JP2000159262A - 衣料品包装材及び衣料品包装用カバー - Google Patents
衣料品包装材及び衣料品包装用カバーInfo
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Abstract
なく安全に包装でき、また、適度に透明性があり、さら
にリサイクルが可能で省資源化を期すことができ、しか
も十分な強度を有する衣料品カバー用包装材及び同カバ
ーを提供する。 【解決手段】通気性を有する薄い柔軟紙2に、撥水剤と
しての樹脂の少なくとも1種と、樹脂の少なくとも1種
との混合液が塗布されて含浸し、かつ透明化剤としての
樹脂の水素化合物の少なくとも1種が柔軟紙2の少なく
とも一部に塗布されて含浸し、乾燥されたカバー前部用
の包装材1Aと、柔軟紙に少なくとも撥水剤とヒートシ
ール性補助剤の混合液が塗布されたカバー後部用の包装
材1Bとを2枚合わせにして対向縁部どうしを貼り合わ
せることにより扁平な筒状体に形成した。
Description
包装材を使用したカバーに関する。
客から預かってクリーニングした衣料品をカバー(通称
ガーメント)に入れて客に渡している。
フィルムを筒状に形成したものが一般的に使用されてお
り、例えばクリーニング店で自動包装機を備える店であ
れば、ロール巻きにしてある筒状フィルムを自動包装機
に装着し、クリーニングされた衣料品を自動包装機へセ
ットすることにより筒状フィルムを所要の長さにカット
し、かつ切り口が所要にヒートシールされて、カバーと
して衣料品を包装する。
なので、カバーを外すことなく中の衣料品を見て確認し
たり、あるいは衣料品に付した客の名札やバーコードの
読み取りを行えるというメリットがある。
性が悪く、クリーニングに使用された各種の溶剤が衣料
品に残っていると溶剤の揮発ガスがカバー内に充満して
衣料品の生地が変色等によって傷められ、また、場合に
よっては衣料品を着用した人が肌荒れすることもある。
にはリサイクルによる再生利用は不可能であり、回収業
者は引き取ってくれず、消費者は、使用後の化成品フィ
ルム製カバーはごみとして廃棄している。
性、撥水性があって、衣料品を傷めることなく安全に包
装でき、また、適度に透明性があり、さらにリサイクル
が可能で省資源化を期すことができ、しかも十分な強度
を有する衣料品カバー用包装材及び同カバーを提供する
ことにある。
係る衣料品包装材は、木材パルプと化学パルプとを混抄
した通気性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤としてのパラ
フィンワックスエマルジョン、オレフィン系樹脂、フッ
素系樹脂の少なくとも1種と、ヒートシール性補助剤と
しての酢酸ビニール系樹脂、エチレン酢酸ビニール系樹
脂、ラテックス系樹脂、アクリル系樹脂重合体、天然ゴ
ム系樹脂の少なくとも1種との混合液が塗布されて含浸
し、かつ透明化剤としてのアルキッド樹脂、メラミン樹
脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、芳香
族炭化水素樹脂の水素化合物の少なくとも1種が前記柔
軟紙の少なくとも一部に塗布されて含浸し、乾燥された
ものとしてある。
た通気性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤としてのパラフ
ィンワックスエマルジョン、オレフィン系樹脂、フッ素
系樹脂の少なくとも1種と、ヒートシール性補助剤とし
ての酢酸ビニール系樹脂、エチレン酢酸ビニール系樹
脂、ラテックス系樹脂、アクリル系樹脂重合体、天然ゴ
ム系樹脂の少なくとも1種との混合液が塗布されて含浸
し、かつ透明化剤としてのアルキッド樹脂、メラミン樹
脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、芳香
族炭化水素樹脂の水素化合物の少なくとも1種が前記柔
軟紙の少なくとも一部に塗布されて含浸し、乾燥されて
なるカバー前部用の包装材と、前記柔軟紙に少なくとも
撥水剤とヒートシール性補助剤の混合液が塗布されたカ
バー後部用の包装材とを2枚合わせにして対向縁部どう
しを貼り合わせることにより扁平な筒状体に形成したも
