JP2000140391A - 遊技用記録媒体処理装置 - Google Patents

遊技用記録媒体処理装置

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JP2000140391A
JP2000140391A JP10338534A JP33853498A JP2000140391A JP 2000140391 A JP2000140391 A JP 2000140391A JP 10338534 A JP10338534 A JP 10338534A JP 33853498 A JP33853498 A JP 33853498A JP 2000140391 A JP2000140391 A JP 2000140391A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Kazutoshi Nakajima
和俊 中島
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の意識を発行された遊技用記録媒体の
即使用に向かせる。 【解決手段】 遊技機3と対で設けられ、遊技用記録媒
体2から有価価値を特定可能な情報を読み出して遊技媒
体の貸出を許容するとともに、該遊技用記録媒体2を回
収する回収機構を有する遊技用記録媒体処理装置4にお
いて、前記遊技用記録媒体2の排出口前方に位置可能な
係止部5’を有するアーム部材5を回動可能に軸支し、
少なくとも該排出口7からの該遊技用記録媒体2の抜き
取りに際して、該係止部5’が前記排出口7より排出さ
れる遊技用記録媒体2の排出方向先端部を、係止可能に
位置するように前記アーム部材5を付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技場に設置さ
れるパチンコ台やスロットマシン等の各遊技機間等の遊
技機近傍に、該遊技機と1対1に設けられ、該遊技機に
おいて使用される遊技媒体を貸し出し可能な有価価値情
報を記録するプリペイドカード等の遊技用記録媒体か
ら、前記有価価値情報を読み出して遊技媒体の貸し出し
を許容する遊技用記録媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、これら遊技用記録媒体処理装置と
しては、複数の遊技機が並設された遊技島端部等の遊技
場内の所定位置に設置された遊技用記録媒体発行装置に
て発行されたプリペイドカード等の遊技用記録媒体が挿
入され、該遊技用記録媒体に記録されている有価価値情
報に基づき遊技媒体の貸し出しが許容され、該有価価値
情報の残数が「0」となった場合には、その遊技用記録
媒体を排出して返却するものが実用化されている。
【0003】しかしながら、これら従来の遊技用記録媒
体処理装置では、遊技用記録媒体の有価価値残数が無く
なった場合には、前記発行装置に一々出向いて新たな遊
技用記録媒体を発行を受ける必要があって、遊技者にと
っては面倒であるとともに、遊技者は、該遊技機を占有
した状態で前記遊技用記録媒体の発行のために遊技機を
離れることから、遊技場にとっては遊技機の稼働率が低
下してしまうという問題があることから、近年において
は、前記遊技用記録媒体処理装置に遊技用記録媒体の発
行機能を付与して、遊技機にいながらにして新たな遊技
用記録媒体の発行を受けられるようにしたものがある。
【0004】これら発行機能を有する遊技用記録媒体処
理装置においては、これら発行する遊技用記録媒体を貯
溜しておく必要があるが、これら遊技用記録媒体処理装
置は前記のように、設置効率の観点から主に狭い遊技機
間に設置される場合が多く、その内部スペースが限られ
ることから、発行のための遊技用記録媒体を多く貯溜す
ることが困難であり、よってこれら遊技用記録媒体を各
処理装置毎に逐次補充する必要が生じることから、これ
ら補充の煩雑さを緩和するとともに、これら遊技用記録
媒体の発行コストを抑える目的から、有価価値残数が無
くなった遊技用記録媒体を前記のように排出せずに回収
して再使用するものが一部実用化されてきている。
【0005】しかしながら、前記のように遊技用記録媒
体処理装置に回収機能を付与しても、該遊技用記録媒体
処理装置にて発行または排出された遊技用記録媒体は、
容易に抜き取りができるため、その遊技用記録媒体処理
装置より持ち去られる場合があり、前記回収機構を設け
ても高い回収率が得られない場合があるとともに、個々
の遊技用記録媒体処理装置に貯溜される遊技用記録媒体
の数が大きく異なり、ある遊技用記録媒体処理装置では
多すぎて回収不能となったり、ある遊技用記録媒体処理
装置では少なすぎて発行不能となってしまうという問題
が生じる。
【0006】このため、特開平10―162211号公
報に提案されているように、前記発行される遊技用記録
媒体の発行口近傍に、該発行口を覆う開閉可能なカバー
を配置し、該カバーの開放操作を実施することによって
該発行された遊技用記録媒体の抜き取りが可能となるよ
うにして、該開放操作の煩雑さにより前記発行された遊
技用記録媒体が再度挿入されて即使用されるようにした
ものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記カバ
ーを用いる方法では、前記遊技用記録媒体の抜き取りを
行うためには該カバーの開放操作が必要とされるよう
に、該カバーが前記排出口を覆うことから、その再挿入
においても該カバーを開放する必要が生じたり、該カバ
ーが再挿入の障害になり、利用者の意識が発行された遊
技用記録媒体の即使用、つまり再挿入に向きにくいとい
う問題があった。
【0008】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、利用者の意識を発行された遊技用記
録媒体の即使用に向かせることで、該遊技用記録媒体の
回収率を向上でき、個々の遊技用記録媒体処理装置に貯
