JP2000143464A - モノエタノ―ルアミンを含む敏感な頭皮の診断用薬剤 - Google Patents
モノエタノ―ルアミンを含む敏感な頭皮の診断用薬剤Info
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- cgrp
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 髪のパーマネント変形のための組成物に使用
される還元剤または酸化剤による刺激作用に対処するた
めの、敏感な頭皮の診断用薬剤を提供する。 【解決手段】 モノエタノールアミンを配合し、診断用
薬剤を調製する。
される還元剤または酸化剤による刺激作用に対処するた
めの、敏感な頭皮の診断用薬剤を提供する。 【解決手段】 モノエタノールアミンを配合し、診断用
薬剤を調製する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組成物、特に化粧
品組成物、特にケラチン繊維のパーマネント変形のため
の組成物であって、少なくとも一のサブスタンスPアン
タゴニスト及び/または少なくとも一のCGRPアンタ
ゴニストを含有し、特にこうした組成物に含有される薬
剤の刺激性作用を減少、全く排除するための組成物に関
する。
品組成物、特にケラチン繊維のパーマネント変形のため
の組成物であって、少なくとも一のサブスタンスPアン
タゴニスト及び/または少なくとも一のCGRPアンタ
ゴニストを含有し、特にこうした組成物に含有される薬
剤の刺激性作用を減少、全く排除するための組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】髪のパーマネント変形(以降“パーマネ
ント・ウェーブ”と呼称)を得るためのもっとも通常の
技術が、第一段階で、還元剤を含有する組成物を使用し
てケラチンの-S-S-ジスルフィド結合(シスチン)を
開裂させ(還元段階)、このように処理した髪を濯いだ
後、第二段階で、予め張力をかけた状態(パーマ用ロッ
ド及び他の手段による)においた髪に酸化組成物を適用
することによって前記ジスルフィド結合を再構成する
(酸化段階、固定段階としても既知)ことからなり、最
終的には髪に望ましい形状を与えることは既知である。
したがって、この技術では、髪のウェーブ付けまたはス
トレートパーマまたは縮れ取り(decrimping)のいずれ
もが区別なく実行可能である。上記のような化学処理に
よって髪につけた新たな形状は、セットなどの非パーマ
ネント変形のための従来の単純な技術と対照的に、経時
的に著しく耐久性であり、特に、水の作用またはシャン
プーを用いて行われる洗浄に対して耐性である。
ント・ウェーブ”と呼称)を得るためのもっとも通常の
技術が、第一段階で、還元剤を含有する組成物を使用し
てケラチンの-S-S-ジスルフィド結合(シスチン)を
開裂させ(還元段階)、このように処理した髪を濯いだ
後、第二段階で、予め張力をかけた状態(パーマ用ロッ
ド及び他の手段による)においた髪に酸化組成物を適用
することによって前記ジスルフィド結合を再構成する
(酸化段階、固定段階としても既知)ことからなり、最
終的には髪に望ましい形状を与えることは既知である。
したがって、この技術では、髪のウェーブ付けまたはス
トレートパーマまたは縮れ取り(decrimping)のいずれ
もが区別なく実行可能である。上記のような化学処理に
よって髪につけた新たな形状は、セットなどの非パーマ
ネント変形のための従来の単純な技術と対照的に、経時
的に著しく耐久性であり、特に、水の作用またはシャン
プーを用いて行われる洗浄に対して耐性である。
【0003】パーマネントウェーブ操作の第一段階の実
行に使用可能な還元組成物は、一般的に、還元剤として
亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、アルキルホスフィン、あるい
は好ましくはチオールを含有する。後者の中で、一般的
に使用されるのはシステイン及びその誘導体、システア
ミン及びその誘導体、チオール乳酸及びそのエステルま
たはチオグリコール酸及びそのエステル、特にグリセリ
ル=モノチオグリコラートである。固定段階の実行に必
要な酸化組成物については、実際には、もっとも一般的
には過酸化水素またはアルカリ金属臭素酸塩を主成分と
する組成物に依存している。
行に使用可能な還元組成物は、一般的に、還元剤として
亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、アルキルホスフィン、あるい
は好ましくはチオールを含有する。後者の中で、一般的
に使用されるのはシステイン及びその誘導体、システア
ミン及びその誘導体、チオール乳酸及びそのエステルま
たはチオグリコール酸及びそのエステル、特にグリセリ
ル=モノチオグリコラートである。固定段階の実行に必
要な酸化組成物については、実際には、もっとも一般的
には過酸化水素またはアルカリ金属臭素酸塩を主成分と
する組成物に依存している。
【0004】パーマネント・ウェーブに使用される還元
剤及び酸化剤及び補助剤には、刺激及び/または不快感
(例えば刺すような刺激、炎症または痒み)の原因とな
りうるものがあり、特に、頭皮が敏感な人はこの刺激を
感じる。
剤及び酸化剤及び補助剤には、刺激及び/または不快感
(例えば刺すような刺激、炎症または痒み)の原因とな
りうるものがあり、特に、頭皮が敏感な人はこの刺激を
感じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実際、被験者の中に
は、他の人よりも頭皮の反応性が高い人がいる。特に、
こうした人々は、ヘアダイ、パーマネントウェーブまた
は界面活性剤等の所定の製品に反応する。こうした人々
は、上記の臨床的徴候に加えて、これらの臨床的徴候を
再度得ることを目的とした所定の誘発試験により強い反
応を起こす傾向があるという特徴をもつ。これらの試験
の中で、本出願人はカプサイシン試験及びモノエタノー
ルアミン試験を開発している。
は、他の人よりも頭皮の反応性が高い人がいる。特に、
こうした人々は、ヘアダイ、パーマネントウェーブまた
は界面活性剤等の所定の製品に反応する。こうした人々
は、上記の臨床的徴候に加えて、これらの臨床的徴候を
再度得ることを目的とした所定の誘発試験により強い反
応を起こす傾向があるという特徴をもつ。これらの試験
の中で、本出願人はカプサイシン試験及びモノエタノー
ルアミン試験を開発している。
【0006】カプサイシン試験は、本出願人による仏国
特許出願94−05537号に記載されている。
特許出願94−05537号に記載されている。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】モ
ノエタノールアミン試験は、10%のモノエタノールア
ミンを含有する水溶液を調製し、この溶液3mlを綿パッ
ド上に注ぎ、この綿パッドを頭皮の試験箇所に10回適
用し、適用の30秒後、2分後、5分後、10分後及び
15分後に現れる臨床的徴候を評価することからなる。
これらの徴候は、主として主観的な徴候(ひりひりする
痛み、刺すような刺激、痒みまたは炎症)であり、任意
に紅斑とともに現れる。
ノエタノールアミン試験は、10%のモノエタノールア
ミンを含有する水溶液を調製し、この溶液3mlを綿パッ
ド上に注ぎ、この綿パッドを頭皮の試験箇所に10回適
用し、適用の30秒後、2分後、5分後、10分後及び
15分後に現れる臨床的徴候を評価することからなる。
これらの徴候は、主として主観的な徴候(ひりひりする
痛み、刺すような刺激、痒みまたは炎症)であり、任意
に紅斑とともに現れる。
【0008】本出願人はここに、サブスタンスPアンタ
ゴニスト及び/またはCGRPアンタゴニストの使用に
よりパーマネント・ウェーブ組成物中に使用されている
化合物による刺激に対して予防及び/または治療的効果
が得られることを見いだした。
ゴニスト及び/またはCGRPアンタゴニストの使用に
よりパーマネント・ウェーブ組成物中に使用されている
化合物による刺激に対して予防及び/または治療的効果
が得られることを見いだした。
【0009】サブスタンスPは、神経末端により生成
し、放出されるポリペプチド化学成分である。これはタ
キキニン族の一員である。サブスタンスPは特に、不安
及び精神分裂症等の中枢神経系の疾患、呼吸器系及び炎
症性の疾患、胃腸病、リュウマチ性疾患及び湿疹等の所
定の皮膚疾患における痛みの伝達に関わる。
し、放出されるポリペプチド化学成分である。これはタ
キキニン族の一員である。サブスタンスPは特に、不安
及び精神分裂症等の中枢神経系の疾患、呼吸器系及び炎
症性の疾患、胃腸病、リュウマチ性疾患及び湿疹等の所
定の皮膚疾患における痛みの伝達に関わる。
【0010】CGRP(カルシトニン遺伝子から誘導さ
