JP2645574B2 - 多段真空ポンプ - Google Patents

多段真空ポンプ

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JP2645574B2 JP63251994A JP25199488A JP2645574B2 JP 2645574 B2 JP2645574 B2 JP 2645574B2 JP 63251994 A JP63251994 A JP 63251994A JP 25199488 A JP25199488 A JP 25199488A JP 2645574 B2 JP2645574 B2 JP 2645574B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、駆動軸に軸封構造を有する多段真空ポンプ
に関する。本発明による多段真空ポンプは吸込圧力が10
-3Torrレベルまでの領域において、高圧力比状態で運転
され運転時のポンプ温度が比較的高温となる多段乾式真
空ポンプとして用いられることができる。
〔従来の技術、及び発明が解決しようとする課題〕
一般に、乾式真空ポンプにおいては、ポンプ内部への
外気の漏れ込みをできる限り少なくする事が、高性能な
ポンプ実現する上で重要となり、またその取り扱う気体
が、可燃性又は腐食性の気体である場合、外気に含まれ
る酸素及び水分のポンプ内部への漏れ込みをできる限り
少なくする事が、安全性の向上、及び耐腐食性の向上の
上で特に重要となる。従来、特に高圧力比状態で運転さ
れ、その圧縮熱により運転時の温度が比較的高温となる
多段乾式真空ポンプにおいては、ポンプの外部に設けら
れた、モータ等によりポンプが駆動されるために、ポン
プのハウジングを貫通し、ポンプの外部へ駆動軸を取り
出す必要があり、その駆動軸取り出し部に軸封構造が用
いられている。
第8図及び第9図に示す3段式真空ポンプにおいて
は、駆動軸101のポンプ外部への取り出し部には、潤滑
油槽106を設け、潤滑油槽106の内側に軸受の固定環103
を取りつけ、その内側に固定環103と摺動し駆動軸101と
共に回転する回転環104が設けられ、固定環103と回転環
104との摺動面には、駆動軸101により、タイミングギヤ
セット109を介して駆動され、反対方向に回転する被動
軸102に設けられたスプラッシャ105により潤滑油槽106
の底部に溜められた潤滑油がはねかけられ、給油され
る。また潤滑油槽106内の潤滑油は、潤滑油槽106の下部
に設けられた冷却水路107を流れる冷却水により冷却さ
れる。
軸受の回転環104と固定環103との摺動面への給油は被
動軸102に設けられたスプラッシャ105により摺動面の外
周部へ潤滑油をはねかけることにより行われるが、スプ
ラッシャによるはねかけでは充分な給油量を確保するこ
とが困難であるため、メカニカルシールの摺動面の潤滑
不良を引き起こし、外気の漏れを生じる問題がある。
駆動軸101は、ポンプ運転時に圧縮熱により高温とな
るポンプのロータ108と直結されているために、伝熱に
より高温となり、また駆動軸101に取り付けられた軸受
の回転環104も比較的高温となる。このため回転環104と
固定環103との摺動面は圧縮熱による変形を生じ、外気
の漏れを生ずる原因となり問題がある。
駆動軸101はポンプのロータ108と直結されているた
め、ロータが気体の移送・圧縮を行う際に生じる振動を
直接受け、その振動は軸受の回転環104と固定環103との
摺動面における油膜の形成に障害を与え、外気の漏れを
生じる原因となり問題がある。
また、駆動軸101はロータ108に直結されているために
駆動軸101の回転数は、ポンプとしての性能を維持する
ために必要なロータの回転数により決定され、駆動軸10
1と共に回転する軸受の回転環104と軸受の固定環103と
の摺動面における周速度を最適な速度とすることができ
ず有利でない。
以上述べた理由により、ポンプ内部への外気の漏れ込
みのない高性能なポンプの実現と、且つその取り扱う気
