JP2008288712A - 携帯端末装置およびリモート制御情報収集プログラム - Google Patents

携帯端末装置およびリモート制御情報収集プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】対象物についての適切にリモート制御を行なうための対象物に関する情報を収集することのできる携帯端末装置を提案する。
【解決手段】サービス対象装置5に対するサービスの提供をサーバ3に要求する携帯電話1は、対象装置5に付加されているレスキューマーク50を撮影し、撮影画像からURLを読取ってサーバ3にアクセスする。サーバ3からは携帯電話1からの要求に応じてアプリケーションが提供される。携帯電話1においてアプリケーションが実行されることで、対象装置5の故障箇所を撮影する動作と同期して、対象装置5に対して無線通信にて対象装置5の所定の機能情報が要求される。携帯電話1で無線通信で対象装置5から取得した機能情報は、アプリケーションが実行されることによって、撮影された画像データと共にサーバ3に送信される。
【選択図】図1

Description

この発明は携帯端末装置およびリモート制御情報収集プログラムに関し、特に、対象物についての適切なサービスを提供するための情報を収集することのできる携帯端末装置およびリモート制御情報収集プログラムに関する。
車やパーソナルコンピュータ等の対象物についてのリモート制御の具体例としてサポートサービスを受ける場合、これら対象物をサポート担当者に見せたり、サポートを受けたい事象(たとえば故障個所や故障内容)について詳細を説明したりする必要がある。
または、たとえば特開2004−295612号公報(以下、引用文献1)に開示されているように、電話等のネットワークを介したリモートサポートを受ける場合もある。その場合、所定のプログラムに従って障害情報がセンターに通知されるなどがなされるが、サポートを受ける場合には、対象物を身近においてセンターからの情報の提供(サポート)を受ける必要がある。
特開2004−295612号公報
しかしながら、たとえば対象物が車である場合など、持ち運びが難しい対象物の場合にはサポート担当者に見せることができない場合がある。また、ユーザが対象物についての知識が乏しい場合にはサポートを受けたい事象(たとえば故障個所や故障内容)を的確に把握することができず、詳細な説明ができない場合もある。
また、特許文献1に記載されているようなシステムでは、ネットワークに接続できない状況となった場合には障害情報をセンターに送信することができなくなる。
このような場合、ユーザは対象物について適切なサービスを受けることができないという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、リモート制御を受ける側が対象物についての適切なリモート制御を行なうための情報を収集し、リモート制御を行なう側に渡すことのできる携帯端末装置およびリモート制御情報収集プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、携帯端末装置は、リモート制御対象装置を撮影可能な撮影手段と、撮影手段での撮影動作に同期して、リモート制御対象装置に対して無線通信によるコマンドを送信する第1送信手段とを備える。
好ましくは、第1送信手段による無線通信距離は、撮影手段での撮影可能距離に応じた距離である。
好ましくは、上記コマンドは、リモート制御対象装置に対して情報の送信を要求するコマンドであり、携帯端末装置は、上記無線通信を行なってリモート制御対象装置から送信された上記情報を受信する受信手段をさらに備える。
より好ましくは、携帯端末装置は、受信した上記情報と、撮影手段で撮影して得られた画像データとを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備える。
より好ましくは、携帯端末装置は、記憶手段に記憶された、関連付けられている上記情報と画像データとを、他の装置に対して送信する第2送信手段をさらに備える。
本発明の他の局面に従うと、携帯端末装置は、リモート制御対象装置から発せられる音を録音する録音手段と、録音手段での録音動作に同期して、リモート制御対象装置に対して無線通信を行なってコマンドを送信する第1送信手段とを備える。
好ましくは、上記コマンドは、リモート制御対象装置に対して、上記音を発するように起動することを要求するコマンドである。
好ましくは、コマンドは、リモート制御対象装置に対して情報の送信を要求するコマンドであり、携帯端末装置は、上記無線通信を行なってリモート制御対象装置から送信された上記情報を受信する受信手段をさらに備える。
より好ましくは、携帯端末装置は、受信した上記情報と、録音手段で録音して得られた音声データとを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備える。
より好ましくは、携帯端末装置は、記憶手段に記憶された、関連付けられている上記情報と音声データとを、他の装置に対して送信する第2送信手段をさらに備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、リモート制御情報収集プログラムは、リモート制御対象装置に対してリモート制御を行なうために必要な情報を収集するための処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、携帯端末装置の撮影手段に撮影動作を実行させるステップと、撮影動作に同期して、携帯端末装置の通信手段からリモート制御対象装置に対してコマンドを送信するステップとを実行させ、通信手段は無線通信を行なう手段であり、無線通信の通信可能距離は、撮影手段での撮影可能距離に応じた距離である。
本発明のさらに他の局面に従うと、リモート制御情報収集プログラムは、リモート制御対象装置に対してリモート制御を行なうために必要な情報を収集するための処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、携帯端末装置の録音手段に録音動作を実行させるステップと、録音動作に同期して、携帯端末装置の無線通信を行なう通信手段からリモート制御対象装置に対してコマンドを送信するステップとを実行させる。
