JP2000141516A - ハニカムサンドイッチパネル及びその製造方法 - Google Patents

ハニカムサンドイッチパネル及びその製造方法

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JP2000141516A
JP2000141516A JP10328182A JP32818298A JP2000141516A JP 2000141516 A JP2000141516 A JP 2000141516A JP 10328182 A JP10328182 A JP 10328182A JP 32818298 A JP32818298 A JP 32818298A JP 2000141516 A JP2000141516 A JP 2000141516A
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Japan
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melt adhesive
hot melt
reactive hot
adhesive
honeycomb core
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JP10328182A
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English (en)
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Motohiro Yagi
元裕 八木
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗工容易であり、接着剤塗布後の搬送作業性
及び重ね合わせ作業性に優れており、加熱プレス温度の
低温化及び短時間化を図ることができ、接着後、耐熱性
発現までの時間が環境により変化し難く、接着剤塗布後
の塗り置き時間を長くすることができ、耐熱性及び耐久
性に優れたハニカムサンドイッチパネルを提供すること
ができる。 【解決手段】 ハニカムコアを芯材とし、その両面に表
面板を接着してなるサンドイッチパネルであって、接着
剤が、カチオン重合性化合物及び活性エネルギー線の照
射によりカチオン重合性化合物を硬化させるための有効
量のカチオン重合開始剤を必須成分として含み、常温で
は非粘着性の反応性ホットメルト接着剤である、ハニカ
ムサンドイッチパネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハニカムコアを芯
材とするハニカムサンドイッチパネル及びその製造方法
に関し、より詳細には、光硬化型の反応性ホットメルト
接着剤を用いることにより、製造に際しての作業性が良
好であり、優れた耐熱性及び耐久性を示すハニカムサン
ドイッチパネル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハニカムサンドイッチパネルは、ハニカ
ムコアを芯材とし、その両面に表面板を接着した構造を
有する。ハニカムサンドイッチパネルは軽量であり、強
度、断熱性及び防音性に優れているため、室内外の間仕
切りやドアなどの建具、家具、黒板及び事務用機器のハ
ウジング等に多用されている。
【0003】ハニカムコアは、紙、プラスチックシート
または金属箔からなるシート状の形状を有し、該ハニカ
ムコアの面方向と直交する方向に延びる多数の貫通孔が
連ねられた形状を有する。この貫通孔の形状は、いわゆ
るハニカム状と称されている六角形の他、様々な形状と
されている。
【0004】上記ハニカムコアの両面に接着される表面
板としては、金属板、プラスチック板または木質板など
が用いられている。ハニカムコアに表面板を接着するに
際しては、ハニカムコア及び/または表面板に接着剤を
塗工し、ハニカムコアの両面に表面板を接着する。
【0005】ところで、上記接着剤としては、従来、ク
ロロプレン系接着剤などの溶剤型接着剤が一般的に用い
られていた。しかしながら、溶剤型接着剤では、溶剤に
よる環境汚染が生じたり、火災が発生したりするおそれ
があった。
【0006】上記のような問題を解消するものとして、
エチレン−酢酸ビニル共重合体やスチレン−ブタジエン
−スチレン共重合体(SBS)を主成分とするホットメ
ルト接着剤が知られている。
【0007】しかしながら、上記のようなホットメルト
接着剤では、塗工し、接着する際に140〜200℃程
度のかなり高温に接着剤を加熱し、溶融しなければなら
なかった。
【0008】他方、ハニカムサンドイッチパネルに用い
られる上記接着剤の耐熱性は、ハニカムコアや表面パネ
ルの耐熱性と同等か、それ以上の耐熱性を有することが
求められる。すなわち、接着剤の耐熱性がハニカムコア
や表面板より劣る場合には、サンドイッチパネルの耐熱
性が接着剤に依存することになる。従って、上記接着剤
については、ハニカムコアや表面板の材質破壊が生じる
温度に耐え得る耐熱性を有するものであることが求めら
れる。
【0009】ところが、上記ホットメルト接着剤は熱可
塑性であるため、60〜80℃程度の温度で接着強度が
急激に低下する。従って、例えば紙よりなるハニカムコ
アを有するサンドイッチパネルに用いた場合、60〜8
0℃程度の温度に加熱されると、ハニカムコアの材質破
壊が生じないにも係わらず、接着強度が急激に低下し、
サンドイッチパネル自体の耐熱性が著しく損なわれる。
【0010】また、無溶剤型であり、耐熱性及び耐久性
に優れた接着剤として、常温で液状の1液型ウレタン系
接着剤、2液型ウレタン系接着剤及びエポキシ系接着剤
などの各種湿気硬化型接着剤や熱硬化性接着剤も存在す
る。しかしながら、これらの接着剤は常温で液状である
ため、塗布設備自体は溶剤型接着剤の場合と同様に安価
であるが、ハニカムサンドイッチパネルの製造に用いた
場合、塗布後の取り扱い性が十分でないという問題があ
った。すなわち、ハニカムコアの両面に接着剤を塗布し
た場合、下面側の接着剤が作業台上に付着し、その清掃
に長時間を要していた。
【0011】また、上記ハニカムサンドイッチパネルの
製造に際しては、通常、ピン状の支持具によりハニカム
コアが把持され、次工程の表面板との重ね合わせ作業場
所まで搬送されている。ところが、このピン状の支持具
による把持状態が不安定であるため、搬送中にハニカム
コアが落下したり、振動したりし、重ね合わせの位置精
度は必ずしも十分ではなかった。従って、ハニカムコア
を表面板に重ね合わせた後、その位置を修正する作業を
必要とする場合が多い。ところが、上述したような液状
の接着剤を用いた場合、接着剤がべたつくため、位置修
正作業が非常に困難であり、かつ長時間を要する。
【0012】さらに、熱硬化性接着剤を用いた場合に
は、接着剤を短時間で硬化させるために、ハニカムコア
に表面板を積層し、加熱プレスする方法が用いられてい
る。しかしながら、通常、4〜5分間で硬化を完了させ
