JP2000151055A - 半田クラック防止用スリーブ - Google Patents

半田クラック防止用スリーブ

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JP2000151055A
JP2000151055A JP10316756A JP31675698A JP2000151055A JP 2000151055 A JP2000151055 A JP 2000151055A JP 10316756 A JP10316756 A JP 10316756A JP 31675698 A JP31675698 A JP 31675698A JP 2000151055 A JP2000151055 A JP 2000151055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
insertion hole
solder
component
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP10316756A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Nakakura
良雄 仲倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Diamond Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Diamond Electric Manufacturing Co Ltd
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】製造性に優れた半田クラック防止用のスリーブ
を提供する。 【解決手段】部品挿入穴22にスリーブ40を埋設する
電気電子機器用の配線基板20において、当該スリーブ
40にあって部品挿入穴に接触する部分の一部に係止部
42を備え、当該係止部が部品挿入時に変形し部品挿入
穴にバネアクションによって固定されることを特徴とす
る半田クラック防止用スリーブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気用配線基板に関し、
特に電気部品に施される半田のクラックを防止するため
に使用されるスリーブの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より配線基板上へ搭載される電気部
品のほとんどは半田付けにより固定、導通がなされてい
る。そして市場に出される多くの電気、電子機器の半田
付作業は、半田槽等を使用する自動半田によりなされて
いる。このとき、特に端子やトランスといったような大
型の部品の半田付ランドにおいては、半田付後に部品の
自重や、外力によって半田付部分にストレスが加わった
り劣化によって、半田クラックが生じてしまうことが問
題となっている。この対策として配線基板の部品が挿入
される部品穴に、スリーブや「はとめ」を挿入し、部品
穴全てに半田を流し込むようにして、半田付面積を増や
し、上記半田クラックの問題を解決しているものがあ
る。
【0003】このような従来の電気部品を搭載する配線
基板の側面断面図を図4乃至図7に示す。図4は導電ス
リーブの斜視図を、図5には図4のスリーブを配線基板
上の端子部品穴に挿入した側面断面図を、図6にはスリ
ーブの側面図を、図7にはスリーブを配線基板に挿入時
の側面断面図をそれぞれ示している。図5に示すよう
に、配線基板20には、部品搭載面26と半田面24とがあ
り、この両面間の一部には部品挿入穴22が開けられてい
る。また、この部品挿入穴22の内壁には以下のようなス
リーブ40が挿入されている。
【0004】当該スリーブ40は、図4もしくは図6が示
すように、真鍮等の金属導電材を筒状に成形し、外周の
数カ所に係止部42を備えている。当該係止部42は、図5
もしくは図7に示すように組立行程の配線基板20への圧
入時に部品挿入穴22の内壁に食い込み固定される。ま
た、前記部品搭載面に26は端子10が配置され、このリー
ド部12が前記係止部42の筒内部を通って半田面24に貫通
し、ここで半田30により半田付けがなされている。
【0005】当該構成によれば、半田付け時の半田30
は、金属材料で構成されるスリーブ40の内部を表面張力
によって吸い上げられ、スリーブ40の内部、すなわち部
品挿入穴22の内部を完全に埋められるものとなってい
る。
【0006】当該係止部42は、図6の側面図が示すよう
にスリーブ40の外周より斜度θを持たせた形状で、この
圧入は図7が示すように半田面24からなされている。し
たがって、端子10等の電気部品が部品搭載面26より挿入
されるときに、スリーブ40に押圧が加わっても、このス
リーブ部40は部品搭載穴22から抜け落ちないようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のスリーブ40では、配線基板20への圧入時に不具合が生
じる。すなわち、上記構成によれば、係止部42が基板に
当たるが、当該係止部42は変形しないものであるので、
図6に示す斜度θに精度が要求される。市販されている
ものでは当該「精度」においてばらつきが大きく、この
ばらつきにより部品挿入穴22から抜け落ちたり、逆に部
