JP6699342B2 - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システムに関する。
スマートフォン(以下、「スマホ」という。)の普及及び無線通信の省電力化により、無線ビーコンデバイス(以下、「ビーコンデバイス」という。)とスマホとを使用した、子供、お年寄り、ペット等の検知対象の位置探索サービスシステムが提案されている。例えば、省電力の無線ビーコンデバイスを子供等の探したい対象に持たせ、探索用アプリケーションをインストールした第三者のスマホにビーコンデバイスを検知してもらうシステムが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。このシステムでは、予め登録したスマホ群がビーコン信号を検知したときのスマホの位置情報が、保護者等のユーザ端末に送られるようになっている。
ビーコンデバイスを探索するサービスを提供するビーコンを活用した子ども見守りサービス、2015年9月2日、URL http://www.recruit-sumai.co.jp/press/150902_SUUMO_mimamoriservice.pdf
特表2015−528897号公報 特開2015−103917号公報
しかしながら、上記技術では、スマホ群がビーコン信号を検知できない場所に検知対象が移動した場合、検知対象の探索ができない。一方、検知対象の位置を検出するために、スマホの周辺に存在する機器(周辺機器)が取得した映像等から検知対象を検出できれば、検知対象の探索精度を向上させることができる。
他方、スマホ以外の利用すべき周辺機器がどの機器かを判定することは難しい。例えば、スマホ以外の相当数の機器を無差別に利用すると、無駄な無線通信が発生してネットワークの負荷が高くなったり、無駄な処理が発生したりすることで効率が悪くなる。これに対して、スマホ以外の機器で利用すべき機器をスマホの所有者に選択させることは、所有者の負担になり現実的でない。
そこで、一側面では、本発明は、ビーコンデバイスを所持する検知対象の探索精度を向上させることを目的とする。
一つの案では、ネットワークを介して探索依頼機器と端末機器とに接続され、ビーコンデバイスを探索するサービスを提供する情報処理装置であって、前記探索依頼機器から受け付けた前記ビーコンデバイスの探索依頼に応じて、前記端末機器が所定のビーコンデバイスから発信されるビーコン信号を検知したときの前記端末機器の位置を示す検知情報を、予め登録されている複数の前記端末機器の少なくともいずれかから受信する受信部と、前記検知情報に基づき、前記ビーコンデバイスの位置を推定する推定部と、所定時間以上、複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない場合、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に接続されない周辺機器の位置情報を記憶した記憶部を参照して、複数の前記端末機器が前記ビーコン信号を検知可能な範囲以外の範囲内に位置する周辺機器であって、推定した前記ビーコンデバイスの位置から所定範囲内の前記周辺機器を特定する特定部と、複数の前記端末機器のうち、特定した前記周辺機器と通信可能な端末機器に前記周辺機器の接続情報を通知する通知部と、前記周辺機器の接続情報に基づき前記周辺機器と接続した前記端末機器を経由して撮像機能及び/又は音声入力機能を有する前記周辺機器から取得した画像情報及び/又は音声情報を、前記探索依頼機器に送信する送信部と、を有する情報処理装置が提供される。
一側面によれば、ビーコンデバイスを所持する検知対象の探索精度を向上させることができる。
一実施形態にかかる検知システムの一例を示す図。 一実施形態にかかる検知システムによる位置推定の一例を示す図。 第1実施形態にかかる検知システムの各機器の機能構成の一例を示す図。 一実施形態にかかるユーザ・ビーコン紐付情報テーブルの一例を示す図。 一実施形態にかかるスマホ登録情報テーブルの一例を示す図。 一実施形態にかかる周辺機器情報テーブルの一例を示す図。 一実施形態にかかる検知情報蓄積テーブルの一例を示す図。 一実施形態にかかる位置情報テーブルの一例を示す図。 一実施形態にかかる検知ビーコンリストテーブルの一例を示す図。 一実施形態にかかる検知情報テーブルの一例を示す図。 一実施形態にかかる接続周辺機器情報テーブルの一例を示す図。 第1実施形態にかかる検知処理の一例を示すタイムチャート。 第1実施形態にかかる検知処理の一例を示すタイムチャート。 第1実施形態にかかる検知処理(続き)の一例を示すタイムチャート。 第1実施形態にかかる検知処理を説明するための図。 第1実施形態にかかる検知処理結果の利用例を示す図。 第2実施形態にかかる検知処理を説明するための図。 第2実施形態にかかる検知システムの各機器の機能構成の一例を示す図。 一実施形態にかかる探索依頼履歴情報テーブルの一例を示す図。 一実施形態にかかる未達スマホ情報テーブルの一例を示す図。 第2実施形態にかかる検知処理の一例を示すタイムチャート。 第3実施形態にかかる検知処理を説明するための図。 第3実施形態にかかる検知システムの各機器の機能構成の一例を示す図。 第3実施形態にかかる検知処理の一例を示すタイムチャート。 第4実施形態にかかる検知処理の一例を示すタイムチャート。 第4実施形態にかかる検知処理を説明するための図。 一実施形態にかかるサーバのハードウェア構成の一例を示す図。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[検知システムの全体構成]
まず、本発明の一実施形態に係る検知システム1の全体構成の一例について、図1を参照しながら説明する。本実施形態に係る検知システム1は、ビーコンデバイス2、第1スマホ30a、第2スマホ30b、第3スマホ30c、第4スマホ30d、サーバ10、及びユーザ端末Pを有する。
第1スマホ30a、第2スマホ30b、第3スマホ30c、第4スマホ30dは、検知対象Tが所持するビーコンデバイス2の位置を検出するスマホ群の一例である。以下、第1スマホ30a、第2スマホ30b、第3スマホ30c、第4スマホ30dに例示されるスマホ群を総称して、スマホ30ともいう。スマホ30には、サーバ10から検知情報の送信依頼があったとき、ビーコンデバイス2のビーコン信号を受信したときのスマホ30の位置情報をサーバ10に送信するための探索アプリケーションが予めインストールされている。スマホ30は、探索アプリケーションをインストールするときにスマホIDをサーバ10に登録する。なお、スマホ30は、端末機器の一例である。端末機器は、GPS等の位置検出機能を有していれば、タブレット型端末、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器、HMD(Head Mount Display)等のウェアラブル表示デバイス等のいかなるモバイル機器であってもよい。
サーバ10は、ネットワーク5を介してユーザ端末Pからビーコンデバイス2の探索依頼を受け付ける。サーバ10は、ビーコンデバイス2とスマホ30とを使用して、ビーコンデバイス2を所持する子供等の検知対象Tを探索し、検知対象Tの位置を推定する。具体的には、サーバ10は、ユーザ端末Pから探索依頼を受け付けたときにスマホ30へ検知情報の送信を依頼する。スマホ30は、ビーコンデバイス2から発信されるビーコン信号(無線信号)4を受信すると、その時点でGPS(Global Positioning System)から取得したスマホ30の位置情報を示す検知情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、スマホ30から受信した検知情報を蓄積し、それらの情報に基づき検知対象の位置を推定する。
ユーザ端末Pは、検知対象Tの探索をサーバ10に依頼するために、検知対象Tが所持するビーコンデバイス2のビーコンIDをサーバ10に予め登録している探索依頼機器の一例である。
