JP2001088524A - リンク - Google Patents

リンク

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JP2001088524A
JP2001088524A JP26527899A JP26527899A JP2001088524A JP 2001088524 A JP2001088524 A JP 2001088524A JP 26527899 A JP26527899 A JP 26527899A JP 26527899 A JP26527899 A JP 26527899A JP 2001088524 A JP2001088524 A JP 2001088524A
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JP
Japan
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link
link body
parts
connection
press
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JP26527899A
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English (en)
Inventor
Takanobu Ide
孝信 井手
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Unipres Corp
Original Assignee
Unipres Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結の際に熱影響を受けず、低コストで容易
に製作でき、しかも、アルミニウム製であっても高い連
結剛性を確保する。 【解決手段】 丸棒からなるリンク本体2と、押出し成
形によって形成されて押出し方向をリンク本体2の軸方
向に対して略直角方向に向けた状態で該リンク本体2の
両端部に連結されるブッシュ取付部3,4とを備え、ブ
ッシュ取付部3,4にリンク本体2の端部に対応する丸
穴5を形成して該丸穴5にリンク本体2の端部を圧入す
ると共に、該圧入状態でブッシュ取付部3,4の押し出
し方向を向く平面から該ブッシュ取付部3,4の丸穴5
の内周壁部とリンク本体2の端部とを切り欠くように貫
通するピン穴6を穿設し、該ピン穴6にピン部材7を圧
入することにより、ブッシュ取付部3,4をリンク本体
2の両端部に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用サス
ペンションの構成部品であるリンクに関する。
【0002】
【従来の技術】軽量化のニーズから押出アルミニウム製
のリンクが各種開発されている。これらのリンクは、主
に、棒状のリンク本体と、リンク本体の両端部に連結さ
れる連結部とによって構成されており、リンク本体の端
部と連結部との連結方法に工夫が凝らされている。
【0003】第1の連結方法は溶接接合である。溶接方
法として、最も一般的にはアーク溶接があるが、熱によ
り母材が軟化し、強度が低下するため、溶接後の熱処理
が必要となる。また、アーク溶接のように熱による影響
を受けない連結方法として、レーザ溶接や電子ビーム溶
接があり、さらには、母材表面でドリルを回転させて母
材同士の組織を攪拌する摩擦攪拌接合による連結も行わ
れている。但し、これらはいずれも特殊な設備を必要と
し、多大な投資が必要である。
【0004】一方、他の連結方法としては、特開平10
−272909号公報に示すように、リンク本体の端部
と連結部とをねじ結合により連結する方法が提案されて
おり、これだと、一般化した切削設備で対応可能で連結
の際に熱も発生せず、製造も容易である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−272909号公報に示すように、リンク本体の
端部と連結部とをねじ結合により連結する方法において
は、鋼のような強度を有しないアルミニウム材のねじ部
では引張・圧縮の大入力が繰り返し入るリンクの結合と
してはねじの緩み等により連結剛性に劣るため望ましく
ない。
【0006】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、連結の際に熱影響を受けず、低コス
トで容易に製作することができ、しかも、アルミニウム
製であっても高い連結剛性を確保することができるリン
