JP2016039577A - 探索指示装置、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】探索処理の実行の確実性を向上する技術を提供する。【解決手段】受付部30は、第1無線通信システムに対応したセンサに対する探索依頼を受けつける。エリア設定部32は、探索依頼をもとに、探索対象となるエリアを設定する。出力部48は、設定したエリア内に存在する端末装置であって、かつ第1無線通信システムに対応するとともに、第1無線通信システムよりも長距離伝送が可能な第2無線通信システムにも対応した端末装置に対して、第2無線通信システムを介して、センサに対する探索要求を出力する。入力部52は、探索要求を出力した端末装置が、第1無線通信システムを使用してセンサを検知した場合、第2無線通信システムを介して、当該センサからの探索応答を入力する。エリア設定部32は、探索応答を未入力である場合、既に設定したエリアよりも広いエリアを再設定する。【選択図】図2

Description

本発明は、探索技術に関し、特にセンサを探索する探索指示装置、プログラムに関する。
老人徘徊では、老人が道に迷ったり、あてもなく歩き回ったりする。このような老人徘徊が発生すると、家族等の介護者には、事故への遭遇、行方不明という不安が生じ、精神的な不安が大きくなる。そのため、老人徘徊の予防と徘徊老人の探索とが必要とされる。徘徊した老人を探索するために、例えば、GPS(Global Positioning System)レシーバを備えた端末装置を老人に携帯させ、老人が自宅から一定距離だけ離れた場合に、端末装置が介護者に位置情報を自律的に送信する(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−357268号公報
端末装置が携帯電話端末装置である場合、送信機能を既に備えており、かつGPSレシーバを備えていることも多いので、前述の構成を実現することが可能である。しかしながら、老人が自宅を出る場合に、携帯電話端末装置を携帯しなれば、介護者への送信がなされなくなる。また、GPSレシーバによる消費電力は大きいので、老人が携帯電話端末装置を携帯している場合でも、携帯電話端末装置のバッテリの残容量がなくなることによって、介護者への送信がなされなくなる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、探索処理の実行の確実性を向上する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の探索指示装置は、第1無線通信システムに対応したセンサに対する探索依頼を受けつける受付部と、受付部が受けつけた探索依頼をもとに、探索対象となるエリアを設定する設定部と、設定部が設定したエリア内に存在する端末装置であって、かつ第1無線通信システムに対応するとともに、第1無線通信システムよりも長距離伝送が可能な第2無線通信システムにも対応した端末装置に対して、第2無線通信システムを介して、センサに対する探索要求を出力する出力部と、出力部において探索要求を出力した端末装置が、第1無線通信システムを使用してセンサを検知した場合、第2無線通信システムを介して、当該センサからの探索応答を入力する入力部とを備える。設定部は、入力部が探索応答を未入力である場合、既に設定したエリアよりも広いエリアを再設定し、出力部、入力部は、設定部が再設定したエリアに対して処理を繰り返す。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、探索処理の実行の確実性を向上できる。
本発明の実施例1に係る探索システムの構成を示す図である。 図1の探索指示装置の構成を示す図である。 図2の記憶部に記憶されたデータベースのデータ構造を示す図である。 図4(a)−(b)は、図3の出力部から出力される信号のフォーマットを示す図である。 図2の特定部における処理の概要を示す図である。 図6(a)−(b)は、図3の通知部において表示される画面を示す図である。 図1の端末装置の構成を示す図である。 図8(a)−(b)は、図7の通知部において表示される画面を示す図である。 図1の探索システムによる探索手順を示すシーケンス図である。 図2の探索指示装置による探索手順を示すフローチャートである。 図2の探索指示装置による具体的な探索手順を示すフローチャートである。 図7の端末装置による探索手順を示すフローチャートである。 図7の端末装置による別の探索手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る探索システムの構成を示す図である。 図14の端末装置による登録手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る探索システムによるポイント付与手順を示すシーケンス図である。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例1は、老人の靴に取り付けられたセンサからの信号を受信可能な端末装置に対して、センサの探索を指示する探索指示装置が含まれた探索システムに関する。センサは、近距離無線通信システム、例えば、Bluetooth(登録商標)に対応しており、小型化および省電力化を実現する。このようなセンサは、徘徊している老人の靴に取り付けられながら、定期的に信号を送信する。
端末装置は、近距離無線通信システムに対応するとともに、遠距離無線通信システム、例えば、携帯電話通信システムにも対応する。このような端末装置は、一般的に、探索対象となる老人、老人の介護者以外のユーザにも携帯される。端末装置は、遠距離無線通信システムを介して探索指示装置から、センサの探索を要求されると、近距離無線通信システムでの信号の受信を待ち受ける。センサからの信号を検知すると、端末装置は、遠距離無線通信システムを介して探索指示装置へ探索応答を送信し、探索指示装置は、探索応答をもとに老人の発見を認識する。