ビーコンデバイス2は、子供、お年寄り、ペット等に付けられている。検知対象Tの探索依頼を行うユーザの一例としては、ビーコンデバイス2を付けた子供の保護者が挙げられる。ユーザ端末Pは、子供の親やペットの飼い主や、お年寄りの介助者が操作する端末、PC、タブレット型端末等、通信機能を有する電子機器であってもよい。ユーザ端末Pは、ビーコンデバイス2の探索依頼をサーバ10に送信する。
図2(a)に示すように、スマホ30が検知できない領域に検知対象Tが移動した場合、スマホ30は、ビーコン信号を受信できず、検知情報を取得できないため、検知情報がサーバ10に送られない。
これに対して、スマホ30以外の機器であって、推定した検知対象Tの位置(ビーコンデバイス2の位置)の周辺にある機器(以下、「周辺機器」という。)を活用すれば、ビーコンデバイス2を所持する検知対象Tの探索精度を向上させることができる。一例としては、図2(b)に示すように、検知対象TがルートRを移動し、スマホ30がビーコン信号を受信できる範囲C外にいる場合、ビーコンデバイス2の推定位置から所定範囲内の周辺機器(固定カメラ等)とスマホ30とが通信可能な場合、スマホ30が、周辺機器が取得した映像データをサーバ10に送信することができる。このようにして、スマホ30は、自機が取得した検知情報以外の活用可能な情報をサーバ10に送信することで、検知対象Tの探索精度を向上させることができる。つまり、本実施形態にかかる検索システム1は、スマホ30と周辺機器とを連携させることで、スマホ30から取得した情報及び周辺機器から取得した情報に基づき検知対象Tの追跡が可能になる。この結果、検知対象Tの探索精度を向上させることができる。
なお、ユーザ端末Pにも探索アプリケーションをインストールし、ユーザ端末Pをスマホ30として機能させてもよい。また、サーバ10は、ビーコンデバイス2を所持する検知対象Tを探索するサービスを提供する情報処理装置の一例である。
<第1実施形態>
初めに、第1実施形態にかかる検知システム1について説明する。
[機能構成]
第1実施形態に係る検知システム1のサーバ10、スマホ30、ユーザ端末Pの各機器の機能構成の一例について、図3を参照しながら説明する。ユーザ端末Pは、ビーコン登録部7及び探索要求部8を有する。ビーコン登録部7は、探索対象となるビーコンデバイス2のビーコンIDを予め登録する。探索要求部8は、ユーザ操作に応じて予め登録された所定のビーコンIDのビーコンデバイス2の探索をサーバ10に要求する。
(サーバ)
サーバ10は、記憶部11、受付部12、検知情報判定部13、検知範囲決定部14、対象位置推定部15、周辺機器特定部16、通知部17、送信部18及び受信部19を有する。
記憶部11は、ユーザ・ビーコン紐付情報テーブル111、スマホ登録情報テーブル112、周辺機器情報テーブル113、検知情報蓄積テーブル114及び位置情報テーブル115を記憶する。
図4は、一実施形態にかかるユーザ・ビーコン紐付情報テーブル111の一例を示す。ユーザ・ビーコン紐付情報テーブル111には、ユーザIDとビーコンIDとが対応付けて記憶されている。ユーザIDは、ユーザ毎に設定された固有のIDであってもよいし、ユーザ端末Pの品番等のユーザ端末に固有のIDであってもよい。つまり、ユーザ・ビーコン紐付情報テーブル111には、検知システム1を利用するユーザ端末P毎の検知対象Tが所持するビーコンデバイス2のIDが登録されている。
図5は、一実施形態にかかるスマホ登録情報テーブル112の一例を示す。本実施形態にかかるスマホ登録情報テーブル112は、探索アプリケーションが予めインストールされ、本検知システム1への登録が完了したスマホ登録情報が記憶されている。スマホ登録情報は、スマホを識別可能な情報であればよく、例えばスマホのIDであってもよい。
図6は、一実施形態にかかる周辺機器情報テーブル113の一例を示す。周辺機器情報テーブル113には、活用可能な周辺機器情報、取得可能データ及び位置情報が対応付けて記憶されている。図6では、活用可能な周辺機器情報に、固定カメラが例示され、その際の取得可能データは映像情報である。しかし、周辺機器情報はこれに限らず、他の例としては、マイクを例示することができる。その際の取得可能データは音声情報である。
図7は、一実施形態にかかる検知情報蓄積テーブル114の一例を示す。検知情報蓄積テーブル114は、スマホ30が検出した検知情報を蓄積する。図7では、検知情報蓄積テーブル114には、検出時刻情報、ビーコンID及びビーコンデバイス2の位置情報が対応付けて記憶されている。検知情報蓄積テーブル114は、検知情報毎に、検知情報を検出したスマホIDを記憶してもよい。
図8は、一実施形態にかかる位置情報テーブル115の一例を示す。位置情報テーブル115には、ビーコンIDに対応付けて、ビーコンID毎に推定位置情報の履歴情報(最新位置情報、前回位置情報、前々回位置情報・・・)が対応付けて記憶されている。
図3に戻り、受付部12は、ユーザ端末Pからビーコンデバイス2の探索依頼を受け付ける。検知情報判定部13は、複数のスマホ30から検知情報を受信しない時間が所定時間経過したかを判定する。検知範囲決定部14は、探索依頼中に複数のスマホ30で検知可能な範囲を決定する。
対象位置推定部15は、検知情報蓄積テーブル114に蓄積されたビーコンデバイス2の検知情報からビーコンデバイス2の位置を推定する。周辺機器特定部16は、各スマホ30でビーコン信号を検知可能な範囲Cと検知対象Tの推定した位置情報とから、探索に活用可能な周辺機器を特定する。具体的には、周辺機器特定部16は、所定時間以上、複数のスマホ30から検知情報を受信しない場合、周辺機器の位置情報を記憶した記憶部11の周辺機器情報テーブル113を参照して、スマホ30がビーコン信号を検知できない位置に存在する周辺機器を特定する。
送信部18は、周辺機器の接続情報に基づき該周辺機器と接続したスマホ30から、該周辺機器が取得した情報(映像情報など)を取得し、ビーコンデバイス2の探索依頼先であるユーザ端末Pに送信する。
通知部17は、複数のスマホ30のうち、特定した周辺機器と通信が可能なスマホ30に周辺機器の接続情報及び取得可能データを通知する。受信部19は、複数のスマホ30の少なくともいずれから検知情報を受信する。
(スマホ)
スマホ30は、記憶部31、ビーコン検知部32、周辺機器検知部33、機器蓄積情報取得部34、送信部35、受信部及び表示部37を有する。記憶部31には、検知ビーコンリストテーブル311、検知情報テーブル312、接続周辺機器情報テーブル313が記憶されている。
図9は、一実施形態にかかる検知ビーコンリストテーブル311の一例を示す。検知ビーコンリストテーブル311には、サーバ10から検知要求を受信したビーコンIDが記憶されている。
図10は、一実施形態にかかる検知情報テーブル312の一例を示す。検知情報テーブル312には、スマホ30毎に検知した検知情報が対応付けて記憶されている。スマホ30毎に検知された検知情報の一例としては、端末ID、検出時刻情報、ビーコンID及び位置情報が挙げられる。
図11は、一実施形態にかかる接続周辺機器情報テーブル313の一例を示す。接続周辺機器情報テーブル313には、サーバ10により特定された周辺機器のうち、スマホ毎に接続可能な周辺機器の情報が保持される。接続周辺機器情報テーブル313には、接続周辺機器情報及び位置情報が対応付て記憶されている。
図3に戻り、ビーコン検知部32は、検知対象Tのビーコンデバイス2のビーコン信号を検知する。周辺機器検知部33は、他のスマホ30や周辺機器を検知する。機器蓄積情報取得部34は、周辺機器から、検知情報以外に活用可能な情報(映像情報など)を取得する。
送信部35は、サーバ10、他のスマホ30、周辺機器等と無線接続し、各種のデータを送信する。例えば、送信部35は、サーバ10に検知情報を送信する。無線接続には、BLE(Bluetooth Low Energy、登録商標)やWi−Fi Direct(登録商標)等の無線通信プロトコルを利用することができる。
受信部36は、サーバ10、他のスマホ30、周辺機器等と無線接続し、各種のデータを受信する。例えば、受信部36は、サーバ10から所定のビーコンIDを指定して、ビーコン信号の検知要求を受信する。表示部37は、所定の情報を表示する。
