JP4260253B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、けい光ランプ用の照明器具に係り、特にそのけい光ランプを支持する器具本体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、天井面や壁面に直接取り付けて使用する、いわゆる直付け形の照明器具1を示している。この照明器具1は、直管形のけい光ランプ2を支持する器具本体3を備えている。器具本体3は、下向きに開放された偏平な箱状をなしており、この器具本体の下端にけい光ランプ2を露出させる投光用の開口部4が形成されている
【0003】
器具本体3は、けい光ランプ2の管軸方向に延びるシャーシ5と、このシャーシ5の長手方向に沿う両端部に連結された端部材6a,6bとを備えている。これらシャーシ5および端部材6a,6bは、夫々カラー鋼板を素材とした板金プレス加工部品にて構成されている。
【0004】
図9に示すように、シャーシ5は、器具本体3の側面を構成する一対の側板7と、これら側板7の開口部4に臨む下端縁からこの開口部4の内側に向けて直角に折り曲げられた第1のフランジ部8と、この第1のフランジ部8の先端から立ち上げられて天井面に支持されるベース部9とを備えている。側板7の両端部10は、第1のフランジ部8よりも器具本体3の長手方向に突出されている。
【0005】
端部材6a,6bは、図9に一方の端部材6aを代表して示すように、シャーシ5の側板7の間に跨る端板11と、この端板11の開口部4に臨む下端縁からこの開口部4の内側に向けて直角に折り曲げられた第2のフランジ部12と、この第2のフランジ部12の先端に連なるとともに、上記端板11と向かい合うソケット支持部13とを備えている。
【0006】
端板11の両端には、直角に曲げられたフラップ14が形成されている。このフラップ14は、上記側板7の両端部10に向けて延びている。第2のフランジ部12の両端の端縁12aは、第2のフランジ部12と直交する方向に延びており、この端縁12aは端部材6a,6bの板金プレス作業時にせん断加工された切断端となっている。
【0007】
第2のフランジ部12の両端には、連結金具15がスポット溶接されている。連結金具15は、シャーシ5の第1のフランジ部8と側板7とで規定されたコーナ部16に向けて延びている。
【0008】
シャーシ5の長手方向に沿う両端部は、端部材6a,6bに対し直角に突き合わされている。この突き合わせにより、シャーシ5の側板7と端部材6a,6bの端板11とが互いに直交し合い、端部材6a,6bのフラップ14が側板7の両端部10の内側に入り込むとともに、連結金具15がシャーシ5のコーナ部16の内側に入り込んでいる。
【0009】
そして、これらシャーシ5と端部材6a,6bとは、フラップ14と側板7との間の複数箇所、連結金具15と側板7および第1のフランジ部8との間の複数箇所に夫々スポット溶接を施すことで一体的に結合されている。
【0010】
シャーシ5と端部材6a,6bとを結合した状態においては、第1のフランジ部8の端部が連結金具15に重ね合わされており、この第1のフランジ部8の端縁8aが連結金具15をガイドとして第2のフランジ部12の先端縁12bに突き合わされている。そのため、第1および第2のフランジ部8,12は、側板7と端板11とで規定される器具本体3の四つの角部17において、互いに直角に突き合わされている。そして、第2のフランジ部12は、図9の(A)に示すように、シャーシ5の側板7と同一面上に位置されており、器具本体3の側面にそのまま露出されている。
【0011】
ところで、端部材6a,6bは、板金プレス作業により所要の形状に加工されるために、上記第2のフランジ部12の切断端となる端縁12aの切口に、だれやかえりのような変形部分が残ることがあり得る。すると、この端縁12aは器具本体3の開口部4の周囲に位置されているので、特に器具本体3を開口部4の方向から見た場合に目に止まり易く、器具本体3の品質を低下させる原因となる。
【0012】
