JP2017162043A - 運転整備記録管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、準社用車の使用者は、出勤日、休日を問わず、1日の終わりに準社用車のオドメーターを見て、その積算走行距離を規定の記録表に手書で記入している。そして、その記録表に記入された積算走行距離をコンピュータに入力して管理している。
また、走行距離などを電気的に検出し、それをサーバーへ送信してサーバーにおいて走行距離を管理するシステムでは、車両毎に検出装置および送信装置を装着する必要があるため、装置の製造コストおよび装置を装着する手間がかかるという問題がある。
前述した目的を達成するため、この出願の請求項1に係る発明では、携帯端末(10)から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバー(20)へ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システム(1)であって、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置(13)と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部(14q)と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能(S10)と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能(S11)と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部(14n)と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能(S15)と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能(S35)と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能(S36)と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能(S37)と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能(S42)と、
を備えるという技術的手段を用いる。
請求項2に係る発明では、携帯端末(10)から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバー(20)へ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システム(1)であって、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置(13)と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部(14q)と、
前記撮影装置により撮影された画像を解析し、その画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を表示する積算走行距離表示部(14n)と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
を備えるという技術的手段を用いる。
携帯端末に備えられた撮影装置がオドメーターを撮影すると、その撮影されたオドメーターを表すオドメーター画像は、オドメーター画像表示部に表示されるとともに、オドメーター画像送信機能により、サーバーへ送信される。
一方、サーバーのオドメーター画像受信機能は、携帯端末から送信されたオドメーター画像を受信し、その受信されたオドメータ画像は、画像解析機能によって解析され、オドメーター画像が表す積算走行距離が求められる。その求められた積算走行距離は、積算走行距離送信機能により、携帯端末へ送信される。
そして、その送信された積算走行距離は、携帯端末の積算走行距離受信機能によって受信され、積算走行距離表示部によって表示される。そして、積算走行距離受信機能により受信された積算走行距離は、積算走行距離送信機能により、サーバーへ送信される。
その送信された積算走行距離は、サーバーの積算走行距離記憶機能によって受信されるとともに、その受信された積算走行距離と車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとしてサーバーに記憶される。
つまり、携帯端末は、オドメーターを撮影したオドメーター画像をサーバーへ送信し、サーバーは、受信したオドメーター画像を解析して積算走行距離を求め、その積算走行距離と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができる。
請求項1に係る発明を実施すれば、車両の使用者がオドメーターを見て、その積算走行距離を読取る必要がないため、オドーメーターを見誤ることにより、管理すべき積算走行距離が不正確になってしまうおそれがない。
しかも、サーバーは、積算走行距離と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができるため、従来のように、記録表に記入された積算走行距離をコンピュータに入力するときの入力誤りが発生するおそれがない。