るには、100℃以上の高温に加熱する必要があり、1
〜2分間で硬化を完了するには140℃以上のさらに高
温に加熱する必要がある。
【0013】ところが、上記のような高温で加熱プレス
すると、必然的に冷却時間が長くなる。加えて、表面板
の表面が軟化し、表面板の表面に形成されているエンボ
スなどの凹凸模様が消失したり、光沢が変化したりする
という問題もあった。
【0014】そのため、表面板がプラスチック板や塗装
金属板、特に塩化ビニル鋼板の場合には、加熱プレスは
100℃以下の低温で行わねばならず、硬化に長時間を
必要とし、作業効率が低下しがちであった。
【0015】上記のような問題を解決するために、従
来、種々の試みが成されている。例えば、特開平2−2
58243号公報には、湿気硬化型ウレタン系ホットメ
ルト接着剤を用いたハニカムサンドイッチパネルの製造
方法が開示されている。
【0016】しかしながら、湿気硬化型ウレタン系ホッ
トメルト接着剤では、空気中の湿気によりウレタンプレ
ポリマーの化学的架橋が進行するため、溶融塗工に際し
湿気を遮断する必要があり、特殊な溶融塗工設備を用い
る必要があった。
【0017】また、接着してから耐熱接着性が発現する
までの時間が、季節や天候により大きく変化し、作業管
理が煩雑であるという問題もあった。さらに、湿気硬化
型ウレタン系ホットメルト接着剤を塗布した後、加熱プ
レスまでの塗り置き時間を長くすると、例えば塗り置き
時間を1日以上に設定すると、接着前に化学的架橋が進
行し、加熱プレスを行ったとしてもハニカムコアに表面
板を接着することができなくなることがあった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来技術の欠点を解消し、ハニカムコアに表面板を
接着するに際し、特殊な塗工設備を必要とすることな
く、接着剤を容易に塗工することができ、塗布後の塗り
置き時間の延長を図ることができ、ハニカムコアと表面
板との重ね合わせに際しての作業性を高めることがで
き、加熱プレス温度の低温化・短時間化を図ることがで
きると共に、耐熱性及び耐久性に優れたハニカムサンド
イッチパネル及びその製造方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係るハニカムサ
ンドイッチパネルでは、ハニカムコアからなる芯材の両
面に表面板が接着剤を用いて接着されており、該接着剤
として、カチオン重合性化合物及び活性エネルギー線の
照射によりカチオン重合性化合物を硬化させるための有
効量のカチオン重合開始剤を必須成分とし、常温では非
粘着性の反応性ホットメルト接着剤が用いられているこ
とを特徴とする。
【0020】本発明に係るハニカムサンドイッチパネル
の製造方法は、ハニカムコアからなる芯材の両面に表面
板が接着剤を用いて接着されているサンドイッチパネル
の製造に際し、カチオン重合性化合物及び活性エネルギ
ー線の照射によりカチオン重合性化合物を硬化させるた
めの有効量のカチオン重合開始剤を必須成分とし、常温
では非粘着性の反応性ホットメルト接着剤を、ハニカム
コア及び/または表面板に塗工し、塗工された反応性ホ
ットメルト接着剤に活性エネルギー線を照射した後に、
加熱プレスすることによりハニカムコアに表面板を接着
することを特徴とする。
【0021】本発明に係るハニカムサンドイッチパネル
の製造方法では、好ましくは、上記反応性ホットメルト
接着剤は、80〜140℃の塗工温度で塗工され、かつ
反応性ホットメルト接着剤の塗工面がハニカムコアの両
面とされており、さらに前記加熱プレスが40〜100
℃の温度で行われることを特徴とする。
【0022】以下、本発明の詳細を説明する。本発明に
おいて用いられる上記カチオン重合性化合物について
は、カチオン重合により高分子量化し得る部分を有する
任意の有機化合物をいうものとし、特に限定されるもの
ではない。
【0023】上記カチオン重合性化合物の構造は、脂肪
族、脂環族、芳香族等のいずれの構造であっても良く、
特に限定されるものではない。また、その形態は、モノ
マー状、オリゴマー状、ポリマー状等のいずれの形態で
あっても良く、特に限定されるものではない。
【0024】上記カチオン重合性化合物の形状は、常温
において、液状、半固形状、固形状等のいずれの形状で
あってもよいが、環球式測定法による軟化点が40〜2
00℃であるものが好ましい。
【0025】カチオン重合性化合物の上記軟化点が40
℃未満であると、得られる反応性ホットメルト接着剤が
常温で粘着性となることがあり、逆にカチオン重合性化
合物の上記軟化点が200℃を超えると、得られる反応
性ホットメルト接着剤の溶融粘度が高くなり過ぎて、ハ
ニカムコアや表面板への塗工が困難となることがあり、
塗工性を向上させるために溶融塗工温度を上げると、反
応性ホットメルト接着剤が熱劣化を起こし易くなること
がある。
【0026】また、上記カチオン重合性化合物は、沸点
が200℃以上であるものが好ましい。沸点が200℃
未満であると、得られる反応性ホットメルト接着剤を加
熱溶融する時に揮発してしまう恐れがある。
【0027】また、上記カチオン重合性化合物は、結晶
性を有していてもよいし、結晶性を有していなくてもよ
いが、得られる反応性ホットメルト接着剤を溶融塗工し
た後のタックフリータイムを短くしたり、ハニカムコア
と表面板とを接着した後の初期強度の発現を速くしたい
場合には、40℃以上の融点を有する結晶性のカチオン
重合性化合物を用いることが好ましい。ここで結晶性と
は、示差走査熱量計(DSC)による測定で結晶融点を
示すものをいう。さらに、常温で硬化し得る反応性ホッ
トメルト接着剤を得たい場合には、カチオン重合性化合
物のガラス転移温度は20℃以下であることが好まし
い。
【0028】上記カチオン重合性化合物としては、特に
限定されるものではないが、例えば、エポキシ化合物、
オキセタン化合物、オキソラン化合物などのような環状
エーテル化合物、環状エステル化合物、ビニルエーテル
化合物、プロペニルエーテル化合物などを挙げることが
でき、これらを好適に用いることができる。
【0029】上記カチオン重合性化合物は単独で用いら
れてもよく、2種以上併用されてもよい。上記カチオン
重合性化合物としては、エポキシ化合物が好適に用いら
れる。エポキシ化合物を用いることにより、最終的に得
られるハニカムサンドイッチパネルにおけるハニカムコ
アと表面板との接着強度、並びにパネルの耐熱性や耐久
性などの諸物性を効果的に高めることが可能となる。
【0030】エポキシ化合物とは、カチオン重合によっ
て重合可能な少なくとも1個のオキシラン環を有する有
機化合物をいう。上記エポキシ化合物中のエポキシ基の
数は、1分子当たり1個以上であることが好ましく、1
分子当たり2個以上であることがより好ましい。ここで
1分子当たりのエポキシ基の数は、エポキシ化合物中の
エポキシ基の総数をエポキシ化合物中の分子の総数で除
算して求められる。
【0031】さらに、上記エポキシ化合物がポリマーの
