JP2000152013A - 画像読取装置、画像読取方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像読取装置、画像読取方法及び記憶媒体

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JP2000152013A
JP2000152013A JP10326673A JP32667398A JP2000152013A JP 2000152013 A JP2000152013 A JP 2000152013A JP 10326673 A JP10326673 A JP 10326673A JP 32667398 A JP32667398 A JP 32667398A JP 2000152013 A JP2000152013 A JP 2000152013A
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Tsutomu Utagawa
勉 歌川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易且つ確実に走査系のオーバーシュート等
に起因するACS動作の誤判定を解消し、白黒原稿をカ
ラー原稿と判定することにより複写時間が長くなってし
まったり、カラー原稿を白黒原稿として複写してしまう
ことを回避することを可能とする。 【解決手段】 CPU417は、レジスタ601〜60
6に画像先端領域(第1ミラーユニットの速度が安定し
ない領域)用の第1の閾値を設定してプリスキャンを開
始し、カウンタ20101でカラー画素の個数をカウン
トして、ACS信号の立ち上がりエッジに反応し、レジ
スタ601〜606に安定領域(第1ミラーユニットの
速度が安定している領域)用の第2の閾値を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置、画
像読取方法及び記憶媒体に関し、特にモノクロ読取とカ
ラー読取とを選択的に実行する画像読取装置に適用され
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー複写機においては、原稿画
像が白黒原稿の場合はブラック(BK)トナーのみで複
写画像を形成し、原稿画像がカラー原稿の場合にはマゼ
ンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック
(BK)4色のトナーを用いて複写画像を形成してい
る。そのため、複写動作開始前にプリスキャン動作を行
い、原稿が白黒原稿かカラー原稿かを判定(ACS動
作)している。
【0003】通常、カラー複写機においては、いわゆる
予備走査(プリスキャン)動作に要する時間が短いほど
原稿の複写時間に要する時間が短縮されるため、図12
に示すように、プリスキャン時の走査系の速度v2は複
写動作時の走査系の速度v1より速く設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プリスキャ
ン時の走査系の速度を速く設定したために、図12に示
すように、プリスキャン時の画像データ取り込み開始時
t1には走査系の速度にいわゆるオーバーシュートが発
生してしまい、原稿画像全体に対して微少な時間t1〜
t2の期間で読み取られる領域では原稿画像を正確に読
み取ることができずに、この微少領域の判定結果に基づ
き原稿画像全体の白黒/カラー判定を行うために、白黒
原稿をカラー原稿と判定したり、カラー原稿を白黒原稿
と判定してしまうACS動作の誤判定が発生してしまっ
ている。そこで、原稿全面に対する白黒原稿/カラー原
稿判定の閾値を緩く設定する方法も考えられるが、この
場合には、オーバーシュートの発生していない部分での
白黒原稿/カラー原稿判定基準までも緩くなってしま
い、ノイズの影響や演算誤差によりACS動作の誤判定
が発生してしまう可能性がある。
【0005】そこで本発明は、上記の問題点を解決すべ
く、容易且つ確実に走査系のオーバーシュート等に起因
するACS動作の誤判定を解消し、白黒原稿をカラー原
稿と判定することにより複写時間が長くなってしまった
り、カラー原稿を白黒原稿として複写してしまうことを
回避することを可能とする画像読取装置、画像読取方法
及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取装置
は、走査系を原稿の画像に対して相対的に移動させるこ
とにより前記画像をライン毎に電気信号として読み取る
画像読取装置であって、原稿画像全体を前記走査系で走
