JP2012039282A - 電子機器、その情報表示プログラム及びその情報表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】接続対象の特定や選択操作の容易化等、電子機器の利便性を向上させる。
【解決手段】第一の取得手段(機器情報取得部14)と、第二の取得手段(機器照合情報取得部16)と、抽出手段(機器情報抽出部18)と、表示制御手段(アイコン表示制御部22)とを備える。第一の取得手段は、接続対象の機器が報知する、前記機器の第一の機器情報を含む報知情報を取得する。第二の取得手段は、前記第一の取得手段とは異なる手段であって、前記機器から第二の機器情報を取得する。抽出手段は、前記第一の機器情報と前記第二の機器情報との判定により一致すると判定された場合に、前記第一の機器情報又は前記第二の機器情報に対応するアイコンを、機器情報とアイコンとを対応付けて記憶した記憶手段(アイコン記憶部21)から抽出する。表示制御手段は、前記抽出手段により抽出された前記アイコンを表示する。
【選択図】図1
【解決手段】第一の取得手段(機器情報取得部14)と、第二の取得手段(機器照合情報取得部16)と、抽出手段(機器情報抽出部18)と、表示制御手段(アイコン表示制御部22)とを備える。第一の取得手段は、接続対象の機器が報知する、前記機器の第一の機器情報を含む報知情報を取得する。第二の取得手段は、前記第一の取得手段とは異なる手段であって、前記機器から第二の機器情報を取得する。抽出手段は、前記第一の機器情報と前記第二の機器情報との判定により一致すると判定された場合に、前記第一の機器情報又は前記第二の機器情報に対応するアイコンを、機器情報とアイコンとを対応付けて記憶した記憶手段(アイコン記憶部21)から抽出する。表示制御手段は、前記抽出手段により抽出された前記アイコンを表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信により接続可能な機器と無線接続される電子機器の無線接続技術に関し、例えば、接続する際に予め情報登録した特定の機器を識別可能にした電子機器、その情報表示プログラム及びその情報表示方法に関する。
携帯電話機等の通信可能な電子機器において、他の電子機器や周辺機器との間で近距離無線通信を利用してデータ通信を行うものがある。この近距離無線通信として、例えば、Bluetooth (登録商標)による無線通信規格が知られている。このような近距離無線通信では、通信を行う電子機器間で相手の機器を認証するペアリング処理を行う必要があり、機器情報やペアリング情報等の送受信が行われる。
このような情報の送受信処理に関し、例えば、車載装置の表示部にペアリング情報を二次元コード化して表示し、携帯電話機でその二次元コードを読み取って、ペアリング情報を取得するものが知られている(例えば、特許文献1)。
また、機器の人体通信部とヘルプスイッチの人体通信部との両方に人体が触れることにより、触れた機器の機器情報に応じたガイダンスを行うものが知られている(例えば、特許文献2)。
ところで、上記のような近距離無線通信等の無線通信により電子機器と接続可能な機器が普及してくると、利用者の周囲の通信可能範囲内にある多数の機器を通信接続相手として検出することになる。この場合、例えば、電子機器の画面上には、検出した機器の機器名やMAC(Media Access Control)アドレス等の一覧表示がされ、この一覧の中から利用したい機器を選択する必要があり、接続操作が困難であった。
斯かる要求や課題について、特許文献1にはその開示や示唆はなく、それを解決する構成等についての開示や示唆もない。
そこで、本開示の電子機器、その情報表示プログラム又はその情報表示方法の目的は、接続対象の特定や選択操作の容易化等、電子機器の利便性を向上させることにある。
上記目的を達成するため、本開示の電子機器は、第一の取得手段と、第二の取得手段と、抽出手段と、表示制御手段とを備える。第一の取得手段は、接続対象の機器が報知する、前記機器の第一の機器情報を含む報知情報を取得する。第二の取得手段は、前記第一の取得手段とは異なる手段であって、前記機器から第二の機器情報を取得する。抽出手段は、前記第一の機器情報と前記第二の機器情報との判定により一致すると判定された場合に、前記第一の機器情報又は前記第二の機器情報に対応するアイコンを、機器情報とアイコンとを対応付けて記憶した記憶手段から抽出する。前記第一の機器情報は、前記第一の取得手段により取得された報知情報に含まれる。前記判定は、前記第一の機器情報と前記第二の取得手段により取得された前記第二の機器情報とが一致するか否かを判定する。表示制御手段は、前記抽出手段により抽出された前記アイコンを表示する。斯かる構成により、上記目的が達成される。
また、本開示の電子機器の情報表示プログラムは、コンピュータに実行させる情報表示プログラムであって、第一の機器情報取得機能と、第二の機器情報取得機能と、アイコン抽出機能と、アイコン表示機能とを含む。第一の機器情報取得機能は、接続対象の機器が報知する、前記機器の第一の機器情報を含む報知情報を取得する。第二の機器情報取得機能は、前記機器から第二の機器情報を取得する。アイコン抽出機能は、前記第一の機器情報と、前記第二の機器情報との判定により一致すると判定された場合に、前記第一の機器情報又は前記第二の機器情報に対応するアイコンを、機器情報とアイコンとを対応付けて記憶した記憶手段から抽出する。前記第一の機器情報は、前記第一の機器情報取得機能により取得された報知情報に含まれる。前記判定は、前記第一の機器情報と前記第二の機器情報とが一致するか否かを判定する。アイコン表示機能は、抽出された前記アイコンを表示する。
また、本開示の電子機器の情報表示方法は、第一の機器情報取得ステップと、第二の機器情報取得ステップと、抽出ステップと、アイコン表示ステップとを含む。第一の機器情報取得ステップは、接続対象の機器が報知する、前記機器の第一の機器情報を含む報知情報を取得する。第二の機器情報取得ステップは、前記機器から第二の機器情報を取得する。抽出ステップは、前記第一の機器情報と、前記第二の機器情報との判定により一致すると判定された場合に、前記第一の機器情報又は前記第二の機器情報に対応するアイコンを、機器情報とアイコンとを対応付けて記憶した記憶手段から抽出する。前記第一の機器情報は、前記第一の機器情報取得機能により取得された報知情報に含まれる。前記判定は、前記第一の機器情報と前記第二の機器情報とが一致するか否かを判定する。アイコン表示ステップは、抽出された前記アイコンを表示する。
本開示の電子機器、その情報表示プログラム、又はその情報表示方法によれば、次のいずれかの効果が得られる。
(1) 電子機器が取得した機器情報を利用して、接続したい機器が特定できるので、機器選択の容易化、誤接続の防止を図ることができる。
(2) 機器に関連させたアイコンを登録し、そのアイコンを機器の接続処理において表示させることで、接続の迅速化等、機器接続の利便性を高めることができる。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態について、図1を参照する。図1は、第1の実施の形態に係る電子機器の構成例を示す図である。図1に示す構成は一例であって、これに限定されない。
この電子機器2は、本開示の電子機器の一例であって、無線通信により接続可能な機器4A〜4Nに対し、特定の機器の機器情報等を登録して選択可能にするとともに、機器4A〜4Nを特定するアイコン画像の生成機能や登録機能又はそのアイコン表示機能を備える。この電子機器2は、図1に示すように、近距離無線通信による通信可能な範囲6内にある単数又は複数の機器4A、4B・・・4Nから機器情報8A、8B・・・8Nを取得して接続対象となる機器を認識しており、利用者の選択指示によって接続対象を特定する。機器4A〜4Nは、電子機器2との間で無線通信により接続可能な外部周辺機器であって、例えば、電子機器2に対する操作手段であるキーボードや、データを記憶させる外部記憶装置、その他、表示や音声出力等を行う表示装置やヘッドフォン等である。
そこで、特定の機器として例えば、機器4Aについて機器情報等を登録するため、電子機器2は、機器4Aを示す機器情報8A、画像情報10等を取得する。また、機器の特定処理として、例えば、機器4Aから取得した機器照合情報12を利用して、電子機器2が取得した複数の機器情報8A、8B、・・・8Nのうち、機器4Aの機器情報8Aを抽出する。そして、これらの情報を利用して、電子機器2は、機器4Aを示すアイコン画像を生成して表示する。
この電子機器2の機器情報の登録、アイコン画像生成、アイコン画像登録、アイコン画像表示の各機能について、これらの機能を実行する構成の一例は以下の通りである。