場合には、その重量平均分子量は50〜100000程
度のものであることが好ましく、また、常温で硬化し得
る反応性ホットメルト接着剤を得たい場合には、エポキ
シ化合物のガラス転移温度は20℃以下であることが好
ましい。
【0032】上記エポキシ化合物としては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキ
シ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂、フェノール
ノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エ
ポキシ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂、トリスフェ
ノールメタントリグリシジルエーテル等のような芳香族
エポキシ樹脂並びにこれらの水添化物や臭素化物;3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ
シクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エポキシ−
2−メチルシクロヘキシルメチル3,4−エポキシ−2
−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、ビス(3,
4−エポキシシクロヘキシル)アジペート、ビス(3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、ビス
(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチ
ル)アジペート、2−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル−5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサ
ノン−メタ−ジオキサン、ビス(2,3−エポキシシク
ロペンチル)エーテル、商品名「EHPE−3150」
(軟化点71℃、ダイセル化学工業社製)等のような脂
環式エポキシ樹脂;1,4−ブタンジオールのジグリシ
ジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールのジグリシジ
ルエーテル、グリセリンのトリグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパンのトリグリシジルエーテル、ポリ
エチレングリコールのジグリシジルエーテル、ポリプロ
ピレングリコールのジグリシジルエーテル、炭素数が2
〜9個(好ましくは2〜4個)のアルキレン基を含むポ
リオキシアルキレングリコールやポリテトラメチレンエ
ーテルグリコール等を含む長鎖ポリオールのポリグリシ
ジルエーテル等のような脂肪族エポキシ樹脂;フタル酸
ジグリシジルエステル、テトラヒドロフタル酸ジグリシ
ジルエステル、ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエス
テル、ジグリシジル−p−オキシ安息香酸、サリチル酸
のグリシジルエーテル−グリシジルエステル、ダイマー
酸グリシジルエステル等のようなグリシジルエステル型
エポキシ樹脂並びにこれらの水添化物;トリグリシジル
イソシアヌレート、環状アルキレン尿素のN,N′−ジ
グリシジル誘導体、p−アミノフェノールのN,N,O
−トリグリシジル誘導体、m−アミノフェノールのN,
N,O−トリグリシジル誘導体等のようなグリシジルア
ミン型エポキシ樹脂並びにこれらの水添化物;グリシジ
ル(メタ)アクリレートと、エチレン、酢酸ビニル、
(メタ)アクリル酸エステル等のラジカル重合性モノマ
ーとの共重合体;エポキシ化ポリブタジエン、エポキシ
化SBS等のような、共役ジエン化合物を主体とする重
合体またはその部分水添物の重合体の不飽和炭素の二重
結合をエポキシ化したもの;上記各種エポキシ化合物の
構造中にウレタン結合やポリカプロラクトン結合を導入
したウレタン変性エポキシ樹脂やポリカプロラクトン変
性エポキシ樹脂;上記各種エポキシ化合物にNBR、C
TBN、ポリブタジエン、アクリルゴム等のゴム成分を
含有させたゴム変性エポキシ樹脂等、従来公知の各種エ
ポキシ化合物が挙げられ、好適に用いられる。
【0033】上記エポキシ化合物は、単独で用いられて
もよいし、2種類以上が併用されてもよい。上記エポキ
シ化合物のなかでも、例えば2個以上の芳香族核を有す
る多価フェノールのポリグリシジルエーテル並びにその
水添化物や臭素化物のような芳香族エポキシ樹脂類、す
なわちこれらのような芳香族エポキシ樹脂変性物が特に
好適に用いられる。このようなエポキシ化合物を用いる
ことにより、得られるハニカムサンドイッチパネルに特
に優れた耐熱性や耐久性等の諸物性を付与することが可
能となる。
【0034】上記反応性ホットメルト接着剤に必須成分
として含まれるカチオン重合開始剤としては、反応性ホ
ットメルト接着剤をカチオン重合により硬化させるため
のカチオンを活性エネルギー線の照射により生成し得る
ものであればよく、特に限定されるものではない。好ま
しくは、上記カチオン重合開始剤としては、芳香族ヨー
ドニウム錯塩、芳香族スルホニウム錯塩、メタロセン
塩、ジアゾニウム塩、アリールシラノール・アルミニウ
ム錯体などが挙げられる。
【0035】上記カチオン重合開始剤は単独で用いられ
てもよく、2種以上併用されてもよい。上記カチオン重
合開始剤を含有させることにより、反応性ホットメルト
接着剤は、200〜600nmの波長の光を含む活性エ
ネルギー線の照射により速やかに硬化が進行するものと
なり、かつ反応性ホットメルト接着剤を保存する際の貯
蔵安定性や反応性ホットメルト接着剤を製造したり加熱
溶融塗工したりする際の加熱時安定性等が高められる。
【0036】上記カチオン重合開始剤として有効な芳香
族ヨードニウム錯塩、芳香族スルホニウム錯塩及びメタ
ロセン塩は、例えば、米国特許第4256828号公
報、米国特許第5089536号公報、特開平6−30
6346号公報などに開示されている。より具体的に
は、例えば、芳香族スルホニウム塩である、ユニオンカ
ーバイド社製、商品名、UVI−6990を例示するこ
とができる。
【0037】上記カチオン重合開始剤のうち、芳香族ヨ
ードニウム錯塩と芳香族スルホニウム錯塩は、紫外領域
以外の光ではカチオンを生成しないが、芳香族アミンや
着色芳香族多環式炭化水素などの公知の増感剤を併用す
ることにより、近紫外領域や可視領域の光でもカチオン
を生成させる。またメタロセン塩を用いる場合には、タ
ーシャリーアルコールのオキサレートエステルのような
反応促進剤を併用してもよい。
【0038】カチオン重合開始剤の有効な配合量は、活
性エネルギー線の種類や強度、カチオン重合性化合物の
種類や、カチオン重合開始剤の種類等によって異なり、
特に限定されるものではないが、一般的には、カチオン
重合性化合物100重量部に対し、カチオン重合開始剤
