JP2000140218A - 遊技球搬送装置 - Google Patents

遊技球搬送装置

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JP2000140218A
JP2000140218A JP10320724A JP32072498A JP2000140218A JP 2000140218 A JP2000140218 A JP 2000140218A JP 10320724 A JP10320724 A JP 10320724A JP 32072498 A JP32072498 A JP 32072498A JP 2000140218 A JP2000140218 A JP 2000140218A
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game
game ball
upper plate
game balls
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JP10320724A
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English (en)
Inventor
Koji Kuroda
孝司 黒田
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KOYO JUSHI KK
Koyo Jushi KK
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KOYO JUSHI KK
Koyo Jushi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球を簡単に上皿へ搬送可能な遊技球搬送
装置を提供すること。 【解決手段】 遊技球搬送装置は、玉箱設置部12に設
置された玉箱10から遊技球Bが案内通路14へと放出
され、遊技球押込部材16が回転駆動されると、遊技球
Bは1球ずつ送り歯の間に取り込まれ、次々に管状通路
内18へと押し込まれる。遊技球押込部材16が、遊技
球Bを管状通路18の入口側から管状通路18内へ1球
ずつ押し込む動作を繰り返すと、先に押し込まれた遊技
球Bが、後から押し込まれた遊技球Bによってさらに奥
へと押し込まれてゆき、最終的には管状通路18の出口
側から遊技球Bが溢れ出る。管状通路18の出口側は、
上皿Uの上方に配置されているので、溢れ出た遊技球B
は上皿Uへ供給されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機から排
出されて下皿や玉箱に貯まっている遊技球を、弾球遊技
機へ投入するために上皿へと搬送する際に使用される遊
技球搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パチンコ機に代表される弾球
遊技機は、上皿に貯められた遊技球が発射装置へ導かれ
て遊技盤へと発射され、その遊技球が遊技盤上に配置さ
れた入賞装置に入賞すると、あらかじめ定められた数量
の賞球が上皿へ排出されるようになっている。また、こ
の上皿には、遊技球がある程度の数量しか貯まらないた
め、その数量を超える遊技球は下皿へ排出されるように
なっている。さらに、下皿に貯まった遊技球は、必要に
応じて、下皿の下方に設置された玉箱に放出できるよう
になっている。下皿や玉箱に貯まっている遊技球は、上
皿の遊技球が減少してきたような場合に、上皿へ移して
遊技に利用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、下皿や玉箱に貯まっている遊技球を、遊技客が手作
業で上皿へ移しており、例えば、片手で遊技を継続しな
がら、もう一方の手で遊技球をつかんで少しずつ上皿へ
移すなどしていたが、これでは、少量の遊技球を何度と
なく上皿へ移さなければならないため、きわめて手間が
かかり、遊技に集中できないという問題があった。
【0004】また、空いた手で玉箱ごと遊技球を持ち上
げて上皿へ注ぎ込むといったこともしばしば行われる
が、少量の遊技球であればともかく、あまり多量の遊技