機器情報取得部14は、接続対象の機器4A、4B・・・4Nが報知する、該機器の第一の機器情報を含む報知情報を取得する第一の取得手段の一例である。この機器情報取得部14は、近距離無線通信により接続可能な範囲6内にある機器4A、4B・・・4Nの機器情報8A、8B、・・・8Nを取得する。この近距離無線通信は、例えば、Bluetooth (登録商標)等の通信規格等に基づく通信方法や、赤外線通信等を利用すればよい。機器情報8A、8B、・・・8Nは、機器4A、4B・・・4N側から報知される報知情報であって、例えば、各機器4A、4B・・・4Nを識別するための第一の機器情報であるMACアドレスや装置識別番号、装置構成を示す情報を含んでいる。この機器情報取得部14は、接続可能な範囲6に報知された機器情報8A、8B、・・・8Nを取り込んで機器4A、4B・・・4Nを識別する。従って、この電子機器2は、例えば、通信可能な範囲6内にある機器4A、4B・・・、4Nの個数分の機器情報8A、8B・・・8Nを保持する。
機器照合情報取得部16は、機器4A、4B・・・、4Nから第二の機器情報を取得する、第一の取得手段(例えば、既述の機器情報取得部14)とは異なる第二の取得手段の一例であって、機器から機器照合情報12を取得する。機器照合情報12は、例えば、無線通信又は有線通信等により、利用者が選択した機器4A、4B・・・、4Nから取得する第二の機器情報の一例であって、MACアドレスや機器識別情報等で構成されればよい。この機器照合情報12の取得では、利用者が機器4A、4B・・・、4Nを選択し、照合処理に利用する機器情報のみを取得するものであり、電子機器2と機器4A、4B・・・、4Nとを接続する近距離無線通信以外の伝送手段を利用してもよい。
機器情報抽出部18は、機器情報の判定手段であるとともに、その判定結果によりアイコンを抽出するアイコン抽出手段の一例である。機器情報の判定では、第一の取得手段により取得された報知情報に含まれる第一の機器情報と、第二の取得手段により取得された第二の機器情報とが一致するか否かを判定する。アイコンの抽出機能では、前記判定において一致すると判定された場合に、第一の機器情報又は第二の機器情報に対応するアイコンを記憶手段から抽出する。この機器情報抽出部18では、機器情報取得部14が取り込んだ機器情報8A、8B、・・・8Nに対して、機器照合情報12に含まれる機器情報と同一の機器情報8A、8B、・・・8Nがあるか否かを照合する。即ち、機器4A、4B・・・、4N側から報知され、取り込んだ機器情報8A、8B、・・・8Nから、利用者が選択した例えば、機器4Aから取り込んだ機器照合情報12によって特定の機器情報8Aを抽出する。そして、機器情報抽出部18では、機器照合情報12に基づいて、特定の機器4Aの機器情報8Aを抽出し、この機器情報8Aに対応するアイコン(Icon)画像をアイコン記憶部21から抽出する。
尚、この実施の形態では、機器照合情報12に含まれる機器情報を利用して、一致する機器情報8A、8B、・・・8Nの照合処理を行っているが、これに限られず、例えば、特定の機器4A、4B・・・、4Nを示す他の識別情報を利用してもよい。
画像情報取得部20は、特定した機器4A、4B・・・、4Nの画像情報10を取り込む手段の一例であって、例えば、電子機器2に備えられたカメラ等を利用すればよい。この画像情報取得部20で取得した機器4A、4B・・・、4Nの画像情報10は、例えば、記憶手段であるアイコン記憶部21等に送信し、機器情報等に対応して記憶される。
そして、アイコン記憶部21は、機器情報8A、8B、・・・8Nとアイコンとを対応付けて記憶した記憶手段の一例である。アイコンは、画像情報取得部20で取得された例えば、画像情報10を用いて生成させればよい。そして、機器4A、4B・・・、4Nから取得された画像情報10はアイコン画像に変換され、又は画像情報10からアイコン画像を生成させる。このアイコン画像は、機器情報抽出部18で一致すると判定された機器情報8A、8B、・・・8Nと関連付けてアイコン記憶部21に登録される。
また、機器照合情報取得部16は画像情報取得部20と一体に構成してもよく、例えば、取得した画像情報10に機器照合情報12を含ませるようにしてもよい。例えば、機器4Aは、撮影された画像情報10中に、機器照合情報12として、機器情報8Aを表す識別データ等を含む構成とすればよい。
アイコン表示制御部22は、抽出手段(例えば、既述の機器情報抽出部18)により抽出されたアイコンを表示する表示制御手段の一例である。このアイコン表示制御部22では、特定した機器4Aに対する接続処理の実行操作表示として、アイコン画像の表示出力を発生する。このアイコン表示制御部22は、電子機器2の表示部に対してアイコン画像を選択可能に表示させる。
また、アイコン画像の登録では、機器情報抽出部18による特定の機器情報8Aを抽出した後に、この機器情報8Aに基づいて、電子機器2と機器4Aとの接続処理であるペアリング処理を実行し、そのペアリング情報も画像情報関連させて登録してもよい。これにより、アイコン画像が選択された場合、付加されている機器情報8Aに基づいて、電子機器2と特定の機器4Aとの接続処理を実行できる。
次に、電子機器2の情報表示処理について、図2を参照する。図2は、電子機器の情報表示処理の一例を示すフローチャートである。図2に示す処理内容、処理手順等は一例であって、これに限定されない。
この情報表示処理は、本開示の電子機器の情報表示プログラム又は情報表示方法の一例である。電子機器2は、利用者が特定した機器4Aから機器照合情報12を取得して、通信可能な機器4Aの機器情報8Aを特定し、その機器情報8Aに対応付けて記憶されているアイコンを抽出し、表示部等にアイコン画像の表示を行う。
そこで、図2に示すように、電子機器2は、通信可能な範囲6内にある機器4A、4B・・・、4Nから各報知情報を取得する(ステップS1)。例えば、機器情報取得部14は、所定の無線通信方式により、各機器4A、4B・・・、4Nが報知した報知情報に含まれる第一の機器情報である機器情報8A、8B、・・・8Nを受信する。電子機器2は、取得した機器情報8A、8B、・・・8Nに対して、各機器4A、4B・・・、4Nの識別情報やMACアドレス等と共に、例えば、取得した順序やその取得年月日情報等を含むテーブルを作成してもよい。
また、電子機器2は、利用者が選択した特定の機器として例えば、機器4Aから、第二の機器情報として機器照合情報12を取得する(ステップS2)。この処理では、例えば、機器照合情報取得部16が、利用者による電子機器2に対する操作等により、特定の機器4Aを選択して、機器照合情報12を取得する。機器照合情報12の取得動作は、例えば、電子機器2の撮影機能を利用し、利用者が特定の機器4Aを撮影してもよく、又は利用者が機器4Aに対して接触してもよい。これにより、取り込んだ機器4Aの画像情報から機器照合情報12を読み込み、又は接触により機器4A側から機器照合情報12を受信することができる。
そして、取得した第一の機器情報と第二の機器情報との対比判定を行う(ステップS3)。例えば、機器情報抽出部18は、取得した機器情報8Aと機器照合情報12とが一致するか否かの判断を行う。この判定処理では、例えば、含まれているMACアドレス等が同一であるか否かにより行う。この判定処理により一致している場合、例えば、電子機器2は、利用者が選択した機器4Aの機器情報8Aを保持し、登録する。
対比判定により、第一の機器情報と第二の機器情報とが一致すると判定された場合、これらの機器情報の何れか、又は両方に対応して記憶したアイコンの抽出が行われる(ステップS4)。例えば、アイコン記憶部21には、機器情報8A又は機器照合情報12等に対応させたアイコンが記憶されており、判定結果に応じて、対応するアイコンを抽出する。このアイコン記憶部21は、例えば、上記の対比結果に応じて、画像情報取得部20から対応する機器4Aの画像を取り込み、アイコン画像を生成させてもよい。
そして、抽出したアイコンについて、表示部等に表示させる(ステップS5)。この処理では、例えば、アイコン記憶部21から出力されたアイコン情報をアイコン表示制御部22が受け取り、電子機器2のディスプレイや所定の表示部等にアイコンを表示させる。また、このアイコン表示とともに、アイコンに対応した機能の読み出し待機状態にする。即ち、電子機器2の利用者が表示されたアイコンに対応した操作ボタン等の操作に応じて、アイコンに対応して記憶されている機器情報を読み出し、係る機器4Aとの接続(ペアリング)処理が可能な状態にさせる。
そして、電子機器2が特定の機器4Aに対して接近し、通信可能な範囲6内に進入した場合、電子機器2は、登録した機器情報8Aに基づいてアイコン画像を電子機器2の表示部等に表示する。これにより、利用者に対して、機器4Aと接続可能な範囲にあることを示すとともに、利用者がこのアイコン画像に対して選択操作を行った場合には、登録された機器情報8Aやペアリング情報を利用して、機器4Aと接続する。
