JP2000139168A - コンバインの穀稈供給搬送装置 - Google Patents

コンバインの穀稈供給搬送装置

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JP2000139168A
JP2000139168A JP10328863A JP32886398A JP2000139168A JP 2000139168 A JP2000139168 A JP 2000139168A JP 10328863 A JP10328863 A JP 10328863A JP 32886398 A JP32886398 A JP 32886398A JP 2000139168 A JP2000139168 A JP 2000139168A
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grain
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 穀稈の搬送引継の円滑・確実化、作動の確実
化、空間の有効利用。 【構成】 穀稈供給搬送装置18を、刈取前処理装置4
側に設けた搬送装置19から刈取穀稈を受取る前側供給
搬送装置26と、該前側供給搬送装置26から前記刈取
穀稈を受け取って機体後方に搬送する主供給搬送装置2
5とに分割形成する。前側供給搬送装置26はその終端
側の後側歯車41の軸心を中心に始端側が上下するよう
に構成したコンバインの穀稈供給搬送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの穀稈供給
搬送装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来、特開平2−142126号公報に
は、穀稈供給搬送装置を、刈取前処理装置側に設けた搬
送装置から刈取穀稈を受取る前側供給搬送装置と、該前
側供給搬送装置から前記刈取穀稈を受け取って機体後方
に搬送する主供給搬送装置とに分割形成し、前記前側供
給搬送装置は、前記主供給搬送装置の始端部側部に設け
た構成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例の前側供給
搬送装置は、単に主供給搬送装置の始端部側部に並設し
ているだけであり、穀稈の引き継ぎが円滑でないという
課題がある。本発明は、前側供給搬送装置の取付を工夫
して穀稈の引継を良好にしたものである。
【0004】
【発明の目的】穀稈の搬送引継の円滑・確実化、作動の
確実化、空間の有効利用。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】本発明は、穀稈供給搬
送装置18を、刈取前処理装置4側に設けた搬送装置1
9から刈取穀稈を受取る前側供給搬送装置26と、該前
側供給搬送装置26から前記刈取穀稈を受け取って機体
後方に搬送する主供給搬送装置25とに分割形成し、前
記前側供給搬送装置26は、その始端部を前記搬送装置
19の終端部近傍に臨ませ、かつ、前記主供給搬送装置
25と略同一直線状であって該主供給搬送装置25の前
方に位置する始端側供給装置33と、該始端側供給装置
33の終端側部と前記主供給搬送装置25の始端側部の
夫々に臨んで重合する終端側供給装置34とにより構成
し、前記前側供給搬送装置26はその終端側の後側歯車
41の軸心を中心に始端側が上下するように構成したコ
ンバインの穀稈供給搬送装置としたものである。本発明
は、前記搬送装置19の始端部側には脱穀室に供給する
穀稈の扱深さを調節する扱深さ調節装置17を設け、前
記前側供給搬送装置26は、前記扱深さ調節装置17と
独立または連動して始端側が上下するように構成したコ
ンバインの穀稈供給搬送装置としたものである。本発明
は、前記扱深さ調節装置17が深扱きになると、前記前
側供給搬送装置26の始端側は上動するようにした構成
したコンバインの穀稈供給搬送装置としたものである。
本発明は、前記前側供給搬送装置26の始端側供給装置
33および終端側供給装置34のチエン38とチエン4
2の何れか一方または両方の上方には、穀稈を弾力的に
押し付ける挟持用案内ガイドを設けたコンバインの穀稈
供給搬送装置としたものである。本発明は、前記前側供
給搬送装置26は、該前側供給搬送装置26側に上下用
回動アーム66の先端側を取付け、該上下用回動アーム
66の基部は前記前側供給搬送装置26に回転を伝動す
るギヤボックス50側に回動自在に取付け、もって、先
端側が上下するように構成したコンバインの穀稈供給搬
送装置としたものである。本発明は、前記前側供給搬送
装置26の内側にギヤボックス50を設け、該ギヤボッ
クス50の上部には筒部材60の基部を片持状態に取付
け、該筒部材60に前記前側供給搬送装置26への出力
回転軸を軸装し、該ギヤボックス50の入力プーリと該
入力プーリに対する出力プーリとこれらの間のベルトの
うち少なくとも入力プーリは平面視前記前側供給搬送装
置26とギヤボックス50との間に配置したコンバイン
の穀稈供給搬送装置としたものである。本発明は、前記
上下用回動アーム66の基部はギヤボックス50に設け
た筒部材60に嵌合させたボス64に固定し、ギヤボッ
クス50の前記前側供給搬送装置26へ回転を出力する
回転軸48中心に回動するように構成したコンバインの
穀稈供給搬送装置としたものである。本発明は、前記ボ
ス64との重合部分の筒部材60にはブリーザ孔65を
設けたコンバインの穀稈供給搬送装置としたものであ
る。本発明は、前記脱穀装置3の前側に入口漏斗62を
設け、該入口漏斗62の前記ギヤボックス50との平面
視における重合部分を、入口漏斗62本体に対して可動
する可動部80に形成し、該可動部80は前記前側供給
搬送装置26と連動して上下するように構成したコンバ
インの穀稈供給搬送装置としたものである。本発明は、
前記ギヤボックス50の入力プーリ54と出力プーリ5
5とベルト56の一部または全部は、株元側引継搬送装
置19の下方またはこれより内側に位置させたコンバイ
ンの穀稈供給搬送装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図により説明すると、1は
機体フレーム、2は走行装置、3は走行装置2の上方位
置に設けた脱穀装置、4は前記脱穀装置3の前方位置に
設けた刈取前処理装置、5は刈取前処理装置4の最前方
部の分草体、6は分草した穀稈を引起す引起装置、7は
スターホイル、8は掻込装置、9は刈刃、10は株元側
搬送装置、11は穂先側搬送装置であり、これらは刈取
フレーム12に取付けられ、刈取フレーム12は縦支持
フレーム13の先端に取付け、縦支持フレーム13の基