このことから、従来の照明器具1では、第2のフランジ部12の端縁12aに上記だれやかえりが存在するような場合に、器具本体3を組み立てた後に端縁12aにやすり掛けを施すことで端縁12aの形状を整え、この端縁12aと側板7との馴染みを良くしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の照明器具1によると、第2のフランジ部12の端縁12aは、開口部4の周囲において器具本体3の側面に直接露出されているので、この端縁12aにやすり掛けを施したとしても端縁12aが目立ち易くなる。このため、器具本体3のなかでも特に角部17の体裁が悪くなり、外観的な面で問題が生じてくる。
【0014】
その上、上記構成によると、器具本体3を組み立てた後に端縁12aにやすり掛けを施す必要があり、しかも、このやすり掛けは、一般に手作業によって行われる。したがって、器具本体3の組み立てに多大な手間と労力を要することになり、その分、照明器具1のコストが増大するといった不具合がある。
【0015】
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので、第1のフランジ部と第2のフランジ部との突き合わせ部分の体裁が良好となり、器具本体の品質を高めることができるとともに、器具本体の組み立て後にやすり掛けのような格別な後加工を施す必要もなく、製造コストを軽減できる照明器具の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る照明器具は、投光用の開口部を有する箱形の器具本体を備え、この器具本体は、板金プレス加工部品からなるシャーシと、このシャーシの端部に連結された板金プレス加工部品からなる端部材と、を有し、上記シャーシは、互いに向かい合う一対の側板と、これら側板の上記開口部に臨む縁部からこの開口部の内側に向けて延びる第1のフランジ部と、上記側板の第1のフランジ部の間に跨るベースの端部に形成された係止爪と、上記側板の上記第1のフランジ部とは反対側の縁部を内向きに曲げることにより形成され、上記側板の端部に開放された嵌合溝と、を含み、上記端部材は、上記側板の端部間に跨る端板と、この端板の上記開口部に臨む縁部からこの開口部の内側に向けて延びる第2のフランジ部と、前記第2のフランジ部から延びるソケット支持板と、前記ソケット支持板に設けられ上記シャーシの係止爪が挿入される係止孔と、上記端板の端部から上記側板の端部に向けて一体に折り曲げられ、上記シャーシの嵌合溝に挿入可能な第1のフラップと、を含み、上記係止爪と上記係止孔とを位置合わせした状態で、上記第1のフラップを上記嵌合溝に挿入して上記側板の内側に入り込ませることで、上記シャーシの側板と上記端部材の端板および上記係止爪と上記係止孔とがそれぞれ互いに突き合わされるとともに、上記シャーシの第1のフランジ部と上記端部材の第2のフランジ部とが上記側板と上記端板とで規定される角部において連続され、係止爪が係止孔に挿入されて、この係止爪を根元から直角に折り曲げることでシャーシの測板部がソケット支持板に連結される照明器具であって、上記第1および第2のフランジ部は、上記角部において互いに突き合わされる縁部を有し、これら縁部は、上記器具本体を開口部の方向から見た場合に、上記側板と上記端板とで規定される角部の頂点から上記開口部の方向に進むに従い上記側板および上記端板から遠ざかる方向に傾斜するとともに、上記第1のフランジ部および上記第2のフランジ部のうちのいずれか一方に第2のフラップを一体に形成し、この第2のフラップは、他方のフランジ部の厚みに相当する段差を有して一方のフランジ部の縁部に連なるとともに、上記側板と上記端板とを突き合わせる時に他方のフランジ部に重ね合わされて、上記第1のフランジ部の縁部と上記第2のフランジ部の縁部との突き合せを案内することを特徴とする照明器具。
【0017】
このような構成によれば、第1および第2のフランジ部の縁部は、互いに直交し合う側板や端板に対し斜めの合わせとなるから、これら縁部が端板や側板と同一面上に並んで位置されることはない。
【0018】
