JP2000161178A - 直接噴射式内燃機関の高圧噴射システム - Google Patents

直接噴射式内燃機関の高圧噴射システム

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JP2000161178A
JP2000161178A JP11333060A JP33306099A JP2000161178A JP 2000161178 A JP2000161178 A JP 2000161178A JP 11333060 A JP11333060 A JP 11333060A JP 33306099 A JP33306099 A JP 33306099A JP 2000161178 A JP2000161178 A JP 2000161178A
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connection line
pressure
line
common rail
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JP11333060A
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Francois Miquel
ミケル フランソワ
Quec Jean Luc Le
ルケク ジャン−リュク
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IFP Energies Nouvelles IFPEN
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/04Means for damping vibrations or pressure fluctuations in injection pump inlets or outlets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/02Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
    • F02M55/025Common rails

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料タンクに接続されている高圧ポンプと、
燃焼室にそれぞれ開口しているいくつかの噴射器に燃料
圧力をかけて送るコモンレールと、コモンレールと各噴
射器との間の少なくとも1つの接続ラインと、コモンレ
ール上に位置する圧力検出器と、噴射器と高圧ポンプと
圧力検出器とに同時に連結されている電子制御装置とを
有している、直接噴射式内燃機関の高圧燃料噴射システ
ムにおいて、各噴射器ニードルの接続および噴射速度の
周期的安定性の問題を解決する。 【解決手段】 減衰手段12が、コモンレール1と少な
くとも1つの噴射器3の間の接続ライン2のうちの少な
くとも1つと協働する減衰手段12が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接燃料噴射式内
燃機関に関し、特に、燃料をそれぞれの燃焼室に噴射す
る「コモンレール」と呼ばれるシステムを使用する前述
の内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】「コモンレール」システムは、噴射調整
度が大きく、かつ用途に柔軟性があるため、広く使用さ
れるようになっている。特に、コモンレールシステムに
より、広範囲(150×105〜1500×105Pa)
にわたって噴射圧力、噴射されるガスオイル量、噴射位
相を動作点と無関係に自由に制御することができる。
【0003】図1は、燃料タンク8と高圧ポンプ7に関
連する低圧ポンプ10と、高圧ポンプ7に接続され、各
噴射器3に燃料が供給されるようにするコモンレール1
と、コモンレール1上に位置する圧力検出器9と、燃焼
室数と同じ個数の噴射器と、圧力検出器9からの情報も
受信する中央制御装置(すなわちコンピュータ)11に
接続されて、各噴射器3を制御する手段(参照符号無
し)である主要要素を備えたこのようなシステムの全体
構成を示す。
【0004】前述の部品の動作は、まとめると、次のよ
うになる。
【0005】低圧ポンプ10は、タンク8から燃料を送
り出して高圧ポンプ7に燃料を供給する。熱機関によっ
て駆動される高圧燃料ポンプ7は、コモンレール1とそ
れぞれの噴射管とを経由して噴射器3にある量の燃料を
送る。燃料の一部は内燃機関の燃焼室に接続噴射される
が、小量は噴射器3の油圧制御に用いられてタンク8に
戻る。
【0006】高圧ポンプ7は、一般にラジアルピストン
ポンプである。この場合、ドライブシャフトの偏心部
は、燃料を連続的に吸引し、圧縮し、制御弁を介してコ
モンレール1の方に吐出する3つのピストンを移動させ
る。駆動シャフトの偏心部とピストンの対称な配置と
が、ポンプ出口における圧力振動の減少に寄与してい
る。
【0007】高圧ポンプ7の出口に配置されている制御
弁により、圧力検出器9によって測定されるコモンレー
ル1内の噴射圧を調節できる。噴射圧力は、中央制御装
置11に記憶されている所望値に調節される。吐出流は
