JP2000157031A - コンバインの簡易型空調装置 - Google Patents
コンバインの簡易型空調装置Info
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- JP2000157031A JP2000157031A JP10341676A JP34167698A JP2000157031A JP 2000157031 A JP2000157031 A JP 2000157031A JP 10341676 A JP10341676 A JP 10341676A JP 34167698 A JP34167698 A JP 34167698A JP 2000157031 A JP2000157031 A JP 2000157031A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】空調機器が比較的低い位置に安定設置となり、
しかも、グレンタンクがオープン式になって、メンテナ
ンスが極めて容易にでき、更に、オペレ−タへの騒音も
極端に少なくすることができる空調装置を提供する。 【解決手段】脱穀装置1にグレンタンク2を併設して搭
載した走行車体3の前部に刈取前処理装置4を設けて構
成したコンバインにおいて、前記走行車体3に配置した
操縦座席5には、調整した空気(熱・冷気)を吹き出す
ように、空調機器6に連通した送風ダクト7の先端にあ
る噴風グリル8を臨ませて構成する。空調機器6は、脱
穀装置1とオ−プン式に構成したグレンタンク2との間
に装置した簡易型空調装置とした。
しかも、グレンタンクがオープン式になって、メンテナ
ンスが極めて容易にでき、更に、オペレ−タへの騒音も
極端に少なくすることができる空調装置を提供する。 【解決手段】脱穀装置1にグレンタンク2を併設して搭
載した走行車体3の前部に刈取前処理装置4を設けて構
成したコンバインにおいて、前記走行車体3に配置した
操縦座席5には、調整した空気(熱・冷気)を吹き出す
ように、空調機器6に連通した送風ダクト7の先端にあ
る噴風グリル8を臨ませて構成する。空調機器6は、脱
穀装置1とオ−プン式に構成したグレンタンク2との間
に装置した簡易型空調装置とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの簡易
型空調装置であって、農業機械の技術分野に属する。
型空調装置であって、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来から、農作業機や土木、建設作業機
等の移動車輌は、車体上に操縦者が座るキャビンが装備
され、外部と遮断してその室内を快適な状態に保って作
業能率を上げる工夫がされた構成となっている。そし
て、空調機器は、キャビンの天井に設置され、その空調
機器から空気(熱・冷気)をキャビン室内に吹き出すグ
リルを操縦者の頭上に開口して構成し、更に、空調作用
に伴う除湿により気中の水分を凝縮して生じる排水のド
レンホ−スを、天井からキャビンの後部に配管して構成
されている。
等の移動車輌は、車体上に操縦者が座るキャビンが装備
され、外部と遮断してその室内を快適な状態に保って作
業能率を上げる工夫がされた構成となっている。そし
て、空調機器は、キャビンの天井に設置され、その空調
機器から空気(熱・冷気)をキャビン室内に吹き出すグ
リルを操縦者の頭上に開口して構成し、更に、空調作用
に伴う除湿により気中の水分を凝縮して生じる排水のド
レンホ−スを、天井からキャビンの後部に配管して構成
されている。
【0003】また、キャビンを装備しない軽量小型で普
及型のコンバインは、空調機器に連通した送風ダクトの
先端にある噴風グリルを操縦座席に臨ませて、空気(熱
・冷気)を吹き出す構成にしている。
及型のコンバインは、空調機器に連通した送風ダクトの
先端にある噴風グリルを操縦座席に臨ませて、空気(熱
・冷気)を吹き出す構成にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した軽量小型で普
及型のコンバインは、空調機器を操縦座席のすぐ背後に
あるエンジンル−ムの上側に搭載して操縦座席に調整し
た空気(熱・冷気)を吹き出す配置に構成していた。こ
の従来型は、空調機器が高い位置となって不安定とな
り、更に、オペレ−タは、空調機器が接近し過ぎて騒音
に悩まされる課題があった。
及型のコンバインは、空調機器を操縦座席のすぐ背後に
あるエンジンル−ムの上側に搭載して操縦座席に調整し
た空気(熱・冷気)を吹き出す配置に構成していた。こ
の従来型は、空調機器が高い位置となって不安定とな
