JP2000144360A - 高加工性熱延下地溶融亜鉛めっきおよび合金化溶融亜鉛めっき高張力鋼板の製造方法 - Google Patents

高加工性熱延下地溶融亜鉛めっきおよび合金化溶融亜鉛めっき高張力鋼板の製造方法

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JP2000144360A
JP2000144360A JP10315785A JP31578598A JP2000144360A JP 2000144360 A JP2000144360 A JP 2000144360A JP 10315785 A JP10315785 A JP 10315785A JP 31578598 A JP31578598 A JP 31578598A JP 2000144360 A JP2000144360 A JP 2000144360A
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Koichi Osawa
紘一 大沢
Toshiaki Urabe
俊明 占部
Satoo Kobayashi
聡雄 小林
Akihide Yoshitake
明英 吉武
Michitaka Sakurai
理孝 櫻井
Junichi Ozaki
純一 小崎
Kenji Araki
健治 荒木
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高加工性熱延下地溶融亜鉛めっきおよび合金
化溶融亜鉛めっき高張力鋼板の製造方法を提供する。 【解決手段】 重量%でSiを1.5%以下含有する熱
延鋼板を連続溶融亜鉛めっきラインにて溶融亜鉛めっき
するに際し、溶融亜鉛めっき前の加熱温度を450〜6
00℃とする。熱延仕上温度はAr変態点以上、巻き
取り温度は600℃以下とすることが好ましく、めっき
後必要に応じて合金化処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、加工性に優れ、
かつ熱延鋼板を下地とした溶融亜鉛めっきおよび合金化
溶融亜鉛めっき高張力鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の燃費向上や衝突安全性向
上を目的として、車体構造部材や足回部材には加工性の
優れた高張力熱延鋼板が要求されている。また、このよ
うな高張力熱延鋼板を薄肉化すると耐久性が低下するた
め、良好な加工性および耐食性を兼ね備えた熱延下地溶
融亜鉛めっきおよび合金化溶融亜鉛めっき高張力鋼板が
強く要望されている。
【0003】熱延下地溶融亜鉛めっきおよび合金化溶融
亜鉛めっき高張力鋼板の加工性を高めるためには、強
度、伸び、伸びフランジ性のバランスを向上させる必要
がある。
【0004】このようなことを考慮して、熱延鋼板を下
地とした伸びフランジ性の優れた高張力合金化溶融亜鉛
めっき鋼板の製造方法が特開平05−179356号公
報および特開平05−51647号公報に開示されてい
る。
【0005】これらの公報では、具体的には重量%で
C:0.04〜0.10%、Si:0.005〜0.1
5%、Mn:1.0〜2.0%、S:0.0002〜
0.0010%、Sol.Al:0.005〜0.05
0%、N:0.0010〜0.0030%を含有し、残
部がFeおよび他の不可避的不純物からなる鋼に、熱延
の仕上温度、冷却条件および巻取温度を制御し、鋼板の
ミクロ組織をフェライト+ベイナイトまたはベイナイト
単相組織とし、さらにフェライト+オーステナイト(α
+γ)2相域に加熱した後、溶融亜鉛めっきを施すこと
を特徴とする伸びフランジ性に優れた高張力溶融亜鉛め
っき鋼板の製造方法が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
技術では、熱延鋼板のミクロ組織を伸びフランジ性に有
利なフェライト+ベイナイトあるいはベイナイト単相組
織としても、溶融亜鉛めっき前の加熱温度が(α+γ)
2相域であるため、均一なフェライト+低温変態相組織
が得られものの、原板のミクロ組織が変化してしまうた