タンク8に戻る。
【0008】高圧ポンプ7と噴射器3との間の燃料ボリ
ュームが蓄圧器として作用する。それにより、ある量の
燃料を内燃機関の動作点と無関係な所望の圧力に維持す
ることができ、また、高圧ポンプ7の脈動するキャパシ
ティと噴射器3の吐出開始時の突然の燃料抜き出しとに
よって開始される圧力振動を減衰させることができる。
しかしながら、トランジェント(経過)モードで十分に
早い応答を得るために、このボリュームは大きすぎては
ならない。
【0009】それぞれの噴射器3は、完全に定められた
時間12に中央に制御装置11によって生成された電子
パルスの後で「開き」または「閉じ」る。噴射期間、コ
モンレール1内の噴射圧力、および噴射器内の流れの断
面によって、噴射される燃料の量が決まる。
【0010】噴射器3のノズルの流れの断面は、燃料
(圧力Prail)を筒内圧Pcylinder(<150×105
Pa)である燃焼室に接続する、ノズルと吐出口との間
のニードルによって次第に解放される空間20によって
定められる。
【0011】電子制御装置11によって送出される第1
の電気制御パルスが、噴射器3内の電気油圧動作に変換
されると、噴射器3が開き、ニードルを上昇させる。こ
のように、ニードルは流れの断面を解放する。その後、
噴射が正常に開始する。
【0012】噴射器3は、第2の電気制御パルスによっ
てニードルがその弁座に押し下げられると、「閉じ
る」。ニードルは、このように流れの断面を閉じる。噴
射は正常に終了する。
【0013】これら2つの瞬間(開始と終了)のあい
だ、ニードルは、制御時間に応じて完全に上昇状態に維
持される中間段階がおそらく存在する、上昇段階と下降
段階とを経験する。
【0014】各噴射器3のノズルにおける吐出速度、す
なわち瞬間燃料流はニードルの動きに従い、流れの断面
が解放されてすぐの上昇段階と、ニードルが最大上昇状
態に維持される場合の平衡段階と、下降段階とを有し、
これらのすべてによって噴射時間が決まる。
【0015】このように噴射速度、すなわち噴射流と、
コモンレールを各噴射器へ接続するライン内の圧力との
間には、圧力変動によって各噴射器のノズルの流量が乱
される直接的な関係がある。
【0016】実際は、圧力変動は、高圧ポンプの脈動状
態と噴射器のニードルの開き(または閉じ)状態とが組
合わさった効果によるものである。本発明に関連する図
13および15とに関連して後述する図12および14
は、この現象を強調している。
【0017】このように、これら圧力変動は、噴射の周
期的な安定性、したがってシリンダ内の燃焼に悪影響を
及ぼすため、圧力変動に関連する問題が生じる。
【0018】米国特許明細書第4,161,161号
は、ディーゼルエンジンの噴射段階の最後に生じる圧力
変動を吸収する手段を開示している。噴射圧力は100
0×105Paのオーダのものにでき、したがってニー
ドルが閉じることよって噴射の最後に圧力変動が生じ
る。この米国特許明細書で推奨されている解決策は、噴
射ポンプと噴射器自体との間のラインに接続されている
チャンバである。蓄圧室と呼ばれるこのチャンバは、噴
射段階の最後の圧力変動を減少させ、そのため、噴射器
のニードルが安定して高速に閉じるのがを保証される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】この問題は、ここで
は、噴射段階の最後にディーゼル高圧ポンプによって生
じ、燃焼にとって勿論極めて不利である、噴射器が再び
開くことが生じるような振幅の振動にしか結びついてい
ない。
【0020】本発明は、各噴射器ニードルの揚程および
噴射速度の周期的安定性の問題を、別のやり方で解決す
ることを特に目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】これは、本発明によれ
ば、最も反復可能な噴射速度を得るために周期的な噴射
のばらつきを減少させることから基本的に成る。これ
は、優れた燃焼安定性にとって極めて有利である。
【0022】この効果は、高圧ポンプと噴射器の開きの
両方による回路内の圧力変動を周期全体にわたって減少
させるまたは除くことによって得られる。
【0023】したがって、本発明の目的は、燃料タンク
に接続されている高圧ポンプと、燃焼室にそれぞれ開口
しているいくつかの噴射手段に燃料を圧力をかけて送る
コモンレールと、コモンレールと各噴射手段との間の少
なくとも1つの接続ラインと、コモンレール上に配置さ
れている圧力検出器と、噴射手段と高圧ポンプと圧力検
出器とに同時に接続されている電子制御装置とを特に有
している、直接噴射式内燃機関の高圧燃料噴射システム
である。
【0024】本発明によれば、このシステムは、分岐ラ
イン上に配置されている手段、または多孔性、すなわち
濾過手段のいずれかにより、各噴射手段内の圧力波を減
衰させる少なくとも1つの手段を有している。
【0025】本発明の実施態様によれば、前記減衰手段
は、コモンレールと少なくとも1つの前記噴射手段の間
の少なくとも1つの前記接続ラインと協働する。
【0026】本発明の他の実施態様にれば、前記減衰手
段はコモンレール内に配置されている。
【0027】特に、噴射手段は電子制御装置によって制
御される。
