JP2000139992A - 加温具 - Google Patents

加温具

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JP2000139992A
JP2000139992A JP10318875A JP31887598A JP2000139992A JP 2000139992 A JP2000139992 A JP 2000139992A JP 10318875 A JP10318875 A JP 10318875A JP 31887598 A JP31887598 A JP 31887598A JP 2000139992 A JP2000139992 A JP 2000139992A
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JP
Japan
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exothermic
heating
regions
base material
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP10318875A
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English (en)
Inventor
Toshiyasu Tanaami
俊安 店網
Ayako Makino
綾子 牧野
Tetsuyuki Kigata
哲行 木賀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着用中にズレ落ちたりすることがなく、ま
た、発熱領域が固くなることがなく、装着感に優れた加
温具を提供すること。 【解決手段】 複数の発熱部21が設けられた発熱領域
2を具備し、一端部4に使用時止着用の止着部41が設
けられており、帯状であり、発熱領域2は、各発熱部2
1間を少なくとも加温具1の長手方向に伸縮させる伸縮
部22が設けられて、伸縮性を有している加温具1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装着時の違和感が
少ない加温具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】加温具
として、複数の発熱部が設けられた発熱領域と、該発熱
領域に隣設された非発熱領域とからなり、帯状で、一端
部に使用時止着用の止着部が設けられたものが提案され
ている。しかし、従来提案されているこのような構造の
加温具では、装着時に体の湾曲部分へのフィット性が十
分でなく、着用者の動きに十分に追従できないため、着
用中にズレ落ちたりする場合があった。また、発熱領域
が固く、着用者に違和感を与えてしまうことがあるとい
う問題もあった。
【0003】従って、本発明の目的は、着用中にズレ落
ちたりすることがなく、また、発熱領域が固くなること
がなく、装着感に優れた加温具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の発熱部
が設けられた発熱領域を具備し、一端部に使用時止着用
の止着部が設けられた、帯状の加温具において、上記発
熱領域は、伸縮性を有する加温具を提供することによ
り、上記目的を達成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい1実施形
態について説明する。本実施形態の加温具1は、図1及
び図2に示すように、複数の発熱部21が設けられた発
熱領域2を具備し、一端部4に使用時止着用の止着部4
1が設けられており、帯状である。
【0006】而して、本実施形態の加温具1において
は、発熱領域2は、伸縮性を有する。具体的には、発熱
領域2には、各発熱部21間を少なくとも加温具1の長
手方向に伸縮させる伸縮部22が設けられている。
【0007】更に詳述すると、発熱領域2は、複数個、
具体的には2個所設けられており、各発熱領域2,2間
には非発熱領域3が設けられている。本実施形態の加温
具は、腰部に装着して用いられる腹・腰加温用であり、
発熱領域2は、長方形状であり、使用時に着用者の腹側
に位置される他端部5と、着用者の背側に位置される中
間部6とに設けられている。また、非発熱領域3は、一
端部4にも設けられている。発熱領域2と非発熱領域3
とは、加温具1の長手方向に交互に設けられており、発
熱領域2の長さLが、好ましくは10〜30cmであり、
発熱部21の長さL 1 は好ましくは0.5〜15cmであ
り、各発熱部21間の距離Tは、好ましくは0.5〜5
cmである。発熱領域2における全発熱部21の面積の合
計は、全発熱部の面積の合計/発熱領域の面積=5%以
上が好ましく、10〜60%が更に好ましい。各発熱部
21は、それぞれ正方形状であり、伸縮部22が格子状
になるように配されており、本実施形態においては、各
発熱領域2毎に8個づつ設けられているが、4〜70個
設けるのが好ましい。
【0008】発熱領域2は、図1及び図2に示すよう
に、伸縮性の基材23と、該基材23の一面上に固定さ
れ、発熱部21を形成する発熱体24と、該基材23の
他面上に止着部41と係合可能な材料を配して形成され
た係合部25とからなり、係合部25は、発熱部21に
対向する位置において、基材23の幅方向に沿って且つ
基材23の幅方向全域に亘って設けられている。係合部
25は、図1に示すように、2カ所に設けられておりこ
の2つの係合部25,25間に細帯状の伸縮部22が形
成されている。係合部25は、伸縮しない。即ち、係合
部25が形成されていない部分の伸縮部22は、加温具
1の長手方向及び幅方向の何れにも伸縮するが、この係
合部25、25間の伸縮部22は、係合部25があるこ
とにより長手方向にのみ伸縮する。発熱体24は、図2
に示すように、該発熱体24よりもやや大きい空気透過
性の表面シート26を基材23に固定することにより、
固定されている。また、非発熱領域3は基材のみからな
っている。
【0009】伸縮部22の200%伸張時における応力
は、好ましくは30〜5000cN/cmであり、50
〜1000cNが一層好ましい。ここで、上記応力は、
