JP2000150102A - 導通検査装置 - Google Patents

導通検査装置

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JP2000150102A
JP2000150102A JP10320767A JP32076798A JP2000150102A JP 2000150102 A JP2000150102 A JP 2000150102A JP 10320767 A JP10320767 A JP 10320767A JP 32076798 A JP32076798 A JP 32076798A JP 2000150102 A JP2000150102 A JP 2000150102A
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connector
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unit
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JP10320767A
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Hideo Tanaka
秀男 田中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コネクタハウジング41の側面に設けたリテー
ナ44によって端子を止定するタイプのコネクタ40に
関して、リテーナ44の装着不良の検出の作業性が悪
い。リテーナ44等が損傷するおそれがある。 【解決手段】リテーナ44がコネクタハウジング41か
ら浮き上がっている場合、検査部14の突出部21がリ
テーナ44に当接し、検査部14は検査位置DPから所
定の後退量L2だけ後退した位置に規定される。コネク
タ40の全端子Tに関して導通がとれない状態となり、
リテーナ44の装着不良を通常の導通検査の工程の中で
作業性良く且つ確実に検出できる。装着不良のリテーナ
44を圧縮コイルばね28により弾力的に押すので、リ
テーナ44が損傷しない。装着不良のリテーナ44を正
規に装着して、実質的な不良率を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グの端子挿入孔に挿入された端子を、コネクタハウジン
グの側面に設けたリテーナによって端子挿入孔内に止定
するコネクタを対象として、その導通を検査する導通検
査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤーハーネスやワイヤーハー
ネスを構成するサブアセンブリ(以下、ワイヤアセンブ
リと称する)等の電気配線システムを製造するに当た
り、その電気的な導通を検査するための導通検査装置が
用いられている。図6は、従来の導通検査装置を示す斜
視図である。同図を参照して、従来の導通検査装置A
は、互いに相対変位可能なコネクタ受け部1と検査部2
とを有しており、トグルハンドル3を操作して、コネク
タ受け部1に保持されたコネクタハウジング4に対し
て、検査部3を近接させるように構成されている。
【0003】上記のコネクタハウジング4には、複数の
端子挿入孔4Aが形成されて当該コネクタハウジング4
の両端面に開口しており、端子挿入孔4A内には、端手
付き電線Wが一端側から挿入される。そして、検査部2
に設けられたコンタクトプローブ5を端子挿入孔4Aの
他端側から導入して上記端子付き電線Wの端子金具(図
示せず)と接触させることにより、導通検査を行ってい
た。
【0004】ところで、検査対象となるコネクタハウジ
ングの端子金具は、いわゆるランス形式によって端子挿
入孔4A内に止定されているが、重要回路等に用いられ
るコネクタのなかには、端子挿入孔4A内の端子金具を
リテーナ6でも係止する二重係止構造を採用しているも
のがある。リテーナ6としては、手作業で装着されるこ
とが多いため、往々にして「半嵌合」といわれる装着不
良が発生することがある。そこで、従来から導通検査時
にこの半嵌合を検出するための検出機能を導通検査装置
に持たせることが提案されている。
【0005】例えば、図6に示す先行例では、梃子棒7
を設けてその一端部7Aをコネクタ受け部1に装着され
たコネクタハウジング4のリテーナ6に当接させ、リテ
ーナ6がコネクタハウジング4の側面から浮いている場
合には、その浮出し量によって梃子棒7の他端部7Bを
検査部2に係止させ、検査部2をロックさせることによ
ってリテーナ6の半嵌合を検出していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行例では、コネクタハウジング4をコネクタ受け部
1に装着した後、梃子棒7によってロックが係るか否か
を判別しなければ、半嵌合を確認することができない。
そのため、作業性が悪いという問題があった。しかも、
