JP2000141066A - 接合方法 - Google Patents
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Abstract
を簡単な治具や装置を用いて簡便に接合する接合方法を
提供する。 【解決手段】一対のアルミニウム又はアルミニウム合金
製の部材1a,1bを重ね合わせて重合面Gを形成し、
該重合面Gを貫通するように一方の部材1aの表面から
他方の部材1bに向けて摩擦ピン2を回転しつつ押圧
し、上記一対の部材1a,1bと摩擦ピン2との間に生
じる摩擦熱により両部材1a,1bのアルミニウムを軟
化せしめ且つ撹拌することにより、摩擦ピン2を両部材
1a,1bに植設すると共に両部材1a,1b同士を接
合する接合方法。これによれば、摩擦ピン2が一対のア
ルミニウム製の部材1a,1bを貫通して両部材1a,1
bを摩擦撹拌することにより、両部材1a,1bは固相
状態で流動化し撹拌され、互いに直に接合され、且つ摩
擦ピン2を介して強固に接合することができる。
Description
アルミニウム合金(以下単にアルミニウムと称す)製の部
材に対し、回転しつつ進入する摩擦ピンによって生じる
摩擦熱により前記部材を軟化及び撹拌して、2つの上記
部材同士を摩擦ピンを介して、或いは1つ又は2つの上
記部材を摩擦ピンを介して別の部材と接合する接合方法
に関する。
分で接合する方法として、アーク溶接、又はスポット溶
接が、また、部材の表面にボルトを植設する方法とし
て、スタッド溶接が用いられている。例えば図7(A)に
示すように、2つの部材20,22を重ね合わせて部分
的にアーク溶接を利用して接合する場合、電極Aにより
接合すべき部分にアーク放電を行う。次いで、表面側部
材20から裏面側部材22まで両部材20,22を溶融
した状態でアーク放電を停止することにより、両部材2
0,22に跨る溶融部Mが凝固することにより、両部材
20,22を点部分で接合するものである。このアーク
溶接による場合、表面側部材20から裏面側部材22に
達するまで溶融させる必要があり、溶接の熱影響により
両部材20,22の変形や、溶融による表面形状の荒れ
が生じるため、熟練した専門技術者が必要であった。
うに、表面側部材24と裏面側部材26とを一対の電極
28で挟持し、係る電極28,28間に電流を流す。こ
れにより、両部材24,26の接合面付近において抵抗
発熱を生じ、図7(C)に示すように、両部材24,26
間にナゲットGを形成し、両部材24,26を重ね合わ
せて部分的に接合できる。尚、図中の符号Sは上記電極
28による圧痕を示す。ところで自動車や車両の軽量化
に伴って、各種の部品に対するアルミニウムの適用が検
討されている。しかし、上記スポット溶接は、少なくと
も一方の部材が薄肉である必要があり、接合すべき部材
24,26の厚さが厚肉になると、スポット溶接機によ
っては溶接できず、且つアルミニウムの場合には大電流
を要するため、溶接機にも大型の電源装置を備えること
が必要になる。従って、2つのアルミニウム部材(24,
26)同士を簡便に点接合するには不向きであった。
うに、部材30の表面に該部材30と同じ材質のボルト
32とをチャック34と口金36を介して接触させる。
次に、ボルト32と部材30の間でアークを発生させる
と、図7(E)に示すように、ボルト32の下端と部材3
0内に溶け込み部分Mを形成することにより、スタッド
ボルト32は部材30の表面に垂直に植設される。しか
し、上記アークは部材30に強度低下や変形を招くこと
がある。しかも、部材30をアルミニウム化した場合、
スタッドボルト32にはアルミニウム以外の金属を使用
することができず、接合強度不足となることがあった。
て、異種金属の部材を接合する方法として、摩擦結合方
法(特開平7−47480号公報)が提案されている。こ
の結合方法は、アルミニウム(Al)製の第二の構成部品
に対して、銅(Cu)製の第一の構成部品を回転ししつ進
入させ、両部品間に生じる摩擦熱により両部品の界面付
