JP2000148216A - プラントコントローラ通信装置 - Google Patents

プラントコントローラ通信装置

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JP2000148216A
JP2000148216A JP10322678A JP32267898A JP2000148216A JP 2000148216 A JP2000148216 A JP 2000148216A JP 10322678 A JP10322678 A JP 10322678A JP 32267898 A JP32267898 A JP 32267898A JP 2000148216 A JP2000148216 A JP 2000148216A
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JP
Japan
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plant controller
communication device
cpu
data
general
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JP10322678A
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Masayasu Imada
正健 今田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプラントコントローラ通信装置は、エ
ンディアン方式の異なる相手と通信する場合は、プラン
トコントローラCPU装置や汎用計算機CPUの処理能
力を用い、エンディアン変換することが必要であった。 【解決手段】 プラントコントローラCPU装置1とバ
ス6を介して接続され、汎用計算機15Aとイーサネッ
トI/F9を介してTCP/IPプロトコルによるデー
タ通信を行うTCP/IP通信処理11を有し、さらに
バイト順を変換することによってプラントコントローラ
CPU装置1のリトルエンディアン方式のデータと汎用
計算機15Aのビッグエンディアン方式のデータを変換
するエンディアン変換処理12を有して、プラントコン
トローラCPU装置1と汎用計算機15Aとのデータ通
信を、エンディアン変換処理12を介して行うプラント
コントローラ通信装置としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種プラントに
おいて、プラントを制御するプラントコントローラCP
U装置が汎用計算機とTCP/IP(Transmis
sion Control Protocol/Int
ernet Protocol)プロトコルによる通信
を行うためのプラントコントローラ通信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のプラントコントローラ
通信装置と関連装置を示すブロック図である。図におい
て、1はプラントを制御するプラントコントローラCP
U装置、2はプラントコントローラCPU装置1におけ
る制御処理3やエンディアン変換処理21などを実行す
るリトルエンディアン方式のCPU、4はこのCPU2
がアクセスする主メモリ、5はプラントコントローラC
PU装置1のバスI/Fである。
【0003】7はプラントコントローラ通信装置、8は
プラントコントローラCPU装置1とバス6を介して接
続するプラントコントローラ通信装置7のバスI/F、
9はプラントコントローラ通信装置7のLAN接続手段
であるイーサネットI/F、10はプラントコントロー
ラ通信装置7におけるTCP/IP通信処理11を実行
する通信装置CPU、13は通信装置CPU10が通信
相手別にデータを書き込むチャネル別エリア14A、1
4Bを持つ送受信バッファメモリである。
【0004】15A、15Bはプラントコントローラ通
信装置7のイーサネットケーブル16を介した通信相手
となる汎用計算機であり、17A、17Bはそれぞれの
イーサネットI/F、18A、18Bは汎用計算機15
A、15Bのビックエンディアン方式のCPU、19
A、19BはCPU18A、18Bで実行されるTCP
/IP通信処理、20A、20Bは汎用計算機15A、
15Bの主メモリである。22はCPU18Aで実行さ
れるエンディアン変換処理である。図11は、従来のプ
ラントコントローラ通信装置を適用したシステムにおけ
るプラントコントローラ通信装置の送信動作を説明する
図である。図11において、23は主メモリに格納され
るバイト列、24はチャネル別エリア14Aに格納され
るバイト列、25はイーサネットケーブル16の伝送路
上のバイト列、26は主メモリ20Aに格納されたバイ
ト列、27はCPU18Aによってエンディアン変換処