斯かる構成によれば、電子機器が取得した機器情報を利用して、接続したい機器を特定できるので、機器選択の容易化、誤接続の防止を図ることができる。また、機器に関連させたアイコンを登録し、そのアイコンを機器の接続処理において表示させることで、接続の迅速化等、機器接続の利便性を高めることができる。画像情報として表示可能なアイコン画像を登録し、このアイコン画像を選択操作に利用して接続処理ができるので、接続機器の選択や接続の迅速化を図ることができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について、図3及び図4を参照する。図3は、第2の実施の形態に係る機器情報登録及び情報表示の一例を示す図、図4は、携帯電話機の機能構成例を示すブロック図である。図3及び図4に示す構成は一例であって、これに限定されない。
この携帯電話機30は、本開示の電子機器の一例であって、既述の電子機器2に対応しており、近距離無線通信として、例えば、Bluetooth (登録商標)により機器と接続し、その機能を利用する。この電子機器30に対して通信可能な範囲には、図3に示すように、機器A32としてヘッドフォン、機器B34としてキーボード等が存在しており、この実施の形態では、携帯電話機30は、機器A32と接続する場合を示す。
そこで、携帯電話機30による機器A32の特定、機器情報及び通信アイコン登録及びその情報表示は、以下に示す処理により実現する。
通信可能範囲内にあるヘッドフォン及びキーボード等は、接続対象として特定されるためにBluetooth 報知(BT報知)を行い、各機器の機器情報として、例えばMACアドレスやその他の情報を発信している。携帯電話機30側では、BT報知を受信して、通信可能な各機器の報知情報を受信する。携帯電話機30は、受信した報知情報について、例えば、記憶部等に機器A32の報知情報であるMACA−A、装置1の機器情報を記憶し、また、機器B34の報知情報であるMACA−B、装置2の機器情報を記憶する。この報知情報は、既述の第一の機器情報を含む報知情報の一例である。
受信した報知情報に対し、携帯電話機30の利用者が接続を希望する機器を特定するため、BT報知によって取得した機器A32及び機器B34の報知情報から接続する機器の機器情報の抽出を行う。そこで、この携帯電話機30は、接続を希望する機器A32に対して、利用者36を接触させる人体通信を行う。
人体通信は、携帯電話機30の筐体部等の所定位置に接触する利用者36が接続対象の機器A32の筐体又はその他所定の部分に接触することで、利用者の人体を伝送経路として機器照合情報を通信する手段の一例である。この人体通信では、例えば、機器A32側で接触した人体に誘起させた電界の変化等を利用して機器照合情報の伝達を行う。これにより、携帯電話機30は、機器照合情報として、例えば、機器A32からMACA−Aを取得する。この人体通信を行う構成は、既述の第二の取得手段であり、これにより取得した機器情報は、既述の第二の機器情報の一例である。
そして、BT報知により取得した複数の機器情報に対し、人体通信で取得した機器照合情報と一致する機器情報を抽出する。例えば、機器照合情報であるMACA−Aと一致するMACアドレスとして、機器A32により報知されたMACA−Aを抽出する。これにより、携帯電話機30では、接続対象として機器A32が選択されたことを認定する。そして、例えば、この機器A32から報知された報知情報に含まれるMACA−Aやその他の機器情報等を利用して、接続処理であるペアリング処理を実行し、そのペアリング情報等も合わせて登録してもよい。
また、アイコン画像38の生成及び登録では、選択された機器A32の画像情報及びペアリング情報等を利用する。そして、携帯電話機30の表示部等に生成したアイコン画像38を表示し、このアイコン画像38に対する選択操作が行われることで、登録されている機器情報やペアリング情報等を読出し、又は機器A32への接続指示が実行される。
この機器情報登録及び情報表示機能を実現するため、携帯電話機30は、例えば、図4に示す構成を含めばよい。
Bluetooth 通信制御部40は、Bluetooth 規格の近距離無線通信を制御する手段の一例であって、選択された機器A32に構成されたBluetooth 通信制御部41との間でデータ等の通信を実行する手段であり、既述の機器情報取得部14を構成する。
なお、機器A32との通信手段として、Bluetooth 以外の通信規格、又は通信手段を利用する場合には、その規格又は通信手段に合わせて通信制御機能部を構成すればよい。
人体通信制御部42は、機器A32に利用者36が接触したことを契機に人体通信を実行開始するとともに、機器A32側から人体を介して伝達された機器照合情報の受信制御を行う機器照合情報取得部16の一例である。この人体通信制御部42は、例えば、機器A32に接触した人体に電界の変化等を誘起させて通信を行う送信部又は受信部を構成する。
記憶制御部44は、取得した機器情報又は機器照合情報、ペアリング情報、アイコン等を記憶部に記憶させる手段の一例であって、既述のアイコン記憶部21に対応する。また、例えば、機器情報と機器照合情報とを照合処理し、例えば、MACアドレス等が一致するか否かを判定するとともに、記憶部等に記憶されている機器情報やアイコン情報等を抽出する機器情報抽出部18を構成する。更に、取得した機器情報に対して、利用者が選択した機器A32の画像情報を関連させたテーブル等を作成して、記憶する制御を実行する手段である。
カメラ制御部46は、アイコン画像の生成等に利用する機器A32の画像情報10を取得する画像情報取得部20の一例であって、例えば、アイコン画像登録処理の開始を契機に携帯電話機30に搭載されたカメラを起動させる。そして、撮影によって取得した画像情報10を記憶部等に記憶させるとともに、通信アイコン登録部50側に送信する。
キー入力制御部48は、携帯電話機30の操作部に対するキー入力を制御する手段の一例である。そして、アイコン登録処理では、機器照合情報と機器情報との照合結果の出力を契機に、例えば、ペアリング実行ボタンに対する操作を監視する。そして、このペアリング実行開始の操作入力がされた場合、機器A32の機器情報に基づいてペアリング処理を実行し、また、通信アイコン登録部50等に対して、アイコン登録処理の開始指示を出力する。
通信アイコン登録部50は、取得した画像情報及び特定した機器A32の機器情報等を利用して、機器A32を選択可能にするアイコン画像を生成する手段の一例であって、既述のアイコン記憶部21を構成する。また、生成されたアイコン画像に対して、機器A32の機器情報やペアリング情報等を関連させて登録する手段であって、機器A32に対する接続操作を可能にする。
通信アイコン表示部52は、表示部にアイコン画像を表示させる手段の一例であって、既述のアイコン表示制御部22を構成する。そして、登録された機器A32がBluetooth による通信可能な範囲内にある場合、通信アイコン表示部52は、その機器A32のアイコン画像を表示部等に表示させる。また、例えば、携帯電話機30が機器A32と通信不可能な距離に移動した場合、表示部におけるアイコン画像の表示を中止する。
表示制御部54は、携帯電話機30の表示部に対する文字情報、アイコン画像、画像、映像等の表示を制御する手段の一例である。そして、例えば、機器情報の照合結果の表示、抽出した機器情報の表示、ペアリング処理結果の表示、アイコン登録実行の確認画像の表示、その他の実行確認表示等を表示する。
無線制御部56は、携帯電話機30の例えば、通話機能や電子メール機能等に利用する無線通信機能に関する制御手段の一例である。
また、機器A32は、携帯電話機30との間でBluetooth による機器情報の通信を実行する手段として、例えば、Bluetooth 通信制御部41を備えるとともに、人体通信による機器照合情報の送信手段として、人体通信制御部43を備えればよい。
次に、携帯電話機の構成について、図5、図6及び図7を参照する。図5は、携帯電話機の外観構成例を示す図、図6は、携帯電話機及び機器のハードウェア構成例を示す図、図7は、ペアリング完了画像テーブルの一例を示す図である。図5〜図7に示す構成は一例であって、これに限定されない。
この携帯電話機30は、図5に示すように、表示側筐体部60と操作側筐体部62とがヒンジ64によって開閉可能に連結されている。表示側筐体部60は、例えば、表示部66、レシーバ70と共に、背面側に向けて画像を撮影するカメラ68等が備えられている。操作側筐体部62には、キー入力部72、マイクロフォン74が備えられている。
また、携帯電話機30及び機器A32の内部のハードウェア構成は、例えば、図6に示すように構成してもよい。
プロセッサ80は、記憶部82に記憶されているOS(Operating System)や、その他の制御プログラム等を演算し実行するための演算手段の一例であって、携帯電話機30の制御部を構成部品として機能する。このプロセッサ80は、例えば、CPU(Central Processing Unit )で構成すればよい。そして、制御プログラムの演算実行により、機器情報の照合処理及び、選択した機器の機器情報の判定処理、抽出処理、登録処理やアイコン生成処理、又は表示部に対するアイコン画像の表示処理等の実行制御指示を出力する。