り、更に、オペレ−タは、空調機器が接近し過ぎて騒音
に悩まされる課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
型の課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずる
ものである。すなわち、脱穀装置1にグレンタンク2を
併設して搭載した走行車体3の前部に刈取前処理装置4
を設けて構成したコンバインにおいて、前記走行車体3
に配置した操縦座席5には、空調機器6に連通した送風
ダクト7の先端にある噴風グリル8を、調整した空気
(熱・冷気)を吹き出すように臨ませて設け、前記空調
機器6は、前記脱穀装置1とオ−プン式に構成した前記
グレンタンク2との間に装置した簡易型空調装置とし
た。
型の課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずる
ものである。すなわち、脱穀装置1にグレンタンク2を
併設して搭載した走行車体3の前部に刈取前処理装置4
を設けて構成したコンバインにおいて、前記走行車体3
に配置した操縦座席5には、空調機器6に連通した送風
ダクト7の先端にある噴風グリル8を、調整した空気
(熱・冷気)を吹き出すように臨ませて設け、前記空調
機器6は、前記脱穀装置1とオ−プン式に構成した前記
グレンタンク2との間に装置した簡易型空調装置とし
た。
【0006】
【発明の効果】本発明は、上記の如く構成されているか
ら、従来型の課題を解消して比較的低い位置に安定した
設置となり、しかも、グレンタンクがオ−プン式になっ
ているから、メンテナンスが極めて容易にできるものと
なり、更に、オペレ−タへの騒音も極端に少なくするこ
とができる特徴を有するものである。
ら、従来型の課題を解消して比較的低い位置に安定した
設置となり、しかも、グレンタンクがオ−プン式になっ
ているから、メンテナンスが極めて容易にできるものと
なり、更に、オペレ−タへの騒音も極端に少なくするこ
とができる特徴を有するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を具体的に
説明する。まず、その構成について述べる。コンバイン
は、クロ−ラ9を有する車体3上に脱穀装置1を搭載
し、その前部には刈取前処理装置4を設けて刈取脱穀作
業ができる構成としている。そして、脱穀装置1は、従
来から公知であるように、上側に扱胴を軸架した扱室を
配置して設け、下側には揺動選別装置や圧風唐箕を有す
る選別室を配置して構成している。そして、刈取前処理
装置4は、前部低位置に分草杆10を設け、その後方に
穀稈引起し装置11を設け、その背後の低位置に刈取装
置12を設け、刈取穀稈を脱穀装置1へ搬送する穀稈搬
送装置13を設けて構成している。
説明する。まず、その構成について述べる。コンバイン
は、クロ−ラ9を有する車体3上に脱穀装置1を搭載
し、その前部には刈取前処理装置4を設けて刈取脱穀作
業ができる構成としている。そして、脱穀装置1は、従
来から公知であるように、上側に扱胴を軸架した扱室を
配置して設け、下側には揺動選別装置や圧風唐箕を有す
る選別室を配置して構成している。そして、刈取前処理
装置4は、前部低位置に分草杆10を設け、その後方に
穀稈引起し装置11を設け、その背後の低位置に刈取装
置12を設け、刈取穀稈を脱穀装置1へ搬送する穀稈搬
送装置13を設けて構成している。
【0008】そして、グレンタンク2は、前記脱穀装置
1から一番揚穀装置14を介して連通し、脱穀、選別後
の穀粒を収穫して貯留できる構成として、前記した脱穀
装置1の側部位置に併設している。そして、グレンタン
ク2は、従来から公知のように、底部に傾斜底板15の
下部に排出螺旋16を軸装(図2参照)して構成し、図
3の仮想線で示すように、グレンタンクオ−プンの構成
にしている。すなわち、グレンタンク2は、後部の揚穀
筒17側に回動支点aを設けて走行車体3の外側に回動
する構成とし、前側にロック装置18を設けてオ−プン
操作と固定操作ができる構成にしている。
1から一番揚穀装置14を介して連通し、脱穀、選別後
の穀粒を収穫して貯留できる構成として、前記した脱穀
装置1の側部位置に併設している。そして、グレンタン
ク2は、従来から公知のように、底部に傾斜底板15の
下部に排出螺旋16を軸装(図2参照)して構成し、図
3の仮想線で示すように、グレンタンクオ−プンの構成
にしている。すなわち、グレンタンク2は、後部の揚穀
筒17側に回動支点aを設けて走行車体3の外側に回動
する構成とし、前側にロック装置18を設けてオ−プン
操作と固定操作ができる構成にしている。
【0009】したがって、空間部bは、図2に示すよう
