JP6174178B1 - 運転整備記録管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】管理する積算走行距離の信頼性を高めることができ、かつ、管理に要するコストおよび手間を軽減することができる運転整備記録管理システムを実現する。【解決手段】携帯端末10により準社用車のODOメーターを撮影すると、そのODOメーター画像がサーバー20へ送信され、サーバー20はODOメーター画像を解析してODOメーターキロ数を求め、それを携帯端末10へ送信する。携帯端末10の使用者は解析結果を確認し、他の運転整備記録情報を入力する。携帯端末10がODOメーターキロ数を含む運転整備記録情報をサーバー20へ送信すると、サーバー20は運転整備記録情報と車両情報とを対応付けて記憶する。【選択図】図1

Description

この発明は、携帯端末から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバーへ送信し、その運転整備記録情報をサーバーに記憶させることにより、車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムに関する。
従来より、自動車販売店などでは、社員が1台の自動車を仕事および私用の両方で使用する場合、その自動車を準社用車として扱っている。準社用車の使用者には、社用車と同様、積算走行距離を毎日記録することが法律により義務付けられている。
そこで、準社用車の使用者は、出勤日、休日を問わず、1日の終わりに準社用車のオドメーターを見て、その積算走行距離を規定の記録表に手書で記入している。そして、その記録表に記入された積算走行距離をコンピュータに入力して管理している。
また、走行距離などを電気的に検出する検出装置と、その検出装置により検出された走行距離などのデータをサーバーへ送信する送信装置とを各車両に装着し、サーバーにおいて各車両の走行距離などを管理するシステムが知られている(特許文献1)。
特開2002−117478号公報(第22〜29段落、図1)
しかし、毎日、積算走行距離を記録表に手書で記入する方法では、オドメーターを見誤るおそれがあるため、記録表に記入された積算走行距離の信頼性が低いという問題がある。また、記録表に記入された積算走行距離をコンピュータに入力するときに入力ミスが発生するおそれもある。
また、走行距離などを電気的に検出し、それをサーバーへ送信してサーバーにおいて走行距離を管理するシステムでは、車両毎に検出装置および送信装置を装着する必要があるため、装置の製造コストおよび装置を装着する手間がかかるという問題がある。
そこでこの出願に係る発明は、管理する積算走行距離の信頼性を高めることができ、かつ、管理に要するコストおよび手間を軽減することができる運転整備記録管理システムを実現することを目的とする。
(請求項1に係る発明)
前述した目的を達成するため、この出願の請求項1に係る発明では、携帯端末(10)から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバー(20)へ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システム(1)であって、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置(13)と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部(14q)と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能(S10)と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能(S11)と、
前記サーバーから送信されたアラーム情報を受信して所定の報知を行うアラーム機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部(14n)と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離と、前記携帯端末を特定するための携帯端末特定情報と、送信時刻を示す送信時刻情報と、を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能(S15)と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能(S35)と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能(S36)と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能(S37)と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻とを受信するとともに、その受信した積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶部と
所定時刻になったときに前記積算走行距離記憶部を参照し、前記所定時刻までに前記積算走行距離を送信していない携帯端末特定情報を検索する未送信携帯端末検索機能(S200,S201)と、
前記未送信携帯端末検索機能により検索された携帯端末特定情報に基づいて特定される携帯端末へ、前記所定時刻までに前記積算走行距離が送信されていないことを示すアラーム情報を送信するアラーム情報送信機能(S202,S203)と、
を備えるという技術的手段を用いる。
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明では、携帯端末(10)から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバー(20)へ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システム(1)であって、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置(13)と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部(14q)と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部(14n)と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
当該運転整備記録管理システムにログインしたログイン履歴が記憶されたログイン履歴記憶部と、
現在時刻をカウントするクロックと、
前記クロックがカウントする時刻が第2の時刻になったときに前記ログイン履歴を参照し、第1の時刻から第2に時刻(第1の時刻は第2の時刻よりも過去の時刻)の間、当該運転整備記録管理システムにログインしていないか否かを判定するログイン履歴判定機能(S211,S212)と、
前記ログイン履歴判定機能が肯定判定した場合に、当該携帯端末に備えられた報知手段により所定の報知を行う報知機能(S213)と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
を備えるという技術的手段を用いる。

(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明では、携帯端末(10)から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバー(20)へ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システム(1)であって、
前記サーバーと通信する通信機能と、
前記サーバーが記憶している運転整備記録情報を承認したことを示す承認情報を、前記サーバーが記憶している運転整備記録情報に付加する承認情報付加機能と、
前記サーバーから送信される検索結果情報を受信して表示する機能と、を有する端末装置を備えており、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報と、前記車両の使用者を特定する使用者情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
特定の日からの経過日数を計数する日数計数機能と、
前記日数計数機能が計数した日数が所定日数を経過したときに、その所定日数の間に前記承認情報が付与されていない携帯端末が存在するか否かを検索する検索機能(S220,S221)と、
前記検索機能の検索結果を示す検索結果情報を前記端末装置へ送信する検索結果情報送信機能(S222,S223)と、
を備えるという技術的手段を用いる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(請求項1に係る発明の作用)
携帯端末に備えられた撮影装置がオドメーターを撮影すると、その撮影されたオドメーターを表すオドメーター画像は、オドメーター画像表示部に表示されるとともに、オドメーター画像送信機能により、サーバーへ送信される。
一方、サーバーのオドメーター画像受信機能は、携帯端末から送信されたオドメーター画像を受信し、その受信されたオドメータ画像は、画像解析機能によって解析され、オドメーター画像が表す積算走行距離が求められる。その求められた積算走行距離は、積算走行距離送信機能により、携帯端末へ送信される。
そして、その送信された積算走行距離は、携帯端末の積算走行距離受信機能によって受信され、積算走行距離表示部によって表示される。そして、積算走行距離受信機能により受信された積算走行距離と、携帯端末を特定するための携帯端末特定情報と、送信時刻を示す送信時刻情報とは、積算走行距離送信機能により、サーバーへ送信される。
その送信された積算走行距離と、携帯端末を特定するための携帯端末特定情報と、送信時刻を示す送信時刻情報とは、サーバーの積算走行距離記憶によって受信されるとともに、その受信された積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶される。
つまり、携帯端末は、オドメーターを撮影したオドメーター画像をサーバーへ送信し、サーバーは、受信したオドメーター画像を解析して積算走行距離を求め、その積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻を示す送信時刻情報と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができる。