近を軟化させて結合するものである。しかし、上記第一
の構成部品をどのようにして用いるのかについては、具
体的には何ら開示されていない。
来の技術における問題点を解決し、一対のアルミニウム
製の部材同士を簡単な治具や装置を用いて簡便に接合し
たり、或いは、1つ又は一対のアルミニウム製部材に対
し別の部材を簡単な治具等を用いて簡便にネジ結合可能
とする接合方法を提供することを課題とする。
決するため、アルミニウムと異種材質の摩擦ピンを介し
て一対のアルミニウム製の部材同士を接合したり、或い
は上記摩擦ピンを介してアルミニウム製の部材の表面に
別の部材をネジ結合にて接合することに着想して成され
たものである。
アルミニウム又はアルミニウム合金製の部材を重ね合わ
せて重合面を形成し、該重合面を貫通するように一方の
部材の表面から他方の部材に向けて摩擦ピンを回転しつ
つ押圧し、上記一対の部材と摩擦ピンとの間に生じる摩
擦熱により両部材を軟化せしめ且つ撹拌することによ
り、摩擦ピンを両部材に植設すると共に両部材同士を接
合する、ことを特徴とする。これによれば、摩擦ピンが
一対のアルミニウム製の部材間に跨って両部材を摩擦撹
拌することにより、両部材は固相状態で流動化して撹拌
され、互いに直に接合される。しかも、両部材を例えば
特殊鋼製の摩擦ピンを介して該ピンを中心として簡便且
つ強固に接合することができる。尚、両部材同士が直に
接合されていないか接合不十分であっても、摩擦ピンを
介して強固に接合することができる。
ニウム又はアルミニウム合金製の部材に対し、少なくと
も後端寄りの周面にネジを設けた摩擦ピンを上記部材の
表面から内部に向けて回転しつつ押圧し、上記部材と摩
擦ピンとの間に生じる摩擦熱により上記部材を軟化せし
め且つ撹拌することにより、摩擦ピンを上記部材に植設
すると共に、上記部材の表面から突出する摩擦ピンの上
記ネジを利用して上記部材に別の部材を固定する、こと
を特徴とする。
ってアルミニウム製の部材を固相状態で流動化し撹拌す
ることで、上記部材に摩擦ピンを簡便且つ強固に植設で
き、且つ摩擦ピンの後端寄りに設けたネジを利用して別
の部材を容易に固定することができる。しかも、摩擦ピ
ンがアルミニウム以外の鋼やステンレス鋼等の異種材質
であっても、従来のスタッド溶接のような制限を受け
ず、且つ摩擦ピンの埋設長さも深くすることができるの
で、少ない治具で容易且つ強固に植設できる。尚、上記
別の部材の材質にはアルミニウム製以外のものも含まれ
る。
アルミニウム又はアルミニウム合金製の部材を重ね合わ
せて重合面を形成し、該重合面を貫通するように一方の
部材の表面から他方の部材に向けて、少なくとも後端寄
りの周面にネジを設けた摩擦ピンを回転しつつ押圧し、
上記一対の部材と摩擦ピンとの間に生じる摩擦熱により
両部材を軟化せしめ且つ撹拌することにより、摩擦ピン
を両部材に植設し且つ両部材同士を接合すると共に、上
記一方の部材の表面から突出する摩擦ピンの上記ネジを
利用して上記両部材に別の部材を固定する、ことを特徴
とする。
ウム製の部材を貫通して両部材を固相状態で流動化・撹
拌し直に接合すると共に、両部材も摩擦ピン介して強固
に接合される。しかも、上記部材に摩擦ピンを簡便且つ
強固に植設でき、且つ摩擦ピンの後端寄りに設けたネジ
を利用して別の部材を容易に固定することができる。
尚、両部材同士が直に接合されていないか接合不十分で
あっても、上記摩擦ピンを介して強固に接合することが
できる。また、上記別の部材の材質もアルミニウム製の
ものに限らない。
散点状又は線状の凹凸部を形成している、接合方法も含
まれる。これにより、摩擦ピンと上記部材との間で摩擦
熱を発生し易くし、部材のアルミニウムを固相状態で更
に流動化することができる。更に、前記摩擦ピンが、そ
の周面に凹凸を形成している、接合方法も含まれる。こ
れによっても、摩擦ピンと上記部材との間で摩擦熱を発
生し易くし、該部材のアルミニウムを固相状態で流動化
を促進すると共に、第1又は第3の発明における一対の
