JP2000159670A - 抗アレルギー剤 - Google Patents

抗アレルギー剤

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JP2000159670A
JP2000159670A JP10346646A JP34664698A JP2000159670A JP 2000159670 A JP2000159670 A JP 2000159670A JP 10346646 A JP10346646 A JP 10346646A JP 34664698 A JP34664698 A JP 34664698A JP 2000159670 A JP2000159670 A JP 2000159670A
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顕光 辻
Mari Yamamoto
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Koji Kawahara
浩治 川原
Mitsuaki Sano
満昭 佐野
Toshio Miyase
敏男 宮瀬
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Natl Res Inst Of Vegetables Ornamental Plants & Tea
Shizuoka Prefecture
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Sasaki Co Ltd
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NATL RES INST OF VEGETABLES OR
Natl Res Inst Of Vegetables Ornamental Plants & Tea
Shizuoka Prefecture
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Sasaki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副作用がなく、長期間に渡る連用においても
安全性の高い、かつ飲食物や化粧料などのように日常的
に用いるものに利用できるアレルギー疾患の治療、予防
剤を提供すること。 【解決手段】 3−−メチルガロイルエピガロカテキ
ンおよび/または4−−メチルガロイルエピガロカテ
キンを有効成分として含有することを特徴とする抗アレ
ルギー剤、抗炎症剤、飲食物並びに化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3−−メチルガ
ロイルエピガロカテキンや4−−メチルガロイルエピ
ガロカテキン等のカテキン誘導体を有効成分として含有
する医薬、これらを含む飲食物や化粧料に関し、詳しく
は即時型および遅延型アレルギーを抑制する作用や炎症
を軽減する作用等を有する医薬、飲食物、化粧料に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アレルギー疾患の増加がみられ、
生まれる子供の1/3がアトピー性皮膚炎もしくは喘息
を発症するとの報告がある。また、花粉症発症の劇的な
増加も大きな社会問題となっている。食習慣の欧米化、
食品添加物の使用、大気汚染、ストレス過多といった私
たちを取り巻く環境の変化がこのようなアレルギー症状
増加の原因であると考えられている。
【0003】ところで、アレルギー反応は、関与する免
疫担当細胞や免疫グロブリンによりI型からIV型に分け
られている。アレルギー性鼻炎,気管支喘息に代表され
る疾患はI型アレルギー反応に属しており,IgE 抗体を
介してマスト細胞や好塩基球からヒスタミン,ロイコト
リエン,プロスタグランジン等のケミカルメディエータ
が産生・放出され、血管拡張,血管透過性亢進,気管支
平滑筋の収縮,神経末端の刺激等が引き起こされること
による。そのため、I型アレルギー疾患の治療には、抗
ヒスタミン剤とマスト細胞からのケミカルメディエータ
遊離抑制作用をもつ抗アレルギー薬が使われている。し
かし、抗ヒスタミン剤や塩基性抗アレルギー薬には眠
気,口渇,胃腸障害等の副作用があり、長期間に渡る連
用が問題となる。IV型アレルギー反応は、T細胞が関与
する遅延型の反応で、ランゲルハンス細胞やマクロファ
ージなどの抗原提示細胞を介して抗原情報を受けたT細
