JP2000143026A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2000143026A
JP2000143026A JP11132444A JP13244499A JP2000143026A JP 2000143026 A JP2000143026 A JP 2000143026A JP 11132444 A JP11132444 A JP 11132444A JP 13244499 A JP13244499 A JP 13244499A JP 2000143026 A JP2000143026 A JP 2000143026A
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belt
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眞澄 佐藤
Genichi Yasui
元一 安井
Masahito Yokoyama
雅人 横山
Tsumutoshi Sato
積利 佐藤
Masanori Horiie
正紀 堀家
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙を安定して搬送できない。 【解決手段】 搬送ベルト23は導電性ベルト23aの
表面側に100μm程度の大きさの絶縁体23bを0.
2mm程度のピッチで点在させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
に関し、特に搬送ベルトを用いて用紙を搬送するインク
ジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、ファクシミリ、複写装置等の
画像記録装置(画像形成装置)として用いるインクジェ
ット記録装置は、インクジェットヘッドのノズル(吐出
口)からインク滴を吐出して用紙(画像が記録されるも
のの意味であり、紙に限らない。)に画像を記録するも
のであるため、記録ヘッドと用紙との相対的な位置関係
がずれると画像品質が低下することから、用紙を安定し
て正確に搬送することが必要になる。
【0003】また、インクジェット記録装置は、インク
滴を用紙に付着させて記録するために、印写中に用紙の
波打ちが発生し易く、これにより、用紙のヘッドに対す
る平面度を確保できないと、用紙とヘッドとのギャップ
にばらつきが生じて画像が乱れたり、波打ちが大きくな
ると用紙とヘッドとが接触して異常画像やヘッドの損傷
が発生する。そのため、用紙の先端及び後端を搬送コロ
でくわえた状態で印写を行うようにした場合、レイアウ
ト上の制約から用紙先端部及び後端部の印写不可能領域
が大きくなる。
【0004】そこで、従来、例えば特開平6−8026
8号公報に記載されているように搬送ベルトを用いて用
紙を搬送するようにしたものが知られている。そして、
このようなベルト搬送装置を用いたインクジェット記録
装置において、特開平7−137877号公報に記載さ
れているように、搬送ベルトの裏側に櫛歯パターンの電
極を配置して、この電極により搬送ベルトにバイアス電
圧を印加し、静電吸着力を発生させて用紙を吸着搬送す
るようにしたものがある。また、特開平4−31070
号公報に記載されているように、一様なベルト及び用紙
を帯電させて静電吸着して搬送するようにしたもの、そ
の他搬送ベルトに孔を形成して吸引するようにしたもの
も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように搬送ベルトの裏側に配置した櫛歯パターンの電
極によって搬送ベルトにバイアス電圧を印加して静電吸
着力を発生させることで用紙を静電吸着するようにした
場合、搬送ベルトの駆動負荷が大きくなる。また、ベル
ト及び用紙を帯電させて静電吸着するようにした場合に
は、構成が複雑になると共に、コストが増大する。
【0006】さらに、従来の搬送ベルトを用いたインク
ジェット記録装置にあっては、用紙を搬送ベルトに給送
したとき、静電力や吸引力によっては用紙が搬送ベルト
上に確実に倣わないことがある。そのため、用紙搬送時
に用紙が搬送ベルトに確実に密着せず、上下方向に波打
ったりするなど搬送が安定化しない。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、用紙搬送の安定化を図ることを目的とする。より
具体的には、請求項1乃至5に係る発明は簡単な構成で
静電吸着して用紙を安定して搬送することを目的とす
る。請求項6乃至13に係る発明では簡単な構成で静電
吸着の吸着性を向上して用紙を安定して搬送することを
目的とする。請求項14乃至17に係る発明では用紙を
搬送ベルトに確実に倣わせて用紙を安定して搬送するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るインクジェット記録装置は、用紙を搬
送する搬送ベルトは導電性ベルトの表面側に絶縁体を点
在させた構成としたものである。ここで、搬送ベルトの
導電性ベルトにバイアス電圧を印加することが好まし
い。
【0009】また、本発明に係るインクジェット記録装
置は、用紙を搬送する搬送ベルトは絶縁体ベルトの表面
側に導電体を点在させた構成としたものである。ここ
で、搬送ベルトの絶縁体ベルトにバイアス電圧を印加す
ることが好ましい。この場合、記録ヘッドに搬送ベルト
を挟んで対向する印写受け部材を配置し、この印写受け