部材間に跨るアルミニウムの撹拌を確実にして両部材の
直接接合することができる。しかも、摩擦ピン自体を一
対の部材又は単独の部材と強固に接合することができ
る。
るか又は部分的なネジを形成している、接合方法も含ま
れる。これによれば、ネジにより上記摩擦熱を発生さ
せ、上記部材のアルミニウムを固相状態で流動化して撹
拌し、一対の部材同士の直接接合及び摩擦ピン自体の一
対の部材又は単独の部材との接合を一層強固にできる。
更に、前記摩擦ピンをその周面に形成したネジの回転方
向と逆方向に回転しつつ前記一対の部材又は前記単独の
部材に押圧する、接合方法も含まれる。
た上記部材のアルミニウムをネジに沿って部材の外部に
排出するのを阻止し、流動化した上記アルミニウムに内
圧を加えつつ確実に撹拌できる。従って、係る流動化し
たアルミニウムは、摩擦ピンの周面付近に留まるため、
摩擦ピンのネジ谷内にも進入して固化し摩擦ピンを強固
に固定する。しかも、流動化するアルミニウムの容積も
増えるため、第1又は第3の発明における一対の部材の
接合を更に強固なものにすることができる。
する中空部を有する中空材である、接合方法も含まれ
る。更に、前記摩擦ピンが貫通する前記一対の部材間の
重合面付近において、少なくとも何れかの部材に上記摩
擦ピンの周囲に隙間を形成する凹部を予め設けた、接合
方法も含まれる。加えて、前記摩擦ピンが進入する前記
一対の部材又は前記単独の部材内に、摩擦ピンと同軸で
且つ細径の貫通孔、及び/又は、閉塞穴を予め形成し
た、接合方法も含まれる。
擦ピンによりその容積分に相当するアルミニウムは、そ
の一部が上記中空部、凹部、或いは貫通孔又は閉塞穴に
進入して外部に排出されなくなり、接合後における仕上
げ加工を容易にすることができる。しかも、摩擦ピンの
押込み圧力を減らせると共に、第1又は第3の発明にお
ける一対の部材間の重合面間から流動化したアルミニウ
ムが外部にバリとして流れ出すことも防止できる。
前記単独の部材に植設する際、これらの部材の表面に位
置する上記摩擦ピンに大径部分を形成すると共に、該摩
擦ピンを一対の部材又は単独の部材に植設し終わる直前
に摩擦ピンの回転を停止し、且つ当該摩擦ピンをその先
端面に向けその軸方向に沿って荷重を加えることによ
り、上記大径部分の一部又は全部を一方の部材又は単独
の部材内に埋設した、接合方法も含まれる。これによれ
ば、上記大径部分により前記部材の流動化して固化する
アルミニウムに蓋をした状態で摩擦ピンを押圧するの
で、係る摩擦ピンと前記一対の部材又は単独部材との密
着も確実になる。
な形態を図面と共に説明する。図1は本願における第1
の発明に関し、図1(A)は接合すべき一対のアルミニウ
ム製の部材1a,1bをそれぞれの端縁付近で重合して
重合面Gを設け、且つ図示しない治具で拘束した状態を
示す。上記部材1a,1bには、純Al系(JIS:A10
80,A1100)、Al−Mn系(JIS:A3003)、
Al−Mg系(JIS:A5052,A5457)、Al−M
g−Si系(JIS:A6061)等のアルミニウムからなる
圧延による板材又は押出形材、或いは鋳造用アルミニウ
ムやダイカスト用アルミニウムからなる鋳物又はダイカ
スト材が用いられる。各部材1a,1bの厚さは例えば
3〜18mm程度である。
の重合面Gを貫通するよう一方の部材1bの表面に向け
て直角に摩擦ピン2を回転させつつ接近する。この摩擦
ピン2は、アルミニウムよりも硬質で軟化点の高い特殊
鋼等からなり、その周面に凹凸であるネジ4を有し、且
つ上端に薄肉部6を有する。この薄肉部6は、図示しな
いモータ等の回転軸の一端に固定されたチャックに把持
される。また、摩擦ピン2の直径は約3〜10mmで、
長さは約4〜34mm程度である。係る摩擦ピン2は、
500〜15000rpmの回転速度によりネジ4の回
転方向と逆方向に回転されつつ、その軸方向に沿って1
〜20kNの押込み力(押圧力)を付与されている。
入し、そのネジ4と部材1bのアルミニウムとの間で摩
擦熱を生じ、且つネジ4付近のアルミニウムを固相状態