さらに、請求項1に係る発明を実施すれば、車両の使用者が携帯端末を使ってオドメーターを撮影し、そのオドメーター画像をサーバーへ送信するだけで良いため、従来のように、積算走行距離を電気的に検出してサーバーへ送信する装置を車両毎に装着する必要がないので、積算走行距離の管理に要するコストおよび手間を軽減することもできる。
携帯端末に備えられた撮影装置がオドメーターを撮影すると、その撮影されたオドメーターを表すオドメーター画像は、オドメーター画像表示部に表示されるとともに、携帯端末の画像解析機能によって解析され、オドメーター画像が表す積算走行距離が求められ、その求められた積算走行距離は、積算走行距離表示部によって表示される。そして、携帯端末の積算走行距離送信機能は、画像解析機能により求められた積算走行距離をサーバーへ送信する。
一方、サーバーは、携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶する。
請求項2に係る発明を実施すれば、車両の使用者がオドメーターを見て、その積算走行距離を読取る必要がないため、オドメーターを見誤ることにより、管理すべき積算走行距離が不正確になってしまうおそれがない。
しかも、サーバーは、積算走行距離と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができるため、従来のように、記録表に記入された積算走行距離をコンピュータに入力するときの入力誤りが発生するおそれがない。
さらに、請求項2に係る発明を実施すれば、車両の使用者が携帯端末を使ってオドメーターを撮影すれば、そのオドメーター画像が携帯端末の画像解析機能によって解析されて積算走行距離が求められ、その積算走行距離をサーバーへ送信するだけで良いため、従来のように、積算走行距離を電気的に検出してサーバーへ送信する装置を車両毎に装着する必要がないので、積算走行距離の管理に要するコストおよび手間を軽減することもできる。
[運転整備記録管理システムの概略構成]
最初に、この発明の第1実施形態に係る運転整備記録管理システムの概略構成について、それをブロックで示す図1を参照して説明する。
なお、以下の実施形態では、この発明の実施形態に係る運転整備記録管理システムとして、自動車販売店において使用する準社用車の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムについて説明する。
次に、携帯端末10の機能について、それをブロックで示す図2を参照して説明する。
タッチパネル制御部11fは、タッチパネル14の画像制御、タッチパネル14のタッチセンサの制御などを行う。ログイン制御部11cは、運転整備記録情報入力用アプリが立ち上がったときに、タッチパネル14にて入力された携帯端末使用者IDおよびパスワードと、ログイン情報記憶部12bに記憶されている携帯端末使用者IDおよびパスワードとを照合し、一致した場合に、運転整備記録管理システムにログインする処理などを行う。
次に、携帯端末10を使ってODOメーターを撮影する手順について図3ないし図6を参照して説明する。
図3は、運転整備記録管理システムへのログイン画面の説明図、図4は、ODOメーター撮影画面の説明図、図5は、運転整備記録情報入力画面の説明図、図6は、運転整備記録情報確認画面の説明図、図7は、運転整備記録情報登録完了画面の説明図である。
携帯端末使用者は、メッセージ画像14eの指示に従い、枠画像14fの範囲にODOメーターの全体画像14gのうち、ODOの文字を除くODOメーターキロ数(積算走行距離)の部分が収まるようにカメラ13の焦点を合わせる。図4に示す例では、ODOメーターキロ数(積算走行距離)として2548kmが表示されている。そして、携帯端末使用者がシャッターボタン14hにタッチすると、カメラ13が枠画像14fに収まっているODOメーターキロ数を撮影する。この撮影された画像が、ODOメーターを撮影した画像、つまり、ODOメーター画像である。
ODOメーターの撮影が終了すると、図5に示すように、タッチパネル14には、運転整備記録情報入力画面が表示される。運転整備記録情報入力画面には、運転整備記録情報を入力した日付を入力するための日付入力スペース14iと、運転整備記録情報を入力する日が出勤日であるか休日であるかを入力するための出勤/休日入力スペース14jと、準社用車を全く運転しなかった場合(例えば、出張のため電車移動だった場合)に運転記録情報の登録申請を除外するためのチェックを入れるための申請除外チェックボックス14kと、運行前の点検を行ったか否かのチェックを入れるための運行前点検チェックボックス14mと、サーバー20から受信したODOメーターキロ数(積算走行距離)を表示するODOメーターキロ数表示部14nと、再度ODOメーターを撮影する場合にタッチする再撮影ボタン14pと、カメラ13が撮影したODOメーター画像Gを表示するODOメーター画像表示部14qと、今日(運転整備記録情報を入力する日)の走行距離を入力するための走行距離入力スペース14rと、燃料を給油した場合の給油量を入力するための給油量入力スペース14sと、整備内容やコメントを入力するための整備内容・コメント入力スペース14tと、使用している準社用車を買い換えたときにチェックを入れるための代替チェックボックス14uと、運転整備記録情報入力画面に表示されている内容の確認が終了した際にタッチする確認ボタン14vとが表示されている。
次に、携帯端末使用者情報のデータ構造について、それを示す図8を参照して説明する。
図示の例では、社員名「名古屋太郎」、「熱田次郎」、「愛知花子」・・の複数名の社員の携帯端末情報がサーバー20に登録されている。