査することにより、原稿画像がモノクロ原稿かカラー原
稿かを変更可能な閾値に基づき判定する判定手段と、前
記判定手段の閾値を可変する可変手段と、前記走査系が
原稿を読み取ったライン数を計数する計数手段とを備
え、前記計数手段によりカウントされたライン数が所定
の値となるまでは、前記判定手段に第1の閾値を設定
し、前記計数手段によりカウントされたライン数が所定
の値となった以降は前記可変手段による変更で前記判定
手段に第2の閾値を設定し、原稿がモノクロ原稿かカラ
ー原稿かの判定を行ない、前記判定に基づいて、モノク
ロ読取とカラー読取とを選択的に実行する。
【0007】本発明の画像読取装置の一態様において、
前記第1の閾値が設定されている時間は、前記走査系に
よる予備走査の速度が上下変動を来している間の時間で
ある。
【0008】本発明の画像読取装置は、走査系を原稿の
画像に対して相対的に移動させて前記画像をライン毎に
読み取る画像読取装置であって、ライン数を計数し、前
記ライン数が所定の値となるまでは第1の閾値を設定
し、前記ライン数が所定の値となった以降は第2の閾値
に変更設定して、原稿がモノクロ原稿かカラー原稿かの
判定を行ない、前記判定に基づいて、モノクロ読取とカ
ラー読取とを選択的に実行する。
【0009】本発明の画像読取装置の一態様において、
前記第1の閾値が設定されている時間は、前記走査系に
よる予備走査の速度が上下変動を来している間の時間で
ある。
【0010】本発明の画像読取方法は、走査系を原稿の
画像に対して相対的に移動させて前記画像をライン毎に
読み取る画像読取方法であって、ライン数を計数し、前
記ライン数が所定の値となるまでは第1の閾値を設定す
るステップと、前記ライン数が所定の値となった以降は
第2の閾値に変更設定するステップと、原稿がモノクロ
原稿かカラー原稿かの判定を行うステップと、前記判定
に基づいて、モノクロ読取とカラー読取とを選択的に実
行するステップとを有する。
【0011】本発明の画像読取方法の一態様において、
前記第1の閾値が設定されている時間は、前記走査系に
よる予備走査の速度が上下変動を来している間の時間で
ある。
【0012】本発明の記憶媒体は、前記画像読取装置の
各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラ
ムをコンピュータ読み取り可能に格納している。
【0013】本発明の記憶媒体は、前記画像読取方法の
各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラ
ムをコンピュータ読み取り可能に格納している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、好ましい実施形態に基づ
き、本発明を説明する。以下の実施形態では本発明の適
応例として複写装置が示されるが、これに限る物ではな
く他の種々の装置に適応できることは勿論である。
【0015】図1に本実施形態の画像読取装置の外観を
示す。この図1において、201はイメージスキャナ部
であり、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分
である。また、202はプリンタ部であり、イメージス
キャナ201に読み取られた原稿画像に対応した画像を
記録用紙にフルカラーでプリント出力する部分である。
【0016】イメージスキャナ部201において、20
0は鏡面厚板であり、原稿台ガラス(以下プラテン)2
03上の原稿204は、ハロゲンランプ205の光で照
射され、原稿からの反射光は反射ミラー206,207
に導かれ、レンズ209により3ラインセンサ(以下セ
ンサ)210上に像を結び、フルカラー情報レッド
(R)、グリーン(G)、ブルー(B)成分として信号
処理部211に送られる。
【0017】なお、ハロゲンランプランプ205、反射
ミラー206を有する第1ミラーユニット2061は速
度vで、反射ミラー207を有する第2ミラーユニット
2071は1/2vでラインセンサの電気的走査方向
(以下、主走査方向)に対して垂直方向(以下、副走査
方向)に図示しないモータにより駆動されることによ
り、原稿全面を走査する。5102は標準白色板であ
り、ハロゲンランプ205使用時のセンサ210の読み
取りデータの補正データに用いる。
【0018】原稿がカラー画像の場合には、信号処理部
211では読み取られた信号を電気的に処理し、マゼン
タ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック
(BK)の各成分に分解し、プリンタ部202に送る。
また、イメージスキャナ部201における1回の原稿走
