JP2000142925A - 物品管理システム及び端末 - Google Patents

物品管理システム及び端末

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JP2000142925A
JP2000142925A JP31281998A JP31281998A JP2000142925A JP 2000142925 A JP2000142925 A JP 2000142925A JP 31281998 A JP31281998 A JP 31281998A JP 31281998 A JP31281998 A JP 31281998A JP 2000142925 A JP2000142925 A JP 2000142925A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品の位置の特定や検索が容易になり、物品
に関して記憶する情報が容易に更新され、物品に関しユ
ーザが求める情報が、当該ユーザの求めるタイミングで
提供される物品管理システムを提供することである。 【解決手段】 検出機4が検出波を発射し、非接触タグ
5a〜5dがこれを受信すると、非接触タグ5a〜5d
は、各自の識別符号を表す返信波を発射し、検出機4が
これを受信して、その返信波が表す識別符号を端末3に
通知する。端末3は、通知された識別符号が示す所蔵品
の解説を含むコンテンツのURLを特定してサーバ1に
供給する。サーバ1は、そのURLが示すコンテンツを
資料管理データベース2から読み出して端末3に送信す
る。端末3は、そのコンテンツを受信して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物品管理システ
ムに関し、特に、室内に収蔵された物品を管理するため
の物品管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】博物館や美術館などでは、所蔵品を管理
するために、台帳やカードなどに所蔵品の目録を記載し
たり、所蔵品の目録を記憶するデータベースを用いたり
するのが一般的である。そして、所蔵品の現物と目録と
を関連付ける手法としては、例えば、所蔵品を識別する
バーコードを、その所蔵品に貼付する等の手法がとられ
てきた。
【0003】また、入館者などが展示されている所蔵品
に近づいたとき、その所蔵品を解説する音声などを再生
する手法があり、具体的には、例えば、特許−0253
9507に開示されている手法や、特開平7−1543
22に開示されている手法がある。
【0004】特許−02539507の手法にかかる案
内システムは、展示物を示すコード情報を受信し、光デ
ィスクなどの記録媒体に予め記録されている案内情報の
うち、受信したコード情報が示す展示物を解説する解説
音声などのデータを読み出して再生する。
【0005】また、特開平7−154322の手法にか
かる個別受信方法は、展示物に対応させて設けられた放
送用送信機から、その展示物の案内放送に係るディジタ
ル音声情報を、限定ゾーンに入った受信機に伝送する。
そして、受信機は、受信したディジタル音声情報を再生
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バーコードを
所蔵品に貼付する上述の手法では、所蔵品が棚卸し等の
結果移動して、所蔵品の管理者等にもその位置が分から
なくなってしまった場合、その所蔵品を発見するのが困
難になり、所蔵品の目録や上述のバーコードが、その所
蔵品の発見に役立つ可能性は事実上ない。
【0007】また、所蔵品を検索する場合も、バーコー
ドを所蔵品に貼付する上述の手法では、目的の所蔵品が
見つかるまで、各所蔵品に貼付されているバーコードを
順次読み取る必要があり、検索は極めて煩雑となり、あ
るいは、バーコードに頼らずに目的の所蔵品を見分ける
ための専門的な知識が必要となる。
【0008】また、特許−02539507の手法で
は、解説音声などのデータが一元的に管理されない結
果、展示物の解説を変更する手順が煩雑になる。しか
も、目的とする展示物の位置が不明であるとき、目的の
展示物の位置を知るための情報を何ら提供するものでは
ないので、展示物の位置の特定や検索を行うに当たって
は、バーコードを所蔵品に貼付する上述の手法と同様の
困難を生じる。
【0009】また、特開平7−154322の手法も、
目的の展示物の位置を知るための情報を提供しないた
め、展示物の位置の特定や検索に際しては、バーコード
を所蔵品に貼付する上述の手法や特許−0253950
7の手法と同様の困難を生じる。更に、特開平7−15
4322の手法では、放送用送信機は、ディジタル音声
情報を一方的に伝送するため、そのディジタル音声情報
を受信して再生する受信機は、受信機のユーザが求める
情報を、ユーザが求めるタイミングで供給することがで
きない。
【0010】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、物品の位置の特定や検索が容易になり、物品に関し
て記憶する情報が容易に更新され、物品に関しユーザが
求める情報が、当該ユーザの求めるタイミングで提供さ
れる物品管理システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる物品管理システム
は、物品識別手段と、物品検知手段と、物品情報供給手
段とより構成され、前記物品識別手段は、物品に取り付
けられており、前記物品検知手段が発する返信要求に応
答して、自己が取り付けられている前記物品を識別する
識別情報を発する手段を備え、前記物品検知手段は、前
記返信要求を発する手段と、前記物品識別手段が発した
前記識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受
信した前記識別情報を前記物品情報供給手段に供給する
手段と、前記物品情報供給手段から供給される、前記物
品に対応付けられた第1の物品情報を取得して出力する
手段と、を備え、前記物品情報供給手段は、前記第1の
物品情報を前記物品と対応付けて記憶する物品情報記憶
手段と、前記物品検知手段が供給した前記識別情報を取
得し、取得した前記識別情報が示す前記物品に対応付け
られている前記第1の物品情報を、前記物品情報記憶手
段から索出して、前記物品検知手段に供給する手段と、
を備える、ことを特徴とする。
【0012】このような物品管理システムによれば、物
品識別手段を取り付けられた物品に関する物品情報が、
物品検知手段の要求に応じて物品検知手段に提供され、
物品検知手段から出力される。
【0013】前記物品識別手段は、前記識別情報を無線
送信する手段を備え、前記受信手段は、前記物品識別手
段が無線送信した前記識別情報を受信する手段を備え、
前記物品検知手段は、前記受信手段が受信した前記識別
情報を前記物品情報供給手段に無線送信する手段と、前
記物品情報供給手段が無線送信する前記第1の物品情報
を受信する手段と、を備え、前記物品情報供給手段は、
前記物品検知手段が無線送信した前記識別情報を受信す
る手段と、前記物品情報記憶手段から索出した前記第1
の物品情報を前記物品検知手段に無線送信する手段と、
を備えるものとすれば、物品識別手段、物品検知手段及
び物品情報供給手段は、互いにケーブル等で接続される
必要がなくなる。
【0014】前記物品情報供給手段は、所定場所に配置
されている前記物品を表す在庫情報を記憶する在庫情報
記憶手段と、前記物品検知手段から供給された前記識別
情報が示す物品が前記所定場所に配置されていることを
表すように、前記在庫情報記憶手段が記憶している前記
在庫情報を更新する手段と、前記在庫情報記憶手段が記
憶する前記在庫情報を前記物品検知手段に供給する手段
と、を備え、前記物品検知手段は、前記物品情報供給手
段から供給される前記在庫情報を取得して出力する手段
を備えるものであってもよい。これにより、物品識別手
段を取り付けられた物品の在庫の有無に関する在庫情報
が物品検知手段に提供され、物品検知手段から出力され
る。
【0015】なお、在庫情報のデータ形式は任意であ
り、在庫情報の更新の手法も任意である。従って、例え
ば、在庫情報は、物品が所定場所に配置されていること
を示すフラグ等のデータを含むものであってよく、在庫
情報は、例えば、そのフラグをセット及びリセットした
り、そのフラグを新規作成及び抹消したりして更新され
ればよい。
【0016】また、在庫情報は、所定場所に配置されて
いる物品を表す一方で、所定場所に配置されていない物
品を特定するものであってよい。従って、例えば在庫情
報が、物品が所定場所に配置されているときにセットさ
れるフラグ等を含むものであれば、そのフラグ等がリセ
ットされている場合は、そのフラグが示す物品が所定場
所に配置されていないことが表わされているものとして
扱うようにしてもよい。
【0017】前記物品識別手段は、自己が取り付けられ
ている物品に対応付けられた第2の物品情報を記憶する
手段と、前記物品検知手段から供給される指示に従っ
て、自己が記憶する前記第2の物品情報を前記物品検知
手段に供給する手段と、前記物品検知手段から供給され
る更新情報に従って、自己が記憶する前記第2の物品情
報を更新する手段と、を備え、前記物品検知手段は、前
記物品識別手段に、前記第2の物品情報を供給させるた
めの前記指示を供給する手段と、前記物品識別手段から
供給される第2の物品情報を取得して出力する手段と、
操作者の操作に従って前記更新情報を取得し、前記物品
検知手段に供給する手段と、を備えるものであってもよ
い。これにより、物品識別手段自体が記憶する物品情報
も、物品検知手段の要求に応じて物品検知手段に提供さ
れ、物品検知手段から出力される。
【0018】前記物品検知手段は、操作者の操作に従っ
て、検索対象の前記物品を指定する物品検索キーを取得
する物品検索キー取得手段と、前記受信手段が受信した
前記識別情報のうちに、前記物品検索キー取得手段が取
得した前記物品検索キーが指定する前記物品を示すもの
があるか否かを判別し、判別結果を表すデータを出力す
る手段と、を備えるものであってもよい。これにより、
物品識別手段を取り付けられた物品が容易に検索され、
検索結果が物品検知手段から出力される。
【0019】前記受信手段は、前記物品識別手段のう
ち、自己との位置関係が実質的に所定の条件を満たすも
のが発した前記識別情報を受信する手段を備えるもので
あってもよいし、また、前記物品識別手段は、前記物品
検知手段のうち、自己との位置関係が実質的に所定の条
件を満たすものが発する返信要求に応答して前記識別情
報を発する手段を備えるものであってもよい。これによ
り、物品検知手段は、自己と一定の位置関係にある物品
識別手段が取り付けられた物品を選択的に検知する。
【0020】前記受信手段は、所定の搬出経路を通過す
る前記物品識別手段が発する前記識別情報を受信する手
段を備え、前記物品検知手段は、操作者の操作に従っ
て、前記物品の所定場所からの搬出を許可する旨を表す
出庫承認情報を取得して前記物品情報供給手段に供給す