0.01〜10重量部であることが好ましく、0.1〜
10重量部であることがより好ましい。
【0039】カチオン重合開始剤の配合量が0.01重
量部未満であると、反応性ホットメルト接着剤に活性エ
ネルギー線を照射しても硬化が十分に進行しないことが
あり、逆にカチオン重合開始剤の添加量が10重量部を
超えると、活性エネルギー線を照射された反応性ホット
メルト接着剤の硬化が速くなり過ぎて、タックフリータ
イムが短くなり過ぎ、ハニカムコアと表面板とを貼り合
わせるのが困難となることがあり、さらに、パネルの耐
熱性や耐久性が低下することがある。
【0040】本発明で用いられる反応性ホットメルト接
着剤には、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に
応じて、活性エネルギー線を照射された後の硬化の進行
を遅延させたり、溶融粘度を低下させるための脂肪族ヒ
ドロキシル化合物、ホットメルト接着剤としての形状を
付与するための熱可塑性樹脂、各種ハニカムコアや表面
板に対する接着強度を向上させるための密着性向上剤、
接着強度の向上や溶融粘度の調整あるいは増量による低
コスト化等のための充填材、補強材、軟化剤、可塑剤、
粘度調整剤、揺変剤、安定剤、酸化防止剤、着色剤、脱
水剤、難燃剤、帯電防止剤、発泡剤、防黴剤等の各種添
加剤の1種もしくは2種以上が含有されていてもよい。
【0041】上記脂肪族ヒドロキシル化合物としては、
特に限定されるものではないが、例えば、ポリヒドロキ
シアルカン、アルキレングリコール、炭素数が2〜9個
(好ましくは2〜4個)のアルキレン基を含むポリオキ
シアルキレングリコールやポリテトラメチレンエーテル
グリコール等を含む長鎖ポリオール、ヒドロキシル基末
端ポリアルカジエン、ヒドロキシル基末端ポリエステ
ル、ヒドロキシル基末端ポリカプロラクトン、ヒドロキ
シル基末端ポリカーボネート、アクリルポリオール、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体の(部分)鹸化物、ポリビ
ニルアルコール、ひまし油、ケトン樹脂、キシレン樹
脂、並びに、これらの脂肪族ヒドロキシル化合物の共重
合体や変性物等が挙げられ、これらの1種もしくは2種
以上が好適に用いられる。
【0042】上記ヒドロキシル化合物の配合量は、特に
限定されるものではないが、反応性ホットメルト接着剤
中のカチオン重合性基の数に対する脂肪族ヒドロキシル
基の数の比が0.01/1〜10/1となるような量で
あることが好ましく、0.1/1〜3/1となるような
量であることがより好ましい。上記カチオン重合性基の
数に対する脂肪族ヒドロキシル基の数の比が10/1を
超えると、得られるハニカムサンドイッチパネルの耐熱
性が不十分となることがある。
【0043】熱可塑性樹脂としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体
のようなポリオレフィン系樹脂;スチレン−ブタジエン
−スチレンブロック共重合体のようなブロックポリマ
ー;アクリル系共重合体;ポリエステル;ポリカプロラ
クトン;ポリカーボネート;ロジン系樹脂、テルペン系
樹脂、スチレン系樹脂、石油系樹脂等のような粘着付与
樹脂;ワックス類等、ホットメルト接着剤用として一般
的に用いられている各種熱可塑性樹脂が挙げられ、これ
らの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0044】また、上記熱可塑性樹脂は、環球式測定法
による軟化点が40〜200℃であるものが好ましい。
軟化点が40℃未満であると、反応性ホットメルト接着
剤が常温で粘着性となることがあり、軟化点が200℃
を超えると、得られる反応性ホットメルト接着剤の溶融
粘度が高くなりすぎ、ハニカムコアと表面板への塗工が
困難となることがあり、塗工性を高めるべく溶融塗工温
度を上げると、反応性ホットメルト接着剤が熱劣化を起
こし易くなることがある。
【0045】また、上記熱可塑性樹脂は、結晶性を有し
ていてもよく、結晶性を有していなくともよいが、得ら
れる反応性ホットメルト接着剤を溶融塗工した後のタッ
クフリータイムを短くしたり、ハニカムコアと表面板と
を接着した後の初期強度の発現を速くしたい場合には、
DSCで測定した融点が40℃以上である結晶性の熱可
塑性樹脂を用いることが好ましい。
【0046】上記熱可塑性樹脂の重量平均分子量は20
0〜100000程度のものであることが好ましく、ま
た、常温で硬化し得る反応性ホットメルト接着剤を得た
い場合には、熱可塑性樹脂のガラス転移温度は20℃以
下であることが好ましい。
【0047】密着性向上剤としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、γ−クロロプロピルトリメトキ
シシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(ア
ミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、N−β
−(アミノエチル)−β−アミノプロピルメチルジメト
キシシラン等のようなシランカップリング剤;イソプロ
ピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルト
リデシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピル
トリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、
テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チ
タネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファ
イト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメ
チル−1−ブチル)ビス(ジ−トリデシル)ホスファイ
トチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)
オキシアセテートチタネート、トリス(ジオクチルパイ
ロホスフェート)エチレンチタネート等のようなチタン
カップリング剤;各種アルミニウムカップリング剤等、
従来公知の各種密着性向上剤が挙げられ、これらの1種
もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0048】充填材としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
クレー、タルク、アスベスト等のような無機充填材;レ
ーヨン、アクリル繊維、ナイロン繊維、ガラス繊維、炭
素繊維等のような繊維;ガラスバルーン、シラスバルー
ン等のような中空状充填材;尿素メラミン樹脂粉末、ア
クリル樹脂粉末、フェノール樹脂粉末等のような合成樹
脂粉末;木粉、果実穀粉等のような天然物粉末並びにこ
