JPH11280684A - 密閉型圧縮機 - Google Patents
密閉型圧縮機Info
- Publication number
- JPH11280684A JPH11280684A JP8617898A JP8617898A JPH11280684A JP H11280684 A JPH11280684 A JP H11280684A JP 8617898 A JP8617898 A JP 8617898A JP 8617898 A JP8617898 A JP 8617898A JP H11280684 A JPH11280684 A JP H11280684A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- lubricating oil
- suction pipe
- hermetic compressor
- compression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸入管先端の吸込口近傍の油溜め部に、密閉
容器の底面に連設する凹部を形成し、潤滑油が減少して
も摺動部への油切れを防止することができる密閉型圧縮
機を提供する。 【解決手段】 底部に油溜め部13を有した密閉容器1内
に、冷媒を圧縮する圧縮部3と、同圧縮部3を駆動する
電動機2と、この電動機2の回転力を前記圧縮部3に伝
達すると共に、潤滑油送路を備えた主軸10と、前記油溜
め部13から潤滑油を吸入する吸入管14を備え、前記圧縮
部3の摺動部に前記主軸10の一端から、前記潤滑油送路
を通して潤滑油を供給するオイルポンプ12から構成され
てなる密閉型圧縮機において、前記吸入管14の先端の吸
込口近傍の油溜め部13に、前記密閉容器1の底面に連設
する凹部13a を形成した。
容器の底面に連設する凹部を形成し、潤滑油が減少して
も摺動部への油切れを防止することができる密閉型圧縮
機を提供する。 【解決手段】 底部に油溜め部13を有した密閉容器1内
に、冷媒を圧縮する圧縮部3と、同圧縮部3を駆動する
電動機2と、この電動機2の回転力を前記圧縮部3に伝
達すると共に、潤滑油送路を備えた主軸10と、前記油溜
め部13から潤滑油を吸入する吸入管14を備え、前記圧縮
部3の摺動部に前記主軸10の一端から、前記潤滑油送路
を通して潤滑油を供給するオイルポンプ12から構成され
てなる密閉型圧縮機において、前記吸入管14の先端の吸
込口近傍の油溜め部13に、前記密閉容器1の底面に連設
する凹部13a を形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉型圧縮機に係
り、詳しくは摺動部に供給する潤滑油の油溜め部の構造
に関する。
り、詳しくは摺動部に供給する潤滑油の油溜め部の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の密閉型圧縮機は例えば図3に示す
ように、密閉容器1内の左右に電動機2と圧縮部3を配
置し、同圧縮部3を、渦捲き状の固定スクロール4と、
同固定スクロール4と互いに噛み合わせて複数の圧縮室
5を形成する旋回スクロール6と、同旋回スクロール6
の自転を防止するオルダムリング7と、前記旋回スクロ
ール6の旋回駆動軸6aを一端にクランク軸8を形成して
旋回駆動し、左端から右端まで貫通する潤滑油送路9を
形成した主軸10と、前記クランク軸8を軸支する軸受11
と、前記潤滑油送路9を通して前記圧縮部3の摺動部に
潤滑油を供給するオイルポンプ12と、前記密閉容器1の
底部に設けた油溜め部13' から潤滑油を吸入し、前記オ
イルポンプ12に導く吸入管14' で密閉型圧縮機を構成し
ている。
ように、密閉容器1内の左右に電動機2と圧縮部3を配
置し、同圧縮部3を、渦捲き状の固定スクロール4と、
同固定スクロール4と互いに噛み合わせて複数の圧縮室
5を形成する旋回スクロール6と、同旋回スクロール6
の自転を防止するオルダムリング7と、前記旋回スクロ
ール6の旋回駆動軸6aを一端にクランク軸8を形成して
旋回駆動し、左端から右端まで貫通する潤滑油送路9を
形成した主軸10と、前記クランク軸8を軸支する軸受11
と、前記潤滑油送路9を通して前記圧縮部3の摺動部に
潤滑油を供給するオイルポンプ12と、前記密閉容器1の
底部に設けた油溜め部13' から潤滑油を吸入し、前記オ
イルポンプ12に導く吸入管14' で密閉型圧縮機を構成し
ている。
【0003】前記主軸10は前記電動機2により回転駆動
される。電動機2は主軸10の回りに設けられたロータ2a
に対し、密閉容器1側に設けられたステータ2bとの間で
電磁力が働き、ロータ2aおよび主軸10を回転駆動させ
る。なお、密閉容器1の左右底面には、圧縮機本体を保
持する取付脚15が設けられている。
される。電動機2は主軸10の回りに設けられたロータ2a
に対し、密閉容器1側に設けられたステータ2bとの間で