部には横伝動筒14を設け、横伝動筒14を機体フレー
ム1側に設けた支持架台15に回動自在に取付ける。し
たがって、刈取前処理装置4は、横伝動筒14中心に刈
取上下シリンダ16により上下する。しかして、前記各
搬送装置により搬送される搬送路の終端には扱深さ調節
装置17の始端部を臨ませ、扱深さ調節装置17の終端
部は前記脱穀装置3に穀稈を供給する穀稈供給搬送装置
18に引き継ぐ株元側引継搬送装置19の始端部下方位
置に臨ませ、扱深さ調節装置17は前記株元側引継搬送
装置19へ穀稈を引継ぐ位置を、穀稈の稈身方向に変更
し、脱穀装置3の脱穀室に供給するときの扱深さを調節
する。20は扱深さ調節用アクチュエータであり、扱深
さ調節用アクチュエータ20には扱深さ位置検出用のポ
テンショメータ21を設ける。また、該ポテンショメー
タ21は前記扱深さ調節装置17の取付部に設けてもよ
い。
【0007】また、扱深さ調節装置17により扱深さが
調節されるだけでなく、更に、前記株元側引継搬送装置
19は、その引継搬送チエンの案内ローラ23が前記穀
稈供給搬送装置18に対して稈身方向の離れる側に移動
することにより確実に脱穀装置3に供給する。22aは
穀稈有無検知センサ、22bは前側穀稈センサ、22c
は短穀稈検知センサ、22dは後側穀稈センサ、24は
引継搬送用アクチュエータである。しかして、前記穀稈
供給搬送装置18は、前記脱穀装置3の側部に位置する
主供給搬送装置25と該主供給搬送装置25の始端部と
前記株元側引継搬送装置19の終端側との間に設けた前
側供給搬送装置26とに分割して構成する。この場合、
前記主供給搬送装置25は、所謂挾扼杆27と搬送供給
チエン28により穀稈を挾持搬送するように構成し、前
記挾扼杆27は脱穀装置3の上部カバー29に設け、上
部カバー29の上方回動により搬送供給チエン28より
退避する。前記搬送供給チエン28は前後方向のチエン
案内レール30の前後に設けた前側受動輪体31および
後側受動輪体32に掛け回す。前記前側供給搬送装置2
6は、更に、前記株元側引継搬送装置19の終端部近傍
に臨み、かつ、平面視前記主供給搬送装置25と同一直
線状に主供給搬送装置25の前方に位置する始端側供給
装置33と、前記主供給搬送装置25と略同一直線状で
あって該主供給搬送装置25の前方に位置する始端側供
給装置33と該始端側供給装置33の終端側部と前記主
供給搬送装置25の始端側部との夫々に臨んで重合する
終端側供給装置34とにより構成し、前側供給搬送装置
26は前記株元側引継搬送装置19と同一搬送速度にす
るとともに、走行速度と同調して変速するように構成し
ている。即ち、刈取前処理装置4に伝達する回転は前記
走行装置2による走行速度の変化に同調(シンクロ)さ
せ、株元側引継搬送装置19も刈取前処理装置4に伝達
する回転と同調(シンクロ)させ、その結果、刈取前処
理装置4と株元側引継搬送装置19と前側供給搬送装置
26の穀稈搬送速度は略同じになる。
【0008】前記始端側供給装置33は、案内レール3
5の前側に前側歯車36を設け、案内レール35の後側
に後側歯車37を設け、前側歯車36と後側歯車37に
チエン38を掛け回して構成する。前記後側歯車37の
取付軸39の内側部分には前記終端側供給装置34の前
側歯車40を固定し、該前側歯車40と前側歯車40の
後方に設けた後側歯車41との間にチエン42を掛け回
して前記終端側供給装置34を構成する。この場合、前
記始端側供給装置33と終端側供給装置34のうち、何
れか一方を前後に長く、何れか他方を短く形成し、短い
方を内側に配置すればよく、実施例では、始端側供給装
置33を長く形成し、終端側供給装置34を短く形成
し、終端側供給装置34を始端側供給装置33より内側
に位置させ、始端側供給装置33は主供給搬送装置25
の前方に直線状に配置する。また、終端側供給装置34
の終端と前記主供給搬送装置25の始端部は側面視略重
合させ、また、少なくとも重合部分のチエン上面の高さ
は略同じにする。
【0009】また、前記穂先側搬送装置11のうち前記
終端が前記株元側引継搬送装置19の終端部と略重合す
る穂先側搬送装置11aの搬送ラグ43の終端部分の作
用終了域と、前記株元側引継搬送装置19の案内ローラ
の位置と、前記始端側供給装置33の前側歯車36の位
置とは、良好な穀稈搬送姿勢と略一致する直線状に配置
する。しかして、実施例の穀稈供給搬送装置18では前
記したように主供給搬送装置25と前側供給搬送装置2
6により分割して構成するが、そのうち後側の主供給搬
送装置25を、前後側の何れか一方に設けた縦軸44を
中心に縦軸回動自在に設け、前記脱穀装置3の側部を開
放するように構成する。即ち、走行速度と同調して刈取
前処理装置4の回転(作業速度)が変速され、これに合
わせて前記株元側引継搬送装置19も変速し、これに合
わせて前側供給搬送装置26も変速するように構成して
いるので、この前側供給搬送装置26は機体側に残し
て、主供給搬送装置25を脱穀装置3の側部が開放する
ように移動させて、脱穀装置3の側部開放を容易にす
る。
【0010】この場合、実施例ではチエン案内レール3
0の終端(後側)を側方に回動させるように構成し、前
記機体フレーム1側には支持体45を設け、前記チエン
案内レール30には回動アーム47の先端を固定し、該
支持体45または前記回動アーム47の何れか一方に前
記縦軸44を設け、前記支持体45または回動アーム4
7の何れか他方に前記縦軸44を支持(係合支持)する
支持部材46を設け、縦軸44を中心に縦軸回動させ、
縦軸44は前記前側受動輪体31より前側部分に位置さ
せると、チエン案内レール30の終端(後側)を大きく
外側に開くようにでき、好適である。なお、回動アーム
47の上端はチエン案内レール30の前記前側受動輪体
31より後側部分に固定し、回動アーム47の下部は前
記前側受動輪体31よりも前側に位置するように屈曲ま
たは円弧状に形成すればよい。また、主供給搬送装置2
5の側方回動は、チエン案内レール30に搬送供給チエ
ン28を掛け回した状態、あるいは、チエン案内レール
30から搬送供給チエン28を外した状態の何れかの状
態で側方回動するようにすればよく、その構成は任意で
ある。しかして、前記後側歯車41の回転軸48はギヤ
ボックス50に軸装し、回転軸48はギヤボックス50
の出力軸となる。ギヤボックス50内には、減速用の歯
車51群を設け、該歯車51には入力軸52の入力歯車
53を噛み合わせる。前記ギヤボックス50より突出す
る入力軸52には入力プーリ54を設ける。55は出力
プーリ、56はベルト、56aは脱穀クラッチである。
【0011】前記出力プーリ55は前記横伝動筒14の
一端に設けた刈取部入力プーリ57と同軸に設けられ、
刈取部入力プーリ57に走行速度と同調して伝達される