球が入っていると、握力や腕力の弱い人にとっては、片
手で玉箱を持ち上げることが困難なことがあり、無理を
して不安定な状態で遊技球を上皿へ注ぎ込もうとする
と、遊技球を上皿外へこぼしてしまうこともあった。
【0005】もちろん、玉箱を両手でしっかりとつかん
で遊技球を上皿に注ぎ込むことは可能であるが、それで
は遊技を一旦中断して作業を行わざるを得ないという問
題があった。本発明は、上記諸問題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、下皿や玉箱にある遊技
球を簡単に上皿へ搬送可能で、その搬送作業を遊技を継
続しながらでも実施でき、手作業で移す場合のような面
倒な手間や労力がかからない遊技球搬送装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段、および発明の効果】上述
の目的を達成するため、請求項1に記載の遊技球搬送装
置は、個々の弾球遊技機に対応させて、各弾球遊技機の
外部に設置して利用される遊技球搬送装置であって、前
記弾球遊技機の下皿よりも下方にある遊技球を、前記弾
球遊技機の上皿へと搬送可能な搬送手段を備えたことを
特徴とする。
【0007】この遊技球搬送装置において、弾球遊技機
の下皿よりも下方にある遊技球は、例えば玉箱、遊技球
搬送装置のために設けた専用容器、あるいは、その他の
容器に貯められている遊技球であり、これらは、通常、
下皿から落下させた遊技球や玉貸機からの貸出を受けた
遊技球である。
【0008】搬送手段は、必要に応じて作動および停止
させることができるものである。作動開始条件として
は、例えば、遊技客が開始スイッチを操作した時、搬送
すべき遊技球がセットされたことをセンサ等で検出した
時、といった条件を考え得る。搬送すべき遊技球がセッ
トされたことは、セットされた遊技球の荷重によって接
点が閉じられるスイッチや、セットされた遊技球によっ
て光路が遮断される光センサ、セットされた遊技球との
接触に伴って導通する一対の電極などをセンサとして利
用すれば検出できる。
【0009】作動停止条件としては、例えば、遊技客が
停止スイッチを操作するまで、一定時間作動した後、一
定数量だけ搬送した後、搬送すべき遊技球がセンサ等で
検出できなくなるまで、上皿に十分な量の遊技球が貯ま
ったことをセンサ等で検出した時、といった条件を考え
得る。上記一定時間、上記一定数量に代えて、任意に設
定可能な時間、任意に設定可能な数量としてもよく、こ
れらの時間や数量を遊技客が任意に設定可能としてもよ
いし、遊技場の店員だけが任意に設定可能としてもよ
い。上記停止スイッチは、上記開始スイッチと同一スイ
ッチのオン/オフを開始/停止に割り当ててあってもよ
いし、上記開始スイッチとは別に設けてもよい。上記作
動時間は、遊技球搬送装置に内蔵されるタイマ等で計測
可能であり、コンデンサの充放電にかかる時間を利用し
て一定時間だけ作動するようにしてもよい。遊技球の搬
送数量は、実際に遊技球の存在を検出してカウントして
もよいし、搬送手段の作動量から搬送数量を推定しても
よい。搬送すべき遊技球があるか否かは、上述した搬送
すべき遊技球がセットされたか否かを検出する手法と同
じ手法で検出できる。上皿に十分な量の遊技球が貯まっ
たか否かは、例えば、搬送手段による搬送経路末端付近
を上皿に近接させておき、その搬送経路末端付近に配置
した接触センサが上皿に貯まった遊技球に接触した場合
に、上皿に十分な量の遊技球が貯まったと判断するよう
に構成できる。
【0010】これらの諸条件は、1つだけを採用しても
よいが、2つ以上をオア条件もしくはアンド条件として
組み合わせてもよく、例えば、作動を終了する条件とし
て、遊技客が停止スイッチを操作するまでという条件を
主条件としながら、搬送すべき遊技球がセンサ等で検出
できなくなったら自動停止するようにしてもよい。
【0011】以上のように構成された遊技球搬送装置に
よれば、遊技客が必要に応じて遊技球搬送装置を作動さ
せるだけで、搬送手段が、弾球遊技機の下皿よりも下方
にある遊技球を、弾球遊技機の上皿へと搬送するので、
遊技客が手作業で遊技球を上皿へ移さなくても、必要な
だけ遊技球を上皿に移すことができる。
