JP2000135799A - インクジェット記録装置および記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置および記録方法

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JP2000135799A
JP2000135799A JP31035198A JP31035198A JP2000135799A JP 2000135799 A JP2000135799 A JP 2000135799A JP 31035198 A JP31035198 A JP 31035198A JP 31035198 A JP31035198 A JP 31035198A JP 2000135799 A JP2000135799 A JP 2000135799A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ページ内にて階調性と解像度に優れ、粒状
感が低減された画像を得る事ができ、更に高速かつ良好
なプリント品位で文章、作画、表画像を得る事ができる
インクジェット記録方法を提供する。 【解決手段】 2色以上の濃インクと2色以上の淡イン
クと、該各色のそれぞれの濃淡インクに対応させて形成
した複数のインク吐出口を有するインクジェットヘッド
を用いた記録方法において、インクジェットヘッドを主
走査方向に走査させる事で所望のプリントを行う場合、
形成に係る画像の内容に応じ濃インクのみの画像を形成
するための印字走査数より濃インク及び淡インクの双方
を用いる画像形成のための印字走査数の方を多く設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置および方法に関するものであり、特に複数色のイ
ンクとそれぞれの色に対応したインク吐出口(以下、ノ
ズルとする)を有するインクジェットヘッドを使用し
て、多色画像の記録を行うインクジェット記録装置、さ
らには通常の濃インクと、濃インクの染料濃度より低い
染料濃度の淡インクとを用いるインクジェットヘッドを
使用したインクジェット記録装置に提供して好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット記録装置におい
て文章、図表、写真、絵等の画像をカラーにて形成する
場合、通常、BlacK(黒)、Cyan(シアン)、
Magenta(マゼンタ)、Yellow(黄)の4
色のインクによって表現するようにしており、中間階調
のほとんど無い画像に対しては、これら各色の濃インク
のみで画像形成を行った方が好ましく、また、それ故各
ノズルの誤差による影響も少ない為、従来からのインク
ジェット記録方法では、画像形成速度を優先し、画像形
成のための走査を1回程度に抑制して画像を形成してい
る。
【0003】一方、色調の中間階調を表現する手法とし
ては、記録媒体に形成される一定サイズのインクドット
について単位面積当たりに形成するドットの数を制御し
て中間調を表現するドット密度制御方式、インクドット
のサイズを制御して中間調を表現するドット径制御方
式、あるいはまた染料濃度の異なるインクを用い、染料
濃度の低い淡インクを中間調に用いる事で中間階調を表
現する濃淡インク方法等が提案されており、特に、出力
する画像が色調の中間階調を多く含む、例えば写真調の
画像の場合には濃淡インクを有効に用いる事で粒状感を
低減させた画像再現が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、シリアルスキャンタイプのインクジェット記録装置
にあって、小型化および低価格化を目的とし、かつ濃淡
インクを用いた記録を実現するべく、同一記録ヘッド内
で各々の色に対するノズルを濃インクと淡インク用に分
割して使用する場合、一色当たりに割り当てられるノズ
ル数は減少するので、一回のプリント走査により画像形
成可能なプリント範囲は単色用の記録ヘッドに比べ減少
してしまう。
【0005】また、インクジェットヘッド内の各ノズル
は、その製造上の誤差等により、実際に吐出されるイン
クドットと記録媒体上の本来的な着弾位置との間に、あ
る範囲内で差を生じてしまう。従って、こうした各々の
ノズルのバラツキを画像上で目立たなくする為に、中間
調表現方法によりインクドットを紙面上に形成する際に
は、インクジェットヘッド内の各ノズルの上記誤差によ
る画像への影響を低減すべく、所定のプリント範囲を一
回のみ走査するのではなく、2回以上の走査を行うこと
(所謂マルチスキャン)によって画像形成する事で良好
な画像を得るようにしている。
【0006】以上のように、文字、線等からなる文章や
図、表の如く階調表現を必要としない画像に関しては、
濃インクのみのノズル群を持つヘッドを用い、走査を一
