JP2000153934A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000153934A
JP2000153934A JP10330825A JP33082598A JP2000153934A JP 2000153934 A JP2000153934 A JP 2000153934A JP 10330825 A JP10330825 A JP 10330825A JP 33082598 A JP33082598 A JP 33082598A JP 2000153934 A JP2000153934 A JP 2000153934A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中継搬送ユニットの上方の空間が狭い場合で
も開閉カバーを簡単な操作で開閉できるようにし、且
つ、十分なジャム処理スペースが得られるようにする。 【解決手段】 中継搬送ユニット6の開閉カバー40は
一端側を支持部材52で支持されている。支持部材52
の一端側は開閉カバー40を上下方向に回動自在に支持
する第1ヒンジ部を構成し、他端側はベース部材50と
の間で第1ヒンジ部側を上下方向に回動自在に支持する
第2ヒンジ部を構成している。開閉カバー40は支持部
材52の2段階ヒンジ機能によって、開放後の姿勢が開
放前と略平行となり、開閉カバー40の下面には均一な
高さのジャム処理スペースが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、詳し
くは、排紙部と、付設される用紙後処理装置間を連絡す
る中継搬送ユニットを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置等のデジタル化によ
って、コピー、プリンタ、ファクシミリ等の複合化が進
み、且つ、本来の記録動作、生産性のみならず、ソー
ト、スタック、穴あけなどの後処理を含めた記録作業全
般の生産性を高めることが使用者のニーズとして顕在化
してきている。一方、装置のサイズを小さくするなどの
省スペース化、小型化に対する要望も同様に強い。この
ような背景から、装置内部に記録紙を排出するいわゆる
機内排出の方式が増加している。機内排出方式において
は、省スペース化と記録紙の生産性を両立させるために
用紙後処理装置を装置外部に配置する構成となってい
る。このような構成では、機内排出と後処理機能を両立
させるために、通常排出のための排出口と、用紙後処理
装置とを結ぶ中継搬送ユニットが必要となる。
【0003】コピー出力、プリンタ出力、ファクシミリ
出力の混在を避けるためには、排出先を多く設けること
が必要であり、かかる観点から中継搬送ユニットの上部
近傍にも1ビンの排紙トレイを形成する場合が多い。中
継搬送ユニットは、その機能から内部に用紙搬送構成を
有しているため、用紙ジャムの発生を避けられない。こ
のため、ジャム処理を容易にすべく中継搬送ユニットの
上部を、一端が軸支された回動可能な開閉カバーとして
構成し、ジャムが発生した場合には開閉カバーを上方に
回動してジャム処理スペースを確保するようになってい
る。
【0004】しかしながら、操作性の観点から画像読取
装置を含めた装置高さを低く抑えなければならないため
に、中継搬送ユニットとその上部に位置する排紙トレイ
等との間の空間は狭くならざるを得ず、開閉カバーを十
分に開くことができないためにジャム処理が容易でない
という問題があった。
【0005】この問題に対処すべく、特開平9−301
602号公報には、中継搬送ユニットの開閉カバーを分
割構成とし、分割されたそれぞれを一端を軸支して開閉
可能にして開放度を大きくする技術が提案されている。
具体的に説明すると、図15に示すように、画像形成装
置本体100の上部にはスペーサ102,104を介し
て画像読取装置106が設けられており、画像形成装置
本体100の一側部には、用紙後処理装置108が付設
されている。画像形成装置本体100の上面には、通常
排紙部110と用紙後処理装置108を連絡する中継搬
送ユニット112が設けられている。中継搬送ユニット
112の上部はそれぞれ一端を軸支されて上下方向に回
動自在に設けられた2つの開閉カバー114,116か
ら構成されている。中継搬送ユニット112内部で用紙
ジャムが発生した場合には、二点鎖線で示すように、そ