しかも、これら縁部は互いに突き合わされているので、その合面が見えることはなく、それ故、第1および第2のフランジ部の縁部の突き合わせ部分は、単なる線状となって開口部の方向に露出されるに止まることになる。したがって、第1および第2のフランジ部の縁部が目立ち難くなり、器具本体の角部の体裁を良好に維持することができる。
【0019】
また、第1および第2のフランジ部の縁部が目立ち難くなるので、器具本体を組み立てた後に、この縁部にやすり掛けのような手作業による格別な仕上げ加工を施す必要はなく、その分、器具本体の組み立て工数を削減することができる。
【0021】
加えて、第1のフランジ部の縁部と第2のフランジ部の縁部とを互いに突き合わせる際に、この突き合せ作業を第2のフラップをガイドとして行うことができる。このため、第1のフランジ部と第2のフランジ部とを精度良く確実に位置合わせすることができ、器具本体の組み立て作業を容易に行うことができる。
それとともに、第1又は第2のフランジ部の縁部と第2のフラップとが互いに重なり合うので、第1のフランジ部と第2のフランジ部との突き合せ部分の強度を充分に確保することができる。
【0022】
端板から一体に折り曲げられた第1のフラップは側板の嵌合溝に挿入されるので、端板と側板との突き合わせ作業を第1のフラップおよび嵌合溝をガイドとして行うことができる。しかも、第1のフラップは側板の内側に入り込むので、端部材の切断端となる第1のフラップが器具本体の外に露出することはない。そのため、第1および第2のフランジ部の縁部の突き合せ部分が目立ち難くなることと合わせて、器具本体の品質をより一層高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を、直付け形の照明器具に適用した図1ないし図7にもとづいて説明する。
【0024】
図1は天井直付け形の二灯式の照明器具21を開示している。この照明器具21は、二本の直管形けい光ランプ22を支持する器具本体23を備えている。器具本体23は、下向きに開放された偏平な箱状をなしており、この器具本体23の下端にけい光ランプ22を露出させる投光用の開口部24が形成されている。
【0025】
器具本体23は、けい光ランプ22の管軸方向に延びるシャーシ25と、このシャーシ25の長手方向に沿う両端部に連結された一対の端部材26a,26bとを備えている。これらシャーシ25および端部材26a,26bは、夫々カラー鋼板を素材とした板金プレス加工部品にて構成されている。
【0026】
図3および図5に示すように、シャーシ25は、器具本体23の側面を構成する一対の側板27a,27bと、これら側板27a,27bの開口部24に臨む下端からこの開口部24の内側に向けて直角に折り曲げられた第1のフランジ部28と、上記側板27a,27bの第1のフランジ部28の間に跨るベース29とを備えている。
【0027】
側板27a,27bは、器具本体23の長手方向に沿って延びている。これら側板27a,27bの上端縁部には、内向きに曲げられたガイド部31が形成されている。ガイド部31は、側板27a,27bの内面と向かい合っており、これらガイド部31と側板27a,27bの内面との間には、嵌合溝32が形成されている。嵌合溝32は、シャーシ25の長手方向に沿う両端に開放されている。また、ガイド部31は、係合部33を有している。係合部33は、嵌合溝32に連なるような切り欠きにて構成され、上記シャーシ25の長手方向に沿う両端部に位置されている。
【0028】
上記ベース29は、第1のフランジ部28の先端から上向きに延びる一対の側板部35a,35bと、これら側板部35a,35bの上端の間に跨る天板部36とを備えている。
【0029】
側板部35a,35bは、上方に進むに従い互いに近接する方向に傾斜されており、これら側板部35a,35bの長手方向に沿う両端縁部37には、夫々係止爪38が形成されている。この係止爪38の側板部35a,35bに連なる付け根には、図4に示すような切り欠き38aが形成されており、この切り欠き38aの存在により係止爪38の根元の幅が狭められている。そのため、係止爪38の根元の剛性が低下し、この係止爪38を根元から容易に折り曲げられるようになっている。
【0030】
