JP2000153541A - 空気層を有するプラスチック製窓体とその成形方法およびその成形用金型 - Google Patents

空気層を有するプラスチック製窓体とその成形方法およびその成形用金型

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JP2000153541A
JP2000153541A JP10346660A JP34666098A JP2000153541A JP 2000153541 A JP2000153541 A JP 2000153541A JP 10346660 A JP10346660 A JP 10346660A JP 34666098 A JP34666098 A JP 34666098A JP 2000153541 A JP2000153541 A JP 2000153541A
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molding
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slide
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Naohiko Yagi
直彦 八木
Bunro Tsuda
文朗 津田
Shozo Nishida
正三 西田
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Japan Steel Works Ltd
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    • B29C45/0053Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
    • B29C45/006Joining parts moulded in separate cavities
    • B29C45/0062Joined by injection moulding
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱効果は大きく、しかも軽量で且つ災害時
にも安全な空気層を有するプラスチック製窓体を提供す
る。 【解決手段】 平板部(a、a’)と、立上部(b、
b’)と、取付部分(c、c’)と、接合部(d、
d’)とからなる一対の第1、2の要素(A、A’)か
らその内側に空気層(K)を有するように形成する。取
付部分(c、c’)の縁周部にはシール部(S)を設け
る。そして、これらを射出成形により一体的に成形す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚のプラスチ
ックの板状体からその内側に空気層を有するように形成
されている本体部分と、該本体部分を枠体に取り付ける
ための取付部分とからなる、プラスチック製窓体とその
成形方法および成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物あるいはビルディングの窓枠には、
周知のように窓ガラス板が取り付けられている。また、
ショウケース、熱帯魚等の観賞用の水槽、扉の覗き窓等
の枠体にも同様にガラス板が取り付けられている。そし
て、これらの窓ガラス板により、建物、ショウケース等
の内部と外部とが温度的に一応隔離されている。ところ
で、ガラスは金属材料に比較すると、熱伝導率は小さい
が、これらのガラス窓を介して内部と外部との間に熱の
授受が起こり、エネルギのロスになっている。そこで、
断熱効果のさらに高い2重ガラス窓が、例えば特開平1
0−72978号により提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】空気は断熱効果が大き
いので、上記公報により提案されている2重のガラス窓
も、断熱効果という観点から見れば問題は少ない。しか
しながら、空気層を有するガラス窓は、ガラス板から構
成されているので、欠点もある。例えば、重量が大き
く、また脆いので、取り扱いに注意が要求され、運搬も
組立作業も容易とは言えない。また、震災等の災害時に
は破損が予想され、破損したガラス片が地上に落下する
ことが予想され、必ずしも安全な建築材料とは言えな
い。このような問題は、熱帯魚の水槽等のガラスに関し
てもいえる。本発明は上記したような問題点を解決した
窓ガラスすなわち窓体を提供することを目的とし、具体
的には、断熱効果は大きく、しかも軽量で且つ災害時に
も安全な窓体を提供することを目的とし、さらにはこの
ような窓体を製造する成形方法および成形用金型を提供
することも目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明は、複数枚の板状
体からその内側に空気層を有するように形成されている
本体部分と、該本体部を枠体に取り付けるための取付部
分とからなり、前記本体部分と取付部分は、プラスチッ