また、サーバーの未送信携帯端末検索は、所定時刻になったときに積算走行距離記憶部を参照し、上記所定時刻までに積算走行距離を送信していない携帯端末特定情報を検索する。また、アラーム情報送信機能は、未送信携帯端末検索機能により検索された携帯端末特定情報に基づいて特定される携帯端末へ、上記所定時刻までに積算走行距離が送信されていないことを示すアラーム情報を送信する。
そして、携帯端末は、アラーム機能により、サーバーから送信されたアラーム情報を受信して所定の報知を行う。
(請求項1に係る発明の効果)
請求項1に係る発明を実施すれば、車両の使用者がオドメーターを見て、その積算走行距離を読取る必要がないため、オドーメーターを見誤ることにより、管理すべき積算走行距離が不正確になってしまうおそれがない。
しかも、サーバーは、積算走行距離と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができるため、従来のように、記録表に記入された積算走行距離をコンピュータに入力するときの入力誤りが発生するおそれがない。
さらに、請求項1に係る発明を実施すれば、車両の使用者が携帯端末を使ってオドメーターを撮影し、そのオドメーター画像をサーバーへ送信するだけで良いため、従来のように、積算走行距離を電気的に検出してサーバーへ送信する装置を車両毎に装着する必要がないので、積算走行距離の管理に要するコストおよび手間を軽減することもできる。
さらに、携帯端末使用者が運転整備記録情報の送信を忘れていることをサーバーから自動的に知らせることができるため、運転整備記録情報の送信忘れを防止することができる。
(請求項2に係る発明の作用)
携帯端末に備えられた撮影装置がオドメーターを撮影すると、その撮影されたオドメーターを表すオドメーター画像は、オドメーター画像表示部に表示される。
一方、サーバーのオドメーター画像受信機能は、携帯端末から送信されたオドメーター画像を受信し、その受信されたオドメータ画像は、画像解析機能によって解析され、オドメーター画像が表す積算走行距離が求められる。その求められた積算走行距離は、積算走行距離送信機能により、携帯端末へ送信される。
そして、その送信された積算走行距離は、携帯端末の積算走行距離受信機能によって受信され、積算走行距離表示部によって表示される。また、積算走行距離受信機能によって受信された積算走行距離は、携帯端末が備える積算走行距離送信機能によってサーバーへ送信される。
また、当該運転整備記録管理システムにログインしたログイン履歴が、携帯端末が備えるログイン履歴記憶部に記憶される。また、携帯端末が備えるクロックが現在時刻をカウントし、携帯端末が備えるログイン履歴判定機能は、クロックがカウントする時刻が第2の時刻になったときにログイン履歴を参照し、第1の時刻から第2に時刻(第1の時刻は第2の時刻よりも過去の時刻)の間、当該運転整備記録管理システムにログインしていないか否かを判定する。そして、携帯端末が備える報知機能は、ログイン履歴判定機能が肯定判定した場合に、当該携帯端末に備えられた報知手段により所定の報知を行う。
また、サーバーは、携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶する。
(請求項2に係る発明の効果)
請求項2に係る発明を実施すれば、車両の使用者がオドメーターを見て、その積算走行距離を読取る必要がないため、オドメーターを見誤ることにより、管理すべき積算走行距離が不正確になってしまうおそれがない。
しかも、サーバーは、積算走行距離と、車両を特定する車両情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができるため、従来のように、記録表に記入された積算走行距離をコンピュータに入力するときの入力誤りが発生するおそれがない。
さらに、請求項2に係る発明を実施すれば、車両の使用者が携帯端末を使ってオドメーターを撮影すれば、そのオドメーター画像が携帯端末の画像解析機能によって解析されて積算走行距離が求められ、その積算走行距離をサーバーへ送信するだけで良いため、従来のように、積算走行距離を電気的に検出してサーバーへ送信する装置を車両毎に装着する必要がないので、積算走行距離の管理に要するコストおよび手間を軽減することもできる。
さらに、携帯端末使用者が運転整備記録情報の送信を忘れていることを、携帯端末使用者の携帯端末において自動的に報知することができるため、運転整備記録情報の送信忘れを防止することができる。

(請求項3に係る発明の作用)
携帯端末に備えられた撮影装置がオドメーターを撮影すると、その撮影されたオドメーターを表すオドメーター画像は、オドメーター画像表示部に表示されるとともに、オドメーター画像送信機能により、サーバーへ送信される。
一方、サーバーのオドメーター画像受信機能は、携帯端末から送信されたオドメーター画像を受信し、その受信されたオドメータ画像は、画像解析機能によって解析され、オドメーター画像が表す積算走行距離が求められる。その求められた積算走行距離は、積算走行距離送信機能により、携帯端末へ送信される。
そして、その送信された積算走行距離は、携帯端末の積算走行距離受信機能によって受信され、積算走行距離表示部によって表示される。そして、積算走行距離受信機能により受信された積算走行距離は、積算走行距離送信機能により、サーバーへ送信される。
その送信された積算走行距離は、サーバーの積算走行距離記憶機能によって受信されるとともに、その受信された積算走行距離と、車両を特定する車両情報と、車両の使用者を特定する使用者情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶される。
つまり、携帯端末は、オドメーターを撮影したオドメーター画像をサーバーへ送信し、サーバーは、受信したオドメーター画像を解析して積算走行距離を求め、その積算走行距離と、車両情報と、使用者情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができる。
承認情報付加機能は、サーバーが記憶している運転整備記録情報を承認したことを示す承認情報を、サーバーが記憶している運転整備記録情報に付加する。
一方、サーバーが備える日数計数機能は、特定の日からの経過日数を計数し、検索機能は、日数計数機能が計数した日数が所定日数を経過したときに、その所定日数の間に承認情報が付与されていない携帯端末が存在するか否かを検索し、検索結果情報送信機能は、検索機能の検索結果を示す検索結果情報を端末装置へ送信する。

(請求項3に係る発明の効果)
請求項3に係る発明を実施すれば、車両の使用者がオドメーターを見て、その積算走行距離を読取る必要がないため、オドーメーターを見誤ることにより、管理すべき積算走行距離が不正確になってしまうおそれがない。
しかも、サーバーは、積算走行距離と、車両を特定する車両情報と、車両の使用者を特定する使用者情報とを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができるため、従来のように、記録表に記入された積算走行距離をコンピュータに入力するときの入力誤りが発生するおそれがない。
さらに、請求項3に係る発明を実施すれば、車両の使用者が携帯端末を使ってオドメーターを撮影し、そのオドメーター画像をサーバーへ送信するだけで良いため、従来のように、積算走行距離を電気的に検出してサーバーへ送信する装置を車両毎に装着する必要がないので、積算走行距離の管理に要するコストおよび手間を軽減することもできる。
さらに、特定の日から所定日数経過する毎に、サーバーから店舗へ未承認社員がいることを自動的に知らせることができるため、運転整備記録情報の未承認状態が所定日数以上続かないようにすることができる。
この発明の第1実施形態に係る運転整備記録管理システム1の概略構成をブロックで示す説明図である。 携帯端末10の機能をブロックで示す説明図である。 運転整備記録管理システムへのログイン画面の説明図である。 ODOメーター撮影画面の説明図である。 運転整備記録情報入力画面の説明図である。 運転整備記録情報確認画面の説明図である。 運転整備記録情報登録完了画面の説明図である。 端末使用者情報のデータ構造を示す説明図である。 日別運転整備記録登録情報の内容を示す説明図である。 月次運転整備記録登録情報の内容を示す説明図である。 サーバー20の機能をブロックで示す説明図である。 店舗PC30の機能をブロックで示す説明図である。 携帯端末10およびサーバー20間の通信手順の説明図である。 携帯端末10が実行するODOメーター撮影処理の流れを示すフローチャートである。 携帯端末10が実行する運転整備記録情報入力処理の流れを示すフローチャートである。 サーバー20が実行するログイン要求許可処理の流れを示すフローチャートである。 サーバー20が実行する運転整備記録情報登録処理の流れを示すフローチャートである。 店舗PC30の表示画面の説明図である。 店舗PC30およびサーバー20間の通信手順の説明図である。 店舗PC30が実行する運転整備記録情報入力処理の流れを示すフローチャートである。 店舗PC30に表示された入力者一覧を示す説明図である。 店舗PC30およびサーバー20間の通信手順の説明図である。 店舗PC30が実行する運転整備記録登録情報承認処理の流れを示すフローチャートである。 本部PC40に表示された部門検索画面を示す説明図である。 本部PC40およびサーバー20間の通信手順の説明図である。 本部PC40が実行する運転整備記録登録情報承認処理の流れを示すフローチャートである。 サーバー20が実行する未送信通知処理の流れを示すフローチャートである。 携帯端末10が実行する未送信状態報知処理の流れを示すフローチャートである。 サーバー20が実行する未承認状態通知処理の流れを示すフローチャートである。
〈第1実施形態〉
[運転整備記録管理システムの概略構成]
最初に、この発明の第1実施形態に係る運転整備記録管理システムの概略構成について、それをブロックで示す図1を参照して説明する。
なお、以下の実施形態では、この発明の実施形態に係る運転整備記録管理システムとして、自動車販売店において使用する準社用車の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムについて説明する。