図1は、本発明の実施例1に係る探索システム100の構成を示す。探索システム100は、探索指示装置10、ネットワーク12、基地局装置14、端末装置16と総称される第1端末装置16a、第2端末装置16b、第3端末装置16c、第4端末装置16d、第5端末装置16e、第6端末装置16f、センサ18を含む。なお、基地局装置14、端末装置16、センサ18の数は、図1に示されている数に限定されない。
センサ18は、前述のごとく、近距離無線通信システムに対応しており、老人の靴に取り付けられる。なお、センサ18は、靴に限らず、老人が外出する際に通常身につけるもの、例えば、鞄、洋服に取り付けられてもよい。センサ18は、バッテリ駆動であるが、省電力であるので、小型でありながらも、1年以上駆動可能である。センサ18は、例えば、アドバタイジングチャネルを使用しながら、センサ18を識別するための識別情報が含まれた信号を定期的に報知する。
探索指示装置10は、探索システム100の事業者によって管理されている。事業者は、図示しないコールセンタを開設している。コールセンタは、老人の介護者等からの連絡であって、かつ老人が不明になったことに関する連絡を受けつける。この連絡によって、老人の探索が依頼される。その際、老人を特定するための情報、例えば、氏名、生年月日が伝えられるとともに、不明になった場所の情報、例えば、自宅等の住所も伝えられる。また、パスワード認証がなされてもよい。
探索指示装置10には、これらの情報が入力される。探索指示装置10は、不明になった場所の情報をもとに、探索すべき範囲である第1エリア200を決定し、第1エリア200に含まれた端末装置16を特定する。図1では、第1端末装置16aから第3端末装置16cが特定される。第1エリア200は、例えば、不明になった場所を中心にして、所定の半径の円形状を有する。また、探索指示装置10は、老人を特定するための情報と、老人の靴に取り付けられたセンサ18の識別情報との対応関係も記憶しており、老人を特定するための情報から、センサ18の識別情報を抽出する。探索指示装置10は、センサ18の識別情報が含められた探索要求を生成し、特定した端末装置16に探索要求を出力する。
ネットワーク12は、探索指示装置10に接続されるとともに、基地局装置14にも接続される。基地局装置14は、近距離無線通信システムよりも長距離伝送が可能な遠距離無線通信システムに対応する。前述のごとく、遠距離無線通信システムの一例は、携帯電話通信システムであるが、これには公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。基地局装置14は、ネットワーク12を介して、探索指示装置10からの探索要求を入力し、遠距離無線通信システムによって端末装置16へ探索要求を送信する。
端末装置16は、近距離無線通信システムと遠距離無線通信システムに対応するとともに、位置情報の測位機能も備える。第1エリア200内に存在する端末装置16は、遠距離無線通信システムを介して基地局装置14からの探索要求を受信する。端末装置16は、探索要求に含まれたセンサ18の識別情報を設定する。端末装置16は、近距離無線通信システムにおける信号を受信する。信号に含まれた識別情報が、設定した識別情報に一致した場合、探索対象のセンサ18を発見したとする。センサ18を発見すると、端末装置16は、そのときの位置情報が含まれた認証応答を生成し、遠距離無線通信システムにて、基地局装置14、ネットワーク12を介して、探索指示装置10へ認証応答を送信する。なお、端末装置16のユーザは、センサ18を発見すると、その旨をコールセンタ、警察に連絡してもよい。
探索指示装置10は、認証応答を受信すると、センサ18を所有する老人の発見を認定する。一方、探索指示装置10は、探索要求を送信してから一定期間にわたって認証応答を受信しなければ、センサ18を所有する老人を発見しなかったと認定する。その場合、探索指示装置10は、探索すべき範囲である第1エリア200を第2エリア202まで拡大する。探索指示装置10は、第2エリア202に対してこれまでと同様の処理を繰り返す。探索指示装置10は、センサ18を所有する老人が発見されなければ、予め定められた回数だけエリアを拡大する。
図2は、探索指示装置10の構成を示す。探索指示装置10は、受付部30、エリア設定部32、探索対象設定部34、抽出部36、記憶部38、探索処理部40、タイマ42、端末装置管理部44、通信部46、出力部48、取得部50、入力部52、通知部54を含む。また、探索処理部40は、アクティブ探索グループ処理部56、パッシブ探索グループ処理部58を含み、アクティブ探索グループ処理部56は、特定部60を含む。
受付部30は、キーボード等のインターフェイスからの入力を受付可能に構成されており、近距離無線通信システムに対応したセンサ18に対する探索依頼を受けつける。前述のごとく、コールセンタの担当者は、老人の介護者等から受けつけた連絡であって、かつ老人が不明になったことに関する連絡をもとに、探索依頼を受付部30へ入力する。探索依頼には、老人を特定するための情報、不明になった場所の情報も含まれる。受付部30は、探索依頼のうち、老人を特定するための情報を探索対象設定部34に出力する。受付部30は、探索依頼のうち、不明になった場所の情報をエリア設定部32へ出力する。
探索対象設定部34は、受付部30から、老人を特定するための情報を受けつける。探索対象設定部34は、記憶部38に記憶されたデータベースであって、かつ予め登録された老人のデータベースを参照しながら、受けつけた情報に示された老人が登録されているかを確認する。その際、パスワード認証がなされてもよい。老人が登録されていない場合、探索対象設定部34は、エラーを出力するなどして処理を終了する。老人が登録されている場合、探索対象設定部34は、記憶部38に記憶された別のデータベースであって、かつ老人を特定するための情報と、当該老人の靴等に取り付けられたセンサ18の識別情報との対応関係が示された別のデータベースを参照する。探索対象設定部34は、別のデータベースをもとに、センサ18の識別情報を取得する。探索対象設定部34は、取得した識別情報を出力部48へ出力する。その際、老人を特定するための情報や、老人の顔が表示された画像データ等(以下、「探索対象者情報」という)が出力部48に出力されてもよい。
