JP2000142340A - 駐車ブレーキ装置 - Google Patents
駐車ブレーキ装置Info
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- JP2000142340A JP2000142340A JP10313782A JP31378298A JP2000142340A JP 2000142340 A JP2000142340 A JP 2000142340A JP 10313782 A JP10313782 A JP 10313782A JP 31378298 A JP31378298 A JP 31378298A JP 2000142340 A JP2000142340 A JP 2000142340A
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- JP
- Japan
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- parking brake
- valve
- passage
- braking force
- working fluid
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- Regulating Braking Force (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、駐車ブレーキ装置に関し、駐車ブ
レーキを作動させながら車高調整を行なうことができる
ようにする。 【解決手段】 駐車ブレーキ操作手段3aの操作状態に
連動して全車輪に制動力を付与する駐車制動手段4,5
と、駐車制動手段4,5により全車輪に制動力が付与さ
れた状態下で上記車高調整を行なうときに前輪又は後輪
の制動力を解除しうる駐車ブレーキ強制解除手段10と
をそなえるように構成する。
レーキを作動させながら車高調整を行なうことができる
ようにする。 【解決手段】 駐車ブレーキ操作手段3aの操作状態に
連動して全車輪に制動力を付与する駐車制動手段4,5
と、駐車制動手段4,5により全車輪に制動力が付与さ
れた状態下で上記車高調整を行なうときに前輪又は後輪
の制動力を解除しうる駐車ブレーキ強制解除手段10と
をそなえるように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車高調整可能な車
両に適用される駐車ブレーキ装置に関し、特に、トレー
ラを連結して走行するトラクタ等の車両に用いて好適
の、駐車ブレーキ装置に関する。
両に適用される駐車ブレーキ装置に関し、特に、トレー
ラを連結して走行するトラクタ等の車両に用いて好適
の、駐車ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トラックやバス等の車両の懸
架装置(サスペンション)の一つとしてとして、空気バ
ネ(エアスプリング)をそなえたエアサスペンションが
広く実用化されている。このようなエアスプリングを用
いたサスペンションでは、快適な乗り心地を実現するこ
とができる利点があるほか、エアスプリングに供給され
る空気圧を調整することにより車高調整を行なうことが
できるという利点があり、荷重変動の大きいトラックや
バス等の車両には特に適している。
架装置(サスペンション)の一つとしてとして、空気バ
ネ(エアスプリング)をそなえたエアサスペンションが
広く実用化されている。このようなエアスプリングを用
いたサスペンションでは、快適な乗り心地を実現するこ
とができる利点があるほか、エアスプリングに供給され
る空気圧を調整することにより車高調整を行なうことが
できるという利点があり、荷重変動の大きいトラックや
バス等の車両には特に適している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな車高調整機能を、トラクタとトレーラとの連結作業
や切り離し作業にも利用することが考えられる。つま
り、一般にトラクタとトレーラとの連結作業や切り離し
作業に時には、トレーラ側の高さを調整してから連結又
は切り離し作業が行なわれるが、上述の車高調整機能を
利用してトラクタ側の車高を調整を行なうことで連結又
は切り離し作業を行なうことができるようになる。
うな車高調整機能を、トラクタとトレーラとの連結作業
や切り離し作業にも利用することが考えられる。つま
り、一般にトラクタとトレーラとの連結作業や切り離し
作業に時には、トレーラ側の高さを調整してから連結又
は切り離し作業が行なわれるが、上述の車高調整機能を
利用してトラクタ側の車高を調整を行なうことで連結又
は切り離し作業を行なうことができるようになる。
【0004】ここで、一般的なトラクタとトレーラとの
連結作業について図4を用いて説明すると、通常は、ト
レーラ101に設けられたランディングジャッキ102
を用いてトレーラ101の前端を所定の高さに保持して
おき、この状態でトラクタ100を後退させカプラ10
4にピン103を係合する。そして、その後ランディン
グジャッキ102をトレーラ101に格納してトレーラ
101とトラクタ100との連結が終了するのである。
なお、上述の所定の高さとは、トレーラ101に設けら
れた連結部のピン103がカプラ104よりも僅かに高
くなるような高さである。
連結作業について図4を用いて説明すると、通常は、ト
レーラ101に設けられたランディングジャッキ102
を用いてトレーラ101の前端を所定の高さに保持して
おき、この状態でトラクタ100を後退させカプラ10
4にピン103を係合する。そして、その後ランディン
グジャッキ102をトレーラ101に格納してトレーラ
101とトラクタ100との連結が終了するのである。
なお、上述の所定の高さとは、トレーラ101に設けら
れた連結部のピン103がカプラ104よりも僅かに高
くなるような高さである。
【0005】これに対して、トラクタ100側がエアス
プリング105を有するエアサスペンションをそなえて
いれば、トラクタ100側で車高調整を行なうことによ
り、上述のようなトレーラ101の連結作業や切り離し
作業を容易に行なうことができるようになる。具体的に
は、トレーラ101の前端の高さをカプラ104の高さ
よりも予め十分高めに設定しておき、ピン103の下方
にカプラ104が位置するようにトラクタ100を後退
させてからトラクタ100の車高を上げてレーラ101
を連結するのである。その後、ランディングジャッキ1
02をトレーラ101に格納してトラクタ100の車高
をもとの高さに戻すことにより、作業が終了する。そし
て、このような作業を行なうことにより、ランディング
ジャッキ102を用いたトレーラ101の微妙な高さ調
整が不要となり、作業が容易なものとなるのである。
プリング105を有するエアサスペンションをそなえて
いれば、トラクタ100側で車高調整を行なうことによ
り、上述のようなトレーラ101の連結作業や切り離し
作業を容易に行なうことができるようになる。具体的に
は、トレーラ101の前端の高さをカプラ104の高さ
よりも予め十分高めに設定しておき、ピン103の下方
にカプラ104が位置するようにトラクタ100を後退
させてからトラクタ100の車高を上げてレーラ101
を連結するのである。その後、ランディングジャッキ1
02をトレーラ101に格納してトラクタ100の車高
をもとの高さに戻すことにより、作業が終了する。そし
て、このような作業を行なうことにより、ランディング
ジャッキ102を用いたトレーラ101の微妙な高さ調
整が不要となり、作業が容易なものとなるのである。
【0006】ところで、このような車高調整は、安全性
を考慮して駐車ブレーキ装置を作動させてから行なうの
が好ましい。一方、駐車ブレーキ装置に着目すると、こ
の駐車ブレーキ装置の作動時には、全ての車輪に制動力
を付与して、確実に車両を停止状態に保持できるように
しておきたい。そこで、このような要望に応えるべく、
例えば駐車ブレーキ装置を図5に示すように構成するこ
とが考えられる。
を考慮して駐車ブレーキ装置を作動させてから行なうの
が好ましい。一方、駐車ブレーキ装置に着目すると、こ
の駐車ブレーキ装置の作動時には、全ての車輪に制動力
を付与して、確実に車両を停止状態に保持できるように
しておきたい。そこで、このような要望に応えるべく、
例えば駐車ブレーキ装置を図5に示すように構成するこ
とが考えられる。
【0007】以下、図5に示す駐車ブレーキ装置につい
て簡単に説明すると、図中、1は駐車ブレーキ装置の配
管、2はリレーバルブ(R/V)、3はハンドコントロ
ールバルブ(H.C.V.)、3aは駐車ブレーキレバ
ー、4はリアチャンバ(Rチャンバ)、5はフロントチ
ャンバ(Fチャンバ)である。このうち、リアチャンバ
4及びフロントチャンバ5は、それぞれ図5に示す後輪
107及び前輪106に作用して制動力を付与しうる手
