JP2000151166A - ヒートシンク - Google Patents

ヒートシンク

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JP2000151166A
JP2000151166A JP10315133A JP31513398A JP2000151166A JP 2000151166 A JP2000151166 A JP 2000151166A JP 10315133 A JP10315133 A JP 10315133A JP 31513398 A JP31513398 A JP 31513398A JP 2000151166 A JP2000151166 A JP 2000151166A
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fins
fluid
heat sink
heat
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JP10315133A
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English (en)
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Masataka Mochizuki
正孝 望月
Koichi Masuko
耕一 益子
Yuji Saito
祐士 斎藤
Katsuo Eguchi
勝夫 江口
Nuyen Tan
ニューエン タン
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体が内部で淀むことなく、効率よく熱源と
熱交換することができるヒートシンクを提供する。 【解決手段】 ヒートシンク1のベース2に組み付けら
れている複数枚のフィン3とフィン3の間隙に空気を吹
き込むファン9との間に、カバー4の天板5が、それに
穿設されている二つのスリット8の長手方向がフィン3
の厚さ方向と平行になるように設けられているととも
に、突起部11が、ファン9の回転軸10に向かって延
出し、かつ、フィン3の延出方向における断面がファン
9側が頂点となるとともにベース2側が底辺となってお
り、さらに母線が内側に凹む曲線からなる錘状形となっ
ている柱状体に形成されている突起部11が、フィン3
の間隙にベース2とフィン3とに一体化して形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱源の熱交換面
積を増大させるヒートシンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、パソコン等のコンピュータの筐
体内部には中央演算処理装置(以下、CPUと記す)等
の発熱源が種々設けられている。そして、これらの発熱
源を効率よく冷却するために、これらの発熱源にヒート
シンクを設けるとともに、そのヒートシンクに冷却風を
強制的に吹き込むファンを該ヒートシンクに設けること
が従来行われている。
【0003】その一例を図4と図5とに示す。ここに示
すヒートシンク31は、平板状のベース32と複数枚の
平板状のフィン33、そして断面がコの字状であって、
対向する二つの面が開口しているカバー34とから構成
されている。なお、このカバー34は平板状の天板35
と、その天板35からその厚さ方向に延出する側壁36
と、その側壁36からその厚さ方向に延出するフランジ
37とから構成されている。そして、その天板35に
は、その表裏を連通する矩形状のスリット38が、その
長手方向がフィン33の延出方向とは直交するように四
条穿設されている。
【0004】そして、複数枚のフィン33が互いに平行
になるように、それらの一端部をベース32の一方の表
面に一体化して組み付けられている。また、フィン33
が組み付けられているベース32の表面とは反対側の表
面には、発熱源であるCPU(図示せず)がベースと熱
伝達可能に取り付けられている。さらに、ベース32と
一体化しているフィン33の一端部とは反対側の他端部
は、カバー34の天板35と一体化して接合されてい
る。そしてカバー34は、そのフランジ37がベース3
2に接合されることによって、ベース32に固着されて
いる。
【0005】さらに、フィン33が一体化されているカ
バー34の天板35の表面とは反対側の表面には、ファ
ン39が設けられている。このファン39は、ヒートシ
ンク31の外部を流通する空気を吸引し、冷却風とし
て、カバー34に穿設されたスリット38を介してフィ
ン33の間隙に吹き込むためのものである。
【0006】次に、このヒートシンクの一例の作用につ
いて説明する。CPUが作動することにより発生した熱