れるペプチド:カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は、
神経末端により生成し、放出されるポリペプチド化学成
分である。CGRPは特に呼吸器系および炎症性の疾
患、アレルギー性疾患及び湿疹または痒疹等の所定の皮
膚病に関わる。
れるペプチド:カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は、
神経末端により生成し、放出されるポリペプチド化学成
分である。CGRPは特に呼吸器系および炎症性の疾
患、アレルギー性疾患及び湿疹または痒疹等の所定の皮
膚病に関わる。
【0011】現在までに、パーマネントウェーブに使用
される化合物、特に還元物質及び/または酸化物質と組
み合わせ、これら化合物によって引き起こされる刺激作
用及び/または不快感を取り除くことを目的とした、サ
ブスタンスPまたはCGRPアンタゴニストの使用を予
想した者はいない。
される化合物、特に還元物質及び/または酸化物質と組
み合わせ、これら化合物によって引き起こされる刺激作
用及び/または不快感を取り除くことを目的とした、サ
ブスタンスPまたはCGRPアンタゴニストの使用を予
想した者はいない。
【0012】したがって、本発明の主題は組成物、特に
化粧品組成物であって、生理学的に許容される媒体中
に、サブスタンスPアンタゴニスト及びCGRPアンタ
ゴニストより選択される少なくとも一のアンタゴニスト
及び刺激性の副作用をもつ少なくとも一の活性剤を含有
し、刺激性の副作用をもつ活性剤が、還元剤及び/また
はペルオキシド以外の酸化剤であることを特徴とする組
成物である。本発明の組成物は特に、ケラチン繊維のパ
ーマネント変形のための組成物であり、特にヒトの髪の
パーマネント変形のための組成物である。
化粧品組成物であって、生理学的に許容される媒体中
に、サブスタンスPアンタゴニスト及びCGRPアンタ
ゴニストより選択される少なくとも一のアンタゴニスト
及び刺激性の副作用をもつ少なくとも一の活性剤を含有
し、刺激性の副作用をもつ活性剤が、還元剤及び/また
はペルオキシド以外の酸化剤であることを特徴とする組
成物である。本発明の組成物は特に、ケラチン繊維のパ
ーマネント変形のための組成物であり、特にヒトの髪の
パーマネント変形のための組成物である。
【0013】したがって、本発明の別の主題は、パーマ
ネント変形に適した媒体中に少なくとも一の還元剤及び
/または少なくとも一の酸化剤を含有するケラチン繊維
のパーマネント変形のための組成物であって、還元剤及
び/または酸化剤が刺激性の副作用を有するために、サ
ブスタンスPアンタゴニスト及びCGRPアンタゴニス
トより選択される少なくとも一のアンタゴニストを更に
含有する組成物である。
ネント変形に適した媒体中に少なくとも一の還元剤及び
/または少なくとも一の酸化剤を含有するケラチン繊維
のパーマネント変形のための組成物であって、還元剤及
び/または酸化剤が刺激性の副作用を有するために、サ
ブスタンスPアンタゴニスト及びCGRPアンタゴニス
トより選択される少なくとも一のアンタゴニストを更に
含有する組成物である。
【0014】本発明の別の主題は、敏感な頭皮の測定を
意図した組成物の調製のためのモノエタノールアミンの
使用である。
意図した組成物の調製のためのモノエタノールアミンの
使用である。
【0015】サブスタンスPアンタゴニストまたはCG
RPアンタゴニストは、還元及び/または酸化段階の間
及び/または前及び/または後にケラチン繊維に適用可
能である。
RPアンタゴニストは、還元及び/または酸化段階の間
及び/または前及び/または後にケラチン繊維に適用可
能である。
【0016】したがって、本発明の別の主題は、ケラチ
ン繊維、特に髪の処理方法であって、これら繊維のパー
マネント変形を得ることを目的とし、下記の段階を含
む。 i)ケラチン繊維に還元組成物を適用するが、ケラチン
繊維を機械的張力の下におくために必要な手段を、この
還元剤の適用時、その前または後のいずれかに適用して
おき、 ii)還元組成物が効果を示したら、ケラチン繊維を濯
ぎ、 iii)酸化組成物をケラチン繊維に適用し、 iv)段階iiiの前または後に、張力をかける手段を取り
除き、 v)ケラチン繊維を任意に濯ぎ、 vi)iからvの段階の少なくとも一の間及び/またはこれ
らのiからvの段階の少なくとも一の後に、サブスタンス
Pアンタゴニスト及びCGRPアンタゴニストより選択
される少なくとも一のアンタゴニストを含有する組成物
をケラチン繊維に適用する。
ン繊維、特に髪の処理方法であって、これら繊維のパー
マネント変形を得ることを目的とし、下記の段階を含
む。 i)ケラチン繊維に還元組成物を適用するが、ケラチン
繊維を機械的張力の下におくために必要な手段を、この
還元剤の適用時、その前または後のいずれかに適用して
おき、 ii)還元組成物が効果を示したら、ケラチン繊維を濯
ぎ、 iii)酸化組成物をケラチン繊維に適用し、 iv)段階iiiの前または後に、張力をかける手段を取り
除き、 v)ケラチン繊維を任意に濯ぎ、 vi)iからvの段階の少なくとも一の間及び/またはこれ
らのiからvの段階の少なくとも一の後に、サブスタンス
Pアンタゴニスト及びCGRPアンタゴニストより選択
される少なくとも一のアンタゴニストを含有する組成物
をケラチン繊維に適用する。
【0017】本発明の特に好ましい実施態様によれば、
様々な組成物が、当業者にはよく知られた方法によって
キットの形態で別々に実装される。したがって、本発明
の別の主題は、ケラチン繊維、特に髪の処理のためのキ
ットであって、これら繊維のパーマネント変形を得るこ
とを目的とし、還元剤を含有する第一組成物及び酸化剤
を含有する第二組成物を収容し、該二組成物が、ケラチ
ン繊維に次々に適用することを意図して別々に実装され
てなり、これら組成物の少なくとも一が、サブスタンス
Pアンタゴニスト及びCGRPアンタゴニストより選択
されるアンタゴニストを含有するキットである。
様々な組成物が、当業者にはよく知られた方法によって
キットの形態で別々に実装される。したがって、本発明
の別の主題は、ケラチン繊維、特に髪の処理のためのキ
ットであって、これら繊維のパーマネント変形を得るこ
とを目的とし、還元剤を含有する第一組成物及び酸化剤
を含有する第二組成物を収容し、該二組成物が、ケラチ
ン繊維に次々に適用することを意図して別々に実装され
てなり、これら組成物の少なくとも一が、サブスタンス
Pアンタゴニスト及びCGRPアンタゴニストより選択
されるアンタゴニストを含有するキットである。
【0018】本発明の別の主題は、ケラチン繊維、特に
髪の処理のためのキットであって、これら繊維のパーマ
ネント変形を得ることを目的とし、還元剤を含有する第
一組成物、酸化剤を含有する第二組成物及びサブスタン
スPアンタゴニスト及びCGRPアンタゴニストより選
択されるアンタゴニストを含有する第三組成物を収容
し、該三組成物が、ケラチン繊維に次々に適用すること
を意図して別々に実装されてなるキットである。
髪の処理のためのキットであって、これら繊維のパーマ
ネント変形を得ることを目的とし、還元剤を含有する第
一組成物、酸化剤を含有する第二組成物及びサブスタン
スPアンタゴニスト及びCGRPアンタゴニストより選
択されるアンタゴニストを含有する第三組成物を収容
し、該三組成物が、ケラチン繊維に次々に適用すること
を意図して別々に実装されてなるキットである。
【0019】サブスタンスPアンタゴニストとして認識
されるべき物質は、下記の特性に相当するものでなけれ
ばならない。 ・サブスタンスPに関してアンタゴニスト薬理活性を有
する、すなわち、下記の二つの試験の少なくとも一にお
いて、一貫した薬理反応を誘発する。 ・アンタゴニスト物質は、カプサイシンまたは逆行性の
神経刺激によって誘発される血漿の血管壁からの滲出を
減少させねばならない、あるいはまた、 ・アンタゴニスト物質は、サブスタンスPの投与により
誘発される平滑筋の収縮の抑制を引き起こさねばならな
い。
されるべき物質は、下記の特性に相当するものでなけれ
ばならない。 ・サブスタンスPに関してアンタゴニスト薬理活性を有
する、すなわち、下記の二つの試験の少なくとも一にお
いて、一貫した薬理反応を誘発する。 ・アンタゴニスト物質は、カプサイシンまたは逆行性の
神経刺激によって誘発される血漿の血管壁からの滲出を
減少させねばならない、あるいはまた、 ・アンタゴニスト物質は、サブスタンスPの投与により
誘発される平滑筋の収縮の抑制を引き起こさねばならな
い。
【0020】サブスタンスPアンタゴニストは、さら
に、タキキニンNK1受容体に対する選択的な親和性を
示しうる。
に、タキキニンNK1受容体に対する選択的な親和性を
示しうる。
【0021】本発明のサブスタンスPアンタゴニスト
