JP2000144929A - アンカー構造 - Google Patents

アンカー構造

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JP2000144929A
JP2000144929A JP10313470A JP31347098A JP2000144929A JP 2000144929 A JP2000144929 A JP 2000144929A JP 10313470 A JP10313470 A JP 10313470A JP 31347098 A JP31347098 A JP 31347098A JP 2000144929 A JP2000144929 A JP 2000144929A
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bolt
wall surface
screw
anchor structure
anchor
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JP10313470A
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Yasutsugu Uejima
康嗣 上島
Hidesuke Yahata
秀介 矢幡
Takamasa Sekiguchi
高正 関口
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JAPITTO KK
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
JAPITTO KK
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば発泡軽量コンクリート板のように下穴
を開けたときその内周面が崩れやすい材料に取り付けた
場合でも所定の強度を発揮するアンカー構造を提供する
こと。 【解決手段】 構築物11の壁面11aに開けられた下
穴12内に螺着されたねじ込ボルト13と、このねじ込
ボルトが挿通する開口14aに構築物の壁面から突出す
るねじ込ボルト13を相対的に挿入して構築物の壁面に
密着させ、ねじ込ボルトに設けられた押さえ部材15に
より構築物の壁面に固定された取付け金具14と、この
取付け金具14と構築物の壁面との相互密着面であって
少なくともねじ込ボルト13の周囲を包囲する部分に介
在された接着剤16とから構成されていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンカー構造に関
し、更に詳細には発泡軽量コンクリート(ALC)など
のような崩れ易い部材に固定するのに特に好適なアンカ
ー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、構築物躯体の壁面に外装パネル等
を設置する際には、当該躯体壁面にアンカーボルトを取
り付け、このアンカーボルトによってブラケットを固定
し、このブラケットを利用して外装パネルを支持するよ
うにしていた。
【0003】このように構築物躯体の壁面に外装パネル
等を設置する場合には、基本的に、躯体壁面にアンカー
ボルトを埋め込んで構成されるアンカー構造を利用して
いた。従来のこの種のアンカー構造としては、拡張型ア
ンカーボルト又はケミカルアンカーボルトを使用するも
のがよく知られている。
【0004】前者の拡張型アンカーボルトは、コンクリ
ート壁面等に所定の径の下穴をドリルなどで開け、アン
カーボルト本体の先端拡張部に円錐状のプラグを嵌め込
んでその下穴内に入れ、ハンマーなどで打ち込み、これ
によってプラグがアンカーボルトの先端拡張部に侵入
し、当該拡張部を拡開させて下穴の内壁に圧接係止させ
ることにより取り付けるものである。
【0005】また、ケミカルアンカーボルトは、コンク
リート壁面等に所定の径の下穴をドリルなどで開け、そ
の内部に強力な接着剤を充填した後、アンカーボルトの
埋込み部を下穴内に挿入し、接着剤によって固定するも
のである。これらの拡張型アンカーボルトやケミカルア
ンカーボルトには、種々のタイプのものがあるが、基本
的には前述したようにドリルで予めコンクリート壁面に
下穴を開けて取り付けるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のアンカーボルトは、鉄筋コンクリート(RC)壁面
のようなものには非常に有効であるが、発泡軽量コンク
リート(ALC)のような崩れやすいものには不適当で
あった。その理由は、ドリルで下穴を開けると、下穴の
内周壁がすぐに崩れだし、時にはドリルで開けた穴がす
り鉢状に損壊し、アンカーボルトを差し込んでも有効に
圧着せず、その結果所定の強度がでない、という問題が
あった。
【0007】発泡軽量コンクリート板は軽量であると言
う利点はあるが、前述したように従来のアンカーボルト
を取り付けるには不適当であり、仮に取り付けられたと
しても十分な強度がでないことから、従来のアンカーボ
ルトを用いて外装や内装用のパネルを取り付けることを
予定した建物の躯体壁面には用いられることがなく、そ
のため発泡軽量コンクリート板それ自体の用途も限られ
てしまっている、という問題点もあった。
【0008】そこで、このような発泡軽量コンクリート
板にも所定の強度を発揮するように取り付けることがで