【0012】したがって、下皿から落下させた遊技球、
あるいは玉箱にある遊技球などを、簡単に上皿へ搬送す
ることができるので、その搬送作業を遊技を継続しなが
らでも実施でき、手作業で移す場合のような面倒な手間
や労力がかからない、という効果がある。
【0013】また、弾球遊技機から外部へ払い出された
遊技球を、弾球遊技機の外部において上皿へと移してお
り、弾球遊技機自体の構造にはいっさい手を加える必要
がないので、特殊な形態の弾球遊技機でなくても既存の
弾球遊技機であれば十分に利用できる、という効果もあ
る。
【0014】さらに、弾球遊技機から外部へ払い出され
た遊技球を、弾球遊技機の外部において上皿へと移す構
造としたことで、遊技客の監視下で遊技球が搬送される
ことになるので、遊技客にとっては、遊技機内部で同種
の動作をさせるものに比べ、適正に遊技球が搬送されて
いることを確認しやすく、安心感、公正感が高くなる、
という副次的な効果もある。
【0015】次に、請求項2に記載の遊技球搬送装置
は、前記搬送手段として、内部を前記遊技球が1列に並
んで通過可能で、その一端が前記下皿よりも下方に配置
される一方、他端が前記上皿の上方に配置される管状通
路と、前記下皿よりも下方にある遊技球を、前記管状通
路の一端から該管状通路内へ1球ずつ押し込む動作を繰
り返す遊技球押込手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】この遊技球搬送装置において、管状通路
は、遊技球が通路の途中で通路外へ脱落しないようなも
のであればよく、例えば、遊技球が通過できないような
隙間であれば、そのような隙間が管状通路をなす壁面に
形成されていても差し支えない。また、断面形状が円形
である必要はなく、どのような断面形状の通路であって
もよい。さらに、通路自体が管として機能するものであ
れば、通路をなす壁面の外回りの構造はどのような形態
であってもよく、必ずしも筒状の部材で管状通路を形成
する必要はない。なお、管状通路の一端から遊技球を押
し込むことにより、一端から他端まで遊技球がスムーズ
に通過できなければならないので、管状通路をなす壁面
は摩擦抵抗の小さいものほど望ましく、また、遊技球の
移動を妨げるような過度な屈曲部分は存在しないものの
方が望ましい。
【0017】遊技球押込手段は、管状通路へ遊技球を押
し込み得る構造のものであれば何でもよいが、例えば、
スプロケット状の送り歯を有する部材をモータにより回
転駆動し、その部材の送り歯間に遊技球を噛み込みなが
ら、順に管状通路内へと送り込むものを考え得る。ある
いは、ピストン状の部材をクランク軸等に連結してモー
タで往復駆動し、その部材の後退時に遊技球を供給し
て、前進時に遊技球を管状通路内へと送り込むものなど
でもよい。
【0018】以上のように構成された遊技球搬送装置に
よれば、管状通路は、内部を遊技球が1列に並んで通過
可能なものなので、遊技球押込手段が、遊技球を管状通
路の一端から該管状通路内へ1球ずつ押し込む動作を繰
り返すと、先に押し込まれた遊技球が、後から押し込ま
れた遊技球によってさらに奥へと押し込まれてゆき、最
終的には管状通路の他端から遊技球が溢れ出る。管状通
路の他端は、上皿の上方に配置されているので、溢れ出
た遊技球は上皿へ供給されることになる。
【0019】したがって、この遊技球搬送装置でも、上
記請求項1に記載の遊技球搬送装置について述べたとお
りの作用、効果がある。また特に、遊技球押込手段は、
駆動力源や各種可動機構を備えているため、重量物とな
りやすいが、相対的に下方に位置する管状通路の一端に
遊技球を送り込む構造で、相対的に上方に位置する管状
通路の他端は軽量化を図りやすいので、遊技球搬送装置
全体を比較的低重心な構造とすることができ、安定性を
高くすることができる、という効果がある。
【0020】なお、請求項1に記載の遊技球搬送装置に
おいて採用可能な搬送手段は、請求項2に記載した搬送
手段に限らない。具体的には、例えば、2組の無端ベル
トに挟まれた経路が所期の搬送経路となるように両無端
ベルトを接触配置し、それらの無端ベルトを駆動するこ
とにより、無端ベルト間に挟まれた遊技球が上皿へと搬
送されるものを、搬送手段としてもよい。この場合、一
