JP2000161265A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2000161265A
JP2000161265A JP33042898A JP33042898A JP2000161265A JP 2000161265 A JP2000161265 A JP 2000161265A JP 33042898 A JP33042898 A JP 33042898A JP 33042898 A JP33042898 A JP 33042898A JP 2000161265 A JP2000161265 A JP 2000161265A
Authority
JP
Japan
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scroll
shaft
receiving surface
oil
orbiting
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Pending
Application number
JP33042898A
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English (en)
Inventor
Motonobu Furukawa
基信 古川
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮室に余分な潤滑油を供給しないようにす
ることにより、体積効率を向上したスクロール圧縮機を
提供することを目的としている。 【解決手段】 メインフレーム23の給油溝23cより
外側に配置されるスラスト受け面23bの半径方向の寸
法αを旋回スクロール22の旋回半径εの略2倍とした
ので、旋回スクロールの旋回運動に伴って潤滑油5がス
ラスト受け面内を旋回して外部に流出せず、圧縮室4に
過剰な潤滑油を供給することがなく、体積効率を向上す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール圧縮機
に係わり、とくに、圧縮室内への余分な潤滑油の供給を
なくし、体積効率を向上したものに関する。
【0002】
【従来の技術】スクロール圧縮機は、図1に示すよう
に、密封容器1内に圧縮部2と電動機3を配置し、前記
圧縮部2を、鏡板21aに渦捲状のラップ21bを有す
る固定スクロール21と、鏡板22aの一面に同形状の
ラップ22bを有し、前記固定スクロール21と互いに
噛み合わせて、最も外側の吸入室4aを含む複数の圧縮
室4を形成すると共に、背面に旋回駆動軸22cを有す
る旋回スクロール22と、前記電動機3のシャフト31
の一端に形成され同旋回駆動軸22cを支承するクラン
ク軸部31aを軸支する軸受部23aと前記旋回スクロ
ール22の背面をスラスト方向に支えるスラスト受け面
23bとを有するメインフレーム23とにより構成さ
れ、前記シャフト31の中心に同シャフト31の他端に
備える油ポンプ31bから一端に備える前記クランク軸
部31aに連通する油通路31cを形成し、前記旋回ス
クロール22の旋回駆動軸22c、スラスト受け面23
b等に潤滑油5を供給するようにしている。従来、前記
スラスト受け面23bは、その略中央に前記クランク軸
部31bに連通する輪状の給油溝23cを形成すること
により、同給油溝23cの外側のスラスト受け面23b
1の半径方向の寸法を旋回スクロール22の旋回半径の
2倍より小さくして、潤滑油5がスラスト受け面23b
および圧縮室4に充分供給されるようにしていた。そし
て、スラスト受け面23bを満たした潤滑油5は、給油
溝23cの外側に配置されるスラスト受け面23b1の
外周に流出して圧縮室4に入り、前記各鏡板21a、2
2aと各ラップ21b、22bとの隙間を埋めてガス漏
れを防ぐようにしていた。しかし、この構成では、圧縮
室4に潤滑油5が過剰に流入するため、ガスの量がその
分少なくなり、体積効率を悪化してしまうという問題が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、圧縮室に余分な潤滑油を供給しないよう
にすることにより、体積効率を向上したスクロール圧縮
機を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、密封容器内に圧縮部と電動機を配置し、前
記圧縮部を、鏡板に渦捲状のラップを有する固定スクロ
ールと、鏡板の一面に同形状のラップを有し、前記固定
スクロールと互いに噛み合わせて、最も外側の吸入室を
含む複数の圧縮室を形成すると共に、背面に旋回駆動軸
を有する旋回スクロールと、前記電動機のシャフトの一
端に形成され同旋回駆動軸を支承するクランク軸部を軸
支する軸受部と前記旋回スクロールの背面をスラスト方
向に支える略中央に前記クランク軸部に連通する輪状の
給油溝を形成したスラスト受け面とを有するメインフレ
ームとにより構成され、前記シャフトの中心に同シャフ
トの他端に備える油ポンプから一端に備える前記クラン
ク軸部に連通する油通路を形成し、前記旋回スクロール
の旋回駆動軸、メインフレームのスラスト受け面等に潤
滑油を供給してなるスクロール圧縮機において、前記メ
インフレームの前記給油溝の外側に配置されるスラスト
受け面の半径方向の寸法を前記旋回スクロールの旋回半
径の略2倍としたスクロール圧縮機としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以上のように、本発明のスクロー
ル圧縮機においては、メインフレームの給油溝より外側
に配置されるスラスト受け面の半径方向の寸法を前記旋
回スクロールの旋回半径の略2倍としたので、潤滑油が
旋回スクロールの旋回に伴ってスラスト受け面内を旋回
して外部に流出しないようにできる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明によるスクロー
ル圧縮機を詳細に説明する。図1は本発明によるスクロ
ール圧縮機の概略構成を示す要部断面図である。図にお
いて、1は密封容器、2は同密封容器1内に配置される
圧縮部、3は同密封容器1内に配置される電動機であ
る。この密封容器1の下部には前記圧縮部2の各部を潤
滑した潤滑油5の戻り油を溜める油溜室6が設けられて
いる。この圧縮部2は、固定スクロール21と、旋回ス
クロール22と、メインフレーム23とにより構成され
ている。前記固定スクロール21は、鏡板21aの一面