本発明によると、リモート制御を要求する装置である携帯端末装置において、リモート制御を受けるために必要な対象装置に関する適切な情報を収集することができる。また、リモート制御を行なう側において、リモート制御を行なうために必要な対象装置に関する適切な情報を得ることができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
図1は、リモート制御システムの具体例としての、本実施の形態にかかるサービス提供システム(以下、システムと略する)の構成の具体例を示す図である。以降の説明において、具体的なリモート制御としてサービスの提供を行なうものとする。ここで、サービスとは、リモート制御の対象物であるサービス対象物(装置、プログラム等)に関する情報や作業を含み、具体的には、不具合を克服するための情報や作業などが該当する。つまり、本実施の形態において、サービスの提供とは、対象物に対する情報の提供を意味し、リモート制御としてのサービスの提供とは、対象物に対して遠隔(リモート)にて情報や作業(処理)を提供することを意味する。
図1を参照して、サービス提供システムは、リモート制御としての、対象物に関する情報等であるサービスの提供を要求する携帯端末装置の具体例としての携帯電話1、リモート制御を行なう側の装置としてのサービス提供サーバ(以下、サーバと略する)3、およびリモート制御の対象装置としてのサービスの対象装置(以下、対象装置と略する)5を含み、携帯電話1および対象装置5と、携帯電話1およびサーバ3とが、各々、通信7−1,7−2を行なっている。さらに、対象装置5には、後述するレスキューマーク50が付されている。
対象装置5は、サーバ3を利用して提供されるサービスの対象となる装置である。たとえば、持ち運びの難しい大型の装置や重量物、一般ユーザにとっては構成が複雑である場合があるパーソナルコンピュータなどが該当する。以降の説明では、具体例として対象装置5は車両であるものとする。
レスキューマーク50は、少なくともサーバ3へのアクセス情報および対象装置5を特定するための情報を含んだ画像情報である。具体的には、二次元バーコードや、一次元バーコードや、テキストなどが該当し、以降の説明では、具体例として二次元バーコードであるQR(Quick Response)コードであるものとする。サーバ3へのアクセス情報としては、サーバ3が開設しているウェブサイトのアドレスや、サーバ3へメールを送信するためのアドレスや、電話番号などが該当する。以降の説明では、具体例としてサーバ3へアクセスするためのURL(Uniform Resource Locators)であるものとする。対象装置5を特定するための情報としては、対象装置5の機種名、製造番号、購入日時などの情報が該当し、以降の説明では、これらの情報を含んだ識別情報であるものとして、この識別情報を「コードID」と称する。
対象装置5にこのようなレスキューマーク50が付されていることで、後述するように、サービスを要求する携帯電話1においては、レスキューマーク50を撮影して画像データを取得するだけの操作で画像認識機能を利用してアクセス情報を取得し、サーバ3に容易にアクセスすることができる。
携帯電話1と対象装置5との間の通信7−1は無線通信であり、好ましくは短距離無線通信や無線PAN(Personal Area Network)といった比較的距離の無線通信である。具体的な通信方法としては、IrSimple(登録商標)、BlueTooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)などが該当する。現状では、IrSimple(登録商標)やBlueTooth(登録商標)が搭載されている携帯電話や、車両やPCなどの対象装置が多く存在している。そのため、携帯電話1と対象装置5との間の通信7−1がこのような通信方法であることにより、新たな通信手段を搭載することなく、既存の通信手段を利用して本システムを構成することが可能になる。
携帯電話1とサーバ3との間の通信7−2は通信センター9(図2参照)を介した通信である。通信センター9は、具体的には携帯電話通信会社の基地局などが該当し、携帯電話1と通信センター9との間の通信7−2Aは、通常の、携帯電話と基地局との間の通信方法が該当する。通信センター9とサーバ3との間の通信7−2Bは、公衆回線を用いた通信や専用回線を用いた通信や無線通信など、特定の通信方法には限定されない。ここでは、具体例としてインターネットを介した通信であるものとする。
図2は、携帯電話1、サーバ3、および対象装置5のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。
図2を参照して、携帯電話1は、画像取得手段であるカメラ11、音声入力手段であるマイク12、音声出力手段であるスピーカ13、対象装置5と通信7−1を行なうための第1通信部14、携帯電話1全体を制御する制御部15、データやプログラムなどを記憶するための記憶部16、ボタンなどで構成される指示入力手段でもある操作部17、サーバ3と通信センター9を介して通信7−2Aを行なうための第2通信部18、およびディスプレイなどで構成されて画像出力手段である表示部19を含んで構成される。
制御部15はCPU(Central Processing Unit)を含んで構成され、記憶部16の所定領域にはCPUで実行されるプログラムが記憶されている。記憶されているプログラムには、カメラ11を起動して画像撮影し、画像データを取得するための撮影プログラムや、カメラ11で取得された画像データに対して所定の処理を行なうための画像処理プログラムや、マイク12を起動して録音し、音声データを得るための録音プログラムや、第1通信部14を起動して対象装置5とデータの送受信を行なうための第1通信プログラムなどが含まれる。
制御部15は操作部17からの操作信号や、所定のプログラムを実行することで生成される制御信号などに基づいて記憶部16から所定のプログラムを読み出して実行し、各部の動作や処理を制御する。
サーバ3は、携帯電話1と通信センター9を介して通信7−2Bを行なうための通信部31、サーバ3全体を制御する制御部35、およびデータやプログラムなどを記憶するための記憶部33を含んで構成される。制御部35も同様にCPUを含んで構成され、記憶部33の所定領域に記憶されているプログラムを読み出して実行し、通信部31やその他の図示されない構成の動作や処理を制御する。
