ
る処理液を加熱するヒータとが設けられた基板処理装置
であって、前記処理液の温度を検出する検出感度の高い
第1温度検出器と、前記処理液の温度を検出する検出感
度の低い第2温度検出器と、前記第1温度検出器によっ
て検出された処理液の温度が基板処理を行う基板処理温
度あるいは前記基板処理温度の近傍温度に設定された急
速昇温温度になるように前記ヒータを制御する第1ヒー
タ制御信号を出力する第1温度調節器と、前記第2温度
検出器によって検出された処理液の温度が前記基板処理
温度になるように前記ヒータを制御する第2ヒータ制御
信号を出力する第2温度調節器と、前記第1温度検出器
によって検出された処理液の温度が前記急速昇温温度未
満のときに前記第1温度調節器から出力された第1ヒー
タ制御信号に基づいて前記ヒータを制御し、前記処理液
の温度が前記急速昇温温度以上になったときに前記第2
温度調節器から出力された第2ヒータ制御信号に基づい
て前記ヒータを制御する選択制御部を備えたものであ
る。
【0018】この基板処理装置によると、温度制御部に
よって、第1温度検出器によって検出された処理液の温
度が急速昇温温度未満のときに第1温度調節器から出力
された第1ヒータ制御信号によりヒータを制御し、一方
前記処理液の温度が急速昇温温度以上になったときに前
記第2温度調節器から出力された第2ヒータ制御信号に
よりヒータを制御するので、処理液の温度が急速昇温温
度に到達するまでは検出感度の高い第1温度検出器を用
いて処理液を急速昇温温度に速やかに昇温することがで
き、処理液の温度が急速昇温温度に到達した後は検出感
度の低い第2温度検出器を用いて処理液が基板処理温度
になるように高精度の温度制御を行うことができる。こ
のため、処理液を基板処理温度へ速やかに立ち上げるこ
とができ、基板処理装置の稼動率を向上させることがで
きる。また、基板処理温度への立ち上がり後は、基板処
理温度に高精度に温調された温度の処理液が得られるた
め、基板処理精度の向上、引いては処理基板の品質や歩
留りの向上を図ることができる。また、エッチング用薬
液を処理液として用いる場合など、処理液が基板処理温
度を越えることによって生じる処理液の揮発量を抑制す
ることができ、長時間の循環使用時に生じる処理液消費
量の削減を図ることができる。また、各温度検出器の検
出信号形態に対応した最適な温度調節器を市場に供給さ
れているものから任意に選択使用することができ、設備
コストの低減を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図を参照しながら説明する。図1は本発明の第1
実施形態にかかる基板処理装置1の要部構成を示す模式
図であり、同図では基板処理槽2からオーバーフローし
た純水の排水処理部等は図示省略されている。
【0020】基板処理装置1は、複数枚の基板を収容
し、槽内に供給された純水をオーバーフローさせつつ前
記基板に対し洗浄処理を行う基板処理槽2と、基板処理
槽2の底部に設けられた処理液供給口に開閉弁4を介し
て接続され、所定温度に調整された純水を前記処理液供
給口から基板処理槽2内に供給する温水供給管3と、前
記温水供給管3に所定温度に温度調整された純水を供給
する温水供給部5とが設けられている。
【0021】前記温水供給部5は、工場内に布設された
一次配管に設けられた純水取合口(純水供給源)とを連
通接続する純水導入管6と、一端側が前記純水導入管6
に連通接続され、他端側が前記温水供給管3に連通接続
された温液管7と、前記温液管7に付設され、管内を流
れる純水を加熱するヒータ8とを備え、前記温液管7に
は前記ヒータ8の下流側に純水の温度を検出する、K熱
電対のような検出感度の高い第1温度検出器11および
白金抵抗体のような検出感度の低い第2温度検出器12
が付設されている。
【0022】また、基板処理装置1には、前記第1、第
2温度検出器11、12や前記ヒータ8等を用いて温液
管7内を流れる純水の温度を制御する温度制御部20が
設けられている。前記温度制御部20には、図2に示す
ように、入力機器として前記第1、第2温度検出器1
1、12、純水の温度制御に関する種々の情報を入力す
るキーボード、スイッチ等の入力手段21が接続されて
いる。また、出力機器として前記ヒータ8が接続されて
いる。前記入力手段21によって入力される情報として
は、基板処理(洗浄)を行う純水の温度である基板処理
温度WTや、基板処理温度WTの近傍温度に設定される
急速昇温温度QTを規定する基板処理温度WTと急速昇