る手段と、前記所定の搬出経路を通過する前記物品識別
手段から取得した前記識別情報が示す物品につき、該物
品の所定場所からの搬出を許可する旨を表す前記出庫承
認情報が前記物品情報供給手段に記憶されているか否か
を判別し、判別結果を表すデータを出力する手段と、を
備え、前記物品情報供給手段は、自己に供給された前記
出庫承認情報を記憶する手段を備えるものであってもよ
い。これにより、物品識別手段を取り付けられた物品の
出庫の状況が容易に管理される。
【0021】前記受信手段は、所定の搬入経路を通過す
る前記物品識別手段が発する前記識別情報を受信する手
段を備え、前記物品検知手段は、操作者の操作に従っ
て、前記物品の所定場所への搬入を許可する旨を表す入
庫承認情報を取得して前記物品情報供給手段に供給する
手段と、前記所定の搬入経路を通過する前記物品識別手
段から取得した前記識別情報が示す物品につき、該物品
の所定場所への搬入を許可する旨を表す前記入庫承認情
報が前記物品情報供給手段に記憶されているか否かを判
別し、判別結果を表す情報を出力する手段と、を備え、
前記物品情報供給手段は、自己に供給された前記入庫承
認情報を記憶する手段を備えるものとすれば、物品識別
手段を取り付けられた物品の入庫の状況も容易に管理さ
れる。
【0022】また、この発明の第2の観点にかかる物品
管理システムは、端末と、端末識別手段と、端末検知手
段と、物品情報供給手段とより構成され、前記端末は、
物品に対応付けられた第1の物品情報が前記物品情報供
給手段から供給されたとき、供給された第1の物品情報
を取得して出力する手段を備え、前記端末識別手段は、
前記端末に取り付けられており、前記端末検知手段が発
する返信要求に応答して、自己が取り付けられている前
記端末を識別する識別情報を発する手段を備え、前記端
末検知手段は、前記物品に取り付けられており、前記返
信要求を発する手段と、前記端末識別手段が発した前記
識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信し
た前記識別情報を前記物品情報供給手段に供給する手段
と、を備え、前記物品情報供給手段は、前記第1の物品
情報を前記物品と対応付けて記憶する物品情報記憶手段
と、前記端末検知手段が供給した前記識別情報を取得
し、その前記識別情報を供給した前記端末検知手段が取
り付けられている物品に対応する前記第1の物品情報を
前記物品情報記憶手段から索出して、該識別情報が示す
前記端末に供給する手段と、を備える、ことを特徴とす
る。
【0023】このような物品管理システムによれば、端
末検知手段を取り付けられた物品に関する物品情報が、
端末検知手段の要求に応じて端末に提供され、端末から
出力される。
【0024】前記端末識別手段は、前記識別情報を無線
送信する手段を備え、前記受信手段は、前記端末識別手
段が無線送信した前記識別情報を受信する手段を備え、
前記端末検知手段は、前記受信手段が受信した前記識別
情報を前記物品情報供給手段に無線送信する手段を備
え、前記端末は、前記物品情報供給手段が無線送信する
前記第1の物品情報を受信する手段を備え、前記物品情
報供給手段は、前記端末検知手段が無線送信した前記識
別情報を受信する手段と、前記物品情報記憶手段から索
出した前記第1の物品情報を前記端末に無線送信する手
段と、を備えるものとすれば、端末識別手段、端末検知
手段及び物品情報供給手段は、互いにケーブル等で接続
される必要がなくなる。
【0025】前記受信手段は、前記端末識別手段のう
ち、自己との位置関係が実質的に所定の条件を満たすも
のが発した前記識別情報を受信する手段を備えるもので
あってもよいし、また、前記端末識別手段は、前記端末
検知手段のうち、自己との位置関係が実質的に所定の条
件を満たすものが発する返信要求に応答して前記識別情
報を発する手段を備えるものであってもよい。これによ
り、端末検知手段は、自己と一定の位置関係にある端末
識別手段が取り付けられた端末を選択的に検知する。
【0026】前記物品情報供給手段は、操作者の操作に
従って、検索対象の前記端末を指定する端末検索キーを
取得する端末検索キー取得手段と、前記端末検知手段よ
り取得した前記識別情報が、前記端末検索キー取得手段
が取得した前記端末検索キーが指定する前記端末を示す
ものであるか否かを判別し、当該端末を示すものである
と判別したとき、前記端末検索キーが指定する前記端末
を示すと判別した前記識別情報を供給した前記端末検知
手段を識別するデータを出力する手段と、を備えるもの
であってもよい。これにより、端末識別手段を取り付け
られた端末の位置が容易に検索され、検索結果が物品情
報供給手段から出力される。従って、例えば、端末を携
帯した操作者の位置を見失った場合も、見失われた操作
者の現在位置が容易に特定され、迷子の検索等に応用が
容易である。
【0027】前記物品情報供給手段は、各々の前記端末
検知手段より取得した前記識別情報の数を示すデータを
出力する手段を備えるものであってもよい。これによ
り、端末検知手段により検知された端末の数が端末検知
手段別に特定される。従って、端末を携帯する操作者が
いずれの物品の周辺に集中しているかが容易に把握さ
れ、例えば、博物館内の混雑状況の把握等への応用が容
易である。
【0028】前記端末は、前記物品情報供給手段に、自
己を識別する前記識別情報を実質的に未だ受信していな
い前記端末検知手段を特定するリストの供給を要求する
指示を供給する手段と、前記物品情報供給手段から供給
される前記リストを取得して出力する手段と、を備え、
前記物品情報供給手段は、同一の前記端末を識別する前
記識別情報を供給したことのある前記端末検知手段を該
端末に対応付ける履歴データを作成して記憶する履歴デ
ータ記憶手段と、前記端末が供給する前記指示に応答し
て、前記指示を供給した端末を識別する前記識別情報を
実質的に未だ供給していない前記端末検知手段を、前記
履歴データ記憶手段が記憶する前記履歴データに基づい
て特定し、特定した前記端末検知手段を示す前記リスト
を、前記指示を供給した端末に供給する手段と、を備え
るものであってもよい。これにより、特定の端末を未だ
検知していない端末検知手段が容易に特定される。従っ
て、例えば、端末を携帯する操作者が未だ近づいたこと
のない物品が容易に特定され、博物館等において、端末
を携帯する入館者に、未だその入館者が観覧していない
展示品の観覧を勧めるためのナビゲーション、等の目的
への応用が容易である。
【0029】前記履歴データは、同一の前記端末を識別
する前記識別情報を供給したことのある前記端末検知手
段が該識別情報をいかなる順序で前記物品情報供給手段
に供給したかを表す情報を含むものであり、前記端末
は、前記物品情報供給手段に、自己の移動経路を示す経
路データの供給を要求する指示を供給する手段と、前記
物品情報供給手段から供給される前記経路データを取得
して出力する手段と、を備え、前記物品情報供給手段
は、前記端末が供給する前記指示に応答して、前記指示
を供給した端末を識別する前記識別情報を供給したこと
のある前記端末検知手段が、いかなる順序で該識別情報
を前記物品情報供給手段に供給したかを、前記履歴デー
タ記憶手段が記憶する前記履歴データに基づいて特定
し、特定した前記順序を表す情報を前記指示を供給した
端末に供給する手段を備えるものであってもよい。これ
により、特定の端末を過去に検知した各端末検知手段
と、それらがその端末を検知した順序を示す情報が、端
末から供給される。従って、例えば博物館等において、
端末を携帯する入館者をナビゲートするために、その入
館者が移動した経路を示す、等への応用が容易である。
【0030】また、この発明の第3の観点にかかる端末
は、返信要求に応答して、自己に対応付けられた物品を
識別する識別情報を発する物品識別手段に、前記返信要
求を送信する手段と、前記物品識別手段が発した前記識
別情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した
前記識別情報を、自己に供給された前記識別情報を取得
して該識別情報に対応付けられている前記物品情報を供
給する物品情報供給手段に供給する手段と、前記物品に
対応付けられた物品情報が前記物品情報供給手段から供
給されたとき、供給された当該物品情報を取得して出力
する手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0031】このような端末と、物品識別手段と、物品
情報供給手段とによれば、物品識別手段を取り付けられ
た物品に関する物品情報が当該端末の要求に応じて当該
端末に提供され、当該端末から出力される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態にか
かる物品管理システムを、収蔵庫内の所蔵品の解説を入
館者に提供する資料管理システムを例として説明する。
【0033】(第1の実施の形態)図1は、この発明の
第1の実施の形態にかかる資料管理システムの物理的構
成を示す。図示するように、この資料管理システムは、
サーバ1と、資料管理データベース2と、端末3と、検
出機4と、非接触タグ5a〜5dとからなる。
【0034】サーバ1は、WWW(World Wide Web)サ
ーバ及び無線通信装置を備え、後述するように、端末3
から無線送信されたURL(Uniform Resource Locato
r)が示す論理的位置にあるコンテンツを資料管理デー
タベース2から読み出し、自己の無線通信装置を介して
端末3に無線送信する処理を行う。また、端末3から無
線送信される指示に従った後述の動作を行う。
【0035】資料管理データベース2は、サーバ1に接
続されており、収蔵庫内にある所蔵品の各々を解説する
文章や図版を表すコンテンツを記憶している。資料管理
データベース2が記憶するコンテンツは、論理的には、
資料管理データベース2が有する記憶領域中、同一の所
蔵品を解説するもの毎に、単一のURLにより特定され
る論理的位置に格納されている。(ただし、当該論理的
位置を特定し得るURLは1個である必要はない。)
【0036】端末3は、収蔵庫の入館者等により携帯さ
れるための端末である。端末3は、CPU(Central Pr
ocessing Unit)を含む制御部と、RAM(Random Acce
ss Memory)やハードディスク装置等を含む記憶部と、
タッチパネル等を含む入力部と、液晶ディスプレイ等を
含む出力部と、無線通信装置とを備え、検出機4を装着
している。
【0037】端末3の制御部は、端末3をWWWブラウ
ザとして機能させるためのプログラムを実行し、端末3
が後述する処理を行うようにするため、端末3の無線通
信装置を介してサーバ1にURLを無線送信し、サーバ
1が無線送信したコンテンツを無線通信装置を介して受
信して、端末3の出力部に表示させる。また、検出機4
が通知する、非接触タグ5a〜5dの識別符号を取得す
る。端末3の入力部は、端末3を携帯する入館者等の操
作に従った情報を、端末3の制御部に供給する。その
他、端末3は後述する動作を実行する。
