JP2000151378A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 アクティブ時のリーク電流による消費電力の
増加を抑え、かつ高速な動作を可能にする。 【解決手段】 ゲートが入力P1により制御され、動作電
位点VddとノードN2間に接続されるFETQp23と、ゲー
トが入力N1により制御され、第1のノードN2と第2のノ
ード間に接続されるFETQn23と、ゲートがノードN2で
制御され、第2のノードとGND間に接続されるFETQn2
5と、ゲートがノードN2で制御され、第2のノードと動
作電位点Vl間に接続されるFETQn26と、同様にしてゲ
ートが入力P1により制御され、第3のノードとノードP2
間に接続されるFETQp21と、ゲートがノードP2により
制御されるFETQp25と、ゲートがノードP2により制御
され、動作電位点Vhと第3のノードとの間にソースドレ
イン経路が接続されるFETQp26と、ゲートが入力N1に
より制御されるFETQn21を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
係わり、特にMOSトランジスタを用いた半導体集積回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種半導体集積回路においては、
高集積化、低消費電力化が進められている。半導体集積
回路においては、 MOSトランジスタのON−OFF
特性を決めるしきい値電圧Vtが存在する。ドライブ能
力を上げ、回路の動作速度を向上させるためには、しき
い値電圧Vtを小さくしなければならない。また、内部
電源Vddを低電圧化した場合でも、高速動作を保つた
めには、同様にVtを小さく設定する必要がある。
【0003】しかしながら、しきい値電圧Vtを小さく
すると、1993シンポジウム オン ブイ・エル・エ
ス・アイ サーキット ダイジェスト オブ テクニカ
ルペーパーズ(1993年)第45頁から第46頁(1
993 Symposium on VLSI Cir
cuits Digest of Technical
Papers, pp.45−46)に記されている
ように、リーク電流が急激に増加し、半導体集積回路の
消費電力が非常に大きくなるという問題を招く。
【0004】これを防止するために、1996アイ・イ
ー・イー・イー インターナショナル ソリッドステイ
ト サーキット コンファレンス ダイジェスト オブ
テクニカル ペーパーズ(1996年)第166頁か
ら第167頁(IEEE International
Solid State Circuits Con
ference Digest of Technic
al Papers,pp.166−167,199
6)によれば、スタンバイ時やアクティブ時等の動作状
態に応じて、基板バイアス電圧値を変化させ、MOSト
ランジスタのしきい値電圧を制御できる半導体集積回路
が提案されている。
【0005】また、アイ・イー・イー・イー ジャーナ
ル オブ ソリッドステイト サーキット,Vol3
0,No8(1995年)第847頁から第854頁
(IEEE JOURNAL OF SOLID−ST
ATE CIRCUIT,Vol30,No8,AUG
UST 1995)によれば、電源供給線と擬似電源供
給線を設け、これらの間にスイッチング用MOSトラン
ジスタを配し、主回路には、擬似電源供給線から電源を
供給する構成を取り、スタンバイ時には、スイッチング
用MOSトランジスタをOFFして主回路に電源を供給
しないことにより、低消費電力化を実現する提案がなさ
れている。しかしながら、これらの従来技術を用いて
も、アクティブ時に高速に動作させるためには、リーク
電流の増加が避けられない。
【0006】図24に従来の回路例として、3段のイン
バータを示す。(a)は等価回路、(b)は具体的回路
構成を示している。例えば、スタンバイ時にノードO1
が“L”レベルの場合は、O3が“L”レベルとなり、
ノードO2とO4が“H”レベルとなる。このとき、前
2段のインバータを見ると、トランジスタQ1とQ4を
通してリーク電流が流れるが、トランジスタのしきい値
を下げるとリーク電流が大幅に増加する。
【0007】一方、特開平7−162288によれば、
しきい値電圧Vtを変えずに、OFFからONに遷移す
るMOSトランジスタに入力する信号と、ONからOF
Fに遷移するMOSトランジスタに入力する信号に時間
差をつけ、後者の信号より前者の信号を早く伝搬させる
ことにより、高速動作を実現する提案がなされている。
しかしながら、前者の信号伝搬を早くすると、後者の信
号伝搬が遅くなるため、全体としては大幅な高速化効果
は望めない。この高速化効果は、高々10%程度である
ことが発明者らの検討により判明した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の半
導体集積回路においては、回路の動作速度を向上させ
る、あるいは、内部電源Vddを低電圧化した場合にも
高速動作を保とうとすると、アクティブ時のリーク電流
が増加するという問題があった。
【0009】本発明は、前記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、アクティブ時のリーク
電流による消費電力の増加を抑え、かつ高速に動作可能
な半導体集積回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を採用している。すなわ
ち、本発明は、ゲートが第1の入力により制御され、第
1の動作電位点と第1のノードとの間にソースドレイン
経路が接続された第1のpチャネルFETと、ゲートが
第2の入力により制御され、第1のノードと第2のノー
ドとの間にソースドレイン経路が接続された第1のnチ
ャネルFETと、ゲートが第1のノードで制御され、第
2のノードと第2の動作電位点との間にソースドレイン
経路が接続された第2のnチャネルFETと、ゲートが
第1のノードで制御され、第2のノードと第3の動作電
位点との間にソースドレイン経路が接続された第3のn
チャネルFETと、ゲートが第1の入力により制御さ
れ、第3のノードと第4のノードとの間にソースドレイ
ン経路が接続された第2のpチャネルFETと、ゲート
が第4のノードにより制御され、第1の動作電位点と第
3のノードとの間にソースドレイン経路が接続された第
3のpチャネルFETと、ゲートが第4のノードにより
制御され、第4の動作電位点と第3のノードとの間にソ
ースドレイン経路が接続された第4のpチャネルFET
と、ゲートが第2の入力により制御され、第4のノード
と第2の動作電位点との間にソースドレイン経路が接続
された第4のnチャネルFETと、からなることを特徴
とする。
【0011】また、本発明は、ゲートが第1の入力によ
り制御され、第1の動作電位点と第1のノードとの間に
ソースドレイン経路が接続された第1のpチャネルFE
Tと、ゲートが第2の入力により制御され、第1のノー
ドと第2の動作電位点との間にソースドレイン経路が接
続された第1のnチャネルFETと、ゲートが第1の動
作電位点で制御され、第1のノードと第2の動作電位点
との間にソースドレイン経路が接続された第2のnチャ
ネルFETと、ゲートが第1のノードで制御され、第1
の動作電位点と第2のノードとの間にソースドレイン経
路が接続された第2のpチャネルFETと、ゲートが第
2の入力により制御され、第2のノードと第2の動作電
位点との間にソースドレイン経路が接続された第3のn
チャネルFETと、ゲートが第2の動作電位点により制
御され、第1の動作電位点と第2のノードとの間にソー
スドレイン経路が接続された第3のpチャネルFET
と、からなることを特徴とする。
【0012】本発明を入力信号の動作の点から説明する
と、PMOSトランジスタ(あるいはPチャネルFE
T)とNMOSトランジスタ(あるいはNチャネルFE
T)を含んでなる半導体集積回路であって、PMOSト
ランジスタのゲートに第1の信号が入力され、NMOS
トランジスタのゲートに第2の信号が入力され、第1の
信号と第2の信号は異なる信号であり、第1の信号の最
大値がPL、最小値がPSであり、第2の信号の最大値
がNL、最小値がNSであるときに、PS≦NS< P
L≦ NLであることを特徴とする。
【0013】また、PMOSトランジスタとNMOSト
ランジスタを含んでなる半導体集積回路であって、PM
OSトランジスタのゲートに第1の信号が入力され、N
MOSトランジスタのゲートに第2の信号が入力され、
第1の信号と第2の信号は異なる信号であり、第1の信
号がPLとPSの間で変化し、第2の信号がNLとNS
の間で変化し、PMOSトランジスタのオン・オフのし
きい値であるゲート入力をPGとし、NMOSトランジ
スタのオン・オフのしきい値であるゲート入力をNGと
