JP2000145147A - 湿式吹付け施工方法 - Google Patents
湿式吹付け施工方法Info
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Abstract
持させることにより、吹付けコンクリ−トの吹付け量を
増大し、急結性を保持し、止水性能を改良し、リバウン
ド率を低減し、かつ、品質を安定化することができ、さ
らに、該ベ−スコンクリ−トが高温下・長時間放置され
た場合も、これら特性を発揮することができる湿式吹付
け施工方法を提供すること。 【解決手段】 湿式吹付け施工において、スランプフロ
−が450〜750mm(好ましくは500〜700mm)の高流動性
ベ−スコンクリ−トを用い、これにセメント系急結剤を
添加して吹付けること。該ベ−スコンクリ−トは、(1)
Vロ−トによる流下時間が5〜20秒のものを用いるこ
と、(2)特定量の水硬性粉体・急結剤,粒径15mm以下
の骨材を配合することなど、(3)遅延剤,無水石膏など
が配合されること。
Description
造物などの建設工事に適する湿式吹付け施工方法に関す
るものである。
削後の露出面に生コンクリ−トを吹付けてライニング
し、該露出面の崩落を防止する方法が広く実施されてい
る。その生コンクリ−トを吹付ける施工方法には、乾式
工法と湿式工法が知られているが、該湿式工法は、乾式
工法に比べて粉塵の発生量が少ない、という利点がある
ため、吹付け工法の主流となっている。
“ベ−スコンクリ−ト”という)は、輸送パイプを通し
てポンプ圧送し、先端の吹付けノズルから掘削された露
出面に吹付けてライニングする工法である。その場合の
ベ−スコンクリ−トには、吹付け時の付着性を良くする
ために、粘性が比較的高い“スランプ:10〜22cmのも
の”が使用されている。
プフロ−値で流動性を示すような高流動性のコンクリ−
トは、ベ−スコンクリ−トとして使用されていない。そ
の理由は、高い流動性を有するベ−スコンクリ−トを用
いて湿式吹付け施工を行なった場合、急結性の低下、リ
バウンドの増大のほかに、吹き付けられたコンクリ−ト
の一部がダレ落ちることによる付着量の著しい低下など
が予想されることから、非実用的施工法と見做され検討
の対象とされることがなかったことによる。
−トのみを吹付けることはなく、通常、急結性を付与す
るために、該コンクリ−トをポンプ圧送中、急結剤を添
加し混合したコンクリ−ト(以下“吹付けコンクリ−
ト”という)を吹付けている。
化し、掘削断面・露出面が増大したことにより、 ・時間当たりの吹付け量の増加、 ・吹付け効率の改良、 などによる工費低減・工期短縮の要望が高まっている。
また、露出面の増大は、強度の著しく低い岩盤の露出頻
度を大きくし崩落する危険率も高くなるため、より高強
度を発現する湿式吹付けコンクリ−トの開発が望まれて
いる。さらに、従来の吹付け施工方法では、露出面のク
ラック、穴などを閉塞し、湧出する地下水を止めること
(以下“止水性能”という)が不十分であったために、こ
の点についての改良も期待されていた。
いて、従来の湿式吹付け施工方法は付着性を重視して、
ある程度粘りのある硬めのベ−スコンクリ−トが使用さ
れている。しかし、その粘りによって、 ・ベ−スコンクリ−トの圧送量が制限され、施工効率が
低くなり、かつ、 ・圧送中のベ−スコンクリ−トと、その途中で添加され
る急結剤(特に、粉体急結剤の場合)との混合が不十分
になり、吹付けコンクリ−トが不均質となる結果、吹き
付けられたコンクリ−トの強度のバラツキが大きくな
る、 などの欠点を有していた。
たものであって、その目的は、大規模なトンネル工事な