対象装置5は、携帯電話1と通信7−1を行なうための通信部51、対象装置5全体を制御する制御部55、およびデータやプログラムなどを記憶するための記憶部53を含んで構成される。制御部55も同様にCPUを含んで構成され、記憶部53の所定領域に記憶されているプログラムを読み出して実行し、通信部51やその他の図示されない構成の動作や処理を制御する。
本システムでは、以下のような流れでサービスを提供するための準備を行なうための処理が実行される。
まず第1段階として、携帯電話1からサーバ3に対して対象装置5に対するサービスが要求される。次に、第2段階として、サーバ3が、その要求に応じてサービスに必要な情報を収集するためのアプリケーションを携帯電話1に対して提供する。次に、第3段階として、携帯電話1でそのアプリケーションが実行されることで必要な情報が収集されて、リモート制御情報としてのサービス情報として携帯電話1からサーバ3に渡される。
以上の準備が行なわれた後に、サーバ3を利用して、必要なサービスが対象装置5に対して、または対象装置5を所有または利用しているユーザに対して提供される。
図3は、携帯電話1において上述の本システムでの処理を実行するための機能構成の具体例を示すブロック図である。図3のブロック図に示される機能は、携帯電話1の制御部15に含まれるCPUが記憶部16に記憶されている所定のプログラムを実行することで主に制御部15に形成される機能である。または、その少なくとも一部は図2に示されたハードウェア構成によって実現される機能であってもよい。
図3を参照して、携帯電話1の上記処理を行なうための機能は、操作入力部101、アプリケーション実行部103、画像入力部105、画像認識部107、第1通信制御部109、アプリケーション取得部113、および第2通信制御部115を含んで構成される。
操作入力部101は操作部17が操作されたことによる操作信号の入力を受付け、アプリケーション実行部103に操作信号を入力する。
アプリケーション取得部113は、上述の、サーバ3から提供され、第2通信部18で受信されるアプリケーションを取得し、アプリケーション実行部103に渡す。
アプリケーション実行部103は上記操作信号に従って、アプリケーション取得部113または記憶部16に記憶されているアプリケーションのうち、指定されたアプリケーションを実行する。また、アプリケーション実行部103はアプリケーションID読取部1030を含み、上記操作信号に従って、指定されたアプリケーションに含まれているそのアプリケーションの識別情報であるアプリケーションIDを読取る。アプリケーション実行部103において上述の撮影プログラムが実行されることで、画像入力部105に対して画像を取得するための制御信号が出力される。また、アプリケーション実行部103において所定のアプリケーションが実行されることによって、第1通信制御部109に対して制御信号が出力される。
第1通信制御部109は、上記制御信号に従って、第1通信部14から対象機器5に対して制御信号を出力するための処理を実行し、対象機器5に対して制御信号を出力させるための制御信号を生成して第1通信部14に出力する。
画像入力部105は上記制御信号に従ってカメラ11から画像データの入力を受付け、画像認識部107に渡す。画像認識部107は、画像入力部105から渡された画像データを認識するための処理を実行する。画像認識部107にはURL読取部1071およびコードID読取部1073が含まれて、画像入力部から渡された画像データがQRコードであるレスキューマーク50を撮影した画像データである場合には、その画像データからURLおよび上記コードIDを読取って第2通信制御部115に入力する。
なお、携帯電話1におけるレスキューマーク50の認識は、カメラ11で取得されて画像入力部105で入力されたレスキューマーク50の画像データを画像認識部107で認識する方法には限定されず、光学的に読取られたレスキューマーク50からURL等を認識する他のあらゆる方法が採用され得る。たとえば、レスキューマーク50が二次元バーコードである場合であって、携帯電話1に画像取得手段としてバーコードリーダが備えられている場合には、バーコードリーダで光学的に読取られたバーコードを解析することでURL等が認識されてもよい。
第2通信制御部115は、画像認識部107から入力されたURLに基づいて第2通信部18からサーバ3にアクセスしてコードIDを渡してアプリケーションを要求するための処理を実行し、サーバ3にアクセスさせるための制御信号を生成して第2通信部18に出力する。
さらに図4は、サーバ3から提供されたアプリケーションをアプリケーション実行部103で実行するための、アプリケーション実行部103の詳細な構成の具体例を示すブロック図である。
図4を参照して、サーバ3から提供されたアプリケーションを実行するために、アプリケーション実行部103には、操作解析部1031、機能制御部1033、機能情報要求部1035、装置ID要求部1036、格納部1037、装置ID入力部1038、および機能情報入力部1039が含まれる。
操作入力部101は、アプリケーションの実行に伴って表示部19に表示される画面に従って、操作部17で操作されることによる操作信号の入力を受付ける。操作解析部1031は操作信号を解析して、受付けた操作内容を特定し、特定された操作内容に対応した制御信号を機能制御部1033、機能情報要求部1035、および装置ID要求部1036に出力する。
機能制御部1033は上記制御信号に従って、上記制御信号から特定される携帯電話1の機能に対して動作させるための制御信号を出力する。たとえば、特定される携帯電話1の機能が撮影機能である場合には、撮影プログラムを実行し、カメラ11を起動して画像データを取得するための制御信号を出力する。また、特定された機能が録音機能である場合には、録音プログラムを実行し、マイク12を起動して音声データを取得するための制御信号を出力する。その他の機能についても同様である。