は、官能性または受容性であり、すなわち、サブスタン
スPの合成及び/または放出を抑制、またはその結合を
回避及び/またはその効果を調整することが可能であ
る。これは、サブスタンスPアンタゴニストとして既知
の化合物、特にペプチド、非ペプチド誘導体、及び特に
窒素含有、硫黄含有または酸素含有の複素環、またはベ
ンゼン環に直接または間接的に結合した窒素原子を含む
窒素含有化合物より選択可能である。これはまた、一
価、二価または三価の金属塩及び、植物及び/または細
菌起源の抽出物から選択可能である。
は、官能性または受容性であり、すなわち、サブスタン
スPの合成及び/または放出を抑制、またはその結合を
回避及び/またはその効果を調整することが可能であ
る。これは、サブスタンスPアンタゴニストとして既知
の化合物、特にペプチド、非ペプチド誘導体、及び特に
窒素含有、硫黄含有または酸素含有の複素環、またはベ
ンゼン環に直接または間接的に結合した窒素原子を含む
窒素含有化合物より選択可能である。これはまた、一
価、二価または三価の金属塩及び、植物及び/または細
菌起源の抽出物から選択可能である。
【0022】したがって、本発明では、サブスタンスP
アンタゴニストとして、例えばペプチド、センヂド及び
スパンチドIIを使用することができる。米国特許4,4
72,305号、同4,839,465号、欧州特許出
願101,929号、同333,174号、同336,
230号、同394,989号、同443,132号、
同498,069号、同515,681号、同517,
589号、国際特許出願92/22569号及び英国特
許出願2,216,529号の文献に記載されたペプチ
ドを使用することもできる。
アンタゴニストとして、例えばペプチド、センヂド及び
スパンチドIIを使用することができる。米国特許4,4
72,305号、同4,839,465号、欧州特許出
願101,929号、同333,174号、同336,
230号、同394,989号、同443,132号、
同498,069号、同515,681号、同517,
589号、国際特許出願92/22569号及び英国特
許出願2,216,529号の文献に記載されたペプチ
ドを使用することもできる。
【0023】本発明に使用可能な非ペプチド=サブスタ
ンスPアンタゴニストは、特に、複素環化合物、特に窒
素含有、硫黄含有または酸素含有の複素環、またはベン
ゼン環に直接または間接的に結合した窒素原子を含む窒
素含有化合物である。
ンスPアンタゴニストは、特に、複素環化合物、特に窒
素含有、硫黄含有または酸素含有の複素環、またはベン
ゼン環に直接または間接的に結合した窒素原子を含む窒
素含有化合物である。
【0024】本発明においては、複素環化合物として、
下記の文献に記載される窒素含有複素環を含むものが使
用可能である:欧州特許出願360,390号、同42
9,366号、同430,771号、同499,313
号、同514,273号、同514,274号、同51
4,275号、同514,276号、同520,555
号、同528,495号、同532,456号、同54
5,478号、同558,156号、国際特許出願90
/05525号、同90/05729号、同91/18
878号、同91/18899号、同92/12151
号、同92/15585号、同92/17449号、同
92/20676号、同93/00330号、同93/
00331号、同93/01159号、同93/011
69号、同93/01170号、同93/06099号
または同93/09116号。少なくとも一の窒素含有
複素環を含む化合物は、特に、2-トリシクリル-2-ア
ミノエタン誘導体、スピロラクタム誘導体、キヌクリジ
ン誘導体、アザ環状誘導体、アミノピロリジン誘導体、
ピペリジン誘導体、アミノアザ複素環、イソインドール
誘導体である。
下記の文献に記載される窒素含有複素環を含むものが使
用可能である:欧州特許出願360,390号、同42
9,366号、同430,771号、同499,313
号、同514,273号、同514,274号、同51
4,275号、同514,276号、同520,555
号、同528,495号、同532,456号、同54
5,478号、同558,156号、国際特許出願90
/05525号、同90/05729号、同91/18
878号、同91/18899号、同92/12151
号、同92/15585号、同92/17449号、同
92/20676号、同93/00330号、同93/
00331号、同93/01159号、同93/011
69号、同93/01170号、同93/06099号
または同93/09116号。少なくとも一の窒素含有
複素環を含む化合物は、特に、2-トリシクリル-2-ア
ミノエタン誘導体、スピロラクタム誘導体、キヌクリジ
ン誘導体、アザ環状誘導体、アミノピロリジン誘導体、
ピペリジン誘導体、アミノアザ複素環、イソインドール
誘導体である。
【0025】他の複素環化合物としては、任意に窒素含
有置換基を含む、フラン誘導体、ベンゾフラン誘導体、
チオフェン誘導体及びベンゾチオフェン誘導体等の酸素
含有または硫黄含有の複素環化合物、例えば、米国特許
4,931,459号、同4,910,317号及び欧
州特許出願299,457号の文献に記載の複素環化合
物、更に詳しくは、アルコキシ-及び/またはアリール
オキシテトラゾリルベンゾフランカルボキサミドまたは
アルコキシ-及び/またはアリールオキシテトラゾリル
ベンゾチオフェンカルボキサミドを挙げることができ
る。
有置換基を含む、フラン誘導体、ベンゾフラン誘導体、
チオフェン誘導体及びベンゾチオフェン誘導体等の酸素
含有または硫黄含有の複素環化合物、例えば、米国特許
4,931,459号、同4,910,317号及び欧
州特許出願299,457号の文献に記載の複素環化合
物、更に詳しくは、アルコキシ-及び/またはアリール
オキシテトラゾリルベンゾフランカルボキサミドまたは
アルコキシ-及び/またはアリールオキシテトラゾリル
ベンゾチオフェンカルボキサミドを挙げることができ
る。
【0026】ベンゼン環に直接又は間接的に結合した窒
素原子を含む化合物としては、下記の文献に記載のもの
を挙げることができる:欧州特許出願522,808
号、国際特許出願93/01165号及び同93/10
073号。特に、エチレンジアミン誘導体、例えば、
N,N’-ビスジ(3,5-ジメチルベンジル)エチレン
ジアミンまたはN,N’-ビスジ(3,5-ジメトキシベ
ンジル)エチレンジアミンを挙げることができ、これら
の化合物は、本出願人による文献、国際特許出願93/
11338号に合成中間体として記載されている。
素原子を含む化合物としては、下記の文献に記載のもの
を挙げることができる:欧州特許出願522,808
号、国際特許出願93/01165号及び同93/10
073号。特に、エチレンジアミン誘導体、例えば、
N,N’-ビスジ(3,5-ジメチルベンジル)エチレン
ジアミンまたはN,N’-ビスジ(3,5-ジメトキシベ
ンジル)エチレンジアミンを挙げることができ、これら
の化合物は、本出願人による文献、国際特許出願93/
11338号に合成中間体として記載されている。
【0027】本発明においてサブスタンスPアンタゴニ
ストとして使用可能な一価、二価または三価の金属塩と
しては、コバルト塩が可能であり、周期表のIIA族の元
素の塩、特に、ベリリウム、マグネシウムまたはアルカ
リ土類金属の塩、特にストロンチウム、カルシウム及び
バリウムの塩、ランタノイドの塩、特にランタン及びガ
ドリニウムの塩、イットリウム塩、亜鉛塩、マンガン
塩、銅塩、ルビジウム塩またはリチウム塩が可能であ
る。
ストとして使用可能な一価、二価または三価の金属塩と
しては、コバルト塩が可能であり、周期表のIIA族の元
素の塩、特に、ベリリウム、マグネシウムまたはアルカ
リ土類金属の塩、特にストロンチウム、カルシウム及び
バリウムの塩、ランタノイドの塩、特にランタン及びガ
ドリニウムの塩、イットリウム塩、亜鉛塩、マンガン
塩、銅塩、ルビジウム塩またはリチウム塩が可能であ
る。
【0028】これらの塩としては、例えば、塩化物、炭
酸塩、重炭酸塩、ホウ酸塩、硝酸塩、酢酸塩、水酸化
物、硫酸塩、過硫酸塩またはグリセロリン酸塩、並びに
α-ヒドロキシ酸の塩またはフルーツ酸の塩(クエン酸
塩、酒石酸塩、乳酸塩またはマレイン酸塩)あるいはま
たアミノ酸の塩(アスパラギン酸塩、アルギン酸塩、グ
ルココラートまたはフマル酸塩)または脂肪酸の塩(パ
ルミチン酸塩、オレイン酸塩、カゼイン酸塩またはベへ
ン酸塩)が可能である。この塩は、ストロンチウム塩、
特に塩化ストロンチウムまたは硝酸ストロンチウムであ
ることが望ましい。
酸塩、重炭酸塩、ホウ酸塩、硝酸塩、酢酸塩、水酸化
物、硫酸塩、過硫酸塩またはグリセロリン酸塩、並びに
α-ヒドロキシ酸の塩またはフルーツ酸の塩(クエン酸
