JP2557940B2 - 熱交換器における自動温度制御装置 - Google Patents

熱交換器における自動温度制御装置

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JP2557940B2
JP2557940B2 JP7528088A JP7528088A JP2557940B2 JP 2557940 B2 JP2557940 B2 JP 2557940B2 JP 7528088 A JP7528088 A JP 7528088A JP 7528088 A JP7528088 A JP 7528088A JP 2557940 B2 JP2557940 B2 JP 2557940B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は熱交換器の熱媒体として温水を用い、被処理
液を加熱処理する装置における温度制御装置に関する。
従来の技術 従来から、熱交換器の運転スタート時における自動温
度制御方式については、特開昭58−164999号公報で開示
している。又ピン詰機等に用いる熱交換器の自動温度制
御装置については特開昭51−105188号公報で開示してい
る。
発明が解決しようとする課題 上記のような従来例において、被処理液側の運転が運
転、停止、運転というように繰返して行なわれる場合、
送液ポンプが停止中で、循環ポンプが運転中のときは温
水温度が設定値と等しくない場合は温度指示調節計の積
分動作の影響を受けることから停止中の時間の長短によ
り、この温度指示調節計の出力信号が異なり運転再開
時、温度指示調節計の出力信号により開度調節する調節
弁の開度が異なり、従って蒸気流入量が異なり温水温度
が設定値からはずれる。また液側においては運転を一時
停止してからの時間の長短により熱交換器内の温度分布
が異なり、運転再開時温水入口側の温度を一定で送って
も温水の出口側温度は液側の温度分布により異なる。
温水側は循環系路となっているため、計器の積分動作
の影響及び熱交換器内の液側の温度分布の影響で温水温
度が変動し、これが再び加熱媒体側に入ってくるので、
被処理液の加熱温度が変動し、被処理液側に過加熱又は
未殺菌温度の状態が発生し品質上も好ましくない。これ
らを解消するため、上記した例では、さらに制御系を設
けるか、積分機能を止めようとしている。
本発明の目的は上記の難点を解消するため、温水タン
クを二個設置し、運転再開時に安定した温水温度を加熱
媒体として得ることができ、被処理液の加熱温度の変動
が低減して品質を向上させることのできる熱交換器にお
ける自動温度制御装置を提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 本発明では上記目的達成のため、熱交換器に被処理液
系路と加熱媒体系路とを設け、被処理液系路は送液ポン
プにより被処理液の導入と停止とを行なうようにし、加
熱媒体系路は減圧弁、調節弁を経て蒸気をインラインヒ
ータに導入して温度指示調節警報計により温度制御し、
温水タンク(A)の入口側には三方弁(A)を設けて放
出側と温水タンク側へ切換え可能とし、温水タンクの出
口側には三方弁(B)を介して温水タンク(B)を設け
て温水タンク(A)と(B)とを切換え可能とし、温水
タンク(A)から開閉弁を介して温水タンク(B)へオ
ーバーフロー可能に設け、温水タンク(B)は独自に温
度調節可能に設け、定常運転時、加熱媒体は三方弁
(A)より温水タンク(A)、三方弁(B)、循環ポン
プ、熱交換器、インラインヒータ、三方弁(A)と循環
し、開閉弁は開として温水タンク(A)から温水タンク
(B)へオーバーフローさせ、被処理液のない時、加熱
媒体は三方弁(A)、温水タンク(A)から開閉弁を介
して温水タンク(B)、三方弁(B)を経て循環するよ
うに設け、被処理液を送入開始した運転再開直後は、温
水タンク(B)から三方弁(B)、循環ポンプ、熱交換
器、三方弁(A)から外部へ放出し、熱交換器を出た加
熱媒体が温度指示警報計により定常運転の温度範囲にな
った時、調節弁を開いて温度指示調節警報計と温度指示
警報計の調整動作により三方弁(A)および(B)を切
換えて定常運転に戻るよう設けた熱交換器における自動
温度制御装置とした。
作用 本発明では、温水タンク(A)の入口側には三方弁
(A)を設けて加熱媒体系路を温水タンク(A)側と外
部放出側とに切換え可能とし、出口側には三方弁(B)
を介して温水タンク(B)を付設すると共に温水タンク
(A)から開閉弁を介して温水タンク(B)へオーバー
フロー可能に設けている。
従って、被処理液の流入のない時、加熱媒体としての
温水は三方弁(A)、温水タンク(A)からオーバーフ
ローして開閉弁を介して温水タンク(B)へ入り、この
温水タンク(B)から三方弁(B)を介して循環ポン
プ、熱交換器、インラインヒータから温水タンク(A)
への循環系路をたどり、この間の温度制御はあらかじめ
設定された温度指示調節警報計で蒸気の調節弁を介して
設定温度に保持されている。また温水タンク(B)も同
様に開閉弁を介して温水タンク(A)からのオーバーフ
ローを受け、循環系路をたどり設定温度に保持されるこ
ともある。
被処理液の送入開始時点では、三方弁(B)を切換え
て、あらかじめ温度制御されている温水タンク(B)の
温水により、加熱処理を行なう。熱交換器を出た加熱媒
体は三方弁(A)から外部へ排出される。加熱媒体の温
度が温度指示警報計により、定常運転時の温度範囲にな
った時点で、インラインヒータに入る蒸気を自動調節