梃子棒7によって検査部2の変位を規制する方法では作
業者がトグルハンドル3によって検査部2を無理やり駆
動することも考えられ、この場合、検査部2やリテーナ
6が損傷し易くなるという問題がある。
【0007】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、リテーナの装着不良の検出に関して作業性が良
く、しかもリテーナや検査部が損傷することのない導通
検査装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の課題解決手段として、請求項1記載の発明の態様は、
コネクタハウジングの両端面に開口する複数の端子挿入
孔のそれぞれに一端側から挿入された端子を、コネクタ
ハウジングの側面に設けたリテーナによって端子挿入孔
内に止定するコネクタの導通を検査する導通検査装置に
おいて、上記コネクタハウジングを受けるコネクタ受け
部と、このコネクタ受け部に対向する検査面を有しコネ
クタ受け部に近接する方向の前後に進退自在な検査部
と、この検査部をコネクタ受け部に近接する方向に沿っ
て検査位置に移動させる移動手段と、検査部に保持さ
れ、検査部が検査位置に移動した状態で各端子挿入孔の
他側から導入され各端子とそれぞれ接触して導通を得る
複数の検出子と、検査部の検査面に突出形成され、検査
部の検査位置側への移動に伴ってコネクタハウジングの
側面に沿って移動する突出部と、上記移動手段と検査部
との間に介在し、検査部を検査位置側へ弾力的に押す弾
性部材とを備え、上記移動手段が検査部を検査位置側へ
移動させるときに、検査部の突出部が装着不良のリテー
ナに当接することにより、上記弾性部材に抗して検査部
が検査位置から所定の後退量だけ後退した位置に規定さ
れ、上記検出子と端子との接触が回避されることを特徴
とするものである。
【0009】本態様では、コネクタ受け部にコネクタを
装着した後、移動手段によって弾性部材を介して検査部
を弾力的に押しながら検査位置へ近づけていく。このと
き、コネクタハウジングの側面からリテーナが浮き上が
っていると、このリテーナに検査部の突出部が当接する
ため、検査部は検査位置まで到達できず、検査位置から
所定の後退量だけ後退した位置に規定される。その結
果、コネクタの全端子と対応する検出子との接触が回避
され、全端子に関して導通がとれない状態となるので、
これをもってリテーナの装着不良と判断することができ
る。
【0010】また、装着不良のリテーナを検査部を介し
て弾性部材が弾力的に押すようにしているので、リテー
ナや検査部を損傷させてしまうようなことがない。した
がって、装着不良が検出されたリテーナを正規に装着す
る作業を実施することによって、良品のコネクタとする
ことが可能である。これにより、実質的な不良率を低下
させて、製造コストを安くすることができる。
【0011】請求項2記載の発明の態様は、請求項1に
おいて、上記検出子は、コネクタ受け部に近接する方向
の前後に所定の進退量だけ進退可能に検査部に保持され
ると共にコネクタ受け部側に向けて弾性付勢されてお
り、上記検査部の所定の後退量が上記検出子の所定の進
退量よりも大きくなるように設定されていることを特徴
とするものである。
【0012】本態様では、検出子が端子に対して弾力的
に接触するようにスライド自在とされている場合におい
ても、装着不良のリテーナを有するコネクタの端子と検
出子との接触を確実に回避することができ、その結果、
リテーナの装着不良を確実に検出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態の添
付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施の
形態の導通検査装置及び検査対象のコネクタの分解斜視
図である。図1を参照して、コネクタ40はコネクタハ
ウジング41の両端面に開口する複数の端子収容孔42
を有しており、各端子収容孔42内には一端側から端子
付き電線Wが挿入されている。端子収容孔42内の端子
はコネクタハウジング41の両側面43にそれぞれ設け
られたリテーナ44によって、端子収容孔42内に止定
されている。リテーナ44は正規に装着された状態では
コネクタハウジング41の側面43と面一となるが、装
着不良である場合は、図1に示すようにコネクタハウジ
ング41の側面43から浮き上がった状態となる。
【0014】導通検査装置10は、平面視で略矩形に形
成された樹脂製のベース11上に、一対のレール12を
長手方向に一体に形成している。これらのレール12の
一端側に、コネクタコネハウジング41を保持して位置
決めするコネクタ受け部13を固定しているとともに、
他端側にコネクタ受け部13に対して相対変位可能な検
査部14を配置している。
【0015】また、検査部14は、検査対象となるコネ
クタコネハウジング41の極数に対応して、コンタクト
プローブ15を複数備えている。検査部14は、コンタ
