JP2000138004A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JP2000138004A
JP2000138004A JP31091198A JP31091198A JP2000138004A JP 2000138004 A JP2000138004 A JP 2000138004A JP 31091198 A JP31091198 A JP 31091198A JP 31091198 A JP31091198 A JP 31091198A JP 2000138004 A JP2000138004 A JP 2000138004A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、器具本体の体裁を良好に維持できる
とともに、器具本体の組み立て後にやすり掛けのような
格別な後加工を施す必要もなく、製造コストを低減でき
る照明器具の提供を目的とする。 【解決手段】照明器具21の器具本体23は、板金プレス加
工部品からなるシャーシ25と、シャーシの両端部に連結
された板金プレス加工部品からなる端部材26a,26b とを
備えている。シャーシは、一対の側板27a,27b と、側板
の開口部24に臨む縁部に連なる第1のフランジ部28とを
有し、端部材は、側板の間に跨る端板45と、この端板の
開口部に臨む縁部に連なる第2のフランジ部46とを有し
ている。第1および第2のフランジ部は、側板と端板と
で規定される角部51において互いに突き合わされる縁部
42,52 を有し、これら縁部は、器具本体を開口部の方向
から見た場合に、側板および端板に対し斜めの合わせと
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、けい光ランプ用の
照明器具に係り、特にそのけい光ランプを支持する器具
本体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、天井面や壁面に直接取り付けて
使用する、いわゆる直付け形の照明器具1を示してい
る。この照明器具1は、直管形のけい光ランプ2を支持
する器具本体3を備えている。器具本体3は、下向きに
開放された偏平な箱状をなしており、この器具本体3の
下端にけい光ランプ2を露出させる投光用の開口部4が
形成れている。
【0003】器具本体3は、けい光ランプ2の管軸方向
に延びるシャーシ5と、このシャーシ5の長手方向に沿
う両端部に連結された端部材6a,6bとを備えてい
る。これらシャーシ5および端部材6a,6bは、夫々
カラー鋼板を素材とした板金プレス加工部品にて構成さ
れている。
【0004】図9に示すように、シャーシ5は、器具本
体3の側面を構成する一対の側板7と、これら側板7の
開口部4に臨む下端縁からこの開口部4の内側に向けて
直角に折り曲げられた第1のフランジ部8と、この第1
のフランジ部8の先端から立ち上げられて天井面に支持
されるベース部9とを備えている。側板7の両端部10
は、第1のフランジ部8よりも器具本体3の長手方向に
突出されている。
【0005】端部材6a,6bは、図9に一方の端部材
6aを代表して示すように、シャーシ5の側板7の間に
跨る端板11と、この端板11の開口部4に臨む下端縁
からこの開口部4の内側に向けて直角に折り曲げられた
第2のフランジ部12と、この第2のフランジ部12の
先端に連なるとともに、上記端板11と向かい合うソケ
ット支持部13とを備えている。
【0006】端板11の両端には、直角に曲げられたフ
ラップ14が形成されている。このフラップ14は、上
記側板7の両端部10に向けて延びている。第2のフラ
ンジ部12の両端の端縁12aは、第2のフランジ部1
2と直交する方向に延びており、この端縁12aは端部
材6a,6bの板金プレス作業時にせん断加工された切
断端となっている。
【0007】第2のフランジ部12の両端には、連結金
具15がスポット溶接されている。連結金具15は、シ
ャーシ5の第1のフランジ部8と側板7とで規定された
コーナ部16に向けて延びている。
【0008】シャーシ5の長手方向に沿う両端部は、端
部材6a,6bに対し直角に突き合わされている。この
突き合わせにより、シャーシ5の側板7と端部材6a,
6bの端板11とが互いに直交し合い、端部材6a,6
bのフラップ14が側板7の両端部10の内側に入り込
むとともに、連結金具15がシャーシ5のコーナ部16
の内側に入り込んでいる。
【0009】そして、これらシャーシ5と端部材6a,
6bとは、フラップ14と側板7との間の複数箇所、連
結金具15と側板7および第1のフランジ部8との間の
複数箇所に夫々スポット溶接を施すことで一体的に結合