機能情報要求部1035は上記制御信号に従って、上記制御信号から特定される機能情報を対象装置5に対して要求するための処理を行なう。ここで、機能情報とは、対象装置5が車両とした場合には、動作状態や設定状態などの対象装置5の特定の機能が動作することで表れる情報を含む。具体的には、エンジンを起動させることで発せられるエンジン音や、電源を投入してディスプレイが起動することで表示される走行距離などが該当する。機能情報が対象装置5の特定の機能が動作することで表れる情報である場合には、機能情報要求部1035は、対象装置5に対して上記特定の機能を動作(起動)させるための制御信号を送信する。また、機能情報には、動作状態を示す情報や、設定状態の内容を示す情報など、対象装置5の記憶部53に記憶されている情報が含まれてもよい。具体的には、走行距離を表わす数値データや、直近の修理日時を示すデータなどが該当する。機能情報が対象装置5の記憶部53に記憶されている情報である場合には、機能情報要求部1035は、対象装置5に対して、これらの情報を送信させるための制御信号を送信する。
装置ID要求部1036は上記制御信号に従って、装置IDを対象装置5に対して要求するための処理を行なう。ここで装置IDとは、対象装置5を識別する情報であって、対象装置5の記憶部53に記憶されている情報を指す。
画像入力部105および/または音声入力部106から、上記制御信号に従って取得された画像データおよび/または音声データが入力される。また、装置ID入力部1038では上記制御信号に従って対象装置5から送信された装置IDの入力を受付ける。また、機能情報入力部1039では上記制御信号に従って対象装置5から送信された機能情報の入力を受付ける。これらの情報は格納部1037に渡されて、格納部1037においてアプリケーションID読取部1030で上記アプリケーションより読取られたアプリケーションIDと共に関連付けられてサービス情報とされ、記憶部16の所定領域に格納される。
格納されたサービス情報は、アプリケーション実行部103において上記アプリケーションが実行されることで、制御信号と共に第2通信制御部115に渡される。第2通信制御部115は、上記制御信号に従って渡されたサービス情報をサーバ3に送信するための処理を実行し、サーバ3にサービス情報を送信させるための制御信号を生成して第2通信部18に出力する。
図5は、サーバ3において上述の本システムでの処理を実行するための機能構成の具体例を示すブロック図である。図5のブロック図に示される機能は、サーバ3の制御部35に含まれるCPUが記憶部33に記憶されている所定のプログラムを実行することで主に制御部35に形成される機能である。または、その少なくとも一部は図2に示されたハードウェア構成および/または図2には示されていないハードウェア構成によって実現される機能であってもよい。
図5を参照して、サーバ3の上記処理を行なうための機能は、コードID入力部301、アプリケーション検索部303、アプリケーション記憶部305、ID付加部306、送信制御部307、第1判断部309、第2判断部311、サービス情報入力部313、およびサービス提供処理部315を含んで構成される。
コードID入力部301は携帯電話1からアプリケーションの要求を受ける際に通信部31で受信した上述のコードIDの入力を受付けて、アプリケーション検索部303に渡す。アプリケーション検索部303は、アプリケーションを記憶している記憶部33の所定領域であるアプリケーション記憶部305にアクセスし、渡されたコードIDに対応するアプリケーションを検索して抽出し、ID付加部306に渡す。ID付加部306は、処理の度に固有情報であるアプリケーションIDを新規に生成し、渡されたアプリケーションに付加して送信制御部307に渡す。また、生成したアプリケーションIDを第1判断部309に通知する。送信制御部307は、渡されたアプリケーションを通信部31から携帯電話1に送信するための処理を実行し、渡されたアプリケーションを携帯電話1に送信させるための制御信号を生成して通信部31に出力する。
アプリケーション記憶部305には、QRコードであるレスキューマーク50に含まれているコードIDに対応付けてアプリケーションが記憶されているものとする。また、アプリケーションはさらに携帯電話1の機種に対応付けられて記憶されていてもよく、その場合、アプリケーション検索部303は、コードIDと携帯電話1からの要求に含まれる携帯電話1の機種を特定する情報とに基づいて対応するアプリケーションを検索してもよい。
サービス情報入力部313は、上記アプリケーションが携帯電話1において実行されることで携帯電話1から送信されるサービス情報の入力を受付け、受付けたサービス情報を第1判断部309および第2判断部311およびサービス提供処理部315に渡す。
第1判断部309は、サービス情報入力部313から渡されたサービス情報に含まれるアプリケーションIDと、ID付加部306から通知されたアプリケーションIDとを比較し、これらが一致するか否かを判断する。その結果、一致すると判断された場合には、サービスの提供を許可する第1の許可信号を生成してサービス提供処理部315に入力する。また、第2判断部311は、サービス情報入力部313から複数のサービス情報が渡された場合に、それらの各々に含まれる装置IDを比較し、これらが一致するか否かを判断する。その結果、一致すると判断された場合には、サービスの提供を許可する第2の許可信号を生成してサービス提供処理部315に入力する。
サービス提供処理部315では、第1の許可信号および第2の許可信号に従って、サービス情報入力部313から渡されたサービス情報を用いたサービスを提供するための処理を実行する。サービス提供処理部315での具体的な処理については本発明で特定の処理には限定されない。たとえば、サービス担当者が対象装置5のユーザに電話をかける場合には、対応するサービス担当者の通信端末にその旨を通知するメッセージを送信するための処理が行なわれてもよい。また、サーバ3が表示装置やスピーカ等の情報出力装置に接続されて、当該情報出力装置の近傍にサービス担当者が存在している状況である場合には、サービス担当者に対して対象装置5に対するサービスを行なわせるためのメッセージを出力してもよい。また、ユーザの問題解決につながる情報を通信7−2Bを介して、携帯電話1にメール送信してもよい。
図6は、対象装置5において上述の本システムでの処理を実行するための機能構成の具体例を示すブロック図である。図6のブロック図に示される機能は、対象装置5の制御部55に含まれるCPUが記憶部53に記憶されている所定のプログラムを実行することで主に制御部55に形成される機能である。または、その少なくとも一部は図2に示されたハードウェア構成および/または図2には示されていないハードウェア構成によって実現される機能であってもよい。