体が可燃性又は腐食性を有する場合のポンプの安全性及
び耐腐食性の向上が強く望まれている。
本発明の目的は、前述の従来形における課題に鑑み、
ポンプ運転時に各ポンプ区分を構成するロータに生じる
気体の移送・圧縮作用に伴う圧縮熱と振動が、軸封構造
に伝わることを防止し、軸封構造に充分な量の潤滑油を
供給することにより、軸封構造の摺動面における潤滑を
良好な状態とし、軸封構造を適切に構成し、あわせて軸
受構造の冷却を行うことにある。また本発明の他の目的
は、ロータ支承軸と駆動軸を中間軸を介して結合し、軸
封構造の摺動面における周速度を最適な速度とし、軸封
構造を通してポンプ内部への外気の漏れ込みを防止する
ことにある。
〔課題を解決するための手段、及び作用〕
本発明においては、気体の移送・圧縮を行うポンプロ
ータをもつポンプ区分の複数個、該複数個のポンプ区分
に共通なポンプロータ支承用の2個の垂直なロータ支承
軸、および該ロータ支承軸の下端に設けられたタイミン
グギヤセットを有するポンプ部、 該ポンプ部と外部の駆動軸の間に設けられ、駆動軸の
回転運動を該タイミングギヤセットの一方のギヤへ伝達
する中間ギヤをもつ垂直な中間軸を有する中間軸部、 該中間軸部を駆動する駆動ギヤをもつ駆動軸および該
駆動軸上の軸封構造を有する駆動軸部、および、 該タイミングギヤセット、該中間ギヤ、および該駆動
ギヤが収容され底部に潤滑油が貯溜されるギヤボック
ス、を具備し、 該駆動軸部における軸封構造における該駆動軸下端に
は、該ギヤボックスに連通する溢油口をもつ油溜りへ潤
滑油を供給するための送油機構が設けられ、 該駆動軸の内部には潤滑油を該油溜りへ導入するため
の潤滑油路が設けられている、 ことを特徴とする、多段真空ポンプ、が提供される。
本発明による装置における駆動装置及び軸封構造の作
用は、下記のとおりである。
ポンプ運転時に気体の移送・圧縮作用にともない気体
の圧縮熱により高温となり、振動を生じるロータを支承
する2個の軸とは別に、ポンプ外部に設けられたモータ
等により駆動される駆動軸を設け、ロータを支承する2
個の軸の下端に設けられたタイミングギヤセットの一方
のギヤを駆動軸に設けられた駆動ギヤにより、中間軸に
設けられた中間ギヤを介して駆動することにより、駆動
軸上に設けられた軸封構造にポンプ圧縮熱と振動が直接
伝わることが防止されると共に、駆動ギヤとタイミング
ギヤの歯数の比に適切にすることにより、駆動軸上に設
けられた軸封構造の摺動面における周速度を最適な速度
となるように決め、そして駆動軸の回転数をポンプとし
ての性能を維持するために必要なロータの回転数に変速
する。またギヤボックスの底部に溜められた潤滑油は、
ギヤボックス内の冷却装置により冷却され、垂直に設け
られた駆動軸の下端に設けられたポンプ機構により、駆
動軸内部の潤滑油路を通り、軸封構造の周囲に設けられ
た油溜りへ、充分な量が送られ、軸封構造の摺動面を良
好な状態で潤滑すると共に、軸封構造の冷却を行い、油
溜りの上部に設けられた溢油口よりギヤボックスへ戻さ
れる。
また、ギヤボックスの底部に貯められた潤滑油は、ギ
ヤボックス内の冷却装置により冷却され、垂直に設けら
れた中間軸の下端に設けられた送油機構により、中間軸
内部の潤滑油路を通り、中間軸上部の外周方向に設けら
れた開放口へ送られ、中間軸の回転による遠心力によ
り、霧状となってギヤボックス内に放出され、噴霧潤滑
としてギヤボックス内の全てのギヤと軸受構造の良好な
潤滑と冷却が行われる。
〔実施例〕
本発明の一実施例として、多段乾式真空ポンプの一種
である3段ロータリー形真空ポンプの構造図が第1図に
示されている。第2図は第1図に示されるポンプの拡大
図であり、第3図は第2図に示されるポンプ本体のIII
−III断面図であり、第4図は第2図に示されるポンプ
のIV−IV断面図であり、第5図は第1図に示されている
ポンプのV−V矢視によるギヤの配置図であり、第6図
及び第7図はそれぞれ第1図に示される駆動軸部及び中
間軸部の部分拡大図である。