ク材から成形されていると共に、前記取付部分は前記本
体部分から外方へ延在する形で前記本体部分と一体的に
成形されるように構成される。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の板状体からなる空気層には、乾燥
空気が封入され、請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは2に記載の板状体が、湾曲あるいはレンズ状に変形
し、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか
の項に記載の取付部分に、シール材が一体的に成形さ
れ、そして請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかの項に記載の窓体は、プラスチック材から射出成
形により成形されている。請求項6に記載の発明は、一
対の板状体からその内側に空気層を有するように形成さ
れている本体部分と、該本体部分を枠体に取り付けるた
めの取付部分とからなり、前記本体部分と取付部分は、
プラスチック材から成形されていると共に、前記取付部
分は前記本体部分から外方へ延在する形で前記本体部分
と一体的に成形され、該取付部分にシール材が一体的に
成形されている空気層を有するプラスチック製窓体を1
〜3次射出成形により成形する成形方法であって、1次
成形で一対の板状体を取付部と接合部とを有するように
成形し、2次成形において前記1次成形により成形した
一対の板状体を内側に空気層を有するように接合部を接
合して本体部分と取付部分とからなる2次成形品を成形
し、3次成形において2次成形品の取付部分の縁周部に
シール部を成形するように構成される。請求項7に記載
の発明は、1、2次成形用の第1の金型と、3次成形用
の第2の金型の組み合わせからなる金型であって、前記
第1の金型は、1次成形位置と2次成形位置とにスライ
ド可能なスライド金型と、型開閉可能な可動金型とから
なり、前記スライド金型のパーティングライン側には、
凹部とコアが所定の間隔をおいて形成され、前記可動金
型のパーティングライン側には、前記スライド金型の凹
部とコアとに対応するコアと凹部とが形成され、これら
のコアと凹部は、前記スライド金型が1次成形位置にス
ライドしたときは前記スライド金型の凹部と前記可動金
型のコアとによりプラスチック製窓体の第2の要素を成
形するためのキャビティが形成されると共に、前記スラ
イド金型のコアと前記可動金型の凹部とによりプラスチ
ック製窓体の第1の要素を成形するためのキャビティが
形成され、前記スライド金型が2次成形位置にスライド
したときは前記スライド金型の凹部と前記可動金型の凹
部とが整合すると共に、プラスチック製窓体の第1、2
の要素を接合するためのキャビティが形成され、前記第
2の金型は、固定金型と型開閉可能な可動金型とからな
り、前記固定金型と可動金型のパーティングライン側に
は、前記第1の金型で成形される2次成形品を保持する
凹部と、2次成形品の縁周部にシール部を成形するため
の小凹部とが形成され、前記固定金型と可動金型の凹部
に2次成形品を保持して型締めすると、前記小凹部によ
り2次成形品の縁周部にシール部を成形するためのキャ
ビティが形成されるように構成され、そして請求項8に
記載の発明は、請求項7に記載の第1の金型のスライド
金型と、第2の金型の固定金型とが一体化されて1次成
形位置と2次成形位置とにスライドするように構成さ
れ、それによって前記第1の金型と第2の金型とが一体
化されている。
【0005】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1の(イ)は本実施の形態に係わるプラスチック製の
窓体Wを模式的に示す図であるが、同図に示されている
ように本実施の形態に係わるプラスチック製の窓体W
は、略板状を呈する第1の要素Aと、同様に略板状を呈
する第2の要素A’と、これらの要素A、A’の周縁部
に取り付けられているグレージングチャンネルすなわち
シール部S(S)とから概略構成されている。第1、2
の要素A、A’は、図1の(イ)に示されている実施の
形態では、対称的に配置されるもので、同じ大きさで同
じ形状をしているので、以下主として第1の板状部分A
について説明し、第2の要素A’に関しては同じ参照文
字にダッシュ「’」を付けて重複説明はしない。
【0006】第1の要素Aは、平板部aと、この平板部
aの周縁から略直角に立ち上がっている立上部bと、立
上部bから外方へ略直角に延在している取付部cとから
一体的に成形されている。そして、取付部c、c’の縁
周部の接合部d、d’において第1、2の要素A、A’
は、接着剤、溶着等の手段により向き合う形で接合され
ている。これにより平板部a、a’の内側に空気層Kが
形成されている。第1、2の要素A、A’の適所には小
孔が開けられ、結露が防止されるようになっているが、
空気層Kの空気は、外部へ妄りに出ることも、また入る
こともない。したがって、この空気層Kにより、プラス
チックの断熱効果と相まって高い断熱が保たれることに