溜される遊技用記録媒の数に大きなばらつきを生じるこ
とのない遊技用記録媒体処理装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の遊技用記録媒体処理装置は、遊技機と
対で設けられ、該遊技機において使用される遊技媒体を
貸出可能な有価価値を特定可能な情報が記録された遊技
用記録媒体から該情報を読み出して遊技媒体の貸出を許
容するとともに、該情報から特定される有価価値が
「0」となったことを条件に該遊技用記録媒体を回収す
る回収機構を有する遊技用記録媒体処理装置において、
前記遊技用記録媒体の排出口前方に位置可能な係止部を
有するアーム部材を回動可能に軸支し、少なくとも該排
出口からの該遊技用記録媒体の抜き取りに際して、該係
止部が前記排出口より排出される遊技用記録媒体の排出
方向先端部を、係止可能に位置するように、前記アーム
部材を付勢して成ることを特徴としている。この特徴に
よれば、前記遊技用記録媒体の抜き取りを規制する部材
を前記アーム部材とすることにより、排出口より発行、
排出される遊技用記録媒体の多くの部分が露出された状
態で抜き取りが規制されることから、該排出された遊技
用記録媒体の再挿入が行い易くなるため、利用者の意識
を即使用に向けることができる。
【0010】本発明の遊技用記録媒体処理装置は、前記
遊技用記録媒体の排出口近傍に、該遊技用記録媒体の排
出方向と直交する方向にスライド可能なL字状の係止部
材を設け、該係止部材を前記排出口より排出される遊技
用記録媒体の排出方向先端部を係止する位置に付勢して
成ることを特徴としている。この特徴によれば、前記遊
技用記録媒体の抜き取りを規制する部材を前記L字状の
係止部材とすることにより、排出口より発行、排出され
る遊技用記録媒体先端部の一部が露出された状態で抜き
取りが規制されることから、該排出された遊技用記録媒
体の再挿入が行い易くなるため、利用者の意識を即使用
に向けることができるばかりか、前記係止部材が遊技用
記録媒体の排出方向と直交する方向にスライドすること
から、前記排出口前方に必要とされるスペースも低減で
きる。
【0011】本発明の遊技用記録媒体処理装置は、前記
遊技用記録媒体の排出口近傍に、排出される該遊技用記
録媒体の先端外周部を覆う額状の係止部材を、該遊技用
記録媒体の排出に連動して突出するように出没自在に設
けたことを特徴としている。この特徴によれば、前記遊
技用記録媒体の抜き取りを規制する部材を該遊技用記録
媒体の移動とともに出没自在とされた額状の係止部材と
することにより、該係止部材を押し込むことで容易に該
遊技用記録媒体の再挿入ができるようになるため、利用
者の意識を即使用に向けることができるばかりか、前記
排出口前方に必要とされるスペースも低減できるととも
に、利用者により遊技用記録媒体が直接触れられ難く、
汚れ難くなることから、再使用時におけるこれら汚れに
伴う不具合を低減することもできる。
【0012】本発明の遊技用記録媒体処理装置は、該遊
技用記録媒体は該遊技用記録媒体の排出口に指触不能で
かつ可視可能に排出され、所定操作がなされることで再
度挿入または抜き取り可能に排出されることを特徴とし
ている。この特徴によれば、前記遊技用記録媒体が指触
不能でかつ可視可能に排出されることから、利用者の意
識を即使用に向けることができるばかりか、前記排出口
前方または近傍に、該遊技用記録媒体の抜き取りを規制
するための部材等を配置する必要がなく、前記排出口前
方に必要とされるスペースも低減できるとともに、利用
者により遊技用記録媒体が直接触れられ難く、汚れ難く
なることから、再使用時におけるこれら汚れに伴う不具
合を低減することもできる。
【0013】本発明の遊技用記録媒体処理装置は、前記
遊技用記録媒体の前記排出口からの抜き取りを検知する
ことによって、該抜き取りを報知または抜き取り信号を
出力する出力手段を具備することが好ましい。このよう
にすれば、利用者による遊技用記録媒体の抜き取りを逐
次監視できるため、前記遊技用記録媒体を不正使用する
目的で抜き取ることを抑制できる。
【0014】本発明の遊技用記録媒体処理装置は、前記
遊技用記録媒体の前記排出口からの抜き取りを適宜不能
とする施錠手段を具備することが好ましい。このように
すれば、該施錠手段の解除を許可された特定の遊技者ま
たは係員等のみが抜き取りまたは抜き取りの許可を実施
できるようになるばかりか、前記遊技用記録媒体を不正
使用する目的で抜き取ることも抑制できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を遊技媒体としてパチンコ玉を用いた例について
説明する。
【0016】(実施例1)図1は、本実施例1の遊技媒
体処理装置を備えた遊技島1を示す外観斜視図であり、
図2は、前記遊技島1に並設された遊技機間に設置され
た本実施例1の遊技媒体処理装置を示す正面図であり、
図3は、前記本実施例1の遊技媒体処理装置の構成を示
すブロック図である。
【0017】本実施例1の遊技媒体処理装置(以下処理
装置と略称する)4は、図1に示すように、遊技場内に
設置された遊技島1に並設された遊技機である各パチン
コ台3間に、各パチンコ台3に1対1に対応するように
設置されている。
【0018】本実施例1の処理装置4は、図2に示すよ
うな外観とされており、その全面パネル4aには、点灯
により処理装置4の動作を告知する動作ランプ10と、
遊技用記録媒体である磁気カ−ド2の抜き取りを報知す
る出力手段としての報知ランプ17と、硬貨投入口11
と、投入された合計金額を表示する合計金額表示部12
と、玉貸操作において一度に払い出されるパチンコ玉数
に該当する各種金額の入力ボタン13群から成る選択入
力部14と、玉貸終了操作に基づいて発行される有価価
値情報が記録可能とされた遊技用記録媒体である磁気カ
ード2の発行処理状況を利用者に報知するためのインジ
ケ−タ6と、後述する係止部材5の回動を可能とさせる