図6を参照して、対象装置5の上記処理を行なうための機能は、要求受付部501、機能情報取得部503、装置ID読取部505、生成部507、および送信制御部509を含んで構成される。
要求受付部501は、携帯電話1の機能情報要求部1035からの要求を受付けて、その要求に基づいて機能情報取得部503および装置ID読取部505に対して制御信号を出力する。
機能情報取得部503は、さらに制御信号出力部5031および機能情報入力部5033を含む。制御信号出力部5031は、携帯電話1の機能情報要求部1035からの要求において特定される機能を起動させるための制御信号、および/または特定される情報であって記憶部53に記憶されている機能情報を送信するための制御信号を生成し、必要なハードウェア構成を機能させるために出力する。機能情報入力部5033は、携帯電話1の機能情報要求部1035からの要求が記憶部53に記憶されている機能情報の送信である場合には、上記制御信号に従って記憶部53から機能情報を入力し、生成部507に渡す。
装置ID読取部505は、上記制御信号に従って記憶部53の所定領域から対象装置5の装置IDを読取り、生成部507に渡す。
生成部507は、渡された情報から送信用の情報を生成して送信制御部509に渡す。送信制御部509は、生成部507から渡された送信用の情報を携帯電話1に送信するための処理を実行し、携帯電話1に上記情報を送信させるための制御信号を生成して通信部51に出力する。
図7は、上述の本システムでの処理を実現するための、携帯電話1、サーバ3、および対象装置5での処理の具体例を示すフローチャートである。図7に示されるフローチャートは、各々、携帯電話1、サーバ3、および対象装置5のCPUが所定プログラムを読み出して実行し、図3,4、図5、および図6の機能を制御することで実現される。
携帯電話1での処理は、携帯電話1において撮影アプリケーションが機能されて、操作部17で画像データの入力を指示するためのシャッタ操作がなされることで開始される。
図7を参照して、携帯電話1において、始めに、対象装置5に付加されているレスキューマーク50が撮影されて(ステップS101)、その画像データが入力されると、画像認識部107で画像認識処理が実行されて(ステップS103)、レスキューマーク50からURLが読取られる。またその際、レスキューマーク50に含まれるコードIDが読取られる。そして、ステップS103で得られたURLを送信してサーバ3にアクセスにコードIDを渡し、アプリケーションを要求する(ステップS105)。サーバ3では、上記ステップS105での携帯電話1からアプリケーションの要求を受取ると処理が開始される。
サーバ3では、アプリケーション検索部303において携帯電話1からのアプリケーションの要求に含まれるコードIDを用いて対応するアプリケーションが検索され(ステップS201)、アプリケーションID付加部306においてアプリケーションIDが付加された後(ステップS202)、携帯電話1に対して送信される(ステップS203)。
携帯電話1は、サーバ3から上記ステップS203で送信されたアプリケーションを受信し(ステップS107)、アプリケーション実行部103において実行する(ステップS109)。ステップS109で上記アプリケーションが実行されることで、携帯電話1から対象装置5に対して機能情報などが要求される。対象装置5では、上記ステップS109での携帯電話1からの要求を受取ると処理が開始され、要求に従って装置IDや機能情報などを送信するための処理が実行される(ステップS301)。携帯電話1では対象装置5から取得された情報や、取得した画像データなどに基づいてサービス情報が生成されて、サーバ3に送信される。
サーバ3では、上記ステップS109で携帯電話1から送信されたサービス情報を受取り(ステップS205)、第1判断部309でサービス情報に含まれるアプリケーションIDと、ステップS202で付加したアプリケーションIDとが比較される(ステップS207)。第1判断部309でステップS207の判断がなされることで、上記ステップS205で受信したサービス情報が上記ステップS203で携帯電話1に提供したアプリケーションを用いて収集されたサービス情報である否かを判断することができる。その結果、携帯電話1におけるアプリケーションの不正な取得や利用を検出することができる。また、必要な情報が収集されたサービス情報であるか否かを判断することができる。
また、サーバ3では、上記ステップS109で携帯電話1から送信された、複数のサービス情報について、第2判断部311において、各サービス情報に含まれる装置IDが比較される(ステップS209)。なお、上記ステップS207,S209での判断の順はここに示された順に限定されず、逆の順であってもよいし、同時に行なわれてもよい。第2判断部311でステップS209の判断がなされることで、上記ステップS205で受信したサービス情報が同一の対象装置5から収集された機能情報からなるサービス情報である否かを判断することができる。その結果、携帯電話1におけるアプリケーションの不正な取得や利用を検出することができる。また、必要な情報が収集されたサービス情報であるか否かを判断することができる。
上記ステップS207でこれらのアプリケーションIDが一致していると判断され、かつ上記ステップS209で各サービス情報に含まれる装置IDが一致していると判断されると(ステップS207でYES、かつステップS209でYES)、対象装置5に対してサービスが開始されるものとして(ステップS211)、一連の処理が終了する。上記ステップS207およびステップS209の少なくとも一方においてでも一致していないと判断された場合には(ステップS207でNO、またはステップS209でNO)、対象装置5に対してサービスを提供しないものとして、一連の処理が終了する。
さらに、図8に、上記ステップS109,S301での処理の具体例を示すフローチャートである。
図8を参照して、携帯電話1においてサーバ3から提供されたあるアプリケーションを実行した場合、始めに、機能制御部1033で制御されることで撮影プログラムが起動して操作部17でのシャッタ操作を待機する。シャッタ操作が検出されると(ステップS401でYES)、カメラ11から入力される画像を画像データとして固定して取得し、撮影を行なう(ステップS403)。また、機能要求部1035において対象装置5に対して機能情報が要求される(ステップS405)。
