JP2000152548A - モータの軸受取付構造 - Google Patents

モータの軸受取付構造

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JP2000152548A
JP2000152548A JP10326279A JP32627998A JP2000152548A JP 2000152548 A JP2000152548 A JP 2000152548A JP 10326279 A JP10326279 A JP 10326279A JP 32627998 A JP32627998 A JP 32627998A JP 2000152548 A JP2000152548 A JP 2000152548A
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JP
Japan
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bearing
motor
bearing mounting
bearing fixing
coil type
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Pending
Application number
JP10326279A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Egawa
義弘 江川
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Nippon Keiki Works Ltd
Original Assignee
Nippon Keiki Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤を用いることなく、確実に固定でき、
外気と軸受け取付孔内の気圧との差を生じないようにし
て油漏れ原因を除去することにより信頼性の向上を図る
とともに取付寸法の高精度要求を不要にして切削工程を
省略する構成とすることによりコストダウンを実現でき
るモータの軸受け取付構造を提供する。 【解決手段】 モータ枠や風洞を形成するプラスチック
ハウジング1の軸受け取付孔1aにコイル状スプリング
3が圧入される。さらにコイル状スプリング3にボール
ベアリング2が圧入される。コイル状スプリング3を用
いているので、軸受け取付孔1aの内壁と馴染み、抜け
にくく、接着剤を用いる必要はなく、寸法精度も要求さ
れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの軸受け部
の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5および図6は、モータの軸受け部の
従来例を示す部分断面図で、軸受けにボールベアリング
およびスリーブベアリングをそれぞれ使用する場合であ
る。モータ枠とともに空気の流路を形成するプラスチッ
クベンチュリー13,17の軸受け取付孔13a,17
aに金属切削ハウジング11,15が圧入される。さら
に、金属切削ハウジング11にボールベアリング12
が、金属切削ハウジング15にスリーブベアリング16
がそれぞれ取り付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記取付構造はプラス
チック性のベンチュリー13,17に金属性のハウジン
グ11,15を圧着しており、両者の熱膨張率の相違か
ら温度(高温)ヒートショックテストにおいて保持力が
低下する問題があり、この状態で衝撃を受けた場合には
抜けてしまう場合があるという問題があった。そのた
め、両者が接触する壁に補強用の接着剤19,20を塗
布していた。また、圧入部分の嵌め合いをきつくすると
低温においてベンチュリーの軸受け取付孔13a,17
aが割れることがあり、そのため部品の寸法精度が求め
られ、部品のコスト高の要因になっていた。
【0004】さらに金属切削ハウジング11,15の寸
法についてもボールベアリング12,スリーブベアリン
グ16と金属切削ハウジング11,15とのガタつきを
なくすため寸法精度が求められ、ハウジング加工時のコ
スト高の要因になっていた。さらには、ボールベアリン
グ12,スリーブベアリング16の取付状態で、軸受け
取付孔13a,17aの他方端にゴミなどの混入防止用
の蓋14,18を取付け密閉させるように構成してある
ので、温度が上昇した場合には軸受け取付孔13a,1
7a内の圧力が増加して外気との間に圧力差が生じ、軸
受け内の油を流出させる原因になっていた。
【0005】本発明の目的は、上記諸問題を解決するも
ので、接着剤を用いることなく、確実に固定でき、外気
と軸受け取付孔内の気圧との差を生じないようにして油
漏れ原因を除去することにより信頼性の向上を図るとと
もに取付寸法の高精度要求を不要にして切削工程を省略
することによりコストダウンを実現できるモータの軸受
け取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によるモータの軸受け取付構造は、モータの枠
や支持部などを形成するプラスチックハウジングの軸受
け取付孔にコイル状スプリングを挿入し、前記コイル状
スプリングにロータシャフトの軸受けを圧入することに
より、前記軸受けをコイル状スプリングを介して前記プ
ラスチックハウジングの軸受け取付孔に取り付けるよう
に構成してある。また、本発明における前記コイル状ス
プリングは、横断面の形状を円形としてある。
【0007】
【作用】上記構成によれば、従来の諸問題はすべて解決
され、信頼性の高い、安価なモータの軸受け取付構造を
実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳しく説明する。図1は、本発明によるモー
