JP2000157032A - 作業車用の制御装置 - Google Patents
作業車用の制御装置Info
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- JP2000157032A JP2000157032A JP10333604A JP33360498A JP2000157032A JP 2000157032 A JP2000157032 A JP 2000157032A JP 10333604 A JP10333604 A JP 10333604A JP 33360498 A JP33360498 A JP 33360498A JP 2000157032 A JP2000157032 A JP 2000157032A
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- control
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- control unit
- unit
- switch
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 制御用の手動設定情報を入力する情報入力手
段JNとして、例えば平面型のモーメンタリースイッチ
等を用いた場合においても、前回の運転終了時における
制御状態にすぐに復帰できるようにする。 【解決手段】 作業用の制御を実行する制御手段CU,
LU,MUは、電源からの電力供給を入り切りするメイ
ンスイッチMWが切り操作されるに伴って、そのメイン
スイッチMWが切り操作される前に、情報入力手段JN
にて手動入力された手動設定情報を、不揮発性の情報記
憶手段MEMに記憶させる記憶処理を実行し、メインス
イッチMWが入り操作されるに伴って、前記情報記憶手
段MEMに記憶されている手動設定情報を読み出して、
前記作業用の制御の実行に用いる。
段JNとして、例えば平面型のモーメンタリースイッチ
等を用いた場合においても、前回の運転終了時における
制御状態にすぐに復帰できるようにする。 【解決手段】 作業用の制御を実行する制御手段CU,
LU,MUは、電源からの電力供給を入り切りするメイ
ンスイッチMWが切り操作されるに伴って、そのメイン
スイッチMWが切り操作される前に、情報入力手段JN
にて手動入力された手動設定情報を、不揮発性の情報記
憶手段MEMに記憶させる記憶処理を実行し、メインス
イッチMWが入り操作されるに伴って、前記情報記憶手
段MEMに記憶されている手動設定情報を読み出して、
前記作業用の制御の実行に用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業用の制御を実
行する制御手段と、この制御手段に対して制御の実行の
ために手動操作にて設定される手動設定情報を入力する
情報入力手段と、電源からの電力供給を入り切りするメ
インスイッチとが設けられた作業車用の制御装置に関す
る。
行する制御手段と、この制御手段に対して制御の実行の
ために手動操作にて設定される手動設定情報を入力する
情報入力手段と、電源からの電力供給を入り切りするメ
インスイッチとが設けられた作業車用の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記作業車用の制御装置では、例えば作
業車の一例である刈取収穫用のコンバインにおいて、刈
取部や脱穀部等の機体各部を適正に作動させるために、
刈高さ制御や脱穀制御等の各種の制御が実行されるが、
この場合に、その各制御を実行するか否かの起動情報や
制御目標値等、制御の実行のために手動操作にて設定さ
れる手動設定情報は、スイッチ等の手動操作具からなる
情報入力手段によって制御手段に入力される。そして、
従来では、運転終了時にメインスイッチを切り操作して
電源からの電力供給を切った後、次の作業運転の開始時
にメインスイッチを入り操作したときに、前回の運転終
了時の制御状態に復帰できるようにするために、上記情
報入力手段を、例えば操作部を押し下げた位置と突き出
た位置とに操作状態が保持されるロック機構付きの押し
ボタンスイッチ等にて構成していた。
業車の一例である刈取収穫用のコンバインにおいて、刈
取部や脱穀部等の機体各部を適正に作動させるために、
刈高さ制御や脱穀制御等の各種の制御が実行されるが、
この場合に、その各制御を実行するか否かの起動情報や
制御目標値等、制御の実行のために手動操作にて設定さ
れる手動設定情報は、スイッチ等の手動操作具からなる
情報入力手段によって制御手段に入力される。そして、
従来では、運転終了時にメインスイッチを切り操作して
電源からの電力供給を切った後、次の作業運転の開始時
にメインスイッチを入り操作したときに、前回の運転終
了時の制御状態に復帰できるようにするために、上記情
報入力手段を、例えば操作部を押し下げた位置と突き出
た位置とに操作状態が保持されるロック機構付きの押し
ボタンスイッチ等にて構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術で情報入力手段として用いるロック機構付きの押
しボタンスイッチ等は、例えば平面型のモーメンタリー
スイッチ等に比べてスイッチ自体が高価であるととも
に、スイッチの取付け構造も複雑になる結果、装置構成
が複雑・高価になるという欠点があった。
来技術で情報入力手段として用いるロック機構付きの押
しボタンスイッチ等は、例えば平面型のモーメンタリー
スイッチ等に比べてスイッチ自体が高価であるととも
に、スイッチの取付け構造も複雑になる結果、装置構成
が複雑・高価になるという欠点があった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消すべ
く、制御用の手動設定情報を入力する情報入力手段とし
て、例えば平面型のモーメンタリースイッチ等の安価な
操作具を用いることができるようにする点にある。
あって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消すべ
く、制御用の手動設定情報を入力する情報入力手段とし
て、例えば平面型のモーメンタリースイッチ等の安価な
操作具を用いることができるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、作業
用の制御を実行する制御手段は、電源からの電力供給を
入り切りするメインスイッチが入り位置から切り位置に
操作されるに伴って、メインスイッチが切り位置に操作
される前に、制御の実行のために手動操作にて設定され
て情報入力手段にて入力された手動設定情報を、制御手
段に備えた不揮発性の情報記憶手段に記憶させる記憶処
理を実行し、メインスイッチが切り位置から入り位置に
操作されるに伴って、前記情報記憶手段に記憶されてい
る手動設定情報を情報記憶手段から読み出して、前記作
業用の制御の実行に用いる。従って、運転終了のために
メインスイッチが切り操作されるときに、制御の実行用
の手動設定情報が不揮発性の記憶手段に記憶保持され、
運転開始のためにメインスイッチが入り操作されるとき
に、記憶した手動設定情報が読み出されて制御に使用さ
れるので、従来のように、上記情報入力手段として、操
作状態が保持される例えばロック機構付きの押しボタン
スイッチ等の操作具を使用すると、スイッチ自体が高価
であるとともに、スイッチの取付け構造も複雑になっ
て、装置構成が複雑・高価になるのに比べて、例えば平
面型のモーメンタリースイッチ等の安価な操作具を用い
て、装置構成を簡素化することができる。
用の制御を実行する制御手段は、電源からの電力供給を
入り切りするメインスイッチが入り位置から切り位置に
操作されるに伴って、メインスイッチが切り位置に操作
される前に、制御の実行のために手動操作にて設定され
て情報入力手段にて入力された手動設定情報を、制御手
段に備えた不揮発性の情報記憶手段に記憶させる記憶処
理を実行し、メインスイッチが切り位置から入り位置に
操作されるに伴って、前記情報記憶手段に記憶されてい
る手動設定情報を情報記憶手段から読み出して、前記作
業用の制御の実行に用いる。従って、運転終了のために
メインスイッチが切り操作されるときに、制御の実行用
の手動設定情報が不揮発性の記憶手段に記憶保持され、
運転開始のためにメインスイッチが入り操作されるとき
に、記憶した手動設定情報が読み出されて制御に使用さ
れるので、従来のように、上記情報入力手段として、操
作状態が保持される例えばロック機構付きの押しボタン
スイッチ等の操作具を使用すると、スイッチ自体が高価
であるとともに、スイッチの取付け構造も複雑になっ
て、装置構成が複雑・高価になるのに比べて、例えば平
面型のモーメンタリースイッチ等の安価な操作具を用い
て、装置構成を簡素化することができる。
【0006】請求項2によれば、請求項1において、前
記制御手段が、前記作業用の制御として複数の制御を実
行し、前記情報入力手段が、前記手動設定情報として、
前記複数の制御夫々の起動情報を入力するように構成さ
れている。従って、複数の制御の夫々に対応させて、制
御の起動の入切を指令する多数の操作具を設ける場合
に、各操作具を安価な押しボタンスイッチ等で構成する
ことができ、もって、請求項1の好適な手段が得られ
る。
記制御手段が、前記作業用の制御として複数の制御を実
行し、前記情報入力手段が、前記手動設定情報として、
前記複数の制御夫々の起動情報を入力するように構成さ
れている。従って、複数の制御の夫々に対応させて、制
御の起動の入切を指令する多数の操作具を設ける場合
に、各操作具を安価な押しボタンスイッチ等で構成する
ことができ、もって、請求項1の好適な手段が得られ
る。
【0007】請求項3によれば、請求項1又は2におい
て、メインスイッチが入り位置から切り位置に操作され
た後においても、燃料供給停止手段に電源からの電力が
設定時間継続して供給されてエンジンへの燃料供給を停
止させるとともに、前記制御手段は、上記燃料供給停止
手段に電力が供給される設定時間継続して電力が供給さ
れて、前記手動設定情報の記憶処理を実行する。従っ
て、メインスイッチが入り位置から切り位置に操作され
た後に設定時間、エンジン停止用の燃料供給停止手段に
電力を供給して作動させるための制御構成を有効に利用
して、前記制御手段に設定時間電力を供給して前記手動
設定情報の記憶処理を行わせるようにしたので、例えば
上記手動設定情報の記憶処理のためだけに制御手段に電
力を供給するようなものに比べて、制御構成を極力簡素
化することができ、もって、請求項1又は2の好適な手
段が得られる。
て、メインスイッチが入り位置から切り位置に操作され
た後においても、燃料供給停止手段に電源からの電力が
設定時間継続して供給されてエンジンへの燃料供給を停
止させるとともに、前記制御手段は、上記燃料供給停止
手段に電力が供給される設定時間継続して電力が供給さ
れて、前記手動設定情報の記憶処理を実行する。従っ
て、メインスイッチが入り位置から切り位置に操作され
た後に設定時間、エンジン停止用の燃料供給停止手段に
電力を供給して作動させるための制御構成を有効に利用
して、前記制御手段に設定時間電力を供給して前記手動
設定情報の記憶処理を行わせるようにしたので、例えば
上記手動設定情報の記憶処理のためだけに制御手段に電
力を供給するようなものに比べて、制御構成を極力簡素
化することができ、もって、請求項1又は2の好適な手
段が得られる。
【0008】請求項4によれば、請求項1〜3のいずれ
か1項において、作業車全体の制御を集中して実行する
中央制御部と、この中央制御部に対して有線式の通信手
段を介して通信可能に接続されて、機体各部に分散配置
される複数個の端末制御部とによって、前記制御手段が
構成されて、前記情報記憶手段が前記中央制御部に備え
られ、作業用のアクチュエータ類、制御情報検出用のセ
ンサ類及び前記情報入力手段が、上記複数個の端末制御
部のいずれかに接続されて、その接続された端末制御部
に対して、上記センサ類及び情報入力手段からの信号が
入力されるとともにアクチュエータ類への駆動信号が出
力されるように構成される。そして、中央制御部は、各
端末制御部から送信された前記センサ類及び前記情報入
力手段の各入力データに基づいて、前記アクチュエータ
類のすべてに対する適正駆動内容を判定して、その適正
駆動内容を制御データとしてアクチュエータ類が接続さ
れている端末制御部に送信し、アクチュエータ類が接続
されている端末制御部は、中央制御部から受信した制御
データに基づいて、アクチュエータ類に対して駆動信号
を出力するようにして、前記作業用の制御を実行すると
ともに、メインスイッチが入り位置から切り位置に操作
されるに伴って、メインスイッチが切り操作される前に
上記情報入力手段にて入力された前記手動設定情報を、
中央制御部に備えた前記情報記憶手段に記憶させ、メイ
ンスイッチが切り位置から入り位置に操作されるに伴っ
て、前記情報記憶手段に記憶されている手動設定情報を
情報記憶手段から読み出して、前記作業用の制御の実行
に用いる。
か1項において、作業車全体の制御を集中して実行する
中央制御部と、この中央制御部に対して有線式の通信手
段を介して通信可能に接続されて、機体各部に分散配置
される複数個の端末制御部とによって、前記制御手段が
構成されて、前記情報記憶手段が前記中央制御部に備え
られ、作業用のアクチュエータ類、制御情報検出用のセ
ンサ類及び前記情報入力手段が、上記複数個の端末制御
部のいずれかに接続されて、その接続された端末制御部
に対して、上記センサ類及び情報入力手段からの信号が
入力されるとともにアクチュエータ類への駆動信号が出
力されるように構成される。そして、中央制御部は、各
端末制御部から送信された前記センサ類及び前記情報入
力手段の各入力データに基づいて、前記アクチュエータ
類のすべてに対する適正駆動内容を判定して、その適正
駆動内容を制御データとしてアクチュエータ類が接続さ
れている端末制御部に送信し、アクチュエータ類が接続
されている端末制御部は、中央制御部から受信した制御
データに基づいて、アクチュエータ類に対して駆動信号
を出力するようにして、前記作業用の制御を実行すると
ともに、メインスイッチが入り位置から切り位置に操作
されるに伴って、メインスイッチが切り操作される前に
上記情報入力手段にて入力された前記手動設定情報を、
中央制御部に備えた前記情報記憶手段に記憶させ、メイ
ンスイッチが切り位置から入り位置に操作されるに伴っ
て、前記情報記憶手段に記憶されている手動設定情報を
情報記憶手段から読み出して、前記作業用の制御の実行
に用いる。
【0009】従って、中央制御部が、機体各部に分散配
置した複数個の端末制御部と通信しながら、作業車全体
の制御を集中して適切に実行するとともに、中央制御部
側に前記手動設定情報を記憶させるようにしたので、例
えば、前記手動設定情報を端末制御部側に記憶させる
と、装置に電力供給されて制御が立ち上がるときに、中
央制御部が端末制御部側と通信して上記手動設定情報を
受け取る処理が必要であるのに比べて、中央制御部が自
己に記憶した手動設定情報を迅速に読み出して制御の実
行に用いることができ、もって、請求項1〜3のいずれ
か1項の好適な手段が得られる。
置した複数個の端末制御部と通信しながら、作業車全体