されている。
【0010】シャーシ5と端部材6a,6bとを結合し
た状態においては、第1のフランジ部8の端部が連結金
具15に重ね合わされており、この第1のフランジ部8
の端縁8aが連結金具15をガイドとして第2のフラン
ジ部12の先端縁12bに突き合わされている。そのた
め、第1および第2のフランジ部8,12は、側板7と
端板11とで規定される器具本体3の四つの角部17に
おいて、互いに直角に突き合わされている。そして、第
2のフランジ部12は、図9の(A)に示すように、シ
ャーシ5の側板7と同一面上に位置されており、器具本
体3の側面にそのまま露出されている。
【0011】ところで、端部材6a,6bは、板金プレ
ス作業により所要の形状に加工されるために、上記第2
のフランジ部12の切断端となる端縁12aの切口に、
だれやかえりのような変形部分が残ることがあり得る。
すると、この端縁12aは器具本体3の開口部4の周囲
に位置されているので、特に器具本体3を開口部4の方
向から見た場合に目に止まり易く、器具本体3の品質を
低下させる原因となる。
【0012】このことから、従来の照明器具1では、第
2のフランジ部12の端縁12aに上記だれやかえりが
存在するような場合に、器具本体3を組み立てた後に端
縁12aにやすり掛けを施すことで端縁12aの形状を
整え、この端縁12aと側板7との馴染みを良くしてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
照明器具1によると、第2のフランジ部12の端縁12
aは、開口部4の周囲において器具本体3の側面に直接
露出されているので、この端縁12aにやすり掛けを施
したとしても端縁12aが目立ち易くなる。このため、
器具本体3のなかでも特に角部17の体裁が悪くなり、
外観的な面で問題が生じてくる。
【0014】その上、上記構成によると、器具本体3を
組み立てた後に端縁12aにやすり掛けを施す必要があ
り、しかも、このやすり掛けは、一般に手作業によって
行われる。したがって、器具本体3の組み立てに多大な
手間と労力を要することになり、その分、照明器具1の
コストが増大するといった不具合がある。
【0015】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、第1のフランジ部と第2のフランジ部と
の突き合わせ部分の体裁が良好となり、器具本体の品質
を高めることができるとともに、器具本体の組み立て後
にやすり掛けのような格別な後加工を施す必要もなく、
製造コストを軽減できる照明器具の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明の照明器具は、投光用の開口
部を有する箱形の器具本体を備え、この器具本体は、板
金プレス加工部品からなるシャーシと、このシャーシの
端部に連結された板金プレス加工部品からなる端部材
と、で構成されている。上記シャーシは、互いに向かい
合う一対の側板と、これら側板の上記開口部に臨む縁部
からこの開口部の内側に向けて延びる第1のフランジ部
と、を有するとともに、上記端部材は、上記側板の端部
間に跨る端板と、この端板の上記開口部に臨む縁部から
この開口部の内側に向けて延びる第2のフランジ部と、
を有し、これら第1および第2のフランジ部を上記側板
と端板とで規定される角部において連続させるととも
に、上記第1および第2のフランジ部は、上記角部にお
いて互いに突き合わされる縁部を有し、これら縁部は、
上記器具本体を開口部の方向から見た場合に、上記側板
と端板とで規定される角部の頂点に連なるとともに、こ
の頂点から上記開口部の方向に進む従い上記側板および
端板から遠ざかる方向に傾斜されていることを特徴とし
ている。
【0017】このような構成によれば、第1および第2
のフランジ部の縁部は、互いに直交し合う側板や端板に
対し斜めの合わせとなるから、これら縁部が端板や側板
と同一面上に並んで位置されることはない。
【0018】しかも、これら縁部は互いに突き合わされ
ているので、その合面が見えることはなく、それ故、第
1および第2のフランジ部の縁部の突き合わせ部分は、
単なる線状となって開口部の方向に露出されるに止まる
ことになる。したがって、第1および第2のフランジ部
の縁部が目立ち難くなり、器具本体の角部の体裁を良好
に維持することができる。
【0019】また、第1および第2のフランジ部の縁部
が目立ち難くなるので、器具本体を組み立てた後に、こ
の縁部にやすり掛けのような手作業による格別な仕上げ
加工を施す必要はなく、その分、器具本体の組み立て工
数を削減することができる。
【0020】また、請求項2に係る照明器具によれば、