クを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明に係るリンクは、中実又は中空の丸棒から
なるリンク本体と、押出し成形によって形成されて押出
し方向を前記リンク本体の軸方向に対して略直角方向に
向けた状態で該リンク本体の端部に連結される連結部と
を備え、前記連結部に前記リンク本体の端部に対応する
丸穴を形成して該丸穴に前記リンク本体の端部を圧入す
ると共に、該圧入状態で前記連結部の前記リンク本体の
軸方向に対して略直角方向に向く面から該連結部の前記
丸穴の壁部と前記リンク本体の端部とを切り欠くように
してピン穴を穿設し、該ピン穴にピン部材を圧入するこ
とにより、前記連結部を前記リンク本体の端部に連結し
たことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例で
あるリンクを説明するための説明図、図2は図1のA−
A線断面図、図3及び図4は押出成形後のブッシュ取付
部の状態を示す斜視図、図5は本発明の他の実施の形態
であるリンクを説明するための一部を切り欠いた説明
図、図6は図5のB−B線断面図である。なお、各実施
の形態共、リンクとして、車両用のアルミニウム製サス
ペンションリンクを例に採る。
【0009】図1及び図2を参照して、このリンク1
は、アルミニウム合金からなる中実丸棒状の押出し成形
材を所定長さに切断して形成されたリンク本体2を備え
ており、リンク本体2の両端部にはそれぞれブッシュ取
付部(連結部)3,4が連結されている。ブッシュ取付
部3はリンク本体2と同様にアルミニウム合金の押出し
成形材3a(図3参照)を所定幅に切断した後、所定の
機械加工を施して形成されたものであり、その軸線をリ
ンク本体2の軸線に対して略直交する方向に向けて配置
されている。ブッシュ取付部3の基部にはリンク本体2
の端部に対応する丸穴5が形成されており、この丸穴5
にはリンク本体2の端部が圧入により嵌合固定されてい
る。ここで、ブッシュ取付部3の基部は、リンク1へ繰
り返して入力される大きな圧縮・引張力に対して丸穴5
の径が変形しない程度の剛性が得られるような該丸穴5
の回りの肉厚を確保できるように成形されている。
【0010】また、丸穴5にリンク本体2の端部を圧入
した状態において、ブッシュ取付部3の押し出し方向を
向く平面(切断面)には該ブッシュ取付部3の丸穴5の
内周壁部とリンク本体2の端部とを切り欠くように貫通
するピン穴6が穿設されている。このピン穴6にピン部
材7を圧入することにより、リンク本体2の端部にブッ
シュ取付部3が連結されるようになっている。
【0011】一方、ブッシュ取付部4もリンク本体2と
同様にアルミニウム合金の押出し成形材4a(図4参
照)を所定幅に切断した後、所定の機械加工を施して形
成されたものであり、その軸線をリンク本体2の軸線に
対して略直交する方向に向けて、且つ、ブッシュ取付部
3と位相を90°ずらして配置されている。ブッシュ取
付部4の基部にはリング本体2の端部に対応する丸穴5
が形成されており、この丸穴5にはリンク本体2の端部
が圧入により嵌合固定されている。ブッシュ取付部4の
基部についても、ブッシュ取付部3と同様に、リンク1
へ繰り返して入力される大きな圧縮・引張力に対して丸
穴5の径が変形しない程度の剛性が得られるような該丸
穴5の回りの肉厚を確保できるように成形されている。
【0012】また、丸穴5にリンク本体2の端部を圧入
した状態において、ブッシュ取付部4の押し出し方向を
向く平面(切断面)には該ブッシュ取付部4の丸穴5の
内周壁部とリンク本体2の端部とを切り欠くように貫通
するピン穴6が穿設されており、このピン穴6にピン部
材7を圧入することにより、リンク本体2の端部にブッ
シュ取付部4が連結されるようになっている。なお、図
1及び図2において符号8は、ブッシュ取付部4の円筒
部9の内周壁に加硫接着により取り付けられたゴムブッ
シュである。
【0013】このようにこの実施の形態では、リンク本
体2の両端部にブッシュ取付部3,4を連結する際に、
溶接接合のように熱による影響を受けないため、連結後
の熱処理を不要にすることができると共に、ゴムブッシ
ュ8が加硫接着されたブッシュ取付部4でも対応するこ
とができ、しかも、加工が全て丸穴切削であるため、汎
用的な設備で容易且つ低コストで製造することができ
る。
【0014】また、穴回りの剛性が確保されたブッシュ
取付部3,4の各丸穴5にリンク本体2の両端部を圧入
すると共に、圧入部分の抜け止めをリンク本体2の端部
と丸穴5の内周壁部とを跨ぐように圧入されたピン部材
7により行っているため、高い結合剛性を得ることがで
き、この結果、この実施の形態のようにアルミニウム製