方の無端ベルトのみを駆動して、他方の無端ベルトは一
方の無端ベルトとの接触に伴う摩擦力で従動するように
してあってもよいし、両方の無端ベルトをそれぞれ駆動
してもよい。あるいは、円筒形のケーシングに内装され
たスクリューコンベヤを回転させ、スクリューコンベヤ
の螺旋状突設片の間にできる隙間に沿って遊技玉を上方
へ送るものを、搬送手段としてもよい。但し、これら
は、搬送経路の上端側にも可動機構を配置することにな
るので、請求項2に記載の構成に比べ、遊技球搬送装置
全体の重心が高くなりやすい傾向がある。
【0021】次に、請求項3に記載の遊技球搬送装置
は、常時は閉鎖位置にあるシャッタを開放位置に変位さ
せると内部の遊技球を放出する構造の玉箱を設置可能
で、当該玉箱を設置すると前記シャッタを開放位置へ変
位させる玉箱設置部と、該玉箱設置部に設置された玉箱
から放出される遊技球を、前記遊技球押込手段まで案内
する案内通路とを備えたことを特徴とする。
【0022】この遊技球搬送装置において利用される玉
箱は、常時は閉鎖位置にあるシャッタを開放位置に変位
させると内部の遊技球を放出する構造のものである。こ
のような構造の玉箱は、既に多くの遊技場で採用されて
いる周知のもので、一般的には、遊技球を計数する計数
装置へ玉箱内の遊技球を投入するために採用されてい
る。
【0023】玉箱設置部は、上記玉箱を設置するとその
玉箱のシャッタを開放位置へ変位させるものであるが、
具体的なシャッタの開放手法は、シャッタの構造によっ
ても変わるので一概には特定できない。例えば、バネに
付勢されて閉位置にスライドしているスライド式シャッ
タの場合、玉箱設置部には、シャッタに引っかかる突設
片を設けておき、その突設片にシャッタを引っかけた状
態で玉箱をスライドさせることにより、バネの付勢力に
抗してシャッタを開放することができる。あるいは、上
記突設片自体をスライド操作可能な構造としておき、遊
技客が突設片を直接手動で作動させるか、モータなどを
含む駆動機構を利用して突設片を作動させることによ
り、バネの付勢力に抗してシャッタを開放することがで
きる。また、例えば、バネに付勢されて枢軸を中心に回
動して閉位置に移動しているドア式シャッタの場合、玉
箱設置部には、シャッタに当接してシャッタを押し開け
る突設片を設けておき、その突設片がシャッタに当たる
ような位置へ玉箱を載せることにより、バネの付勢力に
抗してシャッタを開放することができる。
【0024】案内通路は、上記管状通路と同様に、遊技
球が通路の途中で通路外へ脱落しないようなものであれ
ばよく、例えば、遊技球が通過できないような隙間であ
れば、そのような隙間が案内通路をなす壁面に形成され
ていても差し支えない。また、断面形状が円形である必
要はなく、どのような断面形状の通路であってもよい。
さらに、通路をなす壁面の外回りの構造はどのような形
態であってもよく、必ずしも筒状の部材で案内通路を形
成する必要はない。なお、案内通路も一端から他端まで
遊技球がスムーズに通過できるほどよく、案内通路をな
す壁面は摩擦抵抗の小さいものほど望ましく、また、遊
技球の移動を妨げるような過度な屈曲部分は存在しない
ものの方が望ましい。
【0025】以上のように構成された遊技球搬送装置で
も、上記請求項2に記載の遊技球搬送装置について述べ
たとおりの作用、効果がある。また特に、玉箱設置部に
玉箱を設置するだけで、玉箱内の遊技球を上皿へ搬送す
る準備が整うので、手間がかからずきわめて便利であ
る、という効果がある。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
一例を挙げて説明する。以下に説明する遊技球搬送装置
は、図1に示すように、個々の弾球遊技機Pに対応させ
て、各弾球遊技機Pの外部に設置して利用されるもので
ある。弾球遊技機Pは、周知のように、上皿U、下皿L
等を備えている。
【0027】遊技球搬送装置は、玉箱10が設置される
玉箱設置部12を有し、この玉箱設置部12に設置され
た玉箱10から放出される遊技球Bが、案内通路14に
放出される構造になっている。案内通路14の入口側
は、玉箱設置部12の上面に突出した突出部14aにな