この実施形態に係る運転整備記録管理システム1は、携帯端末10と、サーバー20と、店舗PC30と、本部PC40とを備える。図1では1つの店舗PC30を示すが、実際には、店舗PCは、複数の店舗にそれぞれ配置された複数のパーソナルコンピュータであり、本部PC40は、各店舗を統括する本部に配置されたパーソナルコンピュータである。サーバー20は、各店舗にて使用する準社用車の運転整備記録を管理するコンピュータである。店舗PC30、本部PC40およびサーバー20は、イントラネット専用回線4により、相互に通信可能に接続されている。イントラネット専用回線4により相互に通信可能に接続された各店舗PC30と、本部PC40と、サーバー20が、通信システム5を構成している。
携帯端末10は、スマートフォンやタブレット端末に代表される携帯可能な端末装置であり、原則として準社用車を使用する者が携帯するものである。携帯端末10および通信システム5は、携帯電話回線などのデータ通信回線2およびインターネット3を介して相互に通信可能に構成されている。これにより、携帯端末10、サーバー20、店舗PC30および本部PC40は、相互に通信可能になっている。
[携帯端末の機能]
次に、携帯端末10の機能について、それをブロックで示す図2を参照して説明する。
携帯端末10は、薄型の板状で携帯可能な大きさに形成されている。携帯端末10は、制御部11と、記憶部12と、カメラ13と、タッチパネル14と、通信部15と、アンテナ16と、バッテリー17と、接続端子18と、スピーカーSPと、マイクロフォンMCとを備える。カメラ13は、CMOSイメージセンサ、または、CCDイメージセンサを備えており、準社用車のインストルメント・パネルに設けられたODOメーター(積算距離計)の撮影などに用いる。カメラ13のレンズは、携帯端末10の裏面などから露出する形態で設けられている。
タッチパネル14は、透明の薄型パネルであり、液晶表示装置の表面にタッチセンサが一体形成された構造である。タッチパネル14は、運転整備記録情報入力用アプリケーションプログラム(以下、運転整備記録情報入力用アプリと略称する)の起動ボタン、カメラ13の起動ボタン、カメラ13のシャッターボタン(図4において符号14hで示す)、運転整備記録情報の確認ボタン(図5において符号14vで示す)、運転整備記録情報の登録ボタン(図6において符号14wで示す)、通信ボタン、通話ボタンなど、この実施形態の運転整備記録管理システムを実施する際に必要なボタンを表すアイコンを表示する。
記憶部12の各ブロックは、携帯端末10に内蔵されたROMやRAMなどの記憶媒体の各機能を表現したものである。運転整備記録情報入力用アプリ記憶部12aは、運転整備記録情報入力用アプリが記憶されている部分であり、ログイン情報記憶部12bは、携帯端末10の使用者(以下、携帯端末使用者と略称する)のID、パスワードおよび携帯端末情報などが記憶されている部分である。携帯端末情報は、携帯端末使用者名、MACアドレス、IPアドレスなど、携帯端末10を特定可能な情報である。OS記憶部12cは、携帯端末10のOS(オペレーディング・システム)が記憶されている部分である。
制御部11の各ブロックは、携帯端末10に内蔵されたCPUの各機能を表現したものである。制御部11は、画像送信部11aと、運転整備記録情報送信部11bと、ログイン制御部11cと、音声制御部11dと、カメラ制御部11eと、タッチパネル制御部11fと、運転整備記録情報入力部11gと、運転整備記録情報確認部11hとを備える。
タッチパネル制御部11fは、タッチパネル14の画像制御、タッチパネル14のタッチセンサの制御などを行う。ログイン制御部11cは、運転整備記録情報入力用アプリが立ち上がったときに、タッチパネル14にて入力された携帯端末使用者IDおよびパスワードと、ログイン情報記憶部12bに記憶されている携帯端末使用者IDおよびパスワードとを照合し、一致した場合に、運転整備記録管理システムにログインする処理などを行う。
カメラ制御部11eは、カメラ13を制御する部分であり、カメラ13の起動、フォーカス制御、ズーム制御、フラッシュ制御、ODOメーターを囲む枠画像(図4において符号14fで示す)の表示制御、カメラ13により撮影されたODOメーターの画像(以下、ODOメーター画像と略称する)を画像送信部11aへ渡す処理などを行う。画像送信部11aは、カメラ制御部11eから受取ったODOメーター画像などを通信部15へ渡す処理などを行う。運転整備記録情報入力部11gは、タッチパネル14により入力された運転整備記録情報を運転整備記録情報送信部11bへ渡す処理などを行う。運転整備記録情報送信部11bは、運転整備記録情報入力部11gから受取った運転整備記録情報を通信部15へ渡す処理を行う。
通信部15は、データ通信回線2(図1)およびインターネット3を介して通信システム5と接続し、サーバー20と相互に通信を行うための処理を行う。具体的には、画像送信部11aから受取ったODOメーター画像をサーバー20へ送信する処理、運転整備記録情報送信部11bから受取った運転整備記録情報をサーバー20へ送信する処理、サーバー20がODOメーター画像を解析して求めたODOメーターキロ数などの情報を受信する処理などを行う。運転整備記録情報確認部11hは、規定の運転整備記録情報の入力が終了したときに、各入力内容をタッチパネル14に表示し、入力内容の確認を促すメッセージを表示する処理などを行う。
アンテナ16は、通信部15から出力されるデータをデータ通信回線2へ送信し、サーバー20からデータ通信回線2を介して送信されるデータを受信する。バッテリー17は、制御部11、記憶部12および通信部15など、電源を必要とする部分へ電力を供給する。接続端子18には、バッテリー17を充電するための外部電源、あるいは、PCなどの他の機器と通信するための通信ケーブルなどが接続される。
[ODOメーターの撮影手順]
次に、携帯端末10を使ってODOメーターを撮影する手順について図3ないし図6を参照して説明する。
図3は、運転整備記録管理システムへのログイン画面の説明図、図4は、ODOメーター撮影画面の説明図、図5は、運転整備記録情報入力画面の説明図、図6は、運転整備記録情報確認画面の説明図、図7は、運転整備記録情報登録完了画面の説明図である。
携帯端末使用者が、タッチパネル14に表示されているアイコンのうち、運転整備記録情報入力用アプリを表すアイコンにタッチすると、運転整備記録情報入力用アプリが立ち上がり、図3に示すように、運転整備記録管理システムへのログイン画面がタッチパネル14に表示される。このログイン画面には、携帯端末使用者IDを入力するための端末使用者ID入力スペース14aと、パスワードを入力するためのパスワード入力スペース14bと、次回から自動ログインするか否かのチェックを入れるためのチェックボックス14cと、ログインボタン14dとが表示されている。携帯端末使用者が、携帯端末使用者ID入力スペース14aにタッチすると、キーボード画面(図示省略)が表示され、携帯端末使用者は、そのキーボード画面を使って携帯端末使用者IDを入力する。続いて、携帯端末使用者は、同様にキーボード画面を使ってパスワード入力スペース14bにパスワードを入力する。次回から、携帯端末使用者IDおよびパスワードの入力を省略する場合は、チェックボックス14cにチェックを入れる。
そして、携帯端末使用者が携帯端末使用者IDおよびパスワードを入力し、ログインボタン14dにタッチし、ログインに成功すると、図4に示すように、タッチパネル14には、ODOメーター撮影画面が表示されるとともに、カメラ13(図2)が起動する。ODOメーター撮影画面には、ODOメーターを枠に収めて撮影するように指示するメッセージ画像14eと、枠を表す枠画像14fと、カメラ13が撮影しているODOメーターの全体画像14gと、カメラ13のシャッターボタン14hとが表示されている。
携帯端末使用者は、メッセージ画像14eの指示に従い、枠画像14fの範囲にODOメーターの全体画像14gのうち、ODOの文字を除くODOメーターキロ数(積算走行距離)の部分が収まるようにカメラ13の焦点を合わせる。図4に示す例では、ODOメーターキロ数(積算走行距離)として2548kmが表示されている。そして、携帯端末使用者がシャッターボタン14hにタッチすると、カメラ13が枠画像14fに収まっているODOメーターキロ数を撮影する。この撮影された画像が、ODOメーターを撮影した画像、つまり、ODOメーター画像である。
また、携帯端末10は、ODOメーターの撮影が終了したときにODOメーター画像をサーバー20へ送信し、サーバー20は、受信したODOメーター画像を解析してODOメーターキロ数(積算走行距離)を求め、その求めたODOメーターキロ数(積算走行距離)を携帯端末10へ送信する。
ODOメーターの撮影が終了すると、図5に示すように、タッチパネル14には、運転整備記録情報入力画面が表示される。運転整備記録情報入力画面には、運転整備記録情報を入力した日付を入力するための日付入力スペース14iと、運転整備記録情報を入力する日が出勤日であるか休日であるかを入力するための出勤/休日入力スペース14jと、準社用車を全く運転しなかった場合(例えば、出張のため電車移動だった場合)に運転記録情報の登録申請を除外するためのチェックを入れるための申請除外チェックボックス14kと、運行前の点検を行ったか否かのチェックを入れるための運行前点検チェックボックス14mと、サーバー20から受信したODOメーターキロ数(積算走行距離)を表示するODOメーターキロ数表示部14nと、再度ODOメーターを撮影する場合にタッチする再撮影ボタン14pと、カメラ13が撮影したODOメーター画像Gを表示するODOメーター画像表示部14qと、今日(運転整備記録情報を入力する日)の走行距離を入力するための走行距離入力スペース14rと、燃料を給油した場合の給油量を入力するための給油量入力スペース14sと、整備内容やコメントを入力するための整備内容・コメント入力スペース14tと、使用している準社用車を買い換えたときにチェックを入れるための代替チェックボックス14uと、運転整備記録情報入力画面に表示されている内容の確認が終了した際にタッチする確認ボタン14vとが表示されている。