に渦捲状のラップ21bを備えて密封容器1に固定され
ている。前記旋回スクロール22は、鏡板22aの一面
に前記固定スクロール21のラップ21bと同形状のラ
ップ22bを有し、前記固定スクロール21と互いに噛
み合わせて、最も外側の吸入室を含む複数の圧縮室4を
形成すると共に、背面に旋回駆動軸22cを設けてい
る。また、前記メインフレーム23は、軸受部23a
と、スラスト受け面23bとを備えている。このスラス
ト受け面23bは前記旋回スクロール22の背面をスラ
スト方向に支え、同スラスト受け面23bの略中央に前
記クランク軸部31aに連通する輪状の給油溝23cを
形成している。一方、前記電動機3のシャフト31の一
端には前記旋回駆動軸22cを支承するクランク軸部3
1aが形成され、他端には前記油溜室6から油を吸い上
げる油ポンプ31bを備えるており、中心にはこの油ポ
ンプ31bからクランク軸部31aまで連通して前記旋
回スクロール22の旋回駆動軸22c、スラスト受け面
23b等に潤滑油5を流通する油通路31cが形成され
ている。前記メインフレーム23の前記軸受部23aは
このクランク軸部31aを軸支している。
【0007】図2は本発明によるスクロール圧縮機の一
実施例を示す要部拡大図であり、同図の(A)は前記メ
インフレーム23をスラスト面23b側から見た平面
図、(B)はその断面図である。図に示すように、前記
給油溝23cの外側に配置されるスラスト受け面23b
1の半径方向の寸法αを前記旋回スクロール22の旋回
半径εの略2倍としている。
【0008】図3は本発明によるスクロール圧縮機の潤
滑油の動きを示す説明図であり、前記図1から図3を参
照してつぎにその動作を説明する。油溜室6から油ポン
プ31bで吸い上げた油5は、シャフト31の中心に備
える油通路31cを流通してクランク軸部31aおよび
給油溝23cに一端溜められる。クランク軸部31aお
よび給油溝23cに溜められた潤滑油5は旋回スクロー
ル22の旋回に伴って、その背面に付着される。図3に
示すように、旋回スクロール22の背面に付着された潤
滑油5は、前記スラスト受け面23bに供給される。こ
のとき、給油溝23cより外側に配置されるスラスト受
け面23b1の半径方向の寸法αを旋回スクロール22
の旋回半径εの略2倍としているので、旋回スクロール
22の背面に付着された潤滑油5は、スラスト受け面2
3b1の外周に漏れることがない。
【0009】しかし、潤滑油5は油ポンプ31bによる
油圧によりスラスト受け面23b1の外周に適量漏れる
ので、この漏れた適量の潤滑油5と、ガスと共に循環さ
れる霧状の油とが圧縮室4に供給され、前記各鏡板21
a、22aと各ラップ21b、22bとの隙間を埋めて
ガス漏れを防ぐことができる。尚、実施例では縦置型の
スクロール圧縮機で説明したが、横置型のスクロール圧
縮機であっても同様であることは説明するまでもなく、
理解できよう。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるスク
ロール圧縮機によれば、メインフレームの給油溝の外側
に配置されるスラスト受け面の半径方向の寸法を旋回ス
クロールの旋回半径の略2倍としたので、旋回スクロー
ルの旋回運動に伴って潤滑油がスラスト受け面内を旋回
して外部に流出しないので、圧縮室に過剰な潤滑油を供
給することがなく、体積効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来及び本発明のスロール圧縮機の概略構成を
示す要部断面図である。
【図2】本発明によるスクロール圧縮機の一実施例を示
す要部拡大図であり、図2−(A)は前記メインフレー
ム23をスラスト面23b側から見た平面図、図2−
(B)はその断面図である。
【図3】本発明によるスクロール圧縮機の潤滑油の動き
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 密封容器 2 圧縮部 3 電動機 4 圧縮室 5 潤滑油 21 固定スクロール 21a 鏡板 21b 渦捲状のラップ 22 旋回スクロール 22a 鏡板 22b 渦捲状のラップ 22c 旋回駆動軸 23 メインフレーム 23a 軸受部 23b スラスト受け面 23b1 スラスト受け面 23c 給油溝 31 シャフト 31a クランク軸部 31b 油ポンプ 31c 油通路 α スラスト受け面23b1の半径方向の寸法 ε 旋回スクロール22の旋回半径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封容器内に圧縮部と電動機を配置し、
    前記圧縮部を、鏡板に渦捲状のラップを有する固定スク
    ロールと、鏡板の一面に同形状のラップを有し、前記固
    定スクロールと互いに噛み合わせて、最も外側の吸入室
    を含む複数の圧縮室を形成すると共に、背面に旋回駆動
    軸を有する旋回スクロールと、前記電動機のシャフトの
    一端に形成され同旋回駆動軸を支承するクランク軸部を
    軸支する軸受部と前記旋回スクロールの背面をスラスト
    方向に支える略中央に前記クランク軸部に連通する輪状
    の給油溝を形成したスラスト受け面とを有するメインフ
    レームとにより構成され、前記シャフトの中心に同シャ
    フトの他端に備える油ポンプから一端に備える前記クラ
    ンク軸部に連通する油通路を形成し、前記旋回スクロー
    ルの旋回駆動軸、メインフレームのスラスト受け面等に
    潤滑油を供給してなるスクロール圧縮機において、前記
    メインフレームの前記給油溝の外側に配置されるスラス
    ト受け面の半径方向の寸法を前記旋回スクロールの旋回
    半径の略2倍としたことを特徴とするスクロール圧縮
    機。
JP33042898A 1998-11-20 1998-11-20 スクロール圧縮機 Pending JP2000161265A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100417430B1 (ko) * 2002-01-26 2004-02-05 엘지전자 주식회사 스크롤 압축기의 마찰손실 저감구조
CN104454993A (zh) * 2014-10-31 2015-03-25 湖南大学 气体静压推力轴承

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