温温度QTとの温度差P(P=WT−QT)等がある。
【0023】前記温度制御部20は、前記入力手段21
が接続され、CPU、メモリ、入出力インターフェイス
を有する制御コンピュータ23と、前記第1温度検出器
11によって検出された純水の温度が前記制御コンピュ
ータ23を介して入力設定された基板処理温度WTにな
るように前記ヒータ8を制御する第1ヒータ制御信号を
出力する第1温度調節器24と、前記第2温度検出器1
2によって検出された純水の温度が前記制御コンピュー
タ23を介して入力設定された基板処理温度WTになる
ように前記ヒータ8を制御する第2ヒータ制御信号を出
力する第2温度調節器25と、後述の温度制御プログラ
ムに従って前記第1ヒータ制御信号及び第2ヒータ制御
信号のいずれか一方の制御信号が制御コンピュータ23
を介して入力されるヒータ電力調整器26とを備えてお
り、前記制御コンピュータ23のメモリには温度制御プ
ログラムが格納されている。なお、前記制御コンピュー
タ23は本発明の選択制御部に相当する。
【0024】前記基板処理槽2には、前記温水供給管3
に設けられた開閉弁4を開操作することにより温水供給
部5から温度制御部20によって所定温度に温度調整さ
れた純水が供給される。ここで、前記制御コンピュータ
23による温度制御について、図3を参照して説明す
る。
【0025】まず、オぺレータによる入力手段21の操
作によって、基板処理(洗浄)情報すなわち基板処理温
度WT、基板処理温度WTと急速昇温温度QTとの温度
差Pが制御コンピュータ23に入力され、これらの情報
はメモリに記憶される(S1)。
【0026】次に、制御コンピュータ23は、前記基板
処理温度WTと温度差Pから急速昇温温度QT(QT=
WT−P)を算出し、QTをメモりに記憶するととも
に、基板処理温度WTを前記第1、第2温度調節器2
4、25へ出力する(S2)。
【0027】基板処理温度WTが入力設定された第1温
度調節器24は、このWTを目標温度として、前記第1
温度検出器11から検出された純水の温度T1が基板処
理温度WTになるようにヒータ8を制御する第1ヒータ
制御信号並びに前記T1を制御コンピュータ23に出力
する。一方、基板処理温度WTが入力設定された第2温
度調節器25も、このWTを目標温度として、前記第2
温度検出器12から検出された純水の温度T2が基板処
理温度WTになるようにヒータ8を制御する第2ヒータ
制御信号を制御コンピュータ23へ出力する。前記T
1、第1ヒータ制御信号および第2ヒータ制御信号は制
御コンピュータ23に入力され、一時的にメモりに記憶
される(S3)。
【0028】前記純水温度T1が入力された制御コンピ
ュータ23は、純水温度T1と急速昇温温度QTとを比
較し(ステップS4)、T1<QTのときは第1ヒータ
制御信号をヒータ電力調整器26に出力し(S5)、第
1ヒータ制御信号によりヒータ電力調整器26を制御
し、T1がWTになるようにヒータ8の出力を調整す
る。一方、T1≧QTになったとき、第2ヒータ制御信
号をヒータ電力調整器26へ出力し(S6)、第2ヒー
タ制御信号によりヒータ電力調整器26を制御し、T2
が基板処理温度WTになるようにヒータ8の出力を調整
する。
【0029】すなわち、図8に示すように、純水温度T
1が急速昇温温度QTに到達するまでは、検出感度の高
い第1温度検出器11およびこの検出器11を用いた温
調に最適な第1温度調節器24を用いてヒータ8を制御
するので、純水を急速昇温温度QTに急速に加熱するこ
とができる。そして、QTに到達した後は、検出感度の
低い第2温度検出器12およびこの検出器12の信号処
理に最適な第2温度調節器25を用いてヒータ8を制御
するので、基板処理温度WTに高精度に追従した純水温
度を得ることができる。従って、基板処理温度WTまで
の立上り時間を短くすることができるので、基板処理装
置の稼働率を向上させることができ、また立上り時間ま
での純水の無駄な排出を削減することができる。また、
基板処理温度WT到達後は純水温度は基板処理温度WT
に高精度に温調されるため、基板処理の均一化による処
理基板の品質の向上、歩留りの向上を図ることができ
る。また、各温度検出器の検出信号形態に対応した最適
な温度調節器を市場に供給されているものから任意に選
択使用することができ、設備コストの低減を図ることが
できる。
【0030】前記実施形態では、第1温度調節器24、
第2温度調節器25から制御コンピュータ23へ第1ヒ
ータ制御信号、第2ヒータ制御信号を出力し、所定の条