記憶部82は、情報や制御プログラム等の記憶手段又は記録手段の一例であって、携帯電話機30の動作等を制御するOSや、その他の制御プログラム等、取得した画像情報や機器情報等を記録している。記憶部82は、例えば、プログラム記憶部84、データ記憶部86、RAM(Random Access Memory)88等で構成されている。
プログラム記憶部84は、携帯電話機30の動作制御を行うOS842やその他の制御プログラム等を記憶する手段の一例であって、例えば、ROM(Read Only Memory)で構成される。このプログラム記憶部84は、例えば、アイコン画像生成プログラム844、ペアリング処理プログラム846、機器情報等の特定や登録、アイコンの表示制御を行うアイコン表示プログラム848等を記憶している。
データ記憶部86は、取得した画像情報や機器情報、機器照合情報等を記録する手段、又は機器A32とのペアリング情報等を記憶する手段の一例であって、例えば、ROMやフラッシュメモリ等で構成されている。そして、このデータ記憶部86は、例えば、図7に示すように、特定された1又は複数の機器に関するペアリング完了画像テーブル90(902、904、・・・90X)が登録されている。このペアリング完了画像テーブル90は、例えば、アイコン画像を生成し、ペアリング処理が行われた機器毎に作成されており、機器の識別情報92、画像情報94、ペアリング情報96等を関連させて記憶している。ここで、識別情報92は、例えば、MACアドレス等を含んでおり、ペアリング情報96として、例えば、利用者の識別情報であるPINコード(Personal Identification Number)等を含んでいる。
なお、このプログラム記憶部84やデータ記憶部86は、例えば、電気的に内容を書き換えることができるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )等で構成されてもよい。
また、上記のアイコン画像生成プログラム844やペアリング処理プログラム846等は、プログラム記憶部84やデータ記憶部86等に記憶されたものに限られない。例えば、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク光磁気ディスク等のコンピュータで読出し可能な記録媒体に記憶されているものを利用してもよい。さらに、ネットワーク上にあるサーバやデータベース等からプログラム等を読み込んで利用してもよい。
RAM88は、上記の制御プログラム等を実行させるためのワークエリアを構成している。そして、プロセッサ80により制御プログラムを実行することで、既述の機器情報抽出部18、アイコン表示制御部22、人体通信制御部42、キー入力制御部48、通信アイコン登録部50等として機能する。また、例えば、カメラ68やBluetooth 通信部100に対する動作制御指示等を実行する。
Bluetooth 通信部100は、Bluetooth 規格の通信を利用して機器A32側との間でデータ等の通信を行う手段の一例であって、既述のBluetooth 通信制御部40により制御される。このBluetooth 通信部100は、機器A32側から報知された機器情報を受信してペアリング処理に利用する。また、Bluetooth 通信部100から機器A32側のBluetooth 通信部120を介して指示出力を行うことで、機器A32を機能させることができる。
人体通信部102は、携帯電話機30と接触する利用者36の人体を介して機器A32側の人体通信部122と接続する手段の一例であって、既述の人体通信制御部42により制御される。そこで、この人体通信部102は、例えば、電界変化を読取る手段、その変化を信号処理する手段等を備え、人体通信を行うための送信機又は受信機を構成すればよい。この電界変化を読取る手段は、利用者の手等に接触して、通電可能な構成として、例えば、携帯電話機30の筐体部を利用してもよく、図示しない特定の接触部を備えてもよい。
無線通信部104は、プロセッサ80により制御され、通話通信網や通信ネットワーク網等に接続する通信手段の一例であって、アンテナ等を備え、例えば、既述の無線制御部56で制御される。
尚、ペアリング処理を開始するペアリング実行ボタン106は、例えば、キー入力部72に構成すればよい。また、表示部66とキー入力部72とを一体に構成したタッチパネル式の入力手段、表示手段を用いてもよく、ペアリング実行ボタン106を表示部66に表示してもよい。そして、表示されたペアリング実行ボタン106を直接操作されたことを契機にペアリング処理を開始すればよい。
また、機器A32側において、プロセッサ110は、記憶部112に記憶されているOSや、動作制御プログラム等を演算するための手段の一例であって、接続前は、BT報知処理によりMACアドレス等である機器情報を含む情報を報知する。また、携帯電話機30等との接続後は、携帯電話機30側からの指示に従って、例えば音声等の入出力手段として機能する。
尚、この実施の形態では、機器A32が携帯電話機30の音声入出力手段を構成するが、これに限られず、電子機器2の周辺機器として機能すればよい。
記憶部112は、機器A32の記憶手段又は記録手段の一例であって、例えばプログラム記憶部114、データ記憶部116、RAM118等を備えている。プログラム記憶部114は、機器A32を動作させるためのOSプログラムやドライバプログラム等が記憶されており、携帯電話機30側に対して接続するための機器情報等の報知を行う。また、データ記憶部116は、機器A32の報知情報として、MACアドレス1162や機器情報1164等が格納されている。
RAM118は、プログラム記憶部114に記憶されているプログラムを実行するためのワークエリアの一例である。
Bluetooth 通信部120は、携帯電話機30側のBluetooth 通信部100と接続して、データの送受信を行う手段の一例であって、例えば、既述のBluetooth 通信制御部41で制御される。このBluetooth 通信部120は、通信可能な範囲内に向けて機器A32を特定するための機器情報等の報知処理を実行する。
人体通信部122は、携帯電話機30との間で既述の人体通信によるデータの送受信を行う手段の一例であって、例えば、既述の人体通信制御部43で制御される。この人体通信部122は、機器A32の所定位置又は通電可能な外部筐体の全体で構成すればよく、接触した利用者の手等に対して、電界変化を生じさせる構成を備える。
スピーカ制御部124は、機器A32のスピーカ126を備えており、プロセッサ110から出力されたデータを音声に変換して再生する手段の一例である。また、マイク制御部128は、機器A32のマイクロフォン130を備えており、このマイクロフォン130から入力された音声信号を電気信号に変換してプロセッサ110側に送信する手段の一例である。
次に、携帯電話機のアイコン登録処理について、図8及び図9を参照する。図8は、機器情報及びアイコン登録処理の一例を示すシーケンス図、図9は、機器の起動処理の一例を示すフローチャートである。図8、図9に示す処理手順、処理内容等は一例であって、これに限定されない。
この機器情報及びアイコン登録処理は、Bluetooth 通信により取得した機器情報に対し、携帯電話機30の利用者が選択した機器から人体通信により取得した機器照合情報を利用してその機器情報を抽出する。そして、抽出された機器情報を利用して、携帯電話機30と選択した機器とのペアリング処理を行った後、その画像情報を利用して、アイコン画像を登録する。この図8に示す処理手順では、通信可能範囲内にある複数の機器に対し、例えば、機器A32が選択され、ペアリングする場合を示す。
携帯電話機30は、例えば、通信アイコン登録機能を起動させ、通信可能範囲内にある接続可能な機器の検索処理を開始する(ステップS101)。例えば、Bluetooth 通信可能な範囲には機器A32、B34がある。そして、携帯電話機30は、各機器が報知する機器情報の受信処理に移行する。また、これらの機器A32、B34に対して機器情報の送信要求を出力してもよい。機器B34は、BT情報として、例えば、MACアドレスBや機器識別番号2等を報知する(ステップS102)。また、既述のように、選択される機器A32では、機器起動処理(ステップS103、図9)を実行し、BT情報として、MACアドレスAや機器識別番号1等を携帯電話機30に報知する。そして、各機器が報知する機器情報を受信して(ステップS104)、記憶部82等に記憶する。
機器情報を取得した場合、又はその取得中において、携帯電話機30は、利用する機器の選択処理として、人体通信の監視処理を実行し(ステップS105)、機器照合情報を取得する。この監視処理では、利用者が選択した機器A32と携帯電話機30とが手等で接触することにより、例えば、人体を介して通電したことや、又は特定の情報の送受信が行われるのを検出する。そして、人体通信により機器A32からデータを取得した場合(ステップS105のYES)、機器照合情報であるBT照合情報を抽出する(ステップS106)。このBT照合情報は、例えば、選択した機器A32のMACアドレスAが含まれている。人体通信の監視は、例えば、携帯電話機30の表示部66等に人体通信の開始させるための表示を行い、利用者の選択操作を契機に人体通信を開始可能な状態にしてもよい。