塩、酒石酸塩、乳酸塩またはマレイン酸塩)あるいはま
たアミノ酸の塩(アスパラギン酸塩、アルギン酸塩、グ
ルココラートまたはフマル酸塩)または脂肪酸の塩(パ
ルミチン酸塩、オレイン酸塩、カゼイン酸塩またはベへ
ン酸塩)が可能である。この塩は、ストロンチウム塩、
特に塩化ストロンチウムまたは硝酸ストロンチウムであ
ることが望ましい。
【0029】本発明に使用可能な細菌起源の抽出物とし
ては、少なくとも一の非光合成糸状細菌起源の抽出物が
可能である。
ては、少なくとも一の非光合成糸状細菌起源の抽出物が
可能である。
【0030】本発明に使用可能な植物起源の抽出物とし
ては、特に、アイリス・ゲルマニカ(Iris germanic
a)、アイリス・フロレンティーナ(Iris florentin
a)、アイリス・パリダ(Iris pallida)、クロッカス
・ベルシカラー(Crocus versicolor)、ロムレ・バル
バコジウム(Romulea bulbucodium)あるいはまたグラ
ジオラス・コムニス(Gladiolus communis)を挙げるこ
とができる。更に詳しくは、本発明によれば、アヤメ科
起源の植物抽出物が利用され、アイリス・パリダ起源の
植物物質が望ましい。本発明の組成物に含有される抽出
物を調製するためには、当業者に知られたあらゆる抽出
方法が使用可能である。アルコール抽出、特にエタノー
ル抽出、あるいはまた、水性/アルコール抽出を特に挙
げることができる。出願人による仏国特許出願95−0
2379号に記載された方法により調製される抽出物も
使用可能である。
ては、特に、アイリス・ゲルマニカ(Iris germanic
a)、アイリス・フロレンティーナ(Iris florentin
a)、アイリス・パリダ(Iris pallida)、クロッカス
・ベルシカラー(Crocus versicolor)、ロムレ・バル
バコジウム(Romulea bulbucodium)あるいはまたグラ
ジオラス・コムニス(Gladiolus communis)を挙げるこ
とができる。更に詳しくは、本発明によれば、アヤメ科
起源の植物抽出物が利用され、アイリス・パリダ起源の
植物物質が望ましい。本発明の組成物に含有される抽出
物を調製するためには、当業者に知られたあらゆる抽出
方法が使用可能である。アルコール抽出、特にエタノー
ル抽出、あるいはまた、水性/アルコール抽出を特に挙
げることができる。出願人による仏国特許出願95−0
2379号に記載された方法により調製される抽出物も
使用可能である。
【0031】CGRPアンタゴニストとして認識される
べき物質は、下記の特性に相当するものでなければなら
ない。 ・CGRP受容体に対して親和性を示す、及び/または ・CGRPに関してアンタゴニスト薬理活性を有する、
すなわち、下記の二つの試験の一つで、一貫した薬理反
応を誘発する。 ・アンタゴニスト物質は、カプサイシンによって誘発さ
れる血管拡張を減少させねばならない、及び/または、 ・アンタゴニスト物質は、知覚神経線維によるCGRP
の放出の抑制を引き起こさねばならない、及び/また
は、 ・アンタゴニスト物質は、CGRPにより誘発される精
管の平滑筋の収縮の抑制を削減せねばならない。
べき物質は、下記の特性に相当するものでなければなら
ない。 ・CGRP受容体に対して親和性を示す、及び/または ・CGRPに関してアンタゴニスト薬理活性を有する、
すなわち、下記の二つの試験の一つで、一貫した薬理反
応を誘発する。 ・アンタゴニスト物質は、カプサイシンによって誘発さ
れる血管拡張を減少させねばならない、及び/または、 ・アンタゴニスト物質は、知覚神経線維によるCGRP
の放出の抑制を引き起こさねばならない、及び/また
は、 ・アンタゴニスト物質は、CGRPにより誘発される精
管の平滑筋の収縮の抑制を削減せねばならない。
【0032】本発明においては、CGRPアンタゴニス
トとして、例えばCGRP8−37(CGRPの末端部
分のアミノ酸8から37の配列)またはアンチ-CGR
P抗体を使用することができる。
トとして、例えばCGRP8−37(CGRPの末端部
分のアミノ酸8から37の配列)またはアンチ-CGR
P抗体を使用することができる。
【0033】本発明の組成物においては、サブスタンス
PまたはCGRPアンタゴニストが、組成物全重量に対
して0.000001から30重量%の量、特に、0.
0001から10重量%の量で使用されることが好まし
い。
PまたはCGRPアンタゴニストが、組成物全重量に対
して0.000001から30重量%の量、特に、0.
0001から10重量%の量で使用されることが好まし
い。
【0034】サブスタンスPまたはCGRPアンタゴニ
ストは、主に刺激作用を有する還元剤及び/または酸化
剤に作用し、さらにまた、望ましい変形を可能にするた
めに、本発明の組成物中には、非刺激性の薬剤がさらに
存在する。
ストは、主に刺激作用を有する還元剤及び/または酸化
剤に作用し、さらにまた、望ましい変形を可能にするた
めに、本発明の組成物中には、非刺激性の薬剤がさらに
存在する。
【0035】本発明の処理方法の第一段階(i)におい
ては、ケラチンのジスルフィド結合の還元に適当な少な
くとも一の活性剤を含有する還元組成物をケラチン繊維
に適用する。この適用は、ケラチン繊維に張力をかける
通常の段階の間または前または後に実行可能である。サ
ブスタンスPまたはCGRPアンタゴニストは、還元組
成物中、または還元段階の間または前または後にケラチ
ン繊維に適用される組成物中に存在可能である。
ては、ケラチンのジスルフィド結合の還元に適当な少な
くとも一の活性剤を含有する還元組成物をケラチン繊維
に適用する。この適用は、ケラチン繊維に張力をかける
通常の段階の間または前または後に実行可能である。サ
ブスタンスPまたはCGRPアンタゴニストは、還元組
成物中、または還元段階の間または前または後にケラチ
ン繊維に適用される組成物中に存在可能である。
【0036】ケラチン繊維、特に髪に、最終的な望まし
い形状(例えばカール等)に相当する形状にして張力を
かける通常の段階は、適切なあらゆる手段、特に髪に張
力をかけて維持するためのそれ自体知られた機械的手
段、例えば、ローラー、パーマ用ロッド等によって実行
可能である。
い形状(例えばカール等)に相当する形状にして張力を
かける通常の段階は、適切なあらゆる手段、特に髪に張
力をかけて維持するためのそれ自体知られた機械的手
段、例えば、ローラー、パーマ用ロッド等によって実行
可能である。
【0037】ケラチンのジスルフィド結合の還元に適切
な活性剤の中では、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、アルキル
ホスフィン及び好ましくはチオールを挙げることができ
る。後者の中では、望ましく使用されるのは、チオグリ
コール酸、グリセリルまたはグリコール=モノチオグリ
コラート、システアミン及びそのC1−C4アシル化誘導
体、例えばN-アセチルシステアミンまたはN-プロピオ
ニルシステアミン、システイン、N-アセチルシステイ
ン、システイン=エステル、例えば、グリセリル=システ
イナート、糖類のN-メルカプトアルキルアミド、例え
ば、N-(2-メルカプトエチル)グルコンアミド、チオ
乳酸及びそのエステル、例えばグリセリル=モノチオラ
クタート、3-メルカトプロピオン酸及びそのエステ
ル、例えばグリセリル=3-メルカトプロピオナート、チ
オマレイン酸、2-ヒドロキシ-3-メルカトプロピオン
酸及びそのエステル、例えば、グリセリル=2-ヒドロキ
シ-3-メルカトプロピオナート、パンテチン、チオグリ
セリン、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の亜硫酸
塩、亜硫酸水素塩、欧州特許出願354,835号に記
載のN-(メルカプトアルキル)-ω-ヒドロキシアルキ
ルアミド及び欧州特許出願368,763号に記載のN
-モノ-またはN,N-ジアルキル-4-メルカトブチラミ
ド、欧州特許出願432,000号に記載のアミノメル
カトアルキルアミド、欧州特許出願465,342号に
記載のN-(メルカプトアルキル)スクシンアミド酸ま
たはN-(メルカプトアルキル)スクシンイミドの誘導
体、欧州特許出願514,282号に記載のアルキルア
ミノメルカトアルキルアミド、仏国特許出願2,67
9,448号に記載の2-ヒドロキシプロピル=チオグリ
コラート及び2-ヒドロキシ-1-メチルエチル=チオグリ
コラートの混合物あるいは欧州特許出願653,202
号に記載のN-(メルカトアルキル)アルカンジアミド
を挙げることができる。
な活性剤の中では、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、アルキル
ホスフィン及び好ましくはチオールを挙げることができ