品挿入穴22に挿入できないもしくは挿入途中で止まって
しまうといった問題を引き起こしてしまう。
【0008】また挿入行程において、係止部42により配
線基板20の表面に傷が付いたり、挿入時の位置決めにお
いても精度が要求されるものとなっている。
【0009】また、部品挿入穴22に「はとめ」を挿入す
ることで半田30の量を増加させ、部品挿入穴22内を半田
30で埋めることができる。しかしながら部品(端子10)
の挿入を考慮すれば、部品搭載面26と端子10の下面との
間に、上記「はとめ」の係止部が配置されるので、部品
浮きといった新たな課題が生じる。
【0010】本発明は上記課題に鑑み、製造性に優れた
半田クラック防止用のスリーブを提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、部品挿入穴にスリーブを埋設する電気電
子機器用の配線基板において、当該スリーブにあって部
品挿入穴に接触する部分の一部に係止部を備え、当該係
止部が部品挿入時に変形し部品挿入穴にバネアクション
によって固定されることを特徴とする半田クラック防止
用スリーブとする。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図3に示す。図1
には本発明のスリーブの上面図と側面図を、図2には図
1のスリーブを配線基板に取り付けた側面断面図を、図
3にはスリーブを配線基板に取り付ける行程図を、それ
ぞれ示す。
【0013】図1と図2が示すように、従来の技術と同
様に、配線基板20には部品搭載面26と半田面24とがあ
り、この両面間の一部には部品挿入穴22が開けられてい
る。また、この部品挿入穴22の内壁には以下のようなス
リーブ40が挿入されている。このスリーブ40は、真鍮等
の金属導電材を筒状に成形し、外周の数カ所に係止部42
を備えている。また、前記部品搭載面に26は端子10が配
置され、このリード部12が前記係止部42の筒内部を通っ
て半田面24に貫通し、ここで半田30により半田付けがな
されている。
【0014】当該係止部42は、次のように形成されてい
る。すなわち、図3の(a)から(c)にスリーブ42圧入行程
を示しており、図3の(a)には位置決め時を、(b)には圧
入時を、(c)には圧入後の図をそれぞれ示している。当
該図3に示すように、係止部42は部品挿入穴22の内壁に
当接するところで図3の(b)に示す矢印方向に潰れるよ
うに形成されている。そして圧入後の係止部42は外側に
広がろうとする作用を有している。すなわち係止部42は
バネアクションによって部品挿入穴22の内壁に当接して
いる。
【0015】本発明の構成によれば、半田付け時の半田
30は、金属材料で構成されるスリーブ40の内部を表面張
力によって吸い上げられ、スリーブ40の内部、すなわち
部品挿入穴22の内部を完全に埋められるものとなってい
る。
【0016】また、本発明の係止部42では、端子10等の
電気部品が部品搭載面26より挿入されるときに、スリー
ブ40に押圧が加わっても、このスリーブ部40は部品搭載
穴22から抜け落ちないようになっている。
【0017】なお、上記構成におけるスリーブ40の係止
部42の形状は、部品挿入穴22の内周にバネアクションも
しくは潰れによって係止できる形状であれば任意に変更
できるものであり、同様にこの係止部42の数は少なくと
も1つ以上であれば使用状態に応じて適宜変更できるも
のである。
【0018】
【発明の効果】上記構成により、係止部42を設けること
によってスリーブ40が部品挿入穴22に確実に固定でき
る。また従来問題となっていた、スリーブ40の部品挿入
穴22への圧入時の位置決めや係止部42のばらつきによる
製造時の不具合、すなわち部品挿入穴22からの抜けや途
中で止まってしまうといったことがなくなり、製造性や
作業性がが向上する。したがって、作業効率の向上と、
安定した高品質の電気機器の提供が同時に実現するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスリーブの上面図と側面図を示す
【図2】本発明の配線基板の側面断面図を示す
【図3】本発明のスリーブを配線基板に取り付ける行程
図を示す
【図4】従来のスリーブの拡大斜視図を示す
【図5】従来の配線基板の側面断面図を示す
【図6】従来のスリーブの側面図を示す
【図7】従来のスリーブを配線基板に取り付ける行程図
を示す
【符号の説明】
図において同一符号は同一、または相当部分を示す。 10 端子 12 リード部 20 配線基板 22 部品挿入穴 24 半田面 26 部品搭載面 30 半田 32 クラック 40 スリーブ 42 係止部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品挿入穴にスリーブを埋設する電気電子
    機器用の配線基板において、当該スリーブにあって部品
    挿入穴に接触する部分の一部に係止部を備え、当該係止
    部が部品挿入時に変形し部品挿入穴にバネアクションに
    よって固定されることを特徴とする半田クラック防止用
    スリーブ。
JP10316756A 1998-11-09 1998-11-09 半田クラック防止用スリーブ Pending JP2000151055A (ja)

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