本ポンプ本体の構造は、以下の通りである。第2図及
び第3図において、隔壁4で第1ポンプ区分1と第2ポ
ンプ区分2に区切られ、隔壁5で第2ポンプ区分2と第
3ポンプ区分3に区切られており、第3図においてロー
タを支承する軸10A,10Bは垂直に設けられ、各ポンプ区
分を貫通し下側の軸受12A,12B及び上側の軸受13A,13Bで
支承され、タイミングギヤセット11A,11Bで互いに反対
方向に回転するように組み込まれている。各ポンプ区分
の構造は、以下の通りである。第2図及び第4図におい
て、各ポンプ区分は吸込口8と吐出口9とを有するハウ
ジング7と一対の軸10A,10Bに支承されるロータ6A,6Bか
ら成り、ハウジング7の外周部には、吐出口9に連通し
次段のポンプ区分へ向かう外周気体流路16を有する。
本ポンプの駆動軸部及び軸封構造の構造は以下の通り
である。第1図において、ポンプの外部に設けられたモ
ータ60により、カップリング61を介して駆動される駆動
軸20が垂直に設けられ、駆動軸20とロータを支承する軸
10Aとの間には、中間軸30が垂直に設けられ、駆動軸20
には駆動ギヤ21が設けられ、中間軸30には中間ギヤ31が
設けられ、ロータを支承する2個の軸10A,10Bの下端に
はそれぞれタイミングギヤ11A,11Bが設けられる。第5
図において、タイミングギヤセット11A,11Bの一方のギ
ヤ11Aは、駆動ギヤ21により中間ギヤ31を介して駆動さ
れるように配置されている。
また第1図において、駆動ギヤ21、中間ギヤ31及びタ
イミングギヤセット11A,11Bを内蔵し、合わせて駆動軸2
0を支承する軸受22A,22Bと中間軸30を支承する軸受32A,
32B及びロータを支承する2個の軸10A,10Bの下側を支承
する軸受12A,12Bを内蔵し、底部に潤滑油42を溜めるこ
とができ、その潤滑油42を冷却するための冷却装置41を
内蔵する密閉されたギヤボックス40が設けられ、また第
1図及び第6図において駆動軸20には外気のポンプ内部
への漏れ込みを防止するための軸封構造の回転環52が取
り付けられ、回転環52の周囲には上部がギヤボックス40
に連通する溢油口54を有し、油溜り53の蓋55には軸封構
造の固定環51が取り付けられている。また、駆動軸20の
下端には、油溜り53へ潤滑油42を送るための送油機構23
が設けられ、駆動軸20の内部には潤滑油42を送油機構23
より油溜り53へ導く潤滑油路24が設けられている。第1
図及び第7図において中間軸30の下端には、ギヤボック
ス40の底部の潤滑油42を中間軸の上部へ送るための送油
機構33が設けられ、中間軸30には、潤滑油42を中間軸30
の上部へ導き、中間軸30の遠心方向にあけられた開放口
35に到る潤滑油路34が設けられている。
本ポンプの駆動装置及びその駆動軸の軸封構造の作用
は、以下の通りである。第1図〜第3図において、ポン
プ運転時に気体は吸込口14よりポンプ内部に吸い込ま
れ、第1ポンプ区分1、第2ポンプ区分2、及び第3ポ
ンプ区分3において順次、ケーシング7に内蔵される2
個のロータ6A,6Bにより移送・圧縮作用が行われ吐出口1
5よりポンプ外部へ吐出される。この際ロータ6A,6Bは高
圧縮比で気体を圧縮するために高温となり、また気体の
移送・圧縮作用に伴い、気体圧力の脈動を生じ、ロータ
6A,6Bに振動を生じる。
本発明による装置においては、ロータを支承する2個
の軸10A,10Bとは別にポンプ外部に設けられたモータ60
によりカップリング61を介して駆動される駆動軸20を設
け、ロータを支承する2個の軸10A,10Bの下端に設けら
れたタイミングギヤ11A,11Bの一方のギヤ11Aを駆動軸20
に設けられた駆動ギヤ21により、中間軸30に設けられた
中間ギヤ31を介して駆動することにより、駆動軸20に取
り付けられた軸封構造の固定環51にポンプの圧縮熱と振
動が伝わることを防止することが可能となり、駆動ギヤ
とタイミングギヤの歯数の比を適当にすることにより、
駆動軸上に設けられた軸封構造の摺動面における周速度