したとき、各値はPS、NS、NG、PG、PL、NL
の順に並ぶことを特徴とする。
【0014】ここで、NGとNLの差が、 NGとNS
の差より大きいことが望ましい。また、PGとPSの差
が、 PGとPLの差より大きいことも望ましい。
【0015】具体的には第1の信号はPLとPSの間で
変化する矩形波であり、第2の信号はNLとNSの間で
変化する矩形波(たとえばパルス)である。制御の容易
性から、これらの立ち上がりと立ち下がりのタイミング
は同期していることが望ましい。すなわち、位相が同じ
だが、波形の異なるパルス信号をPMOSトランジスタ
とNMOSトランジスタのゲートに与えて制御する。具
体的には、 PMOSトランジスタとNMOSトランジ
スタのHIGHとLOWがそれぞれ異なる。さらに具体的に
は、PMOSトランジスタは第1の信号の立ち下がりで
オンし、NMOSトランジスタは第2の信号の立ち上が
りでオンする。本発明では、第1の信号と第2の信号に
時間差(位相差)を設ける必要は特にない。
【0016】これらをまとめて好適な形態に構成する
と、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタを含
んでなる半導体集積回路であって、PMOSトランジス
タのゲートに第1のパルス信号が入力され、NMOSト
ランジスタのゲートに第2のパルス信号が入力され、第
1のパルス信号のHIGHの値と第2のパルス信号のHIGHの
値は異なり、第1のパルス信号のLOWの値と第2のパル
ス信号のLOWの値は異なり、第1のパルス信号のHIGHか
らLOWへの切り替えタイミングと第2のパルス信号のHIG
HからLOWへの切り替えタイミングは同期し、第1のパル
ス信号LOWのHIGHからへの切り替えタイミングと第2の
パルス信号LOWのHIGHからへの切り替えタイミングは同
期している。
【0017】さらに、具体例を示すと、第1のパルス信
号を形成する第1の回路と、第2のパルス信号を形成す
る第2の回路とを有し、第1の回路はソースドレイン経
路が直列に接続されたPMOSトランジスタおよびNM
OSトランジスタを有し、第2の回路はソースドレイン
経路が直列に接続されたPMOSトランジスタおよびN
MOSトランジスタを有している。
【0018】また、さらに具体例を示すと、第1の回路
のPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタは
ソースドレイン経路が第1の電位と第1の接続点に接続
され、第2の回路のPMOSトランジスタおよびNMO
Sトランジスタはソースドレイン経路が第2の電位と第
2の接続点に接続され、第1の接続点に対して第1のセ
レクタを介して第2の電位もしくは第3の電位が供給さ
れ、第2の接続点に対して第2のセレクタを介して第1
の電位もしくは第4の電位が供給される。
【0019】これらの回路を実現するのに好適な回路レ
イアウトについて言及すれば、第1の電位を給電する第
1の配線、第2の電位を給電する第2の配線、第3の電
位を給電する第3の配線、第4の電位を給電する第4の
配線が、平行に配置されていることが、コンパクトな回
路構成のために望ましい。これらの配線は同一の配線層
に配置してもよいが、面積の増大を嫌う場合には、異な
る配線層で構成して、上下に積層するように構成しても
良い。
【0020】さらに、本発明は、トランジスタの基板バ
イアスを制御してトランジスタのしきい値を変化させて
サブスレッショルドリーク電流を低減する技術と組み合
わせて用いることもできる。このためには、PMOSト
ランジスタの基板バイアス電位を供給する第5の配線
と、NMOSトランジスタの基板バイアス電位を供給す
る第6の配線が必要である。これらのレイアウトとして
は、第1の配線〜第6の配線が平行に配置することがで
きる。これらは同一の配線層に形成しても良い。また、
配線層に余裕がある場合は異なる配線層で構成して、上
下に重ねれば回路面積が縮小できる。
【0021】さらに、第1の配線〜第6の配線を3本ず
つにグループ分けし、第1のグループと第2のグループ
の間に、上記第1の回路、第2の回路、PMOSトラン
ジスタおよびNMOSトランジスタの少なくとも一つを
内蔵するセルを複数配置すれば、規則的なセル配置が実
現できる。このとき、基板バイアス電位を供給する配線
を省略することもできる。このときは2本ずつの2つの
グループとなり、これらの間にセルが配置される。
【0022】本発明は、従来の回路を適宜混在させて用
いることができる。典型的な例としては、演算機能を有
する論理ブロック、記憶機能を有するメモリブロックを
する半導体集積回路であって、論理ブロックの内部に、
第1の回路、第2の回路、PMOSトランジスタおよび
NMOSトランジスタを内蔵する本発明の回路(たとえ
ば後に図1に示す)を配置することができる。
【0023】あるいは、第1の回路ブロック、第2の回
路ブロックをする半導体集積回路であって、 第1のブ
ロックの内部に、PMOSトランジスタとNMOSトラ
ンジスタを含んでなる回路セルを有し、PMOSトラン
ジスタのゲートに第1のパルス信号が入力され、NMO
Sトランジスタのゲートに第2のパルス信号が入力さ
れ、第1のパルス信号のHIGHの値と第2のパルス信号の
HIGHの値は異なり、第1のパルス信号のLOWの値と第2
のパルス信号のLOWの値は異なり、第1のパルス信号のH
IGHからLOWへの切り替えタイミングと第2のパルス信号
のHIGHからLOWへの切り替えタイミングは同期し、第1
のパルス信号LOWのHIGHからへの切り替えタイミングと
第2のパルス信号LOWのHIGHからへの切り替えタイミン
グは同期している。
【0024】具体的には、第1のパルス信号を形成する
第1の回路と、第2のパルス信号を形成する第2の回路
とを第1の回路ブロック中に有し、第1の回路はソース
ドレイン経路が直列に接続されたPMOSトランジスタ
およびNMOSトランジスタを有し、第2の回路はソー
スドレイン経路が直列に接続されたPMOSトランジス
タおよびNMOSトランジスタを有する。
【0025】さらに具体的には、第1の回路のPMOS
トランジスタおよびNMOSトランジスタはソースドレ
イン経路が第1の電位と第1の接続点に接続され、第2
の回路のPMOSトランジスタおよびNMOSトランジ
スタはソースドレイン経路が第2の電位と第2の接続点
に接続され、第1の接続点に対して第1のセレクタを介
して第2の電位もしくは第3の電位が供給され、第2の
接続点に対して第2のセレクタを介して第1の電位もし
くは第4の電位が供給される。
【0026】第1の回路ブロックには、上記の回路構成
を実現するために、上記第1の電位を給電する第1の配
線、上記第2の電位を給電する第2の配線、上記第3の
電位を給電する第3の配線、上記第4の電位を給電する
第4の配線が平行に配置されている。
【0027】また、第2の回路ブロックには、従来の回
路を適用することにし、第1の配線〜第4の配線を平行
に配置し、第3の電位を給電する第3の配線、第4の電
位を給電する第4の配線が配置されていない。このよう
に、本発明の回路と従来の回路をブロック分けすると、
配線のためのスペースを節約でき、効率的な回路配置が
可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施例を説明する。
【0029】図1は、本発明の第1の実施例に係わる半
導体集積回路を示す回路構成図である。これは、1段の
NANDゲートおよび4段のインバータの例である。従
来のインバータは、nMOSトランジスタとpMOSト
ランジスタの各1個から構成するが、本実施例では、ま
ず1つのインバータを2分割する。例えば、Qp11,
Qn11で構成する第1のインバータ(第1のCMOS
回路)とQp13,Qn13で構成する第2のインバー
タ(第2のCMOS回路)に分ける。但し、Qp11,
Qn11,Qp13,Qn13のチャネル幅の合計は、
従来と同じになるようにできる。
【0030】次に、それぞれのインバータに、電圧源を
選択するためのセレクタを設ける。例えば、第1のイン
バータを構成するQp11のソースに、Qp15,Qp
16で構成する第1のセレクタを接続する。Qp15の
ソースには、電圧値Vddを持つ第1の電圧源を接続
し、Qp16のソースには、Vdd−Vt<Vh<Vd
d(Vtはしきい値電圧)となるように設定された電圧
値Vhを持つ第1のバイアス用電圧源を接続する。同様
に、第2のインバータを構成するQn13のソースに、
Qn15,Qn16で構成する第2のセレクタを接続す
る。Qn15のソースには、電圧値0を持つ第2の電圧
源を接続し、Qn16のソースには、0<Vl<Vtと
なるように設定された電圧値Vlを持つ第2のバイアス
用電圧源を接続する。
【0031】最後に、遅延用インバータを用いて、第1
および第2のインバータの出力から生成した電圧源選択