段であって、各チャンバ4,5に設けられたピストン4
a,5aが伸長すると制動力が付与され、ピストン4
a,5aが縮退すると制動力が解除されるように構成さ
れている。
て簡単に説明すると、図中、1は駐車ブレーキ装置の配
管、2はリレーバルブ(R/V)、3はハンドコントロ
ールバルブ(H.C.V.)、3aは駐車ブレーキレバ
ー、4はリアチャンバ(Rチャンバ)、5はフロントチ
ャンバ(Fチャンバ)である。このうち、リアチャンバ
4及びフロントチャンバ5は、それぞれ図5に示す後輪
107及び前輪106に作用して制動力を付与しうる手
段であって、各チャンバ4,5に設けられたピストン4
a,5aが伸長すると制動力が付与され、ピストン4
a,5aが縮退すると制動力が解除されるように構成さ
れている。
【0008】また、ここでは、各チャンバ4,5に作動
流体(加圧エア)が供給されると、チャンバ4,5内に
設けられたバネの付勢力に抗してピストン4a,5aが
縮退するように構成され、また、これとは逆に作動流体
の供給が絶たれて各チャンバ4,5の圧力が低下する
と、バネの付勢力によりピストン4a,5aが伸長して
制動力を付与するように構成されている。
流体(加圧エア)が供給されると、チャンバ4,5内に
設けられたバネの付勢力に抗してピストン4a,5aが
縮退するように構成され、また、これとは逆に作動流体
の供給が絶たれて各チャンバ4,5の圧力が低下する
と、バネの付勢力によりピストン4a,5aが伸長して
制動力を付与するように構成されている。
【0009】一方、配管1の通路1aの上流側には作動
流体供給源(エアタンク)が設けられており、このエア
タンクから所定圧力に加圧された作動流体(高圧空気又
は加圧エア)が通路1a及び逆止弁1hを介して通路1
b,1dに供給されるように構成されている。また、ハ
ンドコントロールバルブ3は駐車ブレーキレバー3aに
接続されており、この駐車ブレーキレバー3aの操作状
態に応じてハンドコントロールバルブ3の開閉状態が切
り換えられる。
流体供給源(エアタンク)が設けられており、このエア
タンクから所定圧力に加圧された作動流体(高圧空気又
は加圧エア)が通路1a及び逆止弁1hを介して通路1
b,1dに供給されるように構成されている。また、ハ
ンドコントロールバルブ3は駐車ブレーキレバー3aに
接続されており、この駐車ブレーキレバー3aの操作状
態に応じてハンドコントロールバルブ3の開閉状態が切
り換えられる。
【0010】そして、駐車ブレーキレバー3aの操作に
よりハンドコントロールバルブ3が開いて、通路1bと
通路1cとが連通状態となると、通路1cを介してリレ
ーバルブ2に加圧エアが供給されるようになっている。
また、通路1cからリレーバルブ2にエアが供給される
と、これがパイロット圧として作用して、通路1dと通
路1eと通路1fとがいずれも連通状態となるように構
成されている。これにより、加圧エア(作動圧)が通路
1dから通路1e,1fを介してリア及びフロントのチ
ャンバ4,5にそれぞれ供給され、制動力が解除される
のである。
よりハンドコントロールバルブ3が開いて、通路1bと
通路1cとが連通状態となると、通路1cを介してリレ
ーバルブ2に加圧エアが供給されるようになっている。
また、通路1cからリレーバルブ2にエアが供給される
と、これがパイロット圧として作用して、通路1dと通
路1eと通路1fとがいずれも連通状態となるように構
成されている。これにより、加圧エア(作動圧)が通路
1dから通路1e,1fを介してリア及びフロントのチ
ャンバ4,5にそれぞれ供給され、制動力が解除される
のである。
【0011】一方、ハンドコントロールバルブ3が閉じ
ると、通路1bと通路1cとが遮断されるとともに通路
1c内の空気がハンドコントロールバルブ3を介して大
気開放されるようになっている。これにより、リレーバ
ルブ2が閉じて、通路1dと通路1eとが遮断されると
ともに通路1dと通路1fとの間も遮断されることにな
る。さらに、このときには通路1e,1f内に残留した
加圧エアはリレーバルブ2を介して大気開放されるよう
になっている。
ると、通路1bと通路1cとが遮断されるとともに通路
1c内の空気がハンドコントロールバルブ3を介して大
気開放されるようになっている。これにより、リレーバ
ルブ2が閉じて、通路1dと通路1eとが遮断されると
ともに通路1dと通路1fとの間も遮断されることにな
る。さらに、このときには通路1e,1f内に残留した
加圧エアはリレーバルブ2を介して大気開放されるよう
になっている。
【0012】したがって、ハンドコントロールバルブ3
が閉じると、各チャンバ4,5に対する加圧エアの供給
が絶たれ、これによりピストン4a,5aが伸長して各
車輪に制動力が作用するのである。また、図中、6はト
レーラ側のコントロールバルブ(T.C.V)であっ
て、駐車ブレーキレバー3aの操作に応じて、上記コン
トロールバルブ6への加圧エアの供給状態が切り換えら
れる。したがって、トレーラ側でもトラクタ側の車輪と
同様に制動力の付与及び解除が行なわれる。
が閉じると、各チャンバ4,5に対する加圧エアの供給
が絶たれ、これによりピストン4a,5aが伸長して各
車輪に制動力が作用するのである。また、図中、6はト
レーラ側のコントロールバルブ(T.C.V)であっ
て、駐車ブレーキレバー3aの操作に応じて、上記コン
トロールバルブ6への加圧エアの供給状態が切り換えら
れる。したがって、トレーラ側でもトラクタ側の車輪と
同様に制動力の付与及び解除が行なわれる。
【0013】しかしながら、上述のような駐車ブレーキ
装置では、その作動時に常に前輪106及び後輪107
の両方に駐車ブレーキの制動力が作用するため、駐車ブ
レーキを作動させた状態では車高調整を行なうことがで
きないという課題がある。つまり、サスペンションの作
動時(車高調整時)には、アクスル軸(車軸)の中心位
置が移動して車両のホイールベースが変化する。一方、
前輪106及び後輪107の両方がロックされた状態で
あると、このホイールベースの変化を吸収することがで
きず、結果的に車高調整を行なうことができなくなるの
である。
装置では、その作動時に常に前輪106及び後輪107
の両方に駐車ブレーキの制動力が作用するため、駐車ブ
レーキを作動させた状態では車高調整を行なうことがで
きないという課題がある。つまり、サスペンションの作
動時(車高調整時)には、アクスル軸(車軸)の中心位
置が移動して車両のホイールベースが変化する。一方、
前輪106及び後輪107の両方がロックされた状態で
あると、このホイールベースの変化を吸収することがで
きず、結果的に車高調整を行なうことができなくなるの
である。
【0014】また、上述したようなアクスルの中心位置
は、サスペンションのリンク機構の配置(ジオメトリ)
により幾何学的に決定されるものであって、例えば図4
に示すようなトレーリングリーフ式サスペンションで
は、リアサスペンション全体がトレーリングリーフ取付
け部Aを中心にして揺動しようとするため、特にホイー
ルべースの変化が大きくなる。
は、サスペンションのリンク機構の配置(ジオメトリ)
により幾何学的に決定されるものであって、例えば図4
に示すようなトレーリングリーフ式サスペンションで
は、リアサスペンション全体がトレーリングリーフ取付
け部Aを中心にして揺動しようとするため、特にホイー
ルべースの変化が大きくなる。
【0015】なお、車高調整時に駐車ブレーキ装置を作
動させなければ、車輪が回転することによりホイールベ
ースの変化を吸収することができるが、このような駐車
ブレーキ装置が作動していない状態での車高調整は安全
性を考慮すると好ましいものではない。本発明は、この
ような課題に鑑み創案されたもので、駐車ブレーキを作
動させながら車高調整を行なうことができるようにし
た、駐車ブレーキ装置を提供することを目的とする。
動させなければ、車輪が回転することによりホイールベ
ースの変化を吸収することができるが、このような駐車
ブレーキ装置が作動していない状態での車高調整は安全
性を考慮すると好ましいものではない。本発明は、この
ような課題に鑑み創案されたもので、駐車ブレーキを作
動させながら車高調整を行なうことができるようにし
た、駐車ブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
駐車ブレーキ装置では、駐車ブレーキ操作手段の操作状
態に連動して駐車制動手段が作動し、全車輪に制動力が
付与される。一方、駐車ブレーキ強制解除手段が作動し
た場合には、駐車ブレーキ操作手段の操作状態に関わら
ず前輪又は後輪の制動力が解除される。
駐車ブレーキ装置では、駐車ブレーキ操作手段の操作状
態に連動して駐車制動手段が作動し、全車輪に制動力が
付与される。一方、駐車ブレーキ強制解除手段が作動し
た場合には、駐車ブレーキ操作手段の操作状態に関わら
ず前輪又は後輪の制動力が解除される。
【0017】したがって、駐車制動手段により全車輪に