【0028】本発明の独自の特徴によれば、減衰手段は
反射による減衰が可能である。
【0029】この状況において、減衰手段は、前記接続
ライン上に配置された少なくとも1つの特定のキャパシ
ティを有することができる。
【0030】減衰手段は、本発明の範囲から逸脱せず
に、前記接続ラインの分岐ライン上に配置されたキャパ
シティも有している。
【0031】また、減衰手段は、直列、かつ前記接続ラ
インの分岐ライン上に同時に配置されているいくつかの
キャパシティを有することもできる。
【0032】また、減衰手段は4分の1波長共振器を有
している。
【0033】4分の1波長共振器は、接続ラインの分岐
ライン上または前記接続ラインの周囲に配置できる。
【0034】本発明の別の独自の特徴によれば、減衰手
段は干渉式の減衰が可能であり、また、接続ラインの一
部をなす迂回路を有している。
【0035】本発明により提案される可能性によれば、
前記減衰手段は圧力波を吸収するための多孔性、すなわ
ち濾過要素を有している。
【0036】特に、前記多孔性要素は、前記接続ライン
の長さの一部にわたって前記接続ライン内に配置されて
いる。
【0037】本発明の範囲から逸脱せずに、前記接続ラ
インの一部の長さにわたって前記連結ラインに複数の孔
をあけ、この長さにわたって前記ラインの周囲に前記多
孔性要素を配置することができる。
【0038】多孔性要素は、コモンレールの内部に配置
され、吸収による減衰を確保する厚さを有する筒の形態
であってもよい。
【0039】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0040】より詳細には、図2は、「コモンレール」
または「蓄圧レール」と呼ばれるレール1が、噴射器3
に至る接続ライン2のうちの1つに対して開口している
本発明の実施形態を示している。
【0041】コモンレール1は、2のようないくつかの
ラインに開口している。
【0042】各噴射器3は、ピストン5とシリンダ6に
よって区切られている燃焼室4に開口している。
【0043】また、例えば図1に記載のパターンにより
コモンレール1に燃料を圧力をかけて誘導する、図2の
参照符号7で示されるような高圧ポンプが使用されてい
る。
【0044】本発明を実施するために必要な他の要素
は、包括的には、図1と関連して記載された要素、すな
わち、燃料タンク8と高圧ポンプ7とに関連する低圧ポ
ンプ10と、高圧ポンプ7に接続され、各噴射器3に接
続ライン2経由で燃料を供給させるコモンレール1とで
ある。また、コモンレール1上に配置され、電子制御装
置11に接続されている圧力検出器9も設けられてい
る。
【0045】本発明によれば、各噴射器3内の圧力波を
減衰させる減衰手段12も設けられている。
【0046】図2は、減衰手段12が、接続ライン2上
に直列に配置されているキャパシティから成る実施形態
を示す。キャパシティ12の寸法は、次式の拡大率 τ=D2/d2 が十分大きくなるように選択される(図2参照)。式
中、Dはキャパシティ12自体の直径を表し、dは接続
ライン2の直径を表し、D>dである。しかしながら、
大きさおよび重量上の理由から、拡大率τは大きすぎる
べきではない。このように、キャパシティ12は、キャ
パシティ12内における部分反射によって圧力波の全体
的減衰を引き起すように接続ライン2に対して寸法決定
されている。
【0047】実例として、ライン2の内径が3mmの場
合、キャパシティ12は、内径9mmのシリンダで構成
することができ、すなわち、キャパシティ12につい
て、拡大率9、長さ25mmが選択される。
【0048】図3は、4分の1波長共振器の形態のキャ
パシティ12を示す。この種の要素は、周知のように、
その他端が閉じている接続ライン2の分岐ラインから構
成されている。分岐ラインは、接続ライン2の直径と実
質的に等しい直径を有しているのが好ましい。
【0049】図4は、くび部が無い、すなわち、接続ラ
イン2と接続するためのラインが無い分岐キャパシティ
などの減衰手段12を開示している。このキャパシティ
12は、実際には、その近傍にある1つまたは複数の開
口13によって接続ライン2に直接接続されており、し
たがって、キャパシティ12は開口13の付近の接続ラ
イン2を囲んでいる。キャパシティ12は、接続ライン
2の回りに対称であることが好ましい。
【0050】図5は、ここでは、直列に、かつ接続ライ
ン2に対する分岐ライン上に配列されている一連のボリ
ューム141、142、143の形態をなしている、キ
ャパシティ12の別の可能性に関するものである。接続
ライン2に最も近い第1のボリューム141は、このラ
インの拡径部であり、第1のボリューム141は、それ
自体が第3のボリューム143と連通している第2のボ
リューム142に連通している。第1、第2、および第
3のボリューム141、142、143は、直列に配列
され、いずれも接続ライン2の分岐ラインを形成してい
るとみなすことができる。
【0051】4分の1波長共振器の別の形態は、最初に
接続ライン2の部分の拡径部151、次に、ライン2と
同じ断面を有するライン153と、それらすべてを包囲
する閉じたボリューム154とに入れ子式に嵌合して開
口しているより大きな部分152を示す図6に表されて
