JP2000150789A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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- JP2000150789A JP2000150789A JP10319161A JP31916198A JP2000150789A JP 2000150789 A JP2000150789 A JP 2000150789A JP 10319161 A JP10319161 A JP 10319161A JP 31916198 A JP31916198 A JP 31916198A JP 2000150789 A JP2000150789 A JP 2000150789A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、キャパシタの素子面積を大きくしな
くてもキャパシタの大容量化を図ることを最も主要な特
徴とする。 【解決手段】キャパシタは、半導体基板20の表面領域
に設けられた一対のN型半導体領域27、28と、半導
体領域27、28間のチャネル領域29上に絶縁膜30
を介して設けられた電極31と、電極31上に絶縁膜3
2を介して設けられた電極33とを具備し、一対のN型
半導体領域27、28は共に電極33と電気的に接続さ
れ、この共通接続ノードがキャパシタの一方電極T1と
して使用され、電極31がキャパシタの他方電極T2と
して使用される。
くてもキャパシタの大容量化を図ることを最も主要な特
徴とする。 【解決手段】キャパシタは、半導体基板20の表面領域
に設けられた一対のN型半導体領域27、28と、半導
体領域27、28間のチャネル領域29上に絶縁膜30
を介して設けられた電極31と、電極31上に絶縁膜3
2を介して設けられた電極33とを具備し、一対のN型
半導体領域27、28は共に電極33と電気的に接続さ
れ、この共通接続ノードがキャパシタの一方電極T1と
して使用され、電極31がキャパシタの他方電極T2と
して使用される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は容量素子が形成さ
れる半導体集積回路に係り、特に集積化に当たって容易
に形成ができかつ大容量化が可能な容量素子の構造に関
する。
れる半導体集積回路に係り、特に集積化に当たって容易
に形成ができかつ大容量化が可能な容量素子の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路、例えば不揮発性メモリ
では種々の用途に容量素子(キャパシタ)が使用されて
いる。半導体集積回路に内蔵されるキャパシタの用途と
しては、例えば、電源電圧を昇圧して高電圧を形成する
ためのブートスト用キャパシタ、内部動作を規定するた
めに信号を遅延する信号遅延用キャパシタ、内部で発生
される電圧の安定化を図る電圧安定化用キャパシタ、フ
ィードバック系における位相補償を行う位相補償用キャ
パシタ等がある。
では種々の用途に容量素子(キャパシタ)が使用されて
いる。半導体集積回路に内蔵されるキャパシタの用途と
しては、例えば、電源電圧を昇圧して高電圧を形成する
ためのブートスト用キャパシタ、内部動作を規定するた
めに信号を遅延する信号遅延用キャパシタ、内部で発生
される電圧の安定化を図る電圧安定化用キャパシタ、フ
ィードバック系における位相補償を行う位相補償用キャ
パシタ等がある。
【0003】図12及び図13は、メモリセル等と共に
集積される従来のキャパシタの構造を示している。
集積される従来のキャパシタの構造を示している。
【0004】図12のものはMOS型トランジスタの構
造をそのまま利用したものであり、ゲート電極71とソ
ース、ドレイン領域72、73間のチャネル領域とでゲ
ート絶縁膜74を挟み込むことによってキャパシタを構
成している。
造をそのまま利用したものであり、ゲート電極71とソ
ース、ドレイン領域72、73間のチャネル領域とでゲ
ート絶縁膜74を挟み込むことによってキャパシタを構
成している。
【0005】ここで、上記ゲート絶縁膜74は層間絶縁
膜等と比べて極めて膜厚が薄いので、比較的大きな容量
のキャパシタを構成するのに有利である。
膜等と比べて極めて膜厚が薄いので、比較的大きな容量
のキャパシタを構成するのに有利である。
【0006】図13のものはフローティングゲート電極
とコントロールゲート電極からなる2層ゲート構造を有
している不揮発性メモリセルで用いられる場合であり、
フィールド絶縁膜上81に設けられ、フローティングゲ
ート電極と同一工程で形成される電極82と、この電極