で軟化して流動化しつつ撹拌する。この際、摩擦ピン2
はネジ4と逆方向に回転されているため、流動化したア
ルミニウムは図示で下向きに押し付けられる。更に、摩
擦ピン2を押込むと、その先端側は重合面Gを貫通し
て、他方の部材1a内に進入し、上記と同じく摩擦熱を
生じ、且つネジ4付近のアルミニウムを固相状態で軟化
して流動化しつつ撹拌する。その結果、図1(C)に示す
ように、摩擦ピン2は両部材1a,1bの重合面Gを貫
通して、各部材1a,1bのアルミニウムを両者間に渉
って水平及び垂直方向に流動化して撹拌し、そのネジ4
の周囲に略鐘形状の接合部Wが形成される。
1a,1b中に進入した状態で、摩擦ピン2の回転を停
止し、その薄肉部6を上記チャックから開放する。する
と、図1(D)に示すように、上記接合部Wは固化して両
部材1a,1bを接合する。また、固化した接合部Wは
摩擦ピン2を両部材1a,1bに跨って固定すると共
に、その薄肉部6を一方の部材1bにおける接合部Wの
表面Wa上に突出して植設することができる。従って、
両部材1a,1bは接合部Wにより直接接合されると共
に、摩擦ピン2を介しても接合されるため、強固な接合
強度を得ることができ。尚、接合部Wの表面Wa上には
摩擦ピン2の進入に伴いその体積分の一部が排出されて
バリWcが形成されが、このバリWcは必要により追っ
て除去される。また、重合面Gに沿って前記流動化した
アルミニウムの一部は、摩擦ピン2のネジ4の逆向き回
転による内圧を受けて外部に流出しようとする。その結
果、図1(D)に示したようなバリWbが形成されてしま
う場合がある。
Wbの発生を防ぐ形態に関する。図2(A)は、接合すべ
き両部材1a,1bの重合面Gにおける中央付近に円盤
形状の凹部1cを同軸に一対形成した状態を示す。図2
(B)に示すように、前記同様に摩擦ピン2を一方の部材
1bから重合面Gの上記各凹部1cに向けて回転しつつ
押込む。その結果、図2(C)に示すように、摩擦ピン2
のネジ4により流動化され撹拌された両部材1a,1b
のアルミニウムは、摩擦ピン2の周囲に接合部Wを形成
する。その際、上記一対の凹部1cに相当する容積のア
ルミニウムは摩擦ピン2のネジ4の逆向き回転による内
圧を受けて外部に流出しなくなり、前記バリWb,Wc
がないか少ない接合部Wを形成することができる。尚、
図2(C)において、各部材1a,1bの流動化したアル
ミニウムが互いに撹拌されない場合がある。しかし、こ
の場合でも各部材1a,1bは個別の接合部W及び摩擦
ピン2を介して所要程度以上の強度をもって接合され
る。尚また、上記凹部1cは何れか一方の部材1a,1
bのみに穿設しても良い。
ピン2の進入路に沿って該ピン2よりも細径の貫通孔1
dを穿設すると共に、他方の部材1bにおけるピン2の
進入路に沿って該ピン2よりも細径の閉塞穴1eを穿設
した状態を示す。閉塞穴1eの直径は、貫通孔1dと同
径か僅かに細径としている。係る貫通孔1d及び閉塞穴
1eを予め両部材1a,1bの重合面G付近に穿設する
ことにより、摩擦ピン2により流動化したアルミニウム
による前記バリWb,Wcの発生を防いだり減らすこと
ができる。しかも、摩擦ピン2の軸方向に沿った押込み
力を低減することもできる。尚、貫通孔1dと閉塞穴1
eの何れか一方のみを形成しても良い。
自体をその先端面に開口する中空部3を有する中空材か
ら形成することによっても、摩擦ピン2により流動化さ
れたアルミニウムによる前記バリWb,Wcの発生を少
なくすることができ、且つ摩擦ピン2の軸方向に沿った
押込み力を低減することもできる。尚、前記凹部1cと
貫通孔1d、凹部1cと貫通孔1dと閉塞穴1e、或い
はこれらと上記中空部3を有する摩擦ピン2を適宜組み
合せて併用することで、接合部WのバリWb,Wcの発
生を一層確実に防止することが可能となる。
形態に関する。図3(a)は前記摩擦ピン2を示し、図3
(A)に示すように、一対のアルミニウム製の部材1a,
1bに対し前記同様にして回転しつつ押込んで、そのネ