解除ボタン30と、前記にて発行された前記磁気カード
2が排出されるとともに、他の処理装置4にて発行され
た磁気カード2が挿入可能とされた磁気カード挿入排出
口7と、該排出口から排出される前記磁気カード2の抜
き取りを規制するア−ム部材5と紙幣投入口8と、投入
された硬貨が返却される硬貨返却口9と、が設けられて
いる。
【0019】これら遊技機であるパチンコ台3間に設け
られる処理装置4の内部構成は、図3に示すようになっ
ており、前記動作ランプ10や、前記報知ランプ17
や、玉貸操作において一度に払い出されるパチンコ玉数
に該当する各種金額の入力ボタン13群から成る選択入
力部14や、解除ボタン30や、前記インジケ−タ6に
加えて、前記合計金額表示部12の表示動作の制御を行
う表示ドライバ15と、前記硬貨投入口11に連設され
て投入される硬貨の識別および計数を行う硬貨識別計数
部18と、前記紙幣投入口8に連設されて投入される紙
幣の識別および計数を行う紙幣識別計数部19と、前記
磁気カード挿入排出口7に連設され、発行、排出される
磁気カ−ド2に有価価値情報である残金デ−タを書き込
むとともに、該磁気カード挿入排出口7に挿入される磁
気カ−ド2に記録されている残金データの読み出しを行
う磁気カ−ドリ−ダライタ20と、前記ア−ム部材5の
回動を規制するとともに該ア−ム部材5が磁気カ−ド2
の抜き取り可能な位置まで回動されたことを検知する施
錠手段としてのロックセンサ22と、前記硬貨識別計数
部18および紙幣識別計数部19より出力される識別計
数情報に基づいて後述する制御部16にて算出される合
計金額デ−タや、遊技者の貸し出し操作により貸し出さ
れたパチンコ玉数に該当する金額が減算された残金デ−
タや、後述する制御部であるマイクロプロセッシングユ
ニット(MPU)46の制御内容等が記述された制御プ
ログラム等を記憶する記憶部21と、通信ケーブル2
7’を介して管理コンピュータ28とのデータ通信を行
うための通信部27と、前記パチンコ台3に前記合計金
額に基づく有価価値であるポイントや、玉貸指示等を出
力およびパチンコ台3に設けられた玉貸ボタン23およ
び終了ボタン25からの入力のやり取りを行うインター
フェイス部29と、これら各部の制御や前記合計金額の
算出および所定の有価価値への換算並びに貸し出された
パチンコ玉数に該当する金額等の有価価値の減算を行う
制御部としてのマイクロプロセッシングユニット(MP
U)16と、を具備しており、これら各部は図3に示す
ように接続されている。
【0020】この前記MPU16は、パチンコ台3に設
けられている玉貸ボタン23、残数表示部24、貸し出
し操作の終了を入力する終了ボタン25および所定のパ
チンコ玉を計数して払い出しを行う玉切り払い出しユニ
ット26に、前記インターフェイス部29を介して接続
されており、利用者が前記玉貸ボタン23を入力するこ
とにより、予め前記選択入力部14にて選択された金額
に相当するパチンコ玉が貸し出されるようになってい
る。
【0021】本実施例1の磁気カード挿入排出口7部分
の構成を図4に基づいてより詳細に説明すると、前記磁
気カード挿入排出口7には、該排出口7より排出される
磁気カード2の排出側先端部を係止して、該磁気カード
2の抜き取りを規制する係止部5’を有する略U字状と
されたア−ム部材5が軸支により上下方向に回動可能に
前面パネル4aに配設されており、該ア−ム部材5はそ
の軸支部においてスプリング(図示せず)によって、前
記排出口7前方の前記磁気カード2を係止可能な位置に
付勢により保持されるようになっているとともに、前記
係止部5’の前記排出口7よりの距離が前記磁気カード
2の排出方向長さよりも短いものとされている。
【0022】また、前記軸支部には前記ア−ム部材5の
回動を不可とするとともに、該ア−ム部材5が磁気カー
ド2が抜き取り可能な位置に回動されたことを検知する
ロックセンサ22が配設されており、該ロックセンサ2
2からの検知信号が前記MPU16に出力されて、前記
報知ランプ17が点灯するようになっているとともに、
前記通信部27より前記管理コンピュータ28に抜き取
り操作がなされたことが抜き取り信号として出力される
ようになっている。
【0023】また、本実施例1に用いた前記排出口7に
連設される前記磁気カ−ドリ−ダライタ20は、前記磁
気カ−ド2からデータを読み出す位置の内部位置に、発
行する磁気カード2を貯溜する貯溜部を有し、該磁気カ
ード2の発行が可能とされているとともに残金が「0」
になった磁気カード2が該貯溜部に回収されるようにな
っている。
【0024】以下に本実施例1の処理装置4の動作につ
いて説明すると、利用者は、遊技を行いたい所望の遊技
台に1対1に対応して配設されている処理装置4に、適
宜な金額の硬貨または紙幣を前記貨幣投入口11または
紙幣投入口8より投入する。
【0025】これら投入された硬貨および/または紙幣
は、前記硬貨識別計数部18および/または紙幣識別計
数部19にて、その挿入が検出されるとともに、その金
種の識別および数量が計数されて、その情報が前記制御
部であるMPU16に出力される。
【0026】この際、投入された硬貨および紙幣の識別
が「NG」であった場合には、その貨幣は紙幣投入口8
および/または硬貨返却口9より返却される。
【0027】前記MPU16は前記出力されてきた金種
およびその数量情報に基づいてその合計金額を逐次算出
し、該合計金額を前記合計金額表示部12に表示すると
ともに、該合計金額が予め定めされた所定の金額(本実
施例1では1000円)以上となった場合には、該金額
情報を残金データとして前記磁気カ−ドリ−ダライタ2
0の前記貯溜部に貯溜されている磁気カード2に書き込
み、前記排出口7より発行する。尚、この際、余剰の金
額がある場合には、該余剰の金額が返却される。
【0028】これら発行された前記磁気カード2は、そ
の先端部が排出口7より露出するように排出され、これ
を抜き取る場合には、利用者は前記解除ボタン30を押