クトプローブ15がコネクタ受け部13に保持されたコ
ネクタコネコネハウジング41に近接して、内部の端子
Tと接触する検査位置[図5(a)参照]と、コネクタ
ハウジング41から離反する離反位置(図4参照)とに
変位できるように、上記レール12上でスライド変位可
能に取り付けられている。Eはコンタクトプローブ15
に接続されたリード線である。
【0016】図1を参照して、レール12の他端側終端
部分には、検査部14を移動させる移動手段としてのト
グルレバー16が設けられている。トグルレバー16は
ベース11に延設された取り付け板部17を貫通するピ
ン18の回りに回動自在に支持されており、検査部14
を検査位置に移動させる第1の姿勢[図5(a)及び
(b)参照]と、検査部14を離反位置に戻す第2の姿
勢(図4参照)とに揺動操作される。トグルレバー16
は最終姿勢において、その当接面35を略垂直な状態に
して検査部14に直接[図5(b)参照]又は後退許容
プローブ23を介して間接的に[図5(a)参照]押し
当てる。
【0017】コネクタ受け部13は、下端部がベース1
1にビス止めされる樹脂整形品からなるブロック体29
を備え、このブロック体29はコネクタハウジング41
を収容する収容凹部30を区画している。31は収容凹
部30に収容されたコネクタハウジング41を後方から
位置決めする位置決め板であり、U字状をなし、ブロッ
ク体29にビス止めされている。上記のブロック体29
は収容凹部30を挟む一対の側壁32を有しており、各
側壁32の検査部14側の端面には、後述する検査部1
4の直方体形状をなす一対の突出部21をそれぞれ導入
する導入凹部33が設けられている。34は検査部14
をコネクタ受け部13から離反する方向に戻す圧縮コイ
ルばねである。
【0018】検査部14はコネクタ受け部13に対向す
る検査面19を有しており、この検査面19の中央部に
は、コネクタ受け部13に保持されたコネクタハウジン
グ41の一部を挿入させる挿入凹部20が形成されてい
る。また、上記のコンタクトプローブ15は挿入凹部2
0からコネクタ受け部13側へ一部を突出させている。
また、検査面19には、挿入凹部20の左右縁部からコ
ネクタ受け部13側に向かって突出する直方体形状をな
す一対の突出部21が形成されている。
【0019】図2(a)及び(b)を参照して、コンタ
クトプローブ15は、導電性部材からなり検査部14に
固定されると共にリード線Eに接続された筒体51と、
この筒体51内に摺動自在に収容されたプローブピンと
しての検出子52と、この検出子52を挿入凹部20か
ら突出する方向に弾性付勢する圧縮コイルばね53とを
有している。検出子52の軸方向中間部にはフランジ5
4が設けられ、このフランジ54の外周面と筒体51の
内周面との接触により両者の導通が確保されている。こ
れを通じて検出子52とリード線Eとの間の導通が確保
される。
【0020】また、筒体51内に収容された上記の検出
子52は、コネクタ受け部13に近接する方向の前後に
所定の進退量L1だけ進退可能とされている。すなわ
ち、図2(a)に示すようにフランジ54が筒体51の
前端壁に当接することにより、検出子52の進出位置が
規定され、一方、図2(b)に示すように検出子52の
後端が筒体51の後端壁に当接することにより、検出子
52の後退位置が規定される。なお、コンタクトプロー
ブ15としては他の公知のものを使用することが可能で
ある。
【0021】図3(a)及び(b)を参照して、検査部
14は検査面19の背面22から進退して検査部14の
検査位置からの後退を許容する後退許容プローブ23を
有している。この後退許容プローブ23は、検査部14
に形成された第1の収容孔24に収容された軸25と、
この軸25の先端に形成されて第1の収容孔24内を摺
動し且つ第1の姿勢にあるトグルレバー16の当接面3
5に当接する当接部26と、軸25の後端に形成され第
2の収容孔36内で抜け止めの働きをするストッパ27
とを有している。
【0022】第1の収容孔24の底部と当接部26との
間には、軸25に被せられた弾性部材としての圧縮コイ
ルばね28が介在しており、当接部26が第1の収容孔
24から突出する方向へ弾性付勢している。後退許容プ
ローブ23の圧縮コイルばね28は、検査部14を戻す
ための圧縮コイルばね34よりも十分に強い荷重のもの
が使用されており、リテーナ44が正規に装着されてい
る場合に、後退許容プローブ23の圧縮コイルばね28
の力で検査部14を確実に検査位置に運んで、端子とコ
ンタクトプーロブ15との接触を確保できるようになっ
ている。また、コンタクトプローブ15の圧縮コイルば
ね53も、後退許容プローブ23の圧縮コイルばね28
の動作に影響を与えないように、圧縮コイルばね28と
比較して格段に弱く設定されている。第1の収容孔24
と第2の収容孔36との間は、軸25のみの挿通を許容
する小孔37により接続さている。
【0023】図3(a)に示すように、ストッパ27が