胞が、様々なサイトカインを産生・放出し、これにより
好酸球やマクロファージの集積により遅延型の炎症反応
が起こるものである。アレルギー性接触皮膚炎は、IV型
アレルギー反応に基づいて発症する代表的な疾患であ
る。IV型アレルギー疾患の治療には、ステロイド剤が用
いられるが、このステロイド剤は、T細胞のサイトカイ
ン産生を抑制して、湿疹の治療では劇的な効果を示す。
その反面、長期間の連用によって、副腎皮質機能の低
下,皮膚紅潮,委縮,毛細血管拡張などの重篤な副作用
を引き起こす可能性がある。
【0004】一方、茶は代表的な嗜好飲料であり、20
00年余にも渡り多くの人々に飲用されてきた。また、
茶は様々な生理機能を有していることが判明しており、
例えば抗酸化作用,抗腫瘍作用,発ガン抑制作用,抗菌
作用,抗ウイルス作用,抗う触作用などが報告されてい
る。アレルギー作用に関しては、特開平3−25872
6号公報において、ウーロン茶抽出物を主成分とする抗
アレルギー剤としてマスト細胞からのヒスタミン遊離抑
制作用を指標としてI型アレルギー反応に対する治療薬
の例が、特開平7−17865号公報において、天然カ
フェインのI型アレルギー症状の血管透過性亢進作用反
応に有効な事例が、特開平10−77231号公報、特
開平10−175874号公報において、ウーロン茶抽
出物を有効成分とする抗アレルギー剤,抗炎症剤,抗ア
トピー性皮膚炎剤,抗乾癬剤の例が挙げられている。さ
らに、エピガロカテキンガレート,エピカテキンガレー
トなどの緑茶カテキン類が、ラット腹腔内マスト細胞か
らのヒスタミン遊離を抑制することが報告されている
(日本食品科学工学会誌,Vol.42, No.11, pp952-958, 1
995 およびAllergy, Vol.52, No.1, pp 58-64 , 1997)
が、3−−メチルガロイルエピガロカテキンや4−
−メチルガロイルエピガロカテキン等のカテキン誘導体
類がI型およびIV型アレルギー反応を抑制するとの報告
は行われていない。また、4−−メチルガロイルエピ
ガロカテキンについては、茶葉から単離された例はな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アレルギー疾患に応じ
た医薬品が開発され、治療に用いられているが、これら
は副作用を伴うため、長期間の連用可能な安全性が高
く、副作用のない、天然物由来の抗アレルギー剤の開発
が強く望まれていた。そこで、本発明の目的は、副作用
がなく、長期間に渡る連用においても安全性の高い、か
つ飲食物や化粧料などのように日常的に用いるものに利
用できるアレルギー疾患の治療、予防剤を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を解決するため、抗アレルギー作用を有する物質をI型
アレルギー反応の実験モデルであるヒスタミン遊離に対
する抑制効果(in vitro 法),in vivo マウス腹壁法
(AW法)およびIV型アレルギー反応の実験モデルであ
るオキサゾロン誘導マウス耳介皮膚炎に対する抑制効果
を指標にスクリーニングを行い、3−−メチルガロイ
ルエピガロカテキンや4−−メチルガロイルエピガロ
カテキン等のカテキン誘導体がこれらの効果を有してい
ることを見出し、かかる知見に基づいて本発明に到達し
た。
【0007】請求項1記載の本発明は、3−−メチル
ガロイルエピガロカテキンおよび/または4−−メチ
ルガロイルエピガロカテキンを有効成分として含有する
ことを特徴とする抗アレルギー剤である。請求項2記載
の本発明は、3−−メチルガロイルエピガロカテキン
および/または4−−メチルガロイルエピガロカテキ
ンを有効成分として含有することを特徴とする抗炎症剤
である。請求項3記載の本発明は、抗アレルギー剤が経
口抗アレルギー剤である請求項1記載の抗アレルギー剤
である。請求項4記載の本発明は、抗炎症剤が経口抗炎
症剤である請求項2記載の抗炎症剤である。請求項5記
載の本発明は、3−−メチルガロイルエピガロカテキ
ンおよび/または4−−メチルガロイルエピガロカテ
キンを有効成分として含有することを特徴とする経口抗
アレルギー剤または経口抗炎症剤を含む飲食物である。
請求項6記載の本発明は、3−−メチルガロイルエピ
ガロカテキンおよび/または4−−メチルガロイルエ
ピガロカテキンを有効成分として含有することを特徴と
する外用抗アレルギー剤または外用抗炎症剤を含む化粧
料である。請求項7記載の本発明は、アレルギー症状ま