件の下でいずれか一方のヒータ制御信号を制御コンピュ
ータ23からヒータ電力調整器26へ出力するようにし
たが、第1温度調節器24、第2温度調節器25からの
第1ヒータ制御信号、第2ヒータ制御信号が直接入力さ
れ、制御コンピュータ23からの選択指令によりいずれ
か一方の制御信号をヒータ電力調整器26へ出力する信
号選択器を設けるようにしてもよい。なお、この信号選
択器による制御方法は、後述の第2実施形態の温度制御
においても同様に適用することができる。この場合、第
1,第2ヒータ制御信号は第1,第2流量割合制御信号
に、ヒータ電力調整器は操作信号分配器に対応する。
【0031】図4は本発明の第2実施形態にかかる基板
処理装置1Aの要部構成を示す模式図であり、図5はそ
の温度制御部20Aの機能ブロック図である。これらの
図において、図1、図2で示した基板処理装置と同様の
構成を有する部分は同符合を付して説明を簡略ないし省
略し、異なる構成を中心に説明する。なお、図4におい
ても基板処理槽2からオーバーフローした純水の排水処
理部等は図示省略されている。
【0032】この基板処理装置1Aに設けられた温水供
給部5Aは、純水供給源に連通接続され、低温(室温)
の純水が流れる純水導入管32と、前記純水導入管32
に連通接続された純水分岐管29を介して、管内を流れ
る純水を基板処理温度よりも高いある一定温度に加熱す
るヒータ30が設けられた高温水管31と、前記純水導
入管32と前記高温水管31とに連通接続され、前記低
温の純水と高温の純水とが合流して混合した純水を温水
供給管3に供給する温液管7Aとが設けられている。ま
た、前記高温水管31のヒータ30の下流側には高温流
量調整弁33が介設され、前記純水導入管32の前記純
水分岐管29の下流側には低温流量調整弁34が介設さ
れている。また、第1実施形態と同様、前記温液管7A
には、温液管7A内を流れる混合後の純水の温度を検出
する、K熱電対のような検出感度の高い第1温度検出器
および白金抵抗体のような検出感度の低い第2温度検出
器が付設されている。なお、前記高温流量調整弁33お
よび低温流量調整弁34は、本発明の流量割合調整手段
に相当するものである。
【0033】前記温度制御部20Aは、第1実施形態の
温度制御部20と基本的に同様の構成を有するものであ
るが、出力対象が高温流量調整弁33および低温流量調
整弁34であるため、図5に示すように、前記第1温度
検出器11によって検出された純水の温度T1が前記制
御コンピュータ23を介して入力設定された基板処理温
度WTになるように前記流量調整弁33、34を制御す
る第1流量割合制御信号を出力する第1温度調節器24
Aと、前記第2温度検出器12によって検出された純水
の温度T2を前記制御コンピュータ23を介して入力設
定された基板処理温度WTになるように前記流量調整弁
33、34を制御する第2流量割合制御信号を出力する
第2温度調節器25Aと、温度制御プログラムに従って
選択された前記第1流量割合制御信号又は第2流量割合
制御信号の一方が制御コンピュータ23を介して入力さ
れる操作信号分配器36とを備えている。操作信号分配
器36は流量割合制御信号に基づいて所定の温度が得ら
れるように前記流量調整弁33、34の各弁の開度を制
御する弁操作信号を前記流量調整弁33、34に出力す
る。
【0034】この実施形態においても、純水温度T1が
急速昇温温度QTに到達するまでは、検出感度の高い第
1温度検出器11およびこの検出器11を用いた温調に
最適な第1温度調節器24Aを用いて流量調整弁33、
34を制御するので、純水を急速昇温温度QTに急速に
昇温することができる。そして、QTに到達後は、検出
感度の低い第2温度検出器12およびこの検出器12の
信号処理に最適な第2温度調節器25を用いて流量調整
弁33、34を制御するので、基板処理温度WTに高精
度に追従した純水温度を得ることができる。また、各温
度検出器の検出信号形態に対応した最適な温度調節器を
市場に供給されているものから任意に選択使用すること
ができ、設備コストの低減を図ることができる。
【0035】前記実施形態では、純水導入管32から純
水分岐管29を介して高温水管31へ純水を導入するよ
うにしたが、工場内に、所定温度に加熱昇温された純水
の供給ラインがある場合、図6に示すように、昇温純水
供給源と高温水管31とを昇温純水導入管38を介して
直接接続するようにしてもよい。この場合、ヒータ30
は昇温純水が基板処理温度よりも低い場合に使用すれば