どの湿式吹付け施工方法において、 ・ベ−スコンクリ−トに高いポンプ圧送性を保持させる
ことにより、吹付けコンクリ−トの吹付け量(時間当た
り)を増大し、 ・該吹付けコンクリ−トの急結性・付着性を保持し、止
水性能を改良し、 ・該吹付けコンクリ−トのリバウンド率を低減し、か
つ、 ・該吹付けコンクリ−トの品質を安定化することがで
き、さらに、該ベ−スコンクリ−トが高温下・長時間放
置された場合にも、それら特性を発揮することができる
湿式吹付け施工方法を提供することにある。
技術における問題点・欠点を解決すべく鋭意研究を重ね
た結果、湿式吹付け用ベ−スコンクリ−トへの“スラン
プフロ−”の概念の導入を着想し実験し、前記目的が達
成できることを確認して、以下に詳述する本発明を完成
させた。
式吹付け施工において、スランプフロ−が450mm以上
のベ−スコンクリ−トに、急結剤を添加して吹付ける」
(請求項1) ことを要旨(本発明を特定する事項)とする。
2)、 ・上記スランプフロ−が500〜700mmである(請求項
3)、および、 ・ベ−スコンクリ−トのVロ−トによる流下時間が5〜2
0秒である(請求項4)、ことを特徴とする。
求項5)、 ・水硬性粉体の配合量が 530〜700kg/m3および急結
剤の添加量が該水硬性粉体量に対して5〜10重量%であ
る(請求項6)、 ・骨材の最大粒径が 15mm以下である(請求項7)、 ・単位水量が 160〜200kg/m3である(請求項8)、
および ・水/水硬性粉体の比率が 28〜40重量%である(請求
項9)、ことを特徴とする。
1)、および ・ベ−スコンクリ−トが 繊維を含む(請求項12)、こ
とを特徴とする。
て説明する。本発明に係る湿式吹付け施工方法は、使用
するベ−スコンクリ−トを特定の流動性を有するものに
限定し、該流動性の指標として“スランプフロ−”の概
念を導入した点に特徴がある。
説明する。“スランプフロ−”の概念は、高流動コンク
リ−トを利用する分野において、該コンクリ−トの流動
性を評価するために用いられる概念である。
まで水のように流し込んで打設するコンクリ−トである
が、そのようなコンクリ−トは、通常のスランプで流動
性を適正に表すことができない。そこで、高流動コンク
リ−ト利用分野では、「スランプ試験」におけるコンク
リ−トの広がりの大小が流動性を的確に示すことに着目
して、流動性の評価法として該スランプに代えて“スラ
ンプフロ−”の概念が導入された。該広がりを“スラン
プフロ−”と称し、それが大きいほど流動性が高いこと
を示す。
のベ−スコンクリ−トを使用することが重要であり、そ
の流動性を適正に表すため上記スランプフロ−の概念を
採用した。従来の吹付け業界では、全く試みられなかっ
た方法である。 (注)従来の吹付け用ベ−スコンクリ−ト(生コンクリ−
ト)に採用されている流動性の評価は、コンクリ−トコ
−ンの高さ変形の度合いを数値化して示し、これを“ス
ランプ”と称している。
明する。本発明は、スランプフロ−が450mm以上の高
流動性ベ−スコンクリ−トを用いる点に特徴があり、材
料分離(→後記スランプフロ−の測定法参照)を生じさせ
ないものでなければならない。さらに、ベ−スコンクリ
−トの高流動性は、添加される後記急結剤の混合をし易
くして吹付けコンクリ−トの品質安定化に寄与し、付着
性を向上させリバウンド率を低下させる、という特徴を
有している。
ンプ圧送性が低下し、リバウンド率が高くなり、かつ、
吹付け量(単位時間)が低下するので、好ましくない(→
後記比較例1参照)。また、付着性も低下し、止水性能
を低下させる傾向にあり好ましくない。
ましい。その理由は、ベ−スコンクリ−トは、スランプ