82上に設けられた絶縁膜83と、この絶縁膜83上に
設けられ、コントロールゲート電極と同一工程で形成さ
れる電極84とでキャパシタを構成している。
とコントロールゲート電極からなる2層ゲート構造を有
している不揮発性メモリセルで用いられる場合であり、
フィールド絶縁膜上81に設けられ、フローティングゲ
ート電極と同一工程で形成される電極82と、この電極
82上に設けられた絶縁膜83と、この絶縁膜83上に
設けられ、コントロールゲート電極と同一工程で形成さ
れる電極84とでキャパシタを構成している。
【0007】不揮発性メモリセルでは、フローティング
ゲート電極とコントロールゲートゲート電極との間の絶
縁膜として誘電率の高いONO膜(酸化膜、窒化膜及び
酸化膜からなる3層構造の絶縁膜)を用いるのが一般的
なので、上記絶縁膜83としてこのONO膜を用いるこ
とにより、比較的大きな容量のキャパシタを構成するこ
とができる。
ゲート電極とコントロールゲートゲート電極との間の絶
縁膜として誘電率の高いONO膜(酸化膜、窒化膜及び
酸化膜からなる3層構造の絶縁膜)を用いるのが一般的
なので、上記絶縁膜83としてこのONO膜を用いるこ
とにより、比較的大きな容量のキャパシタを構成するこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記キャパ
シタのさらなる大容量化を図るには、ゲート絶縁膜の薄
膜化やONO膜の誘電率を高くすることが考えられる
が、それには限界がある。従って、従来ではキャパシタ
自体の素子面積を大きくすることによって大容量化を図
る必要がある。
シタのさらなる大容量化を図るには、ゲート絶縁膜の薄
膜化やONO膜の誘電率を高くすることが考えられる
が、それには限界がある。従って、従来ではキャパシタ
自体の素子面積を大きくすることによって大容量化を図
る必要がある。
【0009】しかしながら、先にも述べたように、半導
体集積回路内においてキャパシタは種々の用途で多く使
用されているので、キャパシタの素子面積を大きくする
と半導体集積回路が大型化するという問題が生じる。
体集積回路内においてキャパシタは種々の用途で多く使
用されているので、キャパシタの素子面積を大きくする
と半導体集積回路が大型化するという問題が生じる。
【0010】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、半導体集積回路の大型
化を伴わずにキャパシタの大容量化を図ることができる
半導体集積回路を提供することである。
されたものであり、その目的は、半導体集積回路の大型
化を伴わずにキャパシタの大容量化を図ることができる
半導体集積回路を提供することである。
【0011】この発明の他の目的は、トランジスタ1個
分の素子領域上にトランジスタとキャパシタとを集積す
ることができる半導体集積回路を提供することである。
分の素子領域上にトランジスタとキャパシタとを集積す
ることができる半導体集積回路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体集積回
路は、第1導電型の第1半導体領域と、上記第1半導体
領域内にソース、ドレイン領域が設けられ、上記第1半
導体領域上に第1絶縁膜を介してゲート電極が設けられ
たMOS型トランジスタと、容量素子とを具備し、上記
容量素子は、上記第1半導体領域上を含む半導体基板に
上記第1絶縁膜と同一材料からなる第2絶縁膜を介して
設けられた第1電極と、上記第1電極上に第3絶縁膜を
介して設けられ第2電極とを有し、上記第1電極と第2
電極との間に容量が形成されてなることを特徴とする。
路は、第1導電型の第1半導体領域と、上記第1半導体
領域内にソース、ドレイン領域が設けられ、上記第1半
導体領域上に第1絶縁膜を介してゲート電極が設けられ
たMOS型トランジスタと、容量素子とを具備し、上記
容量素子は、上記第1半導体領域上を含む半導体基板に
上記第1絶縁膜と同一材料からなる第2絶縁膜を介して
設けられた第1電極と、上記第1電極上に第3絶縁膜を
介して設けられ第2電極とを有し、上記第1電極と第2
電極との間に容量が形成されてなることを特徴とする。
【0013】この発明の半導体集積回路は、半導体領域
と、上記半導体領域内に互いに離間して設けられたソー
ス、ドレイン領域と、上記ソース、ドレイン領域間の上
記半導体領域上に第1絶縁膜を介して設けられた第1電
極と、上記第1電極上に第2絶縁膜を介して設けられた
第2電極とを具備し、上記第1電極をMOS型トランジ
スタのゲート電極として使用すると共に上記第1電極と
第2電極との間に容量を構成してなることを特徴とす