たは炎症症状の予防,抑制,軽減を必要とする人に、請
求項1記載の抗アレルギー剤または請求項2記載の抗炎
症剤を投与することを特徴とするアレルギー症状または
炎症症状の予防,抑制,軽減方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いる3−−メチルガ
ロイルエピガロカテキンや4−−メチルガロイルエピ
ガロカテキンは、下記構造式で表されるものであるが、
本発明には、これらの化合物の他に、例えば2−−メ
チルガロイルエピガロカテキンなどのカテキン誘導体あ
るいはそれらの混合物のいずれも使用することができ
る。茶 (camellia sinensis)は、古来より飲用され、長
期にわたって常飲されているが、人体に悪影響はなく、
非常に安全性の高い飲料であることが認められている。
そのため、本発明で使用する3−−メチルガロイルエ
ピガロカテキン、4−−メチルガロイルエピガロカテ
キン等の茶葉に由来するカテキン誘導体も、安心して摂
取することが受け入れられるものである。
【0009】
【化1】
【0010】
【化2】
【0011】本発明に使用する3−−メチルガロイル
エピガロカテキンや4−−メチルガロイルエピガロカ
テキン等のカテキン誘導体類は、茶葉、例えば‘青心大
ぱん’、‘べにほまれ’、‘べにふじ’、‘べにふう
き’などの茶葉、好ましくは乾燥茶葉を水系溶剤で抽出
して得られるポリフェノール画分から分離、採取するこ
とができる。このようにして得られる抽出物が、最終的
に飲食物や化粧料等の成分として利用されることを考え
ると、安全性の立場から、水,エタノールまたはこれら
の混合物を溶剤として用いるのが好ましい。
【0012】抽出に際して原料の茶葉は、マイクロ波な
どを用いて乾燥したものが好適であり、この茶葉と溶剤
との比率(重量比)は、茶葉1に対して溶剤5から10
0倍の割合が好ましい。抽出温度は、特に限定されるも
のではなく、通常は室温〜常圧下で溶剤の沸点の範囲が
作業上都合がよい。抽出時間は、10分から6時間の範
囲とするのが好ましい。
【0013】本発明に用いる3−−メチルガロイルエ
ピガロカテキンや4−−メチルガロイルエピガロカテ
キン等のカテキン誘導体は、抽出物をそのまま、あるい
は水等で適宜希釈して、抗アレルギー剤や抗炎症剤とし
て経口的に投与することができる。さらに、これらを通
常用いられる医薬用担体と共に製剤化して調製すること
ができる。例えば、上記の抽出物等をシロップ剤などの
経口液状製剤として、またはエキス,粉末などに加工
し、薬学的に許容される担体と配合して錠剤,カプセル
剤,顆粒剤,散剤などの経口固形製剤とすることができ
る。ここで、薬学的に許容できる担体としては、製剤用
素材として慣用されている各種の有機あるいは無機の担
体物質が用いられ、固形製剤における賦形剤,滑沢剤,
結合剤,崩壊剤や液状製剤における溶剤,賦形剤,懸濁
化剤,結合剤等として配合される。その他、必要に応じ
て抗酸化剤,防腐剤,着色料,甘味剤などの添加物を用
いることができる。
【0014】上記の製剤用素材は、通常使用されている
ものが用いられ、賦形剤としては、例えばショ糖,乳
糖,デンプン,結晶セルロース,軽質無水ケイ酸などが
あり、滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグネシウ
ム,ステアリン酸カルシウム,タルク,コロイドシリカ
などがある。また、結合剤としては、例えばセルロー
ス,ショ糖,デキストリン,ポリビニルピロリドンなど
が挙げられる。次に、崩壊剤としては、例えばポリエチ
レングリコール,D−マンニトール,安息香酸ベンジ
ル,エタノール,炭酸ナトリウム,クエン酸ナトリウム
などがあり、液剤としては、例えば精製水,エタノー
ル,プロピレングリコールなどがある。懸濁化剤として
は、例えばラウリル硫酸ナトリウム,レシチン,モノス
テアリン酸グリセリンなどの界面活性剤やポリビニルア
ルコール,カルボキシメチルセルロース,ヒドロキシメ
チルセルロースなどの親水性高分子がある。また、抗酸
化剤としては、例えば亜硫酸塩,アスコルビン酸などが
あり、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エス
テル酸,ベンジルアルコール,ソルビン酸などがあり、
着色料としては、各種食用色素がある。
【0015】次に、本発明において飲食物としては制限
がなく、前記カテキン誘導体を含む茶葉抽出物をそのま