かかる構成により、本実施形態に係るサーバ10では、CPU106(図27参照)が、記憶部11に格納された情報処理プログラム及び各種データを用いて検知処理を実行する。
なお、図3は機能に着目したブロック図を描いており、これらの機能ブロックで示した各部は、ハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはハードウエアとソフトウエアとの組合せによって実現することができる。
[検知処理]
次に、本実施形態に係る検知処理について、図12〜図14を参照して説明する。図12は、第1実施形態にかかる検知処理の一例を示すタイムチャートである。図13は、第1実施形態にかかる検知処理(図12の続き)の一例を示すタイムチャートである。図14は、第1実施形態にかかる検知処理(図13の続き)の一例を示すタイムチャートである。
図12の紙面の左から順に、サーバ10の動作、第1スマホ30aの動作、第2スマホ30bの動作、ビーコンデバイス2(検知対象Tが所持)の動作、ユーザ端末Pの動作を示す。なお、サーバ10の動作は、上記に説明したサーバ10の各機能部によって実行される。また、第1スマホ30a及び第2スマホ30bの動作は、上記に説明したスマホ30の各機能部によって実行される。また、ユーザ端末Pの動作は、上記に説明したユーザ端末Pの各機能部によって実行される。また、以下では、説明の便宜のため、スマホ登録情報テーブル112に予め登録されたスマホ30の一例として、第1スマホ30a及び第2スマホ30bの動作を述べ、他のスマホ30の動作についての説明を省略する。しかし、実際には、第1スマホ30a及び第2スマホ30b以外のスマホ30であって、予め登録し、探索アプリケーションがインストールされている他のスマホ30も同様に動作可能な状態であり、適宜、ビーコンデバイス2の検知情報をサーバ10に通知する。
つまり、図15に示す例では、第1スマホ30a及び第2スマホ30b以外のスマホ30c〜30hについても適宜探索アプリケーションが起動され、ビーコンデバイス2の検知が開始されている。また、図15の例では、ビーコンデバイス2を付けた検知対象Tは、紙面の左側に向かって移動している。また、スマホ30a〜30hも同様に、移動したり、移動を停止したりする。なお、本実施形態に係る周辺機器3a〜3j(以下、総称して「周辺機器3」ともいう。)は、固定位置に設置されている。本実施形態では、周辺機器3として、固定カメラを想定しているが、本実施形態において利用可能な周辺機器は、固定カメラに限らない。
図12において、まず、ビーコン登録時、ユーザ端末Pは、検知対象Tが所持するビーコンデバイス2のビーコンIDを確認し(ステップS1)、ビーコンIDをサーバ10に登録する(ステップS2)。サーバ10は、ビーコンIDを所得すると、ユーザ・ビーコン紐付情報テーブル111(図4参照)に、ユーザIDとビーコンIDとを対応付けて記憶する(ステップS3)。なお、ステップS1〜S3の登録処理は予め行われ、少なくともステップS21以降の処理が行われる前に実行される必要がある。
第1スマホ30aが、探索アプリケーションを起動すると(ステップS4)、第1スマホ30aのスマホ情報(スマホID等)がサーバ10に登録される(ステップS5)。サーバ10は、第1スマホ30aの検知ビーコンリストテーブル311を更新する(ステップS6)。
次に、第1スマホ30aは、ビーコンIDで特定されるビーコンデバイス2の検知を開始する(ステップS7)。第1スマホ30aは、検知ビーコンリストテーブル311のビーコンデバイス2のビーコン信号を探索し、ビーコン信号を発見した時点の検知情報を検知情報テーブル312に蓄積する(ステップS8)。第1スマホ30aは、検知情報テーブル312を定期的にサーバ10に報告する。サーバ10は、第1スマホ30aから取得した検知情報を検知情報蓄積テーブル114に蓄積する。
次に、第2スマホ30bが、探索アプリケーションを起動し(ステップS10)、第2スマホ30bのスマホ情報をサーバ10に登録する(ステップS11)。サーバ10は、第2スマホ30bの検知ビーコンリストテーブル311を更新する(ステップS12)。
次に、第2スマホ30bは、ビーコンIDで特定されるビーコンデバイス2の検知を開始する(ステップS13)。第2スマホ30bは、特定のビーコンデバイス2のビーコン信号を探索し、ビーコン信号を発見した時点の検知情報を検知情報テーブル312に蓄積する(ステップS14)。
この時点で、ユーザ端末Pが、ビーコンIDを特定してビーコンデバイス2の探索依頼要求を送信すると(ステップS15)、サーバ10は、これを受けて、対象及び依頼先を特定する(ステップS16)。サーバ10は、ビーコンIDにて特定されるビーコンデバイス2(検知対象T)と、探索依頼要求を送信したユーザ端末Pとを特定する。次に、サーバ10は、第1スマホ30a及び第2スマホ30bに検知情報を問い合わせる(ステップS17)。
例えば、図15の位置P1にビーコンデバイス2がある場合、ビーコンデバイス2から発信されるビーコン信号を受信可能な範囲にいる第2スマホ30bが応答する(ステップS18)。サーバ10は、この応答時に第2スマホ30bから送信された検知情報を検知情報蓄積テーブル114に蓄積し(ステップS19)、第2スマホ30bに検知情報を取得及び蓄積したことを報告する(ステップS20)。以上が、通常の検知処理の場合である。
これに対して、第2スマホ30bから送信された検知情報に直近の検知情報がない場合について、図13を参照しながら説明する。
図13にて、ユーザ端末Pが、ビーコンIDを特定してビーコンデバイス2の探索依頼要求を送信すると(ステップS21)、サーバ10は、これを受けて、対象及び依頼先を特定する(ステップS22)。次に、サーバ10は、第1スマホ30a及び第2スマホ30bに検知情報を問い合わせる(ステップS23)。
第2スマホ30bから応答があると(ステップS24)、サーバ10は、第2スマホ30bから送信された検知情報を検知情報蓄積テーブル114に蓄積する(ステップS25)。このとき、第2スマホ30bから受信した検知情報に直近情報(現時点から所定時間内の検知情報)がなかったとする。
次に、サーバ10は、検知情報のうちの最新情報をユーザ端末Pに報告する(ステップS26)。このとき、サーバ10は、報告した最新情報に直近情報がないことを報告する。サーバ10は、検知情報蓄積テーブル114に蓄積した検知情報に基づき、検知対象Tの位置を推定する(ステップS27)。サーバ10は、推定した検知対象Tの位置情報を位置情報テーブル115に記憶する。また、サーバ10は、周辺機器情報テーブル113に基づき、検知対象Tの推定位置から所定条件の周辺機器を特定する(ステップS28)。具体的には、サーバ10は、周辺機器情報テーブル113を参照して、複数のスマホ30がビーコン信号を検知できない位置にある周辺機器を特定する。
続く図14では、紙面の左から順に、サーバ10の動作、第1スマホ30aの動作、周辺機器の動作、ビーコンデバイス2(検知対象Tが所持)の動作、ユーザ端末Pの動作を示す。
サーバ10が、第1スマホ30aから自機の位置情報の通知を受けると(ステップS31)、第1スマホ30aの検知可能範囲Cを特定する(ステップS32)。第1スマホ30aの検知可能範囲Cの一例は、BLEの最大通信距離(Class1:100M、Class2:10M、Class3:1M)の半径の円である。次に、サーバ10は、第1スマホの検知可能範囲C内で接続可能な周辺機器を特定する(ステップS33)。サーバ10は、特定した接続可能な周辺機器の周辺機器情報と取得可能データを通知する(ステップS34)。
例えば、図15の例において、ビーコンデバイス2が位置P2にいるとき、サーバ10は、図6の周辺機器情報テーブル113を参照して、スマホ30a〜30hがビーコン信号を取得できない範囲の固定カメラ3d、3f〜3jを周辺機器と特定する。固定カメラ3d、3f〜3jを周辺機器と特定してもよいが、本実施形態では、固定カメラ3d、3f〜3jのうち、ビーコンデバイス2の近くにいる(または、ビーコンデバイス2の推定位置から所定範囲内の)固定カメラ3g及び固定カメラ3hが周辺機器であると特定する。サーバ10は、固定カメラ3g及び固定カメラ3hの周辺機器情報(接続情報、取得可能データ情報を含む)を第1スマホ30aに通知する。
