JP2000161429A - 免震装置 - Google Patents

免震装置

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JP2000161429A
JP2000161429A JP10335163A JP33516398A JP2000161429A JP 2000161429 A JP2000161429 A JP 2000161429A JP 10335163 A JP10335163 A JP 10335163A JP 33516398 A JP33516398 A JP 33516398A JP 2000161429 A JP2000161429 A JP 2000161429A
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浩和 松川
Hiroshi Matsuoka
宏 松岡
Ippei Ota
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震に対する上部構造物の揺れを抑えるよう
にした免震装置Aとして、個人住宅等のように上部構造
物が軽量であっても有効に免震機能を発揮させることが
でき、しかも、小形・軽量化を図りつつ、免震装置Aに
水平方向に対して斜めの力が加わったとしても、確実に
作動させて上部構造物の揺れを抑える。 【解決手段】 上板1及び下板2間に、上板1を下板2
に対して支持するように複数の樹脂板3a,3a,…と
金属板3b,3b,…とが上下方向に交互に積層されて
なる支持体3を設け、この支持体3の各金属板3bと該
金属板3bの上側及び下側の少なくとも一方に隣接する
樹脂板3aとを相対的に水平方向に摺動し得るように構
成し、樹脂板3aと金属板3bとが相対的に水平方向に
摺動することで上板1が下板2に対して相対的に水平移
動したときに伸びる円筒状のゴム部材8により上板1及
び下板2の外周部同士を弾性的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物等の上部構
造物と基礎との間に設けられ、地震に対する該上部構造
物の揺れを抑えるようにした免震装置に関する技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の免震装置としては、
例えば図7に示すように、上部構造物及び基礎にそれぞ
れ連結される円形の上板a及び下板b間において天然ゴ
ム等からなるゴム層cと鋼板層dとを交互に積層した免
震支承ゴムタイプのものがよく知られている。このもの
は、積層部の鉛直剛性で上部構造物の荷重を支持し、地
震時の横揺れに対しては、ゴム層cのせん断変形と中心
部に設けた鉄や鉛のプラグeによるダンパ作用とにより
水平方向の変位と力とを吸収するようになっている。ま
た、上記プラグeの代わりに油圧機構で減衰されるよう
にしたものや、ゴム層cを高減衰のものにしてゴム自体
でダンパ機能を発揮させるようにしたものがある。この
免震支承ゴムタイプの免震装置は構造が単純であり、し
かも、施工前の設計において地震力の減衰性能を容易に
予測することができ、施工作業や施工後の維持管理も容
易であるので、大型集合住宅や病院等の大型建築物にか
なり普及されている。
【0003】一方、個人住宅等の軽量の上部構造物にお
いて地震時の倒壊や家具、調度品の転倒及び落下を防止
するための免震装置として、例えば特開平8−3263
52号公報に示されているように、上下一対の硬質部材
間に可撓性構造体を設け、この可撓性構造体に流動部材
が充填された多数の区画室を形成することによって、簡
単な構成で地震に対する上部構造物の揺れを抑えるよう
にすることが提案されている。
【0004】また、近年、ゴムを用いないで、ベアリン
グ等のスライド機構とダンパ機構とを組み合わせた免震
装置が知られており、このものは、例えば2つのスライ
ド機構を略十字状に結合して上部構造物を基礎に対して
水平2方向に自由に移動可能とし、このスライド機構に
ばねやオイルダンパ等を別途付加して上部構造物の揺れ
を抑えるようにしている。
【0005】さらに、例えば特開平9−4279号公報
に示されているように、鋼鉄製球を中央が底点となる放
物線型の円型鋼鉄製皿受台で上下より挟んだ構成とし、
鋼鉄製球が下側の皿受台を上昇する際の反力により地震
加速度を消滅させることで上部構造物の横揺れを抑える