っていて、玉箱10の下面に設けられたスライド式シャ
ッタ10aを上記突出部14aに引っかけた状態にし
て、玉箱10をスライドさせると、バネ(図示略)の付
勢力に抗してスライド式シャッタ10aが変位し、玉箱
10内の遊技球Bが案内通路14へと放出されるように
なっている。
【0028】案内通路14に案内された遊技球Bは、ス
プロケット状の送り歯を有する遊技球押込部材16によ
って管状通路18へと押し込まれる構造になっている。
遊技球押込部材16は、スイッチ(図示略)をオンにす
ると図示時計回りに回転する一方、オフにすると停止す
るもので、本遊技球搬送装置の背面側に配置されたモー
タ(図示略)から減速歯車機構(図示略)を介して伝達
される動力により回転駆動される。遊技球押込部材16
が回転駆動されると、遊技球Bは1球ずつ送り歯の間に
取り込まれ、次々に管状通路内18へと押し込まれる。
【0029】管状通路18は、内部を遊技球Bが1列に
並んで通過可能な通路で、入口側が前記下皿Lよりも下
方に配置される一方、出口側が上皿Uの上方に配置され
ている。遊技球押込部材16が、遊技球Bを管状通路1
8の入口側から管状通路18内へ1球ずつ押し込む動作
を繰り返すと、先に押し込まれた遊技球Bが、後から押
し込まれた遊技球Bによってさらに奥へと押し込まれて
ゆき、最終的には管状通路18の出口側から遊技球Bが
溢れ出る。管状通路18の出口側は、上皿Uの上方に配
置されているので、溢れ出た遊技球Bは上皿Uへ供給さ
れることになる。
【0030】以上のように構成された遊技球搬送装置に
よれば、遊技客が必要に応じて遊技球搬送装置を作動さ
せるだけで、弾球遊技機Pの下皿Lよりも下方にある遊
技球Bを、弾球遊技機Pの上皿Uへと搬送するので、遊
技客が手作業で遊技球Bを上皿Uへ移さなくても、必要
なだけ遊技球Bを上皿Uに移すことができる。
【0031】したがって、下皿Lから落下させて玉箱1
0に貯めた遊技球Bなどを、簡単に上皿Uへ搬送するこ
とができるので、その搬送作業を遊技を継続しながらで
も実施でき、手作業で移す場合のような面倒な手間や労
力がかからない、という効果がある。
【0032】また、弾球遊技機Pから外部へ払い出され
た遊技球Bを、弾球遊技機Pの外部において上皿Uへと
移しており、弾球遊技機P自体の構造にはいっさい手を
加える必要がないので、特殊な形態の弾球遊技機Pでな
くても既存の弾球遊技機Pであれば十分に利用できる、
という効果もある。
【0033】さらに、弾球遊技機Pから外部へ払い出さ
れた遊技球Bを、弾球遊技機Pの外部において上皿Uへ
と移す構造としたことで、遊技客の監視下で遊技球Bが
搬送されることになるので、遊技客にとっては、弾球遊
技機Pの内部や遊技島の内部で同種の動作をさせるもの
に比べ、適正に遊技球Bが搬送されていることを確認し
やすく、安心感、公正感が高くなる、という副次的な効
果もある。
【0034】加えて、遊技球押込部材16は、駆動力源
や減速歯車機構等を含めると相応な重量物であるが、こ
れらが遊技球搬送装置の下方に集中して配置され、上方
には、管状通路18しか存在しないので、遊技球搬送装
置全体が比較的低重心な構造となり、安定性が高い。
【0035】さらに加えて、玉箱設置部12に玉箱10
を設置するだけで、玉箱10内の遊技球を上皿Uへ搬送
する準備が整うので、手間がかからずきわめて便利であ
る。以上、本発明の実施形態について説明したが、本発
明の実施形態については上記のもの以外にも種々の具体
的形態が考えられる。
【0036】例えば、上記実施形態では、遊技客がスイ
ッチ操作で、遊技球搬送装置の作動開始/停止を切り替
えるように構成してあったが、これに限らない。具体的
には、搬送すべき遊技球がセットされたことをセンサ等
で検出して、自動的に搬送を開始するようにしてもよ
い。搬送すべき遊技球がセットされたことは、セットさ
れた遊技球の荷重によって接点が閉じられるスイッチ
や、セットされた遊技球によって光路が遮断される光セ
ンサ、セットされた遊技球との接触に伴って導通する一
対の電極などをセンサとして利用すれば検出できる。ま
た、停止する場合も、遊技客のスイッチ操作に限らず、
一定時間作動した後、一定数量だけ搬送した後、搬送す
べき遊技球がセンサ等で検出できなくなるまで、上皿に