上記請求項1に記載された第1および第2のフランジ部
のいずれか一方は、その縁部に連なるフラップを一体に
有し、このフラップは、他方のフランジ部の厚みに相当
する段差を有して上記縁部に連なっているとともに、こ
の他方のフランジ部に重ね合わされていることを特徴と
している。
【0021】この構成によれば、第1のフランジ部の縁
部と第2のフランジ部の縁部とを互いに突き合わせる際
に、この突き合わせ作業をフラップをガイドとして行な
うことができる。このため、第1のフランジ部と第2の
フランジ部とを精度良く確実に位置合わせすることがで
き、器具本体の組み立て作業を容易に行なうことができ
る。
【0022】加えて、第1又は第2のフランジ部の縁部
とフラップとが互いに重なり合うので、第1のフランジ
部と第2のフランジ部との突き合わせ部分の強度を充分
に確保することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、直付
け形の照明器具に適用した図1ないし図7にもとづいて
説明する。
【0024】図1は天井直付け形の二灯式の照明器具2
1を開示している。この照明器具21は、二本の直管形
けい光ランプ22を支持する器具本体23を備えてい
る。器具本体23は、下向きに開放された偏平な箱状を
なしており、この器具本体23の下端にけい光ランプ2
2を露出させる投光用の開口部24が形成されている。
【0025】器具本体23は、けい光ランプ22の管軸
方向に延びるシャーシ25と、このシャーシ25の長手
方向に沿う両端部に連結された一対の端部材26a,2
6bとを備えている。これらシャーシ25および端部材
26a,26bは、夫々カラー鋼板を素材とした板金プ
レス加工部品にて構成されている。
【0026】図3および図5に示すように、シャーシ2
5は、器具本体23の側面を構成する一対の側板27
a,27bと、これら側板27a,27bの開口部24
に臨む下端からこの開口部24の内側に向けて直角に折
り曲げられた第1のフランジ部28と、上記側板27
a,27bの第1のフランジ部28の間に跨るベース2
9とを備えている。
【0027】側板27a,27bは、器具本体23の長
手方向に沿って延びている。これら側板27a,27b
の上端縁部には、内向きに曲げられたガイド部31が形
成されている。ガイド部31は、側板27a,27bの
内面と向かい合っており、これらガイド部31と側板2
7a,27bの内面との間には、嵌合溝32が形成され
ている。嵌合溝32は、シャーシ25の長手方向に沿う
両端に開放されている。また、ガイド部31は、係合部
33を有している。係合部33は、嵌合溝32に連なる
ような切り欠きにて構成され、上記シャーシ25の長手
方向に沿う両端部に位置されている。
【0028】上記ベース29は、第1のフランジ部28
の先端から上向きに延びる一対の側板部35a,35b
と、これら側板部35a,35bの上端の間に跨る天板
部36とを備えている。
【0029】側板部35a,35bは、上方に進むに従
い互いに近接する方向に傾斜されており、これら側板部
35a,35bの長手方向に沿う両端縁部37には、夫
々係止爪38が形成されている。この係止爪38の側板
部35a,35bに連なる付け根には、図4に示すよう
な切り欠き38aが形成されており、この切り欠き38
aの存在により係止爪38の根元の幅が狭められてい
る。そのため、係止爪38の根元の剛性が低下し、この
係止爪38を根元から容易に折り曲げられるようになっ
ている。
【0030】上記天板部36は、略平坦な板状をなして
いる。この天板部36は、側板27a,27bの上端部
間に位置されているとともに、図示しないボルトを介し
て天井面39に固定されている。
【0031】なお、側板部35a,35bおよび天板部
36は、反射板としての機能を兼ね備えている。
【0032】図3や図4に示すように、上記側板27
a,27bの長手方向に沿う両端部41は、ベース29
の両端部よりも器具本体23の長手方向に突出されてい
る。この側板27a,27bの両端部41の端縁41a
は、器具本体23の厚み方向に沿って延びている。そし
て、側板27a,27bとベース29とに跨る第1のフ
ランジ部28は、側板27a,27bの端縁41aと上
記ベース29の両端縁部37とを結ぶ第1の縁部42を
有している。この第1の縁部42、端縁41aおよび両
端縁部37は、器具本体23の板金プレス作業時にせん
断加工された切断端となっている。
【0033】第1のフランジ部28の第1の縁部42
は、図4に最も良く示されるように、側板27a,27
bの端縁41aから側板部35a,35bの両端縁部3
7の方向に進むに従い側板27a,27bから遠ざかる
