JP4488395B2 - 2部材の結合方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、接合面へせん断方向の大きな力がかる用途に好適な2部材の結合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平10−181325号には、車両のサスペンションリンク等に用いられるリンク部材の構造が示されており、このリンク部材は棒状の金属からなるアーム部と、アルミ合金の押し出し成形によって得られたブッシュを支持するジョイント部とで構成し、これらアーム部の端部をジョイント部に設けた二股部へ嵌合してから二股部の先端に沿ってアーム部材の周囲方向へ溶接一体化している。
【0003】
また、2つの金属製部材を重ね合わせ、その重合面と直交する方向から高速回転するピンを押圧させてこれら金属部材を摩擦熱で軟化させながら両金属部材中にピンを埋め込むことにより、ピンで両金属部材を結合一体化することも公知である(特開2000−141066号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特開平10−181325号のように、アーム部とジョイント部を溶接で結合する場合には、その熱影響を考慮する必要がある。また溶接の始端と終端では溶接の溶け込み量が一定しないので強度品質が不安定になりやすいため、溶接作業に熟練を要する。そのうえアルミ合金等の融点が低い金属を用いる場合いは特に溶接が困難になる。したがって熟練を要さずに安定した結合強度の得られる接合方法が望まれている。
【0005】
一方、特開2000−141066号の方法によれば、金属を溶融させずに結合できるので熱影響の問題を解消できる。しかし、この方法ではピンを重合面と直交方向から挿入するので、重合面を挟んで上下に分かれた両部材間における摩擦撹拌は生じず、その結果、両部材はピンのみによって結合されることになる。このため、重合面と平行な方向から押し引きする力が加わる場合、すなわち接合面にせん断方向の力がかかる用途で使用する場合、結合強度はピンの断面積に依存することになり、加わる力が大きくなればなるほどピンを太くしなければならないが、重量等の点でこのような太いピンの使用は回避することが望まれている。そこで本願発明はこのような要請の実現を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に係る2部材の結合方法は、反対方向に外部入力を受ける2部材を突き合わせて外部入力の方向と平行する接合面を形成し、回転するピンにより2部材の材料を摩擦撹拌して2部材を結合する方法において、
前記接合面は平面状をなし、
前記ピンを回転させながらピンの軸線を前記接合面と平行かつ接合面に沿わせて前記2部材の材料中へ挿入し、
前記接合面を挟んで前記2部材の材料を摩擦撹拌混合させ、この摩擦撹拌による撹拌混合層を接合面に沿って形成するとともに、
ピンを接合面に沿って前記2部材の材料中に残して埋設することを特徴とする。
また、請求項2に係る2部材の結合方法は、 反対方向に外部入力を受ける2部材を嵌合して外部入力の方向と平行する接合面を形成し、回転するピンにより2部材の材料を摩擦撹拌して2部材を結合する方法において、
前記接合面は円形断面をなし、
前記ピンを回転させながらピンの軸線を前記円形断面の接合面と接するか又は弦状に横切るように挿入し、
前記接合面を挟んで前記2部材の材料を摩擦撹拌混合させるとともに、
ピンを前記円形断面の接合面と接するか又は弦状に横切る状態で前記2部材の材料中に残して埋設することを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、回転するピンを嵌合した2部材の平面状をなす接合面と平行かつかつ接合面に沿って押圧すると、接合面を挟む2部材が摩擦熱によってそれぞれの融点未満に加熱されて流動性を生じ、ピンの回転に伴い流動化した材料が接合面を越えて撹拌拌混合し、融合一体化する。この状態でピンを接合面に沿って埋設し、2部材中に残留させると、ピン周囲の撹拌混合層が冷却により収縮し、ピンを締め付けて固定するとともに、接合面に沿って長く形成されるピンと撹拌混合層が接合面を挟む両部材を結合する。