制動力が付与された状態下での車高調整時に、駐車ブレ
ーキ強制解除手段により前輪又は後輪の制動力を解除す
ることにより、車両の安全性を損なうことなく車高調整
を行なうことができるようになる。また、請求項2記載
の駐車ブレーキ装置では、該駐車制動手段が、作動流体
供給源からの作動流体の供給状態に応じて作動するよう
に構成され、該駐車ブレーキ強制解除手段が、該作動流
体供給源から該駐車ブレーキ操作手段をバイパスして該
駐車制動手段側に接続されたバイパス管路と、該バイパ
ス管路に介装された開閉弁とをそなえるとともに、該開
閉弁が車室内に配置された手動式開閉弁として構成され
ているので、作動流体供給源からの作動流体の供給状態
に応じて駐車制動手段が作動する。そして、車室内に設
けられた手動式開閉弁を操作してバイパス管路内の作動
流体の供給状態を制御することにより、駐車ブレーキ強
制解除手段の作動が制御される。つまり、手動式開閉弁
を操作することにより、作動流体が作動流体供給源から
駐車ブレーキ操作手段をバイパスして駐車制動手段側に
供給される状態と、供給されない状態とに切り換えら
れ、このような作動流体の供給状態に応じて、前輪又は
後輪の制動力が解除や制動力の付与が切り換えられる。
制動力が付与された状態下での車高調整時に、駐車ブレ
ーキ強制解除手段により前輪又は後輪の制動力を解除す
ることにより、車両の安全性を損なうことなく車高調整
を行なうことができるようになる。また、請求項2記載
の駐車ブレーキ装置では、該駐車制動手段が、作動流体
供給源からの作動流体の供給状態に応じて作動するよう
に構成され、該駐車ブレーキ強制解除手段が、該作動流
体供給源から該駐車ブレーキ操作手段をバイパスして該
駐車制動手段側に接続されたバイパス管路と、該バイパ
ス管路に介装された開閉弁とをそなえるとともに、該開
閉弁が車室内に配置された手動式開閉弁として構成され
ているので、作動流体供給源からの作動流体の供給状態
に応じて駐車制動手段が作動する。そして、車室内に設
けられた手動式開閉弁を操作してバイパス管路内の作動
流体の供給状態を制御することにより、駐車ブレーキ強
制解除手段の作動が制御される。つまり、手動式開閉弁
を操作することにより、作動流体が作動流体供給源から
駐車ブレーキ操作手段をバイパスして駐車制動手段側に
供給される状態と、供給されない状態とに切り換えら
れ、このような作動流体の供給状態に応じて、前輪又は
後輪の制動力が解除や制動力の付与が切り換えられる。
【0018】また、請求項3記載の駐車ブレーキ装置で
は、該駐車制動手段が、作動流体供給源からの作動流体
の供給状態に応じて作動するように構成され、該駐車ブ
レーキ強制解除手段が、該作動流体供給源から該駐車ブ
レーキ操作手段をバイパスして該駐車制動手段側に接続
されたバイパス管路と、該バイパス管路に介装された電
磁式開閉弁とをそなえるとともに、該車両の車高調整時
に該電磁式開閉弁に対して作動制御信号を出力しうる制
御手段が設けられているので、作動流体供給源からの作
動流体の供給状態に応じて駐車制動手段が作動する。そ
して、制御手段では、車両の車高調整を検出すると電磁
式開閉弁に対して作動制御信号を出力して、駐車ブレー
キ強制解除手段を作動させる。例えば電磁式開閉弁が開
弁制御された場合には、作動流体は作動流体供給源から
駐車ブレーキ操作手段をバイパスして駐車制動手段側に
供給される。そして、このような作動流体の供給により
前輪又は後輪の制動力が解除される。
は、該駐車制動手段が、作動流体供給源からの作動流体
の供給状態に応じて作動するように構成され、該駐車ブ
レーキ強制解除手段が、該作動流体供給源から該駐車ブ
レーキ操作手段をバイパスして該駐車制動手段側に接続
されたバイパス管路と、該バイパス管路に介装された電
磁式開閉弁とをそなえるとともに、該車両の車高調整時
に該電磁式開閉弁に対して作動制御信号を出力しうる制
御手段が設けられているので、作動流体供給源からの作
動流体の供給状態に応じて駐車制動手段が作動する。そ
して、制御手段では、車両の車高調整を検出すると電磁
式開閉弁に対して作動制御信号を出力して、駐車ブレー
キ強制解除手段を作動させる。例えば電磁式開閉弁が開
弁制御された場合には、作動流体は作動流体供給源から
駐車ブレーキ操作手段をバイパスして駐車制動手段側に
供給される。そして、このような作動流体の供給により
前輪又は後輪の制動力が解除される。
【0019】また、請求項4記載の駐車ブレーキ装置で
は、該駐車制動手段が、作動流体供給源からの作動流体
の供給状態に応じて作動するように構成され、該駐車ブ
レーキ強制解除手段が、該作動流体供給源から該駐車ブ
レーキ操作手段をバイパスして該駐車制動手段側に接続
されたバイパス管路と、該バイパス管路に直列に介装さ
れた手動式開閉弁及び電磁式開閉弁とをそなえるととも
に、該車両の車高調整時に該電磁式開閉弁に対して作動
制御信号を出力しうる制御手段が設けられているので、
作動流体供給源からの作動流体の供給状態に応じて駐車
制動手段が作動する。また、制御手段では、車両の車高
調整を検出すると電磁式開閉弁に対して作動制御信号を
出力して、駐車ブレーキ強制解除手段を作動させる。例
えば電磁式開閉弁が開弁制御された場合には、作動流体
は作動流体供給源から駐車ブレーキ操作手段をバイパス
して駐車制動手段側に供給される。そして、このような
作動流体の供給により前輪又は後輪の制動力が解除され
る。なお、通常は手動式開閉弁を開放しておき、電磁式
開閉弁が開放した状態で固着した場合には、手動式開閉
弁を操作することにより前輪又は後輪の制動力が解除を
行なわれる。
は、該駐車制動手段が、作動流体供給源からの作動流体
の供給状態に応じて作動するように構成され、該駐車ブ
レーキ強制解除手段が、該作動流体供給源から該駐車ブ
レーキ操作手段をバイパスして該駐車制動手段側に接続
されたバイパス管路と、該バイパス管路に直列に介装さ
れた手動式開閉弁及び電磁式開閉弁とをそなえるととも
に、該車両の車高調整時に該電磁式開閉弁に対して作動
制御信号を出力しうる制御手段が設けられているので、
作動流体供給源からの作動流体の供給状態に応じて駐車
制動手段が作動する。また、制御手段では、車両の車高
調整を検出すると電磁式開閉弁に対して作動制御信号を
出力して、駐車ブレーキ強制解除手段を作動させる。例
えば電磁式開閉弁が開弁制御された場合には、作動流体
は作動流体供給源から駐車ブレーキ操作手段をバイパス
して駐車制動手段側に供給される。そして、このような
作動流体の供給により前輪又は後輪の制動力が解除され
る。なお、通常は手動式開閉弁を開放しておき、電磁式
開閉弁が開放した状態で固着した場合には、手動式開閉
弁を操作することにより前輪又は後輪の制動力が解除を
行なわれる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の第1
実施形態としての駐車ブレーキ装置について説明する
と、図1はその要部構成を示す模式的な回路図である。
本発明の駐車ブレーキ装置は、エアサスペンション等に
より車高調整可能な車両に設けられており、特に本実施
形態では、トレーラを連結して走行しうるトラクタに適
用した場合について説明する。
実施形態としての駐車ブレーキ装置について説明する
と、図1はその要部構成を示す模式的な回路図である。
本発明の駐車ブレーキ装置は、エアサスペンション等に
より車高調整可能な車両に設けられており、特に本実施
形態では、トレーラを連結して走行しうるトラクタに適
用した場合について説明する。
【0021】図中、1は駐車ブレーキ装置の配管、2は
リア側リレーバルブ(R−R/V)、3は駐車ブレーキ
操作手段としてのハンドコントロールバルブ(H.C.
V.)、4は駐車制動手段としてのリアチャンバ(Rチ
ャンバ)、5は駐車制動手段としてのフロントチャンバ
(Fチャンバ)、13はフロント側リレーバルブ(F−
R/V)である。
リア側リレーバルブ(R−R/V)、3は駐車ブレーキ
操作手段としてのハンドコントロールバルブ(H.C.
V.)、4は駐車制動手段としてのリアチャンバ(Rチ
ャンバ)、5は駐車制動手段としてのフロントチャンバ
(Fチャンバ)、13はフロント側リレーバルブ(F−
R/V)である。
【0022】また、10は駐車ブレーキ強制解除手段で
あって、駐車ブレーキ作動時であっても後輪側の制動力
を解除できるように設けられたものである。この駐車ブ
レーキ強制解除手段10は、図示するように、バイパス
管路(以下、単にバイパス路という)1b2 ,1b3 ,
手動式開閉弁11及びダブルチェックバルブ(D.C.
V.)12をそなえている。
あって、駐車ブレーキ作動時であっても後輪側の制動力
を解除できるように設けられたものである。この駐車ブ
レーキ強制解除手段10は、図示するように、バイパス
管路(以下、単にバイパス路という)1b2 ,1b3 ,
手動式開閉弁11及びダブルチェックバルブ(D.C.