第1スマホ30aは、接続可能な周辺機器情報及び周辺機器の位置情報を接続周辺機器情報テーブル313に記憶する。通知を受けた第1スマホ30aは、周辺機器を探索し、発見できた場合には接続し(ステップS35)、必要なデータを取得する(ステップS36)。図15では、第1スマホ30aは、固定カメラ3g及び固定カメラ3hと接続し、固定カメラ3g及び固定カメラ3hのそれぞれから映像データを取得する。次に、第1スマホ30aは、取得したデータをサーバ10に送信する(ステップS37)。
サーバ10は、取得したデータを探索依頼先機器であるユーザ端末Pに送信する(ステップS38)。これにより、情報を探索依頼先のユーザに提供することができる。図15の例では、ビーコンデバイス2がいる地域の映像情報を固定カメラ3g及び固定カメラ3hが撮像し、映像中にビーコンデバイス2を所持する検知対象Tが写っている可能性がある。
このようにして、本実施形態では、スマホ30がビーコン信号を受信できる範囲C外にいる場合、ビーコンデバイス2の推定位置から所定範囲内の周辺機器(固定カメラ等)とスマホ30とが近接した際、スマホ30経由で周辺機器が取得した映像データを取得する。スマホ30は、取得した検知情報以外の活用可能な情報をサーバ10に送信することで、ビーコンデバイスを所持する検知対象Tの探索精度を向上させることができる。つまり、本実施形態にかかる検索システム1は、スマホ30とスマホ30の周辺に存在する周辺機器とを連携させることで、スマホ30から取得した情報及びスマホ30以外の機器から取得した情報に基づく検知対象Tの追跡が可能になる。この結果、検知対象Tの探索精度を向上させることができる。なお、ユーザ端末Pに提供されるデータは、映像データに限らず、音声データやその他のデータであってもよい。
ユーザが、提供されたデータから、検知対象T(本人)が推定位置の近傍にいると確認し、本人確認完了を示す操作を行うと、ユーザ端末Pは本人確認を認識し(ステップS39)、ユーザ端末Pは、サーバ10に本人確認完了通知を行う(ステップS40)。
サーバ10は、この通知に応じてアクションを開始する。例えば、サーバ10は、操作者を派遣してビーコンデバイス2を所持する検知対象の探索を行うように制御したり(ステップS41)、対象者への働きかけを行うように制御したり(ステップS42)する。
上記のアクションの一例を、図16を参照して説明する。
(1)サーバ10が、スマホ30を経由して取得した映像情報は、ユーザ端末Pを操作するユーザに提供される。
(2)ユーザが映像情報に検知対象Tが映っていることを確認すると、ユーザ端末Pは、本人と確認したことをサーバ10に通知する。
(3)サーバ10は、アクションを指示する。支持するアクションとしては、以下の(4)〜(6)の例が挙げられる。
(4)検知対象Tを探索するための専門家の派遣
(5)検知対象Tの推定位置近傍に設置されたスピーカから音声による検知対象Tへの呼びかけ(例えば、「**さん、その場に居てください」と音声出力)
(6)検知対象Tの推定位置近傍に設置されたデジタル・サイネージから情報の表示による検知対象Tへの呼びかけ(例えば、「**さん、その場に居てください」と画面表示)
これにより、検知対象Tの人は、これらの呼びかけを確認し、保護される可能性がある
以上に説明したように、第1実施形態に係る検知システム1では、サーバ10は、スマホ30の位置情報(検知情報)とビーコンデバイス2(検知対象T)の推定位置の履歴情報とから適切な周辺機器3を特定する。サーバ10は、特定した周辺機器3との接続に必要な周辺機器情報と取得可能データとをスマホ30へ配信する。これにより、スマホ30は、必要な周辺機器3に必要なタイミングで接続し、周辺機器30が検出したデータを受信することが可能となる。これにより、スマホ30が検出した検知情報だけでなく、ネットワーク5に繋がらない固定デバイス(監視カメラなど)が検出したデータを検知対象Tの探索に活用し、の探索精度を向上させることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態にかかる検知システム1について説明する。第2実施形態にかかる検知システム1では、周辺機器だけでなく、ユーザ端末Pからの探索依頼を受信していないスマホ30を活用する。第2実施形態では、サーバ10から探索依頼を受信していないスマホ30(以下、「未達スマホ」ともいう。)の情報を、ユーザ端末Pからの探索依頼を受信したスマホ30へ通知し、スマホ30が未達スマホに近接した際に検知情報を交換することで、未達スマホが検知する検知情報を検知対象Tの探索に利用できるようにする。
図17(a)に示すように、探索依頼を受信していないスマホ30(未達スマホ30e)がある場合、図17(b)に示すように、探索依頼を受信したスマホ30fが未達スマホ30eに近接した際に探索依頼に関する情報又は検知情報を交換することで、未達スマホ30eが検知する検知情報を検知対象Tの探索に利用できるようにする。
[機能構成]
第2実施形態に係る検知システム1のサーバ10、スマホ30、ユーザ端末Pの各機器の機能構成の一例について、図18を参照しながら説明する。ただし、第1実施形態に係るサーバ10、スマホ30、ユーザ端末Pの各機能と異なる機能についてのみ説明し、同じ機能については説明を省略する。
具体的には、第2実施形態に係るユーザ端末Pの機能は、第1実施形態に係るユーザ端末Pの機能と同じである。第2実施形態に係るサーバ10の機能は、第1実施形態に係るサーバ10の機能に加えて、記憶部11に探索依頼履歴情報テーブル116、及び、未達抽出部20が追加された点が異なる。第2実施形態に係るスマホ30の機能は、第1実施形態に係るスマホ30の機能に加えて、記憶部31に未達スマホ情報テーブル314、及び、ビーコン検知情報取得部38が追加された点が異なる。
探索依頼履歴情報テーブル116は、探索依頼の内容、送信結果を保持する。図19は、一実施形態にかかる探索依頼履歴情報テーブル116の一例を示す。探索依頼履歴情報テーブル116は、探索依頼に関する情報、依頼対象端末情報及び応答端末情報を有する。探索依頼に関する情報は、ユーザ端末Pが要求した探索依頼を特定するための情報であり、例えば、探索依頼対象のビーコンIDであってもよい。依頼対象端末情報は、探索依頼先の対象となるスマホ30の情報である。応答端末情報は、探索依頼先の対象となるスマホ30のうち、探索依頼を受信できたスマホ30の情報である。
未達抽出部20は、探索依頼を受信していないスマホ(未達スマホ)を抽出する。なお、未達スマホが抽出された場合、未達スマホの端末情報が、探索依頼を受信しているスマホ30に通知される。図19の例では、未達抽出部20は、探索依頼を受信していないスマホID4のスマホを抽出する。
未達スマホ情報テーブル314は、サーバ10から通知される探索依頼の未達スマホの端末情報を保持する。図20は、一実施形態にかかる未達スマホ情報テーブル314の一例を示す。未達スマホ情報テーブル314は、探索依頼に関する情報及び未達スマホ情報が記憶されている。探索依頼に関する情報は、ユーザ端末Pが要求した探索依頼を特定するための情報であり、例えば、探索依頼対象のビーコンIDであってもよい。未達スマホ情報は、探索依頼を受信していないスマホIDを記憶する。
ビーコン検知情報取得部38は、他のスマホ30から探索依頼に関する情報(ビーコンID)を取得する。
[検知処理]
次に、本実施形態に係る検知処理について、図21を参照して説明する。図21は、第2実施形態にかかる検知処理の一例を示すタイムチャートである。図21の紙面の左から順に、サーバ10の動作、第1スマホ30aの動作、第2スマホ30bの動作、ビーコンデバイス2(検知対象Tが所持)の動作、ユーザ端末Pの動作を示す。
本処理が開始され、第1実施形態と同様に、図12のステップS2〜S20が実行される。その後、図13のステップS21〜S26に示す処理と同一のステップS51〜S56の処理が実行される。