れぞれの開閉カバー114,116が上方に回動され、
これによりジャム処理スペースが得られる。このよう
に、開閉カバーを分割構成としてそれぞれを一端側を軸
支して上下方向に回動自在とすることにより、単板構成
に比べて開閉カバー114,116の回動半径(高さ)
を小さくでき、狭い空間でもほぼ完全な開放が可能とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように開閉カバーを分割する構成では、作業者がそれぞ
れの開閉カバーを回動しなければならないために操作が
面倒であるとともに、構成の複雑化によって製造コスト
の増加を避けられないという問題があった。より狭い空
間に対応するには分割片の長さを小さくすべく開閉カバ
ーの分割数を増やす必要があるが、この場合には分割数
に比例して上記操作性及びコストの問題も大きくなる。
上記特開平9−301602号公報には、単板構成の開
閉カバーを上方に回動可能に設け、その上方に位置する
トレイを回動可能として開閉カバーの回動を妨げないよ
うにする技術や、中継搬送ユニットを水平方向に引き出
し可能に設け、上方に干渉部材が存在しない引き出した
状態で開閉カバーを回動する技術等も開示されている
が、これらの場合にも上記操作上及びコスト上の問題は
同様に生じていた。
【0007】そこで、本発明は、狭い空間でも簡単な操
作で十分なジャム処理スペースが確保でき、構成の複雑
化、製造コストのアップも抑制できる画像形成装置の提
供を、その目的とする。本発明は、上記目的を達成する
ために、単板構成の開閉カバーの全体が上下方向に変位
できるようにした。具体的には、請求項1記載の発明で
は、装置本体の排紙部から排紙される用紙を装置本体に
付設される用紙後処理装置へ搬送する中継搬送ユニット
を有し、この中継搬送ユニットにはジャム処理のための
開閉カバーが設けられている画像形成装置において、上
記開閉カバーが、その開放後の姿勢が開放前の姿勢と略
平行となるように支持部材を介して変位可能に設けられ
ている、という構成を採っている。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
構成において、上記支持部材が、上記開閉カバーを上下
方向に回動自在に支持する第1ヒンジ部と、この第1ヒ
ンジ部を上下方向に回動自在に支持する第2ヒンジ部を
有している、という構成を採っている。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
構成において、第1ヒンジ部で支持される上記開閉カバ
ーの一端側が用紙の搬送方向と略平行である、という構
成を採っている。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
構成において、第1ヒンジ部で支持される上記開閉カバ
ーの一端側が用紙の搬送方向と略直角である、という構
成を採っている。
【0011】請求項5記載の発明では、請求項2,3又
は4記載の構成において、第1ヒンジ部に対する上記開
閉カバーの折れ角度をなくすように付勢するバネ部材が
設けられている、という構成を採っている。
【0012】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
構成において、ユニット本体側に、上記開閉カバーが所
定角度開かれたときに当接して上記開閉カバーを略平行
に案内するガイド部材が設けられている、という構成を
採っている。
【0013】請求項7記載の発明では、請求項1,2,
3,4又は5記載の構成において、上記開閉カバーを開
いたときに上記支持部材を固定する係止手段を有してい
る、という構成を採っている。
【0014】請求項8記載の発明では、請求項7記載の
構成において、上記係止手段が凹部と凸部のスナップ係
合によって係止する構成である、という構成を採ってい
る。
【0015】請求項9記載の発明では、請求項7記載の
構成において、上記係止手段が磁力によって係止する構
成である、という構成を採っている。
【0016】請求項10記載の発明では、請求項1,
2,3,4,5,6,7,8又は9記載の構成におい
て、上記支持部材が上記閉カバーの支持端側の長手方向
に間隔をおいて複数存在する、という構成を採ってい
る。
【0017】請求項11記載の発明では、請求項10記
載の構成において、上記支持部材が一体に連結されてい
る、という構成を採っている。