信号をセレクタに入力する。例えば、第1の遅延用イン
バータを構成するQp17,Qn17のゲートには、そ
れぞれ第1のインバータの出力と第2のインバータの出
力を接続し、第2の遅延用インバータのQp18,Qn
18のゲートには、共に第1の遅延用インバータの出力
を接続する。第1のセレクタおよび第2のセレクタを構
成するQp16,Qn16のゲートには、第1の遅延用
インバータの出力を接続し、Qp15,Qn15のゲー
トには、第2の遅延用インバータの出力を接続する。
【0032】同様な回路構成を、2段目(Qp21から
Qp28,Qn21からQn28)と3段目(Qp31
からQp38,Qn31からQn38)についても実施
する。但し、4段目はQp4とQn4の従来と同様のイ
ンバータ構成である。多段構成時の接続については、第
1のインバータの出力P1は次段のpMOS側(Qp2
1,Qp23)にのみ入力し、第2のインバータの出力
N1は次段のnMOS側(Qn21,Qn23)にのみ
入力する。これを繰り返して論理回路を構成する。
【0033】結局この構成では、ゲートが第1の入力P1
により制御され、第1の動作電位点Vddと第1のノードN
2との間にソースドレイン経路が接続された第1のpチ
ャネルFETQp23と、ゲートが第2の入力N1により制御
され、第1のノードN2と第2のノードとの間にソースド
レイン経路が接続された第1のnチャネルFETQn23
と、ゲートが第1のノードで制御され、第2のノードと
第2の動作電位点GNDとの間にソースドレイン経路が接
続された第2のnチャネルFETQn25と、ゲートが第1
のノードN2で制御され、第2のノードと第3の動作電位
点Vlとの間にソースドレイン経路が接続された第3のn
チャネルFETQn26と、ゲートが第1の入力P1により制
御され、第3のノードと第4のノードP2との間にソース
ドレイン経路が接続された第2のpチャネルFETQp21
と、ゲートが第4のノードP2により制御され、第1の動
作電位点Vddと第3のノードとの間にソースドレイン経
路が接続された第3のpチャネルFETQp25と、ゲート
が第4のノードP2により制御され、第4の動作電位点Vh
と第3のノードとの間にソースドレイン経路が接続され
た第4のpチャネルFETQp26と、ゲートが第2の入力
N1により制御され、第4のノードP2と第2の動作電位点
GNDとの間にソースドレイン経路が接続された第4のn
チャネルFETQn21とを含んでいる。
【0034】本実施例は、このように各信号線を入力、
出力共にpMOS側用とnMOS側用の2本に分けて構
成する。但し、初段の1段目は1つの信号に対して1本
にすることができるし、最終段の4段目は、通常のロジ
ックで受けて(但し、入力は2種類)1つの信号に対し
て1本の信号線に戻すこともできる。このように論理回
路群を構成して、論理回路群内は各信号2本を用いる
し、群の入、出力は1本に戻すことができ、第1図に記
載の本実施例と従来の方式(たとえば図24に開示の回
路)を組み合わせてもよい。
【0035】こうした場合の効果であるが、例えば、ノ
ードP1とN1が“L”レベルの場合には、その信号が
第1の遅延用インバータを通って、第2のセレクタを構
成するQp16,Qn16のゲートに入力され、Qp1
6がOFF、Qn16がONになる。さらに、第1の遅
延用インバータの出力は、第2の遅延用インバータを通
って第1のセレクタを構成するQp15,Qn15のゲ
ートに入力され、Qp15がON、Qn15がOFFに
なる。このため、ノードP1の電位は0のままである
が、ノードN1の電位は0からVlに引き上げられるこ
とになる。
【0036】結果として、ノードP1とN1が“L”か
ら“H”レベルに遷移する場合には、N1、すなわちn
MOS入力の立ち上がりは、従来のインバータに比べて
速くなる。
【0037】図2に上記で説明した図1の回路の動作を
示す。 nMOS入力の立ち上がりの部分を図2のAに
示す。ノードP1とN1が“L”レベルの場合には、ノ
ードP1の電位は0のままであるが、ノードN1の電位
は0からVlに引き上げられる。よって、本実施例は、
nMOSの入力がONし始める0からVtまでの無駄な
時間を削減するため、結果として動作スピードは向上す
る。
【0038】その後、ノードP1とN1が“H”レベル
になると、“L”レベルの場合と同様に、その信号が遅
延用インバータを通ってセレクタに入力され、Qp16
がON、Qn16がOFF、Qp15がOFF、Qn1
5がONになる。このため、ノードN1の電位はVdd
のままであるが、ノードP1の電位はVddからVhに
引き下げられることになる。
【0039】ノードP1とN1が“H”から“L”レベ
ルに遷移する場合にも同様に、P1、すなわちpMOS
入力の立ち下がりは、従来のインバータに比べて速くな
る。これを図2のBに示す。よって、pMOSがOFF
からONし始める時間が減り、結果として動作スピード
は向上する。その後、ノードP1とN1が“L”レベル
になると、前述の理由によりノードN1の電位は0から
Vlに引き上げられ、次の遷移に備えた状態になる。
【0040】このような動作を一般化していえば、この
実施例は、第1のパルス信号(N1)を形成する回路
と、第2のパルス信号(N2)を形成する回路と、ゲー
トに入力される第1のパルス信号の立ち上がりでオンす
る第1のトランジスタ(NMOSトランジスタ)と、ゲ
ートに入力される第2のパルス信号の立ち下がりでオン
する第2のトランジスタと(PMOSトランジスタ)を
有し、第1のトランジスタがオンする時点のゲート入力
信号の値(Vt)と第1の信号(N1)のLOWレベルの
差が、第1のトランジスタがオフする時点のゲート入力
信号の値(Vdd−Vt)と第1の信号(N1)のHIGH
レベルの差よりも小さく、第2のトランジスタがオンす
る時点のゲート入力信号の値と第2の信号(N2)のHI
GHレベルの差が、第2のトランジスタがオフする時点の
ゲート入力信号の値と第2の信号(N2)のLOWレベル
の差よりも小さくなっている。このような2種類の信号
を用いる構成により、ゲートに与える信号の振幅を変え
ずドライバビリテイを維持したまま、またトランジスタ
しきい値も変えずに、トランジスタが高速にオンできる
ようになっていることが理解できるであろう。
【0041】図2より明らかなように、第1のパルス信
号と第2のパルス信号の位相が同期しており、前掲の特
開平7−162288のようにトランジスタの入力に位
相ずれが生じることもないので制御や設計は簡単であ
る。さらに、図2より明らかなように、第1のトランジ
スタがオンする時点のゲート入力信号の値と第1の信号
のLOWレベルの差が、第1のトランジスタがオンする時
点のゲート入力信号の値と第2の信号のLOWレベルの差
よりも小さく、第2のトランジスタがオンする時点のゲ
ート入力信号の値と第2の信号のHIGHレベルの差が、第
2のトランジスタがオンする時点のゲート入力信号の値
と第1の信号のHIGHレベルの差よりも小さい。
【0042】図3は、横軸に本発明のインバータのゲー
ト遅延をとり、縦軸にリーク電流による消費電力比をと
ったグラフである。消費電力比は、従来のインバータの
消費電力を1として正規化した値である。図中の三角印
は、従来のインバータを使用した場合の結果を示し、各
三角印の傍には、MOSトランジスタのしきい値電圧V
tを示している。また、丸印は、本発明のインバータを
使用した場合の結果を示し、各丸印の傍には、バイアス
用電源Vh,Vlの電圧値を示している。
【0043】本発明では、電位差Vdd−Vhが大きい
ほど、またVlの電圧値が大きいほど、高速化効果が大
きくなる。例えば、電源Vddが2.5Vの下で、従来
のインバータ(Vt=0.7)ではゲート遅延が0.1
68nsecであるのに対して、本発明では、Vh=
2.2,Vl=0.3の場合には0.133nsecま
で、Vh=2.0,Vl=0.5の場合には0.108
nsecまで高速化できている。なお、本発明のMOS
トランジスタのVtは一律0.7である。
【0044】一方、本発明では、高速化にともなって消
費電力比が増加するが、Vtを下げて高速化を図る従来
の技術に比べて、消費電力比が小さくなる。例えば、ゲ
ート遅延が同じという条件下で比較すると、従来のイン
バータでは、Vt=0.4の場合に消費電力比が5.4
であるのに対して、本発明では、Vh=2.2,Vl=
0.3の場合に3.0になっている。これは、従来のイ
ンバータでは、ONしているMOSのソース・ドレイン
間電圧が常にVddであるのに対して、本発明では、V
hまたはVdd−Vlとなるケースがあり、短チャネル
の影響を受けてリーク電流が小さくなるためである。
【0045】図4は、横軸に電源Vddの電圧値をと
り、縦軸にインバータのゲート遅延比をとったグラフで
ある。図中の三角印は、従来のインバータ(Vt=0.
