JP2000162397A - 紫外線硬化装置 - Google Patents

紫外線硬化装置

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JP2000162397A
JP2000162397A JP10339712A JP33971298A JP2000162397A JP 2000162397 A JP2000162397 A JP 2000162397A JP 10339712 A JP10339712 A JP 10339712A JP 33971298 A JP33971298 A JP 33971298A JP 2000162397 A JP2000162397 A JP 2000162397A
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ultraviolet
air
irradiator
plate
light source
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JP10339712A
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English (en)
Inventor
Shigenori Kobayashi
茂法 小林
Teiji Kikuchi
貞次 菊池
Gasei Miyamoto
我生 宮本
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Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を比較的小型に構成することができ、ま
た被硬化物が熱的悪影響を受けることがなく、さらに効
率よく接着剤を硬化することができる紫外線硬化装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】 下端開口部に紫外線透過板を有する照射
器本体に、中央と外端近傍に空気口を有し、上下方向に
おいて、照射器本体の内部を二分する仕切板を配置し、
また仕切板の下面に空間を有して空気調整板を配置し、
さらに空気調整板の下面に位置して紫外線放射光源を装
着し、さらに仕切板の中央の空気口より、空気調整板を
通って紫外線放射光源に冷却風を送り、紫外線透過板の
内面を通って、仕切板の外端近傍の空気孔より照射器本
体の外部に排風されるように構成してある。また照射器
は被硬化物の上下の少なくとも一方に照射器を配置して
構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紫外線硬化装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、片面に情報記録層を有する片面単
層ディスクの他、紫外線を透過する2枚のディスクを接
着剤で貼り合わせて、両面を情報記録層とし、高容量の
情報を記録することができる両面ディスクが使用されて
いる。貼り合わせた2枚のディスク間の接着剤を紫外線
で硬化する装置としては、例えば図4に示すように、箱
形に構成してなる装置本体1の内部に紫外線放射光源2
を配置し、また装置本体1の下端に紫外線透過板3を固
定し、さらに装置本体1の両側壁に吸気口4と排風口5
を設け、紫外線透過板3内面を冷却風が通過するように
構成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の紫外線
硬化装置で紫外線硬化するディスク6は、例えばポリカ
ーボネート材で構成し、接着剤としては、例えば紫外線
硬化型接着剤を用いて構成し、さらに紫外線放射光源と
しては、例えば閃光式放電ランプを4本所定の間隔を有
して配置してある。ところで、図4に示す紫外線硬化装
置では、紫外線放射光源が冷却風で効果的に冷却され
ず、同紫外線放射光源の温度は上昇して短寿命となるお
それがあり、また同紫外線放射光源からの輻射熱で紫外
線透過板面の温度が上昇し、さらに紫外線透過板面から
の熱を受けてディスクが変形し易い欠点がある。また装
置本体を大きく構成し、紫外線放射光源と紫外線透過板
の間隔を大きくとることにより、紫外線透過板の外表面
の温度上昇を低く抑えることができるが、装置が大形と
なり、さらに紫外線放射による硬化効率が悪くなる欠点
がある。
【0004】本発明は、上記の点に鑑み発明したもの
で、紫外線放射光源を効果的に冷却することができ、ま
た紫外線透過板面の温度上昇を抑えることができ、装置
を比較的小型に構成してもディスクが熱的悪影響を受け
ることがなく、効率よく接着剤を硬化することができる
紫外線硬化装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
解決するために、次の構成とする。つまり請求項1に記
載の発明は、下端開口部に紫外線透過板を有する照射器
本体と、中央と端部近傍に空気口を有し、上下方向にお
いて、照射器本体の内部を二分する仕切板と、内方より
外端に開口面積が大きい複数の空気孔を有し、仕切板の
下面に空間を有して配置してなる空気調整板と、空気調
整板の下部に装着してなる紫外線放射光源とを有して構
成してある。また前記仕切板の中央の空気口より、空気
調整板を通って紫外線放射光源に冷却風を送り、紫外線
透過板の内面を通って、仕切板の端部近傍の空気口より
照射器本体の外部に排風されるように構成し、さらに被
硬化物の上下の少なくとも一方に照射器を配置して構成
してある。
【0006】請求項1に記載の発明によると、冷却風で
紫外線放射光源が効果的に冷却され、紫外線放射光源が
高熱により悪影響を受けることがなく、また紫外線透過
板面の温度は低くなり、装置を小型に構成してもディス
クが熱的悪影響を受けることがなく、効率よく接着剤を