よく、昇温純水が基板処理温度よりも高い場合には必ず
しも必要がない。
【0036】また、前記実施形態では、流量割合調整手
段として、高温流量調整弁33および低温流量調整弁3
4を用いたが、高温水管31と純水導入管32とが温液
管7Aに合流接続される部分に、高温水管31と純水導
入管32とが接続される2個の流入口を有し、温液管7
Aが接続される流出口を1個有する流量調整弁を1個用
いてもよい。この種の流量調整弁は、弁の回動角により
流入する2液の流量割合が決まるため、前記操作信号分
配器36は不要である。また、前記実施形態において
も、操作信号分配器36は必ずしも必要ではなく、制御
コンピュータ23によって弁操作信号を流量調整弁3
3、34へ出力するようにしてもよい。
【0037】図7は本発明の第3実施形態にかかる基板
処理装置1Bの要部構成を示す模式図であり、同図中、
図1で示した基板処理装置と同様の構成を有する部分は
同符合を付してある。
【0038】この基板処理装置1Bは、処理液中に基板
を浸漬して基板処理を行う基板処理槽2Bと、前記基板
処理槽2Bからオーバーフローした処理液を回収する回
収槽41と、この回収槽41に回収された処理液を吸い
込んで前記基板処理槽2Bに供給する循環温液管42と
を有する。前記循環温液管42には、循環ポンプ43、
管内を流れる処理液を加熱するヒータ8、フィルター4
4が同順序で処理液の流れる方向に沿って設けられてい
る。また、前記基板処理槽2Bには、第1実施形態と同
様、槽内の処理液の温度を検出する、K熱電対のような
検出感度の高い第1温度検出器11および白金抵抗体の
ような検出感度の低い第2温度検出器12が付設されて
いる。なお、処理液は図示省略した処理液供給管より基
板処理槽2Bに供給され、所定時間循環使用された後、
開閉弁45を備えた廃液管46より排出される。
【0039】この基板処理装置1Bにおいても、前記循
環温液管42を流れる処理液を所定温度に制御する温度
制御部20が設けられているが、この温度制御部は第1
実施形態と同じ構成のものであるので、説明を省略す
る。もっとも、基板処理を行う処理液に関して、第1実
施形態では純水が使用され、本実施形態では主に薬液が
使用される。
【0040】この実施形態においても、基板処理槽1内
の処理液の温度T1が急速昇温温度QTに到達するまで
は、検出感度の高い第1温度検出器11およびこの検出
器11を用いた温調に最適な第1温度調節器24を用い
てヒータ8を制御するので、処理液を急速昇温温度QT
に急速に加熱することができる。そして、QTに到達後
は、検出感度の低い第2温度検出器12およびこの検出
器12の信号処理に最適な第2温度調節器25を用いて
ヒータ8を制御するので、基板処理温度WTに高精度に
追従した処理液温度を得ることができる。従って、基板
処理温度WTまでの立上り時間を短くすることができる
ので、基板処理装置の稼働率を向上させることができ
る。また、基板処理温度WTに到達後は処理液温度は基
板処理温度WTに高精度に温調されるため、基板処理の
均一化による処理基板の品質の向上、歩留りの向上を図
ることができる。また、エッチング用薬液を処理液とし
て用いる場合など、処理液が基板処理温度を越えること
によって生じる処理液の揮発量を抑制することができ、
長時間の循環使用時に生じる処理液消費量の削減を図る
ことができる。また、各温度検出器の検出信号形態に対
応した最適な温度調節器を市場に供給されているものか
ら任意に選択使用することができ、設備コストの低減を
図ることができる。
【0041】上記第1〜第3実施形態においては、急速
昇温温度QTを規定する急速昇温温度情報として基板処
理温度WTとの温度差Pを採用したが、急速昇温温度Q
T自体を温度情報としてもよい。また、これらの目標温
度は制御コンピュータ23を介して第1温度調節器、第
2温度調節器に入力設定したが、これらの温度情報を第
1、第2温度調節器に直接入力設定するようにしてもよ
い。この場合、制御コンピュータ23には、入力手段2
1から急速昇温温度QTのみを入力するようにしてもよ
い。また、第1温度検出器11によって検出された処理
液温度信号も第1温度調節器を介することなく制御コン
ピュータ23に直接入力するようにしてもよい。また、
第1温度調節器に設定する目標温度としては、上記実施
形態のように基板処理温度WTに限らず、急速昇温温度
QTとしてもよく、このQTはWTよりも高温に設定す
ることもできる。
【0042】また、上記第1〜第3実施形態において