のとしてあり、カバーは前記筒状体の一端開口部が適宜
ヒートシールされたものとしてある。
例によって説明する。図1(a) は衣料品カバーの前部に
使用される包装材1Aを示し、ベースとしての通気性を
有する薄い柔軟紙2の片面に、透明化剤を塗布、含浸せ
しめて乾燥し、さらに撥水剤とヒートシール性補助剤と
の混合剤を塗布、含浸せしめ、乾燥された処理面3を形
成したものとしてある。
当たり(米坪当たり)10〜30gの混抄紙を使用す
る。混抄紙は木材パルプ51〜99%に化学パルプ49
〜1%を混抄したものであり、本実施例では例えば木材
パルプ80〜85%に化学パルプ20〜15%を混抄し
たものを使用する。
テル系ポリマー、ポリオレフィン系ポリマー、ポリビニ
ル系ポリマー、ポリアミド系ポリマーで構成される熱融
着性繊維のいずれか1種あるいは上記熱融着性繊維成分
と、これよりも低い融点の高分子化合物成分を芯鞘型ま
たは並列型の複合に配し、ポリエステル系ポリマー、ポ
リオレフィン系ポリマー、変性ポリオレフィン系ポリマ
ー、エチレンビニルアルコール系ポリマー、イオノマー
等の成分が繊維表面の一部を長さ方向に連続して形成さ
れた熱融着性複合繊維を使用する。したがって、柔軟紙
2は上記化学パルプの熱融着性によって、柔軟紙自体が
ヒートシール性を有するものとしてある。
ラミン樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹
脂や、スチレン、α−メチルスチレン、インデン、メチ
ルインデン、プロペニルベンゼン、ビニルキシレン等の
芳香族炭化水素樹脂の水素化合物等が挙げられ、透明化
剤を塗布する際に透明化剤が柔軟紙に浸透し易いように
パラフィンワックス、動植物性油脂、飽和脂肪酸等の溶
剤を適宜添加して使用する。
ビニール系、エチレン酢酸ビニール系樹脂、ラテックス
系樹脂、アクリル系樹脂重合体、天然ゴム系樹脂等が挙
げられ、特にラテックス系樹脂またはアクリル系樹脂重
合体を使用すると包装材をある程度透明にすることがで
きる。
ジョン、オレフィン系樹脂、フッ素系樹脂が挙げられ、
特にパラフィンワックスエマルジョンを使用すると包装
材をある程度透明にすることができる。
予め120〜130℃程度に加熱処理して強度を大なら
しめ、透明化剤を柔軟紙2の片面へ帯状に塗布して含浸
させ、乾燥させることによって透明部4を形成する。
に1m2 当たり(米坪当たり)10g程度とする。な
お、透明化剤は帯状でなく柔軟紙の片面全体に塗布する
場合や、点状あるいは線状に塗布する場合もある。
種もしくは数種と、撥水剤中の1種もしくは数種を選択
して適宜混合し、その混合液を柔軟紙の前記透明部4を
形成した片面全体に塗布して含浸させ、乾燥させる。
ス系樹脂と撥水剤たるパラフィンワックスエマルジョン
の混合液を、柔軟紙2の片面に1m2 当たり(米坪当た
り)3〜20g塗布する。混合液は紙の片面に一様な厚
さに塗布するばあいもあるし、塗布厚を異にして線状に
塗布する場合もある。
る包装材1Bを示し、ベースとしての通気性を有する薄
い柔軟紙2の片面に、撥水剤とヒートシール性補助剤と
の混合剤を塗布、含浸せしめ、乾燥された処理面5を形
成したものとしてあり、前述した前部側の包装材1Aと
は透明化剤を塗布しない点が異なるだけで、他の撥水剤
やヒートシール補助剤の塗布は前部側の包装材1Aと同
じである。
と後部用の包装材1Bを図2のように処理面3、5側が
互いに内面となるように2枚合わせにして対向縁部どう
しを糊で接着して筒状包装材6にし、符号7は筒状包装
材の接着部を示す。
その一方の切り口を所要にヒートシールしてカバー8に
成形し、符号9はカバーのヒートシール部を示す。
クリーニング店で公知の自動包装機(図示省略)を備え
る店であれば、ロール巻きにしてある筒状包装材を自動
包装機に装着し、クリーニングされた衣料品を自動包装
機へセットすることにより筒状包装材を所要の長さにカ
ットし、かつ切り口が所要にヒートシールされて、カバ
ー8として衣料品10を包装する。
を所要の長さにカットするか、あるいは所要の長さにカ
ットされた短筒状の包装材を購入し、短筒状包装材を衣
料品に被せ、切り口の一端を所要にヒートシールして衣