【0008】
このため、外部入力で接合面にせん断方向の力が加わっても、接合面に沿って長く形成されるピンと周囲の撹拌混合層の複合された断面によるせん断強度で受けることができ、ピンを特別太くしないで済む。また接合面にはがれ方向の力が加わると接合面を越えて融合一体化した撹拌混合層によりこれに耐えることがができる。しかも、2部材をそれぞれの融点未満に加熱することで結合できるので、結合部に対して熱影響を少なくでき、アルミ押し出し成形品等の低融点材料に対する接合に好適となる。そのうえ、結合部の強度品質が安定する。
また、請求項2の発明によれば、摩擦撹拌層を良好に形成でき、円形部材に対する摩擦撹拌結合が容易になる。しかもピンを同様に細くできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて実施例を説明する。図1〜図4は車両用のサスペンションリンクとして構成された第1実施例であり、図1はアーム部とジョイント部の結合部分を示し、アーム部の中間部にその断面形状を併せて示した図、図2は図1の2−2線に沿う端面図、図3は図1の3−3線に沿う端面図、図4は摩擦撹拌方法を説明する図である。
【0010】
このリンク部材は、角断面中実棒状のアーム部1と、その端部に結合した円環状のブッシュ取付部2を備える。なお、アーム部1の図示しない他端には同様の円環状をなすか又は略コ字状をなす別のブッシュ取付部が以下に説明する結合方法で取付けられている。これらアーム部1とブッシュ取付部2はそれぞれアルミ合金から製造される。但し、適宜金属材料もしくは樹脂材料を用いることもできる。
【0011】
ブッシュ取付部2は、リング部3とその外周部から半径方向へ突出する二股状の取付部4、4を備える。リング部3の内部にはブッシュ5が嵌合されている。このブッシュ5は防振ゴム6及びこれを介して中心部に支持された内筒カラー7を備え、内筒カラー7で他の部材と連結される。
【0012】
取付部4、4は、アーム部1の端部を嵌合する幅で対面する一対の対向壁を備えるとともに、それぞれの各先端間は相互に直接連結されず開放された構造になっている。ここで開放された構造とは先端側が相互に連結されていない構造を意味し、例えばアーム部を嵌合する穴のように、穴を囲む先端(開口端)側が相互に連結されている構造ではないことをいう。
【0013】
取付部4の各対向壁とアーム部1の両側面との接合面8はアーム部1の両側面と一致して平面状をなし、かつ取付部4の上面4aと下面4bも平面状でアーム部1の上面1a及び下面1bと面一をなす(図2)。上面1a,4aから下面1b,4bへ貫いて、ピン10が接合面8に沿って挿入され、埋設一体化されている。接合面8はブッシュ取付部3へ外力Fが加わると、この外力によってせん断方向の力を受ける面である。
【0014】
ピン10はその軸線が接合面8と平行かつ接合面8上にあり、ピン10の肉部は接合面8を挟む取付部4及びアーム部1の各材料中へ入り込んだ状態で埋設一体化され、かつピン10のほぼ全長が埋設されている。このピン10は後述する摩擦撹拌により挿入され、その周囲に取付部4及びアーム部1側へ食い込んで摩擦撹拌層11が形成されている。これらピン10及び摩擦撹拌層11は合わせ面に沿って長く形成されている。
【0015】
ピン10を用いて摩擦撹拌するには、図4に示すようにアーム部1及び取付部4よりも溶融温度の高い金属等の適宜材料からなるピン10を、回転駆動装置12により高速回転させながら、その軸線を接合面8の延長上に一致させて接合面8の上方から平行かつ外力Fの入力方向すなわちアーム部1のほぼ長手方向と角度を持って上面(4a,1a)へ押しつける。すると、ピン10との摩擦によりピン10と接触する部分のアーム部1及び取付部4の材料が軟化流動性を生じ、ピン10がアーム部1及び取付部4の肉厚中へ接合面8に沿って入り込む。