ジ4の周囲に接合部Wを形成する。且つ、摩擦ピン2の
後端寄りのネジ4を接合部Wの表面Wa及び一方の部材
1bから上方に突出するように上記ピン2を植設したも
のである。そして、突出した摩擦ピン2のネジ4に別部
材であるアングル8の透孔9を貫通し、且つ上記ネジ4
にナットNを螺合することにより、アングル8を予め接
合した一対の部材1a,1bに固定したものである。
a,1b及びアングル8を摩擦ピン2を介して強固に接
合することができる。尚、アングル8には形鋼又はアル
ミニウムの押出形材を用いる。また、本図3及びこれ以
降の図面においても、部材1a,1bに前記凹部1cや
貫通孔1d等を形成することにより、部材1aの表面や
部材1a,1bの重合面付近にバリWb,Wcの発生を
抑制する構造としている。但し、バリWc等の発生を完
全には阻止できないが、その図示は省略した。
端面に六角穴7を形成した摩擦ピン2′を示す。図3
(B)はこのピン2′を用いて一対の部材1a,1b及び
アングル8を接合した状態を示す。即ち、予め摩擦ピン
2′をその六角穴7内に図示しないチャックと一体の六
角ピンを挿入し且つその周囲に電磁石を有する当該チャ
ックに固定する。次に、摩擦ピン2′を一対のアルミニ
ウム製の部材1a,1bに対し前記同様にして回転しつ
つ押込み、そのネジ4の周囲に接合部Wを形成する。同
時に、摩擦ピン2′の後端寄りのネジ4を接合部Wの表
面Wa及び一方の部材1bから上方に突出するよう上記
ピン2′を植設する。更に、突出した摩擦ピン2′のネ
ジ4に別部材であるアングル8の透孔9を貫通し、且つ
上記ネジ4にナットNを螺合することにより、アングル
8を予め接合した一対の部材1a,1bに固定したもの
である。これによって、アルミニウム製の両部材1a,
1b及びアングル8を摩擦ピン2′を介して強固に接合
することができる。
端寄りの周面に逆ネジ4′を有すると共に、その間に六
角形の太い把持部(大径部分)5を形成した摩擦ピン2″
を示す。図3(C)はこのピン2″を用いて一対の部材1
a,1b及びアングル8を接合した状態を示す。即ち、
摩擦ピン2″を予めその把持部5により図示しないチャ
ックに固定する。次に、係る摩擦ピン2″を一対の部材
1a,1bに対し前記同様にして回転しつつ押込み、そ
のネジ4の周囲に接合部Wを形成し、同時に摩擦ピン
2″の把持部5と後端寄りの逆ネジ4′を接合部Wの表
面Wa及び一方の部材1bから上方に突出させて上記ピ
ン2″を植設する。
に別部材であるアングル8の透孔9を貫通し、且つ上記
ネジ4にナットNを螺合することにより、アングル8を
予め接合した一対の部材1a,1bに固定したものであ
る。これによっても、アルミニウム製の両部材1a,1
b及びアングル8を摩擦ピン2″を介して強固に接合す
ることができる。また、上記把持部5の全部又は一部を
次述するように、一方の部材1b内の接合部W中に埋設
しても良い。更に、以上のアングル8に替えて更に異な
る別の部材、例えばチャンネル形鋼、H形鋼、又はI形
鋼等の構造用強度部材や、鋼板、ステンレス鋼板等のア
ルミニウムと異種材質の板材を摩擦ピン2,2′,2″か
ら突出するネジ4,逆ネジ4′を活用して固定し接合す
ることもできる。
関する。図4(A)及び(B)は、ネジ4を有する周面と、
その後端の円筒形をなす大径部分5aと、該大径部分5
aの後端面に六角穴7を有する摩擦ピン2aを示す。図
4(C)は上記ピン2aを用いて一対の部材1a,1bを
接合する状態を示す。予め、摩擦ピン2aをその六角穴
7内に六角ピンを挿入し且つ大径部分5aを吸着する電
磁石を六角ピンと一体に有する図示しないチャックに固
定する。次に、係る摩擦ピン2aを一対の部材1a,1
bに対し、前記同様その重合面Gを貫通するようにして
回転しつつ押込み、そのネジ4の周囲に接合部Wを形成
する。
1bに植設し終わる直前に摩擦ピン2aの回転を停止
し、且つその先端面に向けその軸方向に沿って上記チャ
ックを介して更に荷重を加える。その結果、図4(D)に
示すように、摩擦ピン2aの大径部分5a全体を一方の