料品を包装する。
の前部用と後部用の包装材1A、1Bを互いに処理面
3、5が対向するように貼り合わせて筒状包装材6を形
成しているが、両包装材の処理面3、5がともに外面と
なるように貼り合わせる場合もあるし、いずれか一方の
包装材の処理面だけが内面となるように貼り合わせるば
あいもある。また、カバーの前部用の包装材1Aに透明
部4を形成してあるが、透明部を形成しない場合もある
し、カバー後部用の包装材1Bにも透明部を形成する場
合もある。
ースの混抄紙に木材パルプと化学パルプよりなる混抄紙
を使用しているので、容易に破れたりするようなことの
ない十分な強度が得られる。
いるので、衣料品を包装する際のヒートシールをそのま
までも行うことができ、ヒートシールにより衣料品を手
早く包装することができるが、包装材にはさらにヒート
シール性補助剤を塗布してあるので、十分なシール強度
を得ることができる。
ースの柔軟紙は水に耐えられるようになっており、した
がってカバーは雨に濡れても破れる恐れはなく、客は雨
に逢っても安心して衣料品を持ち帰ることができる。
4を形成してあるので、同包装材を用いたカバー8では
この透明部を通して中の衣料品を確認できるとともに衣
料品に付した客の名札の確認やバーコードの読み取りを
行うことができる。
よび透明化剤は通気性を阻害しないので、ベースたる柔
軟紙の通気性が損なわれることはなく、カバーは通気性
を有する。したがって、クリーニング品のカバー用に使
用するばあいには充分に乾燥してない部分のあるクリー
ニング衣料品を包装しても、残っているクリーニング溶
剤の気化ガスはカバーから放出し、カバー内に残ること
はないので、クリーニング店から持ち帰っても急いでカ
バーを外す必要はなく、カバーを掛けたままにしても、
衣料品が溶剤ガスによって変色、傷められるというよう
なこともない。
ール性補助剤および透明化剤を塗布したものであり、撥
水剤、ヒートシール性補助剤および透明化は溶剤で溶か
して紙から分離、廃棄できるので、残った紙を古紙とし
て再利用でき、省資源化を期せるという利点がある。
ング品用のものを説明したが、カバーはクリーニング品
用に限らず、衣料品一般の包装、被覆に使用できる。
部用)の実施例を下から見た斜視図、(b) は本発明に係
る衣料品包装材(カバーの後部用)の実施例を上から見
た斜視図。
す正面図。
包装材 3 処理面 4 透明部 5 処理面 6 筒状包装材 7 接着部 8 カバー 9 ヒートシール部 10 衣料品
20)
包装材を使用したカバーに関する。
客から預かってクリーニングした衣料品をカバー(通称
ガーメント)に入れて客に渡している。
フィルムを筒状に形成したものが一般的に使用されてお
り、例えばクリーニング店で自動包装機を備える店であ
れば、ロール巻きにしてある筒状フィルムを自動包装機
に装着し、クリーニングされた衣料品を自動包装機へセ
ットすることにより筒状フィルムを所要の長さにカット
し、かつ切り口が所要にヒートシールされて、カバーと
して衣料品を包装する。
なので、カバーを外すことなく中の衣料品を見て確認し
たり、あるいは衣料品に付した客の名札やバーコードの
読み取りを行えるというメリットがある。
性が悪く、クリーニングに使用された各種の溶剤が衣料
品に残っていると溶剤の揮発ガスがカバー内に充満して
衣料品の生地が変色等によって傷められ、また、場合に
よっては衣料品を着用した人が肌荒れすることもある。
にはリサイクルによる再生利用は不可能であり、回収業
者は引き取ってくれず、消費者は、使用後の化成品フィ
ルム製カバーはごみとして廃棄している。
性、撥水性があって、衣料品を傷めることなく安全に包
装でき、また、適度に透明性があり、さらにリサイクル
が可能で省資源化を期すことができ、しかも十分な強度
を有する衣料品カバー用包装材及び同カバーを提供する
ことにある。
係る衣料品包装材は、木材パルプと、結晶性のポリエス
テル系ポリマー、ポリオレフィン系ポリマー、ポリビニ
ル系ポリマー、ポリアミド系ポリマーで構成される熱融
着性繊維のいずれか1種、あるいは上記熱融着性繊維成
分にこれよりも低い融点の高分子化合物成分を芯鞘型ま
たは並列型の複合に配し、ポリエステル系ポリマー、ポ