きる種々のアンカー構造が提案されている。その一例と
しては、発泡軽量コンクリート板に下穴を開け、その内
部に2液エポキシ樹脂を充填してアンカーボルトを挿入
し、その後、夏期で約24時間以上、冬期で約48時間
以上の養生を行って固定する方法である。
【0009】しかし、この場合には、2液エポキシ樹脂
が硬化するまでの養生期間中アンカーボルトが傾かない
ように支えが必要であると共にこの養生期間が経過する
までは、次の工程に移ることができず、そのため工事期
間が長くなるという問題があった。
【0010】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、例えば発泡軽量コンクリ
ート板のように下穴を開けたときその内周面が崩れやす
い材料に取り付けた場合でも所定の強度を発揮するアン
カー構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はアンカー構造で
あり、前述の技術的課題を解決するために以下のような
構成とされている。すなわち、本発明のアンカー構造
は、構築物の壁面に開けられた下穴内に螺着されたねじ
込ボルトと、このねじ込ボルトが挿通する開口を備え、
この開口に構築物の壁面から突出するねじ込ボルトを相
対的に挿入して構築物の壁面に密着させ、前記ねじ込ボ
ルトに設けられた押さえ部材により構築物の壁面に固定
された取付け金具と、この取付け金具と構築物の壁面と
の相互密着面であって少なくともねじ込ボルトの周囲を
包囲する部分に介在された接着剤とから構成されている
ことを特徴とする。
【0012】<本発明における具体的構成>本発明のア
ンカー構造は、前述した必須の構成要素からなるが、そ
の構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立
する。その具体的構成要素とは、前記接着剤が、湿気反
応型1液接着剤であることを特徴とする。
【0013】また、本発明のアンカー構造では、前記ね
じ込ボルトが植込みボルトであり、前記押さえ部材が、
前記構築物壁面から突出した前記植込みボルトに螺合さ
れたナットであることを特徴とする。ねじ込ボルトとし
ては、押えボルトを使用することもできる。その場合、
押さえ部材はこの押さえボルトの軸部に一体的に形成さ
れている六角頭部となる。
【0014】更に、本発明のアンカー構造では、取付け
金具を少なくとも1つのビスで構築物の壁面に固定する
ことが好ましい。このビスは、取付け金具と構築物壁面
との密着面に介在させた接着剤が硬化して所定の強度を
発揮するまでの仮固定手段として機能させるものであ
る。
【0015】このようなアンカー構造は、構築物の壁面
が発泡軽量コンクリート(ALC)である場合に特に効
果を発揮する。その場合に、発泡軽量コンクリート(A
LC)の壁面に開けられた孔内にエポキシ系の接着剤を
充填した後にねじ込ボルトを挿入すると、一層大きな強
度を発揮することから好ましい。
【0016】本発明のアンカー構造によると、例えば発
泡軽量コンクリート板(以下、単にALC板と称する)
に下穴を形成し、その内部にねじ込ボルトを螺合して取
り付ける。次いで、例えばL型の取付け金具即ちブラケ
ットを、これに形成されている開口にALC板から突出
するねじ込ボルトを相対的に挿入するようにALC板に
密着させる。
【0017】その後、ねじ込ボルトにナットを螺合して
取付け金具をALC板に密着固定するが、その際にこの
取付け金具とALC板との相互密着面に、特にねじ込ボ
ルトの周囲を包囲する部分に例えば湿気反応型1液接着
剤を塗布する。そして、この接着剤が硬化して所定の強
度を発揮するまでの間の取付け金具の仮固定手段として
ビスを用いて取付け金具をALC板に固定する。
【0018】このビスにより取付け金具は、相当程度の
取付け強度でALC板に仮固定されるので、接着剤の硬
化を待たずに、次の工程に進むことができ、これにより
工期の短縮化を図ることができる。また、このアンカー
構造では、取付け板とALC板との相互密着面であっ
て、特にねじ込ボルトの周囲を包囲する部分に湿気反応
型1液接着剤を塗布している。
【0019】そのため、この湿気反応型1液接着剤が硬
化した時には、ALC板の表面に吹き付ける雨等の水が
相互密着面の隙間からALC板に開けたねじ込ボルト挿
入孔内に浸入することがなく、その結果当該孔の風化現
象が発生せず、従ってアンカー構造の経時的な劣化が非
常に少なく、耐久性を向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のアンカー構造を図
に示される実施形態に沿って更に詳細に説明する。図1
は本発明の一実施形態に係るアンカー構造10を示す断
面図、図2はその正面図、図3は図2の3−3線に沿っ
て切断して示す断面図である。図1ないし図3から明ら
かなように、この実施形態に係るアンカー構造10は、
例えば発泡軽量コンクリート(以下、単にALCと称す
る)などからなる構築物11の壁面11aに開けられた
下穴12を含む。
【0021】この下穴12には、植込みボルトや押さえ
ボルトを含む概念のねじ込ボルト13が螺着され、その
一部はALC壁面11aから突出している。次いで、例
えばL型の取付け金具即ちブラケット14を、これに形
成されている開口14aにALC壁面11aから突出し
ているねじ込ボルト13を相対的に挿入するようにAL
C壁面11aに密着させる。
【0022】その後、ねじ込ボルト13にナット15を