め、原板よりも伸びフランジ性が低下するといった問題
点が生じる。
【0007】また、溶融亜鉛めっき前の加熱温度が(α
+γ)2相域では溶融亜鉛めっき層の下地鋼板との密着
性を確保するため、Si量を0.15%以下にせざるを
得ず、原板の加工性を高める上で好ましい高Si量とす
ることが困難である。
【0008】以上のように、従来、溶融亜鉛めっき高張
力鋼板に良好な加工性を付与する目的で、低Si量の鋼
を用い、熱延鋼板のミクロ組織および溶融亜鉛めっき前
の加熱温度を限定し、めっき後のミクロ組織を制御する
試みがなされたが、溶融亜鉛めっき前の加熱温度を(α
+γ)2相域とする従来の考え方では十分な加工性を付
与するに至ってない。
【0009】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであって、良好な加工性を有する熱延下地溶融亜鉛め
っきおよび合金化溶融亜鉛めっき高張力鋼板の製造方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
課題を解決すべき鋭意研究を重ねた。その結果、重量%
でSi量を1.5%以下含有する鋼を用いて熱延工程で
加工性に有利なミクロ組織を形成させた熱延鋼板を連続
式の溶融亜鉛めっきラインに装入し、450〜600℃
でという従来よりも低い温度で加熱してから溶融亜鉛め
っきすることにより、Siの表面濃化を抑制することが
でき、従来の(α+γ)2相域加熱では不可能であった
高Si含有鋼板の溶融亜鉛めっきを実現することができ
ることを見出した。また、このような低温加熱により下
地鋼板のミクロ組織をほとんど変化させずに溶融亜鉛め
っきすることが可能となることも見出した。
【0011】本発明は上記知見に基いてなされたもので
あり、第1に重量でSiを1.5%以下含有する熱延鋼
板を連続溶融亜鉛めっきラインにて溶融亜鉛めっきする
に際し、溶融亜鉛めっき前の加熱温度を450〜600
℃とすることを特徴とする、高加工性熱延下地溶融亜鉛
めっき高張力鋼板の製造方法を提供するものである。
【0012】第2に、上記第1の熱延鋼板をAr3変態
点以上で仕上圧延した後、600℃以下で巻き取り、酸
洗し、熱延鋼板を450〜600℃で加熱してから連続
溶融亜鉛めっきラインにて溶融亜鉛めっきすることによ
り、高加工性熱延下地溶融亜鉛めっき高張力鋼板が製造
できる方法を提供するものである。
【0013】第3に、上記第2の溶融亜鉛めっき鋼板を
さらに合金化処理することにより、高加工性熱延下地溶
融亜鉛めっき高張力鋼板の製造方法を提供するものであ
る。
【0014】本発明においては、下地鋼板のミクロ組織
をベイナイト単相組織とすれば、伸びフランジ性の優れ
た高張力溶融亜鉛めっき鋼板が得られ、または、下地鋼
板のミクロ組織をフェライト+ベイナイト+残留オース
テナイト(γ)にすることにより、伸びの優れた高張力
溶融亜鉛めっき鋼板が得られる。
【0015】また、本発明の溶融亜鉛めっきおよび合金
化溶融亜鉛めっきは強度レベルも下地鋼板のレベルから
ほとんど変化しないので、下地鋼板の特性値を最大限に
引き出すことができる。さらに、本発明における低温加
熱ではミクロ組織が変化しないだけでなく、熱延工程で
導入された内部応力をも軽減できるため、熱延ままより
加工性が向上するといった効果も得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。まず、下地熱延鋼板の化学組成について述べ
る。本発明においては、下地熱延鋼板は、重量%でSi
量を1.5%以下含有する。Siについては、Si量が
多いほど強度−延性バランスが向上し溶融亜鉛めっき高
張力熱延鋼板を製造する上で有利となるが、Si量が多
くなるほど従来の溶融亜鉛めっき方法ではめっきが困難
となっていた。これに対し、本発明では、溶融亜鉛めっ
き前の加熱温度を450〜600℃とすることにより高
Siでも優れためっき性を得られることができる。しか
し、Siが1.5%以上になると、本発明の溶融亜鉛め
っきを用いてもめっきが困難になるから、Si量を1.