方向に傾斜されている。この第1の縁部42の側板27
a,27bに対する傾斜角度θ1 は、45°に設定され
ている。
【0034】上記端部材26a,26bは、図3に一方
の端部材26aを代表して示すように、シャーシ25の
側板27a,27bの端部間に跨る端板45と、この端
板45の開口部24に臨む下端縁からこの開口部24の
内側に向けて直角に折り曲げられた第2のフランジ部4
6と、この第2のフランジ部46の先端から上向きに延
びるソケット支持板47とを備えている。
【0035】端板45は、側板27a,27bと直交す
る方向に延びている。この端板45の両端部には、夫々
直角に曲げられた第1のフラップ48が一体に形成され
ている。第1のフラップ48は、側板27a,27bの
両端部41に向けて延びており、この第1のフラップ4
8の上端部は、側板27a,27bの嵌合溝32に挿入
されている。そのため、第1のフラップ48は、側板2
7a,27bの内側に入り込んで、これら側板27a,
27bによって覆い隠されている。
【0036】第1のフラップ48の上端部には、嵌合凸
部49が一体に切り起こされている。嵌合凸部49は、
上記ガイド部31の係合部33に嵌合されており、この
嵌合により、端板45と側板27a,27bとが互いに
直角に突き合わされた状態で一体的に連結されている。
【0037】この結果、側板27a,27bの端縁41
aは、端板45によって覆われておらず、この端板45
を挟んだ両側において上記器具本体23の外方に露出さ
れている。
【0038】図6に示すように、第2のフランジ部46
は、上記端板45と側板27a,27bとで規定される
器具本体23の角部51において、上記シャーシ25の
第1のフランジ部28に連なっている。この第2のフラ
ンジ部46は、第1のフランジ部28の第1の縁部42
に突き合わされる第2の縁部52と、この第2の縁部5
2に連なる第2のフラップ53とを有している。
【0039】図4に最も良く示されるように、第2の縁
部52は、第1のフラップ48と端板45とで規定され
る角部からソケット支持板47に向けて延びている。そ
して、この第2の縁部52は、ソケット支持板47の方
向に進むに従い端板45から遠ざかる方向に傾斜されて
おり、この第2の縁部52の端板45に対する傾斜角度
θ2 は、45°に設定されている。
【0040】このため、上記第1のフラップ48を介し
て側板27a,27bと端板45とを連結した状態にお
いては、第1および第2の縁部42,52は、器具本体
23の角部51において互いに突き合わされており、こ
のことにより第1のフランジ部28と第2のフランジ部
48とが開口部24を取り囲むように連続されている。
【0041】そして、これら第1の縁部42と第2の縁
部52との突き合わせ部分は、器具本体23を開口部2
4の方向から見た場合に、図2の(B)や図6に示すよ
うに、上記側板27a,27bと端板41とで規定され
る角部51の頂点51aに連なるとともに、この頂点5
1aから開口部24の方向に進むに従い側板27a,2
7bおよび端板45から遠ざかる方向に傾斜されてい
る。
【0042】したがって、第1の縁部42と第2の縁部
52との突き合わせ部分は、器具本体23の角部51に
連なる対角線状の線分となって、開口部4の方向に露出
されている。
【0043】また、上記第2のフラップ53は、上記第
1のフランジ部28の厚みに相当する段差を有して第2
の縁部52に連なるとともに、この第2の縁部52から
第1のフラップ48に向けて水平に張り出している。こ
の第2のフラップ53は、端板45と側板27a,27
bとを連結する時に、第1のフランジ部28の端部に当
てがわれるようになっている。そして、第2のフラップ
53は、端板45と側板27a,27bとを連結した状
態において、第1のフランジ部28の上面に重ね合わさ
れている。
【0044】上記ソケット支持板47は、端板45と平
行に配置されている。ソケット支持板47は、上記ベー
ス29の長手方向に沿う両端部に突き合わされている。
ソケット支持板47の下端の両側部には、シャーシ25
の係止爪38が挿入されるスリット状の係止孔54が形
成されている。
【0045】そのため、上記端板45と側板27a,2
7bとは、係止爪38を係止孔54に位置合わせした状
態で互いに突き合わされるようになっており、この係止
爪38は、係止孔54に挿入した後、その根元から直角
に折り曲げることでソケット支持板47に連結されてい
る。
【0046】この際、係止爪38は、切り欠き38aの
存在によりその付け根の剛性が低く抑えられているの
で、係止爪38を手作業で容易に折り曲げることがで
き、ベース29とソケット支持板47とを連結する際の
作業性が良好となる。