エリア設定部32は、受付部30から、不明になった場所の情報を受けつける。エリア設定部32は、探索対象設定部34において、探索依頼の対象となる老人が登録されていた場合に、次の処理を実行する。エリア設定部32は、不明になった場所の情報が緯度、経度によって示されていない場合、予め保持した地図情報をもとに、不明になった場所の情報を緯度、経度に変換する。不明になった場所の情報が緯度、経度によって示されている場合、この変換は省略される。エリア設定部32は、取得した緯度と経度を中心にした円形状のエリアを設定する。このエリアは、図1の第1エリア200に相当し、所定の半径を有する。また、エリアが、センサ18の探索対象になる。エリア設定部32は、設定したエリアに関する情報、例えば、中心の緯度、経度、半径を抽出部36に出力する。
記憶部38は、前述のデータベースに加えて、探索システム100に含まれる複数の端末装置16に関する情報が含まれたデータベースも記憶する。図3は、記憶部38に記憶されたデータベースのデータ構造を示す。図示のごとく、端末装置名、グループ、位置情報が、端末装置16ごとに示されている。ここで、端末装置名は、端末装置16を識別するための識別情報であってもよい。また、位置情報は、端末装置16の移動に応じて、時間の経過とともに変化しており、所定間隔での位置情報の履歴が端末装置16ごとに記憶されている。このような位置情報の記憶は、端末装置管理部44によってなされているが、端末装置管理部44の処理については後述する。また、端末装置16は、アクティブ探索グループとパッシブ探索グループのうちの一方に分類されており、どちらのグループに含まれているかもデータベースに記憶されている。図2に戻る。
抽出部36は、エリア設定部32から、エリアに関する情報を受けつける。抽出部36は、記憶部38に記憶したデータベースを参照することによって、最新の位置情報がエリアに含まれる端末装置16を抽出する。これは、エリア設定部32が設定したエリア内に存在する端末装置16を抽出することに相当する。エリア内に複数の端末装置16が存在する場合、抽出部36は、それらを抽出する。また、当初エリアに存在しなかった端末装置16が移動することによって、エリア内に進入した場合、抽出部36は、そのタイミングで当該端末装置16を抽出してもよい。抽出部36は、抽出した端末装置16に関する情報を探索処理部40に出力する。
探索処理部40は、抽出部36において抽出した端末装置16に対して、センサ18を探索させるための処理を実行する。前述のごとく、アクティブ探索グループとパッシブ探索グループとが規定される。前者は、センサ18を所持した老人を積極的に探索することに協力するユーザが含まれるグループであり、後者は、センサ18を所持した老人の探索に、通常の行動の中で協力するユーザが含まれるグループである。ここでは、ユーザが所有する端末装置16が、いずれかのグループに分類されて予め登録されている。
パッシブ探索グループ処理部58は、抽出部36において抽出した端末装置16に関する情報の中から、パッシブ探索グループに含まれる端末装置16に関する情報を選択する。パッシブ探索グループ処理部58は、選択した端末装置16のそれぞれに対する探索要求を出力部48へ出力する。これは、パッシブ探索グループに含まれた端末装置16に対して、探索を要求することに相当する。
アクティブ探索グループ処理部56は、抽出部36において抽出した端末装置16に関する情報の中から、アクティブ探索グループに含まれる端末装置16に関する情報を選択する。アクティブ探索グループ処理部56のうちの特定部60は、各端末装置16に対して、エリア内の探索すべき位置が示された情報(以下、「探索位置」という)を生成する。探索位置の生成処理については、後述する。アクティブ探索グループ処理部56は、パッシブ探索グループ処理部58と同様に探索要求を出力部48へ出力する。また、アクティブ探索グループ処理部56は、特定部60において生成した探索位置も出力部48へ出力する。
出力部48は、アクティブ探索グループ処理部56から、探索要求と探索位置とを受けつけ、パッシブ探索グループ処理部58から、探索要求を受けつける。また、出力部48は、探索対象設定部34からの識別情報、探索対象者情報も受けつける。出力部48は、パッシブ探索グループ処理部58からの探索要求に対して、識別情報と探索対象者情報を加えることによって、パッシブ探索グループの端末装置16へ探索要求の信号を生成する。また、出力部48は、アクティブ探索グループ処理部56からの探索要求、探索位置に対して、識別情報と探索対象者情報を加えることによって、アクティブ探索グループの端末装置16への探索要求の信号を生成する。
図4(a)−(b)は、出力部48から出力される信号のフォーマットを示す。図4(a)は、パッシブ探索グループの端末装置16へ出力すべき探索要求の信号のフォーマットを示す。前述のごとく、探索要求、識別情報、探索対象者情報が含まれる。探索要求は、信号が探索要求を意味することを示しており、例えば、1ビットの情報である。図4(b)は、アクティブ探索グループの端末装置16へ出力すべき探索要求の信号のフォーマットを示す。前述のごとく、探索要求、識別情報、探索対象者情報、探索位置が含まれる。なお、アクティブ探索グループでは、更新された探索位置を送信することがあるが、その際にも、図4(b)のフォーマットが使用されればよい。図2に戻る。
出力部48は、通信部46へ探索要求の信号を出力する。なお、出力部48は、アクティブ探索グループに含まれる端末装置16に対して探索位置を出力するが、パッシブ探索グループに含まれる端末装置16に対して探索位置を出力しない。通信部46は、図示しないネットワーク12、基地局装置14に接続される。通信部46は、ネットワーク12、基地局装置14を介して、端末装置16へ探索要求の信号を送信する。ここで、基地局装置14から端末装置16への送信には、遠距離無線通信システムが使用される。