そして、携帯端末使用者は、ODOメーターキロ数表示部14nに表示されているODOメーターキロ数(積算走行距離)と、ODOメーター画像表示部14qに表示されているODOメーター画像が示すODOメーターキロ数(積算走行距離)とが一致しているか否かを判断し、一致していない場合は、ODOメーターの撮影ミスなどが考えられるため、再撮影ボタン14pにタッチして再度ODOメーターを撮影する。携帯端末使用者は、運転整備記録情報入力画面に表示された入力内容を確認し、訂正事項が存在しないと判断したときに確認ボタン14vにタッチすると、入力された運転整備記録情報がサーバー2−へ送信され、サーバー20が運転整備記録情報をチェックする。例えば、ODOメーターキロ数の中に数字以外のものが含まれていないか、あるいは、10000000以上など、想定外の数字でないか、などをチェックする。さらに、走行距離の中に数字以外のものが含まれていないか、あるいは、2000以上など、想定外の数字でないか、などをチェックする。さらに、給油量を示す数字の中に数字以外のものが含まれていないか、あるいは、300以上など、想定外の数字でないか、などをチェックする。さらに、整備内容・コメントが、50文字以内であるかをチェックする。
そして、サーバー20はチェック結果を携帯端末10へ送信する。このとき、携帯端末10は、図6に示すように、タッチパネル14に運転整備記録情報確認画面を表示し、サーバー20から受信したチェック結果も表示する。例えば、「入力項目に誤りがあります。」などのメッセージ画像を表示し、サーバー20によるチェックの結果、入力誤りであると判定した入力内容の背景色を反転表示するなどのハイライト表示を行う。ここで、入力誤りが存在する場合は、端末使用者は、該当項目の情報を訂正する。そして、携帯端末使用者は、運転整備記録情報確認画面に表示されている内容で良いと判断したときは、登録ボタン14wにタッチする。また、運転整備記録情報入力画面において入力した内容を訂正したいときは、戻るボタン14xにタッチして運転整備記録情報入力画面に戻り、所望の項目を訂正する。
携帯端末使用者が登録ボタン14wにタッチすると、図7に示すように、タッチパネル14には、運転整備記録情報登録完了画面が表示される。運転整備記録情報登録完了画面には、携帯端末使用者が入力した運転整備記録情報のサーバー20への登録が完了したことを表す「登録が完了しました」というメッセージ14yと、運転整備記録情報登録完了画面を閉じるための閉じるボタン14zとが表示される。そして、携帯端末使用者が、閉じるボタン14zにタッチすると、運転整備記録情報登録完了画面が閉じ、運転整備記録情報入力用アプリが終了する。
[携帯端末使用者情報のデータ構造]
次に、携帯端末使用者情報のデータ構造について、それを示す図8を参照して説明する。
携帯端末使用者情報は、社員名(携帯端末使用者)に対して、会社名、社員番号、店舗名、パスワード、車種名、登録No.、形式、入力権限の有無、承認権限の有無および本部権限の有無を対応付けて構成されている。会社名は、携帯端末使用者が勤務する店舗を運営する会社の名称であり、店舗名は、その携帯端末使用者が勤務する店舗の名称である。パスワードは、運転整備記録情報入力用アプリの初期画面(図3)で入力するパスワードである。車種名は、社員(携帯端末使用者)が現在使用している準社用車の車種名であり、登録No.は、その準社用車の登録ナンバーであり、形式は、その準社用車の車両形式である。入力権限は、携帯端末10を使って運転整備記録情報を入力することができる権限である。承認権限とは、携帯端末使用者が入力した運転整備記録情報が正式な運転整備記録情報として登録可能なものであることを店舗側で承認する権限であり、この権限は、主として、その携帯端末使用者が勤務する店舗の店長などの責任者が有する。本部権限とは、携帯端末使用者が入力した運転整備記録情報を本部PC40によって閲覧可能な権限であり、この権限は、主として、通信システム5を統括する本部の責任者が有する。
図示の例では、社員名「名古屋太郎」、「熱田次郎」、「愛知花子」・・の複数名の社員の携帯端末情報がサーバー20に登録されている。
[日別運転整備記録登録情報の内容]
次に、日別運転整備記録登録情報の内容について、それを示す図9を参照して説明する。以下の説明では、一旦、サーバー20に登録された運転整備記録情報を運転整備記録登録情報と称する。
日別運転整備記録登録情報は、携帯端末使用者が運転整備記録情報入力用アプリを使って携帯端末10に入力した運転整備記録情報を反映した内容であり、運転整備記録情報確認画面(図6)において登録ボタン14wにタッチしたときに、携帯端末10からサーバー20へ送信され、サーバー20において管理される内容である。日別運転整備記録登録情報は、会社名と、社員番号と、運転整備記録情報を入力した年月日と、勤務先の店舗名と、出勤/休日の区別と、運行前点検が済んだか否かと、携帯端末10から送信されたODOメーター画像と、サーバー20がODOメーター画像を解析することにより求めたODOメーターキロ数(積算走行距離)と、1日当りに走行した走行キロ数と、給油量と、整備事項・コメントと、代替の有無と、入力端末の種別とから構成されている。入力端末の種別は、運転整備記録情報を入力した端末が携帯端末10および店舗PC30のどちらであるかを示す。
図示の例では、日別運転整備記録登録情報として、会社名「名古屋トヨペット」と、社員番号「123456」と、年月日「2015年9月1日」と、店舗名「熱田店」と、出勤/休日「出勤」と、運行前点検「済」と、ODOメーター画像「2457」と、ODOメーターキロ数「2457」と、走行キロ数「36」と、給油量「0」と、代替「無」と、入力端末「携帯端末」とが登録されている。また、2015年9月1日〜3日の3日分の日別運転整備記録登録情報が登録されている。
[月次運転整備記録登録情報の内容]
次に、月次運転整備記録登録情報の内容について、それを示す図10を参照して説明する。
月次運転整備記録登録情報は、1ヶ月間の日別運転整備記録登録情報を示す情報であり、日別運転整備記録登録情報(図9)に基づいて各社員毎に作成される。月次運転整備記録登録情報は、社員名(携帯端末使用者名)と、会社名と、社員番号と、店舗名と、入力年月日と、ODOメーター画像と、ODOメーターキロ数と、月初めODOメーター画像と、月初めODOメーターキロ数と、月末ODOメーター画像と、月末ODOメーターキロ数と、業務走行距離合計と、私用走行距離合計と、給油量合計と、業務使用日数と、提出不可設定と、出勤/休日種別と、運行前点検と、走行キロ数と、給油量と、整備事項・コメントと、入力端末の種別と、代替の有無と、申請除外の有無と、車種名と、登録No.と、承認者と、承認日と、承認結果とから構成されている。
月初めODOメーター画像は、月初めに携帯端末10から送信されるODOメーター画像であり、月末ODOメーター画像は、月末に携帯端末10から送信されるODOメーター画像である。月初めODOメーターキロ数は、サーバー20が月初めODOメーター画像を解析して求めたODOメーターキロ数であり、月末ODOメーターキロ数は、サーバー20が月末ODOメーター画像を解析して求めたODOメーターキロ数である。業務走行距離合計は、出勤/休日のうち、出勤で登録された走行距離を合計したものであり、サーバー20が自動的に算出する。私用走行距離合計は、出勤/休日のうち、休日で登録された走行距離を合計したものであり、サーバー20が自動的に算出する。給油量合計は、給油量に登録された給油量を合計したものであり、サーバー20が自動的に算出する。業務使用日数は、出勤/休日のうち、出勤で登録された日数を計数したものであり、サーバー20が自動的に算出する。提出不可設定は、病欠、休職などの理由により1ヶ月間準社用車を運転しなかった社員に設定される項目である。
[サーバーの機能]
次に、サーバー20の機能について、それをブロックで示す図11を参照して説明する。
サーバー20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、電源24と、通信端子25と、マウス26と、キーボード27と、表示装置28とを備える。
記憶部22の各ブロックは、サーバー20に内蔵されたHDD(ハードディスク)、ROMおよびRAMなどの記憶媒体の各機能を表現したものである。携帯端末使用者情報記憶部22aは、前述した携帯端末使用者情報(図8)が記憶されている部分である。部門情報記憶部22bは、部門コード、部門名(店舗名)および営業部コードを記憶している部分である。例えば、部門コードは021、部門名は名古屋北、営業部コードは001である。月次運転整備記録登録情報記憶部22cは、前述した月次運転整備記録登録情報(図10)が記憶されている部分であり、車種情報記憶部22dは、準社用車として登録されている車種が記憶されている部分である。会社情報記憶部22eは、各店舗が所属している会社の会社名などの情報が記憶されている部分である。
営業部情報記憶部22fは、営業部コードおよび営業部名が記憶されている部分である。例えば、営業部コードは001であり、営業部名は名古屋北営業部である。日別運転整備記録登録情報記憶部22gは、毎日、各携帯端末10から送信される運転整備記録情報に基づいて登録された運転整備記録登録情報(図9)が記憶されている部分である。コンピュータプログラム記憶部22hは、携帯端末10と通信するための通信プログラム、ODOメーター画像の画像認識を行うための画像認識プログラム、月次運転整備記録登録情報を作成するための月次運転整備記録登録情報作成プログラム、月次運転整備記録登録情報をCSVなどの所定の表書式にて作成するための表作成プログラム、OS(オペレーディング・システム)など、サーバー20が機能するために必要な複数種類のコンピュータプログラムが記憶されている部分である。
制御部21の各ブロックは、サーバー20に内蔵されたCPUの各機能を表現したものである。制御部21は、運転整備記録登録情報編集部21aと、運転整備記録登録情報承認部21bと、画像認識部21cと、携帯端末使用者管理部21dと、運転整備記録情報入力部21eと、運転整備記録登録情報出力部21fとを備える。
運転整備記録登録情報編集部21aは、日別運転整備記録登録情報記憶部22gに記憶されている日別運転整備記録登録情報(図9)の編集処理を実行する。例えば、ODOメーターキロ数、走行距離数、整備事項・コメントなどの情報に変更があった場合に、その変更された内容を日別運転整備記録登録情報記憶部22gに上書き処理する。また、運転整備記録登録情報編集部21aは、日別運転整備記録登録情報が1ヶ月分揃ったときに、その1ヶ月分の日別運転整備記録登録情報に基づいて月次運転整備記録登録情報を作成し、その作成した月次運転整備記録登録情報を月次運転整備記録登録情報記憶部22cに記憶する。
運転整備記録登録情報承認部21bは、日別運転整備記録登録情報に対して、承認権限を有する店長などが承認を行った際に、承認済み情報を付加する。この承認済み情報が付加された日別運転整備記録登録情報が1ヶ月分揃うと、運転整備記録登録情報編集部21aが月次運転整備記録登録情報を作成し、その作成した月次運転整備記録登録情報を月次運転整備記録登録情報記憶部22cに記憶する。