いる。
【0052】減衰手段12は、本発明の範囲から逸脱せ
ずに、干渉による圧力波減衰に基づくことも可能であ
る。干渉式減衰の公知の原理は、波を分割して、所望の
効果により、適切な時間にのみ主ライン内の逸脱した部
分(deviated fraction)を再併合す
ることから成る。
【0053】この原理に対応する構造は図7に見ること
ができ、キャパシティ12は、特定の長さにわたって接
続ライン2の迂回路として取りつけられている二次的な
ライン16の形態を有している。二次的ライン16の断
面は、接続ライン2の断面と同一であることが好まし
い。二次的ライン16は、位相差によって、分岐出口に
おいて送出される波に対して作用することができる。
【0054】図8は、吸収による減衰である別の減衰タ
イプを示す。
【0055】更に正確に述べると、この図は接続ライン
2の拡径部内に配置されている要素17を示しており、
要素17は、接続ライン2の拡径部全体を占有してお
り、したがって、燃料流は要素17を完全に通過する。
要素17は、吸収性の多孔質材料から構成されることが
好ましい。
【0056】本発明の範囲から逸脱せずに、多孔質材料
は、図9に記載されているように、コモンレール1の内
側に配置されている円筒管18にすることができる。こ
のように、多孔質材料17の厚さは、吸収による減衰を
確実なものにしている。
【0057】図10は、接続ライン2の長さの一部にわ
たって接続ライン2の周囲に配置されている多孔性要素
19によって吸収による減衰が行なわれる実施形態に関
するものである。また、接続ライン2には、流体が通過
できる孔20があけられている。
【0058】最後の3つの場合では、多孔性、すなわち
濾過要素は、吸収減衰器として作用する。濾過要素が、
吸収性多孔性材料の内張り部における液体の摩擦による
圧力変動を減衰させる。
【0059】速度波と、相関的に速度波と関連する圧力
波とに減衰が施される。動作圧力に対する(多孔性材料
を通過時の)管内圧力降下は無視できるほど僅かであ
る。壊変しない材料を選択するのが有利である。
【0060】図11と12は、それぞれ、同一動作条件
下、すなわち、圧力300×105Pa、噴射時間3m
sで、従来技術および本発明により得られた曲線に関す
るものである。
【0061】図11と12において、曲線Aは、噴射器
3のニードルの揚程を時間の関数として示すものであ
り、曲線Bは、噴射速度であり、曲線Cは、各噴射器の
制御状態を時間の関数として表している。
【0062】図11と12の曲線Bを比較することによ
り、本発明によって与えられる改良点が分かる。実際、
図11では、いくつかの異なる曲線が重なり合っている
ことが分かる。これは、サイクルごとに噴射速度が変動
するいくつかの燃焼サイクルに対応している。
【0063】他方、実際にはいくつかの燃焼サイクルに
対応している、図12の曲線Bは、互いに完全に重なり
合った曲線を示している。これは、サイクルごとの噴射
速度のすぐれた反復性を示すものである。
【0064】図11と12の曲線Aについても同じであ
る。図11は、1サイクルごとにニードルの揚程に関し
て違ったものを示しているが、図12では、すべての曲
線Aは実質的に重なり合っており、このことは、ニード
ルの変位の安定した挙動を示すものである。
【0065】この周期的噴射安定性の結果として、燃焼
自体のより良い周期的安定性、すなわち、より優れた燃
焼がもたらされる。
【0066】図13と14は、噴射時間800μsで得
られた同一の現象を示すものである。
【0067】図13の曲線AとB(従来技術による)
は、噴射速度と同様にニードル揚程について、実際に
は、サイクル間で遅れがあることを示している。他方、
本発明によって得られた図14の曲線AとBは、実質的
に融合しているのでサイクル間での完全な反復性を示し
ている。
【0068】このように、異なった動作条件に対して、
本発明は、特に噴射安定性と、したがって燃焼とに関
し、従来技術に対して著しい改良を提供するものである
ことが理解できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】直接噴射式内燃機関の高圧噴射システムの一般
構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に関する図である。
【図3】本発明の実施形態に関する図である。
【図4】本発明の実施形態に関する図である。
【図5】本発明の実施形態に関する図である。
【図6】本発明の実施形態に関する図である。
【図7】本発明の実施形態に関する図である。
【図8】本発明の実施形態に関する図である。
【図9】本発明の実施形態に関する図である。
【図10】本発明の実施形態に関する図である。
【図11】噴射圧300×105Pa、噴射時間3ms
の場合に従来技術によって得られた3つの曲線を示す図
である。
【図12】図11と同じ条件下で本発明によって得られ
た3つの曲線を示す図である。
【図13】噴射圧300×105Pa、噴射時間0.8
msの場合に従来技術によって得られた別の3つの曲線
を示す図である。
【図14】図13の曲線と同じ条件下で本発明によって
得られた3つの曲線を示す図である。
【符号の説明】
