JP2000141538A - ゴム積層金属板およびその製造法 - Google Patents
ゴム積層金属板およびその製造法Info
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- JP2000141538A JP2000141538A JP11231056A JP23105699A JP2000141538A JP 2000141538 A JP2000141538 A JP 2000141538A JP 11231056 A JP11231056 A JP 11231056A JP 23105699 A JP23105699 A JP 23105699A JP 2000141538 A JP2000141538 A JP 2000141538A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスケット形状に打抜いた金属板上で空気加
熱による加熱を可能とし、耐熱性、耐不凍液性にすぐれ
た水素化ニトリルゴム積層金属板またはニトリルゴム積
層金属板を提供する。 【解決手段】 複合型クロメート処理剤表面処理金属板
に、フェノール樹脂含有接着剤を介し、水素化ニトリル
ゴム100重量部当りけい酸、けい酸カルシウムおよび炭
酸カルシウムの少くとも一種を40〜300重量部含有する
水素化ニトリルゴムのイオウ加硫物層を積層したゴム積
層金属板。水素化ニトリルゴムに500〜50000cp(25℃)
の粘度を有する可塑剤を更に添加した場合には、ゴムの
硬化劣化がみられない温度が150℃から175℃に上昇す
る。また、可塑剤を用いると、150℃での耐熱性にも欠
けていたニトリルゴムの耐熱性をも175℃に向上させ
る。
熱による加熱を可能とし、耐熱性、耐不凍液性にすぐれ
た水素化ニトリルゴム積層金属板またはニトリルゴム積
層金属板を提供する。 【解決手段】 複合型クロメート処理剤表面処理金属板
に、フェノール樹脂含有接着剤を介し、水素化ニトリル
ゴム100重量部当りけい酸、けい酸カルシウムおよび炭
酸カルシウムの少くとも一種を40〜300重量部含有する
水素化ニトリルゴムのイオウ加硫物層を積層したゴム積
層金属板。水素化ニトリルゴムに500〜50000cp(25℃)
の粘度を有する可塑剤を更に添加した場合には、ゴムの
硬化劣化がみられない温度が150℃から175℃に上昇す
る。また、可塑剤を用いると、150℃での耐熱性にも欠
けていたニトリルゴムの耐熱性をも175℃に向上させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム積層金属板に
関する。更に詳しくは、耐熱性および耐不凍液性にすぐ
れたゴム積層金属板に関する。
関する。更に詳しくは、耐熱性および耐不凍液性にすぐ
れたゴム積層金属板に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、金属板の片面または両
面に、水素化NBR、これに対して20重量%以上の白色充填
剤、カーボンブラック、酸化亜鉛、有機過酸化物を含有
するフェノール樹脂主体のプライマーから形成させたプ
ライマー層および水素化NBR、これに対して20重量%以上
の白色充填剤、カーボンブラック、酸化亜鉛、有機過酸
化物を含有するゴムコンパウンドから形成させた加硫ゴ
ム層を順次積層したものであって、耐熱性、耐不凍液性
にすぐれ、ガスケットなどとして有効に用いられるゴム
積層金属板を提案している(特開平11-216799号公
報)。
面に、水素化NBR、これに対して20重量%以上の白色充填
剤、カーボンブラック、酸化亜鉛、有機過酸化物を含有
するフェノール樹脂主体のプライマーから形成させたプ
ライマー層および水素化NBR、これに対して20重量%以上
の白色充填剤、カーボンブラック、酸化亜鉛、有機過酸
化物を含有するゴムコンパウンドから形成させた加硫ゴ
ム層を順次積層したものであって、耐熱性、耐不凍液性
にすぐれ、ガスケットなどとして有効に用いられるゴム
積層金属板を提案している(特開平11-216799号公
報)。
【0003】しかし、ガスケットとして使用する場合に
は、金属板にゴム溶液を塗布し、加圧加硫した後ガスケ
ット形状に打抜くこととなり、打抜き後の金属バリに
は、加硫ゴム、接着剤等が塗布されているため金属バリ
の再利用が難しいという問題がみられる。一方、ガスケ
ット形状に打抜き後にゴム溶液を塗布、加圧加硫する方
法では、ガスケットに凹凸が生じるため圧力分布が生
じ、加硫時のゴム流れによる金属面露出や未加硫部分の
発生によって、均一な加硫ができないという問題があ
る。特に、有機過酸化物を用いる場合、そのままでは加
硫しないため空気を窒素等で置換する必要があり、素材
製作工程が複雑になる。
は、金属板にゴム溶液を塗布し、加圧加硫した後ガスケ
ット形状に打抜くこととなり、打抜き後の金属バリに
は、加硫ゴム、接着剤等が塗布されているため金属バリ
の再利用が難しいという問題がみられる。一方、ガスケ
ット形状に打抜き後にゴム溶液を塗布、加圧加硫する方
法では、ガスケットに凹凸が生じるため圧力分布が生
じ、加硫時のゴム流れによる金属面露出や未加硫部分の
発生によって、均一な加硫ができないという問題があ
る。特に、有機過酸化物を用いる場合、そのままでは加
硫しないため空気を窒素等で置換する必要があり、素材
製作工程が複雑になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、例え
ばガスケット形状に打抜いた金属板上での加熱空気によ
る加硫を可能とし、かつ耐熱性および耐不凍液性にすぐ
れた水素化ニトリルゴムまたはニトリルゴム積層金属板
を提供することにある。
ばガスケット形状に打抜いた金属板上での加熱空気によ
る加硫を可能とし、かつ耐熱性および耐不凍液性にすぐ
れた水素化ニトリルゴムまたはニトリルゴム積層金属板
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
複合型クロメート処理剤で表面処理された金属板の片面
または両面に、フェノール樹脂を含有する接着剤を介し
て、水素化ニトリルゴム100重量部当りけい酸、けい酸
カルシウムおよび炭酸カルシウムの少くとも一種を40〜
300重量部、好ましくは更に25℃において500〜50000cp