フロ−が大きくなる程、ポンプ圧送量が増大できるので
好ましい反面、750mmを超えた場合、リバウンド率が
高くなる傾向にあり、また急結剤の添加率を高くしなけ
ればならない。さらに、使用するポンプ圧送機によって
は、粗骨材とモルタル部との分離が生じ易くなり、輸送
パイプを閉塞する原因となるので好ましくない。より好
ましいスランプフロ−は、500〜700mmである。
剤について説明する。急結剤は、上記ベ−スコンクリ−
トに急結性を付与するために添加するものであり、その
化学成分は、特に限定しないが、セメント系のものが好
ましい。例えば、カルシウムアルミネ−トにアルミン酸
アルカリ塩および/またはアルカリ炭酸塩を組み合わせ
たもの,カルシウムアルミネ−トまたはカルシウムサル
ホアルミネ−トに石膏を組み合わせたものなどが挙げら
れる。これらを含む市販品が使用できる。急結剤の添加
量は、急結性,長期強度,コストなどを考慮して、後記
水硬性粉体に対して4〜10重量%が好ましい。
説明する。該ベ−スコンクリ−トは流動性が高くなる
程、ポンプ圧送性が良好になるが、付着性が低下し、止
水性能が低下し、材料分離が生じやすくする傾向にあ
る。そこで、本発明は、それら性能を低下させないため
に、ベ−スコンクリ−トにある程度の粘性を具備させる
ようにした。
幾通りかが知られているが、本発明のような高流動性ベ
−スコンクリ−トの測定には、「Vロ−ト」による試験
方法が適しており、採用した。該「Vロ−ト」による試
験方法は、日本建築学会発行の「高流動コンクリ−トの
材料・調合・製造・施工指針(案)同解説」に記載の
“付1.高流動コンクリ−トのコンシステンシ−の評価
試験方法”に規定された「Vロ−ト」を用い、試料(ベ
−スコンクリ−ト)の流下時間をもって粘性とする方法
である。
は、前者が小さいほど、後者の時間は短い、という関係
にある。ベ−スコンクリ−トにおける流下時間(粘性)
と他の特性との関係は、たとえば、前者が小さいほど、
ポンプ圧送性は良好になる反面、付着性が低下し止水性
能も低下し(閉塞も不十分になり)、リバウンド率が増
大する傾向にある。
下時間は、5〜20秒が好ましい。この範囲のものを用い
て施工すれば、ポンプ圧送性が良好であり、材料分離が
生ぜず、脈動が生ぜず、吹付けコンクリ−トの付着性が
良好であり、止水性能を改良し、かつ、リバウンド率が
小さいので好ましい。該流下時間が 5秒未満の場合、急
結性が低下し、リバウンド率が高くなり、粗骨材とモル
タル部・ペ−スト部とが分離する傾向を示し、かつ、安
定した吹付けがし難いので好ましくない。逆に、20秒を
超えた場合、ベ−スコンクリ−トの粘性が高いために、
ポンプ圧送性が低下するうえ、吹き込まれる急結剤の混
合が不十分になり、吹付けコンクリ−トの急結性が低下
する傾向にあり、品質のバラツキが大きくなるので好ま
しくない。
しいベ−スコンクリ−トの配合条件について説明する。
該配合条件は、例えば、大断面の壁面などに吹き付ける
場合、付着性,リバウンド率,吹付け量などのほかに、
吹付けられたコンクリ−トがクラックなどを閉塞し、か
つ、硬化後の圧縮強度が50N/mm2以上(材令28日)
を発現することが求められている点から、特に、ベ−ス
コンクリ−トの水硬性粉体の配合量,骨材の最大粒径,
単位水量および水/水硬性粉体比が重要である。以下、
それら配合条件について説明する。
て説明する。ベ−スコンクリ−ト製造用に配合される水
硬性粉体には、普通,早強などのポルトランドセメント
のほか、該セメントに石灰石,珪石,フライアッシュ,
スラグなどの粉体混和材を混合したものが挙げられる。
なお、該粉体混和材の細かさは、特に限定するものでは