リオレフィン系ポリマー、変性ポリオレフィン系ポリマ
ー、エチレンビニルアルコール系ポリマー、イオノマー
の成分が繊維表面の一部を長さ方向に連続して形成され
た熱融着性複合繊維とを混抄した通気性を有する薄い柔
軟紙に、撥水剤としてのパラフィンワックスエマルジョ
ン、オレフィン系樹脂、フッ素系樹脂の少なくとも1種
と、ヒートシール性補助剤としての酢酸ビニール系樹
脂、エチレン酢酸ビニール系樹脂、ラテックス系樹脂、
アクリル系樹脂重合体、天然ゴム系樹脂の少なくとも1
種との混合液が塗布されて含浸し、かつ透明化剤として
のアルキッド樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ユ
リア樹脂、エポキシ樹脂、芳香族炭化水素樹脂の水素化
合物の少なくとも1種が前記柔軟紙の少なくとも一部に
塗布されて含浸し、乾燥された包装材を長尺または所要
長さにカットされた扁平な筒状包装材に形成したものと
してある。
は、木材パルプと、結晶性のポリエステル系ポリマー、
ポリオレフィン系ポリマー、ポリビニル系ポリマー、ポ
リアミド系ポリマーで構成される熱融着性繊維のいずれ
か1種、あるいは上記熱融着性繊維成分にこれよりも低
い融点の高分子化合物成分を芯鞘型または並列型の複合
に配し、ポリエステル系ポリマー、ポリオレフィン系ポ
リマー、変性ポリオレフィン系ポリマー、エチレンビニ
ルアルコール系ポリマー、イオノマーの成分が繊維表面
の一部を長さ方向に連続して形成された熱融着性複合繊
維とを混抄した通気性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤と
してのパラフィンワックスエマルジョン、オレフィン系
樹脂、フッ素系樹脂の少なくとも1種と、ヒートシール
性補助剤としての酢酸ビニール系樹脂、エチレン酢酸ビ
ニール系樹脂、ラテックス系樹脂、アクリル系樹脂重合
体、天然ゴム系樹脂の少なくとも1種との混合液が塗布
されて含浸し、かつ透明化剤としてのアルキッド樹脂、
メラミン樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ
樹脂、芳香族炭化水素樹脂の水素化合物の少なくとも1
種が前記柔軟紙の少なくとも一部に塗布されて含浸し、
乾燥されてなるカバー前部用の包装材と、前記柔軟紙に
少なくとも撥水剤とヒートシール性補助剤の混合液が塗
布されたカバー後部用の包装材とを2枚合わせにして対
向縁部どうしを貼り合わせることにより所要の長さの扁
平な筒状包装材に形成し、この筒状包装材の一端開口部
を、その中央部を残してヒートシールしたものとしてあ
る。
例によって説明する。図1(a) は衣料品包装用カバーの
前部に使用される包装材1Aを示し、ベースとしての通
気性を有する薄い柔軟紙2の片面に、透明化剤を塗布、
含浸せしめて乾燥し、さらに撥水剤とヒートシール性補
助剤との混合剤を塗布、含浸せしめ、乾燥された処理面
3を形成したものとしてある。
当たり(米坪当たり)10〜30gの混抄紙を使用す
る。混抄紙は木材パルプ51〜99%に、熱融着性繊維
あるいは熱融着性複合繊維49〜1%を混抄したもので
あり、本実施例では例えば木材パルプ80〜85%に、
熱融着性繊維あるいは熱融着性複合繊維20〜15%を
混抄したものを使用する。
維としては結晶性のポリエステル系ポリマー、ポリオレ
フィン系ポリマー、ポリビニル系ポリマー、ポリアミド
系ポリマーで構成される熱融着性繊維のいずれか1種、
あるいは上記熱融着性繊維成分に、これよりも低い融点
の高分子化合物成分を芯鞘型または並列型の複合に配
し、ポリエステル系ポリマー、ポリオレフィン系ポリマ
ー、変性ポリオレフィン系ポリマー、エチレンビニルア
ルコール系ポリマー、イオノマー等の成分が繊維表面の
一部を長さ方向に連続して形成された熱融着性複合繊維
を使用する。したがって、柔軟紙2は上記熱融着性繊維
あるいは熱融着性複合繊維の熱融着性によって、柔軟紙
自体がヒートシール性を有するものとしてある。
ラミン樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹
脂や、スチレン、α−メチルスチレン、インデン、メチ