【0038】端末3の記憶部は、端末3の制御部の作業
領域として用いられ、また、タグ管理テーブル及びUR
L対応テーブルを記憶する。タグ管理テーブルは、端末
3が検出機4から通知された識別符号のうち、最も新し
い方から2個を格納するテーブルであり、最も新しい識
別符号を格納する現在タグフィールドと、2番目に新し
い識別符号を格納する直前タグフィールドとを含んでい
る。URL対応テーブルは、非接触タグ5a〜5dの各
々について、当該非接触タグに割り当てられている識別
符号と、当該非接触タグが取り付けられている所蔵品を
解説するコンテンツが格納されている論理的位置を特定
するURLとを、互いに対応付けて格納するテーブルで
ある。
【0039】検出機4は、端末3に装着されており、端
末3とともに、収蔵庫の入館者等により携帯されるため
のものである。検出機4は、後述するように、非接触タ
グ5a〜5dを検出するための電波(以下、「検出波」
と呼ぶ)を発射する。そして、非接触タグ5a〜5d
が、検出波を受信したことを表す電波(以下、「返信
波」と呼ぶ)を発射すると、返信波を受信し、その返信
波を発射した非接触タグを特定し、特定された非接触タ
グを表す識別符号を端末3に通知する。
【0040】非接触タグ5a〜5dは、例えば互いに実
質的に同一のものであり、各々、無線通信装置と、メモ
リとを備える。非接触タグ5a〜5dは、検出機4が無
線送信した検出波を各自の無線通信装置によって受信す
ると、各自のメモリに予め格納されている、各自を識別
する識別符号を読み出し、読み出した識別符号を表す返
信波を、各自の無線通信装置より発射する。
【0041】非接触タグ5a〜5dの各々が発射する返
信波は、具体的には、例えば、各自の識別符号を信号波
として、各自に割り当てられた周波数の搬送波にスペク
トラム拡散方式による変調を施し、その結果生成された
変調波を含んでいる。
【0042】非接触タグ5a〜5dは、収蔵庫にある互
いに別個の所蔵品に取り付けられている。このため、非
接触タグ5a〜5dの各々を識別する識別符号は、非接
触タグ5a〜5dの各々が取り付けられている所蔵品も
識別する。
【0043】(第1の実施の形態の動作)次に、この資
料管理システムの動作を説明する。 (所蔵品の解説)図2(a)は、所蔵品の解説のために
検出機4が実行する処理を示すフローチャートである。
図2(b)は、所蔵品の解説のために端末3が実行する
処理を示すフローチャートである。なお、以下では、検
出機4は、非接触タグ5a〜5dのうち、自己からの距
離が実質的に一定値以下であるものが発射する返信波を
受信するものとする。
【0044】展示等されている所蔵品の解説を受けよう
とする入館者は、検出機4が装着されている端末3を携
帯し、解説を受けようとする対象の所蔵品に近づく。検
出機4は、非接触タグ5a〜5dを検出するための検出
波を一定時間毎に発射し(図2(a)、ステップS10
1)、検出波を発射してから所定期間が経過するまでの
間、非接触タグ5a〜5dから、検出波を受信したこと
を表す返信波が送信されるのを待機する。
【0045】非接触タグ5a〜5dのうち、検出波を受
信したものは、各自を識別する識別符号をメモリから読
み出し、読み出した識別符号を表す返信波を発射する。
そして、検出機4は、非接触タグ5a〜5dが発射した
返信波を受信し、受信した返信波を復調することにより
当該返信波が表す識別符号を取得して端末3に通知し
(ステップS102)、処理をステップS101に戻
す。
【0046】検出機4は、非接触タグ5a〜5dのう
ち、自己からの距離が実質的に一定値以下であるものが
発射する返信波を受信する。従って、ステップS102
で検出機4は、非接触タグ5a〜5dのうち、自己から
の距離が実質的に一定値以下であるものの識別符号を端
末3に通知する。
【0047】一方、端末3は、検出機4より識別符号を
通知されるのを待機する(図2(b)、ステップS11
0)。そして、識別符号を通知されると(ステップS1
11)、自己が記憶するタグ管理テーブルの現在タグフ
ィールドに格納されている識別符号があれば、タグ管理
テーブルの直前タグフィールドに転記し、ステップS1
11で通知された識別符号を現在タグフィールドに書き
込む(ステップS112)。なお、ステップS112
で、端末3は、既に直前タグフィールドに書き込まれて
いた識別符号を消去し、また現在タグフィールドから直
前タグフィールドに転記された識別符号を、現在タグフ
ィールドから消去する。
【0048】次に、端末3は、タグ管理テーブルの現在
タグフィールドに格納されている識別符号と、直前タグ
フィールドに格納されている識別符号とが、同一の非接
触タグを識別するものであるか否かを判別する(ステッ
プS113)。
【0049】そして、同一のものであると判別すると、
端末3は、現在タグフィールドに格納されている識別符
号をキーとしてURL対応テーブルを検索し、キーとし
た識別符号に対応付けられているURLを索出して、索
出されたURLをサーバ1に無線送信する(ステップS
114)。サーバ1は、無線送信されたURLを受信す
ると、そのURLが示すコンテンツを資料管理データベ
ース2から読み出して、端末3に無線送信する。
【0050】サーバ1が端末3に無線送信する当該コン
テンツは、端末3の現在タグフィールドに格納されてい
る識別符号が示す非接触タグが取り付けられている所蔵
品を解説する文章や図版を表すものである。現在タグフ
ィールドに格納されている識別符号が示す非接触タグ
は、検出機4に最も近いものであるので、サーバ1は結
局、端末3及び検出機4を携帯している入館者の最も近
くに位置する所蔵品を解説するコンテンツを、端末3に
無線送信する。端末3は、サーバ1から無線送信された
コンテンツを受信すると、受信したコンテンツを表示し
(ステップS115)、処理をステップS110に戻
す。
【0051】一方、ステップS113で、現在タグフィ
ールド及び直前タグフィールドに格納されている両識別
符号が、互いに異なる非接触タグを識別するものであ
る、と判別すると、端末3は、入館者が自己を操作し
て、例えば入館者が閲覧しようとするコンテンツを示す
URLを自己に供給し、そのコンテンツの表示を指示し
たか否かを判別する(ステップS116)。
【0052】そして、指示していないと判別すると処理
をステップS110に戻す。指示したと判別すると、入
館者が供給したURLをサーバ1に無線送信し、サーバ
1から、当該URLが示すコンテンツを受信して、その
コンテンツを表示する処理を行い(ステップS11
7)、ステップS117の処理が終了すると、処理をス
テップS110に戻す。
【0053】以上説明した処理が行われる結果、端末3
及び検出機4を携帯する入館者が、その入館者の最も近
くに位置する所蔵品に取り付けられている非接触タグが
発する返信波を検出機4が受信可能な位置に一定時間以
上滞留すると、端末3が、その所蔵品を解説するコンテ
ンツを表示する。
【0054】なお、第1の実施の形態の資料管理システ
ムは、上述のものに限られない。例えば、サーバ1、端
末3、検出機4及び非接触タグ5a〜5dは、いずれ
も、いわゆる電波によるデータ交換を行うものである必
要はなく、例えば、赤外線を用いてデータ交換を行うも
のであってもよい。
【0055】また、非接触タグの個数も、各々が互いに
別個の所蔵品に取り付けられていて、且つ、各々に固有
の識別符号を割り当てられているものである限り任意で
あり、また、端末3も、各々に別個の検出機4が装着さ
れているものとする限り、複数個あってよい。
【0056】また、ステップS117で端末3が行う処
理は、端末3を操作する者の操作に従って行われる任意
の処理であってよい。従って、ステップS116では、
端末3を操作する者が端末3に指示して実行させ得る任
意の処理の指示の有無を判別してよい。この場合、端末
3は、該当する処理の指示があったとステップS116
で判別したとき、ステップS117に処理を移すように
してよい。
【0057】また、検出機4は、必ずしも、非接触タグ
5a〜5dのうち、自己からの距離が実質的に一定値以
下であるものが発射する返信波のみを受信するものでな
くてもよい。例えば、非接触タグ5a〜5dが、各自か
ら検出機4までの距離が実質的に一定値以下である場合
に検出機4が発射する検出波を受信するようにしても、
検出機4は、上述のステップS102で、非接触タグ5
a〜5dのうち、自己からの距離が実質的に一定値以下
であるものの識別符号を端末3に通知する。
【0058】また、この資料管理システムは、収蔵庫の
入館者の現在位置を特定するようにしてもよい。この場
合、具体的には、例えば、サーバ1を、CRT(Cathod
e Ray Tube)等から構成され、画像を表示する表示デバ
イスを具えるものとする。そして、収蔵庫の管理者が、
サーバ1を操作して、サーバ1に、端末の位置特定を指
示すると、サーバ1が、上述のステップS114で端末
が無線送信したURLが示すデータが、いずれの所蔵品
を解説するものであるかを特定し、特定した所蔵品を表
す文字やシンボル等を、表示デバイスに表示するように
する。これにより、この資料管理システムは、収蔵庫の
入館者が現に滞留している位置に最も近い所蔵品の位置
を、入館者の現在位置として表示する。
【0059】(所蔵品の点検)また、この資料管理シス
テムは、棚卸し等のため、所蔵品の点検を行おうとする
管理者等が、端末3を操作して、所蔵品の点検の実行を
指示したとき、例えば、図3に示す所蔵品の点検の処理
を実行してもよい。
【0060】ただし、この資料管理システムが図3に示
す処理を行う場合、検出機4は、収蔵庫内にある非接触
タグ5a〜5dのうちのいずれが発射する返信波も受信
するものとし、非接触タグ5a〜5dは、いずれも、検
出機4が発射する検出波を受信するものとする。
【0061】また、この資料管理システムが図3に示す
処理を行う場合、資料管理データベース2は、非接触タ
グ5a〜5dを取り付けられた所蔵品の数と同数の在庫
フラグを記憶するものとする。在庫フラグは、非接触タ
グ5a〜5dを取り付けられた所蔵品の各々に対応付け
られたフラグであり、各自に対応付けられた所蔵品が収
蔵庫内に在庫するか否かを表すものである。
【0062】具体的には、例えば、在庫フラグがセット
されている(すなわち論理値が”1”である)場合、そ
の在庫フラグに対応付けられている所蔵品が在庫するこ
とを表し、リセットされている(すなわち論理値が”
0”である)場合、在庫しないことを表す。
【0063】この資料管理システムが図3に示す処理を
行う場合、検出機4は、上述のステップS101及びS
102の処理と実質的に同一の処理を行う。ただし、検
出機4は、非接触タグ5a〜5dがいずれも検出波を受
信できるような強度の検出波を発射し、また、いずれの
非接触タグが発射する返信波も受信するので、結局、検
出機4は、収蔵庫内にあるすべての非接触タグの識別符
号を端末3に通知する。
【0064】一方、端末3は、検出機4より識別符号を
通知されるのを待機し(図3、ステップS210)。そ