第2の収容孔39の端面に当接した状態で後退許容プロ
ーブ23の背面22からの最大突出量が規定されてい
る。この最大に突出する図3(a)状態から、図3
(b)に示すように後退許容プローブ23の当接部26
が第1の収容孔24に完全に埋没する状態までのストロ
ーク量L2が、後述するように検査部14を検査位置か
ら後退させる後退量に相当する。
【0024】次いで、本導通検査装置10を用いて導通
検査を行う場合の手順について説明する。まず、図4に
示すように、トグルレバー16を倒して検査部14をコ
ネクタ受け部13から離反した状態で、コネクタハウジ
ング41をコネクタ受け部13にセットし、保持する。
次いで、ドグルレバー16をピン18回りに揺動させて
立ち上げ、検査部14を検査位置側へ近づけていく。
【0025】そして、検査対象がリテーナ6が正規に装
着された良品のコネクタである場合には、図5(a)に
示すように、突出部21はリテーナ6に係合することな
く、コネクタハウジング41の側面43に沿ってスムー
ズに移動し、検査部14は後退許容プローブ23の圧縮
コイルばね28によって弾力的に押されて検査位置DP
[図5(a)及び(b)では、検査位置DPは検査部1
4の背面22を基準に位置を表してある。]に達する。
このとき、コンタクトプローブ15の検出子52は図2
(b)で示したような進退量L1だけ後退しつつ端子T
と接触し導通が確保される。その結果、リテーナ44が
正規に装着されていると判断できると共に、通常の導通
検査がそのまま実施できる。
【0026】なお、検査部14が検査位置DPに到達し
た状態で、リテーナ44と突出部21とは、検査部14
の移動方向に、後述する後退量L2に等しい重なり量L
3(L3=L2)だけ重なるようになっている。このこ
とは、コネクタ受け部13に保持されたコネクタハウジ
ング41のリテーナ44が浮き上がっている場合には、
検査部14の突出部21がリテーナ44に当接して移動
を止められた状態で、検査部14が検査位置DPから、
上記の重なり量L4に等しい後退量L2だけ後退した位
置に規定されることを意味する。
【0027】すなわち、図5(b)に示すように、検査
対象がリテーナ44が浮き上がっている不良品のコネク
タ40である場合には、トグルレバー16によって検査
部14を移動させていくと、検査部14の突出部21が
リテーナ6に当接するため、検査部14は、検査位置D
Pまで到達できずに検査位置から所定の後退量L2だけ
後退した位置に規定される。
【0028】このとき、後退許容プローブ23の当接部
26が完全に埋没することにより、検査部14の背面2
2とトグルレバー16の当接面35とが直接当接するよ
うになっている。そして、コンタクトプローブ15の検
出子52が最大量進出するものの、この検出子52の進
退量L1を、検査部14の検査位置DPからの後退量L
2が上回るので、端子Tと検出子52との間には、L4
(=L2−L1。L4は例えば1mm)の隙間が形成さ
れ、全端子Tの導通がとれない状態となる。その結果、
リテーナ44の装着不良を検出することができる。
【0029】本実施の形態によれば、通常の導通検査を
実施する工程でリテーナ44の装着不良を確実に検出す
ることができる。このように不良品である場合、図5
(b)に示すように装着不良のリテーナ44を検査部1
4を介して後退許容プローブ23の圧縮コイルばね28
が弾力的に押すことになるので、リテーナ44や検査部
14を損傷させてしまうようなことがない。したがっ
て、不良品と判定されたコネクタに関して装着不良のリ
テーナ44を正規に装着する作業を実施することによ
り、良品とすることが可能である。一方、良品である場
合はそのまま通常の導通検査を実施することができる。
【0030】また、リテーナ44の装着不良を検出する
ときの検査部14の検査位置DPからの後退量L2が、
コンタクトプローブ15の検出子52の進退量L1より
も大きくなるように設定されている(進退量L1<後退
量L2。例えば検出子52の進退量L1が2mmである場
合に、後退量L2が3mmと設定される。)ので、リテー
ナ44が浮き上がっている場合に、検出子52と端子T
との接触を確実に回避して、リナーナ44の装着不良を
確実に検出することができ、検出の信頼性が高い。
【0031】さらに、装着不良のリテーナ44によって
検査部14が検査位置から所定の後退量L2だけ後退し
た位置で、検査部14がトグルレバー16に直接当てら
れるので、検査部14の後退位置を精度良く規定するこ
とができる。その結果、検査部14の後退量に関する不
確定要素を排除して、リテーナ44の装着不良の検出の
信頼性をより向上させることができる。
【0032】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲で種々の変更を施すこと
ができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、リテーナがコ