V.)12をそなえている。
【0023】ところで、本第1実施形態の駐車ブレーキ
装置は、図5を用いて説明した駐車ブレーキ装置に対し
て、駐車ブレーキ強制解除手段10を付加するととも
に、リレーバルブをフロント側とリア側とで独立して設
けたものであり、これら以外の構成については、図5に
示すものと同様のものである。したがって、以下では、
主に、駐車ブレーキ強制解除手段10について詳細に説
明する。
装置は、図5を用いて説明した駐車ブレーキ装置に対し
て、駐車ブレーキ強制解除手段10を付加するととも
に、リレーバルブをフロント側とリア側とで独立して設
けたものであり、これら以外の構成については、図5に
示すものと同様のものである。したがって、以下では、
主に、駐車ブレーキ強制解除手段10について詳細に説
明する。
【0024】さて、図1に示すように、本発明の第1実
施形態の駐車ブレーキ装置は、上述の通り図5を用いて
説明した駐車ブレーキ装置に対して、駐車ブレーキ強制
解除手段10を付加したものであり、この駐車ブレーキ
強制解除手段10は、主に手動式開閉弁11,ダブルチ
ェックバルブ12,フロント側リレーバルブ13及びこ
れらの部品を接続する通路(バイパス路)1b2 ,1b
3 により構成されている。
施形態の駐車ブレーキ装置は、上述の通り図5を用いて
説明した駐車ブレーキ装置に対して、駐車ブレーキ強制
解除手段10を付加したものであり、この駐車ブレーキ
強制解除手段10は、主に手動式開閉弁11,ダブルチ
ェックバルブ12,フロント側リレーバルブ13及びこ
れらの部品を接続する通路(バイパス路)1b2 ,1b
3 により構成されている。
【0025】すなわち、配管1の通路1aの上流側に
は、図示しない作動流体供給源(エアタンク)が設けら
れている。また、通路1a上には逆止弁1hが介装され
ており、この逆止弁1hの下流側において通路1aが2
つの通路1b,1dに分岐している。これにより、エア
タンク内の作動流体(高圧空気又は加圧エア)は、上記
逆止弁1hを介して通路1b,1dにそれぞれ流入する
ようになっている。
は、図示しない作動流体供給源(エアタンク)が設けら
れている。また、通路1a上には逆止弁1hが介装され
ており、この逆止弁1hの下流側において通路1aが2
つの通路1b,1dに分岐している。これにより、エア
タンク内の作動流体(高圧空気又は加圧エア)は、上記
逆止弁1hを介して通路1b,1dにそれぞれ流入する
ようになっている。
【0026】また、通路1bは、その下流側でさらに通
路1b1 とバイパス路1b2 とに分岐しており、通路1
b1 は、駐車ブレーキ操作手段としてのハンドコントロ
ールバルブ(H.C.V.)3を介して通路1cに接続
されている。さらに、この通路1cも、図示するよう
に、その下流側において2つの通路1c1 ,1c2 に分
岐している。
路1b1 とバイパス路1b2 とに分岐しており、通路1
b1 は、駐車ブレーキ操作手段としてのハンドコントロ
ールバルブ(H.C.V.)3を介して通路1cに接続
されている。さらに、この通路1cも、図示するよう
に、その下流側において2つの通路1c1 ,1c2 に分
岐している。
【0027】一方、バイパス路1b2 は、その下流側に
おいて手動式開閉弁11を介してバイパス路1b3 に接
続されており、このバイパス路1b3 と上述した通路1
c1とが、ダブルチェックバルブ(D.C.V.)12
を介して接続されている。なお、ダブルチェックバルブ
12は、通路1b3 と通路1c1 とのうち、高圧側の通
路を開放するとともに低圧側の通路を閉塞するような弁
である。
おいて手動式開閉弁11を介してバイパス路1b3 に接
続されており、このバイパス路1b3 と上述した通路1
c1とが、ダブルチェックバルブ(D.C.V.)12
を介して接続されている。なお、ダブルチェックバルブ
12は、通路1b3 と通路1c1 とのうち、高圧側の通
路を開放するとともに低圧側の通路を閉塞するような弁
である。
【0028】また、このダブルチェックバルブ12に
は、図示するように、通路1c3 が接続されており、こ
のダブルチェックバルブ12の機能により、通路1c3
は、バイパス路1b3 と通路1c1 とのうち圧力の高い
方の通路に選択的に接続されるようになっている。ま
た、通路1c3 の下流側にはリア側リレーバルブ2が設
けられている。このリレーバルブ2は、通路1c3 から
加圧エア(パイロット圧)が供給されると、後述する通
路1d1 と通路1eとを連通状態とし、また、通路1c
3 からのパイロット圧の供給が絶たれると、通路1d1
を遮断するとともに通路1eを大気開放するように構成
されている。
は、図示するように、通路1c3 が接続されており、こ
のダブルチェックバルブ12の機能により、通路1c3
は、バイパス路1b3 と通路1c1 とのうち圧力の高い
方の通路に選択的に接続されるようになっている。ま
た、通路1c3 の下流側にはリア側リレーバルブ2が設
けられている。このリレーバルブ2は、通路1c3 から
加圧エア(パイロット圧)が供給されると、後述する通
路1d1 と通路1eとを連通状態とし、また、通路1c
3 からのパイロット圧の供給が絶たれると、通路1d1
を遮断するとともに通路1eを大気開放するように構成
されている。
【0029】ところで、図1に示すように、上記通路1
dはその下流側で2つの通路1d1,1d2 に分岐して
おり、このうち一方の通路1d1 が上記リレーバルブ2
に接続され、他方の通路1d2 がフロント側のリレーバ
ルブ13に接続されている。ここで、図1に示すよう
に、通路1d1 は、リア側リレーバルブ2及び通路1e
を介してリアのチャンバ4に接続されており、通路1d
2 は、フロント側リレーバルブ13及び通路1fを介し
てチャンバ5に接続されている。
dはその下流側で2つの通路1d1,1d2 に分岐して
おり、このうち一方の通路1d1 が上記リレーバルブ2
に接続され、他方の通路1d2 がフロント側のリレーバ
ルブ13に接続されている。ここで、図1に示すよう
に、通路1d1 は、リア側リレーバルブ2及び通路1e
を介してリアのチャンバ4に接続されており、通路1d
2 は、フロント側リレーバルブ13及び通路1fを介し
てチャンバ5に接続されている。
【0030】また、このフロント側のリレーバルブ13
には、通路1cから分岐した通路1C2 が接続されてい
る。ここで、このリレーバルブ13は、上述したリア側
リレーバルブ2と同様に構成されたものであり、通路1
C2 からリレーバルブ13に加圧エア(パイロット圧)
が供給されると、通路1d2 と通路1fとを連通状態と
し、通路1c2 からのパイロット圧の供給が絶たれる
と、通路1d2 を遮断するとともに、通路1fを大気開
放するように構成されている。
には、通路1cから分岐した通路1C2 が接続されてい
る。ここで、このリレーバルブ13は、上述したリア側
リレーバルブ2と同様に構成されたものであり、通路1
C2 からリレーバルブ13に加圧エア(パイロット圧)
が供給されると、通路1d2 と通路1fとを連通状態と
し、通路1c2 からのパイロット圧の供給が絶たれる
と、通路1d2 を遮断するとともに、通路1fを大気開
放するように構成されている。
【0031】また、図中、符号6はトレーラ側のコント
ロールバルブ(T.C.V)であって、通路1gを介し
て供給される加圧エアに応じて、トレーラ側の車輪に制
動力を付与したり、この制動力を解除したりするように
なっている。次に、ハンドコントロールバルブ(H.
C.V.)3について説明すると、このハンドコントロ
ールバルブ3は、通路1b1 と通路1cとを遮断状態又
は連通状態とするオンオフバルブとしての機能と、通路
1c内に残留したエアを大気開放するリリーフバルブと
しての機能とをそなえている。また、ハンドコントロー
ルバルブ3には駐車ブレーキレバー3aが接続されてお
り、このレバー3aの操作に応じてハンドコントロール
バルブ3のオンオフが切り換えられるようになってい
る。
ロールバルブ(T.C.V)であって、通路1gを介し
て供給される加圧エアに応じて、トレーラ側の車輪に制
動力を付与したり、この制動力を解除したりするように
なっている。次に、ハンドコントロールバルブ(H.
C.V.)3について説明すると、このハンドコントロ
ールバルブ3は、通路1b1 と通路1cとを遮断状態又
は連通状態とするオンオフバルブとしての機能と、通路
1c内に残留したエアを大気開放するリリーフバルブと
しての機能とをそなえている。また、ハンドコントロー
ルバルブ3には駐車ブレーキレバー3aが接続されてお
り、このレバー3aの操作に応じてハンドコントロール
バルブ3のオンオフが切り換えられるようになってい
る。
【0032】例えばドライバが駐車ブレーキを作動させ
るべく駐車ブレーキレバー3aを操作すると、このレバ
ー3aの動きに連動してハンドコントロールバルブ3が
切り換えられて通路1b1 と通路1cとが遮断されると
ともに、各通路1c,1c1,1c2 内に残留した加圧
エアはハンドコントロールバルブ3を介して大気開放さ
れるようになっている。
るべく駐車ブレーキレバー3aを操作すると、このレバ
ー3aの動きに連動してハンドコントロールバルブ3が
切り換えられて通路1b1 と通路1cとが遮断されると
ともに、各通路1c,1c1,1c2 内に残留した加圧
エアはハンドコントロールバルブ3を介して大気開放さ
れるようになっている。
【0033】したがって、この場合には2つのリレーバ
ルブ2,13に対していずれもパイロット圧が作用しな
くなり、通路1e及び通路1fに作動圧が供給されなく
なるのである。一方、駐車ブレーキを解除するべくドラ
イバが駐車ブレーキレバー3aを操作した場合には、こ
のレバー3aの動きに連動してハンドコントロールバル
ブ3が切り換えられ、通路1b1 と通路1cとが連通状
態となる。
ルブ2,13に対していずれもパイロット圧が作用しな
くなり、通路1e及び通路1fに作動圧が供給されなく
なるのである。一方、駐車ブレーキを解除するべくドラ
イバが駐車ブレーキレバー3aを操作した場合には、こ