に、脱穀装置1と、グレンタンク2の傾斜底板15の下
方との間に形成される構成となる。つぎに、操縦座席5
は、図1及び図3に示すように、前記刈取前処理装置4
の側方で、グレンタンク2の前側に配置し、走行車体3
及び各作業機(脱穀装置1、刈取前処理装置4)を操縦
する操作レバ−、操作パネル(操作スイッチ類)を集中
して設けた構成としている。
に、脱穀装置1と、グレンタンク2の傾斜底板15の下
方との間に形成される構成となる。つぎに、操縦座席5
は、図1及び図3に示すように、前記刈取前処理装置4
の側方で、グレンタンク2の前側に配置し、走行車体3
及び各作業機(脱穀装置1、刈取前処理装置4)を操縦
する操作レバ−、操作パネル(操作スイッチ類)を集中
して設けた構成としている。
【0010】つぎに、空調機器6は、前記グレンタンク
2の傾斜底板15の下方と脱穀装置1との間の空間部b
に、付属装置と共に設置しており、調整した空気(熱・
冷気)を送風ダクト7に吹き出して上方に送るように構
成している。そして、空調機器5に付随するガス管や温
水管は、車体に沿わせて配管し、ガス管を走行車体3に
装備したコンデンサ−に連通し、温水管をエンジン側に
連通し、前者を冷房用に使用し、後者を暖房用に使用す
る構成としている。
2の傾斜底板15の下方と脱穀装置1との間の空間部b
に、付属装置と共に設置しており、調整した空気(熱・
冷気)を送風ダクト7に吹き出して上方に送るように構
成している。そして、空調機器5に付随するガス管や温
水管は、車体に沿わせて配管し、ガス管を走行車体3に
装備したコンデンサ−に連通し、温水管をエンジン側に
連通し、前者を冷房用に使用し、後者を暖房用に使用す
る構成としている。
【0011】そして、噴風グリル8は、図1に示すよう
に、送風ダクト7の先端部に取付けて、操縦座席5に座
ったオペレ−タ−の上側、背後から前方向きに吹き出す
ように開口してサンバイザ−19の支枠20に取り付
け、前記送風ダクト7内を流れてきた空気(熱・冷気)
をオペレ−タ側に吹き出しができる構成としている。 別実施例1 別実施例1は、図4に示すように、空調機器6をエンジ
ンル−ム25の上部で後部(エンジンル−ル25とグレ
ンタンク2との間)位置に装置した構成に関するもので
ある。
に、送風ダクト7の先端部に取付けて、操縦座席5に座
ったオペレ−タ−の上側、背後から前方向きに吹き出す
ように開口してサンバイザ−19の支枠20に取り付
け、前記送風ダクト7内を流れてきた空気(熱・冷気)
をオペレ−タ側に吹き出しができる構成としている。 別実施例1 別実施例1は、図4に示すように、空調機器6をエンジ
ンル−ム25の上部で後部(エンジンル−ル25とグレ
ンタンク2との間)位置に装置した構成に関するもので
ある。
【0012】まず、エンジンル−ム25は、後部を機枠
に開閉自由に枢着されている防塵網枠26が設けられ、
その内側にラジエ−タ27とエンジン28の順に搭載さ
れている。そして、空調機器6は、図4のとおり、エン
ジンル−ム25の上側で背後に搭載されている。29は
冷却ファンを示す。そして、送風ダクト7は、基部を空
調機器6に連通し、先端部には噴風グリル8を設けて操
縦座席5のオペレ−タに向けて吹き出すように構成して
いる。
に開閉自由に枢着されている防塵網枠26が設けられ、
その内側にラジエ−タ27とエンジン28の順に搭載さ
れている。そして、空調機器6は、図4のとおり、エン
ジンル−ム25の上側で背後に搭載されている。29は
冷却ファンを示す。そして、送風ダクト7は、基部を空
調機器6に連通し、先端部には噴風グリル8を設けて操
縦座席5のオペレ−タに向けて吹き出すように構成して
いる。
【0013】以上述べたように、別実施例1は、空調機
器6を、エンジンル−ム25の上部で、しかも、後部、
すなわち、エンジンル−ル25とグレンタンク2との間
に搭載したから、普通ならデットスペ−スとなる場所を
有効に利用できるものでありながら、容易に開閉できる
防塵網枠26の内側にあるから、メンテナンスを極めて
楽に行なうことができる実用的効果を有するものであ
る。
器6を、エンジンル−ム25の上部で、しかも、後部、
すなわち、エンジンル−ル25とグレンタンク2との間
に搭載したから、普通ならデットスペ−スとなる場所を
有効に利用できるものでありながら、容易に開閉できる
防塵網枠26の内側にあるから、メンテナンスを極めて
楽に行なうことができる実用的効果を有するものであ
る。
【0014】別実施例2 つぎに、別実施例2は、空調機器6によって調整した空
気(熱・冷気)の吹き出し位置に関する2、3の構成例
を説明する。まず、第1例は、図5及び図6に示すよう