れらの表面処理物等、従来公知の各種充填材が挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
【0049】反応性ホットメルト接着剤に含有される上
述の各種成分は、他の成分と均一に相溶するものである
ことが好ましく、加熱溶融塗工時や貯蔵時にエポキシ基
のようなカチオン重合性基との反応を起こし得るよう
な、例えば芳香族ヒドロキシル基や(無水)カルボキシ
ル基等のような官能基を有さないものであることが好ま
しい。
【0050】また、上記各種成分は、加熱溶融塗工時や
活性エネルギー線照射時に分解や揮発を起こさないもの
であることが好ましく、硬化開始に必要な活性エネルギ
ー線を十分に透過し得るものであることが好ましい。
【0051】さらに、上記各種成分は、カチオン重合の
進行を過度に抑制して反応性ホットメルト接着剤の硬化
を阻害するような、例えばアミノ基等のような官能基を
有さないものであることが好ましい。
【0052】上記各成分を含む本発明に係るハニカムサ
ンドイッチパネルに用いられる反応性ホットメルト接着
剤は、常温で非粘着性であることが必要である。ここ
で、常温で非粘着性とは、反応性ホットメルト接着剤を
溶融塗工した後、常温にまで冷却された時点で、固形で
ありかつ粘着性をもたない状態、つまり、反応性ホット
メルト接着剤の表面に何等かの物体が接触したときにそ
の物体を反応性ホットメルト接着剤から引き離すための
力を必要としない状態であることを意味する。
【0053】この非粘着性は、反応性ホットメルト接着
剤組成物の融点を40℃以上にする、あるいは反応性ホ
ットメルト接着剤組成物のガラス転移温度を40℃以上
にする、などの方法により達成できる。
【0054】反応性ホットメルト接着剤組成物の融点を
40℃以上にする方法としては、40℃以上の融点を有
する結晶性のカチオン重合性化合物を用いる方法や、4
0℃以上の融点を有する結晶性の熱可塑性樹脂をさらに
添加する方法などがある。
【0055】また反応性ホットメルト接着剤組成物のガ
ラス転移温度を40℃以上にする方法としては、40℃
以上のガラス転移温度を有するカチオン重合性化合物を
用いる方法や、40℃以上のガラス転移温度を有する熱
可塑性樹脂をさらに添加する方法などがある。常温で粘
着性を有すると、ハニカムコアに表面板を接着するに際
し、反応性ホットメルト接着剤をハニカムコア及び/ま
たは表面板に溶融塗工した後に行われる搬送及び重ね合
わせ作業が接着剤のべたつきにより煩雑となる。
【0056】また上記各成分を含む本発明に係わるハニ
カムサンドイッチパネルに用いられる反応性ホットメル
ト接着剤は、環球式測定法による軟化点が120℃以下
であるものが好ましく、80〜140℃における粘度が
1000〜10万cpsであるものが好ましい。
【0057】軟化点が120℃を超えたり、140℃に
おける粘度が10万cpsを超えると、80〜140℃
で溶融塗工することが極めて困難になる。また80℃に
おける粘度が1000cpsより小さいと、80〜14
0℃で塗工するときに反応性ホットメルト接着剤が不要
部分にタレ落ちることがある。
【0058】また上記各成分を含む本発明に係わるハニ
カムサンドイッチパネルに用いられる反応性ホットメル
ト接着剤は、80〜140℃の温度で50時間以上溶融
されていてもゲル化が起こらないことが好ましい。80
〜140℃の温度で50時間までにゲル化が起こると、
反応性ホットメルト接着剤の溶融塗工の作業が難しくな
ることがある。
【0059】また上記各成分を含む本発明に係わるハニ
カムサンドイッチパネルに用いられる反応性ホットメル
ト接着剤は、溶融塗工してから非粘着性になるまでの固
化時間が10分以内であることが好ましい。固化時間が
10分を超えると、反応性ホットメルト接着剤を塗布さ
れたハニカムコアが搬送可能な状態になるまでに多大な
時間を要し、作業効率が大きく低下する。
【0060】また上記各成分を含む本発明に係わるハニ
カムサンドイッチパネルに用いられる反応性ホットメル
ト接着剤は、活性エネルギー線を照射してから接着がで
きなくなるまでの可使時間が10分以上であることが好
ましい。可使時間が10分より短いと、加熱プレスを行
う前に硬化が進行してしまい、十分な接着強度を得られ
なくなることがある。
【0061】上記反応性ホットメルト接着剤の製造方法
は、特に限定されるものではなく、配合すべき各成分の
所定量を均一に混練し得る限り、如何なる方法を採用し
てもよいが、各成分が溶融し得る適度な加熱条件下で製
造する必要がある。また、製造に際しての各成分の混練
は無溶媒で行っても良く、例えば芳香族炭化水素、酢酸
エステル、ケトン等のような不活性溶媒中で行ってもよ
いが、不活性溶媒中で行った場合には、混練後に減圧及
び/または加熱により不活性溶媒を除去する必要があ
る。具体的には、ダブルヘリカルリボン浴もしくはゲー
ト浴、バタフライミキサー、プラネタリミキサー、三本
ロール、ニーダールーダー型混練機、エクストルーダー
型混練押出機等の1種もしくは2種以上を用いて各成分
の混練を行い得るが、各成分を混練する装置について
は、これらに限定されるものではない。
【0062】上記製造において、各成分の水分含有量が
多いと、得られる反応性ホットメルト接着剤に活性エネ
ルギー線を照射した後の硬化の進行が阻害されることが
あるので、必要に応じて、各成分中の水分を予め除去し
ておくことが好ましい。水分を除去する方法としては、
特に限定されるものではないが、例えば、モレキュラー
シーブ等の混合による脱水、オーブンやヒーター等によ
る加熱脱水、減圧脱水等の方法が挙げられ、いずれも好
適に採用されるが、これらの方法に限定されるものでは
ない。
【0063】また、各成分の混練は、通常、大気圧下で
行えばよいが、水分の混入を特に避けたい場合には、減
圧雰囲気下もしくは窒素ガスのような不活性ガス雰囲気
下で行うことが好ましい。
【0064】さらに、各成分の仕込み順序は、特に限定
されるものではないが、溶融時間を短縮したり、得られ
る反応性ホットメルト接着剤の劣化を防止するために、
溶融し難い成分や溶融時の熱や機械的剪断力により劣化
を受け難いものから順に仕込むことが望ましい。特に、
カチオン重合開始剤は熱により分解もしくは劣化し易い
ので、最後に仕込むことが望ましい。なお、上記製造に
おいては、硬化開始に有効な活性エネルギー線を遮断し
た状態で行うことが必要である。
【0065】上記反応性ホットメルト接着剤の貯蔵方法
は、硬化開始に有効な活性エネルギー線を遮断し得る限
り、特に限定されるものではないが、好ましい貯蔵容器
としては、ペール缶、ブリキ缶、ドラム缶、カートリッ
ジ、離型箱、離型トレー、段ボール容器、紙袋、プラス
チック製の袋(例えばアルミ箔をサンドイッチした複合
フィルム)等のような硬化開始に有効な活性エネルギー
線に対して不透明な各種容器が挙げられ、好適に用いら
れるが、これらの容器に限定されるものではなく、ま
た、これらの容器の材質についても、活性エネルギー線