部材にバイアス電圧を印加する構成が好ましい。
【0010】さらに、本発明に係るインクジェット記録
装置は、用紙を搬送する搬送ベルトにバイアス電圧を印
加し、かつ、用紙搬送方向下流側の電位を用紙搬送方向
上流側より低くした構成としたものである。ここで、搬
送ベルトを張装する上流側及び下流側の各ローラの内、
上流側のローラにバイアス電圧を印加し、下流側のロー
ラを接地することが好ましい。また、搬送ベルトとして
は体積抵抗108〜101 1Ωの中抵抗部材からなるベルト
を用いることが好ましい。
【0011】さらにまた、本発明に係るインクジェット
記録装置は、用紙を搬送する搬送ベルトに用紙を押し付
ける押し付け部材と、搬送ベルトの裏面側に配置した電
極部材とを設け、押し付け部材と電極部材間にバイアス
電圧を印加し、流れる電流が一定になるように定電流制
御する構成としたものである。ここで、電極部材は搬送
ベルトを張装する2つのローラの内の上流側のローラで
構成することができる。また、用紙搬送方向下流側にフ
ィードバック電極を設け、電極部材に印加した電流とフ
ィードバック電極及び押し付け部材に流れる電流との差
分が一定になるように差分定電流制御することが好まし
い。このフィードバック電極としては搬送ベルト裏面側
に配置した印写受け部材で構成できる。さらに、搬送ベ
ルトとしては体積抵抗108〜1011Ωの中抵抗部材から
なるベルトを用いることが好ましい。
【0012】さらにまた、本発明に係るインクジェット
記録装置は、用紙を搬送する搬送ベルト裏面側に印写受
け部材を配置し、この印写受け部材を接地した構成とし
たものである。ここで、搬送ベルトとしては体積抵抗
108〜1011Ωの中抵抗部材からなるベルトを用いるこ
とが好ましい。
【0013】また、本発明に係るインクジェット記録装
置は、用紙を搬送する搬送ベルトの平面起点部付近に、
用紙を搬送ベルト側に押し付ける押さえ部材を設けた構
成としたものである。ここで、押さえ部材はローラにす
ることができる。また、押さえ部材が搬送ベルトを帯電
させる帯電手段を兼ねている構成とすることができる。
さらに、搬送ベルトの平面起点部と記録ヘッドの用紙搬
送方向最上流側ノズルとの間隔が10mm以上ある構成
とすることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態
に係るインクジェット記録装置の一例を示す機構部の概
略構成図、図2は図1の記録装置の搬送ベルトの要部拡
大説明図、図3は同搬送ベルトによる静電吸着作用を説
明する説明図である。
【0015】このインクジェット記録装置は、記録装置
本体1の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ、キ
ャリッジに搭載したインクジェットヘッドからなる記録
ヘッド、記録ヘッドへのインクを供給するインクカート
リッジ等で構成される印字機構部2等を収納し、装置本
体1の下方部には前方側から多数枚の用紙3を積載可能
な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい。)4を抜
き差し自在に装着することができ、また、前面側には手
差しトレイ5を開閉自在に装着し、給紙カセット4から
給送される用紙或いは手差しトレイ5にセットされる用
紙3を取り込み、印字機構部2によって所要の画像を記
録した後、後面側に装着された排紙トレイ6に排紙す
る。なお、上部には上カバー7を開閉可能に装着してい
る。
【0016】印字機構部2は、図示しない左右の側板に
横架した主ガイドロッド11と従ガイドロッド12とで
キャリッジ13を主走査方向(図1で紙面垂直方向)に
摺動自在に保持し、このキャリッジ13の下面側にはイ
エロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラッ
ク(Bk)の各色のインク滴を吐出するノズルを有する
インクジェットヘッドからなる記録ヘッド14をインク
滴吐出方向を下方に向けて装着し、キャリッジ5の上側
には記録ヘッド14に各色のインクを供給するための各
インクタンク(インクカートリッジ)15を交換可能に
装着している。
【0017】なお、記録ヘッド14としては、各色のイ
ンク滴を吐出する複数個のヘッドを主走査方向に並べて
配置したものでも、或いは、各色のインク滴を吐出する
ノズルを有する1個のヘッドを用いたものでもよい。ま
た、インクカートリッジ15はカートリッジ押えレバー
16でキャリッジ13に保持される。
【0018】一方、記録ヘッド14による印写位置に対
して用紙3を副走査方向に搬送するために、搬送ローラ
21と搬送従動ローラ22との間に用紙3を静電吸着し
て搬送する搬送ベルト23を張装して配設し、この搬送
ベルト23を挟んで記録ヘッド14と対向する位置に印
写受け部材24を設けている。そして、搬送ローラ21
には、搬送ベルト23を介して、用紙3を搬送ベルト2
3に押し付ける押し付け部材である弾性体からなる中間
コロ25を押し付けて配設している。
【0019】ここで、搬送ローラ21は、両面印写時の
用紙密着性を確保し、曲率分離をしない直径のもの、例
えばφ30mm以上のものが好ましい。そして、この搬
送ローラ21には用紙搬送時100〜1000V程度の
バイアス電圧が印加されて、用紙を静電吸着する。ま
た、搬送従動ローラ22は、φ16mm以下のものを使
用し、用紙が曲率分離できるようにしている。
【0020】さらに、搬送ベルト23は、図2に示すよ