に、操縦座席5の前側に沿わせて設けているハンドルパ
イプ30に噴風孔31、31’31”を配列して穿設
し、空調機器6で調整した空気をオペレ−タに向けて吹
き出すように構成している。
気(熱・冷気)の吹き出し位置に関する2、3の構成例
を説明する。まず、第1例は、図5及び図6に示すよう
に、操縦座席5の前側に沿わせて設けているハンドルパ
イプ30に噴風孔31、31’31”を配列して穿設
し、空調機器6で調整した空気をオペレ−タに向けて吹
き出すように構成している。
【0015】なお、32は送風ダクトを示す。この第1
例の場合、ハンドルパイプ30は、従来より若干大径と
して空気の流通を良くする構成としている。更に、空調
機器6は、操縦座席5の下方空間部を利用して搭載して
いる。また、別の構成例の場合、調整空気の吹き出し口
31aを、図6において、刈取前処理装置4の機枠33
の上部に開口してオペレ−タ側に吹き出す構成にしても
よい。
例の場合、ハンドルパイプ30は、従来より若干大径と
して空気の流通を良くする構成としている。更に、空調
機器6は、操縦座席5の下方空間部を利用して搭載して
いる。また、別の構成例の場合、調整空気の吹き出し口
31aを、図6において、刈取前処理装置4の機枠33
の上部に開口してオペレ−タ側に吹き出す構成にしても
よい。
【0016】つぎに、第2例は、図7に示すように、操
縦座席5の前側から側部の穀稈搬送通路側に至る平面視
L型に形成されている操作パネル35(操作ポスト)の
上面に、複数に分割した噴風孔36を配列して構成した
実施例である。この構成例に係る噴風孔36は、操縦座
席5側への防塵のためにエァ−カ−テン状に上方乃至は
外方に吹き出す空気層と、オペレ−タ側に吹き出す空気
との2系統に吹き出し口を構成している。
縦座席5の前側から側部の穀稈搬送通路側に至る平面視
L型に形成されている操作パネル35(操作ポスト)の
上面に、複数に分割した噴風孔36を配列して構成した
実施例である。この構成例に係る噴風孔36は、操縦座
席5側への防塵のためにエァ−カ−テン状に上方乃至は
外方に吹き出す空気層と、オペレ−タ側に吹き出す空気
との2系統に吹き出し口を構成している。
【0017】更に、噴風孔36は、図7及び図8に示す
ように、各種操作レバ−37(37aはパワ−ステアリ
ングレバ−、37bは主変速レバ−、37cは刈、脱ク
ラッチレバ−、37dは副変速レバ−)側へ送風ダクト
7から分岐風路7aを設けて調整した空気を、各レバ−
の頭部から吹き出す構成にしてもよい。 別実施例3 別実施例3は、図9及び図10に示すように、送風ダク
ト7を折り曲げ自由で、しかも、折り曲げた形状をある
程度保持できる蛇腹式の素材から構成にしている。
ように、各種操作レバ−37(37aはパワ−ステアリ
ングレバ−、37bは主変速レバ−、37cは刈、脱ク
ラッチレバ−、37dは副変速レバ−)側へ送風ダクト
7から分岐風路7aを設けて調整した空気を、各レバ−
の頭部から吹き出す構成にしてもよい。 別実施例3 別実施例3は、図9及び図10に示すように、送風ダク
ト7を折り曲げ自由で、しかも、折り曲げた形状をある
程度保持できる蛇腹式の素材から構成にしている。
【0018】そして、送風ダクト7の先端にある吹き出
し口40は、図9に示すように、オペレ−タの前側にお
いて、位置の調節ができるように設けたり、又、図10
に示すように、サンバイザ−19の構成部材19aにフ
ック41によってひっかける構成として吹き出し口の変
更ができる構成とする。このように、別実施例3は、送
風ダクト7を折り曲げ自由の蛇腹式の素材から構成して
いるから、オペレ−タの好みに応じて、吹き出し位置を
自由に変更調節できるから、座ったとき、立ち作業によ
って使い分けができる実用的なものとなった。
し口40は、図9に示すように、オペレ−タの前側にお
いて、位置の調節ができるように設けたり、又、図10
に示すように、サンバイザ−19の構成部材19aにフ
ック41によってひっかける構成として吹き出し口の変
更ができる構成とする。このように、別実施例3は、送
風ダクト7を折り曲げ自由の蛇腹式の素材から構成して
いるから、オペレ−タの好みに応じて、吹き出し位置を
自由に変更調節できるから、座ったとき、立ち作業によ
って使い分けができる実用的なものとなった。
【0019】別実施例4 別実施例4は、図11と図12に示すように、グレンタ
ンクに連通した排出オ−ガ50を利用して吹き出し口5
1を設けた構成に関するものである。すなわち、吹き出
し口51は、操縦座席5の近傍で上方に配置されている
排出オ−ガ50の側部に取り付けて送風ダクト52に連
通して構成している。
ンクに連通した排出オ−ガ50を利用して吹き出し口5