ようにすることが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の免
震支承ゴムタイプのものは、積層されているゴム層cの
せん断力及びせん断変形により免震性能を発揮するもの
であるため、水平方向の揺れによる移動距離を稼ぐため
には積層数を増やして所定高さを確保しなければなら
ず、高さを確保しつつ上部構造物を安定して支持するに
は、より直径を大きくすることが必要となって装置が大
きくなるので、設置場所が取れかつ鉛直荷重が50〜1
00kg/cm2 程度の大型集合住宅や病院等の大型建築物
のみにしか採用されていないのが実状である。
【0007】また、上記前者の提案例(特開平8−32
6352号公報)の免震装置においては、上部構造物か
らの荷重を支持するための可撓性構造体の強度が経年劣
化により衰え、上部構造物の高さを一定に保持すること
ができないという問題がある。また、製造上、内部に複
数の区画室を設けることは困難である。
【0008】そして、ゴムを用いないでスライド機構と
ダンパ機構とを組み合わせた免震装置においては、どの
方向からの地震力に対しても機能するようにするために
はスライド機構及びダンパ機構の構造が非常に複雑とな
り、施工に先立つ設計の困難さやコスト高が問題とな
り、普及していない。
【0009】さらに、上記後者の提案例(特開平9−4
279号公報)の免震装置においては、地震による横揺
れに対し、鋼鉄製球が放物線型の皿受台上を移動するた
め、上部構造物が上下方向にも移動するという問題があ
る。また、振動を減衰させるための機構が重力によるも
のであるため上部構造物が自由振動に近い振動挙動を示
し、振動の収まりが悪いという問題を有している。
【0010】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、地震に対する上部構
造物の揺れを抑えるようにした免震装置に対して、その
構成を従来のものとは異ならせることによって、個人住
宅等のように上部構造物が軽量であっても上下方向の変
位がなく、水平方向の変位及び力を有効に抑制すること
ができ、しかも、構造が簡単で、小形・軽量化を図るこ
とができるようにし、加えて、上部構造物が傾く等して
免震装置に水平方向に対して斜めの力が加わったとして
も、確実に作動させて上部構造物の揺れを抑えられるよ
うにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、上板及び下板間に、上板を下板に
対して支持するように複数の樹脂板と金属板とが上下方
向に交互に積層されてなる支持体を設け、この支持体の
金属板と該金属板に隣接する樹脂板とを相対的に水平方
向に摺動し得るように構成し、樹脂板と金属板とが相対
的に水平方向に摺動することで上板が下板に対して相対
的に水平移動したときに伸びる弾性体により上板及び下
板の外周部同士を弾性的に接続するようにした。
【0012】具体的には、請求項1の発明では、上部構
造物と基礎との間に設けられ、地震に対する該上部構造
物の揺れを抑えるようにした免震装置を対象とする。
【0013】そして、上記上部構造物と連結される上板
と、上記上板の下側に対向して設けられ、上記基礎と連
結される下板と、上記上板及び下板間に、該上板を下板
に対して支持するように設けられ、複数の樹脂板と金属
板とが上下方向に交互に積層されてなり、かつ、上記金
属板と該金属板の上側及び下側の少なくとも一方に隣接
する樹脂板とが相対的に水平方向に摺動し得るように構
成された支持体と、上記上板及び下板の外周部の少なく
とも一部同士を弾性的に接続して、上記樹脂板と金属板
とが相対的に水平方向に摺動することで該上板が下板に
対して相対的に水平方向に移動したときに伸びる弾性体
とを備えているものとする。
【0014】上記の構成により、上板は下板に対して樹
脂板と金属板とからなる支持体によって支持されている
ので、ゴムで支持するのとは異なり、上部構造物の高さ
を安定的に維持することができる。そして、地震発生時
には、その支持体の樹脂板と金属板とが相対的に水平方
向に摺動する。このとき、樹脂板及び金属板は上側に位
置するほど下板に対して大きく水平方向に移動し、支持
体の最上部に位置する樹脂板又は金属板と最下部に位置
する樹脂板又は金属板との相対移動量と略同じだけ上板
が下板に対して相対的に水平方向に移動して、急激な振