上記天板部36は、略平坦な板状をなしている。この天板部36は、側板27a,27bの上端部間に位置されているとともに、図示しないボルトを介して天井面39に固定されている。
【0031】
なお、側板部35a,35bおよび天板部36は、反射板としての機能を兼ね備えている。
【0032】
図3や図4に示すように、上記側板27a,27bの長手方向に沿う両端部41は、ベース29の両端部よりも器具本体23の長手方向に突出されている。この側板27a,27bの両端部41の端縁41aは、器具本体23の厚み方向に沿って延びている。そして、側板27a,27bとベース29とに跨る第1のフランジ部28は、側板27a,27bの端縁41aと上記ベース29の両端縁部37とを結ぶ第1の縁部42を有している。この第1の縁部42、端縁41aおよび両端縁部37は、器具本体23の板金プレス作業時にせん断加工された切断端となっている。
【0033】
第1のフランジ部28の第1の縁部42は、図4および図7に最も良く示されるように、側板27a,27bの端縁41aから側板部35a,35bの両端縁部37の方向に進むに従い側板27a,27bから遠ざかる方向に傾斜されている。この第1の縁部42の側板27a,27bに対する傾斜角度θ1は、45°に設定されている。
【0034】
上記端部材26a,26bは、図3に一方の端部材26aを代表して示すように、シャーシ25の側板27a,27bの端部間に跨る端板45と、この端板45の開口部24に臨む下端縁からこの開口部24の内側に向けて直角に折り曲げられた第2のフランジ部46と、この第2のフランジ部46の先端から上向きに延びるソケット支持板47とを備えている。
【0035】
端板45は、側板27a,27bと直交する方向に延びている。この端板45の両端部には、夫々直角に曲げられた第1のフラップ48が一体に形成されている。第1のフラップ48は、側板27a,27bの両端部41に向けて延びており、この第1のフラップ48の上端部は、側板27a,27bの嵌合溝32に挿入されている。そのため、第1のフラップ48は、側板27a,27bの内側に入り込んで、これら側板27a,27bによって覆い隠されている。
【0036】
第1のフラップ48の上端部には、嵌合凸部49が一体に切り起こされている。嵌合凸部49は、上記ガイド部31の係合部33に嵌合されており、この嵌合により、端板45と側板27a,27bとが互いに直角に突き合わされた状態で一体的に連結されている。
【0037】
この結果、側板27a,27bの端縁41aは、端板45によって覆われておらず、この端板45を挟んだ両側において上記器具本体23の外方に露出されている。
【0038】
図6に示すように、第2のフランジ部46は、上記端板45と側板27a,27bとで規定される器具本体23の角部51において、上記シャーシ25の第1のフランジ部28に連なっている。この第2のフランジ部46は、第1のフランジ部28の第1の縁部42に突き合わされる第2の縁部52と、この第2の縁部52に連なる第2のフラップ53とを有している。
【0039】
図4に最も良く示されるように、第2の縁部52は、第1のフラップ48と端板45とで規定される角部からソケット支持板47に向けて延びている。そして、この第2の縁部52は、ソケット支持板47の方向に進むに従い端板45から遠ざかる方向に傾斜されており、この第2の縁部52の端板45に対する傾斜角度θ2 は、45°に設定されている。
【0040】
このため、上記第1のフラップ48を介して側板27a,27bと端板45とを連結した状態においては、第1および第2の縁部42,52は、器具本体23の角部51において互いに突き合わされており、このことにより第1のフランジ部28と第2のフランジ部46とが開口部24を取り囲むように連続されている。
【0041】
そして、これら第1の縁部42と第2の縁部52との突き合わせ部分は、器具本体23を開口部24の方向から見た場合に、図2の(B)や図6に示すように、上記側板27a,27bと端板45とで規定される角部51の頂点51aに連なるとともに、この頂点51aから開口部24の方向に進むに従い側板27a,27bおよび端板45から遠ざかる方向に傾斜されている。