次に、日別運転整備記録登録情報の内容について、それを示す図9を参照して説明する。以下の説明では、一旦、サーバー20に登録された運転整備記録情報を運転整備記録登録情報と称する。
次に、月次運転整備記録登録情報の内容について、それを示す図10を参照して説明する。
次に、サーバー20の機能について、それをブロックで示す図11を参照して説明する。
記憶部22の各ブロックは、サーバー20に内蔵されたHDD(ハードディスク)、ROMおよびRAMなどの記憶媒体の各機能を表現したものである。携帯端末使用者情報記憶部22aは、前述した携帯端末使用者情報(図8)が記憶されている部分である。部門情報記憶部22bは、部門コード、部門名(店舗名)および営業部コードを記憶している部分である。例えば、部門コードは021、部門名は名古屋北、営業部コードは001である。月次運転整備記録登録情報記憶部22cは、前述した月次運転整備記録登録情報(図10)が記憶されている部分であり、車種情報記憶部22dは、準社用車として登録されている車種が記憶されている部分である。会社情報記憶部22eは、各店舗が所属している会社の会社名などの情報が記憶されている部分である。
運転整備記録登録情報編集部21aは、日別運転整備記録登録情報記憶部22gに記憶されている日別運転整備記録登録情報(図9)の編集処理を実行する。例えば、ODOメーターキロ数、走行距離数、整備事項・コメントなどの情報に変更があった場合に、その変更された内容を日別運転整備記録登録情報記憶部22gに上書き処理する。また、運転整備記録登録情報編集部21aは、日別運転整備記録登録情報が1ヶ月分揃ったときに、その1ヶ月分の日別運転整備記録登録情報に基づいて月次運転整備記録登録情報を作成し、その作成した月次運転整備記録登録情報を月次運転整備記録登録情報記憶部22cに記憶する。
次に、店舗PC30の機能について、それをブロックで示す図12を参照して説明する。以下、店舗PC30により運転整備記録情報を入力したり、運転整備記録登録情報を訂正したりする者を店舗PC使用者と称する。
運転整備記録登録情報閲覧部31aは、サーバー20に記憶されている前月および当月の日別運転整備記録登録情報(図9)または月次運転整備記録登録情報(図10)を読出して表示装置38に表示する。ログイン制御部31bは、キーボード37またはマウス36により入力された店舗PC使用者IDおよびパスワードと、ログイン情報記憶部32aに記憶されている店舗PC使用者IDおよびパスワードとを照合し、一致した場合に運転整備記録管理システムにログインする処理を行う。
次に、携帯端末10およびサーバー20間の通信内容について図13ないし図17を参照して説明する。
図13は、携帯端末10およびサーバー20間の通信手順の説明図である。図14は、携帯端末10が実行するODOメーター撮影処理の流れを示すフローチャートであり、図15は、携帯端末10が実行する運転整備記録情報入力処理の流れを示すフローチャートである。図16は、サーバー20が実行するログイン要求許可処理の流れを示すフローチャートであり、図17は、サーバー20が実行する運転整備記録情報登録処理の流れを示すフローチャートである。
携帯端末10が実行するODOメーター撮影処理の流れについて図14を参照して説明する。
携帯端末10は、タッチパネル14(図2)に表示されている運転整備記録情報入力用アプリのアイコンがタッチされたか否かを判定し(ステップ(以下、Sと略す)1)、タッチされたと判定した場合は(S1:Yes)、運転整備記録情報入力用アプリを起動し、タッチパネル14に初期画面(図3)を表示する(S2)。続いて、携帯端末10は、ログインボタン14d(図3)がONしたか否かを判定し(S3)、ONしたと判定した場合は(S3:Yes)、携帯端末使用者ID入力スペース14aに入力された携帯端末使用者IDおよびパスワード入力スペース14bに入力されたパスワードをサーバー20へ送信してログイン要求を行う(S4)。
携帯端末10が実行する運転整備記録情報入力処理の流れについて図15を参照して説明する。
携帯端末10は、サーバー20がODOメーター画像の解析により求めたODOメーターキロ数をサーバー20から受信したか否かを判定し(S11)、受信したと判定した場合は(S11:Yes)、タッチパネル14に運転整備記録情報入力画面(図5)を表示する(S12)。続いて、携帯端末使用者がタッチパネル14に入力する運転整備記録情報の入力および一時記憶処理を行い(S13)、タッチパネル14に表示されている確認ボタン14v(図5)がONしたか否かを判定し(S14)、ONしたと判定した場合は(S14:Yes)、サーバー20から受信したODOメーターキロ数を含む運転整備記録情報をサーバー20へ送信する(S15)。続いて、S15においてサーバー20へ送信した運転整備記録情報のサーバー20によるチェック結果を受信し、その受信した運転整備記録情報を運転整備記録情報確認画面(図6)に反映するようにタッチパネル14に表示する(S16)。
次に、サーバー20が実行するログイン要求許可処理の流れについて図16を参照して説明する。
サーバー20は、携帯端末10からログイン要求があるか否かを判定し(S30)、ログイン要求があると判定した場合は(S30:Yes)、携帯端末10から受信した携帯端末使用者IDおよびパスワードを受信し(S31)、その受信した携帯端末使用者IDおよびパスワードが登録されているか否かを判定する(S32)。ここで、登録されていると判定した場合は(S32:Yes)、ログインを許可することを示す情報を携帯端末10へ送信し、ログインを許可する(S33)。