【0016】
同時に、ピン10は接合面8の上にある軸線を中心に回転するため、接合面8を挟んで対面するアーム部1と取付部4の一部は、ピン10によって接合面8を越えて摩擦撹拌され、ピン10の周囲へ略同軸状の摩擦撹拌層11が形成される。この摩擦撹拌層11はアーム部及び取付部4と連続一体化されている。
【0017】
ピン10が下面(4b,1b)へ達したとき、回転駆動装置12をピン10と分離してピン10をアーム部1及び取付部4の肉厚中へ残す。するとピン10周囲の撹拌混合層11が冷却により収縮し、ピン10を締め付けて固定するとともに、接合面8を挟むアーム部1と取付部4を結合する。
【0018】
これにより、ピン10はアーム部1及び取付部4の肉厚中へ接合面8に沿って挿入された状態で周囲に形成された撹拌混合層11を介して埋設一体化される。このときピン10と撹拌混合層11はほぼ全長が接合面8に沿って埋設一体化される。なお、符号13は摩擦撹拌時のベッドであり、下面(1b.4b)が平面状をなすため、ベッド13による当接支持が容易になる。
【0019】
次に、本実施例の作用を説明する。図4に示すように、ピン10を高速回転させて押圧部に軟化流動性を生じさせながら軸線を接合面8に一致させかつ接合面8と平行に押し込むことにより、接合面8を挟むアーム部1と取付部4の各材料がピン10の周囲に摩擦撹拌し、摩擦撹拌層11を形成する。この摩擦撹拌層11は冷却するとピン10を締め付けて固定するとともに、周囲のアーム部1及び取付部4と連続一体であり、ピン10と共にほぼ全長が接合面8に沿って長く埋設されて形成される。
【0020】
しかも、ピン10の挿入方向が、接合面8へせん断方向に加わる力Fに対して角度をなし、本実施例では力Fがアーム部1の軸線方向と平行である場合にはほぼ直交するような角度である。したがって、この摩擦撹拌層11によりアーム部1と取付部4を結合一体化するからアーム部1へ引き抜き又は圧縮方向等の接合面8と略平行かつアーム部1の軸線方向と略平行に力Fが加わることにより、ピン10へせん断方向に力が作用するが、このせん断力に対してピン10及び摩擦撹拌層11の断面積が十分に大きいので、これに耐える大きな強度が得られる。
【0021】
そのうえ摩擦撹拌層11がアーム部1と取付部4の双方へ連続一体化しているので、接合面8にはがれ方向の力がかかると摩擦撹拌層11によってこれに耐えることができる。したがって結合強度が極めて大きくなり同じ強度を得るためには、ピン10を単独使用の場合と比べて著しく細くでき、それだけ全体を小型・軽量化できる。
【0022】
さらに、二股状をなす取付部4が互いに先端を連結せず開いた構造であるにもかかわらず、摩擦撹拌層11により取付部4とアーム部1を結合一体化しているため、接合面8と略平行の力Fがかかったとき取付部4の先端側がめくれる方向へ開くことを阻止できる。したがって従来このようなピンでは有効な結合ができなかった開いた二股部に対するピン10の使用を可能にできる。
【0023】
しかも、結合部を溶融させず融点未満で摩擦撹拌層11を形成するので熱影響を考慮せずに作業できる。したがって、従来溶接が難しくかつ低融点金属であるアルミ押し出し品を結合する場合でも、結合部に対して熱影響を少なくでき、このような金属材料に対する結合に好適となる。そのうえ、従来例のような溶接と異なり、結合部の強度品質が安定する。
【0024】
図5及び図6は第2実施例に係り、図5は図1に対応し、図6は図5の6−6線端面に相当する。なお、前実施例と共通機能部分については同一符号を使用するとともに、相違部分を中心に説明する(これ以降の各実施例も同様)。この実施例では、取付部4に丸穴20が形成され、その一端は取付部4の突出端面へ開放されている。取付部4の嵌合部は丸穴20であるから、先端の開口端側が閉じられた構造になっている。
【0025】