査(スキャン)につき、M,C,Y,BKのうち、1つ
の成分がプリンタ202に送られ、計4回の原稿走査に
より1回のプリントアウトが完成する。また、原稿が白
黒画像の場合には、信号処理部211では読み取られた
信号を電気的に処理し、ブラック(BK)成分の信号を
プリンタ部202に送る。
【0019】イメージスキャナ部201より送られてく
るM,C,Y,BKの画像信号は、レーザドライバ21
2に送られる。レーザドライバ212は画像信号に応
じ、半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光はポ
リゴンミラー214、fθレンズ215、ミラー216
を介し、感光ドラム217上を走査する。
【0020】218は回転現像器であり、マゼンタ現像
器219、シアン現像器220、イエロー現像器22
1、ブラック現像器222により構成され、4つの現像
器が交互に感光ドラムに接し、感光ドラム217上に形
成されたM,C,Y,BKの静電潜像を対応するトナー
で現像する。
【0021】223は転写ドラムであり、用紙カセット
224または225より給紙された用紙をこの転写ドラ
ム223に巻き付け、感光ドラム217上に現像された
トナー像を用紙に転写する。
【0022】このようにしてM,C,Y,BKの4色が
順次転写された後に、用紙は定着ユニット226を通過
して排紙される。
【0023】図2に本実施形態に用いたセンサ210の
構成を示す。ここで、210−1,210−2,210
−3は順にR,G,B波長成分を読み取るための受光素
子列である。
【0024】この3本の異なる光学特性をもつ受光素子
列は、R,G,Bの各センサが原稿の同一ラインを読み
取るべく互いに平行に配置されるように、同一のシリコ
ンチップ上にモノリシックに構成されている。
【0025】図3に受光素子の拡大図を示す。各センサ
は主走査方向に一画素当たり10μmの長さを持つ。各
センサはA3原稿の短手方向(297mm)を400d
piの解像度で読み取ることが出来るように、主走査方
向に5000画素が設けられている。また、R,G,B
の各センサのライン問距離は80μmであり、4001
piの副走査解像度に対して各8ラインずつ離れてい
る。更に、各ラインセンサはR,G,Bの所定の分光特
性を得るためにセンサ表面に光学的なフィルタが形成さ
れている。
【0026】図4を用いて、センサ210のR,G,B
のラインセンサの分光特性を説明する。各ラインセンサ
R,G,Bは所定の分光特性を得るためにセンサ表面に
光学的なフィルタが形成されている。
【0027】図4(A)は従来から用いられているR,
G,Bのフィルタの特性である。この図からもわかるよ
うに、従来のR,G,Bのフィルタは700nm以上の
赤外光に対して感度を有しているため、レンズ209に
図4(B)の赤外カットフィルタを設けている。
【0028】図5は、イメージスキャナ部201での画
像信号の流れを示すブロック図である。CCD210よ
り出力される画像信号は、アナログ信号処理部4001
に入力され、アナログ信号処理部4001内で8ビット
のデジタル画像信号に変換された後にシェーディング補
正部4002に入力される。
【0029】419は主走査アドレスカウンタであり、
HSYNCの立ち上がりエッジでリセットされ、CLK
信号のタイミングでカウントアップされ、13ビットの
主走査アドレス(Xアドレス)AX12〜AX0を発生
する。420は副走査アドレスカウンタであり、VSY
NC信号の”0”の区間でリセットされHSNCY信号
のタイミングでカウントアップされ、13ビットの副走
査アドレス(Yアドレス)AY12〜AY0を発生す
る。4008はデコーダであり、主走査アドレスカウン
タ419からの主走査アドレスをデコードして、シフト
パルスやリセットパルス等のライン単位のCCD駆動信
号を生成する。4201はデコーダであり、副走査アド
レスカウンタ420からの副走査アドレスをデコードし
て、所定のタイミングでACS信号を出力する。
【0030】図6は、アナログ信号処理部4001のブ
ロック図である。ここでは、R,G,Bの処理回路が全
て同一であるため、1色分の回路を示す。CCD210
から出力された画像信号は、サンプル・ホールド部(S
/H部)4101でアナログ信号の波形を安定させるた
めにサンプル・ホールドされる。CPU417は電圧コ
ントロール回路4103を介して、画像信号がA/D変
換器4105のダイナミックレンジをフルに活用できる
ように、可変増幅機4103及びクランプ回路4102
を制御する。A/D変換器4105はアナログ画像信号