なる。
【0007】上記のように構成されている取付部cは、
アルミあるいは断熱材でもある合成樹脂からなる窓枠に
取り付ける部分で、本実施の形態では窓枠の構造に対応
して立上部bの全周に形成されている。しかしながら、
取付部cが上下にのみ形成されているときは、すなわち
取り付けるべき枠体が上下のみにのみ設けられていると
きは、第1、2の要素A、A’は、取付部c、c’の接
合部d、d’と立上部b、b’の端部において接合さ
れ、内部に空気層Kが形成されることになる。
【0008】シール部Sは、取付部c、c’を気密的に
窓枠に取り付けるためのもので、例えば000のような
軟質材から形成され、図1の(イ)に示されている実施
の形態では、その断面形状は略台形を呈している。そし
て、その底部に溝mが設けられ、この溝mに窓体Wの取
付部c、c’の縁周部が挿入され、接着剤等で接合され
ている。シール部Sの両側部にも、同様な溝n、nが形
成され、これらの溝n、nに、図には示されていないが
窓枠のリブが挿入されるようになっている。
【0009】上記実施の形態に係わる窓体Wも、従来の
ガラスからなる窓ガラスと同様にしてアルミサッシ等の
窓枠に取り付け使用することができることは明らかであ
る。また、水槽、ショウケース等の枠体にも、同様に適
用できることも明らかである。本実施の形態によると、
窓体Wがプラスチックから形成されているので、軽量で
運搬に便利であり、また軽量であるので、取付枠体の強
度も小さくてすむ。したがって、構造物全体も軽量化さ
れる利点がある。さらには、取り付け作業も容易で、ま
た破損の心配もない。なお、第1、2の要素A、A’を
接合するとき、減圧室内あるいは乾燥空気室内で接合し
て、空気層Kに乾燥空気を封入して結露を防止するよう
にすることもできる。
【0010】上記実施の形態では、第1、2の要素A、
A’を手作業的に接合し、またシール部Sも同様に手作
業的に装着するように説明したが、次に、図1の(イ)
に示されているプラスチック製の窓体Wを金型を使用し
て射出成形により成形する実施の形態を説明する。すな
わち、1次成形により図1の(ロ)に示されているよう
に、一対の第1、2の要素A、A’を取付部c、c’と
接合部d、d’とを有するように成形し、2次成形によ
り図1の(ハ)に示されているように、一対の第1、2
の要素A、A’の接合部d、d’を接合し、そして3次
成形により取付部c、c’の縁周部にシール部Sを射出
成形により成形する実施の形態について説明する。
【0011】射出成形用の金型は、第1の実施の形態で
は、図2に示されている1、2次成形用の第1の金型
と、図8に示されている3次成形用の第2の金型との組
み合わせからなっている。第1の金型は、概略的には図
2に示されているようにスライド金型1と、可動金型3
0とから構成されている。スライド金型1は、固定盤4
0に取り付けられている取付プレート50に対して開く
ことができると共に、図2において矢印Y方向の上下方
向にスライド可能に設けられている。また、可動金型3
0は、可動盤60により矢印X方向の型開閉方向に駆動
可能に設けられている。なお、これらの金型を駆動する
例えばピストン・シリンダユニットは、図2には示され
ていない。
【0012】固定盤40には所定の間隔をおいて第1、
2の射出ユニット41、42が設けられ、その射出ノズ
ル43、44は、取付プレート50に形成されている第
1、2のスプル51、52にそれぞれ連通している。ス
ライド金型1の取付プレート50側には、第1、2のラ
ンナ2、3と共に、第3のランナ4が形成され、これら
のランナ2、3および4は、スライド金型1を貫通する
形で形成されている第1〜3のスプル5〜7にそれぞれ
連通している。
【0013】スライド金型1の、可動金型30に対向し
た面すなわちパーティングラインP側には、図1に関し
て説明した第2の要素A’を成形するための凹部10
と、この凹部10と所定の間隔をおいて、第1の要素A
を成形するためのコア20とが形成されている。凹部1
0は所定大きさで所定深さに形成され、その周部には浅
い第2の凹部11が形成されている。この第2の凹部1
1により第2の要素A’に取付部c’が一体的に成形さ
れることになる。なお、第2の凹部11にはゲートを介
して第1のスプル5が連通している。
【0014】コア20は、可動金形30の方へ所定量だ
け突出している。そして、その周縁部には円周凹部21
が、またこの円周凹部21の外周部には小コア22が形
成されている。この円周凹部21により第1の要素Aに
取付部cが、また小コア22により切欠状の接合部dが
一体的に成形されることになる。なお、小コア22の頂
面には、ゲートを介して第2のスプル6が開口してい
る。
【0015】可動金形30のパーティングラインP側に
は、スライド金形1の凹部10とコア20とにそれぞ対
応して、コア35と凹部38とが形成されている。この
コア35は、スライド金形1の凹部10よりも第2の要
素A’の肉厚分だけ小さくなっている。また、このコア
35の周縁部には円周凹部36が、さらにはこの円周凹