画像認識部21cは、携帯端末10から受信したODOメーター画像の画像解析を行い、ODOメーターキロ数を求める部分である。画像認識部21cは、公知のテンプレートマッチング手法などのパターンマッチング手法を用いてODOメーター画像の画像解析を行う。例えば、ODOメーター画像Gが2548(図5)であった場合、その画像解析を行い、ODOメーターキロ数2548を求める。
携帯端末使用者管理部21dは、携帯端末使用者の追加、削除、承認権限の変更、車種、登録No.の変更など、携帯端末使用者情報の管理を行う。運転整備記録情報入力部21eは、携帯端末10から受信した1日分の運転整備記録情報を日別運転整備記録登録情報記憶部22gへ渡す。運転整備記録登録情報出力部21fは、日別運転整備記録登録情報記憶部22gまたは月次運転整備記録登録情報記憶部22cに記憶されている情報を読出し、CSVファイル(テキスト)として表示装置28またはプリンタ(図示せず)へ出力する部分である。通信部23は、通信端子25に接続されているイントラネット専用回線4を介して携帯端末10から受信した情報を制御部21へ渡す処理と、制御部21から出力される情報を携帯端末10へ送信する処理とを行う。
[店舗PCの機能]
次に、店舗PC30の機能について、それをブロックで示す図12を参照して説明する。以下、店舗PC30により運転整備記録情報を入力したり、運転整備記録登録情報を訂正したりする者を店舗PC使用者と称する。
店舗PC30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、電源34と、通信端子35と、マウス36と、キーボード37と、表示装置38と、プリタンー39とを備える。記憶部32の各ブロックは、店舗PC30に内蔵されたHDD(ハードディスク)、ROMおよびRAMなどの記憶媒体の各機能を表現したものである。ログイン情報記憶部32aは、運転整備記録管理システム1にログインするための店舗PC使用者IDおよびパスワードなどのログイン情報が記憶されている部分である。コンピュータプログラム記憶部32bは、運転整備記録管理システム1にログインするためのログイン制御プログラム、サーバー20に記憶されている日別運転整備記録登録情報または月次運転整備記録登録情報を閲覧するための閲覧プログラム、運転整備記録登録情報を編集するための編集プログラム、OS(オペレーティング・システム)など、店舗PC30が機能するために必要な複数種類のコンピュータプログラムが記憶されている部分である。
制御部31の各ブロックは、店舗PC30に内蔵されたCPUの各機能を表現したものである。制御部31は、運転整備記録登録情報閲覧部31aと、ログイン制御部31bと、運転整備記録情報確認部31cと、運転整備記録情報送信部31dと、店舗PC使用者管理部31eと、運転整備記録登録情報編集部31fと、運転整備記録情報入力部31gと、運転整備記録登録情報出力部31hとを備える。
運転整備記録登録情報閲覧部31aは、サーバー20に記憶されている前月および当月の日別運転整備記録登録情報(図9)または月次運転整備記録登録情報(図10)を読出して表示装置38に表示する。ログイン制御部31bは、キーボード37またはマウス36により入力された店舗PC使用者IDおよびパスワードと、ログイン情報記憶部32aに記憶されている店舗PC使用者IDおよびパスワードとを照合し、一致した場合に運転整備記録管理システムにログインする処理を行う。
店舗PC使用者管理部31eは、店舗PC使用者の追加、削除、承認権限の変更、車種、登録No.の変更など、店舗PC使用者情報の管理を行う。運転整備記録登録情報編集部31fは、運転整備記録登録情報閲覧部31aにより表示装置38に表示されている日別運転整備記録登録情報の編集処理を実行する。運転整備記録登録情報入力部31gは、マウス36およびキーボード37により入力された運転整備記録情報を運転整備記録情報出力部31hへ渡す処理を行う。運転整備記録情報出力部31hは、運転整備記録情報入力部31gから渡された運転整備記録情報、または、運転整備記録登録情報閲覧部31aから渡された運転整備記録登録情報を表示装置38またはプリンター39へ出力する。運転整備記録情報確認部31cは、表示装置38に表示された運転整備記録情報の確認を促すメッセージを表示装置38に表示する処理などを行う。
運転整備記録情報送信部31dは、店舗PC30に入力された運転整備記録情報、または、店舗PC30において編集された運転整備記録登録情報を通信部33へ渡す処理を行う。通信部33は、運転整備記録情報送信部31dから受取った運転整備記録情報または運転整備記録登録情報を通信端子35に接続されたイントラネット専用回線4を介してサーバー20へ送信する処理を行う。また、通信部31dは、閲覧要求に応じてサーバー20から日別運転整備記録登録情報または月次運転整備記録登録情報を受信する処理を行う。プリンター39は、日別運転整備記録登録情報(図9)または月次運転整備記録登録情報(図10)を所定の表形式にて所定の用紙に印刷する。
図示しないが、本部PC40(図1)は、上述した店舗PC30と同じ機能を有するが、ログインは店舗PCよりも制限されており、一部の社員のみにログインが許可される。
[携帯端末およびサーバー間の通信内容]
次に、携帯端末10およびサーバー20間の通信内容について図13ないし図17を参照して説明する。
図13は、携帯端末10およびサーバー20間の通信手順の説明図である。図14は、携帯端末10が実行するODOメーター撮影処理の流れを示すフローチャートであり、図15は、携帯端末10が実行する運転整備記録情報入力処理の流れを示すフローチャートである。図16は、サーバー20が実行するログイン要求許可処理の流れを示すフローチャートであり、図17は、サーバー20が実行する運転整備記録情報登録処理の流れを示すフローチャートである。
(ODOメーター撮影処理)
携帯端末10が実行するODOメーター撮影処理の流れについて図14を参照して説明する。
携帯端末10は、タッチパネル14(図2)に表示されている運転整備記録情報入力用アプリのアイコンがタッチされたか否かを判定し(ステップ(以下、Sと略す)1)、タッチされたと判定した場合は(S1:Yes)、運転整備記録情報入力用アプリを起動し、タッチパネル14に初期画面(図3)を表示する(S2)。続いて、携帯端末10は、ログインボタン14d(図3)がONしたか否かを判定し(S3)、ONしたと判定した場合は(S3:Yes)、携帯端末使用者ID入力スペース14aに入力された携帯端末使用者IDおよびパスワード入力スペース14bに入力されたパスワードをサーバー20へ送信してログイン要求を行う(S4)。
続いて、携帯端末10は、サーバー20によりログインが許可されたか否かを判定し(S5)、許可されたと判定した場合は(S5:Yes)、タッチパネル14にODOメーター撮影画面(図4)を表示する(S7)。続いて、携帯端末10は、タッチパネル14に表示されたシャッターボタン14h(図4)がONしたか否かを判定し(S8)、ONしたと判定した場合は(S8:Yes)、カメラ13(図2)を起動してODOメーターを撮影する(S9)。続いて、携帯端末10は、カメラ13が撮影したODOメーター画像をサーバー20へ送信する(S10)。また、S5において、ログインが許可されなかったと判定した場合は(S5:No)、「携帯端末使用者IDまたはパスワードが異なります」などのメッセージをタッチパネル14に表示するエラー表示を行う(S6)。
(運転整備記録情報入力処理)
携帯端末10が実行する運転整備記録情報入力処理の流れについて図15を参照して説明する。
携帯端末10は、サーバー20がODOメーター画像の解析により求めたODOメーターキロ数をサーバー20から受信したか否かを判定し(S11)、受信したと判定した場合は(S11:Yes)、タッチパネル14に運転整備記録情報入力画面(図5)を表示する(S12)。続いて、携帯端末使用者がタッチパネル14に入力する運転整備記録情報の入力および一時記憶処理を行い(S13)、タッチパネル14に表示されている確認ボタン14v(図5)がONしたか否かを判定し(S14)、ONしたと判定した場合は(S14:Yes)、サーバー20から受信したODOメーターキロ数を含む運転整備記録情報をサーバー20へ送信する(S15)。続いて、S15においてサーバー20へ送信した運転整備記録情報のサーバー20によるチェック結果を受信し、その受信した運転整備記録情報を運転整備記録情報確認画面(図6)に反映するようにタッチパネル14に表示する(S16)。
続いて、携帯端末10は、タッチパネル14に表示されている登録ボタン14w(図6)がONしたか否かを判定し(S17)、ONしたと判定した場合は(S17:Yes)、運転整備記録情報確認画面(図6)に表示されている運転整備記録情報をサーバー20へ送信する(S18)。続いて、タッチパネル14に運転整備記録情報登録完了画面(図7)を表示し(S19)、閉じるボタン14z(図7)がONしたか否かを判定し(S20)、ONしたと判定した場合は(S20:Yes)、運転整備記録情報入力用アプリを終了する(S21)。また、S14において、確認ボタン14v(図5)がONしていないと判定した場合は(S14:No)、再撮影ボタン14p(図5)がONしたか否かを判定し(S22)、ONしたと判定した場合は(S22:Yes)、再度、ODOメーター撮影画面(図4)を表示し(図14のS7)、携帯端末使用者は再度ODOメーターの撮影を行い、その撮影したODOメーター画像をサーバー20へ再送信する(S8〜S10)。
(ログイン要求許可処理)
次に、サーバー20が実行するログイン要求許可処理の流れについて図16を参照して説明する。
サーバー20は、携帯端末10からログイン要求があるか否かを判定し(S30)、ログイン要求があると判定した場合は(S30:Yes)、携帯端末10から受信した携帯端末使用者IDおよびパスワードを受信し(S31)、その受信した携帯端末使用者IDおよびパスワードが登録されているか否かを判定する(S32)。ここで、登録されていると判定した場合は(S32:Yes)、ログインを許可することを示す情報を携帯端末10へ送信し、ログインを許可する(S33)。
(運転整備記録情報登録処理)
次に、サーバー20が実行する運転整備記録情報登録処理の流れについて図17を参照して説明する。
サーバー20は、携帯端末10がログイン中か否かを判定し(S34)、ログイン中であると判定した場合は(S34:Yes)、携帯端末10からODOメーター画像を受信したか否かを判定する(S35)。ここで、受信したと判定した場合は(S35:Yes)、その受信したODOメーター画像を解析し、ODOメーターキロ数を求める(S36)。続いて、サーバー20は、S36において解析して求めたODOメーターキロ数を携帯端末10へ送信する(S37)。