ないが、ブレ−ン比表面積3000cm2/g以上が好まし
く、また、その混合割合は、前記圧縮強度などを考慮し
て適宜選択すれば良い。
/m3である。該配合量が450kg/m3未満の場合、ベ
−スコンクリ−トのスランプフロ−を450mm以上に調
整するのが困難になり、ポンプ圧送性を低下させる恐れ
があるので好ましくない。逆に、700kg/m3を超えた
場合、ベ−スコンクリ−トの流動性が低下し、粘性が高
くなりポンプ圧送性を低下させる恐れがあるので好まし
くない。
を閉塞して湧出する地下水を十分に止水するためには、
付着性および急結性の影響が大きい。特に、前記スラン
プフロ−および粘性の範囲において、水硬性粉体を530
〜700kg/m3の範囲で配合し、さらに、ベ−スコンク
リ−トに添加する前記急結剤を該水硬性粉体の配合量に
対して5〜10重量%添加すれば、付着性および急結性と
もに良好であり、止水性能が改良され好ましい。
とも慣用のものが使用できる。例えば、粗骨材として
は、川砂利,海砂利,砕石およびそれらの混合物が、細
骨材としては、川砂,海砂,山砂,砕砂およびそれらの
混合物が挙げられる。
のものを使用するのが好ましい。15mmを超えた粗骨材
を使用した場合、材料分離が生じやすく、吹付け量(時
間当たり)が低下する傾向にある。又、吹付け時の粗骨
材のリバウンド(飛散)が多くなりリバウンド率が高く
なるだけでなく、それによって、多量のリバウンドの後
処理が問題となることもあるので好ましくない。
/m3、細骨材率を55〜65容量%とするのがベ−スコン
クリ−トの流動性を高くし,吹付けコンクリ−トの付着
性を良好にし、かつ、リバウンド率を小さくするので好
ましい。
コンクリ−トの単位水量は、160〜200kg/m3が好適
である。該単位水量が160kg/m3未満の場合、ベ−ス
コンクリ−トの流動性が低下し粘性が高くなり、ポンプ
圧送性が低下する傾向にあり、また、200kg/m3を超
える場合、粗骨材とモルタル部・ペ−スト部とが分離し
易くなるおそれがあり、いずれの場合も好ましくない。
40重量%が好適である。該比率が28重量%未満の場合、
ベ−スコンクリ−トの流動性が低下し粘性が高くなり、
ポンプ圧送性が低下する傾向にあり、また、40重量%を
超える場合、粗骨材とモルタル部・ペ−スト部とが分離
し易くなるおそれがあり、いずれの場合も好ましくな
い。
無水石膏,繊維などを配合するのが好ましい点について
説明する。
は、ベ−スコンクリ−トが遅延剤を含むことができる。
該「遅延剤」は、水硬性粉体の水和速度を小さくし、ベ
−スコンクリ−ト(混練物)の凝結・硬化を遅延させる
作用を有するものである。遅延剤を配合する理由は、次
のとおりである。施工現場における環境・施工条件によ
っては、混練後のベ−スコンクリ−トの流動性,粘性そ
の他の特性が経時変化し、吹付けが困難または不可能に
なる場合があるので、該ベ−スコンクリ−トの各特性の
経時変化を抑制し、吹付け可能な性状を長時間保持さ
せ、吹付け作業を促進するために配合するものである。
有効である。 ・夏期に吹付け施工を行なう場合:夏期のような高温
(例、30℃)のもとで製造されたベ−スコンクリ−ト
(混練物)の流動性,粘性などの急速な経時変化を抑制
する。 ・ベ−スコンクリ−ト(混練物)を練り置きする場合:
装置・壁面などのトラブルにより、吹付けを中止し修理
・補修を行なう数時間、練り置き中の経時変化を抑制す
る。
ルボン酸,オキシカルボン酸,アミノ酸などの有機酸、
およびこれらの塩(ナトリウム,カリウム,リチウム,
カルシウム,マグネシウムなど)が挙げられる。
ルタル酸,アジピン酸,マレイン酸,フマル酸,フタル