して、識別符号を通知されると(ステップS211)、
自己が記憶するタグ管理テーブルの現在タグフィールド
に格納されていないものがあるか否かを判別する(ステ
ップS212)。
【0065】そして、ないと判別すると、端末3は処理
をステップS214に移す。一方、あると判別すると、
現在タグフィールドに格納されていない識別符号をサー
バ1に無線送信し(ステップS213)、処理をステッ
プS214に移す。
【0066】サーバ1は、ステップS213で無線送信
された識別符号を受信すると、資料管理データベース2
にアクセスして、資料管理データベース2に記憶されて
いる在庫フラグのうち、受信した識別符号に対応付けら
れているものをセットする。そして、サーバ1は、各々
の識別符号に対応付けられている在庫フラグがセットさ
れているかリセットされているかを示すステータスデー
タを、端末3に無線送信する。
【0067】一方、ステップS214で、端末3は、サ
ーバ1が無線送信したステータスデータを受信し、受信
したステータスデータに基づいて、各々の識別符号が示
す非接触タグが取り付けられている所蔵品が在庫してい
るか否かを特定する。具体的には、各々の識別符号につ
いて、当該識別符号に対応付けられている在庫フラグが
セットされているならば、当該識別符号が示す非接触タ
グを取り付けられた所蔵品が在庫していると特定し、リ
セットされているならば在庫していないと特定する。
【0068】そして、端末3は、特定した結果を示す画
像(すなわち、各々の識別符号が示す非接触タグを取り
付けられた所蔵品が在庫しているか否かを表す画像)を
表示し(ステップS215)、処理を終了する。
【0069】以上説明した処理が行われる結果、非接触
タグを取り付けられた所蔵品が収蔵庫に現に在庫するか
否かを表すデータが資料管理データベース2に記録さ
れ、また、端末3に表示される。
【0070】(所蔵品の情報の履歴管理)また、この資
料管理システムは、例えば、所蔵品の補修を行って補修
の結果を資料管理データベース2に書き込もうとする管
理者等が、端末3を操作して、所蔵品の情報の履歴管理
の実行を指示したとき、例えば、図4(a)及び(b)
に示す所蔵品の履歴管理の処理を実行してもよい。
【0071】なお、この資料管理システムが図4(a)
及び(b)に示す処理を行う場合も、検出機4は、収蔵
庫内にある非接触タグ5a〜5dのうちのいずれかが発
射する返信波も受信するものとし、非接触タグ5a〜5
dは、いずれも、検出機4が発射する検出波を受信する
ものとする。
【0072】ただし、この資料管理システムが図4
(a)及び(b)に示す処理を行う場合、非接触タグ5
a〜5dのメモリ及び資料管理データベース2は、後述
する処理により格納される履歴データを記憶するものと
する。そして、非接触タグ5a〜5dは、無線送信され
た所定のコマンドを受信すると、そのコマンドに応答し
て、各自のメモリに格納されている履歴データを検出機
4に無線送信するものとする。
【0073】非接触タグ5a〜5dのメモリに格納され
る履歴データの内容は任意のものであってよく、例え
ば、当該メモリを含む非接触タグが取り付けられている
所蔵品の補修の履歴を表すデータであってよい。
【0074】資料管理データベース2に記憶されている
履歴データは、例えば、各非接触タグ5a〜5dのメモ
リに格納される履歴データをすべて含むものである。資
料管理データベース2に記憶されている履歴データは、
論理的には、資料管理データベース2が有する記憶領域
中、同一の所蔵品の補修等の履歴を表すもの毎に、単一
のURLにより特定される論理的位置に格納されるもの
とする。
【0075】そして、端末3の記憶部は、履歴用URL
対応テーブルを記憶するものとする。履歴用URL対応
テーブルは、非接触タグ5a〜5dの各々について、当
該非接触タグに割り当てられている識別符号と、当該非
接触タグが記憶するものと実質的に同一の履歴データが
格納されている論理的位置を特定するURLとを、互い
に対応付けて格納するテーブルである。
【0076】この資料管理システムが図4(a)及び
(b)に示す処理を行う場合、検出機4は、非接触タグ
5a〜5dに、各自が記憶している履歴データを無線送
信することを要求するコマンドを非接触タグ5a〜5d
に無線送信し(図4(a)、ステップS301)、非接
触タグ5a〜5dから、履歴データが無線送信されるの
を待機する。
【0077】非接触タグ5a〜5dのうち、ステップS
301で検出機4が無線送信したコマンドを受信したも
のは、受信したコマンドに応答して自己が記憶する履歴
データをメモリから読み出し、読み出した履歴データを
無線送信する。そして、検出機4は、非接触タグ5a〜
5dが無線送信した履歴データを受信すると、受信した
履歴データを端末3に供給し(ステップS302)、処
理をステップS301に戻す。
【0078】端末3は、検出機4より履歴データを供給
されるのを待機し(ステップS310)、履歴データが
供給されると、供給された履歴データを表す画像、及
び、管理者等に履歴データの更新を促す画像を表示する
(ステップS311)。
【0079】そして、端末3は管理者等が自己を操作
し、更新する対象の履歴データを記憶する非接触タグを
指定し、その非接触タグに記憶させるべき新たな履歴デ
ータを端末3に供給すると、端末3は、ステップS31
1で表示した画像を、自己に供給された新たな履歴デー
タを表すものに変更する。また、管理者等が、更新する
対象の履歴データの入力完了を端末3に通知すると、端
末3は処理をステップS312に移す。
【0080】そして、ステップS312で、端末3は、
管理者等が自己に供給した新たな履歴データが存在する
か否かを判別し、ないと判別すると、処理を終了する。
一方、あると判別すると、端末3は、該当する新たな履
歴データを、その履歴データを記憶すべき非接触タグと
して管理者等が指定した非接触タグに無線送信する(ス
テップS313)。
【0081】次に、端末3は、ステップS313で履歴
データを無線送信した相手方の非接触タグの識別符号を
キーとして履歴用URL対応テーブルを検索し、キーと
した識別符号が示す非接触タグの履歴データが格納され
ている論理的位置のURLを索出する(ステップS31
4)。索出されたURLは、ステップS313で非接触
タグ5a〜5dに無線送信された履歴データを格納すべ
き論理的位置を表す。
【0082】そして、端末3は、ステップS313で非
接触タグ5a〜5dに無線送信した履歴データと、その
履歴データを格納すべき論理的位置のURL(すなわ
ち、無線送信した相手方の非接触タグの履歴データを格
納すべき論理的位置のURL)とを、互いに対応付けて
サーバ1に無線送信し(ステップS315)、処理を終
了する。
【0083】サーバ1は、ステップS314で無線送信
された履歴データ及びURLを受信すると、資料管理デ
ータベース2の記憶領域のうち、受信したURLが示し
ている論理的位置にある記憶領域にアクセスして、受信
した履歴データを上書きする。
【0084】以上説明した処理が行われる結果、各々の
非接触タグが記憶する履歴データが管理者等の操作に従
って更新され、また、更新後の履歴データは資料管理デ
ータベース2にも記録される。
【0085】(所蔵品の検索)また、この資料管理シス
テムは、例えば、所蔵品の検索を行おうとする管理者等
が、端末3を操作して、検索する対象の所蔵品を指定す
るデータを端末3に供給し、所蔵品の情報の履歴管理の
実行を指示したとき、例えば、図5に示す所蔵品の検索
の処理を実行してもよい。なお、この資料管理システム
が図5に示す処理を行う場合も、検出機4は、収蔵庫内
にある非接触タグ5a〜5dのうちのいずれが発射する
返信波も受信するものとし、非接触タグ5a〜5dは、
いずれも、検出機4が発射する検出波を受信するものと
する。
【0086】この資料管理システムが図5に示す処理を
行う場合、所蔵品の検索を行おうとする管理者等が端末
3を操作して、検索する対象の所蔵品を指定するデータ
を端末3に供給し、そのデータが示す所蔵品の検索の実
行を指示すると(ステップS410)、端末3は、検出
機4より識別符号を通知されるのを待機する(ステップ
S411)。
【0087】一方、検出機4は、上述のステップS10
1及びS102の処理と実質的に同一の処理を行って、
収蔵庫内にあるすべての非接触タグの識別符号を非接触
タグ5a〜5dから受信し、受信した識別符号を端末3
に通知する。端末3は、検出機4から識別符号を通知さ
れると(ステップS412)、検出機4から通知された
識別符号のうちに、ステップS410で管理者等が供給
したデータが示す所蔵品に取り付けられている非接触タ
グを示すものがあるか否かを判別する(ステップS41
3)。そして、ないと判別すると、端末3は、検索の対
象である所蔵品が在庫していないことを示す画像を表示
して(ステップS414)、処理を終了する。あると判
別すると、該当する識別符号を示す画像を表示し(ステ
ップS415)、処理を終了する。
【0088】以上説明した処理が行われる結果、非接触
タグを取り付けられた所蔵品が収蔵庫に現に在庫するか
否かを表すデータが資料管理データベース2に記録さ
れ、また、端末3に表示される。なお、端末3は、ステ
ップS413での判別結果を表す情報をサーバ1に無線
送信してもよいし、サーバ1は、当該判別結果を表す情
報を資料管理データベース2に記録してもよいし、資料
管理データベース2に格納されている任意のデータを、
当該判別結果を反映するように更新してもよい。
【0089】また、図3に示す所蔵品の点検の処理や、
図4に示す所蔵品の履歴管理の処理や、図5に示す所蔵
品の検索の処理を行う場合、検出機4は、非接触タグ5
a〜5dのうち、自己からの距離が実質的に一定値以下
であるものが発射する返信波を受信するものでもよい。
この場合は、入館者等が端末3及び検出機4を携帯して
収蔵庫内を移動しつつ、図3〜図5の処理のうちいずれ
かの処理を繰り返し実行して、すべての非接触タグ5a
〜5dが発射する返信波が、繰り返し実行したいずれか
の処理で受信されるようにすればよい。
【0090】あるいは、図3〜図5の処理を行う場合、
非接触タグ5a〜5dは、各自から検出機4までの距離
が実質的に一定値以下である場合に検出機4が発射する
検出波を受信するものであってもよい。この場合は、入
館者等が端末3及び検出機4を携帯して収蔵庫内を移動
しつつ、図3〜図5の処理のうちいずれかの処理を繰り
返し実行して、すべての非接触タグ5a〜5dが、繰り
返し実行したいずれかの処理において検出機4が発射す
る検出波を受信するようにすればよい。
【0091】(所蔵品の出庫管理)また、この資料管理
システムは、例えば、図6に示す出庫管理の処理を実行
してもよい。ただし、この資料管理システムが図6の処
理を実行する場合、この資料管理システムは、以下
(1)及び(2)として示す構成の少なくとも一方を有
し、且つ、以下(3)及び(4)として示す構成の少な
くとも一方を有するものとする。
【0092】すなわち、この資料管理システムは、
(1)検出機4が、収蔵庫の出口周辺の所定の区域(出