す。
【0029】これに基づき、前記MPU16は前記ロッ
クセンサ22にロックの解除を指示し、これにより前記
ア−ム部材5の回動不可が解除されて回動可能となる。
【0030】次いで利用者は、前記ア−ム部材5を前記
スプリングに抗して押し下げて回動させることにより、
前記磁気カード2先端部と前記係止部5’との係止が解
除されて、該磁気カード2を抜き取ることができるよう
になっている。
【0031】これら利用者により抜き取り操作がなされ
た場合には、前記センサ22が前記ア−ム部材5の回動
を検知して所定の信号が前記MPU16に出力され、該
MPU16は前記報知ランプを点灯して該抜き取り操作
がなされたことを係員等に報知するとともに、前記通信
部27を介して前記管理コンピュータ28に出力するよ
うになっている。
【0032】このようにすることで、該処理装置4にて
発行された磁気カード2は、これを抜き取るためには前
記した一連の操作を行う必要が生じることから、利用者
の意識を該発行された磁気カード2の即使用に向かせる
こととなるばかりか、該磁気カード2が覆われることな
く多くの部分が露出した状態であるため、再挿入には何
の操作も必要ないことから、より一層利用者の意識を該
発行された磁気カード2の即使用に向かせることがで
き、該磁気カ−ド2が再挿入されて使用される割合を高
めることができるようになる。
【0033】これら再挿入された磁気カード2からは、
該磁気カード2に記録されている残金データが読み出さ
れて前記MPU16に出力され、該MPU16は、有価
価値として100円を1ポイントとするポイント数に、
該残金データを換算して、対応付けられている遊技機で
あるパチンコ台3に前記インターフェイス部29を介し
て出力する。
【0034】これら出力された有価価値としてのポイン
ト数は、前記パチンコ台3の上皿前面に設けられている
残数表示部24に表示される。
【0035】ここで、利用者は一度に貸し出される所望
の玉数を変更したい場合には、前記入力ボタン13群か
ら所望の玉数を選択して入力した後、前記パチンコ台3
に設けられている玉貸ボタン23を入力する。
【0036】本実施例1では、前記入力ボタン13の入
力に際して、前記合計金額より大きな金額に該当する入
力ボタン13の入力を前記MPU16が受け付けないよ
うにプログラムされいる。
【0037】該玉貸ボタン23の入力に基づいて、前記
MPU16は、パチンコ台3内部に設けられている前記
玉切り払い出しユニット26に、前記にて選択された一
度に貸し出される金額に該当するパチンコ玉数の払い出
しを指示する。
【0038】更に、前記MPU16は前記一度に貸し出
される金額を前記残金データより減算して新たな残金デ
ータを算出し、前記残数表示部24の表示を更新する。
【0039】このようにして利用者は、前記玉貸ボタン
23を逐次操作して貸し出されたパチンコ玉で遊技を実
施し、これら貸し出しにより前記残金が「0」になった
場合には、前記磁気カードリーダライタ20内部に挿入
されている磁気カード2は、外部に排出されず前記貯溜
部に回収されて再度使用されるようになっている。
【0040】本実施例1では、前記のように残金データ
を有価価値情報として磁気カード2に直接記録している
が、これら磁気カード2に記録されるデータを該有価価
値情報を特定可能な識別符号とし、これを前記管理コン
ピュータ28に記憶、登録するようにしても良い。
【0041】また、本実施例1では前記したようにア−
ム部材5を略U字状としているが、このようにすること
は、排出される磁気カ−ド2が湾曲可能な柔軟性を有す
る場合でも、その抜き取りを規制できることから好まし
いが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
ア−ム部材の形状は前記磁気カ−ド2の先端部を係止す
る係止部を前記排出口7の前方所定位置に配置可能な形
状であれば良く、任意とされる。
【0042】また、本実施例1では、前記アーム部材5
を回動させる前に前記解除ボタン30を押してロックを
解除することでアーム部材5が回動可能とされることか
ら、磁気カード2の抜き取りを確実に規制できることか
ら好ましいが、本発明はこれに限定されるものではな
く、前記施錠手段であるロックセンサ22を具備せず
に、アーム部材5は遊技者により適宜回動可能とされて
も良い。
【0043】また、本実施例1では、前記磁気カード2
の排出時に前記係止部5’と磁気カード2の先端部とが
当接しないようになっているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、該磁気カード2が排出された時点で
先端部と係止部5’とが排出時に当接するようにしても
良い。
【0044】(実施例2)図5は、本実施例2の処理装
置4における磁気カード挿入排出口7部分の構成を示す
側断面図である。
【0045】本実施例2では、前記実施例1の略U字状
の係止部材に代えて、図5に示すような上下方向にスラ
イド可能な略L字状とされて、前記磁気カ−ド2の上部
先端部が露出するような係止部材33を設けている。
【0046】この係止部材33には、前記排出口7より
露出する磁気カード2の下部先端部が嵌入可能なL字状
の溝部が形成され、これら溝部と前記排出口7との距離
が、前記磁気カード2の排出方向長さよりも短くなるよ
うになっており、該係止部材33を下方にスライドさせ
ることにより磁気カード2の抜き取りが可能となるよう
になっている。
【0047】また、この係止部材33をスライド可能に
支持するスライドレール34には、スプリング(図示せ
ず)が配設されていて、前記係止部材33が通常におい
てその上部位置に配置されるように付勢されており、利
用者が磁気カード2を抜き取る場合には、該係止部材3
3を前記スプリングに抗して押し下げることで可能とな
るようになっている。
【0048】このスライドレール34の所定位置には、