酸,テレフタル酸など、 ・オキシカルボン酸;ヘプトン酸,グルコン酸,グリコ
−ル酸,リンゴ酸,酒石酸,クエン酸,サリチル酸,マ
ンデル酸など、および、 ・アミノ酸;エチレンジアミンテトラアセテ−ト(ED
TA),グルタミン酸,アスパラギン酸など、が示され
る。 なお、市販品としては、例えば、オキシカルボン酸系の
ものとして、エヌエムビ−社製の「ポゾリスNo.8
9」、アミノ酸系のものとして、同社製の「デルボクリ
−ト」などがある。
0.5重量%(固形分換算)以下が好ましい。配合量が0.5
重量%を超えると、急結性が低下し、かつ、リバウンド
率が大きくなるので好ましくない。より好ましい配合量
は、0.01〜0.2重量%である。なお、遅延剤は、単独で
配合しても良いが、予め他の原材料とプレミックスした
のち、混練するのが好ましい。
水石膏を含むことができる。該無水石膏は、ベ−スコン
クリ−トのポンプ圧送性をより良好にし、かつ、品質を
もより安定にする効果を有している。
膏は、単味で配合しても、また、予め水硬性粉体とプレ
ミックスしても良い。なお、無水石膏の細かさについて
は、特に限定しないが、ブレ−ン比表面積で3,000cm2
/g以上のものが実用上問題なく使用できる。
部に対し3重量部以下が好ましい。3重量部を超えると、
急結性および圧縮強度が低下するので好ましくない。
−トが繊維を含むことができる。繊維は、吹付け後のコ
ンクリ−トにおける曲げ荷重に対する抵抗性を向上させ
るために配合する。繊維としては、鋼繊維,ビニロン繊
維などが挙げられ、長さが60mm以下、より望ましくは
30〜50mmのものを配合する。繊維の配合量は、水硬性
粉体に対して0.5〜2容積%が好ましい。
剤または高性能AE減水剤を配合することができる。該
高性能減水剤または高性能AE減水剤には、アルキルア
リルスルホン酸系,ナフタレンスルホン酸系,メラミン
スルホン酸系,ポリカルボン酸系などのものが挙げら
れ、液状・粉末状のどちらも使用できる。それらの配合
量は、前記したベ−スコンクリ−トの性状を害さない程
度に適宜決めれば良い。
例えば、アクリル系,セルロ−ス系などの増粘剤を配合
することもできる。
より用いられている吹付け装置,その他の設備をそのま
ま利用できる。該吹付け施工方法を説明する。前記原材
料を慣用のミキサ−で混練し、製造された高流動性ベ−
スコンクリ−トを、通常のコンクリ−ト圧送機で輸送パ
イプを通して、吹付けノズルまで圧送し、該ノズルより
圧搾空気で吹き出させ、トンネルなどの壁面にコンクリ
−トを吹付けてライニングする。その場合、該ベ−スコ
ンクリ−トを輸送パイプで圧送中、該ノズルの手前数m
の位置に、急結剤を圧搾空気で輸送パイプ中に吹き込
み、ベ−スコンクリ−トに合流させ、ノズルまでの輸送
パイプ中で混合させる。
と共に挙げ、本発明をさらに詳細に説明する。
料を使用した。 (使用する原材料) ・水硬性粉体 ;普通ポルトランドセメント[太平洋セメント社製] ・粗骨材 ;北九州市門司区鹿喰産砕石(→比重2.80) ・細骨材 ;北九州市小倉南区産砕砂(→比重2.69):長崎県壱岐郡郷ノ浦 沖合海砂(→比重2.59)=3:7(重量比)の混合細骨材 ・急結剤 ;商品名「アサノス−パ−ナトム」[太平洋セメント社製] ・遅延剤 [A];商品名「デルボクリ−ト」[エヌエムビ−社製] [B];商品名「ポゾリスNo.89」[エヌエムビ−社製] ・無水石膏 ;[第一セメント社製](ブレ−ン比表面積 →4000cm2/g) ・鋼繊維 ;商品名「タフグリップ」( →長さ30mm、→比重7.8)[ブリ ヂストンメタルファ社製] ・粉体混和材 ;炭酸カルシウム粉末(ブレ−ン比表面積→4200cm2/g) [奥多摩工業社製] ・高性能 [A];商品名「NT−1000」[エヌエムビ−社製] 減水剤 [B];商品名「NT−1000S」[エヌエムビ−社製] [C];商品名「NT−1000HP」[エヌエムビ−社製] ・増粘剤 ;商品名「THF」(アクリル系)[太平洋セメント社製] ・水 ;水道水