部36の外周部には小コア37が形成されている。図2
は、1次成形のために型締めした状態を示す図である
が、この図に示されているように、上記したスライド金
形1の凹部10と第2の凹部11と、可動金形30のコ
ア35と円周凹部36と小コア37とにより、第2の要
素A’を成形するためにキャビティC’が形成される。
なお、このキャビティC’により第2の要素A’の平板
部a’、立上部b’、取付部c’および接合部d’が同
時に成形されることになる。
【0016】可動金形30の凹部38は、スライド金形
1のコア20よりも第1の要素Aの肉厚分だけ大きくな
っている。この凹部38の周部には浅い第2の凹部39
が形成されている。これにより、可動金形30を型締め
すると、スライド金形1のコア20と円周凹部21と小
コア22と、可動金形30の凹部38と第2の凹部39
とにより、第1の要素Aを成形するためにキャビティC
が形成される。なお、図2において参照数字61は、2
次成形品HAを突き出すエジェクタプレートを、そして
62、62は複数個のエジェクタピンをそれぞれ示して
いる。
【0017】3次成形用の金形は、概略的には、図8に
示されているように、固定金形70と可動金形90とか
ら構成されている。そして、固定金形70のパーティン
グライン側には、その略中央部に比較的深い凹部71が
形成されている。この凹部71は、3次成形時に第2の
要素A’を受け入れるためのもので、その周囲に第2の
要素A’の平板部a’の縁周部が着座あるいは保持され
る段部72が形成されている。また、凹部71の周囲に
は所定幅の平坦部73が設けられ、この平坦部73に、
同様に3次成形時に第2の要素A’の取付部c’が保持
される。平坦部73の外周部には、さらにシール部Sを
成形するための小凹部75が形成されている。この小凹
部75は、図1の(イ)について説明したように、断面
が略台形を呈する本体部を成形するためのテーパ部76
と、溝nを成形するための凹部77とからなっている。
【0018】このように構成されている固定金形70の
取付プレート80側には、比較的長いランナ78が上下
方向に形成され、このランナ78から固定金形70を横
切る形で一対のスプル79、79が形成されている。そ
して、これらのスプル79、79は、ゲートを介して小
凹部75に開口している。なお、取付プレート80には
1本のスプル81が形成され、このスプル81は固定盤
85に設けられている第3の射出ユニット86の射出ノ
ズル87に連通している。
【0019】可動金形90のパーティングラインP側に
も、その略中央部に比較的深い凹部91が形成されてい
る。この凹部91は、3次成形時に第1の要素Aを受け
入れるためのもので、その周囲に第1の要素Aの平板部
aの縁周部が保持される段部92が形成されている。ま
た、凹部91の周囲には所定幅の平坦部93が設けら
れ、この平坦部93に、同様に3次成形時に第1の要素
Aの取付部cが保持される。平坦部93の外周部には、
さらにシール部Sを成形するための小凹部95が形成さ
れている。この小凹部95は、断面が略台形を呈する本
体部を成形するためのテーパ部96と、溝nを成形する
ための凹部97とからなっている。このように構成され
ている可動金形90と可動盤100との間には、エジェ
クタプレート101が設けられ、このエジェクタプレー
ト101に取り付けられているエジェクタピン102、
102の先端部は、可動金形90の平坦部93、93か
ら突き出るようになっている。
【0020】次に、第1、2の金形を使用した射出成形
例について説明する。図2は、スライド金形1が1次成
形位置にスライドされた状態を示す図であるが、この状
態で型締めする。そうすると、スライド金形1の凹部1
0と可動金形30のコア35とにより第2の要素A’を
成形するためのキャビティC’、すなわち平板部a’、
立上部b’、取付部c’および接合部d’を成形するた
めのキャビティC’が形成される。同時に、スライド金
形1のコア20と、可動金形30の凹部とにより第1の
要素Aの平板部a、立上部b、取付部cおよび接合部d
を成形するためのキャビティCが形成される。
【0021】別途計量された透明な例えばアクリル樹脂
を第1、2の射出ユニット41、42から射出する。こ
のとき、第1、2の射出ユニット41、42から同じ樹
脂を射出しても良いし、窓の外側に位置する第1、2の
要素AあるいはA’には例えば耐候性に優れたポリカー
ボネイトを射出する。第1の射出ユニット41から射出
された溶融樹脂は、取付プレート50の第1のスプル5
1からスライド金形1の第1のスプル5を通ってキャビ
ティC’に充填される。同様に、第2の射出ユニット4
2から射出された溶融樹脂は、取付プレート50の第2
のスプル52からスライド金形1の第2のスプル6を通
ってキャビティCに充填される。これにより、第1、2
の要素A、A’が成形される。このとき、切り欠き状の
接合部d、d’も当然ながら成形される。このようにし
て、1次成形により充填、成形された状態が図3に示さ
れている。
【0022】第1、2の要素A、A’がある程度冷却し