前記係止部材33の下方へのスライドを抑止する施錠手
段としてのピンストッパ32の出没を行う電磁ソレノイ
ド31が設けられており、該電磁ソレノイド31は前記
MPU16に接続されていて、該MPU16のによりそ
の動作が制御されている。
【0049】また、前記排出口7の上部位置には前記実
施例1と同様に解除ボタン30を設けており、該解除ボ
タン30は前記MPU16に接続され、この解除ボタン
30からの入力に基づいてMPU16が前記電磁ソレノ
イド31の動作を制御して前記係止部材33のスライド
が可能となるようになっている。
【0050】以下、本実施例2の処理装置4の動作を説
明すると、実施例1と同様に発行された磁気カード2は
図5に示すように、その先端部が露出するように排出さ
れる。
【0051】この発行された磁気カード2は、前記係止
部材33の前記溝部に嵌入するとともに、その先端部が
係止部材33により係止されてその抜き取りが規制さ
れ、該係止部材33の下方へのスライドが前記ピンスト
ッパ32により抑止されいる。
【0052】これら発行された磁気カード2を抜き取る
場合には、利用者が前記解除ボタン30を押すことによ
り、前記MPU16によって前記電磁ソレノイド31に
ピンストッパ32の収納が指示されて前記係止部材33
の下方へのスライドが可能となって磁気カード2の取り
出しができるようになっており、これら解除ボタン30
が押されることにより、前記報知ランプ17が点灯され
て磁気カード2の抜き取りが係員に報知されるととも
に、前記管理コンピュータ28に該抜き取りがなされた
ことが出力されるようになっている。
【0053】これら本実施例2のようにすれば、利用者
が発行された磁気カード2の抜き取りを行う場合には、
前記解除ボタン30を操作して前記係止部材33を下方
にスライドさせる必要があるとともに、前記排出された
磁気カ−ド2の先端上部が大きく露出しており、これを
押すことに何らの操作も必要としないことから、利用者
の意識をより一層該排出された磁気カ−ド2の即使用へ
向かせることができ、該磁気カード2が再挿入されて使
用されるようになる。
【0054】更に、本実施例2のように前記係止部材3
3がスライドするようにすることで、これら係止部材3
3による係止を解除するために前記排出口7の前方に必
要とされるスペ−スを省くこともできるようになる。
【0055】また、本実施例2では、前記のように係止
部材33を排出される磁気カ−ド2の下方位置に配置
し、下方へスライド可能としているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、これら係止部材33の配置位
置は、前記排出口7の利用者からの位置に基づいて適宜
上部または側部に設けても良く、これに併せてそのスラ
イド方向も適宜選択すれば良い。
【0056】また、本実施例2では、前記L字状の係止
部材33をスライドさせる前に前記解除ボタン30を押
してロックを解除することで係止部材33がスライド可
能とされることから、磁気カード2の抜き取りを確実に
規制できることから好ましいが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、前記施錠手段である電磁ソレノイド
31を具備せずに、係止部材33は遊技者により適宜ス
ライド可能とされても良い。
【0057】(実施例3)図6は、本実施例3の処理装
置4における磁気カード挿入排出口7部分の構成を示す
側断面図である。
【0058】本実施例3では、図6(c)に示すよう
に、その側部に排出される磁気カ−ド2の縦方向長さよ
りも短い開口長を有する開口36と、磁気カ−ド2の縦
方向長さよりも長い開口長を有する開口38とを有する
コ字状の係止部材35が、没状態においては前記排出口
7を覆うように前面パネル4a面より出没自在に装着さ
れている。
【0059】この係止部材35の内周ほぼ中央部には、
排出される磁気カード2の先端外周部が嵌入可能な溝部
37が形成され、磁気カ−ドリダライタ20’内部に設
けられたストッパ39により、通常において該係止部材
35が突出可能とされている長さは、図6(b)に示す
ように前記排出口7より排出される磁気カード2の露出
長さとほぼ同様とされていて、これら発行された磁気カ
ード2の抜き取りができないようになっている。
【0060】これら本実施例3の処理装置の動作につい
て説明すると、前記係止部材35は通常においては図6
(a)に示すように、前記排出口7を覆うように位置し
ている。
【0061】この状態にて磁気カード2が発行、排出さ
れると、該係止部材35は排出される磁気カード2の先
端部により押し出されて図6(b)のように突出し、前
記開口35より発行された磁気カード2が確認できるよ
うになっている。
【0062】利用者がこの磁気カード2の抜き取りを行
う場合には、前記排出口7の上部位置に設けられている
解除ボタン30を入力することにより、前記ストッパ3
9による係止部材35の前方へのスライド抑止が解除さ
れて、係止部材35および磁気カード2を前方に引き出
すことが可能となり、図6(c)のようにこれら所定の
位置まで引き出した状態にて、前記側部開口38より磁
気カ−ド2を取り出すことができるようになる。
【0063】また、利用者が該磁気カ−ド2を再挿入す
る場合には、該係止部材35を押すことにより、この係
止部材35に連れて磁気カ−ド2が押され磁気カ−ドリ
ダライタ20’内部に取り込まれるようになる。
【0064】これら本実施例3によれば、前記実施例1
および2と同様に利用者の意識を、より一層発行された
磁気カ−ド2の即使用に向かせることができるばかり
か、前記のように、これら磁気カード2を再挿入する場
合には、利用者は前記係止部材35を押して磁気カード
2を挿入するようになるため、利用者の手が前記磁気カ
ード2に直接触れることが少なく、磁気カード2が汚れ
ることが防止されて該磁気カード2を再使用してもこれ
ら汚れによる不具合を低減することができるようにな