【0018】請求項12記載の発明では、請求項10記
載の構成において、上記開閉カバーの上記支持部材によ
って支持される側と反対側の両端部がユニット本体に係
合され、同時変位可能に設けられている、という構成を
採っている。
【0019】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図に基づいて説明
する。図1に概略的に示すように、画像形成装置として
のデジタル複写機2は、装置本体4と、この装置本体4
の上面に略水平に設置された中継搬送ユニット6と、中
継搬送ユニット6の上方近傍に設けられた機内排出のた
めの1ビンの排紙トレイ8(例えばファクシミリ出力
用)と、装置本体4の最上部に設置された画像読取手段
10等から主に構成されている。図示しないが、画像読
取手段10は、照明ランプ、反射ミラー、結像レンズ等
の公知の読み取り要素を備えている。装置本体4の一側
部には、用紙後処理装置としてのフィニッシャ12が付
設されており、装置本体4の通常排紙部14から排出さ
れた用紙は、中継搬送ユニット6により搬送され、入口
ローラ16対によりフィニッシャ12内に受け入れられ
るようになっている。
【0020】装置本体4には、感光体18等を有する画
像形成部20が設けられており、この画像形成部20を
中央にして、下方には給紙部22が設けられているとと
もに、上方には定着部24、通常排紙部14が設けられ
ている。なお、書き込み手段等は省略している。通常排
紙部14は排紙ローラ対14a等から構成されており、
通常排紙部14の上方には、ファクシミリ出力対応の排
紙部26が形成されている。排紙部26は排紙ローラ対
26a等を有している。給紙部22には複数の給紙トレ
イ22a、22bが備えられており、それぞれには例え
ばサイズの異なる用紙が収容されている。
【0021】上述の、画像形成部20を中央とした上下
方向への直列的配置構成によって、略垂直方向に延びる
(給紙部22から画像形成部20を通って通常排紙部1
4に至る)搬送路28が形成されている。画像形成部2
0の主要プロセス機器及び給紙部22は装置本体4内に
内蔵されており、装置本体4の側板を開放することによ
って搬送路28の大部分が開放されるようになってい
る。これによって給紙部22から通常排紙部14までの
間のジャム処理が容易となっている。
【0022】給紙部22から選択された所定の用紙は、
レジストローラ対30により所定のタイミングで画像形
成部20へ送られ、図示しない転写部で目的画像を転写
される。画像形成済みの用紙は、用紙搬送手段32等で
定着部24へ送られ、永久画像として定着される。定着
が完了した用紙は、図示しない制御手段による分岐爪3
4の位置制御により、通常排紙部14又はファクシミリ
出力対応の排紙部26へ選択的に案内される。排紙部2
6へ送られた用紙は、排紙トレイ8に排出される。図1
において符号27は搬送ローラ対を示している。
【0023】通常排紙部14へ送られた用紙は中継搬送
ユニット6へ入り込むが、中継搬送ユニット6内の搬送
路は、排紙ローラ対36a等を有するユニット排紙部3
6へ向かう搬送路Aと、フィニッシャ12へ向かう搬送
路Bとに分かれており、図示しない制御手段による分岐
爪38の位置制御によって選択的に案内される。搬送路
Aへ案内された用紙は、中継搬送ユニット6の開閉カバ
ー40の上面にスタックされる。この開閉カバー40の
上面は、機内排出の排紙トレイであり、例えばプリンタ
出力対応の排紙トレイとして機能させることができる。
搬送路Bへ案内された用紙は、搬送ローラ対42、4
4、46、48等により搬送され、フィニッシャ12内
へ送られる。フィニッシャ12内へ送られた用紙は、例
えば綴じ処理をせずにそのままフィニッシャ12に形成
された図示しない排紙トレイへ排出されるか、又は綴じ
処理をした後同排紙トレイへ排出される。
【0024】中継搬送ユニット6は、図2に示すよう
に、ユニット本体としてのベース部材50と開閉カバー
40等から構成されており、上記ユニット排紙部36は
ベース部材50に一体に形成されている。搬送ローラ対
44、46、48のそれぞれの一方はベース部材50側
に設けられており、他方は開閉カバー40側に設けられ
ている。開閉カバー40はその形状が分かり易いように
ハッチングで表示している。図3に示すように、開閉カ
バー40は、用紙搬送方向と略平行な一端側を1個の支