うに、導電性ベルト23aの表面側に100μm程度の
大きさの樹脂等の絶縁体23bを0.2mm程度のピッ
チで点在させてなる。なお、絶縁体23bの大きさ及び
その点在ピッチはこれに限られるものではない。そし
て、この搬送ベルト23には用紙搬送時に図3に示すよ
うにバイアス電源からのバイアス電圧Vbを印加する。
【0021】一方、給紙カセット4から用紙3を搬送ベ
ルト23上に給紙するため、用紙3を1枚ずつ分離して
給送する給紙コロ26及びフリクションパッド27と、
給送される用紙3を搬送ローラ21に当接させて配設し
た中間コロ28まで案内するガイド部材29を設けてい
る。給紙カセット4は、カセット本体31に底板32と
この底板32と共に用紙載置面を形成する延長底部33
とを有し、延長底部33の装着位置を変えることで用紙
載置面の長さを選択できるようにして、カセット本体3
1を越える大サイズの用紙も使用可能としている。ま
た、延長底部33には用紙後端を規制するエンドフェン
ス34を無段階で長さ方向に移動可能に装着している。
【0022】また、手差しトレイ5から用紙3を搬送ベ
ルト23に給紙するため、手差しトレイ5の用紙3をピ
ックアップするピックアップコロ35と、用紙3を給送
するフィードコロ36と、フィードコロ37と、用紙3
を中間コロ28まで案内するガイド部材38とを設けて
いる。
【0023】そして、印写が終了した用紙3を排紙トレ
イ6に排出するため、用紙3を案内するガイド部材41
と、用紙3を排紙トレイ6に送り出す排紙ローラ42
と、排紙従動コロ43とを設けている。
【0024】さらに、印写が終了した用紙3を一旦装置
本体1外に排出した後再度搬送ベルト23に給紙して両
面印写を行うために、記録ヘッド4による印写位置を通
過した用紙2を排紙トレイ6と給紙カセット4との間に
向かって斜め下方に案内するガイド部材45を設け、こ
のガイド部材45と排紙側のガイド部材41との入口付
近には、用紙3の排出経路を分岐するための第1分岐爪
46を揺動可能に設けている。
【0025】また、ガイド部材45の終端部付近には、
用紙3を装置本体1外の給紙カセット4の上面に向けて
排出すると共に、用紙3を再度装置本体1内に送り込む
ためのスイッチバックローラ47及びスイッチバック従
動コロ48を設けている。このスイッチバックローラ4
7は片面への印写が終了した用紙3を排出方向に搬送す
るときには正転され、用紙3を再給紙するときには逆転
されるとともに、用紙3の排出時に用紙3の排出方向後
端部を挟持するために所定のタイミングで停止される。
【0026】さらに、スイッチバックローラ47及びス
イッチバック従動コロ48の用紙排出方向上流側には、
用紙3の搬送経路を装置本体1外への排出経路と再度用
紙3を装置本体1内に再給紙する経路とに切り替える第
2分岐爪49を揺動自在に配設し、スイッチバックロー
ラ47の逆方向回転で装置本体1内に送り込まれる用紙
3を搬送ベルト23に給送するために、用紙3を案内す
るガイド部材51と、用紙3を搬送する両面中継ローラ
52及び両面中継ローラ従動コロ53と、搬送ローラ2
1に従動して用紙3を中間コロ28まで送り込む搬送ロ
ーラ従動コロ54とを設けている。
【0027】以上のように構成したインクジェット記録
装置においては、給紙カセット4から用紙3を搬送ベル
ト23に給送する。このとき、搬送ローラ21には前述
したように100〜1000V程度のバイアス電圧が印
加されて用紙3を静電吸着し、また中間コロ25は用紙
3を搬送ベルト23に密着させる。
【0028】この搬送ベルト23は、図2及び図3に示
すように導電性ベルト23aの表面側に絶縁体23bを
点在させた構成としているので、バイアス電源からのバ
イアス電圧Vbを印加することによって、図3に示すよ
うに静電的なマイクロフィールド61が発生し、用紙3
を静電吸着する。
【0029】これによって用紙3は搬送ベルト23に確
実に静電吸着された状態で搬送され、記録ヘッド14か
ら印写画像に応じてインク滴を吐出させることによって
用紙3上に画像を記録する。この場合、用紙3は搬送ベ
ルト23に確実に吸着されているので、用紙3の先端、
後端が搬送コロ(例えば後端につき搬送ローラ21と中
間コロ25)にくわえ込まれていない状態でも波打ちを
生じることがなくなり、また、その結果、用紙3の印写
可能領域が広がり、印写不可能領域(先端余白、後端余
白と称する部分)が小さくなる。
【0030】このように、搬送ベルトは導電性ベルトの
表面側に絶縁体を点在させた構成とすることで、導電性
ベルトにバイアスを印加することによって、マイクロフ
ィールドを発生させて用紙を静電吸着することが可能に
なり、用紙搬送の安定化を図れ、非印写領域(印写不可
能領域)を小さくできるようになる。
【0031】次に、本発明の第2実施形態について図4
乃至図7を参照して説明する。なお、図4は同実施形態
に係るインクジェット記録装置の機構部を示す概略構成
図、図5は同記録装置の搬送ベルトの要部拡大説明図、
図6は同記録装置の印写部付近の要部拡大説明図、図7
は同搬送ベルトによる静電吸着作用を説明する説明図で
ある。
【0032】この実施形態においては前記図1に示す第
1実施形態のインクジェット記録装置の搬送ベルト23
を図4に示す搬送ベルト63に代えている。この搬送ベ
ルト63は、図4に示すように、体積抵抗が108〜1
14Ωの誘電体ベルトからなる絶縁体ベルト63aの表
面側に、100μm程度の大きさの導電体63bを0.