ネクタハウジングから浮き上がっている場合、検査部の
突出部がリテーナに当接するため、検査部は、検査位置
まで到達できずに検査位置から所定の後退量だけ後退し
た位置に規定される。その結果、コネクタの全端子に関
して導通がとれない状態となり、リテーナの装着不良を
通常の導通検査の工程の中で作業性良く且つ確実に検出
することができる。また、装着不良のリテーナを検査部
を介して弾性部材が弾力的に押すので、リテーナを損傷
させてしまうようなことがなく、したがって、装着不良
のリテーナを正規に装着する作業を実施することによ
り、良品とすることが可能である結果、実質的な不良率
を低下させることができる。
【0034】請求項2記載の発明では、検査部の後退量
を上記検出子の進退量よりも大きくしてあるので、リテ
ーナが浮き上がっている場合に検出子とコネクタの端子
との接触を確実に回避して、リナーナの装着不良を確実
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の導通検査装置と検査対
象のコネクタの分解斜視図である。
【図2】(a)及び(b)はコンタクトプローブの動作
を示す導通検査装置の要部の断面図である。
【図3】検査部の検査位置からの後退を許容する後退許
容プローブの動作を示す導通検査装置の要部の断面図で
ある。
【図4】コネクタ受け部に検査対象のコネクタをセット
した状態の導通検査装置の一部破断側面図である。
【図5】(a)はリテーナが正規に装着されたコネクタ
を検査するときの導通検査装置の一部破断側面図であ
り、(b)リナーナが装着不良であるコネクタを検査す
るときの導通検査装置の一部破断側面図である。
【図6】従来の導通検査装置と検査対象のコネクタの分
解斜視図である。
【符号の説明】
10 導通検査装置 11 ベース 12 レール 13 コネクタ受け部 14 検査部 15 コンタクトプローブ 16 トグルレバー(移動手段) 19 検査面 21 突出部 23 後退許容プローブ 24 収容孔 25 軸 26 当接部 27 ストッパ 28 圧縮コイルばね(弾性部材) 40 コネクタ 41 コネクタハウジング 42 端子挿入孔 43 側面 44 リテーナ 51 検出子 53 圧縮コイルばね L1 進退量 L2 後退量 DP 検査位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コネクタハウジングの両端面に開口する複
    数の端子挿入孔のそれぞれに一端側から挿入された端子
    を、コネクタハウジングの側面に設けたリテーナによっ
    て端子挿入孔内に止定するコネクタの導通を検査する導
    通検査装置において、 上記コネクタハウジングを受けるコネクタ受け部と、 このコネクタ受け部に対向する検査面を有しコネクタ受
    け部に近接する方向の前後に進退自在な検査部と、 この検査部をコネクタ受け部に近接する方向に沿って検
    査位置に移動させる移動手段と、 検査部に保持され、検査部が検査位置に移動した状態で
    各端子挿入孔の他側から導入され各端子とそれぞれ接触
    して導通を得る複数の検出子と、 検査部の検査面に突出形成され、検査部の検査位置側へ
    の移動に伴ってコネクタハウジングの側面に沿って移動
    する突出部と、 上記移動手段と検査部との間に介在し、検査部を検査位
    置側へ弾力的に押す弾性部材とを備え、 上記移動手段が検査部を検査位置側へ移動させるとき
    に、検査部の突出部が装着不良のリテーナに当接するこ
    とにより、上記弾性部材に抗して検査部が検査位置から
    所定の後退量だけ後退した位置に規定され、上記検出子
    と端子との接触が回避されることを特徴とする導通検査
    装置。
  2. 【請求項2】上記検出子は、コネクタ受け部に近接する
    方向の前後に所定の進退量だけ進退可能に検査部に保持
    されると共にコネクタ受け部側に向けて弾性付勢されて
    おり、 上記検査部の所定の後退量が上記検出子の所定の進退量
    よりも大きくなるように設定されていることを特徴とす
    る請求項1記載の導通検査装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101960679A (zh) * 2007-12-28 2011-01-26 矢崎总业株式会社 导通检查装置的检测针保护结构
CN114217117A (zh) * 2021-10-29 2022-03-22 航天科工防御技术研究试验中心 一种连接器的测试装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101960679A (zh) * 2007-12-28 2011-01-26 矢崎总业株式会社 导通检查装置的检测针保护结构
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