回転が出力プーリ55により前記始端側供給装置33と
終端側供給装置34に伝達される。前記ギヤボックス5
0には取付部材58の上部を固定し、取付部材58の下
部は前記支持架台15に固定する。前記ギヤボックス5
0の上部には筒部材60の基部を片持状態に取付け、該
筒部材60に前記回転軸48を軸装し、回転軸48の内
端のギヤボックス50内の部分の歯車61は小径に形成
し、前記ギヤボックス50の高さを低くし、ギヤボック
ス50を脱穀装置3の穀稈供給口63に穀稈を案内する
入口漏斗(ジョウゴ)62の下方に位置させる。前記筒
部材60の外周にはボス64を嵌合させ、ボス64と筒
部材60の重合部分にはブリーザ孔65を設け、筒部材
60内の潤滑油がブリーザ孔65より漏出してボス64
と筒部材60の間に滲むようにしている。
【0012】前記ギヤボックス50の入力プーリ54
は、前記筒部材60の下方に位置させ、該入力プーリ5
4と横伝動筒14の左端の出力プーリ55とベルト56
は平面視ギヤボックス50と前記前側供給搬送装置26
との間の空間内に配置する。前記ボス64には回動アー
ム66の基部を固定し、回動アーム66には縦杆67を
ボルト68を緩めると長さ方向に移動調節自在となるよ
うに取付ける。縦杆67の中間部には前記取付軸39を
固定し、取付軸39に軸受39aを介して前記後側歯車
37と終端側供給装置34の前側歯車40を回転のみ自
在に取付ける。また、縦杆67の先端側には横杆69の
内端を固定し、横杆69の外端は取付体70を固定し、
取付体70には前記始端側供給装置33の案内レール3
5をボルト71を緩めると長さ方向に移動調節自在に取
付ける。回動アーム66に対して縦杆67を、取付体7
0に対して案内レール35を夫々移動させることにより
テンション機構とする。
【0013】前記横杆69にはロッド72の上端を取付
け、ロッド72の下端はアクチュエータ73のアーム7
4に軸着する。アクチュエータ73はアーム74を回動
させてロッド72を上下させ、ロッド72の上下により
横杆69を上下させ、横杆69の上下により回動アーム
66をボス64中心に回動させ、始端側供給装置33の
前側歯車36の高さを上下調節する。したがって、アク
チュエータ73は、作動しないとき回動アーム66の荷
重を支受している。この場合、通常、前側供給搬送装置
26は刈取前処理装置4側を高く、脱穀装置3を低く傾
斜させると、穀稈の搬送姿勢に重力が良好に作用し、搬
送不良、稈こぼれ、籾の扱室からの吹出がなくなり、作
業を安定させて好適である。なお、長穀稈の場合、前側
供給搬送装置26の始端部を下げると、搬送姿勢が良好
になって、好適である。また、前記入口漏斗62も刈取
前処理装置4側を高く、脱穀装置3を低く傾斜させる。
また、前記入口漏斗62の刈取前処理装置4側には、刈
取前処理装置4側を高く、脱穀装置3を低く傾斜させた
弾性搬送案内体75を設け、前記作用を期待している。
弾性搬送案内体75は、ゴム、合成樹脂等により形成
し、株元側引継搬送装置19または前記穂先側搬送装置
11のうちその終端が前記株元側引継搬送装置19の終
端部と略重合する穂先側搬送装置11aの固定部分に取
付け、脱穀装置3側の先端は自由端に形成する。
【0014】また、前側供給搬送装置26を常時上方回
動するようにバネ(図示省略)を設け、前記ロッド72
の下端にはワイヤー76aの一端を係止し、ワイヤー7
6aの他端を前記扱深さ調節装置17側に係止して、牽
引するようにして、前記扱深さ調節装置17の扱深さ調
節と連動させる。この場合、前側供給搬送装置26の回
動は、前記扱深さ調節装置17の扱深さ調節と独立して
行うと、きめ細かい調節が可能になり、また、扱深さ調
節装置17の扱深さ調節と連動して行うと、扱深さ調節
装置17から前側供給搬送装置26に至る搬送が一層良
好になり、前記ポテンショメータ21により扱深さ調節
装置17の角度を検出してアクチュエータ73を連動さ
せると、従前の部品を利用して正確に作動させることが
できて、好適である。また、扱深さ調節装置17の扱深
さ調節用の扱深さセンサ77によりアクチュエータ73
を連動させてもよい。
【0015】前記前側供給搬送装置26の回動を扱深さ
調節装置17の扱深さ調節と連動して行う場合におい
て、扱深さ調節装置17と前側供給搬送装置26の関係
は、原則として扱深さ調節装置17が上動(深扱き)す
ると、前側供給搬送装置26も上方回動させるようにす
るが、この前側供給搬送装置26を上方回動させる割合
は任意である。また、特殊な場合には、扱深さ調節装置
17が上動(深扱き)したとき、前側供給搬送装置26
を下方回動させることもある。しかして、前記出力プー
リ55と前記入力プーリ54とベルト56の一部または
全部は、株元側引継搬送装置19の下方(これより内
側)に位置させ、株元側引継搬送装置19がこれらの上
方カバーの作用を奏するように構成している(図1
2)。しかして、前記入口漏斗62の前方左側は前記ギ
ヤボックス50および前記回動アーム66の上方に臨む
ため、該平面視重合部分の入口漏斗62は可動部80に
形成し、可動部80はその内側部分を入口漏斗62の本
体に回動自在に取付け、可動部80には長孔81を形成
し、長孔81には前記前側供給搬送装置26側に設けた
係合軸81aを係合させ、前側供給搬送装置26の先端
が上下してもこれに干渉しないように可動部80が上下
する。また、前記可動部80を弾性部材により形成し
て、干渉を避けてもよい。
【0016】しかして、前記始端側供給装置33のチエ
ン38の上方には、穀稈を弾力的に始端側供給装置33
に押し付ける挟持用案内ガイド82を設ける。挟持用案
内ガイド82は前後方向の軸部材により形成し、挟持用
案内ガイド82の先端は始端側供給装置33のチエン3
8の上方に臨ませ、挟持用案内ガイド82の基部は回動
アーム83の先端に回動自在に軸84により軸着し、該
軸84には挟持用案内ガイド82を常時下方回動するよ
うに付勢するバネ85を設ける。前記回動アーム83の
基部は取付杆86の下部に回動自在に軸87により軸着
し、取付杆86の上部は刈取前処理装置4の固定部に両
端を掛け渡して設けた取付フレーム88に取付ける。ま
た、前記挟持用案内ガイド82の中間部分には、終端側
供給装置34のチエン42の上方で穀稈を弾力的に終端
側供給装置34に押し付ける挟持用案内ガイド82a基
部を固定する(以下、挟持用案内ガイド82は特に記載
した場合除いて挟持用案内ガイド82aを含むものと
し、終端側供給装置34の挟持用案内ガイド82aは省
略することもある)。
【0017】前記回動アーム83の中間部にはロッド8
9の上端を取付け、ロッド89の下部は扱深さ調節装置
17の回動側のフレーム部分に取付け、扱深さ調節装置
17の回動に連動して回動アーム83を軸87中心に回