を8ビットのデジタル画像信号に変換する。
【0031】8ビットのデジタル画像信号は、シェーデ
ィング補正部4002において、公知のシェーディング
補正手段によってシェーディング補正が施される。シェ
ーディングデータ読み取り時には、センサ210からの
読み取り信号に対して、CPUは標準白色板5102か
らの1ライン分の読み取り信号をラインメモリ4003
に蓄え、このラインメモリに記録された各画素の読み取
りデータを255レベルにするための乗算係数を画素毎
に求め、これを1ライン分の係数メモリ4006に蓄え
る。そして、実際の原稿読み取り時にセンサ210のラ
イン読み取りによる各画素の出力に同期してその画素に
対応する乗算係数を係数メモリから読み出して、乗算器
4007でセンサ210からの各画素信号にかけること
によりシェーディング補正を行う。
【0032】図2に示すように、センサ210の受光部
210−1,210−2,210−3は一定の距離を隔
てて配置されているため、ディレイ素子401,402
において、副走査方向の空間的ずれが補正される。具体
的にはB信号に対して副走査方向で先の原稿を読むR,
Gの各信号を副走査方向に遅延させB信号に合わせる。
403,404,405はlog変換器で、ルックアッ
プテーブルROMにより構成され、輝度信号が濃度信号
に変換される。406は公知のマスキング及びUCR回
路であり、詳しい説明は省略するが、入力された3原色
信号により、出力のためのY,M,C,BKの信号が多
読み取り動作のたびに順次所定のビット長例えば8ビッ
トで出力される。
【0033】図7は、本実施形態のイメージスキャナ部
における複写動作時の各部の動作タイミング図である。
VSYNC信号は、副走査方向の画像有効区間信号であ
り、”1”の区間において、画像読みとり(スキャン)
を行う順次(C)、(M)、(Y)、(BK)の出力信
号を形成する。VEは主走査方向の画像有効区間信号で
あり、”1”の区間において主走査開始位置のタイミン
グをとる。CLK信号は画素同期信号であり、0→1の
立ち上がりタイミングで画像データを転送する。
【0034】417はCPUであり各モードにおいて装
置の制御を行う。4009はウインドコンバータであ
り、CPU417の指示する特定レベル信号が入力され
たか否かの判定を行う。ブロック処理回路409では、
16×16のブロック処理を行い、ウインドコンパレー
タ4009の出力を16×16のブロックごとに処理す
る。418はCPU417に付加されたRAM/ROM
である。
【0035】図8は、図5のウインドコンパレータ40
09のブロック図であり、R,G,B各8ビットの画像
信号により各画素が白黒画素かカラー画素かを判定す
る。621,622,623では、入力されたR,G,
Bの画像信号を元に、G×128/R,B×128/
G,RX128/Bの演算を行い、演算結果を次段のコ
ンパレータ607,608,609,610,611,
612に出力する。607,608,609,610,
611,612はコンパレータであり、入力A,Bに対
しA>Bが成立したときのみ出力が1となる。
【0036】613は6入力のORゲートである。い
ま、レジスタ601,602,603,604,60
5,606にはCPU417によりそれぞれRGL,R
GH,GBL,GBH,BRL,BRHなる値が書き込
まれているとき、入力信号R,G,Bに対し、 RGL>G×128/RまたはGX128/R>RGH または、 GBL>B×128/GまたはB×128/G>GBH または、 BRL>RX128/BまたはR×128/B>BRH が成立しているときのみウインドコンパレータ4009
の出力は”1”になり、それ以外では”0”となる。
【0037】本実施形態では、第1ミラーユニット20
61の速度が安定していない図12に示すt1〜t2期
間では、ウインドコンパレータ4009の閾値を以下に
示すような値に調整し、R,G,B信号が、 60H>G×128/RまたはG×128/R>A0H または、 60H>B×128/GまたはB×128/G>A0H または、 60L>R×128/BまたはR×128/B>A0H を満たすときに各画素がカラー画像であると判定し、第
1ミラーユニット2061の速度が安定したt2以降で
は、ウインドコンパレータ4009の閾値を以下に示す
ような値に調整し、R,G,B信号が、 70H>GX128/RまたはG×128/R>90H または、 70H>B×128/GまたはB×128/G>90H または、 70L>RX128/BまたはRX128/B>90H を満たすときに各画素がカラー画像であると判定するも
のである。