の粘度を有する可塑剤を2〜50重量部含有する水素化ニ
トリルゴムコンパウンドのイオウ加硫物層を積層したゴ
ム積層金属板によって達成される。この接着剤中には更
にビスフェノールA型エポキシ樹脂と上記水素化ニトリ
ルゴムコンパウンドのどちらか一方または両方を添加す
ることもできる。この金属板がガスケット材料用などの
場合、複合型クロメート処理剤で表面処理され、所定形
状に打抜かれた金属板の片面または両面に、フェノール
樹脂を含有する接着剤を介して、けい酸、けい酸カルシ
ウムおよび炭酸カルシウムの少くとも一種、イオウまた
はイオウ供与性化合物、好ましくは更に25℃において50
0〜50000cpの粘度を有する可塑剤を2〜50重量部を含有
する水素化ニトリルゴムコンパウンドの溶液を塗布した
後、加熱空気を用いて加硫することによって製造され
る。
複合型クロメート処理剤で表面処理された金属板の片面
または両面に、フェノール樹脂を含有する接着剤を介し
て、水素化ニトリルゴム100重量部当りけい酸、けい酸
カルシウムおよび炭酸カルシウムの少くとも一種を40〜
300重量部、好ましくは更に25℃において500〜50000cp
の粘度を有する可塑剤を2〜50重量部含有する水素化ニ
トリルゴムコンパウンドのイオウ加硫物層を積層したゴ
ム積層金属板によって達成される。この接着剤中には更
にビスフェノールA型エポキシ樹脂と上記水素化ニトリ
ルゴムコンパウンドのどちらか一方または両方を添加す
ることもできる。この金属板がガスケット材料用などの
場合、複合型クロメート処理剤で表面処理され、所定形
状に打抜かれた金属板の片面または両面に、フェノール
樹脂を含有する接着剤を介して、けい酸、けい酸カルシ
ウムおよび炭酸カルシウムの少くとも一種、イオウまた
はイオウ供与性化合物、好ましくは更に25℃において50
0〜50000cpの粘度を有する可塑剤を2〜50重量部を含有
する水素化ニトリルゴムコンパウンドの溶液を塗布した
後、加熱空気を用いて加硫することによって製造され
る。
【0006】また、水素化ニトリルゴムコンパウンドの
代わりにニトリルゴムコンパウンドを用いる場合には、
ニトリルゴム100重量部当りけい酸、けい酸カルシウ
ム、炭酸カルシウムの少くとも一種を40〜300重量部含
有するニトリルゴムコンパウンドおよび25℃において50
0〜50000cpの粘度を有する可塑剤のイオウ加硫物層を積
層したゴム積層金属板によっても本発明の目的が達成さ
れる。この場合にも、接着剤中には更にビスフェノール
A型エポキシ樹脂と上記ニトリルゴムコンパウンドのど
ちらか一方または両方を添加することもできる。また、
この金属板がガスケット材料用などの場合、複合型クロ
メート処理剤で表面処理され、所定形状に打抜かれた金
属板の片面または両面に、フェノール樹脂を含有する接
着剤を介して、けい酸、けい酸カルシウムおよび炭酸カ
ルシウムの少くとも一種、イオウまたはイオウ供与性化
合物および25℃において500〜50000cpの粘度を有する可
塑剤を含有するニトリルゴムコンパウンドの溶液を塗布
した後、加熱空気を用いて加硫することによって製造さ
れる。
代わりにニトリルゴムコンパウンドを用いる場合には、
ニトリルゴム100重量部当りけい酸、けい酸カルシウ
ム、炭酸カルシウムの少くとも一種を40〜300重量部含
有するニトリルゴムコンパウンドおよび25℃において50
0〜50000cpの粘度を有する可塑剤のイオウ加硫物層を積
層したゴム積層金属板によっても本発明の目的が達成さ
れる。この場合にも、接着剤中には更にビスフェノール
A型エポキシ樹脂と上記ニトリルゴムコンパウンドのど
ちらか一方または両方を添加することもできる。また、
この金属板がガスケット材料用などの場合、複合型クロ
メート処理剤で表面処理され、所定形状に打抜かれた金
属板の片面または両面に、フェノール樹脂を含有する接
着剤を介して、けい酸、けい酸カルシウムおよび炭酸カ
ルシウムの少くとも一種、イオウまたはイオウ供与性化
合物および25℃において500〜50000cpの粘度を有する可
塑剤を含有するニトリルゴムコンパウンドの溶液を塗布
した後、加熱空気を用いて加硫することによって製造さ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】金属板としては、表面がショット
ブラスト、スコッチブライド、ヘアーライン、ダル仕上
げなどで粗面化させたステンレス鋼板、SPCC鋼板、アル
ミニウム板などが、一般にアルカリ脱脂した後、シリ
カ、リン酸化合物およびクロム酸を含む複合型クロメー
ト処理剤(約20〜100mg/m2)で処理し、防錆皮膜を形成さ
せる化成処理を施した上で用いられる。ステンレス鋼板
の場合、従来はショットブラスト、スコッチブライド等
の方法で鋼板表面を粗面化するだけで接着性を高めてき
たが、長期空気加熱老化や高温不凍液浸せきにより大き
く剥がれ、しかるに複合型クロメート層を更に形成させ
た場合には、そのような剥れはみられない。SPCC板の場
合には、リン酸亜鉛皮膜、リン酸鉄皮膜を形成させるこ
とも行われる。また、ガスケット材料用途には、厚さが
約0.2〜0.8mm程度の金属板が用いられる。
ブラスト、スコッチブライド、ヘアーライン、ダル仕上
げなどで粗面化させたステンレス鋼板、SPCC鋼板、アル
ミニウム板などが、一般にアルカリ脱脂した後、シリ
カ、リン酸化合物およびクロム酸を含む複合型クロメー
ト処理剤(約20〜100mg/m2)で処理し、防錆皮膜を形成さ
せる化成処理を施した上で用いられる。ステンレス鋼板
の場合、従来はショットブラスト、スコッチブライド等
の方法で鋼板表面を粗面化するだけで接着性を高めてき
たが、長期空気加熱老化や高温不凍液浸せきにより大き
く剥がれ、しかるに複合型クロメート層を更に形成させ
た場合には、そのような剥れはみられない。SPCC板の場
合には、リン酸亜鉛皮膜、リン酸鉄皮膜を形成させるこ
とも行われる。また、ガスケット材料用途には、厚さが
約0.2〜0.8mm程度の金属板が用いられる。
【0008】片面または両面が複合型クロメート処理さ
れた金属板上には、フェノール樹脂を主成分とする接着
剤がアルコール、ケトンまたはこれらの混合溶媒、好ま
しくはメチルエチルケトン溶液として塗布され、片面厚
さ約1〜10μm、好ましくは約2〜5μmの接着剤層を形成