まの形で、あるいはエキス,粉末化して用いる他、一般
に用いられている飲食物素材や飲食物製造上許容される
担体等と組み合わせて、各種飲食物とすることができ
る。例えば、飲料としては炭酸飲料,果実飲料,乳酸菌
飲料などがある。また、菓子類としては、例えばビスケ
ット,チョコレート,キャンデー,チューインガム,ス
ナック菓子等があり、食品としては、パン類,めん類,
大豆加工品,乳製品,肉加工品,魚肉練り製品,ドレッ
シング,マヨネーズ,カレー,スープなどが挙げられ
る。
【0016】飲食物製造上許容できる担体としては、シ
ョ糖,ブドウ糖,異性化液糖,オリゴ糖などの甘味料の
他、調味料、酸味料、各種着色料、保存料、糊料、酸化
防止剤、発色剤、漂白剤、品質改良剤、膨張剤、乳化剤
などの常用の成分があり、これらを適宜用いることがで
きる。
【0017】本発明に係るカテキン誘導体あるいはこれ
を含有する茶葉抽出物を化粧料に調製する場合、例えば
水等で希釈し、濃縮し、あるいは粉末化または顆粒化し
て、既知の医薬用素材や担体等と共に製剤化することに
より、液剤,エキス剤,懸濁剤,乳剤,エアゾール剤,
軟膏剤,パップ剤,ローション剤などの形態とすること
ができる。ここで、医薬用素材や担体等としては、水性
成分,界面活性剤,油性成分,可溶化剤,保湿剤,粉末
成分,アルコール類,防腐剤,酸化防止剤,増粘剤,顔
料,香料などがあり、これらを必要に応じて適宜選択し
て目的とする形態に調製される。皮膚外用剤として、例
えばローション状,ゲル状,乳剤,軟膏等の剤形とする
ことができ、化粧水類,クリーム類,乳液類,洗顔料,
皮膚洗浄剤,口紅等のメイクアップ化粧料,シャンプ
ー,リンスヘアートニック,養毛剤等の毛髪化粧料やバ
スオイルなどの入浴料等の種々の形態の化粧料を製造す
ることができる。
【0018】本発明において、3−−メチルガロイル
エピガロカテキンや4−−メチルガロイルエピガロカ
テキン等のカテキン誘導体は、使用目的などを考慮して
適量を用いればよく、例えば抗アレルギー剤や抗炎症剤
の場合は、該カテキン誘導体として1日に5〜100m
g/kg、好ましくは10〜50mg/kgが適当であ
る。なお、カテキン誘導体を含むポリフェノール画分と
しては、1日に10〜300mg/kg、好ましくは2
0〜100mg/kgの範囲で用いることが適当であ
る。また、飲食物として用いる場合は、有効成分である
上記カテキン誘導体を含むポリフェノール画分として1
日に5〜300mg/kg、好ましくは20〜100m
g/kgの範囲で用いる。さらに、化粧料の場合も同様
に、有効成分である上記カテキン誘導体を含むポリフェ
ノール画分として1日に5〜300mg/kg、好まし
くは20〜100mg/kgの範囲で用いる。なお、い
ずれの場合においても、1日1回もしくは数回に分けて
使用することができる。
【0019】
【実施例】次に、本発明を詳細に説明するための代表的
な実施例や実験例等を示すが、本発明はこれらのみに限
定されるものではない。 実験例1 各種茶葉からのポリフェノール画分の抽出
(茶葉抽出物) 図1に示すように、マイクロ波にて乾燥した茶葉50g
を沸騰蒸留水1000ml中で1時間抽出後、可溶部を
濾紙で自然濾過した。濾液は多孔質のポリスチレン樹脂
であるMitsubishi Diaion HP-20 を充填したカラム(5
×20cm)に通導し、精製水でカラムを洗浄後、50
%メタノール溶出画分をさらに Amberlyst 15 (4×2
0cm)に通導し、メタノールで溶出されるカフェイン
を含まないポリフェノール画分を得た。
【0020】実験例2 3−−メチルガロイルエピガロカテキン,4−−メ
チルガロイルエピガロカテキンの単離 マイクロ波にて乾燥した‘青心大ぱん’の茶葉のポリフ
ェノール画分から、図2 に示す方法にて分画し、上記成
分を単離した。すなわち、茶葉300gからポリフェノ
ールの分画を行い、淡黄色の粉末31gを得た。このポ
リフェノール画分をシリカゲルを充填したカラム(9c
m×25cm)に付し、クロロホルム−メタノール−水
系の溶媒で溶出した。クロロホルム−メタノール−水
(82:16:2)で溶出する画分A(216mg),
同溶媒(80:18:2)で溶出する画分B(1708
mg),C(730mg),D(1927mg)E(7
010mg),F(914mg)および同溶媒(40:
50:10)で溶出する画分G(13250mg)を得
た。次に、画分CおよびDをさらに逆相系カラム(5c
m×50cm、ODS、2本連結)を用いた液体クロマ