の制御を集中して適切に実行するとともに、中央制御部
側に前記手動設定情報を記憶させるようにしたので、例
えば、前記手動設定情報を端末制御部側に記憶させる
と、装置に電力供給されて制御が立ち上がるときに、中
央制御部が端末制御部側と通信して上記手動設定情報を
受け取る処理が必要であるのに比べて、中央制御部が自
己に記憶した手動設定情報を迅速に読み出して制御の実
行に用いることができ、もって、請求項1〜3のいずれ
か1項の好適な手段が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、作
業車としてのコンバインに適用した場合について図面に
基づいて説明する。図1〜図3に示すように、コンバイ
ンは、左右一対のクローラ走行装置30を備える機体V
の前部に、刈取昇降シリンダ5によって横軸心X周りに
上下揺動操作自在な状態で刈取部1が付設され、その刈
取部1の後方に、操縦部31、刈取穀稈を脱穀・選別す
る脱穀部2、脱穀部2から供給される穀粒を貯溜するタ
ンク3、及びこのタンク3内の穀粒を排出するためのア
ンローダ32等が搭載されて構成されている。
業車としてのコンバインに適用した場合について図面に
基づいて説明する。図1〜図3に示すように、コンバイ
ンは、左右一対のクローラ走行装置30を備える機体V
の前部に、刈取昇降シリンダ5によって横軸心X周りに
上下揺動操作自在な状態で刈取部1が付設され、その刈
取部1の後方に、操縦部31、刈取穀稈を脱穀・選別す
る脱穀部2、脱穀部2から供給される穀粒を貯溜するタ
ンク3、及びこのタンク3内の穀粒を排出するためのア
ンローダ32等が搭載されて構成されている。
【0011】図2に示すように、刈取部1は、先端部に
付設された分草具33、穀稈の引き起こし装置34、引
き起こした穀稈の株元を切断する刈り刃35、刈り取ら
れた穀稈を寄せ集めて後方へ搬送する補助搬送装置3
7、先端側で刈取穀稈を受け取って脱穀部2のフィード
チェーン52に受け渡す縦搬送装置36等を備えてい
る。又、刈取部1の地面に対する高さを検出するための
超音波センサS6と、穀稈が触れるとオン作動して刈取
り作業中であることを検出する株元センサS2とが設け
られている。そして、上記超音波センサS6の情報に基
づいて、刈取部1の対地高さが目標設定高さに維持され
るように、前記刈取昇降シリンダ5の作動を制御する刈
高制御が実行される。
付設された分草具33、穀稈の引き起こし装置34、引
き起こした穀稈の株元を切断する刈り刃35、刈り取ら
れた穀稈を寄せ集めて後方へ搬送する補助搬送装置3
7、先端側で刈取穀稈を受け取って脱穀部2のフィード
チェーン52に受け渡す縦搬送装置36等を備えてい
る。又、刈取部1の地面に対する高さを検出するための
超音波センサS6と、穀稈が触れるとオン作動して刈取
り作業中であることを検出する株元センサS2とが設け
られている。そして、上記超音波センサS6の情報に基
づいて、刈取部1の対地高さが目標設定高さに維持され
るように、前記刈取昇降シリンダ5の作動を制御する刈
高制御が実行される。
【0012】前記縦搬送装置36(尚、図2では、縦搬
送装置36の機能を説明するために、図1と一部記載が
異なっている部分がある)は、穀稈の株元側を挟持搬送
する株元搬送装置36a、穀稈の穂先側を係止搬送する
穂先搬送装置36b及び穂先案内板36cからなり、刈
取部1の揺動軸心Xと同一軸心周りで揺動自在に支持さ
れるとともに、扱深さモータM1によって揺動調節自在
に設けられ、これによって、補助搬送装置37から受け
取る穀稈の挟持箇所が稈長方向に変更され、脱穀部2で
の扱深さが調節できるように構成されている。又、刈取
穀稈の搬送経路中において、上記扱深さモータM1によ
る扱深さ調節箇所よりも搬送方向下手側に、稈長方向に
間隔を置いて並置されて、穀稈が接触すると揺動してオ
ン作動するスイッチ式の一対の穂先センサS8a,S8
bが設けられている。そして、上記一対の穂先センサS
8a,S8bの間に穀稈の穂先が位置する状態(株元側
センサS8bがオンで、穂先側センサS8aがオフの状
態)を適正扱深さ状態として、その適正扱深さ状態に維
持されるように、上記扱深さモータM1の作動を制御す
る扱深さ制御が実行される。
送装置36の機能を説明するために、図1と一部記載が
異なっている部分がある)は、穀稈の株元側を挟持搬送
する株元搬送装置36a、穀稈の穂先側を係止搬送する
穂先搬送装置36b及び穂先案内板36cからなり、刈
取部1の揺動軸心Xと同一軸心周りで揺動自在に支持さ
れるとともに、扱深さモータM1によって揺動調節自在
に設けられ、これによって、補助搬送装置37から受け
取る穀稈の挟持箇所が稈長方向に変更され、脱穀部2で
の扱深さが調節できるように構成されている。又、刈取
穀稈の搬送経路中において、上記扱深さモータM1によ
る扱深さ調節箇所よりも搬送方向下手側に、稈長方向に
間隔を置いて並置されて、穀稈が接触すると揺動してオ
ン作動するスイッチ式の一対の穂先センサS8a,S8
bが設けられている。そして、上記一対の穂先センサS
8a,S8bの間に穀稈の穂先が位置する状態(株元側
センサS8bがオンで、穂先側センサS8aがオフの状
態)を適正扱深さ状態として、その適正扱深さ状態に維
持されるように、上記扱深さモータM1の作動を制御す
る扱深さ制御が実行される。
【0013】図3に示すように、機体前方に向かって左
から2番目の分草具33には、複数個の分草具33の間
に導入される穀稈列に対する機体Vの機体横方向での位
置を検出するために、穀稈に接当して機体後方側に揺動
する検出バーを備えた左右一対の方向センサS1が設け
られている。そして、走行機体Vが植立穀稈に沿って自
動走行するように、上記一対の方向センサS1の情報に
基づいて、左右の各クローラ走行装置30への動力伝達
を入り切りする左右の操向用クラッチ20L,20Rを
夫々作動させる操向用シリンダ9L,9R(図19参
照)の作動を制御する方向制御が実行される。つまり、
左右のクローラ走行装置30のうち、動力伝達が切られ
た側に機体Vが旋回するので、機体Vが適正位置からず
れている場合には、上記ずれとは反対側のクローラ走行
装置30への動力伝達を切るように上記操向用シリンダ
9L,9Rを作動させて走行方向を修正する。
から2番目の分草具33には、複数個の分草具33の間
に導入される穀稈列に対する機体Vの機体横方向での位
置を検出するために、穀稈に接当して機体後方側に揺動
する検出バーを備えた左右一対の方向センサS1が設け
られている。そして、走行機体Vが植立穀稈に沿って自
動走行するように、上記一対の方向センサS1の情報に
基づいて、左右の各クローラ走行装置30への動力伝達
を入り切りする左右の操向用クラッチ20L,20Rを
夫々作動させる操向用シリンダ9L,9R(図19参
照)の作動を制御する方向制御が実行される。つまり、
左右のクローラ走行装置30のうち、動力伝達が切られ
た側に機体Vが旋回するので、機体Vが適正位置からず
れている場合には、上記ずれとは反対側のクローラ走行
装置30への動力伝達を切るように上記操向用シリンダ
9L,9Rを作動させて走行方向を修正する。
【0014】左右の各クローラ走行装置30には、駆動
スプロケット30a、テンション転輪30b、及び複数
の従動輪30cを備えた左右のトラックフレーム30d
が設けられるとともに、左右のトラックフレーム30d
を機体Vに対して各別に昇降駆動するためのローリング
用シリンダ30eが設けられ、機体Vには、その水平面
に対する機体の傾きを検出するローリングセンサS4が
設けられている。そして、地面の状態にかかわらず機体
姿勢を水平姿勢等の所定姿勢に維持するように、上記ロ
ーリングセンサS4の情報に基づいて、左右のローリン
グ用シリンダ30eの作動を制御する水平制御が実行さ
れる。
スプロケット30a、テンション転輪30b、及び複数
の従動輪30cを備えた左右のトラックフレーム30d
が設けられるとともに、左右のトラックフレーム30d
を機体Vに対して各別に昇降駆動するためのローリング
用シリンダ30eが設けられ、機体Vには、その水平面
に対する機体の傾きを検出するローリングセンサS4が
設けられている。そして、地面の状態にかかわらず機体
姿勢を水平姿勢等の所定姿勢に維持するように、上記ロ
ーリングセンサS4の情報に基づいて、左右のローリン
グ用シリンダ30eの作動を制御する水平制御が実行さ
れる。
【0015】前記アンローダ32は、先端部に下向き姿
勢の排出口32aを備え、基端側が横軸心Z周りに上下
揺動自在な状態で支持部32bに支持されるとともに、
その上下揺動駆動するためのアンローダ用油圧シリンダ
62が設けられ、又、支持部32bが縦軸心Y周りに旋
回操作自在な状態で機体Vに枢支されるとともに、その
旋回駆動用の旋回用モータM3が設けられている。又、
上記支持部32bの旋回位置を検出するために、ポテン
ショメータからなるアンローダ位置センサS3が設けら
れている。尚、図3には、刈取作業中等においてアンロ
ーダ32を格納用のホーム位置に操作した状態が示され
ている。そして、上記アンローダ位置センサS3や、上
昇操作及び左右方向への旋回操作の限界位置を検出する
リミットスイッチ(図示しない)等の情報に基づいて、
アンローダ32の作動を制御するアンローダ制御が実行
される。
勢の排出口32aを備え、基端側が横軸心Z周りに上下
揺動自在な状態で支持部32bに支持されるとともに、
その上下揺動駆動するためのアンローダ用油圧シリンダ
62が設けられ、又、支持部32bが縦軸心Y周りに旋
回操作自在な状態で機体Vに枢支されるとともに、その
旋回駆動用の旋回用モータM3が設けられている。又、
上記支持部32bの旋回位置を検出するために、ポテン
ショメータからなるアンローダ位置センサS3が設けら
れている。尚、図3には、刈取作業中等においてアンロ
ーダ32を格納用のホーム位置に操作した状態が示され
ている。そして、上記アンローダ位置センサS3や、上
昇操作及び左右方向への旋回操作の限界位置を検出する
リミットスイッチ(図示しない)等の情報に基づいて、
アンローダ32の作動を制御するアンローダ制御が実行
される。
【0016】脱穀部2は、図4に示すように、扱胴51
を収納する扱室A、刈取部1から供給される穀稈を搬送
するフィードチェーン52、トウミ53と揺動選別板5
4とからなる選別装置B 、穀粒回収用の一番口55、及
び、穀粒と藁屑との混合物を回収するための二番口56
等を備えている。そして、扱室Aで脱穀された処理物の
うち単粒化したものは、扱室Aの下部に設けられた受網
57から選別装置B に漏下し、それ以外の処理物は受網
57の後端部より選別装置Bに落下する。
を収納する扱室A、刈取部1から供給される穀稈を搬送
するフィードチェーン52、トウミ53と揺動選別板5
4とからなる選別装置B 、穀粒回収用の一番口55、及
び、穀粒と藁屑との混合物を回収するための二番口56
等を備えている。そして、扱室Aで脱穀された処理物の
うち単粒化したものは、扱室Aの下部に設けられた受網
57から選別装置B に漏下し、それ以外の処理物は受網
57の後端部より選別装置Bに落下する。
【0017】上記フィードチェーン52には、図2に示
すように、挟持レール52aがフィードチェーン52側
に押圧付勢される状態で対向配置され、回動駆動される
フィードチェーン52と挟持レール52aとによって穀
稈の株元部を挟持保持して搬送するように構成されてい
る。ただし、扱室Aの前部側に位置する挟持レール部分
が、レール上げモータM2等によって、フィードチェー
ン52から離間する上方位置に移動自在に構成されてい
る。これによって、刈取穀稈を扱室Aの横側方で挟持搬
送しながら脱穀処理する通常状態とともに、刈取穀稈の
稈長が極端に短いような場合に、穀稈の全稈を扱室Aに
投入するように、上記レール上げモータM2等を駆動さ
せるレール制御が実行できるように構成されている。
すように、挟持レール52aがフィードチェーン52側
に押圧付勢される状態で対向配置され、回動駆動される
フィードチェーン52と挟持レール52aとによって穀
稈の株元部を挟持保持して搬送するように構成されてい
る。ただし、扱室Aの前部側に位置する挟持レール部分
が、レール上げモータM2等によって、フィードチェー
ン52から離間する上方位置に移動自在に構成されてい
る。これによって、刈取穀稈を扱室Aの横側方で挟持搬
送しながら脱穀処理する通常状態とともに、刈取穀稈の
稈長が極端に短いような場合に、穀稈の全稈を扱室Aに
投入するように、上記レール上げモータM2等を駆動さ
せるレール制御が実行できるように構成されている。
【0018】選別装置Bの揺動選別板54は、トウミ5
3の上方に位置するグレンパン58、その後方に位置す
るチャフシーブ59、その下方に位置するグレンシーブ
61等を備えている。チャフシーブ59は、処理物移送
方向に並置された複数個の帯板状部材からなり、その隣
接する帯板状部材の間隔(チャフ開度)がチャフ開度調
節モータM4によって変更されるように構成されてい
る。尚、S10は、揺動選別板54上の処理物の層厚を
検出するシーブセンサである。トウミ53は、揺動選別
板54上の藁屑を吹き飛ばすためのものであり、後方側
のファンケースカバー53aをトウミ風力調節モータM
5にて開閉操作することにより、揺動選別板54上の処
理物に及ぼす風力(トウミ風力)が変更されるように構
成されている。つまり、カバーの開度が大きいほど前方
側への風力が小さくなって、トウミ風力が小さくなる。
3の上方に位置するグレンパン58、その後方に位置す
るチャフシーブ59、その下方に位置するグレンシーブ
61等を備えている。チャフシーブ59は、処理物移送
方向に並置された複数個の帯板状部材からなり、その隣
接する帯板状部材の間隔(チャフ開度)がチャフ開度調
節モータM4によって変更されるように構成されてい
る。尚、S10は、揺動選別板54上の処理物の層厚を
検出するシーブセンサである。トウミ53は、揺動選別
板54上の藁屑を吹き飛ばすためのものであり、後方側
のファンケースカバー53aをトウミ風力調節モータM
5にて開閉操作することにより、揺動選別板54上の処
理物に及ぼす風力(トウミ風力)が変更されるように構
成されている。つまり、カバーの開度が大きいほど前方
側への風力が小さくなって、トウミ風力が小さくなる。
【0019】そして、選別装置Bでの選別処理が適正に
行われるように、扱室Aからの漏下処理物量に応じて、
チャフ開度調節モータM4及びトウミ風力調節モータM
5の作動を制御する脱穀制御が実行される。ここで、走
行速度が速くなると、扱室Aに供給される刈取穀稈量が
多くなって扱室Aからの漏下処理物量が多くなるので、
後述の車速センサS7の情報に基づいて判別される扱室
Aへの穀稈供給量が多いほど、上記チャフ開度及び上記
トウミ風力が大になるように制御される。
行われるように、扱室Aからの漏下処理物量に応じて、
チャフ開度調節モータM4及びトウミ風力調節モータM
5の作動を制御する脱穀制御が実行される。ここで、走
行速度が速くなると、扱室Aに供給される刈取穀稈量が
多くなって扱室Aからの漏下処理物量が多くなるので、
後述の車速センサS7の情報に基づいて判別される扱室
Aへの穀稈供給量が多いほど、上記チャフ開度及び上記
トウミ風力が大になるように制御される。
【0020】次に、動力伝達系を図5に示す。機体Vに
搭載されたエンジンEの出力は、脱穀クラッチ37を介