【0038】図9は、図5に示した16×16ブロック
処理回路409の内部詳細を示す図である。701、7
02,703、…、714,715は15コの直列に配
置されたDフリップフロック(以下DFF)であり、入
力信号を画素クロックCLK信号で順次遅延させるもの
であり、VE=”0”すなわち、非画像区間で”0”に
クリアされる。738は5ビットのアップダウンカウン
タ、737はEX−ORゲート、740はANDゲート
であり、動作は以下の表1に基づく。
【0039】
【表1】
【0040】即ち、カウンタ738の出力は、VSYN
CまたはVEが”0”の区間で0にクリアされ、Xt=
Xt−15の時には保持され、Xt=1かつXt−15
=0の時にはカウントアップされ、Xt=0かつXt−
15=1の時にはカウントダウンされる。すなわち、結
果としては、Xt〜Xt−15の16のデータの総和
(=1の数)を出力する。
【0041】更にその出力は、DFF739を経て、1
ライン単位のFIFOメモリ721,722,723、
…、734,735により16ライン分のデータが同時
に加算器741に入力され、その総和が出力される。結
果として、16×16のウインドの中の1の数の総和S
UMが0〜256で出力される。
【0042】742はデジタルコンパレータであり、加
算器741の出力SUMと、CPU417により予め定
められた比較値TWとを比較し、その結果が”0”また
は”1”で出力される。
【0043】そこで、適当な数を予めTWにセットして
おくことで16X16のブロック単位でのノイズ除去を
行うことができる(ここでは、TW=128とする)。
【0044】20102はカウンタであり、16×16
ブロック処理回路409でノイズ除去された原稿のカラ
ー画素ブロック数をCLK信号によってカウントする。
本実施形態では8ビットのカウンタを用い、最大255
画素のカラー画素のカウントを行う。
【0045】20102は5入力のANDゲートであ
り、主走査区間信号VE、副走査区間信号VSYNC、
ACS信号(“H”)が発生しているときにウインドコ
ンパレータ4009から出力される2値化されたカラー
信号をカウンタ20101のイネーブル信号として与え
る。カウンタ20101はCPUからのCLR信号で”
0”にクリアされるが、このクリア信号でフリップフロ
ップ(F/F)20103はセットされ、ゲート201
02からの出力を有効にする。カラー画素がカウンタ2
0101の最大カウント数255を越えて入力された場
合には、カウンタ20101の出力が255になった時
点でRC信号が発生しF/F20103はリセットさ
れ、カウンタのイネーブル入力が強制的に”0”にな
り、カウンタの出力を255に保持する。
【0046】CPU417はカウンタ20101のカウ
ント結果をCNT信号として読み取り、カウント結果が
所定値以上(例えば128画素以上)の場合に原稿がカ
ラー原稿あることを検出する。
【0047】以下、実際の動作を図10のフローチャー
トを用いて説明する。オペレータがプラテン203に原
稿を設置し、図示しない操作部よりコピー動作をスター
トさせると、CPU417は、レジスタ601〜606
に画像先端領域(第1ミラーユニットの速度が安定しな
い領域)用の第1の閾値を設定する(ステップ1)。
【0048】次に、CPU417は図示しないモータを
制御し、第1ミラーユニット2061を移動させてプリ
スキャンを開始し、カウンタ20101でカラー画素の
個数をカウントする(ステップ2)。
【0049】次に、デコーダ4201では副走査アドレ
スカウンタ420から出力される副走査アドレスをデコ
ードし、図11に示すように、VSYNCと比較して数
ライン分(ここでは図12で示した(t2−t1)時間
に相当する期間)遅れて立ち上がるACS信号を出力す
る。CPU417ではデコーダ4201から出力された
ACS信号を割り込み端子に入力し、ACS信号の立ち
上がりエッジに反応して、レジスタ601〜606に安
定領域(第1ミラーユニットの速度が安定している領
域)用の第2の閾値を設定し(ステップ3)、原稿全面
のACS動作を終了させる。
【0050】次に、CPU417ではカウンタ2010
1のカウント結果を参照し、カラー画素のカウント値が
128以下となった場合には原稿が白黒原稿であると判
定し(ステップ4)、信号処理部211及びプリンタ部
202に白黒画像を複写するための設定を行い(ステッ
プ5)、カラー画素のカウント値が128以上となった
場合には原稿がカラー原稿であると判定し(ステップ
4)、信号処理部211及びプリンタ部202にカラー
画像を複写するための設定を行い(ステップ6)、次に