のレバー3aの動きに連動してハンドコントロールバル
ブ3が切り換えられ、通路1b1 と通路1cとが連通状
態となる。
【0034】これにより、通路1c及び通路1c1 ,1
c2 を介してリレーバルブ2,13にパイロット圧が作
用して、通路1d1 ,1d2 と通路1e,1fとがそれ
ぞれ連通状態となり、各チャンバ4,5に作動圧が作用
し、駐車ブレーキが解除されるのである。なお、上述の
場合は、いずれも駐車ブレーキ強制解除手段10を構成
する手動式開閉弁11がオフになっている場合、すなわ
ち、バイパス路1b2 とバイパス路1b3 とが遮断され
ている場合について説明したものである。
c2 を介してリレーバルブ2,13にパイロット圧が作
用して、通路1d1 ,1d2 と通路1e,1fとがそれ
ぞれ連通状態となり、各チャンバ4,5に作動圧が作用
し、駐車ブレーキが解除されるのである。なお、上述の
場合は、いずれも駐車ブレーキ強制解除手段10を構成
する手動式開閉弁11がオフになっている場合、すなわ
ち、バイパス路1b2 とバイパス路1b3 とが遮断され
ている場合について説明したものである。
【0035】次に、駐車ブレーキ強制解除手段10につ
いて説明すると、この駐車ブレーキ強制解除手段10
は、駐車ブレーキレバー3aの操作状態に関わらず、少
なくとも前輪及び後輪の何方か一方の車輪の制動力を解
除しうるものであって、本実施形態では、駐車ブレーキ
が作動している状態であっても後輪の制動力を解除しう
る手段として構成されている。
いて説明すると、この駐車ブレーキ強制解除手段10
は、駐車ブレーキレバー3aの操作状態に関わらず、少
なくとも前輪及び後輪の何方か一方の車輪の制動力を解
除しうるものであって、本実施形態では、駐車ブレーキ
が作動している状態であっても後輪の制動力を解除しう
る手段として構成されている。
【0036】また、上述の手動式開閉弁11は、ハンド
コントロールバルブ3と略同様に構成された開閉弁(オ
ンオフバルブ)であって、車室内からドライバが操作し
うるように構成されている。したがって、この手動式開
閉弁11が操作されて、バイパス路1b2 とバイパス路
1b3 とが連通状態となると、エアタンクからの加圧エ
ア(パイロット圧)が、通路1b,バイパス路1b2 ,
手動式開閉弁11及びバイパス路1b3 を介してダブル
チェックバルブ12に供給される。
コントロールバルブ3と略同様に構成された開閉弁(オ
ンオフバルブ)であって、車室内からドライバが操作し
うるように構成されている。したがって、この手動式開
閉弁11が操作されて、バイパス路1b2 とバイパス路
1b3 とが連通状態となると、エアタンクからの加圧エ
ア(パイロット圧)が、通路1b,バイパス路1b2 ,
手動式開閉弁11及びバイパス路1b3 を介してダブル
チェックバルブ12に供給される。
【0037】一方、駐車ブレーキが作動している状態で
は、ハンドコントロールバルブ3により通路1c1 が大
気開放されているため、ダブルチェックバルブ12で大
気圧の通路1c1 と通路1c3 とが遮断され、圧力の高
いバイパス路1b3 と通路1c3 とが連通状態となる。
これにより、リア側のリレーバルブ2にのみパイロット
圧が供給されて、リア側の駐車ブレーキ力(制動力)が
解除されるのである。なお、このときフロント側の制動
力はもちろん解除されない。
は、ハンドコントロールバルブ3により通路1c1 が大
気開放されているため、ダブルチェックバルブ12で大
気圧の通路1c1 と通路1c3 とが遮断され、圧力の高
いバイパス路1b3 と通路1c3 とが連通状態となる。
これにより、リア側のリレーバルブ2にのみパイロット
圧が供給されて、リア側の駐車ブレーキ力(制動力)が
解除されるのである。なお、このときフロント側の制動
力はもちろん解除されない。
【0038】このように、駐車ブレーキ強制解除手段1
0の構成要素である手動式開閉弁11を操作することに
より、駐車ブレーキが作動している状態においてリア側
の駐車ブレーキ力(制動力)を解除することができるの
である。また、ハンドコントロールバルブ3により通路
1b1 と通路1cとが連通状態となっている場合には、
手動式開閉弁11の開閉状態にかかわらず制動力が解除
された状態となる。すなわち、この場合にはハンドコン
トロールバルブ3を介して通路1c1 にパイロット圧が
供給されているので、ダブルチェックバルブ12を介し
てリア側のリレーバルブ2にパイロット圧が供給され
る。したがって、手動式開閉弁11の開閉状態にかかわ
らず、リレーバルブ2には常にパイロット圧が作用し
て、これにより制動力が解除された状態となる。
0の構成要素である手動式開閉弁11を操作することに
より、駐車ブレーキが作動している状態においてリア側
の駐車ブレーキ力(制動力)を解除することができるの
である。また、ハンドコントロールバルブ3により通路
1b1 と通路1cとが連通状態となっている場合には、
手動式開閉弁11の開閉状態にかかわらず制動力が解除
された状態となる。すなわち、この場合にはハンドコン
トロールバルブ3を介して通路1c1 にパイロット圧が
供給されているので、ダブルチェックバルブ12を介し
てリア側のリレーバルブ2にパイロット圧が供給され
る。したがって、手動式開閉弁11の開閉状態にかかわ
らず、リレーバルブ2には常にパイロット圧が作用し
て、これにより制動力が解除された状態となる。
【0039】本発明の第1実施形態としての駐車ブレー
キ装置は、上述のように構成されているので、駐車ブレ
ーキ強制解除手段10は以下のように作動する。まず、
駐車ブレーキが作動している状態、即ち、全車輪に制動
力が作用している状態において、駐車ブレーキ強制解除
手段10の手動式開閉弁11を開いてバイパス路1b 2
とバイパス路1b3 とを連通させる。
キ装置は、上述のように構成されているので、駐車ブレ
ーキ強制解除手段10は以下のように作動する。まず、
駐車ブレーキが作動している状態、即ち、全車輪に制動
力が作用している状態において、駐車ブレーキ強制解除
手段10の手動式開閉弁11を開いてバイパス路1b 2
とバイパス路1b3 とを連通させる。
【0040】ここで、駐車ブレーキが作動しているとき
には通路1c1 が大気圧となっているため、ダブルチェ
ックバルブ12でバイパス路1b3 と通路1c3 とが連
通状態となって、リア側のリレーバルブ2にのみパイロ
ット圧が作用する。これにより、通路1d1 と通路1e
とが連通して、リアのチャンバ4にのみ加圧エアが供給
され、駐車ブレーキの作動時に後輪側のみ制動力が解除
されるのである。
には通路1c1 が大気圧となっているため、ダブルチェ
ックバルブ12でバイパス路1b3 と通路1c3 とが連
通状態となって、リア側のリレーバルブ2にのみパイロ
ット圧が作用する。これにより、通路1d1 と通路1e
とが連通して、リアのチャンバ4にのみ加圧エアが供給
され、駐車ブレーキの作動時に後輪側のみ制動力が解除
されるのである。
【0041】ところで、このような駐車ブレーキ強制解
除手段10を設けて駐車ブレーキの制動力を後輪側のみ
解除できるようにしているのは、以下の理由による。す
なわち、上述したように、車高調整機能を有するトラク
タではトレーラの連結作業や切り離し作業を行なう際に
トラクタ側の車高を調整することでこの連結作業や切り
離し作業を容易に行なうことができる(図4参照)。
除手段10を設けて駐車ブレーキの制動力を後輪側のみ
解除できるようにしているのは、以下の理由による。す
なわち、上述したように、車高調整機能を有するトラク
タではトレーラの連結作業や切り離し作業を行なう際に
トラクタ側の車高を調整することでこの連結作業や切り
離し作業を容易に行なうことができる(図4参照)。
【0042】この場合、安全性を考慮して、駐車ブレー
キを作動させてから作業を行なうのが好ましいが、駐車
ブレーキにより各車輪をロックしたまま車高調整を行な
おうとすると、車高調整時のサスペンションの変動にと
もなうホイールベースの変化を許容することができず、
結果的に車高調整を行なうことができなくなる。そこ
で、上述のような車高調整作業を行なう場合には、駐車
ブレーキ強制解除手段10により駐車ブレーキの制動力
を後輪側のみ解除して、車両の安全性を損なうことなく
車高調整を行なうことができるようにしているのであ
る。
キを作動させてから作業を行なうのが好ましいが、駐車
ブレーキにより各車輪をロックしたまま車高調整を行な
おうとすると、車高調整時のサスペンションの変動にと
もなうホイールベースの変化を許容することができず、
結果的に車高調整を行なうことができなくなる。そこ
で、上述のような車高調整作業を行なう場合には、駐車
ブレーキ強制解除手段10により駐車ブレーキの制動力
を後輪側のみ解除して、車両の安全性を損なうことなく
車高調整を行なうことができるようにしているのであ
る。
【0043】つまり、車高調整時に駐車ブレーキ強制解
除手段10により後輪の制動力を解除することにより、
後輪が回転しながらホイールベースの変化が吸収され、
これにより前輪に駐車ブレーキが作動した状態で車高調
整が行なわれるのである。このように、本装置では、駐
車ブレーキを作動させた状態であっても、駐車ブレーキ
強制解除手段10を作動させることにより車高調整を行
なうことができるようになるという利点がある。特に、
本装置をトラクタに適用した場合には、駐車ブレーキを
作動させた状態でトラクタの車高調整を行なうことがで
きるようになり、安全性を確保しながらトラクタとトレ
ーラとの連結作業及び切り離し作業を容易なものとする
ことができるようになる。
除手段10により後輪の制動力を解除することにより、
後輪が回転しながらホイールベースの変化が吸収され、
これにより前輪に駐車ブレーキが作動した状態で車高調
整が行なわれるのである。このように、本装置では、駐
車ブレーキを作動させた状態であっても、駐車ブレーキ
強制解除手段10を作動させることにより車高調整を行
なうことができるようになるという利点がある。特に、
本装置をトラクタに適用した場合には、駐車ブレーキを
作動させた状態でトラクタの車高調整を行なうことがで