この丸穴20へは中実丸棒状のアーム部1の一端が嵌合され、その結果、取付部4とアーム部1の接合面8は円形になっている。この円形の接合面8の接線21とピン10の軸線が平行かつ接合面8の一部と接するか弦状に横切るようにピン10を取付部4の上面4a又は側面側から挿入する。
【0026】
このようにすると、ピン10は接合面8を挟んでアーム部1と取付部4の材料が摩擦撹拌されるので、摩擦撹拌層11を良好に形成でき、円形部材に対する摩擦撹拌結合が容易になる、しかもピン10を前実施例同様に細くできる。なお図6に示すように、より正確には、ピン10がアーム部1の円断面を横切る範囲とほぼ同程度の範囲Aの部分で摩擦撹拌がおこなわれ、摩擦撹拌層11のうちこの範囲Aに入る部分11aのみが取付部4に対してアーム部1の混合一体化する部分であり、他の部分は単に取付部4が軟化後再び冷却固化しただけの混合しない部分である。
【0027】
図7及び図8は第3実施例に係り、この実施例では前実施例と同様に先端側が閉じられた取付部4を有するが、取付部4は角穴30を有し、これに嵌合するアーム部1は中空角パイプ状になっている。 この場合は、ピン10をその軸線が接合面8と重なり、かつ径方向全体がアーム部1及び取付部4の各肉厚内を通るようにする。これにより、アーム部1が丸パイプ状の場合と同様に取付部4と摩擦撹拌接合可能になる。
【0028】
図9〜図11は第4実施例に係り、図9は図1と同様の図、図10は図9の10−10線端面図、図11は図9の11−11線端面図である。この例では、アーム部1は図11に示すように丸パイプ状をなすが、その先端部15は端部を縮径することによりつぶして、中実かつ円形断面になっている。一方、取付部4には図10に示すようにこの先端部15が嵌合可能な丸穴40が形成されている。そこでアーム部1の先端部15を丸穴40へ嵌合すると、丸穴40の内周面に沿って円形の接合面8が形成されるので、この接合面8の接線方向と平行かつ取付部4の上面4aへ垂直にピン10を挿入する。
【0029】
この場合におけるピン10の摩擦撹拌による挿入は第2実施例と同様にできるので、図10中に図6と対応する部分の符号を付すだけに止めて詳細説明は割愛するが、このようにすると、中空パイプのアーム部1を用いても摩擦撹拌に十分な肉厚を確保できるので、確実に摩擦撹拌により結合できる。なお、アーム部1が角パイプ状であっても同様にして結合できる。
【0030】
図12〜14は第5実施例に係り、図12は本実施例に係るエンジンマウントの平面図、図13はその側面図、図14は図13の14−14線に沿う断面図である。
【0031】
このエンジンマウント50は、アルミ押出品である本体部51、とこれに接合一体化された取付脚52を備える。本体部51は筒部53とその一部から反対方向へ突出する取付脚54及び連結部55を一体に備える。本体部51は押出時の端面が図13に示すものとなるように長尺で押し出されてから図12に示す所定幅にカットされて得られたものである。
【0032】
筒部53の内部空間には防振ゴム56及び内筒カラー57が設けられて公知の防振装置を構成し、内筒カラー57はボルトによってエンジン側へ連結される(図示省略)。また、取付脚52及び54にはボルト通し穴58,59が設けられ、ここでボルトによって車体側へ連結される(図示省略)。なお、取付脚52は連結部55を挟んだ左右両側に一対で設けられ、それぞれに通し穴58、58が設けられるので、このエンジンマウントは図12に示すように都合3点(58,58,59)で車体側へ取付けられる。
【0033】
図14に示すように、連結部55は、取付脚52の中央部へ形成されている上向きに開放された凹部60内へ嵌合し、この凹部60の側壁61と筒部53のカット面62との接合面63は、本体部51にかかる外力Fによってせん断方向に力がかかる面である。この接合面63に沿って紙面に垂直方向へピン64が摩擦撹拌接合で埋設され、かつその周囲に撹拌混合層65が形成されている。ピン64及び撹拌混合層65は接合面63を挟んで取付脚52及び連結部55の双方へ入り込んでいる。