動を長周期化して和らげる。一方、弾性体には伸びるこ
とにより上板を移動前の位置に復帰させる復元力が発生
するので、この復元力が樹脂板及び金属板間に作用する
摩擦力と共に減衰力として作用する。このため、上部構
造物を上下移動させることなくその水平揺れを抑えるこ
とができ、地震収束後は上板ないし上部構造物を移動前
の位置に戻すことができる。また、弾性体の復元力及び
樹脂板と金属板との間の摩擦力は調節が可能であるの
で、上部構造物の重さに応じて最適な値となるように設
定することができる。さらに、樹脂板及び金属板の上下
面の大きさを適切に設定することにより、樹脂板及び金
属板の上部構造物から受ける圧力を比較的小さくするこ
とができると共に、上部構造物が傾く等して免震装置に
水平方向に対して斜めの力が加わったとしても、複数の
樹脂板と金属板とが上下方向に交互に積層されているこ
とと相俟って、支持体が傾いて樹脂板と金属板とがスム
ーズに摺動しなくなるという所謂ロッキング現象は生じ
ない。そして、水平方向の揺れによる樹脂板及び金属板
の移動は、最上部の樹脂板と最下部の樹脂板とが互いに
水平方向にラップしている限り可能であり、樹脂板と金
属板との積層数をそれほど多くしなくても、水平方向の
揺れによる移動距離を稼ぐことができる。また、樹脂板
及び金属板の周囲に殆ど隙間を形成しないで弾性体を設
けても、樹脂板及び金属板が弾性体の変形と同じように
上側に位置するほど下板に対して大きく水平方向に移動
するので、弾性体が樹脂板及び金属板により局部的に大
きく変形させられるようなことはない。この結果、免震
装置を平面的にも比較的小さくすることができる。した
がって、免震装置を小型化しつつ、確実に作動させて十
分な免震効果を発揮させるようにすることができる。
【0015】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、支持体の金属板は、外径が樹脂板よりも小さくな
るように形成されていて、該金属板の上側及び下側のい
ずれか一方に隣接する樹脂板に接合固定されているもの
とする。
【0016】このことにより、2つの樹脂板間に挟まれ
た慣性の大きな金属板が水平方向に大きく移動して弾性
体を局部的に大きく変形させるのを防止することができ
る。また、金属板の外径を樹脂板よりも小さくすること
で、金属板が弾性体に当接するのを確実に防止すること
ができる。よって、金属板による弾性体への悪影響を防
ぐことができる。
【0017】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、支持体の樹脂板は、潤滑性樹脂からなるも
のとする。このことで、樹脂板と金属板との摺動性がさ
らに良好となり、地震発生時における上板の下板に対す
る相対移動をよりスムーズにさせることができる。
【0018】請求項4の発明では、請求項1〜3のいず
れかの発明において、支持体における互いに水平方向に
摺動可能な樹脂板及び金属板間に、潤滑剤が塗布されて
いるものとする。こうすることで、樹脂板と金属板との
摺動性を安定的に向上させることができる。
【0019】請求項5の発明では、請求項1〜4のいず
れかの発明において、支持体の樹脂板及び金属板の外周
面と上下面との各角部に、面取りが施されているものと
する。この発明により、樹脂板及び金属板が弾性体に当
接しても弾性体が損傷を受けることはなく、免震装置の
作動中に弾性体の機能が阻害されるのを確実に防止する
ことができる。
【0020】請求項6の発明では、請求項1〜5のいず
れかの発明において、弾性体は、上板及び下板の外周部
全周同士を接続しかつ支持体を全周に亘って覆う筒状の
ゴム部材からなるものとする。
【0021】このことにより、上板がどの方向に移動し
ても、筒状ゴム部材がそれに応じて伸びて方向性のない
安定した復元力が発生する。また、支持体の摺動部にゴ
ミや埃が入るのを防止することができるので、長期に亘
って安定した摺動性を維持することができる。
【0022】請求項7の発明では、請求項1〜6のいず
れかの発明において、支持体の最上部及び最下部に、樹
脂板がそれぞれ配設され、上記両樹脂板の外径が他の樹
脂板よりも小さく設定されているものとする。
【0023】すなわち、弾性体における上板又は下板と
の接続部は、上板又は下板に対して水平方向に殆ど変形
することができないので、支持体の最上部及び最下部に
配設された樹脂板が当接することにより損傷を受け易