動させる。この場合、扱深さ調節装置17と前記前側供
給搬送装置26の回動方向が一致していることを前提と
しているため、扱深さ調節装置17と前記前側供給搬送
装置26の回動方向を一致させないときは、前記ロッド
89の下部は別途前側供給搬送装置26のアクチュエー
タ73のアーム74に連動するように連結する。したが
って、挟持用案内ガイド82は始端側供給装置33のチ
エン38、42の傾斜角度に追随させ、常に上方に弾力
的に穀稈を押し付けるように臨ませる。しかして、前記
前側供給搬送装置26の外側にはカバー90を設ける。
カバー90は前後方向の縦板により形成し、前端は始端
側供給装置33の前側歯車36に掛け回したチエン38
の先端軌跡より前方および上方を包囲するように位置さ
せ、後端は主供給搬送装置25の前側部分に臨ませ、ま
た、下端は前側供給搬送装置26を上方回動させたと
き、送風唐箕カバー91の上部と重合するように設け
る。カバー90は始端側供給装置33の案内レール35
にボルト92により取付ける。
【0018】
【作用】次に作用を述べる。走行装置2により機体を前
進させると、各分草体5により分草し、分草体5により
分草された穀稈は引起装置6により引起され、スターホ
イル7により後方に掻込まれ、刈刃9により切断され、
切断された穀稈は株元側搬送装置10と穂先側搬送装置
11により搬送され、搬送された穀稈は扱深さ調節装置
17に挾持送されて株元側引継搬送装置19に引き継が
れ、株元側引継搬送装置19により穀稈供給搬送装置1
8に穀稈を引き継ぐ。この場合、株元側引継搬送装置1
9の始端部に対して扱深さ調節装置17の終端部は穀稈
の稈身方向に遠近調節自在であるから、株元側センサや
穂先側センサ等の信号により、扱深さ調節装置17の終
端部位置を調節することにより穀稈の挟持位置を変更し
て、脱穀室に供給する穀稈の扱深さが略一定になるよう
に調節する。
【0019】また、株元側引継搬送装置19は、その引
継搬送チエンの案内ローラ23が前記穀稈供給搬送装置
18の始端部に対して稈身方向に遠近に移動可能である
から、穀稈有無検知センサ22aが穀稈を感知し、短穀
稈検知センサ22cに穀稈が接触してないことを検知す
ると、短穀稈が脱穀装置3に供給されることになるの
で、前記引継搬送用アクチュエータ24が作動し、案内
ローラ23が穀稈供給搬送装置18の始端部に対して稈
身方向に離れ、株元側引継搬送装置19は、穀稈供給搬
送装置18へ一層穀稈の株元を挟持させることになっ
て、深扱きになり、短穀稈を脱穀装置3に確実に供給す
る。なお、前側穀稈センサ22bと後側穀稈センサ22
dは、夫々穀稈の通過を検知して、自動的に刈取前処理
装置4を上昇させるオートリフト制御等の各種の制御を
行う。
【0020】しかして、前記穀稈供給搬送装置18は、
前記脱穀装置3の側部に位置する主供給搬送装置25と
該主供給搬送装置25の始端部と前記株元側引継搬送装
置19の終端側との間に設けた前側供給搬送装置26と
により構成し、前側供給搬送装置26は、更に、前記株
元側引継搬送装置19の終端部近傍に臨み、かつ、平面
視前記主供給搬送装置25と同一直線状に主供給搬送装
置25の前方に位置する始端側供給装置33と前記主供
給搬送装置25の始端部の側方に臨んで側面視重合する
終端側供給装置34とにより構成し、始端側供給装置3
3と終端側供給装置34からなる前側供給搬送装置26
は前記株元側引継搬送装置19と同一搬送速度にすると
ともに、走行速度と同調して変速するように構成してい
るから、まず、走行速度と同調して株元側引継搬送装置
19により円滑に搬送された穀稈の株元は、引き続き同
じ搬送速度の始端側供給装置33にのみ引き継がれて搬
送され、次ぎに、次ぎに、始端側供給装置33に株元が
挟持搬送されている状態で、これよりやや穂先側が終端
側供給装置34に同じ搬送速度で引き継がれる。したが
って、搬送姿勢が株元側引継搬送装置19から変化する
状態でも前側供給搬送装置26は始端側供給装置33と
終端側供給装置34により確実に搬送する。
【0021】特に、主供給搬送装置25の前側に始端側
供給装置33を設けているから、株元側引継搬送装置1
9からの引継が良好になる。即ち、搬送速度の相違する
前側供給搬送装置26と主供給搬送装置25とに株元側
引継搬送装置19から直接引き継ぐことによる不具合を
防止する。また、本実施例の終端側供給装置34と主供
給搬送装置25とでは搬送速度が相違するが、既に搬送
姿勢は横向きになっており、終端側供給装置34により
搬送されたものをそのまま引き継ぐことになるので、搬
送乱れは生じない。また、実施例では、始端側供給装置
33を長く形成し、終端側供給装置34を短く形成し、
始端側供給装置33を終端側供給装置34より外側に位
置させているから、株元側引継搬送装置19から引継が
れるとき、より穀稈の株元が始端側供給装置33に引き
継がれて、稈こぼれ等を防止できる。また、始端側供給
装置33は主供給搬送装置25の前方に直線状に配置さ
れているから、始端側供給装置33と主供給搬送装置2
5の夫々の挟持位置も変化せず、この点も引継を円滑、
確実にする。
【0022】しかして、前記穂先側搬送装置11のうち
前記終端が前記株元側引継搬送装置19の終端部と略重
合する穂先側搬送装置11aの搬送ラグ43の終端部分
の作用終了域と、前記株元側引継搬送装置19の案内ロ
ーラ案内ローラ23の位置と、前記始端側供給装置33
の前側歯車36の位置とは、穀稈搬送姿勢と略一致する
ように直線状に配置しているから、穀稈は同時に3か所
挟持搬送されて稈こぼれを防止でき、しかも、配置の工
夫であるから、コストを上昇させずに、コンパクトに無
駄のない合理的な構成にできる。また、前側供給搬送装
置26の終端側供給装置34の高さと主供給搬送装置2
5の高さとを同じにしているから、終端側供給装置34
から主供給搬送装置25への引継も良好になる。しかし
て、ギヤボックス50に設けた筒部材60の外周にボス
64を嵌合させ、ボス64には回動アーム66の基部を
固定し、回動アーム66の先端側には横杆69の内端を
固定し、横杆69の外端は前記始端側供給装置33の案
内レール35に固定し、横杆69にはロッド72の上端
を取付け、ロッド72の下端はアクチュエータ73のア
ーム74に軸着しているから、アクチュエータ73を作
動させると、アーム74を回動させてロッド72を上下
させ、ロッド72の上下により横杆69を上下させ、横
杆69の上下により回動アーム66をボス64中心に回
動させ、始端側供給装置33の前側歯車36の高さを上
下調節する。したがって、前側供給搬送装置26は筒部
材60の軸心を中心に上下回動して傾斜角度を変更でき
る。
【0023】したがって、前側供給搬送装置26の始端