電磁力が働き、ロータ2aおよび主軸10を回転駆動させ
る。なお、密閉容器1の左右底面には、圧縮機本体を保
持する取付脚15が設けられている。
【0004】上記構成において、前記ロータ2aに潤滑油
が浸漬すると、電動機2の動力損失が増加し効率を低下
させるため、潤滑油の油面の高さはロータ2aの下部より
低く保必要がある。しかしながら、上記問題を回避する
ため潤滑油の封入量を少なくすると、密閉容器1内の潤
滑油量が変動した時、摺動部の潤滑不良を招き、摺動部
の焼付き等の損傷を発生させるという恐れがあった。
が浸漬すると、電動機2の動力損失が増加し効率を低下
させるため、潤滑油の油面の高さはロータ2aの下部より
低く保必要がある。しかしながら、上記問題を回避する
ため潤滑油の封入量を少なくすると、密閉容器1内の潤
滑油量が変動した時、摺動部の潤滑不良を招き、摺動部
の焼付き等の損傷を発生させるという恐れがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、吸入管先端の吸込口近傍の油溜め
部に、密閉容器の底面に連設する凹部を形成し、潤滑油
が減少しても摺動部への油切れを防止することができる
密閉型圧縮機を提供することを目的としている。
鑑みなされたもので、吸入管先端の吸込口近傍の油溜め
部に、密閉容器の底面に連設する凹部を形成し、潤滑油
が減少しても摺動部への油切れを防止することができる
密閉型圧縮機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためなされたもので、底部に油溜めを有した密閉
容器内に、冷媒を圧縮する圧縮部と、同圧縮部を駆動す
る電動機と、この電動機の回転力を前記圧縮部に伝達す
ると共に、潤滑油送路を備えた主軸と、前記油溜めから
潤滑油を吸入する吸入管を備え、前記圧縮部の摺動部に
前記主軸の一端から、前記潤滑油送路を通して潤滑油を
供給するオイルポンプから構成されてなる密閉型圧縮機
において、前記吸入管先端の吸込口近傍の油溜め部に、
前記密閉容器の底面に連設する凹部を形成した構成とな
っている。
決するためなされたもので、底部に油溜めを有した密閉
容器内に、冷媒を圧縮する圧縮部と、同圧縮部を駆動す
る電動機と、この電動機の回転力を前記圧縮部に伝達す
ると共に、潤滑油送路を備えた主軸と、前記油溜めから
潤滑油を吸入する吸入管を備え、前記圧縮部の摺動部に
前記主軸の一端から、前記潤滑油送路を通して潤滑油を
供給するオイルポンプから構成されてなる密閉型圧縮機
において、前記吸入管先端の吸込口近傍の油溜め部に、
前記密閉容器の底面に連設する凹部を形成した構成とな
っている。
【0007】また、前記凹部を前記密閉容器に一体に形
成した構成となっている。
成した構成となっている。
【0008】また、前記凹部を円弧状に形成した構成と
なっている。
なっている。
【0009】また、前記吸入管の吸込口を前記凹部の中
央部に配設した構成となっている。
央部に配設した構成となっている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施
例を示す密閉型圧縮機の断面図で、図2はその要部拡大
断面図である。図において、密閉容器1内に上下に電動
機2と圧縮部3を配置し、同圧縮部3を、渦捲き状の固
定スクロール4と、同固定スクロール4と互いに噛み合
わせて複数の圧縮室5を形成する旋回スクロール6と、
同旋回スクロール6の自転を防止するオルダムリング7
と、前記旋回スクロール6の旋回駆動軸6aを一端にクラ
ンク軸8を形成して旋回駆動し、上端から下端まで貫通
する潤滑油送路9を形成した主軸10と、前記クランク軸
8を軸支する軸受11と、前記潤滑油送路9を通して前記
圧縮部3の摺動部に潤滑油を供給するオイルポンプ12
と、前記密閉容器1の底部に設けた油溜め部13から潤滑
油を吸入し、前記オイルポンプ12に導く吸入管14で密閉
型圧縮機を構成している。
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施
例を示す密閉型圧縮機の断面図で、図2はその要部拡大
断面図である。図において、密閉容器1内に上下に電動
機2と圧縮部3を配置し、同圧縮部3を、渦捲き状の固
定スクロール4と、同固定スクロール4と互いに噛み合
わせて複数の圧縮室5を形成する旋回スクロール6と、
同旋回スクロール6の自転を防止するオルダムリング7
と、前記旋回スクロール6の旋回駆動軸6aを一端にクラ
ンク軸8を形成して旋回駆動し、上端から下端まで貫通
する潤滑油送路9を形成した主軸10と、前記クランク軸
8を軸支する軸受11と、前記潤滑油送路9を通して前記
圧縮部3の摺動部に潤滑油を供給するオイルポンプ12
と、前記密閉容器1の底部に設けた油溜め部13から潤滑
油を吸入し、前記オイルポンプ12に導く吸入管14で密閉
型圧縮機を構成している。