る。
と、上記半導体領域内に互いに離間して設けられたソー
ス、ドレイン領域と、上記ソース、ドレイン領域間の上
記半導体領域上に第1絶縁膜を介して設けられた第1電
極と、上記第1電極上に第2絶縁膜を介して設けられた
第2電極とを具備し、上記第1電極をMOS型トランジ
スタのゲート電極として使用すると共に上記第1電極と
第2電極との間に容量を構成してなることを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明を
実施例により説明する。
実施例により説明する。
【0015】図1はこの発明の第1の実施の形態による
キャパシタを不揮発性メモリセルと共に示す断面図であ
る。
キャパシタを不揮発性メモリセルと共に示す断面図であ
る。
【0016】図示のように、不揮発性メモリセル10及
びキャパシタ11は共にP型の半導体基板20に集積さ
れている。すなわち、半導体基板20の表面領域には、
不揮発性メモリセル10のソース、ドレイン領域となる
一対のN型半導体領域21、22が互いに離間して設け
られている。そして、この半導体領域21、22間の基
板20上には、ゲート絶縁膜23を介して、例えばポリ
シリコン等の導電材料からなるフローティングゲート電
極24が設けられている。さらに、フローティングゲー
ト電極24上には、ONO膜等からなる絶縁膜25を介
して、例えばポリシリコン、金属等の導電材料からなる
コントロールゲート電極26が設けられている。なお、
便宜上、メモリセル10のソース、ドレイン領域をS、
D、コントロールゲート電極26をCGで示している。
びキャパシタ11は共にP型の半導体基板20に集積さ
れている。すなわち、半導体基板20の表面領域には、
不揮発性メモリセル10のソース、ドレイン領域となる
一対のN型半導体領域21、22が互いに離間して設け
られている。そして、この半導体領域21、22間の基
板20上には、ゲート絶縁膜23を介して、例えばポリ
シリコン等の導電材料からなるフローティングゲート電
極24が設けられている。さらに、フローティングゲー
ト電極24上には、ONO膜等からなる絶縁膜25を介
して、例えばポリシリコン、金属等の導電材料からなる
コントロールゲート電極26が設けられている。なお、
便宜上、メモリセル10のソース、ドレイン領域をS、
D、コントロールゲート電極26をCGで示している。
【0017】他方、半導体基板20の表面領域には、一
対のN型半導体領域27、28が互いに離間して設けら
れている。この半導体領域27、28間の基板20の表
面領域にはN型の不純物が導入され、チャネル領域29
が形成されている。そして、このチャネル領域29上に
は、不揮発性メモリセル10のゲート絶縁膜23と同一
工程で形成され、ゲート絶縁膜23と同一材料からなる
絶縁膜30を介して、不揮発性メモリセル10のフロー
ティングゲート電極24と同一工程で形成され、フロー
ティングゲート電極24と同一材料からなる電極31が
設けられている。さらに、上記電極31上には、不揮発
性メモリセル10の絶縁膜25と同一工程で形成され、
絶縁膜25と同一材料からなる絶縁膜32を介して、不
揮発性メモリセル10のコントロールゲート電極26と
同一工程で形成され、コントロールゲート電極26と同
一材料からなる電極33が設けられている。
対のN型半導体領域27、28が互いに離間して設けら
れている。この半導体領域27、28間の基板20の表
面領域にはN型の不純物が導入され、チャネル領域29
が形成されている。そして、このチャネル領域29上に
は、不揮発性メモリセル10のゲート絶縁膜23と同一
工程で形成され、ゲート絶縁膜23と同一材料からなる
絶縁膜30を介して、不揮発性メモリセル10のフロー
ティングゲート電極24と同一工程で形成され、フロー
ティングゲート電極24と同一材料からなる電極31が
設けられている。さらに、上記電極31上には、不揮発
性メモリセル10の絶縁膜25と同一工程で形成され、
絶縁膜25と同一材料からなる絶縁膜32を介して、不
揮発性メモリセル10のコントロールゲート電極26と
同一工程で形成され、コントロールゲート電極26と同
一材料からなる電極33が設けられている。
【0018】そして、キャパシタ11の一対のN型半導
体領域27、28は共に電極33と電気的に接続され、
この共通接続ノードがキャパシタの一方電極T1として
使用され、電極31がキャパシタの他方電極T2として
使用される。
体領域27、28は共に電極33と電気的に接続され、
この共通接続ノードがキャパシタの一方電極T1として
使用され、電極31がキャパシタの他方電極T2として
使用される。
【0019】図2(a)、(b)は、図1におけるキャ