持部材52によって、上方に変位可能に支持されてい
る。図3においても開閉カバー40はその形状が分かり
易いようにハッチングで表示している。
【0025】図4に示すように、支持部材52は、開閉
カバー40を上下方向に回動自在に支持する第1ヒンジ
部54と、この第1ヒンジ部54を上下方向に回動自在
に支持する第2ヒンジ部56を有している。第1ヒンジ
部54は、支持部材52の本体としての矩形状の支持プ
レート58の略半部と、この支持プレート58の両側か
ら突出した円柱状の凸部58a,58bを有している。
開閉カバー40の一端側中央部にはコ字形の切り欠き部
40aが形成されており、切り欠き部40aの両側には
図示しない軸穴が形成されている。これらの軸穴に上記
凸部58a,58bが挿入されて開閉カバー40が上下
方向に回動自在に支持されている。
【0026】第2ヒンジ部56は、支持プレート58の
他の略半部と、この支持プレート58の両側から突出し
た円柱状の凸部58c,58dと、支持プレート58の
両側に対応してベース部材50に固定された支持片6
0,60を有している。各支持片60には図示しない軸
穴が形成されており、これらの軸穴に上記凸部58c,
58dが挿入されて開閉カバー40を含む第1ヒンジ部
54側が上下方向に回動自在に支持されている。図4
(a)は、用紙をフィニッシャ12へ向けて搬送可能な
通常の状態を示している。なお、搬送ローラ等は省略し
ている。中継搬送ユニット6の搬送路B内でジャムが発
生した場合には、開閉カバー40を変位させてジャム処
理を行う必要があるが、本実施例では、図4(b)及び
図5に示すように、支持部材52の2段階ヒンジ機能に
よって開閉カバー40を例えば略水平状態に保ったまま
上方に変位させることができ、これによって、開放前と
開放後の姿勢が略平行となるように変位させることがで
きる。従って、作業者にとって手前側と奥側の高さが同
じジャム処理空間を得ることできる。図5において、符
号62はユニット排紙部36の排出口を、符号64はフ
ィニッシャ12への受け渡し口を示している。
【0027】図1に示すように、開閉カバー40の上方
近傍にはファクシミリ出力対応の排紙トレイ8が横たわ
っており、ジャム処理のために開閉カバー40を変位さ
せる空間は極めて小さい。このような狭い空間で単板構
成の開閉カバー40を従来のように一端側を軸支して回
動させる方式では、上方空間を最大限に利用した開放度
は自由端側の一部分でしか得られず、開放度は軸支端側
へ向かって次第に小さくなる。しかしながら、本実施例
の構成によれば、開閉カバー40は最終的に開放前と略
平行となるので、開放度を開閉カバー40の全域に亘っ
て均一にすることができ、他の部材の存在により制約さ
れた空間を最大限に利用することができる。また、開閉
カバー40は単板構成であるので、作業者にとって、従
来のように分割構成とした場合に比べて取扱が簡単であ
り、開放作業が容易となる。
【0028】次に、図6に基づいて他の実施例を説明す
る。上記実施例では、第1ヒンジ部54で支持される開
閉カバー40の一端側が用紙の搬送方向と略平行である
構成を示したが、本実施例では図6に示すように、第1
ヒンジ部54で支持される開閉カバー40の一端側が用
紙の搬送方向と略直角である構成としている。この場合
には支持片60の代わりにベース部材50の壁部にくり
抜き部を形成し、その側面に軸穴を形成して第2ヒンジ
部56を形成する。また、図6では用紙搬送方向に略直
角となる端部のうち下流側の端部を支持部材52で支持
した例を示したが、上流側の端部を支持する構成として
もよい。なお、本実施例における中継搬送ユニット6以
外の構成は上記実施例と同様であるので省略する(以下
の各実施例において同じ。)。
【0029】次に、図7に基づいて他の実施例を説明す
る。なお、支持部材52の設置形態は図5で示したもの
と同様である(以下の各実施例において同じ。)第1ヒ
ンジ部54の円柱状の凸部58a,58bにそれぞれバ
ネ部材としてのバネ66が嵌合されており、バネ66の
左右の自由端は支持プレート58に形成されたバネ受け
部58eと、開閉カバー40に形成されたバネ受け部4
0bに固定されている。バネ66は第1ヒンジ部54に
対する開閉カバー40の折れ角度をなくすように設定さ
れており、図7(a)は開閉カバー40が閉じられた用
紙搬送可能な状態を示している。
【0030】開閉カバー40の開放動作においては、開