させる。接着剤の主成分であるフェノール樹脂として
は、一般にノボラック型フェノール樹脂またはレゾール
型フェノール樹脂が用いられ、好ましくはノボラック型
フェノール樹脂およびレゾール型フェノール樹脂の両者
が用いられる。
れた金属板上には、フェノール樹脂を主成分とする接着
剤がアルコール、ケトンまたはこれらの混合溶媒、好ま
しくはメチルエチルケトン溶液として塗布され、片面厚
さ約1〜10μm、好ましくは約2〜5μmの接着剤層を形成
させる。接着剤の主成分であるフェノール樹脂として
は、一般にノボラック型フェノール樹脂またはレゾール
型フェノール樹脂が用いられ、好ましくはノボラック型
フェノール樹脂およびレゾール型フェノール樹脂の両者
が用いられる。
【0009】ノボラック型フェノール樹脂は、フェノー
ル類とホルムアルデヒドとを約0.1〜1.0のモル比で、塩
酸、しゅう酸等の酸性触媒の存在下で反応させることに
よって得られたものであり、フェノール類としては、例
えばフェノール、m-クレゾール、m-クレゾールとp-クレ
ゾールとの混合物、ビスフェノールA等が用いられる。
本発明においては、融点が約60〜170℃、好ましくは約1
00〜150℃の室温で固体のものであって、アルコール、
ケトン等の有機溶媒に可溶性のものが用いられる。
ル類とホルムアルデヒドとを約0.1〜1.0のモル比で、塩
酸、しゅう酸等の酸性触媒の存在下で反応させることに
よって得られたものであり、フェノール類としては、例
えばフェノール、m-クレゾール、m-クレゾールとp-クレ
ゾールとの混合物、ビスフェノールA等が用いられる。
本発明においては、融点が約60〜170℃、好ましくは約1
00〜150℃の室温で固体のものであって、アルコール、
ケトン等の有機溶媒に可溶性のものが用いられる。
【0010】また、レゾール型フェノール樹脂は、フェ
ノール類とホルムアルデヒドとを1〜3程度のモル比で、
アルカリ金属またはマグネシウムの水酸化物等の塩基性
触媒の存在下で反応させることによって得られる。その
際、フェノール類としては、例えばフェノール、m-クレ
ゾールとp-クレゾールの混合物、p-第3ブチルフェノー
ル、p-フェニルフェノール、ビスフェノールA等のフェ
ノール性水酸基に対してo-位、p-位またはo,p-位に2個
または3個の置換可能な核水素原子を有するものであれ
ば、任意のものを用いることができる。
ノール類とホルムアルデヒドとを1〜3程度のモル比で、
アルカリ金属またはマグネシウムの水酸化物等の塩基性
触媒の存在下で反応させることによって得られる。その
際、フェノール類としては、例えばフェノール、m-クレ
ゾールとp-クレゾールの混合物、p-第3ブチルフェノー
ル、p-フェニルフェノール、ビスフェノールA等のフェ
ノール性水酸基に対してo-位、p-位またはo,p-位に2個
または3個の置換可能な核水素原子を有するものであれ
ば、任意のものを用いることができる。
【0011】接着剤中には、これらのフェノール樹脂の
ための硬化剤として、これらの合計量に対して約0.5〜5
重量%の割合でヘキサメチレンテトラミンが添加されて
用いられる。添加量がこれより少ないと、接着剤層の耐
熱性が低下するようになり、一方これより多い割合で添
加されると、ゴムの加熱硬化時にガス発生量が多くなる
傾向がみられる。
ための硬化剤として、これらの合計量に対して約0.5〜5
重量%の割合でヘキサメチレンテトラミンが添加されて
用いられる。添加量がこれより少ないと、接着剤層の耐
熱性が低下するようになり、一方これより多い割合で添
加されると、ゴムの加熱硬化時にガス発生量が多くなる
傾向がみられる。
【0012】この接着剤中には、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂を更に添加して用いることができる。ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂としては、エポキシ当量が約1
80〜2700であって、室温条件下(25℃)で液状ないし軟化
点が約150℃以下の固形のものが、フェノール樹脂100重
量部当り約30〜200重量部、好ましくは約50〜150重量部
の割合で用いられる。用いられるビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂の割合が多い程耐熱性は向上するが、耐不凍
液性は低下する傾向にある。
ポキシ樹脂を更に添加して用いることができる。ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂としては、エポキシ当量が約1
80〜2700であって、室温条件下(25℃)で液状ないし軟化
点が約150℃以下の固形のものが、フェノール樹脂100重
量部当り約30〜200重量部、好ましくは約50〜150重量部
の割合で用いられる。用いられるビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂の割合が多い程耐熱性は向上するが、耐不凍
液性は低下する傾向にある。
【0013】ビスフェノールA型エポキシ樹脂が用いら
れた場合、これとフェノール樹脂との間の反応は、触媒
の不存在下においても、約100℃以上に加熱することに
より進行するが、一般には2-メチルイミダゾール、2-エ
チル-4-メチルイミダゾール、2-ウンデシルイミダゾー
ル、2-ヘプタデシルイミダゾール、2-フェニルイミダゾ
ール、1-ベンジルイミダゾール、1-ベンジル-2-メチル
イミダゾール、2,4-ジアミノ-6-[2-メチルイミダゾリン
-(1)]-エチル s-トリアジン等のイミダゾール化合物が
硬化触媒として、ビスフェノールA型エポキシ樹脂に対
して約4重量%以下の割合で用いられ、これ以上の割合で
用いると接着剤の経時的安定性が低下するようになる。
れた場合、これとフェノール樹脂との間の反応は、触媒
の不存在下においても、約100℃以上に加熱することに
より進行するが、一般には2-メチルイミダゾール、2-エ
チル-4-メチルイミダゾール、2-ウンデシルイミダゾー
ル、2-ヘプタデシルイミダゾール、2-フェニルイミダゾ
ール、1-ベンジルイミダゾール、1-ベンジル-2-メチル
イミダゾール、2,4-ジアミノ-6-[2-メチルイミダゾリン