パシタ11と不揮発性メモリセル10のシンボルを示し
ている。
パシタ11と不揮発性メモリセル10のシンボルを示し
ている。
【0020】このような構成において、キャパシタ11
では、チャネル領域29と電極31との間にMOSキャ
パシタが形成されており、さらに電極31と電極33と
の間にキャパシタが形成されている。従って、図12、
図13に示した従来のキャパシタと同程度の素子面積を
持つならば、図1中のキャパシタ11は、図12、図1
3に示したキャパシタのほぼ2倍の容量値を持つことに
なる。言い換えれば、従来と同程度の容量値ならば、素
子面積は従来に比べて半減する。
では、チャネル領域29と電極31との間にMOSキャ
パシタが形成されており、さらに電極31と電極33と
の間にキャパシタが形成されている。従って、図12、
図13に示した従来のキャパシタと同程度の素子面積を
持つならば、図1中のキャパシタ11は、図12、図1
3に示したキャパシタのほぼ2倍の容量値を持つことに
なる。言い換えれば、従来と同程度の容量値ならば、素
子面積は従来に比べて半減する。
【0021】この結果、半導体集積回路の大型化を伴わ
ずにキャパシタの大容量化を図ることができ、特に多数
のキャパシタを集積する場合等は効果的である。
ずにキャパシタの大容量化を図ることができ、特に多数
のキャパシタを集積する場合等は効果的である。
【0022】また、キャパシタ11の絶縁膜30は不揮
発性メモリセル10のゲート絶縁膜23と同一工程で、
電極31は不揮発性メモリセル10のフローティングゲ
ート電極24と同一工程で、絶縁膜32は不揮発性メモ
リセル10の絶縁膜25と同一工程で、電極33は不揮
発性メモリセル10のコントロールゲート電極26と同
一工程でそれぞれ形成されるので、不揮発性メモリセル
の製造プロセスを変更するなく、言い換えれば製造コス
トを増加させるなく、キャパシタ11を形成することが
できる。
発性メモリセル10のゲート絶縁膜23と同一工程で、
電極31は不揮発性メモリセル10のフローティングゲ
ート電極24と同一工程で、絶縁膜32は不揮発性メモ
リセル10の絶縁膜25と同一工程で、電極33は不揮
発性メモリセル10のコントロールゲート電極26と同
一工程でそれぞれ形成されるので、不揮発性メモリセル
の製造プロセスを変更するなく、言い換えれば製造コス
トを増加させるなく、キャパシタ11を形成することが
できる。
【0023】さらに、不揮発性メモリセル10における
2層ゲート構造を形成する場合、ゲート絶縁膜23、フ
ローティングゲート電極24用の導電材料、ONO膜等
からなる絶縁膜25及びコントロールゲート電極26用
の導電材料を堆積した後に、ゲート電極用のマスクを用
いてレジスト膜をパターニングし、このパターニングさ
れたレジスト膜をマスクに用いたRIE(反応性イオン
エッチング)によりエッチングを行うことにより、フロ
ーティングゲート電極24、絶縁膜25及びコントロー
ルゲート電極26からなる構造を自己整合的に形成する
ことができる。従って、キャパシタ11側でも同様にし
て、電極31の一部(上部に電極33が存在している部
分)と電極33とは自己整合的に形成される。
2層ゲート構造を形成する場合、ゲート絶縁膜23、フ
ローティングゲート電極24用の導電材料、ONO膜等
からなる絶縁膜25及びコントロールゲート電極26用
の導電材料を堆積した後に、ゲート電極用のマスクを用
いてレジスト膜をパターニングし、このパターニングさ
れたレジスト膜をマスクに用いたRIE(反応性イオン
エッチング)によりエッチングを行うことにより、フロ
ーティングゲート電極24、絶縁膜25及びコントロー
ルゲート電極26からなる構造を自己整合的に形成する
ことができる。従って、キャパシタ11側でも同様にし
て、電極31の一部(上部に電極33が存在している部
分)と電極33とは自己整合的に形成される。
【0024】図3はこの発明に係る第2の実施の形態に
よるキャパシタを示す断面図である。この実施の形態で
は、P型の半導体基板20の表面領域にN型のウエル領
域34を形成し、先の一対のN型半導体領域27、28
をこのウエル領域34内に形成するようにしたものであ
る。従って、この実施の形態では、N型の不純物を導入
して形成されるチャネル領域29は不要となる。
よるキャパシタを示す断面図である。この実施の形態で
は、P型の半導体基板20の表面領域にN型のウエル領
域34を形成し、先の一対のN型半導体領域27、28
をこのウエル領域34内に形成するようにしたものであ
る。従って、この実施の形態では、N型の不純物を導入
して形成されるチャネル領域29は不要となる。