7)を使用した場合の結果を示し、丸印は、本発明のイ
ンバータ(Vh=2.0,Vl=0.5)を使用した場
合の結果を示している。ゲート遅延比は、電源Vddが
2.5Vの下での各インバータのゲート遅延を1として
それぞれ正規化した値である。
【0046】本発明では、Vddが低下した場合に、従
来のインバータに比べてゲート遅延の増加率が小さくな
る。例えば、Vdd=2.1の場合には、従来のインバ
ータのゲート遅延比が1.6であるのに対して、本発明
では1.3であり、Vdd=1.9の場合には、従来で
は2.3であるのに対して、本発明では1.6になって
いる。
【0047】したがって、本実施例を複数段組合せる
と、各段毎に高速化を図ることができる。また、本発明
は、アクティブ時の高速動作と低リーク電流を実現する
ものであるが、スタンバイ時に第1のバイアス用電圧源
の電圧値を下げ、第2のバイアス用電圧源の電圧値を上
げることにより、スタンバイ時のリーク電流も削減する
ことができる。例えば、第1のバイアス用電圧源1の電
圧値をVddに、第2のバイアス用電圧源2の電圧値を
0に設定すればよい。
【0048】図18は、横軸に温度をとり、縦軸にイン
バータのゲート遅延比をとったグラフである。
【0049】図中の三角印は、従来のインバータを使用
した場合の結果を示し、丸印は、本発明のインバータ
(Vh=2.2,Vl=0.3)を使用した場合の結果
を示している。ゲート遅延比は、温度が125℃の下で
の各インバータのゲート遅延を1としてそれぞれ正規化
した値である。
【0050】本発明では、温度が低下した場合に、従来
のインバータに比べてゲート遅延の減少率が大きくな
る。例えば、75℃の場合には、従来のインバータのゲ
ート遅延比が0.95であるのに対して、本発明では
0.90であり、−50℃の場合には、従来では0.7
9であるのに対して、本発明では0.64になってい
る。次にその理由を示す。
【0051】図19にMOSトランジスタのソースドレ
イン間電流と温度の関係の例を示す。温度が低下する
と、MOSトランジスタのソースドレイン間電流、すな
わち駆動能力が大きくなるが、一方ではしきい値電圧が
高くなる。従来のインバータでは、駆動能力が大きくな
る効果と、しきい値電圧上昇により動作速度が低下する
効果が相殺してしまうが、本発明では、温度低下ととも
にバイアス用電圧源Vlの電圧値を上げ、バイアス用電
圧源Vhの電圧値を下げて、しきい値上昇分を補償する
ことにより、動作速度が低下する効果を抑えることがで
きるためである。
【0052】図5は、図1に示した実施例のインバータ
2段目のレイアウトの平面図である。白抜きの領域はポ
リシリコン層を示し、網掛けの領域は第1メタル層を示
している。チャネルを形成するゲート電極に、図1に対
応するMOSトランジスタの名称(Qp11からQp1
8,Qn11からQn18)を付してある。それぞれの
MOSの働きは、前述した通りである。また、黒塗りの
正方形は入出力端子であり、nMOS,pMOSの入力
にはそれぞれN1,P1を付し、出力にはそれぞれN
2,P2を付してある。
【0053】前掲1996アイ・イー・イー・イー イ
ンターナショナル ソリッドステイト サーキット コ
ンファレンス ダイジェスト オブ テクニカル ペー
パーズなどに開示される従来のレイアウト図では、Vd
d(第1の電圧源),GND(第2の電圧源),Vbp
(p基板供給用電圧源),Vbn(n基板供給用電圧
源)の4種類の電源線だけを持つが、本実施例のレイア
ウト図では、さらにVh(第1のバイアス用電圧源),
Vl(第2のバイアス用電圧源)の2種類の電源線を必
要とする。
【0054】Vhの電源線は、Vddのそれと同様にp
MOSに給電することから、Vddに近接して平行に配
置し、逆にVlの電源線は、GNDのそれと同様にnM
OSに給電することから、GNDに近接して平行に配置
することが望ましい。これにより、電源線の無駄な引き
回しをしなくて済むのである。
【0055】図4は電源線にメタル1層のみを用いた場
合を示しているが、2層以上使用できる場合には、例え
ば、VddとVhの電源線を別の層にして重ね、GND
とVlの電源線を別の層にして重ねることにより、レイ
アウト面積を削減できる。
【0056】本実施例では、従来のインバータに比べ素
子数が増加するため、レイアウト面積は約2倍程度まで
増加する。なぜなら、第1のインバータと第2のインバ
ータのチャネル幅は、従来のインバータと同じにできる
し、遅延用インバータのチャネル幅は、セレクタのそれ
に比べて小さくできるので、セレクタが面積の増加分に
なる。一方、セレクタのチャネル幅は、第1のインバー
タと第2のインバータのそれと同じにできるからであ
る。
【0057】例えば、第1のセレクタを構成するQp1
5,Qp16に必要なチャネル幅は、第1のインバータ
を構成するQp11と直列接続することから、Qp11
のチャネル幅までで十分である。同様に、第2のセレク
タを構成するQn15,Qn16に必要なチャネル幅
は、第2のインバータを構成するQn13と直列接続す
ることから、Qn13のチャネル幅までで十分である。
なお、CMOS回路の素子数が多くなると、セレクタお
よび遅延用インバータによる素子数増加の影響が相対的
に小さくなるため、従来のCMOS回路と比較したレイ
アウト面積の増加は少なくなる。
【0058】図6は、本発明の第2の実施例に係わる半
導体集積回路を示す回路構成図である。第1の実施例で
はインバータの例を示したが、この実施例ではその他の
論理回路NAND,NORに本発明を適用した場合を示
す。従来と同じNANDゲートおよびNORゲートをそ
れぞれ2分割し、前述の電圧源セレクタと遅延用インバ
ータを付加することにより論理を構成する。このよう
に、本発明は全てのロジックに適用できる。
【0059】具体的には、まず1つのNANDゲートを
2分割し、1段目をQp11,Qp12とQn11,Q
n12からなる第1のNANDゲート(第1のCMOS
回路)と、Qp13,Qp14とQn13,Qn14か
らなる第2のNANDゲート(第2のCMOS回路)に
分ける。次に、Qp15,Qp16からなる第1のセレ
クタをQp11,Qp12のソースに接続し、Qn1
5,Qn16からなる第2のセレクタをQn12のソー
スに接続する。Qp15のソースには、電圧値Vddを
持つ第1の電圧源を接続し、Qp16のソースには、電
圧値Vhを持つ第1のバイアス用電圧源を接続する。ま
た、Qn15のソースには、電圧値0を持つ第2の電圧
源を接続し、Qn16のソースには、電圧値Vlを持つ
第2のバイアス用電圧源を接続する。最後に、第1の遅
延用インバータをなすQp17,Qn17のゲートに
は、それぞれ第1のNANDゲートの出力と第2のNA
NDゲートの出力を接続し、第2の遅延用インバータを
なすQp18,Qn18のゲートには、共に第1の遅延
用インバータの出力を接続する。第1のセレクタおよび
第2のセレクタをなすQp16,Qn16のゲートに
は、第1の遅延用インバータの出力を接続し、Qp1
5,Qn15のゲートには、第2の遅延用インバータの
出力を接続する。
【0060】2段目のNORゲートについても同様に、
1つのNORゲートを2分割し、1段目をQp21,Q
p22とQn21,Qn22からなる第1のNORゲー
ト(第1のCMOS回路)と、Qp23,Qp24とQ
n23,Qn24からなる第2のNORゲート(第2の
CMOS回路)に分ける。次に、Qp25,Qp26か
らなる第1のセレクタをQp21,Qp22のソースに
接続し、Qn25,Qn26からなる第2のセレクタを
Qn22のソースに接続する。Qp25のソースには、
電圧値Vddを持つ第1の電圧源を接続し、Qp26の
ソースには、電圧値Vhを持つ第1のバイアス用電圧源
を接続する。また、Qn25のソースには、電圧値0を
持つ第2の電圧源を接続し、Qn26のソースには、電
圧値Vlを持つ第2のバイアス用電圧源を接続する。最
後に、第1の遅延用インバータをなすQp27,Qn2
7のゲートには、それぞれ第1のNORゲートの出力と
第2のNORゲートの出力を接続し、第2の遅延用イン
バータをなすQp28,Qn28のゲートには、共に第
1の遅延用インバータの出力を接続する。第1のセレク
タおよび第2のセレクタをなすQp26,Qn26のゲ
ートには、第1の遅延用インバータの出力を接続し、Q
p25,Qn25のゲートには、第2の遅延用インバー
タの出力を接続する。
【0061】そして、1段目の第1のNANDゲートの
出力を、2段目のpMOSトランジスタQp21,Qp
23に入力し、第2のNANDゲートの出力を2段目の
nMOSトランジスタQn21,Qn23に入力する。
【0062】このような構成であっても、第1の実施例