を最適な速度となるように決め、そして駆動軸の回転数
をポンプとしての性能を維持するために必要なロータの
回転数に変速する。
また、第1図と第6図において、ギヤボックス40の底
部に溜められた潤滑油42は、冷却装置41を流れる冷却水
W1により冷却され、垂直に設けられた駆動軸20の下端に
設けられた送油機構23により、駆動軸20内部の潤滑油路
24を通り、軸封構造の回転環52の回りに設けられた油溜
り53へ充分な油量が送られ軸封構造の回転環52と固定環
51との摺動面を良好な状態で潤滑すると共に、軸封構造
51,52の冷却を行い、油溜り53の上部に設けられた溢油
口54よりギヤボックス40へ戻される。
また第1図と第7図において、ギヤボックス40の底部
に溜められた潤滑油42は、冷却装置41を流れる冷却水W1
により冷却され、垂直に設けられた中間軸30の下端に設
けられた送油機構33により、中間軸30内部の潤滑油路34
を通り、中間軸上部の外周方向に設けられた開放口35へ
送られ、中間軸30の回転による遠心力により霧状となっ
てギヤボックス40内に放出され、噴霧潤滑としてギヤボ
ックス40内の全てのギヤと軸受の良好な潤滑と冷却を行
う。
このように、本実施例による多段乾式真空ポンプの1
種である3段ロータリー形真空ポンプにおいては軸封構
造の回りに油溜りに充分な量の冷却された潤滑油42を送
るためのポンプ機構を駆動軸の下端に設けることによ
り、軸封構造の摺動面を良好な状態で潤滑すると共に、
軸封構造の冷却を行い、ポンプ運転時に気体の移送・圧
縮作用にともない気体の圧縮熱により高温となり、振動
を生じるロータを支承する2個の軸とは別に、ポンプ外
部に設けられたモータ等により駆動される駆動軸を設
け、ロータを支承する2個の軸の下端に設けられたタイ
ミングギヤセットの一方のギヤを、駆動軸に設けられた
駆動ギヤにより、中間軸に設けられた中間ギヤを介して
駆動することにより、駆動軸上に設けられた軸封構造に
ポンプの圧縮熱と振動が直接伝わることを防止すると共
に、また駆動ギヤ21とタイミングギヤ11Aの歯数の比を
適当にすることにより、駆動軸20上に設けられた軸封構
造51,52の摺動面における周速度を最適な速度となるよ
うに決め、そして駆動軸20の回転数を、ポンプとしての
性能を維持するために必要なロータ6A,6Bの回転数に変
速する。
そして中間軸下端に設けられた送油機構により、中間
軸上部の外周方向に設けられた開放口へ冷却された潤滑
油を送り、中間軸の回転による遠心力により霧状として
ギヤボックス内へ放出することにより、ギヤボックス内
の全てのギヤと軸受構造の良好な噴霧潤滑と冷却が行わ
れる。
以上はポンプ区分3段の場合について記述したが、3
段に限らず、4段以上にすることができる。
また第1図に示される多段ロータリー形真空ポンプに
は逆流冷却機構(例えば特開昭59−115489号、特開昭63
−154884号参照)を適用することも可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、高圧縮比状態で運転され、運転時の
温度が比較的高温となる多段乾式真空ポンプにおいて、
ポンプ運転時に気体の移送・圧縮作用にともない気体の
圧縮熱により高温となり、振動を生じるロータを支承す
る2個の軸とは別にポンプ外部に設けられたモータ等に
より駆動される駆動軸を設け、ロータを支承する2個の
軸の下端に設けられたタイミングギヤセットの一方のギ
ヤを駆動軸に設けられた駆動ギヤにより、中間軸に設け
られた中間ギヤを介して駆動することにより駆動軸上に
設けられた軸封機構にポンプの圧縮熱と振動が直接伝わ
ることを防止することが可能となり、ギヤボックスの底
部に貯められた潤滑油は、ギヤボックス内の冷却装置に
より冷却され、垂直に設けられた駆動軸の下端に設けら
れた送油機構により、駆動軸内部の潤滑油路を通り、軸
封機構の回りに設けられた油溜りへ充分な油量が送ら
れ。軸封機構の摺動面を良好な状態で潤滑し、軸封機構
を適切に構成することができ、また、駆動ギヤとタイミ