【0025】この実施の形態の場合にも、第1の実施の
形態と同様の理由により、半導体集積回路の大型化を伴
わずにキャパシタの大容量化を図ることができる。
形態と同様の理由により、半導体集積回路の大型化を伴
わずにキャパシタの大容量化を図ることができる。
【0026】図4はこの発明に係る第3の実施の形態に
よるキャパシタを示す断面図である。この実施の形態で
は、図1に示す第1の実施の形態によるキャパシタ11
の一対のN型半導体領域27、28を電極33には接続
せずに、この一対のN型半導体領域27、28からソー
ス、ドレイン電極S、Dを引き出し、電極31からはM
OS型トランジスタのゲート電極Gを引き出すようにし
たものである。
よるキャパシタを示す断面図である。この実施の形態で
は、図1に示す第1の実施の形態によるキャパシタ11
の一対のN型半導体領域27、28を電極33には接続
せずに、この一対のN型半導体領域27、28からソー
ス、ドレイン電極S、Dを引き出し、電極31からはM
OS型トランジスタのゲート電極Gを引き出すようにし
たものである。
【0027】図4に示すような素子のシンボルを図5に
示す。図示のように、この素子はゲート電極Gを有する
MOS型トランジスタQと、このトランジスタQのゲー
ト電極に一端(図3中の電極T2)が接続されたキャパ
シタCとから構成されている。
示す。図示のように、この素子はゲート電極Gを有する
MOS型トランジスタQと、このトランジスタQのゲー
ト電極に一端(図3中の電極T2)が接続されたキャパ
シタCとから構成されている。
【0028】この素子では、MOS型トランジスタQの
ゲート電極に電圧を印加してMOS型トランジスタQを
導通制御するような場合に、キャパシタCによってゲー
ト電圧を安定化させることができる。しかも、この素子
ではMOS型トランジスタ1個分の素子領域上に、MO
S型トランジスタとキャパシタとを集積することがで
き、先にも述べたように不揮発性メモリセルの製造プロ
セスを変更するなくこれを形成することができる。
ゲート電極に電圧を印加してMOS型トランジスタQを
導通制御するような場合に、キャパシタCによってゲー
ト電圧を安定化させることができる。しかも、この素子
ではMOS型トランジスタ1個分の素子領域上に、MO
S型トランジスタとキャパシタとを集積することがで
き、先にも述べたように不揮発性メモリセルの製造プロ
セスを変更するなくこれを形成することができる。
【0029】図6は、図4の素子を用いた上記第3の実
施の形態の応用例による電圧降下回路の構成を示してい
る。MOS型トランジスタQのソース、ドレイン電極
S、Dの一方には降圧すべき外部電源電圧が供給され、
ソース、ドレイン電極S、Dの他方から降圧された内部
電源電圧が出力される。そして、MOS型トランジスタ
Qのゲート電極Gには、基準電圧Vrefが供給され
る。キャパシタCの電極T1には所定の電位、例えば接
地電位が供給される。
施の形態の応用例による電圧降下回路の構成を示してい
る。MOS型トランジスタQのソース、ドレイン電極
S、Dの一方には降圧すべき外部電源電圧が供給され、
ソース、ドレイン電極S、Dの他方から降圧された内部
電源電圧が出力される。そして、MOS型トランジスタ
Qのゲート電極Gには、基準電圧Vrefが供給され
る。キャパシタCの電極T1には所定の電位、例えば接
地電位が供給される。
【0030】内部電源電圧を安定に出力させるには、ト
ランジスタQの寸法、特にチャネル幅を大きくして十分
に大きな電流が流れるようにする必要がある。このよう
なチャネル幅の大きなトランジスタを動作させるには、
ゲート電圧を十分に安定させる必要がある。このゲート
電圧の安定化には、チップ面積に影響を与える程の大き
なキャパシタが必要である。
ランジスタQの寸法、特にチャネル幅を大きくして十分
に大きな電流が流れるようにする必要がある。このよう
なチャネル幅の大きなトランジスタを動作させるには、
ゲート電圧を十分に安定させる必要がある。このゲート
電圧の安定化には、チップ面積に影響を与える程の大き
なキャパシタが必要である。
【0031】図4の素子によれぱ、トランジスタQのゲ
ート電極に接続されたキャパシタCをこのゲート電圧安
定化用のキャパシタもしくはその一部として使用するこ
とができるので、チップ面積の増加を抑制することがで
きる。
ート電極に接続されたキャパシタCをこのゲート電圧安
定化用のキャパシタもしくはその一部として使用するこ
とができるので、チップ面積の増加を抑制することがで
きる。
【0032】次に、上記第1及び第2の実施の形態によ
るキャパシタを用いたこの発明の種々の応用例について
説明する。