が、ヒートシンク31のベース32に伝達される。そし
て、ベース32に伝達された熱がそれに一体化され組み
付けられたフィン33に伝達される。
【0007】また、ファン39に通電されることによ
り、ファン39が回転する。そして、ファン39の回転
によってヒートシンク31の近傍を流通している空気4
0が冷却風となってスリット38を介してフィン33の
間隙に吹き込まれる。そして、フィン33やベース32
から空気40に熱が伝達される。その後、熱が伝達され
た空気40がカバー34の開口部からヒートシンク31
の外部に排出される。その結果、CPUが冷却される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィン
33の間隙に吹き込まれた空気40は、図5に示すよう
に、フィン33に沿って流動しながらフィン33から熱
を吸収した後、ベース32の表面に衝突する。そして、
フィン33の長手方向に二つに別れて流動する。そのた
め、ベース32の表面の中心部では、逆方向同士の空気
40の流れが衝突し混合する。その結果、その位置やそ
の近傍で空気40が淀み、受熱した空気40がヒートシ
ンク31の外部に流動せず、効率よくCPUを冷却する
ことができない可能性があった。
【0009】また、ファン39が回転すると、ファン3
9の径方向における外方の位置と内方の位置とでは、内
方の位置の回転速度が外方の位置の回転速度よりも遅い
ために、フィン33の間隙への空気40の流入量が、ベ
ース32の表面の中心部ではベース32の表面の端部よ
りも少なくなる。そのために、ベース32の表面の中心
部では端部よりも気圧が小さくなり、ベース32の表面
の中心部に空気40を巻き込む。その結果、ベース32
の中心部においてさらに空気40が淀み、効率よくCP
Uを冷却することができない可能性があった。
【0010】この発明は上記の事情を背景にしてなされ
たものであり、流体が内部で淀むことなく、効率よく熱
源と熱交換することができるヒートシンクを提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段およびその作用】上述の目
的を達成するために、請求項1に記載した発明は、発熱
もしくは吸熱する熱交換対象箇所の表面に熱授受可能に
設けられるベースに、複数のフィンが、それらの一端部
が一体化されて起立状態に組み付けられているととも
に、前記フィンの前記ベースと組み付けられている一端
部とは反対側の他端部の側から前記フィンの間に流体を
吹き込む流体吹き込みファンが設けられたヒートシンク
において、前記流体吹き込みファンに対向する前記ベー
スの表面の位置に、前記流体吹き込みファンの回転中心
に向かって延出する突出部が設けられていることを特徴
とするものである。
【0012】したがって、請求項1に記載した発明で
は、流体吹き込みファンの回転中心に向かって延出する
突起部が形成されていることによって、フィンの間隙に
吹き込まれた流体が整流され、流体が衝突して混合する
ことを防ぐことができる。また、ベースの中心部の気圧
が低下することによって、流体がベースの中心部に巻き
込まれることを防ぐことができる。その結果、流体がフ
ィンの間隙において淀むことを防ぐことができるので、
効率よくフィンの間隙に流体を流通させることができ、
効率の高いヒートシンクを得ることができる。
【0013】また、請求項2に記載した発明は、発熱も
しくは吸熱する熱交換対象箇所の表面に熱授受可能に設
けられるベースに、複数のフィンが、それらの一端部が
一体化されて起立状態に組み付けられているとともに、
前記フィンの前記ベースと組み付けられている一端部と
は反対側の他端部の側から前記フィンの間に流体を吹き
出す流体吹き出しファンが設けられたヒートシンクにお
いて、前記流体吹き出しファンに対向する前記ベースの
表面の位置に、前記流体吹き出しファンの回転中心に向
かって延出する突出部が設けられていることを特徴とす
るものである。
【0014】したがって、請求項2に記載した発明で
は、流体吹き出しファンの回転中心に向かって延出する
突起部が形成されていることによって、ファンが回転す
ることによってフィンの間隙に吹き込まれた流体が整流
され吹き出されるので、流体が衝突して混合することを
防ぐことができる。また、ベースの中心部の気圧が低下
することによって、流体がベースの中心部に巻き込まれ
ることを防ぐことができる。その結果、流体がフィンの
間隙において淀むことを防ぐことができるので、効率よ
くフィンの間隙に流体を流通させることができ、効率の
高いヒートシンクを得ることができる。
【0015】さらに、請求項3に記載した発明は、請求
項1または請求項2に加えて、前記フィンが複数枚の平
板材から形成され、互いに略平行に組み付けられている