回程度に抑制して記録速度を優先するのが好ましい一
方、写真、絵等の如く濃淡インクを用いて中間階調を表
現する際には、記録時間は増大するが、濃淡インクのノ
ズル群をもつヘッドをマルチスキャンして画像品位の向
上を図っている。これらは各種画像の性質に応じた記録
という点では好ましいが、インクジェットプリンタのユ
ーザーが1ページ内においてその記録方式を変更するこ
とは極めて困難であった。
【0007】つまり、1ページ内に中間階調を有する写
真調の画像と、文章、図および表等の中間階調を有さな
い画像とが混在する場合、ユーザーは、階調表現または
記録速度のいずれを優先するかの優先かの二者択一の選
択を行い、他方を犠牲としているのが現状である。
【0008】本発明は、上記の問題を解決する為になさ
れたものであり、1ページ内にて階調性と解像度に優
れ、粒状感が低減された画像を得る事ができ、更に高速
かつ良好なプリント品位で文章、図、表等を得る事がで
きるインクジェット記録装置および方法を提供する事を
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
の構成は、インクを吐出する記録ヘッドを記録媒体に対
し相対的に走査することによって画像形成を行うインク
ジェット記録装置であって、形成に係る画像および/ま
たは前記記録ヘッドの構成に応じて、前記走査の回数を
変更設定する設定手段または設定工程を具えたことを特
徴とする。
【0010】ここで、少なくとも濃淡2種の濃度のイン
クを吐出可能な吐出部を有する前記記録ヘッドを用いて
画像形成を行うにあたっては、該設定手段または工程
は、前記形成に係る画像のうち1種のみのインクを使用
して形成すべき領域に対する走査回数より、2種のイン
クを使用して形成すべき領域に対する走査回数を多く設
定するようにすると共に、複数の色に対応して前記少な
くとも2種の濃度のインクが用いられ、前記記録ヘッド
は、各濃度毎に、前記走査の方向とは異なる方向に配列
された前記複数の色に対応したインクの吐出口群を有す
るようにすることもできる。
【0011】また、前記設定手段または工程は、前記走
査の方向に配列されたインクの吐出口群が分割されて使
用される構成の記録ヘッドを用いる場合の前記走査の回
数を、前記分割がなされない構成の記録ヘッドを用いる
場合の前記走査の回数より多く設定するようにしている
が、この場合、前記分割がなされない記録ヘッドに対す
る走査の回数をN1、前記吐出口群が2つに分割される
記録ヘッドに対する走査の回数をN2、前記吐出口群が
3つに分割される記録ヘッドに対する走査の回数をN
3,前記吐出口群がXに分割される記録ヘッドに対する
走査の回数をNXとした場合、前記設定手段は、N1<
N2<N3<…<NXとなるように、走査回数を定める
ようにし、また複数の色を用いた画像形成が可能で、1
色によって画像を形成する際の走査回数をM1、2色に
よって画像を形成する際の走査回数をM2、X色によっ
て画像を形成する際の走査回数をMXとした場合、前記
設定手段は、M1<M2<・・<MXとなるように、走
査回数を定めるようにすることもできる。
【0012】また、前記設定手段は、入力された画像デ
ータについて所要の判断を行う手段、前記判断に基づい
て前記画像形成に用いるインクおよび/または記録ヘッ
ドと前記走査の回数とを決定する手段を有することがで
きると共に、前記決定に応じて記録動作を制御する制御
手段を具えることもできる。
【0013】またさらに、本発明の記録装置または方法
においては、前記記録ヘッドが、インクを吐出するため
に利用されるエネルギとしてインクに膜沸騰を生じさせ
る熱エネルギを発生する電気熱変換体を有することも可
能である。
【0014】上記により、中間階調を有する画像に対し
ては写真調の画像再現を可能とし、線、文字等の中間階
調を有さない文章、作画、表画像に対して高速印字を可
能とした。
【0015】また上記のプリント方法を1ページ内にて
可変とし、入力画像に適したプリント方法を行うことで
最適な出力の実現を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0017】(第1実施形態)図1は、本発明の一実施
形態によるインクジェット記録装置の概略構成を示す。
【0018】図1において、キャリッジ1はガイドシャ
フト2によってガイドされ、不図示のキャリッジモータ
の駆動に連動する駆動ベルト5により平行移動させられ
る。キャリッジ1の下端部にインクジェットヘッド部1
0を有するカートリッジ3が着脱可能に装着されると共
に、該カートリッジ3にはインクジェットヘッド部10
にインクを供給するためのインクタンク6がやはり着脱
自在に装着されている。また、キャリッジ1には他のカ