きるようになり、安全性を確保しながらトラクタとトレ
ーラとの連結作業及び切り離し作業を容易なものとする
ことができるようになる。
【0044】また、駐車ブレーキ装置の作動時であっ
て、車高調整を行なわない場合には、全車輪に制動力が
作用するので、通常の駐車時の車両の安全性を損なうこ
ともないという利点がある。また、開閉弁11として手
動式開閉弁を用いることにより、ドライバの意思に基づ
いて駐車ブレーキ強制解除手段10を作動させることが
できるという利点もある。
て、車高調整を行なわない場合には、全車輪に制動力が
作用するので、通常の駐車時の車両の安全性を損なうこ
ともないという利点がある。また、開閉弁11として手
動式開閉弁を用いることにより、ドライバの意思に基づ
いて駐車ブレーキ強制解除手段10を作動させることが
できるという利点もある。
【0045】次に、本発明の第2実施形態としての駐車
ブレーキ装置について説明すると、図2はその要部構成
を示す模式的な回路図である。なお、この第2実施形態
では、上述した第1実施形態に対して主に駐車ブレーキ
強制解除手段10の構成が異なっており、これ以外につ
いては、第1実施形態と同様に構成されている。したが
って、以下、第2実施形態では、第1実施形態と異なる
部分について主に説明するとともに、第1実施形態と同
様に構成された部分については第1実施形態と同様の符
号を付すとともにこれらの説明を省略する。
ブレーキ装置について説明すると、図2はその要部構成
を示す模式的な回路図である。なお、この第2実施形態
では、上述した第1実施形態に対して主に駐車ブレーキ
強制解除手段10の構成が異なっており、これ以外につ
いては、第1実施形態と同様に構成されている。したが
って、以下、第2実施形態では、第1実施形態と異なる
部分について主に説明するとともに、第1実施形態と同
様に構成された部分については第1実施形態と同様の符
号を付すとともにこれらの説明を省略する。
【0046】さて、図2に示すように、この第2実施形
態では、駐車ブレーキ強制解除手段10は、バイパス路
1b2 ,1b3 ,電磁式開閉弁(以下、電磁弁という)
14,及びダブルチェックバルブ(D.C.V.)12
等をそなえて構成されている。このうち、電磁弁(M/
V)14はバイパス路1b2 とバイパス路1b3 との間
に介装されており、作動制御信号が入力されないような
通常時においてバイパス路1b2 とバイパス路1b3 と
を遮断するノーマルクローズの電磁弁として構成されて
いる。
態では、駐車ブレーキ強制解除手段10は、バイパス路
1b2 ,1b3 ,電磁式開閉弁(以下、電磁弁という)
14,及びダブルチェックバルブ(D.C.V.)12
等をそなえて構成されている。このうち、電磁弁(M/
V)14はバイパス路1b2 とバイパス路1b3 との間
に介装されており、作動制御信号が入力されないような
通常時においてバイパス路1b2 とバイパス路1b3 と
を遮断するノーマルクローズの電磁弁として構成されて
いる。
【0047】また、この第2実施形態の駐車ブレーキ装
置では、電磁弁14は制御手段(ECU)15からの作
動制御信号に基づいてその作動が制御されるように構成
されている。このECU15には、図2に示すように、
車高調整スイッチ16及び駐車ブレーキスイッチ17が
接続されており、ECU15ではこれらのスイッチ1
6,17からの情報に基づいて、電磁弁14への作動制
御信号を設定するようになっている。
置では、電磁弁14は制御手段(ECU)15からの作
動制御信号に基づいてその作動が制御されるように構成
されている。このECU15には、図2に示すように、
車高調整スイッチ16及び駐車ブレーキスイッチ17が
接続されており、ECU15ではこれらのスイッチ1
6,17からの情報に基づいて、電磁弁14への作動制
御信号を設定するようになっている。
【0048】ここで、車高調整スイッチ16は、車室内
又は車室外に設けられたオンオフスイッチであって、ド
ライバが車高調整を行なう時に操作するスイッチであ
る。また、駐車ブレーキスイッチ17は、駐車ブレーキ
レバー3aの操作状態に応じてオンオフ信号を発するス
イッチ(センサ)であって、ここでは駐車ブレーキを作
動させるべく駐車ブレーキレバー3aが操作されると、
オン信号を発するように構成されている。
又は車室外に設けられたオンオフスイッチであって、ド
ライバが車高調整を行なう時に操作するスイッチであ
る。また、駐車ブレーキスイッチ17は、駐車ブレーキ
レバー3aの操作状態に応じてオンオフ信号を発するス
イッチ(センサ)であって、ここでは駐車ブレーキを作
動させるべく駐車ブレーキレバー3aが操作されると、
オン信号を発するように構成されている。
【0049】本発明の第2実施形態としての駐車ブレー
キ装置は、上述のように構成されているので、駐車ブレ
ーキスイッチ17がオンとなり、且つ車高調整スイッチ
16がオンとなると、ECU15から上記電磁弁14に
対する作動制御信号が出力されて、バイパス路1b2 と
バイパス路1b3 とが連通状態となり、エアタンクから
の加圧エア(パイロット圧)がリレーバルブ2に供給さ
れる。
キ装置は、上述のように構成されているので、駐車ブレ
ーキスイッチ17がオンとなり、且つ車高調整スイッチ
16がオンとなると、ECU15から上記電磁弁14に
対する作動制御信号が出力されて、バイパス路1b2 と
バイパス路1b3 とが連通状態となり、エアタンクから
の加圧エア(パイロット圧)がリレーバルブ2に供給さ
れる。
【0050】そして、この加圧エアによりリレーバルブ
2が作動して通路1d1 と通路1eとが連通状態とな
り、リアのチャンバ4に加圧エア(作動圧)が供給され
て後輪の制動力が解除されるのである。また、車高調整
スイッチ16からの信号がオフになると、ECU15で
は車高調整が終了したと判定して、電磁弁14をオフに
してバイパス路1b2 とバイパス路1b3 とが遮断され
る。これにより、リア側のリレーバルブ2がオフとな
り、通路1e内の加圧エアが大気開放される。そして、
この場合には、チャンバ4のピストンが伸長して、後輪
に制動力が作用するのである。
2が作動して通路1d1 と通路1eとが連通状態とな
り、リアのチャンバ4に加圧エア(作動圧)が供給され
て後輪の制動力が解除されるのである。また、車高調整
スイッチ16からの信号がオフになると、ECU15で
は車高調整が終了したと判定して、電磁弁14をオフに
してバイパス路1b2 とバイパス路1b3 とが遮断され
る。これにより、リア側のリレーバルブ2がオフとな
り、通路1e内の加圧エアが大気開放される。そして、
この場合には、チャンバ4のピストンが伸長して、後輪
に制動力が作用するのである。
【0051】つまり、この第2実施形態の駐車ブレーキ
装置では、駐車ブレーキが作動している(駐車ブレーキ
スイッチ17がオン)状態において、車高調整を行なう
べくドライバが車高調整スイッチ16をオンにした場合
には、自動的に駐車ブレーキ強制解除手段10が作動し
て後輪の制動力が解除されるのである。したがって、上
記第1実施形態の駐車ブレーキ装置の利点に加えて、車
高調整時の作業がさらに容易になるという利点がある。
すなわち、ドライバが車高調整スイッチ16を操作する
と、これに連動して駐車ブレーキ強制解除手段10が作
動するので、ドライバがあらためて駐車ブレーキ強制解
除手段10を作動させる必要がなくなり、作業性が向上
するという利点がある。
装置では、駐車ブレーキが作動している(駐車ブレーキ
スイッチ17がオン)状態において、車高調整を行なう
べくドライバが車高調整スイッチ16をオンにした場合
には、自動的に駐車ブレーキ強制解除手段10が作動し
て後輪の制動力が解除されるのである。したがって、上
記第1実施形態の駐車ブレーキ装置の利点に加えて、車
高調整時の作業がさらに容易になるという利点がある。
すなわち、ドライバが車高調整スイッチ16を操作する
と、これに連動して駐車ブレーキ強制解除手段10が作
動するので、ドライバがあらためて駐車ブレーキ強制解
除手段10を作動させる必要がなくなり、作業性が向上
するという利点がある。
【0052】また、車高調整スイッチ16からの信号が
オフになると、自動的に電磁弁14が閉じて再び後輪に
制動力が付与されるので、やはり、車高調整時の作業が
容易になるという利点がある。次に、本発明の第3実施
形態としての駐車ブレーキ装置について説明すると、図
3はその要部構成を示す模式的な回路図である。なお、
この第3実施形態では、上述した第1,第2実施形態に
対して主に駐車ブレーキ強制解除手段10の構成が異な
っており、これ以外については、第1,第2実施形態と
同様に構成されている。したがって、以下、第3実施形
態では、第1,第2実施形態と異なる部分について主に
説明する。
オフになると、自動的に電磁弁14が閉じて再び後輪に
制動力が付与されるので、やはり、車高調整時の作業が
容易になるという利点がある。次に、本発明の第3実施
形態としての駐車ブレーキ装置について説明すると、図
3はその要部構成を示す模式的な回路図である。なお、
この第3実施形態では、上述した第1,第2実施形態に
対して主に駐車ブレーキ強制解除手段10の構成が異な
っており、これ以外については、第1,第2実施形態と
同様に構成されている。したがって、以下、第3実施形
態では、第1,第2実施形態と異なる部分について主に
説明する。
【0053】さて、図3に示すように、この第3実施形
態では、駐車ブレーキ強制解除手段10は、バイパス路
1b2 ,1b3 ,手動式開閉弁11,電磁弁14,及び
ダブルチェックバルブ(D.C.V.)12等をそなえ
て構成されている。ここで、手動式開閉弁11及び電磁
弁14は、バイパス路1b2 ,1b3 上に直列に介装さ
れており、このうち電磁弁14は、第2実施形態と同様
に、制御手段(ECU)15からの作動制御信号に基づ
いてその作動が制御されるように構成されている。ま
た、手動式開閉弁11は、第1実施形態で説明したもの
と同様のものである。
態では、駐車ブレーキ強制解除手段10は、バイパス路
1b2 ,1b3 ,手動式開閉弁11,電磁弁14,及び