取得部50は、通信部46から、各端末装置16の位置情報を定期的に取得する。この位置情報は、端末装置16においてGPSにより測位されており、端末装置16から、基地局装置14、ネットワーク12を介して、通信部46に受信されている。そのため、位置情報は、端末装置16が存在する位置を示す。取得部50は、位置情報と、端末装置16の識別情報との組合せを端末装置管理部44に出力する。
端末装置管理部44は、取得部50からの組合せを受けつけると、記憶部38に記憶したデータベース、特に位置情報を更新する。具体的に説明すると、端末装置管理部44は、組合せに含まれた端末装置16の識別情報から、データベースの端末装置名を特定する。これに続いて、端末装置管理部44は、特定した端末装置名に対応した位置情報の欄に、組合せに含まれた位置情報を追加する。端末装置管理部44は、組合せを受けつけるごとに、前述の処理を繰り返し実行する。なお、位置情報は、GPSの他に、基地局番号等をもとにGeolocation APIを使用して測位されてもよい。
特定部60は、記憶部38に記憶されたデータベースを参照し、位置情報の履歴を取得する。ここで、履歴を取得すべき対象となる端末装置16は、出力部48から探索要求を出力した端末装置16であり、履歴の開始は、出力部48から探索要求を出力したタイミング以降に設定される。ここでの端末装置16には、アクティブ探索グループの端末装置16だけではなく、パッシブ探索グループの端末装置16も含まれる。特定部60は、位置情報の履歴をもとに、エリア内の未探索である位置を特定する。
ここでは、未探索の位置の特定処理を説明するために図5を使用する。図5は、特定部60における処理の概要を示す。図示のごとく、エリア内の地図が示されており、地図には、複数の道路が示されている。さらに、エリア内の各端末装置16の位置情報の履歴は、道路上の軌跡として示される。これは、端末装置16を携帯したユーザが移動した軌跡を地図にマーキングすることに相当する。なお、時間経過とともに、軌跡が消えるように変化してもよい。エリア内には、軌跡が示されていない道路が存在しており、それらは、第1未探索位置210aと第2未探索位置210bとして示されている。特定部60は、第1未探索位置210aと第2未探索位置210bを特定する。なお、第1未探索位置210aと第2未探索位置210bは、未探索位置210と総称される。
特定部60は、アクティブ探索グループの端末装置16に対して、探索位置として、第1未探索位置210aあるいは第2未探索位置210bを指定する。図5では、アクティブ探索グループの端末装置16である第1端末装置16aと第3端末装置16cとが示される。特定部60は、第1端末装置16aの位置から第1未探索位置210aまでの第1距離220aと、第1端末装置16aの位置から第2未探索位置210bまでの第2距離220bとを計算する。また、特定部60は、第3端末装置16cの位置から第1未探索位置210aまでの第3距離220cと、第3端末装置16cの位置から第2未探索位置210bまでの第4距離220dとを計算する。特定部60は、各未探索位置210へ、互いに異なった端末装置16を移動させた場合の移動距離の合計値を計算する。さらに、特定部60は、各未探索位置210へ移動させる端末装置16を変えながら、異なったパターンの移動距離の合計値も計算する。図5の場合、第1距離220aと第4距離220dとの合計値と、第2距離220bと第3距離220cとの合計値とが計算される。
特定部60は、各パターンの合計値を比較し、合計値が小さいパターンを選択することによって、未探索位置210へ移動させる端末装置16を決定する。図5の場合、特定部60は、前者を選択することによって、第1端末装置16aを第1未探索位置210aに移動させ、第3端末装置16cを第2未探索位置210bに移動させることを決定する。これに続いて、特定部60は、端末装置16から未探索位置210へ向かう経路を導出したり、方向を導出したりする。なお、特定部60によるこれらの処理は、一例であり、その他の最適振り分けアルゴリズムが使用されてもよい。特定部60は、未探索である位置を探索位置としてアクティブ探索グループ処理部56に出力し、アクティブ探索グループ処理部56は、前述のごとく、探索位置を端末装置16ごとに出力部48へ出力する。そのため、アクティブ探索グループの端末装置16への探索要求であって、探索位置が含まれた探索要求は、パッシブ探索グループの端末装置16への探索要求よりも、高頻度で出力される。
入力部52は、出力部48から探索要求を出力した後、基地局装置14、ネットワーク12、通信部46を介して、少なくともひとつの端末装置16からの探索応答の信号を入力する。これは、出力部48において探索要求を出力した端末装置16が、近距離無線通信システムを使用してセンサ18を検知した場合に相当する。探索応答の信号には、送信元になる端末装置16の識別情報、検知したセンサ18の識別情報、検知したときの位置情報が少なくとも含まれる。これらに加えて、センサ18を所持した老人を確保したか否かの情報が含まれてもよい。入力部52は、探索応答を通知部54に出力する。
通知部54は、入力部52からの探索応答を受けつけ、例えば、その内容をモニタに表示する。図6(a)−(b)は、通知部54において表示される画面を示す。図6(a)は、アクティブ探索グループの端末装置16から受けつけた探索応答の内容を示す画面である。図示のごとく、「X氏が探索対象者を13時05分に緯度Y、経度Zで発見しました。」とのメッセージが表示される。図6(b)は、パッシブ探索グループの端末装置16から受けつけた探索応答の内容を示す画面である。図示のごとく、「X氏が探索対象者のセンサからの信号を13時05分に緯度Y、経度Zで受信しました。」とのメッセージが表示される。パッシブ探索グループのユーザは、老人を積極的に探索しなくてもよいので、センサからの信号を受信したことだけが伝えられる。探索システム100の事業者は、このメッセージを確認すると、緯度Y、経度Zに老人を探しに行けばよい。なお、ユーザが老人を発見した場合、端末装置16が探索応答の信号を送信するだけではなく、コールセンタとの通話がなされてもよい。また、パッシブ探索グループのユーザであっても、メッセージが表示された場合に、老人の現場での確認、コールセンタとの通話・指示受け等が実施されてもよい。