して脱穀部2に伝達されるとともに、走行クラッチ38
及び無段変速装置39を介してクローラ走行装置30の
ミッション部40に伝達される。ミッション部40に伝
達された出力は、ミッション部40に設けた副変速装置
(図示しない)を経てクローラ走行装置30に伝達され
るとともに、刈取クラッチ47を介して刈取部1に伝達
される。S9は、脱穀クラッチ37の入切状態を検出す
る脱穀スイッチであり、S7は、ミッション部40への
入力回転数により走行速度を検出するための車速センサ
であり、S5は、電磁ピックアップ式のエンジン回転数
センサである。又、無段変速装置39を変速操作するた
めの変速モータM6、及び副変速装置の変速用の油圧ク
ラッチ等(図示しない)が設けられている。ここで、エ
ンジンEに対する負荷が大きくなるほど、エンジン回転
数が低下することから、無負荷時のエンジン回転数(基
準回転数)からの回転数低下量によって、エンジンEの
負荷が判別される。そして、エンジンEの能力を極力有
効に利用できるようにするために、上記車速センサS7
にて検出される走行速度が設定上限速度を超えない条件
で、前記エンジン回転数センサS5の情報に基づいて判
別されるエンジン負荷が適正範囲に維持されるように、
変速モータM6の作動を制御する車速制御が実行され
る。
搭載されたエンジンEの出力は、脱穀クラッチ37を介
して脱穀部2に伝達されるとともに、走行クラッチ38
及び無段変速装置39を介してクローラ走行装置30の
ミッション部40に伝達される。ミッション部40に伝
達された出力は、ミッション部40に設けた副変速装置
(図示しない)を経てクローラ走行装置30に伝達され
るとともに、刈取クラッチ47を介して刈取部1に伝達
される。S9は、脱穀クラッチ37の入切状態を検出す
る脱穀スイッチであり、S7は、ミッション部40への
入力回転数により走行速度を検出するための車速センサ
であり、S5は、電磁ピックアップ式のエンジン回転数
センサである。又、無段変速装置39を変速操作するた
めの変速モータM6、及び副変速装置の変速用の油圧ク
ラッチ等(図示しない)が設けられている。ここで、エ
ンジンEに対する負荷が大きくなるほど、エンジン回転
数が低下することから、無負荷時のエンジン回転数(基
準回転数)からの回転数低下量によって、エンジンEの
負荷が判別される。そして、エンジンEの能力を極力有
効に利用できるようにするために、上記車速センサS7
にて検出される走行速度が設定上限速度を超えない条件
で、前記エンジン回転数センサS5の情報に基づいて判
別されるエンジン負荷が適正範囲に維持されるように、
変速モータM6の作動を制御する車速制御が実行され
る。
【0021】次に、上述した各種の制御(刈高制御、扱
深制御、方向制御、水平制御、アンローダ制御、レール
制御、脱穀制御等)の起動指令や制御目標値等の制御の
実行に必要な情報を手動入力する情報入力手段、及び、
各種情報の表示手段について説明する。図6及び図7に
示すように、操縦部31の座席31Aの左横脇に、座席
に近い側から順に、上記各制御の起動スイッチや調整ボ
リューム等を備えた基本スイッチモジュールMU1(図
8参照)と、水平制御の起動スイッチや手動操作スイッ
チ等を備えた水平制御スイッチモジュールMU3(図1
0参照)とが配置され、さらに、走行速度を変速操作す
るための手動変速レバー7が、握り部7Aを上記基本ス
イッチモジュールMU1の上方に位置させる状態で設け
られている。尚、この手動変速レバー7の操作に応じて
前記変速モータM6が駆動される。一方、座席31Aの
右側前方には、乗降部31Bが設けられ、座席右側後部
位置には、前記アンローダ32を操作するためのスイッ
チ等を備えたアンローダスイッチモジュールMU2(図
9参照)が配置されている。
深制御、方向制御、水平制御、アンローダ制御、レール
制御、脱穀制御等)の起動指令や制御目標値等の制御の
実行に必要な情報を手動入力する情報入力手段、及び、
各種情報の表示手段について説明する。図6及び図7に
示すように、操縦部31の座席31Aの左横脇に、座席
に近い側から順に、上記各制御の起動スイッチや調整ボ
リューム等を備えた基本スイッチモジュールMU1(図
8参照)と、水平制御の起動スイッチや手動操作スイッ
チ等を備えた水平制御スイッチモジュールMU3(図1
0参照)とが配置され、さらに、走行速度を変速操作す
るための手動変速レバー7が、握り部7Aを上記基本ス
イッチモジュールMU1の上方に位置させる状態で設け
られている。尚、この手動変速レバー7の操作に応じて
前記変速モータM6が駆動される。一方、座席31Aの
右側前方には、乗降部31Bが設けられ、座席右側後部
位置には、前記アンローダ32を操作するためのスイッ
チ等を備えたアンローダスイッチモジュールMU2(図
9参照)が配置されている。
【0022】又、操縦部31の右前方側には、刈取部1
を手動で昇降操作する刈取昇降レバーと走行機体Vを手
動で左右に旋回操作するステアリングレバーとに兼用構
成された十字操作式の刈高操向レバー8が設けられてい
る。つまり、この刈高操向レバー8を後方側に揺動操作
すると刈取部1が上昇する一方、前方側に揺動操作する
と刈取部1が下降し、刈高操向レバー8を左側に揺動操
作すると機体が左旋回する一方、右側に揺動操作すると
機体が右旋回する。尚、この刈高操向レバー8の刈取昇
降及び操向操作の各方向での揺動操作量を検出するため
に、夫々ポテンショメータにて構成された刈取昇降検出
センサS12及び操向操作検出センサS13が設けられ
ている。操縦部31の左前方側のパネルには、各種の情
報を表示するための表示用モジュールMU4(図11参
照)が設けられている。
を手動で昇降操作する刈取昇降レバーと走行機体Vを手
動で左右に旋回操作するステアリングレバーとに兼用構
成された十字操作式の刈高操向レバー8が設けられてい
る。つまり、この刈高操向レバー8を後方側に揺動操作
すると刈取部1が上昇する一方、前方側に揺動操作する
と刈取部1が下降し、刈高操向レバー8を左側に揺動操
作すると機体が左旋回する一方、右側に揺動操作すると
機体が右旋回する。尚、この刈高操向レバー8の刈取昇
降及び操向操作の各方向での揺動操作量を検出するため
に、夫々ポテンショメータにて構成された刈取昇降検出
センサS12及び操向操作検出センサS13が設けられ
ている。操縦部31の左前方側のパネルには、各種の情
報を表示するための表示用モジュールMU4(図11参
照)が設けられている。
【0023】前記基本スイッチモジュールMU1には、
図8に示すように、脱穀及び扱深さ制御用操作ユニット
部41、車速制御用操作ユニット部42、方向制御用操
作ユニット部43、刈高制御用操作ユニット部44、レ
ール制御用操作ユニット部45、及び、予備用の操作ユ
ニット部46とが装備されている。尚、予備用の操作ユ
ニット部46は、上記以外の制御を追加したような場合
に、その操作ユニット部として使用される。
図8に示すように、脱穀及び扱深さ制御用操作ユニット
部41、車速制御用操作ユニット部42、方向制御用操
作ユニット部43、刈高制御用操作ユニット部44、レ
ール制御用操作ユニット部45、及び、予備用の操作ユ
ニット部46とが装備されている。尚、予備用の操作ユ
ニット部46は、上記以外の制御を追加したような場合
に、その操作ユニット部として使用される。
【0024】前記脱穀及び扱深さ制御用操作ユニット部
41には、照光式の押しボタンスイッチに構成された扱
深制御の起動スイッチ41a、麦、稲及び濡れの中から
1つの作物条件を選択する作物切換ボリューム41b、
チャフ開度を調節するためのチャフボリューム41c、
及び、トウミ風力を調節するためのトウミボリューム4
1dが一体形成されている。ここで、上記1つの作物条
件において、チャフボリューム41cを開側に回すほ
ど、前記穀稈供給量に対するチャフ開度の制御状態が全
体として開き側に変更調節され、トウミボリューム41
dを強側に回すほど、前記穀稈供給量に対するトウミ風
力の制御状態が全体として強側に変更調節される。又、
作物条件の選択により、麦、稲、濡れの順で、上記チャ
フ開度の制御状態が全体として開き側に変更調節され、
トウミ風力の制御状態が全体として強側に変更調節され
る。
41には、照光式の押しボタンスイッチに構成された扱
深制御の起動スイッチ41a、麦、稲及び濡れの中から
1つの作物条件を選択する作物切換ボリューム41b、
チャフ開度を調節するためのチャフボリューム41c、
及び、トウミ風力を調節するためのトウミボリューム4
1dが一体形成されている。ここで、上記1つの作物条
件において、チャフボリューム41cを開側に回すほ
ど、前記穀稈供給量に対するチャフ開度の制御状態が全
体として開き側に変更調節され、トウミボリューム41
dを強側に回すほど、前記穀稈供給量に対するトウミ風
力の制御状態が全体として強側に変更調節される。又、
作物条件の選択により、麦、稲、濡れの順で、上記チャ
フ開度の制御状態が全体として開き側に変更調節され、
トウミ風力の制御状態が全体として強側に変更調節され
る。
【0025】車速制御用操作ユニット部42には、照光
式の押しボタンスイッチに構成された車速制御の起動ス
イッチ42aと、上限車速を設定する車速制限ボリュー
ム42bとが一体形成されている。方向制御用操作ユニ
ット部43には、照光式の押しボタンスイッチに構成さ
れた方向制御の起動スイッチ43aと、旋回力を調節す
るための旋回力切換ボリューム43bとが一体形成され
ている。ここで、旋回力切換ボリューム43bを大側に
回すと、ディーティ駆動される前記操向用シリンダ9
L,9Rのオフ時間に対するオン時間の比(ディーティ
比)が大側に変更されて旋回力が大きくなり、小側に回
すと、上記ディーティ比が小側に変更されて旋回力が小
さくなる。刈高制御用操作ユニット部44には、照光式
の押しボタンスイッチに構成された刈高制御の起動スイ
ッチ44aと、目標刈高さを設定するための刈高さ調整
ボリューム44bとが一体形成されている。レール制御
用操作ユニット部45には、レール制御の起動スイッチ
45aと、レール制御の入り切り状態を表示するレール
制御ランプ45bとが一体形成されている。尚、図8
(a)は、チャフボリューム41c、トウミボリューム
41d、車速制限ボリューム42b、旋回力切換ボリュ
ーム43b、及び刈高さ調整ボリューム44bによる切
換え調整を、7段階に設定できるもの(クリック付き)
を例示し、(b)は、上記切換え調整を、無段階に設定
できるものを例示している。
式の押しボタンスイッチに構成された車速制御の起動ス
イッチ42aと、上限車速を設定する車速制限ボリュー
ム42bとが一体形成されている。方向制御用操作ユニ
ット部43には、照光式の押しボタンスイッチに構成さ
れた方向制御の起動スイッチ43aと、旋回力を調節す
るための旋回力切換ボリューム43bとが一体形成され
ている。ここで、旋回力切換ボリューム43bを大側に
回すと、ディーティ駆動される前記操向用シリンダ9
L,9Rのオフ時間に対するオン時間の比(ディーティ
比)が大側に変更されて旋回力が大きくなり、小側に回
すと、上記ディーティ比が小側に変更されて旋回力が小
さくなる。刈高制御用操作ユニット部44には、照光式
の押しボタンスイッチに構成された刈高制御の起動スイ
ッチ44aと、目標刈高さを設定するための刈高さ調整
ボリューム44bとが一体形成されている。レール制御
用操作ユニット部45には、レール制御の起動スイッチ
45aと、レール制御の入り切り状態を表示するレール
制御ランプ45bとが一体形成されている。尚、図8
(a)は、チャフボリューム41c、トウミボリューム
41d、車速制限ボリューム42b、旋回力切換ボリュ
ーム43b、及び刈高さ調整ボリューム44bによる切
換え調整を、7段階に設定できるもの(クリック付き)
を例示し、(b)は、上記切換え調整を、無段階に設定
できるものを例示している。
【0026】アンローダスイッチモジュールMU2に
は、図9に示すように、アンローダ32を自動作動させ
るための自動スイッチ50a、アンローダ32を停止さ
せるための停止スイッチ50b、十字操作キーに構成さ
れてアンローダ32を手動で上昇・下降・右旋回・左旋
回操作するための手動操作スイッチ50c、照光式の押
しボタンスイッチに構成されたモミ排出スイッチ50
d、タンク開スイッチ50e、タンク閉スイッチ50
f、及び、アンローダ32の目標停止位置を機体左側、
機体後部側、機体右側のうちから選択する停止位置選択
ボリューム50gが一体形成されている。
は、図9に示すように、アンローダ32を自動作動させ
るための自動スイッチ50a、アンローダ32を停止さ
せるための停止スイッチ50b、十字操作キーに構成さ
れてアンローダ32を手動で上昇・下降・右旋回・左旋
回操作するための手動操作スイッチ50c、照光式の押
しボタンスイッチに構成されたモミ排出スイッチ50
d、タンク開スイッチ50e、タンク閉スイッチ50
f、及び、アンローダ32の目標停止位置を機体左側、
機体後部側、機体右側のうちから選択する停止位置選択
ボリューム50gが一体形成されている。
【0027】水平制御スイッチモジュールMU3には、
図10に示すように、照光式の押しボタンスイッチに構
成された水平制御の起動用の自動スイッチ60a、照光
式の押しボタンスイッチに構成されて水平制御モードを
上げ基準と下げ基準とに切り換える水平モード切換えス
イッチ60b、照光式の押しボタンスイッチに構成され
た後進時機体上昇スイッチ60c、十字操作キーに構成
されて機体姿勢を右上げ・右下げ・左上げ・左下げ状態
に手動操作するための手動操作スイッチ60d、及び、
水平制御の作動時(自動モード)における目標傾斜状態
を設定する水平調整ボリューム60eが一体形成されて
いる。
図10に示すように、照光式の押しボタンスイッチに構
成された水平制御の起動用の自動スイッチ60a、照光
式の押しボタンスイッチに構成されて水平制御モードを
上げ基準と下げ基準とに切り換える水平モード切換えス
イッチ60b、照光式の押しボタンスイッチに構成され
た後進時機体上昇スイッチ60c、十字操作キーに構成
されて機体姿勢を右上げ・右下げ・左上げ・左下げ状態
に手動操作するための手動操作スイッチ60d、及び、
水平制御の作動時(自動モード)における目標傾斜状態
を設定する水平調整ボリューム60eが一体形成されて
いる。
【0028】表示用モジュールMU4には、図11に示
すように、指示針式の燃料メータ70a、指示針式のタ
コメータ70b、水温メータ70c、前記タンク3内の
モミの量を表示するモミLCD70d、及び、各種のメ
ッセージやグラフ等を表示する主LCD70eが設けら
れ、さらに、左右のウインカランプ70fや、充電(チ
ャージ)、ブレーキ、オイル、及びチェックの各種の警
報ランプ70gや、前記副変速装置の切換状態が高速、
標準、倒伏及び中立のいずれの状態であるかを表示する
副変速ランプ70hが設けられている。尚、図には、上
記主LCD70eに、エンジンの負荷レベルを示すバー
グラフを上側に、前記シーブセンサS10にて検出され
る脱穀部2の揺動選別板54上での処理物量を示すバー
グラフを下側に、夫々表示したものを例示している。
すように、指示針式の燃料メータ70a、指示針式のタ
コメータ70b、水温メータ70c、前記タンク3内の
モミの量を表示するモミLCD70d、及び、各種のメ