とともに、前記突出部が前記フィンの間に存在する間隙
であって、前記流体吹き込みファンもしくは前記流体吹
き出しファンの回転中心に対向する前記ベースの表面の
位置を通って前記フィンの厚さ方向に延出する直線上の
前記ベースの表面の位置に組み付けられ、さらに、前記
フィンの延出方向における前記突出部の断面が、前記流
体吹き込みファンもしくは前記流体吹き出しファン側を
頂点とし前記ベース側を底辺として、母線が内方に凹む
曲線からなる錐状形である柱状体に形成されていること
を特徴とするものである。
【0016】したがって、請求項3に記載した発明で
は、フィンの延出方向における突出部の断面が、その母
線が内方に凹む曲線からなる錐状に形成されていること
によって、流体が突起部に沿って流動しやすくなり、流
体の整流効果が増大する。その結果、流体が衝突・混合
して淀むことを確実に防ぐことができ、さらに効率の高
いヒートシンクを得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明のヒートシンク
の一例を図面に基づいて説明する。図1と図2とはこの
発明のヒートシンクの一例を示すものである。ここに示
すヒートシンク1は、平板状のベース2と、そのベース
2に組み付けられた、平板材から形成された複数枚のフ
ィン3と、それらのフィン3を覆うことができ断面がコ
の字状のカバー4とから構成されている。なお、これら
のベース2とフィン3とカバー4とはアルミニウム製で
ある。また、複数枚のフィン3はベース2の一方の表面
に互いに平行になるようにそれらの一端部を一体化して
組み付けられている。さらに、カバー4は平板状の天板
5と、その天板5からその厚さ方向に延出し、フィン3
と平行になっている側壁6と、その側壁6からその厚さ
方向に延出するフランジ7とから構成されている。そし
て、その天板5には、フィン3の他端部が一体化されて
接合されているとともに、その表裏を連通する矩形状の
スリット8が、天板5の中央部を挟んで、その長手方向
がフィン3の厚さ方向と平行になるように並んで二条穿
設されている。
【0018】また、その天板5のフィン3が接合されて
いる表面と反対側の表面にはファン9が設けられてい
る。このファン9は、通電によってその回転軸10が回
転して、ヒートシンク1の外部を流通している空気を強
制的にヒートシンク1のフィン3の間に形成された間隙
に吹き込ませるものである。そして、このファン9は、
その回転軸10が天板5の中央部に位置するように、そ
して天板5のスリット8に空気を流入させることができ
るように設けられている。
【0019】一方、天板5のスリット8に挟まれた部分
に対向するベース2の表面部分には、フィン3の間隙の
それぞれに突起部11が形成されている。この突起部1
1は、アルミニウム製であり、ベース2とフィン3とに
一体化して接合されている。また、突起部11は、ファ
ン9の回転軸10に向かって延出し、かつ、フィン3の
延出方向におけるその断面が、ファン9側が頂点となる
とともにベース2側が底辺となっており、さらに、母線
が内側に凹む曲線からなる錘状形となっている柱状体に
形成されている。
【0020】つぎに、このヒートシンク1の作用につい
て説明する。パソコンに搭載された発熱素子である中央
演算装置(以下、CPUと記す)(図示せず)の発熱面
に、ヒートシンク1のベース2を熱伝達可能に接合す
る。そして、CPUが通電されると、CPUが発熱す
る。そらに、発生した熱がCPUからヒートシンク1の
ベース2に伝達される。そして、ベース2に伝達された
熱の一部がフィン3に伝達される。
【0021】一方、通電によりファン9の回転軸10が
回転して、ファン9が回転し、ヒートシンク1の外部を
流通している空気12がヒートシンク1の内部に吹き込
まれる。そして、吹き込まれた空気12が冷却風となっ
て、天板5のスリット8を介してフィン3の間隙に流入
する。
【0022】フィン3の間隙に流入した空気12は、ベ
ース2とフィン3とに伝達されたCPUの熱を受熱する
とともに、ベース2とフィン3とを冷却する。そして、
突起部11に接触するとともに、それに沿って流動する
ことによって、空気12の流れの向きが直角に変化す
る。その後、空気12は、ベース2の表面に沿って流動
し、カバー4の開口部を通ってヒートシンク1の外部に
流出する。その結果、CPUが冷却される。
【0023】このように、突起部11がベース2に接合
されており、その断面形状の母線が内方に凹む曲線から
なっていることによって、ファン9によってフィン3の
間隙に吹き込まれた空気12の流れの向きがカバー4の
開口部に向かう方向に変化する。つまり、スリット8を
介して流入した空気12は、その空気12が通ったスリ
ット8に近い側のカバー4の開口部からヒートシンク1