まず、表1,表2および表3に示す配合にしたがい、20
℃の気温下で、急結剤以外の材料を2軸強制練りミキサ
−(0.1m3)に投入し、90秒間混練してベ−スコンクリ
−ト(混練物)を製造した。なお、比較例1は、本発明
で特定するスランプフロ−(450mm以上)の範囲外の
“400mm”のベ−スコンクリ−トを用いた例であり、
また、参考例1は、ベ−スコンクリ−トとして、従来の
生コンクリ−ト(スランプ値:210mm)を使用した例
である。
リ−トに急結剤を添加して吹付けコンクリ−トを造り、
ラスボ−トを内張りしたボックスカルバ−ト(注)に吹
き付けた。1回の吹付け量は、0.15m3とした。なお、
吹付け装置には、富士物産社製の「アリバ 260」を、急
結剤の供給装置には、日本プライブリコ社製の「Qガ
ン」を用いた。 (注)寸法:幅2.5m×奥行3.0m×高さ3.Om
物)および吹付けコンクリ−トについて、次の(1)〜(7)
に示す項目を測定し、それらの測定結果を表4,表5お
よび表6に示した。なお、各表には、「水/水硬性粉体
の比率(重量%)」「粗骨材量(m3/m3)」「細骨材率
(容量%)」を併記した。
トのスランプ試験方法)」に準じて、混練直後のベ−ス
コンクリ−トをスランプコ−ンに充填したのち、該コ−
ンを引き上げ、水平方向に拡がったコンクリ−トの最大
直径の長さとその直角方向の長さを測定して、その平均
値を算出して求めた。なお、広がったコンクリ−トの状
態を観察することにより、材料分離の程度を確かめるこ
とができる。 (2) Vロ−ト試験による流下時間(秒);日本建築学会
「高流動コンクリ−トの材料・調合・製造・施工指針
(案)同解説」中の“付1.高流動コンクリ−トのコン
システンシ−の評価試験方法”で規定するVロ−ト試験
法に準じて測定した。混練直後のベ−スコンクリ−トの
一定量がVロ−トから流下する時間をストップウォッチ
で測定して求めた。 (3) 脈動の有無;ベ−スコンクリ−トのポンプ圧送時に
おける脈動の有無を目視で判断し、「脈動無し」を
“○”とし、「脈動有り」を“×”として評価した。 (4) コンクリ−トの吹付け量(m3/h);吹付け開始か
ら終了までに吹付けたコンクリ−トの全容量を測定し、
単位時間当たりに換算して吹付け量を求めた。 (5) 急結性;吹付け直後の付着したコンクリ−トの状態
を“指触”により、握り潰せない場合を“○”,握り潰
せる場合を“×”として評価した。 (6) リバウンド率(重量%);吹付け終了後、付着せずに
落下したコンクリ−トの重量を測定し、次式により算出
して求めた。 リバウンド率(重量%)=[(落下したコンクリ−トの重
量)/(吹付けたコンクリ−トの全重量)]×100 (7) 圧縮強度(N/mm2:材令28日),品質の安定性(変
動係数);大きさ30×40×20cmの木箱にコンクリ−ト
を吹付け“φ5×10cm”の供試体を3本採取し、20℃
の湿空中で養生したのち、「JIS A llO8(コンクリ−ト
の圧縮強度試験方法)」に準じて強度を測定し、その平
均値を算出し圧縮強度とした。また、品質の安定性は、
上記供試体3本の強度から算出した変動係数(バラツキ
を示す指標)をもって評価した。
変えた場合の経時変化を調べた。前記表1および表2に
記載の実施例15,23,26,28および30に示し
た5配合物について、20℃および30℃に保持したベ−ス