部は、株元側引継搬送装置19の終端(案内ローラ2
3)に対して距離(間隔)を遠近させることができ、一
層、穀稈の挟持位置の変更し得る範囲を広げることがで
きるから、株元側引継搬送装置19と前側供給搬送装置
26とは相互に遠近自在に構成されることになって、調
節範囲を広げる。しかして、前側供給搬送装置26の高
さ位置と扱深さ調節装置17の関係は、原則として扱深
さ調節装置17が上動(深扱き)すると、前側供給搬送
装置26も上方回動させるから、短穀稈の場合、扱深さ
調節装置17を上動(深扱き)させ、前側供給搬送装置
26も上方回動させるので、確実に、前側供給搬送装置
26は株元側引継搬送装置19より引き継げる。また、
反対に、長穀稈の場合、扱深さ調節装置17を下動(浅
扱き)させ、前側供給搬送装置26も下方回動させるの
で、扱深さ調節装置17から株元側引継搬送装置19を
経て前側供給搬送装置26に至る間の穀稈搬送姿勢を安
定させることができる(図22)。即ち、前側供給搬送
装置26の始端部が上方位置にあると、扱深さ調節装置
17からの穀稈の株元はジグザグ状に搬送され、搬送姿
勢が乱れる原因となるが(図23)、前側供給搬送装置
26の始端部を下方位置にすると、株元側の搬送は可及
的に直線または緩い円弧状になって、搬送姿勢を良好に
する。なお、単に、前側供給搬送装置26の始端部を下
方位置にすると、株元側引継搬送装置19に対して離れ
過ぎて短穀稈の搬送が不良になって、稈こぼれが多発す
る(図22)。
【0024】しかして、前側供給搬送装置26の回動は
扱深さ調節装置17の扱深さ調節と連動して行うと、前
記したように両者の位置関係を良好にでき、その連動構
成は、例えば、扱深さ調節装置17の調節をするアクチ
ュエータ20の作動位置をポテンショメータ21により
検出すると、これに対応させて、前側供給搬送装置26
の回動用アクチュエータ73を連動させると、部品点数
を増加することなく、連動構成にすることができ、好適
である。また、扱深さ調節装置17の扱深さ調節用の扱
深さセンサ77の信号によりアクチュエータ73を連動
させても、同様の作用を期待でき、好適である。なお、
前側供給搬送装置26の回動は独立して行うことも可能
であり、この独立の場合は、前側供給搬送装置26は刈
取前処理装置4側を高く、脱穀装置3を低く傾斜させる
と、穀稈の搬送姿勢に重力が良好に作用し、搬送不良、
稈こぼれ、籾の扱室からの吹出がなくなり、作業を安定
させることが期待できる。即ち、単に、短穀稈と長穀稈
とに切り替えるのではなく、穀稈の長さに応じて扱深さ
および前側供給搬送装置26の高さ位置を調節し、該調
節は、その他にも穀稈の硬軟、穂の位置等の性状等の原
因によっても変化するが、調節を頻繁にすると、ハンチ
ング現象が生じるので所定範囲で調節することになり、
この許容範囲内で作業者が手動操作調節を希望すること
もあり、扱深さ調節装置17の扱深さ調節と前側供給搬
送装置26の回動は夫々独立操作可能にすることがあ
る。
【0025】しかして、前記始端側供給装置33および
終端側供給装置34のチエン38、42の上方には、穀
稈を弾力的に上方より押し付ける挟持用案内ガイド82
および挟持用案内ガイド82aを設けているから、株元
側引継搬送装置19により搬送された穀稈は、前側供給
搬送装置26のチエンと挟持用案内ガイド82、82a
とにより挟持搬送され、一層引継が良好になり、確実に
搬送されて、主供給搬送装置25に至る。この場合、挟
持用案内ガイド82、82aは前後方向の軸部材により
形成し、挟持用案内ガイド82の基部は回動アーム83
の先端に回動自在に軸84により軸着し、該軸84には
挟持用案内ガイド82を常時下方回動するように付勢す
るバネ85を設けている構成であるから、簡単に構成で
き、コストを低くできる。また、バネ85により付勢さ
れているから、挟持用案内ガイド82はチエン38、4
2の傾斜角度に追随させ、常に上方に弾力的に穀稈を押
し付けるように臨ませることができる。
【0026】また、前側供給搬送装置26を上下させる
回動アーム83の基部は取付杆86の下部に回動自在に
軸87により軸着し、取付杆86の上部は刈取前処理装
置4の固定部に両端を掛け渡して設けた取付フレーム8
8に取付け、回動アーム83の中間部にはロッド89の
上端を取付け、ロッド89の下部は扱深さ調節装置17
の回動側のフレーム部分に取付けているから、扱深さ調
節装置17の回動に連動して回動アーム83を軸87中
心に回動させることができる。したがって、前側供給搬
送装置26の回動は扱深さ調節装置17の扱深さ調節と
連動して行う場合にも、挟持用案内ガイド82を前側供
給搬送装置26の上下に追随させて、前側供給搬送装置
26の挟持搬送を確保でき、搬送性能を向上させる。ま
た、挟持用案内ガイド82を前側供給搬送装置26の上
下に追随させるのに、ロッド89で行えるから、挟持用
案内ガイド82の位置検出装置およびアクチュエータを
不要にでき、コストを上昇させない。また、ロッド89
の下部は別途前側供給搬送装置26のアクチュエータ7
3のアーム74に連動するように連結すると、扱深さ調
節装置17と前記前側供給搬送装置26の回動方向を一
致させないときでも、挟持用案内ガイド82、82aは
チエン38、42の傾斜角度に追随させ、常に上方に弾
力的に穀稈を押し付けるように臨ませることができる。
【0027】しかして、前記入口漏斗62は刈取前処理
装置4側を高く、脱穀装置3を低く傾斜させ、前記入口
漏斗62の刈取前処理装置4側には、刈取前処理装置4
側を高く、脱穀装置3を低く傾斜させた弾性搬送案内体
75を設けているから、株元側引継搬送装置19および
穂先側搬送装置11aの終端まで搬送された穀稈は、弾
性搬送案内体75により入口漏斗62に案内され、脱穀
室に供給される。したがって、穀稈の搬送姿勢に重力が
良好に作用し、搬送不良、稈こぼれ、籾の扱室からの吹
出がなくなり、作業を安定させる。また、ギヤボックス
50は後述するが入口漏斗62の下方に設けているが、
そのため、ギヤボックス50および回動アーム66の上
方に臨む入口漏斗62の部分は可動部80に形成し、可
動部80はその内側部分を入口漏斗62の本体に回動自
在に取付け、可動部80には長孔81を形成し、前側供
給搬送装置26側の係合軸81aを前記長孔81に係合
させているから、前側供給搬送装置26の先端が上下し
てもこれに干渉しないように可動部80が上下する。
【0028】また、可動部80は入口漏斗62の前部の
左側の角部を頂点とする平面視三角形状に形成している
から、前側供給搬送装置26の先端が上下すると、可動
部80が上下して前側供給搬送装置26と入口漏斗62
との間に位置してこの間の段差を減少または解消させて
穀稈の搬送を円滑する。また、前記可動部80を弾性部