タイマ42は、出力部48から、センサ18に対する最初の探索要求を出力してからの時間を計測する。タイマ42が時間の計測を開始してから、一定期間を経過するまで、入力部52が探索応答の信号を入力しない場合、タイマ42は、センサ18の未検知をエリア設定部32に通知する。
エリア設定部32は、タイマ42からの通知を受けつけると、つまり一定期間内に入力部52が探索応答の信号を未入力である場合、既に設定したエリアよりも広いエリアを再設定する。このエリアは、図1の第2エリア202に相当し、第1エリア200の半径よりも大きな半径を有する。エリア設定部32は、再設定した新たなエリアに関する情報、例えば、中心の緯度、経度、半径を抽出部36に出力する。エリア設定部32によるエリアの拡張に加えて、探索指示装置10は探索対象者が発見されるまでトラッキングを継続し、一定の期間をおいて見つからない場合に探索要求を再配信してもよい。
抽出部36、探索処理部40、出力部48、入力部52は、エリア設定部32が再設定した新たなエリアに対して、これまでと同様の処理を繰り返す。また、タイマ42は、出力部48から、新たなエリアにおけるセンサ18に対する最初の探索要求を出力してからの時間を計測する。エリア設定部32は、タイマ42からの通知を再び受けつけると、さらに広いエリアを再設定する。つまり、処理の繰返し回数の増加に応じて、段階的に広くなっていくエリアが設定される。なお、処理の繰返し回数について上限値が予め定められており、繰返し回数が上限値に達すると、センサ18が未検知であるとして処理が終了される。その際、介護者等の依頼者、探索者であるユーザへ探索終了が通知されてもよい。なお、一定の期間をおいて探索対象者が発見されなかった場合に、探索要求が再配信されてもよい。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図7は、端末装置16の構成を示す。端末装置16は、測位部70、報告部72、第2無線通信部74、入力部76、第1無線通信部78、検知部80、出力部82、設定部84、通知部86を含む。端末装置16は、携帯電話端末装置あるいはスマートフォンであるので、センサ18の探索機能以外の他の機能も有する。しかしながら、ここでは説明を明瞭にするために、センサ18の探索機能に必要な構成要件を説明する。また、センサ18の探索機能の一部は、端末装置16において動作可能なアプリケーションプログラムとして提供される。以下では、そのアプリケーションプログラムを探索アプリケーションとよぶ。
測位部70は、端末装置16が存在する位置を測位する。位置の測位には、例えばGPS機能が使用されるが、これに限定されるものではない。測位部70は、測位した位置の情報(以下、「位置情報」という)を報告部72に出力する。報告部72は、測位部70から位置情報を受けつける。報告部72は、位置情報を探索指示装置10に報告するために、位置情報を第2無線通信部74に出力する。第2無線通信部74は、前述の遠距離無線通信システムに対応し、基地局装置14との無線通信を実行する。遠距離無線通信システムには公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。第2無線通信部74は、報告部72からの位置情報を受けつけると、基地局装置14、ネットワーク12を介して位置情報の信号を探索指示装置10へ送信する。なお、測位部70での測位、報告部72、第2無線通信部74での報告は、定期的になされる。
入力部76は、第2無線通信部74を介して、探索指示装置10からの探索要求の信号を入力する。本端末装置16がパッシブ探索グループに含まれる場合、入力部76は、識別情報、探索対象者情報を取得し、本端末装置16がアクティブ探索グループに含まれる場合、入力部76は、識別情報、探索対象者情報、探索位置を取得する。入力部76は、取得したこれらの情報を設定部84へ出力する。設定部84は、入力部76からの情報のうち、識別情報を抽出し、識別情報を検知部80に設定する。設定部84は、入力部76からの情報のうち、残りの情報を通知部86に出力する。
通知部86は、本端末装置16がパッシブ探索グループに含まれる場合、設定部84から探索対象者情報を受けつけ、本端末装置16がアクティブ探索グループに含まれる場合、設定部84から探索対象者情報、探索位置を受けつける。図8(a)−(b)は、通知部86において表示される画面を示す。図8(a)は、探索対象者情報の画面を示す。この画面は、パッシブ探索グループ、アクティブ探索グループのいずれの場合であっても表示可能であるが、パッシブ探索グループの場合において表示されなくてもよい。図8(b)は、探索位置の画面を示す。この画面は、アクティブ探索グループの場合に表示される。図示のごとく、探索位置までの経路が表示される。図7に戻る。
第1無線通信部78は、前述の近距離無線通信システムに対応し、センサ18との無線通信を実行する。このように端末装置16は、近距離無線通信システムに対応するとともに、近距離無線通信システムよりも長距離伝送が可能な遠距離無線通信システムにも対応する。第1無線通信部78は、センサ18からの信号を受信する。第1無線通信部78は、受信した信号を検知部80に出力する。