る。後者の中では、望ましく使用されるのは、チオグリ
コール酸、グリセリルまたはグリコール=モノチオグリ
コラート、システアミン及びそのC1−C4アシル化誘導
体、例えばN-アセチルシステアミンまたはN-プロピオ
ニルシステアミン、システイン、N-アセチルシステイ
ン、システイン=エステル、例えば、グリセリル=システ
イナート、糖類のN-メルカプトアルキルアミド、例え
ば、N-(2-メルカプトエチル)グルコンアミド、チオ
乳酸及びそのエステル、例えばグリセリル=モノチオラ
クタート、3-メルカトプロピオン酸及びそのエステ
ル、例えばグリセリル=3-メルカトプロピオナート、チ
オマレイン酸、2-ヒドロキシ-3-メルカトプロピオン
酸及びそのエステル、例えば、グリセリル=2-ヒドロキ
シ-3-メルカトプロピオナート、パンテチン、チオグリ
セリン、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の亜硫酸
塩、亜硫酸水素塩、欧州特許出願354,835号に記
載のN-(メルカプトアルキル)-ω-ヒドロキシアルキ
ルアミド及び欧州特許出願368,763号に記載のN
-モノ-またはN,N-ジアルキル-4-メルカトブチラミ
ド、欧州特許出願432,000号に記載のアミノメル
カトアルキルアミド、欧州特許出願465,342号に
記載のN-(メルカプトアルキル)スクシンアミド酸ま
たはN-(メルカプトアルキル)スクシンイミドの誘導
体、欧州特許出願514,282号に記載のアルキルア
ミノメルカトアルキルアミド、仏国特許出願2,67
9,448号に記載の2-ヒドロキシプロピル=チオグリ
コラート及び2-ヒドロキシ-1-メチルエチル=チオグリ
コラートの混合物あるいは欧州特許出願653,202
号に記載のN-(メルカトアルキル)アルカンジアミド
を挙げることができる。
【0038】チオグリコール酸、チオール乳酸、システ
イン及びその誘導体、システアミン及びその誘導体、3
-メルカトプロピオン酸及びそのエステルまたはその
塩、特にグリセリル=モノチオグリコラートを使用する
ことが好ましい。
イン及びその誘導体、システアミン及びその誘導体、3
-メルカトプロピオン酸及びそのエステルまたはその
塩、特にグリセリル=モノチオグリコラートを使用する
ことが好ましい。
【0039】これらの活性剤は、単独または混合物とし
て使用可能である。チオグリコール酸、チオール乳酸、
3-メルカトプロピオン酸、2-ヒドロキシ-3-メルカト
プロピオン酸、システインまたはシステアミンあるいは
これらの塩またはこれらの誘導体のの一つを還元剤とし
て使用する場合、本発明の混合組成物のpHは、6から
11.5であることが好ましく、さらにより望ましくは
7から10である。
て使用可能である。チオグリコール酸、チオール乳酸、
3-メルカトプロピオン酸、2-ヒドロキシ-3-メルカト
プロピオン酸、システインまたはシステアミンあるいは
これらの塩またはこれらの誘導体のの一つを還元剤とし
て使用する場合、本発明の混合組成物のpHは、6から
11.5であることが好ましく、さらにより望ましくは
7から10である。
【0040】チオグリコール酸またはチオール乳酸また
は3-メルカトプロピオン酸、システインまたは2-ヒド
ロキシ-3-メルカトプロピオン酸のエステルが還元剤と
して使用される場合、本発明の混合組成物のpHは、5
から10であることが好ましく、さらにより望ましくは
6から9である。
は3-メルカトプロピオン酸、システインまたは2-ヒド
ロキシ-3-メルカトプロピオン酸のエステルが還元剤と
して使用される場合、本発明の混合組成物のpHは、5
から10であることが好ましく、さらにより望ましくは
6から9である。
【0041】上記の還元剤は、一般的に、還元組成物全
重量の1から20重量%の濃度で存在可能である。
重量の1から20重量%の濃度で存在可能である。
【0042】還元組成物のpH値は、還元剤をより効果
的にする目的で、塩基性化剤の添加により従来通り調節
可能である。これらの塩基性化剤は、例えば、水酸化ナ
トリウム、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノー
ルアミン、1,3-プロパンジアミン、アルカリ金属ま
たはアンモニウムの炭酸塩、重炭酸塩、第一級、第2級
または第三級のアミン炭酸塩または重炭酸塩または、グ
アニジン=カーボナート等の有機炭酸塩、より選択可能
であり、むろんこれら全ての化合物は単独でも混合物と
しても使用可能である。
的にする目的で、塩基性化剤の添加により従来通り調節
可能である。これらの塩基性化剤は、例えば、水酸化ナ
トリウム、アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノー
ルアミン、1,3-プロパンジアミン、アルカリ金属ま
たはアンモニウムの炭酸塩、重炭酸塩、第一級、第2級
または第三級のアミン炭酸塩または重炭酸塩または、グ
アニジン=カーボナート等の有機炭酸塩、より選択可能
であり、むろんこれら全ての化合物は単独でも混合物と
しても使用可能である。
【0043】サブスタンスPアンタゴニストまたはCG
RPアンタゴニストによれば、さらに、これら塩基性化
剤のうちいくつかの刺激性作用を減少させることができ
る。
RPアンタゴニストによれば、さらに、これら塩基性化
剤のうちいくつかの刺激性作用を減少させることができ
る。
【0044】還元組成物は、増粘された、またはされて
いないローション、クリーム、ゲルの形態または他のあ
らゆる適切な形態で与えることができ、髪のパーマネン
ト変形のための還元組成物における使用が既知の添加剤
を更に含有可能である。還元組成物は、発熱反応タイプ
のものであってもよい。
いないローション、クリーム、ゲルの形態または他のあ
らゆる適切な形態で与えることができ、髪のパーマネン
ト変形のための還元組成物における使用が既知の添加剤
を更に含有可能である。還元組成物は、発熱反応タイプ
のものであってもよい。
【0045】還元組成物はまた、例えば、エタノール、
プロパノールまたはイソプロパノールあるいはまたグリ
セロール等の溶媒を、組成物全重量に対して最高濃度で
20%含有可能である。
プロパノールまたはイソプロパノールあるいはまたグリ
セロール等の溶媒を、組成物全重量に対して最高濃度で
20%含有可能である。
【0046】該組成物が髪のストレートパーマまたは縮
れ取りの操作を目的とする場合、該還元組成物は、髪を
できる限りぴんと張って保つために増粘クリームの形態
で与えられることが好ましい。これらのクリームは、例
えばステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリコー
ル、自己乳化可能ワックス(self-emulsifiable wa
x)、脂肪アルコールなどを主成分とする“ヘビー”エ
マルションの形態で製造される。
れ取りの操作を目的とする場合、該還元組成物は、髪を
できる限りぴんと張って保つために増粘クリームの形態
で与えられることが好ましい。これらのクリームは、例
えばステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリコー
ル、自己乳化可能ワックス(self-emulsifiable wa
x)、脂肪アルコールなどを主成分とする“ヘビー”エ
マルションの形態で製造される。
【0047】髪に“粘り付き(stick)”、セット時間
中好ましい位置に保つカルボキシビニル=ポリマーまた
はコポリマー等の増粘剤を含有する液体またはゲルもま
た使用可能である。
中好ましい位置に保つカルボキシビニル=ポリマーまた
はコポリマー等の増粘剤を含有する液体またはゲルもま
た使用可能である。
【0048】最後に、該組成物はまた、いわゆる“自己
中性化(self-neutralizing)”あるいはまた“自己制
御(self-regulated)”形態であってもよく、この場合
は、還元剤を、パーマネントウェーブのための自己中性
化還元組成物における使用が既知の少なくとも一のジス
ルフィドと組み合わされる。
中性化(self-neutralizing)”あるいはまた“自己制
御(self-regulated)”形態であってもよく、この場合
は、還元剤を、パーマネントウェーブのための自己中性
化還元組成物における使用が既知の少なくとも一のジス
ルフィドと組み合わされる。
【0049】こうした既知のジスルフィドの中では、特
に、ジチオグリコール酸、ジチオグリセリン、シスタミ
ン、N,N’-ジアセチルシスタミン、シスチン、パンテ
チン及び、欧州特許出願354,835号に記載のN-
(メルカプトアルキル)-ω-ヒドロキシアルキルアミド
のジスルフィド、欧州特許出願368,763号に記載
のN-モノ-またはN,N-ジアルキル-4-メルカトブチラ