続いて、サーバー20は、携帯端末10が運転整備記録情報入力処理のS15(図15)において送信した運転整備記録情報、つまり、携帯端末10が最初に送信した運転整備記録情報を受信したか否かを判定する(S38)。ここで、受信したと判定した場合は(S38:Yes)、その受信した最初の運転整備記録情報において入力ミスおよび入力不足があるか否かをチェックする(S39)。
続いて、サーバー20は、S39におけるチェック結果を携帯端末10へ送信する(S40)。続いて、サーバー20は、携帯端末10が運転整備記録情報入力処理のS18(図15)において送信した運転整備記録情報、つまり、携帯端末10が2回目に送信した運転整備記録情報を受信したか否かを判定し(S41)、受信したと判定した場合は(S41:Yes)、その受信した運転整備記録情報を登録する(S42)。この登録された運転整備記録情報が運転整備記録登録情報として扱われる。
[運転整備記録情報を店舗PCにおいて入力する場合]
運転整備記録情報管理システム1では、運転整備記録情報を携帯端末10から入力する他、店舗PC30からも入力することができる。また、店舗PC30から運転整備記録登録情報の訂正および編集を行うこともできる。
ここで、運転整備記録情報を店舗PCにおいて入力する場合について図18ないし図20を参照して説明する。
図18は、店舗PC30の表示画面の説明図である。図19は、店舗PC30およびサーバー20間の通信手順の説明図である。図20は、店舗PC30が実行する運転整備記録情報入力処理の流れを示すフローチャートである。
(運転整備記録情報入力処理)
店舗PC30が実行する運転整備記録情報入力処理の流れについて図20を参照して説明する。
店舗PC30は、店舗PC30の画面に表示された複数のアイコンのうち、運転整備記録管理システムにログインするためのアイコンがタッチされたか否かを判定し(S50)、タッチされたと判定した場合は(S50:Yes)、サーバー20へアクセスする(S51)。続いて、店舗PC30は、ブラウザで運転整備記録管理システムを開き(S52)、ログインボタンがONしたか否かを判定し(S53)、ONしたと判定した場合は(S53:Yes)、店舗PC30の使用者(以下、店舗PC使用者という)により入力された店舗PC使用者IDおよびパスワードをサーバー20へ送信し、ログイン要求を行う(S54)。
一方、サーバー20は、店舗PC30から送信された店舗PC使用者IDおよびパスワードが登録されているか否かを判定し、登録されている場合は、ログインを許可する。続いて、店舗PC30は、ログインが許可されたか否かを判定し(S55)、許可されたと判定した場合は(S55:Yes)、表示装置38(図12)に運転整備記録情報入力画面(図18)を表示する(S56)。図18に示すように、運転整備記録情報入力画面には、運転整備記録登録情報が表形式で表示されている。この運転整備記録登録情報の中に、未入力の項目または訂正したい項目が存在する場合は、店舗PC使用者が、マウス36またはキーボード37を操作して対象項目を選択し、キーボード37を操作して整備記録情報を入力または訂正する。そして、店舗PC使用者は、運転整備記録情報の入力または訂正が終了したときに、確認ボタン38aをクリックする。
店舗PC30は、確認ボタン38aがONしたか否かを判定し(図20のS57)、ONしたと判定した場合は(S57:Yes)、運転整備記録情報をサーバー20へ送信する(S58)。一方、サーバー20は、店舗PC30から受信した運転整備記録情報をチェックし、そのチェック結果を店舗PC30へ送信する。店舗PC30は、サーバー20から送信されたチェック結果を受信し、それを表示装置38に表示する(S59)。ここで、店舗PC使用者は、表示装置38に表示されたチェック結果を確認し、訂正すべき項目が存在する場合は、それを訂正し、訂正すべき項目が存在しない場合は、画面上の登録ボタン(図示せず)をクリックする。店舗PC30は、登録ボタンがONしたか否かを判定し(S60)、ONしたと判定した場合は(S60:Yes)、運転整備記録情報をサーバー20へ送信し(S61)、運転整備記録情報がサーバー20に登録されたことを表す運転整備記録情報登録完了画面を表示する(S62)。一方、サーバー20は、店舗PC30から受信した運転整備記録情報を登録する。
[運転整備記録登録情報の店舗承認]
毎日、サーバー20に登録された運転整備記録登録情報は、店舗の責任者により承認されていない状態、つまり未承認の状態で登録されている。そして、店舗の責任者は、毎日、あるいは、所定日数置きに、各社員の日別運転整備記録登録情報の内容を確認し、入力ミスや入力不足などが存在しない場合に承認を付与する。1ヶ月分の日別運転整備記録登録情報の総てに承認が付与されることにより、月次運転整備記録登録情報が正式な月次運転整備記録登録情報として提出可能になる。
ここで、サーバー20に登録されている運転整備記録登録情報に対して責任者が承認を行う場合について図21ないし図23を参照して説明する。
図21は、店舗PC30に表示された入力者一覧を示す説明図である。図22は、店舗PC30およびサーバー20間の通信手順の説明図である。図23は、店舗PC30が実行する運転整備記録登録情報承認処理の流れを示すフローチャートである。
(運転整備記録登録情報承認処理)
店舗PC30が実行する運転整備記録登録情報承認処理の流れについて図23を参照して説明する。
店舗PC30は、店舗PC30の画面に表示された複数のアイコンのうち、運転整備記録管理システムを開くためのアイコンがタッチされたか否かを判定し(S70)、タッチされたと判定した場合は(S70:Yes)、サーバー20へアクセスする(S71)。続いて、店舗PC30は、ブラウザで運転整備記録管理システムを開き(S72)、ログインボタンがONしたか否かを判定し(S73)、ONしたと判定した場合は(S73:Yes)、店舗の責任者が店舗PC30に入力した店舗PC使用者IDおよびパスワードをサーバー20へ送信し、ログイン要求を行う(S74)。
一方、サーバー20は、店舗PC30から送信された店舗PC使用者IDおよびパスワードが登録されているか否かを判定し、登録されている場合は、ログインを許可する。続いて、店舗PC30は、ログインが許可されたか否かを判定し(S75)、許可されたと判定した場合は(S75:Yes)、表示装置38(図12)に入力者一覧(図21)を表示する(S76)。
図21に示すように、入力者一覧には、選択チェックボックスと、社員名と、入力エラーと、提出不可チェックボックスと、承認欄とを対応付けて構成されている。選択チェックボックスは、運転整備記録登録情報を承認すべき社員名を選択する際にチェックを入れるためのチェックボックスであり、社員名は、運転整備記録情報を入力した社員の氏名である。入力エラーは、入力された運転整備記録情報の中に入力誤りや入力不足などが存在することを示すエラー表示部分であり、入力誤りや入力不足が存在しない場合は「無」が表示され、入力誤りや入力不足が存在する場合は「有」が表示される。提出不可チェックボックスは、例えば、長期休暇などにより運転整備記録情報を入力できない社員を選択する際にチェックを入れるためのチェックボックスである。承認欄は、店舗の責任者が承認を行ったか否かを表示する部分であり、承認が行われている場合は「済」が表示され、承認が行われていない場合は「未」が表示される。
また、入力者一覧には、入力者一覧を上下にスクロールするためのスクロールバー38bと、総ての社員名を選択する際に押す、すべて選択ボタン38cと、選択チェックボックスにチェックが入っている社員名の運転整備記録登録情報を承認する際に押す承認ボタン38dとが表示されている。店舗の責任者は、入力者一覧を総て閲覧し、入力エラーが有と表示されている社員名を発見した場合、その社員に対して入力誤りや入力不足などを指摘し、運転整備記録登録情報を補正するように促す。そして、責任者は、運転整備記録登録情報が補正されたことを確認し、その補正を行った社員に対応する選択チェックボックスにチェックを入れる。
このとき、店舗PC30は、所定の社員名が選択されたか否かを判定し(図23のS77)、選択されたと判定した場合は(S77:Yes)、その選択された社員の選択チェックボックスにチェック印(図示の例では、レ点)を表示する(S78)。続いて、すべて選択ボタン38cがONしたか否かを判定し(S79)、ONしたと判定した場合は(S79:Yes)、承認欄において未と表示されている総ての社員の選択チェックボックスにチェック印を表示する(S80)。続いて、承認ボタン38dがONしたか否かを判定し(S81)、ONしたと判定した場合は(S81:Yes)、選択チェックボックスにチェック印が表示されている社員の承認欄に済を表示し(S82)、承認が完了したことを示す承認完了情報をサーバー20へ送信する(S83)。この承認完了情報を受信したサーバー20は、補正された運転整備記録登録情報を補正前の運転整備記録登録情報に上書きして記憶する。つまり、サーバー20に記憶されている運転整備記録登録情報のうち、店舗において承認されていなかった運転整備記録登録情報が、店舗において承認された運転整備記録登録情報に更新される。
[未承認社員がいる店舗を本部において確認する場合]
次に、運転整備記録登録情報が未承認状態になっている社員がいる店舗を、本部において確認する場合について図を参照して説明する。
なお、以下の説明では、運転整備記録登録情報が未承認状態になっている社員がいる店舗を未承認店舗と称し、そのような社員がいない店舗を承認済店舗と称する。また、運転整備記録登録情報が未承認状態になっている社員を未承認社員と称し、承認状態になっている社員を承認済社員と称する。
図24は、本部PC40に表示された部門検索画面を示す説明図である。図25は、店舗、本部およびサーバー20間の通信手順の説明図である。図26は、本部PC40が実行する未承認店舗確認処理の流れを示すフローチャートである。
(未承認店舗確認処理)
本部PC40(図1)が実行する未承認店舗確認処理の流れについて図26を参照して説明する。