理22を施されたバイト列である。
【0005】図12は、従来のプラントコントローラ通
信装置を適用したシステムにおけるプラントコントロー
ラ通信装置の受信動作を説明する図である。図12にお
いて、28は主メモリ20Bに格納されたバイト列、2
9は伝送路上のバイト列、30はチャネル別エリア14
Bに格納されたバイト列である。31は主メモリ4に格
納されたバイト列、32はエンディアン変換処理21に
よって並び替えられ、主メモリ4に格納されたバイト列
である。
【0006】次に動作について説明する。一般にプラン
トコントローラCPU装置1がTCP/IPプロトコル
を使用して複数の汎用計算機と通信する場合は、TCP
/IP通信処理11を実装したプラントコントローラ通
信装置7を介して通信を行う。この時の従来のシステム
の動作を、図11及び図12に示すが、説明の便宜上、
プラントコントローラがリトルエンディアン方式で、汎
用計算機がビックエンディアン方式、さらに受信側がデ
ータのエンディアン変換を行う場合について示してい
る。
【0007】図11は従来のシステムにおいて、プラン
トコントローラCPU装置1が送信したデータを汎用計
算機15Aが受信する動作を示すものである。プラント
コントローラCPU装置1が送信するデータを、1文字
を1バイトとする0123、4567、・・・、ABC
Dというバイト組の系列とするとき、主メモリ4にはバ
イト列23として格納される。このデータは、プラント
コントローラ通信装置7の送受信バッファメモリ13内
に設けられたチャネル別エリア14Aに転送され、バイ
ト列24となり、通信装置CPU10のTCP/IP通
信処理11とイーサネットI/F9を介して伝送路上に
乗せられる。このとき、通信装置CPU10がリトルエ
ンディアン方式であれば、伝送路上のバイト列25は
3、2、1、0、7、6・・・、C、B、Aという系列
となり、通信相手の汎用計算機15Aに送られる。汎用
計算機15Aは、イーサネットI/F17AとTCP/
IP通信処理19Aを介して、受信したバイト列を主メ
モリ20Aに格納するが、ビックエンディアン方式のC
PU18Aであることから、そのデータは、3210、
7654、・・・、DCBAというバイト組のバイト列
26となってしまう。このデータはプラントコントロー
ラ側が送信しようとしたデータ内容と異なっているた
め、CPU18Aのエンディアン変換処理22によって
バイト列を並び替え、0123、4567、・・・、A
BCDというバイト組のバイト列27を生成すること
で、通信が完了したことになる。
【0008】図12は従来のシステムにおいて、汎用計
算機が送信したデータをプラントコントローラが受信す
る動作を示すものである。汎用計算機15Bが送信する
データを、1文字を1バイトとする0123、456
7、・・・、ABCDというバイト組の系列とすると
き、主メモリ20Bにはバイト列28として格納され
る。このデータはCPU18BのTCP/IP通信処理
19BとイーサネットI/F17Bを介して、伝送路上
に乗せられる。このとき汎用計算機15Bはビックエン
ディアン方式であるので、伝送路上のバイト列29は、
0、1、2、3、4、5、・・・、B、C、Dという系
列となり、通信相手のプラントコントローラ通信装置7
に送られる。プラントコントローラ通信装置7は、イー
サネットI/F9を介して、TCP/IP通信処理11
の作用で、受信したバイト列を送受信バッファメモリ1
3に設けられたチャネル別エリア14Bに格納するが、
通信装置CPU10がリトルエンディアン方式のCPU
であることから、そのデータは、3210、7654、
・・・、DCBAというバイト組のバイト列30となっ
てしまう。このデータはコントローラCPU装置1のC
PU2により、主メモリ4に読込まれ、バイト列31と
なるが、汎用計算機15Bが送信しようとしたデータ内
容と異なっているため、CPU2のエンディアン変換処
理21により、バイト列31を並び替え、0123、4
567、・・・、ABCDというバイト組のバイト列3
2を生成することで通信が完了したことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラントコント
ローラ通信装置は、以上のように構成されているので、
エンディアン方式の異なる相手と通信する場合は、送受
信バッファメモリ上のデータのバイト列が送り側と受け
側で異なってしまう問題があり、プラントコントローラ
CPU装置1や汎用計算機CPUの処理能力を用い、エ
ンディアン変換することが必要である。このためプラン
トコントローラCPU装置1や汎用計算機CPUの負荷
が増え、行うべき本来の制御処理能力を犠牲にしてしま
うという問題点があった。
【0010】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、エンディアン方式の異なる