-(1)]-エチル s-トリアジン等のイミダゾール化合物が
硬化触媒として、ビスフェノールA型エポキシ樹脂に対
して約4重量%以下の割合で用いられ、これ以上の割合で
用いると接着剤の経時的安定性が低下するようになる。
【0014】接着剤中には、更に可塑剤が配合されたあ
るいは配合されない水素化ニトリルゴムコンパウンドま
たは可塑剤が配合されたニトリルゴムコンパウンドを、
フェノ−ル樹脂またはそれとエポキシ樹脂との合計量10
0重量部当り約40重量部以下、好ましくは約10〜30重量
部の割合で添加して用いることができる。これらのゴム
コンパウンドの添加は、ゴム層−接着剤層間の接着性を
より改善させるが、これ以上の割合で用いると、高温不
凍液中ヘの浸せきで剥れを生ずるようになる。
るいは配合されない水素化ニトリルゴムコンパウンドま
たは可塑剤が配合されたニトリルゴムコンパウンドを、
フェノ−ル樹脂またはそれとエポキシ樹脂との合計量10
0重量部当り約40重量部以下、好ましくは約10〜30重量
部の割合で添加して用いることができる。これらのゴム
コンパウンドの添加は、ゴム層−接着剤層間の接着性を
より改善させるが、これ以上の割合で用いると、高温不
凍液中ヘの浸せきで剥れを生ずるようになる。
【0015】水素化ニトリルゴムとしては、ニトリル量
が約30〜50%、不飽和結合量が5〜20%のものが用いら
れ、これらはイオウまたはイオウ供与性化合物による架
橋が可能であり、架橋に際してはチウラム類、スルフェ
ンアミド類等を架橋助剤として併用することが好まし
い。
が約30〜50%、不飽和結合量が5〜20%のものが用いら
れ、これらはイオウまたはイオウ供与性化合物による架
橋が可能であり、架橋に際してはチウラム類、スルフェ
ンアミド類等を架橋助剤として併用することが好まし
い。
【0016】ゴムコンパウンド中への無機充填剤の配合
は、高温不凍液浸せき時の接着剤層の剥れ防止に有効で
ある。無機充填剤としては、カーボンブラック以外に、
けい酸、けい酸カルシウムおよび炭酸カルシウムの少く
とも一種を配合すると有効である。けい酸としては、ハ
ロゲン化けい酸または有機けい素化合物の熱分解法やけ
い砂を加熱還元し、気化したSiOを空気酸化する方法な
どで製造される乾式法ホワイトカーボン、けい酸ナトリ
ウムの熱分解法などで製造される湿式法ホワイトカーボ
ンなどであって、比表面積(窒素吸着法による)が約20〜
200m2/g、好ましくは約30〜100m2/gのものが用いられ
る。けい酸カルシウムとしては、比表面積が約20〜150m
2/g、pHが弱アルカリ性のものが用いられる。また、炭
酸カルシウムとしては、比表面積が約5〜100m2/g、平均
粒径が約10μm以下、pHが弱アルカリ性のものが用いら
れる。これらはいずれも、一般にゴム工業用として上市
されている市販品をそのまま用いることができる。ま
た、これらはその粒子表面を、脂肪酸塩、ロジン塩もし
くはエポキシ樹脂で処理した上で用いることができる。
は、高温不凍液浸せき時の接着剤層の剥れ防止に有効で
ある。無機充填剤としては、カーボンブラック以外に、
けい酸、けい酸カルシウムおよび炭酸カルシウムの少く
とも一種を配合すると有効である。けい酸としては、ハ
ロゲン化けい酸または有機けい素化合物の熱分解法やけ
い砂を加熱還元し、気化したSiOを空気酸化する方法な
どで製造される乾式法ホワイトカーボン、けい酸ナトリ
ウムの熱分解法などで製造される湿式法ホワイトカーボ
ンなどであって、比表面積(窒素吸着法による)が約20〜
200m2/g、好ましくは約30〜100m2/gのものが用いられ
る。けい酸カルシウムとしては、比表面積が約20〜150m
2/g、pHが弱アルカリ性のものが用いられる。また、炭
酸カルシウムとしては、比表面積が約5〜100m2/g、平均
粒径が約10μm以下、pHが弱アルカリ性のものが用いら
れる。これらはいずれも、一般にゴム工業用として上市
されている市販品をそのまま用いることができる。ま
た、これらはその粒子表面を、脂肪酸塩、ロジン塩もし
くはエポキシ樹脂で処理した上で用いることができる。
【0017】けい酸、けい酸カルシウムおよび炭酸カル
シウムの少くとも一種は、ゴム100重量部当り約40〜300
重量部、好ましくは約60〜250重量部の割合で用いられ
る。これ以下の配合割合では、高温下での不凍液半浸せ
き時のベーパー部でのブリスターの発生や接液部での剥
離の発生が防止し難くなる。一方、これ以上の割合で用
いられると、耐不凍液性は満足されるものの、耐加熱老
化性が著しく低下する。
シウムの少くとも一種は、ゴム100重量部当り約40〜300
重量部、好ましくは約60〜250重量部の割合で用いられ
る。これ以下の配合割合では、高温下での不凍液半浸せ
き時のベーパー部でのブリスターの発生や接液部での剥
離の発生が防止し難くなる。一方、これ以上の割合で用
いられると、耐不凍液性は満足されるものの、耐加熱老
化性が著しく低下する。
【0018】加硫剤としては、イオウおよびイオウ供与
性化合物が用いられる。これにより加熱空気による加硫
が可能となる。イオウ供与性化合物としては、トリチオ
シアヌール酸、高分子多硫物等が用いられ、ゴム100重
量部当り約0.5〜5重量部、好ましくは約1〜3重量部の割
合で用いられる。
性化合物が用いられる。これにより加熱空気による加硫
が可能となる。イオウ供与性化合物としては、トリチオ
シアヌール酸、高分子多硫物等が用いられ、ゴム100重
量部当り約0.5〜5重量部、好ましくは約1〜3重量部の割
合で用いられる。
【0019】可塑剤としては、25℃における粘度が500
〜50000cp、好ましくは2000〜50000cpの範囲のものが用
いられる。25℃における粘度がこれよりも小さいと、空
気加熱試験後および不凍液浸せき試験後(気液界面)
に、ゴム層にわずかながら剥がれがみられるようにな
り、一方これ以上大きな値を示すものを用いると、空気
加熱試験後の屈曲試験において、ゴム層に剥がれを生ず
るようになる。かかる粘度を有する高温長時間でも揮発
しにくい可塑剤としては、フタル酸系、アジピン酸系、
トリメリット酸系、エポキシ系、リン酸系、ポリエステ
ル系、ポリエーテル系、パラフィン系のいずれかが、
(水素化)ニトリルゴム100重量部当り約2〜50重量部、