下記の如くして測定される。伸縮部22を形成する伸縮
性の基材を、加温具における長手方向に向けて長さ15
0mm、幅10mmにサンプリングし、得られたサンプ
ルを、20℃,65%環境下で、引張り試験機(オリエ
ンテック製、商品名「RTM−100」)を用い、チャ
ック間距離100mm、引っ張り速度300mm/mi
nで測定する(JIS K7113に準拠)。
【0010】各発熱部21の発熱温度は、それぞれ、好
ましくは37℃〜45℃であり、発熱時間は、好ましく
は6時間以上、更に好ましくは8〜12時間となるよう
に、調節するのが望ましい。
【0011】次に、上述した各部材の形成材料について
説明する。上記表面シート26の形成材料としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、ナイロンあるいはこれらを2種以上組み合わせた
複合繊維等の不織布と発熱温度、発熱時間を調整するた
めの通気シートから成る多層シート等が挙げられる。基
材23の形成材料としては、(発泡)ウレタン、弾性ゴ
ム、オレフィン系有孔フィルム等を不織布や織布に間欠
的に又は全面に固着させた物等が挙げられる。発熱体2
4としては、鉄粉を主成分とするもの等、公知のものが
特に限定されずに用いられる。止着部41は、メカニカ
ルファスナーのオス材(例えば、「マジックテープ」登
録商標等)を貼付したり、粘着剤を塗布したりして形成
でき、本実施形態においては、オス材を用いて形成して
いる。これに対応して、本実施形態においては、係合部
25は、通常のメカニカルファスナーのメス材を基材に
貼付して形成されている。尚、係合部25は、止着部4
1が粘着剤からなる場合には、剥離テープ等により形成
可能である。
【0012】上記加温具1は、他端部5の発熱領域2が
下腹部に位置し、中間部6の発熱領域2が腰部に位置す
るように巻き付け、他端部5の発熱領域2に設けられた
係合部25に、止着部41を当接させて、係合させるこ
とにより使用することができる。そして、本形態の加温
具1は、このようにして使用することができるため、使
用中にずれたり、外れて脱落することがなく、また、発
熱領域に伸縮部があるため体の曲面に沿ってフィット
し、熱を体に効率良く伝達でき、好適に使用できるもの
である。
【0013】本形態の加温具は、公知の手法により得た
発熱体を基材上に載置し、表面シートを貼付けて発熱体
を固定して、発熱部を形成し、更に、オス材及びメス材
を所定位置に貼付けて、止着部及び係合部を形成する等
して得ることができる。尚、通常は、発熱体が発熱しな
いように、更に袋詰めして密封して使い捨て用として販
売される。
【0014】尚、加温具の大きさは、腕用又は足用等に
適した大きさとしてもよい。また、発熱部自体が伸縮性
を有していてもよい。この場合、発熱部を形成する部材
としては、伸縮性を有する部材であれば特に限定されず
に用いることができるが、好ましくは、ウレタンフィル
ムゴム、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィンからなるオレフィン系部材等の伸縮部材が
挙げられる。また、通気性の表面シートとして、上記伸
縮部材に適宜微細な穴を設けた通気シートを使用しても
よい。
【0015】
【発明の効果】本発明の加温具は、装着中に、ずれた
り、脱落したりすることがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の加温具の1形態を示す平面図
である。
【図2】図2は、図1のII-II 断面図である。
【符号の説明】
1 加温具 2 発熱領域 21 発熱部 22 伸縮部 23 基材 24 発熱体 25 係合部 26 表面シート 3 非発熱領域 4 一端部 41 止着部 5 他端部 6 中間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木賀田 哲行 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C099 AA01 CA01 EA09 GA02 GA03 HA02 JA04 LA07 LA08 LA14 NA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱部が設けられた発熱領域を具
    備し、一端部に使用時止着用の止着部が設けられた、帯
    状の加温具であって、 上記発熱領域は、伸縮性を有することを特徴とする加温
    具。
  2. 【請求項2】 上記発熱領域には、各発熱部間を少なく
    とも加温具の長手方向に伸縮させる伸縮部が設けられて
    いる請求項1記載の加温具。
  3. 【請求項3】 上記発熱領域は、伸縮性の基材と、該基
    材の一面上に固定され、上記発熱部を形成する発熱体
    と、該基材の他面上に上記止着部と係合可能な材料を配
    して形成された係合部とからなり、該係合部は、該発熱
    部に対向する位置において、該基材の幅方向に沿って且
    つ該基材の幅方向全域に亘って設けられている請求項1
    又は2記載の加温具。
  4. 【請求項4】 上記伸縮部の200%伸張時における応
    力が30〜5000cN/cmである請求項1〜3のいず
    れかに記載の加温具。
JP10318875A 1998-11-10 1998-11-10 加温具 Pending JP2000139992A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011039895A1 (ja) * 2009-09-29 2011-04-07 小林製薬株式会社 発熱具
US9592149B2 (en) 2007-11-09 2017-03-14 Kao Corporation Heat generating eye mask

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9592149B2 (en) 2007-11-09 2017-03-14 Kao Corporation Heat generating eye mask
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