い。しかし、この発明では、支持体の最上部及び最下部
に配設された樹脂板を他の樹脂板よりも小さくすること
で、その両樹脂板を弾性体における上板又は下板との接
続部に当接させないようにすることができ、弾性体に損
傷を与えるのを抑制することができる。また、たとえ樹
脂板が弾性体に当接したとしても、金属板が当接する場
合よりも弾性体の損傷の程度は小さくて済む。そして、
特に弾性体がゴム部材の場合には、そのゴム部材の上板
又は下板との接続部は応力集中が生じ易い部分であるの
で、ゴム部材を効果的に保護することができる。
【0024】請求項8の発明では、請求項7の発明にお
いて、支持体の最上部及び最下部に配設された両樹脂板
が、上板の下面及び下板の上面にそれぞれ接合固定され
ているものとする。こうすることで、弾性体における上
板又は下板との接続部の損傷を確実に防止することがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る免
震装置Aを示し、この免震装置Aは、建築物等の上部構
造物と基礎との間に設けられ、地震に対する該上部構造
物の揺れを抑えるようにしたものであり、個人住宅等の
ように上部構造物が軽量である場合に特にその免震効果
を発揮するものである。上記免震装置Aは、上記上部構
造物と連結される円形のステンレス鋼製上板1と、この
上板1の下側に対向して設けられ、上下面が水平となる
ように上記基礎と連結される同じく円形のステンレス鋼
製下板2とを備えている。
【0026】上記上板1及び下板2間には、上板1を下
板2に対して支持するように支持体3が設けられてい
る。この支持体3は、5つの円形樹脂板3a,3a,…
と4つの円形金属板3b,3b,…とが上下方向に交互
に積層されてなっており、支持体3の最上部及び最下部
には、樹脂板3a,3aがそれぞれ配設されている。上
記支持体3の各金属板3bは、外径が各樹脂板よりも小
さくなるように形成されていて、該金属板3bの上側及
び下側のいずれか一方に隣接する樹脂板3aに接合固定
されている(上下方向中央の樹脂板3aよりも上側の金
属板3bは、その上側の金属板3aに、また上下方向中
央の樹脂板3aよりも下側の金属板3bは、その下側の
金属板3aにそれぞれ固定されている)。そして、互い
に固定されていない樹脂板3a及び金属板3b同士は、
該樹脂板3a及び金属板3b間の摩擦力よりも大きな水
平力が作用すれば、相対的に水平方向に摺動し得る状態
となっている。また、最上部及び最下部の各樹脂板3a
も上板1及び下板2に対してそれぞれ相対的に摺動可能
なようになされている。尚、図1では、説明上、摺動し
得る樹脂板3a及び金属板3b間並びに樹脂板3a及び
上板1又は下板2間は、隙間をあけて描いている(図
3、図4及び図5においても同じ)。
【0027】上記支持体3の各樹脂板3aは、超高分子
量ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ナイロン、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリアセタール等の潤滑性樹
脂からなっており、高圧縮に耐えられるようにこれらの
樹脂に補強材としてガラス繊維、アラミド繊維、カーボ
ン繊維、金属酸化物ウィスカーを含有してもよく、さら
に潤滑剤を含有させてもよい。一方、上記各金属板3b
はステンレス鋼からなっており、各金属板3bの外径は
各樹脂板3aよりも小さく設定されている。また、支持
体3の最上部及び最下部に配設された両樹脂板3a,3
aの外径は、他の各樹脂板3aよりも小さく設定されて
いる。さらに、各樹脂板3aの外周面と上下面との各角
部にはR面取り(C面取りでもよい)が施されている。
尚、各樹脂板3aの厚みは各金属板3bよりも大きく、
高圧縮に十分に耐えられるようになされている。
【0028】上記上板1及び下板2の外周部の全周同士
は、支持体3を全周に亘って覆う円筒状のゴム部材8
(弾性体)により弾性的に接続されている。つまり、こ
のゴム部材8の上部は上板2に加硫接着されている一
方、下部はステンレス鋼製のリング部材6に加硫接着さ
れて、このリング部材6と下板2とが複数のネジ7,
7,…により互いに固定されている。このことで、上板
1及び下板2間の空間は略密閉状にされている。上記ゴ
ム部材8は、天然ゴム若しくは合成ゴムを主体とする配