材により形成した場合は、低いコストにより干渉防止構
成にすることができる。しかして、前記前側供給搬送装
置26の外側にはカバー90を設けているから、下側の
チエンに穀稈が絡み付くのを防止する。また、カバー9
0は前後方向の縦板により形成し、前端は始端側供給装
置33の前側歯車36に掛け回したチエン38の先端軌
跡より前方および上方を包囲するように位置させ、後端
は主供給搬送装置25の前側部分に臨ませ、また、下端
は前側供給搬送装置26を上方回動させたとき、送風唐
箕カバー91の上部と重合するように設けているから、
前側供給搬送装置26が上下回動しても追随して包囲で
きる。
【0029】しかして、ギヤボックス50の上部には筒
部材60の基部を片持状態に取付け、筒部材60に後側
歯車41の回転軸48を軸装しているから、ギヤボック
ス50は前側供給搬送装置26に対して内側にオフセッ
トさせることができる。したがって、ギヤボックス50
と前側供給搬送装置26の間に空間を形成することがで
き、この空間内にギヤボックス50の入力プーリ54
と、刈取前処理装置4の縦支持フレーム13の基部の横
伝動筒14の左端に設けた出力プーリ55とを配置する
ことができ、搬送穀稈とベルト56との干渉を防止で
き、ベルト56に藁屑が巻き付くのを防止する。また、
ギヤボックス50内の回転軸48に固定の歯車61は小
径に形成しているから、ギヤボックス50の高さを低く
でき、それゆえ、ギヤボックス50を入口漏斗62の下
方に位置させることができ、空間を有効利用でき、機体
全体をコンパクトにできる。また、筒部材60の外周に
はボス64を嵌合させ、ボス64と筒部材60の重合部
分にはブリーザ孔65を設け、筒部材60内の潤滑油が
ブリーザ孔65より漏出してボス64と筒部材60の間
に滲むようにしているから、筒部材60に対するボス6
4の回転を良好にし、後述する前側供給搬送装置26の
傾斜変更を円滑にする。また、ブリーザ孔65はボス6
4により外気と遮断されているので、油の吹出しあるい
は異物混入を防止できる。
【0030】しかして、ギヤボックス50に設けた筒部
材60の外周にボス64を嵌合させ、ボス64には回動
アーム66の基部を固定しているから、前側供給搬送装
置26は筒部材60の軸心を中心に上下回動して傾斜角
度を変更できる。したがって、伝動機構に変化させず
に、前側供給搬送装置26を上下回動させることがで
き、合理的な構成にできる。また、回動アーム66の回
動中心を筒部材60に嵌合させたボス64の軸心とした
ので、別途回動支点部材を設けなくて済み、コンパクト
で強固な支点にすることができる。しかして、ギヤボッ
クス50の入力プーリ54は筒部材60の下方に位置さ
せ、刈取前処理装置4の横伝動筒14に出力プーリ55
を設け、出力プーリ55と前記入力プーリ54とベルト
56は平面視ギヤボックス50と前記前側供給搬送装置
26との間の空間内に配置しているから、仮に穀稈供給
搬送装置18の前側供給搬送装置26を筒部材60中心
に上下させるとき、干渉せず、上下範囲を広くすること
ができ、また、ベルト56のメンテナンスが容易にな
る。
【0031】また、前記出力プーリ55と前記入力プー
リ54とベルト56の一部または全部は、株元側引継搬
送装置19の下方(これより内側)に位置させているか
ら、株元側引継搬送装置19のフレームやチエン案内レ
ール等の各部材が、これらの上方を覆うので、カバーの
作用を奏し、藁屑、塵埃の付着を防止でき、特に、穀稈
供給搬送装置18の前側供給搬送装置26を筒部材60
中心に下げたとき搬送穀稈とベルト56の干渉を防止で
き、ベルト56に藁屑が巻き付くのを防止する。しかし
て、取付体70に対して始端側供給装置33の案内レー
ル35を前側移動させると、始端側供給装置33のチエ
ン38を緊張させ、この状態で、縦杆67を回動アーム
66に対して前側に移動させると、終端側供給装置34
のチエン42を緊張させる。したがって、前側供給搬送
装置26の始端側供給装置33および終端側供給装置3
4の夫々のチエンを独立して調節可能となる。
【0032】しかして、穀稈供給搬送装置18は、主供
給搬送装置25と前側供給搬送装置26により分割して
構成し、そのうち後側の主供給搬送装置25を、前後側
の何れか一方に設けた縦軸縦軸44を中心に縦軸回動自
在に設け、前記脱穀装置3の側部を開放するように構成
しているから、縦軸44を中心に縦軸回動させるので、
脱穀装置3の側部を大きく開放することができ、また、
穀稈供給搬送装置18全体を側方回動させるのに比して
前側供給搬送装置26の長さ分短い主供給搬送装置25
を側方回動させるので、回動スペースを狭くでき、狭い
スペースでも回動させて開放することができる。また、
前側供給搬送装置26は、走行速度と同調して変速され
る刈取前処理装置4の回転(作業速度)に合わせるよう
に構成しているが、この前側供給搬送装置26を機体側
に残して、主供給搬送装置25を回動させるから、脱穀
装置3の側部の穀稈供給搬送装置18の開放構成を簡単
にできる。
【0033】この場合、実施例ではチエン案内レール3
0の前記前側受動輪体31より後側部分に縦軸44を設
けているから、開放(回動)角度を大きくできる。前記
前側供給搬送装置26に回転を伝達するギヤボックス5
0は取付部材58の上部に固定し、取付部材58の下部
は前記支持架台15に固定しているから、支持架台15
に設けることにより刈取前処理装置4に対するギヤボッ
クス50の位置決めが容易かつ正確になり、ひいては前
側供給搬送装置26の取付精度を向上させることができ
る。また、支持架台15に連結固定しており、支持架台
15それ自体堅牢構造であるから、充分な支持強度を確
保できる。また、取付部材58を含めたギヤボックス5
0あるいは前側供給搬送装置26の着脱を容易にでき、
メンテナンスを容易にできる。
【0034】
【効果】本発明は、穀稈供給搬送装置18を、刈取前処
理装置4側に設けた搬送装置19から刈取穀稈を受取る
前側供給搬送装置26と、該前側供給搬送装置26から
前記刈取穀稈を受け取って機体後方に搬送する主供給搬
送装置25とに分割形成し、前記前側供給搬送装置26
は、その始端部を前記搬送装置19の終端部近傍に臨ま
せ、かつ、前記主供給搬送装置25と略同一直線状であ
って該主供給搬送装置25の前方に位置する始端側供給
装置33と、該始端側供給装置33の終端側部と前記主
供給搬送装置25の始端側部の夫々に臨んで重合する終
端側供給装置34とにより構成し、前記前側供給搬送装
置26はその終端側の後側歯車41の軸心を中心に始端
側が上下するように構成したコンバインの穀稈供給搬送
装置としたものであるから、搬送装置19から始端側供
給装置33と終端側供給装置34とを介して主供給搬送