好ましくは約5〜30重量部の割合で用いられる。これ以
下の配合割合では、ゴムの熱劣化後、振動、衝撃、曲げ
等により、クラック、割れ、剥がれが生じ、一方これ以
上の配合割合では、高温下での不凍液半浸せき時の気液
界面でのブリスターの発生および接液部での剥離の発生
が防止し難くなる。
〜50000cp、好ましくは2000〜50000cpの範囲のものが用
いられる。25℃における粘度がこれよりも小さいと、空
気加熱試験後および不凍液浸せき試験後(気液界面)
に、ゴム層にわずかながら剥がれがみられるようにな
り、一方これ以上大きな値を示すものを用いると、空気
加熱試験後の屈曲試験において、ゴム層に剥がれを生ず
るようになる。かかる粘度を有する高温長時間でも揮発
しにくい可塑剤としては、フタル酸系、アジピン酸系、
トリメリット酸系、エポキシ系、リン酸系、ポリエステ
ル系、ポリエーテル系、パラフィン系のいずれかが、
(水素化)ニトリルゴム100重量部当り約2〜50重量部、
好ましくは約5〜30重量部の割合で用いられる。これ以
下の配合割合では、ゴムの熱劣化後、振動、衝撃、曲げ
等により、クラック、割れ、剥がれが生じ、一方これ以
上の配合割合では、高温下での不凍液半浸せき時の気液
界面でのブリスターの発生および接液部での剥離の発生
が防止し難くなる。
【0020】ゴムコンパウンド中には、以上の各成分以
外に、カーボンブラックに加えて、タルク、クレー、グ
ラファイト等の充填剤、ステアリン酸、パラフィンワッ
クス等の加工助剤、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等の受
酸剤、老化防止剤などのゴム工業で一般的に用いられて
いる各種配合剤が適宜添加されて用いられる。
外に、カーボンブラックに加えて、タルク、クレー、グ
ラファイト等の充填剤、ステアリン酸、パラフィンワッ
クス等の加工助剤、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等の受
酸剤、老化防止剤などのゴム工業で一般的に用いられて
いる各種配合剤が適宜添加されて用いられる。
【0021】ゴムコンパウンド組成物の調製は、インタ
ーミックス、ニーダ、バンバリーミキサ等の混練機ある
いはオープンロールなどを用いて混練することによって
行われる。
ーミックス、ニーダ、バンバリーミキサ等の混練機ある
いはオープンロールなどを用いて混練することによって
行われる。
【0022】以上の各成分よりなる接着剤は、ケトン
系、アルコール系等の有機溶媒に約2〜10重量%となるよ
うな濃度に溶解させた溶液として調製され、金属板の片
面または両面に約1〜10μm程度乾燥の厚さになるように
塗布し、室温条件下で風乾させた後、好ましくは更に約
100〜200℃で約5〜30分間の加熱処理を行ない、そこに
接着剤層を形成させる。
系、アルコール系等の有機溶媒に約2〜10重量%となるよ
うな濃度に溶解させた溶液として調製され、金属板の片
面または両面に約1〜10μm程度乾燥の厚さになるように
塗布し、室温条件下で風乾させた後、好ましくは更に約
100〜200℃で約5〜30分間の加熱処理を行ない、そこに
接着剤層を形成させる。
【0023】このようにして形成された接着剤層上に
は、未加硫のゴムコンパウンドが、約5〜1000μm、好ま
しくは約10〜120μm程度の厚さの片面加硫物層を形成せ
しめるように、ゴムコンパウンドの有機溶媒溶液として
塗布する方法(約500μm以下の場合)あるいはカレンダロ
ール等でゴムをシート出しする方法(約500μm以上の場
合)などが適用される。
は、未加硫のゴムコンパウンドが、約5〜1000μm、好ま
しくは約10〜120μm程度の厚さの片面加硫物層を形成せ
しめるように、ゴムコンパウンドの有機溶媒溶液として
塗布する方法(約500μm以下の場合)あるいはカレンダロ
ール等でゴムをシート出しする方法(約500μm以上の場
合)などが適用される。
【0024】未加硫ゴム層の表面には、加硫後のゴム表
面の粘着防止を目的として、グラファイト、カーボンブ
ラック、パラフィンワックス等を主成分とし、これにセ
ルロース、アクリル樹脂、ポリブタジエン樹脂等のバイ
ンダーを添加し、トルエン等の溶媒中に分散させた分散
液が塗布され、厚さ約2〜10μmの非粘着層を形成させた
後、約150〜250℃、約3〜30分間の加熱空気による処理
を行ない、ゴム層の加硫を行うと共に、焼付防止および
付着防止が図られる。
面の粘着防止を目的として、グラファイト、カーボンブ
ラック、パラフィンワックス等を主成分とし、これにセ
ルロース、アクリル樹脂、ポリブタジエン樹脂等のバイ
ンダーを添加し、トルエン等の溶媒中に分散させた分散
液が塗布され、厚さ約2〜10μmの非粘着層を形成させた
後、約150〜250℃、約3〜30分間の加熱空気による処理
を行ない、ゴム層の加硫を行うと共に、焼付防止および
付着防止が図られる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るゴム積層金属板は、耐熱性
および耐不凍液性にすぐれており、長期空気加熱老化や
高温不凍液浸せきの際にもゴム層に剥れがみられない。
水素化ニトリルゴムを用いた場合には、高温(150℃)
長時間の加熱によるゴムの硬化劣化がみられず、また、
500〜50000cpsの可塑剤が添加された接着剤を用いた場
合には、水素化ニトリルゴムを用いた場合のみならずニ
トリルゴムを用いた場合にも、高温(175℃)長時間の
加熱によるゴムの硬化劣化がみられないので、振動、衝
撃、曲げなどによってゴム層でのクラック、割れ、剥れ
などを生ずることがない。更に、加熱空気による加硫が
可能となるため、金属板を例えばガスケット形状に打抜
いた後ゴム溶液を塗布し、加硫するという順序での素材
製作が可能となる。このような順序で素材製作を行った
場合、ガスケット形状等の所定形状に打抜く際に発生す
る金属バリにはゴム層や接着剤層が付着しておらず、従
来の加圧加硫方式によって制作する場合と比較して金属
バリの再利用を容易なものとするなどの効果がみられ
る。
および耐不凍液性にすぐれており、長期空気加熱老化や
高温不凍液浸せきの際にもゴム層に剥れがみられない。
水素化ニトリルゴムを用いた場合には、高温(150℃)
長時間の加熱によるゴムの硬化劣化がみられず、また、