たら可動盤60により可動金形30を開く。また、スラ
イド金形1も開く。このとき、第2の要素A’はスライ
ド金形1の方に、そして第1の要素Aは可動金形30の
方に残っている。スライド金形1を下方位置へ、すなわ
ち2次成形位置へスライドさせる。可動金形30とスラ
イド金形1を開き、そして2次成形位置へスライドさせ
た状態は図4に示されている。2次成形位置は、第1、
2の要素A、A’が整合する位置であり、この位置で型
締めする。そうすると、第1、2の要素A、A’は、そ
の取付部c、c’で互いに突き合わされて型締めされ、
第1、2の要素A、A’の接合部d、d’によりキャビ
ティが形成される。スライド金形1が下方へスライドさ
れた2次成形位置では、取付プレート50の第1のスプ
ル51は、スライド金形1の第3のランナ4と連通し、
この第3のランナ4と連通している第3のスプル7は、
接合部d、d’により形成されるキャビティに連通して
いるので、第1の射出ユニット41から溶融樹脂を射出
する。溶融樹脂は、接合部d、d’に充填され、第1、
2の要素A、A’は、内部に空気層Kを有するようにし
て接合される。このような2次成形により接合され、2
次成形品HAが成形されたた状態は、図5に示されてい
る。
【0023】冷却固化を待って、可動金形30とスライ
ド金形1とを開く。接合された第1、2の要素A、A’
からなる2次成形品HAは、面積あるいは形状の差によ
り可動金形の凹部38の方に残っている。可動金形30
とスライド金形1とを開き、2次成形品HAが可動金形
の凹部38の方に残っている状態は、図6に示されてい
る。さらに可動金形30を開くと、エジェクタプレート
61によりエジェクタピン62、62が突き出る。これ
により、図7に示されているように、2次成形品HAが
可動金形30から取り出される。
【0024】上記のようにして成形された2次成形品H
Aを、図8に示されている3次成形用の金形に、ロボッ
ト等により装着する。すなわち、2次成形品HAの平板
部aが可動金形90の段部92に、そして取付部cが平
坦部93に保持されるようにして装着する。固定金形7
0の凹部71と可動金形90の凹部91は、同じ形状を
しているので、先に固定金形70の凹部71の方へ装着
してもよいが、可動金形90の方へ装着した例が図9に
示されている。装着したら型締めする。そうすると、2
次成形品HAの取付部c、c’の外周部と、固定金形7
0の小凹部75と、可動金形90の小凹部95とによ
り、図10に示されているように、シール部Sを成形す
るためのキャビティSCが形成される。
【0025】第3の射出ユニット86から軟質材例えば
熱可塑性エラストマーを射出する。溶融樹脂は、取付プ
レート80のスプル81から固定金形70のランナ78
に到る。ランナ78から2手に分かれて固定金形70の
スプル79、79からキャビティSC(SC)に充填さ
れる。この3次成形により取付部c、c’の縁周部にシ
ール部Sが一体的に成形される。このようにして軟質材
が充填された状態は、図11に示されている。冷却固化
を待って、可動金形90を開く。そすると、エジェクタ
プレート101によりエジェクタピン102、102が
突き出て、図12に示されているように、完成された空
気層を有するプラスチック製窓体Wが取り出される。以
下同様にして成形する。
【0026】本実施の形態によると、空気層を有するプ
ラスチック製窓体Wが金形で成形されるので、精度の高
いプラスチック製窓体を得ることができる。また、射出
成形で成形されるので、自動化が達成でき、安価に提供
できる利点もある。さらには、スライド金形あるいは可
動金形の凹部あるいはコアの面に模様を施すことによ
り、簡単に模様入りのプラスチック製窓体を提供するこ
ともできる。
【0027】上記実施の形態では、1、2次成形用の第
1の金形と、3次成形用の第2の金形とが別体になって
いるが、1個の金形で1〜3次成形ができる金形の第2
の実施の形態が図13に示されている。図13は1次成
形と、3次成形ができる型締め状態を示す図であるが、
同図から明らかなように、横線BーBで示す下半分が図
2に示されている1、2次成形用の第1の金形に相当
し、上半分が図8に示されている3次成形用の第2の金
形に相当している。本実施の形態によると、図2に示さ
れているスライド金形1と、図8に示されている固定金
形70が一体になってスライドし、図2に示されている
可動金形30と、図8に示されている可動金形90とが
共通化されている点で構成的に相違するが、全体として
は略同じであるので、前述した1、2次成形用の第1の
金形と、3次成形用の第2の金形と同じような作用を奏
する、主な部材に同じ参照数字を付けて構成に関する重
複説明はしない。以下、簡単に本実施の形態に係わる金
形を使用した成形例について説明する。
【0028】図13に示されているように、2次成形品
HAがスライド金形1(70)の凹部71と可動金形3
0(90)の凹部91に保持されている状態で型締め
る。そうして、第1、2の射出ユニット41、42から
第1、2の要素A、A’の成形用の溶融樹脂をキャビテ