次に、サーバ10は、未達スマホ情報テーブル314を参照して、探索依頼を受信していない未達スマホを特定する(ステップS57)。サーバ10は、探索依頼を受信しているスマホ30に、未達スマホのID(未達スマホ情報)を通知する(ステップS58)。
通知を受けた、探索依頼を受信しているスマホ30(図21の例では、第1のスマホ30a及び第2のスマホ30b)は、未達スマホ情報テーブル314に対象の探索依頼に関する情報のビーコンIDと未達スマホ情報のスマホIDとを対応付けて記憶する。
第1スマホ30aが、未達スマホと通信可能な位置まで近接すると(ステップS59)、第1スマホ30aは、未達スマホと接続する(ステップS60)。第1スマホ30aは、未達スマホに探索依頼に関する情報を転送する(ステップS61)。未達スマホが、探索依頼に関する情報に基づきビーコンデバイス2のビーコン信号を検知すると(ステップS62)、未達スマホは、未達スマホのその時点の検知情報を第1スマホ30aに送信する。これにより、第1スマホ30aは、未達スマホと交換した検知情報をサーバ10に通知できる(ステップS63)。サーバ10は、検知情報を検知情報蓄積テーブル114に蓄積する(ステップS64)。サーバ10は、蓄積した検知情報をユーザ端末Pに送信する(ステップS65)。
以上、第2実施形態に係る検知システム1によれば、第1実施形態に係る検知システム1の効果に加えて、探索依頼を受信したスマホ30が未達スマホに近接した際に検知情報を交換することで、未達スマホが検知した検知情報を検知対象Tの探索に利用できる。なお、上記検知処理は、第1実施形態に係る検知処理と組み合わせて実行可能である。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態にかかる検知システム1について説明する。第3実施形態にかかる検知システム1では、検知情報を受信しない時間が所定時間経過した場合に、検知情報をリアルタイムにサーバ10に通知する。これを実現するために、第3実施形態では、図22(a)に示す、直近の検知情報(現在から所定時間内の検知情報)が見つからない場合、サーバ10は、探索継続通知をすべてのスマホ30へ送信する。これにより、リアルタイムに検知情報をサーバ10へ通知する探索継続モードへ変更される。例えば、図22(b)に示すスマホ30eが、検知情報を取得した場合であってリアルタイム通知のモードの場合、検知情報はリアルタイムにサーバ10に通知される。
[機能構成]
第3実施形態に係る検知システム1のサーバ10、スマホ30、ユーザ端末Pの各機器の機能構成の一例について、図23を参照しながら説明する。ただし、第1及び第2実施形態に係るサーバ10、スマホ30、ユーザ端末Pの各機能と異なる機能についてのみ説明し、同じ機能については説明を省略する。
具体的には、第3実施形態に係るユーザ端末Pの機能は、第1及び第2実施形態に係るユーザ端末Pの機能と同じである。第3実施形態に係るサーバ10の機能は、第1及び第2実施形態に係るサーバ10の機能と同じである。第3実施形態に係るスマホ30の機能は、第1及び第2実施形態に係るスマホ30の機能に加えて、切替部39が追加された点が異なる。
切替部39は、サーバ10の指示に応じてビーコン信号を検知したときにサーバ10へ即時報告する探索継続モードと、探索依頼を受信して検知情報を報告する通常モードとを切り替える。記憶部11は、報告状態が探索継続モード又は通常モードのいずれかを示すモード情報を保持する。
なお、通知部17は、複数のスマホ30から検知情報を受信しない時間が所定時間経過した場合に、探索継続通知を全スマホ30に送信する。探索完了時に探索継続モードは解除され、通常モードに移行する。
[検知処理]
次に、本実施形態に係る検知処理について、図24を参照して説明する。図24は、第3実施形態にかかる検知処理の一例を示すタイムチャートである。図24の紙面の左から順に、サーバ10の動作、第1スマホ30aの動作、第2スマホ30bの動作、ビーコンデバイス2(検知対象Tが所持)の動作、ユーザ端末Pの動作を示す。
本処理が開始され、第2実施形態と同様に、図12のステップS2〜S20が実行される。その後、図21のステップS51〜S56に示す処理と同一の処理が実行される。
次に、複数の端末機器から検知情報を受信しない時間が所定時間又はそれ以上経過した場合、サーバ10は、探索継続通知を第1スマホ10a及び第2スマホ10bに送信する(ステップS71)。これは、ビーコン信号を検知したときに取得した検知情報を、サーバ10へ即時報告する探索継続モードへ切り替える通知である。記憶部11は、報告状態を示すモード情報が探索継続モードであることを示すフラグを記憶する。
探索継続通知を受けた第1スマホ10a及び第2スマホ10bは、検知情報を取得すると直ちに(リアルタイムに)報告する探索継続モードに切り替える(ステップS72、S73)。
次に、第1スマホ30aの移動等により、第1スマホ30aが検知情報を取得し、即時通知すると(ステップS75)、サーバ10は、第1スマホ30aが検出した検知情報を検知情報蓄積テーブル114に記憶するとともに(ステップS76)、リアルタイムで得た検知情報をユーザ端末Pに送信する(ステップS77)。探索完了時に探索継続モードは解除され、通常モードに移行する。
以上、第3実施形態に係る検知システム1によれば、第1及び第2実施形態に係る検知システム1の効果に加えて、サーバ10が全スマホから検知情報を受信しない時間が所定時間経過した場合、サーバ10は、探索継続を第1スマホ10a及び第2スマホ10bに通知する。これにより、サーバ10は、いずれかのスマホ30が検知情報を取得したら、リアルタイムにその検知情報を受信することができる。このようにスマホ30でリアルタイム通知を一時的に行うことで、検知対象Tのより迅速な発見が可能になる。なお、上記検知処理は、第1実施形態に係る検知処理及び第2実施形態に係る検知処理の少なくともいずれかと組み合わせて実行可能である。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態にかかる検知システム1について説明する。例えば、機器同士を接続するための無線信号には、BLEのAdvertiseやWi−Fi/Wi−Fi DirectのSSID(Service Set Identifier)等の様々な種類がある。スマホ30が未達スマホ(探索依頼が未達のスマホ)や周辺機器と接続するためには、これらの機器が接続可能な無線信号を発信している必要がある。
一方、本検知システム1に登録していないスマホ、換言すれば本検知システム1と無関係なスマホ(以下、「無関係なスマホ」という。)が、未達スマホや周辺機器と接続可能な無線信号を発信している場合、無関係なスマホがこれらの機器を発見し、これらの機器と接続してしまう恐れがある。
このようなP2Pの接続では、接続対象機器は、1台に限定されている場合がある。この場合、無関係なスマホが未達スマホ又は周辺機器と接続した後、その接続が切断されるまでの間、本検知システム1に登録しているスマホ30は、これらの機器と接続できなくなる恐れがある。つまり、スマホ30が第1〜第3実施形態にかかる検知処理を行うために、未達スマホ又は周辺機器と接続する必要があるときに、これらの機器と接続できない場合が想定され、処理が遅延したり、検知対象Tの探索精度が低下したりする場合がある。
そこで、第4実施形態にかかる検知システム1では、無関係なスマホが未達スマホ又は周辺機器と接続することを排除する機能を有する。なお、第4実施形態に係るサーバ10、スマホ30、ユーザ端末Pの各機能ブロックは、図23に示す第3実施形態に係るサーバ10、スマホ30、ユーザ端末Pの各機能ブロックと同一である。
本実施形態では、周辺機器及び未達スマホは、自機器へのアクセスキーを保持し、そのアクセスキーを予めサーバ10に登録することでキー情報を共有している。周辺機器及び未達スマホは、自機器へのアクセス権限をサーバ10に預けた状態である。以下、本実施形態に係る検知処理中のアクセス処理について説明する。