合ゴム又はそのいずれかの配合ゴムを繊維で補強した複
合材からなっていて、上板1が下板2に対して相対的に
水平方向においてどの方向に摺動したときにも伸びて上
板1を摺動前の位置に復帰させる復元力を発生するよう
になっている。尚、上記ゴム部材8の内径は、支持体3
における最上部及び最下部以外の3つの樹脂板3a,3
a,…の外径と略同じに設定されている。
【0029】以上の構成からなる免震装置Aの組立方法
を図2により説明する。先ず、ゴム部材8の上端面に上
板1を加硫接着させる一方、下端部の外周部にリング部
材6を加硫接着させて、支持体3の収容部を形成する。
【0030】次いで、予め接着剤等で接合固定した4組
の樹脂板3a及び金属板3bと、上下方向中央に位置す
る1つの樹脂板3aとを上記収容部内に入れた後、下板
2を上記リング部材6に各ネジ7により結合することで
免震装置Aが完成する。
【0031】上記免震装置Aを上部構造物を構成する柱
等と基礎との間に設ける場合、上板1を上部構造物に、
下板2を基礎にそれぞれボルトにより取付固定する。こ
のように上部構造物と基礎との間に設けられた免震装置
Aでは、上板1は下板2に対して各樹脂板3aと各金属
板3bとからなる支持体3によって支持されているの
で、ゴムで支持するのとは異なり、上部構造物の高さを
安定的に維持することができる。
【0032】そして、地震発生時には、支持体3の各樹
脂板3aと各金属板3bとが相対的に水平方向に摺動す
る。このとき、図3に示すように、各樹脂板3a及び各
金属板3bは上側に位置するほど下板2に対して大きく
水平方向に移動し、支持体3の最上部に位置する樹脂板
3aと最下部に位置する樹脂板3aとの相対移動量と略
同じだけ上板1が下板2に対して相対的に移動して、急
激な振動を長周期化して和らげる。一方、上板1が下板
2に対してずれた方向にゴム部材8が変形して伸びるた
め、ゴム部材8には上板1を移動前の位置に復帰させる
復元力が発生する。この復元力が樹脂板3a及び金属板
3b間に作用する摩擦力と共に減衰力として作用する。
この結果、上部構造物を上下移動させることなくその水
平揺れを抑えることができ、建築物内部に設置したもの
が倒れるのを防止することができる。しかも、地震収束
後は上板1ないし上部構造物を移動前の位置に戻すこと
ができる。さらに、ゴム部材8の復元力及び樹脂板3a
と金属板3bとの間の摩擦力は、ゴム部材8の材質、大
きさ、断面形状等や各樹脂板3a及び各金属板3bの材
料等をそれぞれ変えることにより、上部構造物の重さに
応じて最適値に設定することができる。また、ゴム部材
8は、上板1が下板2に対して水平方向においてどの方
向に移動したときにも同じ復元力が発生するので、どの
方向からの地震力に対しても同じように機能させること
ができる。
【0033】さらに、各樹脂板3a及び各金属板3bの
外径を適切に設定することにより、各樹脂板3a及び各
金属板3bの上部構造物から受ける圧力を比較的小さく
することができると共に、上部構造物が傾く等して免震
装置Aに水平方向に対して斜めの力が加わったとして
も、複数の樹脂板3a,3a,…と金属板3b,3b,
…とが上下方向に交互に積層されていることと相俟っ
て、支持体3が傾いて樹脂板3aと金属板3bとの摺動
にブレーキがかけられるという所謂ロッキング現象が発
生するのを防止することができる。そして、水平方向の
揺れによる各樹脂板3a及び各金属板3bの移動は、最
上部の樹脂板3aと最下部の樹脂板3aとが水平方向に
ラップしている限り可能であり、樹脂板3aと金属板3
bとの積層数をそれほど多くしなくても、水平方向の揺
れによる移動距離を稼ぐことができる。また、各樹脂板
3a及び各金属板3bとゴム部材8との間には殆ど隙間
を設けていないが、各樹脂板3a及び各金属板3bがゴ
ム部材8に沿うように上側に位置するほど下板2に対し
て大きく水平方向に移動するので、ゴム部材8は上下方
向に滑らかに変形し、しかも、各金属板3bは、該金属
板3bの上側及び下側のいずれか一方に隣接する樹脂板
3aに接合固定されていると共に、支持体3の各樹脂板
3aの外周面と上下面との各角部にR面取りが施されて
いるので、ゴム部材8が損傷を被ることはない。この結
果、免震装置Aの外径及び高さを比較的小さくすること
ができる。
【0034】また、支持体3の最上部及び最下部に配設
された両樹脂板3a,3aの外径が他の各樹脂板3aよ
りも小さく設定されているので、その両樹脂板3a,3