BT照合情報を抽出したら、機器側から取得した機器情報中に同一のMACアドレスを含む機器情報があるか否かを判断する(ステップS107)。同一のMACアドレスを含む場合(ステップS107のYES)、その機器情報を抽出し、アイコン登録の実行確認の画像を表示する(ステップS108)。
また、同一のMACアドレスが無い場合(ステップS107のNO)、人体通信の監視を継続する(ステップS105)。例えば、利用者が接触して人体通信を行った機器は、Bluetooth 通信機能を備えておらず、利用することができない場合や、既に他の電子機器との間でペアリングが行われており、携帯電話機30と接続できない等の場合は、監視を継続する。
表示されたアイコン登録画像に対し、利用者が登録実行操作をすると(ステップS109のYES)、携帯電話機30と機器A32とのBluetooth 通信を行うためのペアリング処理に移行する。この登録実行操作は、例えば、表示部等に表示されたアイコン登録画像に対応したペアリング実行ボタン106の押下に応じて実行操作が行われたか否かを判断すればよい。
ペアリング処理では、利用者の識別情報を示すPINコードの入力が要求され(ステップS110)、PINコードが入力されると(ステップS111のYES)、機器A32に対してペアリング処理の要求を送信する(ステップS112)。ペアリング要求を受けた機器A32は、携帯電話機30側に対して、例えば、認証処理に利用するために、PINコードの要求を通知する(ステップS113)。PINコード要求に応じて、携帯電話機30が利用者が入力したPINコードを通知すると(ステップS114)、機器A32側で認証処理を行い、その照合結果を携帯電話機30側に通知する(ステップS115)。照合が成功した場合、機器A32側のペアリング処理を終了する。
PINコードの照合結果により、ペアリングが正常である場合(ステップS116のYES)、携帯電話機30のカメラ機能を起動させて機器A32の画像情報を取得する。そして、機器A32の利用状態等を示す通信アイコン登録情報として、この画像情報とともに、機器A32のMACアドレスやPIN番号、その他、機器識別情報等を関連させたペアリング完了画像テーブル90を作成する(ステップS117)。
ペアリングが正常に行われなかった場合(ステップS116のNO)は、再びPINコードの入力を要求し(ステップS118)、ペアリング処理を繰り返し行う。
次に、機器A32の起動処理(ステップS103)は、図9に示すように、電源がON状態となると(ステップS201のON)、機器情報等の報知処理(F1)として、BT通信を開始する(ステップS202)。BT通信は、Bluetooth 通信が可能な範囲に向けてMACアドレス等の機器情報を報知する(ステップS203)。
また、機器情報の報知処理とともに、機器A32は、人体通信機能を起動させ(ステップS204)、人体通信処理(F2)を開始する。そこで、利用者による接触等、人体通信の実行開始タイミング監視として、例えば、電界変化を監視する(ステップS205)。電界変化を検出すると、MACアドレス等を含む機器照合情報を電界信号で送信する(ステップS206)。そして、再び電界変化を監視し(ステップS207)、例えば、携帯電話機30側からの応答通信等により電界変化を検出した場合には、電界信号の送信を停止させ(ステップS208)、図8のステップS103に戻る。
斯かる構成によれば、電子機器が取得した機器情報を利用して、接続したい機器が特定できるので、機器選択の容易化、誤接続の防止を図ることができる。また、利用する機器の機器情報等を画像情報とともに登録し、その機器との接続時にその登録情報を読み出し、利用可能にして接続処理の迅速性や電子機器の利便性を高めることができる。更に、通信アイコン登録機能において、ペアリングしたい機器に接触することで機器照合情報を取得し、機器の特定を行ってアイコン画像を生成することができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態について、図10及び図11を参照する。図10は、第3の実施の形態に係る待ち受け画面にアイコン画像を表示した状態の一例を示す図、図11は、アイコン画像表示及び機器接続処理の一例を示すシーケンス図である。図10、図11に示す構成及び処理手順、処理内容等はこれに限定するものではない。
この携帯電話機30は、本開示の電子機器の一例であって、近距離無線通信範囲内にある接続可能な機器に対し、アイコン登録がされている機器について、アイコン表示を行う。そこで、通信可能範囲内に接続可能な機器が無い場合には、携帯電話機30の表示部66の待ち受け画面140には、機器を示すアイコン画像は表示されず、アイコン登録された機器がある場合には、そのアイコン画像38を表示する。
このアイコン表示では、例えば、複数の機器A32、B34が通信可能範囲に存在する場合を示している。これらの機器A32、B34から取得した機器情報を照合し、図10に示すように、データ記憶部86のペアリング完了画像テーブル90に登録された機器の画像情報94を待ち受け画面140に表示する。
携帯電話機30のアイコン画像表示処理及び機器A32との接続処理は、本開示の電子機器の情報表示プログラム、又は情報表示方法の一例であって、図11に示すように、機器A32、B34側から取得した機器情報を利用してアイコン表示、機器の接続を行う。
携帯電話機30は、機器情報通知待ち状態に移行し(ステップS301)、機器A32、B34から例えば、BT通知により機器情報が通知されるまで待機状態となる。機器A32及び機器B34は、通信可能範囲内に機器情報を報知する(ステップS302、ステップS303)。この機器情報は、既述のアイコン登録処理に利用した機器情報と同様の情報を含めばよく、例えば、機器を表すMACアドレス、機器識別番号等を含めばよい。携帯電話機30は、例えば、第一の取得手段であるBluetooth 通信部100で機器情報を受信すればよい。
報知された機器情報を受信すると(ステップS304)、この機器情報に含まれる例えば、MACアドレスを元に、ペアリング完了画像テーブル90を検索し(ステップS305)、同一のMACアドレスがペアリング登録されているか否かの照合を行う。そして、ペアリング登録済みの場合(ステップS306のYES)、表示部66の待ち受け画面140に登録済みの機器のアイコン画像38を表示する(ステップS307)。登録済みの機器が複数ある場合、待ち受け画面140に全ての機器のアイコン画像38を表示する。また、例えば、所定の数毎に切替え可能に表示したり、又は機器毎に表示する優先順位を設定してもよい。
表示されたアイコン画像38に対して、利用者が選択操作を行った場合(ステップS308のYES)、選択されたアイコン画像38に対応する機器との接続処理を行う。そこで、例えば、ペアリング完了画像テーブル90を参照し、選択された機器のMACアドレスを読出してBluetooth 通信の開始要求を送信する(ステップS309)。この開始要求に対して、例えば、機器A32からBluetooth 通信開始応答が送信され(ステップS310)、接続処理を完了する。
尚、この実施の形態では、既にペアリング処理が行われ、登録されている機器について、通信可能範囲内に入ったときにアイコン画像表示を行う場合を示している。しかし、例えば、取得した機器情報がペアリングされていない場合には、既述のアイコン登録処理又はペアリング処理に移行するようにしてもよい。
斯かる構成によれば、利用する機器のアイコンを登録し、その機器との接続時にその登録情報を読み出し、利用可能にして接続処理の迅速性や電子機器の利便性を高めることができる。また、特定した機器に対し、その画像情報に機器情報を含めたアイコン画像を表示部に表示し、そのアイコン画像を利用者が選択操作により、その機器との接続を確立することができ、機器との接続処理を迅速化することができ、電子機器の利便性を高めることができる。
〔第4の実施の形態〕
次に、第4の実施の形態について、図12、図13を参照する。図12は、第4の実施の形態に係るアイコン画像を表示した状態の一例を示す図、図13は、アイコン画像表示処理の一例を示すシーケンス図である。図12、図13に示す構成、処理手順、処理内容等は一例であって、これに限定されない。
この携帯電話機30は、例えば、Bluetooth 等による通信可能な範囲内にある1又は複数の機器をサーチ(探索)し、ペアリング登録されている機器A32が含まれている場合には、そのアイコン画像38を表示する。また、ペアリング登録されていない機器B34に対しては、その機器B34を特定可能な機器情報として、例えば、機器識別番号等を表示する。