と同様に動作が高速になるという効果が得られる。つま
り、pMOSトランジスタとnMOSトランジスタから
なるCMOS回路を用いた各種のロジックに適用するこ
とができるのである。
【0063】図16は、本発明の第3の実施例に係わる
半導体集積回路を示す回路構成図である。この実施例で
は、トランスミッションゲートを用いたセレクタ回路に
本発明を適用した場合を示す。(b)に示す本発明のセ
レクタ回路が、(a)に示す従来のセレクタ回路と異な
る点は、セレクタ回路を構成するインバータを本発明の
インバータに代えたことと、トランスミッションゲート
をそれぞれ2つに分割したことにある。
【0064】具体的には、まず本発明のインバータg1
601にセレクト信号S(N),S(P)を入力し、ト
ランスミッションゲートg1603とg1604にそれ
ぞれデータ信号I1(N),I1(P)を入力し、トラ
ンスミッションゲートg1605とg1606にそれぞ
れデータ信号I2(N),I2(P)を入力する。次
に、g1603とg1604をなすnMOSトランジス
タのゲートにはg1601の出力であるSB(N)を接
続し、pMOSトランジスタのゲートにはS(P)を接
続する。g1605とg1606をなすnMOSトラン
ジスタのゲートにはS(N)を接続し、pMOSトラン
ジスタのゲートにはg1601の出力であるSB(P)
を接続する。最後に、本発明のインバータg1602に
g1603とg1605の出力OB(N)と、g160
4とg1606の出力OB(P)を入力し、セレクタ回
路の出力信号O(N),O(P)を取り出す。このよう
な構成であっても、第1の実施例と同様に動作が高速に
なるという効果が得られる。
【0065】図17は、本発明の第4の実施例に係わる
半導体集積回路を示す回路構成図である。この実施例で
は、トランスミッションゲートを用いたフリップフロッ
プ回路に本発明を適用した場合を示す。(b)に示す本
発明のフリップフロップ回路が、(a)に示す従来のフ
リップフロップ回路と異なる点は、入力信号I1を伝搬
させるインバータを本発明のインバータに代えたこと
と、トランスミッションゲートをそれぞれ2つに分割し
たことにある。これらの変更は、第3の実施例と同様に
できる。このような構成であっても、第1の実施例と同
様に動作が高速になるという効果が得られる。
【0066】図7は、本発明の第5の実施例に係わる半
導体集積回路を示す回路構成図である。この実施例が第
1の実施例と異なる点は、電圧源選択用セレクタおよび
遅延用インバータに代えて、出力と電圧源を結ぶ抵抗を
設けることにある。例えば、1つのインバータを2分割
し、1段目をQp11,Qn11からなる第1のインバ
ータ(第1のCMOS回路)と、Qp13,Qn13か
らなる第2のインバータ(第2のCMOS回路)に分け
る。次に、Qn15からなる抵抗用MOSトランジスタ
のドレインには、第1のインバータの出力を接続し、Q
n15のゲートには、電圧値Vddを持つ第1の電圧源
を接続し、Qn15のソースには、電圧値0を持つ第2
の電圧源を接続する。同様に、Qp15からなる抵抗用
MOSトランジスタのドレインには、第2のインバータ
の出力を接続し、Qp15のゲートには第2の電圧源を
接続し、Qp15のソースには第1の電圧源を接続す
る。
【0067】これにより、第1の実施例と同様に、nM
OSおよびpMOSがOFFからONし始めるまでの無
駄な時間が削減できるため、動作スピードが向上すると
いう効果が得られる。
【0068】具体的には、ノードP1とN1が“L”レ
ベルの場合には、ノードP1の電位は0のままである
が、第2のインバータをなすQn13と、抵抗用MOS
トランジスタをなすQp15がONするため、ノードN
1の電位は、VddをQn13とQp15の抵抗比で分
割した電位(>0)まで引き上げられる。結果として、
ノードP1とN1が“L”から“H”レベルに遷移する
場合には、N1、すなわちnMOS入力の立ち上がり
は、従来のインバータに比べて速くなる。
【0069】図8に上記で説明した図7の回路の動作波
形を示す。図8のAにはnMOS入力の立ち上がり部を
示した。逆に、ノードP1とN1が“H”レベルの場合
には、ノードN1の電位はVddのままであるが、第1
のインバータをなすQp11と、抵抗用MOSトランジ
スタをなすQn15がONするため、ノードP1の電位
は、VddをQp11とQn15の抵抗比で分割した電
位(<Vdd)まで引き下げられる。結果として、ノー
ドP1とN1が“H”から“L”レベルに遷移する場合
には、P1、すなわちpMOS入力の立ち下がりは、従
来のインバータに比べて速くなる。この動作を図8のB
に示す。
【0070】このような構成であれば、従来のインバー
タに比べて抵抗用MOSトランジスタ2つだけ素子が増
えるが、第1の実施例に比べて素子数を少なくできる。
さらに、第1の実施例で必要であった2種類のバイアス
用電圧源が不要となる。
【0071】但し、正常動作のためには、“L”レベル
時のノードN1の電位がVtを超えないようにQp15
のチャネル幅を決め、“H”レベル時のノードP1の電
位がVdd−Vtを超えるようにQn15のチャネル幅
を決める必要がある。また、抵抗用MOSトランジスタ
により、第1の電圧源と第2の電圧源の間に直流パスが
形成されるため、第1の実施例に比べてリーク電流が多
くなる。また、スタンバイ時にQn15のゲート電位を
下げ、Qp15のゲート電位を上げることにより、スタ
ンバイ時のリーク電流を削減することができる。例え
ば、 Qn15のゲートの電圧値を0に、Qp15のゲ
ートの電圧値をVddに設定すればよい。
【0072】図9は、本発明の第6の実施例に係わる半
導体集積回路を示す回路構成図である。ここでは、目標
動作周波数を実現しつつ、リーク電流を抑えるために、
半導体集積回路を構成する信号経路のディレイに注目し
て、本発明の回路と従来の回路を使い分ける例について
説明する。
【0073】図9の回路は、フリップフロップf901
からf904、NANDゲートg901からg909で
構成されている。例えば、この回路を250MHzで動
作させるためには、フリップフロップf901にクロッ
ク信号CKが入力されてから、論理信号がフリップフロ
ップf902に到達するまでの経路のディレイと、フリ
ップフロップf903にクロック信号CKが入力されて
から、論理信号がフリップフロップf904に到達する
までの経路のディレイが4nsec以内であることが求
められる。
【0074】ここで、NANDゲートを従来の回路で構
成した場合のディレイを1nsec、本発明の回路で構
成した場合のディレイを0.7nsecとする。図中の
網掛けで示したNANDゲートg905からg909
は、本発明の回路で構成され、白抜きで示した素子は、
従来の回路で構成されている。これにより、フリップフ
ロップf901からf902に至る経路のディレイは4
nsec、フリップフロップf903からf904に至
る経路のディレイは3.8nsecとなり、双方とも目
標の4nsec以内が満たされる。なお、すべてのNA
NDゲートを従来の回路で構成した場合には、フリップ
フロップf903からf904に至る経路のディレイが
5nsecになってしまう。
【0075】一方、リーク電流については、NANDゲ
ートを従来の回路で構成した場合のリーク電流を1p
A、本発明の回路で構成した場合のリーク電流を10p
Aとする。すべてのNANDゲートを本発明の回路で構
成した場合の総リーク電流は90pAになるが、図に示
すように従来の回路を混在させることにより、総リーク
電流を45pAに抑えることができる。
【0076】図10は、図9に示した実施例の半導体集
積回路のレイアウトの平面図である。ここでは、論理ゲ
ートをすべて模式的に矩形で示している。網掛けをした
矩形、例えばg1001が本発明の回路で構成した論理
ゲートを示し、白抜きの矩形、例えばg1002が従来
の回路で構成した論理ゲートを示している。図中に、p
ath1001として図9のf901からf902に至
る経路、path1002としてf903からf904
に至る経路を示した。
【0077】図11は、本発明の第7の実施例に係わる
半導体集積回路を示す回路構成図である。ここでは、互
いに共有論理ゲートを持つ複数の信号経路において、本
発明の回路と従来の回路を適宜混在させる場合に、本発
明の回路の使用を最小限にするために、共通論理ゲート
に本発明の回路を多く使用する例について説明する。
【0078】図11の回路は、フリップフロップf11
01からf1103、論理ゲートg1101からg11
17により構成されている。例えば、f1101からf
1102に至る経路、およびf1101からf1103