次に、サーバー20が実行する運転整備記録情報登録処理の流れについて図17を参照して説明する。
サーバー20は、携帯端末10がログイン中か否かを判定し(S34)、ログイン中であると判定した場合は(S34:Yes)、携帯端末10からODOメーター画像を受信したか否かを判定する(S35)。ここで、受信したと判定した場合は(S35:Yes)、その受信したODOメーター画像を解析し、ODOメーターキロ数を求める(S36)。続いて、サーバー20は、S36において解析して求めたODOメーターキロ数を携帯端末10へ送信する(S37)。
運転整備記録情報管理システム1では、運転整備記録情報を携帯端末10から入力する他、店舗PC30からも入力することができる。また、店舗PC30から運転整備記録登録情報の訂正および編集を行うこともできる。
ここで、運転整備記録情報を店舗PCにおいて入力する場合について図18ないし図20を参照して説明する。
図18は、店舗PC30の表示画面の説明図である。図19は、店舗PC30およびサーバー20間の通信手順の説明図である。図20は、店舗PC30が実行する運転整備記録情報入力処理の流れを示すフローチャートである。
店舗PC30が実行する運転整備記録情報入力処理の流れについて図20を参照して説明する。
毎日、サーバー20に登録された運転整備記録登録情報は、店舗の責任者により承認されていない状態、つまり未承認の状態で登録されている。そして、店舗の責任者は、毎日、あるいは、所定日数置きに、各社員の日別運転整備記録登録情報の内容を確認し、入力ミスや入力不足などが存在しない場合に承認を付与する。1ヶ月分の日別運転整備記録登録情報の総てに承認が付与されることにより、月次運転整備記録登録情報が正式な月次運転整備記録登録情報として提出可能になる。
図21は、店舗PC30に表示された入力者一覧を示す説明図である。図22は、店舗PC30およびサーバー20間の通信手順の説明図である。図23は、店舗PC30が実行する運転整備記録登録情報承認処理の流れを示すフローチャートである。
店舗PC30が実行する運転整備記録登録情報承認処理の流れについて図23を参照して説明する。
次に、運転整備記録登録情報が未承認状態になっている社員がいる店舗を、本部において確認する場合について図を参照して説明する。
なお、以下の説明では、運転整備記録登録情報が未承認状態になっている社員がいる店舗を未承認店舗と称し、そのような社員がいない店舗を承認済店舗と称する。また、運転整備記録登録情報が未承認状態になっている社員を未承認社員と称し、承認状態になっている社員を承認済社員と称する。
図24は、本部PC40に表示された部門検索画面を示す説明図である。図25は、店舗、本部およびサーバー20間の通信手順の説明図である。図26は、本部PC40が実行する未承認店舗確認処理の流れを示すフローチャートである。
本部PC40(図1)が実行する未承認店舗確認処理の流れについて図26を参照して説明する。
本部PC40は、本部PC40の画面に表示された複数のアイコンのうち、運転整備記録管理システムを開くためのアイコンがタッチされたか否かを判定し(S90)、タッチされたと判定した場合は(S90:Yes)、サーバー20へアクセスする(S91)。続いて、本部PC40は、ブラウザで運転整備記録管理システムを開き(S92)、ログインボタンがONしたか否かを判定し(S93)、ONしたと判定した場合は(S93:Yes)、本部PC40のユーザー(以下、本部PC使用者という)により入力された本部PC使用者IDおよびパスワードをサーバー20へ送信し、ログイン要求を行う(S94)。
この第1実施形態に係る運転整備記録管理システムが、本願の請求項1に係る運転整備記録管理システムに対応する。
(1)上述した実施形態の運転整備記録管理システム1を実施すれば、準社用車の使用者がオドメーターを見て、そのオドメーターキロ数を読取る必要がないため、見誤ることにより、管理すべきオドメーターキロ数が不正確になってしまうおそれがない。
(2)しかも、サーバー20は、オドメーターキロ数と準社用車の登録ナンバーとを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができるため、従来のように、記録表に記入されたオドメーターキロ数をコンピュータに入力するときの入力誤りが発生するおそれがない。
(3)さらに、準社用車の使用者が携帯端末10を使ってオドメーターを撮影し、そのオドメーター画像をサーバー20へ送信するだけで良いため、従来のように、オドメーターキロ数を電気的に検出してサーバーへ送信する装置を準社用車毎に装着する必要がないので、オドメーターキロ数の管理に要するコストおよび手間を軽減することもできる。
次に、この発明の第2実施形態に係る運転整備記録管理システムについて説明する。
この実施形態に係る運転整備記録管理システムは、携帯端末10が自身の撮影したODOメーター画像の解析を行うことを特徴とする。
この第2実施形態は、第1実施形態と同じ効果を奏することができる。なお、この第2実施形態に係る運転整備記録管理システムが、本願の請求項2に係る運転整備記録管理システムに対応する。
携帯端末10から運転整備記録情報が送信されていないことを、所定時刻になったときにサーバー20から携帯端末10へ報知することにより、運転整備記録情報の送信忘れを防止するように構成することもできる。