トグラフィーで分取し、アセトニトリル−水(12:8
8)で溶出する画分から3−−メチルガロイルエピガ
ロカテキン(241mg) および4−−メチルガロイ
ルエピガロカテキン(101mg) をそれぞれ無色の粉
末として得た。
【0021】実験例3 抗アレルギー活性の測定 in vitro での抗アレルギー作用の評価手段として、I
型アレルギーの標準的な試験法であるマスト細胞脱顆粒
時のヒスタミン遊離量測定法を、またin vivoでの抗ア
レルギー作用の評価手段として、I型に対しては、オボ
アルブミン(OVA)を感作薬物とし、マウスの腹壁で
アナフィラキシー反応を評価する腹壁法を、IV型に対し
てはオキサゾロン誘発耳介浮腫法を用いた。
【0022】1)即時型アレルギー(I型) 1−1)ヒスタミン遊離試験(in vitro試験) I型アレルギーの判定法として、マウスマスト細胞から
のヒスタミン遊離抑制作用を指標とした。すなわち、マ
ウスマスト細胞はMC/9を用い、10%非働化FB
S,10% WEHI−3b培養上清,5mMグルタミ
ン酸,50mM2−メルカプトエタノール添加RPMI
1640培地で培養した。細胞(1×107 cells
/ml)は、抗DNP−マウスIgE抗体で一晩刺激し
た後、Tyrode液に浮遊させて被検試料とともにイ
ンキュベートした後、DNP−BSA(抗原)を添加し
て脱顆粒を誘発し、上清中のヒスタミン量を液体クロマ
トグラフ法で測定した。抗アレルギー性はコントロール
である生理食塩水(PBS)との相対値の低いものほど
高いと判断した。
【0023】1−2)マウス腹壁法(in vivo 試験) 即時型アレルギー(I型)の判定法である血管透過性の
亢進をマウス腹壁で検討する方法(Biol. Pharm. Bul
l., Vol.20, pp714-716, 1997)を一部改変し、抗アレル
ギー活性の評価法とした。すなわち、感作はOVA(2
mg/ml)と不完全フロイントアジュバント(1:
1)の混合液50μlをマウス(ddY,雄性,5週
令) 腹腔内に投与して行った。アレルギーの惹起は、感
作9日後のマウスに、無麻酔下、0.1mlの2%エバ
ンスブルー溶液を静脈内投与し、直ちにエーテル麻酔
下、速やかに皮膚を剥離し、惹起用試料液(OVA 1
00μg/ml)50μlを腹壁に注入する。惹起7分
後、マウスを頸椎脱臼により処理して腹壁を切除後、色
素漏出部位をマークし、その面積をデンシトグラフによ
り読み取り、コンピューター画像解析から、漏出面積を
求めた。被検試料あるいは生理食塩水(対照群) は、惹
起60分前に胃ゾンデにて経口投与して行った。活性の
評価は対照群に対する色素漏出面積の抑制率で示した。
【0024】2)遅延型アレルギー (IV型) オキサゾロンによる遅延型アレルギー性皮膚炎検定法に
準拠し行った。すなわち、マウス(ICR,雄性,5週
令) 腹部を剪毛し、剪毛部に0.5%オキサゾロンエタ
ノール溶液100μlを塗布して感作した。感作5日
後、被検試料を0.5%オキサゾロンアセトン溶液で調
製し、その10μlを右側耳介に塗布してアレルギーを
惹起させた(塗布した被検試料は0.128mg/耳と
なる) 。惹起24時間後、マウスをエーテル麻酔死さ
せ、穴径5mmのパンチで左右耳介中凹部を打ち抜き、
その重量を測定し、次式で耳介の腫脹率を算出した。
【0025】
【数1】耳介の腫脹率=100×(R−L)/L L:左側正常耳介片重量、 R:右側浮腫耳介片重量
【0026】また、重量法とは別に浮腫惹起前後の右側
耳介の厚みを、エーテル麻酔下ノギスで測定し、次式で
耳介の腫脹率を算出する方法も併せて行った。なお、po
sitive controlとしてヒドロコルチゾンを使用した。
【0027】
【数2】耳介の腫脹率=100×(A−B)/B A:浮腫惹起後の耳介の厚み、 B:浮腫惹起前の耳介
の厚み
【0028】実験例4 3−−メチルガロイルエピガ
ロカテキンと4−−メチルガロイルエピガロカテキン
の性状 両成分の性状を以下に示す。
【0029】1)3−−メチルガロイルエピガロカテ
キン 無色無晶形の粉末 分子式 C232011 分子量 4721 H-NMR (400 MHz, acetone-d6) d: 2.96 (1H, dd, J=1
7.5 and 3 Hz, H-4),3.04 (1H, dd, J=17.5 and 4 Hz,
H-4), 3.82 (3H, s, OCH3), 5.10 (1H, br s,H-2) ,5.