[検知処理(アクセス処理)]
図25は、第4実施形態にかかる検知処理の一例を示すタイムチャートである。図25に示すように、サーバ10は、今回用のアクセスキー及び次回用のアクセスキーを予め記憶部11に記憶し、保持しておく(ステップS80)。
サーバ10は、所定のタイミングに周辺機器情報、今回用のアクセスキー、次回用のアクセスキー及び取得可能データを第1スマホ30aに通知する(ステップS81)。第1スマホ30aには、周辺機器情報に基づき、今回用のアクセスキーを用いて周辺機器3の認証及び接続を行う(ステップS82)。周辺機器3は今回用のアクセスキーを予め取得している。これにより、無関係なスマホはアクセスキーを持っていないため、周辺機器と接続できないため、第1スマホ30aは周辺機器3との接続を確保できる。
次に、第1スマホ30aは、周辺機器3から必要なデータ(映像データ等)を取得し(ステップS83)、取得したデータをサーバ10に送信する(ステップS84)。
接続完了時、周辺機器3はサーバ10から受信した次回用のアクセスキーによりアクセスキーを更新する(ステップS85)。これに応じて、サーバ10は、今回用のアクセスキーを更新する(ステップS86)。このようにしてアクセスキーを更新することで、アクセスキーの流出に対して耐性のある安全なシステムを構築することができる。
なお、本実施形態に係る検知処理中のアクセス処理は、周辺機器3と接続することが必要になったときの処理について説明した。しかしながら、これに限らず、本実施形態に係る検知処理中のアクセス処理は、未達スマホと接続することが必要になったときにも利用することができる。
上記のアクションの一例を、図26を参照して説明する。
(1)サーバ10は、第1スマホ30aに周辺機器情報及びアクセスキー(今回、次回)を送信し、これらの情報を共有する。
(2)第1スマホ30aは、今回用のアクセスキーを用いて周辺機器情報により特定される周辺機器3と接続する。無関係なスマホは、今回用のアクセスキーを持っていないため、周辺機器3と接続できない。
(3)周辺機器3は、第1スマホ30aとの接続完了時にアクセスキーを次回用のアクセスキーに更新する。つまり、サーバ10から送信された次回用のアクセスキーが、次のアクセス時のアクセスキーとなる。
(4)周辺機器3は、周辺機器3にて更新されたアクセスキーの情報をサーバ10に送信することで、サーバ10の今回用のアクセスキーを更新する。
これにより、無関係なスマホが、周辺機器3等と接続されることを防止できる。また、接続完了時、毎回アクセスキーを更新することで、アクセスキーの流出に対して耐性のある安全なシステムを構築することができる。
以上に説明したように、第1〜第4実施形態に係る検知システム1によれば、サーバ10とつながるスマホ30だけでなく、周囲にある固定カメラ等の周辺機器3等が取得したデータを活用することで、検知対象Tの探索の精度を向上させることができる。また、サーバ10から接続する指示を受けたスマホ30が、必要な周辺機器3だけに接続し、指示を受けた範囲のデータを取得することで、安全かつ効率的に周辺機器3の活用ができる。
(ハードウェア構成)
最後に、一実施形態にかかるサーバ10のハードウェア構成の一例について、図27を参照して説明する。サーバ10は、入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、通信I/F107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボードやマウスなどを含み、サーバ10に各操作信号を入力するために用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、各種の処理結果を表示する。通信I/F107は、サーバ10をネットワークに接続するインターフェースである。これにより、サーバ10は、通信I/F107を介して、スマホ30や他の機器とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、サーバ10の全体を制御する基本ソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアがある。例えば、HDD108には、各種のデータベースや検知処理プログラム等が格納されてもよい。
外部I/F103は、外部装置とのインターフェースである。外部装置には、記録媒体103aなどがある。これにより、サーバ10は、外部I/F103を介して記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aには、CD(Compact Disk)、及びDVD(Digital Versatile Disk)、ならびに、SDメモリカード(SD Memory card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)等がある。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、ネットワーク設定等のプログラム及びデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、上記記憶装置(例えば「HDD108」や「ROM105」など)から、プログラムやデータをRAM104上に読み出し、処理を実行することで、装置全体の制御や搭載機能を実現する演算装置である。
かかる構成により、本実施形態に係るサーバ10では、CPU106が、ROM105やHDD108内に格納されたデータ及びプログラムを用いて検知処理を実行する。なお、各種テーブルに記憶された情報は、RAM104、HDD108、又はネットワークを介してサーバ10に接続されるクラウド上のサーバ等に格納され得る。
以上、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システムを上記実施形態により説明したが、本発明にかかる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システムは上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。また、上記実施形態及び変形例が複数存在する場合、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
ビーコンデバイスを探索するサービスを提供する情報処理装置であって、
前記ビーコンデバイスの探索依頼に応じて、端末機器が所定のビーコンデバイスから発信されるビーコン信号を検知したときの前記端末機器の位置を示す検知情報を、予め登録されている複数の前記端末機器の少なくともいずれかから受信する受信部と、
前記検知情報に基づき、前記ビーコンデバイスの位置を推定する推定部と、
所定時間以上、複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない場合、周辺機器の位置情報を記憶した記憶部を参照して、複数の前記端末機器が前記ビーコン信号を検知できない位置にある周辺機器を特定する特定部と、
複数の前記端末機器のうち、特定した前記周辺機器と通信可能な端末機器に前記周辺機器の接続情報を通知する通知部と、
前記周辺機器の接続情報に基づき前記周辺機器と接続した前記端末機器を経由して前記周辺機器から取得した情報を、前記ビーコンデバイスの探索依頼機器に送信する送信部と、
を有する情報処理装置。
(付記2)
前記推定部は、前記探索依頼機器から、前記ビーコンデバイスを付けた検知対象が探索対象であることの通知を受け付けた場合、前記検知対象の探索依頼又は該検知対象への警告を通知する、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記送信部は、前記探索依頼に応じて、前記ビーコン信号の検知要求を複数の前記端末機器に送信し、
前記受信部は、複数の前記端末機器のうち、前記検知要求を受信しなかった端末機器が取得した検知情報を、前記検知要求を受信した端末機器を経由して受信する、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