閉カバー40が上方の障害物、すなわちファクシミリ出
力対応の排紙トレイ8に接触するまでは第2ヒンジ部5
6のヒンジ機能しか発現せず、開閉カバー40と支持プ
レート58は一体物として回動する。開閉カバー40が
排紙トレイ8に接触すると、開閉カバー40が第1ヒン
ジ部54に対して回動し、2段階ヒンジ機能が発現して
図7(b)に示すように、最終的に開閉カバー40は開
放前の姿勢に対して略平行な状態となる。開閉カバー4
0を閉じる際には、第1ヒンジ部54に対する開閉カバ
ー40の折れ角度をなくすように、すなわち、開閉カバ
ー40と支持プレート58間の角度θを大きくするよう
にバネ66の付勢力が作用しているので、この付勢力が
閉じ動作に加勢し、作業者の労力が軽減される。
【0031】次に、図8に基づいて他の実施例を説明す
る。本実施例では、ベース部材50側に図示しない支持
部材を介して上下方向に一定の圧力下で変位可能なガイ
ド部材としてのガイド68を設けている。開閉カバー4
0が所定角度開かれてガイド68に当接した後は、図8
(b)に示すように支持部材52のみが回動し、開閉カ
バー40は略平行に移動する。本実施例の場合には、開
閉カバー40がガイド68に当接した後は開閉カバー4
0を単に押し込むだけの操作でよいので、開閉カバー4
0の開放動作が円滑且つ容易となる。なお、本実施例で
はベース部材50の奥側、すなわち支持部材52の背面
側を板金部材70で形成する構成としたが、既に述べた
実施例においても同様の構成としてもよい。
【0032】次に、図9に基づいて他の実施例を説明す
る。本実施例における中継搬送ユニット6は、開閉カバ
ー40を開いたときに支持部材52を固定する係止手段
72を有している。係止手段72は、支持部材52の背
面側に固定された磁石74と、ベース部材50の奥側壁
面に固定された強磁性材料からなるプレート76を有し
ている。ジャム処理空間を得るべく開閉カバー40が開
放されると、磁石74とプレート76が磁力により密着
し、支持部材52は位置固定される。支持部材52の位
置固定がされない場合には2段階ヒンジ機能が常に作用
しようとするので、その不安定さを補正するように作業
者は開閉カバー40を保持する必要があり、ジャム処理
作業中に開閉カバー40が閉じる等の懸念があるが、本
実施例のように支持部材52が位置固定された場合に
は、作業者は開閉カバー40の手前側を垂れ下がらない
ように支持するだけで全体の姿勢が維持されてジャム処
理空間が確保されるので、作業者の労力が軽減されると
ともに、ジャム処理が容易となる。なお、磁石74とプ
レート76の取付位置は逆でもよい。
【0033】次に、図10及び図11に基づいて他の実
施例(支持部材52を固定する変形例)を説明する。本
実施例における係止手段78は、ベース部材50の奥側
壁面に固定された弾性変形可能な凹部80と、この凹部
80にスナップ係合可能な円柱状の凸部82を有してい
る。開閉カバー40が開かれると、その押圧力で凸部8
2が凹部80に強制的に入り込み保持される。これによ
り支持部材52は位置固定され、上記実施例と同様の利
点を得ることができる。
【0034】次に、図12に基づいて他の実施例を説明
する。上記各実施例では開閉カバー40を1つの支持部
材52で支持する構成であったが、本実施例では、図1
2に示すように、用紙搬送方向と略平行な一端側を2つ
の支持部材52,52で支持する構成とし、且つ、支持
部材52間を連結部材84で一体に連結する構成とし
た。このように複数の支持部材52で支持することによ
り、開閉カバー40の開閉動作を安定させることができ
る。各支持部材52が構成上つながりがない場合には、
図13に示すように、一方の支持部材52によるヒンジ
機能だけしか得られない懸念があるが、連結部材84で
一体に連結することによりこの懸念を解消することがで
きる。
【0035】次に、図14に基づいて他の実施例(複数
の支持部材52で支持するタイプの変形例)を説明す
る。上述のように各支持部材52が構成上つながりがな
い場合には、一方の支持部材52によるヒンジ機能だけ
しか得られない懸念があるが、本実施例では各支持部材
52を連結せずに上記懸念を解消する構成とした。図1
4に示すように、開閉カバー40の支持端側と反対側の
両端部には、脚片86,86が固定されており、その下
端には用紙搬送方向に突出する凸部86aが形成されて
いる。ベース部材50側には、開閉カバー40を閉じた