コンクリ−ト(混練物)を製造し、120分静置後に急結
剤を添加し、吹き付けた。測定項目は、表4〜表6と同
じである。スランプフロ−のみは、混練直後から120分
まで30分または60分間隔で測定した。得られた結果を表
7に示した。なお、遅延剤が含まれていない実施例32
および37のスランプフロ−は、それぞれ90分および60
分まで測定できたが、それ以降は該スランプフロ−に代
えてスランプを測定した。
で特定するスランプフロ−(450mm以上)を有するベ
−スコンクリ−トを用いた実施例1〜31では、単位時
間当たりの吹付け量が多く、かつ、リバウンド率も少な
く、しかもポンプ圧送時に脈動が認められず、変動係数
も小さく品質安定性が優れているものであった。
スコンクリ−トを用いた実施例32〜41では、混練後
120分経過しても本発明で規定するスランプフロ−の範
囲を維持し、かつ、上記吹付け量,リバウンド率,脈
動,品質の安定性などが優れ、高温下でも湿式吹付けが
可能であることが認められた。
フロ−の範囲外の比較例1では、単位時間当たりの吹付
け量が少ないのみならず、リバウンド率も高く、しか
も、ポンプ圧送時に脈動が認められ、変動係数も大きく
品質の安定性が低いものであった。また、従来の生コン
クリ−トを使用した参考例1においても、上記比較例1
と同様のものであった。
掘削しコンクリ−ト吹き付け施工を行った場合、露出面
から予定していない湧水が生じ、吹き付けられたコンク
リ−トが流出し、施工が不十分になることがある。そこ
で、小穴から継続的に湧水できる配管を付けたボックス
カルバ−トに吹付けコンクリ−トを吹付けて止水性能を
調べた。
する。実施例1〜31で使用したのと同一形状・寸法の
ボックスカルバ−トの外側面に、その底面から2mの位
置に、かつ水平に、穴(径2mm)を150mm間隔に6箇1
列に設けた鉄製管(内径25mm(外径27mm),長さ1
m)を取り付けた配管付きボックスカルバ−トを作製し
て用いた。該穴は、下方向になるように鉄製管を取り付
けた。そして、鉄製管の一方の管口から水道水を4.0,
8.0および10.0リットル/分の割合で通水し、各穴から
湧水させた。なお、鉄製管の他端は、閉塞した。
記の表8に示す。ベ−スコンクリ−トは、4種類である
(前記実施例1および13の配合のもの、ならびに、新
たな配合の2種類である)。各配合は、前記実施例1〜
31で行ったと同様の方法で混練し、ベ−スコンクリ−
ト(混練物)を製造した。なお、参考例2は、表3に示す
参考例1の配合と同じである。
に通水しながら、該ベ−スコンクリ−ト(混練物)に前
記急結剤を添加・混合した吹付けコンクリ−トの吹付け
(施工)を行った。吹付け量は0.06m3とした。
水性能を評価した。吹き付けたコンクリ−トが硬化して
穴を塞ぎ、止水しているか否かは、吹き付けられたコン
クリ−ト表面から湧水が生じているか否かを観察すれ
ば、容易に判断できる。止水性能の評価は、6穴全てが
止水状態の場合を“〇”、4〜5穴が止水状態の場合を
“△”および3穴以下が止水状態の場合を“×”として
行った。得られた評価結果を表8に併記した。
ら、ベ−スコンクリ−トのスランプフロ−が450mm以
上を有し、かつ、急結剤を添加された吹付けコンクリ−
トにより、吹き付けられたコンクリ−トは、掘削壁面か
ら生じる湧水を止水しており、止水性能を十分に有して
いることが明らかになった。特に、水硬性粉体の配合量
を530〜700kg/m3に特定した該ベ−スコンクリ−ト
に急結剤を5〜10重量%(水硬性粉体に対する割合)添
加して吹付け施工した場合、止水が十分にできることが
判明した。これに対し、参考例2(従来の生コンクリ−