5%以下とした。一方、Si量が0.15%以下の範囲
は、従来の溶融亜鉛めっき方法でもめっきが可能な領域
であるが、本発明では低温加熱であるため亜鉛めっき特
性および熱延ままのミクロ組織が変化しにくく、この範
囲においても加工性の確保を期待することができるた
め、この範囲も本発明に含めた。本発明では、Si量が
1.5%以下であれば、他の成分は特に限定されず、通
常の鋼板で採用される範囲であれば問題ない。
【0017】次に、熱延条件について述べる。溶融亜鉛
めっきラインでは熱サイクルの厳密な制御およびめっき
した鋼板に必要な強度と加工性を付与するためのミクロ
組織制御が困難である。良好な加工性の溶融亜鉛めっき
高張力熱延鋼板を得るためには、溶融亜鉛めっき前に、
必要な強度および加工性を得ることができるミクロ組織
を付与しおき、このミクロ組織をほとんど変化させない
ような加熱条件で溶融亜鉛めっきを施せばよい。そのた
めに、溶融亜鉛めっき前の熱延鋼板に強度および加工性
を付与するための熱延の仕上温度をAr3変態点以上と
し、巻取温度を600℃以下とすることが好ましい。熱
延の仕上温度が、Ar3変態点以下になると(α+γ)
2相域の圧延となるため混粒組織となり延性が低下す
る。また、巻取温度については、600℃以下であれば
伸びフランジ性の良好なベイナイト組織や延性の良好な
フェライト+ベイナイト+残留オーステナイト(γ)組
織が得られるが、600℃超えると粗大なパーライトが
混在するため良好な加工性を得ることが困難である。
【0018】次に、溶融亜鉛めっき条件について述べ
る。本発明では溶融亜鉛めっき前の加熱温度を450〜
600℃とする。これにより、従来の700〜850℃
の高温加熱処理では不可能であった高Si含有鋼板の溶
融亜鉛めっきが可能となる。これは高温加熱処理ではS
iが表面に濃化して溶融亜鉛めっきの濡れ性を害し不め
っきを生じるのに対し、低温加熱処理ではSiがほとん
ど濃化しないため、高Si含有鋼板でも溶融亜鉛めっき
が可能となるという知見に基づく。また、低温加熱処理
では下地鋼板のミクロ組織をほとんど変えずに溶融亜鉛
めっきが可能となる。
【0019】すなわち、Siを多く含有した鋼を用い熱
延工程でミクロ組織を制御して得られた強度および加工
性に優れた熱延高張力鋼板を下地した場合、溶融亜鉛め
っき後にも良好な強度および加工性を維持することがで
き、加工性の優れた熱延下地溶融亜鉛めっき高張力鋼板
を製造することができる。
【0020】このように本発明は熱延工程で得られた材
質を損なわずに溶融亜鉛めっきを施すことを可能にする
ものである。また、低温加熱ではミクロ組織が変化しな
いだけでなく、熱延工程で導入された内部応力を軽減す
ることができるので、本発明では熱延ままより加工性が
向上するという効果も得ることができる。溶融亜鉛めっ
きの後、必要に応じて合金化処理を行うが、その際の条
件は特に限定されず、通常の条件で行えばよい。
【0021】
【実施例】本発明による具体的な実施例について、比較
例と比較しながら以下に説明する。 (実施例1)表1に示す化学組織の鋼を転炉で溶製し、
連続鋳造でスラブとし、Ar3点以上の850℃で板厚
2.0mmに仕上圧延し、500℃で巻き取った熱延鋼
帯を酸洗し、連続式溶融亜鉛めっきラインにて400〜
800℃に50℃間隔で2min加熱保護後、両面45
g/mの目付け量で溶融亜鉛めっきし、550℃×1
0secの合金化処理を行った。
【0022】このようにして得られた合金化溶融亜鉛め
っき鋼板について、JIS5号引張試験片を用いて降伏
点(YP)、引張強さ(TS)、伸び(El)を測定
し、さらに伸びフランジ性の評価のため、穴拡げ率
(λ)を測定した。また、亜鉛めっき層の外観および0
t曲げ後テープ剥離試験により亜鉛めっき層の密着性を
評価した。
【0023】なお、穴拡がり率は150×150mmの
試験片の中央に10mmφの穴(d0)を打ち抜き、バ
リをポンチ側とし、頂角60°の円錐ポンチで押し広
げ、穴縁に板厚を貫通して亀裂が入った時点での穴径
(df)を測定し、次式により穴拡がり率(λ)を求め
た。 穴拡がり率(λ)=(df−d0)/d0×100 (%)
【0024】図1に溶融亜鉛めっき前の加熱温度と上記
各機械的性能との関係を示し、表2に溶融亜鉛めっき層