ートリッジ4がやはり着脱可能に装着されているが、こ
れはインクジェットヘッド部10およびインクタンク部
6とそれぞれ同様の形態のインクジェットヘッド部9と
インクタンク部7を有している。
【0019】インクジェットヘッド部10から吐出され
るインクはヘッド部10に対向するプリント媒体、即ち
記録用紙8上に着弾し、画像を形成する。記録用紙8は
不図示の搬送モータと、該モータに連動する不図示の給
紙ローラおよび排紙ローラとによってプリント動作と連
動して給排紙されていく。
【0020】図2は、インクジェットカートリッジ3の
詳細図を示す。濃淡カラーインクタンク6はインクジェ
ットヘッド部10を有するカートリッジ3の後部上方か
ら取り付けられ、不図示の供給路からインクを供給す
る。高品位プリント用のカラーインクタンクは濃シア
ン、濃マゼンタ、濃イエロー、淡シアン、淡マゼンタ、
淡イエローのインク収納部を一つの筐体に備え、それぞ
れのインク収納部は分離壁等によって分割されている。
11及び12はインクを吐出するための吐出口が形成さ
れた面(以下、吐出口面)であり、各色のインクに対応
した吐出口群が形成されている。
【0021】一方、高品位を要さない通常品位でのカラ
ー画像形成を行う際には、濃シアン、濃マゼンタおよび
濃イエローのインク収納部を有するインクタンクと、そ
れら各色インクを吐出するための吐出口群を有したイン
クジェットヘッド部とを具備し、同様の形状を有するカ
ートリッジが、カートリッジ3に対して置換して用いら
れる。あるいは、インクジェットヘッド部においてイン
ク混合に伴う不都合が生じなければ、インクタンク部の
みが置換されるようにしてもよい。
【0022】また、インクジェットカートリッジ4にお
いても基本的構成は同様であるが、例えばブラックイン
クの収納部を有するインクタンクと、ブラックインクを
吐出するための吐出群を有したインクジェットヘッドと
を具備したものとすることができる。
【0023】なお、インクタンク装着部としては1つの
カートリッジのみを装着可能なものを用い、上記3個の
インクタンク部ないしカートリッジを所望に応じて選択
的に装着し、用いるようにしてもよい。
【0024】図3は、図2に示すインクジェットヘッド
部10の吐出口面11,12及びそのインクジェットヘ
ッド部10と他のインクジェットヘッド部9を2つ並列
した場合の吐出口面から見た図である。図に示す黒点は
インク吐出口群を示す。
【0025】インクジェットヘッド部からのインク滴の
吐出は、例えば吐出口内方の液路に設けられた発熱体に
電気エネルギーを与え、これに応じた発熱体の発熱によ
り発生したインク中の気泡によって達成されるものとす
ることができる。
【0026】インクジェットヘッド部10および9はプ
リント媒体である用紙8に対して、相対的に移動する。
図で、矢印方向の示すX方向は主走査方向(キャリッジ
1の移動方向)であり、これと直交したY方向は副走査
方向(用紙の搬送方向)である。
【0027】インクジェットヘッド部10には濃イエロ
ー(Y)、濃マゼンタ(M)およびおよび濃シアン
(C)の3色調の各々に対応したノズル群100Y、1
00Mおよび100Cと、淡イエロー(y)、淡マゼン
タ(m)および淡シアン(c)の3色調の各々に対応し
たノズル100y、100mおよび100cとが具備さ
れている。一方、インクジェットヘッド部9にはブラッ
ク(Bk)および処理剤(S)に対応したノズル群90
Bkおよび90Sが具備されている。なお、処理剤は、
インク中の染料または顔料等の色素材を凝集または不溶
化することで、耐水性、定着性を向上させる等の目的で
付与されるものであり、インク吐出の前または後に吐出
されるものである。
【0028】インクジェットヘッド部10の各色のノズ
ル群100C、100Mおよび100Yは直線状にかつ
複数列配列され、またそれらに対して平行に淡インクの
ノズル群100c、100m、および100yの群が同
様に配列されている。また、ヘッド部9の各色のノズル
群90Bkおよび90Sは各々直線状に平行に配置され
ている。
【0029】各色におけるノズル群の各ノズル相互間の
配置ピッチは約42.3ミクロンであり、記録画素のピ
ッチと同一である。即ち全体で600dpiの記録密度
で記録する。また、各色のインクのノズル列同士の間の
距離も42.3ミクロンの倍数である。記録密度は、X
方向も同様になるよう制御される。
【0030】各ノズルから吐出するインク等の平均的な
量は、ノズル群100C、100M、100Y、100
c、100m、100yおよび90Sのそれぞれのノズ
ルについては約17.5pl(ピコリットル)であり、
ノズル群90Bkのノズルについては30plである。
【0031】図4は、図1に示したインクジェット記録
装置の制御系の構成例を示すブロック図である。