るキャパシタを用いたこの発明の種々の応用例について
説明する。
【0033】図7は、半導体集積回路において入力信号
を遅延する遅延回路の例である。この遅延回路は直列接
続された2個のインバータ41、42と、インバータ4
1の出力ノードと接地電位の供給ノードとの間に接続さ
れた信号遅延用キャパシタ43とから構成されている。
を遅延する遅延回路の例である。この遅延回路は直列接
続された2個のインバータ41、42と、インバータ4
1の出力ノードと接地電位の供給ノードとの間に接続さ
れた信号遅延用キャパシタ43とから構成されている。
【0034】図8は、半導体集積回路において電源電圧
を昇圧して高電圧を形成する電圧昇圧回路の例である。
この電圧昇圧回路は電源電圧Vccの供給ノードと電圧
出力ノードとの間に直列接続され、ドレイン・ゲート間
が短絡された複数個のMOS型トランジスタ43と、各
トランジスタ43の直列接続ノードに一端が接続された
ブートスト用キャパシタ44と、各キャパシタ44の他
端にクロックパルスΦもしくは/Φを与えるインバータ
45とから構成されている。
を昇圧して高電圧を形成する電圧昇圧回路の例である。
この電圧昇圧回路は電源電圧Vccの供給ノードと電圧
出力ノードとの間に直列接続され、ドレイン・ゲート間
が短絡された複数個のMOS型トランジスタ43と、各
トランジスタ43の直列接続ノードに一端が接続された
ブートスト用キャパシタ44と、各キャパシタ44の他
端にクロックパルスΦもしくは/Φを与えるインバータ
45とから構成されている。
【0035】図9は、半導体集積回路において基準電圧
に応じた電圧を設定して出力する電圧出力回路の例であ
る。この電圧出力回路は、電源電圧Vccの供給ノード
と電圧出力ノードとの間に接続されたMOS型トランジ
スタ(Pチャネル型)46と、電圧出力ノードと接地電
位の供給ノードとの間に直列接続された電圧分割用の2
個の抵抗47、48と、この抵抗47、48によって分
割された電圧と基準電圧Vrefとの差に応じた電圧を
発生して上記トランジスタ46のゲートに供給する差動
増幅器49と、上記トランジスタ46のゲートと電圧出
力ノードとの間に接続された位相補償用キャパシタ50
とから構成されている。
に応じた電圧を設定して出力する電圧出力回路の例であ
る。この電圧出力回路は、電源電圧Vccの供給ノード
と電圧出力ノードとの間に接続されたMOS型トランジ
スタ(Pチャネル型)46と、電圧出力ノードと接地電
位の供給ノードとの間に直列接続された電圧分割用の2
個の抵抗47、48と、この抵抗47、48によって分
割された電圧と基準電圧Vrefとの差に応じた電圧を
発生して上記トランジスタ46のゲートに供給する差動
増幅器49と、上記トランジスタ46のゲートと電圧出
力ノードとの間に接続された位相補償用キャパシタ50
とから構成されている。
【0036】図10は、半導体集積回路における電圧変
換回路の例である。この電圧変換回路は、所定の電位振
幅(Vcc)を持つ入力パルスINの高レベル側電位を
高電圧Vppのレベルに変換して、パルスOUTを出力
するものであり、クロックパルスΦが与えられるブート
スト用キャパシタ51と、3個のMOS型トランジスタ
52、53、54とから構成されている。なお、図11
に入力パルスINと出力パルスOUTの波形を示してい
る。
換回路の例である。この電圧変換回路は、所定の電位振
幅(Vcc)を持つ入力パルスINの高レベル側電位を
高電圧Vppのレベルに変換して、パルスOUTを出力
するものであり、クロックパルスΦが与えられるブート
スト用キャパシタ51と、3個のMOS型トランジスタ
52、53、54とから構成されている。なお、図11
に入力パルスINと出力パルスOUTの波形を示してい
る。
【0037】このように、半導体集積回路内には種々の
キャパシタが内蔵されるので、個々のキャパシタの占有
面積を小さくすることはチップ全体の面積縮小を効果的
に図ることができる。
キャパシタが内蔵されるので、個々のキャパシタの占有
面積を小さくすることはチップ全体の面積縮小を効果的
に図ることができる。
【0038】なお、この発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく種々の変形が可能であることはいうま
でもない。例えば、図1の実施の形態では、基板として
P型の基板を用い、不揮発性メモリセルとしてNチャネ
ルのものを形成する場合について説明したが、これはN
型の基板を用いてPチャネルの不揮発性メモリセルを形
成するように変更してもよい。この場合には当然のこと
ながら、キャパシタ11の一対の半導体領域27、28
もN型の半導体領域となる。