の外観を密着性を示す。なお、本発明で用いた鋼板は熱
延ままのミクロ組織はベイナイト単相組織であって、引
張強さが590MPa以上で優れた穴拡がり率(λ)を
有する高加工性鋼板である。
【0025】図1に示すように、加熱温度が600℃ま
では熱延ままと同じレベルの降伏点および引張強度と優
れたλを示すが、650℃以上では降伏点が低下し、λ
も低下する。600℃までの加熱温度で強度が熱延まま
と変わらず、優れたλが得られるのは、ミクロ組織が熱
延ままと変わらないためである。600℃を超えると当
初のベイナイト単相組織が変化して粗大なセメンタイト
の析出が生ずるため、λが低下する。なお、500℃〜
600℃の範囲ではλが熱延ままより向上するが、これ
はミクロ組織は変化しないが、熱延工程で導入された内
部応力が低下することによる効果であると考えられる。
【0026】亜鉛めっき層の外観については、表2に示
すように、加熱温度が450℃未満では不めっき部分が
あった。これはFeの還元が不十分なためである。45
0℃〜700℃までは不めっきはなく、良好な外観が得
られた。750℃以上では不めっき部分が認められる。
これは、表層にSiが濃化されたことによる。一方、亜
鉛めっき層の密着性については、450℃以上で良好な
めっき外観が得られた。このように亜鉛めっきの観点か
らは、加熱温度範囲は450℃〜700℃が好ましいこ
とが確認された。
【0027】以上の結果から、熱延ままと同等の強度お
よび良好な加工性が得られ、かつ良好な亜鉛めっき特性
の得られる加熱温度範囲は450℃〜600℃である。
また、同様の試作を行い、Si量が1.5%以下では、
熱延ままと同等の強度および良好な加工性かつ良好な亜
鉛めっき特性は加熱温度範囲が450℃〜600℃で得
られることが確認された。
【0028】(実施例2)表3に示す化学成分の鋼を転
炉にて溶製し、連続鋳造でスラブとし、表4に示す熱延
条件で熱延し、板厚2.0mmの熱延鋼帯とした。これ
らの熱延鋼帯を酸洗し、連続式溶融亜鉛めっきラインに
て表4に示す加熱条件で加熱した後、両面45g/m2
の目付け量で亜鉛めっきし、さらに合金化処理を行っ
た。
【0029】上記によって得られた合金化溶融亜鉛めっ
き鋼板について、上述した実施例1と同様に、JIS5
号引張試験片を用いて降伏点、引張強さ、伸び、および
伸びフランジ性の評価のため穴拡げ率(λ)を測定し、
さらに、亜鉛めっき層の外観および0t曲げ後テープ剥
離試験により亜鉛めっき層の密着性を評価した。
【0030】表5に、鋼板のミクロ組織、残留γ、測定
した機械的性質、穴拡がり率(λ)および溶融亜鉛めっ
き特性を示す。発明例1〜4は表3の鋼種A,Bおよび
Cを用いて本発明の範囲内の条件で製造したものであ
り、良好な加工性(100%以上のλ)および亜鉛めっ
き特性が得られることが確認された。これらは熱延まま
で良好なλすなわち伸びフランジ性を有する鋼板を素材
とした実施例である。また、発明例5〜6は表3の鋼種
Dを用いて、本発明の範囲内の条件で製造したものであ
り、良好な加工性(30%以上の伸び)および亜鉛めっ
き特性が得られることが確認された。これらは熱延まま
でフェライト+ベイナイト+残留γからなるミクロ組織
を有し、良好な伸びすなわち延性を有する鋼板を素材と
した実施例である。
【0031】これに対して、比較例7は表3の鋼種Bを
用いて製造したものであるが、巻き取り温度が本発明で
規定する範囲より高いため、同じ鋼種の実施例2と比較
してλが低い。比較例8は表3の鋼種Cを用いて製造さ
れたものであり、熱延段階であは適正な条件であるた
め、良好な加工性が得られているが、溶融亜鉛めっき前
の加熱温度が本発明で規定する範囲より低いため、亜鉛
めっき特性が劣っている。比較例9は表3の鋼種Cを用
いて製造したものである。めっき前の加熱温度が700
℃以上と高いため、溶融亜鉛めっき特性は良好であるも
のの、λが低い。比較例10は表3の鋼種Dを用いて製
造したものであるが、溶融亜鉛めっき前の加熱温度が本
発明で規定する範囲より低いため、γが残留し良好な伸
びが得られているものの、亜鉛めっき特性が劣ってい
る。比較例11は表3の鋼種Dを用いて製造したもので
あるが、巻き取り温度が本発明で規定する範囲より高い
ため、熱延ままおよび溶融亜鉛めっき後も、γは残留せ