部材1b中における接合部W内に埋設することができ
る。従って、接合部Wは摩擦ピン2aの大径部分5aに
より押圧された状態で固化するため、各部材1a,1b
及び上記ピン2aのネジ4に確実に密着し、これら3者
間の接合を一層強固にすることができる。尚、上記大径
部分5aの一部を部材1b中の接合部W内に埋設しても
同様の作用を得ることができる。
る。図5(A)は、先端寄りの周面にその長手方向に沿っ
て部分的なネジ4″を有し、後端寄りの周面にネジ4と
後端面に六角穴7を有する摩擦ピン2bを示す。このピ
ン2bを前記同様にチャックに固定し、図5(B)に示す
ように、一対の部材1a,1bに対し、前記同様その重
合面Gを貫通するように回転しつつ押込み、先端寄りの
部分的に形成されたネジ4″の周囲に接合部Wを形成す
る。この際、部分的なネジ4″により各部材1a,1b
との摩擦熱が高くなり、且つ流動化したアルミニウムを
重合面Gを挟んで一層激しく撹拌することができる。
2bの先端寄りが重合面Gを貫通した状態でも上記ネジ
4″の周囲に比較的大きな接合部Wが形成される。そし
て、上記ピン2bの回転を停止し且つ両部材1a,1b
に跨って植設すると共に、一方の部材1bの表面から突
出した後端寄りのネジ4を利用して、別の部材たるアン
グル8をナットNにより、両部材1a,1bに固定し強
固に接合することができる。尚、摩擦ピン2bの周面全
体に上記部分的なネジ4″を形成して、両部材1a,1
bのみを接合する第1の発明に活用することもできる。
2〜2bにおける先端面に、散点状の凹凸部3aを設け
た形態を示す。また、図5(F)に示すように、摩擦ピン
2〜2bの先端面に互いに直交する平行線からなる線状
の凹凸部3bを設けることもできる。これらの凹凸部3
a,3bを摩擦ピン2〜2bの先端面に設けることによ
り、各ピン2〜2bと各部材1a,1bとの間における
摩擦熱の発生を容易にし且つアルミニウムの流動化を一
層促進することができる。尚、各摩擦ピン2〜2bにお
ける先端は、上記の平坦な先端面に限らず、半球面や半
楕円形状の先端部として、その表面に散点状状又は線状
のの凹凸部3a,3bを設けることもできる。これによ
り、上記摩擦熱の発生とアルミニウムの流動化を更に一
層高めることができる。
明の接合形態を示す。予めアルミニウム製の部材1bを
水平に拘束すると共に、周面にネジ4を後端面に六角穴
7を有する前記摩擦ピン2′を上記六角穴7を介して図
示しないチャック固定する。次に、図6(A)に示すよう
に、チャックと共に摩擦ピン2′を回転しつつ上記部材
1bに向けて押圧する。この際、回転方向は摩擦ピン
2′のネジ4の回転方向と逆向きにする。すると、図6
(B)に示すように、摩擦ピン2′の先端寄りのネジ4部
分は部材1bとの間で摩擦熱を生じ、前記同様に部材1
bのアルミニウムを軟化・流動化して撹拌し接合部Wを
形成する。
さ進入した状態で、その回転と押圧を停止する。する
と、接合部Wのアルミニウムは固化して摩擦ピン2′の
先端寄りのネジ4部分を部材1b内に埋設する。更に、
摩擦ピン2′からチャックを取外すと、図6(B)に示す
ように、後端寄りのネジ4が部材1bの表面から突出し
た状態になる。そして、図6(C)に示すように、上記部
材1b表面から突出した摩擦ピン2cのネジ4部分に前
記アングル8を貫通し且つナットNを螺合して、部材1
bと別の部材たるアングル8とを摩擦ピン2′を介して
強固に接合することができる。尚、摩擦ピン2′に替え
て前記摩擦ピン2,2″,2bを用い得ることも明らかで
ある。
のマウントブラケット10に本発明の接合方法を適用し
た例を示す。このブラケット10は、上記ブッシュを内
嵌するリング部12と、その下辺から左右に延びるフラ
ンジ14,16とを一体に有し、図示で右側のフランジ
16の底面には切欠き17が形成されている。且つ、係
るブラケット10は、上記リング部12,フランジ14,
16、及び切欠き17を一体に有する断面形状の図示し
ないアルミニウム製の押出形材を、その押出方向と直角