に至る経路の目標とするディレイを9.5nsecとす
る。双方の経路とも11個の論理ゲートで構成されてお
り、9.5nsecのディレイを実現するためには、少
なくとも5個の素子を本発明の回路で構成する必要があ
る。
【0079】ここで、図に示す構成にすることにより、
本発明の回路で構成する論理ゲート数を最小にすること
ができる。また、このときの総リーク電流は62pAで
あり、共有箇所以外の論理ゲートを本発明の回路で構成
した場合の総リーク電流125pAに比べて、大幅に削
減することができる。
【0080】図12は、本発明の第8の実施例に係わる
半導体集積回路を示す回路構成図である。ここでは、互
いに共有論理ゲートを持ち、その中で合流または分岐箇
所となる論理ゲートが、本発明の回路で構成されている
複数の信号経路において、合流または分岐箇所となる論
理ゲートに隣接し、経路のディレイが大きい方の論理ゲ
ートに本発明の回路を使用する例を説明する。
【0081】図12の回路は、フリップフロップf12
01から、1つまたは複数の論理ゲートで構成される回
路c1201、論理ゲートg1201,g1202、論
理ゲート群gg1201を通ってフリップフロップf1
202に至る第1の経路、およびフリップフロップf1
201から、1つまたは複数の論理ゲートで構成される
回路c1201、論理ゲートg1201,g1203、
論理ゲート群gg1202を通ってフリップフロップf
1203に至る第2の経路で構成されている。従来の回
路で一律に構成すると、両経路ともに目標ディレイを超
えてしまうとする。ここで、両経路の共有論理ゲートで
あるg1201を、本発明の回路で構成することは前述
した。さらに、論理ゲート群gg1201とgg120
2に着目すると、gg1202はN段の論理ゲートで構
成され、gg1201はN+M段で構成されているた
め、gg1201を含む第1の経路が、gg1202を
含む第2の経路よりディレイが大きくなる。
【0082】このような場合には、本発明の回路で構成
されたg1201でファンアウトした第1の経路の論理
ゲートg1202を、本発明の回路で構成する。また、
必要に応じてgg1201の論理ゲートのいくつかを本
発明の回路で構成する。
【0083】図13は、本発明の半導体集積回路におけ
る電位供給線の配置図である。
【0084】これは、半導体集積回路上に、論理ゲート
を横一列に配置し、複数の列を縦方向に並べることによ
り論理ゲートを2次元的に配置し、さらに電源を供給す
るための動作電位供給線を配線した例である。ここで
は、簡単のため論理ゲートの内部のパターンを省略し、
矩形で示している。
【0085】図中では、電圧値Vddを持つ電源線(V
dd)、電圧値0を持つ電源線(GND)、電圧値Vh
を持つ電源線(Vh)、電圧値Vlを持つ電源線(V
l)をそれぞれ列に平行に配線した例を示しており、さ
らに列の左右に補強用に直角方向にも配線を施してあ
る。このように、電源線を縦横方向に規則的にレイアウ
トすることにより、レイアウト面積の増加を抑えること
が可能となる。
【0086】また、電源線Vh,Vlへの電位供給方法
であるが、外部から直接供給する他に、内部電圧発生回
路を設けて、それぞれに供給することもできる。
【0087】図20は、本発明の半導体集積回路におけ
る論理ゲートの配置図である。本発明では、新たに電源
線Vh,Vlが必要となるため、従来に比べてレイアウ
ト面積が増加するわけであるが、本発明の論理ゲートを
なるべくまとめて配置することにより、さらに面積の増
加を抑えることができる。
【0088】図20(a)は、半導体集積回路上に、論
理ゲートを横一列に配置し、複数の列を縦方向に並べる
ことにより論理ゲートを2次元的に配置し、さらに電源
を供給するための動作電位供給線を配線した例である。
ここでは、簡単のため論理ゲートの内部のパターンを省
略し、矩形で示している。丸印が付された矩形は本発明
の論理ゲートを示し、丸印のない矩形は従来の論理ゲー
トを示している。
【0089】また、図20(b)は本発明の論理ゲート
の配置領域と従来の論理ゲートの配置領域の面積比を
1:3で構成した例であるが、この比は、目標とする動
作周波数および目標とするリーク電流値および搭載する
論理回路によって決まる。本発明をゲートアレイに用い
る場合には、本発明の論理ゲートの使用率比の概略値を
予め見込んで、下地を形成しておくことになる。
【0090】図14に、本発明の半導体集積回路をマイ
クロプロセッサに適用した例について示す。主な構成ブ
ロックは、CPU(中央演算装置)、FPU(浮動小数
点演算ユニット)、キャッシュ(内臓メモリ)、BSC
(バス制御)、DMA(ダイレクトメモリアクセス)、
CPG(クロック制御)、INT(割込み制御)、Vh
およびVlの電源供給回路等であり、その内部のセルの
配置を矩形で模式的に表している。各ブロック内のセル
のうち、網掛けを施したものは本発明の回路で構成した
セルであり、白抜きのものは従来の回路で構成したセル
である。例えば、タイミングクリティカルな経路が多く
存在するCPU、FPU等は、本発明の回路で構成した
セルの数が多いことが分かる。逆に、タイミングに余裕
のあるINT等は、本発明の回路で構成したセルの割合
が少ない。
【0091】図21は、本発明の半導体集積回路をブロ
ック間バッファに適用した例を示す。これは、ブロック
b2101の出力信号を、長距離配線lw2103を介
してブロックb2102に転送する様子を示している。
本発明の論理ゲートは、b2101の出力端とb210
2の入力端に使用されている。なお、ここではインバー
タを用いた例を示しているが、これに限るものではな
く、各種のロジックで実施できる。
【0092】本発明の論理ゲートでは、従来の論理ゲー
トに比べて、しきい値電圧に達するまでに要する電荷の
移動量を少なくできるので、特に長距離配線等の大負荷
の場合に、動作速度を向上させるのに好適である。ま
た、lw2103の間の寄生容量の影響が大きくなるほ
ど、動作速度が速くなるので、lw2103を近接して
配置することがより好適である。
【0093】図22は、本発明の半導体集積回路をメモ
リアドレスデコーダに適用した例を示す。この実施例で
は、行デコーダと列デコーダに本発明の論理ゲートを使
用している。
【0094】図23には図22の詳細回路図を示す。こ
こでは、簡単のためSRAMやDRAM等のメモリセル
を矩形で示している。このような構成にすると、デコー
ド動作が高速になるため、メモリの読み出しおよび書き
込みが高速になるという効果が得られる。
【0095】図15は、CPUブロックについて、横軸
にサイクルタイム(最大経路ディレイ)をとり、縦軸
に、従来の回路で構成した論理ゲートに代えて、本発明
の回路で構成した論理ゲートを使用した比率(ゲート置
換率)をとったグラフである。
【0096】図中の消費電力比は、すべて従来の回路で
構成した論理ゲートを使用して本ブロックを設計した場
合の消費電力を1として正規化した値である。本ブロッ
クは、すべて従来の回路で構成した論理ゲートを使用し
た場合には、サイクルタイム5nsec(200MH
z)で動作する。
【0097】サイクルタイムを短くするほど、本発明の
回路で構成した論理ゲートを多く使用することになる。
例えば、サイクルタイム3.9nsec(256MH
z)で設計した場合には、ゲート置換率が約15%で消
費電力比が5になり、サイクルタイム3.3nsec
(303MHz)で設計した場合には、ゲート置換率が
約30%で消費電力比が10になっている。なお、電源
Vddの電圧値は2.5であり、本発明の論理ゲートで
使用するバイアス用電源Vh,Vlの電圧値は、それぞ
れVh=2.0,Vl=0.5である。ゲート置換率が
大きくなると消費電力比が著しく大きくなるため、ゲー
ト置換率を30%以内に保つことが望ましい。適切な消
費電力に抑えるためには、10%程度に抑えることがよ
り好適である。
【0098】このように、本発明によれば、アクティブ
時のリーク電流を低く抑えながら動作スピードを高速化
する回路を構成することが可能であり、さらに本発明の
回路と従来の回路を必要に応じて適宜使い分け、かつ本
発明の回路の使用を最小限に抑えることが可能であり、
高速動作と低消費電力を同時に実現することが可能にな
る。
【0099】さらに、しきい値電圧Vtが高いMOSト
ランジスタを使用して、低消費電力を図った場合でも、
高速動作を実現できる。
【0100】また、本発明は、アクティブ時の高速動作
と低リーク電流を実現するものであるが、スタンバイ時
に基板バイアス電源を制御することにより、しきい値電
圧を上げる公知の技術と組み合わせることも可能であ
る。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アクティブ時のリーク電流を低く抑えながら動作スピー