500〜50000cpsの可塑剤が添加された接着剤を用いた場
合には、水素化ニトリルゴムを用いた場合のみならずニ
トリルゴムを用いた場合にも、高温(175℃)長時間の
加熱によるゴムの硬化劣化がみられないので、振動、衝
撃、曲げなどによってゴム層でのクラック、割れ、剥れ
などを生ずることがない。更に、加熱空気による加硫が
可能となるため、金属板を例えばガスケット形状に打抜
いた後ゴム溶液を塗布し、加硫するという順序での素材
製作が可能となる。このような順序で素材製作を行った
場合、ガスケット形状等の所定形状に打抜く際に発生す
る金属バリにはゴム層や接着剤層が付着しておらず、従
来の加圧加硫方式によって制作する場合と比較して金属
バリの再利用を容易なものとするなどの効果がみられ
る。
【0026】
【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。
【0027】実施例1 表面ダル仕上げSUS301鋼板(厚さ0.2mm)の表面をアルカ
リ脱脂した後、シリカ、リン酸化合物およびクロム酸を
含む複合型クロメート処理剤を50mg/m2の塗布量で塗布
し、形成された防錆皮膜上に下記配合の接着剤を、片面
厚さ約2μmで両面に形成させた。
リ脱脂した後、シリカ、リン酸化合物およびクロム酸を
含む複合型クロメート処理剤を50mg/m2の塗布量で塗布
し、形成された防錆皮膜上に下記配合の接着剤を、片面
厚さ約2μmで両面に形成させた。
【0028】 ビスフェノールA型エポキシ樹脂 25.0重量部 (エポキシ当量400、融点70℃) クレゾール変性ノボラック型フェノール樹脂 17.5 〃 液状レゾール型フェノール樹脂(MW380) 7.5 〃 2-エチル-4-メチルイミダゾール 0.34 〃 ヘキサメチレンテトラミン 2 〃 下記水素化ニトリルゴムコンパウンド 13.5 〃 メチルエチルケトン 950 〃 (水素化ニトリルゴムコンパウンド) 水素化ニトリルゴム(日本ゼオン製品ゼットポール2011) 100重量部 MTカーボンブラック 40 〃 炭酸カルシウム 40 〃 シリカ 20 〃 けい酸カルシウム 40 〃 酸化亜鉛 5 〃 老化防止剤(大内新興化学製品ノクラックCD) 1.5 〃 〃 (大内新興化学製品ノクラックMBZ) 1.5 〃 イオウ 2 〃 加硫促進剤(大内新興化学ノクセラーTT) 2 〃 加硫促進剤(大内新興化学ノクセラーCZ) 2.5 〃
【0029】この接着剤層の上に、上記水素化ニトリル
ゴムコンパウンド25重量部、メチルエチルケトン7.5重
量部およびトルエン67.5重量部から調製したゴム溶液
(固形分濃度25重量%)を塗布し、60℃で15分間乾燥させ
て片面厚さ20μmの未加硫ゴム層を形成させた。未加硫
ゴム層の表面には、加硫後のゴム表面の粘着防止を目的
として、ポリブタジエン樹脂バインダーを添加したポリ
エチレンワックスのトルエン分散液をそこに塗布し、22
0℃、10分間の加熱空気による加硫処理を行ない、厚さ5
μmの粘着防止層を形成させた加硫物を得た。
ゴムコンパウンド25重量部、メチルエチルケトン7.5重
量部およびトルエン67.5重量部から調製したゴム溶液
(固形分濃度25重量%)を塗布し、60℃で15分間乾燥させ
て片面厚さ20μmの未加硫ゴム層を形成させた。未加硫
ゴム層の表面には、加硫後のゴム表面の粘着防止を目的
として、ポリブタジエン樹脂バインダーを添加したポリ
エチレンワックスのトルエン分散液をそこに塗布し、22
0℃、10分間の加熱空気による加硫処理を行ない、厚さ5
μmの粘着防止層を形成させた加硫物を得た。
【0030】得られたゴム積層金属板について、次の各
項目の試験を行った。
項目の試験を行った。
【0031】空気加熱老化試験:ゴム積層金属板をギャ
式オーブンに入れ、JIS K-6257加硫ゴムの老化試験方法
に規定される加熱条件(150℃、500時間)に従って、空気
中での加熱を行ない、その後付着性の評価として、JIS
K-5400に準じて耐屈曲性試験(直径6cmの心棒使用)を行
ない、剥れの有無を目視で判別した 不凍液浸せき試験:ゴム積層金属板を不凍液(非アミン
系ロングライフクーラント;トヨタ純正LLC)の50容積%水
希釈液中に半分浸せきし、圧力容器中、150℃での500時
間後の気液界面(ベーパー部)でのブリスターの発生の有
無および液相浸せき部(接液部)での剥れの有無を目視で
判定した
式オーブンに入れ、JIS K-6257加硫ゴムの老化試験方法
に規定される加熱条件(150℃、500時間)に従って、空気
中での加熱を行ない、その後付着性の評価として、JIS
K-5400に準じて耐屈曲性試験(直径6cmの心棒使用)を行
ない、剥れの有無を目視で判別した 不凍液浸せき試験:ゴム積層金属板を不凍液(非アミン
系ロングライフクーラント;トヨタ純正LLC)の50容積%水
希釈液中に半分浸せきし、圧力容器中、150℃での500時
間後の気液界面(ベーパー部)でのブリスターの発生の有
無および液相浸せき部(接液部)での剥れの有無を目視で
判定した
【0032】実施例2 実施例1において、水素化ニトリルゴムコンパウンド成
分として、けい酸カルシウムを用いず、MTカーボンが10
重量部に、炭酸カルシウムが150重量部に、シリカが40
重量部にそれぞれ変更したものが用いられた。
分として、けい酸カルシウムを用いず、MTカーボンが10
重量部に、炭酸カルシウムが150重量部に、シリカが40
重量部にそれぞれ変更したものが用いられた。
【0033】実施例3 実施例1において、水素化ニトリルゴムコンパウンド成
分として、けい酸カルシウムを用いず、MTカーボンが10
重量部に、炭酸カルシウムが220重量部にそれぞれ変更
したものが用いられた。
分として、けい酸カルシウムを用いず、MTカーボンが10
重量部に、炭酸カルシウムが220重量部にそれぞれ変更
したものが用いられた。
【0034】実施例4 実施例1において、接着剤成分にビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂が用いられなかった。
ポキシ樹脂が用いられなかった。
【0035】比較例1 実施例1において、接着剤成分およびゴム溶液成分の水
素化ニトリルゴムコンパウンドの代わりに、下記ニトリ