十分な量の遊技球が貯まったことをセンサ等で検出した
時、といった条件をもって、停止制御を行ってもよい。
あるいは、上記一定時間、上記一定数量に代えて、任意
に設定可能な時間、任意に設定可能な数量としてもよ
く、これらの時間や数量を遊技客が任意に設定可能とし
てもよいし、遊技場の店員だけが任意に設定可能として
もよい。
【0037】また、上記実施形態では、遊技球Bを遊技
球押込部材16で管状通路18に押し込む構成を採用し
ていたが、これ以外の方法で遊技球を上皿へ搬送するこ
とも可能である。例えば、2組の無端ベルトに挟まれた
経路が所期の搬送経路となるように両無端ベルトを接触
配置し、それらの無端ベルトを駆動することにより、無
端ベルト間に挟まれた遊技球が上皿へと搬送されるもの
を、搬送手段としてもよい。この場合、一方の無端ベル
トのみを駆動して、他方の無端ベルトは一方の無端ベル
トとの接触に伴う摩擦力で従動するようにしてあっても
よいし、両方の無端ベルトをそれぞれ駆動してもよい。
あるいは、円筒形のケーシングに内装されたスクリュー
コンベヤを回転させ、スクリューコンベヤの螺旋状突設
片の間にできる隙間に沿って遊技玉を上方へ送るもの
を、搬送手段としてもよい。但し、これらは、搬送経路
の上端側にも可動機構を配置することになるので、上記
実施形態に比べ、遊技球搬送装置全体の重心が高くなり
やすい傾向があり、安定性の高さを考慮すると上記実施
形態のものは望ましい。
【0038】さらに、上記実施形態では、遊技球搬送装
置に玉箱10を設置するだけで、遊技球Bの搬送準備が
整うようになっていたが、このようなシャッタ付の玉箱
10を利用するか否かは任意である。例えば、遊技球搬
送装置が一体式の専用収納容器を備えていれば、下皿L
の下方にあらかじめ上記専用収納容器を配置した状態で
遊技を開始すればい。この場合、必要に応じて下皿L内
の遊技球Bを上記専用収納容器内へと落下させ、さらに
必要に応じて遊技球搬送装置を作動させて、遊技球Bを
上皿Uへ搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技球搬送装置の内部構造を示す従断面図、
一部を縦断面で表した玉箱の正面図、および、弾球遊技
機の正面図を並記した図である。
【符号の説明】
10・・・玉箱、10a・・・スライド式シャッタ、1
2・・・玉箱設置部、14・・・案内通路、14a・・
・突出部、16・・・遊技球押込部材、18・・・管状
通路、P・・・弾球遊技機、U・・・上皿、L・・・下
皿。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個々の弾球遊技機に対応させて、各弾球遊
    技機の外部に設置して利用される遊技球搬送装置であっ
    て、 前記弾球遊技機の下皿よりも下方にある遊技球を、前記
    弾球遊技機の上皿へと搬送可能な搬送手段を備えたこと
    を特徴とする遊技球搬送装置。
  2. 【請求項2】前記搬送手段として、 内部を前記遊技球が1列に並んで通過可能で、その一端
    が前記下皿よりも下方に配置される一方、他端が前記上
    皿の上方に配置される管状通路と、 前記下皿よりも下方にある遊技球を、前記管状通路の一
    端から該管状通路内へ1球ずつ押し込む動作を繰り返す
    遊技球押込手段とを備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の遊技球搬送装置。
  3. 【請求項3】常時は閉鎖位置にあるシャッタを開放位置
    に変位させると内部の遊技球を放出する構造の玉箱を設
    置可能で、当該玉箱を設置すると前記シャッタを開放位
    置へ変位させる玉箱設置部と、 該玉箱設置部に設置された玉箱から放出される遊技球
    を、前記遊技球押込手段まで案内する案内通路とを備え
    たことを特徴とする請求項2に記載の遊技球搬送装置。
JP10320724A 1998-11-11 1998-11-11 遊技球搬送装置 Pending JP2000140218A (ja)

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