【0032】キャリッジ1に装着されたインクジェット
ヘッドの種類は、キャリッジ等に設置したヘッド種類検
知手段13によって認識され、電気信号として主制御部
14へ送られる。またホストコンピュータ17(画像デ
ータの供給源をなすものであり、情報処理装置としての
コンピュータの他、画像読取り手段としてのリーダの形
態等を採るものでもよい)からの印刷すべき画像データ
もまた主制御装置14へ送られる。次に、それらの情報
が、画像データ処理手段15に送られ、該画像の色情報
に応じて画像データを変換してそれをヘッド制御部16
へ出力し、ここでヘッド種類検知手段13のデータを参
照して使用ヘッドを決定する。
【0033】主制御部14は、記録装置全体の中心的な
制御部を有し、マイクロコンピュータ形態のCPU、該
CPUが実行する所要の制御手順に対応したプログラム
その他の固定データを格納したROM、作業用領域を有
するRAM等を有している。また、本体制御手段18
は、主制御部14の下、装置各部の駆動制御を行う制御
群であり、ヘッドの主走査を行わせるための源をなすキ
ャリッジモータの制御部19、インクジェットヘッドの
吐出動作を制御するためのヘッド制御部16、および記
録紙の送り(副走査)を制御するための制御部を有す
る。
【0034】図5は、入力された画像を形成するために
インク種や、プリント走査回数を判断決定する際の処理
過程の一例を示すフローチャートである。
【0035】まず、ステップS1にてホストコンピュー
タ17からプリントすべき指定情報が送信され、記録装
置への画像データの入力が行われる。次にステップS2
において、当該画像が濃淡インクによる階調画像形成を
要するものか否かの判断及び決定を行う。ここでもし濃
淡インクによる画像形成が必要な場合はステップS4、
また濃インクのみの画像形成を行う場合はステップS3
にてそれぞれ各色への振り分けを行うのであるが、その
際にヘッド種類検知手段の出力を参照したヘッドの選択
なども必要に応じて行う。
【0036】次にステップS5にてプリント走査回数の
判断及び決定を行うが、前ステップまでに振り分けられ
た各色に対して複数回のプリント走査が必要な場合はス
テップS7、また一回のプリント走査で問題ない場合は
ステップS6にてプリント走査への振り分けを行い、そ
れによりステップS8にて画像データ処理手段15によ
る画像信号処理およびヘッド制御部16でインク吐出動
作の制御を行い画像を形成する。そして最終的にステッ
プS9にて、例えば1ページ分の記録終了か否かを判断
する。
【0037】上記のフローチャートに基づき制御の過程
で、図3(a)および(b)にそれぞれ示したノズル群
を有するインクジェットヘッド部10および9は主走査
方向に移動しつつ駆動され、所望のプリントが行われ
る。
【0038】以上の動作により、1ページ内に中間階調
表現の必要な写真調などの画像と、線、文字等による中
間階調表現の不要な、図、表などの画像とが混在する場
合において、中間階調表現を行う部分には、各ノズルの
有する精度、すなわちインクドットおよび記録媒体上で
の着弾位置誤差が画像に与える影響を抑制するために、
複数回の走査が行われる。一方、中間階調表現の不要な
部分に対しては1回の走査により画像形成行われる。
【0039】また、中間階調部は、染料濃度の低い淡イ
ンクを適宜用いて画像を形成し、色調中間部の粒状感性
を抑制することが可能となり非常に階調表現に優れた画
像形成を行える。
【0040】なお、中間階調表現による画像形成の要否
の判断は、例えばホストコンピュータ17側において行
う画像処理の過程で、ユーザもしくはアプリケーション
により1ページの画像中に対する指定として行い、当該
指定情報をインクジェット記録装置に対して画像データ
に付加して送信するものでもよいし、インクジェット記
録装置側にそのような機能を設けるものでもよい。
【0041】(他の実施形態)さて、図3(a)に示す
様なノズル群を有するインクジェットヘッド部10は、
小型化および低廉化を目的として、通常、インク吐出の
ために用いられる、エネルギーを発生する電気熱変換体
などの素子を形成した1枚の基板に対し、液路および共
通液室を構成するための溝部およびインク供給口21を
有する天板20を接合することにより、図6(b)に示
すように複数に分割する事で複数色のインクの吐出を可
能としている。
【0042】しかしながら、1つの基板が複数色に分割
された構成のインクジェットヘッド部10では1色当た
りのノズル数が減少してしまい、よって、一回の走査で
プリント可能な範囲も狭くなり、これを複数回走査する
ことはプリント動作に係る時間の更なる増加を招くこと
になる。
【0043】これに対して、図3(b)に示すようなノ
ズルを有するインクジェットヘッド部9は、図6(a)
に示すように上記した1枚の基板を分割しないように構