ィC’、Cに射出する。これにより、1次成形が行われ
る。同時に第3の射出ユニット86から軟質材を射出す
る。この射出により3次成形が行われる。これにより、
2次成形品HAにシール部Sが一体的に成形された、空
気層を有するプラスチック製窓体Wが成形される。冷却
固化を待って可動金形30(90)を開く。そうする
と、プラスチック製窓体Wはエジェクタピン102、1
02により突き出される。
【0029】可動金型30(90)を開くと、第2の要
素A’はスライド金形1の方に残り、第1の要素Aは可
動金形30(90)に残った状態で開かれる。そこで、
スライド金形1(70)を、図13において下方の2次
成形位置へスライドさせる。そうして、型締めする。そ
うすると、前述したように第1、2の要素A、A’は、
その取付部c、c’で互いに突き合わされ、第1、2の
要素A、A’の接合部d、d’によりキャビティが形成
される。同様に、第1の射出ユニット41から溶融樹脂
を射出する。溶融樹脂は、接合部d、d’に充填され、
第1、2の要素A、A’は、内部に空気層Kを有するよ
うにして接合される。なお、この2次成形時には、3次
成形は行われない。
【0030】冷却固化を待って、可動金形30(90)
を開いて、2次成形品HAを取り出す。スライド金形1
(70)を図13に示されている位置へスライドさせ
て、取り出した2次成形品HAをスライド金形1(7
0)の凹部71と可動金形30(90)の凹部91に装
着する。そうして型締めする。これにより図13に示さ
れている状態になる。以下、同様にして成形する。第2
の実施の形態によると、1次成形と3次成形とが同時に
行われるので、成形効率が向上する効果があり、また金
形が1個でコスト的にも有利になる。
【0031】図14に、空気層を有するプラスチック製
窓体の他の実施の形態が示されている。すなわち、図1
に示されている構成要素と同じような構成要素には同じ
参照符号を付けて詳しい説明はしないが、図14の
(イ)には、図1の(イ)に示されている2次成形品で
あるプラスチック製窓体が示されている。この2次成形
品の本プラスチック製窓体も、窓枠等に別に形成された
シール部を介在させて取り付けることができることは明
らかである。図14の(ロ)には、浅い箱形を呈する第
1の要素Dと、板状の第2の要素Eとから構成されてい
るが、これらの第1、2の要素D、Eを手作業的に接合
形成することも、また図2に示されているような金形を
使用して射出成形により成形できることも明らかであ
る。このとき、第2の要素の縁周端部にシール部を一体
的に成形できることも明らかである。図14の(ハ)に
は、空気層Kが2層になったプラスチック製窓体が示さ
れている。本実施の形態によるプラスチック製窓体は、
図14の(ロ)に示されているプラスチック製窓体が背
中合わせの形になっているので、図14の(ロ)に示さ
れているプラスチック製窓体と同様にして形成あるいは
成形できることは明らかである。
【0032】図14の(ニ)には、取付部が格別に区画
されていない実施の形態が示されている。すなわち、本
実施の形態によるプラスチック製窓体は、浅い箱形の第
1、2の要素F、F’の開口部が互いに接合されて内部
に空気層Kを有するように形成されている。これらの第
1、2の要素F、F’を手作業的に接合形成すること
も、また図2に示されているような金形を使用して射出
成形により成形できることもできる。本実施の形態によ
ると、取付部が格別に区画されていないが、周縁部iを
取付部として窓枠に取り付けることができ、また周縁部
iに図8に示されているような第2の金形を使用して、
シール部を一体的に成形できることは明らかである。図
14の(ホ)には、第1、2の要素G、G’の平板部が
湾曲あるいはレンズ状に変形された実施の形態が示され
ている。本実施の形態に係わるプラスチック製窓体も、
前述した実施の形態と同様に手作業的に接合形成するこ
とも、また金形を使用して射出成形により成形できるこ
とも、さらにはシール部を成形できることも明らかであ
る。本実施の形態によると、平板部が変形されているの
で、レンズのような光学的効果が得られ、覗窓、観賞用
水槽等の窓体として好適である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる窓体は、
複数枚の板状体からその内側に空気層を有するように形
成されている本体部分と、該本体部を枠体に取り付ける
ための取付部分とからなり、本体部分と取付部分は、プ
ラスチック材から成形されていると共に、取付部分は本
体部分から外方へ延在する形で本体部分と一体的に成形
されているので、すなわち空気層を有するので、従来の
ガラス製の窓体と同様に断熱効果は大きい。また、取付
部分も備わっているので、容易に枠体に取り付けること
もできる。本発明による窓体は、窓体に要求される上記
のような効果を有すると共に、プラスチック材から成形
されているので、従来のガラス製の窓体に比較して軽量
である。したがって、運搬も取扱いも、さらには取付も
容易である。また、プラスチック材から成形されている