ッセージやグラフ等を表示する主LCD70eが設けら
れ、さらに、左右のウインカランプ70fや、充電(チ
ャージ)、ブレーキ、オイル、及びチェックの各種の警
報ランプ70gや、前記副変速装置の切換状態が高速、
標準、倒伏及び中立のいずれの状態であるかを表示する
副変速ランプ70hが設けられている。尚、図には、上
記主LCD70eに、エンジンの負荷レベルを示すバー
グラフを上側に、前記シーブセンサS10にて検出され
る脱穀部2の揺動選別板54上での処理物量を示すバー
グラフを下側に、夫々表示したものを例示している。
【0029】そして、図12及び図13に示すように、
コンバイン全体の制御を集中して実行する中央制御部C
Uと、刈取部1、脱穀部2、タンク部(前記タンク3と
アンローダ32にて構成される)及び本機部4等の機体
各部に分散配置される複数個の端末制御部LU(LU1
〜LU5),MU(MU1〜MU4)とが、通信線T
1,T2を介して通信可能に接続されている。つまり、
上記中央制御部CUと複数個の端末制御部LU,MUと
によって、作業用の制御を実行する制御手段CU,L
U,MUが構成されるとともに、この制御手段CU,L
U,MUが、上記作業用の制御として複数の制御(前記
各種の制御)を実行するように構成されている。
コンバイン全体の制御を集中して実行する中央制御部C
Uと、刈取部1、脱穀部2、タンク部(前記タンク3と
アンローダ32にて構成される)及び本機部4等の機体
各部に分散配置される複数個の端末制御部LU(LU1
〜LU5),MU(MU1〜MU4)とが、通信線T
1,T2を介して通信可能に接続されている。つまり、
上記中央制御部CUと複数個の端末制御部LU,MUと
によって、作業用の制御を実行する制御手段CU,L
U,MUが構成されるとともに、この制御手段CU,L
U,MUが、上記作業用の制御として複数の制御(前記
各種の制御)を実行するように構成されている。
【0030】又、作業用のアクチュエータ類AK、制御
情報検出用のセンサ類SW、手動操作式の情報入力手段
JN、及び、情報表示用の表示手段HSが、前記複数個
の端末制御部LU,MUのいずれかに接続されて、その
接続された端末制御部LU,MUに対して、上記センサ
類SW及び情報入力手段JNからの信号が入力されると
ともに、前記アクチュエータ類AK及び表示手段HSへ
の駆動信号が出力されように構成されている。
情報検出用のセンサ類SW、手動操作式の情報入力手段
JN、及び、情報表示用の表示手段HSが、前記複数個
の端末制御部LU,MUのいずれかに接続されて、その
接続された端末制御部LU,MUに対して、上記センサ
類SW及び情報入力手段JNからの信号が入力されると
ともに、前記アクチュエータ類AK及び表示手段HSへ
の駆動信号が出力されように構成されている。
【0031】ここで、前記アクチュエータ類AKは、機
体各部に備えた作業装置を作動させるための前記油圧シ
リンダや電動モータ等からなり、前記センサ類SWは、
各種の制御情報をON/OFFの二値情報として検出す
るスイッチ等からなる。具体的には、図12に例示する
ように、刈取部1に配置される端末制御部LU3から、
前記扱深さモータM1に対する駆動信号が出力されると
ともに、端末制御部LU3に、前記方向センサS1、前
記株元センサS2、及び前記穂先センサS8a,S8b
の検出信号が入力されている。又、脱穀部2に配置され
る端末制御部LU4から、前記レール上げモータM2、
前記チャフ開度調節モータM4及び前記トウミ風力調節
モータM5に対して駆動信号が出力されている。
体各部に備えた作業装置を作動させるための前記油圧シ
リンダや電動モータ等からなり、前記センサ類SWは、
各種の制御情報をON/OFFの二値情報として検出す
るスイッチ等からなる。具体的には、図12に例示する
ように、刈取部1に配置される端末制御部LU3から、
前記扱深さモータM1に対する駆動信号が出力されると
ともに、端末制御部LU3に、前記方向センサS1、前
記株元センサS2、及び前記穂先センサS8a,S8b
の検出信号が入力されている。又、脱穀部2に配置され
る端末制御部LU4から、前記レール上げモータM2、
前記チャフ開度調節モータM4及び前記トウミ風力調節
モータM5に対して駆動信号が出力されている。
【0032】又、本機部4に配置される2つの端末制御
部LU1,2のうちで、1つの端末制御部LU2から、
前記変速モータM6に対する駆動信号が出力されるとと
もに、端末制御部LU2に、前記脱穀スイッチS9、及
び前記副変速装置の変速状態を切り換えるための副変速
スイッチ(図示しない)の信号が入力され、他の端末制
御部LU1は、油圧出力専用の端末制御部に構成され
て、この端末制御部LU1から、前記刈取昇降シリンダ
5用、前記操向用シリンダ9L,9R用、前記ローリン
グ用シリンダ30e、及び前記アンローダ用油圧シリン
ダ62を駆動するための各ソレノイドに対する各駆動信
号が出力されている。又、タンク部に配置される端末制
御部LU5から、前記旋回用モータM3に対する駆動信
号が出力されるとともに、端末制御部LU5に、前記タ
ンク3内に貯溜されている穀粒の量を検出するためのモ
ミセンサS11の検出信号が入力されている。
部LU1,2のうちで、1つの端末制御部LU2から、
前記変速モータM6に対する駆動信号が出力されるとと
もに、端末制御部LU2に、前記脱穀スイッチS9、及
び前記副変速装置の変速状態を切り換えるための副変速
スイッチ(図示しない)の信号が入力され、他の端末制
御部LU1は、油圧出力専用の端末制御部に構成され
て、この端末制御部LU1から、前記刈取昇降シリンダ
5用、前記操向用シリンダ9L,9R用、前記ローリン
グ用シリンダ30e、及び前記アンローダ用油圧シリン
ダ62を駆動するための各ソレノイドに対する各駆動信
号が出力されている。又、タンク部に配置される端末制
御部LU5から、前記旋回用モータM3に対する駆動信
号が出力されるとともに、端末制御部LU5に、前記タ
ンク3内に貯溜されている穀粒の量を検出するためのモ
ミセンサS11の検出信号が入力されている。
【0033】又、前記各スイッチモジュールMU1〜3
に備えた手動スイッチや調整用ボリューム等が、前記情
報入力手段JNに相当し、各スイッチモジュールMU1
〜3に備えた表示用のランプ類及び表示用モジュールM
U4に備えたメータやLCD表示器やランプ類が、上記
表示手段HSに相当する。つまり、前記制御手段CU,
LU,MUに対して制御の実行のために手動操作にて設
定される手動設定情報を入力する情報入力手段が、上記
手動操作式の情報入力手段JNによって構成され、その
手動設定情報として、前記複数の制御夫々の起動情報を
入力するように構成されている。
に備えた手動スイッチや調整用ボリューム等が、前記情
報入力手段JNに相当し、各スイッチモジュールMU1
〜3に備えた表示用のランプ類及び表示用モジュールM
U4に備えたメータやLCD表示器やランプ類が、上記
表示手段HSに相当する。つまり、前記制御手段CU,
LU,MUに対して制御の実行のために手動操作にて設
定される手動設定情報を入力する情報入力手段が、上記
手動操作式の情報入力手段JNによって構成され、その
手動設定情報として、前記複数の制御夫々の起動情報を
入力するように構成されている。
【0034】前記中央制御部CUに、前記通信線T1,
T2として、高速通信用の高速通信線T1と、低速通信
用の低速通信線T2とが接続され、複数個の端末制御部
LU,MUのうちで、アクチュエータ類AKの駆動のた
めに高速通信処理が要求される信号が入出力する端末制
御部(以下、高速端末部と称す)LU1〜LU5が、高
速通信線T1に接続される一方、高速通信処理が要求さ
れない信号が入出力する端末制御部MU1〜MU4(つ
まり、各スイッチモジュールMU1〜3及び表示用モジ
ュールMU4)が、低速通信線T2に接続されている。
つまり、アクチュエータ類AKに対する駆動信号の出力
や、前記センサ類SWからの検出情報の入力は、機体各
部の制御を実行する上で高速の処理が要求されるので、
前記アクチュエータ類AK及び前記センサ類SWが接続
された高速端末部LU1〜LU5が、高速通信線T1に
接続されている。一方、前記情報入力手段JNに備えた
手動スイッチや調整ボリューム等からの信号入力や、前
記表示手段HSに対する表示用の駆動信号の出力は、機
体各部の制御を実行する上で高速処理が要求されるもの
ではないので、前記情報入力手段JNや前記表示手段H
Sが接続された各スイッチモジュールMU1〜3及び表
示用モジュールMU4が、低速通信線T2に接続されて
いる。
T2として、高速通信用の高速通信線T1と、低速通信
用の低速通信線T2とが接続され、複数個の端末制御部
LU,MUのうちで、アクチュエータ類AKの駆動のた
めに高速通信処理が要求される信号が入出力する端末制
御部(以下、高速端末部と称す)LU1〜LU5が、高
速通信線T1に接続される一方、高速通信処理が要求さ
れない信号が入出力する端末制御部MU1〜MU4(つ
まり、各スイッチモジュールMU1〜3及び表示用モジ
ュールMU4)が、低速通信線T2に接続されている。
つまり、アクチュエータ類AKに対する駆動信号の出力
や、前記センサ類SWからの検出情報の入力は、機体各
部の制御を実行する上で高速の処理が要求されるので、
前記アクチュエータ類AK及び前記センサ類SWが接続
された高速端末部LU1〜LU5が、高速通信線T1に
接続されている。一方、前記情報入力手段JNに備えた
手動スイッチや調整ボリューム等からの信号入力や、前
記表示手段HSに対する表示用の駆動信号の出力は、機
体各部の制御を実行する上で高速処理が要求されるもの
ではないので、前記情報入力手段JNや前記表示手段H
Sが接続された各スイッチモジュールMU1〜3及び表
示用モジュールMU4が、低速通信線T2に接続されて
いる。
【0035】図13に示すように、中央制御部CUに
は、制御処理用のマイクロコンピュータCPUが設けら
れ、そのマイクロコンピュータCPUと高速通信線T1
との間でのデータ授受を中継する中央側の通信用ICと
してのゲートアレイGA1が備えられている。ここで、
上記マイクロコンピュータCPUとゲートアレイGA1
との間のデータ授受は、8ビットのバスラインを介して
行われる。一方、高速通信線T1に接続された各高速端
末部LU1〜5は、センサ類SW及びアクチュエータ類
AKと高速通信線T1との間でのデータ授受を中継する
端末側の通信用ICとしてのゲートアレイGA2を備え
ている。
は、制御処理用のマイクロコンピュータCPUが設けら
れ、そのマイクロコンピュータCPUと高速通信線T1
との間でのデータ授受を中継する中央側の通信用ICと
してのゲートアレイGA1が備えられている。ここで、
上記マイクロコンピュータCPUとゲートアレイGA1
との間のデータ授受は、8ビットのバスラインを介して
行われる。一方、高速通信線T1に接続された各高速端
末部LU1〜5は、センサ類SW及びアクチュエータ類
AKと高速通信線T1との間でのデータ授受を中継する
端末側の通信用ICとしてのゲートアレイGA2を備え
ている。
【0036】又、上記制御用のマイクロコンピュータC
PUには、ポテンショメータ等の連続的に変化する情報
を検出するアナログ式センサからのアナログ入力信号
や、回転数等を検出するためのパルス式センサからのパ
ルス入力信号が、信号処理回路を介して入力ポートPo
rt1,2に入力されるとともに、前記エンジンEに対
する燃料供給を遮断してエンジン停止させるためのエン
ジン停止ソレノイドSOLeに対する駆動信号が、出力
ポートPort4から出力されている。ここで、上記ア
ナログ入力信号として、前記アンローダ位置センサS
3、前記ローリングセンサS4、前記超音波センサS
6、前記シーブセンサS10、前記刈取昇降検出センサ
S12及び操向操作検出センサS13からの各検出信号
が入力され、上記パルス入力信号として、前記車速セン
サS7からの検出信号が入力されている。さらに、電源
からの電力供給を入り切りするメインスイッチMWが設
けられ、このメインスイッチMWの信号もCPUに入力
されている。
PUには、ポテンショメータ等の連続的に変化する情報
を検出するアナログ式センサからのアナログ入力信号
や、回転数等を検出するためのパルス式センサからのパ
ルス入力信号が、信号処理回路を介して入力ポートPo
rt1,2に入力されるとともに、前記エンジンEに対
する燃料供給を遮断してエンジン停止させるためのエン
ジン停止ソレノイドSOLeに対する駆動信号が、出力
ポートPort4から出力されている。ここで、上記ア
ナログ入力信号として、前記アンローダ位置センサS
3、前記ローリングセンサS4、前記超音波センサS
6、前記シーブセンサS10、前記刈取昇降検出センサ
S12及び操向操作検出センサS13からの各検出信号
が入力され、上記パルス入力信号として、前記車速セン
サS7からの検出信号が入力されている。さらに、電源
からの電力供給を入り切りするメインスイッチMWが設
けられ、このメインスイッチMWの信号もCPUに入力
されている。
【0037】又、上記制御用のマイクロコンピュータC
PUには、E2 ROM等の不揮発性のメモリMEMが
接続され、このメモリMEMに、後述のように運転終了
に伴って前記手動設定情報が記憶される。つまり、この
メモリMEMによって、前記手動設定情報を記憶するた
めの不揮発性の情報記憶手段が構成されて、中央制御部
CUに備えられている。そして、上記メモリMEMに記
憶された前回の運転終了時における手動設定情報を読み
出して制御の実行に用いる記憶モードと、各スイッチモ
ジュールMU1〜3との通信によって受け取ったスイッ
チ等のデータ(手動設定情報)を制御の実行に用いる通
常モードとを切り換える制御モード切換スイッチSMか
らの切換情報が、前記CPUに入力されている。図中、
PS1は、前記マイクロコンピュータCPU及びゲート
アレイGA1等に対して電源電圧並びに電源ON時のリ
セット信号を供給する直流電圧源である。
PUには、E2 ROM等の不揮発性のメモリMEMが
接続され、このメモリMEMに、後述のように運転終了
に伴って前記手動設定情報が記憶される。つまり、この
メモリMEMによって、前記手動設定情報を記憶するた
めの不揮発性の情報記憶手段が構成されて、中央制御部
CUに備えられている。そして、上記メモリMEMに記
憶された前回の運転終了時における手動設定情報を読み
出して制御の実行に用いる記憶モードと、各スイッチモ
ジュールMU1〜3との通信によって受け取ったスイッ
チ等のデータ(手動設定情報)を制御の実行に用いる通
常モードとを切り換える制御モード切換スイッチSMか
らの切換情報が、前記CPUに入力されている。図中、
PS1は、前記マイクロコンピュータCPU及びゲート
アレイGA1等に対して電源電圧並びに電源ON時のリ
セット信号を供給する直流電圧源である。
【0038】又、図13に示すように、各高速端末部L
U1〜5に対するアドレス信号を発生する4本のハーネ
スAD1〜4が、アースに接続されたLOWレベル電圧
のハーネスと無接続状態のハーネスを組み合わせて設け
られ、上記ハーネスAD1〜4と、センサ類SW及びア
クチュエータ類AKとが、一体形成されたコネクタCN
を介して各高速端末部LU1〜5に接続されている。そ
して、ハーネスAD1〜4は、ゲートアレイGA2のア