携帯端末から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバーへ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムであって、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
前記サーバーから送信されたアラーム情報を受信して所定の報知を行うアラーム機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離と、前記携帯端末を特定するための携帯端末特定情報と、送信時刻を示す送信時刻情報と、を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻とを受信するとともに、その受信した積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶部と、
所定時刻になったときに前記積算走行距離記憶部を参照し、前記所定時刻までに前記積算走行距離を送信していない携帯端末特定情報を検索する未送信携帯端末検索機能(S200,S201)と、
前記未送信携帯端末検索機能により検索された携帯端末特定情報に基づいて特定される携帯端末へ、前記所定時刻までに前記積算走行距離が送信されていないことを示すアラーム情報を送信するアラーム情報送信機能(S202,S203)と、
を備えることを特徴とする運転整備記録管理システム。
このように、この運転整備記録管理システム1を実施すれば、携帯端末使用者が運転整備記録情報の送信を忘れていることをサーバー20から自動的に知らせることができるため、運転整備記録情報の送信忘れを防止することができる。
携帯端末10の運転整備記録管理システムへのログイン履歴に基いて、運転整備記録情報をサーバー20へ送信していないことを携帯端末10において報知するように構成することもできる。
携帯端末から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバーへ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムであって、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
当該運転整備記録管理システムにログインしたログイン履歴が記憶されたログイン履歴記憶部と、
現在時刻をカウントするクロックと、
前記クロックがカウントする時刻が第2の時刻(所定時刻)になったときに前記ログイン履歴を参照し、第1の時刻から第2に時刻(第1の時刻は第2の時刻よりも過去の時刻)の間、当該運転整備記録管理システムにログインしていないか否かを判定するログイン履歴判定機能(S211,S212)と、
前記ログイン履歴判定機能が肯定判定した場合に、当該携帯端末に備えられた報知手段により所定の報知を行う報知機能(S213)と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
を備えることを特徴とする運転整備記録管理システム。
このように、この運転整備記録管理システム1を実施すれば、携帯端末使用者が運転整備記録情報の送信を忘れていることを、携帯端末使用者の携帯端末10において自動的に報知することができるため、運転整備記録情報の送信忘れを防止することができる。
所定日数が経過したときに、サーバー20が未承認店舗を自動的に検索し、未承認店舗が存在する場合に、未承認状態であることをその店舗の店舗PC30へ自動的に通知するように構成することもできる。
携帯端末から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバーへ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムであって、
前記サーバーと通信する通信機能と、
前記サーバーが記憶している運転整備記録情報を承認したことを示す承認情報を、前記サーバーが記憶している運転整備記録情報に付加する承認情報付加機能と、
前記サーバーから送信される検索結果情報を受信して表示する機能と、を有する端末装置を備えており、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報と、前記車両の使用者を特定する使用者情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
特定の日からの経過日数を計数する日数計数機能と、
前記日数計数機能が計数した日数が所定日数を経過したときに、その所定日数の間に前記承認情報が付与されていない携帯端末が存在するか否かを検索する検索機能(S220,S221)と、
前記検索機能の検索結果を示す検索結果情報を前記端末装置へ送信する検索結果情報送信機能(S222,S223)と、
を備えることを特徴とする運転整備記録管理システム。
このように、この運転整備記録管理システム1を実施すれば、特定の日から所定日数経過する毎に、サーバー20から店舗へ未承認社員がいることを自動的に知らせることができるため、運転整備記録情報の未承認状態が所定日数以上続かないようにすることができる。
前述した各実施形態では、この発明の運転整備記録管理システムとして、自動車販売店において使用する準社用車の運転整備記録管理システムを説明したが、社用車、トラック、バスなどの運転整備記録を管理するシステムにも適用することができる。
前述した各実施形態では、店舗PC30、本部PC40およびサーバー20がイントラネット専用回線4を介して相互に通信する構成を説明したが、インターネットを介して相互に通信する構成でも良い。