装置25への引継が円滑・確実にできて搬送乱れを生じ
させないだけでなく、穀稈の長さに応じて前側供給搬送
装置26の始端(先端)側を上下させることができ、穀
稈長の相違に拘らずに引継を円滑かつ確実にし、また、
最適な状態で脱穀装置3に供給できる。本発明は、前記
搬送装置19の始端部側には脱穀室に供給する穀稈の扱
深さを調節する扱深さ調節装置17を設け、前記前側供
給搬送装置26は、前記扱深さ調節装置17と独立また
は連動して始端側が上下するように構成したコンバイン
の穀稈供給搬送装置としたものであるから、作業者の極
め細かい操作によって搬送を円滑にするだけでなく、連
動させることにより円滑・確実な搬送を確保すると共
に、操作性を向上させる。本発明は、前記扱深さ調節装
置17が深扱きになると、前記前側供給搬送装置26の
始端側は上動するようにした構成したコンバインの穀稈
供給搬送装置としたものであるから、短穀稈を確実に引
継搬送できる。本発明は、前記前側供給搬送装置26の
始端側供給装置33および終端側供給装置34のチエン
38とチエン42の何れか一方または両方の上方には、
穀稈を弾力的に押し付ける挟持用案内ガイドを設けたコ
ンバインの穀稈供給搬送装置としたものであるから、始
端側供給装置33および終端側供給装置34の何れか一
方または両方の搬送を挟持搬送にできる。本発明は、前
記前側供給搬送装置26は、該前側供給搬送装置26側
に上下用回動アーム66の先端側を取付け、該上下用回
動アーム66の基部は前記前側供給搬送装置26に回転
を伝動するギヤボックス50側に回動自在に取付け、も
って、先端側が上下するように構成したコンバインの穀
稈供給搬送装置としたものであるから、回動アーム66
の回動中心をギヤボックス50側にしたので、別途回動
支持部材を設けなくて済み、コンパクトで強固な支点に
することができる。本発明は、前記前側供給搬送装置2
6の内側にギヤボックス50を設け、該ギヤボックス5
0の上部には筒部材60の基部を片持状態に取付け、該
筒部材60に前記前側供給搬送装置26への出力回転軸
を軸装し、該ギヤボックス50の入力プーリと該入力プ
ーリに対する出力プーリとこれらの間のベルトのうち少
なくとも入力プーリは平面視前記前側供給搬送装置26
とギヤボックス50との間に配置したコンバインの穀稈
供給搬送装置としたものであるから、ギヤボックス50
と前側供給搬送装置26の間に空間を形成することがで
き、空間を有効利用して機体をコンパクトにでき、ま
た、搬送穀稈とベルト56との干渉を防止でき、ベルト
56に藁屑が巻き付くのを防止でき、また、ベルト56
のメンテナンスも容易にできるだけでなく、前側供給搬
送装置26の始端側の上下との干渉も防止できる。本発
明は、前記上下用回動アーム66の基部はギヤボックス
50に設けた筒部材60に嵌合させたボス64に固定
し、ギヤボックス50の前記前側供給搬送装置26へ回
転を出力する回転軸48中心に回動するように構成した
コンバインの穀稈供給搬送装置としたものであるから、
前記発明の効果を奏する外、伝動機構を移動させなくて
済、伝動機構の構成を簡素にして軽量化でき、伝動も確
実にできる。本発明は、前記ボス64との重合部分の筒
部材60にはブリーザ孔65を設けたコンバインの穀稈
供給搬送装置としたものであるから、前側供給搬送装置
26の回動を円滑にできる。本発明は、前記脱穀装置3
の前側に入口漏斗62を設け、該入口漏斗62の前記ギ
ヤボックス50との平面視における重合部分を、入口漏
斗62本体に対して可動する可動部80に形成し、該可
動部80は前記前側供給搬送装置26と連動して上下す
るように構成したコンバインの穀稈供給搬送装置とした
ものであるから、前側供給搬送装置26の先端の上下に
追随して可動部80が上下することにより、前側供給搬
送装置26と入口漏斗62との間の段差を減少または解
消させて穀稈の搬送を円滑できる。本発明は、前記ギヤ
ボックス50の入力プーリ54と出力プーリ55とベル
ト56の一部または全部は、株元側引継搬送装置19の
下方またはこれより内側に位置させたコンバインの穀稈
供給搬送装置としたものであるから、搬送装置19のフ
レームやチエン案内レール等の各部材が、これらの上方
を覆うので、カバーの作用を奏し、藁屑、塵埃の付着を
防止できる。なお、実施例において、扱深さ調節装置1
7は始端側を回動中心にして終端側を株元側引継搬送装
置19に対して回動させて遠近させているため、深扱き
のときは「上動」と表現し、浅扱きのときは「下動」と
表現しているため、「上動」の表現は深扱きを、「下
動」の表現は浅扱きを夫々意味することになるが、扱深
さ調節装置17を終端側を回動中心にして始端側を株元
側搬送装置10に対して回動させて遠近させる構成でも
よく、このときは、深扱きのときは「下動」、浅扱きの
ときは「上動」となり、本発明はこのような表現によっ
て限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 刈取部の側面図。
【図2】 同平面図。
【図3】 刈取部と穀稈供給搬送装置の側面図。
【図4】 前側供給搬送装置の展開状態の概略平面
図。
【図5】 穂先側搬送装置と株元側引継搬送装置と前
側供給搬送装置との配置の実施例の展開状態の概略平面
図。
【図6】 同背面図。
【図7】 前側供給搬送装置とギヤボックスの展開状
態の概略平面図。
【図8】 脱穀装置の概略正面図。
【図9】 刈取部の側面図。
【図10】 前側供給搬送装置付近の概略平面図。
【図11】 同側面図。
【図12】 穂先側搬送装置と株元側引継搬送装置と前
側供給搬送装置との配置の実施例で前側供給搬送装置を
上下させた状態の説明図。
【図13】 前側供給搬送装置の上下機構の他の実施例
図。
【図14】 前側供給搬送装置の上下機構の他の実施例
図。
【図15】 入口漏斗の他の実施例図。
【図16】 同斜視図。
【図17】 同作用状態図。
【図18】 挟持用案内ガイドの側面図。
【図19】 カバーの縦断正面図。
【図20】 同上方位置の側面図。
【図21】 同下方位置の側面図。
【図22】 前側供給搬送装置を上動させた状態の説明
図。
【図23】 前側供給搬送装置を下動させた状態の説明
図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…
刈取前処理装置、5…分草体、6…引起装置、7…スタ
ーホイル、8…掻込装置、9…刈刃、10…株元側搬送
装置、11…穂先側搬送装置、12…刈取フレーム、1
3…縦支持フレーム、14…横伝動筒、15…支持架
台、16…刈取上下シリンダ、17…扱深さ調節装置、
18…穀稈供給搬送装置、19…株元側引継搬送装置、
20…扱深さ調節用アクチュエータ、21…ポテンショ