ず、伸びおよびλが低下している。比較例12はSiが
本発明の範囲より高い表3の鋼種Eで製造したものであ
り、良好な伸びが得られているが、Siが高すぎるため
亜鉛めっき特性が劣っている。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
良好な加工性および亜鉛めっき特性を有する熱延下地溶
融亜鉛めっきおよび合金化溶融亜鉛めっき高張力鋼板の
製造方法を提供することができる。したがって、本発明
による鋼板は自動車用(構造部材および足周り部材な
ど)、産業機器用、家電用等に供することにより、軽量
化を図ることができ、産業上極めて有効な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼板の機械的性質および穴拡がり率と連続式溶
融亜鉛めっきラインにおける亜鉛めっき前の加熱温度の
関係を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23C 2/40 C23C 2/40 (72)発明者 小林 聡雄 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 吉武 明英 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 櫻井 理孝 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 小崎 純一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 荒木 健治 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4K027 AA02 AA23 AB02 AB28 AB42 AC02 AC12 AC73 AE12 4K037 EA01 EA05 EA06 EA15 EA23 EA25 EA27 EA28 FC03 FC04 FC07 FE01 FE02 FF01 FF02 GA05 GA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%でSiを1.5%以下含有する
    熱延鋼板を連続溶融亜鉛めっきラインにて溶融亜鉛めっ
    きするに際し、溶融亜鉛めっき前の加熱温度を450〜
    600℃とすることを特徴とする高加工性熱延下地溶融
    亜鉛めっき高張力鋼板の製造方法。
  2. 【請求項2】 重量%でSiを1.5%以下含有する
    熱延鋼板をAr変態点以上で仕上圧延した後、600
    ℃以下で巻き取り、酸洗し、熱延鋼板を連続溶融亜鉛め
    っきラインに装入し、450〜600℃で加熱してから
    溶融亜鉛めっきすることを特徴とする高加工性熱延下地
    溶融亜鉛めっき高張力鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】 重量%でSiを1.5%以下含有する
    熱延鋼板をAr3変態点以上で仕上圧延した後、600
    ℃以下で巻き取り、酸洗し、熱延鋼板を連続溶融亜鉛め
    っきラインに装入し、450〜600℃で加熱してから
    溶融亜鉛めっきし、さらに合金化処理することを特徴と
    する高加工性熱延下地合金化溶融亜鉛めっき高張力鋼板
    の製造方法。
JP10315785A 1998-11-06 1998-11-06 高加工性熱延下地溶融亜鉛めっきおよび合金化溶融亜鉛めっき高張力鋼板の製造方法 Pending JP2000144360A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015510032A (ja) * 2011-12-27 2015-04-02 ポスコ 高マンガン熱延亜鉛めっき鋼板及びその製造方法

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JP2015510032A (ja) * 2011-12-27 2015-04-02 ポスコ 高マンガン熱延亜鉛めっき鋼板及びその製造方法

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