ルゴムコンパウンドがそれぞれ同量用いられた。 (ニトリルゴムコンパウンド) ニトリルゴム(日本合成ゴム製品 N235S) 100重量部 MTカーボンブラック 60 〃 炭酸カルシウム 40 〃 シリカ 20 〃 けい酸カルシウム 40 〃 酸化亜鉛 5 〃 老化防止剤(精工化学製品ノンフレックスRD) 2 〃 イオウ 2 〃 加硫促進剤(大内新興化学ノクセラーTT) 2 〃 加硫促進剤(大内新興化学ノクセラーCZ) 2.5 〃
素化ニトリルゴムコンパウンドの代わりに、下記ニトリ
ルゴムコンパウンドがそれぞれ同量用いられた。 (ニトリルゴムコンパウンド) ニトリルゴム(日本合成ゴム製品 N235S) 100重量部 MTカーボンブラック 60 〃 炭酸カルシウム 40 〃 シリカ 20 〃 けい酸カルシウム 40 〃 酸化亜鉛 5 〃 老化防止剤(精工化学製品ノンフレックスRD) 2 〃 イオウ 2 〃 加硫促進剤(大内新興化学ノクセラーTT) 2 〃 加硫促進剤(大内新興化学ノクセラーCZ) 2.5 〃
【0036】比較例2 実施例1において、水素化ニトリルゴムコンパウンド成
分として、けい酸カルシウムおよびシリカを用いず、MT
カーボンが100重量部に、炭酸カルシウムが10重量部に
それぞれ変更したものが用いられた。
分として、けい酸カルシウムおよびシリカを用いず、MT
カーボンが100重量部に、炭酸カルシウムが10重量部に
それぞれ変更したものが用いられた。
【0037】比較例3 比較例2において、水素化ニトリルゴムコンパウンド成
分として、炭酸カルシウムの代わりに、けい酸カルシウ
ムが同量用いられた。
分として、炭酸カルシウムの代わりに、けい酸カルシウ
ムが同量用いられた。
【0038】比較例4 比較例2において、水素化ニトリルゴムコンパウンド成
分として、炭酸カルシウムの代わりに、シリカが同量用
いられた。
分として、炭酸カルシウムの代わりに、シリカが同量用
いられた。
【0039】比較例5 実施例1において、複合型クロメート処理剤を塗布しな
い鋼板が用いられた。
い鋼板が用いられた。
【0040】以上の各実施例および比較例での測定結果
は、次の表1に示される。
は、次の表1に示される。
【0041】 表1 実施例 比較例 測定項目 1 2 3 4 1 2 3 4 5 [空気加熱老化試験] 屈曲試験での剥れ なし なし なし 僅か 大 なし なし なし 大 [不凍液浸せき試験] ブリスター なし なし なし なし なし あり あり あり 大 剥離 僅か なし なし 僅か 僅か 大 大 大 大
【0042】実施例5 実施例1において、水素化ニトリルゴムコンパウンド成
分として、アジピン酸系ポリエステル可塑剤(粘度2700
cps、MW 2000)5重量部を更に添加したものが用いられ
た。
分として、アジピン酸系ポリエステル可塑剤(粘度2700
cps、MW 2000)5重量部を更に添加したものが用いられ
た。
【0043】得られたゴム積層金属板について、実施例
1と同様に空気加熱老化試験(加熱条件を175℃、500時
間に変更)および不凍液浸せき試験を行った。
1と同様に空気加熱老化試験(加熱条件を175℃、500時
間に変更)および不凍液浸せき試験を行った。
【0044】実施例6 実施例3において、水素化ニトリルゴムコンパウンド成
分として、アジピン酸系ポリエステル可塑剤(粘度2700
cps、MW 2000)5重量部を更に添加したものが用いられ
た。
分として、アジピン酸系ポリエステル可塑剤(粘度2700
cps、MW 2000)5重量部を更に添加したものが用いられ
た。
【0045】実施例7 実施例5において、水素化ニトリルゴムコンパウンドの
代わりにニトリルゴムコンパウンドを用い、このニトリ
ルゴムコンパウンドとしては以下のものが用いられた。 (ニトリルゴムコンパウンド) ニトリルゴム(日本合成ゴム製品 N235S) 100重量部 MTカーボンブラック 60 〃 炭酸カルシウム 40 〃 シリカ 20 〃 けい酸カルシウム 40 〃 酸化亜鉛 5 〃 老化防止剤(精工化学製品ノンフレックスRD) 2 〃 イオウ 2 〃 加硫促進剤(大内新興化学ノクセラーTT) 2 〃 加硫促進剤(大内新興化学ノクセラーCZ) 2.5 〃 アジピン酸系ポリエステル可塑剤 (粘度2700cps、MW 2000) 5 〃
代わりにニトリルゴムコンパウンドを用い、このニトリ
ルゴムコンパウンドとしては以下のものが用いられた。 (ニトリルゴムコンパウンド) ニトリルゴム(日本合成ゴム製品 N235S) 100重量部 MTカーボンブラック 60 〃 炭酸カルシウム 40 〃 シリカ 20 〃 けい酸カルシウム 40 〃 酸化亜鉛 5 〃 老化防止剤(精工化学製品ノンフレックスRD) 2 〃 イオウ 2 〃 加硫促進剤(大内新興化学ノクセラーTT) 2 〃 加硫促進剤(大内新興化学ノクセラーCZ) 2.5 〃 アジピン酸系ポリエステル可塑剤 (粘度2700cps、MW 2000) 5 〃
【0046】比較例6 実施例6において、水素化ニトリルゴムコンパウンド成
分として、粘度2700cps、MW 2000のアジピン酸系ポリエ
ステル可塑剤の代わりに粘度20cps、MW 430のものが同
量用いられた。
分として、粘度2700cps、MW 2000のアジピン酸系ポリエ
ステル可塑剤の代わりに粘度20cps、MW 430のものが同
量用いられた。
【0047】比較例7 実施例7において、ニトリルゴムコンパウンド成分とし
て、アジピン酸系ポリエステル可塑剤を配合しないもの
が用いられた。
て、アジピン酸系ポリエステル可塑剤を配合しないもの
が用いられた。
【0048】比較例8 実施例7において、複合型クロメート処理剤を塗布しな
い鋼板が用いられた。
い鋼板が用いられた。
【0049】参考例 実施例5において、水素化ニトリルゴムコンパウンド成
分として、アジピン酸系ポリエステル可塑剤を配合しな
いものが用いられた。
分として、アジピン酸系ポリエステル可塑剤を配合しな
いものが用いられた。
【0050】以上の各実施例、比較例および参考例での
測定結果は、次の表2に示される。
測定結果は、次の表2に示される。
【0051】 表2 実施例 比較例 測定項目 5 6 7 6 7 8 参考例 [空気加熱老化試験] 屈曲試験での剥れ なし なし 僅か 小 大 大 大 [不凍液浸せき試験] ブリスター なし なし なし 僅か なし 大 なし 剥離 僅か なし 僅か 僅か 僅か 大 僅か