2mm程度のピッチで点在させてなる。なお、導電体6
3bの大きさ及びその点在ピッチはこれに限られるもの
ではない。
【0033】また、用紙搬送時には、図5に示すよう
に、搬送ベルト63が接触する印写受け部材24を電極
板として用いて、バイアス電源からのバイアス電圧Vb
(数百〜数千V)を印加するようにしている。さらに、
同図に示すように、搬送ベルト63を印写受け部材24
に押し付ける弾性体からなる先端コロ65を設けてい
る。なお、その他の機構部の構成は図1と同様であるの
説明を省略する。
【0034】このように構成したインクジェット記録装
置においては、給紙カセッ4から用紙3を搬送ベルト6
3に給送する。このとき、搬送ローラ21には前述した
ように100〜1000V程度のバイアス電圧が印加さ
れて用紙3を静電吸着し、また先端コロ65は用紙3を
搬送ベルト63に密着させる。
【0035】この搬送ベルト63は、図5及び図6に示
すように、絶縁体ベルト63aの表面側に導電体63b
を点在させた構成としているので、バイアス電源からの
バイアス電圧Vbを印写受け部材24に印加することに
よって、搬送ベルト63には図7に示すように静電的な
マイクロフィールド61が発生し、用紙3を静電吸着す
る。
【0036】これによって用紙3は搬送ベルト63に確
実に静電吸着された状態で搬送され、記録ヘッド14か
ら印写画像に応じてインク滴を吐出させることによって
用紙3上に画像を記録する。この場合、用紙3は搬送ベ
ルト63に確実に吸着されているので、用紙3の先端、
後端が搬送コロにくわえ込まれていない状態でも波打ち
を生じることがなくなり、また、その結果、用紙3の印
写可能領域が広がり、印写不可能領域(先端余白、後端
余白と称する部分)が小さくなる。
【0037】このように、搬送ベルトは絶縁体ベルトの
表面側に導電体を点在させた構成とすることで、絶縁体
ベルトにバイアスを印加することによって、マイクロフ
ィールドを発生させて用紙を静電吸着することが可能に
なり、用紙搬送の安定化を図れ、非印写領域(印写不可
能領域)を小さくできるようになる。
【0038】次に、本発明の第3実施形態について図8
を参照して説明する。なお、同図は同実施形態に係るイ
ンクジェット記録装置の印写部付近の要部拡大説明図で
ある。この実施形態においては、図1に示す第1実施形
態の搬送ベルト23に代えて搬送ベルト73を用いてい
る。この搬送ベルト73として、体積抵抗が108〜1
11Ωの中抵抗部材からなるものを用いることで、用紙
搬送に伴なうチャージアップを防止して搬送性を確保す
ることができる。なお、搬送ベルト73として上述した
搬送ベルト23或いは搬送ベルト63を用いることもで
きるが、これらに限定されるものではない。なお、その
他の機構部の構成は図1と同様であるので、説明を省略
する。
【0039】そして、搬送ベルト73にバイアス電圧を
印加するためのバイアス電源(パワーパック)PPを備
え、このバイアス電源PPからのバイアスを用紙搬送方
向上流側の搬送ローラ21に印加し、用紙搬送方向下流
側の搬送従動ローラ22を接地することによって、搬送
ベルト73にバイアス電圧を印加し、かつ、用紙搬送方
向下流側の電位を用紙搬送方向上流側より低くした、つ
まり、用紙搬送方向で上流側より下流側が低くなる電位
勾配を設定している。
【0040】したがって、このインクジェット記録装置
においては、給紙カセット4から用紙3を搬送ベルト7
3に給送したとき、搬送ローラ21にはバイアス電圧が
印加されているので、搬送ベルト73に静電吸着力が生
じて用紙3を静電吸着し、また中間コロ25は用紙3を
搬送ベルト73に密着させる。
【0041】そして、この搬送ベルト73の用紙搬送方
向下流側の搬送従動ローラ22は接地して、搬送ベルト
73に電位勾配を持たせているので、搬送ベルト73は
搬送従動ローラ22で吸着力が低下し、用紙3は確実に
搬送ベルト73から分離される。
【0042】このように、搬送ベルト73にバイアス電
圧を印加し、かつ、用紙搬送方向下流側の電位を用紙搬
送方向上流側より低くすることで、用紙の吸着性を確保
できると共に確実に用紙を分離することができる。そし
て、この場合、搬送ベルト23を張装する上流側及び下
流側の各ローラの内、上流側のローラ(搬送ローラ2
1)にバイアス電圧を印加し、下流側のローラ(搬送従
動ローラ22)を接地することで、簡単な構成で電位勾
配を持たせることができる。
【0043】次に、本発明の第4実施形態について図9
をも参照して説明する。なお、同図は同実施形態に係る
インクジェット記録装置の印写部付近の要部拡大説明図
である。この実施形態においては、搬送ベルト73にバ
イアス電圧を印加するためのバイアス電源(パワーパッ
ク)PPを備え、このバイアス電源PPからのバイアス
電圧を、搬送ベルト73の裏面側に設けた電極部材であ
る搬送ローラ21と、用紙3を搬送ローラ21側に押し
付ける押し付け部材である中間コロ25との間に印加
し、バイアス電源PPは搬送ローラ21に流れ込む電流
I1及び中間コロ25から流れ込む電流I2が一定になる
ように定電流制御をする。
【0044】したがって、用紙3の紙厚が変化した場合
には、バイアス電源PPから搬送ローラ21に印加する
バイアス電圧を変化させて、例えば用紙3の紙厚が厚く
なれば(これは抵抗が大きくなることになる。)電圧を
高くして、流れる電流が一定に制御される。これによ
り、搬送ベルト73や用紙3に載る電荷が一定になり、