汎用計算機との通信において、プラントコントローラC
PU装置や汎用計算機のCPUに、負荷をかけずに通信
できるプラントコントローラ通信装置を得ることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるプラン
トコントローラ通信装置においては、汎用計算機とネッ
トワークを形成する伝送路を介して接続するよう構成さ
れたインターフェイスと、TCP/IPプロトコルによ
るデータ通信処理を行うTCP/IP通信処理部と、バ
イト順を変換することによって第一のデータ形式と第二
のデータ形式との変換を行う変換部を備え、プラントコ
ントローラCPU装置と汎用計算機とのデータ通信は、
変換部を介して行われるようにしたものである。また、
インターフェイスは、イーサネットインターフェイスで
あり、伝送路はイーサネット伝送路としたものである。
また、インターフェイスは、FDDIインターフェイス
であり、伝送路はFDDI伝送路としたものである。
【0012】さらに、伝送路を介して接続される汎用計
算機は複数であり、汎用計算機毎に区分されて通信デー
タを格納するよう構成された送受信バッファメモリを備
え、送受信バッファメモリは汎用計算機毎に変換部によ
る変換の要否を記憶した変換要否テーブルを有するもの
である。また、データ形式はリトルエンディアン方式ま
たはビッグエンディアン方式であり、変換部はエンディ
アン変換を行うものである。加えて、通信データを処理
する第三のCPUを備え、変換部は第三のCPUの一機
能によって形成されるものである。また、変換部を形成
する変換装置を備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図1に基づいて説明する。図1は、この
発明の実施の形態1によるプラントコントローラ通信装
置を適用したシステムの構成を示すブロック図である。
図において、1はプラントを制御するプラントコントロ
ーラCPU装置、2はプラントコントローラCPU装置
1における制御処理3を実行する第一のデータ形式であ
るリトルエンディアン方式のデータを処理する第一のC
PU、4はこのCPU2がアクセスする主メモリ、5は
プラントコントローラCPU装置1のバスI/Fであ
る。
【0014】7はプラントコントローラ通信装置、8は
プラントコントローラCPU装置1とバス6を介して接
続するプラントコントローラ通信装置7のバスI/F、
9はプラントコントローラ通信装置7のLAN接続手段
であるイーサネットI/F、10はプラントコントロー
ラ通信装置7におけるTCP/IP通信処理11やエン
ディアン変換処理12を実行する第三のCPUである通
信装置CPUで、リトルエンディアン方式である。エン
ディアン変換処理12は、バイト順の変換によってリト
ルエンディアン方式からビッグエンディアン方式へ、ま
たはビッグエンディアン方式からリトルエンディアン方
式への変換をする変換部を形成する。13は通信装置C
PU10が通信相手別にデータを書き込むチャネル別エ
リア14A、14Bを持つ送受信バッファメモリであ
る。15A、15Bはプラントコントローラ通信装置7
のイーサネットケーブル16を介した通信相手となる汎
用計算機であり、17A、17Bはそれぞれのイーサネ
ットI/F、18A、18Bは汎用計算機15A、15
Bの第二のデータ形式であるビックエンディアン方式の
データを処理する第二のCPU、19A、19BはCP
U18A、18Bで実行されるTCP/IP通信処理、
20A、20Bは汎用計算機15A、15Bの主メモリ
である。
【0015】図2は、この発明の実施の形態1によるプ
ラントコントローラ通信装置を適用したシステムにおけ
るプラントコントローラ通信装置の送信動作を説明する
図である。図2において、1〜20Bは図1におけるも
のと同一のものである。33〜37はバイト列である。
図3は、この発明の実施の形態1によるプラントコント
ローラ通信装置を適用したシステムにおけるプラントコ
ントローラ通信装置の受信動作を説明する図である。図
において、1〜20Bは図1におけるものと同一のもの
である。38〜42はバイト列である。
【0016】次に動作について説明する。先ず、図2を
用いてプラントコントローラ通信装置7が送信したデー
タを汎用計算機15Aが受信する動作を説明する。プラ
ントコントローラ通信装置7が送信するデータを、1文
字を1バイトとする0123、4567、・・・、AB
CDというバイト組の系列とするとき、主メモリ4には
バイト列33として格納される。このデータはプラント
コントローラ通信装置7の送受信バッファメモリ13内
に設けられたチャネル別エリア14Aに転送され、バイ
ト列34となり、通信装置CPU10のエンディアン変
換処理12によりバイト列35に変換された後、TCP