【0047】図3に示すように、ソケット支持板47の
縁部には、シャーシ25に向けて直角に折り曲げられた
一対の第3のフラップ56a,56bおよび第4のフラ
ップ57a,57bが形成されている。第3のフラップ
56a,56bは、シャーシ25の側板部35a,35
bの内面に重ね合わされているとともに、第4のフラッ
プ57a,57bは、シャーシ25の天板部36の内面
に重ね合わされている。そして、第4のフラップ57
a,57bは、側板27a,27bと端板45を連結し
た状態において、ブラインドリベット58を介して天板
部36に結合されている。
【0048】ソケット支持板47は、ベース29の側板
部35a,35bおよび天板部36と協働してランプ収
容室60を構成している。ランプ収容室60は、開口部
24を介して下向きに開放されている。
【0049】図2や図5に示すように、端部材26a,
26bのソケット支持板47には、夫々一対のランプソ
ケット61が取り付けられている。ランプソケット61
は、ランプ収容室60に臨むとともに、器具本体23の
長手方向に向かい合っており、これらランプソケット6
1にけい光ランプ22の口金が支持されている。けい光
ランプ22は、上記ランプ収容室60の内部において、
互いに離間して平行に配置されている。
【0050】また、シャーシ25の天板部36の下面に
は、電源端子台62および点灯装置63が支持されてい
る。電源端子台62および点灯装置63は、けい光ラン
プ22の間に配置されているとともに、反射板64によ
って覆われている。反射板64は、天板部36に取り外
し可能に支持されており、上記けい光ランプ22の間を
通じて下向きに突出されている。
【0051】このような構成の照明器具21によると、
シャーシ25と端部材26a,26bとを連結した時に
互いに突き合わされる第1のフランジ部28の第1の縁
部42と第2のフランジ部46の第2の縁部52は、夫
々側板27a,27bと端板41とで規定される角部5
1の頂点51aに連なるとともに、この頂点51aから
開口部24の方向に進むに従い側板27a,27bおよ
び端板45から遠ざかる方向に45°の角度で傾斜され
ている。そのため、第1の縁部42と第2の縁部52と
の突き合わせ部分は、図6に見られるように、器具本体
23の角部51に連なる対角線状の線分となって、開口
部4の方向に露出されるに止まることになる。
【0052】すなわち、第1および第2の縁部42,5
2は、互いに直交し合う側板27a,27bや端板45
に対し斜めの合わせとなるから、これら第1および第2
の縁部42,52が端板45や側板27a,27bと同
じ面上に隣り合った状態で位置されることはない。
【0053】しかも、第1および第2の縁部42,52
は,互いに突き合わされているので、その切断端(切
口)となる合面が見えることもない。したがって、器具
本体23を組み立てた状態において、第1および第2の
縁部42,52が目立ち難くなり、特に器具本体23の
角部51の体裁を良好に維持することができる。
【0054】加えて、第1および第2の縁部42,52
が目立ち難くなるので、器具本体23を組み立てた後
に、縁部42,52にやすり掛けのような手作業による
格別な仕上げ加工を施す必要はなく、その分、器具本体
23の組み立て工数を削減することができる。よって、
従来との比較において、器具本体23の製造コストを低
減することができ、安価な照明器具21を得ることがで
きる。
【0055】また、上記構成によると、第2のフランジ
部46は、第2の縁部42に連なる第2のフラップ53
を有するので、第1のフランジ部28の第1の縁部42
と第2のフランジ部46の第2の縁部52とを突き合わ
せる際には、第1のフランジ部28の両端部を第2のフ
ラップ53に沿わせて第2のフランジ部46の第2の縁
部52に導くことができる。
【0056】このため、第2のフラップ53が第1の縁
部42を第2の縁部52に突き合わせる際のガイドとし
て機能するので、第1の縁部42と第2の縁部52とを
精度良く確実に突き合わせることができ、器具本体23
の組み立て作業を容易に行なうことができる。
【0057】加えて、器具本体23を組み立てた時に、
第1のフランジ部28の両端部と第2のフラップ53と
が重なり合うので、第1のフランジ部28と第2のフラ
ンジ部46との突き合わせ部分の強度を充分に確保する
ことができる。
【0058】さらに、側板27a,27bと直交する方
向に延びる端板45の端部には、直角に曲げられた第1
のフラップ48が形成され、この第1のフラップ48
は、側板27a,27bの内側に入り込んでいるから、
器具本体23を側面27a,27bの方向から見た場合
に、端部材26a,26bの切断端が外方に露出される