ダブルチェックバルブ(D.C.V.)12等をそなえ
て構成されている。ここで、手動式開閉弁11及び電磁
弁14は、バイパス路1b2 ,1b3 上に直列に介装さ
れており、このうち電磁弁14は、第2実施形態と同様
に、制御手段(ECU)15からの作動制御信号に基づ
いてその作動が制御されるように構成されている。ま
た、手動式開閉弁11は、第1実施形態で説明したもの
と同様のものである。
【0054】つまり、この第3実施形態の駐車ブレーキ
装置は、第2実施形態で説明した電磁弁14の上流側に
第1実施形態で説明した手動式開閉弁11を設けて構成
されたものである。これは、電磁弁14が故障した場合
であっても、確実に全車輪に駐車ブレーキの制動力を付
与できるようにするためである。すなわち、電磁弁14
が開弁状態のまま固着した場合には、ダブルチェックバ
ルブ12に常にパイロット圧が作用してしまい、駐車ブ
レーキ作動時に、常に後輪に制動力が作用しなくなるお
それがある。
装置は、第2実施形態で説明した電磁弁14の上流側に
第1実施形態で説明した手動式開閉弁11を設けて構成
されたものである。これは、電磁弁14が故障した場合
であっても、確実に全車輪に駐車ブレーキの制動力を付
与できるようにするためである。すなわち、電磁弁14
が開弁状態のまま固着した場合には、ダブルチェックバ
ルブ12に常にパイロット圧が作用してしまい、駐車ブ
レーキ作動時に、常に後輪に制動力が作用しなくなるお
それがある。
【0055】そこで、この第3実施形態では、電磁弁1
4の故障時のフェイルセーフ機構として、この電磁弁1
4に対して直列に手動式開閉弁11を設けているのであ
る。これにより、電磁弁14が開弁状態のまま固着した
としても、ドライバが手動式開閉弁11を操作すること
により、駐車ブレーキ強制解除手段10の作動を制御す
ることができ、安全性がさらに向上するのである。
4の故障時のフェイルセーフ機構として、この電磁弁1
4に対して直列に手動式開閉弁11を設けているのであ
る。これにより、電磁弁14が開弁状態のまま固着した
としても、ドライバが手動式開閉弁11を操作すること
により、駐車ブレーキ強制解除手段10の作動を制御す
ることができ、安全性がさらに向上するのである。
【0056】なお、図3中では、手動開放弁11の下流
側に電磁弁14を設けた場合を示しているが、手動開放
弁11と電磁弁14との配設位置を逆転させて構成して
もよい。本発明の第3実施形態としての駐車ブレーキ装
置は、上述のように構成されているので、手動式開閉弁
11を常に開放状態にしておくことで、通常時は電磁弁
14によりバイパス路1b2 ,1b3 の連通状態が切り
換えられる。この場合、第2実施形態と同様に、駐車ブ
レーキスイッチ17がオンで、且つ車高調整スイッチ1
6がオンとなると、ECU15からの作動制御信号によ
り電磁弁14が作動してバイパス路1b2 とバイパス路
1b3 とが連通状態となる。また、車高調整スイッチ1
6からの信号がオフになると、電磁弁14への制御信号
もオフとなり、バイパス路1b1 とバイパス路1b2 と
が遮断される。
側に電磁弁14を設けた場合を示しているが、手動開放
弁11と電磁弁14との配設位置を逆転させて構成して
もよい。本発明の第3実施形態としての駐車ブレーキ装
置は、上述のように構成されているので、手動式開閉弁
11を常に開放状態にしておくことで、通常時は電磁弁
14によりバイパス路1b2 ,1b3 の連通状態が切り
換えられる。この場合、第2実施形態と同様に、駐車ブ
レーキスイッチ17がオンで、且つ車高調整スイッチ1
6がオンとなると、ECU15からの作動制御信号によ
り電磁弁14が作動してバイパス路1b2 とバイパス路
1b3 とが連通状態となる。また、車高調整スイッチ1
6からの信号がオフになると、電磁弁14への制御信号
もオフとなり、バイパス路1b1 とバイパス路1b2 と
が遮断される。
【0057】また、電磁弁14がオン(開弁)状態のま
ま固着した場合には、手動式開閉弁11を操作すること
によりバイパス路1b1 ,1b2 の連通状態が制御され
る。したがって、電磁弁14が固着しても駐車ブレーキ
強制解除手段10の作動状態を制御することができるよ
うになる。このように、この第3実施形態の駐車ブレー
キ装置では、駐車ブレーキ強制解除手段10がフェイル
セーフ機能をそなえて構成されるため、第1実施形態及
び第2実施形態の利点に加えて、駐車ブレーキ作動時
に、確実に全車輪に制動力を付与することができ、車両
の安全性がさらに向上するという利点があるほか、装置
全体の信頼性も向上するという利点がある。
ま固着した場合には、手動式開閉弁11を操作すること
によりバイパス路1b1 ,1b2 の連通状態が制御され
る。したがって、電磁弁14が固着しても駐車ブレーキ
強制解除手段10の作動状態を制御することができるよ
うになる。このように、この第3実施形態の駐車ブレー
キ装置では、駐車ブレーキ強制解除手段10がフェイル
セーフ機能をそなえて構成されるため、第1実施形態及
び第2実施形態の利点に加えて、駐車ブレーキ作動時
に、確実に全車輪に制動力を付与することができ、車両
の安全性がさらに向上するという利点があるほか、装置
全体の信頼性も向上するという利点がある。
【0058】なお、本発明の駐車ブレーキ装置は上述の
各実施形態のものに限定されるものではなく、細部の構
成については種々の変更が可能である。例えば、上述の
各実施形態では、通路1fを左右輪で独立して2本設け
た例を示しているが、この通路1fは、リア側の通路1
eと同様に1本の通路を2本に分岐するように構成して
もよい。また、これとは逆に、リア側の通路1eを左右
輪毎に独立して設けてもよい。
各実施形態のものに限定されるものではなく、細部の構
成については種々の変更が可能である。例えば、上述の
各実施形態では、通路1fを左右輪で独立して2本設け
た例を示しているが、この通路1fは、リア側の通路1
eと同様に1本の通路を2本に分岐するように構成して
もよい。また、これとは逆に、リア側の通路1eを左右
輪毎に独立して設けてもよい。
【0059】また、上述の各実施形態では、いずれも駐
車ブレーキの作動時に後輪の制動力を解除しうるように
構成されているが、本発明の駐車ブレーキ装置はこのよ
うな構成に限定されるものではなく、前輪側の制動力を
解除できるように構成してもよい。また、作動流体は空
気に限定されるものではなく作動油等の液体を用いても
良い。さらに、手動式開閉弁を車外に設けて構成しても
よい。
車ブレーキの作動時に後輪の制動力を解除しうるように
構成されているが、本発明の駐車ブレーキ装置はこのよ
うな構成に限定されるものではなく、前輪側の制動力を
解除できるように構成してもよい。また、作動流体は空
気に限定されるものではなく作動油等の液体を用いても
良い。さらに、手動式開閉弁を車外に設けて構成しても
よい。
【0060】また、上述の各実施形態のように後輪側の
制動力を解除できるように構成した場合には、後輪側の
サスペンションの作動により車高調整を行なうような車
両に適用するのが好ましい。これは、車高調整時に作動
する方の車輪を解除した方が車高調整時のサスペンショ
ンへの負荷が少ないからである。例えば、エアスプリン
グが後輪側に設けられた車両において前輪の制動力を解
除できるように構成した場合、車高調整時には前輪が回
転して、後輪以外の車両全体が移動することになるた
め、サスペンションへの負荷が大きくなるのである。こ
れに対して、後輪の制動力を解除できるように構成した
場合、車高調整時には、後輪が回転することで後輪のみ
が移動することになり、サスペンションに作用する負荷
を低減することができるのである。
制動力を解除できるように構成した場合には、後輪側の
サスペンションの作動により車高調整を行なうような車
両に適用するのが好ましい。これは、車高調整時に作動
する方の車輪を解除した方が車高調整時のサスペンショ
ンへの負荷が少ないからである。例えば、エアスプリン
グが後輪側に設けられた車両において前輪の制動力を解
除できるように構成した場合、車高調整時には前輪が回
転して、後輪以外の車両全体が移動することになるた
め、サスペンションへの負荷が大きくなるのである。こ
れに対して、後輪の制動力を解除できるように構成した
場合、車高調整時には、後輪が回転することで後輪のみ
が移動することになり、サスペンションに作用する負荷
を低減することができるのである。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の駐車ブレーキ装置によれば、駐車制動手段により
全車輪に制動力が付与された状態下での車高調整時に、
駐車ブレーキ強制解除手段により前輪又は後輪の制動力
を解除することができるので、駐車ブレーキを作動させ
た状態で車高調整を許容することができるようになる。
したがって、車両の安全性を損なうことなく車高調整を
行なうことができるという利点がある。
発明の駐車ブレーキ装置によれば、駐車制動手段により
全車輪に制動力が付与された状態下での車高調整時に、
駐車ブレーキ強制解除手段により前輪又は後輪の制動力
を解除することができるので、駐車ブレーキを作動させ
た状態で車高調整を許容することができるようになる。
したがって、車両の安全性を損なうことなく車高調整を
行なうことができるという利点がある。
【0062】また、請求項2記載の本発明の駐車ブレー
キ装置によれば、手動式開閉弁を操作することにより、
ドライバの意思に基づいて駐車ブレーキ強制解除手段を
作動させることができるという利点がある。また、請求
項3記載の本発明の駐車ブレーキ装置によれば、車高調
整時に、自動的に駐車ブレーキ強制解除手段が作動して
前輪又は後輪の制動力が解除されるので、上記請求項1
記載の利点に加えて、車高調整時の作業がさらに容易に
なるという利点がある。すなわち、車高調整に連動して
駐車ブレーキ強制解除手段が作動するので、ドライバが
あらためて駐車ブレーキ強制解除手段を作動させる必要
がなくなり、作業性が向上するという利点がある。
キ装置によれば、手動式開閉弁を操作することにより、