/IP通信処理11とイーサネットI/F9を介して伝
送路上に乗せられる。このとき通信装置CPU10がリ
トルエンディアン方式であるので、伝送路上のバイト列
36は、0、1、2、3、4、5、・・・、B、C、D
という系列となり、通信相手の汎用計算機15Aに送ら
れる。汎用計算機15Aは、イーサネットI/F17A
とTCP/IP通信処理19Aを介して、受信したバイ
ト列を主メモリ20Aに格納し、0123、4567、
・・・、ABCDというバイト組の系列としてバイト列
37を得る。
【0017】次に、図3を用いて汎用計算機15Bが送
信したデータをプラントコントローラ通信装置7が受信
する動作について説明する。汎用計算機15Bが送信す
るデータを、1文字を1バイトとする0123、456
7、・・・、ABCDというバイト組の系列とすると
き、主メモリ20Bにはバイト列38として格納され
る。このデータはCPU18BのTCP/IP通信処理
19BとイーサネットI/F17Bを介して伝送路上に
乗せられる。このとき汎用計算機15Bはビックエンデ
ィアン方式であるので、伝送路上のバイト列39は0、
1、2、3、4、5、・・・、B、C、Dという系列と
なり、通信相手のプラントコントローラ通信装置7に送
られる。プラントコントローラ通信装置7は、イーサネ
ットI/F9を介してバイト列36を受信し、TCP/
IP通信処理11により、受信したバイト列を送受信バ
ッファメモリ13に設けられたチャネル別エリア14B
に格納するが、通信装置CPU10がリトルエンディア
ン方式のCPUであることから、その受信データである
バイト列40は3210、7654、・・・、DCBA
というバイト組の系列となるが、通信装置CPU10に
よるエンディアン変換処理12によりバイト列41に変
換される。このデータはコントローラCPU装置1のC
PU2により、主メモリ4に読込まれ、バイト列42と
して受信データが得られる。以上のように、プラントコ
ントローラ通信装置7がエンディアン変換を行うことに
より、プラントコントローラCPU装置1や汎用計算機
のCPUの負荷を軽減することができる。
【0018】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2によるプラントコントローラ通信装置を適用した
システムの構成を示すブロック図である。図において、
1〜20Bは図1におけるものと同一のものである。4
3は送受信バッファメモリ13に設けられ、チャネル別
にエンディアン変換処理の要否を記録するチャネル別変
換要否テーブルである。実施の形態1では、プラントコ
ントローラ通信装置7が、ビックエンディアン方式のC
PUを持つ汎用計算機と通信する場合について述べた
が、実施の形態2では、図4に示すように、チャネル別
変換要否テーブル43を設け、通信前に予めエンディア
ン変換処理の要否を記録しておくことにより、通信装置
CPUはチャネル別変換要否テーブル43を参照してチ
ャネル別にエンディアン変換を行うようにするものであ
る。
【0019】図5は、この発明の実施の形態2によるプ
ラントコントローラ通信装置を適用したシステムにおけ
るプラントコントローラ通信装置の送受信動作を説明す
る図である。図において、1〜20B、43は図4にお
けるものと同一のものである。44〜52はバイト列で
ある。次に動作について説明する。図5は実施の形態2
において、プラントコントローラ通信装置7が送信した
データをリトルエンディアン方式の汎用計算機が受信す
る動作と、ビックエンディアン方式の汎用計算機が送信
したデータをプラントコントローラ通信装置7が受信す
る動作を示すものである。
【0020】先ず、プラントコントローラ通信装置7が
汎用計算機15Aに送信する場合を説明する。プラント
コントローラ通信装置7が送信するデータを、1文字を
1バイトとする0123、4567、・・・、ABCD
というバイト組の系列とするとき、主メモリ4にはバイ
ト列44として格納される。このデータはプラントコン
トローラ通信装置7の送受信バッファメモリ13内に設
けられたチャネル別エリア14Aに転送され、バイト列
45となる。通信装置CPU10はチャネル別変換要否
テーブル43を参照し、エンディアン変換が不要である
ことを読み取り、バイト列44を変換することなく、T
CP/IP通信処理11とイーサネットI/F9を介し
て、伝送路上に送り出す。このとき伝送路上のバイト列
は3、2、1、0、7、6、・・・、C、B、Aという
系列となり、通信相手の汎用計算機15Aに送られる。
汎用計算機15Aは、イーサネットI/F17AとTC
P/IP通信処理19Aを介して、受信したバイト列を
主メモリ20Aに格納し、0123、4567、・・
・、ABCDというバイト組の系列としてバイト列47
を得る。
【0021】次に、汎用計算機15Bからプラントコン
トローラ通信装置7に送信する場合について説明する。