1を設けた構成に関するものである。すなわち、吹き出
し口51は、操縦座席5の近傍で上方に配置されている
排出オ−ガ50の側部に取り付けて送風ダクト52に連
通して構成している。
【0020】このように、別実施例4は、空調機器によ
って調整した空気を噴風する吹き出し口51を、グレン
タンクから穀粒を機外に搬出する排出オ−ガ50の途中
に取り付けた構成であるから、高い位置から空気を下方
に向けて吹き出すことができるので効果的な冷、暖房が
できる。この場合、別実施例4は、上空から下方に吹き
出す格好になるから、空中に浮遊している塵埃の排除に
も効果を上げることができる。
って調整した空気を噴風する吹き出し口51を、グレン
タンクから穀粒を機外に搬出する排出オ−ガ50の途中
に取り付けた構成であるから、高い位置から空気を下方
に向けて吹き出すことができるので効果的な冷、暖房が
できる。この場合、別実施例4は、上空から下方に吹き
出す格好になるから、空中に浮遊している塵埃の排除に
も効果を上げることができる。
【0021】つぎにその作用を説明する。まず、コンバ
イン作業にあたり、オペレ−タ−は、操縦座席5に着席
してエンジンを始動し、刈取脱穀作業の準備を行うが、
それと同時に、操作パネル上のダイヤルを操作して、空
調機器6の温度設定をしたのち始動する。すると、空調
機器6は、装備されている制御機構に基づいて、空調作
用が開始され、配管されているガス管と温水管とによっ
て循環されているフロンガス、温水を使いわけて冷暖房
による空気調節作用を始めるのである。
イン作業にあたり、オペレ−タ−は、操縦座席5に着席
してエンジンを始動し、刈取脱穀作業の準備を行うが、
それと同時に、操作パネル上のダイヤルを操作して、空
調機器6の温度設定をしたのち始動する。すると、空調
機器6は、装備されている制御機構に基づいて、空調作
用が開始され、配管されているガス管と温水管とによっ
て循環されているフロンガス、温水を使いわけて冷暖房
による空気調節作用を始めるのである。
【0022】このように、空調機器6は、設定温度に保
たれた空気(熱・冷気)を送風ダクト7内に吹き出し、先
端側へ流動しながら噴風グリル8からオペレ−タに向か
って吹き出される。したがって、操縦座席5の上方周辺
は、設定した温度の調整空気が流れ出て、オペレ−タの
上半身をつつむようにして簡易型の空調作用をするもの
である。そのとき、サンバイザ−19は、直射光線を遮
断してオペレ−タを護り、更に、上述の通り吹き出され
てくる調整空気が上方へ逃げるのを極力防止して、空調
効果を高める役目を果たす。
たれた空気(熱・冷気)を送風ダクト7内に吹き出し、先
端側へ流動しながら噴風グリル8からオペレ−タに向か
って吹き出される。したがって、操縦座席5の上方周辺
は、設定した温度の調整空気が流れ出て、オペレ−タの
上半身をつつむようにして簡易型の空調作用をするもの
である。そのとき、サンバイザ−19は、直射光線を遮
断してオペレ−タを護り、更に、上述の通り吹き出され
てくる調整空気が上方へ逃げるのを極力防止して、空調
効果を高める役目を果たす。
【0023】そして、空調機器6は、実施例の図面に示
すように、グレンタンク2の傾斜底板15の下方と脱穀
装置1との間にできるデットスペ−スとなる空間部bを
有効に利用して、付属装置と共に設置しておるから、比
較的塵埃が少ない場所で、きれいな空気を吸引して空調
作用に利用することができ、オペレ−タへの騒音も少な
い。
すように、グレンタンク2の傾斜底板15の下方と脱穀
装置1との間にできるデットスペ−スとなる空間部bを
有効に利用して、付属装置と共に設置しておるから、比
較的塵埃が少ない場所で、きれいな空気を吸引して空調
作用に利用することができ、オペレ−タへの騒音も少な
い。
【0024】上述のような状態で、コンバインを前進す
ると、圃場の穀稈は、刈取前処理装置4によって刈り取
られた後、後方上方に搬送されて脱穀機1に供給されて
脱穀処理されるが、オペレ−タは、夏季の暑い時期で
も、逆に、秋冷の寒い時期でも簡易な空調機器6によっ
て調整空気が送られて保護され、刈取脱穀作業を比較的
楽に行なうことができる。
ると、圃場の穀稈は、刈取前処理装置4によって刈り取
られた後、後方上方に搬送されて脱穀機1に供給されて
脱穀処理されるが、オペレ−タは、夏季の暑い時期で
も、逆に、秋冷の寒い時期でも簡易な空調機器6によっ
て調整空気が送られて保護され、刈取脱穀作業を比較的
楽に行なうことができる。
【0025】そして、空調機器6は、そのメンテナンス
作業にあたり、グレンタンク2を回動支点aを中心に、
図3の仮想線で示すように外側にオ−プン回動して開放
することにより、空間部a及びその周辺が開放されて広
