JP2000158308A - 金属はく張積層板の製造方法 - Google Patents

金属はく張積層板の製造方法

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JP2000158308A
JP2000158308A JP10338568A JP33856898A JP2000158308A JP 2000158308 A JP2000158308 A JP 2000158308A JP 10338568 A JP10338568 A JP 10338568A JP 33856898 A JP33856898 A JP 33856898A JP 2000158308 A JP2000158308 A JP 2000158308A
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JP
Japan
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clad laminate
metal
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metal foil
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JP10338568A
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English (en)
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Masanori Iizuka
正則 飯塚
Naoki Nakano
直記 中野
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属はく張積層板の原板を複数枚重ねた状態
で、確実にばりを削り取ることができる方法を提供す
る。 【解決手段】 金属はく張積層板の原板1を複数枚重ね
た状態で切断端縁2に生じたばりを削り取る金属はく張
積層板の製造方法において、金属はく張積層板の原板1
を反らせることにより切断端縁2の角3を突出させてば
りを削り取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属はく張積層板
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属はく張積層板は、プリプレグに金属
はくを重ねて加熱加圧して製造される。プリプレグは、
熱硬化性樹脂のワニスを繊維基材に含浸乾燥して熱硬化
性樹脂をBステージまで半硬化させたものであるため、
樹脂成分は加熱により一旦溶融した後硬化する。したが
って、加熱加圧時に溶融した熱硬化性樹脂が周辺から流
れ出て、周辺部は所定の厚さより薄くなる。そこで、所
定の製品寸法より大きめの寸法に製造された金属はく張
積層板の元原板を切断して所定の寸法に整えて製品とし
て出荷している。また、所定の寸法に切断された金属は
く張積層板を元原板としてさらに小さく切断する場合も
ある。
【0003】金属はく張積層板の元原板を切断すると、
切断端縁に金属はくのばり(かえりともいう、以下単に
ばりという)を生ずる。切断端縁にばりを残したままに
しておくと、プリント配線板の製造工程においてレジス
トの密着不良や傷付きなど種々の不具合の原因となるか
ら、削り取る必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】金属はく張積層板の元
原板を切断する作業は、通常、効率を考えて複数枚重ね
た状態で行われる。したがって、ばりを削り取る作業を
切断されたままの状態で複数枚重ねた状態で行うのが効
率上からも好ましい。また、金属はく張積層板の元原板
を1枚宛切断したときであっても、複数枚重ねた状態に
してばりを削り取ることができればばりを削り取る作業
の効率を向上できることから好ましい。
【0005】ところが、金属はく張積層板の元原板を複
数枚重ねた状態で切断すると、金属はく張積層板の原板
の切断端縁に切断刃によりばりが押しつけられて密着す
るため、隣接する金属はく張積層板の原板が繋がったよ
うな状態となり、削り取ることができずにばりが残って
しまうことがあった。
【0006】また、金属はく張積層板の原板を重ねたと
きに、切断端縁が凹凸状の不揃いになることがあり、揃
え直したとしても多少の凹凸は避けられない。切断端縁
が凹んでいる箇所では削り取り装置が接触しないため、
削り取ることができずにばりが残ってしまうことがあっ
た。
【0007】このため、複数枚を重ねて切断したときで
あっても金属はく張積層板の原板を1枚宛分離してばり
を削り取るようにしており、作業効率が悪いものであっ
た。本発明は、金属はく張積層板の原板を複数枚重ねた
状態で、確実にばりを削り取ることができる金属はく張
積層板の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属はく張積
層板の元原板を所定の寸法に切断して得られる金属はく
張積層板の原板1を複数枚重ねた状態で切断端縁2に生
じたばりを削り取る金属はく張積層板の製造方法におい
て、金属はく張積層板の原板1を反らせることにより切
断端縁2の角3を突出させてばりを削り取ることを特徴
とする金属はく張積層板の製造方法である。
【0009】金属はく張積層板の原板1を反らせると、
金属はく張積層板の原板1の切断端縁2の角3が突出し
た状態となる(図1(a)及び(b)参照)。同時に、
この操作により隣接する金属はく張積層板の原板1の切
断端縁2と密着していたばりが隣接する金属はく張積層
板の原板1の切断端縁2から剥がれ切断端縁の角3にぶ
ら下がったような状態となるので、切断端縁2が多少の
不揃いとなっていたとしても、切断端縁2の角3に付着
しているばりを確実に削り取ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、公知の方法で製造され
た金属はく張積層板の元原板に適用することができる。
例えば、ガラス布基材エポキシ樹脂銅張積層板の元原
板、紙基材フェノール樹脂銅張積層板の元原板などが挙
げられる。また、金属はくの材質、金属はくの厚さ、繊
維基材の材質などについても特に制限はない。
【0011】金属はく張積層板の元原板の切断は、ダイ
ヤモンドチップソー、回転式切断刃など公知の切断装置
を使用することができ、特に制限はない。
【0012】金属はく張積層板の元原板を切断して得ら
れた金属はく張積層板の原板1を複数枚重ねたままで、
両端で支え、中央部を押し下げ(図1の(a))又は押
し上げ(図1の(c))て反らせる。また、中央部で支
え、両端を押し上げ又は押し下げるようにしてもよく、
両端を押し上げて中央部を押し下げる、又は、両端を押
し下げて中央部を押し上げるようにしてもよい。両端で