成した天板22を接合することにより、1つの基板に対
して1色を吐出するように構成されているが、このよう
にすることにより、上記一つの基板を複数に分割した時
のようなプリント時間の増加は避けられる。
【0044】本発明の第2の実施形態では、副走査方向
に各色インクのノズル群の配列範囲が分割されていない
図7の様なヘッド、すなわち各色ごとに所定範囲にわた
ってノズルを分割せずに配列した構成のヘッド用いる場
合その他にも適切な走査回数を定めるようにする。
【0045】第2の実施形態においても上記第1例と同
様の装置構成および制御系の構成を採用し、同様の動作
手順を採り得るが、本例の場合には、装着されたヘドの
種別の判定(図3(a)のようなヘッドか、あるいは図
7のようなヘッドかなど)に応じて適切な走査回数を決
定すればよい。
【0046】一般化すれば、1色のみのノズル群を副走
査方向に一列に並べて構成したヘッドによって行われる
プリント走査の回数をN1、同様に2色を色別に副走査
方向に分割して1列に並べたノズル群(各色毎に主走査
方向の配列位置がシフトしたものでもよい)もヘッドに
よって行われるプリント走査の回数をN2、そして、同
様にX色を色別に副走査方向に分割して1列に並べたノ
ズル群を主走査方向にX列分並置して構成したヘッドに
よるプリント走査の回数をNXとした場合、N1<N2
<…・<NX、の関係となるように、装着されたヘッド
の構成に合わせて適切な走査回数を定めることにより、
固定的に走査回数を定める場合のように必要以上に画像
形成に係る時間を要することなく、ヘッドの構成に応じ
て適切に走査回数を選定した画像形成が可能となる。
【0047】次に、画像を形成する色数が異なる場合に
ついても本発明の適用は有効である。
【0048】画像を形成する色が単一色ないしは単一色
調の場合、ほかの色とのにじみあるいは混色を考慮する
必要はない。しかしながら複数色ないしは複数色調によ
って画像を形成する場合、同一回のプリント走査で異な
る色の画像形成を行うと、記録媒体上で各色のにじみあ
るいは混色が生じてしまう問題がある。また、一回のプ
リント走査で吐出されるインクの量が多いほどそのにじ
みが生じる割合は増す。従って、画像形成に用いる色数
に応じ1または複数回のプリント走査に分割して画像形
成を行った方が記録媒体上でのインク同士のにじみを抑
制できるのである。
【0049】そこで、単色による走査回数をM1とし、
2色による走査回数をM2とし、X色による走査回数を
MXとした場合、M1くM2<…・<MX、の関係をと
る、つまり画像形成に係る色数が多いほどプリント走査
回数を多くすることにより、記録媒体上でのインク同士
のにじみを抑制する事が可能となり、さらに好適な画像
を得る事が可能となる。
【0050】上記の内容は図3(a)のような構成のヘ
ッドのみならず、図7に示すようなノズル群を有するイ
ンクジェットヘッドを用いた場合にもその効果を損なう
ことはない。
【0051】また、それらのようなヘッドが装着され、
1ページ内の画像形成において選択的に用いられる場合
でも本発明は適用できる。
【0052】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0053】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。
【0054】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書,同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0055】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0056】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0057】加えて、以上説明した本発明実施例におい
ては、インクを液体として説明しているが、室温やそれ
以下で固化するインクであって、室温で軟化もしくは液
化するものを用いてもよく、あるいはインクジェット方
式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものを用いてもよい。
【0058】さらに加えて、熱エネルギによる昇温を、
インクの固形状態から液体状態への状態変化のエネルギ
として使用せしめることで積極的に防止するため、また
はインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱
によって液化するインクを用いてもよい。いずれにして
も熱エネルギの記録信号に応じた付与によってインクが
液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到