れるものではなく種々の変形が可能であることはいうま
でもない。例えば、図1の実施の形態では、基板として
P型の基板を用い、不揮発性メモリセルとしてNチャネ
ルのものを形成する場合について説明したが、これはN
型の基板を用いてPチャネルの不揮発性メモリセルを形
成するように変更してもよい。この場合には当然のこと
ながら、キャパシタ11の一対の半導体領域27、28
もN型の半導体領域となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
半導体集積回路の大型化を伴わずにキャパシタの大容量
化を図ることができる。
半導体集積回路の大型化を伴わずにキャパシタの大容量
化を図ることができる。
【0040】また、この発明によれば、トランジスタ1
個分の素子領域上にトランジスタとキャパシタとを集積
することができる。
個分の素子領域上にトランジスタとキャパシタとを集積
することができる。
【図1】この発明の第1の実施の形態によるキャパシタ
を不揮発性メモリセルと共に示す断面図。
を不揮発性メモリセルと共に示す断面図。
【図2】図1におけるキャパシタと不揮発性メモリセル
のシンボルを示す図。
のシンボルを示す図。
【図3】この発明に係る第2の実施の形態によるキャパ
シタを示す断面図。
シタを示す断面図。
【図4】この発明に係る第3の実施の形態によるキャパ
シタを示す断面図。
シタを示す断面図。
【図5】図4に示す素子のシンボルを示す図。
【図6】図4の素子を用いた第3の実施の形態の応用例
による電圧降下回路の構成を示す回路図。
による電圧降下回路の構成を示す回路図。
【図7】半導体集積回路において入力信号を遅延する遅
延回路の回路図。
延回路の回路図。
【図8】半導体集積回路において電源電圧を昇圧して高
電圧を形成する電圧昇圧回路の回路図。
電圧を形成する電圧昇圧回路の回路図。
【図9】半導体集積回路において基準電圧に応じた電圧
を設定して出力する電圧出力回路の回路図。
を設定して出力する電圧出力回路の回路図。
【図10】半導体集積回路における電圧変換回路の回路
図。
図。
【図11】図10の回路における入力パルスと出力パル
スの波形を示す波形図。
スの波形を示す波形図。
【図12】メモリセル等と共に集積される従来のキャパ
シタの構造を示す回路図。
シタの構造を示す回路図。
【図13】従来の他のキャパシタの構造を示す回路図。
10…不揮発性メモリセル、 11…キャパシタ、 20…半導体基板、 21、22…N型半導体領域、 23…ゲート絶縁膜、 24…フローティングゲート電極、 25…絶縁膜、 26…ゲート電極、 27、28…N型半導体領域、 29…チャネル領域、 30、32…絶縁膜、 31、33…電極、 34…N型のウエル領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 AC05 AC09 AC15 AZ10 BB04 BB05 BB08 BG03 BG05 CD09 DF01 DF05 EZ18 EZ20 5F048 AA01 AB08 AB10 AC10 BA01 BB12
Claims (7)
- 【請求項1】 第1導電型の第1半導体領域と、 上記第1半導体領域内にソース、ドレイン領域が設けら
れ、上記第1半導体領域上に第1絶縁膜を介してゲート
電極が設けられたMOS型トランジスタと、 容量素子とを具備し、 上記容量素子は、 上記第1半導体領域上を含む半導体基板に上記第1絶縁
膜と同一材料からなる第2絶縁膜を介して設けられた第
1電極と、 上記第1電極上に第3絶縁膜を介して設けられ第2電極
とを有し、 上記第1電極と第2電極との間に容量が形成されてなる
ことを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項2】 前記第2電極と第1電極の一部が自己整
合的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載
の半導体集積回路。 - 【請求項3】 前記MOS型トランジスタがフローティ
ングゲート電極とコントロールゲート電極からなる2層
ゲート構造を有していることを特徴とする請求項1に記
載の半導体集積回路。 - 【請求項4】 前記2層ゲート構造を有しているMOS
型トランジスタが不揮発性メモリセルであることを特徴
とする請求項3に記載の半導体集積回路。 - 【請求項5】 前記容量素子の第1電極が前記MOS型
トランジスタのフローティングゲート電極と同一材料で
構成され、前記第2電極が前記MOS型トランジスタの
コントロール電極と同一材料で構成されていることを特
徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。 - 【請求項6】 前記容量素子の第2電極が前記第1電極
直下の半導体領域と電気的に接続されていることを特徴
とする請求項1に記載の半導体集積回路。 - 【請求項7】 半導体領域と、 上記半導体領域内に互いに離間して設けられたソース、
ドレイン領域と、 上記ソース、ドレイン領域間の上記半導体領域上に第1
絶縁膜を介して設けられた第1電極と、 上記第1電極上に第2絶縁膜を介して設けられた第2電
極とを具備し、 上記第1電極をMOS型トランジスタのゲート電極とし
て使用すると共に上記第1電極と第2電極との間に容量
を構成してなることを特徴とする半導体集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10319161A JP2000150789A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10319161A JP2000150789A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 半導体集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000150789A true JP2000150789A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18107123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10319161A Pending JP2000150789A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000150789A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6921960B2 (en) | 2000-10-31 | 2005-07-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Capacitor element with an opening portion formed in a peripheral circuit |
JP2009164408A (ja) * | 2008-01-08 | 2009-07-23 | Toshiba Corp | 半導体集積回路 |
US8044450B2 (en) | 2005-04-05 | 2011-10-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor device with a non-volatile memory and resistor |
JP2012074466A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1998
- 1998-11-10 JP JP10319161A patent/JP2000150789A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6921960B2 (en) | 2000-10-31 | 2005-07-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Capacitor element with an opening portion formed in a peripheral circuit |
US8044450B2 (en) | 2005-04-05 | 2011-10-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor device with a non-volatile memory and resistor |
JP2009164408A (ja) * | 2008-01-08 | 2009-07-23 | Toshiba Corp | 半導体集積回路 |
JP2012074466A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
US8865536B2 (en) | 2010-09-28 | 2014-10-21 | Fujitsu Semiconductor Limited | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
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