【0042】
したがって、第1の縁部42と第2の縁部52との突き合せ部分は、器具本体23の角部51に連なる対角線状の線分となって、開口部24の方向に露出されている。
【0043】
また、上記第2のフラップ53は、上記第1のフランジ部28の厚みに相当する段差を有して第2の縁部52に連なるとともに、この第2の縁部52から第1のフラップ48に向けて水平に張り出している。この第2のフラップ53は、端板45と側板27a,27bとを連結する時に、第1のフランジ部28の端部に当てがわれるようになっている。そして、第2のフラップ53は、端板45と側板27a,27bとを連結した状態において、第1のフランジ部28の上面に重ね合わされている。
【0044】
上記ソケット支持板47は、端板45と平行に配置されている。ソケット支持板47は、上記ベース29の長手方向に沿う両端部に突き合わされている。ソケット支持板47の下端の両側部には、シャーシ25の係止爪38が挿入されるスリット状の係止孔54が形成されている。
【0045】
そのため、上記端板45と側板27a,27bとは、係止爪38を係止孔54に位置合わせした状態で互いに突き合わされるようになっており、この係止爪38は、係止孔54に挿入した後、その根元から直角に折り曲げることでソケット支持板47に連結されている。
【0046】
この際、係止爪38は、切り欠き38aの存在によりその付け根の剛性が低く抑えられているので、係止爪38を手作業で容易に折り曲げることができ、ベース29とソケット支持板47とを連結する際の作業性が良好となる。
【0047】
図3に示すように、ソケット支持板47の縁部には、シャーシ25に向けて直角に折り曲げられた一対の第3のフラップ56a,56bおよび第4のフラップ57a,57bが形成されている。第3のフラップ56a,56bは、シャーシ25の側板部35a,35bの内面に重ね合わされているとともに、第4のフラップ57a,57bは、シャーシ25の天板部36の内面に重ね合わされている。そして、第4のフラップ57a,57bは、側板27a,27bと端板45を連結した状態において、ブラインドリベット58を介して天板部36に結合されている。
【0048】
ソケット支持板47は、ベース29の側板部35a,35bおよび天板部36と協働してランプ収容室60を構成している。ランプ収容室60は、開口部24を介して下向きに開放されている。
【0049】
図2や図5に示すように、端部材26a,26bのソケット支持板47には、夫々一対のランプソケット61が取り付けられている。ランプソケット61は、ランプ収容室60に臨むとともに、器具本体23の長手方向に向かい合っており、これらランプソケット61にけい光ランプ22の口金が支持されている。けい光ランプ22は、上記ランプ収容室60の内部において、互いに離間して平行に配置されている。
【0050】
また、シャーシ25の天板部36の下面には、電源端子台62および点灯装置63が支持されている。電源端子台62および点灯装置63は、けい光ランプ22の間に配置されているとともに、反射板64によって覆われている。反射板64は、天板部36に取り外し可能に支持されており、上記けい光ランプ22の間を通じて下向きに突出されている。
【0051】
このような構成の照明器具21によると、シャーシ25と端部材26a,26bとを連結した時に互いに突き合わされる第1のフランジ部28の第1の縁部42と第2のフランジ部46の第2の縁部52は、夫々側板27a,27bと端板45とで規定される角部51の頂点51aに連なるとともに、この頂点51aから開口部24の方向に進むに従い側板27a,27bおよび端板45から遠ざかる方向に45°の角度で傾斜されている。
そのため、第1の縁部42と第2の縁部52との突き合わせ部分は、図6に見られるように、器具本体23の角部51に連なる対角線状の線分となって、開口部24の方向に露出されるに止まることになる。
【0052】
すなわち、第1および第2の縁部42,52は、互いに直交し合う側板27a,27bや端板45に対し斜めの合わせとなるから、これら第1および第2の縁部42,52が端板45や側板27a,27bと同じ面上に隣り合った状態で位置されることはない。