タの軸受け構造の実施の形態を示す軸受け部付近の部分
断面図で、ボールベアリングを取り付けた場合である。
モータ枠や空気の流路を形成するプラスチックハウジン
グ1の軸受け取付孔1aにコイル状スプリング3が圧入
される。さらにコイル状スプリング3にボールベアリン
グ2が圧入される。プラスチックハウジング1の軸受け
取付孔1aの下端の開口部は蓋4により塞がれる。
【0009】プラスチックハウジング1の軸受け取付孔
1aの寸法精度は通常の精度で良く、寸法精度にバラツ
キがあって少し精度が落ちてもコイル状スプリング3が
プラスチックハウジング1の軸受け取付孔1aの内壁に
馴染み(食い込む)吸収される。また、コイル状スプリ
ング3は通気性があるため、シャフトを取り付けた状態
で蓋4と軸受け取付孔1aにより形成される空洞内の気
圧Aは外気Bの圧力と同じとなり、圧力差がなくなるた
め、ボールベアリング2の油漏れの原因を取り除くこと
ができる。
【0010】図2は、本発明によるモータの軸受け構造
の実施の形態を示す軸受け部付近の部分断面図で、スリ
ーブベアリングを取り付けた場合である。この実施の形
態はボールベアリング2の代わりにスリーブベアリング
5をコイル状スプリング3に圧入したもので、他の構成
部分は図1と同じである。図1,図2の構造は、コイル
状スプリング3の接触面がプラスチックハウジング1の
軸受け取付孔1aの内壁に食い込むため抜け防止とな
り、温度ショックによる衝撃で抜けるという問題は起き
にくくなる。また、接着剤を用いる必要もない。
【0011】図3は、図2の軸受け構造にロータを取り
付けた状態を示す部分断面図である。スリーブベアリン
グ5にロータ7に固定されたシャフト6が挿入されて、
モータが完成する。コイル状スプリング3を用いている
ので、上述したように軸受け取付孔内の空気はコイル状
スプリング3を通り抜け、外気と気圧差が生じることは
ない。また、ヒートショックによる抜け落ちなどのトラ
ブル発生を抑制できる。
【0012】図4は、本発明の応用例を示す部分断面図
である。金属切削ハウジング8にコイル状スプリング3
を挿入し、スリーブベアリング5を圧入している。この
ようにスリーブベアリングにおいては、金属切削ハウジ
ング8とスリーブベアリング5との間の通気孔を付ける
目的でも利用することができる。
【0013】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、ハウジ
ングの軸受け取付け孔にコイル状スプリングを入れ、そ
れに軸受けを圧入する構成であるので、プラスチック性
のハウジングを用いることができ、従来の金属切削加工
に比較し、ハウジングの製造費用が安価となり、モータ
の大幅なコストダウンを実現できる。また、ハウジング
の軸受け取付孔に挿入されるコイル状スプリングが取付
孔の壁に馴染んで(スプリングの表面がハウジングの軸
受け取付部の内壁の表面に食い込む)固定されるので、
ハウジングの軸受け部付近の寸法精度を従来ほど上げる
ことなく、精度良くしかも確実な取付が可能になった。
さらに、ハウジングの軸受け孔の裏側に取り付けられた
蓋と軸受け孔との間の空洞部分はコイル状スプリングを
通過して外部と繋がるため、気密状態にはならず、外部
気圧との圧力差がなくなる。そのため、圧力差によって
滲み出てくる軸受け部分に用いている油漏れを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモータの軸受け構造の実施の形態
を示す軸受け部付近の部分断面図で、ボールベアリング
を取り付けた場合である。
【図2】本発明によるモータの軸受け構造の実施の形態
を示す軸受け部付近の部分断面図で、スリーブベアリン
グを取り付けた場合である。
【図3】図2の軸受け構造にロータを取り付けた状態を
示す部分断面図である。
【図4】本発明の応用例を示す部分断面図である。
【図5】従来のモータの軸受け部の一例を示す軸受け部
付近の部分断面図である。
【図6】従来のモータの軸受け部の他の例を示す軸受け
部付近の部分断面図である。
【符号の説明】
1…プラスチックハウジング 2,12…ボールベアリング 3…コイル状スプリング 4,14,18…蓋 5,16…スリーブベアリング 6…シャフト 7…ロータ 8,11,15…金属切削ハウジング 13,17…ベンチュリー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの枠や支持部などを形成するプラ
    スチックハウジングの軸受け取付孔にコイル状スプリン
    グを挿入し、前記コイル状スプリングにロータシャフト
    の軸受けを圧入することにより、前記軸受けをコイル状
    スプリングを介して前記プラスチックハウジングの軸受
    け取付孔に取り付けることを特徴とするモータの軸受け
    取付構造。
  2. 【請求項2】 前記コイル状スプリングは、横断面の形
    状が円形であることを特徴とする請求項1記載のモータ
    の軸受け取付構造。
JP10326279A 1998-11-17 1998-11-17 モータの軸受取付構造 Pending JP2000152548A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004029471A1 (ja) * 2002-09-26 2004-04-08 Ntn Corporation 動圧軸受装置
CN101964573A (zh) * 2010-11-11 2011-02-02 无锡市中达电机有限公司 一种高压三相异步电动机的轴承配置结构
CN112377518A (zh) * 2020-10-30 2021-02-19 沈睿 一种滑动轴承

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