は、基板処理部として複数枚の基板を処理液(純水を含
む。)中に浸漬し、一括して基板処理を行う基板処理槽
2、2A、2Bの例を示したが、基板処理槽は1枚の基
板を処理するものであってもよい。また、基板処理部と
してはかかる基板処理槽に限らず、例えば1枚の基板を
回転させつつ、基板表面に種々の処理液を供給して基板
処理を行うものであってもよい。なお、第1〜第3実施
形態におけるヒータ8、流量調整弁33、34は、請求
項1に記載した発明にかかる温度調整手段に相当するも
のである。
【0043】
【発明の効果】本発明の基板処理装置によれば、処理液
(純水を含む。)の温度を検出感度の高い第1温度検出
器および検出感度の低い第2温度検出器とを用いて検出
し、処理液の温度が基板処理を行う基板処理温度近傍の
急速昇温温度に到達するまでは前記第1温度検出器を用
いて処理液が急速昇温温度になるように温度制御を行
い、急速昇温温度に到達後は前記第2温度検出器を用い
て処理液が基板処理温度になるように温度制御を行うの
で、基板処理を行う基板処理温度に処理液を速やかに立
ち上げることができ、基板処理装置の稼働率を向上させ
ることができ、また基板処理温度に立ち上がり後は処理
液を基板処理温度に高精度に温度調整できるので、基板
処理精度の向上による品質、歩留りの向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる基板処理装置の要部構成
を示す模式図である。
【図2】第1実施形態における温度制御部の機能ブロッ
ク図である。
【図3】温度制御手順を示すフローチャートである。
【図4】第2実施形態にかかる基板処理装置の要部構成
を示す模式図である。
【図5】第2実施形態における温度制御部の機能ブロッ
ク図である。
【図6】第2実施形態の変形例を示す基板処理装置の要
部構成を示す模式図である。
【図7】第3実施形態にかかる基板処理装置の要部構成
を示す模式図である。
【図8】本発明にかかる温度制御部による温度調整結果
を示す温度波形図である。
【図9】従来の基板処理装置の要部構成を示す模式図で
ある。
【図10】検出感度の高い温度検出器を用いて温度制御
した場合(A) および検出感度の低い温度検出器を用いて
温度制御した場合(B) の温度波形図である。
【符号の説明】
1、1A、1B 基板処理装置 2、2B 基板処理槽 7、7A 温液管 8 ヒータ 11 第1温度検出器 12 第2温度検出器 20、20A 温度制御部 23 制御コンピュータ 24、24A 第1温度調節器 25、25A 第2温度調節器 31 高温水管 32 純水導入管 33 高温流量調整弁 34 低温流量調整弁 42 循環温液管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 康彦 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 5F043 EE10 EE12 EE40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定温度に調整された処理液によって基
    板処理を行う基板処理部と、 前記基板処理部に連通接続され、所定温度に調整された
    処理液を供給する温液管と、 前記温液管内を流れる処理液を所定温度に調整する温度
    調整手段とが設けられた基板処理装置であって、 前記温度調整手段の下流側を流れる処理液の温度を検出
    する検出感度の高い第1温度検出器と、 前記温度調整手段の下流側を流れる処理液の温度を検出
    する検出感度の低い第2温度検出器と、 前記第1温度検出器によって検出された処理液の温度が
    基板処理を行う基板処理温度の近傍温度に設定された急
    速昇温温度未満のときに前記処理液の温度が前記基板処
    理温度あるいは前記急速昇温温度になるように前記第1
    温度検出器によって検出された処理液の温度に基づいて
    前記温度調整手段を制御し、前記処理液の温度が前記急
    速昇温温度以上になったときに前記第2温度検出器によ
    って検出された処理液の温度が前記基板処理温度になる
    ように前記第2温度検出器によって検出された処理液の
    温度に基づいて前記温度調整手段を制御する温度制御部
    を備えた基板処理装置。
  2. 【請求項2】 所定温度に調整された純水によって基板
    処理を行う基板処理部と、 前記基板処理部に連通接続され、所定温度に調整された