用紙3の紙厚が厚くなっても搬送ベルト73による静電
吸着力を確保することができる。
【0045】このように、搬送ベルト73に用紙を押し
付ける押し付け部材25と、搬送ベルト73の裏面側に
配置した電極部材とを設け、押し付け部材と電極部材間
にバイアス電圧を印加し、流れる電流が一定になるよう
に定電流制御することで、用紙厚みに応じた吸着力を確
保することができて、用紙を安定して確実に搬送するこ
とができる。この場合、搬送ローラ21を用紙搬送方向
上流側に設ける電極部材として使用することによって構
成が簡単になる。
【0046】次に、本発明の第5実施形態について図1
0をも参照して説明する。なお、同図は同実施形態に係
るインクジェット記録装置の印写部付近の要部拡大説明
図である。この実施形態においては、上記第4実施形態
と同様に、搬送ベルト73にバイアス電圧を印加するた
めのバイアス電源(パワーパック)PPを備え、このバ
イアス電源PPからのバイアス電圧を、搬送ベルト73
の裏面側に設けた電極部材である搬送ローラ21と、用
紙3を搬送ローラ21側に押し付ける押し付け部材であ
る中間コロ25との間に印加し、更に、印写受け部材2
4をフィードバック電極として使用し、印写受け部材2
4からバイアス電源PPにフィードバックする。
【0047】そして、バイアス電源PPは搬送ローラ2
1に流れ込む電流I1と中間コロ25から流れ込む電流
I2及び印写受け部材24からフィードバックされる電
流I3との差が一定になるように、すなわち、「I1−
(I2+I3)=一定」になるように差分定電流制御をす
る。
【0048】したがって、用紙3の紙厚が変化した場合
には、バイアス電源PPから搬送ローラ21に印加する
バイアス電圧を変化させて、例えば用紙3の紙厚が厚く
なれば(これは抵抗が大きくなることになる。)電圧を
高くして、流れる電流が一定に制御される。これによ
り、搬送ベルト73や用紙3に載る電荷が一定になり、
用紙3の紙厚が厚くなっても搬送ベルト73による静電
吸着力を確保することができる。
【0049】それと共に、用紙3に打ち込まれるインク
滴の量によって用紙3を吸着している搬送ベルト73の
抵抗が実質的に低下するなどして静電吸着力が変化する
が、このような場合でもバイアス電圧を変化させて差分
定電流制御を行うことで、所要の静電吸着力を確保する
ことができる。
【0050】このように、用紙搬送方向下流側にフィー
ドバック電極を設け、電極部材に印加した電流とフィー
ドバック電極及び押し付け部材に流れる電流との差分が
一定になるように差分定電流制御することによって、搬
送ベルトの抵抗変動などの環境変動を補正して静電吸着
力を確保することができ、用紙を確実に安定して搬送す
ることができる。この場合、印写受け部材24をフィー
ドバック電極として使用することで、構成が簡単にな
る。なお、フィードバック電極を搬送従動ローラ22に
することもできる。
【0051】次に、本発明の第6実施形態について図1
1をも参照して説明する。なお、同は同実施形態に係る
インクジェット記録装置の印写部付近の要部拡大説明図
である。この実施形態においては、上記第5実施形態に
加えて、搬送従動ローラ22もフィードバック電極とし
て使用し、バイアス電源PPは搬送ローラ21に流れ込
む電流I1と中間コロ25から流れ込む電流I2、印写受
け部材24からフィードバックされる電流I3、搬送従
動ローラ22からフィードバックされる電流I4の差が
一定になるように、すなわち、「I1−(I2+I3+I
4)=一定」になるように差分定電流制御をする。
【0052】このようにした場合にも、上記第5実施形
態と同様に、用紙3の紙厚が厚くなっても搬送ベルト7
3による静電吸着力を確保することができると共に、静
電吸着力の低下を補うようにバイアス電圧を変化させて
所要の静電吸着力を確保することができる。そして、フ
ィードバック電極として印写受け部材24、従動搬送ロ
ーラ22を用いることより、より正確な補正を行うこと
ができる。
【0053】次に、本発明の第7実施形態について図1
2を参照して説明する。なお、同図は同実施形態に係る
インクジェット記録装置の印写部付近の要部拡大説明図
である。この実施形態においては、搬送ベルト73の裏
面側に配置した印写受け部材24を接地している。
【0054】このように印写受け部材24を接地するこ
とによって搬送ベルト73の位置精度を高くすることが
できて画像の乱れを防止できる。
【0055】次に、本発明の第8実施形態について図1
3をも参照して説明する。なお、同図は同実施形態に係
るインクジェット記録装置の印写部付近の要部拡大説明
図である。この実施形態においては、記録ヘッド14の
下方側には、記録ヘッド14による印写位置に対して用
紙3を副走査方向に搬送するために、搬送ローラ21と
搬送従動ローラ22との間に用紙3を静電吸着して搬送
する搬送ベルト83を張装して配設し、この搬送ベルト
83には中間ローラ84によってテンションを付与して
いる。そして、搬送ローラ21と搬送ベルト83を挟ん
で対向する位置に搬送ベルト83を帯電させるためのバ
イアスローラ85を配設している。
【0056】さらに、搬送ベルト83の平面起点部付近
には用紙3を搬送ベルト83側に押し付ける押さえ部材
である押さえローラ86を配設している。ここで、搬送
ベルト83の平面起点部とは、搬送ベルト83の記録ヘ
ッド14側で記録ヘッド14と平行になる部分の用紙搬