52 (1H, m, H-3), 6.03 (1H, d, J=2 Hz, H-8),6.04
(1H, d, J=2 Hz, H-6), 6.64 (2H, s, H-2' and H-
6'),7.06 (1H, d, J=2 Hz, H-2"),7.12 (1H, d, J=2
Hz, H-6")13 C-NMR (100 MHz, acetone-d6) d: 26.3 (C-4), 56.5
(OCH3),69.9 (C-3),78.0 (C-2),95.7 (C-8),96.4
(C-6),98.9 (C-4a), 106.0 (C-2"), 106.6 (C-2' and
C-6'),111.6 (C-6"),121.7 (C-1"),130.8 (C-1'),1
33.1 (C-3' and C-5'), 145.7 (C-4'), 146.3 (C-4"),
148.5 (C-5"), 149.6 (C-3"), 157.0 (C-8a), 157.4 (C
-5),157.8 (C-7), 166.3 (C=O)
【0030】2)4−−メチルガロイルエピガロカテ
キン 無色無晶形の粉末 分子式 C232011 分子量 4721 H-NMR (400 MHz, acetone-d6) d: 2.93 (1H, dd, J=1
7.5 and 2.5 Hz, H-4), 3.04 (1H, dd, J=17.5 and4.5
Hz, H-4), 3.83 (3H, s, OCH3), 5.06 (1H, br s, H-
2), 5.54 (1H, m, H-3),6.03 (1H, d, J=2 Hz, H-8),
6.05 (1H, d, J=2 Hz, H-6),6.64 (2H, s, H-2' and H
-6'), 7.00 (2H, s, H-2" and H-6")13 C-NMR (100 MHz, acetone-d6) d: 26.5 (C-4), 60.5
(OCH3),69.8 (C-3),78.0 (C-2),95.7 (C-8),96.4
(C-6),98.8 (C-4a), 106.6 (C-2' and C-6'),109.9
(C-2" and C-6"), 126.4 (C-1"), 130.7 (C-1'), 133.0
(C-3' and C-5'),140.5 (C-4"),146.2 (C-4'),151.
0 (C-3" and C-5"), 157.0 (C-8a), 157.4 (C-5),157.
8 (C-7), 166.0 (C=O) [a]23 D -156.6。 (c=0.90, MeOH) FAB-MS 473 [M+H]+
【0031】実験例5 I型アレルギーに対する抑制効
果(in vitro試験) マウスマスト細胞のヒスタミン遊離に及ぼすエピガロカ
テキンガレート(EGCGと略す), 3−−メチルガ
ロイルエピガロカテキン(3MGEGCと略す)また
は4−−メチルガロイルエピガロカテキン(4MG
EGCと略す)投与による抗アレルギー活性の結果を図
3に示す。図から明かなように、4MGEGCは非常
に強いヒスタミン遊離抑制作用を示した。
【0032】実験例6 I型アレルギーに対する抑制効
果(in vivo 試験) OVA感作マウスに対するEGCG, 3MGEGCま
たは4MGEGC投与による抗アレルギー活性の結果
を第1表にそれぞれ示す。第1表から明かなように、3
MGEGCと4MGEGCはいずれも10mg/k
gの経口投与において、EGCGより高い活性を示し
た。
【0033】
【表1】
【0034】また、第2表に示すように、4MGEG
Cは10mg/kgの経口投与において高い活性を示し
た。
【0035】
【表2】
【0036】実験例7 遅延型アレルギー(IV 型) に対
する効果 オキサゾロン感作マウスに対するエピカテキン(ECと
略す),EGCG, 3MGEGCまたは4MGEG
C投与による抗アレルギー活性の結果を第3表に示す。
表から明かなように、耳介厚みによる評価では4MG
EGCがEGCGおよび3MGEGCに比較し高い抑
制効果を示したが、耳介重量による評価では、そのよう
な傾向は認められなかった。
【0037】
【表3】