(付記4)
複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない時間が所定時間経過した後、前記検知情報をリアルタイムに送信する探索継続モードへの切り替えを要求する切替部を有し、
前記受信部は、複数の前記端末機器が前記探索継続モードへ切り替えた後、前記検知情報を複数の前記端末機器からリアルタイムに受信する、
付記1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(付記5)
ビーコンデバイスを探索するサービスを提供する処理をコンピュータが実行する情報処理方法であって、
前記ビーコンデバイスの探索依頼に応じて、端末機器が所定のビーコンデバイスから発信されるビーコン信号を検知したときの前記端末機器の位置を示す検知情報を、予め登録されている複数の前記端末機器の少なくともいずれかから受信し、
前記検知情報に基づき、前記ビーコンデバイスの位置を推定し、
所定時間以上、複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない場合、周辺機器の位置情報を記憶した記憶部を参照して、複数の前記端末機器が前記ビーコン信号を検知できない位置にある周辺機器を特定し、
複数の前記端末機器のうち、特定した前記周辺機器と通信可能な端末機器に前記周辺機器の接続情報を通知し、
前記周辺機器の接続情報に基づき前記周辺機器と接続した前記端末機器を経由して前記周辺機器から取得した情報を、前記ビーコンデバイスの探索依頼機器に送信する、
情報処理方法。
(付記6)
前記探索依頼機器から、前記ビーコンデバイスを付けた検知対象が探索対象であることの通知を受け付けた場合、前記検知対象の探索依頼又は該検知対象への警告を通知する、
付記5に記載の情報処理方法。
(付記7)
前記探索依頼に応じて、前記ビーコン信号の検知要求を複数の前記端末機器に送信し、
複数の前記端末機器のうち、前記検知要求を受信しなかった端末機器が取得した検知情報を、前記検知要求を受信した端末機器を経由して受信する、
付記5又は6に記載の情報処理方法。
(付記8)
複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない時間が所定時間経過した後、前記検知情報をリアルタイムに送信する探索継続モードへの切り替えを要求し、
複数の前記端末機器が前記探索継続モードへ切り替えた後、前記検知情報を複数の前記端末機器からリアルタイムに受信する、
付記5〜7のいずれか一項に記載の情報処理方法。
(付記9)
ビーコンデバイスを探索するサービスを提供する処理をコンピュータが実行する情報処理プログラムであって、
前記ビーコンデバイスの探索依頼に応じて、端末機器が所定のビーコンデバイスから発信されるビーコン信号を検知したときの前記端末機器の位置を示す検知情報を、予め登録されている複数の前記端末機器の少なくともいずれかから受信し、
前記検知情報に基づき、前記ビーコンデバイスの位置を推定し、
所定時間以上、複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない場合、周辺機器の位置情報を記憶した記憶部を参照して、複数の前記端末機器が前記ビーコン信号を検知できない位置にある周辺機器を特定し、
複数の前記端末機器のうち、特定した前記周辺機器と通信可能な端末機器に前記周辺機器の接続情報を通知し、
前記周辺機器の接続情報に基づき前記周辺機器と接続した前記端末機器を経由して前記周辺機器から取得した情報を、前記ビーコンデバイスの探索依頼機器に送信する、
処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
(付記10)
前記探索依頼機器から、前記ビーコンデバイスを付けた検知対象が探索対象であることの通知を受け付けた場合、前記検知対象の探索依頼又は該検知対象への警告を通知する、
付記9に記載の情報処理プログラム。
(付記11)
前記探索依頼に応じて、前記ビーコン信号の検知要求を複数の前記端末機器に送信し、
複数の前記端末機器のうち、前記検知要求を受信しなかった端末機器が取得した検知情報を、前記検知要求を受信した端末機器を経由して受信する、
付記9又は10に記載の情報処理プログラム。
(付記12)
複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない時間が所定時間経過した後、前記検知情報をリアルタイムに送信する探索継続モードへの切り替えを要求し、
複数の前記端末機器が前記探索継続モードへ切り替えた後、前記検知情報を複数の前記端末機器からリアルタイムに受信する、
付記9〜11のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記13)
予め登録されている複数の端末機器と、ビーコンデバイスを探索するサービスを提供する情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
複数の前記端末機器のうち、前記ビーコンデバイスの探索依頼に応じて、所定のビーコンデバイスから発信されるビーコン信号を検知した端末機器は、
前記ビーコン信号を検知したときの端末機器の位置を示す検知情報を送信し、
前記情報処理装置は、
前記検知情報を受信する受信部と、
前記検知情報に基づき、前記ビーコンデバイスの位置を推定する推定部と、
所定時間以上、複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない場合、周辺機器の位置情報を記憶した記憶部を参照して、複数の前記端末機器が前記ビーコン信号を検知できない位置にある周辺機器を特定する特定部と、
複数の前記端末機器のうち、特定した前記周辺機器と通信可能な端末機器に前記周辺機器の接続情報を通知する通知部と、
前記周辺機器の接続情報に基づき前記周辺機器と接続した前記端末機器を経由して前記周辺機器から取得した情報を、前記ビーコンデバイスの探索依頼機器に送信する送信部と、
を有する、情報処理システム。
(付記14)
前記推定部は、前記探索依頼機器から、前記ビーコンデバイスを付けた検知対象が探索対象であることの通知を受け付けた場合、前記検知対象の探索依頼又は該検知対象への警告を通知する、
付記13に記載の情報処理システム。
(付記15)
前記送信部は、前記探索依頼に応じて、前記ビーコン信号の検知要求を複数の前記端末機器に送信し、
前記受信部は、複数の前記端末機器のうち、前記検知要求を受信しなかった端末機器が取得した検知情報を、前記検知要求を受信した端末機器を経由して受信する、
付記13又は14に記載の情報処理システム。
(付記16)
複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない時間が所定時間経過した後、前記検知情報をリアルタイムに送信する探索継続モードへの切り替えを要求する切替部を有し、
前記受信部は、複数の前記端末機器が前記探索継続モードへ切り替えた後、前記検知情報を複数の前記端末機器からリアルタイムに受信する、
付記13〜15のいずれか一項に記載の情報処理システム。
1 検知システム
2 ビーコンデバイス
7 ビーコン登録部
8 探索要求部
10 サーバ
11 記憶部
12 受付部
13 検知情報判定部
14 検知範囲決定部
15 対象位置推定部
16 周辺機器特定部
17 通知部
18 送信部
19 受信部
20 未達抽出部
30 スマホ
31 記憶部
32 ビーコン検知部
33 周辺機器検知部
34 機器蓄積情報取得部
35 送信部
36 受信部
37 表示部
38 ビーコン検知情報取得部
39 切替部
101 入力装置
102 表示装置
103 外部I/F
104 RAM
105 ROM
106 CPU
107 通信I/F
108 HDD
111 ユーザ・ビーコン紐付情報テーブル
112 スマホ登録情報テーブル
113 周辺機器情報テーブル
114 検知情報蓄積テーブル
115 位置情報テーブル