ドレス設定用の外部端子A0〜A3に接続されて、LO
Wレベル電圧のハーネスからはLOWレベルの電圧信号
が供給され、無接続状態のハーネスについてはゲートア
レイGA2内部で電源側にプルアップされたHIGHレ
ベルの電圧信号が供給され、この電圧信号の組み合わせ
によって各アドレスが設定される。図13の例では、高
速端末部LU3が、外部端子A0〜A3のすべてがLO
Wレベルであってアドレス0として設定される。センサ
類SW及びアクチュエータ類AKは、夫々信号処理回路
及び駆動回路を経てゲートアレイGA2の入出力ポート
に接続されている。尚、図中、PS2は、ゲートアレイ
GA2等に電源電圧を供給する直流電圧源である。
U1〜5に対するアドレス信号を発生する4本のハーネ
スAD1〜4が、アースに接続されたLOWレベル電圧
のハーネスと無接続状態のハーネスを組み合わせて設け
られ、上記ハーネスAD1〜4と、センサ類SW及びア
クチュエータ類AKとが、一体形成されたコネクタCN
を介して各高速端末部LU1〜5に接続されている。そ
して、ハーネスAD1〜4は、ゲートアレイGA2のア
ドレス設定用の外部端子A0〜A3に接続されて、LO
Wレベル電圧のハーネスからはLOWレベルの電圧信号
が供給され、無接続状態のハーネスについてはゲートア
レイGA2内部で電源側にプルアップされたHIGHレ
ベルの電圧信号が供給され、この電圧信号の組み合わせ
によって各アドレスが設定される。図13の例では、高
速端末部LU3が、外部端子A0〜A3のすべてがLO
Wレベルであってアドレス0として設定される。センサ
類SW及びアクチュエータ類AKは、夫々信号処理回路
及び駆動回路を経てゲートアレイGA2の入出力ポート
に接続されている。尚、図中、PS2は、ゲートアレイ
GA2等に電源電圧を供給する直流電圧源である。
【0039】前記高速通信線T1は、例えばRS485
の規格を利用して構成され、図13に示すように、2線
式の通信ラインLnと、中央制御部CU及び各高速端末
部LU1〜5における通信ラインLnとの接点に、各ゲ
ートアレイGA1,2から受け取った送信データをRS
485等の規格に合った信号に変換して通信ラインLn
に出力する一方、通信ラインLn上の信号を入力して、
その受信データを各ゲートアレイGA1,2に出力する
通信ドライバーDRが設けられている。
の規格を利用して構成され、図13に示すように、2線
式の通信ラインLnと、中央制御部CU及び各高速端末
部LU1〜5における通信ラインLnとの接点に、各ゲ
ートアレイGA1,2から受け取った送信データをRS
485等の規格に合った信号に変換して通信ラインLn
に出力する一方、通信ラインLn上の信号を入力して、
その受信データを各ゲートアレイGA1,2に出力する
通信ドライバーDRが設けられている。
【0040】前記中央側のゲートアレイGA1と端末側
のゲートアレイGA2とは、中央側として使用するため
の中央側用構成部分及び端末側として使用するための端
末側用構成部分を備える状態に形成された同仕様の通信
用ICであるゲートアレイGAに構成されている。以
下、図14に基づいて具体的に説明する。
のゲートアレイGA2とは、中央側として使用するため
の中央側用構成部分及び端末側として使用するための端
末側用構成部分を備える状態に形成された同仕様の通信
用ICであるゲートアレイGAに構成されている。以
下、図14に基づいて具体的に説明する。
【0041】前記ゲートアレイGAは、図14(イ)に
示すように、MODE端子をLOWレベルにすると内部
回路が中央側のゲートアレイGA1として機能するマス
ターモードに切り換えられ、このマスターモードでは、
ゲートアレイGAは、CPUとバスラインを介して入出
力するデータを保持する入出力バッファ11と、この入
出力バッファ11からの送信用のパラレルデータを保持
する送信バッファ13と、この送信バッファ13のパラ
レルデータをシリアルデータに並列直列変換するP/S
変換部14と、このP/S変換部14からのシリアルデ
ータにCRC生成部15からの誤り検出用のCRCデー
タを付加したものを送信データとして送出する通信コン
トロール回路16と、受信したシリアルデータを直列並
列変換するS/P変換部18と、受信したシリアルデー
タについてCRC等のチェックを行い通信エラーの有無
を検出するエラー検出部17と、S/P変換部18から
のパラレルデータ及びエラー検出部17からのエラーデ
ータを保持して入出力バッファ11に出力する受信バッ
ファ19と、CPUからデータ入出力時の制御信号であ
るR/W(リード・ライト)信号及びSTB(データス
トローブ)信号を入力し又CPUに対する割り込みIN
T信号を出力するCPUI/F部12とを備える構成に
なる。
示すように、MODE端子をLOWレベルにすると内部
回路が中央側のゲートアレイGA1として機能するマス
ターモードに切り換えられ、このマスターモードでは、
ゲートアレイGAは、CPUとバスラインを介して入出
力するデータを保持する入出力バッファ11と、この入
出力バッファ11からの送信用のパラレルデータを保持
する送信バッファ13と、この送信バッファ13のパラ
レルデータをシリアルデータに並列直列変換するP/S
変換部14と、このP/S変換部14からのシリアルデ
ータにCRC生成部15からの誤り検出用のCRCデー
タを付加したものを送信データとして送出する通信コン
トロール回路16と、受信したシリアルデータを直列並
列変換するS/P変換部18と、受信したシリアルデー
タについてCRC等のチェックを行い通信エラーの有無
を検出するエラー検出部17と、S/P変換部18から
のパラレルデータ及びエラー検出部17からのエラーデ
ータを保持して入出力バッファ11に出力する受信バッ
ファ19と、CPUからデータ入出力時の制御信号であ
るR/W(リード・ライト)信号及びSTB(データス
トローブ)信号を入力し又CPUに対する割り込みIN
T信号を出力するCPUI/F部12とを備える構成に
なる。
【0042】又、前記ゲートアレイGAは、図14
(ロ)に示すように、MODE端子をHIGHレベルに
すると内部回路が端末側のゲートアレイGA2として機
能するスレーブモードに切り換えられ、このスレーブモ
ードでは、ゲートアレイGAは、センサ類SW及びアク
チュエータ類AKに対してデータを入出力する入出力ポ
ート21と、この入出力ポート21を介して入力した各
センサ類SWからの検出信号をパラレルデータとして保
持する送信バッファ13と、この送信バッファ13のパ
ラレルデータをシリアルデータに並列直列変換するP/
S変換部14と、このP/S変換部14からのシリアル
データにCRC生成部15からの誤り検出用のCRCデ
ータを付加したものを送信データとして送出する通信コ
ントロール回路16と、受信したシリアルデータを直列
並列変換するS/P変換部18と、受信したシリアルデ
ータについてCRC及びアドレス等のチェックを行い通
信エラーの有無を検出するエラー検出部17と、S/P
変換部18からのパラレルデータ及びエラー検出部17
からのエラーデータを保持して入出力ポート21に出力
する受信バッファ19と、各高速端末部LU1〜5に対
するアドレスを設定するためのアドレス設定部22とを
備える構成になる。
(ロ)に示すように、MODE端子をHIGHレベルに
すると内部回路が端末側のゲートアレイGA2として機
能するスレーブモードに切り換えられ、このスレーブモ
ードでは、ゲートアレイGAは、センサ類SW及びアク
チュエータ類AKに対してデータを入出力する入出力ポ
ート21と、この入出力ポート21を介して入力した各
センサ類SWからの検出信号をパラレルデータとして保
持する送信バッファ13と、この送信バッファ13のパ
ラレルデータをシリアルデータに並列直列変換するP/
S変換部14と、このP/S変換部14からのシリアル
データにCRC生成部15からの誤り検出用のCRCデ
ータを付加したものを送信データとして送出する通信コ
ントロール回路16と、受信したシリアルデータを直列
並列変換するS/P変換部18と、受信したシリアルデ
ータについてCRC及びアドレス等のチェックを行い通
信エラーの有無を検出するエラー検出部17と、S/P
変換部18からのパラレルデータ及びエラー検出部17
からのエラーデータを保持して入出力ポート21に出力
する受信バッファ19と、各高速端末部LU1〜5に対
するアドレスを設定するためのアドレス設定部22とを
備える構成になる。
【0043】以上より、CPUI/F部12が前記中央
側用構成部分に、アドレス設定部22が前記端末側用構
成部分に夫々対応し、上記CPUI/F部12及びアド
レス設定部22以外のゲートアレイGAの主要部分は、
同一の部番にて示すように中央側及び端末側として共用
される。又、前記入出力ポート21は、各8ビットから
なる3つのポートPA,PB,PCで構成され、例え
ば、アドレス0の高速端末部LU3のポートPA及びP
Bが入力ポートに、ポートPCが出力ポートに夫々設定
されている。尚、マスターモードでの入出力バッファ1
1はスレーブモードでの入出力ポート21のポートPB
と共用されている。
側用構成部分に、アドレス設定部22が前記端末側用構
成部分に夫々対応し、上記CPUI/F部12及びアド
レス設定部22以外のゲートアレイGAの主要部分は、
同一の部番にて示すように中央側及び端末側として共用
される。又、前記入出力ポート21は、各8ビットから
なる3つのポートPA,PB,PCで構成され、例え
ば、アドレス0の高速端末部LU3のポートPA及びP
Bが入力ポートに、ポートPCが出力ポートに夫々設定
されている。尚、マスターモードでの入出力バッファ1
1はスレーブモードでの入出力ポート21のポートPB
と共用されている。
【0044】そして、中央制御部CUが、上記各通信用
IC(ゲートアレイGA1,2)及び高速通信線T1を
介して、高速通信線T1に接続された各高速端末部LU
1〜5との間で高速の通信処理を実行する。具体的に
は、図15に示すように、中央制御部CUが、各高速端
末部LU1〜5に対して設定されたアドレスを指定し
て、ポーリングセレクティング方式にて各高速端末部L
U1〜5と多重通信する。つまり、中央制御部CUのマ
イクロコンピュータCPUが、設定時間間隔での送信割
り込み処理によって、ゲートアレイGA1に各高速端末
部LU1〜5に対する要求信号(各センサ類SWのデー
タ入力又は各アクチュエータ類AKに対する出力要求)
を出力するとともに、各高速端末部LU1〜5からの返
信信号(各センサ類SWの入力データ又はACKデー
タ)を受信したゲートアレイGA1からの割り込み信号
で起動される受信割り込み処理によって、各高速端末部
LU1〜5からの返信信号を受け取る。そして、設定さ
れたポーリング周期Tp(例えば5ms)で、すべての
高速端末部LU1〜5との通信が実行できるように、上
記設定時間間隔が設定されている。
IC(ゲートアレイGA1,2)及び高速通信線T1を
介して、高速通信線T1に接続された各高速端末部LU
1〜5との間で高速の通信処理を実行する。具体的に
は、図15に示すように、中央制御部CUが、各高速端
末部LU1〜5に対して設定されたアドレスを指定し
て、ポーリングセレクティング方式にて各高速端末部L
U1〜5と多重通信する。つまり、中央制御部CUのマ
イクロコンピュータCPUが、設定時間間隔での送信割
り込み処理によって、ゲートアレイGA1に各高速端末
部LU1〜5に対する要求信号(各センサ類SWのデー
タ入力又は各アクチュエータ類AKに対する出力要求)
を出力するとともに、各高速端末部LU1〜5からの返
信信号(各センサ類SWの入力データ又はACKデー
タ)を受信したゲートアレイGA1からの割り込み信号
で起動される受信割り込み処理によって、各高速端末部
LU1〜5からの返信信号を受け取る。そして、設定さ
れたポーリング周期Tp(例えば5ms)で、すべての
高速端末部LU1〜5との通信が実行できるように、上
記設定時間間隔が設定されている。
【0045】又、前記中央制御部CUのマイクロコンピ
ュータCPUが、標準機能としてシリアル通信インター
フェース機能を備えており、一方、図17及び図18に
示すように、各スイッチ及び表示モジュールMU1〜4
に設けられる入出力信号処理用のコントローラ29が、
同様にシリアル通信インターフェース機能を標準機能と
して備えたワンチップマイコン等にて構成されている。
そして、低速通信線T2が、前記高速通信線T1と同様
に、例えばRS485の規格を利用して構成されて、図
13に示すように、2線式の通信ラインLn'が設けら
れるとともに、中央制御部CUのCPU及び各モジュー
ルMU1〜4におけるコントローラ29と通信ラインL
n' との各接点に、中央制御部CUのCPU及び各コン
トローラ29から受け取った送信データをRS485等
の規格に合った信号に変換して通信ラインLn' に出力
する一方、通信ラインLn' 上の信号を入力して、その
受信データを中央制御部CUのCPU及び各コントロー
ラ29に出力する通信ドライバーDR' が設けられてい
る。
ュータCPUが、標準機能としてシリアル通信インター
フェース機能を備えており、一方、図17及び図18に
示すように、各スイッチ及び表示モジュールMU1〜4
に設けられる入出力信号処理用のコントローラ29が、
同様にシリアル通信インターフェース機能を標準機能と
して備えたワンチップマイコン等にて構成されている。
そして、低速通信線T2が、前記高速通信線T1と同様
に、例えばRS485の規格を利用して構成されて、図
13に示すように、2線式の通信ラインLn'が設けら
れるとともに、中央制御部CUのCPU及び各モジュー
ルMU1〜4におけるコントローラ29と通信ラインL
n' との各接点に、中央制御部CUのCPU及び各コン
トローラ29から受け取った送信データをRS485等
の規格に合った信号に変換して通信ラインLn' に出力
する一方、通信ラインLn' 上の信号を入力して、その
受信データを中央制御部CUのCPU及び各コントロー
ラ29に出力する通信ドライバーDR' が設けられてい
る。
【0046】そして、中央側のマイクロコンピュータC
PUと各モジュール側のコントローラ29に備えた両方
のシリアル通信インターフェース機能を用いて、中央制
御部CUが、前記低速通信線T2を介して直接、各モジ
ュールMU1〜4との間で低速の通信処理を実行するよ
うに構成されている。具体的には、図16に示すよう
に、中央制御部CUは、予め設定された各モジュールM
U1〜4のアドレスを順次指定しながら、ポーリングセ
レクティング方式にて、各モジュールMU1〜4からの
データ(各手動スイッチや調整用ボリュームのデータ)
の入力、及び、各モジュールMU1〜4に対するデータ
の出力(各ランプや表示部の表示データ)を行う。つま
り、中央制御部CUのマイクロコンピュータCPUが、
設定時間間隔での送信割り込み処理によって、各モジュ
ールMU1〜4に対して要求信号を送信するとともに、
各端末制御部LU1〜5からの返信信号を受信するに伴
って受信割り込みを起動して、その受信割り込み処理に
て各モジュールMU1〜4からの返信信号を受け取る。
尚、この低速通信線T2による通信処理と、前記高速通
信線T2による通信処理のタイミングが同時になる場合
には、高速通信線T2による通信処理が優先して実行さ
れる。ここで、1つのモジュールMU1〜4に対する要