ルインデン、プロペニルベンゼン、ビニルキシレン等の
芳香族炭化水素樹脂の水素化合物等が挙げられ、透明化
剤を塗布する際に透明化剤が柔軟紙に浸透し易いように
パラフィンワックス、動植物性油脂、飽和脂肪酸等の溶
剤を適宜添加して使用する。
ビニール系、エチレン酢酸ビニール系樹脂、ラテックス
系樹脂、アクリル系樹脂重合体、天然ゴム系樹脂等が挙
げられ、特にラテックス系樹脂またはアクリル系樹脂重
合体を使用すると包装材をある程度透明にすることがで
きる。
ジョン、オレフィン系樹脂、フッ素系樹脂が挙げられ、
特にパラフィンワックスエマルジョンを使用すると包装
材をある程度透明にすることができる。
予め120〜130℃程度に加熱処理して強度を大なら
しめ、透明化剤を柔軟紙2の片面へ帯状に塗布して含浸
させ、乾燥させることによって透明部4を形成する。
に1m2 当たり(米坪当たり)10g程度とする。な
お、透明化剤は帯状でなく柔軟紙の片面全体に塗布する
場合や、点状あるいは線状に塗布する場合もある。
種もしくは数種と、撥水剤中の1種もしくは数種を選択
して適宜混合し、その混合液を柔軟紙の前記透明部4を
形成した片面全体に塗布して含浸させ、乾燥させる。
ス系樹脂と撥水剤たるパラフィンワックスエマルジョン
の混合液を、柔軟紙2の片面に1m2 当たり(米坪当た
り)3〜20g塗布する。混合液は紙の片面に一様な厚
さに塗布するばあいもあるし、塗布厚を異にして線状に
塗布する場合もある。
る包装材1Bを示し、ベースとしての通気性を有する薄
い柔軟紙2の片面に、撥水剤とヒートシール性補助剤と
の混合剤を塗布、含浸せしめ、乾燥された処理面5を形
成したものとしてあり、前述した前部側の包装材1Aと
は透明化剤を塗布しない点が異なるだけで、他の撥水剤
やヒートシール補助剤の塗布は前部側の包装材1Aと同
じである。
と後部用の包装材1Bを図2のように処理面3、5側が
互いに内面となるように2枚合わせにして対向縁部どう
しを糊で接着して筒状包装材を形成する。
形にカットしてユニットとしての筒状包装材6に形成
し、符号7は筒状包装材6の接着部を示す。このように
形成した筒状包装材ユニットの一方の切り口を、中央部
を残してヒートシールしてカバー8に成形し、符号9は
カバーのヒートシール部を示す。
クリーニング店で公知の自動包装機(図示省略)を備え
る店であれば、ロール巻きにしてある筒状包装材を自動
包装機に装着し、クリーニングされた衣料品を自動包装
機へセットすることにより筒状包装材を所要の長さにカ
ットし、かつ切り口が中央部を残してヒートシールされ
て、カバー8として衣料品10を包装する。
を所要の長さにカットするか、あるいは所要の長さにカ
ットされた短筒状の包装材を購入し、短筒状包装材を衣
料品に被せ、切り口の一端を所要にヒートシールして衣
料品を包装する。
の前部用と後部用の包装材1A、1Bを互いに処理面
3、5が対向するように貼り合わせて筒状包装材6を形
成しているが、両包装材の処理面3、5がともに外面と
なるように貼り合わせる場合もあるし、いずれか一方の
包装材の処理面だけが内面となるように貼り合わせるば
あいもある。また、カバーの前部用の包装材1Aに透明
部4を形成してあるが、透明部を形成しない場合もある
し、カバー後部用の包装材1Bにも透明部を形成する場
合もある。
ースの混抄紙に木材パルプと、熱融着性繊維あるいは熱
融着性複合繊維よりなる混抄紙を使用しているので、容
易に破れたりするようなことのない十分な強度が得られ
る。
熱融着性複合繊維が含まれているので、衣料品を包装す
る際のヒートシールをそのままでも行うことができ、ヒ
ートシールにより衣料品を手早く包装することができる
が、包装材にはさらにヒートシール性補助剤を塗布して
あるので、十分なシール強度を得ることができる。
ースの柔軟紙は水に耐えられるようになっており、した
がってカバーは雨に濡れても破れる恐れはなく、客は雨
に逢っても安心して衣料品を持ち帰ることができる。
4を形成してあるので、同包装材を用いたカバー8では
この透明部を通して中の衣料品を確認できるとともに衣
料品に付した客の名札の確認やバーコードの読み取りを
行うことができる。
よび透明化剤は通気性を阻害しないので、ベースたる柔