螺合して取付け金具をALC壁面11aに密着固定する
が、その際にこの取付け金具14とALC壁面11aと
の相互密着面に、例えば湿気反応型1液接着剤16を塗
布する。その時、この接着剤の塗布において重要なこと
は、当該接着剤が少なくともねじ込ボルト13の周囲を
包囲する部分即ち下穴12の開口部を完全に包囲充填す
るように塗布されることが必要である。
【0023】この湿気反応型1液接着剤16は、エポキ
シ樹脂と特殊シリコーン変性ポリマーを主成分とするペ
ースト状の接着剤で、例えばセメダイン(株)製の商品
名「PM165E」が適当である。
【0024】この湿気反応型1液接着剤16が硬化して
所定の強度を発揮するまでの間、取付け金具14は2つ
のビス17を用いてALC壁面11aに仮固定される。
このビス17は、特にALC専用のもので、特公平6−
78764号公報に「発泡コンクリート用自己螺進ね
じ」の名称で開示されており、既によく知られている。
この自己螺進ねじ17は、ALC壁面11aにねじ込ん
だ時に強力な固定力を発揮するように工夫されている。
【0025】すなわち、この自己螺進ねじ17は、図4
に示されるように尾端に頭部18を有し先端に先鋭部1
9を有するシャンク20の外周に沿って螺旋状に延びる
螺糸21を形成しており、頭部18に工具係合部22を
備えている。この点は、従来公知の自己螺進ねじと同様
の構成である。螺糸21は、図5に示されるようにシャ
ンク20上において所定のピッチでPで螺旋状に延びシ
ャンク20上において所定の外径Dを有するメイン部2
1aから、ピッチPのまま先鋭部19に延びる導入部2
1bと、更に所定ピッチPのまま先鋭部19の先端を越
えて径方向且つ軸方向に突出するチップ21cを延設し
ており、このチップ21cに喰込刃23を形成してい
る。
【0026】螺糸21の導入部21bは、先鋭部19の
テーパに沿って次第にねじ外径を漸減しつつチップ21
cに至る。チップ21cの終端縁により形成された喰込
刃23は、先鋭部19の先端から径方向に向かい且つ軸
方向に傾斜する直線刃を構成している。このような自己
螺進ねじ17は、前述したように公知であることからこ
れ以上の説明は省略する。
【0027】このような実施形態に係るアンカー構造に
よると、取付け金具14が強力な接着剤によって構築物
の壁面に面接着されているため、取付け強度を著しく高
めることができる。しかも、この接着剤が硬化した時に
は、構築物の壁面に吹き付ける雨等の水が相互密着面の
隙間から下穴12に浸入することがなく、その結果当該
下穴の風化現象が発生せず、従ってアンカー構造の経時
的な劣化が非常に少なく、耐久性を向上させることがで
きる。
【0028】更に、この実施形態に係るアンカー構造に
よると、取付け金具14は、ビス17により相当程度の
取付け強度で構築物壁面に仮固定されるので、接着剤の
硬化を待たずに、次の工程に進むことができ、これによ
り工期の短縮化を図ることができる。なお、図1及び図
2において、参照符号24は、前述した取付け金具14
に固定支持された長尺なL型鋼材即ちアングル材を示
し、また参照符号25はこのアングル材24に固定され
た外装パネルを示している。
【0029】なお、本発明のアンカー構造において、図
3に示されるように更に下穴12内に2液エポキシ樹脂
30を充填しておき、この下穴に挿入されたねじ込ボル
ト13を2液エポキシ樹脂30によりALC板に接着固
定するようにすれば、取付け金具14の固定強度をより
一層向上させることができる。
【0030】
【実施例】次に、本発明における好適な実施例のアンカ
ー構造について行った強度実験を示すが、本発明はその
要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるもので
はない。図6には本発明の一実施例に係るアンカー構造
の強度実験装置即ち破壊試験装置が示されている。母材
として縦×横寸法が100mm×500mmである厚さ
100mmのALC板(圧縮強度40〜50Kgf/c
2)11に、ドリル径11mm(実測値11.12m
m)、穿孔深さ80mmの下穴12を形成し、この下穴
12にねじ込ボルト(M10×100、投球4・6)1
3を取り付け、更にセメダイン(株)製の商品名「PM
165E」で接着した取付け金具14をねじ込ボルトに
螺合したナットで固定(締付トルク180Kgf・c
m)すると共にこのねじ込ボルトと60mmの間隔Aを
開けてその両側に配置したビス17で固定し、約30時
間養生をした。その後、取付け金具14に引張冶具26
を連結し、この引張冶具26をチャック27で挟んで引
張した。なお、図6において参照符号28はALC固定
用枠、29は固定冶具を示している。この破壊試験によ
りALCが破壊された時の引張荷重を表1に示す。
【0031】
【比較例】取付け金具14が接着剤でALC板に固定さ
れていない点、及びねじ込ボルト13が下穴内に充填さ
れた2液エポキシ樹脂によりALC板に固着されている
ことの他は、前述した実施例と同一の条件を用いて、A
LC板の破壊試験をした。その結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】この表1から明らかなように実施例でのA
LC板破壊引張荷重の平均値は7.55KN(キロニュ
ートン)であり、他方比較例でのALC板破壊引張荷重
の平均値は5.56KN(キロニュートン)であり、前
者の本発明実施例の強度が従来のアンカー構造より約