検知部80は、第1無線通信部78からの信号から識別情報を抽出する。当該識別情報は、信号を送信したセンサ18の識別番号に相当する。検知部80は、抽出した識別情報と、設定部84によって設定された識別情報とを比較する。両者が一致する場合、検知部80は、探索対象となるセンサ18の発見を認定する。これは、探索要求の対象となるセンサ18からの信号を近距離無線通信システムにて検知したことに相当し、検知したことを出力部82に通知する。一方、両者が異なる場合、検知部80は、探索対象となるセンサ18を発見していないとして、抽出した識別情報を破棄する。
出力部82は、検知部80から、検知したことを通知されると、そのときの位置情報を測位部70から取得する。出力部82は、センサ18の検知を知らせるための探索応答を生成する。前述のごとく、探索応答には、本端末装置16の識別情報、検知したセンサ18の識別情報、検知したときの位置情報が少なくとも含まれる。出力部82は、探索応答を探索指示装置10に送信するために、探索応答を第2無線通信部74に出力する。第2無線通信部74は、出力部82からの探索応答を受けつけると、基地局装置14、ネットワーク12を介して探索応答の信号を探索指示装置10へ送信する。
以上の構成による探索システム100の動作を説明する。図9は、探索システム100による探索手順を示すシーケンス図である。探索指示装置10は、第1エリア200を設定し(S10)、第1エリア200内に存在する端末装置16を抽出する(S12)。探索指示装置10は、抽出した各端末装置16、例えば、第1端末装置16aに対する探索要求を生成し(S14)、第1端末装置16aへ送信する(S16)。第1端末装置16aは、センサ18から信号を未検知である(S18)。
探索指示装置10は、第1エリア200を広げるように第2エリア202を設定し(S20)、第2エリア202内に存在する端末装置16を抽出する(S22)。探索指示装置10は、抽出した各端末装置16、例えば、第1端末装置16a、第4端末装置16dに対する探索要求を生成する(S24)。探索指示装置10は、第1端末装置16aに探索要求を送信し(S26)、第4端末装置16dにも探索要求を送信する(S28)。第1端末装置16aは、センサ18から信号を未検知である(S30)。センサ18は、信号を送信する(S32)。第4端末装置16dは、センサ18からの信号を検知する(S34)。第4端末装置16dは、探索応答を生成し(S36)、探索応答を探索指示装置10に送信する(S38)。探索指示装置10は、センサ18の発見を通知する(S40)。
図10は、探索指示装置10による探索手順を示すフローチャートである。受付部30は、探索依頼を受けつける(S50)。エリア設定部32は、エリアを設定する(S52)。抽出部36は、エリア内に存在する端末装置16を抽出する(S54)。探索処理部40は、探索要求を生成し、出力部48は、探索を指示する(S56)。入力部52が探索応答を入力すれば(S58のY)、通知部54は、センサ18の発見を通知する(S60)。入力部52が探索応答を入力しない場合(S58のN)、探索回数が上限値に達すれば(S62のY)、処理が終了される。探索回数が上限値に達していなければ(S62のN)、探索回数が増加され(S64)、エリア設定部32は、エリアを拡大して(S66)、ステップ54に戻る。
図11は、探索指示装置10による具体的な探索手順を示すフローチャートである。これは、図10のステップ56に相当する。抽出した端末装置16がアクティブ探索グループであれば(S80のY)、特定部60は、未探索の位置を特定し(S82)、探索位置を生成する(S84)。出力部48は、探索要求、探索位置を出力する(S86)。抽出した端末装置16がアクティブ探索グループでなければ(S80のN)、出力部48は、探索要求を出力する(S88)。
図12は、端末装置16による探索手順を示すフローチャートである。これは、アクティブ探索グループに含まれる端末装置16での処理に相当する。入力部76は、探索要求と探索位置を入力する(S100)。設定部84は、センサ18の情報、特に識別情報を設定する(S102)。通知部86は、探索位置等を通知する(S104)。検知部80がセンサ18を検知した場合(S106のY)、出力部82は、探索応答を出力する(S108)。一方、検知部80がセンサ18を検知しない場合(S106のN)、ステップ108はスキップされる。
図13は、端末装置16による別の探索手順を示すフローチャートである。これは、パッシブ探索グループに含まれる端末装置16での処理に相当する。入力部76は、探索要求を入力する(S120)。設定部84は、センサ18の情報、特に識別情報を設定する(S122)。検知部80がセンサ18を検知した場合(S124のY)、出力部82は、探索応答を出力する(S126)。一方、検知部80がセンサ18を検知しない場合(S124のN)、ステップ126はスキップされる。
本実施例によれば、探索の対象者の靴等にセンサを取り付けるので、センサを所持せずに外出する状況の発生を抑制できる。また、近距離無線通信システムに対応したセンサを使用するので、センサのバッテリの残容量がなくなる状況の発生を抑制できる。また、センサを所持せずに外出する状況の発生、バッテリの残容量がなくなる状況の発生が抑制されるので、探索処理の実行の確実性を向上できる。また、エリア内に存在する端末装置に対して探索を要求するので、センサを発見する可能性が低い端末装置における探索処理の実行を抑制できる。また、設定したエリアにおいてセンサが発見されなければ、さらに広いエリアを再設定するので、探索の対象者が移動していても、それに追従できる。