    純水を供給する温液管と、 前記温液管内を流れる純水を加熱するヒータとが設けら
    れた基板処理装置であって、 前記ヒータの下流側を流れる純水の温度を検出する検出
    感度の高い第1温度検出器と、 前記ヒータの下流側を流れる純水の温度を検出する検出
    感度の低い第2温度検出器と、 前記第1温度検出器によって検出された純水の温度が基
    板処理を行う基板処理温度あるいは前記基板処理温度の
    近傍温度に設定された急速昇温温度になるように前記ヒ
    ータを制御する第1ヒータ制御信号を出力する第1温度
    調節器と、 前記第2温度検出器によって検出された純水の温度が前
    記基板処理温度になるように前記ヒータを制御する第2
    ヒータ制御信号を出力する第2温度調節器と、 前記第1温度検出器によって検出された純水の温度が前
    記急速昇温温度未満のときに前記第1温度調節器から出
    力された第1ヒータ制御信号に基づいて前記ヒータを制
    御し、前記純水の温度が前記急速昇温温度以上になった
    ときに前記第2温度調節器から出力された第2ヒータ制
    御信号に基づいて前記ヒータを制御する選択制御部を備
    えた基板処理装置。
  3. 【請求項3】 所定温度に調整された純水によって基板
    処理を行う基板処理部と、 高温の純水が流れる高温水管と低温の純水が流れる純水
    導入管とに連通接続され、前記高温の純水と低温の純水
    とが合流混合した純水を前記基板処理部に供給する温液
    管と、 前記高温水管から前記温液管に流入する高温の純水の流
    量と前記純水導入管から前記温液管に流入する低温の純
    水の流量との割合を調整する流量割合調整手段とが設け
    られた基板処理装置であって、 前記高温の純水と低温の純水との混合後の純水の温度を
    検出する検出感度の高い第1温度検出器と、 前記高温の純水と低温の純水との混合後の純水の温度を
    検出する検出感度の低い第2温度検出器と、 前記第1温度検出器によって検出された純水の温度が基
    板処理を行う基板処理温度あるいは前記基板処理温度の
    近傍温度に設定された急速昇温温度になるように前記流
    量割合調整手段を制御する第1流量割合制御信号を出力
    する第1温度調節器と、 前記第2温度検出器によって検出された純水の温度が前
    記基板処理温度になるように前記流量割合調整手段を制
    御する第2流量割合制御信号を出力する第2温度調節器
    と、 前記第1温度検出器によって検出された純水の温度が前
    記急速昇温温度未満のときに前記第1温度調節器から出
    力された第1流量割合制御信号に基づいて前記流量割合
    調整手段を制御し、前記純水の温度が前記急速昇温温度
    以上になったときに前記第2温度調節器から出力された
    第2流量割合制御信号に基づいて前記流量割合調整手段
    を制御する選択制御部を備えた基板処理装置。
  4. 【請求項4】 処理液中に基板を浸漬して基板処理を行
    う基板処理部と、 前記基板処理部からオーバーフローした処理液を前記基
    板処理部に循環させて供給する循環温液管と、 該循環温液管内を流れる処理液を加熱するヒータとが設
    けられた基板処理装置であって、 前記処理液の温度を検出する検出感度の高い第1温度検
    出器と、 前記処理液の温度を検出する検出感度の低い第2温度検
    出器と、 前記第1温度検出器によって検出された処理液の温度が
    基板処理を行う基板処理温度あるいは前記基板処理温度
    の近傍温度に設定された急速昇温温度になるように前記
    ヒータを制御する第1ヒータ制御信号を出力する第1温
    度調節器と、 前記第2温度検出器によって検出された処理液の温度が
    前記基板処理温度になるように前記ヒータを制御する第
    2ヒータ制御信号を出力する第2温度調節器と、 前記第1温度検出器によって検出された処理液の温度が
    前記急速昇温温度未満のときに前記第1温度調節器から
    出力された第1ヒータ制御信号に基づいて前記ヒータを
    制御し、前記処理液の温度が前記急速昇温温度以上にな
    ったときに前記第2温度調節器から出力された第2ヒー
    タ制御信号に基づいて前記ヒータを制御する選択制御部
    を備えた基板処理装置。
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