メータ、23…案内ローラ、24…引継搬送用アクチュ
エータ、25…主供給搬送装置、26…前側供給搬送装
置、27…挾扼杆、28…搬送供給チエン、29…上部
カバー、30…チエン案内レール、31…前側受動輪
体、32…後側受動輪体、33…始端側供給装置、34
…終端側供給装置、35…案内レール、36…前側歯
車、37…後側歯車、38…チエン、39…取付軸、4
0…前側歯車、41…後側歯車、42…チエン、45…
支持体、44…縦軸、46…支持部材、47…回動アー
ム、48…回転軸、50…ギヤボックス、51…歯車、
52…入力軸、53…入力歯車、54…入力プーリ、5
5…出力プーリ、56…ベルト、57…刈取部入力プー
リ、58…取付部材、60…筒部材、61…歯車、62
…入口漏斗、64…ボス、65…ブリーザ孔、66…回
動アーム、67…縦杆、68…ボルト、69…横杆、7
0…取付体、71…ボルト、72…ロッド、73…アク
チュエータ、74…アーム、75…弾性搬送案内体、7
6…係合部、76a…ワイヤ、77…扱深さセンサ、8
0…可動部、81…長孔、81a…係合軸、82、82
a…挟持用案内ガイド、83…回動アーム、84…軸、
85…バネ、86…取付杆、88…取付フレーム、89
…ロッド、87…軸、90…カバー、91…送風唐箕カ
バー、92…ボルト。
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月25日(1999.3.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01F 12/10 A01F 12/10 A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀稈供給搬送装置18を、刈取前処理
    装置4側に設けた搬送装置19から刈取穀稈を受取る前
    側供給搬送装置26と、該前側供給搬送装置26から前
    記刈取穀稈を受け取って機体後方に搬送する主供給搬送
    装置25とに分割形成し、前記前側供給搬送装置26
    は、その始端部を前記搬送装置19の終端部近傍に臨ま
    せ、かつ、前記主供給搬送装置25と略同一直線状であ
    って該主供給搬送装置25の前方に位置する始端側供給
    装置33と、該始端側供給装置33の終端側部と前記主
    供給搬送装置25の始端側部の夫々に臨んで重合する終
    端側供給装置34とにより構成し、前記前側供給搬送装
    置26はその終端側の後側歯車41の軸心を中心に始端
    側が上下するように構成したコンバインの穀稈供給搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記搬送装置19
    の始端部側には脱穀室に供給する穀稈の扱深さを調節す
    る扱深さ調節装置17を設け、前記前側供給搬送装置2
    6は、前記扱深さ調節装置17と独立または連動して先
    端側が上下するように構成したコンバインの穀稈供給搬
    送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記扱深さ調節装
    置17が深扱きになると、前記前側供給搬送装置26の
    始端側は上動するようにした構成したコンバインの穀稈
    供給搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項
    3において、前記前側供給搬送装置26の始端側供給装
    置33および終端側供給装置34のチエン38とチエン
    42の何れか一方または両方の上方には、穀稈を弾力的
    に押し付ける挟持用案内ガイドを設けたコンバインの穀
    稈供給搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項
    3または請求項4において、前記前側供給搬送装置26
    は、該前側供給搬送装置26側に上下用回動アーム66
    の先端側を取付け、該上下用回動アーム66の基部は前
    記前側供給搬送装置26に回転を伝動するギヤボックス
    50側に回動自在に取付け、もって、先端側が上下する
    ように構成したコンバインの穀稈供給搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2または請求項
    3または請求項4または請求項5において、前記前側供
    給搬送装置26の内側にギヤボックス50を設け、該ギ
    ヤボックス50の上部には筒部材60の基部を片持状態
    に取付け、該筒部材60に前記前側供給搬送装置26へ
    の出力回転軸を軸装し、該ギヤボックス50の入力プー
    リと該入力プーリに対する出力プーリとこれらの間のベ
    ルトのうち少なくとも入力プーリは平面視前記前側供給
    搬送装置26とギヤボックス50との間に配置したコン
    バインの穀稈供給搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6において、前
    記上下用回動アーム66の基部はギヤボックス50に設
    けた筒部材60に嵌合させたボス64に固定し、ギヤボ
    ックス50の前記前側供給搬送装置26へ回転を出力す
    る回転軸48中心に回動するように構成したコンバイン
    の穀稈供給搬送装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記ボス64との
    重合部分の筒部材60にはブリーザ孔65を設けたコン
    バインの穀稈供給搬送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2または請求項
    3または請求項4または請求項5または請求項6または
    請求項7または請求項8において、前記脱穀装置3の前
    側に入口漏斗62を設け、該入口漏斗62の前記ギヤボ
    ックス50との平面視における重合部分を、入口漏斗6
    2本体に対して可動する可動部80に形成し、該可動部
    80は前記前側供給搬送装置26と連動して上下するよ
    うに構成したコンバインの穀稈供給搬送装置。
  10. 【請求項10】 請求項6または請求項7または請求項
    8または請求項9または請求項10において、前記ギヤ
    ボックス50の入力プーリ54と出力プーリ55とベル
    ト56の一部または全部は、株元側引継搬送装置19の
    下方またはこれより内側に位置させたコンバインの穀稈
    供給搬送装置。
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