本部PC40は、本部PC40の画面に表示された複数のアイコンのうち、運転整備記録管理システムを開くためのアイコンがタッチされたか否かを判定し(S90)、タッチされたと判定した場合は(S90:Yes)、サーバー20へアクセスする(S91)。続いて、本部PC40は、ブラウザで運転整備記録管理システムを開き(S92)、ログインボタンがONしたか否かを判定し(S93)、ONしたと判定した場合は(S93:Yes)、本部PC40のユーザー(以下、本部PC使用者という)により入力された本部PC使用者IDおよびパスワードをサーバー20へ送信し、ログイン要求を行う(S94)。
一方、サーバー20は、本部PC40から送信された本部PC使用者IDおよびパスワードが登録されているか否かを判定し、登録されている場合は、ログインを許可する。続いて、本部PC40は、ログインが許可されたか否かを判定し(S95)、許可されたと判定した場合は(S95:Yes)、表示装置41(図24)に部門検索画面を表示する(S96)。続いて、本部PC40は、店舗が選択されたか否かを判定し(S97)、選択されたと判定した場合は(S97:Yes)、その選択された店舗に所属する社員の社員名を表示する(S98)。
図24に示すように、部門検索画面には、部門選択表示部41aと、社員選択表示部41bと、スクロールバー41c,41dとが表示されている。部門選択表示部41aは、店舗名と表示ボタンとを対応付けて構成されており、未承認店舗の店舗名は赤色で表示され、承認済店舗の店舗名は黒色で表示されるため、容易に未承認店舗を見付けることができる。そして、未承認店舗の店舗名に対応する表示ボタンをクリックすると、その表示ボタンに対応する店舗に所属する社員名が社員選択表示部41bに表示される。ここで、未承認社員の社員名は赤色で表示され、承認済社員の社員名は黒色で表示されるため、容易に未承認社員を見付けることができる。そして、未承認社員の社員名を選択すると、その社員が入力した月次運転整備記録登録情報(図10)が表示され、未入力の情報や入力誤りの情報などを見付けることができる。
次に、本部PC使用者は、未承認店舗の責任者へ連絡し、未承認社員に対する承認を行うように促す(図25)。そして、未承認店舗の責任者は、店舗PC30を使用し、未承認社員に対する承認を行うと、サーバー20がその承認情報を登録する。この承認情報の登録は、運転整備記録管理システムに反映されるため、本部PC40の部門検索画面において店舗名が赤色から黒色に変化したことを見ることにより、承認が行われたことを知ることができる。
この第1実施形態に係る運転整備記録管理システムが、本願の請求項1に係る運転整備記録管理システムに対応する。
[第1実施形態の効果]
(1)上述した実施形態の運転整備記録管理システム1を実施すれば、準社用車の使用者がオドメーターを見て、そのオドメーターキロ数を読取る必要がないため、見誤ることにより、管理すべきオドメーターキロ数が不正確になってしまうおそれがない。
(2)しかも、サーバー20は、オドメーターキロ数と準社用車の登録ナンバーとを対応付けて運転整備記録情報の1つとして記憶することができるため、従来のように、記録表に記入されたオドメーターキロ数をコンピュータに入力するときの入力誤りが発生するおそれがない。
(3)さらに、準社用車の使用者が携帯端末10を使ってオドメーターを撮影し、そのオドメーター画像をサーバー20へ送信するだけで良いため、従来のように、オドメーターキロ数を電気的に検出してサーバーへ送信する装置を準社用車毎に装着する必要がないので、オドメーターキロ数の管理に要するコストおよび手間を軽減することもできる。
〈第2実施形態〉
次に、この発明の第2実施形態に係る運転整備記録管理システムについて説明する。
この実施形態に係る運転整備記録管理システムは、携帯端末10が自身の撮影したODOメーター画像の解析を行うことを特徴とする。
携帯端末10は、カメラ13が撮影したODOメーター画像を記憶するODOメーター画像記憶部(図示省略)と、このODOメーター画像記憶部に記憶されたODOメーター画像を解析し、ODOメーターキロ数を求める画像解析部(図示省略)とを備える。そして、携帯端末10は、画像解析部において求められたODOメーターキロ数をODOメーターキロ数表示部14n(図5)に表示する。携帯端末10の確認ボタン14vがONすると、携帯端末10が、画像解析部において求められたODOメーターキロ数を含む運転整備記録情報をサーバー20へ送信する。以降の携帯端末10およびサーバー20における処理は、前述した第1実施形態と同じであるため省略する。
この第2実施形態は、第1実施形態と同じ効果を奏することができる。なお、この第2実施形態に係る運転整備記録管理システムが、本願の請求項2に係る運転整備記録管理システムに対応する。
〈他の実施形態1〉
携帯端末10から運転整備記録情報が送信されていないことを、所定時刻になったときにサーバー20から携帯端末10へ報知することにより、運転整備記録情報の送信忘れを防止するように構成することもできる。
(他の実施形態1の構成を備える運転整備記録管理システムの技術的手段)
携帯端末から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバーへ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムであって、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
前記サーバーから送信されたアラーム情報を受信して所定の報知を行うアラーム機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離と、前記携帯端末を特定するための携帯端末特定情報と、送信時刻を示す送信時刻情報と、を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻とを受信するとともに、その受信した積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶部と、
所定時刻になったときに前記積算走行距離記憶部を参照し、前記所定時刻までに前記積算走行距離を送信していない携帯端末特定情報を検索する未送信携帯端末検索機能(S200,S201)と、
前記未送信携帯端末検索機能により検索された携帯端末特定情報に基づいて特定される携帯端末へ、前記所定時刻までに前記積算走行距離が送信されていないことを示すアラーム情報を送信するアラーム情報送信機能(S202,S203)と、
を備えることを特徴とする運転整備記録管理システム。
図27は、サーバー20が実行する未送信通知処理の流れを示すフローチャートである。サーバー20は、所定時刻(例えば、午後9時など)になったか否かを判定し(S200)、所定時刻になったと判定した場合は(S200:Yes)、日別運転整備記録登録情報記憶部22g(図11)を参照し、所定時刻までに運転整備記録情報を送信していない携帯端末10を検索する(S201)。続いて、サーバー20は、該当者があるか否かを判定し(S202)、あると判定した場合は(S202:Yes)、その該当者の携帯端末10へ、運転整備記録情報が送信されていないことを示すメールを送信する(S203)。
このように、この運転整備記録管理システム1を実施すれば、携帯端末使用者が運転整備記録情報の送信を忘れていることをサーバー20から自動的に知らせることができるため、運転整備記録情報の送信忘れを防止することができる。
〈他の実施形態2〉
携帯端末10の運転整備記録管理システムへのログイン履歴に基いて、運転整備記録情報をサーバー20へ送信していないことを携帯端末10において報知するように構成することもできる。
(他の実施形態2の構成を備える運転整備記録管理システムの技術的手段)
携帯端末から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバーへ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムであって、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
当該運転整備記録管理システムにログインしたログイン履歴が記憶されたログイン履歴記憶部と、
現在時刻をカウントするクロックと、
前記クロックがカウントする時刻が第2の時刻(所定時刻)になったときに前記ログイン履歴を参照し、第1の時刻から第2に時刻(第1の時刻は第2の時刻よりも過去の時刻)の間、当該運転整備記録管理システムにログインしていないか否かを判定するログイン履歴判定機能(S211,S212)と、
前記ログイン履歴判定機能が肯定判定した場合に、当該携帯端末に備えられた報知手段により所定の報知を行う報知機能(S213)と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
を備えることを特徴とする運転整備記録管理システム。
図28は、携帯端末10が実行する未送信状態報知処理の流れを示すフローチャートである。携帯端末10は、所定時刻(例えば、午後9時など)になったか否かを判定し(S210)、所定時刻になったと判定した場合は(S210:Yes)、運転整備記録管理システムへのログイン履歴が記憶されたログイン履歴記憶部を参照し(S211)、今日(例えば、午前0時から午後9時の間)、当該運転整備記録管理システムにログインしていないか否かを判定する(S212)。ここで、肯定判定した場合は(S212:Yes)、運転整備記録情報が送信されていないことを報知する(S213)。例えば、運転整備記録情報が送信されていないことを表すメッセージ画像を携帯端末10のタッチパネル14(図2)に表示する。また、携帯端末10に設けられた特定のLEDを点灯または点滅させたり、スピーカーSPから特定の音を出力させたりしても良い。
このように、この運転整備記録管理システム1を実施すれば、携帯端末使用者が運転整備記録情報の送信を忘れていることを、携帯端末使用者の携帯端末10において自動的に報知することができるため、運転整備記録情報の送信忘れを防止することができる。
〈他の実施形態3〉
所定日数が経過したときに、サーバー20が未承認店舗を自動的に検索し、未承認店舗が存在する場合に、未承認状態であることをその店舗の店舗PC30へ自動的に通知するように構成することもできる。
(他の実施形態3の構成を備える運転整備記録管理システムの技術的手段)
携帯端末から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバーへ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムであって、
前記サーバーと通信する通信機能と、
前記サーバーが記憶している運転整備記録情報を承認したことを示す承認情報を、前記サーバーが記憶している運転整備記録情報に付加する承認情報付加機能と、