1 コモンレール 2 接続ライン 3 噴射器 4 燃焼室 5 ピストン 6 シリンダ 7 高圧ポンプ 8 燃料タンク 9 圧力検出器 10 低圧ポンプ 11 電子制御装置 12 減衰手段 13 開口 141、142、143 ボリューム 151 拡径部 152 断面部 153 ライン 154 ボリューム 16 二次的ライン 17 要素(多孔質材料) 18 円筒管 19 多孔性要素 20 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−リュク ルケク フランス国 78440 ガルジャンヴィル ランヴィル ル オー カーブ 16

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク(8)に接続されている高圧
    ポンプ(7)と、燃焼室(4)にそれぞれ開口している
    いくつかの噴射手段(3)に燃料を圧力をかけて送るコ
    モンレール(1)と、前記コモンレール(1)と前記各
    噴射手段(3)との間の少なくとも1つの接続ライン
    (2)と、前記コモンレール(1)上に配置されている
    圧力検出器(9)と、前記噴射手段(3)と前記高圧ポ
    ンプ(7)と前記圧力検出器(9)とに同時に連結され
    ている電子制御装置(11)とを特に有している、直接
    噴射式内燃機関の高圧燃料噴射システムにおいて、分枝
    ライン上に配置されている手段、または多孔性、すなわ
    ち濾過要素のいずれかにより、前記各噴射手段(3)内
    の圧力波を減衰させる少なくとも1つの減衰手段(1
    2)を有していることを特徴とする直接噴射式内燃機関
    の高圧燃料噴射システム。
  2. 【請求項2】 前記減衰手段(12)が、前記コモンレ
    ール(1)と少なくとも1つの前記噴射手段(3)の間
    の少なくとも1つの前記接続ライン(2)と協働する、
    請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記減衰手段(12)が前記コモンレー
    ル(1)の中に配置されている、請求項1に記載のシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記噴射手段は前記電子制御装置(1
    1)によって制御される、請求項1から3のうちのいず
    れか1項に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記減衰手段は、反射による減衰を可能
    とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記減衰手段は、前記接続ライン(2)
    に対する分岐ライン上に配置されている少なくとも1つ
    のキャパシティ(12)を有している、請求項5に記載
    のシステム。
  7. 【請求項7】 前記減衰手段は、直列、かつ前記ライン
    (2)の分岐ライン上で接続されているいくつかのキャ
    パシティ(141−143)を有している、請求項5に
    記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記減衰手段が、4分の1波長共振器
    (12、151〜153)を有している、請求項5に記
    載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記4分の1波長共振器(12)は、前
    記接続ライン(2)の分岐ライン上に配置されている、
    請求項8に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記4分の1波長共振器(151〜1
    53)は、前記接続ライン(2)の周囲に配置されてい
    る、請求項8に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記減衰手段は、干渉による減衰を可
    能とし、また、接続ライン(2)の一部を分岐させる分
    岐ライン(16)を有している、請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記多孔性要素(17)は、前記接続
    ライン(2)の長さの一部にわたって前記接続ラインの
    中に配置されている、請求項1に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記多孔性要素(19)は、前記接続
    ライン(2)の長さの一部にわたって前記接続ライン
    (2)の周囲に配置されており、前記接続ライン(2)
    には、この長さにわたって複数の孔(20)があけられ
    ている、請求項1に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記多孔性要素は、厚さによって吸収
    減衰を確保する、前記コモンレール(1)の内部に配置
    されているシリンダ(18)である、請求項1に記載の
    システム。
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