ことはない。そのため、第1および第2の縁部42,5
2の突き合わせ部分が側面27a,27bの方向に露出
されずに済むことと合わせて、器具本体23の品質をよ
り一層高めることができる。
【0059】なお、上記実施の形態では、シャーシや端
部材をカラー鋼板にて構成したが、本発明はこれに限ら
ず、未塗装の鋼板を用いた板金プレス加工部品にて構成
しても良い。
【0060】さらに、上記実施の形態では、第2のフラ
ンジ部に第2の縁部に連なるフラップを形成したが、第
1のフランジ部に第1の縁部に連なるフラップを形成し
ても良い。
【0061】また、本発明に係る照明器具は、天井面に
直付けするものに特定されず、例えば吊り具を介して天
井面から吊り下げるようにしても良い。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、第1およ
び第2のフランジ部の縁部は、互いに直交し合う側板や
端板に対し斜めの合わせとなるから、これら縁部が端板
や側板と同じ面上に隣り合った状態で露出されることは
ないとともに、これら縁部の互いに突き合わされる合面
が見えることもない。したがって、器具本体を組み立て
た状態において、第1および第2のフランジ部の突き合
わせ部分が目立ち難くなり、特に器具本体の角部の体裁
を良好に維持することができる。
【0063】その上、器具本体を組み立てた後に、第1
および第2のフランジ部の縁部にやすり掛けのような手
作業による格別な仕上げ加工を施す必要もなくなるの
で、器具本体の組み立て工数を削減することができる。
よって、従来との比較において、器具本体の製造コスト
を低減することができ、その分、安価な照明器具を得る
ことができるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る照明器具の斜視図。
【図2】(A)は、器具本体を開口部の方向から見た平
面図。(B)は、図2の(A)の2F部を拡大して示す
平面図。
【図3】シャーシの端部およびこの端部に突き合わされ
る端部材を示す斜視図。
【図4】シャーシの第1のフランジ部および端部材の第
2のフランジ部の形状を示す斜視図。
【図5】照明器具の断面図。
【図6】器具本体の角部の形状を示す斜視図。
【図7】第1のフランジ部の第1の縁部および第2のフ
ランジ部の第2の縁部の形状を示す平面図。
【図8】従来の照明器具の斜視図。
【図9】(A)は、器具本体の角部の形状を示す斜視
図。(B)は、シャーシの第1のフランジ部および端部
材の第2のフランジ部の形状を示す斜視図。
【符号の説明】
23…器具本体 24…開口部 25…シャーシ 26a,26b…端部材 27a,27b…側板 28…第1のフランジ部 42,52…縁部(第1の縁部、第2の縁部) 45…端板 46…第2のフランジ部 51…角部 51a…頂点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光用の開口部を有する箱形の器具本体
    を備え、 この器具本体は、板金プレス加工部品からなるシャーシ
    と、このシャーシの端部に連結された板金プレス加工部
    品からなる端部材と、を有し、 上記シャーシは、互いに向かい合う一対の側板と、これ
    ら側板の上記開口部に臨む縁部からこの開口部の内側に
    向けて延びる第1のフランジ部と、を有するとともに、
    上記端部材は、上記側板の端部間に跨る端板と、この端
    板の上記開口部に臨む縁部からこの開口部の内側に向け
    て延びる第2のフランジ部と、を有し、 これら第1および第2のフランジ部を上記側板と端板と
    で規定される角部において連続させた照明器具であっ
    て、 上記第1および第2のフランジ部は、上記角部において
    互いに突き合わされる縁部を有し、これら縁部は、上記
    器具本体を開口部の方向から見た場合に、上記側板と端
    板とで規定される角部の頂点に連なるとともに、この頂
    点から上記開口部の方向に進むに従い上記側板および端
    板から遠ざかる方向に傾斜されていることを特徴とする
    照明器具。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記第1およ
    び第2のフランジ部のいずれか一方は、上記縁部に連な
    るフラップを一体に有し、このフラップは、他方のフラ
    ンジ部の厚みに相当する段差を有して上記縁部に連なっ
    ているとともに、この他方のフランジ部に重ね合わされ
    ていることを特徴とする照明器具。
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