汎用計算機15Bが送信するデータを、1文字を1バイ
トとする0123、4567、・・・、ABCDという
バイト組の系列とするとき、主メモリ20Bにはバイト
列48として格納される。このデータはCPU18Bの
TCP/IP通信処理19BとイーサネットI/F17
Bを介して伝送路上に乗せられる。このとき汎用計算機
15Bはビックエンディアン方式であるので、伝送路上
のバイト列49は0、1、2、3、4、5、・・・、
B、C、Dという系列となり、通信相手のプラントコン
トローラ通信装置7に送られる。プラントコントローラ
通信装置7は、イーサネットI/F9を介してバイト列
46を受信し、TCP/IP通信処理11により、受信
したバイト列を送受信バッファメモリ13に設けられた
チャネル別エリア14Bに格納するが、通信装置CPU
10がリトルエンディアン方式のCPUであることか
ら、その受信データであるバイト列50は、3210、
7654、DCBAというバイト組の系列となる。通信
装置CPU10は、チャネル別変換要否テーブル43を
参照し、エンディアン変換が必要であることを読み取
り、エンディアン変換処理12によりバイト列51に変
換する。このデータはプラントコントローラCPU装置
1のCPU2の作用により、主メモリ4に読込まれ、バ
イト列52として受信データが得られる。
【0022】以上のように、プラントコントローラ通信
装置7がエンディアン変換を行うことにより、プラント
コントローラCPU装置1や汎用計算機のCPUの負荷
を軽減することができ、さらに、一つのプラントコント
ローラ通信装置がビックエンディアン方式の汎用計算機
とリトルエンディアン方式の汎用計算機のそれぞれと通
信することができる。
【0023】実施の形態3.図6は、この発明の実施の
形態3によるプラントコントローラ通信装置を適用した
システムの構成を示すブロック図である。図において、
1〜11、13〜20B、43は、図4におけるものと
同一のものである。53は通信装置CPU10と別に、
プラントコントローラ通信装置7に設けられたエンディ
アン変換装置である。実施の形態2では、通信装置CP
U10のエンディアン変換処理12により、チャネル別
変換要否テーブル43を参照してエンディアン変換する
場合について述べたが、実施の形態3では、図6に示す
ように、エンディアン変換装置53を設け、エンディア
ン変換処理をエンディアン変換装置53により行うよう
にしたので、通信装置CPU10は、TCP/IP通信
処理11に専念することができ、通信性能に優れたプラ
ントコントローラ通信装置7を得ることができる。
【0024】実施の形態4.図7は、この発明の実施の
形態4によるプラントコントローラ通信装置を適用した
システムの構成を示すブロック図である。図において、
1〜8、10〜15B、18A〜20Bは、図1におけ
るものと同一のものである。54は、プラントコントロ
ーラ通信装置7のFDDI(Fiber Distri
buted Data Interface)伝送路に
接続されるFDDII/F、55A、55Bは汎用計算
機15A、15BのFDDII/Fである。57はFD
DI伝送路である。
【0025】実施の形態1では、プラントコントローラ
通信装置7のイーサネットI/F9によりイーサネット
を介したTCP/IP通信においてエンディアン変換す
る場合について述べたが、実施の形態4では、図7に示
すように、プラントコントローラ通信装置7にFDDI
I/F54を設け、FDDII/F54を介してTCP
/IP通信を行うようにしたので、FDDIを通信手段
とするプラントにおいても、エンディアン方式の異なる
汎用計算機との通信においてプラントコントローラCP
U装置や汎用計算機のCPUの負荷を軽減することがで
きる。
【0026】実施の形態5.図8は、この発明の実施の
形態5によるプラントコントローラ通信装置を適用した
システムの構成を示すブロック図である。図において、
1〜8、10〜15B、18A〜20B、54〜55
B、57は図7におけるものと、43は図4におけるも
のと同一のものである。実施の形態4では、プラントコ
ントローラ通信装置7がFDDII/F54を用いてビ
ックエンディアン方式のCPUを持つ汎用計算機と通信
する場合について述べたが、実施の形態5では、図8に
示すように、チャネル別変換要否テーブル43を設け、
通信前に予めエンディアン変換処理の要否を記録してお
くことにより、通信装置CPU10は、このチャネル別
変換要否テーブル43を参照してチャネル別にエンディ
アン変換を行うようにしたので、一つのプラントコント
ローラ通信装置7が、ビックエンディアン方式の汎用計
算機とリトルエンディアン方式汎用計算機のそれぞれと
通信することができる。
【0027】実施の形態6.図9は、この発明の実施の
形態6によるプラントコントローラ通信装置を適用した