求信号の送信処理と、モジュールMU1〜4からの応答
信号の受信処理に、15ms程度の時間を要し、4つの
モジュールMU1〜4のすべてに対する通信を、所定時
間(最大60ms)内に実行するように前記設定時間間
隔が設定されている。
PUと各モジュール側のコントローラ29に備えた両方
のシリアル通信インターフェース機能を用いて、中央制
御部CUが、前記低速通信線T2を介して直接、各モジ
ュールMU1〜4との間で低速の通信処理を実行するよ
うに構成されている。具体的には、図16に示すよう
に、中央制御部CUは、予め設定された各モジュールM
U1〜4のアドレスを順次指定しながら、ポーリングセ
レクティング方式にて、各モジュールMU1〜4からの
データ(各手動スイッチや調整用ボリュームのデータ)
の入力、及び、各モジュールMU1〜4に対するデータ
の出力(各ランプや表示部の表示データ)を行う。つま
り、中央制御部CUのマイクロコンピュータCPUが、
設定時間間隔での送信割り込み処理によって、各モジュ
ールMU1〜4に対して要求信号を送信するとともに、
各端末制御部LU1〜5からの返信信号を受信するに伴
って受信割り込みを起動して、その受信割り込み処理に
て各モジュールMU1〜4からの返信信号を受け取る。
尚、この低速通信線T2による通信処理と、前記高速通
信線T2による通信処理のタイミングが同時になる場合
には、高速通信線T2による通信処理が優先して実行さ
れる。ここで、1つのモジュールMU1〜4に対する要
求信号の送信処理と、モジュールMU1〜4からの応答
信号の受信処理に、15ms程度の時間を要し、4つの
モジュールMU1〜4のすべてに対する通信を、所定時
間(最大60ms)内に実行するように前記設定時間間
隔が設定されている。
【0047】図17に示すように、各スイッチモジュー
ルMU1〜3において、各モジュールのコントローラ2
9は、各手動スイッチの状態を2値(ON/OFF)の
デジタル信号として入力し、各調整用ボリュームの操作
状態をアナログ信号として入力するとともに、8ビット
のデジタルデータにAD変換処理する。一方、コントロ
ーラ29は、中央制御部CUから送信される表示用デー
タに基づいて、各ランプに対して駆動信号を出力して表
示作動させる。
ルMU1〜3において、各モジュールのコントローラ2
9は、各手動スイッチの状態を2値(ON/OFF)の
デジタル信号として入力し、各調整用ボリュームの操作
状態をアナログ信号として入力するとともに、8ビット
のデジタルデータにAD変換処理する。一方、コントロ
ーラ29は、中央制御部CUから送信される表示用デー
タに基づいて、各ランプに対して駆動信号を出力して表
示作動させる。
【0048】又、図18に示すように、表示用モジュー
ルMU4において、コントローラ29に、燃料(フュー
エル)センサ、水温センサ、前記エンジン回転数センサ
S5、及びオイルスイッチからの各検出信号と、オルタ
ネータの出力電圧とが入力され、コントローラ29は、
これらの入力信号及び中央制御部CUから送信される表
示用データに基づいて、燃料メータ70a、タコメータ
70b、水温メータ70c、モミLCD70d、主LC
D70e、副変速ランプ70h、及び、警報ランプ70
gのうちのチェックランプを表示作動させる。尚、コン
トローラ29は、上記エンジン回転数センサS5、燃料
センサ、水温センサ等の検出情報を、中央制御部CUか
らの送信要求に応じて送信する。一方、左右のウインカ
ランプ70fは、各ウインカスイッチの入り操作によっ
て点灯し、警報ランプ70gのうちのチャージランプ
は、オルタネータからの出力電圧によって消灯し、ブレ
ーキランプは、ブレーキスイッチの入り操作によって点
灯し、オイルランプは、オイルスイッチの入り操作によ
って点灯する。
ルMU4において、コントローラ29に、燃料(フュー
エル)センサ、水温センサ、前記エンジン回転数センサ
S5、及びオイルスイッチからの各検出信号と、オルタ
ネータの出力電圧とが入力され、コントローラ29は、
これらの入力信号及び中央制御部CUから送信される表
示用データに基づいて、燃料メータ70a、タコメータ
70b、水温メータ70c、モミLCD70d、主LC
D70e、副変速ランプ70h、及び、警報ランプ70
gのうちのチェックランプを表示作動させる。尚、コン
トローラ29は、上記エンジン回転数センサS5、燃料
センサ、水温センサ等の検出情報を、中央制御部CUか
らの送信要求に応じて送信する。一方、左右のウインカ
ランプ70fは、各ウインカスイッチの入り操作によっ
て点灯し、警報ランプ70gのうちのチャージランプ
は、オルタネータからの出力電圧によって消灯し、ブレ
ーキランプは、ブレーキスイッチの入り操作によって点
灯し、オイルランプは、オイルスイッチの入り操作によ
って点灯する。
【0049】そして、前記中央制御部CUは、前記各端
末制御部LU,MU(各高速端末部LU1〜5及び各モ
ジュールMU1〜4)から送信された前記センサ類SW
及び前記情報入力手段JNの各入力データに基づいて、
前記アクチュエータ類AKのすべてに対する適正駆動内
容を判定して、その適正駆動内容を制御データとして前
記アクチュエータ類AKが接続されている高速端末部L
U1〜5に送信し、一方、前記アクチュエータ類AKが
接続されている高速端末部LU1〜5は、前記中央制御
部CUから受信した前記制御データに基づいて、前記ア
クチュエータ類AKに対して駆動信号を出力するように
構成されている。
末制御部LU,MU(各高速端末部LU1〜5及び各モ
ジュールMU1〜4)から送信された前記センサ類SW
及び前記情報入力手段JNの各入力データに基づいて、
前記アクチュエータ類AKのすべてに対する適正駆動内
容を判定して、その適正駆動内容を制御データとして前
記アクチュエータ類AKが接続されている高速端末部L
U1〜5に送信し、一方、前記アクチュエータ類AKが
接続されている高速端末部LU1〜5は、前記中央制御
部CUから受信した前記制御データに基づいて、前記ア
クチュエータ類AKに対して駆動信号を出力するように
構成されている。
【0050】次に、アクチュエータ類AKの駆動制御の
具体例として、本機部4に配置された高速端末部LU1
によって駆動される前記刈取昇降シリンダ5と、左右一
対の操向用シリンダ9L,9Rに対する駆動構成につい
て説明する。図20に示すように、刈取昇降シリンダ5
には、一対のソレノイドL1,L2にて作動される3位
置切換式の油圧制御弁6から圧油が供給されている。各
ソレノイドL1,L2の駆動端子(一端)は、夫々駆動
用のトランジスターTr1,Tr2の各コレクタ端子に
接続されている。上記トランジスターTr1,Tr2の
各ベースに2つのアンド回路25,26の出力が接続さ
れ、各アンド回路25,26の一方の入力側はゲートア
レイGA2のポート出力端子a,bに接続されるととも
に、他方の入力側は各アンド回路25,26の出力が接
続されているトランジスターTr1,Tr2とは反対側
のトランジスターTr2,Tr1のコレクタ端子に接続
されている。これにより、トランジスターTr1,Tr
2が同時にONしないようにして、ソレノイドL1,L
2の何れか一方をポート出力端子a,bの出力に対応し
て駆動するように構成している。但し、油圧制御弁6
は、ソレノイドL1,L2の何れも駆動していないとき
には、中央の位置に復帰付勢されている。
具体例として、本機部4に配置された高速端末部LU1
によって駆動される前記刈取昇降シリンダ5と、左右一
対の操向用シリンダ9L,9Rに対する駆動構成につい
て説明する。図20に示すように、刈取昇降シリンダ5
には、一対のソレノイドL1,L2にて作動される3位
置切換式の油圧制御弁6から圧油が供給されている。各
ソレノイドL1,L2の駆動端子(一端)は、夫々駆動
用のトランジスターTr1,Tr2の各コレクタ端子に
接続されている。上記トランジスターTr1,Tr2の
各ベースに2つのアンド回路25,26の出力が接続さ
れ、各アンド回路25,26の一方の入力側はゲートア
レイGA2のポート出力端子a,bに接続されるととも
に、他方の入力側は各アンド回路25,26の出力が接
続されているトランジスターTr1,Tr2とは反対側
のトランジスターTr2,Tr1のコレクタ端子に接続
されている。これにより、トランジスターTr1,Tr
2が同時にONしないようにして、ソレノイドL1,L
2の何れか一方をポート出力端子a,bの出力に対応し
て駆動するように構成している。但し、油圧制御弁6
は、ソレノイドL1,L2の何れも駆動していないとき
には、中央の位置に復帰付勢されている。
【0051】一方、図20に示すように、左右の各操向
用シリンダ9L,9Rは、一対のソレノイドL3,L4
にて作動される3位置切換式の油圧制御弁10から圧油
が供給され、各ソレノイドL3,L4の駆動端子(一
端)は、夫々駆動用のトランジスターTr3,Tr4の
各コレクタ端子に接続されている。上記トランジスター
Tr3,Tr4の各ベースに2つのアンド回路27,2
8の出力が接続され、各アンド回路27,28の一方の
入力側はゲートアレイGA2のポート出力端子c,dに
接続されるとともに、他方の入力側は各アンド回路2
7,28の出力が接続されているトランジスターTr
3,Tr4とは反対側のトランジスターTr4,Tr3
のコレクタ端子に接続されている。これにより、トラン
ジスターTr3,Tr4が同時にONしないようにし
て、ソレノイドL3,L4の何れか一方をポート出力端
子c,dの出力に対応して駆動するように構成してい
る。但し、油圧制御弁10は、ソレノイドL3,L4の
何れも駆動していないとき中央の位置に復帰付勢されて
いる。
用シリンダ9L,9Rは、一対のソレノイドL3,L4
にて作動される3位置切換式の油圧制御弁10から圧油
が供給され、各ソレノイドL3,L4の駆動端子(一
端)は、夫々駆動用のトランジスターTr3,Tr4の
各コレクタ端子に接続されている。上記トランジスター
Tr3,Tr4の各ベースに2つのアンド回路27,2
8の出力が接続され、各アンド回路27,28の一方の
入力側はゲートアレイGA2のポート出力端子c,dに
接続されるとともに、他方の入力側は各アンド回路2
7,28の出力が接続されているトランジスターTr
3,Tr4とは反対側のトランジスターTr4,Tr3
のコレクタ端子に接続されている。これにより、トラン
ジスターTr3,Tr4が同時にONしないようにし
て、ソレノイドL3,L4の何れか一方をポート出力端
子c,dの出力に対応して駆動するように構成してい
る。但し、油圧制御弁10は、ソレノイドL3,L4の
何れも駆動していないとき中央の位置に復帰付勢されて
いる。
【0052】以上の構成において、中央制御部CUは、
前記基本スイッチモジュールMU1との通信によって、
刈高制御用操作ユニット部44に備えた刈高制御の起動
スイッチ44aがオンしていると判断したときには、前
記刈高さ調整ボリューム44bにて入力される目標高さ
情報及び前記超音波センサS6の対地高さ情報に基づい
て刈取高さを目標高さに維持するための前記刈取昇降シ
リンダ5に対する適正駆動内容を判別し、その適正駆動
内容を制御データとして上記刈取昇降シリンダ5が接続
された高速端末部LU1に送信する。そして、上記高速
端末部LU1は、受信した制御データに従って前記ゲー
トアレイGA2のポート出力端子a,bの一方からHI
GH信号を、他方からLOW信号を出力して前記ソレノ
イドL1,L2のいずれか一方を駆動して、刈取昇降シ
リンダ5を昇降作動させる。
前記基本スイッチモジュールMU1との通信によって、
刈高制御用操作ユニット部44に備えた刈高制御の起動
スイッチ44aがオンしていると判断したときには、前
記刈高さ調整ボリューム44bにて入力される目標高さ
情報及び前記超音波センサS6の対地高さ情報に基づい
て刈取高さを目標高さに維持するための前記刈取昇降シ
リンダ5に対する適正駆動内容を判別し、その適正駆動
内容を制御データとして上記刈取昇降シリンダ5が接続
された高速端末部LU1に送信する。そして、上記高速
端末部LU1は、受信した制御データに従って前記ゲー
トアレイGA2のポート出力端子a,bの一方からHI
GH信号を、他方からLOW信号を出力して前記ソレノ
イドL1,L2のいずれか一方を駆動して、刈取昇降シ
リンダ5を昇降作動させる。
【0053】上記と同様にして、中央制御部CUは、前
記基本スイッチモジュールMU1との通信によって、方
向制御用操作ユニット部43に備えた方向制御の起動ス
イッチ43aがオンしていると判断したときには、前記
刈取部1に配置された高速端末部LU3から受信した前
記各方向センサS1,S2のON/OFF情報に基づい
て、旋回力切換ボリューム43bにて設定される旋回力
に調節しながら、コンバインを植立穀稈列に沿わせて走
行させるための左右一対の操向用シリンダ9L,9Rに
対する適正駆動内容を判別し、その適正駆動内容を制御
データとして上記操向用シリンダ9L,9Rの高速端末
部LU1に送信する。そして、上記高速端末部LU1
は、受信した制御データに従って前記ゲートアレイGA
2のポート出力端子c,dの一方からHIGH信号を、
他方からLOW信号を出力して前記ソレノイドL3,L
4のいずれか一方を駆動して、前記一対の操向用シリン
ダ9L,9Rの一方を作動させる。これにより、作動し
た方の操向用シリンダ9L,9R側(例えば左側の操向
用シリンダ9Lが作動すれば左側)に機体が操向され
る。
記基本スイッチモジュールMU1との通信によって、方
向制御用操作ユニット部43に備えた方向制御の起動ス
イッチ43aがオンしていると判断したときには、前記
刈取部1に配置された高速端末部LU3から受信した前
記各方向センサS1,S2のON/OFF情報に基づい
て、旋回力切換ボリューム43bにて設定される旋回力
に調節しながら、コンバインを植立穀稈列に沿わせて走
行させるための左右一対の操向用シリンダ9L,9Rに
対する適正駆動内容を判別し、その適正駆動内容を制御
データとして上記操向用シリンダ9L,9Rの高速端末
部LU1に送信する。そして、上記高速端末部LU1
は、受信した制御データに従って前記ゲートアレイGA
2のポート出力端子c,dの一方からHIGH信号を、
他方からLOW信号を出力して前記ソレノイドL3,L
4のいずれか一方を駆動して、前記一対の操向用シリン
ダ9L,9Rの一方を作動させる。これにより、作動し
た方の操向用シリンダ9L,9R側(例えば左側の操向
用シリンダ9Lが作動すれば左側)に機体が操向され
る。
【0054】又、前記中央制御部CUは、前記端末制御
部LU,MU(各高速端末部LU1〜5及び各モジュー
ルMU1〜4)から送信された前記センサ類SW及び前
記情報入力手段JNの各入力データに基づいて、前記表
示手段HSに表示する適正表示内容を判定して、その適
正表示内容を表示用データとして前記表示手段HSが接
続されている端末制御部MU1〜4に送信し、一方、前
記表示手段HSが接続されている端末制御部MU1〜4
は、前記中央制御部CUから受信した前記表示用データ
に基づいて、前記表示手段HSに対して駆動信号を出力
するように構成されている。
部LU,MU(各高速端末部LU1〜5及び各モジュー
ルMU1〜4)から送信された前記センサ類SW及び前
記情報入力手段JNの各入力データに基づいて、前記表
示手段HSに表示する適正表示内容を判定して、その適