達する時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱
エネルギの付与によって初めて液化する性質のインクを
使用する場合も本発明は適用可能である。このような場
合のインクは、特開昭54−56847号公報あるいは
特開昭60−71260号公報に記載されるような、多
孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保
持された状態で、電気熱変換体に対して対向するような
形態としてもよい。本発明においては、上述した各イン
クに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実
行するものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
形成に係る画像や記録ヘッドの構成に応じ、適切な走査
回数を配するようにしたので、例えば、1ページ内にて
各々の画像内容に適したプリント走査回数で適したイン
ク種を用いることで中間階調の写真調の好適な画像を
得、かつ高速な画像形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の1概略構成
例を示す斜視図である。
【図2】図1で使用可能なインクジェットカートリッジ
の斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態のインクジェット噴射面
の模式図である。
【図4】本発明インクジェット記録装置の制御系の構成
例を示すブロック図である。
【図5】本発明の印字フローチャートである。
【図6】本発明のインクジェットヘッドを構成する天板
部の模式図である。
【図7】本発明の第2の実施形態のインクジェットヘッ
ドのインク吐出面の模式図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 ガイドシャフト 3、4 カートリッジ 5 駆動ベルト 6、7 インクタンク 8 記録媒体 9、10 インクジェットヘッド部 11、12 インク吐出口面 13 ヘッド種類検知手段 14 主制御部 15 画像データ処理手段 16 インクジェットヘッド制御部 17 ホストコンピュータ 18 インクジェット記録装置本体制御手段 19 キャリッジモータ制御部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する記録ヘッドを記録媒体
    に対し相対的に走査することによって画像形成を行うイ
    ンクジェット記録装置であって、 形成に係る画像および/または前記記録ヘッドの構成に
    応じて、前記走査の回数を変更設定する設定手段を具え
    たことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも濃淡2種の濃度のインクを吐
    出可能な吐出部を有する前記記録ヘッドを用いて画像形
    成を行うにあたり、前記設定手段は、前記形成に係る画
    像のうち1種のみのインクを使用して形成すべき領域に
    対する走査回数より、2種のインクを使用して形成すべ
    き領域に対する走査回数を多く設定することを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 複数の色に対応して前記少なくとも2種
    の濃度のインクが用いられ、前記記録ヘッドは、各濃度
    毎に、前記走査の方向とは異なる方向に配列された前記
    複数の色に対応したインクの吐出口群を有することを特
    徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記走査の方向に配列
    されたインクの吐出口群が分割されて使用される構成の
    記録ヘッドを用いる場合の前記走査の回数を、前記分割
    がなされない構成の記録ヘッドを用いる場合の前記走査
    の回数より多く設定することを特徴とする請求項1に記
    載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記分割がなされない記録ヘッドに対す
    る走査の回数をN1、前記吐出口群が2つに分割される
    記録ヘッドに対する走査の回数をN2、前記吐出口群が
    3つに分割される記録ヘッドに対する走査の回数をN
    3,前記吐出口群がXに分割される記録ヘッドに対する
    走査の回数をNXとした場合、前記設定手段は、 N1<N2<N3<…<NX となるように、走査回数を定めることを特徴とする請求
    項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 複数の色を用いた画像形成が可能で、1