複写動作を実施し(ステップ7)、一連の動作を終了さ
せる。
【0051】以上説明したように、本実施形態の画像読
取装置によれば、プリスキャン時の画像先端部、即ち第
1ミラーユニット2061が所定の速度に安定していな
い領域とそれ以降の領域とで原稿が白黒画像かカラー画
像かの判定を行う信号処理部の閾値を変えることによ
り、容易且つ確実に第1ミラーユニット2061のオー
バーシュート等に起因するACS動作の誤判定を解消
し、第1ミラーユニット2061のオーバーシュート等
に起因するACS動作の誤判定を解消し、白黒原稿をカ
ラー原稿と判定することにより複写時間が長くなってし
まったり、カラー原稿を白黒原稿として複写してしまう
ことを回避することができる。
【0052】なお、本実施形態において説明した画像読
取装置の機能を実現するように、各種のデバイスを動作
させるためのプログラムコード自体及びそのプログラム
コードをコンピュータに供給するための手段や、画像読
取方法の各ステップ(図10のステップS1〜ステップ
S7など)を実現するためのプログラムコード自体及び
そのプログラムコードをコンピュータに供給するための
手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記憶
媒体は本発明の範疇に属する。
【0053】またこの場合、所定の記憶再生装置によ
り、記憶媒体に格納されているプログラムコードが読み
出され、EEPROMが動作する。かかるプログラムコ
ードを記憶する記憶媒体としては、例えばフロッピーデ
ィスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROM等を用いることができる。
【0054】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、本実施形態の機能が実
現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュ
ータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシス
テム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して
本実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラ
ムコードは本発明に含まれる。
【0055】更に、供給されたプログラムコードがコン
ピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された
機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、その
プログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボード
や機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一
部または全部を行い、その処理によって本実施形態の機
能が実現されるシステムも本発明に含まれる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、プリスキャン時の画像
先端部とそれ以降の領域とで原稿が白黒画像かカラー画
像かの判定を行う信号処理部の閾値を変えることによ
り、容易且つ確実に走査系のオーバーシュート等に起因
するACS動作の誤判定を解消し、第1ミラーユニット
のオーバーシュート等に起因するACS動作の誤判定を
解消し、白黒原稿をカラー原稿と判定することにより複
写時間が長くなってしまったり、カラー原稿を白黒原稿
として複写してしまうことを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像読取装置の外観を
示す模式図である。
【図2】本実施形態に用いた読取センサの構成を示す模
式図である。
【図3】ラインセンサの受光素子を拡大して示す模式図
である。
【図4】ラインセンサの分光特性を説明するための特性
図である。
【図5】イメージスキャナ部での画像信号の流れを示す
ブロック図である。
【図6】アナログ信号処理部を示すブロック図である。
【図7】イメージスキャナ部における複写動作時の各部
の動作タイミング図である。
【図8】図5で示したウインドコンパレータのブロック
図である。
【図9】図5に示した16×16ブロック処理回路の内
部詳細を示す回路図である。
【図10】本発明の実施形態に係る画像読取装置を用い
た複写動作を示すフローチャートである。
【図11】ACS信号を含む各種信号のタイミングチャ