ミドのジスルフィド、欧州特許出願432,000号に
記載のアミノメルカトアルキルアミドのジスルフィド、
欧州特許出願465,342号に記載のN-(メルカプ
トアルキル)スクシンアミド酸またはN-(メルカプト
アルキル)スクシンイミドの誘導体のジスルフィド、欧
州特許出願514,282号に記載のアルキルアミノメ
ルカトアルキルアミドのジスルフィド及び、欧州特許出
願653,202号に記載のN-(メルカトアルキル)
アルカンジアミドのジスルフィドを挙げることができ
る。これらのジスルフィドは、一般的に、還元剤に対し
て、0.5対2.5、好ましくは1対2のモル比で存在
する。
に、ジチオグリコール酸、ジチオグリセリン、シスタミ
ン、N,N’-ジアセチルシスタミン、シスチン、パンテ
チン及び、欧州特許出願354,835号に記載のN-
(メルカプトアルキル)-ω-ヒドロキシアルキルアミド
のジスルフィド、欧州特許出願368,763号に記載
のN-モノ-またはN,N-ジアルキル-4-メルカトブチラ
ミドのジスルフィド、欧州特許出願432,000号に
記載のアミノメルカトアルキルアミドのジスルフィド、
欧州特許出願465,342号に記載のN-(メルカプ
トアルキル)スクシンアミド酸またはN-(メルカプト
アルキル)スクシンイミドの誘導体のジスルフィド、欧
州特許出願514,282号に記載のアルキルアミノメ
ルカトアルキルアミドのジスルフィド及び、欧州特許出
願653,202号に記載のN-(メルカトアルキル)
アルカンジアミドのジスルフィドを挙げることができ
る。これらのジスルフィドは、一般的に、還元剤に対し
て、0.5対2.5、好ましくは1対2のモル比で存在
する。
【0050】下記の濯ぎ段階(ii)の実行に先立ち、従
来より、還元組成物を適用したケラチン繊維を数分間、
一般的には2から40分、好ましくは5から30分おい
て、還元剤がケラチン繊維に正確に作用するための充分
な時間をとることが推奨される。この待ち時間は、一般
的に処理した髪を空気(室温)にさらしておきながら行
われるが、より高温で行うことも可能である。この待ち
時間の間、続く段階の実行時間までにケラチン繊維が完
全に乾燥することなく、湿った状態を保つよう留意され
る。
来より、還元組成物を適用したケラチン繊維を数分間、
一般的には2から40分、好ましくは5から30分おい
て、還元剤がケラチン繊維に正確に作用するための充分
な時間をとることが推奨される。この待ち時間は、一般
的に処理した髪を空気(室温)にさらしておきながら行
われるが、より高温で行うことも可能である。この待ち
時間の間、続く段階の実行時間までにケラチン繊維が完
全に乾燥することなく、湿った状態を保つよう留意され
る。
【0051】本方法の第二段階(ii)においては、還元
組成物を浸透させたケラチン繊維を、任意にサブスタン
スPアンタゴニスト及び/またはCGRPアンタゴニス
トを添加した水性組成物で注意深く濯ぐ。
組成物を浸透させたケラチン繊維を、任意にサブスタン
スPアンタゴニスト及び/またはCGRPアンタゴニス
トを添加した水性組成物で注意深く濯ぐ。
【0052】第三段階(iii)では、ケラチン繊維に新
たな形状を与える目的で、酸化組成物を上記の通り濯い
だケラチン繊維に適用する。この酸化組成物は、サブス
タンスPアンタゴニスト及び/またはCGRPアンタゴ
ニストを含有可能である。
たな形状を与える目的で、酸化組成物を上記の通り濯い
だケラチン繊維に適用する。この酸化組成物は、サブス
タンスPアンタゴニスト及び/またはCGRPアンタゴ
ニストを含有可能である。
【0053】処理の間ケラチン繊維に張力をかけ、望ま
しい形状に保つ機械的手段(ローラー、パーマ用ロッド
等)は、固定段階の前または後に除去可能である。
しい形状に保つ機械的手段(ローラー、パーマ用ロッド
等)は、固定段階の前または後に除去可能である。
【0054】酸化組成物は、過酸化水素、アルカリ金属
臭素酸塩、ペル塩、亜塩素酸塩またはポリチオナートま
たはこれらの混合物、例えばアルカリ金属臭素酸塩とペ
ル塩との混合物等より選択される酸化剤を含有する。例
えば、臭素酸カリウム、過ホウ酸ナトリウムまたは亜塩
素酸ナトリウムが使用可能である。過酸化水素濃度とし
ては、1から10容量倍濃度(volumes)が可能である
が、好ましくは8容量倍濃度であり、一般的に、アルカ
リ金属臭素酸塩濃度は、酸化組成物全重量に対して1か
ら12重量%、ペル塩濃度は0.1から15重量%であ
る。酸化組成物のpHは、一般的に2から10である。
酸化組成物はこのタイプの組成物によく知られた化粧品
添加物を含有可能である。
臭素酸塩、ペル塩、亜塩素酸塩またはポリチオナートま
たはこれらの混合物、例えばアルカリ金属臭素酸塩とペ
ル塩との混合物等より選択される酸化剤を含有する。例
えば、臭素酸カリウム、過ホウ酸ナトリウムまたは亜塩
素酸ナトリウムが使用可能である。過酸化水素濃度とし
ては、1から10容量倍濃度(volumes)が可能である
が、好ましくは8容量倍濃度であり、一般的に、アルカ
リ金属臭素酸塩濃度は、酸化組成物全重量に対して1か
ら12重量%、ペル塩濃度は0.1から15重量%であ
る。酸化組成物のpHは、一般的に2から10である。
酸化組成物はこのタイプの組成物によく知られた化粧品
添加物を含有可能である。
【0055】還元組成物を適用する場合と同様、酸化組
成物を適用した髪は、次に数分間、一般的には3から3
0分、好ましくは5から15分の静置時間または待ち時
間を経る。本発明に使用される還元組成物及び酸化組成
物の媒体は、好ましくは水またはエタノール、イソプロ
パノールまたはブタノール等の低級アルコールとの水性
/アルコール性溶液である。
成物を適用した髪は、次に数分間、一般的には3から3
0分、好ましくは5から15分の静置時間または待ち時
間を経る。本発明に使用される還元組成物及び酸化組成
物の媒体は、好ましくは水またはエタノール、イソプロ
パノールまたはブタノール等の低級アルコールとの水性
/アルコール性溶液である。
【0056】過酸化水素は、例えばフェナセチン、アセ
トアニリドまたはリン酸の一及び三ナトリウム塩を用い
て、または8-ヒドロキシキノン=サルファートを用いて
安定化可能である。
トアニリドまたはリン酸の一及び三ナトリウム塩を用い
て、または8-ヒドロキシキノン=サルファートを用いて
安定化可能である。
【0057】酸化組成物はまた、塩基性化剤または酸性
化剤、保存料、金属イオン封鎖剤またはパール剤を含有
可能である。
化剤、保存料、金属イオン封鎖剤またはパール剤を含有
可能である。
【0058】最後に、酸化組成物を浸透させたケラチン
繊維を、一般的に、任意にサブスタンスPアンタゴニス
ト及び/またはCGRPアンタゴニストを添加可能な水
で注意深く濯ぐ。
繊維を、一般的に、任意にサブスタンスPアンタゴニス
ト及び/またはCGRPアンタゴニストを添加可能な水
で注意深く濯ぐ。
【0059】最終的に、刺激または不快感が生じること
なく髪に望ましい形状が得られる。本発明の組成物の様
々な構成成分の量は、当該分野で従来より使用されてい
る通りである。
なく髪に望ましい形状が得られる。本発明の組成物の様
々な構成成分の量は、当該分野で従来より使用されてい
る通りである。
【0060】下記の実施例は、本発明を、その範囲を限
定することなく詳説するためのものである。
定することなく詳説するためのものである。
【0061】
【実施例】 (実施例1:パーマネント=ウェーブ組成物) A:還元組成物 ・チオグリコール酸 9.2g ・炭酸ナトリウム 1g ・モノエタノールアミン pHを8.5とする量 ・Goldschmidt社により “Tegobetaine HS”の名で市販の、 活性物質30%を含有するココイルアミドプロピルベタイン /グリセリル=モノラウラート(25/5)混合物 0.3g AM ・塩化ストロンチウム 5g ・脱イオン水 全体を100gとする量 B:酸化組成物 ・過酸化水素 全体で8容量倍濃度とする量 ・クエン酸 pHを3とする量 ・脱イオン水 全体を100gとする量
【0062】用いた操作は下記の通りである:巻いて
(ローラーの直径:9mm)湿らせた髪に還元組成物を適
用し、プラスチックのキャップを髪に被せ、続いて15
分間の待ち時間をおいた。その後キャップを取り除き、
髪を濯いだ。その後、酸化組成物を髪に適用し、10分
間作用させた後ローラーを取り除いた。髪を水で濯ぎ、
最後に乾燥させた。
(ローラーの直径:9mm)湿らせた髪に還元組成物を適
用し、プラスチックのキャップを髪に被せ、続いて15
分間の待ち時間をおいた。その後キャップを取り除き、
髪を濯いだ。その後、酸化組成物を髪に適用し、10分
間作用させた後ローラーを取り除いた。髪を水で濯ぎ、
最後に乾燥させた。
【0063】(実施例2)同様の還元組成物を、塩化ス
トロンチウム5gに換えてSpantide IIを0.