対象装置5では、上記ステップS405での要求に応じて制御信号出力部5031において要求された機能情報を送信させるよう制御信号を出力する制御が行なわれる(ステップS501)。そして、機能情報と共に当該対象装置5の装置IDを出力する(ステップS503)。
携帯電話1では、格納部1037において、上記ステップS403で撮影して取得された画像データと、上記ステップS503で対象装置5から出力された情報とを取得して、これらを関連付けて、第1のサービス情報として記憶する(ステップS407)。
次に、携帯電話1では、上記アプリケーションを実行し、機能制御部1033で制御されることで録音プログラムが起動して操作部17での録音操作を待機する。録音を指示する操作が検出されると(ステップS409でYES)、マイク12から入力される音声を音声データとして記憶部16の所定領域に格納する録音動作が開始される(ステップS411)。ここでは、具体的に、車両である対象装置5のエンジン音を録音するものとする。その場合、機能要求部1035において対象装置5に対してエンジンの起動を要求する制御信号が出力される(ステップS413)。対象装置5では、上記ステップS413での要求に応じて制御信号出力部5031においてエンジンを起動させるための制御信号が出力される(ステップS505)。これにより車両である対象装置5のエンジンが起動し、携帯電話1では対象装置5のエンジン音が録音される。
また、携帯電話1の機能要求部1035において対象装置5に対して機能情報が要求される(ステップS415)。対象装置5では、上記ステップS415での要求に応じて制御信号出力部5031において要求された機能情報を送信させるよう制御信号を出力する制御が行なわれる(ステップS507)。そして、機能情報と共に当該対象装置5の装置IDを出力する(ステップS509)。
携帯電話1では、格納部1037において、上記ステップS411でエンジン音を録音して取得された音声データと、上記ステップS509で対象装置5から出力された情報とを取得して、これらを関連付けて、第2のサービス情報として記憶する(ステップS417)。
この後、携帯電話1において操作部17でサービス情報の送信を指示する操作がなされたことが検出されと(ステップS419でYES)、上記ステップS407で記憶された第1のサービス情報および上記ステップS417で記憶された第2のサービス情報をサーバ3に対して送信する。
図9は、携帯電話1においてサーバ3から提供されたアプリケーションが実行された場合の画面遷移の第1の具体例を示す図であり、アプリケーションの実行に従って図9(A)〜図9(G)に遷移することを示している。ここでのアプリケーションは、車両である対象装置5の機能情報として走行距離およびタイヤの状態の画像、エンジン音の音声、その他動作状態・設定状態、ならびにユーザに関する情報であるユーザデータを収集するためのアプリケーションである。
アプリケーションの実行が開始されると、始めに、図9(A)の画面が表示される。図9(A)の画面には、写真撮影を指示するためのアイコン71A,71Bと、走行距離を示す計器の撮影画像を表示する枠である枠72Aと、タイヤの撮影画像を表示する枠である枠72Bとが含まれる。ユーザは、図9(A)の画面において、アイコン71A,71Bのいずれかを選択することで撮影を指示することができる。図9(A)では、アイコン71Aが太枠70で囲まれて、アイコン71Aが選択された状態であること、つまり走行距離を示す計器を撮影することが選択された状態であることが示されている。
アイコン71Aが選択されて決定されると表示画面は図9(B)の状態となって、枠72Aにカメラ11から入力される画像が表示される。このとき、上述のように携帯電話1から車両である対象装置5に対して計器の起動が要求され、計器が起動して走行距離を示す状態となる。ユーザは枠72Aに表示される画像を確認しながら計器が枠72Aに納まるように撮影位置を確定しシャッタ操作を行なうことで、走行距離を示す計器の撮影を行なうことができる。そして、携帯電話1において走行距離を示す計器の画像データが取得される。
次に、図9(B)では、アイコン71Bが太枠70で囲まれて、アイコン71Bが選択された状態であること、つまりタイヤを撮影することが選択された状態であることが示されている。
アイコン71Bが選択されて決定されると表示画面は図9(C)の状態となって、枠72Bにカメラ11から入力される画像が表示される。図9(C)の画面は、図9(A),9(B)の画面が下方向にスクロールされたものである。ユーザは枠72Bに表示される画像を確認しながらタイヤが枠72Bに納まるように撮影位置を確定しシャッタ操作を行なうことで、タイヤの撮影を行なうことができる。そして、タイヤの画像データが取得される。
図9(A),9(B)が下方向にスクロールされた図9(C)の画面には、さらに、録音を指示するためのアイコン73Aと、音声データが取得されたことを示す枠73Bとが含まれる。ユーザは、図9(C)の画面においてアイコン73Aを選択することで録音を指示することができる。図9(C)では、アイコン73Aが太枠70で囲まれて、アイコン73Aが選択された状態であること、つまりエンジン音を録音することが選択された状態であることが示されている。
アイコン73Aが選択されて決定されると表示画面は図9(D)の状態となり、録音が開始される。このとき、上述のように携帯電話1から車両である対象装置5に対してエンジンの起動が要求され、エンジンが起動してエンジン音を発する状態となる。図9(D)では、枠73Bに録音中であることを示す画像または音声データが取得されたことを示す画像が表示される。ユーザはその状態で待機することで、対象装置5からのエンジン音を録音することができる。そして、携帯電話1においてエンジン音の音声データが取得される。
次に、図9(D)の画面が下方向にスクロールされて、図9(E)の画面に遷移する。図9(E)の画面には、さらに、対象装置5と通信7−1である無線通信を行なってその他の動作状態や設定状態を示すデータである機能情報を要求するためのアイコン74Aと、そのデータが取得されたことを示す枠74Bとが含まれる。ユーザは、図9(E)の画面においてアイコン74Aを選択することでデータの送信を指示することができる。図9(E)では、アイコン74Aが太枠70で囲まれて、アイコン74Aが選択された状態であること、つまりデータの送信を対象装置5に要求することが選択された状態であることが示されている。