ときに脚片86,86を収納する凹部88,88が形成
されているとともに、凸部86aが係合されるガイド溝
90,90が形成されている。ガイド溝90は、開閉カ
バー40を開放するときの脚片86,86の軌跡に沿う
ように湾曲している。このように構成した場合、開閉カ
バー40の手前側端部はその両端部が脚片86,86と
ガイド溝90の係合構成によって同時変位するので、各
支持部材52が連結されていなくても開閉カバー40の
開閉において一方の支持部材52のヒンジ機能しか発現
しないという懸念は生じない。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、開閉カバ
ーをその開放後の姿勢が開放前の姿勢と略平行となるよ
うに支持部材を介して変位可能に設ける構成としたの
で、単版構成の開閉カバーを用いて開閉カバーの全範囲
において均一な開放度を得ることができ、狭い空間でも
十分なジャム処理スペースを確保することができる。開
閉カバーを分割する構成に比べ、開閉操作が容易であ
り、構成の複雑化、製造コストのアップも抑制できる。
【0037】請求項2乃至4記載の発明によれば、開閉
カバーの変位スペースが支持部材52の回転半径のみし
か必要でないので、狭い空間でも簡単な操作で十分なジ
ャム処理スペースを確保することができる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、開閉カバー
が閉じ状態をとるように付勢するバネ部材を設ける構成
としたので、開閉カバーの開閉動作を容易にすることが
できる。
【0039】請求項6記載の発明によれば、開閉カバー
が所定角度開かれたときに当接して略平行に案内するガ
イド部材を設ける構成としたので、開閉カバーの開閉動
作をさらに容易にすることができる。
【0040】請求項7乃至9記載の発明によれば、開閉
カバーを開いたときに支持部材を固定する係止手段を設
ける構成としたので、ジャム処理作業中の開閉カバーを
安定させることができ、ジャム処理作業を容易にするこ
とができる。
【0041】請求項10記載の発明によれば、開閉カバ
ーを複数の支持部材で支持する構成としたので、開閉カ
バーの開閉動作を安定させることができる。
【0042】請求項11記載の発明によれば、支持部材
を連結する構成としたので、一つの支持部材によるヒン
ジ機能しか発現しないというような懸念を解消すること
ができる。
【0043】請求項12記載の発明によれば、開閉カバ
ーの支持端側と反対側の端部の両端をユニット本体に係
合させて変位させる構成としたので、支持部材を連結せ
ずに、一つの支持部材によるヒンジ機能しか発現しない
というような懸念を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像形成装置の概要全
体正面図である。
【図2】中継搬送ユニットの概要正面図である。
【図3】中継搬送ユニットの概要平面図である。
【図4】中継搬送ユニットにおける開閉カバーの開閉動
作(2段階ヒンジ機能)を示す断面図で、(a)は閉じ
状態を、(b)は開放途中の状態を示している。
【図5】開閉カバーを開いた状態の中継搬送ユニットの
概要斜視図である。
【図6】支持部材の設置一が異なる例の中継搬送ユニッ
トの斜視図である。
【図7】第1ヒンジ部と開閉カバーとの間にバネ部材を
有する例の要部概要断面図で、(a)は開閉カバーを閉
じた状態を、(b)は開閉カバーを開いた状態を示して
いる。
【図8】第1ヒンジ部と開閉カバーとの間にバネ部材を
有し且つ開閉カバーの上方にガイド部材を有する例の要
部概要断面図で、(a)は開放途中の状態を、(b)は
開閉カバーを開いた状態を示している。
【図9】開閉カバーを開いたときに支持部材を位置固定
する係止手段を有する例の要部概要断面図である。
【図10】開閉カバーを開いたときに支持部材を位置固
定する係止手段を有する他の例の要部概要断面図であ
る。
【図11】図10で示した例の要部概要平面図である。
【図12】支持部材を複数有する例において開閉カバー
を開いた状態の中継搬送ユニットの概要斜視図である。
【図13】支持部材を複数有する例における不具合を示
す中継搬送ユニットの斜視図である。
【図14】支持部材を複数有する場合における不具合を
解消できる他の例示す中継搬送ユニットの概要斜視図で
ある。
【図15】従来における開閉カバーの開閉構造を示す要