ドを高速化する回路を構成し、さらに本発明の回路と従
来の回路を必要に応じて適宜使い分け、かつ本発明の回
路の使用を最小限に抑えることにより、アクティブ時の
リーク電流による消費電力の増加を抑え、かつ高速に動
作可能な半導体集積回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係わる半導体集積回路を示す回
路構成図。
【図2】第1の実施例における動作原理を説明するため
の入力信号波形の模式図。
【図3】第1の実施例におけるゲート遅延と消費電力比
の関係を示す特性図。
【図4】第1の実施例における電源電圧とゲート遅延比
の関係を示す特性図。
【図5】第1の実施例における2段目ゲートのレイアウ
トの平面図。
【図6】第2の実施例に係わる半導体集積回路を示す回
路構成図。
【図7】第5の実施例に係わる半導体集積回路を示す回
路構成図。
【図8】第5の実施例における動作原理を説明するため
の入力信号波形の模式図。
【図9】第6の実施例に係わる半導体集積回路を示す回
路構成図。
【図10】第6の実施例における論理ゲートの配置図。
【図11】第7の実施例に係わる半導体集積回路を示す
回路構成図。
【図12】第8の実施例に係わる半導体集積回路を示す
回路構成図。
【図13】本発明の半導体集積回路における電位供給線
の配置図。
【図14】本発明の半導体集積回路をマイクロプロセッ
サに適用した実施例を示す模式図。
【図15】図14の実施例におけるサイクルタイムとゲ
ート置換率の関係を示す特性図。
【図16】第3の実施例に係わる半導体集積回路を示す
回路構成図。
【図17】第4の実施例に係わる半導体集積回路を示す
回路構成図。
【図18】第1の実施例における温度とゲート遅延比の
関係を示す特性図。
【図19】MOSトランジスタのソースドレイン間電流
と温度の関係を示す特性図。
【図20】本発明の半導体集積回路における論理ゲート
の配置図。
【図21】本発明の半導体集積回路をブロック間バッフ
ァに適用した実施例を示す模式図。
【図22】本発明の半導体集積回路をメモリアドレスデ
コーダに適用した実施例を示す模式図。
【図23】図22の実施例におけるデコーダを示す回路
構成図。
【図24】従来の3段のインバータの例を示す回路構成
図。
【符号の説明】
Qp(Qp11,Qp14,〜,Qp33,Qp4)…
pMOSトランジスタ Qn(Qn11,Qn14,〜,Qn33,Qn4)…
nMOSトランジスタ Vdd,GND,Vh,Vl…電位供給線 g901〜g1606…論理ゲート gg1201〜gg1202…論理ゲート群 f901〜f1203…フリップフロップ b2101〜b2102…機能ブロック lw2103…長距離配線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 直樹 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5F048 AA07 AB01 AB04 AB10 AC03 BB14 BE09 CC13 5J055 AX02 AX12 AX28 BX16 CX00 DX13 DX14 DX22 DX56 EY21 EZ00 EZ07 EZ12 EZ25 EZ29 EZ31 EZ39 EZ50 GX01 GX04 GX06 GX08 5J056 BB02 BB17 CC05 CC14 DD13 DD28 DD29 EE11 FF08 GG14 HH01 KK01 KK02 KK03

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲートが第1の入力により制御され、第1
    の動作電位点と第1のノードとの間にソースドレイン経
    路が接続された第1のpチャネルFETと、 ゲートが第2の入力により制御され、第1のノードと第
    2のノードとの間にソースドレイン経路が接続された第
    1のnチャネルFETと、 ゲートが第1のノードで制御され、第2のノードと第2
    の動作電位点との間にソースドレイン経路が接続された
    第2のnチャネルFETと、 ゲートが第1のノードで制御され、第2のノードと第3
    の動作電位点との間にソースドレイン経路が接続された
    第3のnチャネルFETと、 ゲートが第1の入力により制御され、第3のノードと第
    4のノードとの間にソースドレイン経路が接続された第
    2のpチャネルFETと、 ゲートが第4のノードにより制御され、第1の動作電位
    点と第3のノードとの間にソースドレイン経路が接続さ
    れた第3のpチャネルFETと、 ゲートが第4のノードにより制御され、第4の動作電位
    点と第3のノードとの間にソースドレイン経路が接続さ
    れた第4のpチャネルFETと、 ゲートが第2の入力により制御され、第4のノードと第
    2の動作電位点との間にソースドレイン経路が接続され
    た第4のnチャネルFETと、からなることを特徴とす
    る半導体集積回路
  2. 【請求項2】ゲートが第1の入力により制御され、第1
    の動作電位点と第1のノードとの間にソースドレイン経
    路が接続された第1のpチャネルFETと、 ゲートが第2の入力により制御され、第1のノードと第
    2の動作電位点との間にソースドレイン経路が接続され
    た第1のnチャネルFETと、 ゲートが第1の動作電位点で制御され、第1のノードと
    第2の動作電位点との間にソースドレイン経路が接続さ
    れた第2のnチャネルFETと、 ゲートが第1のノードで制御され、第1の動作電位点と
    第2のノードとの間にソースドレイン経路が接続された
    第2のpチャネルFETと、 ゲートが第2の入力により制御され、第2のノードと第
    2の動作電位点との間にソースドレイン経路が接続され
    た第3のnチャネルFETと、 ゲートが第2の動作電位点により制御され、第1の動作
    電位点と第2のノードとの間にソースドレイン経路が接
    続された第3のpチャネルFETと、からなることを特
    徴とする半導体集積回路
  3. 【請求項3】PチャネルFETとNチャネルFETを含
    んでなる半導体集積回路であって、 上記PチャネルFETのゲートに第1の信号が入力さ
    れ、 上記NチャネルFETのゲートに第2の信号が入力さ
    れ、 上記第1の信号と第2の信号は異なる信号であり、上記
    第1の信号の最大値がPL、最小値がPSであり、上記
    第2の信号の最大値がNL、最小値がNSであるとき
    に、 PS≦NS<PL≦ NLであることを特徴とする半導
    体集積回路。
  4. 【請求項4】PチャネルFETとNチャネルFETを含
    んでなる半導体集積回路であって、 上記PチャネルFETのゲートに第1の信号が入力さ
    れ、 上記NチャネルFETのゲートに第2の信号が入力さ
    れ、 上記第1の信号と第2の信号は異なる信号であり、上記
    第1の信号がPLとPSの間で変化し、上記第2の信号
    がNLとNSの間で変化し、 上記PチャネルFETのオン・オフのしきい値であるゲ
    ート入力をPGとし、 上記NチャネルFETのオン・オフのしきい値であるゲ
    ート入力をNGとしたとき、 各値はPS、NS、NG、PG、PL、NLの順に並ぶ
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】NGとNLの差が、 NGとNSの差より
    大きいことを特徴とする請求項4記載の半導体集積回
    路。
  6. 【請求項6】PGとPSの差が、 PGとPLの差より
    大きいことを特徴とする請求項4または5記載の半導体
    集積回路。
  7. 【請求項7】上記第1の信号はPLとPSの間で変化す
    る矩形波であり、上記第2の信号はNLとNSの間で変
    化する矩形波であり、これらの立ち上がりと立ち下がり
    のタイミングは同期していることを特徴とする請求項4
    乃至6のうちのいずれかに記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】上記PチャネルFETは第1の信号の立ち
    下がりでオンし、上記NチャネルFETは上記第2の信
    号の立ち上がりでオンすることを特徴とする請求項4乃
    至7のうちのいずれかに記載の半導体集積回路。
  9. 【請求項9】PチャネルFETとNチャネルFETを含
    んでなる半導体集積回路であって、 上記PチャネルFETのゲートに第1のパルス信号が入