口区域)に入った非接触タグ以外の非接触タグが発射す
る返送波を受信するようにし、且つ/又は、(2)非接
触タグ5a〜5dを、各自が出口区域に入ったとき検出
機4が発射する検出波を受信するようにする、ものと
し、且つ、(3)検出機4が、収蔵庫の入口周辺の所定
の区域(入口区域)に入った非接触タグ以外の非接触タ
グが発射する返送波を受信するようにし、且つ/又は、
(4)非接触タグ5a〜5dを、各自が入口区域に入っ
たとき検出機4が発射する検出波を受信するようにす
る、ものとする。
【0093】更に、検出機4は、自己が受信した返送波
を発射した非接触タグが出口区域及び入口区域のいずれ
からその返送波を発射したかを特定し、特定した発射の
場所を表す情報(入出庫識別データ)を、その返送波を
復調して得られる識別符号と対応付けて端末3に通知す
る機能を有するものとする。
【0094】また、この資料管理システムが図6の処理
を実行する場合、資料管理データベース2は、出庫フラ
グ、出庫承認フラグ及び入庫承認フラグを記憶するもの
とする。出庫フラグは、上述した通り、自己に対応付け
られている所蔵品が出庫されているか否かを示すフラグ
である。出庫承認フラグは、自己に対応付けられている
所蔵品につき、収蔵庫の管理者等による出庫の承認が与
えられているか否かを示すフラグであり、入庫承認フラ
グは、自己に対応付けられている所蔵品につき、収蔵庫
の管理者等による入庫の承認が与えられているか否かを
示すフラグである。
【0095】出庫承認フラグ及び入庫承認フラグは後述
する処理によりセットされ、あるいは収蔵庫の管理者等
により予めセット又はリセットされる。出庫承認フラグ
は、例えば、自己がセット(又はリセット)されている
場合、自己に対応付けられている所蔵品の出庫が承認さ
れている(又は承認されていない)ことを表す。同様
に、入庫承認フラグは、例えば、自己がセット(又はリ
セット)されている場合、自己に対応付けられている所
蔵品の入庫が承認されている(又は承認されていない)
ことを表す。
【0096】この資料管理システムが図6の処理を実行
する場合、検出機4は、上述のステップS101及びS
102の処理と実質的に同一の処理を行う。ただし、検
出機4は、収蔵庫の出口区域に入った非接触タグが発射
する返送波を受信し、且つ/又は、非接触タグ5a〜5
dは、出口区域に入ったとき検出機4が発射する検出波
を受信する。また、検出機4は、収蔵庫の入口区域に入
った非接触タグが発射する返送波を受信し、且つ/又
は、非接触タグ5a〜5dは、入口区域に入ったとき検
出機4が発射する検出波を受信する。
【0097】このため結局、検出機4は、収蔵庫の出口
区域及び入口区域のいずれかに入った所蔵品に取り付け
られている非接触タグの識別符号を端末3に通知する。
また、検出機4は、取得した識別符号が示す非接触タグ
が、出口区域及び入口区域のいずれに入ったものである
かを示す入出庫識別データを、その識別符号に対応付け
て端末3に通知する。
【0098】一方、端末3は、検出機4より識別符号及
び入出庫識別データを通知されるのを待機し(ステップ
S510)。そして、識別符号及び入出庫識別データを
通知されると、通知された識別符号をサーバ1に無線送
信する(ステップS511)。
【0099】サーバ1は、識別符号を受信すると、資料
管理データベース2にアクセスして、資料管理データベ
ース2に記憶されている出庫承認フラグ及び入庫承認フ
ラグのうち、受信した識別符号に対応付けられているも
のが、セットされているかリセットされているか、を示
すステータスデータを、端末3に無線送信する。
【0100】端末3は、サーバ1が無線送信した、出庫
承認フラグ及び入庫承認フラグの状態を示すステータス
データを受信し、受信したステータスデータに基づい
て、検出機4が自己に通知した識別符号が示す非接触タ
グを取り付けられている所蔵品が、出庫承認又は入庫承
認を得ているか否かを判別する(ステップS512)。
【0101】そして、端末3は、出庫承認又は入庫承認
を得ていると判別すると、処理をステップS514に移
す。一方、出庫承認及び入庫承認のいずれも得ていない
と判別すると、ステップS511で検出機4から通知さ
れた入出庫識別データが、出口区域及び入口区域のいず
れを示すかに従い、(a1)出口区域を示す場合は、出
庫承認が得られていない所蔵品が出庫されようとしてい
ることを警告する画像を表示し、また、(b1)入口区
域を示す場合は、入庫承認が得られていない所蔵品が入
庫されようとしていることを警告する画像を表示する
(ステップS513)。
【0102】そして、端末3は、例えば、管理者等が端
末3を操作して、警告の対象となった所蔵品の出庫又は
入庫を承認する旨の指示を端末3に供給すると、処理を
ステップS514に移す。
【0103】ステップS514で、端末3は、検出機4
が自己に通知した識別符号が示す非接触タグを取り付け
られた所蔵品の出庫又は入庫が終わった旨の通知と、ス
テップS511で通知された入出庫識別データとをサー
バ1に無線送信し、入出庫管理の処理を終了する。
【0104】サーバ1は、ステップS514で端末3か
ら無線送信された通知及び入出庫識別データを受信する
と、資料管理データベース2にアクセスする。そして、
(a2)自己が受信した入出庫識別データが出口区域を
表すものである場合、資料管理データベース2が記憶す
る出庫承認フラグのうち、自己が受信した通知が示す所
蔵品に対応付けられているものをセットし、資料管理デ
ータベース2が記憶する在庫フラグのうち、自己が受信
した通知が示す所蔵品に対応付けられているものをリセ
ットする。また、(b2)自己が受信した入出庫識別デ
ータが入口区域を表すものである場合、資料管理データ
ベース2が記憶する入庫承認フラグ及び在庫フラグのう
ち、自己が受信した通知が示す所蔵品に対応付けられて
いるものをセットする。
【0105】以上説明した処理が行われる結果、非接触
タグを取り付けられた所蔵品が出口及び入口を通過する
度に、その所蔵品が出庫又は入庫の承認を受けているか
が確認された上、出庫や入庫が行われたことを表すデー
タが資料管理データベース2に記録される。
【0106】(第2の実施の形態)以上説明した第1の
実施の形態では、非接触タグ5a〜5dは収蔵庫の所蔵
品に取り付けられ、検出機4が端末3に装着されていた
が、非接触タグを端末に取り付け、検出機を所蔵品に取
り付けてもよい。以下では、非接触タグが端末に取り付
けられ、検出機が所蔵品に取り付けられる、この発明の
第2の実施の形態を説明する。
【0107】図7は、この発明の第2の実施の形態にか
かる資料管理システムの物理的構成を示す。図示するよ
うに、この資料管理システムは、サーバ1と、資料管理
データベース2と、端末3a〜3dと、検出機4a〜4
dと、非接触タグ5a〜5dとからなる。
【0108】サーバ1は、第1の実施の形態におけるも
のと実質的に同一の構成を有するものであり、端末3a
〜3dから無線送信される指示に従った後述の動作を行
う。ただし、サーバ1は、ID管理テーブルを記憶す
る。ID管理テーブルは、サーバ1が後述する処理で検
出機4a〜4dから通知された、非接触タグ5a〜5d
の識別符号を格納するテーブルであり、検出機4a〜4
dに1対1に対応付けられた複数のレコードから構成さ
れている。ID管理テーブルに格納されるデータは、後
述する処理に従って周期的に更新される。
【0109】ID管理テーブルの各々のレコードには、
そのレコードに対応付けられている検出機の名称を格納
する検出機名称フィールドと、当該検出機が最も新しく
発射した検出波に応答して返信波を発射した非接触タグ
の識別符号を格納する現在IDフィールドと、当該検出
機が2番目に新しく発射した検出波に応答して返信波を
発射した非接触タグの識別符号を格納する直前IDフィ
ールドと、が含まれている。
【0110】また、第2の実施の形態において、サーバ
1は、URL対応テーブルを記憶している。サーバ1が
記憶するURL対応テーブルは、検出機4a〜4dの各
々について、当該検出機の名称と、当該検出機が取り付
けられている所蔵品を解説するコンテンツが格納されて
いる論理的位置を特定するURLとを、互いに対応付け
て格納するテーブルである。
【0111】資料管理データベース2は、第1の実施の
形態におけるものと実質的に同一のものであり、サーバ
1に接続されている。端末3a〜3dは、いずれも、例
えば、第1の実施の形態における端末3と実質的に同一
の構成を有しており、各々後述する動作を実行する。
【0112】検出機4a〜4dは、第1の実施の形態に
おける検出機4と実質的に同一の構成を有するものであ
る。ただし、検出機4a〜4dは、各々、収蔵庫内の互
いに別個の所蔵品に取り付けられており、サーバ1に接
続されている。そして、自己が受信した返信波に基づい
て特定した非接触タグを表す識別符号を、サーバ1に通
知する。
【0113】非接触タグ5a〜5dは、いずれも第1の
実施の形態におけるものと実質的に同一のものである。
ただし、非接触タグ5a、5b、5c及び5dは、端末
3a、3b、3c及び3dに取り付けられている。従っ
て、非接触タグ5a〜5dの各々を識別する識別符号
は、非接触タグ5a〜5dの各々が取り付けられている
端末3a〜3dも識別する。
【0114】(第2の実施の形態の動作)次に、この資
料管理システムの動作を説明する。 (ID管理テーブルの更新)この資料管理システムは、
起動中、図8(a)及び(b)に示す、ID管理テーブ
ル更新の処理を繰り返し実行することにより、ID管理
テーブルの内容を更新する。なお、図8(a)は、ID
管理テーブル更新のために検出機4a〜4dの各々が実
行する処理を示すフローチャートである。図8(b)
は、ID管理テーブル更新のためにサーバ1が実行する
処理を示すフローチャートである。
【0115】具体的に述べると、各検出機4a〜4d
は、第1の実施の形態におけるものと実質的に同一の検
出波を一定時間毎に発射し(図8(a)、ステップS6
01)、検出波を発射してから所定期間が経過するまで
の間、非接触タグ5a〜5dから識別符号が無線送信さ
れるのを待機する。そして、各検出機4a〜4dは、非
接触タグ5a〜5dが無線送信した識別信号を受信し
て、受信した識別符号をサーバ1に通知し(ステップS
602)、処理をステップS601に戻す。
【0116】一方、サーバ1は、各検出機4a〜4dよ
り識別符号を通知されるのを待機する(図8(b)、ス
テップS610)。そして、すべての検出機4a〜4d
から識別符号を通知されると(ステップS611)、通
知された識別符号に基づいて、自己が記憶するID管理
テーブルを更新して(ステップS612)、処理をステ
ップS610に戻す。
【0117】具体的には、ステップS612でサーバ1
は、ID管理テーブルの各々のレコードについて、その
現在IDフィールドに格納されている識別符号があれ
ば、タグ管理テーブルの直前IDフィールドに転記す
る。そして、ステップS611で各検出機4a〜4dか
ら通知された各々の識別符号を、当該識別符号を通知し