システムの構成を示すブロック図である。図において、
1〜8、10、11、13〜15B、18A〜20B、
43、54〜55B、57は図8におけるものと、53
は図6におけるものと同一のものである。実施の形態5
では、通信装置CPU10のエンディアン変換処理12
により、チャネル別変換要否テーブル43を参照してエ
ンディアン変換する場合について述べたが、実施の形態
6では、図9に示すように、エンディアン変換装置53
を設け、エンディアン変換処理をエンディアン変換装置
53により行うようにしたので、通信装置CPU10
は、TCP/IP通信処理11に専念することができ、
通信性能に優れた装置を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。汎用計
算機とネットワークを形成する伝送路を介して接続する
よう構成されたインターフェイスと、TCP/IPプロ
トコルによるデータ通信処理を行うTCP/IP通信処
理部と、バイト順を変換することによって第一のデータ
形式と第二のデータ形式との変換を行う変換部を備え、
プラントコントローラCPU装置と汎用計算機とのデー
タ通信は、変換部を介して行われるようにしたので、プ
ラントコントローラCPU装置と汎用計算機のCPUを
用いることなく、変換を行うことができ、プラントコン
トローラCPU装置と汎用計算機のCPUの負担を軽減
することができる。
【0029】また、インターフェイスは、イーサネット
インターフェイスであり、伝送路はイーサネット伝送路
としたので、イーサネットを通信手段とする通信におい
てもプラントコントローラCPU装置と汎用計算機のC
PUの負担を軽減することができる。また、インターフ
ェイスは、FDDIインターフェイスであり、伝送路は
FDDI伝送路としたので、FDDIを通信手段とする
通信においてもプラントコントローラCPU装置と汎用
計算機のCPUの負担を軽減することができる。
【0030】さらに、伝送路を介して接続される汎用計
算機は複数であり、汎用計算機毎に区分されて通信デー
タを格納するよう構成された送受信バッファメモリを備
え、送受信バッファメモリは汎用計算機毎に変換部によ
る変換の要否を記憶した変換要否テーブルを有するの
で、通信相手の汎用計算機に合わせてデータ形式の変換
を行うことができる。また、データ形式はリトルエンデ
ィアン方式またはビッグエンディアン方式であり、変換
部はエンディアン変換を行うので、エンディアン方式の
異なるCPU間の変換をプラントコントローラCPU装
置と汎用計算機のCPUを用いることなく行うことがで
きる。
【0031】加えて、通信データを処理する第三のCP
Uを備え、変換部は第三のCPUの一機能によって形成
されるので、プラントコントローラCPU装置と汎用計
算機のCPUを用いることなくデータ形式の変換を行う
ことができる。また、変換部を形成する変換装置を備え
たので、第三のCPUに負担を掛けることなく変換を行
うことができ、通信性能に優れた装置とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるプラントコン
トローラ通信装置を適用したシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のプラントコントロ
ーラ通信装置を適用したシステムにおけるプラントコン
トローラ通信装置の送信動作を説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のプラントコントロ
ーラ通信装置を適用したシステムにおけるプラントコン
トローラ通信装置の受信動作を説明する図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるプラントコン
トローラ通信装置を適用したシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2のプラントコントロ
ーラ通信装置を適用したシステムにおけるプラントコン
トローラ通信装置の送受信動作を説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるプラントコン
トローラ通信装置を適用したシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図7】 この発明の実施の形態4によるプラントコン
トローラ通信装置を適用したシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図8】 この発明の実施の形態5によるプラントコン
トローラ通信装置を適用したシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図9】 この発明の実施の形態6によるプラントコン