ングギヤの歯数の比を適当にすることにより、ポンプと
しての性能を維持するためのロータの回転数を変えるこ
となく、駆動軸上に設けられた軸封構造の摺動面におけ
る周速度を、最適な速度とし、摺動面において潤滑不良
を引き起こすことを防止し、軸封構造を通して外気のポ
ンプ内部への漏れ込みを防止し、外気の漏れ込みのない
高性能なポンプを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての3段乾式真空ポンプ
の概略的構成を示す図、第2図は第1図に示されるポン
プ部を拡大的に示す図、第3図は第2図に示されるポン
プ部のIII−III断面図、第4図は第2図に示されるポン
プ部のIV−IV断面図、第5図は第1図に示されるポンプ
のV−V断面におけるギヤの配置を示す図、第6図及び
第7図はそれぞれ第1図のポンプにおける駆動軸部及び
中間軸部を部分的に拡大して示す図、第8図は従来の3
段乾式真空ポンプの例を示す図、第9図は第8図の装置
のIX−IX断面図、である。 1……第1ポンプ区分、2……第2ポンプ区分、 3……第3ポンプ区分、 4……第1、第2ポンプ区分の隔壁、 5……第2、第3ポンプ区分の隔壁、 6A,6B……ロータ、7……ケーシング、 8……各ポンプ区分の吸込口、 9……各ポンプ区分の吐出口、 10A,10B……ロータを支承する軸、 11A,11B……タイミングギヤセット、 12A,12B……ロータを持った軸を支承する下側の軸受、 13A,13B……ロータを持った軸を支承する上側の軸受、 14……ポンプの吸込口、15……ポンプの吐出口、 16……外周気体流路、20……駆動軸、 21……駆動ギヤ、 22A,22B……駆動軸を支承する軸受機構、 23……駆動軸下端の潤滑油用送油機構、 24……駆動軸内部の潤滑油路、 30……中間軸、31……中間ギヤ、 32A,32B……中間軸を支承する軸受、 33……中間軸下端の潤滑油用送油機構、 34……中間軸内部の潤滑油路、 35……潤滑油路の開放口、 40……ギヤボックス、41……冷却装置、 42……潤滑油、 51……軸封構造における固定環、 52……軸封構造における回転環、 53……油溜り、54……溢油口、 55……油溜りの蓋、60……モータ、 61……カップリング、W1……冷却水、 101……駆動軸、102……被動軸、 103……軸封構造における固定環、 104……軸封構造における回転環、 105……スプラッシャ、106……潤滑油槽、 107……冷却水路、108……ロータ、 109……タイミングギヤセット、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体の移送・圧縮を行うポンプロータをも
    つポンプ区分の複数個、該複数個のポンプ区分に共通な
    ポンプロータ支承用の2個の垂直なロータ支承軸、およ
    び該ロータ支承軸の下端に設けられたタイミングギヤセ
    ットを有するポンプ部、 該ポンプ部と外部の駆動軸の間に設けられ、駆動軸の回
    転運動を該タイミングギヤセットの一方のギヤへ伝達す
    る中間ギヤをもつ垂直な中間軸を有する中間軸部、 該中間軸部を駆動する駆動ギヤをもつ駆動軸および該駆
    動軸上の軸封構造を有する駆動軸部、および、 該タイミングギヤセット、該中間ギヤ、および該駆動ギ
    ヤが収容され底部に潤滑油が貯溜されるギヤボックス、
    を具備し、 該駆動軸部における軸封構造における該駆動軸下端に
    は、該ギヤボックスに連通する溢油口をもつ油溜りへ潤
    滑油を供給するための送油機構が設けられ、 該駆動軸の内部には潤滑油を該油溜りへ導入するための
    潤滑油路が設けられている、 ことを特徴とする多段真空ポンプ。
JP63251994A 1988-10-07 1988-10-07 多段真空ポンプ Expired - Fee Related JP2645574B2 (ja)

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