05g使用して実施例1の通りに調製した。酸化組成物
は実施例1のものと同様とした。
トロンチウム5gに換えてSpantide IIを0.
05g使用して実施例1の通りに調製した。酸化組成物
は実施例1のものと同様とした。
【0064】(実施例3)同様の還元組成物を、塩化ス
トロンチウム5gに換えてCGRP 8−37を0.5g
使用して実施例1の通りに調製した。酸化組成物は実施
例1のものと同様とした。
トロンチウム5gに換えてCGRP 8−37を0.5g
使用して実施例1の通りに調製した。酸化組成物は実施
例1のものと同様とした。
【0065】(実施例4)同様の還元組成物を実施例1
の通りに調製し、下記の通りに調製されるアイリス・パ
リダ抽出物5gを更に含む酸化組成物を調製した:無菌
条件下、イン・ビトロで培養した未分化のアイリス・パ
リダ細胞を、エルレンマイヤー・フラスコまたは発酵槽
中で培養した後に50μmのシーブを用いて濾過し、回
収した。27.5mlの脱イオン水をこうして新たに得ら
れた原料55gに添加した。全混合物を、Turaxを
用い、4℃にて(氷浴)1分間、24,000回転/分
で粉砕した。粉砕した原料を4℃にて遠心分離した。上
澄みを0.22μmで濾過した(殺菌濾過(sterilizing
filtration))。こうして調製した抽出物を4℃で貯
蔵した。これは、1リットル当たり約15gの固形物を
含有していた。
の通りに調製し、下記の通りに調製されるアイリス・パ
リダ抽出物5gを更に含む酸化組成物を調製した:無菌
条件下、イン・ビトロで培養した未分化のアイリス・パ
リダ細胞を、エルレンマイヤー・フラスコまたは発酵槽
中で培養した後に50μmのシーブを用いて濾過し、回
収した。27.5mlの脱イオン水をこうして新たに得ら
れた原料55gに添加した。全混合物を、Turaxを
用い、4℃にて(氷浴)1分間、24,000回転/分
で粉砕した。粉砕した原料を4℃にて遠心分離した。上
澄みを0.22μmで濾過した(殺菌濾過(sterilizing
filtration))。こうして調製した抽出物を4℃で貯
蔵した。これは、1リットル当たり約15gの固形物を
含有していた。
【0066】 (実施例5:パーマネント・ウェーブ組成物) サブスタンスPアンタゴニストを含有する組成物(A) ・塩化ストロンチウム6.3%を含有する 水性/アルコール性ローション(水/エタノール:90/10) 還元組成物(B) ・チオグリコール酸 9.4g ・アンモニア20%を含有するアンモニア水 11.5g ・重炭酸アンモニウム 5.8g ・EDTA五ナトリウム塩、40%の水溶液として 0.2g ・ココイルベタイン 0.45g ・ポリエチレングリコール(6EO)ラウラート (Interchimie社製の“Laurynol 13”) 0.09g ・テトラメチルヘキサメチレンジアミン/ 1,3-ジクロロプロピレン重縮合物、 60%水溶液として 2.0g ・ジアンモニウム=ジチオグリコラート、 48%水溶液として 7.5g ・オキシエチレン化(10EO)オレイルアルコール 1.5g ・脱イオン水 全体を100gとする量 酸化組成物(C) ・200容量倍濃度を含む過酸化水素 4.8g ・安定剤 適量 ・酸性化剤 pHを3とする量 ・脱イオン水 全体を100gとする量
【0067】パーマネント・ウェーブを作るために、サ
ブスタンスPアンタゴニストを含有する組成物(A)を
まず適用した後、前記実施例に記載した操作を続けて行
った。擬薬(A’)について、パーマネント・ウェーブ
の前に適用された組成物(A)の緩和効果(soothing e
ffect)を示すために試験を行った。この試験は、13
人の被験者について実行した。擬薬(A’)は、水性/
アルコール性溶液(水/エタノール:90/10)から
なる。
ブスタンスPアンタゴニストを含有する組成物(A)を
まず適用した後、前記実施例に記載した操作を続けて行
った。擬薬(A’)について、パーマネント・ウェーブ
の前に適用された組成物(A)の緩和効果(soothing e
ffect)を示すために試験を行った。この試験は、13
人の被験者について実行した。擬薬(A’)は、水性/
アルコール性溶液(水/エタノール:90/10)から
なる。
【0068】該試験は、パーマネント・ウェーブの前に
ローション(A)を頭の一方の半分に適用し、ローショ
ン(A’)を頭の他方の半分に適用し、パーマネント・
ウェーブ段階中及びその前の不快感(刺すような痛み、
痒みまたは焼けるような感覚)を評価することからな
る。
ローション(A)を頭の一方の半分に適用し、ローショ
ン(A’)を頭の他方の半分に適用し、パーマネント・
ウェーブ段階中及びその前の不快感(刺すような痛み、
痒みまたは焼けるような感覚)を評価することからな
る。
【0069】試験の結果は図1に表され、縦座標の不快
感の平均値の関数として、パーマネント・ウェーブ段階
(1から10)を横座標に示し、これらの感覚を0から
7に評価した(0は不快感なし、7は非常な不快感)。
点線の曲線(1)は、擬薬で得られたものであり、実線
の曲線(2)は、本発明のローションで得られたもので
ある。
感の平均値の関数として、パーマネント・ウェーブ段階
(1から10)を横座標に示し、これらの感覚を0から
7に評価した(0は不快感なし、7は非常な不快感)。
点線の曲線(1)は、擬薬で得られたものであり、実線
の曲線(2)は、本発明のローションで得られたもので
ある。
【0070】該段階は下記の通りである: 1.ローション(A)または(A’)の頭半分への適
用; 2.髪をローラーに巻く; 3.組成物(B)の適用; 4.組成物(B)適用の2分後; 5.組成物(B)適用の5分後; 6.組成物(B)適用の10分後; 7.濯ぎ; 8.組成物(C)の適用; 9.組成物(C)適用の5分後; 10.濯ぎ。
用; 2.髪をローラーに巻く; 3.組成物(B)の適用; 4.組成物(B)適用の2分後; 5.組成物(B)適用の5分後; 6.組成物(B)適用の10分後; 7.濯ぎ; 8.組成物(C)の適用; 9.組成物(C)適用の5分後; 10.濯ぎ。
【0071】図1は、サブスタンスPアンタゴニストを
含有する本発明の組成物(A)の適用によって髪の処理
が行われた場合の、著しい不快感の減少を示す。
含有する本発明の組成物(A)の適用によって髪の処理
が行われた場合の、著しい不快感の減少を示す。
【0072】(実施例6:モノエタノールアミン試験)
敏感な頭皮をもつ14人の被験者へのモノエタノールア
ミンの適用により誘発される反応の後のサブスタンスP
アンタゴニストの緩和効果を示す試験を行った。この試
験は、まず頭皮半分につき、5%の塩化ストロンチウム
を含有する水性/アルコール性ローション(水/エタノ
ール:90/10)または水性/アルコール性ローショ
ン(水/エタノール:90/10)からなる擬液のいず
れかで処理し、10%のモノエタノールアミン水溶液を
適用し、モノエタノールアミン水溶液の適用後15分ま
で、不快感(刺すような痛み、痒みまたは焼けるような
感覚)を臨床的に評価することからなる。
敏感な頭皮をもつ14人の被験者へのモノエタノールア
ミンの適用により誘発される反応の後のサブスタンスP
アンタゴニストの緩和効果を示す試験を行った。この試
験は、まず頭皮半分につき、5%の塩化ストロンチウム
を含有する水性/アルコール性ローション(水/エタノ
ール:90/10)または水性/アルコール性ローショ
ン(水/エタノール:90/10)からなる擬液のいず
れかで処理し、10%のモノエタノールアミン水溶液を
適用し、モノエタノールアミン水溶液の適用後15分ま
で、不快感(刺すような痛み、痒みまたは焼けるような
感覚)を臨床的に評価することからなる。
【0073】試験の結果を、縦座標の反応のパーセンテ
ージ増加の平均値の関数として、時間(0から6と表
現)を横座標に表した。点線の曲線(3)は、擬薬で得
られたものであり、実線の曲線(4)は、本発明のロー
ションで得られたものである。横座標の時間に対応する
実際の時間は下記の通りである: 1.本発明のローションまたは擬液の適用後で、モノエ
タノールアミン溶液の適用前; 2.モノエタノールアミン溶液適用の30秒後; 3.モノエタノールアミン溶液適用の2分後; 4.モノエタノールアミン溶液適用の5分後; 5.モノエタノールアミン溶液適用の10分後; 6.モノエタノールアミン溶液適用の15分後。
ージ増加の平均値の関数として、時間(0から6と表
現)を横座標に表した。点線の曲線(3)は、擬薬で得
られたものであり、実線の曲線(4)は、本発明のロー
ションで得られたものである。横座標の時間に対応する
実際の時間は下記の通りである: 1.本発明のローションまたは擬液の適用後で、モノエ
タノールアミン溶液の適用前; 2.モノエタノールアミン溶液適用の30秒後; 3.モノエタノールアミン溶液適用の2分後; 4.モノエタノールアミン溶液適用の5分後; 5.モノエタノールアミン溶液適用の10分後; 6.モノエタノールアミン溶液適用の15分後。
【0074】図2は、サブスタンスPアンタゴニストを
含有する本発明のローションの適用によって髪の処理が
行われた場合の、著しい反応の減少を示す。
含有する本発明のローションの適用によって髪の処理が
行われた場合の、著しい反応の減少を示す。
【図1】 パーマネント・ウェーブの前にサブスタンス
Pアンタゴニスト含有のローション(A)を頭の一方の
半分に適用し、擬薬であるローション(A’)を頭の他
方の半分に適用し、パーマネント・ウェーブ段階中及び
その前の不快感を比較対照した結果である。
Pアンタゴニスト含有のローション(A)を頭の一方の
半分に適用し、擬薬であるローション(A’)を頭の他
方の半分に適用し、パーマネント・ウェーブ段階中及び
その前の不快感を比較対照した結果である。
【図2】 敏感な頭皮をもつ14人の被験者へのモノエ
タノールアミンの適用により誘発される反応の後のサブ
スタンスPアンタゴニストの緩和効果を示す試験の結果
をまとめた図である。
タノールアミンの適用により誘発される反応の後のサブ
スタンスPアンタゴニストの緩和効果を示す試験の結果
をまとめた図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライオネル・ブレトーン フランス・78000・ヴェルサイユ・リュ・ ドゥ・サトリ・10
Claims (1)
- 【請求項1】 モノエタノールアミンを含む敏感な頭
皮の診断用薬剤。
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FR9512654 | 1995-10-26 | ||
FR9512654A FR2740332B1 (fr) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | Composition pour la deformation permanente des fibres keratiniques, contenant un antagoniste de substance p ou un antagoniste de cgrp |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51633797A Division JP3615766B2 (ja) | 1995-10-26 | 1996-10-11 | サブスタンスpアンタゴニストまたはcgrpアンタゴニストを含有するケラチン繊維のパーマネント変形のための組成物 |