【0038】実施例1 飴の製造 以下の材料を使用して常法にしたがって製造した。
【0039】実施例2 チューインガムの製造 以下の材料を使用して常法にしたがって製造した。
【0040】実施例3 3MGEGC,4MGEG
C等のカテキン誘導体を主体とする茶葉抽出物入り入浴
剤の製造
【0041】
【発明の効果】本発明の抗アレルギー剤,抗炎症剤は、
炎症やアレルギー反応に基づく症状の予防,抑制または
軽減に有効である。特に、アトピー性皮膚炎などの症状
の予防,抑制または軽減に有効である。
【0042】本発明は、茶葉に由来する3−−メチル
ガロイルエピガロカテキンや4−−メチルガロイルエ
ピガロカテキン等のカテキン誘導体を有効成分としてお
り、安全性に優れている上に、長期連用の場合にも副作
用がない。また、本発明のこれら有効成分を主体とする
茶葉抽出物を含む飲食物を日常的に摂取することによ
り、アレルギー反応による症状の予防,軽減に役立つ。
さらに、本発明の抗アレルギー剤や抗炎症剤は皮膚外用
剤としても適用でき、アレルギー反応による炎症の軽
減,抑制の効果があり、化粧料に含有させることによ
り、日常的な使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 茶葉からのポリフェノール画分の抽出操作の
態様を示す。
【図2】 茶葉から3−−メチルガロイルエピガロカ
テキンや4−−メチルガロイルエピガロカテキンの単
離操作の態様を示す。
【図3】 マウスマスト細胞ヒスタミン遊離抑制に対す
る各種カテキン誘導体の影響を示すグラフである。
【符号の説明】
図3の■は3MGEGCの、▲は4MGEGCの、
○はEGCGの投与結果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 万里 静岡県掛川市旭台3−16 (72)発明者 川原 浩治 静岡県島田市横井2−12−61 サンライズ 横井301号 (72)発明者 佐野 満昭 静岡県静岡市瀬名472−4 (72)発明者 宮瀬 敏男 静岡県静岡市中田4丁目5−29 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB172 AB312 AB322 AB352 AC841 AC842 CC01 CC25 EE13 4C086 AA01 AA02 BA08 MA52 MA63 NA14 ZA89 ZB11 ZB13 4C088 AB45 AC05 BA32 CA05 CA11 MA52 MA63 NA14 ZA89 ZB11 ZB13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3−−メチルガロイルエピガロカテキ
    ンおよび/または4−−メチルガロイルエピガロカテ
    キンを有効成分として含有することを特徴とする抗アレ
    ルギー剤。
  2. 【請求項2】 3−−メチルガロイルエピガロカテキ
    ンおよび/または4−−メチルガロイルエピガロカテ
    キンを有効成分として含有することを特徴とする抗炎症
    剤。
  3. 【請求項3】 抗アレルギー剤が経口抗アレルギー剤で
    ある請求項1記載の抗アレルギー剤。
  4. 【請求項4】 抗炎症剤が経口抗炎症剤である請求項2
    記載の抗炎症剤。
  5. 【請求項5】 3−−メチルガロイルエピガロカテキ
    ンおよび/または4−−メチルガロイルエピガロカテ
    キンを有効成分として含有することを特徴とする経口抗
    アレルギー剤または経口抗炎症剤を含む飲食物。
  6. 【請求項6】 3−−メチルガロイルエピガロカテキ
    ンおよび/または4−−メチルガロイルエピガロカテ
    キンを有効成分として含有することを特徴とする外用抗
    アレルギー剤または外用抗炎症剤を含む化粧料。
  7. 【請求項7】 アレルギー症状または炎症症状の予防,
    抑制,軽減を必要とする人に、請求項1記載の抗アレル
    ギー剤または請求項2記載の抗炎症剤を投与することを
    特徴とするアレルギー症状または炎症症状の予防,抑
    制,軽減方法。
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