し、三方弁(A)と三方弁(B)とを切換えて温水タン
ク(A)から循環ポンプ、熱交換器、インラインヒー
タ、温水タンク(A)の定常運転系路にする。
定常運転時の温水タンク(A)にはインラインヒータ
から導入される蒸気があるので、温水タンク(A)より
オーバーフローする温水は開閉弁を開いて温水タンク
(B)に貯えるようにし、この温水タンク(B)では独
自の調節により、運転スタート時に必要な熱量をもつ温
水を準備しておくこともできる。
実施例 図面は一実施例を示すもので、1は熱交換器、2は被
処理液、3は温水タンク(A)、4は循環ポンプ、5は
インラインヒータ、6は減圧弁、7は調節弁である。8
は三方弁(A)で温水タンク(A)の入口側に設けら
れ、9は三方弁(B)で温水タンク(A)の出口側に設
けられ、温水タンク(B)10に連結されている。11は開
閉弁で、温水タンク(A)と温水タンク(B)との上端
でオーバーフローした温水を受けるようになっている。
12は蒸気入口、13は給水口を示す。
熱交換器1に被処理液2が流入しない運転待機中の場
合、温水は温水タンク(A)3より開閉弁11、温水タン
ク(B)10、循環ポンプ4、熱交換器1の加熱媒体側、
インラインヒータ5から温水タンク(A)へ戻る循環系
路を形成する。
この時の温水温度は温度指示調節警報計(TICA)14の
警報により設定温度付近で制御される。
被処理液2が流れ始めると、三方弁(A)8をC→B
の方向に切換え、三方弁(B)9をB→Cの方向に切換
え、温水タンク(B)から循環ポンプ4、熱交換器1、
インラインヒータ5、三方弁(A)より外部へ放出する
系路により加熱処理する。この時、インラインヒータ5
への蒸気については、調節弁7は閉とし、熱交換器1よ
り出た温水の温度指示警報計15(TIA)が定常運転時の
温度範囲を示せば、調節弁7を設定した開度で自動的に
開く。
この後タイマーアップ等の時限で調節弁7を温度指示
調節警報計14(TICA)の調節動作として、比例、積分、
微分動作に切換え、温水温度がTICA及びTIAで設定した
警報範囲内になれば、三方弁(A)をC→A方向、三方
弁(B)をA→C方向に切換えて定常運転状態とする。
定常運転中は温水タンク(A)から循環ポンプ4、熱
交換器1、インラインヒータ5、温水タンク(A)への
循環が行なわれる。この時インラインヒータ5に注入さ
れた蒸気ドレンの容量は温水タンク(A)の液面上昇と
なり、これを開閉弁11を開とし、温水タンク(B)で受
け、次の運転に備える。
なお、温水タンク(B)の温度は温度指示警報計16
(TIA)で制御され、温度の低い場合は蒸気入口12から
蒸気を導入し、高い場合は給水口13より給水して独自に
制御するようにしている。
なお、17は送液ポンプを示す。
発明の効果 本発明は上記のような構成をとったので、運転と停止
とを繰返す場合、運転スタート時には三方弁の切換えに
よりあらかじめ準備していた温水タンク(B)からの温
水により加熱処理し、設定温度に近くなった状態では、
三方弁の切換えによって温水タンク(A)からの循環系
路による定常運転とするようにした。
従って、従来例による加熱媒体の温度変化の変動値が
大きくならず安定した温度範囲における処理が可能とな
り、被処理液の品質向上が実現できるようになった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の系路図である。 1……熱交換器、2……被処理液 3……温水タンク(A)、4……循環ポンプ 5……インラインヒータ、6……減圧弁 7……調節弁、8、9……三方弁 10……温水タンク(B)、11……開閉弁 17……送液ポンプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器に被処理液系路と加熱媒体系路と
    を設け、被処理液系路は送液ポンプにより被処理液の導
    入と停止とを行なうようにし、加熱媒体系路は減圧弁、
    調節弁を経て蒸気をインラインヒータに導入して温度指
    示調節警報計により温度制御し、温水タンク(A)の入
    口側には三方弁(A)を設けて放出側と温水タンク側へ
    切換え可能とし、温水タンクの出口側には三方弁(B)
    を介して温水タンク(B)を設けて温水タンク(A)と
    (B)とを切換え可能とし、温水タンク(A)から開閉
    弁を介して温水タンク(B)へオーバーフロー可能に設
    け、温水タンク(B)は独自に温度調節可能に設け、 定常運転時、加熱媒体は三方弁(A)より温水タンク
    (A)、三方弁(B)、循環ポンプ、熱交換器、インラ
    インヒータ、三方弁(A)と循環し、開閉弁は開として
    温水タンク(A)から温水タンク(B)へオーバーフロ
    ーさせ、 被処理液のない時、加熱媒体は三方弁(A)、温水タン
    ク(A)から開閉弁を介して温水タンク(B)、三方弁
    (B)を経て循環するように設け、 被処理液を送入開始した運転再開直後は、温水タンク
    (B)から三方弁(B)、循環ポンプ、熱交換器、三方
    弁(A)から外部へ放出し、熱交換器を出た加熱媒体が
    温度指示警報計により定常運転の温度範囲になった時、
    調節弁を開いて温度指示調節警報計と温度指示警報計の
    調整動作により三方弁(A)および(B)を切換えて定
    常運転に戻るよう設けたことを特徴とする熱交換器にお
    ける自動温度制御装置。
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