の外部に流出する。つまり、空気12がフィン3の間隙
のどの位置においても一方向に流動するので、空気12
の流れが衝突し、混合することがない。つまり、空気1
2がフィン3の間隙において整流される。また、ファン
9の回転軸10に対向するベース2の位置の近傍では気
圧が低下するが、空気12が整流されていることによっ
て、空気12がそのベース2の位置近傍に巻き込まれる
ことを防ぐことができる。その結果、空気12がフィン
3の間隙において淀むことを防ぐことができ、ヒートシ
ンク1の放熱効率を上昇させることができる。
【0024】つぎに、この発明のヒートシンクの他の一
例について説明する。なお、上述の一例と同じ部材につ
いては、前掲の図に付した参照番号と同じ参照番号を付
して、その説明を省略する。図3に示すヒートシンク2
1は、ファン9の回転軸10が前述のヒートシンク1と
は逆向きに回転するものであって、他の部材は前述のヒ
ートシンク1と同じ構成を有している。なお、ファン9
は空気をフィン3の間隙からヒートシンク21の外部に
排出することができ、ファン9が流体吹き出しファンと
して作用する。
【0025】つぎに、このヒートシンク21の作用につ
いて説明する。CPU(図示せず)の発熱面に、ヒート
シンク21のベース2を熱伝達可能に接合する。そし
て、CPUが通電されると、CPUが発熱する。そら
に、発生した熱がCPUからヒートシンク21のベース
2に伝達される。そして、ベース2に伝達された熱の一
部がフィン3に伝達される。
【0026】一方、通電によりファン9の回転軸10が
回転して、ファン9が回転し、フィン3の間隙に存在す
る空気12がヒートシンク21の外部に吹き出される。
そのため、ヒートシンク21の外部を流通する空気12
が冷却風となって、カバー4の開口部からフィン3の間
隙に流入する。
【0027】フィン3の間隙に流入した空気12は、ベ
ース2とフィン3とに伝達されたCPUの熱を受熱する
とともに、ベース2とフィン3とを冷却する。なお、ベ
ース2の表面近傍を流動する空気12は、突起部11に
接触し、それに沿って流動することによって、流れの向
きがスリット8に向かうように直角に変化する。そのた
め、スリット8に対向するフィン3の間隙では、スリッ
ト8に向かう空気12の流れが発生し、ベース2から離
れたフィン3の間隙を流動している空気12がスリット
8に向かう空気12と合流する。そして、空気12はス
リット8を通ってヒートシンク21の外部に流出する。
その結果、CPUが冷却される。
【0028】このように、ファン9が空気12をヒート
シンク21の外部に吹き出すものが用いられたヒートシ
ンク21であっても、突起部11がベース2に接合され
ており、その断面形状の母線が内方に凹む曲線からなっ
ていることによって、空気12がフィン3の間隙のどの
位置においても一方向に流動する。つまり、空気12が
フィン3の間隙において衝突し、混合することがなく、
整流される。また、ファン9の回転軸10に対向するベ
ース2の位置の近傍では気圧が低下するが、空気12が
整流されていることによって、空気12がそのベース2
の位置近傍に巻き込まれることを防ぐことができる。そ
の結果、空気12がフィン3の間隙において淀むことを
防ぐことができ、ヒートシンク21の放熱効率を上昇さ
せることができる。
【0029】なお、上記の実施例では、ヒートシンクの
材料としてアルミニウムが用いられたが、この発明はこ
れに限定されることはなく、熱伝達率の高い材料を用い
ることができる。
【0030】また、上記の実施例では、フィンが平板材
から形成されたが、この発明はこれに限定されることは
なく、波状板や突起から形成してもよい。
【0031】さらに、上記の実施例では、発熱源である
CPUを冷却するためにヒートシンクが用いられたが、
この発明はこれに限定されることはなく、流体中の熱を
ヒートシンクが受熱して流体を冷却させる、吸熱のため
のヒートシンクにも適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明によれば、流体吹き込みファンの回転中心に向か
って延出する突起部が形成されていることによって、フ
ィンの間隙に吹き込まれた流体が整流され、流体が衝突
して混合することを防ぐことができる。また、ベースの
中心部の気圧が低下することによって、流体がベースの
中心部に巻き込まれることを防ぐことができる。その結
果、流体がフィンの間隙において淀むことを防ぐことが
できるので、効率よくフィンの間隙に流体を流通させる
ことができ、効率の高いヒートシンクを得ることができ
る。
【0033】また、請求項2に記載した発明によれば、
流体吹き出しファンの回転中心に向かって延出する突起
部が形成されていることによって、ファンが回転するこ