正表示内容を表示用データとして前記表示手段HSが接
続されている端末制御部MU1〜4に送信し、一方、前
記表示手段HSが接続されている端末制御部MU1〜4
は、前記中央制御部CUから受信した前記表示用データ
に基づいて、前記表示手段HSに対して駆動信号を出力
するように構成されている。
【0055】上記刈高制御の場合について具体的に説明
すると、中央制御部CUは、前記基本スイッチモジュー
ルMU1からの受信データによって、刈高制御の起動ス
イッチ44aのオン状態を確認すると、基本スイッチモ
ジュールMU1に対して、照光式スイッチに構成された
上記起動スイッチ44aを点灯させる指令データを送信
するとともに、表示用モジュールMU4に対して、主L
CD70eに刈高制御の起動メッセージを表示する表示
指令を送信する。そして、基本スイッチモジュールMU
1は、中央制御部CUから受信した点灯指令データに従
って、上記刈高制御の起動スイッチ44aを点灯作動さ
せ、表示用モジュールMU4は、中央制御部CUから受
信した表示指令に従って、上記主LCD70eに、「刈
高自動[入]」のメッセージを、所定時間(例えば、5
秒間)表示する。尚、刈高制御の起動スイッチ44aを
オフしたときには、上記主LCD70eに、「刈高自動
[切]」のメッセージが、所定時間(例えば、5秒間)
表示され、又、前記刈高さ調整ボリューム44bを操作
して、目標高さ情報を変更するときにも、中央制御部C
Uと表示用モジュールMU4の間の通信に基づいて、刈
高さ調整ボリューム44bによって変更される目標刈高
さの値が、主LCD70eにバーグラフ表示される。
すると、中央制御部CUは、前記基本スイッチモジュー
ルMU1からの受信データによって、刈高制御の起動ス
イッチ44aのオン状態を確認すると、基本スイッチモ
ジュールMU1に対して、照光式スイッチに構成された
上記起動スイッチ44aを点灯させる指令データを送信
するとともに、表示用モジュールMU4に対して、主L
CD70eに刈高制御の起動メッセージを表示する表示
指令を送信する。そして、基本スイッチモジュールMU
1は、中央制御部CUから受信した点灯指令データに従
って、上記刈高制御の起動スイッチ44aを点灯作動さ
せ、表示用モジュールMU4は、中央制御部CUから受
信した表示指令に従って、上記主LCD70eに、「刈
高自動[入]」のメッセージを、所定時間(例えば、5
秒間)表示する。尚、刈高制御の起動スイッチ44aを
オフしたときには、上記主LCD70eに、「刈高自動
[切]」のメッセージが、所定時間(例えば、5秒間)
表示され、又、前記刈高さ調整ボリューム44bを操作
して、目標高さ情報を変更するときにも、中央制御部C
Uと表示用モジュールMU4の間の通信に基づいて、刈
高さ調整ボリューム44bによって変更される目標刈高
さの値が、主LCD70eにバーグラフ表示される。
【0056】上記と同様にして、方向制御の場合には、
中央制御部CUは、前記基本スイッチモジュールMU1
からの受信データによって、方向制御の起動スイッチ4
3aのオン状態を確認すると、基本スイッチモジュール
MU1に対して、照光式スイッチに構成された上記起動
スイッチ43aを点灯させる指令データを送信するとと
もに、表示用モジュールMU4に対して、主LCD70
eに方向制御の起動メッセージを表示する表示指令を送
信する。そして、基本スイッチモジュールMU1は、中
央制御部CUから受信した点灯指令データに従って、上
記方向制御の起動スイッチ43aを点灯作動させ、表示
用モジュールMU4は、中央制御部CUから受信した表
示指令データに従って、上記主LCD70eに、「方向
自動[入]」のメッセージを、所定時間(例えば、5秒
間)表示する。尚、方向制御の起動スイッチ43aをオ
フしたときには、上記主LCD70eに、「方向自動
[切]」のメッセージが、所定時間(例えば、5秒間)
表示され、又、前記旋回力切換ボリューム43bを操作
して、旋回力の情報を変更するときにも、中央制御部C
Uと表示用モジュールMU4の間の通信に基づいて、旋
回力切換ボリューム43bによって変更される旋回力の
値が、主LCD70eに、数値情報として表示される。
中央制御部CUは、前記基本スイッチモジュールMU1
からの受信データによって、方向制御の起動スイッチ4
3aのオン状態を確認すると、基本スイッチモジュール
MU1に対して、照光式スイッチに構成された上記起動
スイッチ43aを点灯させる指令データを送信するとと
もに、表示用モジュールMU4に対して、主LCD70
eに方向制御の起動メッセージを表示する表示指令を送
信する。そして、基本スイッチモジュールMU1は、中
央制御部CUから受信した点灯指令データに従って、上
記方向制御の起動スイッチ43aを点灯作動させ、表示
用モジュールMU4は、中央制御部CUから受信した表
示指令データに従って、上記主LCD70eに、「方向
自動[入]」のメッセージを、所定時間(例えば、5秒
間)表示する。尚、方向制御の起動スイッチ43aをオ
フしたときには、上記主LCD70eに、「方向自動
[切]」のメッセージが、所定時間(例えば、5秒間)
表示され、又、前記旋回力切換ボリューム43bを操作
して、旋回力の情報を変更するときにも、中央制御部C
Uと表示用モジュールMU4の間の通信に基づいて、旋
回力切換ボリューム43bによって変更される旋回力の
値が、主LCD70eに、数値情報として表示される。
【0057】次に、図21〜図23及び図26に示すフ
ローチャートに基づいて、前記中央制御部CUにおける
制御動作について説明する。メインスイッチMWがオン
されて電源が投入され、中央制御部CUに電力が供給さ
れると(尚、このとき、各高速端末部LU1〜5及び各
モジュールMU1〜4にも電力が供給される。)、先
ず、CPUのリセット状態が解除されて制御が立ち上が
り、イニシャライズ処理を行う。このイニシャライズ処
理(図26)では、先ず、各種の制御変数等を初期値に
リセットした後、前記制御モード切換スイッチSMが記
憶モードに切り換えられている場合には、前記メモリM
EMに記憶されている前記手動設定情報(つまり、前回
運転終了時に各モジュールMU1〜4の手動スイッチに
て操作された制御起動データ)を読み出して、それらを
制御データとする一方、前記制御モード切換スイッチS
Mが通常モードに切り換えられている場合には、そのま
まで処理を終える。これによって、上記記憶モードで
は、前回運転終了時での制御状態に復帰することにな
る。
ローチャートに基づいて、前記中央制御部CUにおける
制御動作について説明する。メインスイッチMWがオン
されて電源が投入され、中央制御部CUに電力が供給さ
れると(尚、このとき、各高速端末部LU1〜5及び各
モジュールMU1〜4にも電力が供給される。)、先
ず、CPUのリセット状態が解除されて制御が立ち上が
り、イニシャライズ処理を行う。このイニシャライズ処
理(図26)では、先ず、各種の制御変数等を初期値に
リセットした後、前記制御モード切換スイッチSMが記
憶モードに切り換えられている場合には、前記メモリM
EMに記憶されている前記手動設定情報(つまり、前回
運転終了時に各モジュールMU1〜4の手動スイッチに
て操作された制御起動データ)を読み出して、それらを
制御データとする一方、前記制御モード切換スイッチS
Mが通常モードに切り換えられている場合には、そのま
まで処理を終える。これによって、上記記憶モードで
は、前回運転終了時での制御状態に復帰することにな
る。
【0058】イニシャライズ処理の後、設定時間間隔
(5ms)でアナログ式センサからのアナログ信号及び
パルス式センサからのパルス信号の入力処理を行い、メ
インスイッチがオンしてから全ての高速端末部LU1〜
5及びモジュールMU1〜4の動作が安定化するのに必
要な時間(例えば250ms)が経過するまで、各モジ
ュールMU1〜4との間の低速通信処理を停止するとと
もに、ゲートアレイGA1をリセット状態に保持して各
高速端末部LU1〜5との間の高速通信処理を停止にさ
せる(#1〜#6)。
(5ms)でアナログ式センサからのアナログ信号及び
パルス式センサからのパルス信号の入力処理を行い、メ
インスイッチがオンしてから全ての高速端末部LU1〜
5及びモジュールMU1〜4の動作が安定化するのに必
要な時間(例えば250ms)が経過するまで、各モジ
ュールMU1〜4との間の低速通信処理を停止するとと
もに、ゲートアレイGA1をリセット状態に保持して各
高速端末部LU1〜5との間の高速通信処理を停止にさ
せる(#1〜#6)。
【0059】上記全ての高速端末部LU1〜5及びモジ
ュールMU1〜4の動作が安定化するのに必要な時間が
経過すると、CPUは、各モジュールMU1〜4との間
の低速通信処理を開始するとともに、ゲートアレイGA
1のリセットを解除して各高速端末部LU1〜5との高
速通信処理を開始する(#7〜#8)。ここで、上記低
速通信処理及び高速通信処理は、前述のように割り込み
処理によって行われ、送信割り込み処理では、図22に
示すように、各高速端末部LU及びモジュールMUに対
する入力又は出力の要求信号を送信する送信処理を行
い、受信割り込み処理では、図23に示すように、各高
速端末部LU及びモジュールMUからの返信信号を受信
する受信処理を行う。ここで、前記記憶モードの場合に
は、各モジュールMU1〜3に備えた制御起動ランプに
対する表示データとして、前記読み出した制御起動デー
タの内容に対応する表示内容が送信され、これによっ
て、運転者が前回の制御状態を確認できることになる。
ュールMU1〜4の動作が安定化するのに必要な時間が
経過すると、CPUは、各モジュールMU1〜4との間
の低速通信処理を開始するとともに、ゲートアレイGA
1のリセットを解除して各高速端末部LU1〜5との高
速通信処理を開始する(#7〜#8)。ここで、上記低
速通信処理及び高速通信処理は、前述のように割り込み
処理によって行われ、送信割り込み処理では、図22に
示すように、各高速端末部LU及びモジュールMUに対
する入力又は出力の要求信号を送信する送信処理を行
い、受信割り込み処理では、図23に示すように、各高
速端末部LU及びモジュールMUからの返信信号を受信
する受信処理を行う。ここで、前記記憶モードの場合に
は、各モジュールMU1〜3に備えた制御起動ランプに
対する表示データとして、前記読み出した制御起動デー
タの内容に対応する表示内容が送信され、これによっ
て、運転者が前回の制御状態を確認できることになる。
【0060】上記低速通信処理及び高速通信処理によっ
て、CPUが各センサ類SWや手動スイッチや調整ボリ
ューム等からの入力データを十分に蓄積して、システム
の立ち上がりを確認すると、CPUは、上記各データに
基づいてアクチュエータ類AKの駆動内容及び表示手段
HSの表示内容を判断するための演算処理を行う(#
5,#9)。尚、上記演算にて求めた駆動データ及び表
示データは、低速通信処理及び高速通信処理にて、各高
速端末部LU及びモジュールMUに送信される。
て、CPUが各センサ類SWや手動スイッチや調整ボリ
ューム等からの入力データを十分に蓄積して、システム
の立ち上がりを確認すると、CPUは、上記各データに
基づいてアクチュエータ類AKの駆動内容及び表示手段
HSの表示内容を判断するための演算処理を行う(#
5,#9)。尚、上記演算にて求めた駆動データ及び表
示データは、低速通信処理及び高速通信処理にて、各高
速端末部LU及びモジュールMUに送信される。
【0061】コンバインの作動を停止すべく、メインス
イッチMWがオフされると、CPUは、前記低速通信処
理を停止するとともに、ゲートアレイGA1をリセット
して前記高速通信処理を停止させる(#4,#10〜#
11)。そして、メインスイッチオフ後の5sec間、
エンジン停止用のソレノイドSOLeを駆動してエンジ
ンEへの燃料供給を遮断するとともに、CPU内のRA
M等のメモリに蓄積されている各モジュールMUにおけ
る各制御起動用の手動スイッチのデータ(制御起動情
報)を前記メモリMEMに一括して書き込む処理を行
い、5sec経過すると上記ソレノイドSOLeの駆動
を停止する(#12〜#15)。
イッチMWがオフされると、CPUは、前記低速通信処
理を停止するとともに、ゲートアレイGA1をリセット
して前記高速通信処理を停止させる(#4,#10〜#
11)。そして、メインスイッチオフ後の5sec間、
エンジン停止用のソレノイドSOLeを駆動してエンジ
ンEへの燃料供給を遮断するとともに、CPU内のRA
M等のメモリに蓄積されている各モジュールMUにおけ
る各制御起動用の手動スイッチのデータ(制御起動情
報)を前記メモリMEMに一括して書き込む処理を行
い、5sec経過すると上記ソレノイドSOLeの駆動
を停止する(#12〜#15)。
【0062】以上より、前記制御手段CU,LU,MU
は、前記メインスイッチMWが入り位置から切り位置に
操作されるに伴って、そのメインスイッチMWが切り位
置に操作される前に前記情報入力手段JNにて入力され
た前記手動設定情報を前記情報記憶手段MEMに記憶さ
せる記憶処理を実行し、且つ、前記メインスイッチMW
が切り位置から入り位置に操作されるに伴って、前記情
報記憶手段MEMに記憶されている前記手動設定情報を
前記情報記憶手段MEMから読み出して、前記制御の実
行に用いるように構成される。又、前記エンジン停止ソ
レノイドSOLeによって、メインスイッチMWが入り
位置から切り位置に操作された後においても、電源から
の電力が設定時間(5秒間)継続して供給されてエンジ
ンEへの燃料供給を停止させる燃料供給停止手段が構成
されるとともに、前記制御手段CU,LU,MUは、前
記エンジン停止ソレノイドSOLeに電力が供給される
前記設定時間継続して電力が供給されて、前記手動設定
情報の記憶処理を実行するように構成される。
は、前記メインスイッチMWが入り位置から切り位置に
操作されるに伴って、そのメインスイッチMWが切り位
置に操作される前に前記情報入力手段JNにて入力され
た前記手動設定情報を前記情報記憶手段MEMに記憶さ
せる記憶処理を実行し、且つ、前記メインスイッチMW
が切り位置から入り位置に操作されるに伴って、前記情
報記憶手段MEMに記憶されている前記手動設定情報を
前記情報記憶手段MEMから読み出して、前記制御の実
行に用いるように構成される。又、前記エンジン停止ソ
レノイドSOLeによって、メインスイッチMWが入り
位置から切り位置に操作された後においても、電源から
の電力が設定時間(5秒間)継続して供給されてエンジ
ンEへの燃料供給を停止させる燃料供給停止手段が構成
されるとともに、前記制御手段CU,LU,MUは、前
記エンジン停止ソレノイドSOLeに電力が供給される
前記設定時間継続して電力が供給されて、前記手動設定
情報の記憶処理を実行するように構成される。
【0063】次に、図24に示すフローチャートに基づ
いて、各高速端末部LU1〜5における制御動作につい
て説明する。先ず、受信データ中のアドレスによって自
己に対するポーリング信号か否かを判断し、自己に対す
るポーリング信号であることが判ると、センサ類SWか
らの入力データの要求かアクチュエータ類AKに対する
出力要求かを判断し、入力要求の場合には、センサ類S
Wからの検出信号を入力し、それに基づいて返信用のセ
ンサデータを作成する一方、出力要求の場合には、受信