に所要幅で切断することにより得られたものである。
の底面には、図6(E)に示すように、前記図6(A)乃至
(C)に示した第2発明の接合方法により、摩擦ピン2′
からなるボルトが垂直に植設されている。係るボルト
(摩擦ピン)2′を用いて、このブラケット10を図示し
ない車体等の構成部材にネジ止めすることができる。ま
た、図6(D)のように、上記ブラケット10における右
側のフランジ16の切欠き17内に、該フランジ16と
直交するアルミニウム製のプレート18が挿入される。
そして、図6(E)に示すように、フランジ16とプレー
ト18との重合部に、前記図4で示した第1発明の接合
方法により、一対の前記接合部Wが形成され且つ摩擦ピ
ン2aがそれぞれ進入している。これにより、ブラケッ
ト10にプレート18が強固に接合される。尚、プレー
ト18の両端には取付孔19,19が穿設されており、
これによって車体等の構成部材にネジ止めされる。
限定されるものではない。例えば、前記図3〜図5にお
ける一対の部材1a,1b間の重合面G付近に前記凹部
1cや、貫通孔1d、閉塞穴1eを設けたり、或いは前
記図3〜図6(C)における摩擦ピン2,2′,2″,2
a,2bに、前記図2(E)で示した中空部3を形成して
も良い。また、一対の部材1a,1bをアルミニウム製
の押出形材で成形する場合、追って重合部となる付近に
予め前記凹部1cを一体に形成しておくこともできる。
前記ネジ4や部分的なネジ4″に限らず、周面の径方向
に沿って互いに平行な連続したリング形の凹凸又は不連
続なリング形の凹凸としたり、或いは周面の円周方向に
複数ヶ所突出する凸条又は突起を軸方向に沿って連続的
に形成したものも含まれる。尚、前記一対の部材1a,
1bのアルミニウムには、同一又は同種のものに限ら
ず、互いに異なる種類のアルミニウムを用い得ること明
らかである。
方法によれば、摩擦ピンが一対のアルミニウム製の部材
を貫通して両部材を摩擦撹拌することにより、両部材は
固相状態で流動化して撹拌され、互いに直に接合され
る。しかも、両部材を例えば特殊鋼製の摩擦ピン介し該
ピンを中心として簡便且つ強固に接合することができ
る。また、第2の発明の接合方法によれば、摩擦ピンに
よる摩擦熱でアルミニウム製の部材を固相状態で流動化
し撹拌することで、上記部材に摩擦ピンを簡便且つ強固
に植設でき、且つ摩擦ピンの後端寄りに設けたネジを利
用して別の部材を容易に固定することができる。しか
も、摩擦ピンがアルミニウム以外の鋼やステンレス鋼等
の異種材質であっても、従来のスタッド溶接のような制
限を受けないと共に、摩擦ピンの埋設長さも深くするこ
とができるので、少ない治具で容易且つ強固に植設でき
る。
擦ピンが一対のアルミニウム製の部材を貫通して両部材
を固相状態で流動化して撹拌し直に接合すると共に、両
部材も摩擦ピン介して強固に接合される。しかも、上記
部材に摩擦ピンを簡便且つ強固に植設でき、且つ摩擦ピ
ンの後端寄りに設けたネジを利用して別の部材を容易に
固定することもできる。また、請求項4乃至6に記載の
接合方法によれば、一対の部材又は単独の部材に対し摩
擦ピンによる摩擦熱を発生し易くし、且つ部材の流動化
したアルミニウムを確実に撹拌することができる。更
に、請求項7に記載の接合方法によれば、摩擦ピンが進
入する部材における流動化したアルミニウムが不用意に
部材の外へ排出されることを防止できる。加えて、請求
項8乃至10に記載の接合方法によれば、摩擦ピンが進
入する部材における流動化したアルミニウムが一対の部
材間にバリとなって流出したり、単独の部材の表面に不
用意に排出されることを防いだり減らすことができる。
示す概略図。
なる形態を示す概略図、(D)は更に異なる形態を示す概
略図、(E)は異なる形態の摩擦ピンを示す断面図。
概略図、(A)〜(C)はこれらの摩擦ピンを用いた第3の
発明の接合方法を示す概略図。
正面図又は断面図、(C)と(D)はこの摩擦ピンを用いた
第1の発明の接合方法を示す概略図。
(B)と(C)はこの摩擦ピンを用いた第3の発明の接合方