軟紙の通気性が損なわれることはなく、カバーは通気性
を有する。したがって、クリーニング品のカバー用に使
用するばあいには充分に乾燥してない部分のあるクリー
ニング衣料品を包装しても、残っているクリーニング溶
剤の気化ガスはカバーから放出し、カバー内に残ること
はないので、クリーニング店から持ち帰っても急いでカ
バーを外す必要はなく、カバーを掛けたままにしても、
衣料品が溶剤ガスによって変色、傷められるというよう
なこともない。
ール性補助剤および透明化剤を塗布したものであり、撥
水剤、ヒートシール性補助剤および透明化は溶剤で溶か
して紙から分離、廃棄できるので、残った紙を古紙とし
て再利用でき、省資源化を期せるという利点がある。
ング品用のものを説明したが、カバーはクリーニング品
用に限らず、衣料品一般の包装、被覆に使用できる。
Claims (11)
- 【請求項1】木材パルプと化学パルプとを混抄した通気
性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤とヒートシール性補助
剤の混合液が塗布されて含浸し、乾燥されてなる衣料品
包装材。 - 【請求項2】木材パルプと化学パルプとを混抄した通気
性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤としてのパラフィンワ
ックスエマルジョン、オレフィン系樹脂、フッ素系樹脂
の少なくとも1種と、ヒートシール性補助剤としての酢
酸ビニール系樹脂、エチレン酢酸ビニール系樹脂、ラテ
ックス系樹脂、アクリル系樹脂重合体、天然ゴム系樹脂
の少なくとも1種との混合液が塗布されて含浸し、乾燥
されてなる衣料品包装材。 - 【請求項3】木材パルプと化学パルプとを混抄した通気
性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤としてのパラフィンワ
ックスエマルジョンと、ヒートシール性補助剤としての
ラテックス系樹脂、アクリル系樹脂重合体の少なくとも
いずれか1種との混合液が塗布されて含浸し、乾燥され
てなる衣料品包装材。 - 【請求項4】木材パルプと化学パルプとを混抄した通気
性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤とヒートシール性補助
剤の混合液が塗布されて含浸し、かつ透明化剤が前記柔
軟紙の少なくとも一部に塗布されて含浸し、乾燥されて
なる衣料品包装材。 - 【請求項5】木材パルプと化学パルプとを混抄した通気
性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤としてのパラフィンワ
ックスエマルジョン、オレフィン系樹脂、フッ素系樹脂
の少なくとも1種と、ヒートシール性補助剤としての酢
酸ビニール系樹脂、エチレン酢酸ビニール系樹脂、ラテ
ックス系樹脂、アクリル系樹脂重合体、天然ゴム系樹脂
の少なくとも1種との混合液が塗布されて含浸し、かつ
透明化剤としてのアルキッド樹脂、メラミン樹脂、フェ
ノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、芳香族炭化水
素樹脂の水素化合物の少なくとも1種が前記柔軟紙の少
なくとも一部に塗布されて含浸し、乾燥されてなる衣料
品包装材。 - 【請求項6】木材パルプと化学パルプとを混抄した通気
性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤とヒートシール性補助
剤の混合液が塗布されて含浸し、乾燥されてなる包装材
を扁平な筒状体に形成してなる衣料品包装材。 - 【請求項7】木材パルプと化学パルプとを混抄した通気
性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤としてのパラフィンワ
ックスエマルジョン、オレフィン系樹脂、フッ素系樹脂
の少なくとも1種と、ヒートシール性補助剤としての酢
酸ビニール系樹脂、エチレン酢酸ビニール系樹脂、ラテ
ックス系樹脂、アクリル系樹脂重合体、天然ゴム系樹脂
の少なくとも1種との混合液が塗布されて含浸し、乾燥
されてなる包装材を扁平な筒状体に形成してなる衣料品