とによってフィンの間隙に吹き込まれた流体が整流され
吹き出されるので、流体が衝突して混合することを防ぐ
ことができる。また、ベースの中心部の気圧が低下する
ことによって、流体がベースの中心部に巻き込まれるこ
とを防ぐことができる。その結果、流体がフィンの間隙
において淀むことを防ぐことができるので、効率よくフ
ィンの間隙に流体を流通させることができ、効率の高い
ヒートシンクを得ることができる。
【0034】さらに、請求項3に記載した発明によれ
ば、フィンの延出方向における突出部の断面が、その母
線が内方に凹む曲線からなる錐状に形成されていること
によって、流体が突起部に沿って流動しやすくなり、流
体の整流効果が増大する。その結果、流体が衝突・混合
して淀むことを確実に防ぐことができ、さらに効率の高
いヒートシンクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のヒートシンクの一例を示す斜視図
である。
【図2】 その断面図である。
【図3】 この発明のヒートシンクの他の一例を示す断
面図である。
【図4】 従来のヒートシンクの一例を示す斜視図であ
る。
【図5】 その断面図である。
【符号の説明】
1,21…ヒートシンク、 2…ベース、 3…フィ
ン、 4…カバー、 5…天板、 8…スリット、 9
…ファン、 11…突起部、 12…空気。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 祐士 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 江口 勝夫 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 タン ニューエン 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 Fターム(参考) 5E322 AA01 AA11 BA01 BA04 BA05 BB03 5F036 AA01 BB05 BB35

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱もしくは吸熱する熱交換対象箇所の
    表面に熱授受可能に設けられるベースに、複数のフィン
    が、それらの一端部が一体化されて起立状態に組み付け
    られているとともに、前記フィンの前記ベースと組み付
    けられている一端部とは反対側の他端部の側から前記フ
    ィンの間に流体を吹き込む流体吹き込みファンが設けら
    れたヒートシンクにおいて、 前記流体吹き込みファンに対向する前記ベースの表面の
    位置に、前記流体吹き込みファンの回転中心に向かって
    延出する突出部が設けられていることを特徴とするヒー
    トシンク。
  2. 【請求項2】 発熱もしくは吸熱する熱交換対象箇所の
    表面に熱授受可能に設けられるベースに、複数のフィン
    が、それらの一端部が一体化されて起立状態に組み付け
    られているとともに、前記フィンの前記ベースと組み付
    けられている一端部とは反対側の他端部の側から前記フ
    ィンの間に流体を吹き出す流体吹き出しファンが設けら
    れたヒートシンクにおいて、 前記流体吹き出しファンに対向する前記ベースの表面の
    位置に、前記流体吹き出しファンの回転中心に向かって
    延出する突出部が設けられていることを特徴とするヒー
    トシンク。
  3. 【請求項3】 前記フィンが複数枚の平板材から形成さ
    れ、互いに略平行に組み付けられているとともに、前記
    突出部が前記フィンの間に存在する間隙であって、前記
    流体吹き込みファンもしくは前記流体吹き出しファンの
    回転中心に対向する前記ベースの表面の位置を通って前
    記フィンの厚さ方向に延出する直線上の前記ベースの表
    面の位置に組み付けられ、さらに、前記フィンの延出方
    向における前記突出部の断面が、前記流体吹き込みファ
    ンもしくは前記流体吹き出しファン側を頂点とし前記ベ
    ース側を底辺として、母線が内方に凹む曲線からなる錐
    状形である柱状体に形成されていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のヒートシンク。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004100262A1 (ja) * 2003-05-07 2004-11-18 Fujitsu Limited 冷却部品、基板及び電子機器
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