る。
【0065】また、前記のように、前記排出口7が磁気
カード2の排出時以外は常に前記係止部材35により覆
われているため、これら排出口に異物等が侵入すること
や悪戯や不正などが行われることを防止することができ
るようにもなる。
【0066】また、本実施例3では、前記コ字状の係止
部材35を前方方向へ引き出す前に前記解除ボタン30
を押してロックを解除することで係止部材35が引き出
し可能とされることから、磁気カード2の抜き取りを確
実に規制できることから好ましいが、本発明はこれに限
定されるものではなく、前記施錠手段であるストッパ3
9を具備せずに、係止部材35は遊技者により適宜引き
出し可能とされても良い。
【0067】(実施例4)図7は、本実施例4の処理装
置における磁気カード挿入排出口7部分の構成を示す側
断面図であり、図8は、本実施例4の処理装置における
磁気カード挿入排出口7部分の構成を示す上視断面図で
ある。
【0068】本実施例4の処理装置4は、図7に示すよ
うに、前記実施例1〜3が排出口7近傍に磁気カード2
の抜き取りを規制するア−ム部材や係止部材を設けてい
たのに対し、本実施例4ではこれらア−ム部材や係止部
材を設けておらず、これらア−ム部材や係止部材と同様
に磁気カード2の抜き取りを規制する機構を磁気カ−ド
リ−ダライタ20”内部に設けている。
【0069】また、本実施例4では、前記排出口7の上
方に挿入ボタン46が、下方に抜取ボタン40が設けら
れていて、これら各ボタンは前記MPU16に接続され
ている。
【0070】前記本実施例4の磁気カ−ドリ−ダライタ
20”の構造を、図8に基づいて説明すると、該リ−ダ
ライタ20”内部のカ−ド搬送レ−ル43の側部所定位
置には、該搬送レ−ル43中を搬送される磁気カ−ド2
の移動を行うための1対の搬送ロ−ラ41と、磁気カ−
ド2の挿入排出を行う1対の挿入排出ロ−ラ42が磁気
カ−ド2を挟持可能に配置されており、これら各ロ−ラ
は、それぞれの駆動モ−タ44および45によりギアを
介して駆動回転されるようになっており、これら駆動モ
−タ44、45の動作は、前記MPU16ににより制御
されている。
【0071】以下に本実施例4の処理装置の動作につい
て説明すると、利用者が磁気カ−ドの発行を行うと、該
磁気カ−ド2は前記搬送ロ−ラ41にて挿入排出ロ−ラ
42に送られ、図7に示すように、排出口7から目視で
きるまでも指触出来ない位置に停止される。
【0072】このため利用者は、該排出された磁気カ−
ド2を掴むことができないことから、該利用者による磁
気カ−ド2の抜き取りが規制される。
【0073】この段階において、利用者が該磁気カ−ド
2を即使用するために挿入する場合には、前記挿入ボタ
ン46を押すことにより、前記MPU16が前記駆動モ
−タ45により挿入排出ロ−ラ42を内部方向に回転さ
せて、該磁気カ−ド2が取り込まれる。
【0074】また、利用者が該磁気カ−ド2を抜き取り
たい場合には、前記抜取ボタン40を押すことにより、
前記MPU16が前記駆動モ−タ45により挿入排出ロ
−ラ42を排出方向に回転させて、磁気カ−ド2が図8
の一点鎖線で示すように排出口7より露出するようにな
り、利用者は該磁気カ−ド2を抜き取ることができるよ
うになる。
【0075】これら本実施例4のようにすれば、前記実
施例3と同様に、これら再挿入される磁気カ−ド2が利
用者により触れられることがないことから、該磁気カ−
ド2が汚れ難く、よってこれら磁気カ−ド2を再使用す
る場合におけるこれら汚れによる不具合を防止できるば
かりか、排出口近傍にア−ム部材や係止部材を配置しな
いことから、これら処理装置前方に必要とされるスペ−
スを低減することもできる。
【0076】また、本実施例4では前記搬送ロ−ラ41
と挿入排出ロ−ラ42を個別としているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、これら各ロ−ラを同一の
ものとしても良いし、更には、これら磁気カ−ド2の搬
送をベルト等を用いて実施するようにしても良い。
【0077】以上、本発明の実施形態を図面により前記
各実施例にて説明してきたが、本発明はこれら各実施例
に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない
範囲における変更や追加があっても本発明に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0078】また、前記各実施例においては、記録媒体
を磁気カード2としているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、前記有価価値を特定可能な情報を記録
できるものであれば、特に限定されるものではない。
【0079】また、前記各実施例では、有価価値である
金額データ自体を磁気カード2に記録しているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、これら磁気カード
2に記録される情報としては、該有価価値を特定できる
識別符号等であっても良く、更には前記金額データとと
もに有価価値を特定できる識別符号を記録するようにし
ても良い。
【0080】更に、本実施例2では前記解除ボタン30
の操作を利用者ができるようにしているが、これら解除
ボタン30をシリンダスイッチ等として、所定の鍵等を
所持する係員のみが前記解除を可能とするようにした
り、前記解除ボタン30をリモコン受信部とし、係員が
所持するリモコン送信機によってのみ施錠手段が解除さ
れるようにしても良い。
【0081】このようにすれば、これら解除を許された
特定の人のみが磁気カード2の抜き取りを実施きるよう
にすることができる。
【0082】また、前記各実施例では、磁気カ−ド2の
抜き取りを報知ランプ17にて報知しているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、これらランプとして