支え中央部を押し下げ又は押し上げるようにするのが機
構的に簡便にできることから好ましい。
【0013】一度に処理する枚数については、複数枚重
ねた状態で反らせることができればよく特に制限はな
い。複数枚重ねた高さを30mm程度以下とするのが金
属はく張積層板の原板1を小さな力で反らせることがで
きることから好ましい。
【0014】反らせる量は、生じているばりを削り取る
ことができる程度に切断端縁2の角3が突出できればよ
く、特に制限はない。金属はく張積層板の原板1の厚さ
及び幅によりその都度定める。例えば、金属はく張積層
板の原板が、厚さ0.4mmで1025mm角の寸法で
ある場合、中央部を10〜70mm程度押し下げて反ら
せればよい。
【0015】金属はく張積層板の原板1を複数枚重ねた
状態で反らせて切断端縁2の角3に生じているばりを削
り取るが、この削り取り作業はワイヤブラシ、サンドペ
ーパー、砥石類、ナイフ刃のような公知の削り取り装置
4を用いて行うことができ、特に制限はない。作業効率
から、回転するワイヤブラシや回転砥石などを用いるの
が好ましい。
【0016】片面金属はく張積層板のように金属はくが
片面のみにあるときには、ばりは金属はく面側の角に付
着する。このようにばりが片面の角だけに付着している
ときには、ばりが付着している角3が突出するように一
方向に反らせてばりを削り取ればよい。しかしながら、
両面金属はく張積層板のように金属はくが両面にあると
きには、ばりは両面の角に付着する。このようにばりが
両面の角に付着しているときには、金属はく張積層板の
原板1を反らせることにより突出している角3とは反対
側の面側の角3aは逆に引っ込んでいて、角3aに生じ
ているばりはそのまま残っているから、次は、金属はく
張積層板の原板1を最初とは反対方向に反らせてばりを
削り取る。反対方向に反らせるためには、例えば、最初
に中央部を押し下げたときには中央部を押し上げるか、
又は、金属はく張積層板の原板1を上下反転させて最初
下に向いていた面を上に向けて押し下げればよい。以下
最初と同様にしてばりを削り取ることができる。
【0017】
【実施例】実施例1 銅張積層板の元原板の作製 ブロム化ビスフェノールA型エポキシ樹脂(大日本イン
キ化学工業株式会社製、DER−518(商品名)を使
用した)100重量部及びジシアンジアミド3重量部を
エチレングリコールモノメチルエーテル5重量部及びメ
チルエチルケトン35重量部からなる混合溶剤に溶解し
てワニスとした。このワニスを、厚さ0.2mm、重量
210g/cmのガラス織布(日東紡績株式会社製を
使用)に含浸乾燥し、1050mm角に切断してプリプ
レグを作製した。このプリプレグ2枚の両面に厚さ35
μm、1100mm角の銅はくを重ね、温度175℃、
圧力4.0MPaで90分間加熱加圧することにより厚
さ0.4mmの銅張積層板の元原板を作製した。
【0018】銅張積層板の原板の作製 作製した銅張積層板の元原板を20枚重ねた状態で、ダ
イヤモンドチップソーを用いて1025mm角の大きさ
に周辺を切断することにより銅張積層板の原板を作製し
た。
【0019】銅張積層板の作製 作製した銅張積層板の原板を20枚重ねた状態で中央部
を50mm押し下げて下に凸となるように反らせて、直
径40mm、長さ50mm、毎分1500回転で回転す
る円筒型スチールワイヤブラシ(ワイヤの線径0.15
mm)を2機連装して用い、送り速度毎秒0.1mでば
りを削り取り、次に上に凸となるように中央部を50m
m押し上げて逆に反らせて同様にばりを削り取ることに
より銅張積層板を作製した。
【0020】実施例2 実施例1で作製した1025mm角の銅張積層板の原板
を、510mm角の大きさになるように小割切断したほ
かは、実施例1と同様にしてて銅張積層板の原板を作製
した。作製した銅張積層板の原板を20枚重ねた状態で
中央部を30mm押し下げて下に凸となるように反ら
せ、次に上に凸となるように30mm押し上げて逆に反
らせたほかは実施例1と同様にして銅張積層板を作製し
た。
【0021】比較例1 銅張積層板の原板を反らせなかったほかは実施例1と同
様にして銅張積層板を作製した。
【0022】比較例2 銅張積層板の原板を反らせなかったほかは実施例2と同
様にして銅張積層板を作製した。
【0023】以上で作製した銅張積層板20枚全部につ
いて、拡大投影機を用いて切断端縁の角を100倍に拡
大して残存するばりの有無を調べ、ばりが残っている場
合にはその最大値を測定した。その結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、金属はく張積層板の原
板を複数枚重ねた状態で、確実にばりを削り取ることが
できるので、金属はく張積層板製造工程の効率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に関し、(a)は金属はく張
積層板の原板を下に反らせた状態の側面図、(b)は
(a)の部分拡大図、(c)金属はく張積層板の原板を
(a)と逆方向に反らせた状態の側面図である。
【符号の説明】
1 金属はく張積層板の原板 2 金属はく張積層板の切断端縁 3,3a 切断端縁の角 4 削り取り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C049 AA03 AA16 AB08 CB03 4F100 AB01A AB01B AB33A AB33B AG00 AK33 AK53 BA02 BA03 BA04 BA05 BA14 DH01A DH01B EJ36 GB43 JL02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属はく張積層板の元原板を所定の寸法
    に切断して得られる金属はく張積層板の原板を複数枚重
    ねた状態で切断端縁に生じたばりを削り取る金属はく張
    積層板の製造方法において、金属はく張積層板の原板を
    反らせることにより切断端縁の角を突出させてばりを削
    り取ることを特徴とする金属はく張積層板の製造方法。
JP10338568A 1998-11-30 1998-11-30 金属はく張積層板の製造方法 Pending JP2000158308A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030059515A (ko) * 2001-12-29 2003-07-10 김용래 생활용품의 철사 소재 가공장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030059515A (ko) * 2001-12-29 2003-07-10 김용래 생활용품의 철사 소재 가공장치

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