【0052】実施例8 実施例1および7において、金属板をガスケット形状に
打抜き、円形凹部を設けた後、接着剤塗布、未加硫ゴム
層の形成、粘着防止層の形成および加熱処理を行った。
得られたゴム積層金属板は、凹部の両面のいずれにも金
属部分の露出がみられず、均一な加硫ゴム層が形成され
ていた。
打抜き、円形凹部を設けた後、接着剤塗布、未加硫ゴム
層の形成、粘着防止層の形成および加熱処理を行った。
得られたゴム積層金属板は、凹部の両面のいずれにも金
属部分の露出がみられず、均一な加硫ゴム層が形成され
ていた。
Claims (19)
- 【請求項1】 複合型クロメート処理剤で表面処理され
た金属板の片面または両面に、フェノール樹脂を含有す
る接着剤を介して、水素化ニトリルゴム100重量部当り
けい酸、けい酸カルシウムおよび炭酸カルシウムの少く
とも一種を40〜300重量部含有する水素化ニトリルゴム
コンパウンドのイオウ加硫物層を積層してなるゴム積層
金属板。 - 【請求項2】 フェノール樹脂を含有する接着剤とし
て、ノボラック型フェノール樹脂およびレゾール型フェ
ノール樹脂を含有する接着剤が用いられた請求項1記載
のゴム積層金属板。 - 【請求項3】 更にビスフェノールA型エポキシ樹脂が
添加された接着剤が用いられた請求項1または2記載の
ゴム積層金属板。 - 【請求項4】 更にけい酸、けい酸カルシウムおよび炭
酸カルシウムの少くとも一種およびイオウまたはイオウ
供与性化合物を含有する水素化ニトリルゴムコンパウン
ドが添加された接着剤が用いられた請求項1、2または
3記載のゴム積層金属板。 - 【請求項5】 更に25℃において500〜50000cpの粘度を
有する可塑剤が水素化ニトリルゴム100重量部当り2〜50
重量部添加された水素化ニトリルゴムコンパウンドが用
いられた請求項1または4記載のゴム積層金属板。 - 【請求項6】 複合型クロメート処理剤で表面処理され
た金属板の片面または両面に、フェノール樹脂を含有す
る接着剤を介して、ニトリルゴム100重量部当りけい
酸、けい酸カルシウムおよび炭酸カルシウムの少くとも
一種40〜300重量部並びに25℃において500〜50000cpの
粘度を有する可塑剤2〜50重量部を含有するニトリルゴ
ムコンパウンドのイオウ加硫物層を積層してなるゴム積
層金属板。 - 【請求項7】 フェノール樹脂を含有する接着剤とし
て、ノボラック型フェノール樹脂およびレゾール型フェ
ノール樹脂を含有する接着剤が用いられた請求項6記載
のゴム積層金属板。 - 【請求項8】 更にビスフェノールA型エポキシ樹脂が
添加された接着剤が用いられた請求項6または7記載の
ゴム積層金属板。 - 【請求項9】 更にけい酸、けい酸カルシウムおよび炭
酸カルシウムの少くとも一種およびイオウまたはイオウ
供与性化合物を含有するニトリルゴムコンパウンドが添
加された接着剤が用いられた請求項6、7または8記載
のゴム積層金属板。 - 【請求項10】 ガスケット用材料として用いられる請
求項1、5または6記載のゴム積層金属板。 - 【請求項11】 複合型クロメート処理剤で表面処理さ
れ、所定形状に打抜かれた金属板の片面または両面に、
フェノール樹脂系の接着剤を介して、けい酸、けい酸カ
ルシウムおよび炭酸カルシウムの少くとも一種およびイ
オウまたはイオウ供与性化合物を含有する水素化ニトリ
ルゴムコンパウンドの溶液を塗布した後、加熱空気を用
いて加硫することを特徴とするゴム積層金属板の製造
法。 - 【請求項12】 フェノール樹脂を含有する接着剤とし
て、ノボラック型フェノール樹脂およびレゾール型フェ
ノール樹脂を含有する接着剤が用いられる請求項11記
載のゴム積層金属板の製造法。 - 【請求項13】 更にビスフェノールA型エポキシ樹脂
が添加された接着剤が用いられる請求項11または12
記載のゴム積層金属板の製造法。 - 【請求項14】 更にけい酸、けい酸カルシウムおよび
炭酸カルシウムの少くとも一種およびイオウまたはイオ
ウ供与性化合物を含有する水素化ニトリルゴムコンパウ
ンドが添加された接着剤が用いられる請求項11記載の
ゴム積層金属板の製造法。 - 【請求項15】 更に25℃において500〜50000cpsの粘
度を有する可塑剤が添加された水素化ニトリルゴムコン
パウンドが用いられる請求項11または14記載のゴム
積層金属板の製造法。 - 【請求項16】 複合型クロメート処理剤で表面処理さ
れ、所定形状に打抜かれた金属板の片面または両面に、
フェノール樹脂系の接着剤を介して、けい酸、けい酸カ
ルシウムおよび炭酸カルシウムの少くとも一種、イオウ
またはイオウ供与性化合物および25℃において500〜500
00cpsの粘度を有する可塑剤を含有するニトリルゴムコ
ンパウンドの溶液を塗布した後、加熱空気を用いて加硫
することを特徴とするゴム積層金属板の製造法。 - 【請求項17】 更にビスフェノールA型エポキシ樹脂
が添加された接着剤が用いられる請求項16記載のゴム
積層金属板の製造法。 - 【請求項18】 更にけい酸、けい酸カルシウムおよび
炭酸カルシウムの少くとも一種、イオウまたはイオウ供
与性化合物および25℃において500〜50000cpsの粘度を
有する可塑剤を含有するニトリルゴムコンパウンドが添
加された接着剤が用いられる請求項16記載のゴム積層
金属板の製造法。 - 【請求項19】 所定形状に打抜かれた金属板がガスケ
ット用形状の金属板である請求項11または16記載の
ゴム積層金属板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11231056A JP2000141538A (ja) | 1998-09-04 | 1999-08-18 | ゴム積層金属板およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-250529 | 1998-09-04 | ||
JP25052998 | 1998-09-04 | ||
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Publications (1)
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