アイコン74Aが選択されて決定されると表示画面は図9(F)の状態となる。このとき、上述のように携帯電話1から対象装置5に対して上記データの送信が要求され、対象装置5から上記データが送信される。図9(F)では、枠74Bにデータ受信中であることを示す画像または上記データが取得されたことを示す画像が表示される。ユーザはその状態で待機することで、携帯電話1で対象装置5からのデータを受信することができる。そして、携帯電話1において機能情報が取得される。
なお、通信7−1である無線通信は、たとえば赤外線を利用した通信などである場合のように指向性を有する場合がある。また、通信方式によっては通信が不可能となる距離がある。そこで、対象装置5からデータを受信する際に、これらの条件が満たされずにデータが受信されなかった場合、データが完全に受信されなかった場合、またはデータの受信が中断した場合等、枠74Bに、たとえば「データ受信に失敗しました。再度データを要求して下さい。」や、「データの送信部に近付いて下さい」などのメッセージを表示するようにしてもよい。このようにメッセージを表示することで、携帯電話1において対象装置5から送信されるデータの受信の可能性を高めることができる。また、他の効果として、携帯電話1を操作しているユーザを対象装置5から通信範囲内にある位置に近付けさせたり、通信7−1が指向性のある場合には対象装置5から通信方向に近付けさせたりすることができる。そのため、対象装置5やその近傍の所定位置・所定方向に広告を配した場合には広告効果を高めることができる。また、他の装置の操作等、他の操作と操作位置を重ならせることで、ユーザの操作性を高めることができる。
次に、図9(E),図9(F)の画面が下方向にスクロールされて、図9(G)の画面に遷移する。図9(G)の画面には、さらに、ユーザデータを入力した後、取得された情報をサービス情報としてサーバ3に送信することを指示するためのアイコン75が含まれる。ユーザは、図9(G)の画面においてアイコン75を選択して決定することで取得した情報をサービス情報としてサーバ3に送信することを指示することができる。
図10は、携帯電話1においてサーバ3から提供されたアプリケーションが実行された場合の画面遷移の第2の具体例を示す図であり、アプリケーションの実行に従って図10(A)〜図10(C)に遷移することを示しており、図10(C)以降の画面遷移が省略されている。ここでのアプリケーションもまた、図9の具体例と同様の情報を収集するためのアプリケーションである。
アプリケーションの実行が開始されると、始めに、図10(A)の画面が表示される。図10(A)の画面は図9(A)の画面と同様であって、写真撮影を指示するためのアイコン71A,71Bと、走行距離を示す計器の撮影画像を表示する枠である枠72Aと、タイヤの撮影画像を表示する枠である枠72Bとが含まれる。アイコン71Aが選択されて決定されると表示画面は図10(B)の状態となって、枠72Aにカメラ11から入力される画像が表示される。このとき、第2の具体例では、上述のように携帯電話1から車両である対象装置5に対して計器の起動が要求されると共に、携帯電話1から対象装置5に対して上記データの送信が要求される。対象装置5では携帯電話1からの要求に応じて計器が起動して走行距離を示す状態となる。また、上記データが送信される。図10(A)の画面において、ユーザがアイコン71Aを選択し決定すると、上述のように携帯電話1において走行距離を示す計器の画像データが取得される(図10(B))。また、携帯電話1において機能情報が取得される(図10(C))。また、図10(A)においてアイコン71Bが選択されて決定された場合も、同様にして携帯電話1においてタイヤの画像データと機能情報とが取得される。
携帯電話1においてサーバ3から提供されたアプリケーションが実行されることで、ユーザが対象装置5に対する専門知識がない場合や、対象装置5の故障が特定されていない場合などであっても、アプリケーションに従って、サーバ3がサービスを提供する際に必要な情報が適切に収集されてサーバ3に送信される。このため、サーバ3では適切なサービスを提供することができる。
さらに、図9(A)または図10(A)に替えて、図11(A),図11(B)に示されるような画面が表示されてもよい。図11(A)の画面には、図9(A)または図10(A)と同様の、写真撮影を指示するためのアイコン71A,71B、走行距離を示す計器の撮影画像を表示する枠である枠72A、およびタイヤの撮影画像を表示する枠である枠72Bに加えて、被写体のサイズと枠72A,72Bと関係を指示するメッセージ77が含まれる。図11(A)の例では、具体的に、メッセージ77で、被写体のサイズを枠72A,72Bに納めることを指示している。
被写体のサイズと枠72A,72Bと関係としては、図11(B)に示されるように、枠72A,72Bの内側に点線枠78A,78Bが表示されて、さらに点線枠78A,78Bとの関係を考慮したものであってもよい。図11(B)の例では、具体的に、メッセージ79で、被写体のサイズを点線枠78A,78Bよりも大きくし、枠72A,72Bに納めることを指示している。
このようなメッセージが表示されることで、携帯電話1においてより有用な情報が収集されてサーバ3に送信される。また、図12に示されるように、携帯電話1を操作しているユーザを、被写体からの距離が被写体10を撮影可能な距離L内となるように近付けさせたり、被写体10が撮影可能な角度内となるような位置に近付けさせたりすることができる。そのため、被写体10やその近傍の所定位置・所定方向に広告を配した場合には広告効果を高めることができる。また、他の装置の操作等、他の操作と操作位置を重ならせることで、ユーザの操作性を高めることができる。また、携帯電話1と対象装置5との通信7−1が赤外線を用いた通信などの比較的狭い範囲の通信方法であり、その通信距離が撮影可能な距離Lとほぼ等しい場合、または距離Lよりも小さい場合には、携帯電話1を対象装置5の少なくとも一部である被写体10から撮影可能な距離L内に近付けさせることで、携帯電話1を必然的に対象装置5から通信可能な位置とすることができる。
同様に、携帯電話1で対象装置5から発せられる音(たとえばエンジン音)を録音する場合にも、携帯電話1において入力された音声が所定の音量以上であるか否かを判断して、所定の音量よりも小さい場合には、たとえば「音源に近付いて下さい」などのメッセージを表示するようにしてもよい。このようにすることでも、上述と同様に、音源である対象装置5から所定の音量で録音可能な距離内となるような位置に携帯電話1を近付けさせることができる。