包装材。 - 【請求項8】木材パルプと化学パルプとを混抄した通気
性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤としてのパラフィンワ
ックスエマルジョンと、ヒートシール性補助剤としての
ラテックス系樹脂、アクリル系樹脂重合体の少なくとも
いずれか1種との混合液が塗布されて含浸し、乾燥され
てなる包装材を扁平な筒状体に形成してなる衣料品包装
材。 - 【請求項9】木材パルプと化学パルプとを混抄した通気
性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤とヒートシール性補助
剤の混合液が塗布されて含浸し、乾燥され、かつ透明化
剤が前記柔軟紙の少なくとも一部に塗布されて含浸し、
乾燥されてなるカバー前部用の包装材と、前記柔軟紙に
少なくとも撥水剤とヒートシール性補助剤の混合液が塗
布されたカバー後部用の包装材とを2枚合わせにして対
向縁部どうしを貼り合わせることにより扁平な筒状体に
形成してなる衣料品包装材。 - 【請求項10】木材パルプと化学パルプとを混抄した通
気性を有する薄い柔軟紙に、撥水剤としてのパラフィン
ワックスエマルジョン、オレフィン系樹脂、フッ素系樹
脂の少なくとも1種と、ヒートシール性補助剤としての
酢酸ビニール系樹脂、エチレン酢酸ビニール系樹脂、ラ
テックス系樹脂、アクリル系樹脂重合体、天然ゴム系樹
脂の少なくとも1種との混合液が塗布されて含浸し、か
つ透明化剤としてのアルキッド樹脂、メラミン樹脂、フ
ェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、芳香族炭化
水素樹脂の水素化合物の少なくとも1種が前記柔軟紙の
少なくとも一部に塗布されて含浸し、乾燥されてなるカ
バー前部用の包装材と、前記柔軟紙に少なくとも撥水剤
とヒートシール性補助剤の混合液が塗布されたカバー後
部用の包装材とを2枚合わせにして対向縁部どうしを貼
り合わせることにより扁平な筒状体に形成してなる衣料
品包装材。 - 【請求項11】請求項6乃至10に記載のいずれかの衣
料品包装材における筒状体の一端開口部を適宜ヒートシ
ールしてなる衣料品包装用カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33616398A JP3051112B1 (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 衣料品包装材及び衣料品包装用カバー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP33616398A JP3051112B1 (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 衣料品包装材及び衣料品包装用カバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3051112B1 JP3051112B1 (ja) | 2000-06-12 |
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Family Applications (1)
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JP33616398A Expired - Lifetime JP3051112B1 (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 衣料品包装材及び衣料品包装用カバー |
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-
1998
- 1998-11-26 JP JP33616398A patent/JP3051112B1/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3051112B1 (ja) | 2000-06-12 |
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