携帯電話機30の表示部66には、図12に示すように、待ち受け画面142上に例えば、BT周辺サーチ処理を行う実行ボタン144を表示しており、利用者のキー入力部72に対する操作に応じてサーチ処理を開始する。そして、BT周辺サーチ結果の表示画面146を表示部66に表示する。この表示画面146には、ペアリング登録された機器A32のアイコン画像38が表示される。また、ペアリング登録されていない機器B34については、例えば、サーチ処理において取得した機器情報に含まれる機器識別情報148を表示する。
尚、通信可能な範囲内にある機器A32、B34から機器情報を取得するサーチ処理や、ペアリング登録済みの機器A32に関するアイコン画像38をデータ記憶部86から抽出する処理やその表示処理については、既述した処理と同様に行えばよい。
そこで、このアイコン画像表示処理では、図13に示すように、携帯電話機30は、利用者による実行ボタン144の押下を契機にBT周辺サーチを起動させる(ステップS321)。これにより、所定の通信可能範囲内にある機器A32、B34が報知している機器情報の受信状態に移行し、又はその機器に対して機器情報の送信要求を発信する。これに対し、機器A32及び機器B34は、例えば、MACアドレスや機器識別番号等を通知する(ステップS322、ステップS323)。
携帯電話機30は、機器情報を受信すると(ステップS324)、全機器について機器情報等の表示処理がされたか否かを判断し(ステップS325)、全機器を表示するまで表示処理を行う。この表示処理は、例えば、MACアドレスを利用し、ペアリング完了画像テーブル90の検索処理を行う(ステップS326)。そして、ペアリング画像が登録されている場合(ステップS327のYES)、その登録されたアイコン画像38をBT周辺サーチ結果の表示画面146に表示する(ステップS328)。また、登録されていない場合(ステップS327のNO)、受信した機器識別情報148を表示する(ステップS329)。この機器識別情報148は、例えば英数字の組み合わせにより構成され、又は利用者が機器を特定可能な名称等で構成されればよい。
全ての機器について表示処理が終了したら(ステップS325のYES)、アイコン画像表示処理を終了する。
尚、この実施の形態では、サーチ処理の実行タイミングを表示された実行ボタン144の押下を契機としたが、これに限られない。既述のように、携帯電話機30の現在位置において通信可能な範囲の機器情報を自動で取得してもよい。そして、待ち受け画面140等に、登録済み機器A32のアイコン画像38を表示し、又は通信可能な機器があることを示す他のアイコン画像を表示するようにしてもよい。
〔第1、第2、第3及び第4の実施の形態の利点及び特徴事項〕
(1) 携帯電話機30は、通信アイコン登録機能を備えており、複数の周辺機器と近距離無線通信を行う場合、ペアリング対象の機器に手等を触れて、機器情報である例えば、BTアドレスを取得する。そして、この機器情報を含んだアイコン画像を生成する。
(2) この携帯電話機30等の電子機器2は、周辺機器とのペアリングを行う場合、通信アイコン登録機能を起動して、周辺のBT装置報知情報であるBT−MACアドレスや装置識別番号の受信を開始する。また、カメラを起動し、アイコン登録用の写真をモニタに表示する。さらに、通信アイコン登録機能は、人体通信によるBT装置照合情報として、例えば、BT−MACアドレスの受信を監視し、利用者がBT装置及び携帯電話機を両手で触ったときに転送されるBT装置照合情報を取得する。そして、BT装置照合情報のMACアドレスと同一のMACアドレスがBT装置報知情報に含まれているかを検証する。BT装置照合情報のMACアドレスとBT報知情報に含まれるMACアドレスが一致した場合、BT通信アイコン登録画面を表示する。BT報知情報を使ったBTペアリングを行い、ペアリングが成功した場合は画像撮影を行い、その画像ファイルに対してBT報知情報であるBT−MACアドレス、装置識別番号を付加して記憶させる。
(3) また、この電子機器2は、BT通信可能エリアに登録された機器がある場合、画面に登録した通信アイコンが表示され、この通信アイコンを選択することによって、BT通信を確立させることができる。
〔第5の実施の形態〕
次に、第5の実施の形態について、図14、図15及び図16を参照する。図14は、第5の実施の形態に係る機器情報登録の一例を示す図、図15は、カメラによる画像情報及び機器情報の取り込み状態の一例を示す図、図16は、携帯電話機及び機器の機能部の構成例を示す図である。図14、図15、図16に示す構成は一例であって、これに限定されない。また、図14〜図16において、図3〜図6等と対応する構成については説明を省略する。
この携帯電話機30は、本開示の電子機器の一例であって、通信可能範囲内にある接続可能な1又は複数の機器に対し、ペアリング処理を行い、機器情報及びその画像情報を含む通信アイコンの登録を行う。この通信アイコン登録は、既述のように、機器側が通知した機器情報を第一の取得手段で取得するとともに、接続を行う特定の機器A32から第二の取得手段により機器照合情報12として、例えばMACアドレス等を取得する。
そこで、この携帯電話機30は、カメラ68を利用してアイコン登録用の画像情報10及び機器照合情報12を取得する。カメラ68は、既述の画像情報取得部20の一例であるとともに、第二の取得部の一例であって、例えば、カメラ68によって取り込んだ機器の画像情報に含まれる文字情報や記号情報等を利用して機器照合情報12を取得する。
機器A32、B34は、例えば、機器の筐体部等の一部に各機器の識別情報を含む識別表示部160を備えている。この識別表示部160は、第二の機器情報の一例であって、各機器毎のMACアドレスや機器識別情報が英数字等の文字情報やバーコードやQRコード(Quick Reponse ) 等の二次元コードで構成されている。そして、画像認識を行い、取り込んだ識別表示から機器照合情報12を読み取り、登録された機器情報8の抽出処理を行う。
機器照合情報12を利用した抽出処理により、取得した機器情報8が登録されている場合には、携帯電話機30に備えたペアリング実行ボタン162の押下を契機にペアリング処理を行う。そして、ペアリングが成功した場合には、通信アイコンとして、取得した画像情報10に対して機器情報8を関連させて記憶する。
携帯電話機30は、図15に示すように、カメラ68により撮影した機器A32の画像164を表示部66に表示させ、画像情報及び機器照合情報の取り込み処理を行う。表示部66の中央部には、例えば、撮影対象を特定する特定枠166を設定してもよい。また、表示部66には、キー入力部72の決定キー168に対応した撮影カーソル170を表示してもよい。更に、表示部66は、例えば、タッチパネルで構成してもよく、決定キー168の押下、又は、表示部66上の撮影カーソル170に指を接触させることで撮影が実行できる。
画像情報10の取得として、例えば、利用者がこの特定枠166内に機器A32の画像164又は、機器の識別表示部160が入るようにカメラ68を操作することで、機器照合情報12を取得する。即ち、表示部66又は特定枠166内にある画像は利用者が接続させるために特定した機器、又はその識別情報を示している。
取り込んだ機器A32の画像情報10は、図16に示すように、例えば、カメラ制御部46が管理し、通信アイコン登録部50側に送信される。通信アイコン登録部50は、画像認識処理を行い、画像に含まれる文字情報やバーコード等の解析を行って、MACアドレス等の機器照合情報12を抽出する。そして、抽出したMACアドレスと取得した機器情報に含まれるMACアドレスとを照合して一致した場合は、ペアリング実行ボタン162を含むBT通信アイコン登録画面165(図14)を表示する。
次に、機器照合情報の抽出、ペアリング処理及びアイコン登録処理について、図17を参照する。図17は、機器情報及びアイコン画像登録処理の一例を示すシーケンス図である。図17に示す処理内容、処理手順等は一例であって、これに限定されない。また、図17において、図8に示す処理と同等の処理内容については説明を省略する。
携帯電話機30は、図17に示すように、通信可能範囲内にある機器情報の取得処理を行う(ステップS401〜ステップS404)。この処理は、第一の取得手段による機器情報の取得処理の一例であって、既述のステップS101〜ステップS104と同様に行えばよい。
次に、第二の取得手段による機器照合情報の取得処理として、表示部66に表示されたモニタ画像、又はカメラ68によって撮影された画像情報からMACアドレス等を抽出する(ステップS405)。この機器照合情報の抽出は、画像上にある文字や、コンピュータが読取り可能な二次元コード情報等を認識して行う。この場合、取得した画像情報から機器照合情報を示す文字等を認識できるか否かを判断する(ステップS406)。そして、抽出した機器照合情報に含まれるMACアドレスに対し、機器A32、B34側から受信した機器情報に含まれるMACアドレスと同一の機器情報の抽出を行う(ステップS407)。携帯電話機30は、取得した機器情報に同一のMACアドレスを含む場合(ステップS407のYES)、その機器A32を接続対象として特定された機器であると認識する。