ので、破損の恐れも少なく、災害に強いという本発明に
特有の効果も得られる。また、他の発明によると、板状
体が湾曲あるいはレンズ状に変形されているので、上記
効果に加えて光学的な効果も得られ、取付部分にシール
材が一体的に成形されている発明によると、枠体に容易
に気密的に取り付けることができ、さらに他の発明によ
ると窓体が射出成形により成形されているので、窓体の
成形精度は高く、精度が要求される窓体として好適であ
る。また、成形方法の発明によると、上記のような優れ
た効果を有する空気層を有するプラスチック製窓体を1
〜3次成形により成形できるので、自動成形ができ、高
規格品を安価に提供できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる空気層を有する
プラスチック製窓体を示す図で、その(イ)は断面図、
その(ロ)、(ハ)は成形工程を示す模式的断面図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態に係わる第1の金型の断
面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係わる第1の金型を、
1次成形工程が終わった状態で示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係わる第1の金型を、
1次成形工程が終わって金型を開きスライドさせた状態
で示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係わる第1の金型を、
2次成形工程が終わった状態で示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係わる第1の金型を、
2次成形工程が終わって金型を開いた状態で示す断面図
である。
【図7】 本発明の実施の形態に係わる第1の金型を、
2次成形工程が終わって金型を開き2次成形品を取り出
している状態で示す断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態に係わる第2の金型の断
面図である。
【図9】 本発明の実施の形態に係わる第2の金型を開
いて、2次成形品を装着した状態で示す断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態に係わる第2の金型に
2次成形品を装着して閉じた状態で示す断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態に係わる第2の金型
を、3次成形が終わった状態で示す断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態に係わる第2の金型を
開いて、成形された窓体を取り出している状態を示す断
面図である。
【図13】 本発明の実施の形態に係わる金型の他の実
施の形態を示す断面図である。
【図14】 本発明の他の実施の形態に係わる空気層を
有するプラスチック製窓体を示す図で、その(イ)〜
(ホ)はそれぞれ異なる実施の形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
w 空気層を有するプラスチック製窓体 HA 2次成形品 K 空気層 A、A’D、E、F、F’G、G’ 第
1、2の要素 a 平板部 c 取付
部 d 接合部 1 スライド金型 10 凹部 20 コア 30 可動
金型 35 コア 38 凹部 70 固定金型 71 凹部 75 小凹部 90 可動
金型 95 小凹部 C、C’ 第1、2の要素成形用のキャビティ SC シール部成形用のキャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 正三 広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式 会社日本製鋼所内 Fターム(参考) 2E016 AA04 BA01 BA02 BA07 BA08 CA02 CB02 CC02 EA01 4F202 AA28 AA45 AH81 CA11 CB01 CK52 CK90

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の板状体からその内側に空気層
    (K)を有するように形成されている本体部分(A、
    A’、D、E、F、F’G、G’)と、該本体部を枠体
    に取り付けるための取付部分(c、c’、i、i’)と
    からなり、 前記本体部分と取付部分(c、c’、i、i’)は、プ
    ラスチック材から成形されていると共に、前記取付部分
    (c、c’、i、i’)は前記本体部分から外方へ延在
    する形で前記本体部分と一体的に成形されていることを
    特徴とする、空気層を有するプラスチック製窓体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の板状体からなる空気層