5・・通信システム、10・・携帯端末、13・・カメラ(撮影装置)、
14n・・ODOメーターキロ数表示部(積算走行距離表示部)、
14q・・ODOメーター画像表示部、20・・サーバー、30・・店舗PC、
40・・本部PC。
前述した目的を達成するため、この出願の請求項1に係る発明では、携帯端末(10)から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバー(20)へ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システム(1)であって、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置(13)と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部(14q)と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能(S10)と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能(S11)と、
前記サーバーから送信されたアラーム情報を受信して所定の報知を行うアラーム機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部(14n)と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離と、前記携帯端末を特定するための携帯端末特定情報と、送信時刻を示す送信時刻情報と、を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能(S15)と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能(S35)と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能(S36)と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能(S37)と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻とを受信するとともに、その受信した積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶部と、
所定時刻になったときに前記積算走行距離記憶部を参照し、前記所定時刻までに前記積算走行距離を送信していない携帯端末特定情報を検索する未送信携帯端末検索機能(S200,S201)と、
前記未送信携帯端末検索機能により検索された携帯端末特定情報に基づいて特定される携帯端末へ、前記所定時刻までに前記積算走行距離が送信されていないことを示すアラーム情報を送信するアラーム情報送信機能(S202,S203)と、
を備えるという技術的手段を用いる。
請求項2に係る発明では、携帯端末(10)から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバー(20)へ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システム(1)であって、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置(13)と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部(14q)と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部(14n)と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
当該運転整備記録管理システムにログインしたログイン履歴が記憶されたログイン履歴記憶部と、
現在時刻をカウントするクロックと、
前記クロックがカウントする時刻が第2の時刻になったときに前記ログイン履歴を参照し、第1の時刻から第2に時刻(第1の時刻は第2の時刻よりも過去の時刻)の間、当該運転整備記録管理システムにログインしていないか否かを判定するログイン履歴判定機能(S211,S212)と、
前記ログイン履歴判定機能が肯定判定した場合に、当該携帯端末に備えられた報知手段により所定の報知を行う報知機能(S213)と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
を備えるという技術的手段を用いる。
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明では、携帯端末(10)から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバー(20)へ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システム(1)であって、
前記サーバーと通信する通信機能と、
前記サーバーが記憶している運転整備記録情報を承認したことを示す承認情報を、前記サーバーが記憶している運転整備記録情報に付加する承認情報付加機能と、
前記サーバーから送信される検索結果情報を受信して表示する機能と、を有する端末装置を備えており、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報と、前記車両の使用者を特定する使用者情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