送方向最上流側、ここでは搬送ローラ21から搬送ベル
ト83が離れる部分を意味している。
【0057】この記録装置においては、図1の記録装置
と同様に給紙カセットから用紙3を搬送ベルト83に給
送する。このとき、バイアスローラ85によって搬送ベ
ルト83が帯電されているので、搬送ベルト83に用紙
3が静電吸着されて搬送される。そこで、記録ヘッド1
4から印写画像に応じてインク滴を吐出させることによ
って用紙3上に画像が記録され、記録後の用紙3が排紙
トレイに排出される。
【0058】この場合、搬送ベルト83の平面起点部付
近には用紙3を押さえる押さえローラ86を配設してい
るので、用紙3は先端部が押さえローラ86を通過する
ことで搬送ベルト83に押さえ付けられ、従って用紙3
は確実に搬送ベルト83の平面部分に倣い、この状態で
搬送されることになる。このようにして用紙3が搬送ベ
ルト83に倣って搬送されることで、用紙3の上下方向
のばたつきが抑制され、安定して搬送されるので、画像
品質が安定化する。
【0059】そして、押さえ部材として押さえローラ8
6などのローラ部材を用いることによって、用紙との線
速差がなくなり、押さえ部材の摩耗等が少なくなって耐
久性が向上する。
【0060】次に、本発明の第9実施形態について図1
4をも参照して説明する。なお、同図は同実施形態に係
るインクジェット記録装置の印写部付近の要部拡大説明
図である。この実施形態においては、搬送ベルト83の
平面起点部付近に、用紙3を搬送ベルト83側に押し付
ける押さえ部材として押さえガイド部材91を配設して
いる。このようにしても、用紙3は先端部が押さえガイ
ド部材91を通過することで搬送ベルト83側に押し付
けられて搬送ベルト83の平面に倣うので、上下方向の
ばたつきが抑制され、安定して搬送されるので、画像品
質の向上を図ることができる。
【0061】次に、本発明の第10実施形態について図
15をも参照して説明する。なお、同図は同実施形態に
係るインクジェット記録装置の印写部付近の要部拡大説
明図である。この実施形態においては、上記第8実施形
態と同様に、搬送ベルト73の平面起点部付近に、用紙
3を搬送ベルト83側に押し付ける押さえ部材として押
さえローラ86を配設し、更にこの押さえローラ86に
はバイアス電圧Vbを印加して、押さえローラ86が第
8実施形態のバイアスローラ85を兼ねるようにしてい
る。
【0062】また、搬送ベルト73の平面起点部Aと記
録ヘッド14の用紙搬送方向最上流側のノズルと距離L
を10mm以上にし、その搬送ベルト83の平面起点部
A付近に上記押さえローラ86を配設している。
【0063】このように押さえローラ86がバイアスロ
ーラ(帯電手段)を兼ねるようにすることでコストダウ
ンを図ることができる。また、搬送ベルト83の平面起
点部Aと記録ヘッド14の用紙搬送方向最上流側のノズ
ルと距離Lを10mm以上にすることにより、印写開始
時には搬送ベルト−用紙間の吸着力が十分になり、上下
方向のみならず、搬送方向のずれも確実に防止すること
ができて、用紙先端部から安定した印写を行なうことが
できる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェット記録装置によれば、搬送ベルトは導電性ベル
トの表面側に絶縁体を点在させた構成としたので、導電
性ベルトにバイアスを印加することによって、マイクロ
フィールドを発生させて用紙を静電吸着することが可能
になり、印写中の用紙の波打ちを防止して用紙を安定し
て搬送することができ、また非印写領域(印写不可能領
域)を小さくできる。
【0065】また、本発明に係るインクジェット記録装
置によれば、搬送ベルトは絶縁体ベルトの表面側に導電
体を点在させた構成としたので、絶縁性ベルトにバイア
スを印加することによって、マイクロフィールドを発生
させて用紙を静電吸着することが可能になり、印写中の
用紙の波打ちを防止して用紙を安定して搬送することが
でき、また非印写領域(印写不可能領域)を小さくでき
る。
【0066】また、バイアス電圧を印加する場合、記録
ヘッドに搬送ベルトを挟んで対向する印写受け部材を配
置し、この印写受け部材にバイアス電圧を印加すること
で、バイアス電圧を印加する構成が簡単になる。
【0067】さらに、本発明に係るインクジェット記録
装置によれば、搬送ベルトにバイアス電圧を印加し、か
つ、用紙搬送方向下流側の電位を用紙搬送方向上流側よ
り低くした構成としたので、用紙吸着性と分離性を向上
することができ、簡単な構成で用紙を安定して搬送する
ことができる。
【0068】この場合、搬送ベルトを張装する上流側及
び下流側の各ローラの内、上流側のローラにバイアス電
圧を印加し、下流側のローラを接地することで、用紙吸
着性と分離性を向上することができ、簡単な構成で用紙
を安定して搬送することができる。
【0069】また、搬送ベルトに用紙を押し付ける押し
付け部材と、搬送ベルトの裏面側に配置した電極部材と
を設け、押し付け部材と電極部材間にバイアス電圧を印
加し、流れる電流が一定になるように定電流制御するこ
とで、用紙の厚みが変化した場合でも安定して確実に搬
送することができる。この電極部材として搬送ベルトを
張装する2つのローラの内の上流側のローラを用いるこ
とで、構成が簡単になる。
【0070】さらに、用紙搬送方向下流側にフィードバ
ック電極を設け、電極部材に印加した電流とフィードバ
ック電極及び押し付け部材に流れる電流との差分が一定