た検出機の名称が検出機名称フィールドに格納されてい
るレコードの現在IDフィールドに書き込む。なお、ス
テップS612で、サーバ1は、既に直前IDフィール
ドに書き込まれていた識別符号を消去し、また現在ID
フィールドから直前IDフィールドに転記された識別符
号を、現在IDフィールドから消去する。
【0118】以上説明した処理により、ID管理テーブ
ルは更新される。そして、例えば、検出機4a〜4dは
いずれも、非接触タグ5a〜5dのうち、自己の周辺に
ある(すなわち、自己からの距離が実質的に一定値以下
である)ものが発射する返信波を受信するものであり、
且つ/又は、非接触タグ5a〜5dはいずれも、検出機
4a〜4dのうち自己の周辺にあるものが発射する検出
波を受信するものであるとする。この場合、入館者が端
末3a〜3dのいずれかを携帯し、解説を受ける対象の
所蔵品に近づくと、その入館者が携帯する端末に取り付
けられている非接触タグが、解説の対象であるその所蔵
品に取り付けられた検出機の周辺に入る。この結果、当
該検出機が、入館者が携帯する端末に取り付けられてい
る非接触タグが発する返信波を受信する。
【0119】(所蔵品の解説)一方、この資料管理シス
テムは、図8(a)及び(b)の処理と並行して、図9
(a)及び(b)に示す、所蔵品の解説の処理を実行す
る。図9(a)は、所蔵品の解説のためにサーバ1が実
行する処理を示すフローチャートである。図9(b)
は、所蔵品の解説のために端末3a〜3dの各々が実行
する処理を示すフローチャートである。なお、以下で
は、検出機4a〜4dが、いずれも、非接触タグ5a〜
5dのうち自己の周辺にあるものが発射する返信波を受
信するものであり、且つ/又は、非接触タグ5a〜5d
が、いずれも、検出機4a〜4dのうち自己の周辺にあ
るものが発射する検出波を受信するものとする。
【0120】まず、サーバ1は、ID管理テーブルの各
々のレコードについて、そのレコードの現在IDフィー
ルドに、そのレコードの直前IDフィールドに格納され
ているものと実質的に異なる識別符号が格納されていれ
ば、そのような識別符号を特定する(ステップS71
1)。
【0121】そして、サーバ1は、端末3a〜3dのう
ち、特定した識別符号が示す非接触タグを取り付けられ
ているものに、データ交換の開始を促すためのトリガ信
号を無線送信する(ステップS712)。特定した識別
符号が示す非接触タグを取り付けられている端末の特定
は、例えば、非接触タグ5a〜5dの識別符号と、端末
の名称などとを対応付けて格納するテーブルを参照する
ことにより行えばよい。
【0122】一方、端末3a〜3dは、起動すると(ス
テップS721)、サーバ1が無線送信したトリガ信号
を受信したか否かを判別し(ステップS722)、受信
したと判別すると処理をステップS723へ移し、受信
していないと判別すると、処理をステップS724へ移
す。
【0123】ステップS723で、端末3a〜3dは、
所蔵品の説明内容を更新するために読み出す所定のUR
L(以下、自動更新用URLと呼ぶ)をサーバ1に送信
し、処理をステップS726に移す。
【0124】一方、ステップS724で、端末3a〜3
dは、入館者が自己を操作して、資料管理テーブル2が
記憶するデータのURLを指定したか否かを判別する。
そして、指定していないと判別すると処理をステップS
722に戻し、指定したと判別すると、指定されたUR
Lをサーバ1に送信して(ステップS725)、処理を
ステップS726に移す。
【0125】ステップS712でトリガ信号を無線送信
したサーバ1は、次に端末3a〜3dからURLが無線
送信されたか否かを判別し(ステップS713)、無線
送信されていないと判別すると、ステップS711に処
理を戻す。一方、無線送信されたと判別すると、無線送
信された当該URLが自動更新用URLであるか否かを
判別する(ステップS714)。
【0126】そして、自動更新用URLでないと判別す
ると、無線送信されたURLが示す論理的位置に格納さ
れているコンテンツを資料管理データベース2から読み
出して、当該URLを無線送信した端末に無線送信し
(ステップS717)、処理をステップS711に戻
す。
【0127】一方、自動更新用URLであると判別する
と、サーバ1は、当該自動更新用URLを無線送信した
端末に取り付けられた非接触タグの識別符号が、ID管
理テーブルのどのレコードの現在IDフィールドに格納
されているかを特定し、特定されたレコードの検出機名
称フィールドに格納されている、検出機の名称を読み出
す(ステップS715)。
【0128】そして、読み出した名称をキーとしてUR
L対応テーブルを検索し、キーとした名称に対応付けら
れているURLを索出して、索出されたURLが示すコ
ンテンツを資料管理データベース2から読み出し、自動
更新用URLを送信した端末に無線送信して(ステップ
S716)、処理をステップS711に戻す。
【0129】ステップS716でサーバ1が無線送信す
るコンテンツは、ステップS715で名称を読み出され
た検出機が取り付けられている所蔵品を解説する文章や
図版を表すものである。当該検出機は、実質的に、自動
更新用URLを送信した端末に最も近いものである。従
ってサーバ1は結局、その端末を携帯している入館者の
最も近くに位置する所蔵品を解説するコンテンツを、そ
の端末に無線送信する。
【0130】一方、ステップS716又はS717でサ
ーバ1が無線送信したコンテンツを受信した端末は、受
信したコンテンツを表示し(ステップS726)、処理
をステップS722に戻す。なお、サーバ1は、複数の
端末からURLを無線送信された場合、無線送信された
各々のURLを受信し、受信した各々のURL毎に、互
いに並行してS714以降の処理を行う。
【0131】以上説明した処理が行われる結果、端末3
a〜3dのいずれかを携帯する入館者が所蔵品の近くに
一定時間滞留し、その入館者が携帯する端末に取り付け
られた非接触タグが、当該所蔵品に取り付けられている
検出機が発する検出波を受信すると、その入館者が携帯
する端末は、その所蔵品を解説するコンテンツを表示す
る。
【0132】(入館者位置検索)収蔵庫の管理者は、特
定の入館者の現在位置を知るため、サーバ1を操作し
て、検索する対象の入館者が携帯している端末を示す情
報をサーバ1に供給し、図10に示す、入館者位置検索
の処理の実行を指示する。ただし、この資料管理システ
ムが図10の処理を行う場合、サーバ1は、CRT(Ca
thode Ray Tube)等から構成され、画像を表示する表示
デバイスを具えるものとする。
【0133】入館者位置検索の処理を開始すると、サー
バ1は、ステップS601及びS602の処理を実行し
ている各検出機4a〜4dから識別符号を通知されるの
を待機する(ステップS810)。そして、すべての検
出機4a〜4dから識別符号を通知されると(ステップ
S811)、通知された識別符号のうちに、管理者が指
定した、検索対象の入館者が携帯している端末に取り付
けられている非接触タグを示すものが存在するか否かを
判別する(ステップS812)。
【0134】そして、存在しないと判別すると、サーバ
1は、検索の対象である入館者の位置を特定できなかっ
た旨のメッセージを表示して(ステップS813)、入
館者位置検索の処理を終了する。一方、存在すると判別
すると、サーバ1は、検索対象の入館者が携帯している
端末に取り付けられている非接触タグの識別符号が、検
出機4a〜4dのうちいずれから通知されたものである
かを特定し、特定された検出機を示すメッセージを表示
して(ステップS814)、処理を終了する。
【0135】以上説明した処理が行われる結果、管理者
が検索の対象として指定した入館者が、端末3a〜3d
のいずれかを携帯していずれかの所蔵品に十分近づけ
ば、その入館者が近づいた所蔵品が特定される。
【0136】(混雑状況把握)収蔵庫の管理者は、収蔵
庫内にある各々の所蔵品の周辺にいる入館者の数を知る
ため、サーバ1を操作して、図11に示す、混雑状況把
握の処理の実行を指示する。
【0137】混雑状況把握の処理を開始すると、サーバ
1は、ステップS601及びS602の処理を実行して
いる各検出機4a〜4dから識別符号を通知されるのを
待機する(ステップS910)。そして、すべての検出
機4a〜4dから識別符号を通知されると(ステップS
911)、各々の検出機4a〜4dから通知された識別
符号の数を計数し、計数の結果を一覧表示して(ステッ
プS912)、処理を終了する。
【0138】ステップS912で表示される、各々の検
出機4a〜4dから通知された識別符号の数は、当該検
出機が取り付けられている所蔵品の周辺に滞留している
入館者の数を表す。従って、以上説明した処理が行われ
る結果、収蔵庫内の各所蔵品の周辺の混雑の程度を把握
するための情報が提供される。
【0139】(ナビゲーション)また、この資料管理シ
ステムは、図12に示すナビゲーションの処理を行って
もよい。この資料管理システムが図12の処理を行う場
合、サーバ1は、ID履歴テーブルを記憶する。ID履
歴テーブルは、非接触タグ5a〜5dに1対1に対応付
けられた複数のレコードから構成されている。
【0140】ID履歴テーブルの各々のレコードには、
そのレコードに対応付けられている非接触タグの識別符
号を格納するIDフィールドと、IDフィールドに続く
検出機フィールドとが含まれる。検出機フィールドに
は、その検出機フィールドがあるレコードに対応付けら
れている非接触タグが発する返信波を受信した検出機の
名称が1個格納される。同一レコードに複数の検出機フ
ィールドが含まれる場合、これらの検出機フィールド
は、各自に格納されている名称が、当該レコードに対応
付けられた非接触タグの返信波を新しく受信した順に並
んでいる。
【0141】この資料管理システムが図12の処理を行
うものである場合、サーバ1は、上述のステップS71
1の処理と実質的に同一の処理を行った上、ID管理テ
ーブルの少なくともいずれかのレコードにおいて、その
レコードの現在IDフィールドに、そのレコードの直前
IDフィールドに格納されているものと実質的に異なる
識別符号(以下、新たな識別符号と呼ぶ)が格納されて
いるか否かを判別する(ステップS1011)。
【0142】そして、格納されていないと判別すると、
サーバ1は処理をステップS1014に進める。格納さ
れていると判別すると、格納されていると判別された新
たな識別符号を特定し、これら新たな識別符号の各々に
ついて、その新たな識別符号が格納されているレコード
の検出機名称フィールドに格納されている、検出機の名
称を特定する(ステップS1012)。
【0143】次に、サーバ1は、特定された検出機の名
称に基づいて、自己が記憶するID履歴テーブルを更新
し(ステップS1013)、処理をステップS1014
に進める。具体的には、ステップS1013でサーバ1
は、ID履歴テーブルの各々のレコードのうち、ステッ
プS1012で特定された新たな識別符号がそのIDフ
ィールドに格納されているレコードがあれば、そのレコ
ードのIDフィールドと、当該IDフィールドの次に位