特定の日からの経過日数を計数する日数計数機能と、
前記日数計数機能が計数した日数が所定日数を経過したときに、その所定日数の間に前記承認情報が付与されていない携帯端末が存在するか否かを検索する検索機能(S220,S221)と、
前記検索機能の検索結果を示す検索結果情報を前記端末装置へ送信する検索結果情報送信機能(S222,S223)と、
を備えるという技術的手段を用いる。
携帯端末に備えられた撮影装置がオドメーターを撮影すると、その撮影されたオドメーターを表すオドメーター画像は、オドメーター画像表示部に表示されるとともに、オドメーター画像送信機能により、サーバーへ送信される。
一方、サーバーのオドメーター画像受信機能は、携帯端末から送信されたオドメーター画像を受信し、その受信されたオドメータ画像は、画像解析機能によって解析され、オドメーター画像が表す積算走行距離が求められる。その求められた積算走行距離は、積算走行距離送信機能により、携帯端末へ送信される。
そして、その送信された積算走行距離は、携帯端末の積算走行距離受信機能によって受信され、積算走行距離表示部によって表示される。そして、積算走行距離受信機能により受信された積算走行距離と、携帯端末を特定するための携帯端末特定情報と、送信時刻を示す送信時刻情報とは、積算走行距離送信機能により、サーバーへ送信される。
その送信された積算走行距離と、携帯端末を特定するための携帯端末特定情報と、送信時刻を示す送信時刻情報とは、サーバーの積算走行距離記憶部によって受信されるとともに、その受信された積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶される。
つまり、携帯端末は、オドメーターを撮影したオドメーター画像をサーバーへ送信し、サーバーは、受信したオドメーター画像を解析して積算走行距離を求め、その積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻を示す送信時刻情報と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができる。
また、サーバーの未送信携帯端末検索は、所定時刻になったときに積算走行距離記憶部を参照し、上記所定時刻までに積算走行距離を送信していない携帯端末特定情報を検索する。また、アラーム情報送信機能は、未送信携帯端末検索機能により検索された携帯端末特定情報に基づいて特定される携帯端末へ、上記所定時刻までに積算走行距離が送信されていないことを示すアラーム情報を送信する。
そして、携帯端末は、アラーム機能により、サーバーから送信されたアラーム情報を受信して所定の報知を行う。
請求項1に係る発明を実施すれば、車両の使用者がオドメーターを見て、その積算走行距離を読取る必要がないため、オドーメーターを見誤ることにより、管理すべき積算走行距離が不正確になってしまうおそれがない。
しかも、サーバーは、積算走行距離と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができるため、従来のように、記録表に記入された積算走行距離をコンピュータに入力するときの入力誤りが発生するおそれがない。
さらに、請求項1に係る発明を実施すれば、車両の使用者が携帯端末を使ってオドメーターを撮影し、そのオドメーター画像をサーバーへ送信するだけで良いため、従来のように、積算走行距離を電気的に検出してサーバーへ送信する装置を車両毎に装着する必要がないので、積算走行距離の管理に要するコストおよび手間を軽減することもできる。
さらに、携帯端末使用者が運転整備記録情報の送信を忘れていることをサーバーから自動的に知らせることができるため、運転整備記録情報の送信忘れを防止することができる。
携帯端末に備えられた撮影装置がオドメーターを撮影すると、その撮影されたオドメーターを表すオドメーター画像は、オドメーター画像表示部に表示される。
一方、サーバーのオドメーター画像受信機能は、携帯端末から送信されたオドメーター画像を受信し、その受信されたオドメータ画像は、画像解析機能によって解析され、オドメーター画像が表す積算走行距離が求められる。その求められた積算走行距離は、積算走行距離送信機能により、携帯端末へ送信される。
そして、その送信された積算走行距離は、携帯端末の積算走行距離受信機能によって受信され、積算走行距離表示部によって表示される。また、積算走行距離受信機能によって受信された積算走行距離は、携帯端末が備える積算走行距離送信機能によってサーバーへ送信される。
また、当該運転整備記録管理システムにログインしたログイン履歴が、携帯端末が備えるログイン履歴記憶部に記憶される。また、携帯端末が備えるクロックが現在時刻をカウントし、携帯端末が備えるログイン履歴判定機能は、クロックがカウントする時刻が第2の時刻になったときにログイン履歴を参照し、第1の時刻から第2に時刻(第1の時刻は第2の時刻よりも過去の時刻)の間、当該運転整備記録管理システムにログインしていないか否かを判定する。そして、携帯端末が備える報知機能は、ログイン履歴判定機能が肯定判定した場合に、当該携帯端末に備えられた報知手段により所定の報知を行う。
また、サーバーは、携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶する。
請求項2に係る発明を実施すれば、車両の使用者がオドメーターを見て、その積算走行距離を読取る必要がないため、オドメーターを見誤ることにより、管理すべき積算走行距離が不正確になってしまうおそれがない。