トに急結剤を添加して吹付けコンクリ−トとして用いた
場合)では、止水性能が低かった。
ランプフロ−が450mm以上のベ−スコンクリ−トを用
いることにより、施工効率の良好な湿式吹付け施工方法
を提供することができる。即ち、急結性を損なうことな
く、ポンプ圧送性も良く、かつリバウンド率が少なく、
単位時間当たりの吹付け量を大きくすることができる。
このため、従来の吹付けコンクリ−トより吹付け厚さを
薄くすることができ、吹付け時間を短縮することがで
き、全体の吹付け量も低減できるので、より一層の工期
短縮、工費削減が可能となり、実用的価値が極めて高い
ものである。
圧送性が良いので脈動を生じることがない。このため、
品質の安定した湿式吹付けコンクリ−トによる湿式吹付
け施工が可能となり、圧縮強度(材令28日)も50N/mm
2以上を発現する。
−スコンクリ−トを高温下(例、夏期)または長時間放
置した場合でも、湿式吹付け施工をすることができる
(その場合、上述した各利点を損なうことがない)。
トは、水硬性粉体の配合量および急結剤の添加量を限定
した場合、湧水が生じている施工箇所に吹き付けても十
分に止水することができる。
Claims (12)
- 【請求項1】 湿式吹付け施工において、スランプフロ
−が450mm以上のベ−スコンクリ−トに、急結剤を添
加して吹付けることを特徴とする湿式吹付け施工方法。 - 【請求項2】 前記ベ−スコンクリ−トのスランプフロ
−が450〜750mmであることを特徴とする請求項1記載
の湿式吹付け施工方法。 - 【請求項3】 前記ベ−スコンクリ−トのスランプフロ
−が500〜700mmであることを特徴とする請求項1また
は請求項2記載の湿式吹付け施工方法。 - 【請求項4】 前記ベ−スコンクリ−トのVロ−トによ
る流下時間が5〜20秒であることを特徴とする請求項1
〜3のいずれか1項に記載の湿式吹付け施工方法。 - 【請求項5】 前記ベ−スコンクリ−ト中の水硬性粉体
の配合量が450〜700kg/m3であることを特徴とする
請求項1〜4のいずれか1項に記載の湿式吹付け施工方
法。 - 【請求項6】 前記ベ−スコンクリ−ト中の水硬性粉体
の配合量が530〜700kg/m3および急結剤の添加量が5
〜10重量%(水硬性粉体に対する割合)である請求項1
〜5のいずれか1項に記載の湿式吹付け施工方法。 - 【請求項7】 前記ベ−スコンクリ−ト中の骨材の最大
粒径が 15mm以下であることを特徴とする請求項1〜
6のいずれか1項に記載の湿式吹付け施工方法。 - 【請求項8】 前記ベ−スコンクリ−ト中の単位水量が
160〜200kg/m3であることを特徴とする請求項1〜
7のいずれか1項に記載の湿式吹付け施工方法。 - 【請求項9】 前記ベ−スコンクリ−ト中の水/水硬性
粉体の比率が28〜40重量%であることを特徴とする請求
項1〜8のいずれか1項に記載の湿式吹付け施工方法。 - 【請求項10】 前記ベ−スコンクリ−トが遅延剤を含
むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載
の湿式吹付け施工方法。 - 【請求項11】 前記ベ−スコンクリ−トが無水石膏を
含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に
記載の湿式吹付け施工方法。 - 【請求項12】 前記ベ−スコンクリ−トが繊維を含む
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載
の湿式吹付け施工方法。
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