【0034】
このようにすると、本体部51に対して図14の上方へ引っ張る力Fがかかった場合、この力Fは取付脚52においては接合面63に対してせん断方向に作用するが、この部分は摩擦撹拌されて混合一体化している撹拌混合層65及びピン64があり、この断面積が大きいので十分に強度が高くなり、このようなせん断方向の力Fに耐えることができる。したがって、本実施例におけるエンジンマウントのように、リンク部材以外の各種用途における2部材の結合にも有効であることが判る。
【0035】
なお、本願発明は上記実施例に限定されず、同一の発明原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、嵌合部分の構造は、ブッシュ取付部側の取付部4を単純な突状とし、これを予めパイプ状又は二股状に形成されているアーム部1の端部内側へ嵌合するようにしてもよい。また、接合面が直線状又は円弧状である部分は少なくとも一部であれば足り、例えば、アーム部の端部一側面を円弧状とし、他側面を平面状とするD形断面のような異形断面のアーム部を使用することもできる。さらに、リンク部材の用途はエンジンのマウント用リンク等、他の種々な目的に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る平面図
【図2】図1の2−2線に沿う端面図
【図3】図1の3−3線に沿う端面図
【図4】摩擦撹拌を説明する図
【図5】第2実施例に係る図1に対応する図
【図6】図5の6−6線端面図
【図7】第3実施例に係る図1に対応する図
【図8】図7の8−8線端面図
【図9】第4実施例に係る図1に相当する図
【図10】図9の10−10線端面図
【図11】図9の11−11線端面図
【図12】第5実施例の平面図
【図13】その側面図
【図14】図13の14−14線に沿う断面図
【符号の説明】
1:アーム部、2:ブッシュ取付部、3:リング部、4:取付部、8:接合面、10:ピン、11:摩擦撹拌層
Claims (6)
- 反対方向に外部入力を受ける2部材を突き合わせて外部入力の方向と平行する接合面を形成し、回転するピンにより2部材の材料を摩擦撹拌して2部材を結合する方法において、
前記接合面は平面状をなし、
前記ピンを回転させながらピンの軸線を前記接合面と平行かつ接合面に沿わせて前記2部材の材料中へ挿入し、
前記接合面を挟んで前記2部材の材料を摩擦撹拌混合させ、この摩擦撹拌による撹拌混合層を接合面に沿って形成するとともに、
ピンを接合面に沿って前記2部材の材料中に残して埋設することを特徴とする2部材の結合方法。 - 反対方向に外部入力を受ける2部材を嵌合して外部入力の方向と平行する接合面を形成し、回転するピンにより2部材の材料を摩擦撹拌して2部材を結合する方法において、
前記接合面は円形断面をなし、
前記ピンを回転させながらピンの軸線を前記円形断面の接合面と接するか又は弦状に横切るように挿入し、
前記接合面を挟んで前記2部材の材料を摩擦撹拌混合させるとともに、
ピンを前記円形断面の接合面と接するか又は弦状に横切る状態で前記2部材の材料中に残して埋設することを特徴とする2部材の結合方法。 - 前記2部材の一方がリンク部材を構成するアーム部であり、他方がアルミ押し出し成形されたブッシュ取付部であることを特徴とする請求項1又は2に記載した2部材の結合方法。
- 前記接合面上に前記ピンの軸線があることを特徴とする請求項1に記載した2部材の結合方法。
- 前記2部材の一方に二股状の取付部又は角穴を有する取付部を設け、この取付部へ他方の端部を嵌合させることを特徴とする請求項1に記載した2部材の結合方法。
- 前記2部材の一方に丸穴を有する取付部を設け、この取付部の丸穴へ他方の端部を嵌合させることを特徴とする請求項2に記載した2部材の結合方法。
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