    力され、 上記NチャネルFETのゲートに第2のパルス信号が入
    力され、 上記第1のパルス信号のHIGHの値と第2のパルス信号の
    HIGHの値は異なり、 上記第1のパルス信号のLOWの値と第2のパルス信号のL
    OWの値は異なり、 上記第1のパルス信号のHIGHからLOWへの切り替えタイ
    ミングと上記第2のパルス信号のHIGHからLOWへの切り
    替えタイミングは同期し、 上記第1のパルス信号LOWのHIGHからへの切り替えタイ
    ミングと上記第2のパルス信号LOWのHIGHからへの切り
    替えタイミングは同期し、ていることを特徴とする半導
    体集積回路。
  10. 【請求項10】上記第1のパルス信号を形成する第1の
    回路と、上記第2のパルス信号を形成する第2の回路
    と、を有し、 上記第1の回路はソースドレイン経路が直列に接続され
    たPチャネルFETおよびNチャネルFETを有し、 上記第2の回路はソースドレイン経路が直列に接続され
    たPチャネルFETおよびNチャネルFETを有し、 ていることを特徴とする請求項9記載の半導体集積回
    路。
  11. 【請求項11】上記第1の回路のPチャネルFETおよ
    びNチャネルFETはソースドレイン経路が第1の電位
    と第1の接続点に接続され、 上記第2の回路のPチャネルFETおよびNチャネルF
    ETはソースドレイン経路が第2の電位と第2の接続点
    に接続され、 上記第1の接続点に対して第1のセレクタを介して第2
    の電位もしくは第3の電位が供給され、 上記第2の接続点に対して第2のセレクタを介して第1
    の電位もしくは第4の電位が供給される、 ことを特徴とする請求項10記載の半導体集積回路。
  12. 【請求項12】上記第1の電位を給電する第1の配線、
    上記第2の電位を給電する第2の配線、上記第3の電位
    を給電する第3の配線、上記第4の電位を給電する第4
    の配線が、平行に配置されていることを特徴とする請求
    項11記載の半導体集積回路。
  13. 【請求項13】上記第1の電位を給電する第1の配線、
    上記第2の電位を給電する第2の配線、上記第3の電位
    を給電する第3の配線、上記第4の電位を給電する第4
    の配線が、同一の配線層に配置されていることを特徴と
    する請求項12記載の半導体集積回路。
  14. 【請求項14】上記PチャネルFETの基板バイアス電
    位を供給する第5の配線と、 上記NチャネルFETの基板バイアス電位を供給する第
    6の配線と、 を有し、上記第1の配線、第2の配線、第3の配線、第
    4の配線が、第5の配線、第6の配線が平行に配置され
    ていることを特徴とする請求項12または13記載の半
    導体集積回路。
  15. 【請求項15】上記PチャネルFETの基板バイアス電
    位を供給する第5の配線と、 上記NチャネルFETの基板バイアス電位を供給する第
    6の配線と、 を有し、上記第1の配線、第2の配線、第3の配線、第
    4の配線が、第5の配線、第6の配線が同一の配線層に
    配置されていることを特徴とする請求項12乃至14の
    うちのいずれかに記載の半導体集積回路。
  16. 【請求項16】上記第1の配線〜第6の配線を3本ずつ
    にグループ分けし、第1のグループと第2のグループの
    間に、上記第1の回路、第2の回路、PチャネルFET
    およびNチャネルFETの少なくとも一つを内蔵するセ
    ルを複数配置したことを特徴とする請求項14または1
    5記載の半導体集積回路。
  17. 【請求項17】演算機能を有する論理ブロック、記憶機
    能を有するメモリブロックをする半導体集積回路であっ
    て、上記論理ブロックの内部に、上記第1の回路、第2
    の回路、PチャネルFETおよびNチャネルFETを内
    蔵する請求項9乃至16のうちのいずれかに記載の半導
    体集積回路。
  18. 【請求項18】第1の回路ブロック、第2の回路ブロッ
    クをする半導体集積回路であって、 上記第1のブロックの内部に、PチャネルFETとNチ
    ャネルFETを含んでなる回路セルを有し、 上記PチャネルFETのゲートに第1のパルス信号が入
    力され、 上記NチャネルFETのゲートに第2のパルス信号が入
    力され、 上記第1のパルス信号のHIGHの値と第2のパルス信号の
    HIGHの値は異なり、 上記第1のパルス信号のLOWの値と第2のパルス信号のL
    OWの値は異なり、 上記第1のパルス信号のHIGHからLOWへの切り替えタイ
    ミングと上記第2のパルス信号のHIGHからLOWへの切り
    替えタイミングは同期し、 上記第1のパルス信号LOWのHIGHからへの切り替えタイ
    ミングと上記第2のパルス信号LOWのHIGHからへの切り
    替えタイミングは同期していることを特徴とする半導体
    集積回路。
  19. 【請求項19】上記第1のパルス信号を形成する第1の
    回路と、上記第2のパルス信号を形成する第2の回路と
    を上記第1の回路ブロック中に有し、 上記第1の回路はソースドレイン経路が直列に接続され
    たPチャネルFETおよびNチャネルFETを有し、 上記第2の回路はソースドレイン経路が直列に接続され
    たPチャネルFETおよびNチャネルFETを有し、 ていることを特徴とする請求項18記載の半導体集積回
    路。
  20. 【請求項20】上記第1の回路のPチャネルFETおよ
    びNチャネルFETはソースドレイン経路が第1の電位
    と第1の接続点に接続され、 上記第2の回路のPチャネルFETおよびNチャネルF
    ETはソースドレイン経路が第2の電位と第2の接続点
    に接続され、 上記第1の接続点に対して第1のセレクタを介して第2
    の電位もしくは第3の電位が供給され、 上記第2の接続点に対して第2のセレクタを介して第1
    の電位もしくは第4の電位が供給される、 ことを特徴とする請求項18記載の半導体集積回路。
  21. 【請求項21】上記第1の回路ブロックには、上記第1
    の電位を給電する第1の配線、上記第2の電位を給電す
    る第2の配線、上記第3の電位を給電する第3の配線、
    上記第4の電位を給電する第4の配線が、平行に配置さ
    れており、 上記第2の回路ブロックには、上記第1の電位を給電す
    る第1の配線、上記第2の電位を給電する第2の配線が
    平行に配置されており、上記第3の電位を給電する第3
    の配線、上記第4の電位を給電する第4の配線が配置さ
    れていないことを特徴とする請求項20記載の半導体集
    積回路。
  22. 【請求項22】第1のパルス信号を形成する回路と、 第2のパルス信号を形成する回路と、 ゲートに入力される上記第1のパルス信号の立ち上がり
    でオンする第1のトランジスタと、 ゲートに入力される上記第2のパルス信号の立ち下がり
    でオンする第2のトランジスタとを有し、 上記第1のトランジスタがオンする時点のゲート入力信
    号の値と上記第1の信号のLOWレベルの差が、上記第1
    のトランジスタがオフする時点のゲート入力信号の値と
    上記第1の信号のHIGHレベルの差よりも小さく、 上記第2のトランジスタがオンする時点のゲート入力信
    号の値と上記第2の信号のHIGHレベルの差が、上記第2
    のトランジスタがオフする時点のゲート入力信号の値と
    上記第2の信号のLOWレベルの差よりも小さいことを特
    徴とする半導体集積回路。
  23. 【請求項23】上記第1のパルス信号と第2のパルス信
    号の位相が同期していることを特徴とする請求項22記
    載の半導体集積回路。
  24. 【請求項24】上記第1のトランジスタがオンする時点
    のゲート入力信号の値と上記第1の信号のLOWレベルの
    差が、上記第1のトランジスタがオンする時点のゲート
    入力信号の値と上記第2の信号のLOWレベルの差よりも
    小さく、 上記第2のトランジスタがオンする時点のゲート入力信
    号の値と上記第2の信号のHIGHレベルの差が、上記第2
    のトランジスタがオンする時点のゲート入力信号の値と
    上記第1の信号のHIGHレベルの差よりも小さいことを特
    徴とする請求項22または23記載の半導体集積回路。
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