置する検出機フィールドとの間に、ステップS1012
で特定された検出機の名称を格納した検出機フィールド
を挿入する。
【0144】そして、ステップS1014で、サーバ1
は、端末3a〜3dが無線送信した、ナビゲーション実
行を指示するデータを、自己が受信したか否かを判別す
る。
【0145】一方、端末3a〜3dのいずれかを携帯す
る入館者は、例えば、自己がまだ閲覧していない所蔵品
や、自己がまだ閲覧していない所蔵品の周辺に移動する
道順などを知りたい場合、自己が携帯する端末を操作す
ることにより、その端末に、ナビゲーション実行を指示
するデータを無線送信させる。
【0146】ナビゲーション実行を指示するデータは、
具体的には、例えば、入館者が、自己の携帯する端末
に、後述するステップS1015以降の処理を制御する
CGI(Common Gate Interface)が格納されている論理
的位置を表すURLであればよい。当該CGIは、例え
ば、資料管理データベース2に格納されていればよい。
【0147】ステップS1014で、ナビゲーション実
行を指示するデータを受信していないと判別すると、処
理をステップS1011に戻す。受信していると判別す
ると、サーバ1は、そのデータを無線送信した端末に取
り付けられている非接触タグの識別符号をキーとしてI
D履歴テーブルを検索し、キーとした識別符号を含んだ
レコードを索出する(ステップS1015)。
【0148】そして、サーバ1は、収蔵庫内にある検出
機のうち、その名称がステップS1015で索出したレ
コードに格納されていないものを特定する(ステップS
1016)。そして、ナビゲーション実行を指示するデ
ータを無線送信した端末に、ステップS1016で特定
された検出機が取り付けられている所蔵品を表す情報を
無線送信して(ステップS1017)、処理をステップ
S1011に戻す。
【0149】ナビゲーションの処理の実行を指示した端
末は、サーバ1がステップS1017で無線送信した情
報を受信すると、その情報が表す所蔵品の名称や、その
所蔵品の位置を表す画像を表示する。
【0150】ステップS1016で特定された検出機
は、ナビゲーション実行を指示するデータを無線送信し
た端末に取り付けられている非接触タグが発する返信波
を未だ受信していない検出機である。換言すれば、ステ
ップS1016で特定された検出機は、ナビゲーション
の処理の実行を指示した端末を携帯する入館者が未だそ
の周辺に滞留したことがないような所蔵品に取り付けら
れている検出機を表す。
【0151】従って、以上説明した処理が行われる結
果、ナビゲーションの処理の実行を指示した端末には、
その端末を携帯する入館者が未だ閲覧していない所蔵品
を示す情報が提供される。
【0152】なお、サーバ1は、ステップS1017
で、ナビゲーション実行を指示するデータを無線送信し
た端末に、自己がステップS1015で索出した、ID
履歴テーブルのレコードの内容を無線送信するようにし
てもよい。そして、そのレコードの内容を受信した端末
は、受信したレコードの各検出機フィールドの内容を、
それらの検出機フィールドがそのレコード内で整列して
いる順に一覧表示してもよい。これにより、その端末を
携帯する入館者が近づいた検出機(及びその検出機を取
り付けられた所蔵品)と、近づいた順序とを表す情報が
入館者に提供される。
【0153】なお、第2の実施の形態の資料管理システ
ムも、上述のものに限られない。例えば、検出機4a〜
4dとサーバ1との間のデータ交換は無線通信により行
われてもよい。また、検出機の個数も、各々が互いに別
個の所蔵品に取り付けられていて、且つ、各々に固有の
識別符号を割り当てられているものである限り任意であ
り、また、端末の個数も、各々に別個の非接触タグが取
り付けられている限り任意である。
【0154】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明の物品管理システムは、収蔵庫内の所蔵品
や、博物館・美術館の展示品に限られず、任意の物品の
管理に応用可能なことは明らかである。
【0155】また、この発明の物品管理システムは専用
のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用
いて実現可能である。例えば、無線通信装置に接続され
た複数のパーソナルコンピュータに上述の動作を実行す
るためのプログラムを格納した媒体(フロッピーディス
ク、CD−ROM等)から該プログラムをインストール
することにより、上述の処理を実行する物品管理システ
ムを構成することができる。
【0156】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、通信媒体(通信回線、通信ネットワー
ク、通信システムのように、一時的且つ流動的にプログ
ラムを保持する媒体)でも良い。例えば、通信ネットワ
ークの掲示板(BBS)に該プログラムを掲示し、これ
をネットワークを介して配信してもよい。そして、この
プログラムを起動し、OSの制御下に、他のアプリケー
ションプログラムと同様に実行することにより、上述の
処理を実行することができる。
【0157】なお、OSが処理の一部を分担する場合、
あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構
成するような場合には、記録媒体には、その部分をのぞ
いたプログラムを格納してもよい。この場合も、この発
明では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各
機能又はステップを実行するためのプログラムが格納さ
れているものとする。
【0158】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、物品の位置の特定や検索が容易になり、物品に関し
て記憶する情報が容易に更新され、物品に関しユーザが
求める情報が、当該ユーザの求めるタイミングで提供さ
れる物品管理システムが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態にかかる資料管理
システムの基本構成を示す図である。
【図2】(a)及び(b)は、図1の資料管理システム
が行う所蔵品の解説の処理を表すフローチャートであ
る。
【図3】図1の資料管理システムが行う所蔵品の点検の
処理を表すフローチャートである。
【図4】図1の資料管理システムが行う所蔵品の履歴管
理の処理を表すフローチャートである。
【図5】図1の資料管理システムが行う所蔵品の検索の
処理を表すフローチャートである。
【図6】図1の資料管理システムが行う入出庫管理の処
理を表すフローチャートである。
【図7】この発明の第2の実施の形態にかかる資料管理
システムの基本構成を示す図である。
【図8】(a)及び(b)は、図7の資料管理システム
が行うID管理テーブルの更新の処理を表すフローチャ
ートである。
【図9】(a)及び(b)は、図7の資料管理システム
が行う所蔵品の解説の処理を表すフローチャートであ
る。
【図10】図7の資料管理システムが行う入館者位置検
索の処理を表すフローチャートである。
【図11】図7の資料管理システムが行う混雑状況把握
の処理を表すフローチャートである。
【図12】図7の資料管理システムが行うナビゲーショ
ンの処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバ 2 資料管理データベース 3、3a〜3d 端末 4、4a〜4d 検出機 5a〜5d 非接触タグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/32 H04L 9/00 671 (72)発明者 大沼 蔵人 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 Fターム(参考) 3F022 AA11 AA12 CC02 MM08 MM22 MM26 MM35 MM70 PP04 5B049 CC27 DD04 EE05 EE28 FF03 FF04 GG03 GG04 GG07 5B075 KK07 KK13 KK33 KK37 MM23 ND03 ND20 ND36 NK10 NK13 PP10 PP12 PP30 PQ02 UU40 5J070 AH31 AK40 BC06 BC08 5J104 AA07 KA04 NA36 NA41 PA00 PA07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品識別手段と、物品検知手段と、物品情
    報供給手段とより構成され、 前記物品識別手段は、物品に取り付けられており、前記
    物品検知手段が発する返信要求に応答して、自己が取り
    付けられている前記物品を識別する識別情報を発する手
    段を備え、 前記物品検知手段は、 前記返信要求を発する手段と、 前記物品識別手段が発した前記識別情報を受信する受信
    手段と、 前記受信手段が受信した前記識別情報を前記物品情報供
    給手段に供給する手段と、 前記物品情報供給手段から供給される、前記物品に対応
    付けられた第1の物品情報を取得して出力する手段と、
    を備え、 前記物品情報供給手段は、 前記第1の物品情報を前記物品と対応付けて記憶する物
    品情報記憶手段と、 前記物品検知手段が供給した前記識別情報を取得し、取
    得した前記識別情報が示す前記物品に対応付けられてい
    る前記第1の物品情報を、前記物品情報記憶手段から索
    出して、前記物品検知手段に供給する手段と、を備え
    る、 ことを特徴とする物品管理システム。
  2. 【請求項2】前記物品識別手段は、前記識別情報を無線
    送信する手段を備え、 前記受信手段は、前記物品識別手段が無線送信した前記
    識別情報を受信する手段を備え、 前記物品検知手段は、 前記受信手段が受信した前記識別情報を前記物品情報供
    給手段に無線送信する手段と、 前記物品情報供給手段が無線送信する前記第1の物品情
    報を受信する手段と、を備え、 前記物品情報供給手段は、 前記物品検知手段が無線送信した前記識別情報を受信す
    る手段と、 前記物品情報記憶手段から索出した前記第1の物品情報
    を前記物品検知手段に無線送信する手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の物品管理システム。
  3. 【請求項3】前記物品情報供給手段は、 所定場所に配置されている前記物品を表す在庫情報を記
    憶する在庫情報記憶手段と、 前記物品検知手段から供給された前記識別情報が示す物
    品が前記所定場所に配置されていることを表すように、
    前記在庫情報記憶手段が記憶している前記在庫情報を更
    新する手段と、 前記在庫情報記憶手段が記憶する前記在庫情報を前記物
    品検知手段に供給する手段と、を備え、 前記物品検知手段は、前記物品情報供給手段から供給さ