のリンクであっても、リンク1へ繰り返して入力される
大きな圧縮・引張力に起因するガタツキ等の発生を良好
に防止することができる。
【0015】更に、リンク本体2の両端部とブッシュ取
付部3,4との結合は機械的結合であるため 溶接接合
のような強度のばらつきがなく、安定した品質を確保す
ることができる。更に、丸穴5にリンク本体2の端部を
圧入した後にピン穴6を穿設するようにしているため、
リンク本体2の端部と丸穴5の内周壁部の加工を平面部
からドリルを用いて一度で行うことができ、圧入前にリ
ンク本体2の端部と丸穴5の内周壁部を別々に加工して
ピン穴6を形成する場合に比べて、ピン穴6の加工を簡
単且つ高精度で行うことができる。
【0016】なお、この実施の形態では、ブッシュ取付
部3,4にそれぞれピン穴6及びピン部材7を1個ずつ
配置した場合を例に採ったが、リンク本体2の端部の高
い抜け止め保証を要する場合等にはピン穴6及びピン部
材7の数を増やして抜け荷重を増すこともできる。ま
た、この実施の形態では、中実丸棒状のリンク本体2を
例に採ったが、これに代えて、図5及び図6に示すよう
に、中空丸棒状のリンク本体12を採用してリンクの軽
量化を図るようにしてもよい。
【0017】リンク本体12が中空の場合は、リンク本
体12の端部が内側に変形してピン部材7による抜け止
め効果が薄れるため、該変形を防止するためにリンク本
体12の端部のピン部材7の係合部分の内周部に円柱状
のスペーサ13を圧入しておくのが好ましい。また、ピ
ン穴6及びピン部材7の数を増やして抜け荷重を増して
リンク本体12の端部の抜け止めを保証することもでき
る。
【0018】更に、この実施の形態では、ブッシュ取付
部3,4の押し出し方向を向く平面(切断面)にピン穴
6を穿設した場合を例に採ったが、これに限定されず、
ブッシュ取付部3,4のリンク本体2の軸方向に対して
略直角方向に向く面であれば、ピン穴6の穿設位置を任
意に選択することができる。
【0019】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、連結の際に熱影響を受けず、低コストで容易
に製作することができ、しかも、アルミニウム製であっ
ても高い連結剛性を確保することができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例であるリンクを説明
するための説明図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】押出成形後のブッシュ取付部の状態を示す斜視
図である。
【図4】押出成形後のブッシュ取付部の状態を示す斜視
図である。
【図5】本発明の他の実施の形態であるリンクを説明す
るための一部を切り欠いた説明図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1…リンク 2…リンク本体 3,4…ブッシュ取付部(連結部) 5…丸穴 6…ピン穴 7…ピン部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中実又は中空の丸棒からなるリンク本体
    と、押出し成形によって形成されて押出し方向を前記リ
    ンク本体の軸方向に対して略直角方向に向けた状態で該
    リンク本体の端部に連結される連結部とを備え、 前記連結部に前記リンク本体の端部に対応する丸穴を形
    成して該丸穴に前記リンク本体の端部を圧入すると共
    に、該圧入状態で前記連結部の前記リンク本体の軸方向
    に対して略直角方向に向く面から該連結部の前記丸穴の
    壁部と前記リンク本体の端部とを切り欠くようにしてピ
    ン穴を穿設し、該ピン穴にピン部材を圧入することによ
    り、前記連結部を前記リンク本体の端部に連結したこと
    を特徴とするリンク。
JP26527899A 1999-09-20 1999-09-20 リンク Pending JP2001088524A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002045982A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Yamashita Rubber Co Ltd 2部材の結合方法
CN104290552A (zh) * 2014-10-17 2015-01-21 中国重汽集团济南动力有限公司 一种提升轴用推力杆座总成

Cited By (3)

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