したデータをアクチュエータ類AKに対する駆動信号と
して出力し、返信用のACKデータを作成する。そし
て、上記作成したセンサデータ又はACKデータを中央
制御部CUへ送信する。
いて、各高速端末部LU1〜5における制御動作につい
て説明する。先ず、受信データ中のアドレスによって自
己に対するポーリング信号か否かを判断し、自己に対す
るポーリング信号であることが判ると、センサ類SWか
らの入力データの要求かアクチュエータ類AKに対する
出力要求かを判断し、入力要求の場合には、センサ類S
Wからの検出信号を入力し、それに基づいて返信用のセ
ンサデータを作成する一方、出力要求の場合には、受信
したデータをアクチュエータ類AKに対する駆動信号と
して出力し、返信用のACKデータを作成する。そし
て、上記作成したセンサデータ又はACKデータを中央
制御部CUへ送信する。
【0064】次に、図25に示すフローチャートに基づ
いて、各モジュールMU1〜4における制御動作につい
て説明する。先ず、受信データ中のアドレスによって自
己に対するポーリング信号か否かを判断し、自己に対す
るポーリング信号であることが判ると、手動スイッチや
調整ボリューム等からの入力データの要求か、表示ラン
プやメータやLCD表示器に対する出力要求かを判断
し、入力要求の場合には、手動スイッチや調整ボリュー
ム等からの検出信号を入力し、それに基づいて返信用の
データを作成する一方、出力要求の場合には、受信した
データに基づいて表示ランプやメータやLCD表示器に
対して駆動信号を出力し、返信用のACKデータを作成
する。そして、上記作成した返信データを、中央制御部
CUに対して送信する。
いて、各モジュールMU1〜4における制御動作につい
て説明する。先ず、受信データ中のアドレスによって自
己に対するポーリング信号か否かを判断し、自己に対す
るポーリング信号であることが判ると、手動スイッチや
調整ボリューム等からの入力データの要求か、表示ラン
プやメータやLCD表示器に対する出力要求かを判断
し、入力要求の場合には、手動スイッチや調整ボリュー
ム等からの検出信号を入力し、それに基づいて返信用の
データを作成する一方、出力要求の場合には、受信した
データに基づいて表示ランプやメータやLCD表示器に
対して駆動信号を出力し、返信用のACKデータを作成
する。そして、上記作成した返信データを、中央制御部
CUに対して送信する。
【0065】〔別実施形態〕次に、別実施形態について
説明する。上記実施形態では、制御手段を、中央制御部
CUと、この中央制御部CUに対して有線式の通信手段
T1,T2を介して通信可能に接続されて、機体各部に
分散配置される複数個の端末制御部LU,MUとによっ
て構成したが、これ以外に、制御手段を単一のコントロ
ーラによって構成することもできる。
説明する。上記実施形態では、制御手段を、中央制御部
CUと、この中央制御部CUに対して有線式の通信手段
T1,T2を介して通信可能に接続されて、機体各部に
分散配置される複数個の端末制御部LU,MUとによっ
て構成したが、これ以外に、制御手段を単一のコントロ
ーラによって構成することもできる。
【0066】上記実施形態では、情報入力手段JNにて
入力される手動設定情報として、手動スイッチにて設定
される複数の制御夫々の起動情報を入力するように構成
したが、必ずしも、これに限るものではなく、上記各制
御夫々の起動情報と共に、例えば、調整ボリュームにて
設定される各制御における制御目標値の情報を入力する
ようにしてもよい。又、作業用の制御として実行される
複数の制御についても、実施形態のものに限らず、種々
の制御が実行される。
入力される手動設定情報として、手動スイッチにて設定
される複数の制御夫々の起動情報を入力するように構成
したが、必ずしも、これに限るものではなく、上記各制
御夫々の起動情報と共に、例えば、調整ボリュームにて
設定される各制御における制御目標値の情報を入力する
ようにしてもよい。又、作業用の制御として実行される
複数の制御についても、実施形態のものに限らず、種々
の制御が実行される。
【0067】上記実施形態では、メインスイッチMWが
入り位置から切り位置に操作された後においても、電源
からの電力が設定時間継続して供給されてエンジンEへ
の燃料供給を停止させる燃料供給停止手段(ソレノイド
SOLe)に電力が供給される制御構成を利用して、制
御手段CU,LU,MUに設定時間継続して電力を供給
して、前記手動設定情報の記憶処理を実行するように構
成したが、これ以外に、例えば、メインスイッチMWの
切り操作後にも所定時間電力を供給できるコンデンサ等
により、制御手段CU,LU,MUに電力を供給して前
記手動設定情報の記憶処理を行うようにすることもでき
る。
入り位置から切り位置に操作された後においても、電源
からの電力が設定時間継続して供給されてエンジンEへ
の燃料供給を停止させる燃料供給停止手段(ソレノイド
SOLe)に電力が供給される制御構成を利用して、制
御手段CU,LU,MUに設定時間継続して電力を供給
して、前記手動設定情報の記憶処理を実行するように構
成したが、これ以外に、例えば、メインスイッチMWの
切り操作後にも所定時間電力を供給できるコンデンサ等
により、制御手段CU,LU,MUに電力を供給して前
記手動設定情報の記憶処理を行うようにすることもでき
る。
【0068】上記実施形態では、本発明を作業車として
のコンバインに適用したものを例示したが、これ以外の
各種作業車に適用することができる。
のコンバインに適用したものを例示したが、これ以外の
各種作業車に適用することができる。
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】コンバインの前部側面図
【図3】コンバインの概略平面図
【図4】脱穀部の縦断側面図
【図5】コンバインの動力伝達図
【図6】操縦部の平面図
【図7】操縦部の背面図
【図8】基本スイッチモジュールの正面図
【図9】アンローダスイッチモジュールの正面図
【図10】水平制御スイッチモジュールの正面図
【図11】表示用モジュールの正面図
【図12】コンバインの制御構成の全体を示すブロック
図
図
【図13】コンバインの制御構成の主要部を示す回路ブ
ロック図
ロック図
【図14】通信用ICの回路構成図
【図15】高速通信処理でのポーリングセレクティング
信号の波形図
信号の波形図
【図16】低速通信処理でのポーリングセレクティング
信号の波形図
信号の波形図
【図17】スイッチモジュールの制御構成を示すブロッ
ク図
ク図
【図18】表示用モジュールの制御構成を示すブロック
図
図
【図19】コンバインの前部側の概略平面図
【図20】刈取昇降及び操向操作の駆動構成を示す回路
図
図
【図21】中央制御部での制御作動を示すフローチャー
ト
ト
【図22】中央制御部での制御作動を示すフローチャー
ト
ト
【図23】中央制御部での制御作動を示すフローチャー
ト
ト
【図24】端末制御部での制御作動を示すフローチャー
ト
ト
【図25】端末制御部での制御作動を示すフローチャー
ト
ト
【図26】中央制御部での制御作動を示すフローチャー
ト
ト
AK アクチュエータ類 CU,LU,MU 制御手段 CU 中央制御部 E エンジン JN 情報入力手段 LU,MU 端末制御部 MEM 情報記憶手段 MW メインスイッチ SOLe 燃料供給停止手段 SW センサ類 T1,T2 通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B074 AA01 AB01 AC02 BA15 DA01 DA02 DB03 DB04 DC01 DC05 DE03 DE05 EA15 EB18 EC01 FA00 2B076 AA03 EA04 5B018 GA04 HA40 LA01 MA35 QA05 5H215 AA17 BB01 BB09 CC06 CC09 CX04 CX05 CX06 GG02 GG05 JJ03 JJ13 JJ23 KK03 9A001 BB04 CZ02 KK29 KK31 KK32 KK37 LZ02
Claims (4)
- 【請求項1】 作業用の制御を実行する制御手段と、こ
の制御手段に対して制御の実行のために手動操作にて設
定される手動設定情報を入力する情報入力手段と、電源
からの電力供給を入り切りするメインスイッチとが設け
られた作業車用の制御装置であって、 前記制御手段は、前記手動設定情報を記憶するための不
揮発性の情報記憶手段を備えて、前記メインスイッチが
入り位置から切り位置に操作されるに伴って、そのメイ
ンスイッチが切り位置に操作される前に前記情報入力手
段にて入力された前記手動設定情報を前記情報記憶手段
に記憶させる記憶処理を実行し、且つ、前記メインスイ
ッチが切り位置から入り位置に操作されるに伴って、前
記情報記憶手段に記憶されている前記手動設定情報を前
記情報記憶手段から読み出して、前記制御の実行に用い
るように構成されている作業車用の制御装置。 - 【請求項2】 前記制御手段が、前記作業用の制御とし
て、複数の制御を実行するように構成され、 前記情報入力手段が、前記手動設定情報として、前記複
数の制御夫々の起動情報を入力するように構成されてい
る請求項1記載の作業車用の制御装置。 - 【請求項3】 前記メインスイッチが入り位置から切り
位置に操作された後においても、電源からの電力が設定
時間継続して供給されてエンジンへの燃料供給を停止さ
せる燃料供給停止手段が設けられ、 前記制御手段は、前記燃料供給停止手段に電力が供給さ
れる前記設定時間継続して電力が供給されて、前記手動
設定情報の記憶処理を実行するように構成されている請
求項1又は2記載の作業車用の制御装置。 - 【請求項4】 前記制御手段が、作業車全体の制御を集
中して実行する中央制御部と、この中央制御部に対して
有線式の通信手段を介して通信可能に接続されて、機体
各部に分散配置される複数個の端末制御部とによって構
成されて、前記情報記憶手段が前記中央制御部に備えら
れ、 作業用のアクチュエータ類、制御情報検出用のセンサ
類、及び、前記情報入力手段が、前記複数個の端末制御
部のいずれかに接続されて、その接続された端末制御部
に対して、前記センサ類及び前記情報入力手段からの信
号が入力されるとともに、前記アクチュエータ類への駆
動信号が出力され、 前記中央制御部は、前記各端末制御部から送信された前
記センサ類及び前記情報入力手段の各入力データに基づ
いて、前記アクチュエータ類のすべてに対する適正駆動
内容を判定して、その適正駆動内容を制御データとして
前記アクチュエータ類が接続されている端末制御部に送
信し、 前記アクチュエータ類が接続されている端末制御部は、
前記中央制御部から受信した前記制御データに基づい
て、前記アクチュエータ類に対して駆動信号を出力する
ように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記
載の作業車用の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10333604A JP2000157032A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 作業車用の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10333604A JP2000157032A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 作業車用の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000157032A true JP2000157032A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18267913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10333604A Pending JP2000157032A (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 作業車用の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000157032A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7030516B2 (en) | 2002-02-14 | 2006-04-18 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Control apparatus |
JP2006345769A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車輌 |
JP2007014279A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車両 |
JP2007014278A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車両 |
JP2010172232A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Kubota Corp | 作業車 |
JP2015533707A (ja) * | 2012-09-06 | 2015-11-26 | ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited | 車の制御システム及び制御方法 |
-
1998
- 1998-11-25 JP JP10333604A patent/JP2000157032A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7030516B2 (en) | 2002-02-14 | 2006-04-18 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Control apparatus |
JP2006345769A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車輌 |
JP2007014279A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車両 |
JP2007014278A (ja) * | 2005-07-08 | 2007-01-25 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 作業車両 |
JP2010172232A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Kubota Corp | 作業車 |
JP2015533707A (ja) * | 2012-09-06 | 2015-11-26 | ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited | 車の制御システム及び制御方法 |
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