    れる前記在庫情報を取得して出力する手段を備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の物品管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】前記物品識別手段は、 自己が取り付けられている物品に対応付けられた第2の
    物品情報を記憶する手段と、 前記物品検知手段から供給される指示に従って、自己が
    記憶する前記第2の物品情報を前記物品検知手段に供給
    する手段と、 前記物品検知手段から供給される更新情報に従って、自
    己が記憶する前記第2の物品情報を更新する手段と、を
    備え、 前記物品検知手段は、 前記物品識別手段に、前記第2の物品情報を供給させる
    ための前記指示を供給する手段と、 前記物品識別手段から供給される第2の物品情報を取得
    して出力する手段と、 操作者の操作に従って前記更新情報を取得し、前記物品
    検知手段に供給する手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の物品管理
    システム。
  5. 【請求項5】前記物品検知手段は、 操作者の操作に従って、検索対象の前記物品を指定する
    物品検索キーを取得する物品検索キー取得手段と、 前記受信手段が受信した前記識別情報のうちに、前記物
    品検索キー取得手段が取得した前記物品検索キーが指定
    する前記物品を示すものがあるか否かを判別し、判別結
    果を表すデータを出力する手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の物品管理システム。
  6. 【請求項6】前記受信手段は、前記物品識別手段のう
    ち、自己との位置関係が実質的に所定の条件を満たすも
    のが発した前記識別情報を受信する手段を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    の物品管理システム。
  7. 【請求項7】前記物品識別手段は、前記物品検知手段の
    うち、自己との位置関係が実質的に所定の条件を満たす
    ものが発する返信要求に応答して前記識別情報を発する
    手段を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    の物品管理システム。
  8. 【請求項8】前記受信手段は、所定の搬出経路を通過す
    る前記物品識別手段が発する前記識別情報を受信する手
    段を備え、 前記物品検知手段は、 操作者の操作に従って、前記物品の所定場所からの搬出
    を許可する旨を表す出庫承認情報を取得して前記物品情
    報供給手段に供給する手段と、 前記所定の搬出経路を通過する前記物品識別手段から取
    得した前記識別情報が示す物品につき、該物品の所定場
    所からの搬出を許可する旨を表す前記出庫承認情報が前
    記物品情報供給手段に記憶されているか否かを判別し、
    判別結果を表すデータを出力する手段と、を備え、 前記物品情報供給手段は、自己に供給された前記出庫承
    認情報を記憶する手段を備える、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の物品管理シス
    テム。
  9. 【請求項9】前記受信手段は、所定の搬入経路を通過す
    る前記物品識別手段が発する前記識別情報を受信する手
    段を備え、 前記物品検知手段は、 操作者の操作に従って、前記物品の所定場所への搬入を
    許可する旨を表す入庫承認情報を取得して前記物品情報
    供給手段に供給する手段と、 前記所定の搬入経路を通過する前記物品識別手段から取
    得した前記識別情報が示す物品につき、該物品の所定場
    所への搬入を許可する旨を表す前記入庫承認情報が前記
    物品情報供給手段に記憶されているか否かを判別し、判
    別結果を表す情報を出力する手段と、を備え、 前記物品情報供給手段は、自己に供給された前記入庫承
    認情報を記憶する手段を備える、 ことを特徴とする請求項8に記載の物品管理システム。
  10. 【請求項10】端末と、端末識別手段と、端末検知手段
    と、物品情報供給手段とより構成され、 前記端末は、物品に対応付けられた第1の物品情報が前
    記物品情報供給手段から供給されたとき、供給された第
    1の物品情報を取得して出力する手段を備え、 前記端末識別手段は、前記端末に取り付けられており、
    前記端末検知手段が発する返信要求に応答して、自己が
    取り付けられている前記端末を識別する識別情報を発す
    る手段を備え、 前記端末検知手段は、前記物品に取り付けられており、 前記返信要求を発する手段と、 前記端末識別手段が発した前記識別情報を受信する受信
    手段と、 前記受信手段が受信した前記識別情報を前記物品情報供
    給手段に供給する手段と、を備え、 前記物品情報供給手段は、 前記第1の物品情報を前記物品と対応付けて記憶する物
    品情報記憶手段と、 前記端末検知手段が供給した前記識別情報を取得し、そ
    の前記識別情報を供給した前記端末検知手段が取り付け
    られている物品に対応する前記第1の物品情報を前記物
    品情報記憶手段から索出して、該識別情報が示す前記端
    末に供給する手段と、を備える、 ことを特徴とする物品管理システム。
  11. 【請求項11】前記端末識別手段は、前記識別情報を無
    線送信する手段を備え、 前記受信手段は、前記端末識別手段が無線送信した前記
    識別情報を受信する手段を備え、 前記端末検知手段は、前記受信手段が受信した前記識別
    情報を前記物品情報供給手段に無線送信する手段を備
    え、 前記端末は、前記物品情報供給手段が無線送信する前記
    第1の物品情報を受信する手段を備え、 前記物品情報供給手段は、 前記端末検知手段が無線送信した前記識別情報を受信す
    る手段と、 前記物品情報記憶手段から索出した前記第1の物品情報
    を前記端末に無線送信する手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項10に記載の物品管理システ
    ム。
  12. 【請求項12】前記受信手段は、前記端末識別手段のう
    ち、自己との位置関係が実質的に所定の条件を満たすも
    のが発した前記識別情報を受信する手段を備える、 ことを特徴とする請求項10又は11に記載の物品管理
    システム。
  13. 【請求項13】前記端末識別手段は、前記端末検知手段
    のうち、自己との位置関係が実質的に所定の条件を満た
    すものが発する返信要求に応答して前記識別情報を発す
    る手段を備える、 ことを特徴とする請求項10又は11に記載の物品管理
    システム。
  14. 【請求項14】前記物品情報供給手段は、 操作者の操作に従って、検索対象の前記端末を指定する
    端末検索キーを取得する端末検索キー取得手段と、 前記端末検知手段より取得した前記識別情報が、前記端
    末検索キー取得手段が取得した前記端末検索キーが指定
    する前記端末を示すものであるか否かを判別し、当該端
    末を示すものであると判別したとき、前記端末検索キー
    が指定する前記端末を示すと判別した前記識別情報を供
    給した前記端末検知手段を識別するデータを出力する手
    段と、を備える、 ことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に
    記載の物品管理システム。
  15. 【請求項15】前記物品情報供給手段は、各々の前記端
    末検知手段より取得した前記識別情報の数を示すデータ
    を出力する手段を備える、 ことを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に
    記載の物品管理システム。
  16. 【請求項16】前記端末は、 前記物品情報供給手段に、自己を識別する前記識別情報
    を実質的に未だ受信していない前記端末検知手段を特定
    するリストの供給を要求する指示を供給する手段と、 前記物品情報供給手段から供給される前記リストを取得
    して出力する手段と、を備え、 前記物品情報供給手段は、 同一の前記端末を識別する前記識別情報を供給したこと
    のある前記端末検知手段を該端末に対応付ける履歴デー
    タを作成して記憶する履歴データ記憶手段と、 前記端末が供給する前記指示に応答して、前記指示を供
    給した端末を識別する前記識別情報を実質的に未だ供給
    していない前記端末検知手段を、前記履歴データ記憶手
    段が記憶する前記履歴データに基づいて特定し、特定し
    た前記端末検知手段を示す前記リストを、前記指示を供
    給した端末に供給する手段と、を備える、 ことを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項に
    記載の物品管理システム。
  17. 【請求項17】前記履歴データは、同一の前記端末を識
    別する前記識別情報を供給したことのある前記端末検知
    手段が該識別情報をいかなる順序で前記物品情報供給手
    段に供給したかを表す情報を含むものであり、 前記端末は、 前記物品情報供給手段に、自己の移動経路を示す経路デ
    ータの供給を要求する指示を供給する手段と、 前記物品情報供給手段から供給される前記経路データを
    取得して出力する手段と、を備え、 前記物品情報供給手段は、前記端末が供給する前記指示
    に応答して、前記指示を供給した端末を識別する前記識
    別情報を供給したことのある前記端末検知手段が、いか
    なる順序で該識別情報を前記物品情報供給手段に供給し
    たかを、前記履歴データ記憶手段が記憶する前記履歴デ
    ータに基づいて特定し、特定した前記順序を表す情報を
    前記指示を供給した端末に供給する手段を備える、 ことを特徴とする請求項16に記載の物品管理システ
    ム。
  18. 【請求項18】返信要求に応答して、自己に対応付けら
    れた物品を識別する識別情報を発する物品識別手段に、
    前記返信要求を送信する手段と、 前記物品識別手段が発した前記識別情報を受信する受信
    手段と、 前記受信手段が受信した前記識別情報を、自己に供給さ
    れた前記識別情報を取得して該識別情報に対応付けられ
    ている前記物品情報を供給する物品情報供給手段に供給
    する手段と、 前記物品に対応付けられた物品情報が前記物品情報供給
    手段から供給されたとき、供給された当該物品情報を取
    得して出力する手段と、を備える、 ことを特徴とする端末。
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