法を示す概略図、(D)と(E)は摩擦ピンの先端面におけ
る凹凸部を示す部分正面図又は底面図。
示す概略図、(D)と(E)は本発明の各接合方法により形
成したマウントブラケットの斜視図又は正面図。
を示す概略図、(B)と(C)は従来のスポット溶接の各工
程を示す部分断面図、(D)と(E)は従来のスタッド溶接
の各工程を示す概略図。
Claims (11)
- 【請求項1】一対のアルミニウム又はアルミニウム合金
製の部材を重ね合わせて重合面を形成し、 上記重合面を貫通するように一方の部材の表面から他方
の部材に向けて摩擦ピンを回転しつつ押圧し、 上記一対の部材と摩擦ピンとの間に生じる摩擦熱により
両部材を軟化せしめ且つ撹拌することにより、摩擦ピン
を両部材に植設すると共に両部材同士を接合する、こと
を特徴とする接合方法。 - 【請求項2】アルミニウム又はアルミニウム合金製の部
材に対し、少なくとも後端寄りの周面にネジを設けた摩
擦ピンを上記部材の表面から内部に向けて回転しつつ押
圧し、 上記部材と摩擦ピンとの間に生じる摩擦熱により上記部
材を軟化せしめ且つ撹拌することにより、摩擦ピンを上
記部材に植設すると共に、 上記部材の表面から突出する摩擦ピンの上記ネジを利用
して上記部材に別の部材を固定する、ことを特徴とする
接合方法。 - 【請求項3】一対のアルミニウム又はアルミニウム合金
製の部材を重ね合わせて重合面を形成し、 上記重合面を貫通するように一方の部材の表面から他方
の部材に向けて、少なくとも後端寄りの周面にネジを設
けた摩擦ピンを回転しつつ押圧し、 上記一対の部材と摩擦ピンとの間に生じる摩擦熱により
両部材を軟化せしめ且つ撹拌することにより、摩擦ピン
を両部材に植設し且つ両部材同士を接合すると共に、 上記一方の部材の表面から突出する摩擦ピンの上記ネジ
を利用して上記両部材に別の部材を固定する、ことを特
徴とする接合方法。 - 【請求項4】前記摩擦ピンが、先端面又は先端部に散点
状又は線状の凹凸部を形成している、ことを特徴とする
請求項1乃至3の何れかに記載の接合方法。 - 【請求項5】前記摩擦ピンが、その周面に凹凸を形成し
ている、 ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の接合
方法。 - 【請求項6】前記摩擦ピンが、その周面に連続するか又
は部分的なネジを形成している、ことを特徴とする請求
項1乃至5の何れかに記載の接合方法。 - 【請求項7】前記摩擦ピンをその周面に形成したネジの
回転方向と逆方向に回転しつつ前記一対の部材又は前記
単独の部材に押圧する、 ことを特徴とする請求項6に記載の接合方法。 - 【請求項8】前記摩擦ピンが、その先端面に開口する中
空部を有する中空材である、ことを特徴とする請求項1
乃至7の何れかに記載の接合方法。 - 【請求項9】前記摩擦ピンが貫通する前記一対の部材間
の重合面付近において、少なくとも何れかの部材に上記
摩擦ピンの周囲に隙間を形成する凹部を予め設けた、こ
とを特徴とする請求項1又は3乃至8の何れかに記載の
接合方法。 - 【請求項10】前記摩擦ピンが進入する前記一対の部材
又は前記単独の部材内に、摩擦ピンと同軸で且つ細径の
貫通孔、及び/又は、閉塞穴を予め形成した、 ことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の接合
方法。 - 【請求項11】前記摩擦ピンを前記一対の部材又は前記
単独の部材に植設する際、これらの部材の表面に位置す
る上記摩擦ピンに大径部分を形成すると共に、 上記摩擦ピンを一対の部材又は単独の部材に植設し終わ
る直前に摩擦ピンの回転を停止し、且つ当該摩擦ピンを
その先端面に向けその軸方向に沿って荷重を加えること
により、上記大径部分の一部又は全部を一方の部材又は
単独の部材内に埋設した、ことを特徴とする請求項1乃
至10の何れかに記載の接合方法。
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