JP2000145691A - 遠心型羽根車 - Google Patents
遠心型羽根車Info
- Publication number
- JP2000145691A JP2000145691A JP10321667A JP32166798A JP2000145691A JP 2000145691 A JP2000145691 A JP 2000145691A JP 10321667 A JP10321667 A JP 10321667A JP 32166798 A JP32166798 A JP 32166798A JP 2000145691 A JP2000145691 A JP 2000145691A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- impeller
- taper
- core plate
- fastening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】軸締結部の面圧の確保と接触部分の信頼性の確
保することにある。 【解決手段】羽根車と軸との締結部をテーパ構造とし、
かつ面に表面硬化処理を施すことにより、羽根車の変形
を軸側のテーパにより拘束することにより、トルク伝達
を確保し、かつ面圧強度も改善することにより解決し
た。
保することにある。 【解決手段】羽根車と軸との締結部をテーパ構造とし、
かつ面に表面硬化処理を施すことにより、羽根車の変形
を軸側のテーパにより拘束することにより、トルク伝達
を確保し、かつ面圧強度も改善することにより解決し
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は遠心型圧縮機の羽根
車を対象として、考案されたものであるが、遠心型ポン
プ，遠心型送風機など遠心型羽根車全般にも応用でき
る。
車を対象として、考案されたものであるが、遠心型ポン
プ，遠心型送風機など遠心型羽根車全般にも応用でき
る。
【０００２】
【従来の技術】従来技術では、羽根車の軸締結部の設計
は締め付けボルトまたは軸端に設けられたネジに締め付
けナットを締め付けることにより発生する胴付け面の摩
擦力によりトルク伝達と羽根車の固定を確保するように
されていたが、羽根車が高速で回転すると、遠心力によ
り羽根車は軸方向の変形を生じ（軸方向に板厚が減少す
るような変形）、締め代が減少し、そのため胴付け面の
面圧が低下し、トルク伝達，振動特性に異常をきたすこ
とがあった。
は締め付けボルトまたは軸端に設けられたネジに締め付
けナットを締め付けることにより発生する胴付け面の摩
擦力によりトルク伝達と羽根車の固定を確保するように
されていたが、羽根車が高速で回転すると、遠心力によ
り羽根車は軸方向の変形を生じ（軸方向に板厚が減少す
るような変形）、締め代が減少し、そのため胴付け面の
面圧が低下し、トルク伝達，振動特性に異常をきたすこ
とがあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明では比較的簡単
な構造や熱処理による材質の改善により、羽根車の軸方
向の締め代の確保と、かつ当該部の耐フレッチング性を
向上させることにより羽根車の強度信頼性を向上させる
ことである。
な構造や熱処理による材質の改善により、羽根車の軸方
向の締め代の確保と、かつ当該部の耐フレッチング性を
向上させることにより羽根車の強度信頼性を向上させる
ことである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の遠心型羽根車は
羽根の心板の内周部で軸締結時に胴付け面となる部分に
テーパを設け、反対側の面から締め付けボルトまたは締
め付けナットで軸方向に羽根車をはさみ軸に固定する固
着力を改善したことにある。
羽根の心板の内周部で軸締結時に胴付け面となる部分に
テーパを設け、反対側の面から締め付けボルトまたは締
め付けナットで軸方向に羽根車をはさみ軸に固定する固
着力を改善したことにある。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１に本発明の実施例を示す。
【０００６】図１の遠心型羽根車は心板１，側板２，羽
根３により構成されており、心板の中心部はテーパ状に
なっており、この部分には表面硬化処理が施工されてい
る。
根３により構成されており、心板の中心部はテーパ状に
なっており、この部分には表面硬化処理が施工されてい
る。
【０００７】図２に本発明の効果を示す。図１の遠心型
羽根車において、心板は遠心応力により心板内周部は広
がり、板厚が減少する。
羽根車において、心板は遠心応力により心板内周部は広
がり、板厚が減少する。
【０００８】他方、軸に施工された凹み側のテーパは軸
の回転による変形は少ないから、羽根車の凸側のテーパ
の回転変形を拘束することになり、テーパのかみ合い面
の面圧は高くなる。
の回転による変形は少ないから、羽根車の凸側のテーパ
の回転変形を拘束することになり、テーパのかみ合い面
の面圧は高くなる。
【０００９】この面圧増加とは、トルク伝達に有効とな
るが、フレッチングなど面の損傷を起こす恐れが生じ
る。そこで、この面の信頼性を上げる手法として、表面
硬化処理（高周波焼入れなど）が施工されている。
るが、フレッチングなど面の損傷を起こす恐れが生じ
る。そこで、この面の信頼性を上げる手法として、表面
硬化処理（高周波焼入れなど）が施工されている。
【００１０】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、羽根車
の変形を軸側のテーパにより拘束することにより、トル
ク伝達を確保し、かつ面圧強度も改善することにより解
決した。
の変形を軸側のテーパにより拘束することにより、トル
ク伝達を確保し、かつ面圧強度も改善することにより解
決した。
【図１】本発明の実施例を示す遠心型羽根車の全体図で
ある。
ある。
【図２】本発明の遠心型羽根車の心板の軸締結部の詳細
を示す図である。
を示す図である。
１…心板、２…軸、３…締め付けボルト、４…締め付け
ボルトのくびれ部、５…羽根車のテーパ部。
ボルトのくびれ部、５…羽根車のテーパ部。
Claims (3)
- 【請求項１】心板，側板，羽根より構成される遠心型羽
根車において、羽根の心板の内周部で軸締結時に胴付け
面となる部分にテーパを設け、反対側の面から締め付け
ボルトまたは締め付けナットで軸方向に羽根車をはさみ
軸に固定する固着力を改善したことを特徴とする遠心型
羽根車。 - 【請求項２】請求項１記載において、締め付けボルトの
首下部を細くして、締め代を増大させたことを特徴とす
る遠心型羽根車。 - 【請求項３】請求項１記載において、心板の内周部で軸
締結時に胴付け面となる部分に設けたテーパ部の表面に
表面硬化処理（高周波焼き入れ処理など）を施したこと
を特徴とする遠心型羽根車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10321667A JP2000145691A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | 遠心型羽根車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10321667A JP2000145691A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | 遠心型羽根車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000145691A true JP2000145691A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18135073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10321667A Pending JP2000145691A (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | 遠心型羽根車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000145691A (ja) |
-
1998
- 1998-11-12 JP JP10321667A patent/JP2000145691A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040709 |