116 探索依頼履歴情報テーブル
311 検知ビーコンリストテーブル
312 検知情報テーブル
313 接続周辺機器情報テーブル
314 未達スマホ情報テーブル
P ユーザ端末
T 検知対象

Claims (7)

  1. ネットワークを介して探索依頼機器と端末機器とに接続され、ビーコンデバイスを探索するサービスを提供する情報処理装置であって、
    前記探索依頼機器から受け付けた前記ビーコンデバイスの探索依頼に応じて、前記端末機器が所定のビーコンデバイスから発信されるビーコン信号を検知したときの前記端末機器の位置を示す検知情報を、予め登録されている複数の前記端末機器の少なくともいずれかから受信する受信部と、
    前記検知情報に基づき、前記ビーコンデバイスの位置を推定する推定部と、
    所定時間以上、複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない場合、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に接続されない周辺機器の位置情報を記憶した記憶部を参照して、複数の前記端末機器が前記ビーコン信号を検知可能な範囲以外の範囲内に位置する周辺機器であって、推定した前記ビーコンデバイスの位置から所定範囲内の前記周辺機器を特定する特定部と、
    複数の前記端末機器のうち、特定した前記周辺機器と通信可能な端末機器に前記周辺機器の接続情報を通知する通知部と、
    前記周辺機器の接続情報に基づき前記周辺機器と接続した前記端末機器を経由して撮像機能及び/又は音声入力機能を有する前記周辺機器から取得した画像情報及び/又は音声情報を、前記探索依頼機器に送信する送信部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記通知部は、前記ビーコンデバイスの探索依頼を要求した前記探索依頼機器から、前記ビーコンデバイスを付けた検知対象が探索対象であることの通知を受け付けた場合、前記検知対象の推定位置近傍に設置されたスピーカへの音声出力及び/又はディスプレイへの表示を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記送信部は、前記探索依頼に応じて、前記ビーコン信号の検知要求を複数の前記端末機器に送信し、
    前記受信部は、複数の前記端末機器のうち、前記検知要求を受信しなかった端末機器が取得した検知情報を、前記検知要求を受信した端末機器を経由して受信する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通知部は、複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない時間が所定時間経過した場合、探索継続通知を複数の前記端末機器に通知し、前記端末機器のモードを、前記探索依頼を受信して検知情報を報告する通常モードから、前記検知情報を情報処理装置へ即時報告する探索継続モードへ切り替えさせ
    前記受信部は、複数の前記端末機器が前記探索継続モードへ切り替えた後、前記検知情報を複数の前記端末機器からリアルタイムに受信する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. ビーコンデバイスを探索するサービスを提供する処理を、ネットワークを介して探索依頼機器と端末機器とに接続された情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記探索依頼機器から受け付けた前記ビーコンデバイスの探索依頼に応じて、前記端末機器が所定のビーコンデバイスから発信されるビーコン信号を検知したときの前記端末機器の位置を示す検知情報を、予め登録されている複数の前記端末機器の少なくともいずれかから受信し、
    前記検知情報に基づき、前記ビーコンデバイスの位置を推定し、
    所定時間以上、複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない場合、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に接続されない周辺機器の位置情報を記憶した記憶部を参照して、複数の前記端末機器が前記ビーコン信号を検知可能な範囲以外の範囲内に位置する周辺機器であって、推定した前記ビーコンデバイスの位置から所定範囲内の前記周辺機器を特定し、
    複数の前記端末機器のうち、特定した前記周辺機器と通信可能な端末機器に前記周辺機器の接続情報を通知し、
    前記周辺機器の接続情報に基づき前記周辺機器と接続した前記端末機器を経由して撮像機能及び/又は音声入力機能を有する前記周辺機器から取得した画像情報及び/又は音声情報を、前記探索依頼機器に送信する、
    情報処理方法。
  6. ビーコンデバイスを探索するサービスを提供する処理を、ネットワークを介して探索依頼機器と端末機器とに接続された情報処理装置に実行させる情報処理プログラムであって、
    前記探索依頼機器から受け付けた前記ビーコンデバイスの探索依頼に応じて、前記端末機器が所定のビーコンデバイスから発信されるビーコン信号を検知したときの前記端末機器の位置を示す検知情報を、予め登録されている複数の前記端末機器の少なくともいずれかから受信し、
    前記検知情報に基づき、前記ビーコンデバイスの位置を推定し、
    所定時間以上、複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない場合、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に接続されない周辺機器の位置情報を記憶した記憶部を参照して、複数の前記端末機器が前記ビーコン信号を検知可能な範囲以外の範囲内に位置する周辺機器であって、推定した前記ビーコンデバイスの位置から所定範囲内の前記周辺機器を特定し、
    複数の前記端末機器のうち、特定した前記周辺機器と通信可能な端末機器に前記周辺機器の接続情報を通知し、
    前記周辺機器の接続情報に基づき前記周辺機器と接続した前記端末機器を経由して撮像機能及び/又は音声入力機能を有する前記周辺機器から取得した画像情報及び/又は音声情報を、前記探索依頼機器に送信する、
    処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
  7. ネットワークを介して探索依頼機器と端末機器とに接続され、ビーコンデバイスを探索するサービスを提供する情報処理装置と、予め登録されている複数の前記端末機器と、を含む情報処理システムであって、
    複数の前記端末機器のうち、前記探索依頼機器から受け付けた前記ビーコンデバイスの探索依頼に応じて、所定のビーコンデバイスから発信されるビーコン信号を検知した端末機器は、
    前記ビーコン信号を検知したときの端末機器の位置を示す検知情報を送信し、
    前記情報処理装置は、
    前記検知情報を受信する受信部と、
    前記検知情報に基づき、前記ビーコンデバイスの位置を推定する推定部と、
    所定時間以上、複数の前記端末機器のいずれからも前記検知情報を受信しない場合、前記ネットワークを介して前記情報処理装置に接続されない周辺機器の位置情報を記憶した記憶部を参照して、複数の前記端末機器が前記ビーコン信号を検知可能な範囲以外の範囲内に位置する周辺機器であって、推定した前記ビーコンデバイスの位置から所定範囲内の前記周辺機器を特定する特定部と、
    複数の前記端末機器のうち、特定した前記周辺機器と通信可能な端末機器に前記周辺機器の接続情報を通知する通知部と、
    前記周辺機器の接続情報に基づき前記周辺機器と接続した前記端末機器を経由して撮像機能及び/又は音声入力機能を有する前記周辺機器から取得した画像情報及び/又は音声情報を、前記探索依頼機器に送信する送信部と、
    を有する、情報処理システム。
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