しかも、サーバーは、積算走行距離と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができるため、従来のように、記録表に記入された積算走行距離をコンピュータに入力するときの入力誤りが発生するおそれがない。
さらに、請求項2に係る発明を実施すれば、車両の使用者が携帯端末を使ってオドメーターを撮影すれば、そのオドメーター画像が携帯端末の画像解析機能によって解析されて積算走行距離が求められ、その積算走行距離をサーバーへ送信するだけで良いため、従来のように、積算走行距離を電気的に検出してサーバーへ送信する装置を車両毎に装着する必要がないので、積算走行距離の管理に要するコストおよび手間を軽減することもできる。
さらに、携帯端末使用者が運転整備記録情報の送信を忘れていることを、携帯端末使用者の携帯端末において自動的に報知することができるため、運転整備記録情報の送信忘れを防止することができる。
(請求項3に係る発明の作用)
携帯端末に備えられた撮影装置がオドメーターを撮影すると、その撮影されたオドメーターを表すオドメーター画像は、オドメーター画像表示部に表示されるとともに、オドメーター画像送信機能により、サーバーへ送信される。
一方、サーバーのオドメーター画像受信機能は、携帯端末から送信されたオドメーター画像を受信し、その受信されたオドメータ画像は、画像解析機能によって解析され、オドメーター画像が表す積算走行距離が求められる。その求められた積算走行距離は、積算走行距離送信機能により、携帯端末へ送信される。
そして、その送信された積算走行距離は、携帯端末の積算走行距離受信機能によって受信され、積算走行距離表示部によって表示される。そして、積算走行距離受信機能により受信された積算走行距離は、積算走行距離送信機能により、サーバーへ送信される。
その送信された積算走行距離は、サーバーの積算走行距離記憶機能によって受信されるとともに、その受信された積算走行距離と、車両を特定する車両情報と、車両の使用者を特定する使用者情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶される。
つまり、携帯端末は、オドメーターを撮影したオドメーター画像をサーバーへ送信し、サーバーは、受信したオドメーター画像を解析して積算走行距離を求め、その積算走行距離と、車両情報と、使用者情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができる。
承認情報付加機能は、サーバーが記憶している運転整備記録情報を承認したことを示す承認情報を、サーバーが記憶している運転整備記録情報に付加する。
一方、サーバーが備える日数計数機能は、特定の日からの経過日数を計数し、検索機能は、日数計数機能が計数した日数が所定日数を経過したときに、その所定日数の間に承認情報が付与されていない携帯端末が存在するか否かを検索し、検索結果情報送信機能は、検索機能の検索結果を示す検索結果情報を端末装置へ送信する。
(請求項3に係る発明の効果)
請求項3に係る発明を実施すれば、車両の使用者がオドメーターを見て、その積算走行距離を読取る必要がないため、オドーメーターを見誤ることにより、管理すべき積算走行距離が不正確になってしまうおそれがない。
しかも、サーバーは、積算走行距離と、車両を特定する車両情報と、車両の使用者を特定する使用者情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができるため、従来のように、記録表に記入された積算走行距離をコンピュータに入力するときの入力誤りが発生するおそれがない。
さらに、請求項3に係る発明を実施すれば、車両の使用者が携帯端末を使ってオドメーターを撮影し、そのオドメーター画像をサーバーへ送信するだけで良いため、従来のように、積算走行距離を電気的に検出してサーバーへ送信する装置を車両毎に装着する必要がないので、積算走行距離の管理に要するコストおよび手間を軽減することもできる。
さらに、特定の日から所定日数経過する毎に、サーバーから店舗へ未承認社員がいることを自動的に知らせることができるため、運転整備記録情報の未承認状態が所定日数以上続かないようにすることができる。
Claims (2)
- 携帯端末から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバーへ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムであって、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
を備えることを特徴とする運転整備記録管理システム。 - 携帯端末から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバーへ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムであって、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
前記撮影装置により撮影された画像を解析し、その画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
を備えることを特徴とする運転整備記録管理システム。
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