さらに、サーバ3から提供されるアプリケーションを、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーションシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
サービス提供システムの構成の具体例を示す図である。 携帯電話1、サーバ3、および対象装置5のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 携帯電話1の機能構成の具体例を示すブロック図である。 アプリケーション実行部103の詳細な構成の具体例を示すブロック図である。 サーバ3の機能構成の具体例を示すブロック図である。 対象装置5の機能構成の具体例を示すブロック図である。 携帯電話1、サーバ3、および対象装置5での処理の具体例を示すフローチャートである。 ステップS109,S301での処理の具体例を示すフローチャートである。 携帯電話1での画面遷移の第1の具体例を示す図である。 携帯電話1での画面遷移の第2の具体例を示す図である。 携帯電話1の画面の他の具体例を示す図である。 携帯電話1と被写体10との位置関係を説明する図である。
符号の説明
1 携帯電話、3 サーバ、5 対象装置、7−1,7−2 通信、9 通信センター、10 被写体、11 カメラ、12 マイク、13 スピーカ、14 第1通信部、15 制御部、16 記憶部、17 操作部、18 第2通信部、19 表示部、50 レスキューマーク、70,72A,72B,73B,74B,75,78A,78B 枠、71A,71B,73A,74A アイコン、77,79 メッセージ、101 操作入力部、103 アプリケーション実行部、105 画像入力部、107 画像認識部、109 第1通信制御部、111 装置ID取得部、113 アプリケーション取得部、115 第2通信制御部、301 コードID入力部、303 アプリケーション検索部、305 アプリケーション記憶部、306 ID付加部、307 送信制御部、309 第1判断部、311 第2判断部、313 サービス情報入力部、315 サービス提供処理部、501 要求受付部、503 機能情報取得部、505 装置ID読取部、507 生成部、509 送信制御部、1030 アプリケーションID読取部、1031 操作解析部、1033 機能制御部、1035 機能情報要求部、1036 装置ID要求部、1037 格納部、1038 装置ID入力部、1039 機能情報入力部。

Claims (12)

  1. リモート制御対象装置を撮影可能な撮影手段と、
    前記撮影手段での撮影動作に同期して、前記リモート制御対象装置に対して無線通信によるコマンドを送信する第1送信手段とを備える、携帯端末装置。
  2. 前記第1送信手段による無線通信距離は、前記撮影手段での撮影可能距離に応じた距離である、請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記コマンドは、前記リモート制御対象装置に対して情報の送信を要求するコマンドであり、
    前記無線通信を行なって前記リモート制御対象装置から送信された前記情報を受信する受信手段をさらに備える、請求項1に記載の携帯端末装置。
  4. 受信した前記情報と、前記撮影手段で撮影して得られた画像データとを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備える、請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 前記記憶手段に記憶された、関連付けられている前記情報と前記画像データとを、他の装置に対して送信する第2送信手段をさらに備える、請求項4に記載の携帯端末装置。
  6. リモート制御対象装置から発せられる音を録音する録音手段と、
    前記録音手段での録音動作に同期して、前記リモート制御対象装置に対して無線通信を行なってコマンドを送信する第1送信手段とを備える、携帯端末装置。
  7. 前記コマンドは、前記リモート制御対象装置に対して、前記音を発するように起動することを要求するコマンドである、請求項6に記載の携帯端末装置。
  8. 前記コマンドは、前記リモート制御対象装置に対して情報の送信を要求するコマンドであり、
    前記無線通信を行なって前記リモート制御対象装置から送信された前記情報を受信する受信手段をさらに備える、請求項6に記載の携帯端末装置。
  9. 受信した前記情報と、前記録音手段で録音して得られた音声データとを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備える、請求項8に記載の携帯端末装置。
  10. 前記記憶手段に記憶された、関連付けられている前記情報と前記音声データとを、他の装置に対して送信する第2送信手段をさらに備える、請求項9に記載の携帯端末装置。
  11. リモート制御対象装置に対してリモート制御を行なうために必要な情報を収集するための処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    携帯端末装置の撮影手段に撮影動作を実行させるステップと、
    前記撮影動作に同期して、前記携帯端末装置の通信手段から前記リモート制御対象装置に対してコマンドを送信するステップとを実行させ、
    前記通信手段は無線通信を行なう手段であり、前記無線通信の通信可能距離は、前記撮影手段での撮影可能距離に応じた距離である、リモート制御情報収集プログラム。
  12. リモート制御対象装置に対してリモート制御を行なうために必要な情報を収集するための処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    携帯端末装置の録音手段に録音動作を実行させるステップと、
    前記録音動作に同期して、前記携帯端末装置の無線通信を行なう通信手段から前記リモート制御対象装置に対してコマンドを送信するステップとを実行させる、リモート制御情報収集プログラム。
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