【0053】
しかも、第1および第2の縁部42,52は,互いに突き合わされているので、その切断端(切口)となる合面が見えることもない。したがって、器具本体23を組み立てた状態において、第1および第2の縁部42,52が目立ち難くなり、特に器具本体23の角部51の体裁を良好に維持することができる。
【0054】
加えて、第1および第2の縁部42,52が目立ち難くなるので、器具本体23を組み立てた後に、縁部42,52にやすり掛けのような手作業による格別な仕上げ加工を施す必要はなく、その分、器具本体23の組み立て工数を削減することができる。よって、従来との比較において、器具本体23の製造コストを低減することができ、安価な照明器具21を得ることができる。
【0055】
また、上記構成によると、第2のフランジ部46は、第2の縁部42に連なる第2のフラップ53を有するので、第1のフランジ部28の第1の縁部42と第2のフランジ部46の第2の縁部52とを突き合わせる際には、第1のフランジ部28の両端部を第2のフラップ53に沿わせて第2のフランジ部46の第2の縁部52に導くことができる。
【0056】
このため、第2のフラップ53が第1の縁部42を第2の縁部52に突き合わせる際のガイドとして機能するので、第1の縁部42と第2の縁部52とを精度良く確実に突き合わせることができ、器具本体23の組み立て作業を容易に行なうことができる。
【0057】
加えて、器具本体23を組み立てた時に、第1のフランジ部28の両端部と第2のフラップ53とが重なり合うので、第1のフランジ部28と第2のフランジ部46との突き合わせ部分の強度を充分に確保することができる。
【0058】
さらに、側板27a,27bと直交する方向に延びる端板45の端部には、直角に曲げられた第1のフラップ48が形成され、この第1のフラップ48は、側板27a,27bの内側に入り込んでいるから、器具本体23を側面27a,27bの方向から見た場合に、端部材26a,26bの切断端が外方に露出されることはない。そのため、第1および第2の縁部42,52の突き合わせ部分が側面27a,27bの方向に露出されずに済むことと合わせて、器具本体23の品質をより一層高めることができる。
【0059】
なお、上記実施の形態では、シャーシや端部材をカラー鋼板にて構成したが、本発明はこれに限らず、未塗装の鋼板を用いた板金プレス加工部品にて構成しても良い。
【0060】
さらに、上記実施の形態では、第2のフランジ部に第2の縁部に連なるフラップを形成したが、第1のフランジ部に第1の縁部に連なるフラップを形成しても良い。
【0061】
また、本発明に係る照明器具は、天井面に直付けするものに特定されず、例えば吊り具を介して天井面から吊り下げるようにしても良い。
【0062】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、第1および第2のフランジ部の縁部は、互いに直交し合う側板や端板に対し斜めの合わせとなるから、これら縁部が端板や側板と同じ面上に隣り合った状態で露出されることはないとともに、これら縁部の互いに突き合わされる合面が見えることもない。したがって、器具本体を組み立てた状態において、第1および第2のフランジ部の突き合わせ部分が目立ち難くなり、特に器具本体の角部の体裁を良好に維持することができる。
【0063】
その上、器具本体を組み立てた後に、第1および第2のフランジ部の縁部にやすり掛けのような手作業による格別な仕上げ加工を施す必要もなくなるので、器具本体の組み立て工数を削減することができる。よって、従来との比較において、器具本体の製造コストを低減することができ、その分、安価な照明器具を得ることができる。
さらに、本発明によれば、第2のフラップをガイドとして第1のフランジ部の縁部と第2のフランジ部の縁部とを互いに突き合わせることができ、第1のフランジ部と第2のフランジ部とを精度良く確実に位置合わせして、器具本体の組み立て作業を容易に行うことができる。それとともに、第2のフラップを利用して第1のフランジ部と第2のフランジ部との突き合せ部分の強度を充分に確保することができる。