ドライバの意思に基づいて駐車ブレーキ強制解除手段を
作動させることができるという利点がある。また、請求
項3記載の本発明の駐車ブレーキ装置によれば、車高調
整時に、自動的に駐車ブレーキ強制解除手段が作動して
前輪又は後輪の制動力が解除されるので、上記請求項1
記載の利点に加えて、車高調整時の作業がさらに容易に
なるという利点がある。すなわち、車高調整に連動して
駐車ブレーキ強制解除手段が作動するので、ドライバが
あらためて駐車ブレーキ強制解除手段を作動させる必要
がなくなり、作業性が向上するという利点がある。
【0063】また、請求項4記載の本発明の駐車ブレー
キ装置によれば、上記請求項1記載の利点に加えて、車
高調整に連動して駐車ブレーキ強制解除手段が作動する
ので、ドライバがあらためて駐車ブレーキ強制解除手段
を作動させる必要がなくなり、作業性が向上するという
利点がある。また、電磁式開閉弁が固着した場合には、
手動式開閉弁により駐車ブレーキ強制解除手段を作動さ
せることができるという利点がある。つまり、手動式開
閉弁が電磁式開閉弁のフェイルセーフ機構として作用す
るため、装置全体の信頼性が向上するという利点がある
ほか、車両の安全性がさらに向上するという利点があ
る。
キ装置によれば、上記請求項1記載の利点に加えて、車
高調整に連動して駐車ブレーキ強制解除手段が作動する
ので、ドライバがあらためて駐車ブレーキ強制解除手段
を作動させる必要がなくなり、作業性が向上するという
利点がある。また、電磁式開閉弁が固着した場合には、
手動式開閉弁により駐車ブレーキ強制解除手段を作動さ
せることができるという利点がある。つまり、手動式開
閉弁が電磁式開閉弁のフェイルセーフ機構として作用す
るため、装置全体の信頼性が向上するという利点がある
ほか、車両の安全性がさらに向上するという利点があ
る。
【図1】本発明の第1実施形態としての駐車ブレーキ装
置における要部構成を示す模式的な回路図である。
置における要部構成を示す模式的な回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態としての駐車ブレーキ装
置における要部構成を示す模式的な回路図である。
置における要部構成を示す模式的な回路図である。
【図3】本発明の第3実施形態としての駐車ブレーキ装
置における要部構成を示す模式的な回路図である。
置における要部構成を示す模式的な回路図である。
【図4】車高調整機能をそなえたトラクタとトレーラと
の連結作業を説明するための図である。
の連結作業を説明するための図である。
【図5】本発明の創案過程で案出された駐車ブレーキ装
置の要部構成を示す模式的な回路図である。
置の要部構成を示す模式的な回路図である。
1b2 ,1b3 バイパス管路(バイパス路) 3 駐車ブレーキ操作手段又はハンドコントロールバル
ブ(H.C.V.) 3a 駐車ブレーキレバー 4 駐車制動手段(リア側チャンバ) 5 駐車制動手段(フロント側チャンバ) 10 駐車ブレーキ強制解除手段 11 開閉弁(手動式開閉弁) 14 開閉弁(電磁弁又は電磁式開閉弁) 15 制御手段(ECU) 16 車高調整スイッチ 17 駐車ブレーキスイッチ
ブ(H.C.V.) 3a 駐車ブレーキレバー 4 駐車制動手段(リア側チャンバ) 5 駐車制動手段(フロント側チャンバ) 10 駐車ブレーキ強制解除手段 11 開閉弁(手動式開閉弁) 14 開閉弁(電磁弁又は電磁式開閉弁) 15 制御手段(ECU) 16 車高調整スイッチ 17 駐車ブレーキスイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 車高調整が可能な車両に設けられた駐車
ブレーキ装置において、 駐車ブレーキ操作手段の操作状態に連動して全車輪に制
動力を付与する駐車制動手段と、 該駐車制動手段により該全車輪に制動力が付与された状
態下で該車高調整を行なうときに前輪又は後輪の制動力
を解除しうる駐車ブレーキ強制解除手段とをそなえてい
ることを特徴とする、駐車ブレーキ装置。 - 【請求項2】 該駐車制動手段が、作動流体供給源から
の作動流体の供給状態に応じて作動するように構成さ
れ、 該駐車ブレーキ強制解除手段が、該作動流体供給源から
該駐車ブレーキ操作手段をバイパスして該駐車制動手段
側に接続されたバイパス管路と、該バイパス管路に介装
された開閉弁とをそなえるとともに、 該開閉弁が車室内に配置された手動式開閉弁として構成
されていることを特徴とする、請求項1記載の駐車ブレ
ーキ装置。 - 【請求項3】 該駐車制動手段が、作動流体供給源から
の作動流体の供給状態に応じて作動するように構成さ
れ、 該駐車ブレーキ強制解除手段が、該作動流体供給源から
該駐車ブレーキ操作手段をバイパスして該駐車制動手段
側に接続されたバイパス管路と、該バイパス管路に介装
された電磁式開閉弁とをそなえるとともに、 該車両の車高調整時に該電磁式開閉弁に対して作動制御
信号を出力しうる制御手段が設けられていることを特徴
とする、請求項1記載の駐車ブレーキ装置。 - 【請求項4】 該駐車制動手段が、作動流体供給源から
の作動流体の供給状態に応じて作動するように構成さ
れ、 該駐車ブレーキ強制解除手段が、該作動流体供給源から
該駐車ブレーキ操作手段をバイパスして該駐車制動手段
側に接続されたバイパス管路と、該バイパス管路に直列
に介装された手動式開閉弁及び電磁式開閉弁とをそなえ
るとともに、 該車両の車高調整時に該電磁式開閉弁に対して作動制御
信号を出力しうる制御手段が設けられていることを特徴
とする、請求項1記載の駐車ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10313782A JP2000142340A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 駐車ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10313782A JP2000142340A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 駐車ブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000142340A true JP2000142340A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18045470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10313782A Pending JP2000142340A (ja) | 1998-11-04 | 1998-11-04 | 駐車ブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000142340A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008137423A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Toyota Motor Corp | 車両制御装置 |
US7613557B2 (en) * | 2006-02-13 | 2009-11-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle control system |
JPWO2016006695A1 (ja) * | 2014-07-11 | 2017-04-27 | ナブテスコオートモーティブ株式会社 | パーキングブレーキシステム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07186914A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-25 | Komatsu Ltd | 自動ブレーキ弁 |
JPH07215186A (ja) * | 1994-02-04 | 1995-08-15 | Hino Motors Ltd | 自動車の車高調整装置 |
JPH07237530A (ja) * | 1994-03-03 | 1995-09-12 | Hino Motors Ltd | 車両の車高調整装置 |
JPH07237424A (ja) * | 1994-03-03 | 1995-09-12 | Hino Motors Ltd | エアサスペンション車両の車高調整装置 |
-
1998
- 1998-11-04 JP JP10313782A patent/JP2000142340A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07186914A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-25 | Komatsu Ltd | 自動ブレーキ弁 |
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JPH07237530A (ja) * | 1994-03-03 | 1995-09-12 | Hino Motors Ltd | 車両の車高調整装置 |
JPH07237424A (ja) * | 1994-03-03 | 1995-09-12 | Hino Motors Ltd | エアサスペンション車両の車高調整装置 |
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JPWO2016006695A1 (ja) * | 2014-07-11 | 2017-04-27 | ナブテスコオートモーティブ株式会社 | パーキングブレーキシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041005 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050222 |