ートである。
【図12】プリスキャン時及び複写動作時の走査系の速
度の時間変化を示す特性図である。
【符号の説明】
201 イメージスキャナ部 202 プリンタ部 203 プラテン 204 原稿 210 ラインセンサ 211 信号処理部 419 主走査アドレスカウンタ 601〜606 レジスタ 607〜612 コンパレータ 2061 第1ミラーユニット 4001 アナログ信号処理部 4002 補正部 4009 ウインドコンパレータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査系を原稿の画像に対して相対的に移
    動させることにより前記画像をライン毎に電気信号とし
    て読み取る画像読取装置において、 原稿画像全体を前記走査系で走査することにより、原稿
    画像がモノクロ原稿かカラー原稿かを変更可能な閾値に
    基づき判定する判定手段と、 前記判定手段の閾値を可変する可変手段と、 前記走査系が原稿を読み取ったライン数を計数する計数
    手段とを備え、 前記計数手段によりカウントされたライン数が所定の値
    となるまでは、前記判定手段に第1の閾値を設定し、前
    記計数手段によりカウントされたライン数が所定の値と
    なった以降は前記可変手段による変更で前記判定手段に
    第2の閾値を設定し、原稿がモノクロ原稿かカラー原稿
    かの判定を行ない、 前記判定に基づいて、モノクロ読取とカラー読取とを選
    択的に実行することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の閾値が設定されている時間
    は、前記走査系による予備走査の速度が上下変動を来し
    ている間の時間であることを特徴とする請求項1に記載
    の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 走査系を原稿の画像に対して相対的に移
    動させて前記画像をライン毎に読み取る画像読取装置に
    おいて、 ライン数を計数し、前記ライン数が所定の値となるまで
    は第1の閾値を設定し、前記ライン数が所定の値となっ
    た以降は第2の閾値に変更設定して、原稿がモノクロ原
    稿かカラー原稿かの判定を行ない、 前記判定に基づいて、モノクロ読取とカラー読取とを選
    択的に実行することを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の閾値が設定されている時間
    は、前記走査系による予備走査の速度が上下変動を来し
    ている間の時間であることを特徴とする請求項3に記載
    の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 走査系を原稿の画像に対して相対的に移
    動させて前記画像をライン毎に読み取る画像読取方法に
    おいて、 ライン数を計数し、前記ライン数が所定の値となるまで
    は第1の閾値を設定するステップと、 前記ライン数が所定の値となった以降は第2の閾値に変
    更設定するステップと、 原稿がモノクロ原稿かカラー原稿かの判定を行うステッ
    プと、 前記判定に基づいて、モノクロ読取とカラー読取とを選
    択的に実行するステップとを有することを特徴とする画
    像読取方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の閾値が設定されている時間
    は、前記走査系による予備走査の速度が上下変動を来し
    ている間の時間であることを特徴とする請求項5に記載
    の画像読取方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4の何れか1項に記載の画像
    読取装置の各手段としてコンピュータを機能させるため
    のプログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したこ
    とを特徴とする記憶媒体。
  8. 【請求項8】 請求項5又は6に記載の画像読取方法の
    各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラ
    ムをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴と
    する記憶媒体。
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