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---|---|---|---|
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JP2003110790A Pending JP2003267848A (ja) | 1995-10-26 | 2003-04-15 | サブスタンスpアンタゴニストまたはcgrpアンタゴニストを含有するケラチン繊維のパーマネント変形のための組成物 |
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JP51633797A Expired - Fee Related JP3615766B2 (ja) | 1995-10-26 | 1996-10-11 | サブスタンスpアンタゴニストまたはcgrpアンタゴニストを含有するケラチン繊維のパーマネント変形のための組成物 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003110790A Pending JP2003267848A (ja) | 1995-10-26 | 2003-04-15 | サブスタンスpアンタゴニストまたはcgrpアンタゴニストを含有するケラチン繊維のパーマネント変形のための組成物 |
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EP (2) | EP0819421B1 (ja) |
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AR (1) | AR004077A1 (ja) |
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BR (1) | BR9611245A (ja) |
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US6203803B1 (en) | 1994-12-14 | 2001-03-20 | Societe L'oreal S.A. | Use of a substance P antagonist in a cosmetic composition, and the composition thus obtained |
US6416760B2 (en) * | 1995-01-26 | 2002-07-09 | Societe L'oreal | Therapeutic/cosmetic compositions comprising CGRP antagonists for treating sensitive human skin |
EP1325681A1 (en) * | 2001-12-11 | 2003-07-09 | Société des Produits Nestlé S.A. | Composition for promotion of bone growth and maintenance of bone health |
US20050136019A1 (en) * | 2003-11-18 | 2005-06-23 | Gerard Malle | Hair shaping composition comprising at least one amine chosen from secondary and tertiary amines |
FR2862215B1 (fr) * | 2003-11-18 | 2006-01-27 | Oreal | Composition de mise en forme des cheveux comprenant au moins une base hors hydroxyde |
US20050129645A1 (en) * | 2003-11-18 | 2005-06-16 | L'oreal | Hair shaping composition comprising at least one non-hydroxide imine |
US20050125914A1 (en) * | 2003-11-18 | 2005-06-16 | Gerard Malle | Hair shaping composition comprising at least one- non-hydroxide base |
US20050136017A1 (en) * | 2003-11-18 | 2005-06-23 | Gerard Malle | Hair relaxing composition comprising at least one non-hydroxide imine |
US20050186232A1 (en) * | 2003-11-18 | 2005-08-25 | Gerard Malle | Hair-relaxing composition comprising tetramethylguanidine |
US20050136016A1 (en) * | 2003-11-18 | 2005-06-23 | Gerard Malle | Hair-relaxing composition comprising at least one base other than hydroxide |
US20050136018A1 (en) * | 2003-11-18 | 2005-06-23 | Gerard Malle | Hair relaxing composition comprising at least one secondary or tertiary amine |
JP5775315B2 (ja) * | 2004-04-19 | 2015-09-09 | 株式会社アリミノ | 低濃度システアミン含有の毛髪変形(デザイン形成)剤、毛髪柔軟化剤及び毛髪浸透促進剤、並びにこれら剤を使用した毛髪処理方法 |
US7522940B2 (en) * | 2004-11-16 | 2009-04-21 | Sony Ericsson Mobile Communications Ab | Methods and mobile terminals for display of mobile terminal density information |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2719814A (en) * | 1953-09-10 | 1955-10-04 | Procter & Gamble | Hair waving lotion |
US4313933A (en) * | 1975-05-09 | 1982-02-02 | Ikue Yamazaki | Acidic two-bath type composition for permanent waving of hair and for treatment of hair and scalp |
US4363815A (en) * | 1975-07-23 | 1982-12-14 | Yu Ruey J | Alpha hydroxyacids, alpha ketoacids and their use in treating skin conditions |
DE3535351A1 (de) * | 1985-10-03 | 1987-04-09 | Wella Ag | Mittel zur haarentkraeuselung |
JPS62205012A (ja) * | 1986-03-03 | 1987-09-09 | Kao Corp | 毛髪変形処理剤 |
DE3608151A1 (de) * | 1986-03-12 | 1987-09-17 | Wella Ag | Verwendung von dipropylenglykolmonomethylether in haarverformungsmitteln |
DE3610394A1 (de) * | 1986-03-27 | 1987-10-01 | Wella Ag | Verfahren zur verformung von haaren |
US4947878A (en) * | 1987-03-18 | 1990-08-14 | Preemptive Marketing, Inc. | Compositions and methods for the treatment of hair |
JPH0446114A (ja) * | 1990-06-13 | 1992-02-17 | Kao Corp | 毛髪処理剤組成物 |
DE4315840A1 (de) * | 1993-05-12 | 1994-11-17 | Wella Ag | Mittel zur dauerhaften Haarverformung sowie neue haarkeratinreduzierende 2-Hydroxy-3-mercaptopropionsäureester |
DE4316750A1 (de) * | 1993-05-19 | 1994-11-24 | Wella Ag | Mittel und Verfahren zur dauerhaften Haarverformung |
US5437860A (en) * | 1993-06-22 | 1995-08-01 | Aminco, Inc. | Skin and scalp barrier for use with hair treatment products |
FR2707486B1 (fr) * | 1993-07-16 | 1995-08-18 | Oreal | Procédé de déformation permanente des matières kératiniques. |
DE4336838A1 (de) * | 1993-10-28 | 1995-05-04 | Wella Ag | Mittel zur dauerhaften Haarverformung sowie neue haarkeratinreduzierende Cysteinglycerinester |
FR2718351B1 (fr) * | 1994-04-11 | 1996-05-31 | Oreal | Procédé pour la déformation permanente des matières kératiniques. |
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- 1995-10-26 FR FR9512654A patent/FR2740332B1/fr not_active Expired - Fee Related
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