また、アクティブ探索グループとパッシブ探索グループとを規定するので、さまざまなユーザを探索システムに加入させることができる。また、アクティブ探索グループの端末装置に対して探索位置を出力するので、センサの発見確率を向上できる。また、パッシブ探索グループの端末装置に対して探索要求だけを出力するので、端末装置側での操作の増加を抑制できる。また、端末装置側での操作の増加が抑制されるので、利便性を向上できる。また、エリア内の未探索である位置を特定し、探索位置として出力するので、センサを効率的に探索できる。また、センサが効率的に探索されるので、センサの探索期間を短縮できる。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、端末装置と探索指示装置とが含まれ、センサを探索する探索システムに関する。前述のごとく、端末装置における探索機能は、端末装置にインストールされた探索アプリケーションによって実現される。実施例2は、探索アプリケーションを端末装置にインストールするまでの処理と、インストール後の登録処理とに関する。実施例2に係る探索システム100、探索指示装置10、端末装置16の構成は、図1、図2、図7と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図14は、本発明の実施例2に係る探索システム100の構成を示す。探索システム100は、サーバ20、ネットワーク12、基地局装置14、端末装置16を含む。ネットワーク12、基地局装置14、端末装置16は、これまでと同様である。
サーバ20は、ネットワーク12に接続され、探索アプリケーション22を記憶する。サーバ20は、探索システム100の事業者に所有されてもよいし、探索システム100の事業者とは別の外部の事業者に所有されてもよい。ユーザは、端末装置16を操作し、端末装置16から、基地局装置14、ネットワーク12を介して、探索アプリケーション22のダウンロードをサーバ20に要求する。サーバ20は、端末装置16からの要求を受けつけると、ネットワーク12、基地局装置14を介して、端末装置16へ探索アプリケーション22を送信する。
端末装置16は、探索アプリケーション22を受信すると、探索アプリケーション22をインストールする。インストールが完了すると、端末装置16の出力部82は、第2無線通信部74に登録要求を出力する。第2無線通信部74は、基地局装置14、ネットワーク12を介して、探索指示装置10に登録要求を送信する。これらの処理の中で、ユーザは、アクティブ探索グループに加入するか、パッシブ探索グループに加入するかを選択し、選択結果を端末装置16に入力する。そのため、登録要求には、選択結果が含まれる。探索指示装置10の端末装置管理部44は、登録要求を受けつけると、端末装置16を登録するとともに、当該端末装置16がアクティブ探索グループに含まれるか、パッシブ探索グループに含まれるかも登録する。また、端末装置管理部44は、登録内容を記憶部38に記憶させる。
その際、探索指示装置10が、探索依頼を受けつけており、かつエリア設定部32が設定したエリア内に、新たな端末装置16が存在していれば、出力部48は、当該新たな端末装置16に対して探索要求を出力してもよい。このように、探索アプリケーションをダウンロードした端末装置16は、探索指示装置10への登録とともに、探索要求を受付可能になる。
図15は、端末装置16による登録手順を示すフローチャートである。第2無線通信部74は、サーバ20から探索アプリケーション22をダウンロードする(S140)。アクティブ探索グループで設定する場合(S142のY)、第2無線通信部74は、アクティブ探索グループでの登録を要求する(S144)。アクティブ探索グループで設定しない場合(S142のN)、第2無線通信部74は、パッシブ探索グループでの登録を要求する(S146)。
このように、探索アプリケーション22が端末装置16にダウンロードされることによって、端末装置16において、探索機能が実行可能になる。探索機能を備えた端末装置16の数が増加すると、探索システム100におけるセンサ18の発見確率が向上する。そのため、探索アプリケーション22のダウンロード数の向上が重要になってくる。ダウンロード数を向上させるために、探索指示装置10は、登録したユーザ、特にアクティブ探索グループに加入したユーザに対して知人の紹介を要請する。紹介された知人が、端末装置16を使用しながら、サーバ20から探索アプリケーション22をダウンロードし、探索指示装置10に登録すると、探索指示装置10は、紹介者に対してポイントを付与する。付与されたポイントによって、探索システム100の使用料、遠距離無線通信システムの通信料、SIM(Subscriber Identity Module)カードの料金等が減額される。このように紹介者にインセンティブを与えることによって、ダウンロード数の増加につながる。なお、紹介されたユーザにポイントが付与されてもよい。
図16は、本発明の実施例2に係る探索システム100によるポイント付与手順を示すシーケンス図である。探索指示装置10は、第1端末装置16aに紹介を要請する(S160)。紹介されたユーザは、第U端末装置16uを使用しながら、サーバ20にダウンロードを要求する(S162)。第U端末装置16uは、サーバ20から探索アプリケーション22をダウンロードする(S164)。第U端末装置16uは、探索指示装置10に登録を要求する(S166)。探索指示装置10は、第U端末装置16uを登録する(S168)。探索指示装置10は、紹介者、つまり第1端末装置16aのユーザにポイントを付与する(S170)。
本実施例によれば、探索アプリケーションをダウンロードした後、一連の動作で端末装置を探索指示装置に登録するので、ユーザの利便性を向上できる。また、探索指示装置に登録する際に、アクティブ探索グループに加入するか、パッシブ探索グループに加入するかを選択するので、探索システムによる探索処理を直ちに実行できる。また、探索システムによる探索処理が直ちに実行されるので、探索システムにおける端末装置数を迅速に増加できる。また、探索システムにおける端末装置数が迅速に増加されるので、センサを発見するまでの期間を短縮できる。また、紹介者に対してポイントを付与するので、紹介者にインセンティブを与えることができる。また、紹介者にインセンティブが与えられるので、紹介を促進できる。また、紹介が促進されるので、探索システムにおける端末装置数を増加できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施例1、2に係る探索システム100において、センサ18は老人が携帯している。しかしながらこれに限らず例えば、老人以外の人がセンサ18を携帯してもよく、人以外のものにセンサ18が取り付けられてもよい。本変形例によれば、本発明の適用範囲を拡大できる。