になるように差分定電流制御することで、搬送ベルトの
抵抗変化にかかわらず用紙を確実に安定して搬送するこ
とができる。さらにまた、フィードバック電極として搬
送ベルト裏面側に配置した印写受け部材を用いること
で、構成が簡単になる。また、この場合、搬送ベルトと
しては体積抵抗108〜1011の中抵抗部材からなるベル
トを用いることで、チャージアップを防止でき搬送性を
確保できる。
【0071】さらにまた、本発明に係るインクジェット
記録装置によれば、用紙を搬送する搬送ベルト裏面側に
印写受け部材を配置し、この印写受け部材を接地したの
で、画像の乱れを防止することができる。この場合、搬
送ベルトとしては体積抵抗10 8〜1011の中抵抗部材か
らなるベルトを用いることで、チャージアップを防止で
き搬送性を確保できる。
【0072】また、本発明に係るインクジェット記録装
置によれば、用紙を搬送する搬送ベルトの平面起点部付
近に、用紙を搬送ベルト側に押し付ける押さえ部材を設
けたので、用紙が搬送ベルトに倣って搬送されて上下方
向のばたつきが抑制され、用紙搬送の安定化を図ること
ができ、画像品質が向上する。
【0073】ここで、押さえ部材はローラにすること
で、押さえ部材の耐久性が向上する。また、押さえ部材
が搬送ベルトを帯電させる帯電手段を兼ねている構成と
することで、コストダウンを図れる。さらに、搬送ベル
トの平面起点部と記録ヘッドの用紙搬送方向最上流側ノ
ズルとの間隔が10mm以上ある構成とするで、上下方
向のばたつき及び搬送方向のずれを抑制することができ
て、用紙先端から安定した印字を行うことができ、画像
品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るインクジェット記
録装置の一例を示す機構部の概略構成図
【図2】同記録装置の搬送ベルトの要部拡大説明図
【図3】同搬送ベルトによる静電吸着作用を説明する説
明図
【図4】本発明の第2実施形態に係るインクジェット記
録装置の一例を示す機構部の概略構成図
【図5】同記録装置の搬送ベルトの要部拡大説明図
【図6】同記録装置の印写部付近の要部拡大説明図
【図7】同搬送ベルトによる静電吸着作用を説明する説
明図
【図8】本発明の第3実施形態に係るインクジェット記
録装置の印写部付近の要部拡大説明図
【図9】本発明の第4実施形態に係るインクジェット記
録装置の印写部付近の要部拡大説明図
【図10】本発明の第5実施形態に係るインクジェット
記録装置の印写部付近の要部拡大説明図
【図11】本発明の第6実施形態に係るインクジェット
記録装置の印写部付近の要部拡大説明図
【図12】本発明の第7実施形態に係るインクジェット
記録装置の印写部付近の要部拡大説明図
【図13】本発明の第8実施形態に係るインクジェット
記録装置の印写部付近の要部拡大説明図
【図14】本発明の第9実施形態に係るインクジェット
記録装置の印写部付近の要部拡大説明図
【図15】本発明の第10実施形態に係るインクジェッ
ト記録装置の印写部付近の要部拡大説明図
【符号の説明】
1…装置本体、2…印写機構部、3…用紙、4…給紙カ
セット、5…手差しトレイ、6…排紙トレイ、13…キ
ャリッジ、14…記録ヘッド、21…搬送ローラ、22
…搬送従動ローラ、23…搬送ベルト、23a…導電性
ベルト、23b…絶縁体、Vb…バイアス電圧、24…
印写受け部材、25…中間コロ、63…搬送ベルト、6
3a…絶縁性ベルト、63b…導電体、65…先端コ
ロ、73…搬送ベルト、PP…パワーパック、83…搬
送ベルト、84…中間ローラ、85…バイアスローラ、
86…押さえローラ、91…押さえガイド部材。
フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平10−255535 (32)優先日 平成10年9月9日(1998.9.9) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 横山 雅人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 佐藤 積利 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 堀家 正紀 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C058 AB16 AB22 AC07 AC17 AD03 AD04 AE02 AE09 AF17 AF20 AF25 AF27 AF55 DA04 DA13 DA38 2C059 EE03 EE09 EE15 EE27 3F049 AA01 BA11 BB07 DA04 LA03 LA05 LA06 LB03 3F101 LA03 LA05 LA07 LB03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ベルトによって用紙を搬送し、記録
    ヘッドからインク滴を吐出させて前記用紙上に画像を印
    写するインクジェット記録装置において、前記搬送ベル
    トは導電性ベルトの表面側に絶縁体を点在させたことを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、前記搬送ベルトの導電性ベルトにバイアス
    電圧を印加することを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 搬送ベルトによって用紙を搬送し、記録