加えて、第1のフラップおよび嵌合溝をガイドとして端板と側板との突き合わせ作業を行うことができるとともに、第1のフラップは側板の内側に入り込むので、端部材の切断端となる第1のフラップが器具本体の外に露出することはない。そのため、第1および第2のフランジ部の縁部の突き合せ部分が目立ち難くなることと合わせて、器具本体の品質をより一層高めることができるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る照明器具の斜視図。
【図2】(A)は、器具本体を開口部の方向から見た平面図。
(B)は、図2の(A)の2F部を拡大して示す平面図。
【図3】シャーシの端部およびこの端部に突き合わされる端部材を示す斜視図。
【図4】シャーシの第1のフランジ部および端部材の第2のフランジ部の形状を示す斜視図。
【図5】照明器具の断面図。
【図6】器具本体の角部の形状を示す斜視図。
【図7】第1のフランジ部の第1の縁部および第2のフランジ部の第2の縁部の形状を示す平面図。
【図8】従来の照明器具の斜視図。
【図9】(A)は、器具本体の角部の形状を示す斜視図。
(B)は、シャーシの第1のフランジ部および端部材の第2のフランジ部の形状を示す斜視図。
【符号の説明】
23…器具本体、24…開口部、25…シャーシ、26a,26b…端部材、27a,27b…側板、28…第1のフランジ部、29…ベース、32…嵌合溝、38…係止爪、42,52…縁部、45…端板、46…第2のフランジ部、47…ソケット支持板、48…第1のフラップ、51…角部、51a…頂点、53…第2のフラップ、54…係止孔。

Claims (1)

  1. 投光用の開口部を有する箱形の器具本体を備え、この器具本体は、板金プレス加工部品からなるシャーシと、このシャーシの端部に連結された板金プレス加工部品からなる端部材と、を有し、
    上記シャーシは、互いに向かい合う一対の側板と、これら側板の上記開口部に臨む縁部からこの開口部の内側に向けて延びる第1のフランジ部と、上記側板の第1のフランジ部の間に跨るベースの端部に形成された係止爪と、上記側板の上記第1のフランジ部とは反対側の縁部を内向きに曲げることにより形成され、上記側板の端部に開放された嵌合溝と、を含み、
    上記端部材は、上記側板の端部間に跨る端板と、この端板の上記開口部に臨む縁部からこの開口部の内側に向けて延びる第2のフランジ部と、前記第2のフランジ部から延びるソケット支持板と、前記ソケット支持板に設けられ上記シャーシの係止爪が挿入される係止孔と、上記端板の端部から上記側板の端部に向けて一体に折り曲げられ、上記シャーシの嵌合溝に挿入可能な第1のフラップと、を含み、
    上記係止爪と上記係止孔とを位置合わせした状態で、上記第1のフラップを上記嵌合溝に挿入して上記側板の内側に入り込ませることで、上記シャーシの側板と上記端部材の端板および上記係止爪と上記係止孔とがそれぞれ互いに突き合わされるとともに、上記シャーシの第1のフランジ部と上記端部材の第2のフランジ部とが上記側板と上記端板とで規定される角部において連続され、係止爪が係止孔に挿入されて、この係止爪を根元から直角に折り曲げることでシャーシの測板部がソケット支持板に連結される照明器具であって、
    上記第1および第2のフランジ部は、上記角部において互いに突き合わされる縁部を有し、これら縁部は、上記器具本体を開口部の方向から見た場合に、上記側板と上記端板とで規定される角部の頂点から上記開口部の方向に進むに従い上記側板および上記端板から遠ざかる方向に傾斜するとともに、
    上記第1のフランジ部および上記第2のフランジ部のうちのいずれか一方に第2のフラップを一体に形成し、この第2のフラップは、他方のフランジ部の厚みに相当する段差を有して一方のフランジ部の縁部に連なるとともに、上記側板と上記端板とを突き合わせる時に他方のフランジ部に重ね合わされて、上記第1のフランジ部の縁部と上記第2のフランジ部の縁部との突き合せを案内することを特徴とする照明器具。
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