を遮断し得る限り、特に限定されるものではない。さら
に、反応性ホットメルト接着剤は、貯蔵されることな
く、製造直後に直ちに使用されても勿論よい。
【0066】上記反応性ホットメルト接着剤を加熱溶融
して塗工する方法としては、特に限定されるものではな
いが、例えば、通常のホットメルトアプリケーターやホ
ットメルトコーター等を用いて、加熱溶融状態にある反
応性ホットメルト接着剤をハニカムコア及び表面板の一
方もしくは両方に塗布する方法、加熱溶融状態にある反
応性ホットメルト接着剤中にハニカムコア及び表面板の
一方もしくは両方を浸漬する方法、ホットメルトエアー
ガンなどを用いて、加熱溶融状態にあるホットメルト接
着剤をハニカムコア及び表面板の一方もしくは両方に噴
霧する方法、押出機などを用いて、加熱溶融状態にある
反応性ホットメルト接着剤をハニカムコア及び表面板の
一方もしくは両方の表面に押出塗工する方法等が挙げら
れ、いずれの方法も好適に採用される。
【0067】さらに、反応性ホットメルト接着剤は、ペ
ールアンローダーやカートリッジディスペンサー等を用
いてホットメルトアプリケーター等の塗布装置へ供給さ
れてもよいし、スティック、ペレット、スラッグ、ブロ
ック、ピロー、ビレット等の各種形状でホットメルトア
プリケーター等の塗布装置へ供給されてもよい。また、
加熱溶融については、反応性ホットメルト接着剤全体を
加熱溶融してもよいし、加熱体の近傍のみで部分的に加
熱溶融してもよい。
【0068】上述したように、反応性ホットメルト接着
剤は、ハニカムコア及び/または表面板に塗布される
が、本発明で用いられる上記反応性ホットメルト接着剤
では、接着剤の使用量が最も少なくて済むハニカムコア
側のみに塗工した場合においても、必要な接着物性を得
ることができる。
【0069】上記反応性ホットメルト接着剤の塗工厚み
は、所望の接着強度が得られる厚みであれば良く、被着
体の種類や塗工方法等によって適宜設定されればよい
が、照射した活性エネルギー線が接着剤層の内部まで十
分に到達し得る厚みであることが好ましい。
【0070】上記いずれの溶融塗工方法を用いる場合で
も、反応性ホットメルト接着剤をハニカムコア及び/ま
たは表面板に塗工した後、これらを貼り合わせる迄の塗
り置き時間を十分に長く設定したい時には、硬化開始に
有効な活性エネルギー線を遮断した状態で溶融塗工を行
い、貼り合わせ直前に活性エネルギー線の照射を行うこ
とが望ましい。また、活性エネルギー線の照射は、塗工
された反応性ホットメルト接着剤が溶融状態にある時に
行ってもよいし、塗工された反応性ホットメルト接着剤
が冷却固化した後に行ってもよい。
【0071】さらに、反応性ホットメルト接着剤を被着
体に塗工した後の塗り置き時間を特に設定する必要がな
い場合や塗工を行った後では活性エネルギー線の照射が
困難な場合には、先に反応性ホットメルト接着剤に活性
エネルギー線を照射し、次いで加熱溶融塗工を行う方
法、加熱溶融状態にある反応性ホットメルト接着剤に活
性エネルギー線を照射した後、塗工を行う方法、加熱溶
融状態にある反応性ホットメルト接着剤を塗工すると同
時に活性エネルギー線を照射する方法等のいずれの方法
を採ってもよい。
【0072】反応性ホットメルト接着剤を硬化させるた
めの活性エネルギー線としては、前記カチオン重合開始
剤からカチオンを生成し得るものであれば良く、特に限
定されるものではない。活性エネルギー線の種類は、カ
チオン重合開始剤の種類に応じて適宜選択されればよい
が、好ましくは紫外線が用いられる。また、好ましく
は、200〜600nmの波長の光を含む活性エネルギ
ー線が用いられ、特に、カチオン重合開始剤として、芳
香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、メタロセ
ン塩を用いる場合には、200〜400nmの波長の光
を含む活性エネルギー線を用いることが望ましい。
【0073】活性エネルギー線の照射源としては、特に
限定されるものではないが、炭素アーク、水銀蒸気アー
ク、蛍光ランプ、アルゴングローランプ、ハロゲンラン
プ、白熱ランプ、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀
灯、フラッシュUVランプ、ディープUVランプ、キセ
ノンランプ、タングステンフィラメントランプ、太陽光
等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適に
用いられる。
【0074】上記活性エネルギー線の照射量は、反応性
ホットメルト接着剤を構成する各成分の種類や量、塗工
厚み、活性エネルギー線の照射源等によっても異なるた
め、一義的には定め得ないが、カチオン重合開始剤から
カチオンを生成するのに有効な波長の照射量を0.00
1〜10J/cm2 の範囲とすることが望ましい。
【0075】上記反応性ホットメルト接着剤が塗工され
た後、活性エネルギー線を照射されたハニカムコア及び
/または表面板は、ローラーコンベアーまたはハンガー
コンベアーなどで重ね合わせ作業場所に搬送され、これ
らが加熱プレスされる。
【0076】加熱プレスの温度は100℃以下で十分で
あり、時間は0.5〜2分で十分である。しかる後、プ
レスされたサンドイッチパネルのそのまま40℃以下に
冷却するか、あるいは他の冷却専用のプレスに移し、冷
却すればよい。
【0077】加熱プレスの段階で十分に加熱を行い、反
応性ホットメルト接着剤の硬化を完了させてしまえば、
冷却することなくハニカムサンドイッチパネル製品を堆
積し、梱包し、運搬したとしても、十分な強度を発現さ
せることができるだけでなく、加熱プレス直後にパネル
としての耐熱性や耐久性を十分に発現させ得る。
【0078】本発明に係るハニカムサンドイッチパネル
の製造方法では、好ましくは、上記反応性ホットメルト
接着剤の塗工温度は80〜140℃とされ、反応性ホッ
トメルト接着剤の塗工面は、ハニカムコアの両面とさ
れ、加熱プレス温度が40〜100℃とされる。すなわ
ち、反応性ホットメルト接着剤の塗工温度を80〜14
0℃とすることにより、反応性ホットメルト接着剤の熱
劣化や作業者の火傷が起こりにくくなり、また耐熱性に
難のある材料からなるハニカムコアや表面板にも塗工を
行うことができると同時に、常温で非粘着性の反応性ホ
ットメルト接着剤の溶融粘度を、容易にハニカムコアや
表面板に塗工することができる程度に十分に小さくする
ことができる。また、反応性ホットメルト接着剤の塗工
面をハニカムコアの両面とすることにより、接着剤塗工
量を少なくすることができ、その場合においても、十分
な耐熱性や耐久性を有するサンドイッチパネルを得るこ
とができる。さらに、加熱プレス温度を40〜100℃
とすることにより、加熱のためのエネルギーコストを小
さくすることができ、また加熱プレス後の冷却時間を短
縮することができると同時に、常温で非粘着性の反応性
ホットメルト接着剤を十分に熱活性することができるの
で容易に接着を行うことができ、さらに紙、プラスチッ