実施例1、2に係る通知部54、通知部86は、メッセージ等を表示している。しかしながらこれに限らず例えば、通知部54、通知部86は、メッセージ等を音声として出力してもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
実施例1、2に係る受付部30は、不明になった場所の情報を受けつけている。しかしながらこれに限らず例えば、不明になった場所の情報が何らかの理由により不明、或は欠落している場合において、エリア設定部32がエリアを限定せずに、出力部48は探索要求を出力してもよい。また、このようなエリアを限定しない探索要求の出力は、探索システム100の構成を簡略化するためになされてもよい。本変形例によれば、探索要求が出力されない状況の発生を抑制できる。
実施例1、2における記憶部38では、アクティブ探索グループあるいはパッシブ探索グループが予め登録されている。しかしながらこれに限らず例えば、このふたつのグループが、探索依頼を受けつけた場合に選択されてもよく、あるいは予め登録したモードを各自のTPOにより変更可能とされてもよい。本変形例によれば、グループを柔軟に設定できる。
本発明の実施例2において、端末装置16は、探索指示装置10に登録要求を送信する際に、アクティブ探索グループに加入するか、パッシブ探索グループに加入するかを選択している。しかしながらこれに限らず例えば、探索指示装置10での登録が完了した後、アクティブ探索グループに加入するか、パッシブ探索グループに加入するかがTPOに応じて可変とされてもよい。本変形例によれば、グループを柔軟に設定できる。
実施例2に係る探索システム100において、探索システム100のユーザが、新たなユーザを紹介した場合に、紹介者となるユーザにポイントを付与をしている。このようなポイントの付与によって、ユーザのモチベーションを向上させている。しかしながらこれに限らず例えば、他の状況においてもポイントを付与してもよい。具体的に説明すると、最終発見者にポイントを付与してもよく、最終発見者に紐づいた関連者にポイントを付与してもよく、多くの時間あるいは距離を探索に割いたユーザにポイントを付与してもよい。本変形例によれば、探索システムにおける端末装置数をさらに増加できる。
10 探索指示装置、 12 ネットワーク、 14 基地局装置、 16 端末装置、 18 センサ、 22 探索アプリケーション、 30 受付部、 32 エリア設定部、 34 探索対象設定部、 36 抽出部、 38 記憶部、 40 探索処理部、 42 タイマ、 44 端末装置管理部、 46 通信部、 48 出力部、 50 取得部、 52 入力部、 54 通知部、 56 アクティブ探索グループ処理部、 58 パッシブ探索グループ処理部、 60 特定部、 70 測位部、 72 報告部、 74 第2無線通信部、 76 入力部、 78 第1無線通信部、 80 検知部、 82 出力部、 84 設定部、 86 通知部、 100 探索システム。

Claims (4)

  1. 第1無線通信システムに対応したセンサに対する探索依頼を受けつける受付部と、
    前記受付部が受けつけた探索依頼をもとに、探索対象となるエリアを設定する設定部と、
    前記設定部が設定したエリア内に存在する端末装置であって、かつ第1無線通信システムに対応するとともに、第1無線通信システムよりも長距離伝送が可能な第2無線通信システムにも対応した端末装置に対して、第2無線通信システムを介して、センサに対する探索要求を出力する出力部と、
    前記出力部において探索要求を出力した端末装置が、第1無線通信システムを使用してセンサを検知した場合、第2無線通信システムを介して、当該センサからの探索応答を入力する入力部とを備え、
    前記設定部は、前記入力部が探索応答を未入力である場合、既に設定したエリアよりも広いエリアを再設定し、
    前記出力部、前記入力部は、前記設定部が再設定したエリアに対して処理を繰り返すことを特徴とする探索指示装置。
  2. 前記出力部が探索要求を出力すべき端末装置は、アクティブ探索グループとパッシブ探索グループのうちの一方に分類され、
    前記出力部は、パッシブ探索グループに含まれる端末装置に対して、第2無線通信システムを介して、エリア内の探索すべき位置が示された探索位置を出力せずに、アクティブ探索グループに含まれる端末装置に対して、第2無線通信システムを介して、探索位置を出力することを特徴とする請求項1に記載の探索指示装置。
  3. 前記出力部が探索要求を出力した端末装置から、第2無線通信システムを介して、端末装置が存在する位置情報を出力する取得部と、
    前記取得部が取得した位置情報の履歴をもとに、エリア内の未探索である位置を特定する特定部をさらに備え、
    前記特定部は、未探索である位置を探索位置として前記出力部に出力することを特徴とする請求項2に記載の探索指示装置。
  4. 第1無線通信システムに対応するとともに、第1無線通信システムよりも長距離伝送が可能な第2無線通信システムにも対応した端末装置において動作可能なプログラムであって、
    第2無線通信システムを介して探索指示装置から、第1無線通信システムに対応したセンサに対する探索要求を入力するステップと、
    入力した探索要求の対象となるセンサからの信号を第1無線通信システムにて検知するステップと、
    センサからの信号を検知した場合、第2無線通信システムを介して探索指示装置へ、探索応答を出力するステップと、
    を備えることを特徴とするプログラム。
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