aがゴム部材8における上板1及びリング部材6との接
続部に当接しないようにすることができる。つまり、ゴ
ム部材8の応力集中が生じ易い部分を効果的に保護する
ことができ、ゴム部材8の損傷を確実に防止することが
できる。
【0035】尚、上記実施形態では、支持体3の各金属
板3bを、該金属板3bの上側及び下側のいずれか一方
に隣接する樹脂板3aに接合固定したが、上側及び下側
の両方に隣接する樹脂板3a,3aと相対的に水平方向
に摺動し得るように構成してもよい。この場合、各金属
板3bの外周面と上下面との各角部にも面取りを施すよ
うにすることが望ましい。
【0036】また、上記実施形態では、支持体3の最上
部及び最下部に配設された両樹脂板3a,3aを上板1
及び下板2に対して相対的に摺動可能なように構成した
が、図4に示すように、その両樹脂板3a,3aを上板
1の下面及び下板2の上面にそれぞれ接合固定するよう
にしてもよい。このようにすれば、支持体3の最上部及
び最下部の両樹脂板3a,3aがゴム部材8における上
板1及びリング部材6との接続部に当接してゴム部材8
が損傷するのを防止することができる。そして、この場
合、支持体3の最上部及び最下部の両樹脂板3a,3a
は金属板3bと固定せずに用いると共に、上下方向中央
部の樹脂板3aは、その上下両面に金属板3b,3bを
固定した状態で用いるようにすればよい。また、上板1
とゴム部材8との接続を、下板2と同様に、リング部材
6を介して行うようにすれば、上下方向中央線に対して
対称形状にすることができる。
【0037】さらに、支持体3の最上部及び最下部に樹
脂板3a,3aをそれぞれ設ける必要はなく、最上部及
び最下部に金属板3b,3bをそれぞれ配設してもよ
く、複数の樹脂板3aと金属板3bとを交互に積層すれ
ば、どのような形態であってもよい。また、各樹脂板3
a及び各金属板3bの外径は全て略同じになるようにし
てもよい。
【0038】そして、上記実施形態では、各樹脂板3a
を潤滑性樹脂としたが、他の樹脂であってもよく、この
場合、支持体3における互いに水平方向に摺動可能な樹
脂板3a及び金属板3b間に、グリス等の潤滑剤を塗布
するようにしてもよい。勿論、各樹脂板3aが潤滑性樹
脂である場合でも、潤滑剤を使用することはできる。
【0039】また、上記実施形態では、上板1及び下板
2並びに支持体3の各樹脂板3a及び各金属板3bを円
形に形成したが、これらを多角形状に形成してもよい。
但し、各樹脂板3a及び各金属板3bを多角形状にする
場合には、その各樹脂板3a及び各金属板3bの外側周
面における角部はR面取りを施しておくことが望まし
い。
【0040】さらに、上記実施形態では、各樹脂板3a
及び各金属板3bの外径を、ゴム部材8の上下両端部を
除いた部分の内径と略同じになるようにしたが、ゴム部
材8と隙間を設けるようにしてもよい。但し、この隙間
は、ゴム部材8により各樹脂板3a及び各金属板3bを
上板1及び下板2の中心部に安定保持させる観点から小
さい方が望ましい。
【0041】加えて、上記実施形態では、弾性体として
樹脂板3aと金属板3bとからなる支持体3を内包する
円筒状のゴム部材8を用いたが、例えば複数のコイルば
ねを周方向に略等間隔をあけて配置することも可能であ
る。また、弾性体を、図5に示すように、従来の免震支
承ゴムタイプの免震装置における積層部と同様に、複数
のゴム層15a,15a,…と鋼板等からなる剛性板層
15b,15b,…とが上下方向に交互に積層された円
柱状の積層体15(所謂RCCデバイス)で構成し、こ
の複数の積層体15,15,…を周方向に略等間隔をあ
けて配置するようにしてもよい。こうすれば、地震発生
時には、各積層体15の各ゴム層15aにせん断力が作
用し、このせん断力が復元力となる。そして、ゴム部材
8を用いた場合と同様に、上板1が下板2に対して水平
方向においてどの方向に移動しても積層体15,15,
…全体で略同じ復元力を発生させるようにすることがで
きる上、各積層体15の復元力の調節も容易であるの
で、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができ
る。また、積層体15の各ゴム層15aに発生するせん
断力と上板1及び下板2の相対移動量との関係は、上記
実施形態におけるゴム部材8に生じる引張力と上板1及
び下板2の相対移動量との関係に比べて線形に近く、扱
い易いものとなる。