遊技島の呼び出しランプが点灯するようにしたり、音声
を出力して係員等が目視でなくとも抜き取りの発生を確
認できるようにしても良い。
【0083】また、前記各実施例では、遊技媒体である
パチンコ玉の貸出を、パチンコ台3より行うようにして
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
ら玉の貸出を行うための前記玉切り払い出しユニット2
6を処理装置4内部に設けて、該処理装置4よりガイド
等を通じてパチンコ台3の上皿に玉が供給されて貸出が
行われるようにしても良い。
【0084】また、前記各実施例では遊技機としてパチ
ンコ台および遊技媒体としてパチンコ玉を例に説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊
技機は、パチンコ玉やコイン、その他の小片媒体で遊技
する各種遊技機や、これら遊技機がコンピュータ等によ
り画像にて成されている遊技機および遊技に必要な各種
装置の設置台を示すものであり、前記遊技媒体は、前記
したようにパチンコ玉以外に、コインその他の小片媒体
を示すとともに、遊技媒体が遊技機内部に内封された遊
技機や小片媒体を一切用いないで遊技を行う遊技機又は
遊技機が前記コンピュータの画像等にて成されている場
合には、その獲得または残数データ等を示すものであ
る。
【0085】また、前記各実施例においては、前記処理
装置4を遊技機であるパチンコ台3間に配置している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これ処理
装置4は、パチンコ台3に1対1に対応するものであれ
ば、その配置位置は該パチンコ台3近傍であれば良い。
【0086】また、本発明の遊技用記録媒体処理装置
は、遊技用記録媒体に記録された有価価値を特定可能な
情報から特定される有価価値が「0」になったことを条
件に該遊技用記録媒体を回収する回収機構を有するが、
この回収タイミングとしては、前記有価価値が「0」に
なった際に即時自動にて回収が実行されても良いし、所
定時間待機してその間に追加発行(入金等)の要求が無
かった時に回収するようにしても良く、更には回収ボタ
ン等により回収操作がなされた場合に回収を行うように
しても良い。
【0087】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0088】(a)請求項1の発明によれば、前記遊技
用記録媒体の抜き取りを規制する部材を前記アーム部材
とすることにより、排出口より発行、排出される遊技用
記録媒体の多くの部分が露出された状態で抜き取りが規
制されることから、該排出された遊技用記録媒体の再挿
入が行い易くなるため、利用者の意識を即使用に向ける
ことができる。
【0089】(b)請求項2の発明によれば、前記遊技
用記録媒体の抜き取りを規制する部材を前記L字状の係
止部材とすることにより、排出口より発行、排出される
遊技用記録媒体先端部の一部が露出された状態で抜き取
りが規制されることから、該排出された遊技用記録媒体
の再挿入が行い易くなるため、利用者の意識を即使用に
向けることができるばかりか、前記係止部材が遊技用記
録媒体の排出方向と直交する方向にスライドすることか
ら、前記排出口前方に必要とされるスペースも低減でき
る。
【0090】(c)請求項3の発明によれば、前記遊技
用記録媒体の抜き取りを規制する部材を該遊技用記録媒
体の移動とともに出没自在とされた額状の係止部材とす
ることにより、該係止部材を押し込むことで容易に該遊
技用記録媒体の再挿入ができるようになるため、利用者
の意識を即使用に向けることができるばかりか、前記排
出口前方に必要とされるスペースも低減できるととも
に、利用者により遊技用記録媒体が直接触れられ難く、
汚れ難くなることから、再使用時におけるこれら汚れに
伴う不具合を低減することもできる。
【0091】(d)請求項4の発明によれば、前記遊技
用記録媒体が指触不能でかつ可視可能に排出されること
から、利用者の意識を即使用に向けることができるばか
りか、前記排出口前方または近傍に、該遊技用記録媒体
の抜き取りを規制するための部材等を配置する必要がな
く、前記排出口前方に必要とされるスペースも低減でき
るとともに、利用者により遊技用記録媒体が直接触れら
れ難く、汚れ難くなることから、再使用時におけるこれ
ら汚れに伴う不具合を低減することもできる。
【0092】(e)請求項5の発明によれば、利用者に
よる遊技用記録媒体の抜き取りを逐次監視できるため、
前記遊技用記録媒体を不正使用する目的で抜き取ること
を抑制できる。
【0093】(f)請求項6の発明によれば、該施錠手
段の解除を許可された特定の遊技者または係員等のみが
抜き取りまたは抜き取りの許可を実施できるようになる
ばかりか、前記遊技用記録媒体を不正使用する目的で抜
き取ることも抑制できる。
【0094】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における処理装置を備えた遊
技島を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の実施例1における処理装置を示す正面
図である。
【図3】本発明の実施例1における処理装置の構成を示
すブロック図である。
【図4】本発明の実施例1における磁気カード挿入排出
口付近の詳細を示す一部破断斜視図である。
【図5】本発明の実施例2の処理装置における磁気カー
ド挿入排出口付近の詳細を示す側断面図である。
【図6】(a)〜(c)は、本発明の実施例3の処理装
置における磁気カード挿入排出口付近の詳細を示す側断
面図である。
【図7】本発明の実施例4の処理装置における磁気カー
ド挿入排出口付近の詳細を示す側断面図である。
【図8】本発明の実施例4の処理装置における磁気カー
ド挿入排出口付近の詳細を示す上視断面図である。