1.36倍も高いことが分かる。
【0034】前述した本発明の実施形態に係るアンカー
構造は、発泡軽量コンクリートにねじ込ボルトを固定
し、このボルトを利用して取付けブラケットを固定する
ものであったが、本発明はこのような発泡軽量コンクリ
ートに限定されるものではなく、鉄筋コンクリート(R
C)、モルタル等にも適用できることは言うまでもな
い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンカー
構造によれば、取付け金具が強力な接着剤によって構築
物の壁面に面接着されているため、取付け強度を著しく
高めることができる。しかも、この接着剤が硬化した時
には、構築物の壁面に吹き付ける雨等の水が相互密着面
の隙間から下穴に浸入することがなく、その結果当該下
穴の風化現象が発生せず、従ってアンカー構造の経時的
な劣化が非常に少なく、耐久性を向上させることができ
る。
【0036】また、本発明のアンカー構造によれば、取
付け金具は、ビスにより相当程度の取付け強度で構築物
壁面に仮固定されるので、接着剤の硬化を待たずに、次
の工程に進むことができ、これにより工期の短縮化を図
ることができる。これにより、従来、アンカーボルトを
取り付けることが予定されている壁面には使用されなか
った発泡軽量コンクリート板を使用することができるよ
うになり、そのため発泡軽量コンクリート板の使用範囲
が格段に広がるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るアンカー構造を示す
断面図である。
【図2】図1に示されるアンカー構造の正面図である。
【図3】図2のアンカー構造を3−3線に沿って切断
し、その断面部分を拡大して示す断面図である。
【図4】発泡コンクリート用自己螺進ねじを示す正面図
である。
【図5】図4に示される発泡コンクリート用自己螺進ね
じを部分的に拡大して示す平面図である。
【図6】アンカー構造の強度実験装置即ち破壊試験装置
を概略的に示す構成説明図である。
【符号の説明】
10 アンカー構造 11 ALC(構築物) 11a ALC壁面(構築物の壁面) 12 下穴 13 ねじ込ボルト 14 取付け金具(取付けブラケット) 14a 開口 15 ナット(押さえ部材) 16 湿気反応型1液接着剤 17 ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢幡 秀介 大阪府箕面市船場西1丁目8番3号 ジャ ピット株式会社内 (72)発明者 関口 高正 東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 三 菱化学株式会社機能資材カンパニー内 Fターム(参考) 2E125 AA53 AE02 AG13 BA13 BF03 CA04 CA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築物の壁面に開けられた下穴内に螺着
    されたねじ込ボルトと、このねじ込ボルトが挿通する開
    口を備え、この開口に前記構築物の壁面から突出する前
    記ねじ込ボルトを相対的に挿入して前記構築物の壁面に
    密着させ、前記ねじ込ボルトに設けられた押さえ部材に
    より前記構築物の壁面に固定された取付け金具と、この
    取付け金具と前記構築物の壁面との相互密着面であって
    少なくとも前記ねじ込ボルトの周囲を包囲する部分に介
    在された接着剤とから構成されていることを特徴とする
    アンカー構造。
  2. 【請求項2】 前記接着剤が、湿気反応型1液接着剤で
    あることを特徴とする請求項1に記載のアンカー構造。
  3. 【請求項3】 前記ねじ込ボルトが植込みボルトであ
    り、前記押さえ部材が、前記構築物壁面から突出した前
    記植込みボルトに螺合されたナットであることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のアンカー構造。
  4. 【請求項4】 前記取付け金具が、更に少なくとも1つ
    のビスで前記構築物壁面に固定されていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のアンカー構造。
  5. 【請求項5】 前記構築物の壁面が発泡軽量コンクリー
    ト(ALC)であることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載のアンカー構造。
  6. 【請求項6】 前記構築物の壁面に開けられた前記下穴
    内にエポキシ系の接着剤を充填した後に前記ねじ込ボル
    トを挿入したことを特徴とする請求項5に記載のアンカ
    ー構造。
JP10313470A 1998-11-04 1998-11-04 アンカー構造 Pending JP2000144929A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003053641A (ja) * 2001-08-17 2003-02-26 Bando Chem Ind Ltd 工作機械用のワイパー部材
JP7449254B2 (ja) 2021-03-02 2024-03-13 大成建設株式会社 耐震壁の構築方法

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