    ヘッドからインク滴を吐出させて前記用紙上に画像を印
    写するインクジェット記録装置において、前記搬送ベル
    トは絶縁体ベルトの表面側に導電体を点在させたことを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のインクジェット記録装
    置において、前記搬送ベルトの絶縁体ベルトにバイアス
    電圧を印加することを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のインクジェット記録装
    置において、前記記録ヘッドに前記搬送ベルトを挟んで
    対向する印写受け部材を配置し、この印写受け部材にバ
    イアス電圧を印加することを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  6. 【請求項6】 搬送ベルトによって用紙を搬送し、記録
    ヘッドからインク滴を吐出させて前記用紙上に画像を印
    写するインクジェット記録装置において、前記搬送ベル
    トにバイアス電圧を印加し、かつ、用紙搬送方向下流側
    の電位を用紙搬送方向上流側より低くしたことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のインクジェット記録装
    置において、前記搬送ベルトを張装する上流側及び下流
    側の各ローラの内、上流側のローラにバイアス電圧を印
    加し、下流側のローラを接地したことを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 搬送ベルトによって用紙を搬送し、記録
    ヘッドからインク滴を吐出させて前記用紙上に画像を印
    写するインクジェット記録装置において、前記搬送ベル
    トに用紙を押し付ける押し付け部材と、前記搬送ベルト
    の裏面側に配置した電極部材とを設け、前記押し付け部
    材と電極部材間にバイアス電圧を印加し、流れる電流が
    一定になるように定電流制御することを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のインクジェット記録装
    置において、前記電極部材が前記搬送ベルトを張装する
    2つのローラの内の上流側のローラであることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載のインクジェッ
    ト記録装置において、用紙搬送方向下流側にフィードバ
    ック電極を設け、前記電極部材に印加した電流と前記フ
    ィードバック電極及び前記押し付け部材に流れる電流と
    の差分が一定になるように差分定電流制御することを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のインクジェット記
    録装置において、前記フィードバック電極が前記搬送ベ
    ルト裏面側に配置した印写受け部材であることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 搬送ベルトによって用紙を搬送し、記
    録ヘッドからインク滴を吐出させて前記用紙上に画像を
    印写するインクジェット記録装置において、前記搬送ベ
    ルト裏面側に印写受け部材を配置し、この印写受け部材
    を接地したことを特徴とするインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項6乃至12のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置において、前記搬送ベルトが体
    積抵抗108〜1011Ωの中抵抗部材からなることを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 搬送ベルトによって用紙を搬送し、記
    録ヘッドからインク滴を吐出させて前記用紙上に画像を
    印写するインクジェット記録装置において、前記搬送ベ
    ルトの平面起点部付近に、前記用紙を前記搬送ベルト側
    に押し付ける押さえ部材を設けたことを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のインクジェット記
    録装置において、前記押さえ部材がローラであることを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 請求項14又は15に記載のインクジ
    ェット記録装置において、前記押さえ部材が前記搬送ベ
    ルトを帯電させる帯電手段を兼ねていることを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】 請求項14乃至16のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置において、前記搬送ベルトの
    平面起点部と前記記録ヘッドの用紙搬送方向最上流側ノ
    ズルとの間隔が10mm以上あることを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
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