くなるから、他の伝動装置等とともに比較的簡単に点
検、修理を行なうことができる。
作業にあたり、グレンタンク2を回動支点aを中心に、
図3の仮想線で示すように外側にオ−プン回動して開放
することにより、空間部a及びその周辺が開放されて広
くなるから、他の伝動装置等とともに比較的簡単に点
検、修理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、側面図である。
【図2】本発明の一実施例であって、背面図である。
【図3】本発明の一実施例であって、作用を示す一部破
断した平面図である。
断した平面図である。
【図4】本発明の別実施例1であって、側面図である。
【図5】本発明の別実施例2であって、断面図である。
【図6】本発明の別実施例2であって、側面図である。
【図7】本発明の別実施例2であって、平面図である。
【図8】本発明の別実施例2であって、側面図である。
【図9】本発明の別実施例3であって、側面図である。
【図10】本発明の別実施例3であって、側面図であ
る。
る。
【図11】本発明の別実施例4であって、正断面図であ
る。
る。
【図12】本発明の別実施例4であって、側面図であ
る。
る。
1 脱穀装置 2 グレンタンク 3
走行車体 4 刈取前処理装置 5 操縦座席 6
空調機器 7 送風ダクト 8 噴風グリル
走行車体 4 刈取前処理装置 5 操縦座席 6
空調機器 7 送風ダクト 8 噴風グリル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今村 英一 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 渡辺 均 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 竹内 賢一朗 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 黒河 雅博 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 西崎 宏 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B074 AA02 AB01 AC02 AF02 BA04 CD08 CE01 DA01 DA02 DC01 DC02 DC03 DC04 DC05 DC06 DE03 DE05
Claims (1)
- 【請求項1】 脱穀装置1にグレンタンク2を併設して
搭載した走行車体3の前部に刈取前処理装置4を設けて
構成したコンバインにおいて、前記走行車体3に配置し
た操縦座席5には、空調機器6に連通した送風ダクト7
の先端にある噴風グリル8を、調整した空気(熱・冷
気)を吹き出すように臨ませて設け、前記空調機器6
は、前記脱穀装置1とオ−プン式に構成した前記グレン
タンク2との間に装置した簡易型空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10341676A JP2000157031A (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | コンバインの簡易型空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10341676A JP2000157031A (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | コンバインの簡易型空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000157031A true JP2000157031A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18347929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10341676A Pending JP2000157031A (ja) | 1998-12-01 | 1998-12-01 | コンバインの簡易型空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000157031A (ja) |
-
1998
- 1998-12-01 JP JP10341676A patent/JP2000157031A/ja active Pending
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