前記サーバーから送信される検索結果情報を受信して表示する機能と、を有する端末装置を備えており、
前記携帯端末は、
車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
を備えており、
前記サーバーは、
前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報と、前記車両の使用者を特定する使用者情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
特定の日からの経過日数を計数する日数計数機能と、
前記日数計数機能が計数した日数が所定日数を経過したときに、その所定日数の間に前記承認情報が付与されていない携帯端末が存在するか否かを検索する検索機能(S220,S221)と、
前記検索機能の検索結果を示す検索結果情報を前記端末装置へ送信する検索結果情報送信機能(S222,S223)と、
を備えることを特徴とする運転整備記録管理システム。
図29は、サーバー20が実行する未承認状態通知処理の流れを示すフローチャートである。サーバー20は、特定の日(例えば、週末または月初め)から所定日数が経過したか否かを判定し(S220)、経過したと判定した場合は(S220:Yes)、日別運転整備記録登録情報記憶部22g(図11)を参照し、特定の日から今日まで承認が行われていない未承認社員を検索する(S221)。続いて、サーバー20は、該当者があるか否かを判定し(S222)、あると判定した場合は(S222:Yes)、その該当者が所属する店舗の店舗PC30へ、未承認社員がいることを示すメールを送信する(S223)。一方、そのメールを受信した店舗PCの店舗PC使用者は、受信したメールを開くことにより、その店舗の社員の中に未承認社員がいることを知ることができる。
このように、この運転整備記録管理システム1を実施すれば、特定の日から所定日数経過する毎に、サーバー20から店舗へ未承認社員がいることを自動的に知らせることができるため、運転整備記録情報の未承認状態が所定日数以上続かないようにすることができる。
〈他の実施形態4〉
前述した各実施形態では、この発明の運転整備記録管理システムとして、自動車販売店において使用する準社用車の運転整備記録管理システムを説明したが、社用車、トラック、バスなどの運転整備記録を管理するシステムにも適用することができる。
〈他の実施形態5〉
前述した各実施形態では、店舗PC30、本部PC40およびサーバー20がイントラネット専用回線4を介して相互に通信する構成を説明したが、インターネットを介して相互に通信する構成でも良い。
1・・運転整備記録管理システム、4・・イントラネット専用回線、
5・・通信システム、10・・携帯端末、13・・カメラ(撮影装置)、
14n・・ODOメーターキロ数表示部(積算走行距離表示部)、
14q・・ODOメーター画像表示部、20・・サーバー、30・・店舗PC、
40・・本部PC。

Claims (3)

  1. 携帯端末から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバーへ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムであって、
    前記携帯端末は、
    車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
    前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
    前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
    前記サーバーから送信されたアラーム情報を受信して所定の報知を行うアラーム機能と、
    前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
    前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離と、前記携帯端末を特定するための携帯端末特定情報と、送信時刻を示す送信時刻情報と、を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
    を備えており、
    前記サーバーは、
    前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
    前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
    前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
    前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻とを受信するとともに、その受信した積算走行距離と、携帯端末特定情報と、送信時刻と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶と、
    所定時刻になったときに前記積算走行距離記憶部を参照し、前記所定時刻までに前記積算走行距離を送信していない携帯端末特定情報を検索する未送信携帯端末検索機能と、
    前記未送信携帯端末検索機能により検索された携帯端末特定情報に基づいて特定される携帯端末へ、前記所定時刻までに前記積算走行距離が送信されていないことを示すアラーム情報を送信するアラーム情報送信機能と、
    を備えることを特徴とする運転整備記録管理システム。
  2. 携帯端末から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバーへ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムであって、
    前記携帯端末は、
    車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
    前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
    前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
    前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
    前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
    当該運転整備記録管理システムにログインしたログイン履歴が記憶されたログイン履歴記憶部と、
    現在時刻をカウントするクロックと、
    前記クロックがカウントする時刻が第2の時刻になったときに前記ログイン履歴を参照し、第1の時刻から第2に時刻(第1の時刻は第2の時刻よりも過去の時刻)の間、当該運転整備記録管理システムにログインしていないか否かを判定するログイン履歴判定機能と、
    前記ログイン履歴判定機能が肯定判定した場合に、当該携帯端末に備えられた報知手段により所定の報知を行う報知機能と、
    を備えており、
    前記サーバーは、
    前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
    前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
    前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
    前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
    を備えることを特徴とする運転整備記録管理システム。
  3. 携帯端末から車両の積算走行距離を含む運転整備記録情報をサーバーへ送信し、前記運転整備記録情報を前記サーバーに記憶させることにより前記車両の運転整備記録を管理する運転整備記録管理システムであって、
    前記サーバーと通信する通信機能と、
    前記サーバーが記憶している運転整備記録情報を承認したことを示す承認情報を、前記サーバーが記憶している運転整備記録情報に付加する承認情報付加機能と、
    前記サーバーから送信される検索結果情報を受信して表示する機能と、を有する端末装置を備えており、
    前記携帯端末は、
    車両に備えられたオドメーターを撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置により撮影された前記オドメーターを表すオドメーター画像を表示するオドメーター画像表示部と、
    前記オドメーター画像を前記サーバーへ送信するオドメーター画像送信機能と、
    前記サーバーから送信された積算走行距離を受信する積算走行距離受信機能と、
    前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を表示する積算走行距離表示部と、
    前記積算走行距離受信機能により受信した積算走行距離を前記サーバーへ送信する積算走行距離送信機能と、
    を備えており、
    前記サーバーは、
    前記携帯端末から送信された前記オドメーター画像を受信するオドメーター画像受信機能と、
    前記オドメーター画像受信機能により受信された前記オドメーター画像を解析し、そのオドメーター画像が表す積算走行距離を求める画像解析機能と、
    前記画像解析機能により求められた積算走行距離を前記携帯端末へ送信する積算走行距離送信機能と、
    前記携帯端末の積算走行距離送信機能により送信された積算走行距離を受信するとともに、その受信した積算走行距離と、前記車両を特定する車両情報と、前記車両の使用者を特定する使用者情報とを対応付けて前記運転整備記録情報の1つとして記憶する積算走行距離記憶機能と、
    特定の日からの経過日数を計数する日数計数機能と、
    前記日数計数機能が計数した日数が所定日数を経過したときに、その所定日数の間に前記承認情報が付与されていない携帯端末が存在するか否かを検索する検索機能と、
    前記検索機能の検索結果を示す検索結果情報を前記端末装置へ送信する検索結果情報送信機能と、
    を備えることを特徴とする運転整備記録管理システム。
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