ク板、塗装金属板などの耐熱性に難のある材料からなる
ハニカムコアや表面板を用いたハニカムサンドイッチパ
ネルにも適用することができる。
【0079】なお、本発明に係るハニカムサンドイッチ
パネル及びその製造方法において用いられるハニカムコ
ア及び表面板については、従来より公知のハニカムサン
ドイッチパネルに用いられている材料からなるものを適
宜用いることができ、特に限定されるものではない。例
えば、ハニカムコアを構成する材料としては、紙、プラ
スチックシートまたは金属箔など、任意であり、表面板
についても、金属板、プラスチック板、木質板あるいは
紙などの任意の材料からなるものを用いることができ
る。さらに、ハニカムコアにおける貫通孔の形状は、い
わゆるハニカムと称されている六角形のものに限らず、
八角形などの様々な多角形状であってもよい。
【0080】(作用)本発明に係るハニカムサンドイッ
チパネルでは、ハニカムコアと表面板とを接着する接着
剤として、上記特定の反応性ホットメルト接着剤が用い
られている。この反応性ホットメルト接着剤は、カチオ
ン重合性化合物及び有効量の上記カチオン重合開始剤を
必須成分として含むため、特殊な溶融塗工設備を必要と
せず、接着してから耐熱性発現までの時間が季節や天候
により大きく変化することがない。また、上記反応性ホ
ットメルト接着剤は常温で非粘着性であるため、該接着
剤をハニカムコアや表面板に塗工する時の作業性を高め
得る。すなわち、接着剤が常温でべたつきを有しないた
め、溶融塗工作業の作業性を高め得る。また、接着剤塗
布後、加熱プレスまでの塗り置き時間を長くしたとして
も、確実にハニカムコアと表面板とを接着することがで
きる。
【0081】また、硬化及び硬化後の耐熱性の発現は、
上記カチオン重合反応に基づくため、加熱プレスの段階
で十分に加熱すれば、冷却することなくハニカムサンド
イッチパネル製品を堆積、梱包、運搬したとしても、十
分な強度を発現させ得る。のみならず、加熱プレス直後
にハニカムサンドイッチパネルとしての耐熱性や耐久性
を十分に発現させ得る。
【0082】また、ホットメルト接着剤であるため、塗
布直後から急激に増粘し、流動性を失い、ハニカムコア
表面上に留まる。従って、製造に際し、反応性ホットメ
ルト接着剤が所望でない部分に垂れ落ちたりし難い。ま
た、数秒ないし数分以内に固化し、非粘着性となるた
め、ハニカムコアの片面に反応性ホットメルト接着剤を
溶融塗工した後、わずかな冷却時間を設けるだけで、ハ
ニカムコアを反転させて反対側の面に反応性ホットメル
ト接着剤を連続的に塗布することができる。さらに、塗
布後わずかな時間ピン状の支持具などでハニカムコアを
保持することにより、ハニカムコアの両面に反応性ホッ
トメルト接着剤を同時に塗布することもできる。
【0083】また、上記反応性ホットメルト接着剤に活
性エネルギー線が照射されてカチオン重合性化合物のカ
チオン重合により硬化が進行し、硬化が完了すると、ハ
ニカムコアと表面板とが強固に接合され、後述の実施例
から明らかなように、十分な耐久性及び耐熱性を発現す
る。
【0084】本発明に係るハニカムサンドイッチパネル
の製造方法では、上記と同様に、特定の反応性ホットメ
ルト接着剤を用いてハニカムコアと表面板とを接着する
ため、接着剤の塗工作業が容易であり、かつ耐熱性及び
耐久性に優れた本発明に係るハニカムサンドイッチパネ
ルを得ることができる。特に、反応性ホットメルト接着
剤の塗工温度を80〜140℃とし、反応性ホットメル
ト接着剤の塗工面がハニカムコアの両面とされており、
加熱プレス温度が40〜100℃である場合には、耐熱
性に難のある材料からなるハニカムコアや表面板の接着
も行えるようになり、かつ常温で非粘着性の反応性ホッ
トメルト接着剤の溶融塗工作業とプレス作業を容易に行
えるようになる。
【0085】
【実施例】以下、本発明の非限定的な実施例を説明する
ことにより、本発明をより詳細に説明する。なお、以下
において、「部」は、特に断らない限り重量部を意味す
るものとする。
【0086】(使用材料) 〔エポキシ化合物〕 エポキシ化合物(A):ビスフェーノルA型エポキシ樹
脂、油化シェルエポキシ社製、商品名「エピコート10
07」、軟化点128℃、エポキシ当量1750〜22
00 エポキシ化合物(B):脂環式エポキシ樹脂、ユニオン
カーバイド社製、商品名「ERL−4221」、常温液
状、エポキシ当量137
【0087】〔ポリカーボネート〕 ポリカーボネート(a):大日本インキ化学工業社製、
商品名:ポリライトCD2001、融点46℃、水酸基
価56KOHmg/g ポリカーボネート(b):ダイセル化学工業社製、商品
名:プラクセルCD220PL、常温液状、水酸基価5
6KOHmg/g 〔カチオン重合開始剤〕 ユニオンカーバイド社製、商品名:UVI−6990、
常温液状 〔ウレタン系反応性ホットメルト接着剤〕比較のため
に、積水化学工業社製、ウレタン系反応性ホットメルト
接着剤(商品名:エスダイン9613、湿気反応硬化
型、軟化点68℃)を用意した。
【0088】(実施例1)上記エポキシ化合物(A)6
0部と、ポリカーボネート(a)40部とを加熱オイル
を循環させ得るジャケットを備えたプラネタリーミキサ
ーに投入し、150℃、回転速度30rpmで30分間
混合した。次に、アルミ箔で全体を覆った後、カチオン
重合開始剤1部を投入し、150℃、回転速度30rp
mで10分間混合し、反応性ホットメルト接着剤を得
た。得られた反応性ホットメルト接着剤は、常温では粘
着性を全く示さなかった。
【0089】(実施例2)下記の表1に示すように、エ
ポキシ化合物(A)を60部、ポリカーボネート(b)
を40部用いたことを除いては、実施例1と同様にして
反応性ホットメルト接着剤を得た。得られた反応性ホッ
トメルト接着剤は、常温では粘着性を全く示さなかっ
た。
【0090】(実施例3)下記の表1に示すように、エ
ポキシ化合物として、エポキシ化合物(A)60部と、
エポキシ化合物(B)3部とを併用したことを除いて
は、実施例1と同様にして反応性ホットメルト接着剤を
得た。得られた反応性ホットメルト接着剤は、常温では
粘着性を全く示さなかった。
【0091】(実施例4)下記の表1に示すように、エ
ポキシ化合物として、エポキシ化合物(A)60部と、
エポキシ化合物(B)3部とを併用したこと、並びにポ
リカーボネート(a)に代えて、ポリカーボネート
(b)を用いたことを除いては、実施例1と同様にして
反応性ホットメルト接着剤を得た。得られた反応性ホッ
トメルト接着剤は、常温では粘着性を全く示さなかっ
た。 (比較例1)上記ウレタン系反応性ホットメルト接着剤
を比較例1として用意した。
【0092】(ハニカムサンドイッチパネルの製造)上
記実施例1〜4で得た各反応性ホットメルト接着剤を用
い、以下の要領でハニカムサンドイッチパネルを製造
し、評価した。
【0093】120℃に設定したロールコーターを用
い、反応性ホットメルト接着剤を紙性ハニカムコア(2
5mm×900mm×1800mm、ハニカムを構成し