そして、抽出した機器情報を持つ機器A32に対して、ペアリング登録するとともに、ペアリング情報や機器情報、画像情報等の登録処理を行う(ステップS408〜ステップS418)。これらの処理については、既述のステップS108〜ステップS118を利用すればよい。
そして、このようにペアリングした機器情報や画像情報等を登録した携帯電話機30は、登録した機器A32に対し、Bluetooth による近距離無線通信可能な範囲に接近すると、表示部66に登録した画像情報を利用したアイコン画像38を生成する。アイコン画像の生成処理については、既述の処理を利用すればよい。
次に、実施例について、図18、図19を参照する。図18は、機器情報登録機能の実施例を示す図、図19は、機器情報及び画像情報の登録処理の実施例を示すシーケンス図である。
この携帯電話機180は、本開示の電子機器の一例であって、近距離無線通信により接続可能な機器に対して、既述の機器情報の登録、アイコン登録機能を備えている。そして、図18に示すように、例えば、携帯電話機180と通信可能な範囲内に車A182、B184が存在している。この車A182、B184は、Bluetooth 通信等の近距離無線通信により接続可能な機器として、車載装置C186、D188を備えている。この車載装置C186、D188は、例えば、カーナビゲーションシステム(Car Navigation System )で構成されており、携帯電話機との間で無線通信によるデータの送受信を行う。車載装置C186には、Bluetooth 通信を行うための機器情報として、例えば、BTアドレスCが登録されており、車載装置D188には、BTアドレスDが登録されている。
機器情報の登録では、第二の取得手段として、携帯電話機180のカメラ機能68(図6)を起動させ、表示画面190に接続(ペアリング)を希望する車の画像192を表示させる。この携帯電話機180は、通信可能な範囲内にある機器から第一の取得手段として、例えば、Bluetooth 通信部等で取得した車載装置C186、D188の報知情報を基に、表示画面190上にBluetooth 通信可能な機器のBTアドレス情報194を表示する。
ペアリングする車の機器情報を選択し、例えば、タッチパネルに対するタッチ選択をすると車の写真撮影が行われ、記憶部82等に画像情報192を取り込む。更に、表示部66には、PIN番号入力画面196を表示する。そして、ペアリングする機器のPIN番号を入力することで、撮影した車の画像情報192の付加情報部分にBTアドレスやPIN番号等の機器情報が記録され、アイコン画像の登録となる。
また、このアイコン画像を登録した後に、携帯電話機180がペアリング済の車載装置に対して、近距離無線通信が可能な範囲に接近した場合、表示画面190上には、登録されている1又は複数の車の画像情報192により生成されたアイコン画像を表示する。そして、表示されたアイコン画像に対し、利用者が接続を希望する車に対応したアイコン画像を選択操作することで、携帯電話機180と車載装置との接続処理を行い、通信可能になる。
このような機器情報の登録処理やアイコン画像登録処理は、図19に示すように、カメラ68を起動し(ステップS501)、表示部66に車の画像をモニタ画面に表示させる(ステップS502)。この処理フローチャートでは、例えば、車載装置C186を登録する場合を示す。そこで、車載装置の検索として、機器情報検索を行い(ステップS503)、車載装置C186から機器識別番号として、例えば、MACアドレス等が通知される(ステップS504)。
携帯電話機180の表示部66には、受信した機器識別番号を表示し(ステップS505)、この識別番号表示からペアリングする機器が選択されると(ステップS506のYES)、車の画像情報192が撮影され(ステップS507)、ペアリング処理に移行する。
ペアリング処理として、携帯電話機180は、PIN番号入力画面196(図18)を表示し、PIN番号が入力されると(ステップS509のYES)、車載装置C186に対してペアリング通信を開始する(ステップS510)。車載装置C186は、携帯電話機180とのペアリングに対する検証として、例えば、入力されたPIN番号等の認証処理を行う(ステップS511)。この検証処理が完了したら、ペアリング完了通知を携帯電話機180側に通知する(ステップS512)。完了通知を受信した携帯電話機180は、ペアリング結果が正常であれば(ステップS512のYES)、画像情報192の付加部に機器の識別番号やPIN番号等を付加して記憶部82等に記憶させる(ステップS513)。
〔比較例〕
次に、比較例について図20、図21を参照する。図20は、比較例に係る近距離無線通信による機器との接続状態を示す図、図21は、比較例である人体通信機能の概要を示す図である。
比較例に係る携帯電話機200は、図20に示すように、車202に搭載されたカーナビゲーション装置204に対して、近距離無線通信により接続し、データの送受信が行われている。Bluetooth (登録商標)による近距離無線接続を利用するための認証処理であるペアリング処理において、装置204外部に表示した二次元コード表示206を携帯電話機200で読み取ることで、認証情報であるPINコードを取り込み、登録している。
外部の機器に対して近距離無線通信により接続する携帯電話機200において、ペアリング登録した機器が増えてくると、利用者の携帯電話機200の周辺で検出される接続対象が増えることになる。これにより、例えば、特定の機器に対して接続処理を行おうとする場合、検出した登録情報は、表示画面上にMACアドレス等の一覧が表示されるだけで、その中からペアリング対象を選択するのが困難であった。
上記のような装置204に限られず、例えば、携帯電話機200やPC等の電子機器に対して、近距離無線通信により接続する周辺機器を利用する場合も同様に、登録した機器が増えると接続対象の選択が困難になっている。例えば、周辺機器として、ヘッドセットとキーボードを利用する場合、10〔m〕範囲内に20人座る職場等では、携帯電話機200、ヘッドセット、キーボードがそれぞれ20台ずつ検出されることになり、機器の選択が困難になる。
このような特定の機器の選択を行うものとして、図21に示すように、人体通信機能を備えるガイダンスシステム210がある。このガイダンスシステム210は、ヘルプスイッチ(SW)212と、特定の人体通信モジュール搭載ユニット214a、214bの人体通信部216a、216bとに利用者218が接触することで、機器情報の通信を行うものである。このような人体通信では、装置間において低速でのデータ通信しか行えず、且つ通信中は常に両方の機器に接触していなければならないという課題がある。
これに対し、本開示の電子機器、その情報表示プログラム及びその情報表示方法によれば、複数の周辺機器と近距離無線通信を行う場合、通信可能な周辺機器を検出したときに、登録された機器情報に対応して記憶された通信アイコンが表示される。そして、例えば、携帯電話機の待ち受け画面に表示されたアイコン画像を選択するだけで、特定の機器と接続することが可能となる。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、第一の取得手段により取得した機器情報のみを利用して登録されたアイコン表示を行う場合を示したが、これに限られず、アイコン登録を行う場合と同様の処理を実行する構成としてもよい。即ち、アイコン画像や機器情報の登録処理では、例えば第2の実施の形態では、第一の取得手段としてBluetooth 通信部100、第二の取得手段として人体通信部102を備え、Bluetooth 通信部100で取得した機器情報と、人体通信部102で取得した機器照合情報との照合処理を行っている。そして、照合結果が一致した場合に登録処理を行っている。
このような照合処理を、登録されたアイコン画像や機器情報の表示処理においても同様に行い、照合処理を行った後にアイコン画像を表示してもよい。具体的には、例えば、Bluetooth 通信部100で取得した機器情報と、人体通信部102で取得した機器照合情報とを照合する。そして、照合結果が一致した場合には、記憶部82から機器情報又は機器照合情報に対応付けて記憶したアイコンを抽出し、表示部66等に表示させてもよい。
また、同様に、第二の取得手段として、カメラ68により画像情報を取得し、その画像情報に含まれる機器照合情報と照合処理を行った後に、登録されたアイコン画像の表示を行ってもよい。
斯かる構成によれば、アイコン表示処理においても第一の機器情報と第二の機器情報との照合処理を行い、一致した場合にアイコン画像や機器情報の表示を行うことで、正確な情報表示を行うことができ、機器に対する誤接続等を防止することができる。