【符号の説明】
l 遊技島 2 磁気カード(遊技用記録媒体) 3 パチンコ台(遊技機) 4 処理装置(遊技媒体処理装置) 4a 前面パネル 5 ア−ム部材 5’ 係止部 6 インジケータ 7 磁気カード挿入排出口 8 紙幣投入口 9 硬貨返却口 10 動作ランプ 11 硬貨投入口 12 合計金額表示部(表示部) 13 入力ボタン 14 選択入力部 15 表示ドライバ 16 マイクロプロセッシングユニット(MPU) 17 報知ランプ 18 硬貨識別計数部 19 紙幣識別計数部 20 磁気カードリーダライタ 20’ 磁気カードリーダライタ 20” 磁気カードリーダライタ 21 記憶部 22 ロックセンサ 23 貸出ボタン 24 残数表示部 25 終了ボタン 26 玉切り払い出しユニット 27 通信部 27’ 通信ケ−ブル 28 管理コンピュータ 29 インターフェイス部 30 解除ボタン 31 電磁ソレノイド 32 ピンストッパ 33 係止部材 34 スライドレ−ル 35 係止部材 36 開口 37 溝部 38 開口 39 ストッパ 40 抜取ボタン 41 搬送ロ−ラ 42 挿入排出ロ−ラ 43 搬送レ−ル 44 駆動モ−タ 45 駆動モ−タ 46 挿入ボタン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機と対で設けられ、該遊技機におい
    て使用される遊技媒体を貸出可能な有価価値を特定可能
    な情報が記録された遊技用記録媒体から該情報を読み出
    して遊技媒体の貸出を許容するとともに、該情報から特
    定される有価価値が「0」となったことを条件に該遊技
    用記録媒体を回収する回収機構を有する遊技用記録媒体
    処理装置において、前記遊技用記録媒体の排出口前方に
    位置可能な係止部を有するアーム部材を回動可能に軸支
    し、少なくとも該排出口からの該遊技用記録媒体の抜き
    取りに際して、該係止部が前記排出口より排出される遊
    技用記録媒体の排出方向先端部を、係止可能に位置する
    ように、前記アーム部材を付勢して成ることを特徴とす
    る遊技用記録媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 遊技機と対で設けられ、該遊技機におい
    て使用される遊技媒体を貸出可能な有価価値を特定可能
    な情報が記録された遊技用記録媒体から該情報を読み出
    して遊技媒体の貸出を許容するとともに、該情報から特
    定される有価価値が「0」となったことを条件に該遊技
    用記録媒体を回収する回収機構を有する遊技用記録媒体
    処理装置において、前記遊技用記録媒体の排出口近傍
    に、該遊技用記録媒体の排出方向と直交する方向にスラ
    イド可能なL字状の係止部材を設け、該係止部材を前記
    排出口より排出される遊技用記録媒体の排出方向先端部
    を係止する位置に付勢して成ることを特徴とする遊技用
    記録媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 遊技機と対で設けられ、該遊技機におい
    て使用される遊技媒体を貸出可能な有価価値を特定可能
    な情報が記録された遊技用記録媒体から該情報を読み出
    して遊技媒体の貸出を許容するとともに、該情報から特
    定される有価価値が「0」となったことを条件に該遊技
    用記録媒体を回収する回収機構を有する遊技用記録媒体
    処理装置において、前記遊技用記録媒体の排出口近傍
    に、排出される該遊技用記録媒体の先端外周部を覆う額
    状の係止部材を、該遊技用記録媒体の排出に連動して突
    出するように出没自在に設けたことを特徴とする遊技用
    記録媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 遊技機と対で設けられ、該遊技機におい
    て使用される遊技媒体を貸出可能な有価価値を特定可能
    な情報が記録された遊技用記録媒体から該情報を読み出
    して遊技媒体の貸出を許容するとともに、該情報から特
    定される有価価値が「0」となったことを条件に該遊技
    用記録媒体を回収する回収機構を有する遊技用記録媒体
    処理装置において、該遊技用記録媒体は該遊技用記録媒
    体の排出口に指触不能でかつ可視可能に排出され、所定
    操作がなされることで再度挿入または抜き取り可能に排
    出されることを特徴とする遊技用記録媒体処理装置。
  5. 【請求項5】 前記遊技用記録媒体の前記排出口からの
    抜き取りを検知することによって、該抜き取りを報知ま
    たは抜き取り信号を出力する出力手段を具備する請求項
    1〜4のいずれかに記載の遊技用記録媒体処理装置。
  6. 【請求項6】 前記遊技用記録媒体の前記排出口からの
    抜き取りを適宜不能とする施錠手段を具備する請求項1
    〜5のいずれかに記載の遊技用記録媒体処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005021256A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Glory Ltd 遊技媒体貸出システム
JP2008295943A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Omron Corp カード抜き出し防止機構、カード読取装置及び遊技媒体貸出装置
JP2010279489A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Glory Ltd 各台対応装置及び遊技システム

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