【0011】前記主軸10は前記電動機2により回転駆動
される。電動機2は主軸10の回りに設けられたロータ2a
に対し、密閉容器1側に設けられたステータ2bとの間で
電磁力が働き、ロータ2aおよび主軸10を回転駆動させ
る。また、密閉容器1の左右底面には、圧縮機本体を保
持する取付脚15が設けられている。
される。電動機2は主軸10の回りに設けられたロータ2a
に対し、密閉容器1側に設けられたステータ2bとの間で
電磁力が働き、ロータ2aおよび主軸10を回転駆動させ
る。また、密閉容器1の左右底面には、圧縮機本体を保
持する取付脚15が設けられている。
【0012】前記吸入管14の先端の吸込口近傍の油溜め
部13に、前記密閉容器1の底面に連設する 円弧状の凹
部13a を一体に形成し、前記吸入管14の吸込口を前記凹
部13a の中央部に配設した構成となっている。
部13に、前記密閉容器1の底面に連設する 円弧状の凹
部13a を一体に形成し、前記吸入管14の吸込口を前記凹
部13a の中央部に配設した構成となっている。
【0013】上記のような構成において、吸入管14の先
端の吸込口近傍に密閉容器1の底面よりも低い凹状の油
溜め部を形成することにより、潤滑油が減少しても摺動
部への油切れを防止することができる密閉型圧縮機とな
る。
端の吸込口近傍に密閉容器1の底面よりも低い凹状の油
溜め部を形成することにより、潤滑油が減少しても摺動
部への油切れを防止することができる密閉型圧縮機とな
る。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明においては、吸入管
14の先端の吸込口近傍に密閉容器の底面よりも低い凹状
の油溜め部を形成することにより、潤滑油が減少しても
摺動部への油切れを防止することができる密閉型圧縮機
となる。
14の先端の吸込口近傍に密閉容器の底面よりも低い凹状
の油溜め部を形成することにより、潤滑油が減少しても
摺動部への油切れを防止することができる密閉型圧縮機
となる。
【図1】本発明の一実施例を示す横型密閉圧縮機の断面
図である。
図である。
【図2】本発明の一実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図3】従来例による横型密閉圧縮機の断面図である。
【符号の説明】 1 密閉容器 2 電動機 2a ロータ 2b ステータ 3 圧縮部 4 固定スクロール 5 圧縮室 6 旋回スクロール 6a 旋回駆動軸 7 オルダムリング 8 クランク軸 9 潤滑油送路 10 主軸 11 軸受 12 オイルポンプ 13 油溜め部 13a 凹部 14 吸入管 15 取付脚
Claims (4)
- 【請求項1】 底部に油溜めを有した密閉容器内に、冷
媒を圧縮する圧縮部と、同圧縮部を駆動する電動機と、
この電動機の回転力を前記圧縮部に伝達すると共に、潤
滑油送路を備えた主軸と、前記油溜めから潤滑油を吸入
する吸入管を備え、前記圧縮部の摺動部に前記主軸の一
端から、前記潤滑油送路を通して潤滑油を供給するオイ
ルポンプから構成されてなる密閉型圧縮機において、 前記吸入管先端の吸込口近傍の油溜め部に、前記密閉容
器の底面に連設する凹部を形成してなることを特徴とす
る密閉型圧縮機。 - 【請求項2】 前記凹部を前記密閉容器に一体に形成し
てなることを特徴とする請求項1記載の密閉型圧縮機。 - 【請求項3】 前記凹部を円弧状に形成してなることを
特徴とする請求項1または2記載の密閉型圧縮機。 - 【請求項4】 前記吸入管の吸込口を前記凹部の中央部
に配設してなることを特徴とする請求項1記載の密閉型
圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8617898A JPH11280684A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 密閉型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8617898A JPH11280684A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 密閉型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11280684A true JPH11280684A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13879519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8617898A Pending JPH11280684A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 密閉型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11280684A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040039753A (ko) * | 2002-11-04 | 2004-05-12 | 엘지전자 주식회사 | 횡형식 압축기 |