【0042】
【実施例】次に、具体的に実施した実施例について説明
する。上記実施形態と同様にして4つの免震装置Aを作
製した。すなわち、5つのナイロン製樹脂板と、4つの
ステンレス鋼製金属板とを交互に積層して支持体を作製
した。この各免震装置Aを、図6に示すように、個人住
宅における上部構造物21の四隅に位置する各柱22と
基礎23との間に設けた。この基礎23は、試験のため
に複数のコロ上に設置されていて、この基礎23に対し
て水平方向に振動を加えて揺らすことが可能とされてい
る。ここで、上記各免震装置Aの水平方向の摩擦係数は
0.1であり、水平方向ばね定数は45kgf/cmで
あった。また、上部構造物21の重量は、一般の木造住
宅と略同じ40tとした。
【0043】そして、上記基礎23に対して水平方向に
兵庫県南部地震で観測された地震波を入力して上部構造
物21の振動減衰効果を調べた。この結果、上部構造物
21の水平方向の最大加速度は約1/5に低減し、最大
変位は約15cm以下となり、免震効果が十分に発揮さ
れていることが確認された。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、上板及び下板間に、上板を下板に対して支持す
るように複数の樹脂板と金属板とが上下方向に交互に積
層されてなる支持体を設け、この支持体の金属板と該金
属板に隣接する樹脂板とを相対的に水平方向に摺動し得
るように構成し、上板が下板に対して相対的に水平方向
に摺動することで上板が下板に対して相対的に水平移動
したときに伸びる弾性体により上板及び下板の外周部同
士を接続するようにしたことにより、軽量の上部構造物
であっても上下変動させることなく水平振動を緩和・吸
収するという免震機能を有効に発揮させることができる
小形・軽量な免震装置が得られる。また、ロッキング現
象の発生を防止して免震装置を確実に作動させることが
できる。
【0045】請求項2の発明によると、支持体の金属板
を、外径が樹脂板よりも小さくなるように形成すると共
に、該金属板の上側及び下側のいずれか一方に隣接する
樹脂板に接合固定したことにより、金属板による弾性体
の損傷を防止することができる。
【0046】請求項3の発明によると、支持体の樹脂板
を潤滑性樹脂としたことにより、樹脂板と金属板との摺
動性を良好に維持することができる。
【0047】請求項4の発明によると、支持体における
互いに水平方向に摺動可能な樹脂板及び金属板間に、潤
滑剤を塗布したことにより、樹脂板と金属板との摺動性
の安定向上化を図ることができる。
【0048】請求項5の発明によると、支持体の樹脂板
及び金属板の外周面と上下面との各角部に、面取りを施
したことにより、樹脂板及び金属板の当接による弾性体
の損傷を防止することができる。
【0049】請求項6の発明によると、弾性体を、上板
及び下板の外周部全周同士を接続しかつ支持体を全周に
亘って覆う筒状のゴム部材としたことにより、地震力の
方向に左右されず、しかも、ゴミや埃がゴム部材内部に
入り込まないので、長期に亘って安定した減衰力や復元
力を確保することができる。
【0050】請求項7の発明によると、支持体の最上部
及び最下部にそれぞれ配設された両樹脂板の外径を他の
樹脂板よりも小さく設定したことにより、両樹脂板を弾
性体における上板又は下板との接続部に当接させないよ
うにして弾性体を有効に保護することができる。
【0051】請求項8の発明によると、支持体の最上部
及び最下部に配設された両樹脂板を、上板の下面及び下
板の上面にそれぞれ接合固定したことにより、弾性体に
おける上板又は下板との接続部の損傷を確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る免震装置を示す断面図
である。
【図2】免震装置の組立手順を示す分解図である。
【図3】免震装置の作動時の状態を示す図1相当図であ
る。
【図4】支持体の最上部及び最下部の両樹脂板を上板の
下面及び下板の上面にそれぞれ接合固定した実施形態の
変形例を示す図1相当図である。
【図5】弾性体として積層体を用いた実施形態の変形例
を示す図1相当図である。
【図6】免震装置を個人住宅に適用してその免震効果を
調べる試験の要領を示す概略図である。
【図7】従来の免震支承ゴムタイプの免震装置を示す断
面図である。
【符号の説明】