トローラ通信装置を適用したシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図10】 従来のプラントコントローラ通信装置を適
用したシステムの構成を示すブロック図である。
【図11】 従来のプラントコントローラ通信装置を適
用したシステムにおけるプラントコントローラ通信装置
の送信動作を説明する図である。
【図12】 従来のプラントコントローラ通信装置を適
用したシステムにおけるプラントコントローラ通信装置
の受信動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 プラントコントローラCPU装置、 2 CPU、
3 制御処理、4 主メモリ、 7 プラントコント
ローラ通信装置、9 イーサネットI/F、 10 通
信装置CPU、11 TCP/IP通信処理、 12
エンディアン変換処理、13 送受信バッファメモリ、
14A,14B チャネル別エリア、15A,15B
汎用計算機、 16 イーサネットケーブル、17
A,17B イーサネットI/F、 18A,18B
CPU、19A,19B TCP/IP通信処理、 2
0A,20B 主メモリ、43 チャネル別変換要否テ
ーブル、 53 エンディアン変換装置、57 FDD
I伝送路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA01 GA21 HA06 JA35 KA06 KB04 KH00 5H220 AA01 CC09 CX09 EE10 HH01 JJ12 5K033 AA03 BA03 CA08 CB02 CB14 DA13 DB13 DB16 9A001 CC06 CC08 HH34 JJ25 KZ32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のデータ形式のデータを処理するよ
    う構成された第一の中央処理装置(以下、CPUとい
    う)を有してプラントを制御するプラントコントローラ
    CPU装置と、第二のデータ形式のデータを処理するよ
    う構成された第二のCPUを有する汎用計算機とにそれ
    ぞれ接続され、上記プラントコントローラCPU装置と
    上記汎用計算機との間でデータ通信を行うよう構成され
    たプラントコントローラ通信装置において、上記汎用計
    算機とネットワークを形成する伝送路を介して接続する
    よう構成されたインターフェイス、TCP/IPプロト
    コルによるデータ通信処理を行うTCP/IP通信処理
    部、バイト順を変換することによって第一のデータ形式
    と第二のデータ形式との変換を行う変換部を備え、上記
    プラントコントローラCPU装置と上記汎用計算機との
    データ通信は、上記変換部を介して行われることを特徴
    とするプラントコントローラ通信装置。
  2. 【請求項2】 インターフェイスは、イーサネットイン
    ターフェイスであり、伝送路はイーサネット伝送路であ
    ることを特徴とする請求項1記載のプラントコントロー
    ラ通信装置。
  3. 【請求項3】 インターフェイスは、FDDIインター
    フェイスであり、伝送路はFDDI伝送路であることを
    特徴とする請求項1記載のプラントコントローラ通信装
    置。
  4. 【請求項4】 伝送路を介して接続される汎用計算機は
    複数であり、上記汎用計算機毎に区分されて通信データ
    を格納するよう構成された送受信バッファメモリを備
    え、上記送受信バッファメモリは上記汎用計算機毎に変
    換部による変換の要否を記憶した変換要否テーブルを有
    することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一
    項記載のプラントコントローラ通信装置。
  5. 【請求項5】 データ形式はリトルエンディアン方式ま
    たはビッグエンディアン方式であり、変換部はエンディ
    アン変換を行うことを特徴とする請求項1〜請求項4の
    いずれか一項記載のプラントコントローラ通信装置。
  6. 【請求項6】 通信データを処理する第三のCPUを備
    え、変換部は上記第三のCPUの一機能によって形成さ
    れることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一
    項記載のプラントコントローラ通信装置。
  7. 【請求項7】 変換部を形成する変換装置を備えたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項記載の
    プラントコントローラ通信装置。
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