CN100359163C (zh) * | 2001-06-08 | 2008-01-02 | 松下电器产业株式会社 | 电动机内置式压缩机及搭载该压缩机的车辆 |
WO2009037942A1 (ja) * | 2007-09-19 | 2009-03-26 | Sanden Corporation | 圧縮機 |
JP2013100810A (ja) * | 2011-10-21 | 2013-05-23 | Panasonic Corp | 圧縮機及び圧縮機を搭載した車両用空調装置 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP8617898A patent/JPH11280684A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100359163C (zh) * | 2001-06-08 | 2008-01-02 | 松下电器产业株式会社 | 电动机内置式压缩机及搭载该压缩机的车辆 |
KR20040039753A (ko) * | 2002-11-04 | 2004-05-12 | 엘지전자 주식회사 | 횡형식 압축기 |
WO2009037942A1 (ja) * | 2007-09-19 | 2009-03-26 | Sanden Corporation | 圧縮機 |
JP2009074386A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Sanden Corp | 圧縮機 |
EP2196673A1 (en) * | 2007-09-19 | 2010-06-16 | Sanden Corporation | Compressor |
EP2196673A4 (en) * | 2007-09-19 | 2010-10-27 | Sanden Corp | COMPRESSOR |
JP2013100810A (ja) * | 2011-10-21 | 2013-05-23 | Panasonic Corp | 圧縮機及び圧縮機を搭載した車両用空調装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4898521A (en) | Oil feeding system for scroll compressor | |
KR0146704B1 (ko) | 윤활능력이 개선된 스크롤 압축기 | |
US4997349A (en) | Lubrication system for the crank mechanism of a scroll compressor | |
JP2825468B2 (ja) | 往復動圧縮機 | |
TW536592B (en) | Displacement type fluid machine | |
JPH0372840B2 (ja) | ||
JPH11280684A (ja) | 密閉型圧縮機 | |
JP2004316537A (ja) | 流体圧縮機 | |
JP2708537B2 (ja) | スクロール流体機械の給油装置 | |
JP2607707B2 (ja) | スクロール流体機械 | |
KR100360237B1 (ko) | 스크롤 압축기의 오일 공급구조 | |
JP3147547B2 (ja) | 密閉型圧縮機 | |
JP2883422B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP4797548B2 (ja) | 密閉型電動圧縮機 | |
JPH06101663A (ja) | スクロール型圧縮機 | |
JP3858580B2 (ja) | 密閉型電動圧縮機 | |
KR20040107728A (ko) | 밀폐형 회전식 압축기의 오일 급유 구조 | |
JPH1162867A (ja) | 電動圧縮機 | |
JP2001153079A (ja) | 密閉型多気筒回転式圧縮機 | |
CN112648187A (zh) | 一种供油装置及包含其的涡旋压缩机 | |
JPS632632Y2 (ja) | ||
JP2910718B2 (ja) | 横置き密閉型スクロール圧縮機 | |
JP2004197698A (ja) | 密閉型圧縮機 | |
JP2977507B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPH109175A (ja) | 圧縮機の給油ポンプ装置 |