ている貫通孔の平面形状六角形、)の片面に塗工量5〜
10mg/cm2 となるように塗工した後、30秒後に
反対側の面にも塗工量5〜10mg/cm2 となるよう
に塗工した。上記のようにして両面に反応性ホットメル
ト接着剤が塗工された紙性ハニカムコアを23℃及び相
対湿度60%の暗所で3日間養生した。
【0094】次に、高圧水銀灯(ORK製作所製、商品
名:ジェットライトJL2300)を用い、ハニカムコ
アの両面に365nmの波長の光を照度25mW/cm
2 で30秒間照射した後、予め用意された塗装鋼板の設
定された位置に置き、該ハニカムコア上にもう1枚の塗
装鋼板を重ね合わせ、温度80℃、圧力0.5kg/c
2 及び時間1分の条件で加熱プレスした。加熱プレス
後、直ちに水を通じた冷却プレスを用い、0.5kg/
cm2 、時間1分の条件で冷却した。実施例1〜4で
は、反応性ホットメルト接着剤が非粘着性であるため、
この間のハニカムコアの取り扱いは容易であり、位置合
わせも容易であった。
【0095】上記のようにして得られたハニカムサンド
イッチパネルを、150mm×100mmの寸法に切り
出し、サンプルとした。このサンプルの両面の鋼板を2
0mm剥離し、90度に折り曲げて剥離試験片を作製し
た。この剥離試験片を作製した直後に、折り曲げた鋼板
部分を引張試験機でつかみ、23℃、200mm/分の
速度で剥離し、剥離接着強度を測定した。
【0096】また、上記剥離接着強度を評価した場合と
同様にして作製された剥離試験片を、23℃及び相対湿
度60%の雰囲気下で24時間養生した後、折り曲げた
鋼板部分を引張試験機でつかみ、80℃にて200mm
/分の速度で剥離し、剥離接着強度を測定し、耐熱性を
評価した。
【0097】なお、比較例1については、ウレタン系反
応性ホットメルト接着剤を、実施例1の場合と同じ量と
なるようにハニカムコアの両面に塗布した後、23℃及
び相対湿度60%の暗所で3日間養生したが、養生して
いる間に架橋が進行してしまったため、接着強度は発現
しなかった。上記実施例1〜4及び比較例1における組
成と評価結果を下記の表1にまとめて示す。
【0098】
【表1】
【0099】前述したように、比較例のウレタン系反応
性ホットメルト接着剤では、養生中に湿気硬化が進行
し、上記養生環境の下では、ハニカムコアに表面板とし
ての塗装鋼板を貼り合わせることができなかった。
【0100】これに対して、実施例1〜4では、上記の
ような環境で養生されたとしても、ハニカムサンドイッ
チパネルを製造することが可能であった。しかも、十分
な剥離接着強度及び耐熱性を示すことがわかる。
【0101】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るハニカムサ
ンドイッチパネルでは、ハニカムコアと表面板との接着
が、上記特定の反応性ホットメルト接着剤により果たさ
れているため、耐熱性及び耐久性が効果的に高められ
る。また、本発明に係るハニカムサンドイッチパネル
は、本発明に係るハニカムサンドイッチパネルの製造方
法により得られ、上記特定の反応性ホットメルト接着剤
をハニカムコア及び/または表面板に塗工し、活性エネ
ルギー線を照射してから加熱プレスすることにより得ら
れる。従って、特殊な溶融塗工設備を必要とせず、接着
剤を塗布した後のハニカムコアなどの搬送に際しての作
業性を高めることができ、ハニカムコアと表面板との重
ね合わせ作業を容易に行うことができ、さらに、加熱プ
レス温度の低温化及び短時間化を図ることができる。さ
らに、接着後の耐熱性発現までの時間が、季節や天候に
より変化し難く、加熱プレスまでの塗り置き時間を長く
したとしても接着を行うことができるため、耐熱性及び
耐久性に優れたハニカムサンドイッチハニカムを容易に
かつ安定に量産することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AB03B AB03C AK45G AK53G AT00B AT00C BA03 BA06 BA10B BA10C BA13 CA30 CB02 CB03 CB04 CC00B CC00C DC01A DG10A EC182 EH461 EJ082 EJ202 EJ422 EJ502 EJ521 GB07 GB71 GB90 JB14G JJ03 JL00 JL01 JL03 4J040 EC061 EC071 EC091 EC121 EC171 EC261 EC271 EC281 ED011 EE021 FA061 HB06 HB44 HC14 HD18 HD41 HD43 JB01 JB07 JB08 KA11 LA01 LA08 MB05 NA12 PA30 PA32 PA33

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハニカムコアを芯材とし、その両面に表
    面板を接着剤を用いて接着してなるサンドイッチパネル
    において、 前記接着剤が、カチオン重合性化合物及び活性エネルギ
    ー線の照射によりカチオン重合性化合物を硬化させるた
    めの有効量のカチオン重合開始剤を必須成分とし、常温
    では非粘着性の反応性ホットメルト接着剤であることを
    特徴とするハニカムサンドイッチパネル。
  2. 【請求項2】 ハニカムコアを芯材とし、その両面に表
    面板を接着剤を用いて接着してなるサンドイッチパネル
    の製造方法において、 カチオン重合性化合物及び活性エネルギー線の照射によ
    りカチオン重合性化合物を硬化させるための有効量のカ
    チオン重合開始剤を必須成分とし、常温では非粘着性の
    反応性ホットメルト接着剤を、ハニカムコア及び/また
    は表面板に塗工し、塗工された反応性ホットメルト接着
    剤に活性エネルギー線を照射した後に、加熱プレスする
    ことによりハニカムコアに表面板を接着することを特徴
    とするハニカムサンドイッチパネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記反応性ホットメルト接着剤の塗工に
    際し、80〜140℃の塗工温度で塗工し、かつ前記反
    応性ホットメルト接着剤の塗工面がハニカムコアの両面
    であり、前記加熱プレスを40〜100℃の温度で行う
    ことを特徴とする請求項2に記載のハニカムサンドイッ
    チパネルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005001374A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Northrop Grumman Corp 充填材入りハニカムのエンドギャップ
CN113580596A (zh) * 2021-07-12 2021-11-02 哈尔滨工业大学 一种自动加工胶膜热破的工艺方法

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