    色によって画像を形成する際の走査回数をM1、2色に
    よって画像を形成する際の走査回数をM2、X色によっ
    て画像を形成する際の走査回数をMXとした場合、前記
    設定手段は、 M1<M2<・・<MX となるように、走査回数を定めることを特徴とする請求
    項1に記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、入力された画像データ
    について所要の判断を行う手段を有することを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれかに記載のインクジェット
    記録装置。
  8. 【請求項8】 前記設定手段は、前記判断に基づいて前
    記画像形成に用いるインクおよび/または記録ヘッドと
    前記走査の回数とを決定する手段を有することを特徴と
    する請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記決定に応じて記録動作を制御する制
    御手段を具えたことを特徴とする請求項8に記載のイン
    クジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドは、前記インクを吐出
    するために利用されるエネルギとしてインクに膜沸騰を
    生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換体を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】インクを吐出する記録ヘッドを記録媒体
    に対し相対的に走査することによって画像形成を行うイ
    ンクジェット記録方法であって、 形成に係る画像および/または前記記録ヘッドの構成に
    応じて、前記走査の回数を変更設定する設定工程を備え
    たことを特徴とするインクジェット記録方法。
  12. 【請求項12】 少なくとも濃淡2種の濃度のインクを
    吐出可能な吐出部を有する前記記録ヘッドを用いて画像
    形成を行うにあたり、前記形成に係る画像のうち1種の
    みのインクを使用して形成すべき領域に対する走査回数
    より、2種のインクを使用して形成すべき領域に対する
    走査回数を多く設定する設定工程を具えたことを特徴と
    する請求項11に記載のインクジェット記録方法。
  13. 【請求項13】 複数の色に対応して前記少なくとも2
    種の濃度のインクが用いられ、前記記録ヘッドは、各濃
    度毎に、前記走査の方向とは異なる方向に配列された前
    記複数の色に対応したインクの吐出口群を有することを
    特徴とする請求項12に記載のインクジェット記録方
    法。
  14. 【請求項14】 前記走査の方向に配列されたインクの
    吐出口群が分割されて使用される構成の記録ヘッドを用
    いる場合の前記走査の回数を、前記分割がなされない構
    成の記録ヘッドを用いる場合の前記走査の回数より多く
    設定する設定工程を具えたことを特徴とする請求項11
    に記載のインクジェット記録方法。
  15. 【請求項15】 前記分割がなされない記録ヘッドに対
    する走査の回数をN1、前記吐出口群が2つに分割され
    る記録ヘッドに対する走査の回数をN2、前記吐出口群
    が3つに分割される記録ヘッドに対する走査の回数をN
    3,前記吐出口群がXに分割される記録ヘッドに対する
    走査の回数をNXとした場合、 N1<N2<N3<…<NX となるように、走査回数を定める工程を具えたことを特
    徴とする請求項14に記載のインクジェット記録方法。
  16. 【請求項16】 複数の色を用いた画像形成が可能で、
    1色によって画像を形成する際の走査回数をM1、2色
    によって画像を形成する際の走査回数をM2、X色によ
    って画像を形成する際の走査回数をMXとした場合、 M1<M2<・・<MX となるように、走査回数を定める工程を具えたことを特
    徴とする請求項11に記載のインクジェット記録方法。
  17. 【請求項17】 前記記録ヘッドは、前記インクを吐出
    するために利用されるエネルギとしてインクに膜沸騰を
    生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換体を有する
    ことを特徴とする請求項11ないし16のいずれかに記
    載のインクジェット記録方法。
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