A 免震装置 1 上板 2 下板 3 支持体 3a 樹脂板 3b 金属板 8 ゴム部材(弾性体) 15 積層体(弾性体) 21 上部構造物 23 基礎
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大田 一平 兵庫県神戸市兵庫区明和通3丁目2番15号 バンドー化学株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AA05 AC01 BD04 BD05 BE12 DA01 EA38

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部構造物と基礎との間に設けられ、地
    震に対する該上部構造物の揺れを抑えるようにした免震
    装置であって、 上記上部構造物と連結される上板と、 上記上板の下側に対向して設けられ、上記基礎と連結さ
    れる下板と、 上記上板及び下板間に、該上板を下板に対して支持する
    ように設けられ、複数の樹脂板と金属板とが上下方向に
    交互に積層されてなり、かつ、上記金属板と該金属板の
    上側及び下側の少なくとも一方に隣接する樹脂板とが相
    対的に水平方向に摺動し得るように構成された支持体
    と、 上記上板及び下板の外周部の少なくとも一部同士を弾性
    的に接続して、上記樹脂板と金属板とが相対的に水平方
    向に摺動することで該上板が下板に対して相対的に水平
    方向に移動したときに伸びる弾性体とを備えていること
    を特徴とする免震装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の免震装置において、 支持体の金属板は、外径が樹脂板よりも小さくなるよう
    に形成されていて、該金属板の上側及び下側のいずれか
    一方に隣接する樹脂板に接合固定されていることを特徴
    とする免震装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の免震装置におい
    て、 支持体の樹脂板は、潤滑性樹脂からなることを特徴とす
    る免震装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の免震装
    置において、 支持体における互いに水平方向に摺動可能な樹脂板及び
    金属板間に、潤滑剤が塗布されていることを特徴とする
    免震装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の免震装
    置において、 支持体の樹脂板及び金属板の外周面と上下面との各角部
    に、面取りが施されていることを特徴とする免震装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の免震装
    置において、 弾性体は、上板及び下板の外周部全周同士を接続しかつ
    支持体を全周に亘って覆う筒状のゴム部材からなること
    を特徴とする免震装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の免震装
    置において、 支持体の最上部及び最下部に、樹脂板がそれぞれ配設さ
    れ、 上記両樹脂板の外径が他の樹脂板よりも小さく設定され
    ていることを特徴とする免震装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の免震装置において、 支持体の最上部及び最下部に配設された両樹脂板が、上
    板の下面及び下板の上面にそれぞれ接合固定されている
    ことを特徴とする免震装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010091339A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Takenaka Komuten Co Ltd 復元力特性同定方法
JP5172672B2 (ja) * 2006-07-06 2013-03-27 オイレス工業株式会社 免震装置
CN114000418A (zh) * 2021-10-28 2022-02-01 株洲时代新材料科技股份有限公司 一种桥梁摩擦支座

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