部概要正面図である。
【符号の説明】
4 装置本体 6 中継搬送ユニット 12 用紙後処理装置としてのフィニッシャ 14 排紙部としての通常排紙部 40 開閉カバー 52 支持部材 54 第1ヒンジ部 56 第2ヒンジ部 68 ガイド部材としてのガイド 72,78 係止手段 80 凹部 82 凸部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体の排紙部から排紙される用紙を装
    置本体に付設される用紙後処理装置へ搬送する中継搬送
    ユニットを有し、この中継搬送ユニットにはジャム処理
    のための開閉カバーが設けられている画像形成装置にお
    いて、 上記開閉カバーが、その開放後の姿勢が開放前の姿勢と
    略平行となるように支持部材を介して変位可能に設けら
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 上記支持部材が、上記開閉カバーを上下方向に回動自在
    に支持する第1ヒンジ部と、この第1ヒンジ部を上下方
    向に回動自在に支持する第2ヒンジ部を有していること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、 第1ヒンジ部で支持される上記開閉カバーの一端側が用
    紙の搬送方向と略平行であることを特徴とする画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の画像形成装置において、 第1ヒンジ部で支持される上記開閉カバーの一端側が用
    紙の搬送方向と略直角であることを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】請求項2,3又は4記載の画像形成装置に
    おいて、 第1ヒンジ部に対する上記開閉カバーの折れ角度をなく
    すように付勢するバネ部材が設けられていることを特徴
    とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置において、 ユニット本体側に、上記開閉カバーが所定角度開かれた
    ときに当接して上記開閉カバーを略平行に案内するガイ
    ド部材が設けられていることを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4又は5記載の画像形
    成装置において、 上記開閉カバーを開いたときに上記支持部材を固定する
    係止手段を有していることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の画像形成装置において、 上記係止手段が凹部と凸部のスナップ係合によって係止
    する構成であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の画像形成装置において、 上記係止手段が磁力によって係止する構成であることを
    特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項1,2,3,4,5,6,7,8
    又は9記載の画像形成装置において、 上記支持部材が上記閉カバーの支持端側の長手方向に間
    隔をおいて複数存在することを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の画像形成装置におい
    て、 上記支持部材が一体に連結されていることを特徴とする
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項10記載の画像形成装置におい
    て、 上記開閉カバーの上記支持部材によって支持される側と
    反対側の両端部がユニット本体に係合され、同時変位可
    能に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
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JP2016060632A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 セイコーエプソン株式会社 記録装置
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