    (k)には、乾燥空気が封入されている、空気層を有す
    るプラスチック製窓体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の板状体(G、
    G’)が、湾曲あるいはレンズ状に変形している、空気
    層を有するプラスチック製窓体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載の取
    付部分(c、c’、i、i’)に、シール材(S)が一
    体的に成形されている、空気層を有するプラスチック製
    窓体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項に記載の窓
    体は、プラスチック材から射出成形により成形されてい
    る、空気層を有するプラスチック製窓体。
  6. 【請求項6】 一対の板状体からその内側に空気層
    (K)を有するように形成されている本体部分(A、
    A’、D、E、F、F’G、G’)と、該本体部分を枠
    体に取り付けるための取付部分(c、c’、i、i’)
    とからなり、前記本体部分と取付部分は、プラスチック
    材から成形されていると共に、前記取付部分は前記本体
    部分から外方へ延在する形で前記本体部分と一体的に成
    形され、該取付部分にシール材(S)が一体的に成形さ
    れている空気層を有するプラスチック製窓体を1〜3次
    射出成形により成形する成形方法であって、 1次成形で一対の板状体を取付部(c、c’、i、
    i’)と接合部(d、d’)とを有するように成形し、
    2次成形において前記1次成形により成形した一対の板
    状体を内側に空気層(K)を有するように接合部(d、
    d’)を接合して本体部分と取付部分とからなる2次成
    形品(HA)を成形し、3次成形において2次成形品の
    取付部分の縁周部にシール部(S)を成形することを特
    徴とする、空気層を有するプラスチック製窓体の成形方
    法。
  7. 【請求項7】 1、2次成形用の第1の金型と、3次成
    形用の第2の金型の組み合わせからなる金型であって、 前記第1の金型は、1次成形位置と2次成形位置とにス
    ライド可能なスライド金型(1、「70」)と、型開閉
    可能な可動金型(30、90)とからなり、 前記スライド金型(1)のパーティングライン(P)側
    には、凹部(10)とコア(20)が所定の間隔をおい
    て形成され、前記可動金型(30)のパーティングライ
    ン(P)側には、前記スライド金型(1)の凹部(1
    0)とコア(20)とに対応するコア(35)と凹部
    (38)とが形成され、 これらのコア(20、35)と凹部(10、38)は、
    前記スライド金型(1)が1次成形位置にスライドした
    ときは前記スライド金型(1)の凹部(10)と前記可
    動金型(30)のコア(35)とによりプラスチック製
    窓体の第2の要素(A’)を成形するためのキャビティ
    (C’)が形成されると共に、前記スライド金型(1)
    のコア(20)と前記可動金型(30)の凹部(38)
    とによりプラスチック製窓体の第1の要素(A)を成形
    するためのキャビティ(C)が形成され、前記スライド
    金型(1)が2次成形位置にスライドしたときは前記ス
    ライド金型(1)の凹部(10)と前記可動金型(3
    0)の凹部(38)とが整合すると共に、プラスチック
    製窓体の第1、2の要素を接合するためのキャビティが
    形成され、 前記第2の金型は、固定金型(70)と型開閉可能な可
    動金型(90)とからなり、前記固定金型(70)と可
    動金型(90)のパーティングライン(P)側には、前
    記第1の金型で成形される2次成形品(HA)を保持す
    る凹部(71、91)と、2次成形品(HA)の縁周部
    にシール部(S)を成形するための小凹部(75、9
    5)とが形成され、前記固定金型(70)と可動金型
    (90)の凹部(71、91)に2次成形品(HA)を
    保持して型締めすると、前記小凹部(75、95)によ
    り2次成形品(HA)の縁周部にシール部(S)を成形
    するためのキャビティ(SC)が形成されることを特徴
    とする空気層を有するプラスチック製窓体の成形用金
    型。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の第1の金型のスライド
    金型(1)と、第2の金型の固定金型(70)とが一体
    化されて1次成形位置と2次成形位置とにスライドする
    ように構成され、それによって前記第1の金型と第2の
    金型とが一体化されている、空気層を有するプラスチッ
    ク製窓体の成形用金型。
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