硬化することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を図1乃至図3につい
て説明する。図1に示す紫外線硬化装置は、紫外線硬化
装置における照射器を被硬化物の上部に配置して構成し
てある。図1において、11は箱型に構成してなる照射
器本体であって、上面に吸気口12と排気口13を有
し、下面の透光部は開口部14を有して構成してある。
15は照射器本体11の開口部14に設けてなる紫外線
透過板であって、例えば石英ガラスで構成してある。1
8は照射器本体11の内部を二分する仕切板であって、
中央に径大の空気口16を有して構成し、端部近傍に中
央より径小の複数の空気口17,17を有して構成して
ある。
【0008】20は仕切板15の下面に空間を有して配
置してなる反射鏡を兼ねた空気調整板であって、図2に
示すように、内方に複数の空気孔21を設け、外端に大
きい空気孔22を有して構成してある。空気調整板20
の外端に大きい空気孔22を設けることにより、紫外線
放射光源の両端の電極近傍を通過する冷却風が多量に通
過し、電極付近を効果的に冷却し、同部が熱により悪影
響を受けることがない。23は空気調整板20の下方に
配置してなる紫外線放射光源であって、図2に示すよう
に、空気孔21と空気孔22に対応して閃光式放電ラン
プを4本用いて構成してある。24は照射器本体11の
吸気口12に対応して配置してなるブロアーである。2
5は照射器の紫外線透過板15の下面を通過する被硬化
物、例えばDVDディスクであって、2枚のディスクを
接着剤で貼りあわせて構成してある。またDVDディス
クは、紫外線を透過するポリカーボネート材で構成して
ある。また接着剤としては、紫外線硬化型接着剤を用い
て構成してある。
【0009】次に上記した紫外線硬化装置における被硬
化物の硬化について説明する。 ブロアー24により吸気口12を介して照射器本体1
1の内部に冷却風を送り込み、次に紫外線放射光源23
を点灯すると、冷却風は仕切板18の中央の径大の空気
口16を通過し、かかる後空気調整板20の空気孔2
1、22より、紫外線放射光源を冷却しながら紫外線透
過板15に当たり、照射器本体11の両端の排気口13
より照射器の外部に排風される。 このとき、紫外線放射光源として、閃光式放電ランプ
を用いた場合、点灯時の中央付近の管壁温度は74℃で
あることが実験の結果確認されている。本発明に対し図
4に示す従来の紫外線硬化装置によると、照射器の大き
さを同一とし、同じ閃光式放電ランプを用いて実験する
と、閃光式放電ランプの点灯時の中央付近の管壁温度は
131℃となり、管壁温度は57℃高くなる。 また閃光式放電ランプの管壁温度を低くできるので、
紫外線透過板の外表面の温度上昇は低く、被硬化物に照
射器を近づけることができ、その分紫外線による接着剤
を効率よく硬化することができる。
【0010】次に他の紫外線硬化装置を図3について説
明する。図3に示す照射器本体11,11の構造は図1
及び図2に示すものと同一である。同図に示す紫外線硬
化装置は、被硬化物の上下の対称位置に照射器本体を配
置して構成してある。また図中26は被硬化物25を載
置してなる石英ガラスである。図3に示す紫外線硬化装
置によると、紫外線による接着剤の硬化時間を短縮する
ことができる。
【0011】
【発明の効果】上記した請求項1に記載の本発明による
と、冷却風で紫外線放射光源は効果的に冷却され、紫外
線放射光源が高熱により悪影響を受けることがなく、さ
らに紫外線透過板面の温度上昇は小さくなり、照射器を
被硬化物に近づけ効率よく接着剤を硬化することができ
る特別な効果がある。一方紫外線放射光源の管壁温度は
低くなるのでその分照射器を小型に構成することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紫外線硬化装置の正面図。
【図2】図1における空気調整板と紫外線光源の位置関
係を示す平面図。
【図3】本発明に係る他の紫外線硬化装置の正面図。
【図4】従来の紫外線硬化装置の正面図。
【符号の説明】
11 照射器本体 12 吸気口 13 排気口 14 開口部 15 紫外線透過板 16 空気口 17 空気口 18 仕切板 20 空気調整板 21 空気孔 22 空気孔 23 紫外線放射光源 24 ブロアー 25 被硬化物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F073 AA01 AA07 AA32 BA22 BA26 BB01 CA45 EA65 4F211 AA28 AD05 AD08 AG01 AG03 AH38 AJ03 AK02 AK03 SA07 SC06 SD01 SH06 SN04 SP41 SP50 5D121 AA07 FF03 FF09 FF13 FF18 GG02 GG20 GG28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端開口部に紫外線透過板を有する照射器
    本体と、中央と端部近傍に空気口を有し、上下方向にお
    いて、照射器本体の内部を二分する仕切板と、内方より
    外端に開口面積が大きい複数の空気孔を有し、仕切板の
    下面に空間を有して配置してなる空気調整板と、空気調
    整板の下部に装着してなる紫外線放射光源とを有し、前
    記仕切板の中央の空気口より、空気調整板を通って紫外
    線放射光源に冷却風を送り、紫外線透過板の内面を通っ
    て、仕切板の端部近傍の空気口より照射器本体の外部に
    排風されるように構成し、さらに被硬化物の上下の少な
    くとも一方に照射器を配置して構成したことを特徴とす
    る紫外線硬化装置。
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