(2) また、アイコン表示について、上記第3の実施の形態では、Bluetooth 通信部100(第一の取得手段)を備え、このBluetooth 通信部100で取得した機器情報を用いてアイコン表示をしているが、これに限定されない。第3の実施の形態においても、第一の取得手段としてBluetooth 通信部100、第二の取得手段として人体通信部102を備え、Bluetooth 通信部100で取得した機器情報と、人体通信部102で取得した機器情報とを照合してもよい。これらの機器情報が一致すれば、その機器情報に対応するアイコンを表示する構成としてもよい。
(3) 上記実施の形態では、本開示の電子機器の一例として、携帯電話機30、180を示したが、これに限られない。そこで、図22に示すように、近距離無線通信としてBluetooth 通信による機器接続が可能なパーソナルコンピュータ(PC)300に利用してもよい。また、図23に示すように、携帯情報端末機(PDA:Personal Digital Assistant)400に利用してもよい。
PC300は、図22に示すように、表示部302、操作部304、外部カメラ306等を備えればよく、また、人体通信機能を利用する場合は、接触部等を備えればよい。そして、既述のように、外部カメラ306で捉えた機器の画像情報や、利用者の接触等により取得した機器情報を利用して機器情報等の登録を行う。また、登録された機器に対して接続可能な状態になると、表示部302にそのアイコン画像を表示し、利用者の選択操作の容易化が図れる。
また、PDA400は、図23に示すように、表示部402、操作部404、外部カメラ406等を備えている。そして、既述のように、外部機器に対して近距離無線通信により接続可能であり、機器情報や画像情報等を登録するとともに、アイコン画像を生成して表示すればよい。
(4) 上記実施の形態では、利用者が接続対象機器を選択し易くするために、アイコン画像を表示する例を示したが、表示されるものはアイコン画像に限られない。例えば、登録される機器に対して利用者が覚えやすい名称を記録しておき、画像に代えて当該名称を表示してもよい。その場合、表示されるアイコンは、画像ではなく、文字情報を表示すればよい。
(5) 本開示の電子機器として、例えば、ゲーム機等を利用してもよい。
(6) 電子機器2に登録した機器情報、画像情報を他の電子機器2側に対して、例えば、電子メールや近距離無線通信、赤外線通信により、転送可能にしてもよく、転送先の電子機器によって特定した機器との接続を可能にしてもよい。
(7) 上記実施の形態では、機器照合情報を利用した機器情報の抽出処理において、MACアドレスを利用しているがこれに限られない。例えば、識別情報等の機器を特定可能な情報であればよい。この場合、機器側から報知された機器情報と、機器照合情報とを関連付けて記憶すればよい。
以上説明したように、電子機器、その情報表示プログラム及びその情報表示方法の好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
2 電子機器
4A、4B、・・4N 機器
6 通信可能範囲
8、8A、8B、・・8N 機器情報
10 画像情報
12 機器照合情報
14 機器情報取得部
16 機器照合情報取得部
18 機器情報抽出部
20 画像情報取得部
21 アイコン記憶部
22 アイコン表示制御部
30、180 携帯電話機
32、34 機器
36 利用者
38 アイコン画像
40、41 Bluetooth 通信制御部
42、43 人体通信制御部
44 記憶制御部
46 カメラ制御部
50 通信アイコン登録部
52 通信アイコン表示部
54 表示制御部
56 無線制御部
84 プログラム記憶部
842 OS
844 アイコン画像生成プログラム
846 ペアリング処理プログラム
848 アイコン表示プログラム
90、902、904、・・・90X ペアリング完了画像テーブル
92 識別情報
94 画像情報
96 ペアリング情報
100、120 Bluetooth 通信部
102 人体通信部
104 無線通信部
106、162 ペアリング実行ボタン
116 データ記憶部
1162 MACアドレス
1164 機器情報
140、142 待ち受け画面
146 表示画面
148 機器識別情報
4A、4B、・・4N 機器
6 通信可能範囲
8、8A、8B、・・8N 機器情報
10 画像情報
12 機器照合情報
14 機器情報取得部
16 機器照合情報取得部
18 機器情報抽出部
20 画像情報取得部
21 アイコン記憶部
22 アイコン表示制御部
30、180 携帯電話機
32、34 機器
36 利用者
38 アイコン画像
40、41 Bluetooth 通信制御部
42、43 人体通信制御部
44 記憶制御部
46 カメラ制御部
50 通信アイコン登録部
52 通信アイコン表示部
54 表示制御部
56 無線制御部
84 プログラム記憶部
842 OS
844 アイコン画像生成プログラム
846 ペアリング処理プログラム
848 アイコン表示プログラム
90、902、904、・・・90X ペアリング完了画像テーブル
92 識別情報
94 画像情報
96 ペアリング情報
100、120 Bluetooth 通信部
102 人体通信部
104 無線通信部
106、162 ペアリング実行ボタン
116 データ記憶部
1162 MACアドレス
1164 機器情報
140、142 待ち受け画面
146 表示画面
148 機器識別情報
Claims (5)
- 接続対象の機器が報知する、前記機器の第一の機器情報を含む報知情報を取得する第一の取得手段と、
前記機器から第二の機器情報を取得する、前記第一の取得手段とは異なる第二の取得手段と、
前記第一の取得手段により取得された報知情報に含まれる前記第一の機器情報と、前記第二の取得手段により取得された前記第二の機器情報とが一致するか否かを判定し、前記判定において一致すると判定された場合に、前記第一の機器情報又は前記第二の機器情報に対応するアイコンを、機器情報とアイコンとを対応付けて記憶した記憶手段から抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記アイコンを表示する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
- 前記第二の取得手段は、撮像された画像に含まれる情報から前記第二の機器情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記第二の取得手段は、人体通信を介して前記第二の機器情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- コンピュータに実行させる情報表示プログラムであって、
接続対象の機器が報知する、前記機器の第一の機器情報を含む報知情報を取得する機能と、
前記機器から第二の機器情報を取得する機能と、
前記機能により取得された報知情報に含まれる前記第一の機器情報と、前記機能により取得された前記第二の機器情報とが一致するか否かを判定し、前記判定において一致すると判定された場合に、前記第一の機器情報又は前記第二の機器情報に対応するアイコンを、機器情報とアイコンとを対応付けて記憶した記憶手段から抽出する機能と、
抽出された前記アイコンを表示する機能と、
を前記コンピュータによって実現させることを特徴とする、電子機器の情報表示プログラム。
- 接続対象の機器が報知する、前記機器の第一の機器情報を含む報知情報を取得するステップと、
前記機器から第二の機器情報を取得するステップと、
前記機能により取得された報知情報に含まれる前記第一の機器情報と、前記機能により取得された前記第二の機器情報とが一致するか否かを判定し、前記判定において一致すると判定された場合に、前記第一の機器情報又は前記第二の機器情報に対応するアイコンを、機器情報とアイコンとを対応付けて記憶した記憶手段から抽出するステップと、
抽出された前記アイコンを表示するステップと、
を含むことを特徴とする、電子機器の情報表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010176181A JP2012039282A (ja) | 2010-08-05 | 2010-08-05 | 電子機器、その情報表示プログラム及びその情報表示方法 |
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JP2010176181A JP2012039282A (ja) | 2010-08-05 | 2010-08-05 | 電子機器、その情報表示プログラム及びその情報表示方法 |
Publications (1)
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ID=45850805
Family Applications (1)
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